JP2570453Y2 - インデックスカード - Google Patents
インデックスカードInfo
- Publication number
- JP2570453Y2 JP2570453Y2 JP1991003375U JP337591U JP2570453Y2 JP 2570453 Y2 JP2570453 Y2 JP 2570453Y2 JP 1991003375 U JP1991003375 U JP 1991003375U JP 337591 U JP337591 U JP 337591U JP 2570453 Y2 JP2570453 Y2 JP 2570453Y2
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- JP
- Japan
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- index card
- cassette
- magnetic tape
- tape cassette
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- Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、磁気テープカセットを
収納するケースのインデックスカードに関し、特にカセ
ットの前面開口部を収納するポケット状の部分に折り曲
げ挿入する際の作業性を改善し得るようにしたインデッ
クスカードの構造に関する。
収納するケースのインデックスカードに関し、特にカセ
ットの前面開口部を収納するポケット状の部分に折り曲
げ挿入する際の作業性を改善し得るようにしたインデッ
クスカードの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】オーディオやビデオ等に用いられる磁気
テープカセット(以下、単に「カセット」と言う)は、
磁気テープカセット収納用ケースに収納して保管する。
前記磁気テープカセット用収納ケースは、カセット全体
を外部の衝撃から保護したり、カセット内に塵埃が侵入
するのを防止する目的で用いられている。特に、近年の
カセット及び記録・再生機器は高性能になっており、磁
気記録テープに僅かな塵埃が付着しても信号ドロップア
ウト等のトラブルが発生し易く、カセット内への塵埃の
侵入を未然に防がねばならない。
テープカセット(以下、単に「カセット」と言う)は、
磁気テープカセット収納用ケースに収納して保管する。
前記磁気テープカセット用収納ケースは、カセット全体
を外部の衝撃から保護したり、カセット内に塵埃が侵入
するのを防止する目的で用いられている。特に、近年の
カセット及び記録・再生機器は高性能になっており、磁
気記録テープに僅かな塵埃が付着しても信号ドロップア
ウト等のトラブルが発生し易く、カセット内への塵埃の
侵入を未然に防がねばならない。
【0003】そこで、前述のように磁気テープカセット
用収納ケースが用いられるのであるが、その構成を例え
ばオーディオ等のカセット用のカセットについて述べる
と、下記のようなものがある。即ち、カセットを挿入す
るポケットを備えた蓋部と、該蓋部に枢着されて扉の如
く開閉できるケーシング部とからなるプラスチックケー
スや、例えば所定の形状に打ち抜いた板状の樹脂シート
を折り曲げて接着剤等でブックケース状に組立てる所謂
ブックケース型の磁気テープカセット用収納ケース等が
用いられている。
用収納ケースが用いられるのであるが、その構成を例え
ばオーディオ等のカセット用のカセットについて述べる
と、下記のようなものがある。即ち、カセットを挿入す
るポケットを備えた蓋部と、該蓋部に枢着されて扉の如
く開閉できるケーシング部とからなるプラスチックケー
スや、例えば所定の形状に打ち抜いた板状の樹脂シート
を折り曲げて接着剤等でブックケース状に組立てる所謂
ブックケース型の磁気テープカセット用収納ケース等が
用いられている。
【0004】ところで、上記磁気テープカセット用収納
ケースには、その保管管理の便宜を図るために、収納し
たカセットに関する所望事項を記載し得るように図4に
示す如きインデックスカード11が装着されている。図4
に示す磁気テープカセット用収納ケース30は、ポケッ
ト4 を有する蓋部2 と想像線にて示すケーシング部8と
を開閉自在に枢着( 軸孔7aにケーシング部の支軸が嵌合
した構成) した構造である。前記カセット用収納ケース
