JP2512912Y2 - ステアリングホイ―ル - Google Patents
ステアリングホイ―ルInfo
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- JP2512912Y2 JP2512912Y2 JP1989027666U JP2766689U JP2512912Y2 JP 2512912 Y2 JP2512912 Y2 JP 2512912Y2 JP 1989027666 U JP1989027666 U JP 1989027666U JP 2766689 U JP2766689 U JP 2766689U JP 2512912 Y2 JP2512912 Y2 JP 2512912Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pad
- insertion hole
- piece
- clamp spring
- mounting plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Steering Controls (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車などのステアリングホイールに係
り、特に、ステアリングホイール本体の上部にパッドを
設けたものに関する。
り、特に、ステアリングホイール本体の上部にパッドを
設けたものに関する。
(従来の技術) 従来から、たとえば実開昭62−36868号公報に記載さ
れているように、ステアリングホイール本体の上部に設
けられたパッド取付板上にクランプスプリングを介して
パッドを取り付けたステアリングホイールが知られてい
る。このステアリングホイールは、クランプスプリング
の一対の脚片の下部に設けられたほぼく字形状の係止部
に、下端に端縁部を残して切欠部を上下方向に形成し、
パッド取付板の挿通孔に、その切欠部に挿入される係合
突起を突設した構造とされている。この構造では、パッ
ドに衝撃が加わってクランプスプリングの1次係合部で
ある係止部がパッド取付板の挿通孔から外れたときで
も、この係止部の端縁部が2次係合部としてパッド取付
板の係合突起に係合されてパッドが取付板から離脱する
ことを防止することとしている。
れているように、ステアリングホイール本体の上部に設
けられたパッド取付板上にクランプスプリングを介して
パッドを取り付けたステアリングホイールが知られてい
る。このステアリングホイールは、クランプスプリング
の一対の脚片の下部に設けられたほぼく字形状の係止部
に、下端に端縁部を残して切欠部を上下方向に形成し、
パッド取付板の挿通孔に、その切欠部に挿入される係合
突起を突設した構造とされている。この構造では、パッ
ドに衝撃が加わってクランプスプリングの1次係合部で
ある係止部がパッド取付板の挿通孔から外れたときで
も、この係止部の端縁部が2次係合部としてパッド取付
板の係合突起に係合されてパッドが取付板から離脱する
ことを防止することとしている。
ところで、この従来のステアリングホイールでは、1
次係合部である係止部と2次係合部であるその端縁部と
がクランプスプリングの同一の脚片に設けられた構造と
なっており、パッド取付板にパッドを取り付ける作業の
際には、その係止部が挿通孔に臨む位置までクランプス
プリングの脚片を近接方向へ強制変形させつつその端縁
部を係合突起に係合させなければならない。そこで、パ
ッド取付板にパッドを取り付ける作業の際には、クラン
プスプリングの脚片に無理な力が加わって、1次係合部
と一体の端縁部の一部が塑性変形、損傷することのない
ように取り付け作業を行わなければならず、作業効率の
向上が困難であるとの問題を有している。
次係合部である係止部と2次係合部であるその端縁部と
がクランプスプリングの同一の脚片に設けられた構造と
なっており、パッド取付板にパッドを取り付ける作業の
際には、その係止部が挿通孔に臨む位置までクランプス
プリングの脚片を近接方向へ強制変形させつつその端縁
部を係合突起に係合させなければならない。そこで、パ
ッド取付板にパッドを取り付ける作業の際には、クラン
プスプリングの脚片に無理な力が加わって、1次係合部
と一体の端縁部の一部が塑性変形、損傷することのない
ように取り付け作業を行わなければならず、作業効率の
向上が困難であるとの問題を有している。
また、たとえば、実開昭64−19570号公報に記載され
たステアリングホイールが知られている。このステアリ
ングホイールは、パッド側に設けられたパッドブラケッ
トに鈎止係合部を形成するとともに、ステアリングホイ
ール本体側に設けられたパッド取付板に、鈎止係合孔を
形成したパッド外れ防止鈎止弾性体を付勢力に抗してね
じ止めして構成されている。
たステアリングホイールが知られている。このステアリ
ングホイールは、パッド側に設けられたパッドブラケッ
トに鈎止係合部を形成するとともに、ステアリングホイ
ール本体側に設けられたパッド取付板に、鈎止係合孔を
形成したパッド外れ防止鈎止弾性体を付勢力に抗してね
じ止めして構成されている。
そして、このステアリングホイールでは、パッドをス
テアリングホイール本体側に押し込むと、鈎止係合部と
パッド外れ防止鈎止弾性体とが当接し、この鈎止係合部
に押圧されたパッド外れ防止鈎止弾性体が外側に弾性変
形する。そして、さらにパッドを押し込むと、パッド外
れ防止鈎止弾性体が内側に復帰変形するとともに鈎止係
合部と鈎止係合孔とが係合し、パッドの脱落を防止する
ようになっている。また、このステアリングホイール
で、パッドを取り外す際には、パッド外れ防止鈎止弾性
体を固定したねじを工具を用いて緩めることにより、パ
ッド外れ防止鈎止弾性体を外側に復帰変形させ、鈎止係
合部とパッド外れ防止鈎止弾性体との係合を解除するよ
うになっている。
テアリングホイール本体側に押し込むと、鈎止係合部と
パッド外れ防止鈎止弾性体とが当接し、この鈎止係合部
に押圧されたパッド外れ防止鈎止弾性体が外側に弾性変
