JP2665983B2 - ヘッドレスト制御方法およびヘッドレスト制御装置 - Google Patents
ヘッドレスト制御方法およびヘッドレスト制御装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、格納位置と支持位置との間でのヘッドレ
ストの移動を制御するヘッドレスト制御方法およびヘッ
ドレスト制御装置に関する。
ストの移動を制御するヘッドレスト制御方法およびヘッ
ドレスト制御装置に関する。
たとえば、自動車用シートに代表されるように、各種
自動車のシートのシートバック上端に、着座者の頭部を
支持するヘッドレストが配設されている。
自動車のシートのシートバック上端に、着座者の頭部を
支持するヘッドレストが配設されている。
たとえば、アシスタントシートのヘッドレストとし
て、ドライバーの側方視界線、および、リヤシート着座
者の前方視界線より下方の格納位置と、着座者の頭部を
支持する支持位置との間を、モータの駆動によって揺動
される構成が知られている。
て、ドライバーの側方視界線、および、リヤシート着座
者の前方視界線より下方の格納位置と、着座者の頭部を
支持する支持位置との間を、モータの駆動によって揺動
される構成が知られている。
このような構成において、モータは、たとえば、ワン
タッチ式のオートスイッチの操作によって駆動制御さ
れ、これにより、アシスタントシートのヘッドレストが
視界線の下方に格納できる。そのため、通常走行時にお
ける、ドライバーの側方視界、および、リヤシート着座
者の前方視界が、アシスタントシートに妨げられること
なく確保でき、安全性、快適性の向上がはかられる。
タッチ式のオートスイッチの操作によって駆動制御さ
れ、これにより、アシスタントシートのヘッドレストが
視界線の下方に格納できる。そのため、通常走行時にお
ける、ドライバーの側方視界、および、リヤシート着座
者の前方視界が、アシスタントシートに妨げられること
なく確保でき、安全性、快適性の向上がはかられる。
ここで、たとえば、ヘッドレストの揺動時において、
シートバック上に載置した荷物や、ステー等の可動部材
と、シートバック等の固定部材との間に挾み込まれた異
物等によって、ヘッドレストの揺動が機械的に阻止され
ると、モータが過負荷状態となり、モータに過電流が流
れる。このような過電流は、モータを過熱、損傷させる
虞れがある。そこで、モータの過負荷状態を検出し、モ
ータが過負荷状態にあるとき、モータを直ちに停止し、
ヘッドレストの揺動を停止する構成がよく知られてい
る。このような構成によれば、モータの過負荷状態にお
いて、モータが直ちに停止されるため、過電流に起因す
るモータの過熱、損傷が防止でき、モータに対する安全
性が確保される。
シートバック上に載置した荷物や、ステー等の可動部材
と、シートバック等の固定部材との間に挾み込まれた異
物等によって、ヘッドレストの揺動が機械的に阻止され
ると、モータが過負荷状態となり、モータに過電流が流
れる。このような過電流は、モータを過熱、損傷させる
虞れがある。そこで、モータの過負荷状態を検出し、モ
ータが過負荷状態にあるとき、モータを直ちに停止し、
ヘッドレストの揺動を停止する構成がよく知られてい
る。このような構成によれば、モータの過負荷状態にお
いて、モータが直ちに停止されるため、過電流に起因す
るモータの過熱、損傷が防止でき、モータに対する安全
性が確保される。
しかしながら、公知の構成において、たとえば、荷
物、異物等の挾み込みによる機械的阻止(メカロック)
が、モータに生じると、モータの過負荷により、ヘッド
レストが、メカロックの原因となった荷物、異物等が挾
み込んだままの状態で、停止される。そのため、格納時
のヘッドレストが荷物、異物等を挾み込んだ場合におい
ては、オートスイッチ等の操作により、ヘッドレストを
一旦支持位置に戻して、挾み込みを解除した後、メカロ
ックの原因となった荷物等を取除かなければならず、操
作の煩雑化は避けられない。
物、異物等の挾み込みによる機械的阻止(メカロック)
が、モータに生じると、モータの過負荷により、ヘッド
レストが、メカロックの原因となった荷物、異物等が挾
み込んだままの状態で、停止される。そのため、格納時
のヘッドレストが荷物、異物等を挾み込んだ場合におい
ては、オートスイッチ等の操作により、ヘッドレストを
一旦支持位置に戻して、挾み込みを解除した後、メカロ
ックの原因となった荷物等を取除かなければならず、操
作の煩雑化は避けられない。
特に、リヤシート着座者がアシスタントシートのヘッ
ドレストを格納する場合、アシスタントシートのシート
クッション上の視界は、シートバックによって妨害され
るため、シートクッション上に載置された荷物等の確
認、および、挾み込んだ後の荷物等の除去が容易に行な
えない。
ドレストを格納する場合、アシスタントシートのシート
クッション上の視界は、シートバックによって妨害され
るため、シートクッション上に載置された荷物等の確
認、および、挾み込んだ後の荷物等の除去が容易に行な
えない。
ところで、オートスイッチは、操作方向をメモリーす
るワンタッチ式に構成され、通常、1度の操作により、
ヘッドレストが格納位置、または、支持位置まで揺動可
能とされている。しかし、このような構成において、オ
ートスイッチが誤って操作された場合、ヘッドレストが
格納位置、支持位置に到達するまで、または、荷物、異
物等を挾み込んでメカロック状態となるまで、モータが
駆動される。ヘッドレストは、オートスイッチの誤操作
により、不意に揺動されるため、着座者がいるとケガ等
の原因となる虞れがある。そのため、着座者の安全性、
快適性の低下は避けられない。
るワンタッチ式に構成され、通常、1度の操作により、
ヘッドレストが格納位置、または、支持位置まで揺動可
能とされている。しかし、このような構成において、オ
ートスイッチが誤って操作された場合、ヘッドレストが
格納位置、支持位置に到達するまで、または、荷物、異
物等を挾み込んでメカロック状態となるまで、モータが
駆動される。ヘッドレストは、オートスイッチの誤操作
により、不意に揺動されるため、着座者がいるとケガ等
の原因となる虞れがある。そのため、着座者の安全性、
快適性の低下は避けられない。
この発明は、モータに対する安全性、および、着座者
に対する安全性、快適性の向上をはかるヘッドレスト制
御方法およびヘッドレスト制御装置の提供を目的として
いる。
に対する安全性、快適性の向上をはかるヘッドレスト制
御方法およびヘッドレスト制御装置の提供を目的として
いる。
この目的を達成するために、この発明によれば、モー
タの過負荷状態を検出し、ヘッドレストの格納時にモー
タの過負荷状態が検出されると、モータを直ちに逆方向
に駆動し、ヘッドレストを支持位置まで自動復帰させて
いる。また、支持位置へのヘッドレストの復帰時に、モ
ータの過負荷状態が検出されると、モータが直ちに停止
し、ヘッドレストがその位置に停止される。
タの過負荷状態を検出し、ヘッドレストの格納時にモー
タの過負荷状態が検出されると、モータを直ちに逆方向
に駆動し、ヘッドレストを支持位置まで自動復帰させて
いる。また、支持位置へのヘッドレストの復帰時に、モ
ータの過負荷状態が検出されると、モータが直ちに停止
し、ヘッドレストがその位置に停止される。
ここで、モータの駆動制御を行なうオートスイッチ
が、格納方向に、所定時間以上継続して操作されたとき
のみ、モータを駆動して、ヘッドレストを格納可能とす
ることが好ましい。
が、格納方向に、所定時間以上継続して操作されたとき
のみ、モータを駆動して、ヘッドレストを格納可能とす
