JP2583289Y2 - 切換え弁 - Google Patents
切換え弁Info
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- JP2583289Y2 JP2583289Y2 JP7238292U JP7238292U JP2583289Y2 JP 2583289 Y2 JP2583289 Y2 JP 2583289Y2 JP 7238292 U JP7238292 U JP 7238292U JP 7238292 U JP7238292 U JP 7238292U JP 2583289 Y2 JP2583289 Y2 JP 2583289Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、一つの流入路から2つ
の異なる流出路への流路の切換えと止水のための切換え
弁に関する。
の異なる流出路への流路の切換えと止水のための切換え
弁に関する。
【0002】
【従来の技術】浴室に備えるシャワー設備の一つとし
て、浴槽への湯の供給とシャワーへの給湯の2通りに使
える湯水混合栓が従来から一般に利用されている。
て、浴槽への湯の供給とシャワーへの給湯の2通りに使
える湯水混合栓が従来から一般に利用されている。
【0003】この湯水混合栓は、建屋に配管した給水及
び給湯配管に本体の背部に設けた脚管を接続すると同時
に固定され、吐水管側及びシャワー側に流路を切り換え
て使えるようにしたものである。
び給湯配管に本体の背部に設けた脚管を接続すると同時
に固定され、吐水管側及びシャワー側に流路を切り換え
て使えるようにしたものである。
【0004】このような湯水混合栓における流路の切換
え構造としては、たとえば、特開昭60−18674号
公報や特開平3−134381号公報に記載されたもの
がある。
え構造としては、たとえば、特開昭60−18674号
公報や特開平3−134381号公報に記載されたもの
がある。
【0005】前者の切換え弁は、湯水混合栓の本体の流
路中に組み込んだ固定ディスクとこれに重ね合わせた可
動ディスクとを備え、この可動ディスクを操作ハンドル
によって回転させることにより、それぞれのディスクに
開けた孔どうしの整合の組合せによって吐水管側又はシ
ャワー側に流路を設定可能としたものである。
路中に組み込んだ固定ディスクとこれに重ね合わせた可
動ディスクとを備え、この可動ディスクを操作ハンドル
によって回転させることにより、それぞれのディスクに
開けた孔どうしの整合の組合せによって吐水管側又はシ
ャワー側に流路を設定可能としたものである。
【0006】また、後者のものは、湯水混合栓の本体の
正面に突き出たハンドルによって軸線周りに回転する1
本のスピンドルに2個の弁体を備え、スピンドルの軸線
方向の移動を利用して弁体をそれぞれ吐水管側又はシャ
ワー側に選択的に着座させることによって、流路の切換
えを行うものである。
正面に突き出たハンドルによって軸線周りに回転する1
本のスピンドルに2個の弁体を備え、スピンドルの軸線
方向の移動を利用して弁体をそれぞれ吐水管側又はシャ
ワー側に選択的に着座させることによって、流路の切換
えを行うものである。
【0007】このように弁体の構造や配置が異なる切換
え弁であっても、その基本は一つの供給路からの混合水
を異なる2方向に別れた流路すなわちシャワー側及び吐
水管側のいずれか一方を開放でき、しかも両方を同時に
閉じる止水機能を持つというものである。そして、その
操作性や形状寸法に制限を受ける等の点から、切換え用
のハンドルを止水位置から一方に回すとシャワー側及び
反対に回せば吐水管側に流路が切り換わる構造が一般に
採用されている。
え弁であっても、その基本は一つの供給路からの混合水
を異なる2方向に別れた流路すなわちシャワー側及び吐
水管側のいずれか一方を開放でき、しかも両方を同時に
閉じる止水機能を持つというものである。そして、その
操作性や形状寸法に制限を受ける等の点から、切換え用
のハンドルを止水位置から一方に回すとシャワー側及び
反対に回せば吐水管側に流路が切り換わる構造が一般に
採用されている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】ところが、たとえば吐
水管を使うつもりが誤ってハンドルを反対側に回してし
まうと、シャワーから湯を被ることになる。このため、
操作するときに注意が必要であり、新しい機種の湯水混
合栓を使うような場合には、操作に慣れないと不都合を
生じやすい。
水管を使うつもりが誤ってハンドルを反対側に回してし
まうと、シャワーから湯を被ることになる。このため、
操作するときに注意が必要であり、新しい機種の湯水混
合栓を使うような場合には、操作に慣れないと不都合を
生じやすい。
【0009】また、シャワーを浴びるときには、最初は
吐水管から湯を出してその温度を確かめ、その後シャワ
ー側に切り換えることが普通である。このため、止水か
らシャワーへ進むには、止水時からハンドルを回して吐
水管側に切り換え、湯の温度を確認した後に止水位置を
経由してシャワー側となるようにハンドルを逆転させる
ことになる。したがって、シャワーを浴びるときにはハ
ンドルをその回転角度の全体を使って回すことになり、
使い勝手の点からみれば改善の余地が残る。
吐水管から湯を出してその温度を確かめ、その後シャワ
ー側に切り換えることが普通である。このため、止水か
らシャワーへ進むには、止水時からハンドルを回して吐
水管側に切り換え、湯の温度を確認した後に止水位置を
経由してシャワー側となるようにハンドルを逆転させる
ことになる。したがって、シャワーを浴びるときにはハ
ンドルをその回転角度の全体を使って回すことになり、
使い勝手の点からみれば改善の余地が残る。
【0010】更に、吐水管からの湯で予め温度を確かめ
てシャワー側に移る場合、ハンドルをシャワー側に回す
ときに必ず止水位置を通過することになる。このため、
たとえば湯の供給源としてガス給湯器等の瞬間湯沸かし
型の給湯装置を用いると、その内部の伝熱管の中を通過
する水が一時的に止まってしまうので、過熱を防ぐ等の
理由からガスの供給が自動的に停止することがある。し
たがって、湯の温度を確かめていても、止水位置にある
時間が長くなれば、シャワー吐水するときの実際の湯の
温度は下がってしまう。
てシャワー側に移る場合、ハンドルをシャワー側に回す
ときに必ず止水位置を通過することになる。このため、
たとえば湯の供給源としてガス給湯器等の瞬間湯沸かし
型の給湯装置を用いると、その内部の伝熱管の中を通過
する水が一時的に止まってしまうので、過熱を防ぐ等の
理由からガスの供給が自動的に停止することがある。し
たがって、湯の温度を確かめていても、止水位置にある
時間が長くなれば、シャワー吐水するときの実際の湯の
温度は下がってしまう。
【0011】このように、湯と水を混合して吐水したり
シャワー散水したりするための設備では、湯水混合栓で
の流路の切換えかた次第で、使い勝手に大きな影響を与
える。そして、その一つの原因は、吐水管側とシャワー
側との間の切換えの際に、止水を必ず経由しなければな
らない点にある。
シャワー散水したりするための設備では、湯水混合栓で
の流路の切換えかた次第で、使い勝手に大きな影響を与
える。そして、その一つの原因は、吐水管側とシャワー
側との間の切換えの際に、止水を必ず経由しなければな
らない点にある。
【0012】本考案において解決すべき課題は、シャワ
ーと吐水管とに切り換えて使う設備において、安全性及
び使い勝手の向上を図ることにある。
ーと吐水管とに切り換えて使う設備において、安全性及
び使い勝手の向上を図ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本考案は、操作手段によ
って動作可能な弁体と、該弁体を収納して内部流路を形
成したハウジングとを備え、前記弁体の動作によって吐
水管側とシャワー側への流路の切換え及び止水を行う切
換え弁であって、前記弁体とハウジングとの間に、該弁
体の動きに応じて吐水管側,シャワー側及び止水位置に
設定可能な流路関係を持たせ、流路切換えの過渡期に、
前記吐水管側及びシャワー側の両方に供給側と連通を継
続させる弁機構としたことを特徴とする。
って動作可能な弁体と、該弁体を収納して内部流路を形
成したハウジングとを備え、前記弁体の動作によって吐
水管側とシャワー側への流路の切換え及び止水を行う切
換え弁であって、前記弁体とハウジングとの間に、該弁
体の動きに応じて吐水管側,シャワー側及び止水位置に
設定可能な流路関係を持たせ、流路切換えの過渡期に、
前記吐水管側及びシャワー側の両方に供給側と連通を継
続させる弁機構としたことを特徴とする。
【0014】止水状態から吐水管側への流路の開放を先
行し、その後シャワーへの流路を開放する弁機構とする
こともできる。
行し、その後シャワーへの流路を開放する弁機構とする
こともできる。
【0015】また、シャワー側から止水側へ向けての非
可逆の切換えを可能とする弁機構とし、止水位置から直
接シャワー側には切り換わらないようにしてもよい。
可逆の切換えを可能とする弁機構とし、止水位置から直
接シャワー側には切り換わらないようにしてもよい。
【0016】
【作用】吐水管からの吐水又はシャワーからの散水をさ
せるとき、吐水側からシャワー側又はその逆の切換えの
際には、吐水管及びシャワーの両方に供給側からの水や
湯が継続して流れ、たとえばガス給湯器等を使う場合で
