JP2523894Y2 - 使いすておむつ - Google Patents
使いすておむつInfo
- Publication number
- JP2523894Y2 JP2523894Y2 JP1989112099U JP11209989U JP2523894Y2 JP 2523894 Y2 JP2523894 Y2 JP 2523894Y2 JP 1989112099 U JP1989112099 U JP 1989112099U JP 11209989 U JP11209989 U JP 11209989U JP 2523894 Y2 JP2523894 Y2 JP 2523894Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- back sheet
- absorber
- holes
- fastener tape
- sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は使いすておむつに関する。更に詳しくはむれ
を改善した使いすておむつに関する。
を改善した使いすておむつに関する。
従来使いすておむつは表面シートと裏面シートに挟ま
れた吸収体を有し、吸収体の長手方向両側縁部から外側
ヘ伸びたサイドフラップを有しそのサイドフラップ内に
伸縮弾性体を設置しおむつ装着時の大腿部への密着性を
高めることによって漏れ防止を計っている。しかしなが
ら裏面シートは通常気体不透過性のプラスチックフィル
ムが用いられているため、大腿部へのおむつの密着性が
高いと通気性が阻害され、むれ発生の一原因となる。
れた吸収体を有し、吸収体の長手方向両側縁部から外側
ヘ伸びたサイドフラップを有しそのサイドフラップ内に
伸縮弾性体を設置しおむつ装着時の大腿部への密着性を
高めることによって漏れ防止を計っている。しかしなが
ら裏面シートは通常気体不透過性のプラスチックフィル
ムが用いられているため、大腿部へのおむつの密着性が
高いと通気性が阻害され、むれ発生の一原因となる。
そのむれ対策として、通気性の微細な孔を多数有する
フィルムを裏面シートとして使用する方法が知られてい
る。しかし、この場合、微細な孔を多数有するフィルム
は強度が弱いため強度を維持するには目付を増加する必
要がありその分コストアップになる。また、サイドフラ
ップ部分全体に通気性素材、例えば不織布や穴の開いた
ポリエチレンフィルムを使用する方法が提案されてい
る。不織布を使用する場合、通常裏面シートとして使用
するポリエチレンフィルムと比較するとコスト高であり
又、裏面シートとの接着が必要であり操業効率低下の一
要因と成り得る。穴の開いたポリエチレンフィルムを使
用する場合ポリエチレンフィルムの強度低下が起こり、
その部分に取付けているファスナーテープの取付け強度
が低下する為その対策を施す必要がある。その対策とし
てはファスナーテープ取付け部の表面シートと裏面シー
トの間にホットメルト接着剤を塗布し補強したり、ポリ
エチレンフィルムを厚くし、使用する為、コスト高にな
る。
フィルムを裏面シートとして使用する方法が知られてい
る。しかし、この場合、微細な孔を多数有するフィルム
は強度が弱いため強度を維持するには目付を増加する必
要がありその分コストアップになる。また、サイドフラ
ップ部分全体に通気性素材、例えば不織布や穴の開いた
ポリエチレンフィルムを使用する方法が提案されてい
る。不織布を使用する場合、通常裏面シートとして使用
するポリエチレンフィルムと比較するとコスト高であり
又、裏面シートとの接着が必要であり操業効率低下の一
要因と成り得る。穴の開いたポリエチレンフィルムを使
用する場合ポリエチレンフィルムの強度低下が起こり、
その部分に取付けているファスナーテープの取付け強度
が低下する為その対策を施す必要がある。その対策とし
てはファスナーテープ取付け部の表面シートと裏面シー
トの間にホットメルト接着剤を塗布し補強したり、ポリ
エチレンフィルムを厚くし、使用する為、コスト高にな
る。
本考案は、微細な穴を多数設けた裏面シートを用いな
がら、上記の強度の低下を伴わず、かつおむつの通気性
を改善するものである。
がら、上記の強度の低下を伴わず、かつおむつの通気性
を改善するものである。
本考案は、液透過性の表面シートと液不透過性の裏面
シートとの間に設けられた吸収体とから主として構成さ
れ、かつ、吸収体の長手方向両側縁部から外側に延出し
たサイドフラップを有する使いすておむつにおいて、前
記サイドフラップ部の裏面シートの、前記吸収体の長手
方向両側縁部とサイドフラップの腰回り部の裏面シート
側に設けられたファスナーテープの取付け端部の少なく
とも内側に5mm離れた吸収体の長手方向側縁部と平行な
線で形成される区域に直径25〜500μmの穴を1〜40個
/cm2の割合で設けたことを特徴とする使いすておむつ
である。
シートとの間に設けられた吸収体とから主として構成さ
れ、かつ、吸収体の長手方向両側縁部から外側に延出し
たサイドフラップを有する使いすておむつにおいて、前
記サイドフラップ部の裏面シートの、前記吸収体の長手
方向両側縁部とサイドフラップの腰回り部の裏面シート
側に設けられたファスナーテープの取付け端部の少なく
とも内側に5mm離れた吸収体の長手方向側縁部と平行な