ることが好ましい。
以下、図面を参照しながらこの発明の実施例について
詳細に説明する。
詳細に説明する。
第1図、第2図に示すように、この発明に係るヘッド
レスト制御装置10は、モータ12と、オートスイッチ14
と、中央処理ユニット16と、判別回路18と、過負荷検出
手段20とを具備し、モータの駆動によって、ヘッドレス
ト22の揺動を制御可能に構成されている。モータ12とし
て、DCギヤードモータが利用でき、モータが駆動される
ことによって、ヘッドレスト22が支持位置と格納位置と
の間で揺動される。
レスト制御装置10は、モータ12と、オートスイッチ14
と、中央処理ユニット16と、判別回路18と、過負荷検出
手段20とを具備し、モータの駆動によって、ヘッドレス
ト22の揺動を制御可能に構成されている。モータ12とし
て、DCギヤードモータが利用でき、モータが駆動される
ことによって、ヘッドレスト22が支持位置と格納位置と
の間で揺動される。
ヘッドレスト22は、たとえば、アシスタントシート24
に装着され、支持位置において、アシスタントシート着
座者の頭部を支持し、衝突時等での頭部の後方移動が防
止される。また、ヘッドレスト22は、第1図に一点鎖線
で示すように、格納位置においては、リヤシート26の着
座者の目線とボンネット(図示しない)等とを結ぶ。い
わゆる前方視界線28より下方に揺動し、ヘッドレストが
格納位置に揺動することによって、リヤシート着座者の
前方視界が確保されるとともに、ドライバーの側方視界
が確保される。
に装着され、支持位置において、アシスタントシート着
座者の頭部を支持し、衝突時等での頭部の後方移動が防
止される。また、ヘッドレスト22は、第1図に一点鎖線
で示すように、格納位置においては、リヤシート26の着
座者の目線とボンネット(図示しない)等とを結ぶ。い
わゆる前方視界線28より下方に揺動し、ヘッドレストが
格納位置に揺動することによって、リヤシート着座者の
前方視界が確保されるとともに、ドライバーの側方視界
が確保される。
モータ12は、たとえば、オートスイッチ14の操作によ
って、駆動制御される。オートスイッチ14として、たと
えば、第2図に示すように、操作方向によって、モータ
12の回転方向を切換え可能な、ニュートラルポジション
と2ポジションの接点とを持つ自動復帰形のシーソー式
スイッチが利用できる。そして、オートスイッチ14は、
第3図に示すように、ドライバー、リヤシート着座者の
双方が操作可能な位置、たとえば、アシスタントシート
のシートバック30のドライバー寄り、つまり、内方サイ
ド32に設けられる。また、オートスイッチ14は、第2図
に示すように、中央処理ユニット16に接続され、オート
スイッチの操作によって、操作方向に対応する所定の信
号が、中央処理ユニットに出力される。
って、駆動制御される。オートスイッチ14として、たと
えば、第2図に示すように、操作方向によって、モータ
12の回転方向を切換え可能な、ニュートラルポジション
と2ポジションの接点とを持つ自動復帰形のシーソー式
スイッチが利用できる。そして、オートスイッチ14は、
第3図に示すように、ドライバー、リヤシート着座者の
双方が操作可能な位置、たとえば、アシスタントシート
のシートバック30のドライバー寄り、つまり、内方サイ
ド32に設けられる。また、オートスイッチ14は、第2図
に示すように、中央処理ユニット16に接続され、オート
スイッチの操作によって、操作方向に対応する所定の信
号が、中央処理ユニットに出力される。
中央処理ユニット16は、マイクロコンピュータ(マイ
コン)34を備えて形成され、マイコンは、記憶されたプ
ログラムに従って入力を処理し、適当な制御信号を発生
可能に構成されている。制御信号は、第1図、第2図を
見るとわかるように、たとえば、中央処理ユニット16に
接続されたリレー36,38に出力され、リレーが対応する
リレー接点36a,38aを適当な方向に切換えることによっ
て、モータ12の駆動が制御される。
コン)34を備えて形成され、マイコンは、記憶されたプ
ログラムに従って入力を処理し、適当な制御信号を発生
可能に構成されている。制御信号は、第1図、第2図を
見るとわかるように、たとえば、中央処理ユニット16に
接続されたリレー36,38に出力され、リレーが対応する
リレー接点36a,38aを適当な方向に切換えることによっ
て、モータ12の駆動が制御される。
ここで、オートスイッチ14は、ワンタッチ式に構成さ
れる。たとえば、オートスイッチ14を任意の方向にオン
とすると、メモリ−機能が作動して、スイッチ操作を記
憶する。そして、モータ12の駆動中にオートスイッチ14
をオフとしても、モータの駆動はメモリー機能によって
継続される。このような構成では、オートスイッチ14を
1度オンとすれば足りるため、スイッチ操作によるヘッ
ドレスト22の格納、復帰が容易に行なえる。
れる。たとえば、オートスイッチ14を任意の方向にオン
とすると、メモリ−機能が作動して、スイッチ操作を記
憶する。そして、モータ12の駆動中にオートスイッチ14
をオフとしても、モータの駆動はメモリー機能によって
継続される。このような構成では、オートスイッチ14を
1度オンとすれば足りるため、スイッチ操作によるヘッ
ドレスト22の格納、復帰が容易に行なえる。
ところで、たとえば、オートスイッチ14において、ヘ
ッドレスト22を揺動させる場合、ヘッドレストが格納位
置、または、支持位置に到達して、それぞれのリミット
スイッチ(図示しない)を作動させるまで、モータ12の
駆動は継続される。そのため、特に、リヤシート着座者
からの安全確認の困難なヘッドレスト22の格納時におい
て、誤操作によりヘッドレストが不意に格納されると、
アシスタントシート着座者等に思わぬケガを生じさせる
虞れがある。
ッドレスト22を揺動させる場合、ヘッドレストが格納位
置、または、支持位置に到達して、それぞれのリミット
スイッチ(図示しない)を作動させるまで、モータ12の
駆動は継続される。そのため、特に、リヤシート着座者
からの安全確認の困難なヘッドレスト22の格納時におい
て、誤操作によりヘッドレストが不意に格納されると、
アシスタントシート着座者等に思わぬケガを生じさせる
虞れがある。
そこで、スイッチの誤操作は、瞬間的であることに着
目し、オートスイッチ14の格納方向の接点と中央処理ユ
ニット16の間に、タイマー40を介在させている。そし
て、予めタイマー40に設定された所定時間以上継続し
て、スイッチ操作のあったときのみ、格納方向へのオー
トスイッチ14の操作信号を出力可能に構成されている。
タイマー40の設定時間は、たとえば、0.5秒程度とされ
る。このような構成では、オートスイッチ14が格納方向
に誤ってオンとされても、瞬間的な操作においては、モ
ータ12は駆動されず、ヘッドレスト22は格納されない。
そのため、オートスイッチ14の誤操作に対する、アシス
タントシート着座者等の安全性が確保される。
目し、オートスイッチ14の格納方向の接点と中央処理ユ
ニット16の間に、タイマー40を介在させている。そし
て、予めタイマー40に設定された所定時間以上継続し
て、スイッチ操作のあったときのみ、格納方向へのオー
トスイッチ14の操作信号を出力可能に構成されている。
タイマー40の設定時間は、たとえば、0.5秒程度とされ
る。このような構成では、オートスイッチ14が格納方向
に誤ってオンとされても、瞬間的な操作においては、モ
ータ12は駆動されず、ヘッドレスト22は格納されない。
そのため、オートスイッチ14の誤操作に対する、アシス