も、過熱防止のために消火されてしまうことがない。
せるとき、吐水側からシャワー側又はその逆の切換えの
際には、吐水管及びシャワーの両方に供給側からの水や
湯が継続して流れ、たとえばガス給湯器等を使う場合で
も、過熱防止のために消火されてしまうことがない。
【0017】また、止水状態から操作するときには吐水
管からシャワー側の順に流路が切り換わり、シャワーか
らの散水を予め吐水管からの吐水によって確認すること
ができ、湯の温度もシャワーに適切かどうかを使う前に
知ることが可能となる。そして、吐水管側からシャワー
側及びその逆の切換えの際には止水位置を経由しないの
で、ハンドルの回動操作量も小さくて済む。
管からシャワー側の順に流路が切り換わり、シャワーか
らの散水を予め吐水管からの吐水によって確認すること
ができ、湯の温度もシャワーに適切かどうかを使う前に
知ることが可能となる。そして、吐水管側からシャワー
側及びその逆の切換えの際には止水位置を経由しないの
で、ハンドルの回動操作量も小さくて済む。
【0018】更に、シャワー側からそのまま直接止水位
置に戻せるようにし逆の動きはできないようにすれば、
シャワーから止水まで操作が簡単になり、前記と同様に
不意にシャワーを被ることも防止される。
置に戻せるようにし逆の動きはできないようにすれば、
シャワーから止水まで操作が簡単になり、前記と同様に
不意にシャワーを被ることも防止される。
【0019】
【実施例】図1は本考案の切換え弁を備えた湯水混合栓
の要部の概略縦断面図である。
の要部の概略縦断面図である。
【0020】湯水混合栓の本体1には、混合弁(図示せ
ず)によって湯と水が混合される室に連通する混合チャ
ンバ1aを設け、下流側には吐水側チャンバ1b及びシ
ャワー側チャンバ1cを備える。吐水側チャンバ1bに
は吐水管2を接続し、シャワー側チャンバ1cにはシャ
ワーヘッド(図示せず)まで延びるホース3を連結す
る。
ず)によって湯と水が混合される室に連通する混合チャ
ンバ1aを設け、下流側には吐水側チャンバ1b及びシ
ャワー側チャンバ1cを備える。吐水側チャンバ1bに
は吐水管2を接続し、シャワー側チャンバ1cにはシャ
ワーヘッド(図示せず)まで延びるホース3を連結す
る。
【0021】混合チャンバ1aの下流端には、吐水側チ
ャンバ1b及びシャワー側チャンバ1cに混合水の流路
を切り換える切換え弁を設ける。図示の例では、本体1
内に固定した固定弁板4及びこれに重ね合わせられて摺
動する可動弁板5の組合せによって切換え弁を構成して
いる。そして、可動弁板5には同軸上にスピンドル6a
を結合してこれを本体1の正面側に突き出し、その先端
には操作用のハンドル6を取り付けている。
ャンバ1b及びシャワー側チャンバ1cに混合水の流路
を切り換える切換え弁を設ける。図示の例では、本体1
内に固定した固定弁板4及びこれに重ね合わせられて摺
動する可動弁板5の組合せによって切換え弁を構成して
いる。そして、可動弁板5には同軸上にスピンドル6a
を結合してこれを本体1の正面側に突き出し、その先端
には操作用のハンドル6を取り付けている。
【0022】固定弁板4には2個の吐水側孔4aとシャ
ワー側孔4bを開け、これらの孔4a,4bがそれぞれ
吐水側チャンバ1b及びシャワー側チャンバ1cの内部
に臨む姿勢となるように固定弁板4を本体1の中に固定
する。一方、可動弁板5には、1個の流路孔5aを中心
から外れた位置に開け、ハンドル6の回転操作によって
この流路孔5aが固定弁板4の吐水側孔4a及びシャワ
ー側孔4bに整合可能とする。
ワー側孔4bを開け、これらの孔4a,4bがそれぞれ
吐水側チャンバ1b及びシャワー側チャンバ1cの内部
に臨む姿勢となるように固定弁板4を本体1の中に固定
する。一方、可動弁板5には、1個の流路孔5aを中心
から外れた位置に開け、ハンドル6の回転操作によって
この流路孔5aが固定弁板4の吐水側孔4a及びシャワ
ー側孔4bに整合可能とする。
【0023】図2は可動弁板5の流路孔5a及び固定弁
板4の吐水側孔4a及びシャワー側孔4bの形状及びそ
れぞれの配置を示す平面図である。
板4の吐水側孔4a及びシャワー側孔4bの形状及びそ
れぞれの配置を示す平面図である。
【0024】可動弁板5及び固定弁板4はいずれも同じ
外径の円板状であり、その中心を原点とする直交座標
(X,Y)を付して各孔5a,4a,4bの寸法及び止
水時の位置関係を説明する。
外径の円板状であり、その中心を原点とする直交座標
(X,Y)を付して各孔5a,4a,4bの寸法及び止
水時の位置関係を説明する。
【0025】可動弁板5の流路孔5aの中心は座標
(D,0)の位置にあり、その内径はdである。また、
固定弁板4の吐水側孔4aは座標(0,D)及びシャワ
ー側孔4bは座標(−D,0)の位置にあり、それぞれ
の内径は流路孔5aに等しくdである。そして、dとD
との間には、可動弁板5が反時計方向に回転していき、
吐水側孔5aからシャワー側孔4bに移動していく過程
で、流路孔5aの一部の領域が同時にこれらの吐水側孔
4a及びシャワー側孔4bに重なり合うような関係を持
たせる(近似的には、πD/4<d)。
(D,0)の位置にあり、その内径はdである。また、
固定弁板4の吐水側孔4aは座標(0,D)及びシャワ
ー側孔4bは座標(−D,0)の位置にあり、それぞれ
の内径は流路孔5aに等しくdである。そして、dとD
との間には、可動弁板5が反時計方向に回転していき、
吐水側孔5aからシャワー側孔4bに移動していく過程
で、流路孔5aの一部の領域が同時にこれらの吐水側孔
4a及びシャワー側孔4bに重なり合うような関係を持
たせる(近似的には、πD/4<d)。
【0026】図3はハンドル6によって可動弁板5を回
転させていくときの状況を示す概略図である。
転させていくときの状況を示す概略図である。
【0027】同図の(a)は図2で示した固定弁板4及
び可動弁板5を共通の座標で重ね合わせたものに相当
し、可動弁板5の流路孔5aは固定弁板4の表面に被さ
っている。すなわち、図示の状態では、流路孔5aは固
定弁板4によって閉じられ、閉弁状態にある。
び可動弁板5を共通の座標で重ね合わせたものに相当
し、可動弁板5の流路孔5aは固定弁板4の表面に被さ
っている。すなわち、図示の状態では、流路孔5aは固
定弁板4によって閉じられ、閉弁状態にある。
【0028】ハンドル6によって可動弁板5を反時計方
向に回転させると、流路孔5aが固定弁板4の吐水側孔
4aに次第に重なり合うようになり、最終的に同図の
(b)に示すように両者が整合する。この過程では、吐
水管2に向かう混合水の流量が次第に増加していき、同
図の(b)のときに最大流量に設定される。
向に回転させると、流路孔5aが固定弁板4の吐水側孔
4aに次第に重なり合うようになり、最終的に同図の
(b)に示すように両者が整合する。この過程では、吐
水管2に向かう混合水の流量が次第に増加していき、同
図の(b)のときに最大流量に設定される。
【0029】更に可動弁板5を回転させていくと、同図
の(c)のように流路孔5aは吐水側孔4a及びシャワ
ー側孔4bの両方に一部が重なり合う。すなわち、流路
孔5aが完全に吐水側孔4aから抜け出る前に、シャワ
ー側孔4bに含まれるようになり、最終的には同図の
(d)のようにシャワー側孔4bに完全に整合する。
の(c)のように流路孔5aは吐水側孔4a及びシャワ
ー側孔4bの両方に一部が重なり合う。すなわち、流路
孔5aが完全に吐水側孔4aから抜け出る前に、シャワ
ー側孔4bに含まれるようになり、最終的には同図の
(d)のようにシャワー側孔4bに完全に整合する。
【0030】このような可動弁板5の動きに対し、その
流路孔5aは吐水管2側からシャワー側に切り換えると
きに吐水側孔4aとシャワー側孔4bの少なくとも一方
と必ず連通状態を維持する。したがって、切換えの過渡
期であっても、混合チャンバ1aからの混合水は或る時
期まで吐水管2側に供給され続けると同時にシャワー側
にも供給され、混合チャンバ1a側の混合水は常に下流
に向けて流れる。
流路孔5aは吐水管2側からシャワー側に切り換えると
きに吐水側孔4aとシャワー側孔4bの少なくとも一方
と必ず連通状態を維持する。したがって、切換えの過渡
期であっても、混合チャンバ1aからの混合水は或る時
期まで吐水管2側に供給され続けると同時にシャワー側
にも供給され、混合チャンバ1a側の混合水は常に下流
に向けて流れる。
【0031】また、給湯を止めるときには、図3の
(d)の状態から可動弁板5を時計方向に回転させ、同
図の(a)の閉弁位置に戻す。このとき、シャワー側吐
水の同図(d)の状態から(c)を経て(b)の吐水管
2側への供給に戻る際も、混合水は一時的に止水するこ
となく混合室1aから下流側に流れる。
(d)の状態から可動弁板5を時計方向に回転させ、同
図の(a)の閉弁位置に戻す。このとき、シャワー側吐
水の同図(d)の状態から(c)を経て(b)の吐水管
2側への供給に戻る際も、混合水は一時的に止水するこ
となく混合室1aから下流側に流れる。
【0032】このように、ハンドル6によって操作する
とき、このハンドルの回転に連れて、閉弁状態,吐水管
2による吐水,シャワーによる吐水の順に進行する。こ
のため、吐水管2からの吐水が必ず先行するので、従来
のようにハンドル操作を誤ってシャワー側に設定して湯
を被ることはない。また、シャワーを浴びるときに湯の
温度を吐水管2からの吐水によって確認する場合でも、
ハンドル6を一定方向に回していくだけの操作で済み、
