JP2663293B2 - 偏平糸等のより戻し装置 - Google Patents
偏平糸等のより戻し装置Info
- Publication number
- JP2663293B2 JP2663293B2 JP5069389A JP5069389A JP2663293B2 JP 2663293 B2 JP2663293 B2 JP 2663293B2 JP 5069389 A JP5069389 A JP 5069389A JP 5069389 A JP5069389 A JP 5069389A JP 2663293 B2 JP2663293 B2 JP 2663293B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yarn
- bobbin
- winding diameter
- signal
- motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H49/00—Unwinding or paying-out filamentary material; Supporting, storing or transporting packages from which filamentary material is to be withdrawn or paid-out
- B65H49/18—Methods or apparatus in which packages rotate
- B65H49/34—Arrangements for effecting positive rotation of packages
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2701/00—Handled material; Storage means
- B65H2701/30—Handled filamentary material
- B65H2701/31—Textiles threads or artificial strands of filaments
Landscapes
- Unwinding Of Filamentary Materials (AREA)
- Tension Adjustment In Filamentary Materials (AREA)
- Looms (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、糸パッケージからボビンの軸方向に糸を引
き出すときに、糸のよりを戻すための装置に関する。
き出すときに、糸のよりを戻すための装置に関する。
従来技術 製織時に、よこ糸の引き出しは、高速のため、スタン
ドに固定静止したボビンの軸方向に行われている。この
時、1巻の解舒毎に、糸に1回のよりがかかるため、合
成樹脂製のフィラメントあるいはテープヤーンのうち特
に円型断面でない長方型ないし異型に形成された偏平糸
においては、その織り上げ過程で必ずねじれ(より)と
なりクロスの強度が低下し、また外観などの品質も低下
する。
ドに固定静止したボビンの軸方向に行われている。この
時、1巻の解舒毎に、糸に1回のよりがかかるため、合
成樹脂製のフィラメントあるいはテープヤーンのうち特
に円型断面でない長方型ないし異型に形成された偏平糸
においては、その織り上げ過程で必ずねじれ(より)と
なりクロスの強度が低下し、また外観などの品質も低下
する。
従来、この対策として、糸パッケージの巻径を大きく
するなどの手段により、単位長さ当たりのよりの数を少
なくするという対策がとられている。しかし、この対策
によると、糸の管理に大きなスペースが必要となり、糸
のよりをなくするという基本的な点での解決策となって
いない。
するなどの手段により、単位長さ当たりのよりの数を少
なくするという対策がとられている。しかし、この対策
によると、糸の管理に大きなスペースが必要となり、糸
のよりをなくするという基本的な点での解決策となって
いない。
発明の目的 したがって、本発明の目的は、糸の引き出し過程で、
糸のよりを積極的に解消し、布の強度の低下や品質低下
をなくすることである。
糸のよりを積極的に解消し、布の強度の低下や品質低下
をなくすることである。
発明の解決手段 上記目的のもとに、本発明は、糸パッケージから糸を
ボビンの軸方向に引き出す過程で、よりを戻す方向にボ
ビンをモータで回転させている。ここで、モータの制御
系は、糸の引き出し速度と、糸パッケージの周速度とを
一致させるために、糸パッケージの巻径の変化を検出
し、伝達関数によって、モータの変速器を調整し、モー
タの回転速度を巻径の変化に追従させるよう変化させて
いる。
ボビンの軸方向に引き出す過程で、よりを戻す方向にボ
ビンをモータで回転させている。ここで、モータの制御
