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JP2570954B2 - 3次元スプラインの次元変換時の直線形状判定方法 - Google Patents

3次元スプラインの次元変換時の直線形状判定方法

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JP2570954B2
JP2570954B2 JP5029773A JP2977393A JP2570954B2 JP 2570954 B2 JP2570954 B2 JP 2570954B2 JP 5029773 A JP5029773 A JP 5029773A JP 2977393 A JP2977393 A JP 2977393A JP 2570954 B2 JP2570954 B2 JP 2570954B2
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裕幸 高橋
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は3次元CADシステム上
の3次元B−スプライン曲線データを2次元CADシス
ムに移行させるための次元変換時に行なう要素種別判
定方法に関し、特に次元変更後の直線形状を判定する3
次元スプラインの次元変換時の直線形状判定方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】B−スプライン曲線は2次元,3次元を
問わず、図10に示すように、4つの制御点P0,1,
2,3 と8つのノットベクトル (t0,0,0,0,1,
1,1,1 )が最小の構成単位となっており、この区
間の曲線定義式は、ノットベクトルによって算出される
スプライン関数N0 (t),N1 (t), 2 (t),
3 (t)を用いて次式(1)に示すように表される。
【0003】 P0 0 (t)+P1 1 (t)+P2 2 (t)+P3 3 (t)…(1) 但し、t∈〔t0,1
【0004】ところで、B−スプライン曲線データが示
す線分が直線である場合、そのことを判定し、直線の始
点,終点の座標値を求めることが必要になる場合があ
る。従来、B−スプライン曲線データによって示される
線分が直線であるか否かの判定は、隣接するベクトル
(Pi+1 −Pi , (Pi+2 −Pi+1 )どうしの外積を
計算し、各軸方向の成分が0であるか否かに基づいて直
線であるか否かを判定している(例えば、特開昭63−
211071号公報)。また、この時、直線の基本デー
タである始点,終点の座標値は制御点の始点,終点の座
標値となる。
【0005】また、3次元CADシステム上の3次元B
−スプライン曲線データを2次元CADシステムに移行
するために次元変換を行なった後、次元変換後の2次元
B−スプライン曲線データによって示される線分が直線
か否かを判定し、直線の始点,終点の座標値を求める方
法としては、図7に示すような方法が考えられる。以
下、図7に示す方法を詳細に説明する。
【0006】オペレータによって3次元CADシステム
上の3次元B−スプライン曲線が指示され、且つ投影方
法が入力されると、S61でデータベース内に格納され
ている上記3次元B−スプライン曲線の基本データ(制
御点情報とノットベクトル)及び投影面への変換マトリ
ックスを読み込む。
【0007】次にS62で、投影方法が平行投影か透視
投影かを判定する。平行投影と判定した場合は、S63
で、各制御点の座標値を変換マトリックスで変換して2
次元座標の部分である(x,y)だけを取り出し、これ
と最初に入力したノットベクトルとを新2次元B−スプ
ライン曲線の基本データとする。また、透視投影と判定
した場合は、S64で基本データに基づいて通過点の座
標値を求め、S65で通過点の座標値を変換マトリック
スで変換して2次元座標の部分である(x,y)だけ取
り出し、新通過点とする。S66でこの新通過点により
新たに2次元B−スプライン曲線を張り直し、その基本
データを得る。
【0008】次に新2次元B−スプライン曲線の基本デ
ータである制御点座標値により、その形状判定を行な
う。先ず、S67で2次元B−スプライン曲線が1点に
なるかどうかを図8の流れ図に沿って判定する。
【0009】図8では先ず、S81で2次元B−スプラ
イン曲線の基本データ(制御点情報とノットベクトル)
を受け取り、次のS82で、各制御点P0,1,, i,
…を頂点とする多角形の重心を求める。
