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JP2686610B2 - Manufacturing method of thermal transfer sheet - Google Patents

Manufacturing method of thermal transfer sheet

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Publication number
JP2686610B2
JP2686610B2 JP62270372A JP27037287A JP2686610B2 JP 2686610 B2 JP2686610 B2 JP 2686610B2 JP 62270372 A JP62270372 A JP 62270372A JP 27037287 A JP27037287 A JP 27037287A JP 2686610 B2 JP2686610 B2 JP 2686610B2
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JP
Japan
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wax
heat
layer
ink layer
transfer sheet
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JP62270372A
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Japanese (ja)
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茂樹 海瀬
一夫 荻田
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は感熱転写シートの改良に関し、更に詳しくは
熱溶融性インキ層による被転写紙の地汚れを防止し、更
に表面平滑度の低い被転写紙に対しても高品質の印字を
与えることのできる感熱転写シートに関する。 (従来の技術) 従来、コンピューターやワードプロセッサーの出力プ
リントを感熱転写方式によって印字する場合には、ベー
スフイルムの一方の面に熱溶融性インキ層を設けた感熱
転写シートが使用されている。この従来の感熱転写シー
トは、ベースフイルムとして厚さ10乃至20μmのコンデ
ンサ紙やパラフィン紙のような紙或いは厚さ3乃至20μ
mのポリエステルやセロファンのようなプラスチックの
フイルムを用い、ワックスに顔料や染料等の着色剤を混
合した熱溶融性インキ層をコーティングにより設けて製
造したものである。 従来の感熱転写シートを用いて被転写紙に出力プリン
トすると、インキ層が被転写紙面に直接に接触し、両者
の摩擦によって非印字部に地汚れが発生することが多か
った。 又、感熱転写方式は、普通紙に印字できるとはいうも
のの、あらゆる普通紙に鮮明な印字ができるわけではな
い。被転写紙の平滑性をベック平滑度で表わしたとき
に、100秒以上の値を示すカレンダー処理をした上質紙
やコート紙類であれば最高の印字ができ、50秒程度の上
質紙でも充分な印字品質が得られる。しかし50秒に達し
ない平滑度の低い被転写紙を用いると、印字の鮮明さが
落ちる。これは、表面の凹凸が激しい紙においては、サ
ーマルヘッドの押しつけ圧ではインキ層と紙とが完全に
接触することができず、接触しない部分は転写不良とな
るからである。 又、感熱転写方式はインパクト方式に比べて印字速度
が遅いのが難点であり、改善が望まれている。印字の高
速化の為には、サーマルヘッドに与える熱エネルギーの
レベルを高くしなければならず、これは印字の滲みを招
く恐れがあり、上述の地汚れを更に酷くする。 上記の如き印字の際の地汚れ及び印字の滲みを無くす
る方法としては、熱溶融性インキ層の表面にワックス層
を形成する方法が知られている。 このワックス層を形成する方法としては、ワックスの
有機溶剤溶液や有機溶剤中の分散液を熱溶融性インキ層
表面に塗布及び乾燥する方法が行われている。 (発明が解決しようとしている問題点) 上記従来の方法によれば、被転写紙の地汚れ及び印字
の滲みはある程度解決されるものの、ワックス層の形成
に使用する有機溶剤によって、インキ層の一部が溶解す
るため、インキ層の厚さの不均一化や顔料の凝集が生
じ、インキ層の品質が低下するという問題が生じてい
る。又、このように形成されるワックス層は、被転写紙
が更に表面平滑性の低いものである場合には、表面層の
被転写紙に対する接着性が不足するために、サーマルヘ
ッドの圧力を小さくして高速印字を行うと十分に鮮明な
印字が得られないという問題がある。 本発明は上述の事情を背景にして為されたものであ
り、その目的は例え高速の感熱転写をしても地汚れが発
生せず、しかも表面平滑度の低い被転写紙に対しても鮮
明な印字を与えることができる感熱転写シートを提供す
ることにある。 (問題点を解決するための手段) 本発明者は種々の構成からなる感熱転写シートを試作
及び試験した結果、被転写紙に接する面に特定の表面層
を設ければ、本発明の目的達成に有効であることを見い
出した。 すなわち、本発明は、ベースフイルムの一方の面に、
熱溶融性インキ層を形成し、該インキ層の表面に、イン
キ層の転写時に被転写紙の印字部を目止する表面層を形
成する熱転写シートの製造方法において、上記表面層
を、ワックスと熱可塑性樹脂とを水と水溶性有機溶剤と
の混合媒体中に分散させた分散液を、上記インキ層の表
面に塗布し、上記ワックス及び熱可塑性樹脂の融点以下
の温度で乾燥して、ワックスの粒子と熱可塑性樹脂の粒
子とからなる表面微細凹凸形状を有するように形成する
ことを特徴とする熱転写シートの製造方法である。 (作用) 表面層の形成に際し、ワックスに加えて熱可塑性樹脂
を使用することによって、インキ層の被転写材に対する
接着性が一層向上し、表面の粗い被転写紙があっても地
汚れや印字の滲みを生じることなく高速印字が可能とな
る。 又、好ましい実施態様においては、熱可塑性樹脂粒子
を含むワックスの水中分散液により表面層を形成するこ
とによって、熱溶融性インキ層を何ら損なうこと無く、
表面が微細凹凸形状を有する表面層が形成され、印字時