系は、糸の引き出し速度と、糸パッケージの周速度とを
一致させるために、糸パッケージの巻径の変化を検出
し、伝達関数によって、モータの変速器を調整し、モー
タの回転速度を巻径の変化に追従させるよう変化させて
いる。
発明の作用 この制御によると、糸の引き出し過程で、糸のよりを
相殺する方向にボビンが回転させられているため、糸に
よりがかけられず、よりのないよこ糸で製織が可能とな
る。
相殺する方向にボビンが回転させられているため、糸に
よりがかけられず、よりのないよこ糸で製織が可能とな
る。
実施例 図は、本発明の偏平糸等のより戻し装置1の構成を示
している。
している。
糸2は、チーズ状またはコーン状の糸パッケージ21と
して、ボビン3に巻き付けられており、よこ入れ時に、
ボビン3の軸方向に例えば一定の速度で引き出される。
して、ボビン3に巻き付けられており、よこ入れ時に、
ボビン3の軸方向に例えば一定の速度で引き出される。
一方、このボビン3は、ボビン駆動用のモータ4に連
結されており、糸2の引き出し過程で、巻き付け状態の
解舒にもとづくより相殺する方向に駆動されるようにな
っている。ここで巻き付け状態の糸パッケージ21の外形
つまり巻径は、その外周位置で定位置の変位計5によっ
て例えば光電的に非接触のもとに検出される。
結されており、糸2の引き出し過程で、巻き付け状態の
解舒にもとづくより相殺する方向に駆動されるようにな
っている。ここで巻き付け状態の糸パッケージ21の外形
つまり巻径は、その外周位置で定位置の変位計5によっ
て例えば光電的に非接触のもとに検出される。
そして、この変位計5は、特性調整器6の入力端に接
続されている。この特性調整器6は、回転数調整用の抵
抗器8に接続されており、出力側でモータ変速器7に接
続されている。このモータ変速器7は、例えばインバー
タ型式のものであり、出力側でモータ4に接続され、出
力周波数を変化させることで、モータ4の回転速度を変
化させる。
続されている。この特性調整器6は、回転数調整用の抵
抗器8に接続されており、出力側でモータ変速器7に接
続されている。このモータ変速器7は、例えばインバー
タ型式のものであり、出力側でモータ4に接続され、出
力周波数を変化させることで、モータ4の回転速度を変
化させる。
製織時に、糸2は、ボビン3の軸線方向に例えば一定
の引き出し速度で引き出される。この間に、変位計5
は、測定位置から糸パッケージ21の外周表面までの距離
を測定し、巻径信号Aを発生し、これを特性調整器6に
送り込んでいる。ここで、特性調整器6は、巻径の変化
の特性にあった伝達関数により、巻径信号Aを制御信号
Bに変換し、モータ変速器7に出力する。
の引き出し速度で引き出される。この間に、変位計5
は、測定位置から糸パッケージ21の外周表面までの距離
を測定し、巻径信号Aを発生し、これを特性調整器6に
送り込んでいる。ここで、特性調整器6は、巻径の変化
の特性にあった伝達関数により、巻径信号Aを制御信号
Bに変換し、モータ変速器7に出力する。
ここで、伝達関数f〔V/A〕は、下記の式によって表
される。
される。
R:巻径(測定レンジ)〔m〕 v:引き出し速度〔m/min〕 ΔD:検出距離〔m〕 k:出力定数〔A/m〕 n:インバータ入力定数〔RPM/V〕 Dmin:最小直径〔m〕 a:1回転当たりのずれ量〔m〕 そこで、モータ変速器7は、制御信号Bを入力とし
て、所定の周波数の駆動信号Cを発生し、この駆動信号
Cでモータ4の回転数を設定していく。このときの、モ
ータの4の回転数は、糸パッケージ21の外周部で糸の引
き出し速度vと一致しており、かつ糸2の解舒によって
よりのかかる方向と逆の方向に設定されている。なお、
初期の回転数は、この抵抗器8の抵抗値を調整すること
によって予め設定される。
て、所定の周波数の駆動信号Cを発生し、この駆動信号
Cでモータ4の回転数を設定していく。このときの、モ
ータの4の回転数は、糸パッケージ21の外周部で糸の引
き出し速度vと一致しており、かつ糸2の解舒によって
よりのかかる方向と逆の方向に設定されている。なお、
初期の回転数は、この抵抗器8の抵抗値を調整すること
によって予め設定される。
このため、糸2が糸パッケージ21からボビン3の軸線
方向に引き出される過程で、ボビン3の回転によって、
そのよりが相殺され、糸2は、よりをもたない状態で引
き出されることになる。もちろん、糸の引き出し速度v
が変化すると、これに対応して巻径Rの経時的変化率も
変化するが、この巻径信号Aが最終的にモータ4の回転
数の設定に関与しているため、ボビン3の回転速度は、
最終的に糸2の引き出し速度vに応じて変化することに
なる。
方向に引き出される過程で、ボビン3の回転によって、
そのよりが相殺され、糸2は、よりをもたない状態で引
き出されることになる。もちろん、糸の引き出し速度v