【0010】その後、S83で、変数iに0をセット
し、変数iの値が(制御点数−1)以上になるか、或い
はS89で2次元点でないと判定するまで、以下の処理
を行なう。
【0011】先ず、S85で制御点Pi と重心との間の
距離を求め、S86でその距離が誤差範囲かどうかをチ
ェックする。一定の誤差内に収まっている場合はS87
で変数iに1を加えて処理を継続し、そうでない場合は
S89で、2次元点ではないという情報をメインの処理
に返し、2次元B−スプライン曲線が1点になるかどう
かを判定する処理を終える。また、全ての制御点と重心
との間の距離が誤差範囲内である場合(S84がNOの
場合)は、2次元点データ(重心の座標値)をメインの
処理に返し(S88)、処理を終了する。
【0012】図7のメインの処理では2次元点データが
返されることにより、S68で2次元点データをメモリ
(図示せず)に格納し、処理を終了する。また、2次元
点ではないという情報が返された場合は、S69で、直
線になるかどうかの判定を行なう。
【0013】直線になるかどうかの判定は図9に示す流
れ図に沿って、以下のように行なう。
【0014】S91で、2次元B−スプライン曲線の基
本データ(制御点情報とノットベクトル)の受け取りを
行ない、S92で、変数iに0をセットする。
【0015】その後、S93で、各制御点に対する方向
ベクトルP0,1,, i,…に対し、ベクトルVi とそ
の大きさLi (i=0,1,2,…,制御点数−1)と
をそれぞれ次式(2),(3)のように定義する。
【0016】Vi =Pi+1 −Pi … (2) Li =‖Vi ‖ … (3)
【0017】以下、iの値が(制御点数−1)以上にな
るか(S94がNO)、或いはS103で2次元直線で
はないと判定するまで、以下の処理を行なう。
【0018】S95で、ベクトルVi+1 とその大きさL
i+1 とをそれぞれ次式(4),(5)に示すように定義
する。
【0019】Vi+1 =Pi+2 −Pi+1 … (4) Li+1 =‖Vi+1 ‖ … (5)
【0020】S96で、Li とLi+1 を一定の誤差εl
と比較して(6), (7), (8)のように分類する。
【0021】Li <εl →Case4 … (6) Li >εl ∩Li+1 <εl →Case5 … (7) Li >εl ∩Li+1 >εl →Case6 … (8)
【0022】Case4の場合は、S97でVi ←V
i+1 , Li ←Li+1 とし、S98で変数iに1を加え、
変数iの値が(制御点数−1)未満の場合(S94がY
ESの場合)はS95で新たなVi+1 , Li+1 を定義
し、S96で前述したと同様の分類処理を行なう。
【0023】Case5の場合は、Vi , Li はそのま
まで、S98で変数iに1を加え、変数iの値が(制御
点数−1)未満の場合(S94がYESの場合)はS9
5で新たなVi+1 , Li+1 を定義し、S96で前述した
と同様の分類処理を行なう。
【0024】Case6の場合は、先ず、S99でベク
トルVi,i+1 を次式(9), (10)のように正規化
して単位ベクトルni,i+1 を求める。
【0025】ni =Vi /Li … (9) ni+1 =Vi+1 /Li+1 … (10)
【0026】次に、S100で内積N=ni ・n
i+1 と、外積G=ni ×ni+1 を計算し、S101で次
式(11)を満足させるか否かを判断する。
【0027】N=1∩G=0 … (11)
【0028】尚、式(11)に於いて内積N=1は制御
点Pi , Pi+1 , Pi+2 が直線上に順列に並んでいるか
否かを判定するための条件であり、外積G=0は制御点
i, Pi+1 , Pi+2 が直線上にあるか判定するための
条件である。
【0029】そして、N=1∩G=0の時、即ち、制御
点Pi , Pi+1 , Pi+2 が直線上に順列に並んでいると
判定した場合は、S102でVi ←Vi+1,i ←Li+1
とし、S98で変数iに1を加え、変数iの値が(制御
点数−1)未満の場合(S94がYES)はS95で新
たにVi+1,i+1 を定義し、S96で前述したと同様の
分類処理を行なう。
【0030】また、N=1∩G=0でない場合は、S1
03で2次元直線ではないと判定し、その情報をメイン
の処理に返し、直線判定の処理を終了する。
【0031】また、S94で変数iの値が(制御点数−
1)以上になったと判断した場合は、S104でメイン
の処理に制御点の始点,終点の座標値をそれぞれ直線の
始点,終点の座標値として返し、処理を終了する。
