JP2506140Y2 - 車載用アンテナ - Google Patents
車載用アンテナInfo
- Publication number
- JP2506140Y2 JP2506140Y2 JP2300190U JP2300190U JP2506140Y2 JP 2506140 Y2 JP2506140 Y2 JP 2506140Y2 JP 2300190 U JP2300190 U JP 2300190U JP 2300190 U JP2300190 U JP 2300190U JP 2506140 Y2 JP2506140 Y2 JP 2506140Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- antenna
- roof
- luggage
- loading
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Details Of Aerials (AREA)
- Support Of Aerials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔概要〕 車両の屋根に搭載する車載用アンテナに関し、 水平偏波に対し無指向性となるようにすることを目的
とし、 車両の屋根に配設される複数本の荷物積載用器具と、
該複数本の荷物積載用器具の荷物が当接する積載面より
低い部分で荷物積載用器具に支持され、一部が開放され
た略四角形状のスクエアローアンテナのエレメントと、
該エレメントから車両内部に引込まれる給電線とを備え
るよう構成する。
とし、 車両の屋根に配設される複数本の荷物積載用器具と、
該複数本の荷物積載用器具の荷物が当接する積載面より
低い部分で荷物積載用器具に支持され、一部が開放され
た略四角形状のスクエアローアンテナのエレメントと、
該エレメントから車両内部に引込まれる給電線とを備え
るよう構成する。
本考案は、車両の屋根に搭載する車載用アンテナに関
する。
する。
車載用のFM放送受信アンテナは、車両の走行方向が随
時変化するため無指向性であることが好ましい。また、
多くのFM放送が水平偏波で送信されていることを考える
と、水平偏波に対し感度が良く、かつ無指向性であるこ
とが望まれる。
時変化するため無指向性であることが好ましい。また、
多くのFM放送が水平偏波で送信されていることを考える
と、水平偏波に対し感度が良く、かつ無指向性であるこ
とが望まれる。
従来の車載用FM受信アンテナとして代表的なホイップ
アンテナは、一般に車両の屋根の上に垂直に立設され
る。また、車両のリアガラスにパターンを印刷したガラ
スアンテナもFM受信用として普及している。但し、これ
らのアンテナはダイポール型に較べて10〜15dB程度感度
が低い。
アンテナは、一般に車両の屋根の上に垂直に立設され
る。また、車両のリアガラスにパターンを印刷したガラ
スアンテナもFM受信用として普及している。但し、これ
らのアンテナはダイポール型に較べて10〜15dB程度感度
が低い。
しかしながら、ダイポールアンテナにも欠点がある。
第1は使用周波数帯の波長をλとするとλ/2の長さが必
要であり、76〜90MHz帯のFM放送受信用としては全長が
1.8mほどになる。このため車載用としては不向きであ
る。第2は指向性が水平偏波に対し8の字型になるた
め、車両の走行方向が変化するにつれ感度が変化してし
まうので、やはり車載用には適さない。
第1は使用周波数帯の波長をλとするとλ/2の長さが必
要であり、76〜90MHz帯のFM放送受信用としては全長が
1.8mほどになる。このため車載用としては不向きであ
る。第2は指向性が水平偏波に対し8の字型になるた
め、車両の走行方向が変化するにつれ感度が変化してし
まうので、やはり車載用には適さない。
このダイポールアンテナの欠点を補完するために、エ
レメントを4角に折り返曲げたスクエアローアンテナが
ある。このアンテナはFM受信用でも各辺の長さが0.5m程
度に小型化され、また水平偏波に対して無指向性になる
ので、車載用のFM受信アンテナとして好ましい。
レメントを4角に折り返曲げたスクエアローアンテナが
ある。このアンテナはFM受信用でも各辺の長さが0.5m程
度に小型化され、また水平偏波に対して無指向性になる
ので、車載用のFM受信アンテナとして好ましい。
しかしながら、実際にスクエアローアンテナを車両に
搭載するには、その設置場所や支持構造が問題となる。
搭載するには、その設置場所や支持構造が問題となる。
本考案は、車両の屋根に搭載される荷物積載用器具
(いわゆるルーフキャリア)を利用してスクエアローア
ンテナを支持しようとするものである。
(いわゆるルーフキャリア)を利用してスクエアローア
ンテナを支持しようとするものである。
第1図は本考案の原理図で、(a)は全体図、(b)
は部分拡大図である。図中、1は車両、2はその屋根、
3A,3Bは屋根2の上に取付けられた一対のルーフキャリ
ア、4はルーフキャリア3A,3Bで支持されたスクエアロ
ーアンテナのエレメント、5は該アンテナに給電する給
電線(ここでは同軸ケーブル)である。
は部分拡大図である。図中、1は車両、2はその屋根、
3A,3Bは屋根2の上に取付けられた一対のルーフキャリ
ア、4はルーフキャリア3A,3Bで支持されたスクエアロ
ーアンテナのエレメント、5は該アンテナに給電する給
電線(ここでは同軸ケーブル)である。
ルーフキャリア3A,3Bは樹脂製で、その中にエレメン