タントシート着座者等の安全性が確保される。
なお、オートスイッチ14は、第1図、第2図を見ると
わかるように、判別回路18にも接続されている。判別回
路18は、中央処理ユニット16に接続され、たとえば、オ
ートスイッチ14の操作方向を判別し、対応する信号を中
央処理ユニットに出力可能に構成されている。
わかるように、判別回路18にも接続されている。判別回
路18は、中央処理ユニット16に接続され、たとえば、オ
ートスイッチ14の操作方向を判別し、対応する信号を中
央処理ユニットに出力可能に構成されている。
また、ヘッドレスト制御装置10は、モータ12の過負荷
を検出する過負荷検出手段20を具備している。過負荷検
出手段20は、たとえば、モータ12に直列に接続された過
電流検出抵抗42を有して構成され、過電流検出抵抗の端
末が、判別回路18に接続されている。そして、判別回路
18に予め設定された設定値と、過電流検出抵抗42端末の
電圧とが常時比較される。
を検出する過負荷検出手段20を具備している。過負荷検
出手段20は、たとえば、モータ12に直列に接続された過
電流検出抵抗42を有して構成され、過電流検出抵抗の端
末が、判別回路18に接続されている。そして、判別回路
18に予め設定された設定値と、過電流検出抵抗42端末の
電圧とが常時比較される。
たとえば、ヘッドレスト22の揺動が、シートクッショ
ン44上に載置された荷物や、ヘッドレストのステー46、
シートバック30上端間に挾み込まれた異物等により、機
械的に阻止(メカロック)されると、モータ12が過負荷
状態となる。すると、モータ12のトルクが上昇し、モー
タのT−I特性(トルク−電流特性)により、電流値が
上昇して、過電流検出抵抗42端末の電圧値を上昇させ
る。そして、過電流検出抵抗42端末の電圧値が、判別回
路18の設定値より大きくなったとき、所定の信号(警告
信号)が判別回路から中央処理ユニット16に出力され、
中央処理ユニットからの信号により、リレー36,38が付
勢され、リレー接点36a,38aが切換えられて、モータ12
が直ちに停止される。つまり、ヘッドレスト22の揺動
が、荷物、異物等の障害物によって阻止され、モータ12
がメカロックされて、モータ12が過負荷状態となり、モ
ータに過電流が生じると、モータは直ちに停止されるた
め、モータの過熱、破損等が確実に防止でき、モータに
対する安全性が確保される。
ン44上に載置された荷物や、ヘッドレストのステー46、
シートバック30上端間に挾み込まれた異物等により、機
械的に阻止(メカロック)されると、モータ12が過負荷
状態となる。すると、モータ12のトルクが上昇し、モー
タのT−I特性(トルク−電流特性)により、電流値が
上昇して、過電流検出抵抗42端末の電圧値を上昇させ
る。そして、過電流検出抵抗42端末の電圧値が、判別回
路18の設定値より大きくなったとき、所定の信号(警告
信号)が判別回路から中央処理ユニット16に出力され、
中央処理ユニットからの信号により、リレー36,38が付
勢され、リレー接点36a,38aが切換えられて、モータ12
が直ちに停止される。つまり、ヘッドレスト22の揺動
が、荷物、異物等の障害物によって阻止され、モータ12
がメカロックされて、モータ12が過負荷状態となり、モ
ータに過電流が生じると、モータは直ちに停止されるた
め、モータの過熱、破損等が確実に防止でき、モータに
対する安全性が確保される。
ここで、この発明のヘッドレスト制御装置10において
は、たとえば、ヘッドレスト22の格納時に、過負荷等に
よって、モータ12が停止した場合、モータの停止と同時
に、ヘッドレストは支持位置に自動復帰(オートリター
ン)可能に構成されている。つまり、ヘッドレスト22の
格納時において、ヘッドレストの揺動が荷物、異物等に
阻止されて、過負荷状態によりモータ12が停止されて
も、ヘッドレストは、荷物等を挾み込んだまま停止せ
ず、支持位置まで戻った状態で停止される。そのため、
メカロックの原因となった荷物、異物等が容易に取り除
ける。
は、たとえば、ヘッドレスト22の格納時に、過負荷等に
よって、モータ12が停止した場合、モータの停止と同時
に、ヘッドレストは支持位置に自動復帰(オートリター
ン)可能に構成されている。つまり、ヘッドレスト22の
格納時において、ヘッドレストの揺動が荷物、異物等に
阻止されて、過負荷状態によりモータ12が停止されて
も、ヘッドレストは、荷物等を挾み込んだまま停止せ
ず、支持位置まで戻った状態で停止される。そのため、
メカロックの原因となった荷物、異物等が容易に取り除
ける。
また、この発明のヘッドレスト制御装置10は、他の安
全確保機能として、たとえば、着座検出手段48、ドア検
出手段50を更に具備している。
全確保機能として、たとえば、着座検出手段48、ドア検
出手段50を更に具備している。
着座検出手段48として、たとえば、感圧式の着座セン
サが利用でき、着座センサは、アシスタントシートのシ
ートクッション44内に配設され、第1図、第2図に示す
ように、中央処理ユニット16、判別回路18にそれぞれ接
続されている。そして、着座センサ(着座検出手段)48
が、圧力を検出すると、中央処理ユニット16、判別回路
18に信号が出力され、アシスタントシート着座者の存在
を判別回路が検出することによって、中央処理ユニット
へのオートスイッチ14からの信号を遮断可能に構成され
ている。
サが利用でき、着座センサは、アシスタントシートのシ
ートクッション44内に配設され、第1図、第2図に示す
ように、中央処理ユニット16、判別回路18にそれぞれ接
続されている。そして、着座センサ(着座検出手段)48
が、圧力を検出すると、中央処理ユニット16、判別回路
18に信号が出力され、アシスタントシート着座者の存在
を判別回路が検出することによって、中央処理ユニット
へのオートスイッチ14からの信号を遮断可能に構成され
ている。
たとえば、着座センサ48からの信号によって、判別回
路18が着座者の存在を検出すると、判別回路から中央処
理ユニット16に着座検出信号(警告信号)が出力され
て、オートスイッチ14からの信号が遮断される。そのた
め、アシスタントシートに着座者がある場合、オートス
イッチ14を操作してもヘッドレスト22の格納は発生せ
ず、ヘッドレストの誤動作が十分に防止できる。また、
ヘッドレスト22の格納時において、着座センサ48からの
信号により、判別回路18が着座者の存在を検出すると、
ヘッドレストを直ちに支持位置まで自動復帰させる。そ
のため、着座者の安全性が十分に確保できる。
路18が着座者の存在を検出すると、判別回路から中央処
理ユニット16に着座検出信号(警告信号)が出力され
て、オートスイッチ14からの信号が遮断される。そのた
め、アシスタントシートに着座者がある場合、オートス
イッチ14を操作してもヘッドレスト22の格納は発生せ
ず、ヘッドレストの誤動作が十分に防止できる。また、
ヘッドレスト22の格納時において、着座センサ48からの
信号により、判別回路18が着座者の存在を検出すると、
ヘッドレストを直ちに支持位置まで自動復帰させる。そ
のため、着座者の安全性が十分に確保できる。
また、ドア検出手段50は、対応するドアの開放を検出
可能に設けられ、第1図、第2図に示すように、中央処
理ユニット16、判別回路18にそれぞれ接続されている。
ドア検出手段50は、対応するドア、たとえば、アシスタ
ントシートサイドのフロントドア52の開放と同時にオン
となるように作用し、たとえば、ドアの開放によって点
灯するルームランプ用ドアスイッチが利用できる。そし