取り扱いも簡単になる。
とき、このハンドルの回転に連れて、閉弁状態,吐水管
2による吐水,シャワーによる吐水の順に進行する。こ
のため、吐水管2からの吐水が必ず先行するので、従来
のようにハンドル操作を誤ってシャワー側に設定して湯
を被ることはない。また、シャワーを浴びるときに湯の
温度を吐水管2からの吐水によって確認する場合でも、
ハンドル6を一定方向に回していくだけの操作で済み、
取り扱いも簡単になる。
【0033】更に、吐水側からシャワー側又はその逆に
流路を切り換えるとき、図3の(c)で説明したように
可動弁板5の流路孔5aは吐水側孔4a及びシャワー側
孔4bの少なくとも一方に必ず連通した状態でその姿勢
を変えていく。このため、流路の切換え過程で混合チャ
ンバ1aの中の混合水が一時的に止水されてしまうこと
はない。したがって、ガス給湯器等を使う場合でも、過
熱防止のために消火されてしまうことがなく、温度低下
を伴うことなく安定した吐水及びシャワー散水が維持さ
れる。
流路を切り換えるとき、図3の(c)で説明したように
可動弁板5の流路孔5aは吐水側孔4a及びシャワー側
孔4bの少なくとも一方に必ず連通した状態でその姿勢
を変えていく。このため、流路の切換え過程で混合チャ
ンバ1aの中の混合水が一時的に止水されてしまうこと
はない。したがって、ガス給湯器等を使う場合でも、過
熱防止のために消火されてしまうことがなく、温度低下
を伴うことなく安定した吐水及びシャワー散水が維持さ
れる。
【0034】図4は固定弁板4と可動弁板5を用いる他
の例を示す概略斜視図である。
の例を示す概略斜視図である。
【0035】固定弁板4は四角形状であり、図1の例と
は異なってこの固定弁板4の下面側が混合水の供給側に
臨むように配置され、長円状の流路孔4cを開口させて
いる。この固定弁板4の上で摺動する可動弁板5も四角
形状であり、その操作用のハンドル5bを直結して図中
の矢印方向に移動可能とする。可動弁板5には、固定弁
板4の流路孔4cと平行な関係を持つように吐水側孔5
c及びシャワー側孔5dを配列して開ける。そして、こ
れらの吐水側孔5cとシャワー側孔5dとの間の距離
は、流路孔4cの開口幅よりも短くし、流路孔4cが吐
水側孔5c及びシャワー側孔5dのいずれか一方に重な
り合う関係を持たせる。
は異なってこの固定弁板4の下面側が混合水の供給側に
臨むように配置され、長円状の流路孔4cを開口させて
いる。この固定弁板4の上で摺動する可動弁板5も四角
形状であり、その操作用のハンドル5bを直結して図中
の矢印方向に移動可能とする。可動弁板5には、固定弁
板4の流路孔4cと平行な関係を持つように吐水側孔5
c及びシャワー側孔5dを配列して開ける。そして、こ
れらの吐水側孔5cとシャワー側孔5dとの間の距離
は、流路孔4cの開口幅よりも短くし、流路孔4cが吐
水側孔5c及びシャワー側孔5dのいずれか一方に重な
り合う関係を持たせる。
【0036】この構成でも、ハンドル5bを用いて可動
弁板5を図において左側に移動させていくと、固定弁板
4の流路孔4cに対して、最初に吐水側孔5cが連通す
るようになりその後シャワー側孔5d側に移動する。し
たがって、先の例と同様に吐水管2からの吐水が必ず先
行し、切換えの過程の間でも一時的に止水されることは
ない。
弁板5を図において左側に移動させていくと、固定弁板
4の流路孔4cに対して、最初に吐水側孔5cが連通す
るようになりその後シャワー側孔5d側に移動する。し
たがって、先の例と同様に吐水管2からの吐水が必ず先
行し、切換えの過程の間でも一時的に止水されることは
ない。
【0037】図5はボール弁を用いた切換え弁の例を示
す図であり、同図の(a)はその概略縦断面図であり、
そのA−A線矢視による横断面図を同図の(b)に示
す。
す図であり、同図の(a)はその概略縦断面図であり、
そのA−A線矢視による横断面図を同図の(b)に示
す。
【0038】切換え弁のハウジング7は、たとえば図1
に示したように湯水混合栓の本体の内部に組み込まれ、
その下面に開けた混合水供給路7aを混合チャンバに連
通させる。ハウジング7の内部にはボール8を弁体とし
て回転可能に組み込み、このボール8には、常に混合水
供給路7aに整合する流入路8aとその上端から直交す
る向きに曲がる流出路8bとを設ける。そして、ハウジ
ング5には、流出路8bと同じレベルとなるように、吐
水側流路7b及びシャワー側流路7cを90度の中心角
度を持たせて異なる向きに開口させる。これらの吐水側
流路7b及びシャワー側流路7cは、図1の例の場合と
同様にそれぞれ吐水管及びシャワー側の流路に接続す
る。
に示したように湯水混合栓の本体の内部に組み込まれ、
その下面に開けた混合水供給路7aを混合チャンバに連
通させる。ハウジング7の内部にはボール8を弁体とし
て回転可能に組み込み、このボール8には、常に混合水
供給路7aに整合する流入路8aとその上端から直交す
る向きに曲がる流出路8bとを設ける。そして、ハウジ
ング5には、流出路8bと同じレベルとなるように、吐
水側流路7b及びシャワー側流路7cを90度の中心角
度を持たせて異なる向きに開口させる。これらの吐水側
流路7b及びシャワー側流路7cは、図1の例の場合と
同様にそれぞれ吐水管及びシャワー側の流路に接続す
る。
【0039】図示の状態は閉弁時期であり、ボール8に
直結したハンドル8cによってボール8を同図の(b)
のように時計方向に回すと、流出路8bは吐水側流路7
bからシャワー側流路7cの順に流路を整合させるよう
に動き、閉弁操作のときはこの逆の順となる。したがっ
て、図3の例と同様に、シャワーを使うときの使い勝手
が改善される。
直結したハンドル8cによってボール8を同図の(b)
のように時計方向に回すと、流出路8bは吐水側流路7
bからシャワー側流路7cの順に流路を整合させるよう
に動き、閉弁操作のときはこの逆の順となる。したがっ
て、図3の例と同様に、シャワーを使うときの使い勝手
が改善される。
【0040】また、ボール8の流出路8bの内径を、吐
水側流路7b及びシャワー側流路7cのそれぞれの一部
に被さる程度の大きさとすることにより、切換え時の一
時的な止水もなくなる。したがって、給湯器の消火によ
る混合水の温度低下等の障害もない。
水側流路7b及びシャワー側流路7cのそれぞれの一部
に被さる程度の大きさとすることにより、切換え時の一
時的な止水もなくなる。したがって、給湯器の消火によ
る混合水の温度低下等の障害もない。
【0041】図6は図5に示したボール状の弁体に代え
て円筒状の弁体とした例であり、同図の(a)はその概
略縦断面図であり、そのB−B線矢視による横断面図を
同図の(b)に示す。
て円筒状の弁体とした例であり、同図の(a)はその概
略縦断面図であり、そのB−B線矢視による横断面図を
同図の(b)に示す。
【0042】図5の例と同様に、ハウジング7aには混
合水供給路7a,吐水側流路7b及びシャワー側流路7
cを設け、下端を開放して混合水供給路7aに同軸上に
配置した弁体9をそのハンドル9aによって回転自在に
組み込んでいる。弁体9は混合水供給路7aに連通する
流入路9bを軸線方向に設け、その上端から周面に向け
て直角に曲げた流出路9cを開口させる。
合水供給路7a,吐水側流路7b及びシャワー側流路7
cを設け、下端を開放して混合水供給路7aに同軸上に
配置した弁体9をそのハンドル9aによって回転自在に
組み込んでいる。弁体9は混合水供給路7aに連通する
流入路9bを軸線方向に設け、その上端から周面に向け
て直角に曲げた流出路9cを開口させる。
【0043】弁体9の動きは図5のものと全く同様であ
り、閉弁から吐水側を経てシャワー側に切り換わり、止
水するときにはこの逆の順に切り換わっていき、切換え
過程での一時的な止水もない。
り、閉弁から吐水側を経てシャワー側に切り換わり、止
水するときにはこの逆の順に切り換わっていき、切換え
過程での一時的な止水もない。
【0044】図7は昇降式の弁体を備えた例を示す概略
縦断面図である。
縦断面図である。
【0045】下端を開放して湯水混合栓の混合チャンバ
に臨ませた中空円筒状のハウジング10の内部にピスト
ン状の弁体11をその軸線方向に移動可能に組み込んで
いる。ハウジング10の周壁には上下に間隔をおいて吐
水側孔10a及びシャワー側孔10bを開ける。一方、
弁体11にはその下端から上に伸び周壁に向けて供給路
11aを設け、上端には摘み11bを備える。そして、
供給路11aの開放端の開口は、吐水側孔10a及びシ
ャワー側孔11bとの間の間隔よりも大きくする。
に臨ませた中空円筒状のハウジング10の内部にピスト
ン状の弁体11をその軸線方向に移動可能に組み込んで
いる。ハウジング10の周壁には上下に間隔をおいて吐
水側孔10a及びシャワー側孔10bを開ける。一方、
弁体11にはその下端から上に伸び周壁に向けて供給路
11aを設け、上端には摘み11bを備える。そして、
供給路11aの開放端の開口は、吐水側孔10a及びシ
ャワー側孔11bとの間の間隔よりも大きくする。
【0046】図示の状態は閉弁時であり、摘み11bに
よって弁体11を引き上げていくと、供給路11aが吐
水側流路10aからシャワー側流路10bの順に整合す
るように移動する。したがって、図5及び図6の場合と
同様に、シャワーを使うときには吐水管側から先行して
吐水され、供給路11aの開口の大きさと吐水側流路1
0a及びシャワー側流路10bの間隔との関係から、切
換え時の一時的な停止もない。