にはサーマルヘッドの圧力が少なくとも、その圧力が凹
凸形状の凸部に集中するため、表面層と被転写紙との接
着性が向上し、地汚れを生じることなく高速印字が可能
となる。 (好ましい実施態様) 次に好ましい実施態様により本発明を更に詳しく説明
する。 本発明の感熱転写シートは第1図にその断面の一部を
図解的に示す様に、ベースフイルム1の一方の表面に熱
溶融性インキ層2を有し、更にその上にワックスと熱可
塑性樹脂とからなる表面層3を形成したものである。 本発明で用いられるベースフイルムとしては、従来の
熱転写シートに使用されていると同じベースフイルムが
そのまま用いることができるとともに、その他のものも
使用することができ、特に制限されない。 好ましいベースフイルムの具体例としては、例えば、
ポリエステル、ポリプロピレン、セロハン、ポリカーボ
ネート、酢酸セルロース、ポリエチレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリスチレン、ナイロン、ポリイミド、ポリ塩化ビ
ニリデン、ポリビニルアルコール、フッ素樹脂、塩化ゴ
ム、アイオノマー等のプラスチック、コンデンサー紙、
パラフィン紙等の紙類、不織布等があり、又、これらを
複合したベースフイルムであってもよい。 このベースフイルムの厚さは、その強度及び熱伝導性
が適切になるように材料に応じて適宜変更することがで
きるが、その厚さは、好ましくは、例えば、2乃至25μ
mである。 本発明で用いられる熱溶融性インキは、着色剤とビヒ
クルとからなり、更に必要に応じて種々の添加剤を加え
たものでもよい。 この着色剤としては、有機又は無機を顔料若しくは染
料のうち、記録材料として良好な特性を有するもの、例
えば、十分な着色濃度を有し、光、熱、温度等により変
褪色しないものが好ましい。 又、非加熱時には無色であるが加熱時に発生するもの
や、被転写体に塗布されているものと接触することによ
り発色するような物質でもよい。シアン、マゼンタ、イ
エロー、ブラックを形成する着色剤の外に、他の種々の
色の着色剤をも用いることができる。 ビヒクルとしては、ワックスを主成分とし、その他ワ
ックスと乾性油、樹脂、鉱油、セルロース及びゴムの誘
導体等との混合物が用いられる。 ワックスの代表例としては、マイクロクリスタリンワ
ックス、カルナバワックス、パラフィンワックス等があ
る。更に、フィッシャートロプシュワックス、各種低分
子量ポリエチレン、木ロウ、ミツロウ、鯨ロウ、イボタ
ロウ、羊毛ロウ、セラックワックス、キャンデリラワッ
クス、ペトロラタム、一部変性ワックス、脂肪酸エステ
ル、脂肪酸アミド等、種々のワックスが用いられる。 又、熱溶融性インキ層に良好な熱伝導性及び溶融転写
性を与えるために、熱伝導性物質を熱溶融性インキに配
合することができる。この物質としては、カーボンブラ
ック等の炭素質物質、アルミニウム、銅、酸化スズ、二
酸化モリブデン等がある。 ベースフイルム上へ直接若しくは間接的に熱溶融性イ
ンキ層を形成する方法としては、ホットメルトコートの
外、ホットラッカーコート、グラビアコート、グラビア
リバースコート、ロールコートその他多くの手段で上記
インキを塗布する方法等が挙げられる。形成されるイン
キ層の厚さは、必要な濃度と熱感度との調和がとれるよ
うに決定すべきであって、0.1乃至30μmの範囲、好ま
しくは1乃至20μmの範囲である。 本発明において上記インキ層上に形成する表面層は、
転写膜の一部をなし、被転写紙に接する側の表面を形成
して転写時に被転写紙の印字部を目止めし、又、地汚れ
防止をするとともにインキ層の被転写紙に対する接着性
を向上させる働きを有する。 表面層の形成に用いられるワックスは、前述の熱溶融
性インキ層で用いられるワックスと同様のである。 このような熱可塑性樹脂としては、例えば、エチレン
−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−アクリル酸
エステル共重合体(EEA)、ポリエチレン、ポリスチレ
ン、ポリプロピレン、ポリブデン、石油樹脂、塩化ビニ
ル樹脂、ポリビニルアルコール、塩化ビニリデン樹脂、
メタクリル樹脂、ポリアミド、ポリカーボネート、フッ
素樹脂、ポリビニルフォルマール、ポリビニルブチラー
ル、アセチルセルロース、ニトロセルロース、ポリ酢酸
ビニル、ポリイソブチレン、エチルセルロース又はポリ
アセタール等が用いられ、特に従来感熱接着剤として使
用されている比較低軟化点、例えば、50乃至80℃の軟化
点を有するものが好ましい。 ワックスと熱可塑性樹脂との使用割合は、ワックス10
0に対して熱可塑性樹脂が5乃至300である重量比の範囲
が好ましい。 上記ワックスと熱可塑性樹脂とからなる表面層は、上
記両者の粒子を水性媒体、即ち、水と水溶性有機溶剤と
の混合媒体中に分散させた分散液の塗布及び乾燥によっ
て形成される。該表面層は、高速タイプのプリンターの
ように印字エネルギーが低くなる場合も感度不足となら
ないように、この層の厚さは好ましくは0.1μm以上5
μm未満である。この厚さが0.1μm未満では、被転写
紙とインキ層とがこすれて地汚れを生じる恐れがある。 ワックスの水性分散液は、それ自体公知であり、種々
のものが市場から入手していずれも本発明で使用するこ
とができるが、例えば、ワックスを水中にて、好ましく
は界面活性剤や保護コロイドを用いて分散処理すること
によっても得ることができるし、又、水溶性の有機溶剤
中にワックスを溶解し、これを水中に加えたり、又はこ
れに水を加えることによりワックスを析出させて水性分
散体とすることもできる。有機溶剤としては、アセトン
等のケトン、アルコール、グリコール等の水と混和性の
有機溶剤が使用できるが、ワックスの水性分散液中の有
機溶剤が多すぎると下地であるインキ層を損なう恐れが
あるので、媒体中で70%以下好ましくは50%以下とする
べきである。これらの水性分散液中のワックスの粒子径
は特に限定されないが、好ましい範囲は0.05乃至5μm
程度である。 又、熱可塑性樹脂の粒子は各種の形態のエマルジョン
としての市場から入手して本発明で使用でき、又、前記
ワックスの場合と同様に容易に製造することもできる。
それらの粒子径は約0.05乃至5μm程度が好ましい。 上記のワックス及び熱可塑性樹脂を含む水性分散体
を、インキ層の形成と同様な方法により、インキ層上に
塗布及び乾燥することにより所望の表面層が形成され
