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JP2586222Y2 - 支柱と横材及び壁材の係着装置 - Google Patents

支柱と横材及び壁材の係着装置

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JP2586222Y2
JP2586222Y2 JP1993056880U JP5688093U JP2586222Y2 JP 2586222 Y2 JP2586222 Y2 JP 2586222Y2 JP 1993056880 U JP1993056880 U JP 1993056880U JP 5688093 U JP5688093 U JP 5688093U JP 2586222 Y2 JP2586222 Y2 JP 2586222Y2
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JP
Japan
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engaging
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JP1993056880U
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JPH0719422U (ja
Inventor
芳一 田窪
Original Assignee
株式会社田窪工業所
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Publication date
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  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、建物内で例えば間仕
切り壁等の壁部を構築する場合における壁を支えるため
の支柱と横材及び壁材の接合部における係着装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、建物内で間仕切り壁を構築する場
合の支柱と壁部との接合手段は、角形支柱の外側面部に
L形金具を螺着して水平突片を設け、その水平突片に横
材や壁材の接合端部を螺着するような手段を採用してい
た。また、特公昭40−2517号公報に紹介された
「間仕切等の支柱の横棧取付装置」においては、支柱外
周部の凹溝(縦方向)内に保持させた下部枠体の上側に
弾鈑を横渡し状に係着架設し、該弾鈑の中央部に切りこ
まれた上向溝に横棧端部に固着された掛止鈑の下向溝を
噛合させるもので、左右に対設された両支柱外周部に横
架した前記両弾鈑の弾力性により横棧の両端部を牽引し
て両支柱に緊締するものである。なおまた、特開昭55
−51110号公報に紹介された「パネル用締着装置」
は、同公報の第1図及び第2図によると、垂直柱の外周
面に溝孔が設けられてあり、その溝孔から垂直柱の空洞
内に締着装置の腕部が挿入されて柱壁裏面に係合されて
あり、該締着装置は、その本体部(基部)がパネルの周
溝内に固着され、前記腕部は本体外端部を構成する一直
線状のフランジ部との間に広い口部とその後方に向って
幅が減少する通路(間隙)を設けたフック状の下端縁が
円弧状のカム表面と、該カム表面の根部に戻り止め開口
部とを形成し、本体の両端部に各突起を突設することに
より、両突起の各内側部にねじ受凹所を形成し、該凹所
に固定ねじを挿入し、該固定螺子でパネルの周溝底部に
固着するよう構成されてあり、前記カム表面の円弧部が
垂直柱の空洞内で柱壁裏面に係合することにより、パネ
ルを垂直柱の外表面に固定するよう構成されたものであ
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、前記従来例
中の冒頭のL形金具を用いるものにおいては、L形金具
の螺着により支柱の外面に水平突片を設けてその水平突
片に横材、壁材の接合端部を更に螺着しなければならな
いので、その作業に煩わしい手間が要り不能率であり、
又、壁部を分解する時にも同様な手間を必要とし、組立
て分解作業が不能率で手間取り煩わしさが伴う欠点があ
る。また、第2番目に記載の特公昭40−2517号公
報のものでは、横棧取付装置における下部枠体の支柱凹
溝内への下部枠体の保持手段と、その上側に横架させる
弾鈑の構成、更には弾鈑の上向溝へ横棧端部の掛止鈑の
下向溝を噛合させる等の構造において甚だ複雑な手段を
要するので、それら各部材の製作加工に多くの材料と手
間を要してコスト高となる。なおまた、第3番目に記載
の特開昭55−51110号公報におけるものは、パネ