よって弁体11を引き上げていくと、供給路11aが吐
水側流路10aからシャワー側流路10bの順に整合す
るように移動する。したがって、図5及び図6の場合と
同様に、シャワーを使うときには吐水管側から先行して
吐水され、供給路11aの開口の大きさと吐水側流路1
0a及びシャワー側流路10bの間隔との関係から、切
換え時の一時的な停止もない。
【0047】図8は弁体を回転昇降式とした例であり、
同図の(a)はその概略縦断面図、同図の(b)は同図
(a)のC−C線矢視による概略横断面図である。
同図の(a)はその概略縦断面図、同図の(b)は同図
(a)のC−C線矢視による概略横断面図である。
【0048】切換え弁のハウジング12の下端部には弁
座12aを設け、その弁孔12bを湯水混合栓の混合チ
ャンバに連通させて組み込む。また、ハウジング12の
周壁には、吐水側孔12cを開けると共にその下に間隔
をおいてシャワー側孔12dを開ける。
座12aを設け、その弁孔12bを湯水混合栓の混合チ
ャンバに連通させて組み込む。また、ハウジング12の
周壁には、吐水側孔12cを開けると共にその下に間隔
をおいてシャワー側孔12dを開ける。
【0049】ハウジング12の内部にはスピンドル13
をネジ13a接合によって回転自在に組み込み、その上
端には操作用のレバー13bを取り付ける。そして、ス
ピンドル13の下端には、弁座12aに接離する吊りコ
マ式のパッキン14を組み込む。
をネジ13a接合によって回転自在に組み込み、その上
端には操作用のレバー13bを取り付ける。そして、ス
ピンドル13の下端には、弁座12aに接離する吊りコ
マ式のパッキン14を組み込む。
【0050】吐水側孔12cとシャワー側孔12dへの
流路の切換えのために、スピンドル13の外周の一部に
は環状の切換えブロック13cを設ける。この切換えブ
ロック13cの軸線方向の長さは、吐水側孔12cとシ
ャワー側孔12dとの間の間隔寸法よりも大きく、同図
の(b)に示すように2区画に分割された連絡孔13d
を貫通させている。
流路の切換えのために、スピンドル13の外周の一部に
は環状の切換えブロック13cを設ける。この切換えブ
ロック13cの軸線方向の長さは、吐水側孔12cとシ
ャワー側孔12dとの間の間隔寸法よりも大きく、同図
の(b)に示すように2区画に分割された連絡孔13d
を貫通させている。
【0051】図8の(a)は閉弁時であり、レバー13
bの操作によってスピンドル13を少し引き上げると、
パッキン14が弁座12aから離れ、混合水が内部に流
れ込む。このとき、切換えブロック13cはその周壁が
シャワー側孔12dの開口域を塞いだままであり、連絡
孔13dによって弁孔12b側を吐水側孔12cに連通
させている。したがって、操作を始めた後には、混合水
は吐水側孔12cから吐水管側に供給される。そして、
更にスピンドル13を引き上げると、切換えブロック1
3cが吐水側孔12cを次第に閉じ、シャワー側孔12
dを開いていく。この切換え過程では、吐水側孔12c
とシャワー側孔12dとの間隔寸法と切換えブロック1
3cの軸線長さの関係によって、一時的な止水は生じな
い。
bの操作によってスピンドル13を少し引き上げると、
パッキン14が弁座12aから離れ、混合水が内部に流
れ込む。このとき、切換えブロック13cはその周壁が
シャワー側孔12dの開口域を塞いだままであり、連絡
孔13dによって弁孔12b側を吐水側孔12cに連通
させている。したがって、操作を始めた後には、混合水
は吐水側孔12cから吐水管側に供給される。そして、
更にスピンドル13を引き上げると、切換えブロック1
3cが吐水側孔12cを次第に閉じ、シャワー側孔12
dを開いていく。この切換え過程では、吐水側孔12c
とシャワー側孔12dとの間隔寸法と切換えブロック1
3cの軸線長さの関係によって、一時的な止水は生じな
い。
【0052】このように、切換えブロック13cをスピ
ンドル13に設けたことによって、開弁からシャワー吐
水するまでの過程では、吐水管からの吐水が先行して行
われる。
ンドル13に設けたことによって、開弁からシャワー吐
水するまでの過程では、吐水管からの吐水が先行して行
われる。
【0053】図9は2枚の弁板とスピンドルとの組合せ
によって止水及び切換えを可能とした例を示す概略縦断
面図である。
によって止水及び切換えを可能とした例を示す概略縦断
面図である。
【0054】中空円筒状のハウジング15の下端を湯水
混合栓の混合チャンバに連通させて組み込み、ハウジン
グ15の周壁には円周方向に異なった位置に吐水側孔1
5a及びシャワー側孔15bを開ける。そして、ハウジ
ング15の下端部には固定弁板16を組み込むと共に、
その上で摺動回転する可動弁板17を備える。また、可
動弁板17の回転操作及び吐水側孔15aとシャワー側
孔15bを開閉するためのスピンドル18をハウジング
15に同軸上に組み込む。
混合栓の混合チャンバに連通させて組み込み、ハウジン
グ15の周壁には円周方向に異なった位置に吐水側孔1
5a及びシャワー側孔15bを開ける。そして、ハウジ
ング15の下端部には固定弁板16を組み込むと共に、
その上で摺動回転する可動弁板17を備える。また、可
動弁板17の回転操作及び吐水側孔15aとシャワー側
孔15bを開閉するためのスピンドル18をハウジング
15に同軸上に組み込む。
【0055】図10は図9におけるD−D線及びE−E
線矢視位置での断面を(a)〜(c)に対として示すも
のであり、左側がD−D線及び右側がE−E線矢視に相
当する図である。
線矢視位置での断面を(a)〜(c)に対として示すも
のであり、左側がD−D線及び右側がE−E線矢視に相
当する図である。
【0056】可動弁板17には円形開口の流路孔17a
を中心から外れた位置に設け、一方固定弁板16にはこ
の流路孔17aに整合する混合水の供給孔16aを切開
する。この供給孔16aは中心角が90度程度の弓状で
あり、可動弁板17が時計方向に回転して設定されたと
きには流路孔17aに整合するようになり、混合水がハ
ウジング15内に供給される。
を中心から外れた位置に設け、一方固定弁板16にはこ
の流路孔17aに整合する混合水の供給孔16aを切開
する。この供給孔16aは中心角が90度程度の弓状で
あり、可動弁板17が時計方向に回転して設定されたと
きには流路孔17aに整合するようになり、混合水がハ
ウジング15内に供給される。
【0057】ハウジング15の周壁に開けた吐水側孔1
5a及びシャワー側孔15bは図10に示すようにほぼ
90度の位相差を持つように位置する。そして、スピン
ドル18にはこれらの孔15a,15bの外径よりも大
きな円周方向長さを持つ扇状の切換えブロック18aを
外周の位置部に備える。
5a及びシャワー側孔15bは図10に示すようにほぼ
90度の位相差を持つように位置する。そして、スピン
ドル18にはこれらの孔15a,15bの外径よりも大
きな円周方向長さを持つ扇状の切換えブロック18aを
外周の位置部に備える。
【0058】なお、説明のために、図9では供給孔16
aと流路孔17aが整合しているように図示している
が、実際は図10の(a)の位置関係にあり、閉弁状態
に設定されているものとする。
aと流路孔17aが整合しているように図示している
が、実際は図10の(a)の位置関係にあり、閉弁状態
に設定されているものとする。
【0059】図9の閉弁状態では、図10の(a)に示
すように、切換えブロック18aはシャワー側孔15b
を閉じ、吐水側孔15aは開いている。また、可動弁板
17の流路孔17aは固定弁板16の供給孔16aから
離れた位置にあり、混合チャンバからハウジング15内
への混合水の流入はない。
すように、切換えブロック18aはシャワー側孔15b
を閉じ、吐水側孔15aは開いている。また、可動弁板
17の流路孔17aは固定弁板16の供給孔16aから
離れた位置にあり、混合チャンバからハウジング15内
への混合水の流入はない。
【0060】スピンドル18の上端のハンドル18bに
よって可動弁板17が図10において時計方向に回転す
るようにスピンドル18を回転操作する。これにより、
図10の(b)に示すように、流路孔17aが供給孔1
6aに含まれるようになって流路が連通し、混合水がハ
ウジング15の中に流入する。一方、開弁の際の可動弁
板17の回転角度の範囲では、切換えブロック18aは
依然としてシャワー側孔15bを閉じたままであり、混
合水は吐水側孔15aから吐水管2に供給される。
よって可動弁板17が図10において時計方向に回転す
るようにスピンドル18を回転操作する。これにより、
図10の(b)に示すように、流路孔17aが供給孔1
6aに含まれるようになって流路が連通し、混合水がハ
ウジング15の中に流入する。一方、開弁の際の可動弁
板17の回転角度の範囲では、切換えブロック18aは
依然としてシャワー側孔15bを閉じたままであり、混
合水は吐水側孔15aから吐水管2に供給される。
【0061】更にスピンドル18を回転させると、図1
0の(c)のように、可動弁板17の流路孔17aは弓
形の供給孔16aの一端側まで移動し、継続して混合チ
ャンバに連通状態に保たれる。そして、スピンドル18
の回転によって、切換えブロック18aはシャワー側孔
15bから離れ、吐水側孔15aを閉じる。これによ
り、吐水管側からシャワー側へ流路が切り換えられる。
0の(c)のように、可動弁板17の流路孔17aは弓
形の供給孔16aの一端側まで移動し、継続して混合チ