て、ヘッドレスト22が格納位置にあるとき、ドア検出手
段(ドアスイッチ)50が、対応するドアの開放を検出す
ると、モータ12を駆動し、ヘッドレストが支持位置まで
自動復帰可能に構成されている。
可能に設けられ、第1図、第2図に示すように、中央処
理ユニット16、判別回路18にそれぞれ接続されている。
ドア検出手段50は、対応するドア、たとえば、アシスタ
ントシートサイドのフロントドア52の開放と同時にオン
となるように作用し、たとえば、ドアの開放によって点
灯するルームランプ用ドアスイッチが利用できる。そし
て、ヘッドレスト22が格納位置にあるとき、ドア検出手
段(ドアスイッチ)50が、対応するドアの開放を検出す
ると、モータ12を駆動し、ヘッドレストが支持位置まで
自動復帰可能に構成されている。
このような構成では、ヘッドレスト22が格納位置にあ
るとき、アシスタントシート24に着座者が着座しようと
して、対応するフロントドア52を開放すると、ドアの開
放と同時に、ヘッドレストが支持位置まで自動復帰する
ため、着座者の乗車が妨害されない。そして、着座前
に、ヘッドレスト22が格納されていても、着座時におい
ては、ヘッドレストが支持位置に常に戻されるため、着
座後、オートスイッチ14を操作して、ヘッドレストを格
納位置から支持位置に復帰させる必要がない。そのた
め、アシスタントシート着座者の乗車時に、煩雑な操作
を伴なうこともなく、良好な乗車性が十分に確保でき
る。
るとき、アシスタントシート24に着座者が着座しようと
して、対応するフロントドア52を開放すると、ドアの開
放と同時に、ヘッドレストが支持位置まで自動復帰する
ため、着座者の乗車が妨害されない。そして、着座前
に、ヘッドレスト22が格納されていても、着座時におい
ては、ヘッドレストが支持位置に常に戻されるため、着
座後、オートスイッチ14を操作して、ヘッドレストを格
納位置から支持位置に復帰させる必要がない。そのた
め、アシスタントシート着座者の乗車時に、煩雑な操作
を伴なうこともなく、良好な乗車性が十分に確保でき
る。
なお、第1図、第2図を見るとわかるように、モータ
12は、中央処理ユニット16とともに、たとえば、自動車
のバッテリー54に接続され、バッテリーからの供給電圧
によって、駆動される。
12は、中央処理ユニット16とともに、たとえば、自動車
のバッテリー54に接続され、バッテリーからの供給電圧
によって、駆動される。
また、上記構成のヘッドレスト制御装置10において、
中央処理ユニット16、判別回路18等を、たとえば、制御
ボックス56内に収納し、制御ボックスを、たとえば、ア
シスタントシートのシートバック30に内蔵するとよい
(第1図、第3図参照)。
中央処理ユニット16、判別回路18等を、たとえば、制御
ボックス56内に収納し、制御ボックスを、たとえば、ア
シスタントシートのシートバック30に内蔵するとよい
(第1図、第3図参照)。
上記構成のヘッドレスト制御装置10によるヘッドレス
ト制御方法を第4図のフローチャートに沿って詳細に説
明する。
ト制御方法を第4図のフローチャートに沿って詳細に説
明する。
まず、ヘッドレスト制御装置10のメインスイッチがオ
ンとされる。通常、イングニションスイッチ(図示しな
い)がメインスイッチを兼ね、たとえば、ドライバーが
着座し、イグニンションスイッチをオンとすることによ
って、ヘッドレスト制御装置10の動作がスタートする。
ンとされる。通常、イングニションスイッチ(図示しな
い)がメインスイッチを兼ね、たとえば、ドライバーが
着座し、イグニンションスイッチをオンとすることによ
って、ヘッドレスト制御装置10の動作がスタートする。
ヘッドレスト制御装置10の動作がスタートすると、ま
ず、着座センサ48がオンか否か(60)、ドアスイッチ50
がオンか否か(62)が順次判断される。たとえば、アシ
スタントシート24に着座者がなく、アシスタントシート
サイドのフロントドア52が閉鎖された状態を仮定する
と、(60),(62)において、それぞれNOと判断され
る。そして、次に、オートスイッチ14が復帰方向にオン
か否か(64)、格納方向にオンか否か(66)がそれぞれ
判断される。たとえば、オートスイッチ14の未操作時を
仮定すると、まず、(64)において、NOと判断される。
ここで、(64)において、NOと判断されると、次に、格
納方向におけるモータ電流Ifが、過電流Imaxより大きい
か否かが判断され(68)、その後、(66)において、オ
ートスイッチ14が格納方向にオンか否かが判断される。
通常時、モータ電流Ifは過電流Imaxより小さいため、
(68)において、NOと判断されるとともに、オートスイ
ッチ14が未操作であるため、(66)において、NOと判断
される。
ず、着座センサ48がオンか否か(60)、ドアスイッチ50
がオンか否か(62)が順次判断される。たとえば、アシ
スタントシート24に着座者がなく、アシスタントシート
サイドのフロントドア52が閉鎖された状態を仮定する
と、(60),(62)において、それぞれNOと判断され
る。そして、次に、オートスイッチ14が復帰方向にオン
か否か(64)、格納方向にオンか否か(66)がそれぞれ
判断される。たとえば、オートスイッチ14の未操作時を
仮定すると、まず、(64)において、NOと判断される。
ここで、(64)において、NOと判断されると、次に、格
納方向におけるモータ電流Ifが、過電流Imaxより大きい
か否かが判断され(68)、その後、(66)において、オ
ートスイッチ14が格納方向にオンか否かが判断される。
通常時、モータ電流Ifは過電流Imaxより小さいため、
(68)において、NOと判断されるとともに、オートスイ
ッチ14が未操作であるため、(66)において、NOと判断
される。
このような状態から、たとえば、オートスイッチ14を
格納方向にオンとすると、(66)において、YESと判断
され、タイマー40がリセットされるとともに、0.5秒間
の計測をスタートし(70)、タイマーの計測時間Tが、
0.5秒を経過したか否かが判断される(72)。オートス
イッチ14を格納方向に0.5秒以上継続して操作し、タイ
マー40の計測時間Tが0.5秒を経過するまで、(72)に
おいて、NOと判断され、タイマーが0.5秒を経過し、YES
と判断されると、モータ12が格納方向に駆動され、ヘッ
ドレスト22が格納方向に揺動される(74)。
格納方向にオンとすると、(66)において、YESと判断
され、タイマー40がリセットされるとともに、0.5秒間
の計測をスタートし(70)、タイマーの計測時間Tが、
0.5秒を経過したか否かが判断される(72)。オートス
イッチ14を格納方向に0.5秒以上継続して操作し、タイ
マー40の計測時間Tが0.5秒を経過するまで、(72)に
おいて、NOと判断され、タイマーが0.5秒を経過し、YES
と判断されると、モータ12が格納方向に駆動され、ヘッ
ドレスト22が格納方向に揺動される(74)。
このとき、タイマー40の計測時間Tが0.5秒経過する
前、つまり、(72)において、YESと判断される前に、
格納方向へのオートスイッチ14の操作を解除し、オフと
すると、(66)において、NOと判断される。そのため、
格納方向へのモータ12の駆動、つまり、ヘッドレスト22
の格納は発生せず、オートスイッチ14の誤操作に対する
安全性が確保される。
前、つまり、(72)において、YESと判断される前に、
格納方向へのオートスイッチ14の操作を解除し、オフと
すると、(66)において、NOと判断される。そのため、
格納方向へのモータ12の駆動、つまり、ヘッドレスト22