30に装着されるインデックスカード11は、一端縁を折
り曲げ線12,13 に沿って折り曲げて折り曲げ部分15を
形成したものであり、折り曲げ状態では断面が略コ字状
に形成される。
ケースには、その保管管理の便宜を図るために、収納し
たカセットに関する所望事項を記載し得るように図4に
示す如きインデックスカード11が装着されている。図4
に示す磁気テープカセット用収納ケース30は、ポケッ
ト4 を有する蓋部2 と想像線にて示すケーシング部8と
を開閉自在に枢着( 軸孔7aにケーシング部の支軸が嵌合
した構成) した構造である。前記カセット用収納ケース
30に装着されるインデックスカード11は、一端縁を折
り曲げ線12,13 に沿って折り曲げて折り曲げ部分15を
形成したものであり、折り曲げ状態では断面が略コ字状
に形成される。
【0005】前記インデックスカード11は、前記カセ
ット用収納ケース30の蓋部2のポケット4内に前記折
り曲げ部分を挿入するように装着される。そして、前記
折り曲げ部分15の起立壁13aの表面に記載されたタイ
トル等の所望事項が透明な前記カセット用収納ケース3
0の透明な背面壁6 から読み取れるように構成されてい
る。前記インデックスカード11を用いることによって、
当該インデックスカード11の折り曲げ部分15が磁気
テープカセットの開口部を被うようになり、カセットの
保護機能を高めることができる。
ット用収納ケース30の蓋部2のポケット4内に前記折
り曲げ部分を挿入するように装着される。そして、前記
折り曲げ部分15の起立壁13aの表面に記載されたタイ
トル等の所望事項が透明な前記カセット用収納ケース3
0の透明な背面壁6 から読み取れるように構成されてい
る。前記インデックスカード11を用いることによって、
当該インデックスカード11の折り曲げ部分15が磁気
テープカセットの開口部を被うようになり、カセットの
保護機能を高めることができる。
【0006】このように、一端縁を折り曲げ線12,13 に
沿って断面コ字状に折り曲げ形成した前記インデックス
カード11は、前記起立壁13aのカセット厚み方向高さl
2 が前記ポケット4内のカセット厚み方向の収納高さL
2 とほぼ同等に形成され、かつ折り曲げ部15の先端の
折り曲げ高さl 1 はカセット厚み方向高さL2 に比べて
大きくなっている。
沿って断面コ字状に折り曲げ形成した前記インデックス
カード11は、前記起立壁13aのカセット厚み方向高さl
2 が前記ポケット4内のカセット厚み方向の収納高さL
2 とほぼ同等に形成され、かつ折り曲げ部15の先端の
折り曲げ高さl 1 はカセット厚み方向高さL2 に比べて
大きくなっている。
【0007】従って、前記インデックスカード11を前記
ポケット4内に挿入した状態では、前記インデックスカ
ード11の折り曲げ部分15が広がろうとする付勢力が
作用するので、ポケット4内にしっかりと固定される。
また、前記カセット用収納ケース3内に、換言すればポ
ケット4内に磁気テープカセットが収納されていないと
きであっても、ケース内から脱落しない。更に、前記イ
ンデックスカード11の折り曲げ先端が、カード自身の
弾性により前記ポケット4の小壁5にへばりつくように
接するので、カセットの挿入時にこの先端がカセットに
引っ掛かるようなトラブルを回避することができる。
ポケット4内に挿入した状態では、前記インデックスカ
ード11の折り曲げ部分15が広がろうとする付勢力が
作用するので、ポケット4内にしっかりと固定される。
また、前記カセット用収納ケース3内に、換言すればポ
ケット4内に磁気テープカセットが収納されていないと
きであっても、ケース内から脱落しない。更に、前記イ
ンデックスカード11の折り曲げ先端が、カード自身の
弾性により前記ポケット4の小壁5にへばりつくように
接するので、カセットの挿入時にこの先端がカセットに
引っ掛かるようなトラブルを回避することができる。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように構成された前記インデックスカード11を生産工
場等において前記ポケット4内に挿入するときに、その
挿入抵抗が大きくて、円滑な装着が出来ないという欠点
を有していた。特に前記インデックスカード11を自動
機等により、ポケットへの挿入を高スピードにて行う
と、前記ポケット4と前記インデックスカード11の起
立壁13aとの間に閉じ込められた空気が抜けないため
に、摩擦抵抗よりも空気圧縮抵抗が大きくなり、インデ