ャンバに連通状態に保たれる。そして、スピンドル18
の回転によって、切換えブロック18aはシャワー側孔
15bから離れ、吐水側孔15aを閉じる。これによ
り、吐水管側からシャワー側へ流路が切り換えられる。
【0062】閉弁操作は、スピンドル18を逆に回転さ
せることによって、シャワー側から吐水管側に切り換わ
りながら、図9及び図10の(a)の状態に戻る。
せることによって、シャワー側から吐水管側に切り換わ
りながら、図9及び図10の(a)の状態に戻る。
【0063】ここで、切り換えブロック18の周面の円
周方向の長さを、吐水側孔15aとシャワー側孔15b
の少なくとも一方が部分的に開いたままとなるようにす
ることで、前記の各例と同様に切換え過程での一時的な
止水がないものとすることができる。
周方向の長さを、吐水側孔15aとシャワー側孔15b
の少なくとも一方が部分的に開いたままとなるようにす
ることで、前記の各例と同様に切換え過程での一時的な
止水がないものとすることができる。
【0064】図11は弁体の軸線方向への移動及び軸線
周りの回転によって止水と流路の切換えを行う例であっ
て、同図の(a)はその概略縦断面図、同図の(b)は
同図(a)のF−F線矢視による概略横断面図、同図の
(c)はG−G線矢視による外形.である。
周りの回転によって止水と流路の切換えを行う例であっ
て、同図の(a)はその概略縦断面図、同図の(b)は
同図(a)のF−F線矢視による概略横断面図、同図の
(c)はG−G線矢視による外形.である。
【0065】図において、湯水混合栓の本体に組み込ま
れるハウジング19の内部には、内径が異なる供給チャ
ンバ19a,切換えチャンバ19b及びガイドチャンバ
19cを上から順に同軸上に形成する。供給チャンバ1
9aの周壁には湯水混合栓の混合チャンバに連通する供
給孔19dを開け、切換えチャンバ19bの周壁には吐
水側孔19e及びシャワー側孔19fを90度の位相角
度を持たせて設ける。更に、ガイドチャンバ19cの周
壁には、シャワー側孔19fの芯の真下に位置するよう
に立ち上げられその上端部から吐水側孔19e方向へ円
周方向に切開したガイドスリット19gを設ける。
れるハウジング19の内部には、内径が異なる供給チャ
ンバ19a,切換えチャンバ19b及びガイドチャンバ
19cを上から順に同軸上に形成する。供給チャンバ1
9aの周壁には湯水混合栓の混合チャンバに連通する供
給孔19dを開け、切換えチャンバ19bの周壁には吐
水側孔19e及びシャワー側孔19fを90度の位相角
度を持たせて設ける。更に、ガイドチャンバ19cの周
壁には、シャワー側孔19fの芯の真下に位置するよう
に立ち上げられその上端部から吐水側孔19e方向へ円
周方向に切開したガイドスリット19gを設ける。
【0066】ハウジング19の内部には、ハンドル20
aによって回転するバルブスピンドル20を組み込む。
このバルブスピンドル20には、軸線方向のほぼ中間部
分には切換えチャンバ19bの内周壁に水密状に嵌まり
込むシール環20bを設け、その下方には切換えブロッ
ク20cを半径方向に突き出して備える。また、バルブ
スピンドル20の下端部は、ガイドチャンバ19cの中
に回転自在に差し込まれ、半径方向に突き出して取り付
けたピン20dをガイドスリット19gに挿し通してい
る。
aによって回転するバルブスピンドル20を組み込む。
このバルブスピンドル20には、軸線方向のほぼ中間部
分には切換えチャンバ19bの内周壁に水密状に嵌まり
込むシール環20bを設け、その下方には切換えブロッ
ク20cを半径方向に突き出して備える。また、バルブ
スピンドル20の下端部は、ガイドチャンバ19cの中
に回転自在に差し込まれ、半径方向に突き出して取り付
けたピン20dをガイドスリット19gに挿し通してい
る。
【0067】図11ではシール環20bが切換えチャン
バ19bの上端部の内周壁に着座し、供給孔19dから
切換えチャンバ19bへの混合水の流入はなく、閉弁状
態にある。そして、バルブスピンドル20の切換えブロ
ック20cは、同図の(b)に示すようにシャワー側孔
19fを閉じた姿勢にあり、下端のピン20dは縦方向
に走っているガイドスリット19gの下端に位置してい
る。
バ19bの上端部の内周壁に着座し、供給孔19dから
切換えチャンバ19bへの混合水の流入はなく、閉弁状
態にある。そして、バルブスピンドル20の切換えブロ
ック20cは、同図の(b)に示すようにシャワー側孔
19fを閉じた姿勢にあり、下端のピン20dは縦方向
に走っているガイドスリット19gの下端に位置してい
る。
【0068】ここで、ハンドル20aを引き上げると、
図12の(a)に示すように、シール環20bが切換え
チャンバ19bの内周壁から離れ、供給孔19dと切換
えチャンバ19bとを連通させる。そして、この引き上
げの過程では、ピン20dは縦向きの姿勢のガイドスリ
ット19gによって拘束されているので、バルブスピン
ドル20は軸線周りの回転を伴うことなく上昇する。し
たがって、切換えブロック20cの姿勢も変わらず、図
11の(b)の場合と同様にシャワー側孔19fは閉じ
たままであり、混合水は吐水側孔19eから吐水管側に
向けて供給される。
図12の(a)に示すように、シール環20bが切換え
チャンバ19bの内周壁から離れ、供給孔19dと切換
えチャンバ19bとを連通させる。そして、この引き上
げの過程では、ピン20dは縦向きの姿勢のガイドスリ
ット19gによって拘束されているので、バルブスピン
ドル20は軸線周りの回転を伴うことなく上昇する。し
たがって、切換えブロック20cの姿勢も変わらず、図
11の(b)の場合と同様にシャワー側孔19fは閉じ
たままであり、混合水は吐水側孔19eから吐水管側に
向けて供給される。
【0069】次いで、ピン20dはガイドスリット19
gが円周方向に走る部分に達しているので、図11にお
いてバルブスピンドル20が時計方向に進むようにハン
ドル20aによって回転させることができる。そして、
図12の(b)示すようにバルブスピンドル20を90
度回転させれば、切換えブロック20cが吐水側孔19
eを閉じるようになり、シャワー側孔19fが開く。
gが円周方向に走る部分に達しているので、図11にお
いてバルブスピンドル20が時計方向に進むようにハン
ドル20aによって回転させることができる。そして、
図12の(b)示すようにバルブスピンドル20を90
度回転させれば、切換えブロック20cが吐水側孔19
eを閉じるようになり、シャワー側孔19fが開く。
【0070】このように、ハンドル20aの引き上げか
ら旋回動作の2連の動きによって、吐水管側からシャワ
ー側に流路を切り換えることができる。そして、ハンド
ル20aの逆操作を行えば、シャワー側から吐水管側を
経由して閉弁状態に戻すことができる。
ら旋回動作の2連の動きによって、吐水管側からシャワ
ー側に流路を切り換えることができる。そして、ハンド
ル20aの逆操作を行えば、シャワー側から吐水管側を
経由して閉弁状態に戻すことができる。
【0071】また、図9の場合と同様に、切換えブロッ
ク20cの円周方向の長さと吐水側孔19e及びシャワ
ー側孔19fとの間の距離との関係を適切にすることに
より、切換え過程での一時的な止水を無くすことができ
る。
ク20cの円周方向の長さと吐水側孔19e及びシャワ
ー側孔19fとの間の距離との関係を適切にすることに
より、切換え過程での一時的な止水を無くすことができ
る。
【0072】図13はカム機構によって吐水管側とシャ
ワー側との切換えを可能とした例であって、同図の
(a)はその要部の概略縦断面図、同図の(b)はカム
の形状を示す図である。
ワー側との切換えを可能とした例であって、同図の
(a)はその要部の概略縦断面図、同図の(b)はカム
の形状を示す図である。
【0073】湯水混合栓の中に組み込まれるハウジング
21には、混合水チャンバに連通する供給孔21aを開
け、上下に異なった位置に吐水側孔21b及びシャワー
側孔21cを設ける。これらの吐水側孔21b及びシャ
ワー側孔21cに連ねてそれぞれ開閉チャンバ21d,
21eを形成し、その一端に設けた流出口21f,21
gに連通して吐水側流路21h及びシャワー側流路21
iを接続する。
21には、混合水チャンバに連通する供給孔21aを開
け、上下に異なった位置に吐水側孔21b及びシャワー
側孔21cを設ける。これらの吐水側孔21b及びシャ
ワー側孔21cに連ねてそれぞれ開閉チャンバ21d,
21eを形成し、その一端に設けた流出口21f,21
gに連通して吐水側流路21h及びシャワー側流路21
iを接続する。
【0074】開閉チャンバ21d,21eには、その先
端部が流出孔21f,21gの周りの内壁に接離する弁
体22,23を設ける。これらの弁体22,23は、ロ
ッド22a,23aをそれぞれ吐水側孔21b及びシャ
ワー側孔21cからハウジング21の中まで突き出した
もので、先端を円板状のフランジ22b,23bとして
その端面にはパッキン22c,23cを備えている。ま
た、フランジ22b,23bに対してその閉弁方向に付
勢するスプリング22d,23dを開閉チャンバ21
d,21eの中に組み込む。これらのスプリング22
d,23dによって、通常時は図13の(a)の中の吐
水側の弁体22のように軸線が水平に維持され、その先
端のパッキン22cを開閉チャンバ21dの内壁に突き
当てて閉弁することができる。
端部が流出孔21f,21gの周りの内壁に接離する弁
体22,23を設ける。これらの弁体22,23は、ロ