の格納は発生せず、オートスイッチ14の誤操作に対する
安全性が確保される。
そして、(74)において、モータ12が格納方向に駆動
されると、次に、リミットスイッチが格納方向において
オンか否か(76)、判別回路18から警告信号が出力され
ているか否か(78)がそれぞれ判断される。たとえば、
モータ12の電流Ifが正常値であれば、(76)において、
NOと判断され、モータはリミットスイッチがオンとなっ
て、YESと判断されるまで、継続して駆動し、ヘッドレ
スト22を格納位置まで揺動させる。そして、ヘッドレス
ト22が格納位置に到達してリミットスイッチが格納方向
にオンとなると、(76)において、YESと判断され、格
納方向へのモータ12の駆動が直ちに停止し、ヘッドレス
ト22が格納される(80)。
されると、次に、リミットスイッチが格納方向において
オンか否か(76)、判別回路18から警告信号が出力され
ているか否か(78)がそれぞれ判断される。たとえば、
モータ12の電流Ifが正常値であれば、(76)において、
NOと判断され、モータはリミットスイッチがオンとなっ
て、YESと判断されるまで、継続して駆動し、ヘッドレ
スト22を格納位置まで揺動させる。そして、ヘッドレス
ト22が格納位置に到達してリミットスイッチが格納方向
にオンとなると、(76)において、YESと判断され、格
納方向へのモータ12の駆動が直ちに停止し、ヘッドレス
ト22が格納される(80)。
ここで、たとえば、ヘッドレスト22の格納時に、つま
り、格納方向へのモータ12の駆動時に、メカロック等に
よって、モータに過電流が流れ、モータ電流Ifが過電流
Imaxより大きくなると、(68)において、YESと判断さ
れ、判別回路18が異常の発生を検出して、判別回路から
警告信号が発生される(82)。すると、まず、(78)に
おいて、YESと判断され、格納方向へのモータ12の駆動
が停止するとともに(80)、モータが復帰方向に駆動さ
れ(84)、ヘッドレスト22が復帰方向(支持方向)に揺
動される。
り、格納方向へのモータ12の駆動時に、メカロック等に
よって、モータに過電流が流れ、モータ電流Ifが過電流
Imaxより大きくなると、(68)において、YESと判断さ
れ、判別回路18が異常の発生を検出して、判別回路から
警告信号が発生される(82)。すると、まず、(78)に
おいて、YESと判断され、格納方向へのモータ12の駆動
が停止するとともに(80)、モータが復帰方向に駆動さ
れ(84)、ヘッドレスト22が復帰方向(支持方向)に揺
動される。
そして、次に、復帰方向におけるモータ電流Irが、過
電流Imaxより大きいか否か(86)、リミットスイッチが
復帰方向でオンか否か(88)がそれぞれ判断される。た
とえば、モータ12の通常時においては、モータ電流Irは
過電流Imaxより小さいため、(86)において、NOと判断
され、ヘッドレスト22が支持位置に到達し、復帰方向で
のリミットスイッチをオンとして、(88)において、YE
Sと判断されるまで、復帰方向へのモータの駆動が継続
される。そして、たとえば、ヘッドレスト22が支持位置
まで復帰し、リミットスイッチがオンとされて、(88)
において、YESと判断されると、復帰方向へのモータ12
の駆動が停止し(90)、ヘッドレスト22が支持位置に自
動復帰される。その後、判別回路18からの警告信号が遮
断される(92)。
電流Imaxより大きいか否か(86)、リミットスイッチが
復帰方向でオンか否か(88)がそれぞれ判断される。た
とえば、モータ12の通常時においては、モータ電流Irは
過電流Imaxより小さいため、(86)において、NOと判断
され、ヘッドレスト22が支持位置に到達し、復帰方向で
のリミットスイッチをオンとして、(88)において、YE
Sと判断されるまで、復帰方向へのモータの駆動が継続
される。そして、たとえば、ヘッドレスト22が支持位置
まで復帰し、リミットスイッチがオンとされて、(88)
において、YESと判断されると、復帰方向へのモータ12
の駆動が停止し(90)、ヘッドレスト22が支持位置に自
動復帰される。その後、判別回路18からの警告信号が遮
断される(92)。
ここで、たとえば、ヘッドレストの復帰時、つまり、
復帰方向へのモータ12の駆動時に、メカロック等によ
り、復帰方向でのモータ電流Irが、過電流Imaxより大き
くなると、(86)において、YESと判断され、復帰方向
へのモータの駆動が、直ちに停止される(90)。
復帰方向へのモータ12の駆動時に、メカロック等によ
り、復帰方向でのモータ電流Irが、過電流Imaxより大き
くなると、(86)において、YESと判断され、復帰方向
へのモータの駆動が、直ちに停止される(90)。
なお、ヘッドレスト22の格納時に、オートスイッチ14
を復帰方向にオンとすると、(64)において、YESと判
断され、判別回路18から警告信号が出力されて(82)、
モータ12を復帰方向に駆動する(84)。つまり、ヘッド
レスト22の格納途中においても、オートスイッチ14を復
帰方向にオンとすれば、ヘッドレストは、支持位置まで
直ちに自動復帰される。そのため、オートスイッチ14の
誤操作等によって、ヘッドレスト22に誤動作が生じて
も、オートスイッチを復帰方向に操作すれば足り、ヘッ
ドレストの誤動作等に対する着座者の安全性が確保され
る。
を復帰方向にオンとすると、(64)において、YESと判
断され、判別回路18から警告信号が出力されて(82)、
モータ12を復帰方向に駆動する(84)。つまり、ヘッド
レスト22の格納途中においても、オートスイッチ14を復
帰方向にオンとすれば、ヘッドレストは、支持位置まで
直ちに自動復帰される。そのため、オートスイッチ14の
誤操作等によって、ヘッドレスト22に誤動作が生じて
も、オートスイッチを復帰方向に操作すれば足り、ヘッ
ドレストの誤動作等に対する着座者の安全性が確保され
る。
また、ヘッドレスト22が格納位置にあり、アシスタン
トシート24に着座者がなく、フロントドア52の閉鎖され
た状態において、オートスイッチ14を復帰方向にオンと
したと仮定すると、(60),(62)においてNO、(64)
においてYESとそれぞれ判断される。すると、判別回路1
8から警告信号が発生し(82)、モータ12を復帰方向に
駆動し(84)、(86),(88)のいずれかがYESと判断
されるまで、モータが復帰方向に駆動し、ヘッドレスト
22が支持位置に復帰される。
トシート24に着座者がなく、フロントドア52の閉鎖され
た状態において、オートスイッチ14を復帰方向にオンと
したと仮定すると、(60),(62)においてNO、(64)
においてYESとそれぞれ判断される。すると、判別回路1
8から警告信号が発生し(82)、モータ12を復帰方向に
駆動し(84)、(86),(88)のいずれかがYESと判断
されるまで、モータが復帰方向に駆動し、ヘッドレスト
22が支持位置に復帰される。
また、たとえば、アシスタントシート24に着座者があ
り、着座センサ48がオンとされた場合や、フロントドア
52が開放されて、ドアスイッチ50がオンとされた場合に
おいては、(60)または(62)においてYESと判断され
る。つまり、たとえば、ヘッドレスト22が支持位置にあ
るとき、オートスイッチ14が格納方向に操作されても、
オートスイッチからの信号は遮断されているため、ヘッ
ドレスト22の格納は生じない。そのため、モータ12、お
よび、アシスタントシート着座者に対する安全性が確保
される。
り、着座センサ48がオンとされた場合や、フロントドア