形する。そして、さらにパッドを押し込むと、パッド外
れ防止鈎止弾性体が内側に復帰変形するとともに鈎止係
合部と鈎止係合孔とが係合し、パッドの脱落を防止する
ようになっている。また、このステアリングホイール
で、パッドを取り外す際には、パッド外れ防止鈎止弾性
体を固定したねじを工具を用いて緩めることにより、パ
ッド外れ防止鈎止弾性体を外側に復帰変形させ、鈎止係
合部とパッド外れ防止鈎止弾性体との係合を解除するよ
うになっている。
しかしながら、この実開昭64−19570号公報に記載さ
れたステアリングホイールでは、パッドを取り外す際に
は、パッド外れ防止鈎止弾性体を固定したねじを、工具
を用いて、適切な寸法だけ緩める必要があり、取り外し
作業が煩雑であるとの問題を有している。また、パッド
をステアリングホイール本体に取り付けた状態では、パ
ッド外れ防止鈎止弾性体は常に付勢力に抗して変形され
ているため、このパッド外れ防止鈎止弾性体が塑性変形
するとパッドを取り外しにくくなるとの問題を有してい
る。
れたステアリングホイールでは、パッドを取り外す際に
は、パッド外れ防止鈎止弾性体を固定したねじを、工具
を用いて、適切な寸法だけ緩める必要があり、取り外し
作業が煩雑であるとの問題を有している。また、パッド
をステアリングホイール本体に取り付けた状態では、パ
ッド外れ防止鈎止弾性体は常に付勢力に抗して変形され
ているため、このパッド外れ防止鈎止弾性体が塑性変形
するとパッドを取り外しにくくなるとの問題を有してい
る。
(考案が解決しようとする課題) 上記のように、実開昭62−36868号公報記載の構成で
は、パッド取付板にパッドを取り付ける作業の際には、
クランプスプリングの脚片に無理な力が加わって、1次
係合部と一体の端縁部の一部が塑性変形、損傷すること
のないように取り付け作業を行わなければならず、作業
効率の向上が困難であるとの問題を有している。
は、パッド取付板にパッドを取り付ける作業の際には、
クランプスプリングの脚片に無理な力が加わって、1次
係合部と一体の端縁部の一部が塑性変形、損傷すること
のないように取り付け作業を行わなければならず、作業
効率の向上が困難であるとの問題を有している。
また、実開昭64−19570号公報記載の構成では、パッ
ドを取り外す際には、パッド外れ防止鈎止弾性体を固定
したねじを、工具を用いて、適切な寸法だけ緩める必要
があり、取り外し作業が煩雑であるとともに、パッドを
ステアリングホイール本体に取り付けた状態では、パッ
ド外れ防止鈎止弾性体は常に付勢力に抗して変形されて
いるため、このパッド外れ防止鈎止弾性体が塑性変形す
るとパッドを取り外しにくくなるとの問題を有してい
る。
ドを取り外す際には、パッド外れ防止鈎止弾性体を固定
したねじを、工具を用いて、適切な寸法だけ緩める必要
があり、取り外し作業が煩雑であるとともに、パッドを
ステアリングホイール本体に取り付けた状態では、パッ
ド外れ防止鈎止弾性体は常に付勢力に抗して変形されて
いるため、このパッド外れ防止鈎止弾性体が塑性変形す
るとパッドを取り外しにくくなるとの問題を有してい
る。
本考案は、このような問題点を解決しようとするもの
で、パッドの離脱を確実に防止できるとともに、パッド
取付板にパッドを作業性良く取り付け取り外しできるス
テアリングホイールを提供することを目的とするもので
ある。
で、パッドの離脱を確実に防止できるとともに、パッド
取付板にパッドを作業性良く取り付け取り外しできるス
テアリングホイールを提供することを目的とするもので
ある。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記目的を達成するために、上部にパッド
取付板22が設けられたステアリングホイール本体11と、
このステアリングホイール本体11のパッド取付板22上に
クランプスプリング27,28,61を介し取付けられたパッド
15とを備え、前記パッド取付板22が、挿通孔41を有し、
また、前記クランプスプリング27,28,61が、前記パッド
15の下部に取付けられた取付片43,49,62と、この取付片
43,49,62から折曲して下方向へ向かって延び前記パッド
取付板22の挿通孔41に挿通されてこの挿通孔41の周壁部
に離反方向へ押圧された複数の脚片44,65と、これら脚
片44,65の下部にそれぞれ設けられこれら脚片44,65を近
接方向へ変形させつつ前記パッド取付板22の挿通孔41に
上側から下側へ挿通された係止部45,63とを有し、これ
ら係止部45,63と前記挿通孔41との係合によって前記パ
ッド取付板22に前記パッド15を保持させたステアリング
ホイールにおいて、前記パッド取付板22の外周壁面に、
突起42が設けられており、一方、前記クランプスプリン
グ27,28,61の取付片43,49,62に、一方の前記脚片44,65
の外側に位置しかつ下方向へ向かってこの脚片44,65に
沿ってこの脚片44,65よりも下側まで延び前記パッド取
付板22の外周壁面に中間部が位置する係止片50,67が設
けられており、また、この係止片50,67に、前記パッド
取付板22の突起42が挿入されて前記挿通孔41からの前記
係止部45,63の上方向への離反を防止する挿入孔52,66が
設けられているとともに、この挿入孔52,66の下側末端
は、前記脚片44,65の係止部45,63が前記挿通孔41の上側
に位置して係合が解除された状態で前記突起42に当接さ
れるように位置されているものである。
取付板22が設けられたステアリングホイール本体11と、
このステアリングホイール本体11のパッド取付板22上に
クランプスプリング27,28,61を介し取付けられたパッド
15とを備え、前記パッド取付板22が、挿通孔41を有し、
また、前記クランプスプリング27,28,61が、前記パッド
15の下部に取付けられた取付片43,49,62と、この取付片
43,49,62から折曲して下方向へ向かって延び前記パッド
取付板22の挿通孔41に挿通されてこの挿通孔41の周壁部
に離反方向へ押圧された複数の脚片44,65と、これら脚