ッド22a,23aをそれぞれ吐水側孔21b及びシャ
ワー側孔21cからハウジング21の中まで突き出した
もので、先端を円板状のフランジ22b,23bとして
その端面にはパッキン22c,23cを備えている。ま
た、フランジ22b,23bに対してその閉弁方向に付
勢するスプリング22d,23dを開閉チャンバ21
d,21eの中に組み込む。これらのスプリング22
d,23dによって、通常時は図13の(a)の中の吐
水側の弁体22のように軸線が水平に維持され、その先
端のパッキン22cを開閉チャンバ21dの内壁に突き
当てて閉弁することができる。
【0075】ハウジング21の内部には、ハンドル(図
示せず)操作によって回転するカム24を組み込む。こ
のカム24は、その回転中心を吐水側孔21bとシャワ
ー側孔21cの中心を結ぶ線分の中間位置の延長線上に
位置させたもので、図13の(b)に示すように、円周
面の一部に膨出部24aを持つ。
示せず)操作によって回転するカム24を組み込む。こ
のカム24は、その回転中心を吐水側孔21bとシャワ
ー側孔21cの中心を結ぶ線分の中間位置の延長線上に
位置させたもので、図13の(b)に示すように、円周
面の一部に膨出部24aを持つ。
【0076】図13の(b)のようにカム24の周面が
ロッド22a,23aに接触していないときは、これら
のロッド22a,23aはカム24に対して自由であ
り、スプリング22d,23dによって、吐水側及びシ
ャワー側の弁体22,23はいずれもその流路を閉じ
る。
ロッド22a,23aに接触していないときは、これら
のロッド22a,23aはカム24に対して自由であ
り、スプリング22d,23dによって、吐水側及びシ
ャワー側の弁体22,23はいずれもその流路を閉じ
る。
【0077】ここで、カム24をハンドル操作によって
図において時計方向に回転させると、膨出部24aが吐
水側の弁体22のロッド22aに突き当たるようにな
る。このため、図13の(a)のシャワー側の弁体23
のように、弁体22はその姿勢を矯正的に変えさせら
れ、パッキン22cが開閉チャンバ21dの内壁から離
れる。これにより、吐水側孔21bが流出口21fを介
して吐水側流路21hに連通し、混合水が吐水管側に供
給される。
図において時計方向に回転させると、膨出部24aが吐
水側の弁体22のロッド22aに突き当たるようにな
る。このため、図13の(a)のシャワー側の弁体23
のように、弁体22はその姿勢を矯正的に変えさせら
れ、パッキン22cが開閉チャンバ21dの内壁から離
れる。これにより、吐水側孔21bが流出口21fを介
して吐水側流路21hに連通し、混合水が吐水管側に供
給される。
【0078】カム24を更に回転させていくと、その膨
出部24aはロッド22aから離れて、シャワー側の弁
体23のロッド23aに突き当たる。したがって、図1
3の(a)に示すように、ロッド23aは下に押される
ようにその姿勢を変え、パッキン23cが開閉チャンバ
21eの内壁から離れ、シャワー側へ混合水が供給され
る。
出部24aはロッド22aから離れて、シャワー側の弁
体23のロッド23aに突き当たる。したがって、図1
3の(a)に示すように、ロッド23aは下に押される
ようにその姿勢を変え、パッキン23cが開閉チャンバ
21eの内壁から離れ、シャワー側へ混合水が供給され
る。
【0079】ここで、吐水側からシャワー側への切換え
過程において、カム24の膨出部24aが両方のロッド
22a,23aに突き当たりながら最終的にシャワー側
のロッド23を押していくように、カム24の形状やロ
ッド22a,23aの位置関係を持たせる。これによ
り、前記の各例と同様に、シャワー側と吐水側のいずれ
か少なくとも一方に混合水を供給しながらの切換えが可
能となり、切換え過程での一時的な止水がなくなる。
過程において、カム24の膨出部24aが両方のロッド
22a,23aに突き当たりながら最終的にシャワー側
のロッド23を押していくように、カム24の形状やロ
ッド22a,23aの位置関係を持たせる。これによ
り、前記の各例と同様に、シャワー側と吐水側のいずれ
か少なくとも一方に混合水を供給しながらの切換えが可
能となり、切換え過程での一時的な止水がなくなる。
【0080】閉弁操作するときは、カム24を逆向きに
回転させ、吐水側の開弁を経由して閉弁状態に戻すこと
ができる。また、逆転するのに代えて、カム4をそのま
ま図13の(b)において時計方向に回していけば、シ
ャワー側が閉弁してそのまま通水を停止することもでき
る。
回転させ、吐水側の開弁を経由して閉弁状態に戻すこと
ができる。また、逆転するのに代えて、カム4をそのま
ま図13の(b)において時計方向に回していけば、シ
ャワー側が閉弁してそのまま通水を停止することもでき
る。
【0081】図14はカムを用いた切換え構造の例を示
す概略図である。
す概略図である。
【0082】湯水混合栓の混合水チャンバに連通する供
給孔25aを開けたハウジング25の内部には、2本の
弾性変形可能な吐水側チューブ26及びシャワー側チュ
ーブ27を間隔をおいて組み込む。これらのチューブ2
6,27は、その一端の開口縁をハウジング25の中に
臨ませ、他端をハウジング25の周壁を貫通させて外部
に導出されたものである。そして、この導出された吐水
側チューブ26及びシャワー側チューブ27をそれぞれ
吐水管及びシャワーへの流路に接続する。
給孔25aを開けたハウジング25の内部には、2本の
弾性変形可能な吐水側チューブ26及びシャワー側チュ
ーブ27を間隔をおいて組み込む。これらのチューブ2
6,27は、その一端の開口縁をハウジング25の中に
臨ませ、他端をハウジング25の周壁を貫通させて外部
に導出されたものである。そして、この導出された吐水
側チューブ26及びシャワー側チューブ27をそれぞれ
吐水管及びシャワーへの流路に接続する。
【0083】ハウジング25の内部には、吐水側チュー
ブ26及びシャワー側チューブ27を順に押圧して収縮
させるカム28を組み込む。このカム28はハウジング
25から突き出した操作軸28aによって回転操作可能
である。そして、カム28の底面側であってその縁部に
は、チューブ26,27に対して負荷を与えない逃げ面
28bを設ける。この逃げ面28bはカム28の周縁部
に部分的に設けたもので、同図の(b),(c)に示す
ようにチューブ26,27が自然形状のときにそれぞれ
の周面と干渉しないプロフィルを持つ。
ブ26及びシャワー側チューブ27を順に押圧して収縮
させるカム28を組み込む。このカム28はハウジング
25から突き出した操作軸28aによって回転操作可能
である。そして、カム28の底面側であってその縁部に
は、チューブ26,27に対して負荷を与えない逃げ面
28bを設ける。この逃げ面28bはカム28の周縁部
に部分的に設けたもので、同図の(b),(c)に示す
ようにチューブ26,27が自然形状のときにそれぞれ
の周面と干渉しないプロフィルを持つ。
【0084】図の(a)ではチューブ26,27はいず
れもカム28によって圧下されて潰れた状態であり、流
路は遮断されて閉弁状態にある。この状態から操作軸2
8aによってカム28を回転させ、最初に同図の(a)
に示すように吐水側チューブ26に逃げ面28bが達す
るようにする。これにより、潰れていた吐水側チューブ
26はその周りの拘束力がなくなって復元し、供給孔2
5aからの混合水が吐水管側へ供給される。
れもカム28によって圧下されて潰れた状態であり、流
路は遮断されて閉弁状態にある。この状態から操作軸2
8aによってカム28を回転させ、最初に同図の(a)
に示すように吐水側チューブ26に逃げ面28bが達す
るようにする。これにより、潰れていた吐水側チューブ
26はその周りの拘束力がなくなって復元し、供給孔2
5aからの混合水が吐水管側へ供給される。
【0085】また、更にカム28を回転させていき、同
図の(c)のようにシャワー側チューブ27に逃げ面2
8bが対応する位置まで回転させる。これにより、吐水
側チューブ26は再び潰されてその流路を閉じ、シャワ
ー側チューブ27は復元して供給孔25aに連通して混
合水がシャワーに供給される。
図の(c)のようにシャワー側チューブ27に逃げ面2
8bが対応する位置まで回転させる。これにより、吐水
側チューブ26は再び潰されてその流路を閉じ、シャワ
ー側チューブ27は復元して供給孔25aに連通して混
合水がシャワーに供給される。
【0086】以上の各例では、止水位置から必ず吐水管
側を経由してシャワー側に切り換わり、シャワーを使っ
た後では同様に吐水管側を経て止水位置に戻る構造であ
る。シャワーを使う前には、必ず吐水管側からの湯を得
て温度を確認して使うことが好ましいことは既に説明し
た。これに対し、シャワーを使った後には、吐水管側に
切り換えてから止水位置に戻す操作をすることは余り使
い勝手の上では得策ではなく、シャワー側から直に止水
位置に戻したほうが操作は簡単になる。
側を経由してシャワー側に切り換わり、シャワーを使っ
た後では同様に吐水管側を経て止水位置に戻る構造であ
る。シャワーを使う前には、必ず吐水管側からの湯を得
て温度を確認して使うことが好ましいことは既に説明し
た。これに対し、シャワーを使った後には、吐水管側に
切り換えてから止水位置に戻す操作をすることは余り使
い勝手の上では得策ではなく、シャワー側から直に止水
位置に戻したほうが操作は簡単になる。
【0087】図15はシャワー側から止水への直接の戻