52が開放されて、ドアスイッチ50がオンとされた場合に
おいては、(60)または(62)においてYESと判断され
る。つまり、たとえば、ヘッドレスト22が支持位置にあ
るとき、オートスイッチ14が格納方向に操作されても、
オートスイッチからの信号は遮断されているため、ヘッ
ドレスト22の格納は生じない。そのため、モータ12、お
よび、アシスタントシート着座者に対する安全性が確保
される。
ここで、ヘッドレスト22が格納位置にあるとき、ま
た、ヘッドレストの格納時において、たとえば、着座セ
ンサ48、ドアスイッチ50のいずれかがオンとなり、(6
0),(60)のいずれかがYESと判断されると、判別回路
18から警告信号が発生し(82)、モータ12が復帰方向に
駆動されて(84)、ヘッドレスト22が支持位置に自動復
帰される。つまり、たとえば、ヘッドレスト22の格納時
に、着座センサ40が着座者、または、荷物等の存在を検
出すると、モータ12を直ちに復帰方向に駆動し、ヘッド
レスト22を支持位置まで自動復帰させる。そのため、モ
ータ12の過電流、ヘッドレスト22による荷物等の押えつ
けが防止できる。
た、ヘッドレストの格納時において、たとえば、着座セ
ンサ48、ドアスイッチ50のいずれかがオンとなり、(6
0),(60)のいずれかがYESと判断されると、判別回路
18から警告信号が発生し(82)、モータ12が復帰方向に
駆動されて(84)、ヘッドレスト22が支持位置に自動復
帰される。つまり、たとえば、ヘッドレスト22の格納時
に、着座センサ40が着座者、または、荷物等の存在を検
出すると、モータ12を直ちに復帰方向に駆動し、ヘッド
レスト22を支持位置まで自動復帰させる。そのため、モ
ータ12の過電流、ヘッドレスト22による荷物等の押えつ
けが防止できる。
また、たとえば、ヘッドレスト22の格納時に、フロン
トドア52を開放すると、(62)において、YESと判断さ
れ、判別回路18から警告信号が発生され(82)、モータ
12が復帰方向に駆動し(84)、ヘッドレストが支持位置
まで自動復帰される。そのため、乗車時においては、常
に、ヘッドレスト22が支持位置にあり、ヘッドレストが
着座者の乗車を妨げることもなく、良好な乗車性が得ら
れる。
トドア52を開放すると、(62)において、YESと判断さ
れ、判別回路18から警告信号が発生され(82)、モータ
12が復帰方向に駆動し(84)、ヘッドレストが支持位置
まで自動復帰される。そのため、乗車時においては、常
に、ヘッドレスト22が支持位置にあり、ヘッドレストが
着座者の乗車を妨げることもなく、良好な乗車性が得ら
れる。
上記のように、この発明のヘッドレスト制御方法によ
れば、モータ12の過負荷状態を検出し、ヘッドレスト22
の格納時におけるモータの過負荷に対しては、モータを
直ちに逆方向に駆動し、ヘッドレストが支持位置まで自
動復帰される。つまり、ヘッドレスト22が荷物、異物等
を挾み込んでも、挾み込んだままの状態で停止されず、
支持位置まで戻った状態で停止される。そのため、メカ
ロック、つまり、モータ12の過負荷状態の原因となった
荷物、異物等が、オートスイッチ14の操作を行なうこと
なく、容易に取り除ける。
れば、モータ12の過負荷状態を検出し、ヘッドレスト22
の格納時におけるモータの過負荷に対しては、モータを
直ちに逆方向に駆動し、ヘッドレストが支持位置まで自
動復帰される。つまり、ヘッドレスト22が荷物、異物等
を挾み込んでも、挾み込んだままの状態で停止されず、
支持位置まで戻った状態で停止される。そのため、メカ
ロック、つまり、モータ12の過負荷状態の原因となった
荷物、異物等が、オートスイッチ14の操作を行なうこと
なく、容易に取り除ける。
また、ヘッドレスト22の復帰時におけるモータ12の過
負荷に対しては、モータが直ちに停止し、ヘッドレスト
をその位置で停止させる。ヘッドレスト22の復帰時のメ
カロックの原因となる異物等は、通常、シートバック30
の上方において、ヘッドレストステー46、シートバック
間に挾み込まれるため、ヘードレストを他の位置に揺動
させることなく容易に取り除くことができる。そのた
め、異物等の除去の操作が簡単化される。また、ヘッド
レスト22の復帰時に過負荷状態が生じても、ヘッドレス
トが格納方向に不意に揺動されないため、着座者の安全
性が確保できる。
負荷に対しては、モータが直ちに停止し、ヘッドレスト
をその位置で停止させる。ヘッドレスト22の復帰時のメ
カロックの原因となる異物等は、通常、シートバック30
の上方において、ヘッドレストステー46、シートバック
間に挾み込まれるため、ヘードレストを他の位置に揺動
させることなく容易に取り除くことができる。そのた
め、異物等の除去の操作が簡単化される。また、ヘッド
レスト22の復帰時に過負荷状態が生じても、ヘッドレス
トが格納方向に不意に揺動されないため、着座者の安全
性が確保できる。
そして、オートスイッチ14が、格納方向に所定時間以
上継続して操作されたときのみ、モータ12を駆動して、
ヘッドレスト22が格納される構成とすれば、オートスイ
ッチへの瞬間的な接触等による誤操作に対しては、ヘッ
ドレストは格納されない。そのため、格納方向へのオー
トスイッチ14の誤操作に対する着座者の安全性、快適性
が十分に確保される。
上継続して操作されたときのみ、モータ12を駆動して、
ヘッドレスト22が格納される構成とすれば、オートスイ
ッチへの瞬間的な接触等による誤操作に対しては、ヘッ
ドレストは格納されない。そのため、格納方向へのオー
トスイッチ14の誤操作に対する着座者の安全性、快適性
が十分に確保される。
更に、着座者の有無を検出し、着座者のないときの
み、ヘッドレスト22を格納可能とするとともに、着座者
のあるとき、誤ってヘッドレストを格納しようとして
も、ヘッドレストの格納を直ちに停止し、ヘッドレスト
を支持位置に自動的に復帰させる構成とするとよい。こ
のような構成によれば、着座者があるときに、誤ってオ
ートスイッチ14を格納方向に操作しても、ヘッドレスト
22は格納されないため、ヘッドレストの誤動作等に対す
る着座者の安全性が十分に確保できる。
み、ヘッドレスト22を格納可能とするとともに、着座者
のあるとき、誤ってヘッドレストを格納しようとして
も、ヘッドレストの格納を直ちに停止し、ヘッドレスト
を支持位置に自動的に復帰させる構成とするとよい。こ
のような構成によれば、着座者があるときに、誤ってオ
ートスイッチ14を格納方向に操作しても、ヘッドレスト
22は格納されないため、ヘッドレストの誤動作等に対す
る着座者の安全性が十分に確保できる。
そして、ヘッドレスト22の格納時に着座者を検出して
も、ヘッドレストは直ちに支持位置まで自動復帰される
ため、着座者に接触することもなく、この点において
も、着座者の安全性が確保される。
も、ヘッドレストは直ちに支持位置まで自動復帰される
ため、着座者に接触することもなく、この点において
も、着座者の安全性が確保される。
また、対応するドア52の開放を検出し、ドアの閉鎖時
のみ、ヘッドレスト22を格納可能とするとともに、ドア
が開放されたとき、ヘッドレストが格納位置にある場合
においては、ヘッドレストを支持位置に自動復帰させる
構成としてもよい。このような構成によれば、着座者の
安全性が更に確保できるとともに、オートスイッチ14を
操作することなく、ドア52の開放によって、ヘッドレス
ト22が自動的に支持位置に復帰されるため、着座者がヘ
ッドレストに妨げられることなく乗車でき、良好な乗車
性が十分に得られる。
のみ、ヘッドレスト22を格納可能とするとともに、ドア