る。塗布後の乾燥温度はワックス粒子及び熱可塑性樹脂
粒子が溶解する温度で行うと平面平滑な表面層が形成さ
れる。 一方、好ましい実施態様では少なくとも一方の粒子が
溶融せずにその粒子形状を保持できる温度で行う。例え
ば、ワックス又は熱可塑性樹脂の軟化点よりも低い温
度、例えば、40乃至60℃程度の温度で乾燥することによ
り、存在している粒子によって表面に微小凹凸形状を有
する表面層が形成される。 上記表面層には、適量の体質顔料を加えることが推奨
される。それにより、印字の滲みや尾引きが更に良好に
防止できるからである。 体質顔料の粒径は、あまり大きい粒子は不適当であ
る。体質顔料として適切なものは、シリカ、タルク、炭
酸カルシウム、沈降性硫酸バリウム、アルミナ、チタン
ホワイト、クレー、炭酸マグネシウム、カーボンブラッ
ク又は酸化スズ等の無機充填剤である。 体質顔料の配合量は、少量では効果が乏しく、他方、
多量では分散性を下げてインキの調製が困難になった
り、コーティングしたものがベースフイルムから脱落し
やすくなったりするので、0.1乃至60重量%の範囲で加
えるのがよい。 前記したように表面層は、必要により着色剤を加え、
又は加えずに構成する。着色剤を用いれば、熱溶融性イ
ンキ層の着色剤と重なって十分な濃度の記録を与える
し、無色のビヒクルだけとすれば、被転写紙と熱溶融性
インキ層とがこすれて地汚れを生じることが防げる。 ベースフイルムに熱に弱い材料を用いる場合、サーマ
ルヘッドに接する側の表面に、サーマルヘッドのスティ
ッキングを防止する層を設けることが好ましい。スティ
ッキング防止層5は、耐熱性のある樹脂と熱離型剤又は
滑剤の働きをする物質とを基本的な構成成分とする。耐
熱性のある樹脂としては、ガラス転移点が60℃以上の合
成樹脂又はOH基又はCOOH基を有する熱可塑性樹脂にアミ
ノ基を2個以上有する化合物又はジイソシアネート若し
くはトリイソシアネートを加えて若干の架橋硬化を起さ
せたものが好適である。熱離型剤は又は滑剤は、ワック
ス類や高級脂肪酸のアミド、エステル及び塩のような加
熱により溶融してその作用をするものと、フッ素樹脂や
無機物質の粉末のように固体のままで役立つものとがあ
る。 このようなスティッキング防止層を設けることによっ
て、熱に弱いプラスチックフイルムを基材とした感熱転
写シートにおいてもスティッキングが起こることなく熱
印字が可能であって、プラスチックフイルムの持つ切れ
にくさ、加工のし易さ等のメリットが生かせる。 感熱転写画像は一般に印字に光沢があり、美麗である
反面、文書が読みにくくなることもあるので、艶消し印
字が望ましいことがある。そのような場合は、例えば、
出願人の提案した(特願昭58−208306号)のように、ベ
ースフイルム上に無機顔料、例えば、シリカ、炭酸カル
シウム等を適宜の溶剤に分散させたものをコーティング
してマット層を設けた上に、熱溶融性インキ層をコーテ
ィングして感熱転写シートを構成するとよい。或いはベ
ースフイルム自体をマット加工して使用してもよい(や
はり出願人の提案にかかる特願昭58−208307号の技
術)。 本発明をカラー印字用の感熱転写シートに適用できる
ことはいうまでもないから、多色の感熱転写シートも又
本発明の範囲に含まれる。 (効果) 以上の如き本発明によれば、表面層の形成に際し、ワ
ックスに加えて熱可塑性樹脂を使用することによって、
インキ層の被転写材に対する接着性が一層向上し、表面
の粗い被転写紙であっても地汚れや印字の滲みを生じる
ことなく高速印字が可能となる。 又、好ましい実施態様においては、熱可塑性樹脂粒子
を含むワックスの水中分散液により表面層を形成するこ
とによって、熱溶融性インキ層を何ら損なうこと無く、
表面が微細凹凸形状を有する表面層が形成され、印字時
にはサーマルヘッドの圧力が少なくともその圧力が凹凸
形状の凸部に集中するため、表面層と被転写紙との接着
性が向上し、地汚れを生じることなく高速印字が可能と
なる。 (実施例) 以下、実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明す
る。尚、文中、部又は%とあるのは特に断りのない限り
重量基準である。 実施例1 厚さ3.5μmのポリエチレンテレフタレートのフイル
ムをベースフイルムとし、その一方の面に下記の組成の
熱溶融性インキ及び表面層材料とを調製し、夫々付記し
た手段により塗布及び乾燥して本発明の熱転写シートを
得た。 熱溶融性インキ層 カーボンブラック(ダイヤブラックG、三菱化成製) 15部 エチレン/酢酸ビニル共重合体(EVAフレックス310、三
井ポリケミカル製) 8部 パラフィンワックス(パラフィン150F、日本精蝋製) 50部 カルナバワックス 25部 アトライターを用いて、120℃で6時間混練したもの
を、インキ温度120℃のホットメルトロールコート法に
より3.5g/m2(乾燥状態)の割合で塗布及び乾燥した。 表面層 155Fパラフィンワックスエマルジョン(WE−70、ボンド
ワックス社製、固形分40%水性エマルジョン) 20部 アイオノマー樹脂(ケミパールS−100、三井石油化学
製、固形分27%) 10部 60%イソプロパノール水溶液 15部 グラビアコート法により0.8g/m2(乾燥状態)の割合
で塗布し、60℃で乾燥し表面マット状の表面層を形成し
た。 インキ層と表面層との厚さが夫々3.5μmと0.8μmの
上記の感熱転写シートを用い、被転写紙として平滑度の
高い上質紙から低い中質紙まで数種選んで、市販のサー
マルヘッドを使用して感熱転写印字を行った。サーマル
ヘッドのエネルギー0.7W/ドットで40字/秒の高速印字
がすべての被転写紙に対して地汚れのない高品質で実施
できた。 実施例2 実施例1と同じベースフイルムを用い、下記の組成の
二つの層を形成して本発明の熱転写シートを得た。 熱溶融性インキ層 カーボンブラック(ダイヤブラックG、三菱化成製) 15部 エチレン/酢酸ビニル共重合体(EVAフレックス310、三
井ポリケミカル製) 8部 パタフィンワックス(パラフィン150F、日本精蝋製) 50部 カルナバワックス 25部 アトライターを用いて、120℃で6時間混練したもの
を、インキ温度120℃ホットメルトロールコート法によ
り3.5g/m2(乾燥状態)の割合で塗布及び乾燥した。 表面層 155Fパラフィンワックスエマルジョン(WE−70、ボンド