ルの周溝内に固着する締着装置の構造において之又複雑
多岐なものがあって製作加工にコスト高となる欠点を有
する。尚、前記第2・第3の両者においては、支柱への
係合部が横棧又は壁板の中心線上の一箇所のみであるか
ら、係合力が不充分で弱点がある。
【0004】そこで本考案においては、前記諸問題点に
鑑み、壁部構築における作業能率の向上と、製作上の材
料と加工手間を低減してコストを安くすると共に、支柱
と壁部との接合部において螺具等の締着具を要せずして
相互係合の簡易な係合手段のみにて横振れや動揺又は捩
れ等を起さない頑丈な壁部を構築でき、組立て分解が容
易な壁部係着装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】中空柱体の外周面部の一
面部又は適宜な複数面部において、縦突条を複数条並設
することにより、各突条間毎に縦溝を形成し、適宜位置
の複数縦溝毎に係止孔を縦列に設けた支柱を形成し、該
支柱の一外面部に接合する横材及び壁材の接合端部の前
後両側部に前記支柱の両縦溝の係止孔へ係合する係合片
を対設すると共に、該両係合片間の内側部で支柱の突条
端対応部位に圧接片を設けて両係合片の係合により、前
後両側部で支柱に係着するよう構成した支柱と横材及び
壁材の係着装置であって、前記両係合片は、下向き鉤片
であり、又前記圧接片は下端部を支柱の突条端に弾接す
る弾片である。尚、前記支柱の縦突条と縦溝とは支柱外
面の四面、三面、二面又は一面に設け、それら各種の支
柱に応じて壁部を多方向に構成するものである。
【0006】
【作用】横材及び壁材の接合端前後部に対設した両係合
片が支柱の両縦溝の両係止孔へ係合すれば、両係合片の
内部に設けられた圧接片が支柱の両突条端に圧接して係
合部を弾力的に固定するから、係合部において上下方向
の振れやガタツキが起らず、又、支柱の各突条により横
材、壁材の係合部前後両面部を支えて固定できるから係
合部における横振れや動揺が起らず、従って横材、壁材
の支柱への係合部で縦、横両方向の動揺がなく、支柱へ
確実に係着し、頑丈な壁部を構築できるし、又、前記係
合部は圧接片により弾力的であるので係合片を押上げれ
ば簡単に支柱から離脱でき、壁部の分解作業も容易であ
って、組立、分解自在な壁部の構築手段を提供する。
【0007】
【実施例】添付図面中の図1は、本考案一実施例におけ
る支柱1と横材2を分離して各一端部を示した要部分解
斜視図であって、前記支柱1は、四角形状中空柱体の外
周四面部において各面毎の中央部に三条の縦突条1aと
該縦突条両外側部の四隅角部に平面扇形状の隅突条1b
とを並設することにより四面部で各突条間毎に四条の縦
溝1cを形成し、中央部二条の縦溝に一対の係止孔イ,
イを左右又は前後同高に配して縦列に設けてある。前記
横材2は、断面縦長矩形状で下面を開口状に形成した中
空材で構成し、中空材の一端部において前後両面2a,
2bの一端から下向き鉤形の両係合片2c,2cを一対
として延設してあり、該両係合片間の内側部において上
端を中空材内部に下端を外部に向けて傾斜させた傾斜板
2dを付設し、該傾斜板の中心線上に斜溝ロ(摺動溝)
を設け、該斜溝に沿って摺動するよう球体3を軸部によ
り遊着してある。図2に前記支柱1と横材2の係合状態
が平面図で図示されてあって、横材2の両係合片2c,
2cを支柱1の左右両係止孔イ,イに係合することによ
り横材を支柱に架設した状態を示す。同図中で球体3が
支柱の中央部突条に当接している。
【0008】図3及び図4に前記支柱1に横材2の端部
を係合する手法を図2におけるX〜X線断面図により手
順に図示してあって、支柱の係止孔イへ横材2の係合片
2cを挿入する場合には、先ず図3に示すように、球体
3を斜溝口により上方へ移動させて上げた状態で係合片
を縦溝を経て係止孔イへ挿入した後、横材全体を少し下
方へ押下げると共に前方へ引くと、図4に示すように球
体3が斜溝ロに沿って下方へ摺動落下して突条1aの前
端に当接し、係合片2cの係合部と協同して横材2を水
平状に支えてその姿勢を保持する。
【0009】図5及び図6は前図示の横材2を支柱1の
上下部にその開口を対向状に配して両横材間に壁材4を
嵌合した壁部の係着状態を示したものであって、図5は
その平面図、図6は図5におけるY〜Y線の断面図を示
し、壁材4は、図7に示す斜視図のように、その上下両
端部を上下両横材2,2の上下対向する開口部内に挿着
し、支柱1へ接合端部には断面コの字形材の開口縁部の
上下に前後一対ずつの係止鉤5a,5aを複数対突設し
た係合棧5を添設してあり、上下各一対ずつの両係合片
2c,2cの内端部には、前記傾斜板2dと球体3とで
なる圧接装置とは異る圧接装置として、弾片6を嵌設
し、該弾片6の突端6aが図6に示すように支柱1への
係合部において突条1aの外端に弾接することにより、