片44,65の下部にそれぞれ設けられこれら脚片44,65を近
接方向へ変形させつつ前記パッド取付板22の挿通孔41に
上側から下側へ挿通された係止部45,63とを有し、これ
ら係止部45,63と前記挿通孔41との係合によって前記パ
ッド取付板22に前記パッド15を保持させたステアリング
ホイールにおいて、前記パッド取付板22の外周壁面に、
突起42が設けられており、一方、前記クランプスプリン
グ27,28,61の取付片43,49,62に、一方の前記脚片44,65
の外側に位置しかつ下方向へ向かってこの脚片44,65に
沿ってこの脚片44,65よりも下側まで延び前記パッド取
付板22の外周壁面に中間部が位置する係止片50,67が設
けられており、また、この係止片50,67に、前記パッド
取付板22の突起42が挿入されて前記挿通孔41からの前記
係止部45,63の上方向への離反を防止する挿入孔52,66が
設けられているとともに、この挿入孔52,66の下側末端
は、前記脚片44,65の係止部45,63が前記挿通孔41の上側
に位置して係合が解除された状態で前記突起42に当接さ
れるように位置されているものである。
(作用) 本考案のステアリングホイールでは、ステアリングホ
イール本体11のパッド取付板22上にパッド15を取り付け
るとき、まず、パッド15をたとえば水平移動させて、こ
のパッド15の下部に取付片43,49,62が取り付けられたク
ランプスプリング27,28,61の係止片50,67を変形させず
に、この係止片50,67の挿入孔52,66にパッド取付板22の
外周壁面の突起42を挿入し、ついで、パッド15を下降さ
せて、クランプスプリング27,28,61の複数の脚片44,65
を近接方向へ弾性変形させつつ、これら脚片44,65の下
部の係止部45,63をパッド取付板22の挿通孔41に上側か
ら下側へ挿通する。この状態で、挿通孔41の周壁部に複
数の脚片44,65が離反方向へ押圧され、それらの係止部4
5,63と挿通孔41との係合によってパッド取付板22にパッ
ド15が保持されるとともに、係止片50,67の中間部がパ
ッド取付板22の外周壁面に位置し、係止片50、67と脚片
44,65との間にパッド取付板22が挟持された状態にな
る。そして、使用時などに強い衝撃が加わってパッド15
がはね上げられ、係止部45,63が挿通孔41から上方向へ
抜けかけたときには、脚片44,65の係止部45,63が挿通孔
41の上側に位置して係合が解除された状態で、係止片5
0,67の挿入孔52,66の下側末端が突起42に当接されるこ
とにより、係止部45,63の挿通孔41から上方向への離反
が防止され、パッド15のパッド取付板22からの離脱が防
止される。また、パッド取付板22からパッド15を取り外
すときには、まず、複数の脚片44,65を近接方向へ弾性
変形させつつ、それらの係止部45,63を挿通孔41から半
ば抜き、係合を解除させる。ついで、脚片44,65を相対
的に係止片50,67から離れる方向へ変形させつつ、突起4
2を挿入孔52,66から抜く。
イール本体11のパッド取付板22上にパッド15を取り付け
るとき、まず、パッド15をたとえば水平移動させて、こ
のパッド15の下部に取付片43,49,62が取り付けられたク
ランプスプリング27,28,61の係止片50,67を変形させず
に、この係止片50,67の挿入孔52,66にパッド取付板22の
外周壁面の突起42を挿入し、ついで、パッド15を下降さ
せて、クランプスプリング27,28,61の複数の脚片44,65
を近接方向へ弾性変形させつつ、これら脚片44,65の下
部の係止部45,63をパッド取付板22の挿通孔41に上側か
ら下側へ挿通する。この状態で、挿通孔41の周壁部に複
数の脚片44,65が離反方向へ押圧され、それらの係止部4
5,63と挿通孔41との係合によってパッド取付板22にパッ
ド15が保持されるとともに、係止片50,67の中間部がパ
ッド取付板22の外周壁面に位置し、係止片50、67と脚片
44,65との間にパッド取付板22が挟持された状態にな
る。そして、使用時などに強い衝撃が加わってパッド15
がはね上げられ、係止部45,63が挿通孔41から上方向へ
抜けかけたときには、脚片44,65の係止部45,63が挿通孔
41の上側に位置して係合が解除された状態で、係止片5
0,67の挿入孔52,66の下側末端が突起42に当接されるこ
とにより、係止部45,63の挿通孔41から上方向への離反
が防止され、パッド15のパッド取付板22からの離脱が防
止される。また、パッド取付板22からパッド15を取り外
すときには、まず、複数の脚片44,65を近接方向へ弾性
変形させつつ、それらの係止部45,63を挿通孔41から半
ば抜き、係合を解除させる。ついで、脚片44,65を相対
的に係止片50,67から離れる方向へ変形させつつ、突起4
2を挿入孔52,66から抜く。
(実施例) 以下、本考案のステアリングホイールの一実施例につ
き、第1図ないし第9図に基づいて説明する。
き、第1図ないし第9図に基づいて説明する。
11はステアリングホイール本体で、このステアリング
ホイール本体11は、第1図に示すように、環状のリム部
12と、その中心に位置するボス部13と、これらリム部12
およびボス部13を連結する複数たとえば3本のスポーク
部14とからなっている。そして、このステアリングホイ
ール本体11のボス部13およびスポーク部14の上部にパッ
ド15が装着されている。
ホイール本体11は、第1図に示すように、環状のリム部
12と、その中心に位置するボス部13と、これらリム部12
およびボス部13を連結する複数たとえば3本のスポーク
部14とからなっている。そして、このステアリングホイ
ール本体11のボス部13およびスポーク部14の上部にパッ
ド15が装着されている。
前記ステアリングホイール本体11は、第2図にも示す
ように、ステアリングシャフト(図示しない)に嵌着さ
れるボス部13の金属製のボス16と、各スポーク部14のス
ポーク芯金17と、リム部12のリム芯金18とを互いに溶接