ワックス社製、固形分40%水性エマルジョン) 70部 EVA樹脂エマルジョン(ボンドワックス62−357、ボンド
ワックス社製、固形分40%) 10部 50%イソプロパノール水溶液 50部 グラビアコート法で0.5g/m2(乾燥状態)の割合で塗
布し、73℃で乾燥し表面平滑性の表面層とした。 インキ層の表面層との厚さが夫々3.5μmと0.5μmの
この感熱転写シートも、実施例1と同様に良好な転写性
能を示した。 実施例3 実施例1と同じベースフイルムを用い、下記の組成の
二つの層を形成して本発明の熱転写シートを得た。 熱溶融性インキ層 カーボンブラック(ダイヤブラックG、三菱化成製) 15部 エチレン/酢酸ビニル共重合体(EVAフレックス310、三
井ポリケミカル製) 8部 パラフィンワックス(パラフィン150F、日本精蝋製) 50部 カルナバワックス 25部 アトライターを用いて、120℃で6時間混練したもの
を、インキ温度120℃ホットメルトロールコート法によ
り3.5g/m2(乾燥状態)の割合で塗布及び乾燥した。 表面層 カルナバワックス 10部 エチレン/酢酸ビニル共重合体樹脂(エバフレックス31
0、三井ポリケミカル製) 2部 を溶融した後、エマルジョン化(固形分20%)したもの
を、ロールコート法で0.3g/m2(乾燥状態)の割合で塗
布し、60℃で乾燥してマット状の表面層を形成した。 インキ層と表面層との厚さが夫々3.5μmと0.3μmの
この例の転写シートも、地汚れもなく良好な転写性能を
示した。 実施例4 厚さ6μmのポリエチレンテレフタレートフイルムを
ベースイフイルムとして用い、下記組成のイエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック
(B)の各色の熱溶融性インキと表面層用インキでイン
キ層と表面層とを形成して本発明の熱転写シートを得
た。 熱溶融性インキ層 顔料(イエロー、マゼンタ、シアン又はブラックの顔
料)、 4 部 エチレン/酢酸ビニル共重合体(スミテートKC−10、住
友化学工業製) 7.5部 酸化パラフィンエステル系複合化合物(アミドポリマー
T−820、電化ポリマー製) 12.5部 パラフィンワックス(パラフィンSP−0145、日本精蝋
製) 15 部 マイクロクリスタリンワックス(ハイミック2065、日本
精蝋製) 10 部 イソプロパノール 5 部 キシレン 46 部 上記4色のインキ組成物を用いてグラビア印刷法によ
り、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの順に面
順次に印刷してインキ層を形成した。その時の塗工重量
は4g/m2(乾燥時)であった。 表面層 カルナバエマルジョン(WE−95、ボンドワックス社製、
固形分40%) 30部 エチレン/酢酸ビニル共重合体エマルジョン(ポリゾー
ルEVAAD−5、昭和高分子製、固形分56%) 10部 75%イソプロパノール水溶液 60部 上記インキ組成物を用いてグラビア印刷法により、先
に印刷したイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックに
塗り分けた熱溶融性インキ層の上に乾燥重量0.7g/m2
なる様に塗工して表面層を形成した。その時の乾燥条件
は65℃3秒であった。 以上の工程により作成した本発明の熱転写シートを使
用してカラーサーマルプリンターで印字を行ったとこ
ろ、紙とフイルムがこすられて生じる地汚れが全くなか
った。又、紙がベック平滑度20秒のものであったが、印
字が鮮明にできた。又、熱溶融性樹脂であるエチレン−
酢酸ビニル共重合体が含まれている為、被転写紙である
紙への接着性がよく、一層、印字効果が向上した。又、
カラー重ね印字であるので最初に印字したイエロー層の
上へマゼンタ層の転移が、熱可塑性樹脂を入れないもの
に比べて向上した。 実施例5 実施例4の表面層インキ組成物を以下のものに置き変
えて、同様に乾燥重量1.5g/m2となる様に塗工して表面
層を形成した。その時の乾燥条件は85℃5秒間であっ
た。 表面層 パラフィンエマルジョン(61−137、ボンドワックス
製、固形分40%) 40部 エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン(ポリゾー
ルEVAAD−5、昭和高分子製、固形分56%) 10部 60%エタノール水溶液 50部 以上のように作製した本発明の熱転写シートを用い
て、実施例4と同様に印字したところ地汚れがなく、平
滑度5秒のボンド紙にも美麗なカラー印字ができた。
Description: TECHNICAL FIELD The present invention relates to improvement of a heat-sensitive transfer sheet, and more specifically, it prevents background stains on a transfer paper due to a heat-meltable ink layer and has a low surface smoothness. The present invention relates to a heat-sensitive transfer sheet capable of giving high-quality printing even to transfer paper. (Prior Art) Conventionally, when printing an output print of a computer or a word processor by a heat-sensitive transfer method, a heat-sensitive transfer sheet provided with a heat-meltable ink layer on one surface of a base film is used. This conventional heat-sensitive transfer sheet is used as a base film such as condenser paper or paraffin paper having a thickness of 10 to 20 μm or a thickness of 3 to 20 μm.