【0032】図7のメインの処理では、2次元直線デー
タ(直線の始点,終点の座標値)が返されると、S70
でそれをメモリに格納する。また、2次元直線ではない
という判定結果が返された場合は、S71で、S63或
いはS66で作成した2次元B−スプライン曲線データ
をメモリに格納する。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】図7に示した方法で直
線と判定するのは、図11に示すように制御点が1直線
上に順列に並んでいる場合であり、前述したように、式
(11)の内積=1がこの順列並びを保証する条件にな
っている。実はこれ以外にも直線となる場合として図1
2に示すように制御点が直線上に順列に並んでいない場
合が考えられる。この場合も含めて直線と判定するため
には式(11)の内積N=1に関する部分を取り去り、
単にG=0とすれば良いが、図12に示すように制御点
が直線上に順列に並んでいない場合は直線の基本データ
である始点,終点の座標値を求めることができないた
め、やむなく2次元B−スプライン曲線と判定し、2次
元B−スプライン曲線の基本データを返すようにしなけ
ればならなかった。
【0034】また、特開昭63−211071号公報の
方法は制御点の始点,終点の座標値を直線の始点,終点
の座標値としているため、この方法によって、3次元B
−スプライン曲線データを次元変換して得られた2次元
B−スプライン曲線データが示す線分が直線か否かを判
定し、直線の始点,終点の座標値を求めるとすると、図
12に示すように制御点が直線上に順列に並んでいない
場合、始点,終点の座標値が誤ったものになってしまう
という問題がある。
【0035】本発明の目的は、制御点が順列に並んでい
ない2次元直線についても、2次元直線の基本データで
ある始点,終点の座標値を求め、正確な直線データを定
めることができる3次元スプラインの次元変換時の直線
形状判定方法を提供することにある。
【0036】
【課題を解決するための手段】3次元CADシステム上
の3次元B−スプライン曲線データを2次元CADシス
テム上の2次元B−スプライン曲線データに変換する際
に行なう要素種別判定方法に於いて、 前記3次元CAD
システム上の3次元B−スプライン曲線データをデータ
ベースに格納し、 演算装置を用いることにより、 表示装
置の画面上に表示されている、前記3次元B−スプライ
ン曲線データに対応する3次元B−スプライン曲線の内
の、指示手段によって指示された3次元B−スプライン
曲線に対応する3次元B−スプライン曲線データを前記
データベースから入力し、 該入力した3次元B−スプラ
イン曲線データに対して次元変換を行なった結果である
次元変換後の2次元B−スプライン曲線データが直線を
示すものとなり、且つ制御点が直線上に順列に並んでい
ないものになった場合、各制御点区間毎に曲線定義多項
式とその1次導関数の式とを導き、それらを用いて各制
御点区間の最大値,最小値を算出し、前記各制御点区間
毎の最大値,最小値に基づいて全制御点区間に於ける最
大値,最小値を算出し、前記全制御点区間に於ける最大
値,最小値に基づいて前記直線の始点,終点を特定し、
該始点,終点の座標値をメモリに格納するようにしたも
のである。
【0037】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
詳細に説明する。
【0038】図1は本発明の実施例のハードウェア構成
を示す外観図である。本発明を実施するためのエンジニ
アリングワークステーション(EWS)10は、3次元
B−スプライン曲線の次元変換時の形状判定の演算や、
各デバイス装置に演算結果を知らせる役割を果たすCP
Uやメモリ等を内蔵した演算装置1と、CAD図面とし
て曲線等の要素を表示出力するCRTディスプレイ2
と、数字や文字をオペレータが入力するのに用いるキー
ボード3と、画面上の曲線の要素をオペレータが指定す
るのに用いるタブレット4及びスタイラスペン5とを備
えている。
【0039】次に、演算装置10を用いて本発明を実行
する手順について説明する。
【0040】本発明の3次元B−スプライン曲線の次元
変換時の直線形状判定方法の要点は、図2の流れ図に示
すように、オペレータがスタイラスペン5を用いてCR
Tディスプレイ2の画面上の3次元B−スプライン曲線
を指示し、キーボード3を用いて投影方法を入力する
と、S1で、3次元B−スプライン曲線の基本データ
(制御点情報,ノットベクトル)と、変換に必要な情報