し、前記ボス16の下部に合成樹脂製の下部カバー19を装
着して前記ボス16、スポーク芯金17の内端側の下面およ
び側面を覆うとともに、前記下部カバー19およびパッド
15から露出した各スポーク芯金17の外端側およびリム芯
金18を軟質合成樹脂製の被覆体20で覆うことによって構
成されている。なお、前記下部カバー19の下面にはスリ
ップリング21が設けられている。また、前記ボス16の上
面にはパッド取付板としての金属製のボスプレート22が
溶接されている。このボスプレート22は、平面視ほぼT
字形状になっており、前記各スポーク部14にそれぞれ対
応する各端部に上方へ屈曲した段部23を介して水平な端
部片24が形成されている。
ように、ステアリングシャフト(図示しない)に嵌着さ
れるボス部13の金属製のボス16と、各スポーク部14のス
ポーク芯金17と、リム部12のリム芯金18とを互いに溶接
し、前記ボス16の下部に合成樹脂製の下部カバー19を装
着して前記ボス16、スポーク芯金17の内端側の下面およ
び側面を覆うとともに、前記下部カバー19およびパッド
15から露出した各スポーク芯金17の外端側およびリム芯
金18を軟質合成樹脂製の被覆体20で覆うことによって構
成されている。なお、前記下部カバー19の下面にはスリ
ップリング21が設けられている。また、前記ボス16の上
面にはパッド取付板としての金属製のボスプレート22が
溶接されている。このボスプレート22は、平面視ほぼT
字形状になっており、前記各スポーク部14にそれぞれ対
応する各端部に上方へ屈曲した段部23を介して水平な端
部片24が形成されている。
前記パッド15は、前記ボスプレート22上にインサート
パッド26に固定された第1クランプスプリング27および
第2クランプスプリング28を介して取り付けられてい
る。そして、前記インサートパッド26の上方にホーンプ
レート29が上下動自在に支持されている。すなわち、こ
のホーンプレート29の下面に一体に垂設された複数の筒
状部30が前記インサートパッド26に上下動自在に貫通さ
れており、前記筒状部30に下方から螺着されたビス31に
より、前記筒状部30がインサートパッド26に対して抜け
止めされている。また、前記筒状部30に巻装されてイン
サートパッド26およびホーンプレート29間に装着された
ホーンスプリング32により、前記ホーンプレート29は常
時上方へ付勢されている。さらに、このホーンプレート
29の上面および前記インサートパッド26の側面を覆って
軟質合成樹脂からなる可撓性を有する被覆体33が一体的
に設けられている。
パッド26に固定された第1クランプスプリング27および
第2クランプスプリング28を介して取り付けられてい
る。そして、前記インサートパッド26の上方にホーンプ
レート29が上下動自在に支持されている。すなわち、こ
のホーンプレート29の下面に一体に垂設された複数の筒
状部30が前記インサートパッド26に上下動自在に貫通さ
れており、前記筒状部30に下方から螺着されたビス31に
より、前記筒状部30がインサートパッド26に対して抜け
止めされている。また、前記筒状部30に巻装されてイン
サートパッド26およびホーンプレート29間に装着された
ホーンスプリング32により、前記ホーンプレート29は常
時上方へ付勢されている。さらに、このホーンプレート
29の上面および前記インサートパッド26の側面を覆って
軟質合成樹脂からなる可撓性を有する被覆体33が一体的
に設けられている。
また、少なくとも1個所の前記ビス31にはホーンコー
ド34の一端の端子部35が電気的に接続されており、この
ホーンコード34の他端の端子部は前記スリップリング21
に電気的に接続されている。一方、少なくとも1個所の
前記クランプスプリング27,28にはコンダクトプレート3
6が接合共締されており、このコンダクトプレート36の
端部には、前記スリップリング21に電気的に接続された
ビス31が上方から接離自在に接触する接点突起37が設け
られている。そして、前記コンダクトプレート36は、前
記クランプスプリング27およびボスプレート22を介して
ボス16に電気的に接続されている。
ド34の一端の端子部35が電気的に接続されており、この
ホーンコード34の他端の端子部は前記スリップリング21
に電気的に接続されている。一方、少なくとも1個所の
前記クランプスプリング27,28にはコンダクトプレート3
6が接合共締されており、このコンダクトプレート36の
端部には、前記スリップリング21に電気的に接続された
ビス31が上方から接離自在に接触する接点突起37が設け
られている。そして、前記コンダクトプレート36は、前
記クランプスプリング27およびボスプレート22を介して
ボス16に電気的に接続されている。
つぎに、前記クランプスプリング27,28部分につい
て、主に第3図ないし第9図を参照して詳しく説明す
る。
て、主に第3図ないし第9図を参照して詳しく説明す
る。
第6図に示すように、前記ボスプレート22の各端部片
24には、上下方向へ開口した矩形状の挿通孔41がそれぞ
れ形成されている。また、車体左右方向の各端部片24の
外周壁面には、突起42が形成されている。
24には、上下方向へ開口した矩形状の挿通孔41がそれぞ
れ形成されている。また、車体左右方向の各端部片24の
外周壁面には、突起42が形成されている。
前記第1クランプスプリング27は、弾力性を有する金
属板製で、水平な取付片43と、この取付片43の両側縁か
らそれぞれ垂直に折曲されて下方向へ延びる一対の脚片
44とからなっている。そして、これら脚片44の下部に
は、互いに離反する方向へ突出したほぼく字形状の係止
部45がそれぞれ折曲形成されている。また、これら係止
部45よりも上方に位置して前記各脚片44の両側縁には切
欠部46がそれぞれ形成されている。さらに、前記取付片
43には、大径の通孔47が中央部に形成されているととも
に、この通孔47の両側に小径の通孔48が形成されてい
る。
属板製で、水平な取付片43と、この取付片43の両側縁か
らそれぞれ垂直に折曲されて下方向へ延びる一対の脚片