It is manufactured by using a film made of a plastic such as polyester or cellophane of m, and providing a hot-melt ink layer in which wax is mixed with a coloring agent such as a pigment or a dye by coating. When output printing is performed on a transfer paper sheet using a conventional heat-sensitive transfer sheet, the ink layer comes into direct contact with the transfer paper surface, and the friction between the two often causes scumming in the non-printed portion. Further, although the thermal transfer method can print on plain paper, it does not mean that clear printing can be performed on all kinds of plain paper. When the smoothness of the transferred paper is expressed as Beck's smoothness, the best printing is possible with high-quality paper or coated paper that has been subjected to a calendar process that shows a value of 100 seconds or more, and high-quality paper of about 50 seconds is sufficient. Good print quality. However, if a transfer paper with a low smoothness that does not reach 50 seconds is used, the sharpness of the print will deteriorate. This is because, on a paper having a highly uneven surface, the ink layer and the paper cannot be brought into complete contact with each other by the pressing pressure of the thermal head, and the portions that do not come into contact result in poor transfer. Further, the thermal transfer method has a drawback that the printing speed is slower than that of the impact method, and improvement is desired. In order to increase the printing speed, the level of heat energy applied to the thermal head must be increased, which may cause bleeding of the printing and further aggravates the above-mentioned background stain. A method of forming a wax layer on the surface of the heat-meltable ink layer is known as a method for eliminating the background stain and the bleeding of the print at the time of printing as described above. As a method of forming this wax layer, a method of applying an organic solvent solution of wax or a dispersion liquid in an organic solvent to the surface of the heat-meltable ink layer and drying it is performed. (Problems to be Solved by the Invention) According to the above-described conventional method, although the background stain on the transfer paper and the bleeding of the print can be solved to some extent, the organic solvent used for forming the wax layer causes Since the parts melt, the thickness of the ink layer becomes non-uniform and the pigment agglomerates, resulting in a problem that the quality of the ink layer deteriorates. Further, the wax layer formed in this manner reduces the pressure of the thermal head because the adhesiveness of the surface layer to the transferred paper is insufficient when the transferred paper has a lower surface smoothness. Then, high-speed printing has a problem in that sufficiently clear printing cannot be obtained. The present invention has been made in view of the above-mentioned circumstances, and its purpose is to produce clear images even on high-speed thermal transfer without causing scumming and even for transfer paper having low surface smoothness. Another object of the present invention is to provide a heat-sensitive transfer sheet capable of giving excellent printing. (Means for Solving Problems) As a result of trial production and testing of a heat-sensitive transfer sheet having various configurations, the present inventor achieved the object of the present invention by providing a specific surface layer on the surface in contact with the transferred paper. Found to be effective. That is, the present invention, on one surface of the base film,
In the method for producing a thermal transfer sheet, which comprises forming a heat-fusible ink layer and forming a surface layer on the surface of the ink layer, which stops the printed portion of the transfer paper when the ink layer is transferred, A dispersion obtained by dispersing a thermoplastic resin in a mixed medium of water and a water-soluble organic solvent is applied to the surface of the ink layer, dried at a temperature not higher than the melting point of the wax and the thermoplastic resin, and wax. The method for producing a thermal transfer sheet is characterized in that the thermal transfer sheet is formed so as to have fine surface irregularities formed of the particles of 1. and particles of a thermoplastic resin. (Function) By using a thermoplastic resin in addition to wax when forming the surface layer, the adhesiveness of the ink layer to the transfer material is further improved, and even if there is rough transfer paper, scumming or printing occurs. High-speed printing is possible without causing blurring. Further, in a preferred embodiment, by forming the surface layer from a dispersion of wax containing thermoplastic resin particles in water, without damaging the heat-meltable ink layer at all,
A surface layer having a fine uneven surface is formed, and at the time of printing, the pressure of the thermal head is at least concentrated on the convex portion of the uneven shape, which improves the adhesiveness between the surface layer and the transfer paper, High-speed printing is possible without causing stains. (Preferred Embodiment) Next, the present invention will be described in more detail with reference to preferred embodiments. The heat-sensitive transfer sheet of the present invention has a heat-meltable ink layer 2 on one surface of a base film 1 as shown in FIG. The surface layer 3 made of resin is formed. As the base film used in the present invention, the same base film as used in the conventional thermal transfer sheet can be used as it is, and other base films can be used without any particular limitation. Specific examples of the preferred base film include, for example,
Polyester, polypropylene, cellophane, polycarbonate, cellulose acetate, polyethylene, polyvinyl chloride, polystyrene, nylon, polyimide, polyvinylidene chloride, polyvinyl alcohol, fluororesin, chlorinated rubber, plastic such as ionomer, condenser paper,
There are papers such as paraffin paper, non-woven fabrics and the like, and a base film in which these are combined may be used. The thickness of this base film can be appropriately changed according to the material so that its strength and thermal conductivity are appropriate, but the thickness is preferably, for example, 2 to 25 μm.