(投影方法,変換マトリックス)とをデータベースから
入力し、S2で、変換マトリックスに従って2次元B−
スプライン曲線に次元変換してその基本データ(制御点
情報,ノットベクトル)を求める。
【0041】更に、S3で2次元B−スプライン曲線の
形状の種別を判定し、2次元点または2次元B−スプラ
イン曲線になる場合はS8でそのデータを演算装置1内
のメモリに格納し、処理を終了する。2次元直線になる
場合はS4に進む。
【0042】S4では各制御点の区間の曲線を定義する
多項式の係数を求める。次のS5では各制御点の区間に
於けるx(またはy)の最大値,最小値を求める。更
に、S6では各制御点の区間に於けるx(またはy)の
最大値,最小値をもとに曲線全体でのx(またはy)の
最大値,最小値とそれに対応するy(またはx)の値を
算出する。最後のS7ではxの最小値とそれに対応する
yの値を始点座標値とし、xの最大値とそれに対応する
yの値を終点座標値とした2次元直線データを演算装置
1内のメモリに格納し、処理を終了する。
【0043】図3〜図6は本発明の実施例の詳細な流れ
図である。
【0044】オペレータがCRTディスプレイ2の画面
上に表示されている3次元B−スプライン曲線をスタイ
ラスペン5を使用して指示し、キーボード3によりその
他の必要な情報を入力すると、演算装置1は図3のS1
1で、指示された3次元B−スプライン曲線の制御点座
標やノットベクトル等の基本データと変換マトリックス
等の変換に必要なデータとをデータベースから入力し、
予め確保しておいた変数領域に格納する。
【0045】次に、S12で、前述した図7のS62〜
S66と同じ手順により3次元B−スプライン曲線デー
タの次元変換を行ない、2次元B−スプライン曲線の基
本データである制御点座標やノットベクトルのデータを
求め、格納する。
【0046】その後、S13で前述した図8のS81〜
S89と同じ手順により2次元点になるかどうかの判定
を行ない、2次元点になる場合はS14で2次元点デー
タを演算装置1内のメモリに格納した後、処理を終了す
る。
【0047】更に、S15で直線判定フラグをOFFに
し、S16で変数iに0をセットし、次のS17で各制
御点P0,1,, i,…に対してベクトルVi とその大
きさLi とを式(12),(13)に示すように定義す
る。
【0048】Vi =Pi+1 −Pi … (12) Li =‖Vi ‖ … (13)
【0049】以下、変数iの値が(制御点数−1)を越
えるまで(図4のS18がNOとなるまで)、或いは図
4のS25で2次元直線ではない(S25でNO)と判
定されるまで、以下の処理を行なう。
【0050】図4のS19で、各制御点に対する方向ベ
クトルP0,1,, i,…に対し、ベクトルVi+1 とそ
の大きさLi+1 (i=0,1,2,…,制御点数−1)
を式(14),(15)に示すように定義する。
【0051】Vi+1 =Pi+2 −Pi+1 … (14) Li+1 =‖Vi+1 ‖ … (15)
【0052】S20でLi とLi+1 を一定の誤差εl
比較して次式(16),(17),(18)のように分
類する。
【0053】Li <εl →Case1 … (16) Li >εl ∩Li+1 <εl →Case2 … (17) Li >εl ∩Li+1 >εl →Case3 … (18)
【0054】Case1の場合は、S21で、Vi ←V
i+1 , i ←Li+1 とし、S22で変数iに1を加え、
変数iの値が(制御点数−1)未満の場合(S18がY
ESの場合)はS19で新たなVi+1 , Li+1 を定義
し、S20で前述したと同様の比較分類を行なう。
【0055】Case2の場合は、Vi,i はそのまま
で、S22で変数iに1を加え、変数iの値が(制御点
数−1)未満の場合(S18がYESの場合)はS19
で新たなVi+1,i+1 を定義し、S20で前述したと同
様の比較分類を行なう。
【0056】Case3の場合は、先ず、S23でベク
トルVi,i+1 を次式(19),(20)を用いて正規
化し、単位ベクトルni,i+1 を求める。
【0057】ni =Vi /Li … (19) ni+1 =Vi+1 /Li+1 … (20)
【0058】次に、S24で内積N=ni ・ni+1 と外
積G=ni ×ni+1 とを計算し、S25で外積G=0で
あるか否かを、即ち2次元直線となるか否かを判定す
る。
【0059】そして、外積G=0でないと判定した場合
は、2次元スプライン曲線データとして基本データ(制