ト4の一部がモールドされている。同軸ケーブル5の一
端はキャリア3Bの下部(または内部)を通してエレメン
ト4に接続され、他端は車両1の窓6の隙間を通して車
室内に導入される。
ト4の一部がモールドされている。同軸ケーブル5の一
端はキャリア3Bの下部(または内部)を通してエレメン
ト4に接続され、他端は車両1の窓6の隙間を通して車
室内に導入される。
エレメント4とキャリア3が一体化されていると、キ
ャリア3がエレメント4を支持するだけでなく、エレメ
ント4がキャリア3の補強にもなる。
ャリア3がエレメント4を支持するだけでなく、エレメ
ント4がキャリア3の補強にもなる。
スクエアローアンテナはエレメント4を含む平面にお
いて指向性がない。従って該平面を屋根2と平行にすれ
ば、水平偏波のFM放送を無指向性で感度良く受信でき
る。キャリア3A,3Bは屋根2と平行に設置されるのもの
であるため、このキャリア3A,3B間でエレメント4を支
持すれば、自動的に水平偏波に対し無指向性になる。し
かも、専用の支持部材を用いる必要もなく、またアンテ
ナだけが目立たないので美観上も好ましい。
いて指向性がない。従って該平面を屋根2と平行にすれ
ば、水平偏波のFM放送を無指向性で感度良く受信でき
る。キャリア3A,3Bは屋根2と平行に設置されるのもの
であるため、このキャリア3A,3B間でエレメント4を支
持すれば、自動的に水平偏波に対し無指向性になる。し
かも、専用の支持部材を用いる必要もなく、またアンテ
ナだけが目立たないので美観上も好ましい。
第2図はスクエアローアンテナの説明図で、(a)は
構成図、(b)は指向特性図である。エレメント4は長
さλ/2の導電性部材を4角に折り返曲げたもので、図示
の例ではその中心点P0に同軸ケーブル5の外導体51を接
続し、また中心からずれた給電点P1に中心導体52を接続
するオフセンター給電をしている。Cはインピーダンス
調整用の可変コンデンサで、中心導体52と給電点P1の間
に挿入される。実際に中心導体52を給電点P1に接続する
には副エレメント7とショートバー8を用いる(これら
は一体化されていてもよい)。この様なオフセンター給
電をするとエレメント4と同軸ケーブル5のインピーダ
ンスを整合させ易い。またコンデンサCを用いることに
よって共振のQを下げ、広いFM帯域をカバーできるよう
にしてある。このコンデンサCと共振するインダクタン
ス(L)成分はエレメント4、副エレメント7、ショー
トバー8に分布している。
構成図、(b)は指向特性図である。エレメント4は長
さλ/2の導電性部材を4角に折り返曲げたもので、図示
の例ではその中心点P0に同軸ケーブル5の外導体51を接
続し、また中心からずれた給電点P1に中心導体52を接続
するオフセンター給電をしている。Cはインピーダンス
調整用の可変コンデンサで、中心導体52と給電点P1の間
に挿入される。実際に中心導体52を給電点P1に接続する
には副エレメント7とショートバー8を用いる(これら
は一体化されていてもよい)。この様なオフセンター給
電をするとエレメント4と同軸ケーブル5のインピーダ
ンスを整合させ易い。またコンデンサCを用いることに
よって共振のQを下げ、広いFM帯域をカバーできるよう
にしてある。このコンデンサCと共振するインダクタン
ス(L)成分はエレメント4、副エレメント7、ショー
トバー8に分布している。
第3図は本考案の一実施例を示す斜視図である。本例
は第1図のようにエレメント4の一部をキャリア3A,3B
内にモールドして一体化したものである。λ/2=1.8mの
ときエレメント4は1辺450mmの4角形状に折り曲げら
れるので小型であり、車載用に適している。また、エレ
メント4を例えば直径10mm程度のアルミパイプまたはア
ルミ棒とすれば、振動にも充分に耐え得る強度がある。
は第1図のようにエレメント4の一部をキャリア3A,3B
内にモールドして一体化したものである。λ/2=1.8mの
ときエレメント4は1辺450mmの4角形状に折り曲げら
れるので小型であり、車載用に適している。また、エレ
メント4を例えば直径10mm程度のアルミパイプまたはア
ルミ棒とすれば、振動にも充分に耐え得る強度がある。
第4図は本考案の他の実施例の構成図である。本例で
は別体のキャリア3A,3Bにエレメント4をネジ9等で取
付けるようにしたものである。10Aはエレメント4の開
放端を支持する樹脂モールド部、10Bは給電側を同軸ケ
ーブル5と一体的に保持する樹脂モールド部である。第
3図のモールド型は予めキャリア3とエレメント4が一
体化されているので新規に購入する場合はよいが、既存
のキャリア3がある場合には第4図のようなアタッチメ
ント型が都合がよい。
は別体のキャリア3A,3Bにエレメント4をネジ9等で取
付けるようにしたものである。10Aはエレメント4の開
放端を支持する樹脂モールド部、10Bは給電側を同軸ケ
ーブル5と一体的に保持する樹脂モールド部である。第
3図のモールド型は予めキャリア3とエレメント4が一
体化されているので新規に購入する場合はよいが、既存
のキャリア3がある場合には第4図のようなアタッチメ
ント型が都合がよい。
以上述べたように本考案によれば、FM受信用として車
載用に適した小型、高利得、水平偏波無指向性のアンテ
ナを実現できる利点がある。
載用に適した小型、高利得、水平偏波無指向性のアンテ
ナを実現できる利点がある。
第1図は本考案の原理図、 第2図はスクエアローアンテナの説明図、 第3図および第4図は本考案の各実施例を示す構成図で