m. The hot-melt ink used in the present invention may be composed of a colorant and a vehicle, and may further contain various additives if necessary. As the colorant, among organic or inorganic pigments or dyes, those having good characteristics as a recording material, for example, those having sufficient coloring density and not fading due to light, heat, temperature and the like are preferable. Further, it may be a substance which is colorless when it is not heated but which is generated when it is heated, or a substance which develops a color when it comes into contact with a substance applied to the transferred material. In addition to the colorants that form cyan, magenta, yellow, and black, colorants of various other colors can also be used. As the vehicle, a mixture of wax as a main component, and other components such as a wax and a derivative of a drying oil, a resin, a mineral oil, cellulose, and rubber is used. Representative examples of the wax include microcrystalline wax, carnauba wax, and paraffin wax. Furthermore, various waxes such as Fischer-Tropsch wax, various low molecular weight polyethylenes, wood wax, beeswax, spermaceti, Ibota wax, wool wax, shellac wax, candelilla wax, petrolatum, partially modified wax, fatty acid ester, fatty acid amide and the like are used. Can be In addition, a heat conductive substance can be added to the heat fusible ink in order to provide the heat fusible ink layer with good heat conductivity and melt transferability. Examples of this substance include carbonaceous substances such as carbon black, aluminum, copper, tin oxide, and molybdenum dioxide. As a method of directly or indirectly forming a heat-meltable ink layer on a base film, the above-mentioned ink is applied by hot melt coating, hot lacquer coating, gravure coating, gravure reverse coating, roll coating and many other means. Methods and the like. The thickness of the ink layer to be formed should be determined so as to balance the required density with the thermal sensitivity, and is in the range of 0.1 to 30 μm, preferably 1 to 20 μm. In the present invention, the surface layer formed on the ink layer is
It forms part of the transfer film and forms the surface on the side that comes into contact with the transfer paper to stop the printed part of the transfer paper during transfer, prevent scumming, and adhere the ink layer to the transfer paper. Has the function of improving The wax used for forming the surface layer is the same as the wax used for the above-mentioned hot-melt ink layer. As such a thermoplastic resin, for example, ethylene-vinyl acetate copolymer (EVA), ethylene-acrylic acid ester copolymer (EEA), polyethylene, polystyrene, polypropylene, polybutene, petroleum resin, vinyl chloride resin, polyvinyl Alcohol, vinylidene chloride resin,
Methacrylic resin, polyamide, polycarbonate, fluororesin, polyvinyl formal, polyvinyl butyral, acetyl cellulose, nitrocellulose, polyvinyl acetate, polyisobutylene, ethyl cellulose, polyacetal, etc. are used, especially comparative low conventionally used as a heat-sensitive adhesive. Those having a softening point, for example, a softening point of 50 to 80 ° C. are preferable. The ratio of wax and thermoplastic resin used is wax 10
A weight ratio range of 5 to 300 of the thermoplastic resin with respect to 0 is preferable. The surface layer composed of the wax and the thermoplastic resin is formed by applying and drying a dispersion liquid in which the particles of the both are dispersed in an aqueous medium, that is, a mixed medium of water and a water-soluble organic solvent. The surface layer preferably has a thickness of 0.1 μm or more so that the sensitivity does not become insufficient even when the printing energy becomes low as in a high speed type printer.
It is less than μm. If the thickness is less than 0.1 μm, the transfer paper and the ink layer may rub against each other to cause scumming. Aqueous dispersions of wax are known per se, and various ones are commercially available and any of them can be used in the present invention. For example, wax is preferably used in water, preferably a surfactant or a protective colloid. It can also be obtained by dispersion treatment with a wax, or by dissolving the wax in a water-soluble organic solvent and adding it to water, or by adding water to this to precipitate the wax and to form an aqueous solution. It can also be a dispersion. As the organic solvent, ketones such as acetone, alcohols, water-miscible organic solvents such as glycols can be used, but if the amount of the organic solvent in the aqueous dispersion of wax is too large, the ink layer as the base may be damaged. Therefore, it should be 70% or less, preferably 50% or less in the medium. The particle size of the wax in these aqueous dispersions is not particularly limited, but the preferred range is 0.05 to 5 μm.
It is about. Further, the particles of the thermoplastic resin can be obtained from the market as emulsions of various forms and used in the present invention, and can be easily produced as in the case of the wax.
