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JP2575749Y2 - 合成樹脂製段ボール状中空堰板の小口塞ぎ材 - Google Patents

合成樹脂製段ボール状中空堰板の小口塞ぎ材

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Publication number
JP2575749Y2
JP2575749Y2 JP1992071490U JP7149092U JP2575749Y2 JP 2575749 Y2 JP2575749 Y2 JP 2575749Y2 JP 1992071490 U JP1992071490 U JP 1992071490U JP 7149092 U JP7149092 U JP 7149092U JP 2575749 Y2 JP2575749 Y2 JP 2575749Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
synthetic resin
hollow
plate
corrugated cardboard
resin corrugated
Prior art date
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Application number
JP1992071490U
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JPH0628095U (ja
Inventor
博 室井
仁 飯田
新之輔 相場
行正 荻原
安雄 大川
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Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、建設分野における鉄筋
コンクリート構造物を塑造するための合成樹脂製段ボー
ル状中空堰板の小口塞ぎ材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、型枠用堰板は一般に合板ベニアが
用いられている。そして、この合板ベニアは大寸法の場
合はかなりの重量となり、人力で扱うことが困難であ
る。かかる合板ベニアによる型枠の他にスチール製やア
ルミ製の金属製型枠も存在するが、これは合板ベニアよ
りも重量があり、より一層人力で扱うことが困難であ
る。
【0003】そこで、出願人は、軽量でしかも強度があ
り、かつ加工や組立も簡単なコンクリート構造物の型枠
用堰板を発明し、これを特願平3-104277号として出願し
た。これは、図4に示すように、表裏両面を構成する対
向する2面板1a,1b間を一方向に並列する複数の補
強条1cで連結し、該補強条1c間に中空部2を設けて
なる合成樹脂製段ボール状中空堰板1である。
【0004】該中空堰板1は、ポリプロピレン、ポリカ
ーボネイト、塩化ビニール等の高分子化合物を材質と
し、ブロー成形もしくは押し出し成形で得られる。ちな
みにこの中空堰板1を形成する合成樹脂製シートの肉厚
は1.5 mm程度が適当である。さらに、前記高分子化合物
を透光性を有するものとすれば、合成樹脂製シートによ
るこの中空堰板1も透明度があるものとすることができ
る。また、強度を増す目的で、ガラス繊維、珪酸カルシ
ウム等を混入してもよい。
【0005】このようにして、前記合成樹脂製段ボール
状中空堰板1は合板ベニアの堰板に比べて、堰板表面は
平滑でコンクリートとの剥離性がよく、塑造コンクリー
ト表面の平滑性を向上させ、同時に堰板の転用回数を高
めることができ、さらに、表裏両面間に中空部2がある
ことで、断熱性が高く、冬期のコンクリート打設におい
て、打設コンクリートの凍結を防止する機能を発揮す
る。
【0006】前記合成樹脂製段ボール状中空堰板1は、
従来の合板ベニアの堰板と同様に、切断して所望寸法の
ものを得るが、その端部には中空部2が補強条1cと平
行するように開口する小口3aと、補強条1cに対して
直交する方向に開口する小口3bとが開口する。これら
小口3aや3bはコンクートスラリーの侵入を防止する
ため、閉塞する必要があり、前記特願平3-104277号で
は、中空部2に嵌合する突起を有する小口補強材を嵌着
して閉塞する場合や、平板あるいはテープからなる閉塞
材を固着して閉塞する場合が示してある。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかし、前記嵌合する
突起を有する小口補強材による小口塞ぎの方法では、補
強条1cに対して直交する方向に開口するものとして多
数の開口が並列する小口3bに対しては有効であるが、
補強条1cと平行するように開口する連続的な小口3a
を閉塞することができない。
【0008】また、平板あるいはテープからなる閉塞材
を固着して閉塞する小口塞ぎの方法では、この閉塞材の
固着が面倒で、手数のかかるものである。
【0009】本考案の目的は前記従来例の不都合を解消
し、簡単に小口塞ぎができ、しかも2枚の堰板を1個の
部材で同時に小口塞ぎができる合成樹脂製段ボール状中
空堰板の小口塞ぎ材を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案は前記目的を達成
するため、合成樹脂製の型枠用堰板であって、表裏両面
を構成する対向する2面板間を一方向に並列する複数の
補強条で連結し、該補強条間に中空部を設けてなる合成
樹脂製段ボール状中空堰板において、中空部が開口する
小口端面に嵌合する横向き開口の断面コ字形のチャンネ
ル部と、このチャンネル部を構成する一方の側板体を反
対側に延設して全体を略断面ユ字形の部材としたことを
要旨とするものである。
【0011】
【作用】本考案によれば、相互に直交する向きで突合わ
さる合成樹脂製段ボール状中空堰板の端部同士は、一方
の端部の小口はここにチャンネル部を嵌合させることに