御点情報,ノットベクトル)をメモリに格納して処理を
終了する。
【0060】また、外積G=0であると判定した場合、
即ち2次元直線になると判定した場合はS27でVi
i+1 , i ←Li+1 として新たなVi+1 , i+1 を定
義する。
【0061】その後、S28で内積N=1かどうかの判
定を行ない、内積N=1の場合はS22で変数iに1を
加え、変数iの値が(制御点数−1)未満の場合(S1
8がYES)は、S19で新たなVi+1 , i+1 を定義
し、S20で前述したと同様の比較分類を行なう。ま
た、内積N=1でないと判定した場合はS29で直線判
定フラグにオンをセットした後、S22の処理を行な
う。
【0062】以上の処理を繰り返し行ない、変数iの値
が(制御点数−1)以上となると、図5に示す処理が行
なわれる。既にこの段階で、次元変換された結果は直線
形状であると区別がついている。
【0063】図5のS30で、直線判定フラグの評価を
行ない、それがOFFの場合はS31で制御点の始点,
終点の座標値を直線の始点, 終点の座標値として演算装
置1内のメモリに格納し、データを返し、処理を終了す
る。
【0064】また、直線判定フラグがONの場合は、以
下に示す処理を施し、直線データ(始点,終点の座標
値)を算出する。
【0065】先ず、S32で制御点の始点と終点とから
この直線形状がy軸に平行であるかどうかを調べる。y
軸に平行でない場合はS34で変数iに0をセットし、
平行な場合はS33でy軸平行フラグをONにした後、
S34で変数iに0をセットする。
【0066】その後、変数iが(制御点数−3)以上に
なるまで(S35がYESとなるまで)、以下の処理を
行なう。
【0067】先ず、図6のS43で制御点区間iに於け
るスプライン関数Ni 0 (t), i 1 (t), Ni 2
(t), i 3 (t)を求める。次のS44でスプライ
ン関数と制御点座標値Pi , Pi+1 , Pi+2 , Pi+3
次に示す曲線定義式(21), (22)に代入する。
【0068】 xi (t)=Pi x i 0 (t)+Pi+1 x i 1 (t) +Pi+2 x i 2 (t)+Pi+3 x i 3 (t) … (21) yi (t)=Pi y i 0 (t)+Pi+1 y i 1 (t) +Pi+2 y i 2 (t)+Pi+3 y i 3 (t) … (22)
【0069】次にS45で式(21),(22)を次式
(23),(24)に示すような多項式の形に整理して
多項式の係数Ai , Bi , Ci , Di を算出する。
【0070】 xi (t)=Ai x 3 +Bi x 2 +Ci x t+Di x … (23) yi (t)=Ai y 3 +Bi y 2 +Ci y t+Di y … (24)
【0071】その後、S46でy軸平行フラグがONか
否かのチェックを行ない、OFFの場合は次の処理を行
なう。
【0072】xi (t)は高々3次関数であるので、簡
単に次式(25)に示す1次導関数を求めることができ
る。
【0073】 dxi (t)/dt=3Ai x 2 +2Bi x t+Ci x … (25)
【0074】この1次導関数=0の式をS47で2次方
程式の解の公式を用いて解き、そのtの値を求める。
【0075】次のS48で、このtの値をS45で求め
た多項式(23)に代入することで、xi (t)の極大
値, 極小値を求める。更に、S49で制御点区間iに対
応するノットベクトルti , ti+1 の値をS45で求め
た多項式(23)に代入することにより、制御点区間i
の両端に於ける値を求める。
【0076】その後、S50で、S48,S49で求め
た値を比較することにより、制御点区間iに於けるxの
最大値,最小値を求める。S50の処理が終了すると、
S51で変数iを1増加させ、次の制御点区間iについ
て同様の処理を行なう。
【0077】これらの処理を全制御点区間、即ち曲線全
体で行なうことにより、図5のS35の判定結果がYE
Sとなり、S36の処理が行なわれる。
【0078】S36ではy軸平行フラグがONかOFF
かをチェックする。今の例ではy軸平行フラグはOFF
になっているので、S37の処理が行なわれ、曲線全体
でのxの最大値,最小値が求められる。その後、S38
でxの最大値,最小値とペアになるyの値を算出し、次
のS39でxの最小値とそのペアになるyの値を始点座
標値,xの最大値とそのペアになるyの値を終点座標値
とした直線データを演算装置1内のメモリに格納し、そ
の後、処理を終了する。
【0079】また、y軸平行フラグがONの場合も同様