Their particle size is preferably about 0.05 to 5 μm. A desired surface layer is formed by coating and drying the aqueous dispersion containing the above wax and the thermoplastic resin on the ink layer by the same method as for forming the ink layer. When the drying temperature after coating is a temperature at which the wax particles and the thermoplastic resin particles are dissolved, a flat and smooth surface layer is formed. On the other hand, in a preferred embodiment, it is carried out at a temperature at which at least one particle can maintain its particle shape without melting. For example, by drying at a temperature lower than the softening point of the wax or the thermoplastic resin, for example, at a temperature of about 40 to 60 ° C., the existing particles form a surface layer having fine irregularities on the surface. It is recommended that an appropriate amount of extender be added to the surface layer. As a result, bleeding and tailing of the print can be more favorably prevented. Particles with too large a particle size are inappropriate for the extender pigment. Suitable as extender pigments are inorganic fillers such as silica, talc, calcium carbonate, precipitated barium sulfate, alumina, titanium white, clay, magnesium carbonate, carbon black or tin oxide. With a small amount of extender pigment, the effect is poor, while
A large amount lowers the dispersibility and makes it difficult to prepare an ink, and the coated material easily comes off from the base film, so it is preferable to add it in the range of 0.1 to 60% by weight. As described above, the surface layer is added with a coloring agent if necessary,
Or, configure without adding. If a colorant is used, it will overlap with the colorant of the heat-fusible ink layer to give a record of sufficient density, and if only a colorless vehicle is used, the transfer paper and the heat-meltable ink layer will rub against scumming. It can be prevented from occurring. When a heat-sensitive material is used for the base film, it is preferable to provide a layer for preventing sticking of the thermal head on the surface in contact with the thermal head. The sticking prevention layer 5 has a heat-resistant resin and a substance acting as a thermal release agent or a lubricant as basic constituent components. As a heat resistant resin, a compound having two or more amino groups or a diisocyanate or triisocyanate is added to a synthetic resin having a glass transition point of 60 ° C. or more or a thermoplastic resin having an OH group or a COOH group, and a slight crosslinking curing is performed. It is preferable to cause the above. Thermal release agents or lubricants, such as waxes and amides, esters and salts of higher fatty acids, that act by melting when heated, and fluororesins and inorganic substance powders, remain useful as solid There are things. By providing such a sticking prevention layer, thermal printing can be performed without sticking even on a heat-sensitive transfer sheet using a plastic film that is weak against heat as a base material, and it is difficult to cut and process the plastic film. You can take advantage of advantages such as ease. In general, a heat-sensitive transfer image is glossy and beautiful in printing, but on the other hand, it may be difficult to read a document. Therefore, matte printing may be desirable. In such cases, for example,
As proposed by the applicant (Japanese Patent Application No. 58-208306), a base film is coated with an inorganic pigment such as silica or calcium carbonate dispersed in an appropriate solvent to form a mat layer. It is advisable to form a heat-sensitive transfer sheet by coating the above with a heat-meltable ink layer. Alternatively, the base film itself may be mat-processed before use (the technique of Japanese Patent Application No. 58-208307 proposed by the applicant). Needless to say, the present invention can be applied to a heat-sensitive transfer sheet for color printing, so that a multi-color heat-sensitive transfer sheet is also included in the scope of the present invention. (Effects) According to the present invention as described above, by using the thermoplastic resin in addition to the wax when forming the surface layer,
The adhesiveness of the ink layer to the material to be transferred is further improved, and high-speed printing is possible without causing scumming or bleeding of printing even on the transfer paper having a rough surface. Further, in a preferred embodiment, by forming the surface layer from a dispersion of wax containing thermoplastic resin particles in water, without damaging the heat-meltable ink layer at all,
A surface layer with a fine uneven surface is formed, and at the time of printing, the pressure of the thermal head concentrates at least on the convex portion of the uneven shape, so the adhesiveness between the surface layer and the transfer paper is improved and scumming occurs. High-speed printing is possible without causing (Examples) Hereinafter, the present invention will be described more specifically with reference to examples. In the description, parts and% are based on weight unless otherwise specified. Example 1 A polyethylene terephthalate film having a thickness of 3.5 μm was used as a base film, a heat-meltable ink and a surface layer material having the following compositions were prepared on one surface of the base film, and the coating and drying were carried out by the respective means described above to obtain a book. The thermal transfer sheet of the invention was obtained. Heat-fusible ink layer Carbon black (Dia Black G, manufactured by Mitsubishi Kasei) 15 parts Ethylene / vinyl acetate copolymer (EVA Flex 310, manufactured by Mitsui Polychemical) 8 parts Paraffin wax (paraffin 150F, manufactured by Nippon Seiro Co., Ltd.) 50 parts Carnauba wax 25 parts A kneader was kneaded at 120 ° C for 6 hours using an attritor, and was applied and dried at a rate of 3.5 g / m 2 (dry state) by a hot melt roll coating method at an ink temperature of 120 ° C. Surface layer 155F Paraffin wax emulsion (WE-70, manufactured by Bond Wax, solid content 40% aqueous emulsion) 20 parts Ionomer resin (Chemipearl S-100, manufactured by Mitsui Petrochemical, solid content 27%) 10 parts 60% isopropanol aqueous solution 15 Part was applied by a gravure coating method at a rate of 0.8 g / m 2 (dry state) and dried at 60 ° C. to form a surface mat-like surface layer. Using the above-mentioned thermal transfer sheets with ink layer and surface layer thicknesses of 3.5 μm and 0.8 μm respectively, several types of high-quality smooth paper to low-quality medium paper are selected as the transfer target paper, and a commercially available thermal head Was used for thermal transfer printing. High-speed printing of 40 characters / sec with thermal head energy of 0.7 W / dot was able to be performed on all transfer paper