し操作を可能としたスピンドル部分の要部の横断面図で
ある。
し操作を可能としたスピンドル部分の要部の横断面図で
ある。
【0088】図示の例は、回転操作式の切換え弁に対応
させたものであり、たとえば図5で説明したボール8を
用いる例のスピンドルについて適用されるものとして説
明する。
させたものであり、たとえば図5で説明したボール8を
用いる例のスピンドルについて適用されるものとして説
明する。
【0089】湯水混合栓の本体(図示せず)の中に備え
るスピンドルガイド29の中に、スピンドル30を同軸
上で回転可能に組み込む。そして、図5で示したよう
に、このスピンドル30の一端にはハンドル8cを取り
付けると共に、他端には湯水混合栓の本体の流路中に組
み込まれるボール8を連結するものとする。
るスピンドルガイド29の中に、スピンドル30を同軸
上で回転可能に組み込む。そして、図5で示したよう
に、このスピンドル30の一端にはハンドル8cを取り
付けると共に、他端には湯水混合栓の本体の流路中に組
み込まれるボール8を連結するものとする。
【0090】スピンドルガイド29には、その周壁に1
20°の中心角と持たせて3個のロック孔29a,29
b,29cを開け、これらの中のロック孔29aと29
cとの間の内周壁には溝29dを刻み込む。そして、こ
の溝29dには、その内部にきっちりと収まり且つスピ
ンドル30側に向けて突き出せる形状の板バネ29eを
組み込む。この板バネ29eは図示のように、L字状の
形状を持ち、ロック孔29c側からもうひとつのロック
孔29a側に向けて先端を伸ばした状態として組み込
む。
20°の中心角と持たせて3個のロック孔29a,29
b,29cを開け、これらの中のロック孔29aと29
cとの間の内周壁には溝29dを刻み込む。そして、こ
の溝29dには、その内部にきっちりと収まり且つスピ
ンドル30側に向けて突き出せる形状の板バネ29eを
組み込む。この板バネ29eは図示のように、L字状の
形状を持ち、ロック孔29c側からもうひとつのロック
孔29a側に向けて先端を伸ばした状態として組み込
む。
【0091】スピンドル30には、スピンドルガイド2
9のロック孔29a〜29cのレベルと同じ位置に孔3
0aを半径方向に開け、この孔30aの中にスプリング
30bを収納すると共にその先端には球形のスナップ3
0cを組み込む。このスナップ30cは、図示のように
各ロック孔29a〜29cに一部が嵌まり込んで、スピ
ンドルガイド29に対してスピンドル30をロック可能
な形状とする。そして、スピンドル30を回転させると
きには、スナップ30cはスプリング30bを収縮させ
て中心側へ移動し、スピンドルガイド29の内周に点接
触してスピンドル30の回転動作を可能とする。
9のロック孔29a〜29cのレベルと同じ位置に孔3
0aを半径方向に開け、この孔30aの中にスプリング
30bを収納すると共にその先端には球形のスナップ3
0cを組み込む。このスナップ30cは、図示のように
各ロック孔29a〜29cに一部が嵌まり込んで、スピ
ンドルガイド29に対してスピンドル30をロック可能
な形状とする。そして、スピンドル30を回転させると
きには、スナップ30cはスプリング30bを収縮させ
て中心側へ移動し、スピンドルガイド29の内周に点接
触してスピンドル30の回転動作を可能とする。
【0092】また、スピンドル30の外周面の一部に
は、板バネ29eが係合して反時計方向の回転を不可と
するブロック溝30dを刻み込む。このブロック溝30
dは、スピンドル30の外周面を時計方向に次第に深く
していきその終端を周面とほぼ直交する向きの係合壁3
0eとして形成したものである。
は、板バネ29eが係合して反時計方向の回転を不可と
するブロック溝30dを刻み込む。このブロック溝30
dは、スピンドル30の外周面を時計方向に次第に深く
していきその終端を周面とほぼ直交する向きの係合壁3
0eとして形成したものである。
【0093】図15の(a)の状態は、図5の止水状態
に対応するスピンドル30の位置とする。このとき、ス
ナップ30cはロック孔29aの中に落ち込み、板バネ
29eはブロック溝30の中に入り込んでその先端が係
合壁30eに衝き当たっている。したがって、スピンド
ル30を反時計方向に回しても板バネ29eが係合壁3
0eを拘束するため、図示の止水位置に保持される。
に対応するスピンドル30の位置とする。このとき、ス
ナップ30cはロック孔29aの中に落ち込み、板バネ
29eはブロック溝30の中に入り込んでその先端が係
合壁30eに衝き当たっている。したがって、スピンド
ル30を反時計方向に回しても板バネ29eが係合壁3
0eを拘束するため、図示の止水位置に保持される。
【0094】ハンドルを操作してスピンドル30を図に
おいて時計方向に回転させると、板バネ29eはスピン
ドル30の周面に倣って外側へ変形して溝29dの中に
落ち込み、スピンドル30の回転の抵抗としては作用し
ない。そして、同図の(b)のようにスナップ30cが
ロック孔29bに落ち込んで停止したときには、吐水管
側の流路が開いた状態に図5で説明したボール8の回転
姿勢を設定可能とする。なお、スナップ30cがロック
孔29bによって拘束されても、スピンドル30を強制
的に回せばボール8の回転角も調整でき、これによって
流量の調整も可能である。
おいて時計方向に回転させると、板バネ29eはスピン
ドル30の周面に倣って外側へ変形して溝29dの中に
落ち込み、スピンドル30の回転の抵抗としては作用し
ない。そして、同図の(b)のようにスナップ30cが
ロック孔29bに落ち込んで停止したときには、吐水管
側の流路が開いた状態に図5で説明したボール8の回転
姿勢を設定可能とする。なお、スナップ30cがロック
孔29bによって拘束されても、スピンドル30を強制
的に回せばボール8の回転角も調整でき、これによって
流量の調整も可能である。
【0095】次いで、更にスピンドル30を回していけ
ば、同図の(c)のようにロック孔29cにスナップ3
0cが落とし込まれ、このときにはボール8はシャワー
側の流路を開いているものとする。
ば、同図の(c)のようにロック孔29cにスナップ3
0cが落とし込まれ、このときにはボール8はシャワー
側の流路を開いているものとする。
【0096】ここで、シャワー側から止水位置に戻すに
は、スピンドル30をそのまま回してきた方向に回せ
ば、板バネ29eは溝29dの中に落ち込んだままなの
で、スピンドル30はそのまま回転して同図の(a)の
止水位置に戻る。
は、スピンドル30をそのまま回してきた方向に回せ
ば、板バネ29eは溝29dの中に落ち込んだままなの
で、スピンドル30はそのまま回転して同図の(a)の
止水位置に戻る。
【0097】このように、スピンドル30をシャワー側
から止水側に直接戻すことができ、吐水管側を経由して
戻す場合に比べると操作しやすい。また、止水位置から
はシャワー側への切換えはできず、先の例と同様に吐水
管側からの吐出を先行させるので、湯の温度の確認がで
きてシャワーを快適に使えるほか、不意にシャワーから
の湯を浴びることも防止される。
から止水側に直接戻すことができ、吐水管側を経由して
戻す場合に比べると操作しやすい。また、止水位置から
はシャワー側への切換えはできず、先の例と同様に吐水
管側からの吐出を先行させるので、湯の温度の確認がで
きてシャワーを快適に使えるほか、不意にシャワーから
の湯を浴びることも防止される。
【0098】
【考案の効果】本考案では、吐水管とシャワーとの間の
流路の切換え操作の際でも、湯や水が継続して吐出端側
に流れるので、ガス給湯機等の湯側の流路を接続してい
た場合でも、過熱防止のために消火することがなく、安
定した温度の湯の供給が可能となり、より一層快適に使
用できる。
流路の切換え操作の際でも、湯や水が継続して吐出端側
に流れるので、ガス給湯機等の湯側の流路を接続してい
た場合でも、過熱防止のために消火することがなく、安
定した温度の湯の供給が可能となり、より一層快適に使
用できる。
【0099】また、止水位置からの切換えを吐水管側か
らシャワー側の順に行うので不意にシャワーを浴びるこ
とがなく、吐水管からの吐水で湯の温度を確認してから
使用できるので、熱い湯を浴びてしまうこともない。そ
して、ハンドル等の操作方向も同じ向きとすればよいの
で、誤操作の発生もなくなる。
らシャワー側の順に行うので不意にシャワーを浴びるこ
とがなく、吐水管からの吐水で湯の温度を確認してから
使用できるので、熱い湯を浴びてしまうこともない。そ
して、ハンドル等の操作方向も同じ向きとすればよいの
で、誤操作の発生もなくなる。
【0100】更に、シャワー側から止水側への切換えを
可能としその逆はできないようにすることで、シャワー
を使った後に直ぐに止水に戻すことができ、操作もより
一層簡単になる。
可能としその逆はできないようにすることで、シャワー
を使った後に直ぐに止水に戻すことができ、操作もより
一層簡単になる。
【図1】2枚の弁板式の切換え弁を組み込んだ湯水混合
栓の一例を示す概略縦断面図である。
栓の一例を示す概略縦断面図である。
【図2】弁板の平面図であって、同図の(a)は可動弁
板及び同図の(b)は固定弁板を示す。
板及び同図の(b)は固定弁板を示す。
【図3】可動弁板を回転させていくときの状況を示す図
であって、同図の(a)は閉弁時、同図の(b)は吐水
側通水時、同図の(c)はシャワー側への切換え時及び
同図の(d)はシャワー側通水時を示す。
であって、同図の(a)は閉弁時、同図の(b)は吐水