が開放されたとき、ヘッドレストが格納位置にある場合
においては、ヘッドレストを支持位置に自動復帰させる
構成としてもよい。このような構成によれば、着座者の
安全性が更に確保できるとともに、オートスイッチ14を
操作することなく、ドア52の開放によって、ヘッドレス
ト22が自動的に支持位置に復帰されるため、着座者がヘ
ッドレストに妨げられることなく乗車でき、良好な乗車
性が十分に得られる。
実施例において、過負荷検出手段20は、モータ12と直
列に接続された過電流検出抵抗42を有し、過電流検出抵
抗端末の電圧値から、モータの過負荷状態を検出可能に
構成されている。しかし、モータ12の過負荷状態を検出
すれば足り、これに限定されず、他の手段から過負荷検
出手段20を構成してもよい。
列に接続された過電流検出抵抗42を有し、過電流検出抵
抗端末の電圧値から、モータの過負荷状態を検出可能に
構成されている。しかし、モータ12の過負荷状態を検出
すれば足り、これに限定されず、他の手段から過負荷検
出手段20を構成してもよい。
また、実施例において、着座検出手段48は、感圧式の
着座センサから構成されている。しかし、着座検出手段
48は、着座者の有無を検出すれば足りるため、これに限
定されず、他の手段、たとえば、静電容量式センサ等か
ら構成してもよい。
着座センサから構成されている。しかし、着座検出手段
48は、着座者の有無を検出すれば足りるため、これに限
定されず、他の手段、たとえば、静電容量式センサ等か
ら構成してもよい。
なお、実施例においては、モータ12の駆動によって、
前後方向に揺動可能なヘッドレスト22として具体化され
ている。しかし、これに限定されず、たとえば、昇降に
よって、格納位置、支持位置間を移動する構成のヘッド
レストに、この発明のヘッドレスト制御装置10を応用し
てもよい。
前後方向に揺動可能なヘッドレスト22として具体化され
ている。しかし、これに限定されず、たとえば、昇降に
よって、格納位置、支持位置間を移動する構成のヘッド
レストに、この発明のヘッドレスト制御装置10を応用し
てもよい。
また、実施例において、ヘッドレスト22は、アシスタ
ントシート24に装着されているが、リヤシート26に装着
されるヘッドレストも、アシスタントシートのヘッドレ
ストと同様に構成できる。この場合、ヘッドレストは、
ドライバーの後方視界線より下方に格納可能とされ、着
座検出手段48はリヤシート26に、ドア検出手段50は、対
応するリヤドアにそれぞれ設けられる。
ントシート24に装着されているが、リヤシート26に装着
されるヘッドレストも、アシスタントシートのヘッドレ
ストと同様に構成できる。この場合、ヘッドレストは、
ドライバーの後方視界線より下方に格納可能とされ、着
座検出手段48はリヤシート26に、ドア検出手段50は、対
応するリヤドアにそれぞれ設けられる。
上述した実施例は、この発明を説明するためのもので
あり、この発明を何等限定するものでなく、この発明の
技術範囲内で変形、改造等の施されたものも全てこの発
明に包含されることはいうまでもない。
あり、この発明を何等限定するものでなく、この発明の
技術範囲内で変形、改造等の施されたものも全てこの発
明に包含されることはいうまでもない。
上記のように、この発明に係るヘッドレスト制御方法
によれば、モータの過負荷状態を検出し、ヘッドレスト
の格納時におけるモータの過負荷に対しては、モータを
直ちに逆方向に駆動し、ヘッドレストが支持位置まで自
動復帰される。つまり、ヘッドレストが荷物、異物等を
挾み込んでも、挾み込んだままの状態で停止されず、支
持位置まで戻った状態で停止される。そのため、メカロ
ック、つまり、モータの過負荷状態の原因となった荷
物、異物等が、オートスイッチの操作を行なうことな
く、容易に取り除ける。
によれば、モータの過負荷状態を検出し、ヘッドレスト
の格納時におけるモータの過負荷に対しては、モータを
直ちに逆方向に駆動し、ヘッドレストが支持位置まで自
動復帰される。つまり、ヘッドレストが荷物、異物等を
挾み込んでも、挾み込んだままの状態で停止されず、支
持位置まで戻った状態で停止される。そのため、メカロ
ック、つまり、モータの過負荷状態の原因となった荷
物、異物等が、オートスイッチの操作を行なうことな
く、容易に取り除ける。
また、オートスイッチが、格納方向に所定時間以上継
続して操作されたときのみ、モータを駆動して、ヘッド
レストが格納される構成とすれば、オートスイッチへの
瞬間的な接触等による誤操作に対しては、ヘッドレスト
は格納されない。そのため、格納方向へのオートスイッ
チの誤操作に対する着座者の安全性、快適性が十分に確
保される。
続して操作されたときのみ、モータを駆動して、ヘッド
レストが格納される構成とすれば、オートスイッチへの
瞬間的な接触等による誤操作に対しては、ヘッドレスト
は格納されない。そのため、格納方向へのオートスイッ
チの誤操作に対する着座者の安全性、快適性が十分に確
保される。
更に、着座者の有無を検出し、着座者のないときの
み、ヘッドレストを格納可能とするとともに、着座者の
あるとき、誤ってヘッドレストを格納しようとしても、
ヘッドレストの格納を直ちに停止し、ヘッドレストを支
持位置に自動的に復帰させる構成とするとよい。このよ
うな構成によれば、着座者があるときに、誤ってオート
スイッチを格納方向に操作しても、ヘッドレストは格納
されないため、ヘッドレストの誤動作等に対する着座者
の安全性が十分に確保できる。
み、ヘッドレストを格納可能とするとともに、着座者の
あるとき、誤ってヘッドレストを格納しようとしても、
ヘッドレストの格納を直ちに停止し、ヘッドレストを支
持位置に自動的に復帰させる構成とするとよい。このよ
うな構成によれば、着座者があるときに、誤ってオート
スイッチを格納方向に操作しても、ヘッドレストは格納
されないため、ヘッドレストの誤動作等に対する着座者
の安全性が十分に確保できる。
そして、ヘッドレストの格納時に着座者を検出して
も、ヘッドレストは直ちに支持位置まで自動復帰される
ため、着座者に接触することもなく、この点において
も、着座者の安全性が確保される。
も、ヘッドレストは直ちに支持位置まで自動復帰される
ため、着座者に接触することもなく、この点において
も、着座者の安全性が確保される。
また、対応するドアの開放を検出し、ドアの閉鎖時の
み、ヘッドレストを格納可能とするとともに、ドアが開
放されたとき、ヘッドレストが格納位置にある場合にお
いては、ヘッドレストを支持位置に自動復帰させる構成
としてもよい。このような構成によれば、着座者の安全
性が更に確保できるとともに、オートスイッチを操作す
ることなく、ドアの開放によって、ヘッドレストが自動
的に支持位置に復帰されるため、着座者がヘッドレスト
に妨げられることなく乗車でき、良好な乗車性が十分に
得られる。
み、ヘッドレストを格納可能とするとともに、ドアが開
放されたとき、ヘッドレストが格納位置にある場合にお
いては、ヘッドレストを支持位置に自動復帰させる構成
としてもよい。このような構成によれば、着座者の安全
性が更に確保できるとともに、オートスイッチを操作す
ることなく、ドアの開放によって、ヘッドレストが自動
的に支持位置に復帰されるため、着座者がヘッドレスト
に妨げられることなく乗車でき、良好な乗車性が十分に
得られる。
そして、この発明のヘッドレスト制御装置によれば、
上記のヘッドレスト制御方法が適切に遂行でき、モータ
の過負荷状態の原因となった荷物、異物等の除去が容易
に行なえるとともに、オートスイッチの誤操作が十分に