ックスカード自身が折れ曲がってしまい、装着作業に支
障を来すという問題があった。
ように構成された前記インデックスカード11を生産工
場等において前記ポケット4内に挿入するときに、その
挿入抵抗が大きくて、円滑な装着が出来ないという欠点
を有していた。特に前記インデックスカード11を自動
機等により、ポケットへの挿入を高スピードにて行う
と、前記ポケット4と前記インデックスカード11の起
立壁13aとの間に閉じ込められた空気が抜けないため
に、摩擦抵抗よりも空気圧縮抵抗が大きくなり、インデ
ックスカード自身が折れ曲がってしまい、装着作業に支
障を来すという問題があった。
【0009】本考案の目的は、インデックスカードをポ
ケット内に挿入する際に、空気がインデックスカードの
挿入部分にこもらないように構成することにより、イン
デックスカードの装着性を向上させることにある。
ケット内に挿入する際に、空気がインデックスカードの
挿入部分にこもらないように構成することにより、イン
デックスカードの装着性を向上させることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案の上記課題は、磁
気テープカセット収納用ケースに形成されたポケットに
折り曲げ部を挿入するように構成したインデックスカー
ドにおいて、前記ポケット内での広がろうとする付勢力
により該ポケットに固定される前記折り曲げ部が、前記
ポケットの最も奥の側壁あるいは該側壁近傍に対向する
位置に、挿入時のポケット内の空気圧を低減するための
一対の通気孔をインデックスカードの挿入方向に対して
対称に有することを特徴とするインデックスカードによ
り解消することができる。即ち、インデックスカードの
挿入方向に対して対称な一対の通気孔を折り曲げ部に設
けることにより、インデックスカード挿入時にポケット
との間に介在する空気が通気孔からバランス良く排出さ
れるので、折り曲げ部がポケット内での広がろうとする
付勢力により該ポケットに固定されるインデックスカー
ドの挿入を安定に行うことができる。
気テープカセット収納用ケースに形成されたポケットに
折り曲げ部を挿入するように構成したインデックスカー
ドにおいて、前記ポケット内での広がろうとする付勢力
により該ポケットに固定される前記折り曲げ部が、前記
ポケットの最も奥の側壁あるいは該側壁近傍に対向する
位置に、挿入時のポケット内の空気圧を低減するための
一対の通気孔をインデックスカードの挿入方向に対して
対称に有することを特徴とするインデックスカードによ
り解消することができる。即ち、インデックスカードの
挿入方向に対して対称な一対の通気孔を折り曲げ部に設
けることにより、インデックスカード挿入時にポケット
との間に介在する空気が通気孔からバランス良く排出さ
れるので、折り曲げ部がポケット内での広がろうとする
付勢力により該ポケットに固定されるインデックスカー
ドの挿入を安定に行うことができる。
【0011】
【実施態様】以下、本考案の一実施態様を添付図面に基
づき詳細に説明する。なお、本考案はインデックスカー
ド11に関するものであるが、考案の理解を容易になす
ため、先ず磁気テープカセット用収納ケース1について
説明する。図1及び図2に示す様に、本実施態様の磁気
テープカセット用収納ケース1は、カセット20の前方
の厚み増大部が挿入されるポケット4を備えた蓋部2
と、該カセット20のシヤフト挿入孔に入り込む一対の
回転防止突起9を備えたケーシング部8から成ってい
る。そして、前記収納ケース1は前記ケーシング部8の
左右内側に突設された図示しない支軸と前記ポケット4
の左右側壁7に透設された軸穴7aとが嵌合している。
そして、この枢着部分により、前記ケーシング部8と前
記蓋部2とが扉の如く開閉できるようになされている。
づき詳細に説明する。なお、本考案はインデックスカー
ド11に関するものであるが、考案の理解を容易になす
ため、先ず磁気テープカセット用収納ケース1について
説明する。図1及び図2に示す様に、本実施態様の磁気
テープカセット用収納ケース1は、カセット20の前方
の厚み増大部が挿入されるポケット4を備えた蓋部2
と、該カセット20のシヤフト挿入孔に入り込む一対の
回転防止突起9を備えたケーシング部8から成ってい
る。そして、前記収納ケース1は前記ケーシング部8の
左右内側に突設された図示しない支軸と前記ポケット4
の左右側壁7に透設された軸穴7aとが嵌合している。
そして、この枢着部分により、前記ケーシング部8と前