線で形成される区域に直径25〜500μmの穴を1〜40個
/cm2の割合で設けたことを特徴とする使いすておむつ
である。
本考案者らは、液透過性の表面シートと液不透過性の
裏面シートとその中間層に吸収体を介在させ、吸収体の
長手方向両側縁から外側に延出したサイドフラップを有
し、そのサイドフラップの腰回り部の裏面シート上に腰
回りを結合する為のファスナーテープを有する使いすて
おむつにおいて、コストアップを伴わず、有効なむれ対
策を実施すべく鋭意研究を重ねた結果、サイドフラップ
部の腰回り部の裏面シート上のファスナーテープの取付
端部が、裏面シートの微細な孔の開いた部分から5mm以
上離れている場合、ファスナーテープの取付け部位の強
度が低下することなく、通気性に優れたおむつが得られ
ることを見出し本発明をなすに至った。
裏面シートとその中間層に吸収体を介在させ、吸収体の
長手方向両側縁から外側に延出したサイドフラップを有
し、そのサイドフラップの腰回り部の裏面シート上に腰
回りを結合する為のファスナーテープを有する使いすて
おむつにおいて、コストアップを伴わず、有効なむれ対
策を実施すべく鋭意研究を重ねた結果、サイドフラップ
部の腰回り部の裏面シート上のファスナーテープの取付
端部が、裏面シートの微細な孔の開いた部分から5mm以
上離れている場合、ファスナーテープの取付け部位の強
度が低下することなく、通気性に優れたおむつが得られ
ることを見出し本発明をなすに至った。
以下に本考案を詳しく説明する。
本考案に使用される構成素材は表面シート、裏面シー
ト、吸収体、ファスナーテープ等、全て通常使いすてお
むつに使用される材料が用いられる。裏面シートには厚
さ15〜40μのプラスチックフィルム特にポリエチレンシ
ートが使用され、以下に示す方法により所定の位置に所
定の条件の穴を開ける。
ト、吸収体、ファスナーテープ等、全て通常使いすてお
むつに使用される材料が用いられる。裏面シートには厚
さ15〜40μのプラスチックフィルム特にポリエチレンシ
ートが使用され、以下に示す方法により所定の位置に所
定の条件の穴を開ける。
穴開けの方法としてはレーザー光線によるもの、エン
ボスロールによるもの、針、熱針によるもの、等の何れ
の方法でもよい。レーザー光線による方法は、パルス方
式で0.3〜2mm間隔で200〜300m/分の高速加工が可能で、
更に穴の径、穴の間隔を容易にコントロール出来るが設
備費はやや高価であるというマイナス面がある。エンボ
スロール方式、針,熱針方式では、設備費は比較的安価
であるが加工速度が100〜200m/分と遅く、穴の径、穴の
間隔等の変更にはそれぞれ各条件毎にエンボスロール、
又は針を作成しなければならない。
ボスロールによるもの、針、熱針によるもの、等の何れ
の方法でもよい。レーザー光線による方法は、パルス方
式で0.3〜2mm間隔で200〜300m/分の高速加工が可能で、
更に穴の径、穴の間隔を容易にコントロール出来るが設
備費はやや高価であるというマイナス面がある。エンボ
スロール方式、針,熱針方式では、設備費は比較的安価
であるが加工速度が100〜200m/分と遅く、穴の径、穴の
間隔等の変更にはそれぞれ各条件毎にエンボスロール、
又は針を作成しなければならない。
穴を開ける区域としてはサイドフラップ全面の方が通
気性の付与という意味では好ましいが、ファスナーテー
プ取付け部の裏面シートに穴を設けるとテープの取付け
部の強度が低下し、おむつの装着中又は装着時にファス
ナーテープがその付け根からはずれ易くなる。
気性の付与という意味では好ましいが、ファスナーテー
プ取付け部の裏面シートに穴を設けるとテープの取付け
部の強度が低下し、おむつの装着中又は装着時にファス
ナーテープがその付け根からはずれ易くなる。
そこで鋭意研究を重ねた結果、裏面シートの穴を開け
る区域を、吸収体の長手方向側縁部と、ファスナーテー
プ取付け端部との間、特に取付け端部から5mm以上内側
の吸収体長手方向側縁部と平行な線との間の区域とする
ことによりファスナーテープ取付け強度は低下しないこ
とを見出した。
る区域を、吸収体の長手方向側縁部と、ファスナーテー
プ取付け端部との間、特に取付け端部から5mm以上内側
の吸収体長手方向側縁部と平行な線との間の区域とする
ことによりファスナーテープ取付け強度は低下しないこ
とを見出した。
以下、図面に基いて本考案を説明する。
第1図及び第2図は夫々本考案の異なる実施例を示す
ものであって、符号1は本考案の使いすておむつ、2は
吸収体、3は裏面シート、4は伸縮弾性体、5はファス
ナーテープ、6は穴開け区域、7はファスナー取付け端
部を示す。
ものであって、符号1は本考案の使いすておむつ、2は
吸収体、3は裏面シート、4は伸縮弾性体、5はファス
ナーテープ、6は穴開け区域、7はファスナー取付け端
部を示す。
第1図に示す使いすておむつにおいては、吸収体の長
手方向側縁部と、ファスナーテープ5の取付け端部7か
ら5mm以上内側の吸収体の長手方向側縁部と平行な線8
との間の裏面シート上に多数の穴が開けられており、通
気性の付与という点からは好ましいが、漏れのおそれも
あるため、第2図に示すように、伸縮弾性体4の取付け
位置より外側に穴開け区域を設けるのがより好ましい。
手方向側縁部と、ファスナーテープ5の取付け端部7か