係合片2cの挿入端部を係止孔イの下縁内面に圧接させ
て係合部を弾力的に支えて横材2の垂れ下りを防止し水
平姿勢を保持しており、この作用により壁部全体を支柱
外面に結合固定し、上下左右に振れて動揺することなく
係着が行われる。
【0010】図8は、本考案における支柱の形状及び構
造を7種のものに形成してその各支柱の利用法を図示し
たもので、各支柱の適用位置と横材、壁材との係合連結
関係の一例を示した平面図であって、図中の支柱1は図
1にも示したように、正四角形柱体の外周四面部毎に縦
突条と縦溝とを交互に並設し、縦溝に係止孔を列設した
もので、四面部毎に横材2と壁材4を係合連結して平面
十字形の壁部を構築するもので、間仕切壁中心部に配置
される。支柱11は外周三面部毎に横材2と壁材4を係
合連結して平面T字形の壁部を構築するに用いる。以下
の各支柱は前記両支柱に準じて形成したもので、支柱1
2は外周の対称二面に、支柱13は外面一面部に、支柱
14は三角柱体の外周で直角を挟む二面部に、支柱15
は半円形柱体の外周の平面部一面に、支柱16は台形状
柱体の外周で広い平面部に、各面で縦突条と係止孔を列
設した縦溝とを交互に並設したものであって、前記各支
柱は図示の位置に配されて外二面部又は一面部に横材2
と壁材4を係合連結するに用いる。かような支柱配置
と、横材、壁材の連結関係により、所望形状の壁部を構
築するものであって、図8に図示する支柱と横材、壁材
との組合わせ結合関係を適宜に変更して利用することに
より任意形状の間仕切り壁部を構築することができる。
【0011】
【考案の効果】(1)支柱と横材、壁材との接合部(係
合部)において、横材、壁材の各接合端部に設けられた
係合片が前後一対で支柱の両縦溝に挿入された上で溝底
壁の両係止孔に係入されることにより、その係合力が強
力であり、該接合部において接合部材の横振を防止す
る。(請求項1) (2)また、各係合片の内側下部に設けられた圧接部又
は弾片が支柱の縦突条外端に圧接又は弾接し、係合部が
上下二箇所で支持される結果、横材、壁材の上下方向の
縦振れも防止されて動揺することがなく、頑丈な壁部を
構成する。(請求項1,2) (3)各部材の構造が比較的簡単であるから、製作上に
おいて材料と加工費が少なくて、製造が簡易あるからコ
スト安く提供できる。 (4)本考案の利用により、間仕切り壁その他の壁部の
構築が能率的であり、かつ組立て分解が自在であって、
仮設工事にも適する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案一実施例における支柱と横材との係合端
部のみを示す要部分解斜視図
【図2】同実施例における支柱と横材の係合状態を示す
平面図
【図3】図2におけるX〜X線部の縦断面図であって、
支柱と横材の係合手順の始めを示す
【図4】図2におけるX〜X線部の縦断面図であって、
支柱と横材の係合手順の終りを示す
【図5】横材に壁材を嵌合して支柱に係合した実施例を
示す平面図
【図6】図5におけるY〜Y線部の縦断面図
【図7】図6における上下面横材と壁材の嵌合部材を示
す斜視図
【図8】7種形状の各支柱の配置と横材、壁材の係着関
係の一例を示す平面図
【符号の説明】
1…支柱 1a…縦突条 1b…隅突条 1c…縦溝 2…横材 2a…前面 2b…後面 2c…係合片 2d…傾斜板 3…球体 4…壁材 5…係合棧 5a…係止鉤 6…弾片 イ…係止孔 ロ…斜溝

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空柱体の外周面部に設けた係止孔に横
    架材又は壁材の接合端部に設けた係合片を係着させるも
    のにおいて、中空柱体の外周面の一面部又は複数面部に
    縦突条を複数条並設することにより、各突条間に縦溝を
    形成し、該縦溝の適宜位置に係止孔を縦列に設けた支柱
    と、該支柱の一外面部に接合する横材及び壁材の接合端
    部で前後両側部に前記支柱の両縦溝の係止孔へ係合する
    前後一対の係合片を対設すると共に、該両係合片の内側
    部で前記支柱の突条端への圧接部を設けて前後一対の両
    係合片の係合と圧接部の圧接とにより支柱に係着接合す
    るよう構成した支柱と横材及び壁材の係着装置。
  2. 【請求項2】 横材及び壁材の接合端部の前後両側に下
    向き鉤片を対設し、該両鉤片の内側部に支柱の突条端へ
    弾接する弾片を設けて支柱へ圧着接合するようにした請
    求項1記載の支柱と横材の係着装置。
JP1993056880U 1993-09-14 1993-09-14 支柱と横材及び壁材の係着装置 Expired - Lifetime JP2586222Y2 (ja)

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