44とからなっている。そして、これら脚片44の下部に
は、互いに離反する方向へ突出したほぼく字形状の係止
部45がそれぞれ折曲形成されている。また、これら係止
部45よりも上方に位置して前記各脚片44の両側縁には切
欠部46がそれぞれ形成されている。さらに、前記取付片
43には、大径の通孔47が中央部に形成されているととも
に、この通孔47の両側に小径の通孔48が形成されてい
る。
そして、前記第1クランプスプリング27の長さは、前
記挿通孔41の長さより若干小さくなっている。また、前
記両脚片44間の距離は、前記挿通孔41の幅より若干大き
くなっている。
記挿通孔41の長さより若干小さくなっている。また、前
記両脚片44間の距離は、前記挿通孔41の幅より若干大き
くなっている。
一方、前記第2クランプスプリング28も弾力性を有す
る金属板製で、前記第1クランプスプリング27上に接合
される平面視ほぼT字形状の水平な取付片49と、この取
付片49から垂直に折曲された下方向へ向かって前記第1
クランプスプリング27の脚片44の係止部45よりも下側ま
で延びる係止片50とからなっており、この係止片50の下
部には、下方へ折曲された傾斜部51が形成されている。
そして、前記係止片50の上部から傾斜部51の中間部ま
で、ボスプレート22の突起42が挿入される挿入孔52が形
成されている。また、前記取付片49には、大径の通孔53
が中央部に形成されているとともに、この通孔53の両側
に小径の通孔54が形成されている。
る金属板製で、前記第1クランプスプリング27上に接合
される平面視ほぼT字形状の水平な取付片49と、この取
付片49から垂直に折曲された下方向へ向かって前記第1
クランプスプリング27の脚片44の係止部45よりも下側ま
で延びる係止片50とからなっており、この係止片50の下
部には、下方へ折曲された傾斜部51が形成されている。
そして、前記係止片50の上部から傾斜部51の中間部ま
で、ボスプレート22の突起42が挿入される挿入孔52が形
成されている。また、前記取付片49には、大径の通孔53
が中央部に形成されているとともに、この通孔53の両側
に小径の通孔54が形成されている。
そして、前記第1クランプスプリング27の脚片44から
第2クランプスプリング28の係止片50までの距離は、前
記ボスプレート22の端部片24の外周壁面から挿通孔41の
周壁面までの距離とほぼ等しくなっている。また、前記
傾斜部51の長さは、前記突起42の突出量より大きくなっ
ている。さらに、前記挿入孔52の寸法は、係止部45の下
部が挿通孔41の周壁縁部に圧接したとき、すなわち、係
止部45が挿通孔41の上側に位置して係合が解除された状
態で、この挿入孔42の下側末端が突起42に当接するよう
に設定されている。
第2クランプスプリング28の係止片50までの距離は、前
記ボスプレート22の端部片24の外周壁面から挿通孔41の
周壁面までの距離とほぼ等しくなっている。また、前記
傾斜部51の長さは、前記突起42の突出量より大きくなっ
ている。さらに、前記挿入孔52の寸法は、係止部45の下
部が挿通孔41の周壁縁部に圧接したとき、すなわち、係
止部45が挿通孔41の上側に位置して係合が解除された状
態で、この挿入孔42の下側末端が突起42に当接するよう
に設定されている。
なお、前記コンダクトプレート36にも、大径の通孔55
が形成されているとともに、この通孔55の両側に小径の
通孔56が形成されている。
が形成されているとともに、この通孔55の両側に小径の
通孔56が形成されている。
そうして、パッド15の組立時には、インサートパッド
26の上面にホーンスプリング22を介してホーンプレート
29を位置させ、予めインサートパッド26を貫通させたホ
ーンコード34の端子部35を介してインサートパッド26の
下側からビス31をホーンプレート29の筒状部30に螺着し
て、締付ける。
26の上面にホーンスプリング22を介してホーンプレート
29を位置させ、予めインサートパッド26を貫通させたホ
ーンコード34の端子部35を介してインサートパッド26の
下側からビス31をホーンプレート29の筒状部30に螺着し
て、締付ける。
つぎに、第1クランプスプリング27上に第2クランプ
スプリング28を位置させ、それらの通孔47,53に下側か
ら挿通したビス57をインサートパッド26に下側から螺着
して、クランプスプリング27,28の取付片43,49をインサ
ートパッド26の下面に締付け、前記2個所のクランプス
プリング27,28をパッド15に互いに平行に取り付ける。
また、第2クランプスプリング28を介さずに、第1クラ
ンプスプリング27をパッド15に取り付ける。この状態
で、前記2個所では、第1クランプスプリング27の一対
の脚片44の係止部45が車体前後方向に並んで位置し、こ
の脚片44に第2クランプスプリング28の係止片50が平行
に位置する。また、後側の第1クランプスプリング27で
は、両脚片44が車体左右方向に並んで位置する。
スプリング28を位置させ、それらの通孔47,53に下側か
ら挿通したビス57をインサートパッド26に下側から螺着
して、クランプスプリング27,28の取付片43,49をインサ
ートパッド26の下面に締付け、前記2個所のクランプス
プリング27,28をパッド15に互いに平行に取り付ける。
また、第2クランプスプリング28を介さずに、第1クラ
ンプスプリング27をパッド15に取り付ける。この状態
で、前記2個所では、第1クランプスプリング27の一対
の脚片44の係止部45が車体前後方向に並んで位置し、こ
の脚片44に第2クランプスプリング28の係止片50が平行
に位置する。また、後側の第1クランプスプリング27で
は、両脚片44が車体左右方向に並んで位置する。
このとき、少なくとも1個所では、第2図および第3
図に示すように、両クランプスプリング27,28間にコン
ダクトプレート36を挟み込み、さらに、ホーンプレート
29およびインサートパッド26の上部を被覆体33により被
覆する。
図に示すように、両クランプスプリング27,28間にコン