ある。 図中、1は車両、2は屋根、3はルーフキャリア(荷物
積載用器具)、4はスクエアローアンテナのエレメン
ト、5は給電線である。
ある。 図中、1は車両、2は屋根、3はルーフキャリア(荷物
積載用器具)、4はスクエアローアンテナのエレメン
ト、5は給電線である。
Claims (1)
- 【請求項1】車両の屋根に配設される複数本の荷物積載
用器具(3)と、 該複数本の荷物積載用器具(3)の荷物が当接する積載
面より低い部分で荷物積載用器具(3)に支持され、一
部が開放された略四角形状のスクエアローアンテナのエ
レメント(4)と、 該エレメント(4)から車両内部に引込まれる給電線
(5)とを備えることを特徴とする車載用アンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2300190U JP2506140Y2 (ja) | 1990-03-07 | 1990-03-07 | 車載用アンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2300190U JP2506140Y2 (ja) | 1990-03-07 | 1990-03-07 | 車載用アンテナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03113511U JPH03113511U (ja) | 1991-11-20 |
JP2506140Y2 true JP2506140Y2 (ja) | 1996-08-07 |
Family
ID=31526005
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2300190U Expired - Fee Related JP2506140Y2 (ja) | 1990-03-07 | 1990-03-07 | 車載用アンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2506140Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5395534B2 (ja) * | 2009-06-26 | 2014-01-22 | 小島プレス工業株式会社 | 車両用電波受信外装品 |
-
1990
- 1990-03-07 JP JP2300190U patent/JP2506140Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03113511U (ja) | 1991-11-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4868577A (en) | Multiband television/communications antenna | |
CA1287916C (en) | Near-isotropic low-profile microstrip radiator especially suited for use as a mobile vehicle antenna | |
JP3925364B2 (ja) | アンテナ及びダイバーシチ受信装置 | |
JPH1188026A (ja) | 自動車用tvアンテナ装置 | |
CA1255790A (en) | Window antenna for a vehicle | |
JPH0884011A (ja) | ガラスアンテナ及びその設定方法 | |
US3742508A (en) | Inconspicuous vehicle mounted radio antenna | |
US5311201A (en) | Multi-band antenna | |
JPH03123203A (ja) | 自動車用三波共用アンテナ | |
JP4141979B2 (ja) | 自動車用高周波ガラスアンテナ | |
JP3743263B2 (ja) | 自動車電話機用アンテナ装置 | |
JPH042002B2 (ja) | ||
JP2506140Y2 (ja) | 車載用アンテナ | |
JPH05283921A (ja) | 車載用アンテナ | |
WO2020105370A1 (ja) | 車両埋め込み型アンテナ装置 | |
JPH0563435A (ja) | アンテナ装置 | |
JPH03108903A (ja) | 広帯域ループアンテナ | |
JPH06152219A (ja) | 移動体用アンテナ | |
JPH06152217A (ja) | 移動体用ボディ埋め込みアンテナ | |
JP3165465B2 (ja) | 移動体用アンテナ | |
JP2004345364A (ja) | タイヤ監視システム | |
JP3233377B2 (ja) | 窓ガラスアンテナ | |
JPS59196606A (ja) | 車載tvアンテナ | |
AU2018101096A4 (en) | Dual polarity VHF/UHF mobile television antenna with optional 3G/4G/4GX broadband antenna | |
JPH0767043B2 (ja) | ユニポール型車載tvアンテナ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |