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JP2598775Y2 - 塗布具付容器 - Google Patents

塗布具付容器

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JP2598775Y2
JP2598775Y2 JP1993044506U JP4450693U JP2598775Y2 JP 2598775 Y2 JP2598775 Y2 JP 2598775Y2 JP 1993044506 U JP1993044506 U JP 1993044506U JP 4450693 U JP4450693 U JP 4450693U JP 2598775 Y2 JP2598775 Y2 JP 2598775Y2
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container
liquid
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幸男 中村
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Kao Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、キャップに塗布具を
設けた塗布具付容器に関する。
【0002】
【従来の技術】マニキュア液を収納する化粧品容器や、
修正液等を収納する事務用容器等には、キャップに塗布
具が装着されたものがある。これらの塗布具付容器で
は、容器本体の口部の天面や、図9に示す第1従来例の
ように、容器本体1の口部2に設置された中栓3の天面
4において、塗布具5に付着した内容液6(マニキュア
液、修正液等)を掻き落し、塗布具5に付着した内容物
6の液量を調整して使用される。尚、符号7はキャップ
である。
【0003】しかし、この塗布具付容器の使用の際に、
容器本体1の口部2の天面や中栓3の天面4に付着した
内容物6が、キャップ7を装着したときに、口部2のね
じ部8へ押し出される場合がある。このねじ部8に押し
出された内容液6はその後乾燥し、固化して、キャップ
7が取外せなくなる場合がある。また、上記口部2や中
栓3の天面4に付着した内容物6は、キャップ7の装着
中に乾燥し、この乾燥物が次回の使用時に容器本体1内
へ入って内容物6に混入することもある。
【0004】そこで、従来、実開昭61-59553号公報記載
の塗布具付容器10(図10;第2従来例)や、実公昭
62-8826号公報記載の塗布具付容器(第3従来例)、あ
るいは実公昭 60-5845号公報に記載の塗布具付容器11
(図11;第4従来例)等が提案されている。
【0005】上記第2従来例の塗布具付容器10は、中
栓12に、水平に延びる液切り部13が形成されたもの
である。また、第3従来例の塗布具付容器は、容器本体
1の上部にスプリングを介して液切り用筒体を設置した
ものである。更に、第4従来例の塗布具付容器11は、
中栓14に内向きに斜め下方へ傾斜して液切り部15を
設け、塗布具5をこの液切り部15に摺接させて、塗布
具5に付着した内容液6の液量を調整するものである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところが、図10に示
す第2従来例の塗布具付容器10では、中栓12の液切
り部13が水平に設けられているので、塗布具5を液切
り部13に摺接して内容液6の液量を調整した際に、液
切り部13に付着した内容液6が、上記液切り部13上
に溜って乾燥してしまう。この乾燥物は、前述と同様
に、液切り部13から容器本体1内へ落下したり、次回
の使用時に塗布具5に付着して、塗布面の仕上りがきれ
いにならない虞れがある。
【0007】また、第3従来例の塗布具付容器でも、ス
プリングに内容液6が付着して乾燥し、この乾燥物が上
記塗布具付容器10と同様に、内容液6内に落下した
り、塗布具5に付着してしまう。
【0008】更に、図11に示す第4従来例の塗布具付
容器11では、中栓14の液切り部15が斜め下向きに
設けられているものの、塗布具5の一般的な使用として
は、この塗布具5を中栓14の天面4に対し平行に操作
するため、この操作によって、塗布具5に付着した内容
液6が中栓14の天面4に付着してしまう。従って、こ
の塗布具付容器11においても、中栓14の天面4にて
内容液6が乾燥し、この乾燥物が容器本体1内に落下す
る等の虞れがある。
【0009】また、例えば、第2従来例の塗布具付容器
10(図10)に示すように、中栓12は、一般に、下
部内穴が上部内穴よりも小径に形成されて、容器10を
倒しても内容液6が漏出しないよう構成されている。し
かし、このように構成されていると、容器10の使用回
数が増えて、中栓12内へ塗布具5を何回も抜き差しし
た場合、塗布具5に付着した内容液6が、図10(B)
の二点鎖線に示すように、中栓12内に溜ってしまい、
いずれ容器本体1外へ溢れ出てしまう虞れがある。
【0010】本考案は、容器本体内の内容液が乾燥して
乾燥物として容器本体内へ混入したり、キャップが取外
せなくなることを防止できる塗布具付容器を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【0012】
【課題を解決するための手段】本考案は、内容液を収納
可能とし口部を備えた容器本体と、上記口部に装着され
た中栓と、塗布具を備えるとともに上記口部の外側に着
脱自在に装着されるキャップと、を有する塗布具付容器
において、上記中栓は、上記容器本体の口部の天面に平
行に延び、上記キャップを密着状態で当接可能とする天
面シール部を備えるとともに、この天面シール部のキャ
ップ密着当接面より内側に容器本体とは反対の側へ向け
て突設される液切れ突起を備えてなるようにしたもので
ある。
【0013】
【0014】
【作用】本考案に係る塗布具付容器によれば、容器本体
の口部からキャップを取り外して塗布具を使用する際
に、塗布具を中栓の天面に平行に移動させて、この塗布
具を中栓の液切れ突起に摺接し、塗布具に付着した容器
本体内の内容液の液量を調整する。このとき、液切れ突
起が中栓の天面シール部の内面から容器本体とは反対の
側へ向けて突設されているので、塗布具を液切れ突起に
摺接する際に、塗布具が天面シール部まで至らず、然
も、液切れ突起に付着した内容液は容器本体内へ流下す
る。このため、内容液が中栓に付着した状態で乾燥する
ことを防止でき、従って、この乾燥物が容器本体内へ落
下するのを未然に防止できる。
【0015】また、塗布具に付着して液切れ突起にて掻
き落された余分な内容液は、中栓の天面シール部に付着
せず、従って容器本体の口部の外側へも流れ出ない。こ
のため、この口部の外側に装着されたキャップが、内容
液の固化によって取り外せなくなる現象を防止できる。
【0016】
【0017】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、この考案に係る塗布具付容器の第1実
施例を示す断面図である。図2は、図1の中栓を拡大し
て示す断面図である。図3は、図1の塗布具付容器の使
用状態を示す断面図である。
【0018】図1に示すように、塗布具付容器20は、
容器本体21の口部22の内側に中栓23が装着され、
口部22の外側のねじ部24にキャップ25が着脱自在
に螺装されたものであり、キャップ25に塗布具26が
取り付けられている。
【0019】容器本体21内に、マニキュア液や修正液
等の内容液27が収納される。また、塗布具26は、支
持軸28の先端にブラシ29が取り付けられたものであ
る。この塗布具26の支持軸28は、キャップ25の内
側に固着された塗布具ブラケット30に嵌合して設置さ
れる。この塗布具ブラケット30には当接部31が、支
持軸28側へリング形状に突出して形成される。尚、塗
布具ブラケット30と支持軸28を一体成形して、先端
にブラシ29を取り付けた支持軸28と塗布具ブラケッ
ト30とで、塗布具26を構成しても良い。
【0020】さて、中栓23は、図2に示すように、筒
形状の中栓本体32に、天面シール部33が外方へ一体
に突設され、この天面シール部33の内側に液切り突起
34が突出して一体成形されたものである。
【0021】天面シール部33は、容器本体21の口部
22の天面35に平行に延在して形成され、図1に示す
ように、下面が上記天面35に当接する。キャップ25
を容器本体21の口部22に螺着したとき、塗布具ブラ
ケット30の当接部31が中栓23の天面シール部33
の上面に密着状態で当接して、塗布具付容器20が密閉
構造に構成される。
【0022】液切り突起34は、天面シール部33の上
面に対し垂直に鋭角形状に突出して形成される。この液
切り突起34の天面シール部33に対する突出高さhは
約 1mm以上に設定される。この突出高さhは、また、キ
ャップ25が容器本体21の口部22に螺着された状態
で(図1)、液切り突起34の先端が塗布具ブラケット
30と約 0.5〜10mmの隙間tを生ずるよう設定される。
この適切な隙間の設定により、キャップ25の装着時
に、塗布具ブラケット30によって液切り突起34が損
傷しないよう考慮される。
【0023】液切り突起34の内側面の傾斜角度θは、
天面シール部33の上面に対する垂線Kに関し、約50°
以下の鋭角に設定されて、液切り性が良いものに構成さ
れる。また、中栓本体32の内面36は、上記液切り突
起34の傾斜角度θに連続して逆円錐形状に形成され、
中栓本体32の下端部に下部内穴37が形成される。一
方、中栓23の上端部には、液切り突起34によって上
部内穴38が形成される。
【0024】この上部内穴38の内径aは、塗布具26
における支持軸28の軸径(外径)dに対し約 1.8倍以
上に設定されて、塗布具26を中栓23へ挿通させ易く
考慮されている。
【0025】上記下部内穴37の内径bは、支持軸28
の軸径dよりも約 1mm以上大きく設定される。下部内穴
37の内径bが支持軸28の軸径dと等しいと、塗布具
26を容器本体21内へ戻す際に、塗布具26のブラシ
29が中栓23の下部下穴37に引っ掛かり、ブラシ2
9の毛が逆に折られてしまう。また、下部内穴37の内
径bが支持軸28の軸径dよりも約 1mm未満の範囲で大
きいと、塗布具26を容器本体21内へ戻す際に、この
塗布具26の支持軸28に付着した内容物27が中栓2
3の下部内穴37上方に溜り、使用回数が増えるに従っ
て、この溜った内容物が中栓23の外部へあふれ出す虞
れがある。以上のことから、下部内穴37の内径bは、
支持軸28の軸径dよりも約 1mm以上大きく設定され
る。
【0026】次に、作用を説明する。図3に示すよう
に、塗布具付容器20の使用に際しては、まず、キャッ
プ25を容器本体21の口部22から取り外す。次に、
塗布具26を中栓23の液切り突起34に摺接させるこ
とによって、塗布具26に付着している余分な内容液2
7を、液切り突起34にて掻き落し、塗布具26のブラ
シ29に付着する内容液27の液量を調整する。
【0027】ここで、中栓23の液切り突起34が天面
シール部33の上面に対し垂設され、且つ鋭角に形成さ
れているので、液切り突起34の先端を境にして液切り
突起34の外側へは余分な内容液27が流れず、液切り
突起34の内側にのみ上記余分な内容液27が流れる。
この液切り突起34の内側に流れた内容液は、中栓本体
32の内面36に沿って容器本体21内へ流下する。
【0028】上記実施例によれば、中栓23の液切り突
起34が天面シール部33の上面に対し垂設され、且つ
鋭角に形成されたので、塗布具26のブラシ29に付着
した余分な内容液27を液切り突起34によって掻き落
すべく、塗布具26を天面シール部33に平行して移動
させても、ブラシ29は天面シール部33へ至らない。
このため、内容液27が中栓23に付着した状態で乾燥
することを防止でき、従って、この乾燥物が容器本体2
1内へ落下することを未然に防止できる。
【0029】また、塗布具26に付着して液切れ突起3
4にて掻き落された余分な内容液27は、中栓23の天
面シール部33に付着せず、従って容器本体21の口部
22の外側へも流れ出ない。このため、この口部22の
外側に装着されたキャップ25が、内容液27の固化に
よって取り外せなくなる現象を防止できる。
【0030】図4は、(A)がこの考案に係る塗布具付
容器の第2実施例の一部を示す断面図であり、(B)が
図4(A)の中栓の一部を示す断面図である。図5は、
この考案に係る塗布具付容器の第3実施例の一部を示す
断面図である。図6は、(A)がこの考案に係る塗布具
付容器の第4実施例の一部を示す断面図であり、
(B)、(C)及び(D)が図6(A)の中栓を示すそ
れぞれ斜視図、側面図及び底面図である。図7は、図6
に示す塗布具付容器の第4実施例において中栓の変形例
を示し、(A)及び(B)が中栓の第1変形例における
それぞれ側面図及び底面図であり、(C)及び(D)が
中栓の第2変形例におけるそれぞれ側面図及び底面図で
あり、(E)及び(F)が中栓の第3変形例におけるそ
れぞれ側面図及び底面図である。図8は、(A)がこの
考案に係る塗布具付容器の第5実施例の一部を示す断面
図であり、(B)が図8(A)の中栓の変形例を示す断
面図である。これらの各実施例において、前記第1実施
例と同様な部分は、同一の符号を付すことにより説明を
省略する。
【0031】図4に示す第2実施例の塗布具付容器40
では、中栓41の液切り突起42が、天面シール部33
に対する垂線Kに関し、中栓41の内側へ傾斜して構成
される。このときの液切り突起42の内面の角度αは、
天面シール部33の上面に対し 0°より大きく、約 140
°より小さく設定される( 0°<α< 140°)。この角
度αは好ましくは90°以下であり、この場合には、液切
り突起42が中栓41の内側に傾斜しているので、塗布
具26のブラシ29に付着した余分な内容液27を、液
切り突起42を用いて掻き落す際に、この余分な内容液
27が天面シール部33側へ流れることを確実に防止で
きる。
【0032】図5に示す第3実施例の塗布具付容器50
では、中栓51の中栓本体52は、その内面53が、液
切り突起34の内面に連続して形成されず、中栓本体5
2の外面54と平行して構成される。従って、塗布具2
6のブラシに付着した余分な内容液27は、液切り突起
34の内面に沿って直接容器本体21内へ流下する。
【0033】図6に示す第4実施例の塗布具付容器60
では、中栓61の中栓本体62の下端部に、液垂れガイ
ド部63が一体に突設される。この液垂れガイド部63
は、突起長さLが約 3〜15mmに設定され、底面視が半円
弧形状に形成される。この液垂れガイド部63の底面積
63Sは、中栓本体62の底面積62Sと略同一に設定
される。塗布具26に付着した余分な内容液27は、液
切り突起34により掻き落とされた後、中栓本体62の
内面36に沿って流下し、表面張力の作用で液垂れガイ
ド部63に引き寄せられて集中し、容器本体21内へ滴
下する。
【0034】従って、この第4実施例によれば、前記第
1〜第3実施例の効果に加え、中栓本体62の下端部に
液垂れガイド部63が突設されたので、中栓61にて塗
布具26から掻き落とされた内容液27は、中栓本体6
2の内面36を流下し、その表面張力の作用で液垂れガ
イド部63へ引き寄せられ、この液垂れガイド部から容
器本体内へ流下する。このように、中栓61内の内容液
27を効率良く容器本体21内へ流下させることができ
るので、中栓61内に内容液27が貯留して、この貯留
内容液が容器本体21外へ溢れでる現象を防止できる。
【0035】上記中栓61の第1変形例として、図7
(A)及び(B)に示す中栓64、第2変形例として図
7(C)及び(D)に示す中栓66、第3変形例として
図7(E)及び(F)に示す中栓68がある。
【0036】中栓64が図6の中栓61と異なる点は、
中栓64の液垂れガイド部65が中栓61の液垂れガイ
ド部63よりも小さく、液垂れガイド部65の底面積6
5Sが中栓本体62の底面積62Sよりも小さい点であ
る。また、中栓66の液垂れガイド部67は、中栓本体
62の下端部に2個形成され、これらの液垂れガイド部
67は、中栓本体62の直径方向に対向して設置され
る。更に、中栓68の液垂れガイド部69は、中栓本体
62の下端部に4個形成され、これらの液垂れガイド部
69は、中栓本体62の周方向に沿って等間隔に設置さ
れる。
【0037】これらの中栓64、66及び68において
も、それぞれの液垂れガイド部65、67及び69の突
起長さLは約 3〜15mmに設定される。また、液垂れガイ
ド部67の底面積67S及び液垂れガイド部69の底面
積69Sは、いずれも中栓本体62の底面積62Sと同
等あるいはそれ以下に設定される。
【0038】図8(A)に示す第5実施例の塗布具付容
器70では、中栓71の中栓本体72は、その内面36
が上部内穴38から下部内穴37に向って逆円錐形状に
形成され、下部内面39が下部内穴37を挟んで上部内
穴38の反対側から円錐形状に形成され、更に、この中
栓本体72を、一端が上述の内面36と下部内面39と
の境界部分を横切るように、中栓本体72の軸線に対し
斜めに切断し、その先端部分を液垂れガイド部73とし
たものである。この液垂れガイド部73となる中栓本体
72の先端部分は、更に、その外周面74が中栓本体7
2の軸線側へ向かい緩やかに傾斜して、先細り形状に形
成される。
【0039】この塗布具付容器70における中栓71で
は、液垂れガイド部73が容器本体21の口部22にお
ける内周面22Aに接近して配置される。このため、液
切り突起34に掻き取られて中栓71の内周面36に沿
い流下した内容液27は、液垂れガイド部73に引き寄
せられて集中し、口部22の内周面22Aへ連続的に案
内され、容器本体21内へ流下する。この結果、中栓7
1内の内容液27を効率良く容器本体21内へ流下させ
ることができ、中栓71内の内容液が容器本体21外へ
溢れ出る現象を防止できる。
【0040】また、液垂れガイド部73の外周面74が
先細り形状に形成されたので、中栓71を容器本体21
の口部22に容易に嵌挿させることができる。
【0041】その他、この第5実施例においても、液切
り突起34が形成されているため、前記第1〜第3実施
例と同様の効果を奏する。
【0042】また、図8(B)に示す中栓75が図8
(A)の中栓71と異なる点は、上述の下部内面39を
形成しない液垂れガイド部76を設けている点である。
【0043】尚、上記各実施例では、中栓23、41、
51、61、64、66、68、71、75の天面シー
ル部33に、塗布具ブラケット30の当接部31が当接
するものを述べたが、キャップ25に当接部31をリン
グ形状に形成して、この当接部31が天面シール部33
に当接するようにしても良い。また、液切り突起34、
42の先端は図示の如く尖っていなくても良く、先端の
強度を上げるために、例えば半径 0.2mm程度の曲面状に
形成しても良い。更に、液垂れガイド部63、65、6
7、69の外周面を中栓本体61、64、66、68の
軸線側へ向かい緩やかな傾斜状に形成しても良い。
【0044】以上、本考案の実施例を図面により詳述し
たが、本考案の具体的な構成はこの実施例に限られるも
のではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があっても本考案に含まれる。
【0045】
【考案の効果】以上のように、本考案に係る塗布具付容
器によれば、容器本体内の内容液が乾燥して乾燥物とし
て容器本体内へ混入したり、キャップが取り出せなくな
ることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この考案に係る塗布具付容器の第1実
施例を示す断面図である。
【図2】図2は、図1の中栓を拡大して示す断面図であ
る。
【図3】図3は、図1の塗布具付容器の使用状態を示す
断面図である。
【図4】図4は、(A)がこの考案に係る塗布具付容器
の第2実施例の一部を示す断面図であり、(B)が図4
(A)の中栓の一部を示す断面図である。
【図5】図5は、この考案に係る塗布具付容器の第3実
施例の一部を示す断面図である。
【図6】図6は、(A)がこの考案に係る塗布具付容器
の第4実施例の一部を示す断面図であり、(B)、
(C)及び(D)が図6(A)の中栓を示すそれぞれ斜
視図、側面図及び底面図である。
【図7】図7は、図6に示す塗布具付容器の第4実施例
において中栓の変形例を示し、(A)及び(B)が中栓
の第1変形例におけるそれぞれ側面図及び底面図であ
り、(C)及び(D)が中栓の第2変形例におけるそれ
ぞれ側面図及び底面図であり、(E)及び(F)が中栓
の第3変形例におけるそれぞれ側面図及び底面図であ
る。
【図8】図8は、(A)がこの考案に係る塗布具付容器
の第5実施例の一部を示す断面図であり、(B)が図8
(A)の中栓の変形例を示す断面図である。
【図9】図9は、第1従来例の塗布具付容器を示す断面
図である。
【図10】図10は、(A)が第2従来例の塗布具付容
器を示す斜視図であり、(B)が図10(A)の塗布具
付容器の断面図である。
【図11】図11は、(A)が第4従来例の塗布具付容
器を、一部を切り欠いて示す側面図であり、(B)が図
11(A)の中栓を示す一部断面図である。
【符号の説明】
20 塗布具付容器 21 容器本体 22 口部 23、61 中栓 24 ねじ部 25 キャップ 26 塗布具 27 内容液 28 支持軸 29 ブラシ 31 当接部 33 天面シール部 34、42 液切り突起 35 口部の天面 37 下部内穴 63、73 液垂れガイド部 b 下部内穴の内径 d 支持軸の軸径 h 液切り突起の突出高さ θ 液切り突起の角度

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内容液を収納可能とし口部を備えた容器
    本体と、上記口部に装着された中栓と、塗布具を備える
    とともに上記口部の外側に着脱自在に装着されるキャッ
    プと、を有する塗布具付容器において、 上記中栓は、上記容器本体の口部の天面に平行に延び、
    上記キャップを密着状態で当接可能とする天面シール部
    を備えるとともに、この天面シール部のキャップ密着当
    接面より内側に容器本体とは反対の側へ向けて突設され
    る液切れ突起を備えてなることを特徴とする塗布具付容
    器。
  2. 【請求項2】 上記中栓には液切れ突起に連続する内穴
    が形成され、一方、塗布具は、支持棒の先端にブラシを
    配設して構成され、上記内穴の内径が上記支持棒の外径
    よりも約 1mm以上大きく設定された請求項1に記載の塗
    布具付容器。
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