より閉塞でき、このチャンネル部からは一方の側板体が
反対側に延設するが、他方の端部の小口はこの延設部分
が当接することにより閉塞できる。
【0012】また、相互に直状になる向きで突合わさる
合成樹脂製段ボール状中空堰板の端部同士は、一方の端
部の小口はここにチャンネル部を嵌合させることにより
閉塞でき、このチャンネル部からは一方の側板体が反対
側に延設するが、他方の端部はこの延設部分がその外側
端に当接し、小口はこの延設部分と直角になる前記チャ
ンネル部の外側に当接することにより閉塞できる。
【0013】
【実施例】以下、図面について本考案の実施例を詳細に
説明する。図1は本考案の合成樹脂製段ボール状中空堰
板の小口塞ぎ材の1使用例を示す側面図、図3は小口塞
ぎ材の斜視図である。
【0014】図中1は中空堰板であるが、これは前記図
4の従来例で説明したように、表裏両面を構成する対向
する2面板1a,1b間を一方向に並列する複数の補強
条1cで連結し、該補強条1c間に中空部2を設けてな
る合成樹脂製段ボール状のものである。
【0015】該中空堰板1の端部には、前記中空部2が
補強条1cと平行するように開口する連続する小口3a
と、補強条1cに対して直交する方向に開口する補強条
1cで分断した並列する小口3bとの2種類が生じる
が、本考案の小口塞ぎ材は、これら小口3aもしくは小
口3bの端面に嵌合するべく、対向する側板体4a,4
bとこれら側板体4a,4bの端同士を連結する底板体
4cからなる断面コ字形のチャンネル部4と、このチャ
ンネル部4のうち、一方の側板体4bが反対側に延設す
る延設板5を有する全体が略断面ユ字形の結合部材6で
ある。
【0016】この略断面ユ字形の結合部材6は例えば、
合成樹脂やアルミニウム合金の押出し形材などで構成す
るものとする。
【0017】次に使用法について説明すると、角柱用の
型枠や梁用型枠のコーナー部分などで、図1に示すよう
に合成樹脂製段ボール状中空堰板1同士が相互に直交す
る向きで突合わさる場合は、一方の中空堰板1の端部は
結合部材6のチャンネル部4内に差し入れ、このチャン
ネル部4で端部の小口3aを閉塞する。
【0018】そして、このチャンネル部4の外側には一
方の側板体4bが反対側に延設する延設板5が、他方の
中空堰板1の端部に当接し、外端部の小口3aはこの延
設板5で閉塞される。この場合チャンネル部4の底板体
4cは、この他方の中空堰板1の端部脇に沿うものとな
る。
【0019】これに対して、角柱用の型枠や梁用型枠の
途中やスラブ型枠など図2に示すように合成樹脂製段ボ
ール状中空堰板1同士が相互に直状になる向きで突合わ
さる場合は、一方の中空堰板1の端部は結合部材6のチ
ャンネル部4内に差し入れ、このチャンネル部4で端部
の小口3aを閉塞し、このチャンネル部4からは側板体
4bが反対側に延設する延設板5が外側に突出するが、
他方の中空堰板1の端部はこの延設板5がその外側端に
当接し、小口3aはこの延設部分と直角になる前記チャ
ンネル部4の底板体4cの外側に当接することにより、
この底板体4cで閉塞できる。
【0020】なお、連続する側板体4bと延設板5は、
これが中空堰板1同士に跨がるように当てられ、コンク
リート圧に対する押さえ板としても作用するので、型枠
組みの強度も向上させることができる。
【0021】
【考案の効果】以上述べたように本考案の合成樹脂製段
ボール状中空堰板の小口塞ぎ材は、合成樹脂製の型枠用
堰板であって、表裏両面を構成する対向する2面板間を
一方向に並列する複数の補強条で連結し、該補強条間に
中空部を設けてなる合成樹脂製段ボール状中空堰板にお
いて、簡単に小口塞ぎができ、しかも2枚の堰板を1個
の部材で同時に小口塞ぎができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の合成樹脂製段ボール状中空堰板の小口
塞ぎの1使用例を示す側面図である。
【図2】本考案の合成樹脂製段ボール状中空堰板の小口
塞ぎの1実施例を示す斜視図である。
【図3】本考案の合成樹脂製段ボール状中空堰板の小口
塞ぎの他の使用例を示す側面図である。
【図4】合成樹脂製段ボール状中空堰板を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1…中空堰板 1a,1b…面板 1c…補強条 2…中空部 3a,3b…小口 4…チャンネル部 4a,4b…側板体 4c…底板体 5…延設板 6…結合部材
フロントページの続き (72)考案者 相場 新之輔 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (72)考案者 荻原 行正 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (72)考案者 大川 安雄 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04G 9/00 E04G 9/05

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製段ボール状の型枠用堰板であ
    って、表裏両面を構成する対向する2面板間を一方向に
    並列する複数の補強条で連結し、該補強条間に中空部を
    設けてなる合成樹脂製段ボール状中空堰板において、中
    空部が開口する小口端面に嵌合する横向き開口の断面コ
    字形のチャンネル部と、このチャンネル部を構成する一
    方の側板体を反対側に延設して全体を略断面ユ字形の部
    材としたことを特徴とする合成樹脂製段ボール状中空堰
    板の小口塞ぎ材。
JP1992071490U 1992-09-18 1992-09-18 合成樹脂製段ボール状中空堰板の小口塞ぎ材 Expired - Fee Related JP2575749Y2 (ja)

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