防止できる。そのため、モータの安全性、および、着座
者に対する安全性、快適性が十分に確保できる。
上記のヘッドレスト制御方法が適切に遂行でき、モータ
の過負荷状態の原因となった荷物、異物等の除去が容易
に行なえるとともに、オートスイッチの誤操作が十分に
防止できる。そのため、モータの安全性、および、着座
者に対する安全性、快適性が十分に確保できる。
第1図は、この発明に係るヘッドレスト制御装置の概略
ブロック図、 第2図は、中央処理ユニットを中心とした詳細なブロッ
ク図、 第3図は、アシスタントシートの概略斜視図、 第4図は、この発明によるヘッドレスト制御方法のフロ
ーチャートである。 10:ヘッドレスト制御装置、12:モータ、14:オートスイ
ッチ、16:中央処理ユニット、18:判別回路、20:過負荷
検出手段、22:ヘッドレスト、24:アシスタントシート、
34:マイクロコンピュータ(マイコン)、40:タイマー、
42:過電流検出抵抗、48:着座検出手段(着座センサ)、
50:ドア検出手段(ドアスイッチ)、52:フロントドア。
ブロック図、 第2図は、中央処理ユニットを中心とした詳細なブロッ
ク図、 第3図は、アシスタントシートの概略斜視図、 第4図は、この発明によるヘッドレスト制御方法のフロ
ーチャートである。 10:ヘッドレスト制御装置、12:モータ、14:オートスイ
ッチ、16:中央処理ユニット、18:判別回路、20:過負荷
検出手段、22:ヘッドレスト、24:アシスタントシート、
34:マイクロコンピュータ(マイコン)、40:タイマー、
42:過電流検出抵抗、48:着座検出手段(着座センサ)、
50:ドア検出手段(ドアスイッチ)、52:フロントドア。
Claims (8)
- 【請求項1】視界を確保する格納位置と、着座者の頭部
を支持する支持位置との間でのヘッドレストの移動を制
御するヘッドレスト制御方法において、 モータの過負荷状態を検出し、 ヘッドレストの格納時にモータの過負荷状態が検出され
ると、モータが直ちに逆方向に駆動して、ヘッドレスト
が支持位置まで自動復帰されるとともに、 支持位置へのヘッドレストの復帰時にモータの過負荷状
態が検出されると、モータが直ちに停止して、ヘッドレ
ストがその位置に停止されるヘッドレスト制御方法。 - 【請求項2】モータの駆動制御を行なうオートスイッチ
が、格納方向に、所定時間以上継続して操作されたとき
のみ、モータが駆動して、ヘッドレストが格納される請
求項1記載のヘッドレスト制御方法。 - 【請求項3】着座者の有無を検出し、 着座者のないときのみ、格納方向へのオートスイッチの
操作によって、ヘッドレストが格納されるとともに、 着座者のあるとき、ヘッドレストを格納しようとする
と、ヘッドレストが支持位置まで、直ちに自動復帰され
る請求項1または2記載のヘッドレスト制御方法。 - 【請求項4】対応するドアの開放を検出し、 ドアの閉鎖時のみ、ヘッドレストの格納が生じるととも
に、 ドアの開放時、ヘッドレストが格納位置にある場合にお
いては、ドアの開放と同時に、ヘッドレストが支持位置
まで、直ちに自動復帰される請求項1ないし3のいずれ
か記載のヘッドレスト制御方法。 - 【請求項5】着座者の有無、対応するドアの開放の双方
を検出し、 着座者がなく、ドアが閉鎖されているとともに、オート
スイッチが復帰方向においてオフとされているときの
み、ヘッドレストが格納される請求項1または2記載の
ヘッドレスト制御方法。 - 【請求項6】シートバック上端に設けられ、着座者の頭
部を支持する支持位置と、視界線より下方の格納位置と
の間を移動可能なヘッドレストと、 ヘッドレストを移動させるためのモータと、 モータの駆動を制御して、ヘッドレストの格納、復帰を
行なうオートスイッチと、 入力された情報を所定のプログラムに従って処理して、
モータの駆動を制御する中央処理ユニットと、 モータの過負荷状態を検出する過負荷検出手段と、 所定の安全条件のもとで、モータの駆動が行われている
か否かを判別する判別回路と、 を具備し、 ヘッドレストの格納時におけるモータの過負荷状態にお
いては、モータを直ちに逆方向に駆動して、ヘッドレス
トを支持位置に自動復帰させるとともに、 支持位置へのヘッドレストの復帰時におけるモータの過
負荷状態においては、モータを直ちに停止して、ヘッド
レストをその位置に停止させるヘッドレスト制御装置。 - 【請求項7】過負荷検出手段が、モータに流れる過電流
からモータの過負荷状態を検出する過電流検出抵抗を有
して構成された請求項6記載のヘッドレスト制御装置。 - 【請求項8】着座者の有無を検出する着座検出手段、お
よび、対応するドアの開放を検出するドア検出手段のう
ちの少なくとも一方を更に具備した請求項6または7記
載のヘッドレスト制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1312137A JP2665983B2 (ja) | 1989-11-30 | 1989-11-30 | ヘッドレスト制御方法およびヘッドレスト制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1312137A JP2665983B2 (ja) | 1989-11-30 | 1989-11-30 | ヘッドレスト制御方法およびヘッドレスト制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03169756A JPH03169756A (ja) | 1991-07-23 |
JP2665983B2 true JP2665983B2 (ja) | 1997-10-22 |
Family
ID=18025702
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1312137A Expired - Fee Related JP2665983B2 (ja) | 1989-11-30 | 1989-11-30 | ヘッドレスト制御方法およびヘッドレスト制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2665983B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7717507B2 (en) | 2004-11-26 | 2010-05-18 | Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha | Head rests |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110435515A (zh) * | 2019-08-26 | 2019-11-12 | 嘉兴学院 | 具有头枕的汽车安全座椅 |
-
1989
- 1989-11-30 JP JP1312137A patent/JP2665983B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7717507B2 (en) | 2004-11-26 | 2010-05-18 | Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha | Head rests |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03169756A (ja) | 1991-07-23 |
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