が変化すると、これに対応して巻径Rの経時的変化率も
変化するが、この巻径信号Aが最終的にモータ4の回転
数の設定に関与しているため、ボビン3の回転速度は、
最終的に糸2の引き出し速度vに応じて変化することに
なる。
発明の効果 本発明では、糸が糸パッケージからボビンの軸線方向
に引き出される過程で、モータの制御系により、ボビン
に糸解舒にもとづくよりを相殺する方向の回転が与えら
れるため、糸によりがない状態でよこ入れが行われる。
このため、布の強度が低下せず、またその品質持に外観
が悪くなることもない。しかも、ボビンの回転速度すな
わちモータの回転速度が糸パッケージの外形の変化に追
従して自動的に調整されるため、糸パッケージの外形の
変化や糸の引き出し速度の変化に対しても適切に対応で
きる。
に引き出される過程で、モータの制御系により、ボビン
に糸解舒にもとづくよりを相殺する方向の回転が与えら
れるため、糸によりがない状態でよこ入れが行われる。
このため、布の強度が低下せず、またその品質持に外観
が悪くなることもない。しかも、ボビンの回転速度すな
わちモータの回転速度が糸パッケージの外形の変化に追
従して自動的に調整されるため、糸パッケージの外形の
変化や糸の引き出し速度の変化に対しても適切に対応で
きる。
図は本発明の偏平糸等のより戻し装置のブロック線図で
ある。 1……偏平糸等のより戻し装置、2……糸、21……糸パ
ッケージ、3……ボビン、4……モータ、5……変位
計、6……特性調整器、7……モータ変速器、8……抵
抗器。
ある。 1……偏平糸等のより戻し装置、2……糸、21……糸パ
ッケージ、3……ボビン、4……モータ、5……変位
計、6……特性調整器、7……モータ変速器、8……抵
抗器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−295972(JP,A) 特開 昭61−51467(JP,A) 特開 昭61−254473(JP,A) 実開 昭59−30051(JP,U) 実開 平2−38495(JP,U) 実公 昭42−18500(JP,Y1) 実公 昭58−29091(JP,Y2)
Claims (1)
- 【請求項1】ボビンに巻かれている糸パッケージから糸
をボビン軸方向に引き出すとき、糸のよりを戻す方向に
上記ボビンを回転させるボビン駆動用のモータと、上記
ボビンの巻径を検出して巻径信号を発生する変位計と、
この変位計からの巻径信号を入力として巻径変化特性に
もとづいて制御信号を発生する特性調整器と、この特性
調整器からの制御信号を入力として糸の引き出し速度と
対応する回転数の駆動信号を発生し、上記ボビン駆動用
のモータに出力するモータ変速器とからなることを特徴
とする偏平糸等のより戻し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5069389A JP2663293B2 (ja) | 1989-03-02 | 1989-03-02 | 偏平糸等のより戻し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5069389A JP2663293B2 (ja) | 1989-03-02 | 1989-03-02 | 偏平糸等のより戻し装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02231371A JPH02231371A (ja) | 1990-09-13 |
JP2663293B2 true JP2663293B2 (ja) | 1997-10-15 |
Family
ID=12866005
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5069389A Expired - Lifetime JP2663293B2 (ja) | 1989-03-02 | 1989-03-02 | 偏平糸等のより戻し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2663293B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007284196A (ja) * | 2006-04-17 | 2007-11-01 | Murata Mach Ltd | 自動ワインダー |
-
1989
- 1989-03-02 JP JP5069389A patent/JP2663293B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02231371A (ja) | 1990-09-13 |
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