側通水時、同図の(c)はシャワー側への切換え時及び
同図の(d)はシャワー側通水時を示す。
【図4】四角形状の可動弁板と固定弁板とによる流路の
切り換えを示す概略斜視図である。
切り換えを示す概略斜視図である。
【図5】ボールを弁体とした例を示す図であって、同図
の(a)はその概略縦断面図、同図の(b)は同図
(a)のA−A線矢視による横断面図である。
の(a)はその概略縦断面図、同図の(b)は同図
(a)のA−A線矢視による横断面図である。
【図6】弁体を円筒状とした例を示す図であって、同図
の(a)はその概略縦断面図、同図の(b)は同図
(a)のB−B線矢視による横断面図である。
の(a)はその概略縦断面図、同図の(b)は同図
(a)のB−B線矢視による横断面図である。
【図7】弁体を昇降式としてこれを切換え操作可能とし
た例を示す要部の概略縦断面図である。
た例を示す要部の概略縦断面図である。
【図8】スピンドルの移動による供給路の開閉と切換え
動作とを可能とした例であって、同図の(a)はその概
略縦断面図、同図の(b)は同図(a)のC−C線矢視
による横断面図である。
動作とを可能とした例であって、同図の(a)はその概
略縦断面図、同図の(b)は同図(a)のC−C線矢視
による横断面図である。
【図9】2枚の弁板による流路の開閉とスピンドルの旋
回による切換えを可能とした例の概略縦断面図である。
回による切換えを可能とした例の概略縦断面図である。
【図10】図9のD−D線及びE−E線矢視位置での切
換えブロックの姿勢と可動弁板の動きを示す図であっ
て、同図の(a)は閉弁時、同図の(b)は吐水側への
供給時、同図の(c)はシャワー側への供給時を示す。
換えブロックの姿勢と可動弁板の動きを示す図であっ
て、同図の(a)は閉弁時、同図の(b)は吐水側への
供給時、同図の(c)はシャワー側への供給時を示す。
【図11】バルブスピンドルの昇降と旋回による止水及
び切換えを可能とした例であって、同図の(a)はその
概略縦断面図、同図の(b)は同図(a)のF−F線矢
視による横断面図、同図の(c)は同図(a)のG−G
線矢視方向に見た外観図である。
び切換えを可能とした例であって、同図の(a)はその
概略縦断面図、同図の(b)は同図(a)のF−F線矢
視による横断面図、同図の(c)は同図(a)のG−G
線矢視方向に見た外観図である。
【図12】図11の例における切換え状況を示す図であ
って、同図の(a)は吐水管側への供給時、同図の
(b)はシャワー側への供給時を示す。
って、同図の(a)は吐水管側への供給時、同図の
(b)はシャワー側への供給時を示す。
【図13】カムによる弁体の姿勢変更による止水及び切
換えを可能とした例であって、同図の(a)はシャワー
側への通水時を示す要部の概略縦断面図、同図の(b)
は閉弁時のカムと弁体のロッドとの位置関係を示す図で
ある。
換えを可能とした例であって、同図の(a)はシャワー
側への通水時を示す要部の概略縦断面図、同図の(b)
は閉弁時のカムと弁体のロッドとの位置関係を示す図で
ある。
【図14】カムによるチューブの圧下を利用した止水及
び切換えを可能とした例であって、同図の(a)は閉弁
時,同図の(b)は吐水管側への通水時及び同図の
(c)はシャワー側への通水時をそれぞれ示す概略縦断
面図である。
び切換えを可能とした例であって、同図の(a)は閉弁
時,同図の(b)は吐水管側への通水時及び同図の
(c)はシャワー側への通水時をそれぞれ示す概略縦断
面図である。
【図15】シャワー側から止水側に直接戻せるようにし
たスピンドル機構の要部を示す断面図であって、同図の
(a)は止水状態,同図の(b)は吐水管側からの吐水
時及び同図の(c)はシャワーからの吐水時のそれぞれ
のスピンドルの回動位置を示す。
たスピンドル機構の要部を示す断面図であって、同図の
(a)は止水状態,同図の(b)は吐水管側からの吐水
時及び同図の(c)はシャワーからの吐水時のそれぞれ
のスピンドルの回動位置を示す。
1 本体 2 吐水管 3
ホース 4 固定弁板 5 可動弁板 6
ハンドル 7 ハウジング 8 ボール 9
弁体 10 ハウジング 11 弁体 12
ハウジング 13 スピンドル 14 パッキン 15
ハウジング 16 固定弁板 17 可動弁板 18
スピンドル 19 ハウジング 20 バルブスピ ンド
ル 21 ハウジング 22 弁体 23
弁体 24 カム 25 ハウジング 26
吐水側チューブ 27 シャワー側チュー部 28 カム 29
スピンドルガイド 30 スピンドル
ホース 4 固定弁板 5 可動弁板 6
ハンドル 7 ハウジング 8 ボール 9
弁体 10 ハウジング 11 弁体 12
ハウジング 13 スピンドル 14 パッキン 15
ハウジング 16 固定弁板 17 可動弁板 18
スピンドル 19 ハウジング 20 バルブスピ ンド
ル 21 ハウジング 22 弁体 23
弁体 24 カム 25 ハウジング 26
吐水側チューブ 27 シャワー側チュー部 28 カム 29
スピンドルガイド 30 スピンドル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 牛田 俊秀 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番 1号 東陶機器株式会社内 (72)考案者 大島 浩 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番 1号 東陶機器株式会社内 (56)参考文献 実開 平3−57570(JP,U) 実開 昭61−175672(JP,U) 実開 昭50−101226(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16K 11/02 - 11/087 F16K 35/00
Claims (3)
- 【請求項1】 操作手段によって動作可能な弁体と、該
弁体を収納して内部流路を形成したハウジングとを備
え、前記弁体の動作によって吐水管側とシャワー側への
流路の切換え及び止水を行う切換え弁であって、前記弁
体とハウジングとの間に、該弁体の動きに応じて吐水管
側,シャワー側及び止水位置に設定可能な流路関係を持
たせ、流路切換えの過渡期に、前記吐水管側及びシャワ
ー側の両方に供給側と連通を継続させる弁機構としたこ
とを特徴とする切換え弁。 - 【請求項2】 止水状態から前記吐水管側への流路の開
放を先行し、その後前記シャワーへの流路を開放する弁
機構としたことを特徴とする請求項1記載の切換え弁。 - 【請求項3】 シャワー側から止水側へ向けての非可逆
の切換えを可能とする弁機構としたことを特徴とする請
求項2記載の切換え弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7238292U JP2583289Y2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 切換え弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7238292U JP2583289Y2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 切換え弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0635745U JPH0635745U (ja) | 1994-05-13 |
JP2583289Y2 true JP2583289Y2 (ja) | 1998-10-22 |
Family
ID=13487689
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7238292U Expired - Lifetime JP2583289Y2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 切換え弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2583289Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005534400A (ja) * | 2002-08-02 | 2005-11-17 | ポテンシア・メディカル・アーゲー | 液体を患者の体内に分配するための装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6508608B2 (ja) * | 2014-06-27 | 2019-05-08 | Toto株式会社 | 吐水装置 |
-
1992
- 1992-10-16 JP JP7238292U patent/JP2583289Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005534400A (ja) * | 2002-08-02 | 2005-11-17 | ポテンシア・メディカル・アーゲー | 液体を患者の体内に分配するための装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0635745U (ja) | 1994-05-13 |
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