ダクトプレート36を挟み込み、さらに、ホーンプレート
29およびインサートパッド26の上部を被覆体33により被
覆する。
また、ステアリングホイール本体11にパッド15を取り
付けるときには、ホーンコード34の端子部をスリップリ
ング21に接続した後、パッド15のクランプスプリング2
7,28をボスプレート22の挿通孔41および突起42にそれぞ
れ係合させる。そのためには、まず、後側のクランプス
プリング27の係止部45の下部をボスプレート22の後側の
挿通孔41に上方向から入れるとともに、パッド15を前下
方へ回すようにして、前側の各第1クランプスプリング
27の係止部45の下部を前側の各挿通孔41に上方向から圧
入しつつ、各第2クランプスプリング28の挿入孔52に相
対的に前方向からボスプレート22の各突起42をそれぞれ
挿入させる。つぎに、パッド15を下降させていくと、一
対の係止部45の下部の傾斜により、一対の脚片44が近接
する方向へ弾性的に屈曲変形して、係止部45が挿通孔41
に上側から下側へ挿通される。この状態では、第3図お
よび第4図に示すように、挿通孔41に挿通された一対の
脚片44は、挿通孔41の周壁部に離反方向へ付勢された状
態で圧接される。また、係止片50の中間部がボスプレー
ト22の外周壁面に位置する。
付けるときには、ホーンコード34の端子部をスリップリ
ング21に接続した後、パッド15のクランプスプリング2
7,28をボスプレート22の挿通孔41および突起42にそれぞ
れ係合させる。そのためには、まず、後側のクランプス
プリング27の係止部45の下部をボスプレート22の後側の
挿通孔41に上方向から入れるとともに、パッド15を前下
方へ回すようにして、前側の各第1クランプスプリング
27の係止部45の下部を前側の各挿通孔41に上方向から圧
入しつつ、各第2クランプスプリング28の挿入孔52に相
対的に前方向からボスプレート22の各突起42をそれぞれ
挿入させる。つぎに、パッド15を下降させていくと、一
対の係止部45の下部の傾斜により、一対の脚片44が近接
する方向へ弾性的に屈曲変形して、係止部45が挿通孔41
に上側から下側へ挿通される。この状態では、第3図お
よび第4図に示すように、挿通孔41に挿通された一対の
脚片44は、挿通孔41の周壁部に離反方向へ付勢された状
態で圧接される。また、係止片50の中間部がボスプレー
ト22の外周壁面に位置する。
こうして、脚片44が挿通孔41に挿通され、かつ、係止
部45の上部が挿通孔41の周壁縁部に下側から係合される
ことにより、ボスプレート22にパッド15が保持される。
部45の上部が挿通孔41の周壁縁部に下側から係合される
ことにより、ボスプレート22にパッド15が保持される。
上述のパッド15の取り付けにあっては、第2クランプ
スプリング28を変形させなくとも、その挿入孔52に突起
42を挿入することができる。したがって、第2クランプ
スプリング28に無理な力が加わらないので、この第2ク
ランプスプリング28の塑性変形や破損を防止することが
できる。
スプリング28を変形させなくとも、その挿入孔52に突起
42を挿入することができる。したがって、第2クランプ
スプリング28に無理な力が加わらないので、この第2ク
ランプスプリング28の塑性変形や破損を防止することが
できる。
そして、使用時には、パッド15の被覆体33を介してホ
ーンプレート29を下方向へ押すと、このホーンプレート
29と一体的なビス31がクランプスプリング27,28と一体
的なコンダクトプレート36の接点突起37に接してホーン
が吹鳴する。
ーンプレート29を下方向へ押すと、このホーンプレート
29と一体的なビス31がクランプスプリング27,28と一体
的なコンダクトプレート36の接点突起37に接してホーン
が吹鳴する。
また、自動車事故などの際の衝突等で衝撃荷重が加わ
り、反力でパッド15側が押し上げられるような力が加わ
った場合、第7図に示すように、第1クランプスプリン
グ27の係止部45がボスプレート22の挿通孔41から上方向
へ抜けかけてしまっても、第2クランプスプリング28の
係止片50の挿入孔52の下側末端が2次係合部としてボス
プレート22の突起42に下方向から係合される。このと
き、係止片50と脚片44との間にボスプレート22が挟持さ
れた状態となり、突起42が挿入孔52の下側末端に接した
状態で、係止部45の下部が挿通孔41の周壁縁部に圧接さ
れているので、ステアリングホイール本体11のボスプレ
ート22からのパッド15の離脱が防止され、安全性が向上
する。しかも上述のように、パッド15の取付時に、係止
片50に塑性変形や破損が生じないので、この係止片50が
パッド15の離脱防止のために確実に作用する。
り、反力でパッド15側が押し上げられるような力が加わ
った場合、第7図に示すように、第1クランプスプリン
グ27の係止部45がボスプレート22の挿通孔41から上方向
へ抜けかけてしまっても、第2クランプスプリング28の
係止片50の挿入孔52の下側末端が2次係合部としてボス
プレート22の突起42に下方向から係合される。このと
き、係止片50と脚片44との間にボスプレート22が挟持さ
れた状態となり、突起42が挿入孔52の下側末端に接した
状態で、係止部45の下部が挿通孔41の周壁縁部に圧接さ
れているので、ステアリングホイール本体11のボスプレ
ート22からのパッド15の離脱が防止され、安全性が向上
する。しかも上述のように、パッド15の取付時に、係止
片50に塑性変形や破損が生じないので、この係止片50が
パッド15の離脱防止のために確実に作用する。
なお、左右方向に強い力が加わったときには、第8図
に示すよう、第1クランプスプリング27の切欠部46が挿
通孔41の壁縁部に係合するまでずれ込むが、このとき、
第2クランプスプリング28の挿入孔52は、ボスプレート
22の突起42により変形させられる。
に示すよう、第1クランプスプリング27の切欠部46が挿
通孔41の壁縁部に係合するまでずれ込むが、このとき、