ら5mm以上内側の吸収体の長手方向側縁部と平行な線8
との間の裏面シート上に多数の穴が開けられており、通
気性の付与という点からは好ましいが、漏れのおそれも
あるため、第2図に示すように、伸縮弾性体4の取付け
位置より外側に穴開け区域を設けるのがより好ましい。
穴の大きさは直径25μより小さいと通気効果が低く、
500μより大きいとポリエチレンフィルムの強度低下が
大きい。また穴の数も40個/cm3以上ではポリエチレン
フィルムの強度低下が大きくなる。
500μより大きいとポリエチレンフィルムの強度低下が
大きい。また穴の数も40個/cm3以上ではポリエチレン
フィルムの強度低下が大きくなる。
なお、吸収体が砂時計型の場合には、吸収体の幅の狭
い部分を基準にして、それから外側をサイドフラップと
いう。
い部分を基準にして、それから外側をサイドフラップと
いう。
第1図及び第2図は本考案の夫々異なる実施例を示す使
いすておむつを裏面シート側から見た平面図である。 1……使いすておむつ、2……吸収体、3……裏シー
ト、4……伸縮弾性体、5……ファスナーテープ、6…
…穴開け区域、7……テープ取付け端部
いすておむつを裏面シート側から見た平面図である。 1……使いすておむつ、2……吸収体、3……裏シー
ト、4……伸縮弾性体、5……ファスナーテープ、6…
…穴開け区域、7……テープ取付け端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 田中 寿 東京都江東区東雲1丁目10番6号 王子 製紙株式会社研究センター内 (56)参考文献 特開 昭50−49041(JP,A) 特開 昭55−116802(JP,A) 実開 平2−63834(JP,U) 実開 昭62−153309(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】液透過性の表面シートと液不透過性の裏面
シートとの間に設けられた吸収体とから主として構成さ
れ、かつ、吸収体の長手方向両側縁部から外側に延出し
たサイドフラップを有する使いすておむつにおいて、前
記サイドフラップ部の裏面シートの、前記吸収体の長手
方向両側縁部とサイドフラップの腰回り部の裏面シート
側に設けられたファスナーテープの取付け端部の少なく
とも内側に5mm離れた吸収体の長手方向側縁部と平行な
線で形成される区域に直径25〜500μmの穴を1〜40個
/cm2の割合で設けたことを特徴とする使いすておむ
つ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989112099U JP2523894Y2 (ja) | 1989-09-27 | 1989-09-27 | 使いすておむつ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989112099U JP2523894Y2 (ja) | 1989-09-27 | 1989-09-27 | 使いすておむつ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0353220U JPH0353220U (ja) | 1991-05-23 |
JP2523894Y2 true JP2523894Y2 (ja) | 1997-01-29 |
Family
ID=31660553
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989112099U Expired - Fee Related JP2523894Y2 (ja) | 1989-09-27 | 1989-09-27 | 使いすておむつ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2523894Y2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3881489A (en) * | 1973-08-20 | 1975-05-06 | Procter & Gamble | Breathable, liquid inpervious backsheet for absorptive devices |
JPS55116802A (en) * | 1979-02-28 | 1980-09-08 | Kao Corp | Permeable disposable diaper |
JPS62153309U (ja) * | 1986-03-24 | 1987-09-29 | ||
JPH0522168Y2 (ja) * | 1988-10-31 | 1993-06-07 |
-
1989
- 1989-09-27 JP JP1989112099U patent/JP2523894Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0353220U (ja) | 1991-05-23 |
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JPH0360924U (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |