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JP2505704Y2 - 交流エレベ―タの制御装置 - Google Patents

交流エレベ―タの制御装置

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Publication number
JP2505704Y2
JP2505704Y2 JP1991084226U JP8422691U JP2505704Y2 JP 2505704 Y2 JP2505704 Y2 JP 2505704Y2 JP 1991084226 U JP1991084226 U JP 1991084226U JP 8422691 U JP8422691 U JP 8422691U JP 2505704 Y2 JP2505704 Y2 JP 2505704Y2
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JP
Japan
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signal
elevator
speed
power
inverter
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1991084226U
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English (en)
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JPH0526968U (ja
Inventor
隆夫 岡田
行宏 宮川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitec Co Ltd
Original Assignee
Fujitec Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0526968U publication Critical patent/JPH0526968U/ja
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  • Control Of Ac Motors In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、回生電力の消費を適正
に抑制しうるエレベータの制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、エレベータの場合、頻繁に回生
運転が行われるため、エレベータかご巻上電動機を駆動
する装置は、エレベータ運転時に発生する大きな回生電
力に対応した適切な設計がなされなければならない。図
2は例えば特開昭59−17879号公報に記載された
従来のエレベータの制御装置を示すブロック図である。
【0003】図中1は三相交流電源、2はエレベータの
起動時に閉路し、停止時に開路する電磁接触器、3は三
相交流電源1の電力を直流に変換するコンバータ、4は
コンバータ3の直流出力を平滑するコンデンサ、5はコ
ンデンサ4の一端に接続された抵抗、6は抵抗5を介し
てコンデンサ4の両端に接続されたトランジスタであ
り、抵抗5とともに回生電力消費回路を構成している。
【0004】7はコンバータ3の直流出力を例えばパル
ス幅変調により可変電力かつ可変周波数の交流電力に変
換するインバータ、8はインバータ7の交流電力により
駆動される三相誘導電動機、9は三相誘導電動機8によ
り駆動される綱車、10は綱車9に巻き掛けられた主
索、11は主索10の一端に接続されたかご、12は主
索10の他端に接続された重り、13はかご11の走行
速度に対応した速度信号13aを発生する速度検出器、
14はかご11の理想的な速度指令信号14aと速度検
出器13の速度信号13aとを比較増幅して偏差信号1
4bを発生する比較増幅器、15は偏差信号14bを入
力とした伝達関数G(S) を有する補償要素であり、滑り
周波数指令信号15aを発生する。16は滑り周波数指
令信号15aと速度信号13aとを加算して加算信号1
6aを出力する加算器、
【0005】17は加算信号16aにより電圧指令17
aを発生する電圧指令器、18は加算信号16aにより
周波数指令18aを発生する周波数指令器、19は電圧
指令17a及び周波数指令18aによりインバータ7の
出力の電圧及び周波数を制御するインバータ制御装置で
ある。
【0006】即ち、比較増幅器14は速度指令信号14
aと速度信号13aとの間の差を求めて偏差信号14b
を出力するが、この偏差信号14bは補償要素15によ
り三相誘導電動機8の制御系の応答を所望のものにする
ように補償され、滑り周波数指令信号15aとなり、加
算器16に入力される。
【0007】加算器16は滑り周波数指令信号15aと
速度信号13aとを加算して加算信号16aを得、これ
を電圧指令発生器17及び周波数指令発生器18に入力
する。電圧指令発生器17及び周波数指令発生器18
は、インバータ7の出力における電圧/周波数の比が一
定となるように制御するための電圧指令17a及び周波
数指令18aをインバータ制御装置19に供給する。
【0008】インバータ7は複数のスイッチング素子を
有し、それぞれインバータ制御装置19の出力により制
御され、三相誘導電動機8を駆動する。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】ここで、かご11を減
速させて停止させる場合,重負荷かつ一定の下降速度で
運転させる場合は、三相誘導電動機8に制動力を発生さ
せなければならないが、このような回生運転では、三相
誘導電動機8を含む機械系の運転エネルギーが三相誘導
電動機8により電気的なエネルギーに変換され、回生電
力としてインバータ7の直流側へ流れる。そして、この
回生電力は抵抗5により消費される。
【0010】この場合、発電制動抵抗の処理電力は、エ
レベータの運転状況に応じて種々変化するが、抵抗本数
の検討には最も過酷な運転状況を想定する必要がある。
抵抗に対して最も厳しい条件は、ダウンピーク運転が長
時間継続して回生電力の消費が持続する場合であるが、
このような状況を考慮することは、必要抵抗本数の増大
を招き、コストや抵抗設置スペースの面で大きな負担と
なる。本考案は上記の点に鑑みなされたもので、適当な
抵抗本数であっても十分機能するエレベータの制御装置
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本考案は、予め定められ
た速度指令信号とエレベータのかごの走行速度に対応す
る速度信号との差信号から得られるトルク指令に従って
インバータを制御し、該インバータに接続されている交
流電動機を可変電圧及び可変周波数の交流電力により駆
動させるとともに、交流電動機の回生運転時には発電制
動用抵抗に電流を流して制動を行うエレベータの制御装
置において、速度信号とトルク指令の数値を掛け合わせ
て今後処理すべき回生電力値を演算する演算手段と、発
電制動用抵抗の放散熱抵抗と熱時定数から得られる発電
制動用抵抗の昇温予想推定値を算出する算出手段を設
け、該昇温予想推定値が予め設定された許容値よりも大
きい場合にエレベータの運転モードを変更する指示を出
力する指示手段を備え、該昇温予想推定値が予め設定さ
れた許容値以内ならば、通常の運転モードを維持するも
のである。
【0012】
【作用】上述の如く構成すれば、発電用抵抗が許容値以
上に昇温する前にエレベータの運転モードが抵抗の消費
電力を減少させるモードに自動的に変更される。
【0013】
【実施例】図1はマイクロコンピュータを利用して可変
電圧・可変周波数制御を行わせる交流エレベータの制御
装置の一構成例を示すブロック図、図3は図1において
マイクロコンピュータが処理する機能の一部を示す機能
ブロック図、図4は図1において適性に回生電力の処理
及び演算が行われる手順,即ち本考案の一実施例を示す
フローチャート図である。
【0014】図中、図2と同一符号のものは同一のもの
を示すが、14は速度指令信号14aを発生する速度指
令発生装置、21はインバータ7の出力電流を検出して
電流検出信号21aを出力する電流検出器、22はエレ
ベータのかご11内の荷重を検出して荷重信号22aを
出力する荷重検出器、
【0015】 30は周知のマイクロコンピュータ
で、このマイクロコンピュータ30は速度指令信号14
a,速度信号13a及び荷信信号22aを取り込むイン
ターフェイス回路31,32及び33と、マイクロプロ
セッサ34と,このマイクロプロセッサ34を作動させ
るデータ及びプログラムを記憶するROM35及びRA
M36と、ディジタル量をアナログ量に変換して三相誘
導電動機8の瞬時電流指令30aを出力するD/A変換
器37と、後述する運転モード信号38aを指示するた
めのインターフェイス回路38とで構成される。
【0016】 41は瞬時電流指令30aと電流検出
信号21aとの偏差を演算し、この偏差を零にしようと
する周知のパルス幅変調信号41aを後段のベースドラ
イブ回路42に入力するPWM回路で、このベースドラ
イブ回路42ではPWM回路31の発生するパルス幅変
調信号41aに基づいてインバータ7を構成するトラン
ジスタあるいは発電制動用のトランジスタ6のベース信
号を作りトランジスタのオン時間を制御する。これによ
って、近似正弦波の任意の電圧及び周波数の交流電圧が
三相誘導電動機8に加えられるとともに、適宜発電制動
が行われる。
【0017】 このマイクロコンピュータ30内を本
考案を実施する上での機能達成手段にブロック分けする
と、図3に示すように、大きく分けて回生電力演算手段
301と、発電制動用抵抗5の昇温予想推定値算出手段
302と、運転モードの指示手段303とから成り立っ
ている。つまり、本考案による発電制動の行われ方は、
図4に示すとおり、ステップ1において、速度信号13
aとトルク指令値(ベクトル制御の場合には速度調節器
ASRの出力に荷重信号22aを加算した値)をそれぞ
れ検出して後、ステップ2において、それらの数値を掛
け合わせて機械的エネルギーを算出することにより今後
処理すべき回生電力を演算し、ステップ3においては予
めシミュレートされている抵抗昇温特性(抵抗の放散熱
抵抗と熱時定数から得られる)から発電制動用の抵抗5
の昇温予想推定値を算出し、ステップ4においてその予
想推定値を予め設定された許容値と比較する。その予想
推定値が未だ許容値以内ならば、通常の運転モードを維
持する一方、予想推定値が許容値を越える場合は、発電
制動用の抵抗消費電力を減少させる運転モードに変更す
る。即ち、具体的な運転モードとしては、抵抗熱時定数
が充分長いことを考慮して、次のものが採用される。 定格速度を下げる。 扉閉タイムの設定を延長し、起動頻度を下げる。 かご内積載を定格積載の80%程度に制限する。 励磁電流を減少させて電動機の効率を下げる。 このうち、上記については運転モード信号38aを速
度指令発生装置14に入力することにより行われ、それ
以外は周知のシーケンス回路に運転モード信号38aが
送られて達成される。故に、発電用抵抗本数を無闇に増
やす必要はない。
【0018】
【考案の効果】以上述べたように本考案は、発電用抵抗
の本数を検討する場合、あえて最も過酷な状況を考慮す
る必要がなくなるため、抵抗本数の削減が可能になり、
制御盤スペースの縮小と、コストの低減の両者を達成で
きるとともに、コスト面で有利な発電制動方式のエレベ
ータの適用拡大を推進することもできる効果を発揮す
る。
【0019】
【図面の簡単な説明】
【図1】マイクロコンピュータを利用して可変電圧・可
変周波数制御を行わせる交流エレベータの制御装置の一
構成例を示すブロック図である。
【図2】従来のエレベータの制御装置を示すブロック図
である。
【図3】 図1においてマイクロコンピュータが処理
する機能の一部を示す機能ブロック図である。
【図4】 本考案の一実施例を示すフローチャート図
である。
【符号の説明】
5 抵抗 7 インバータ 8 三相誘導電動機 11 かご 13 速度検出器 13a 速度信号 14 速度指令発生装置 14a 速度指令信号 30 マイクロコンピュータ 38a 運転モード信号 301 回生電力演算手段 302 昇温予想推定値算出手段 303 指示手段

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め定められた速度指令信号とエレベー
    タのかごの走行速度に対応する速度信号との差信号から
    得られるトルク指令に従ってインバータを制御し、該イ
    ンバータに接続されている交流電動機を可変電圧及び可
    変周波数の交流電力により駆動させるとともに、前記交
    流電動機の回生運転時には発電制動用抵抗に電流を流し
    て制動を行うエレベータの制御装置において、前記速度
    信号と前記トルク指令の数値を掛け合わせて今後処理す
    べき回生電力値を演算する演算手段と、前記発電制動用
    抵抗の放散熱抵抗と熱時定数から得られる前記発電制動
    用抵抗の昇温予想推定値を算出する算出手段を設け、該
    昇温予想推定値が予め設定された許容値よりも大きい場
    合にエレベータの運転モードを変更する指示を出力する
    指示手段を備え、該昇温予想推定値が予め設定された許
    容値以内ならば、通常の運転モードを維持することを特
    徴とする交流エレベータの制御装置。
JP1991084226U 1991-09-18 1991-09-18 交流エレベ―タの制御装置 Expired - Lifetime JP2505704Y2 (ja)

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JPH0526968U JPH0526968U (ja) 1993-04-06
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4543467B2 (ja) * 1999-12-21 2010-09-15 三菱電機株式会社 エレベータ用制御装置
JP2001240326A (ja) * 2000-02-28 2001-09-04 Mitsubishi Electric Corp エレベータの制御装置
CN101155744B (zh) * 2005-04-11 2010-06-02 富士达株式会社 升降机的控制装置
WO2007013141A1 (ja) * 2005-07-26 2007-02-01 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha エレベーターの制御装置

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