第2クランプスプリング28の挿入孔52は、ボスプレート
22の突起42により変形させられる。
また、交換、修理などのために、ボスプレート22から
パッド15を通常に取り外すときには、第9図に矢印aで
示すように、まずパッド15を上方向へ引く。そうする
と、第1クランプスプリング27の一対の係止部45の上部
の傾斜により、一対の脚片44が近接方向へ弾性変形し
て、係止部45が挿通孔41から上方向へ半ば引き抜かれ
る。この状態では、上述のように第2クランプスプリン
グ28の挿入孔52の下側末端にボスプレート22の突起22が
当接されているので、つぎに、矢印bで示すように、パ
ッド15を突起42の突出方向へ押して圧力を加える。そう
すると、片方の脚片44が弾性変形し、挿入孔52から突起
42が抜け、係止が解除されて、パッド15がステアリング
ホイール本体11から分離される。このときも、係止片50
は変形させる必要がない。
パッド15を通常に取り外すときには、第9図に矢印aで
示すように、まずパッド15を上方向へ引く。そうする
と、第1クランプスプリング27の一対の係止部45の上部
の傾斜により、一対の脚片44が近接方向へ弾性変形し
て、係止部45が挿通孔41から上方向へ半ば引き抜かれ
る。この状態では、上述のように第2クランプスプリン
グ28の挿入孔52の下側末端にボスプレート22の突起22が
当接されているので、つぎに、矢印bで示すように、パ
ッド15を突起42の突出方向へ押して圧力を加える。そう
すると、片方の脚片44が弾性変形し、挿入孔52から突起
42が抜け、係止が解除されて、パッド15がステアリング
ホイール本体11から分離される。このときも、係止片50
は変形させる必要がない。
これにより、パッド15を移動させる一連の動作によ
り、このパッド15を容易に着脱することができる。
り、このパッド15を容易に着脱することができる。
第10図は本考案の他の実施例を示すもので、この実施
例では、ボスプレート22の突起42を先端側が下方向へ屈
曲したほぼL字形状としている。この構成によれば、衝
撃が加わって挿通孔41から係止部45が抜けたとき、突起
42による係止がより確実に働き、パッド15の外れがより
確実に防止される。
例では、ボスプレート22の突起42を先端側が下方向へ屈
曲したほぼL字形状としている。この構成によれば、衝
撃が加わって挿通孔41から係止部45が抜けたとき、突起
42による係止がより確実に働き、パッド15の外れがより
確実に防止される。
また、第11図は本考案のさらに他の実施例を示すもの
で、この実施例のクランプスプリング61は、先の実施例
における第1クランプスプリング27と第2クランプスプ
リング28とを一体にしたものである。すなわち、1つの
クランプスプリング61に、取付片62と、係止部63および
切欠部64を有する複数の脚片65と、挿入孔66を有する係
止片67とが一体に形成されたものである。なお、鎖線で
示すように、コンダクトプレート68をもクランプスプリ
ング61と一体に形成してもよい。この構成によれば、部
品点数を削減できるとともに、組立工数も削減できる。
で、この実施例のクランプスプリング61は、先の実施例
における第1クランプスプリング27と第2クランプスプ
リング28とを一体にしたものである。すなわち、1つの
クランプスプリング61に、取付片62と、係止部63および
切欠部64を有する複数の脚片65と、挿入孔66を有する係
止片67とが一体に形成されたものである。なお、鎖線で
示すように、コンダクトプレート68をもクランプスプリ
ング61と一体に形成してもよい。この構成によれば、部
品点数を削減できるとともに、組立工数も削減できる。
さらに、第12図は本考案のさらに他の実施例を示すも
ので、この実施例では、第2クランプスプリング28の挿
入孔52の幅を広くし、クランプスプリング27,28の左右
方向へのずれ込みに対して逃げを形成したものである。
これにより、切欠部46が挿通孔41の周壁部にスムーズに
係合される。
ので、この実施例では、第2クランプスプリング28の挿
入孔52の幅を広くし、クランプスプリング27,28の左右
方向へのずれ込みに対して逃げを形成したものである。
これにより、切欠部46が挿通孔41の周壁部にスムーズに
係合される。
なお、上述の各実施例における脚片44,65の切欠部46,
64は、必ずしも必要ない。
64は、必ずしも必要ない。
(考案の効果) 本考案によれば、係止片と一方の脚片との間にパッド
取付板が挟持された状態で、パッド取付板の外周壁面か
ら突出した突起と、パッド側のクランプスプリングの係
止片に設けた挿入孔とが係合しているため、強い衝撃が
加わって係止部が挿通孔から上方向に抜けかけたとき、
挿入孔の下側末端へ突起が当接してパッドの離脱を確実
に防止できる。また、このパッドを取り外す際には、こ
のパッドを上側に引上げ、クランプスプリングの係止部
を挿通孔の上側に位置させて係合を解除し、ついで、こ
のパッドを突起の突出方向に移動させることにより、こ
のパッドを容易に取り外すことができる。このようにし
て、パッドの移動のみでパッドを容易に着脱できる。そ
して、パッドの着脱時には、挿入孔に突起を挿入するた
めに係止片を変形させる必要がないため、係止片の塑性
変形や破損を防止することができ、パッドの離脱防止を
より確実にできる。さらに、パッドの着脱時に、工具な
どを用いる必要がないため、作業効率を向上できる。
取付板が挟持された状態で、パッド取付板の外周壁面か
ら突出した突起と、パッド側のクランプスプリングの係
止片に設けた挿入孔とが係合しているため、強い衝撃が
加わって係止部が挿通孔から上方向に抜けかけたとき、
挿入孔の下側末端へ突起が当接してパッドの離脱を確実
に防止できる。また、このパッドを取り外す際には、こ
のパッドを上側に引上げ、クランプスプリングの係止部
を挿通孔の上側に位置させて係合を解除し、ついで、こ
のパッドを突起の突出方向に移動させることにより、こ
のパッドを容易に取り外すことができる。このようにし
て、パッドの移動のみでパッドを容易に着脱できる。そ