に、図6のS52〜S55で各制御点区間のyの最大
値,最小値を求め、図5のS40〜S42で直線データ
を演算装置1内のメモリに格納した後、処理を終了す
る。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、3次元
CADシステム上の3次元B−スプライン曲線データを
データベースに格納しておくと共に表示装置の画面にデ
ータベースに格納されている3次元B−スプライン曲線
データに対応する3次元B−スプライン曲線を表示して
おき、指示手段によって表示装置の画面上の3次元B−
スプライン曲線が指示されることにより、演算装置を用
いてデータベースから指示された3次元B−スプライン
曲線に対応する3次元B−スプライン曲線データを入力
し、更に、入力した3次元B−スプライン曲線データに
対して次元変換を行った結果である次元変換後の2次元
B−スプライン曲線が直線を示すものとなり、且つ制御
点が直線上に順列に並んでいないものになった場合、各
制御点区間毎の曲線定義多項式とその1次導関数の式と
に基づいて全制御点区間に於ける最大値,最小値を算出
し、更に、全制御点区間の最大値,最小値に基づいて直
線の始点,終点を特定し、その座標値をメモリに格納
るようにしたものであるので、制御点が直線上に順列に
並んでいない場合であっても、直線の基本データである
始点,終点の座標値を特定することが可能になる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のハードウェア構成を示す外観
図である。
【図2】本発明の処理内容の要点を説明するための流れ
図である。
【図3】本発明の実施例の詳細な処理内容を示す流れ図
である。
【図4】本発明の実施例の詳細な処理内容を示す流れ図
である。
【図5】本発明の実施例の詳細な処理内容を示す流れ図
である。
【図6】本発明の実施例の詳細な処理内容を示す流れ図
である。
【図7】従来、考えられる方法の処理内容を示す流れ図
である。
【図8】2次元点か否かの判定方法を示す流れ図であ
る。
【図9】2次元直線が否かの判定方法を示す流れ図であ
る。
【図10】B−スプライン曲線の表現形式を示す図であ
る。
【図11】B−スプライン曲線が直線形状になる場合の
例を示した図である。
【図12】B−スプライン曲線が直線形状になる場合の
例を示した図である。
【符号の説明】
1…演算装置 2…CRTディスプレイ 3…キーボード 4…タブレット 5…スタイラスペン 10…エンジニアリングワークステーション(EWS)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3次元CADシステム上の3次元B−ス
    プライン曲線データを2次元CADシステム上の2次元
    B−スプライン曲線データに変換する際に行なう要素種
    別判定方法に於いて、 前記3次元CADシステム上の3次元B−スプライン曲
    線データをデータベースに格納し、 演算装置を用いることにより、 表示装置の画面上に表示されている、前記3次元B−ス
    プライン曲線データに対応する3次元B−スプライン曲
    線の内の、指示手段によって指示された3次元B−スプ
    ライン曲線に対応する3次元B−スプライン曲線データ
    を前記データベースから入力し、 該入力した 3次元B−スプライン曲線データに対して次
    元変換を行なった結果である次元変換後の2次元B−ス
    プライン曲線データが直線を示すものとなり、且つ制御
    点が直線上に順列に並んでいないものになった場合、 各制御点区間毎に曲線定義多項式とその1次導関数の式
    とを導き、それらを用いて各制御点区間の最大値,最小
    値を算出し、 前記各制御点区間毎の最大値,最小値に基づいて全制御
    点区間に於ける最大値,最小値を算出し、 前記全制御点区間に於ける最大値,最小値に基づいて前
    記直線の始点,終点を特定し、該始点,終点の座標値を
    メモリに格納することを特徴とする3次元スプラインの
    次元変換時の直線形状判定方法。
  2. 【請求項2】 前記各制御点区間毎の最大値,最小値
    は、各制御点区間の端点の値と各制御点区間の極大値,
    極小値とに基づいて求めることを特徴とする請求項1記
    載の3次元スプラインの次元変換時の直線形状判定方
    法。
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