with high quality without scumming. Example 2 Using the same base film as in Example 1, two layers having the following compositions were formed to obtain a thermal transfer sheet of the present invention. Heat-fusible ink layer Carbon black (Dia Black G, Mitsubishi Kasei) 15 parts Ethylene / vinyl acetate copolymer (EVA Flex 310, Mitsui Polychemical) 8 parts Patafin wax (paraffin 150F, Nippon Seiro) 50 Part Carnauba wax 25 parts A kneader was kneaded at 120 ° C. for 6 hours using an attritor, and was applied and dried at a rate of 3.5 g / m 2 (dry state) by an ink temperature of 120 ° C. hot melt roll coating method. Surface layer 155F Paraffin wax emulsion (WE-70, manufactured by Bond Wax, solid content 40% aqueous emulsion) 70 parts EVA resin emulsion (bond wax 62-357, manufactured by Bond Wax, solid content 40%) 10 parts 50% isopropanol Aqueous solution 50 parts It was applied by a gravure coating method at a rate of 0.5 g / m 2 (dry state) and dried at 73 ° C to form a surface layer having a surface smoothness. Similar to Example 1, this thermal transfer sheet, in which the thicknesses of the ink layer and the surface layer were 3.5 μm and 0.5 μm, respectively, showed good transfer performance. Example 3 Using the same base film as in Example 1, two layers having the following compositions were formed to obtain a thermal transfer sheet of the present invention. Heat-fusible ink layer Carbon black (Dia Black G, manufactured by Mitsubishi Kasei) 15 parts Ethylene / vinyl acetate copolymer (EVA Flex 310, manufactured by Mitsui Polychemical) 8 parts Paraffin wax (paraffin 150F, manufactured by Nippon Seiro Co., Ltd.) 50 parts Carnauba wax 25 parts A kneader was kneaded at 120 ° C for 6 hours using an attritor, and then applied and dried at a rate of 3.5 g / m 2 (dry state) by an ink temperature of 120 ° C hot melt roll coating method. Surface layer Carnauba wax 10 parts Ethylene / vinyl acetate copolymer resin (Eva Flex 31
0, manufactured by Mitsui Polychemicals) After melting 2 parts, emulsified (solid content 20%) is applied by a roll coating method at a rate of 0.3 g / m 2 (dry state) and dried at 60 ° C. To form a mat-like surface layer. The transfer sheet of this example, in which the thickness of the ink layer was 3.5 μm and the thickness of the surface layer was 0.3 μm, also showed good transfer performance without background stains. Example 4 A heat-meltable ink of each color of yellow (Y), magenta (M), cyan (C), and black (B) having the following composition using a polyethylene terephthalate film having a thickness of 6 μm as a base film and a surface layer An ink layer and a surface layer were formed from the ink to obtain a thermal transfer sheet of the present invention. Heat-fusible ink layer pigment (yellow, magenta, cyan or black pigment), 4 parts ethylene / vinyl acetate copolymer (Smitate KC-10, manufactured by Sumitomo Chemical Co., Ltd.) 7.5 parts Oxidized paraffin ester composite compound (amide polymer T -820, electronic polymer) 12.5 parts Paraffin wax (paraffin SP-0145, manufactured by Nippon Seiro Co., Ltd.) 15 parts Microcrystalline wax (Himic 2065, manufactured by Nippon Seiro Co., Ltd.) 10 parts Isopropanol 5 parts Xylene 46 parts Ink composition of the above 4 colors The ink layer was formed by gravure printing using the material in the order of yellow, magenta, cyan and black in the order of plane. The coating weight at that time was 4 g / m 2 (when dried). Surface layer carnauba emulsion (WE-95, manufactured by Bond Wax,
Solid content 40%) 30 parts Ethylene / vinyl acetate copolymer emulsion (Polysol EVAAD-5, Showa High Polymer, solid content 56%) 10 parts 75% isopropanol aqueous solution 60 parts By gravure printing method using the above ink composition. A surface layer was formed by applying a dry weight of 0.7 g / m 2 on the previously printed yellow, magenta, cyan and black heat-meltable ink layers. The drying condition at that time was 65 ° C. for 3 seconds. When printing was performed with a color thermal printer using the thermal transfer sheet of the present invention produced by the above steps, there was no scumming caused by rubbing the paper and the film. Also, although the paper had a Bekk smoothness of 20 seconds, clear printing was possible. In addition, ethylene-
Since the vinyl acetate copolymer was contained, the adhesiveness to the paper as the transfer target paper was good and the printing effect was further improved. or,
Since color overprinting was performed, the transfer of the magenta layer onto the yellow layer that was initially printed was improved compared to the case where no thermoplastic resin was added. Example 5 A surface layer was formed by substituting the following ink composition for the surface layer of Example 4 in the same manner as above and applying a dry weight of 1.5 g / m 2 . The drying condition at that time was 85 ° C. for 5 seconds. Surface layer Paraffin emulsion (61-137, bond wax, solid content 40%) 40 parts Ethylene-vinyl acetate copolymer emulsion (Polysol EVAAD-5, Showa High Polymer, solid content 56%) 10 parts 60% ethanol aqueous solution When the thermal transfer sheet of the present invention produced as described above was printed in the same manner as in Example 4, there was no background stain, and beautiful color printing was also possible on bond paper having a smoothness of 5 seconds.

【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の感熱転写シートの断面の一部を図解的
に示す図である。 1:ベースフイルム 2:熱溶融性インキ層 3:表面層 4:スティッキング防止層
BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is a diagram schematically showing a part of a cross section of a heat-sensitive transfer sheet of the present invention. 1: Base film 2: Hot-melt ink layer 3: Surface layer 4: Sticking prevention layer

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】 1.ベースフイルムの一方の面に、熱溶融性インキ層を
形成し、該インキ層の表面に、インキ層の転写時に被転
写紙の印字部を目止する表面層を形成する熱転写シート
の製造方法において、上記表面層を、ワックスと熱可塑
性樹脂とを水と水溶性有機溶剤との混合媒体中に分散さ
せた分散液を、上記インキ層の表面に塗布し、上記ワッ
クス及び熱可塑性樹脂の融点以下の温度で乾燥して、ワ
ックスの粒子と熱可塑性樹脂の粒子とからなる表面微細
凹凸形状を有するように形成することを特徴とする熱転
写シートの製造方法。
(57) [Claims] A method for producing a thermal transfer sheet, comprising forming a heat-fusible ink layer on one surface of a base film, and forming a surface layer on the surface of the ink layer, the surface layer blocking a printed portion of a transfer paper when the ink layer is transferred. , The surface layer, a dispersion liquid in which a wax and a thermoplastic resin are dispersed in a mixed medium of water and a water-soluble organic solvent, is applied to the surface of the ink layer, below the melting point of the wax and the thermoplastic resin A method for producing a thermal transfer sheet, characterized in that the thermal transfer sheet is formed by drying at a temperature of 5 to have fine surface irregularities composed of wax particles and thermoplastic resin particles.
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