して、パッドの着脱時には、挿入孔に突起を挿入するた
めに係止片を変形させる必要がないため、係止片の塑性
変形や破損を防止することができ、パッドの離脱防止を
より確実にできる。さらに、パッドの着脱時に、工具な
どを用いる必要がないため、作業効率を向上できる。
第1図は本考案のステアリングホイールの一実施例を示
す平面図、第2図は同上第1図のII視断面図、第3図は
同上第1図のIII視断面図、第4図は同上クランプスプ
リング部分の斜視図、第5図は同上クランプスプリング
部分の分解斜視図、第6図は同上パッド取付板部分の斜
視図、第7図は同上係止片による離脱防止作用を示す断
面図、第8図は同上クランプスプリングが水平方向にず
れた状態を示す斜視図、第9図は同上パッドの取り外し
を示す断面図、第10図は本考案の他の実施例を示す挿通
孔部分の斜視図、第11図および第12図はそれぞれ本考案
のさらに他の実施例を示すクランプスプリング部分の斜
視図である。 11……ステアリングホイール本体、15……パッド、22…
…パッド取付板としてのボスプレート、27,28……クラ
ンプスプリング、41……挿通孔、42……突起、43……取
付片、44……脚片、45……係止部、49……取付片、50…
…係止片、52……挿入孔、61……クランプスプリング、
62……取付片、63……係止部、65……脚片、66……挿入
孔、67……係止片。
す平面図、第2図は同上第1図のII視断面図、第3図は
同上第1図のIII視断面図、第4図は同上クランプスプ
リング部分の斜視図、第5図は同上クランプスプリング
部分の分解斜視図、第6図は同上パッド取付板部分の斜
視図、第7図は同上係止片による離脱防止作用を示す断
面図、第8図は同上クランプスプリングが水平方向にず
れた状態を示す斜視図、第9図は同上パッドの取り外し
を示す断面図、第10図は本考案の他の実施例を示す挿通
孔部分の斜視図、第11図および第12図はそれぞれ本考案
のさらに他の実施例を示すクランプスプリング部分の斜
視図である。 11……ステアリングホイール本体、15……パッド、22…
…パッド取付板としてのボスプレート、27,28……クラ
ンプスプリング、41……挿通孔、42……突起、43……取
付片、44……脚片、45……係止部、49……取付片、50…
…係止片、52……挿入孔、61……クランプスプリング、
62……取付片、63……係止部、65……脚片、66……挿入
孔、67……係止片。
Claims (1)
- 【請求項1】上部にパッド取付板が設けられたステアリ
ングホイール本体と、このステアリングホイール本体の
パッド取付板上にクランプスプリングを介して取付けら
れたパッドとを備え、 前記パッド取付板は、挿通孔を有し、 前記クランプスプリングは、前記パッドの下部に取付け
られた取付片と、この取付片から折曲して下方向へ向か
って延び前記パッド取付板の挿通孔に挿通されてこの挿
通孔の周壁部に離反方向へ押圧された複数の脚片と、こ
れら脚片の下部にそれぞれ設けられこれら脚片を近接方
向へ変形させつつ前記パッド取付板の挿通孔に上側から
下側へ挿通された係止部とを有し、 これら係止部と前記挿通孔との係合によって前記パッド
取付板に前記パッドを保持させたステアリングホイール
であって、 前記パッド取付板の外周壁面に、突起が設けられてお
り、 前記クランプスプリングの取付片に、一方の前記脚片の
外側に位置しかつ下方向へ向かってこの脚片に沿ってこ
の脚片よりも下側まで延び前記パッド取付板の外周壁面
に中間部が位置する係止片が設けられ、 この係止片に、前記パッド取付板の突起が挿入されて前
記挿通孔からの前記係止部の上方向への離反を防止する
挿入孔が設けられているとともに、 この挿入孔の下側末端は、前記脚片の係止部が前記挿通
孔の上側に位置して係合が解除された状態で前記突起に
当接される位置にある ことを特徴とするステアリングホイール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989027666U JP2512912Y2 (ja) | 1989-03-10 | 1989-03-10 | ステアリングホイ―ル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989027666U JP2512912Y2 (ja) | 1989-03-10 | 1989-03-10 | ステアリングホイ―ル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02117948U JPH02117948U (ja) | 1990-09-21 |
JP2512912Y2 true JP2512912Y2 (ja) | 1996-10-02 |
Family
ID=31250354
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989027666U Expired - Lifetime JP2512912Y2 (ja) | 1989-03-10 | 1989-03-10 | ステアリングホイ―ル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2512912Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6294467A (ja) * | 1985-10-22 | 1987-04-30 | Nissan Motor Co Ltd | ステアリングホイ−ル |
JPS6419570U (ja) * | 1987-07-27 | 1989-01-31 |
-
1989
- 1989-03-10 JP JP1989027666U patent/JP2512912Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02117948U (ja) | 1990-09-21 |
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