記蓋部2とが扉の如く開閉できるようになされている。
【0012】前記ポケット4は前記蓋部2の枢着部分側
に設けられており、大壁面3とその左右の側壁7、前記
大壁面3に対抗する小壁面5および底面壁とも言える背
面壁6により構成されている。なお、前記磁気テープカ
セット用収納ケース1が閉蓋されているときは、前記ポ
ケット4の小壁部5とケーシング部8の底面壁部とがあ
たかも同一壁面を構成するようになされている。又、前
記ケーシング部8の左右側壁19の凹み8aと、前記ポ
ケット4の左右側壁7の係止突起7bとは収納ケースの
閉蓋時に相互に嵌合して、カセット保管時において不測
に開かないようになっている。
に設けられており、大壁面3とその左右の側壁7、前記
大壁面3に対抗する小壁面5および底面壁とも言える背
面壁6により構成されている。なお、前記磁気テープカ
セット用収納ケース1が閉蓋されているときは、前記ポ
ケット4の小壁部5とケーシング部8の底面壁部とがあ
たかも同一壁面を構成するようになされている。又、前
記ケーシング部8の左右側壁19の凹み8aと、前記ポ
ケット4の左右側壁7の係止突起7bとは収納ケースの
閉蓋時に相互に嵌合して、カセット保管時において不測
に開かないようになっている。
【0013】次に、前記インデックスカード11について
説明すると、一端縁を折り曲げ線12,13 に沿って断面コ
字状に折り曲げ形成したものである。前記インデックス
カード11は、磁気テープカセット用収納ケース1に、
言い換えれば前記蓋部2のポケット4内に前記折り曲げ
部分15を挿入するように装着される。そして、前記折
り曲げ部分15の起立壁13aには、所望間隔をもって2
つの通気孔10が形成されている。なお、通気孔10の
作用については後に詳述する。
説明すると、一端縁を折り曲げ線12,13 に沿って断面コ
字状に折り曲げ形成したものである。前記インデックス
カード11は、磁気テープカセット用収納ケース1に、
言い換えれば前記蓋部2のポケット4内に前記折り曲げ
部分15を挿入するように装着される。そして、前記折
り曲げ部分15の起立壁13aには、所望間隔をもって2
つの通気孔10が形成されている。なお、通気孔10の
作用については後に詳述する。
【0014】前記ポケット部4に前記インデックスカー
ド11を挿入することにより、例えばタイトル等の所望
事項が透明な前記磁気テープカセット用収納ケース1の
背面壁6から読み取れるようなる。また、前記インデッ
クスカード11を用いることにより、当該インデックスカ
ード11の折り曲げ部分15が前記磁気テープカセット
20の開口部を被うことになり、該カードの弾性作用に
よりカセットの保護機能を高めることができる。
ド11を挿入することにより、例えばタイトル等の所望
事項が透明な前記磁気テープカセット用収納ケース1の
背面壁6から読み取れるようなる。また、前記インデッ
クスカード11を用いることにより、当該インデックスカ
ード11の折り曲げ部分15が前記磁気テープカセット
20の開口部を被うことになり、該カードの弾性作用に
よりカセットの保護機能を高めることができる。
【0015】次に、前記インデックスカード11の装着
方法について説明する。例えば、前記磁気テープカセッ
ト20を前記インデックスカード11に挟むようにして
前記磁気テープカセット用収納ケース1内に押し込む
と、前記折り曲げ部分15は、図2に示す様に、前記磁
気テープカセット20の前方部分の押圧力によって撓み
ながらポケット4の内方へ押し付けられていく。
方法について説明する。例えば、前記磁気テープカセッ
ト20を前記インデックスカード11に挟むようにして
前記磁気テープカセット用収納ケース1内に押し込む
と、前記折り曲げ部分15は、図2に示す様に、前記磁
気テープカセット20の前方部分の押圧力によって撓み
ながらポケット4の内方へ押し付けられていく。
【0016】このとき、前記起立壁13aの前方に空気が
押されるが、前記通気孔10が形成されているので、こ
の通気孔10から空気が抜け出る。したがって、前記起
立壁13aの前方に空気が閉じ込められなくなり、前記イ
ンデックスカード11の挿入速度を速くしても、空気圧
縮現象がなくなり、前記インデックスカード11のスム
ースな装着を行うことができる。前記インデックスカー
ド11を装着し終わった状態では、前記通気孔10は前
記ポケット4の背面壁6により塞がれるので、防塵機能
には全く影響ない。
押されるが、前記通気孔10が形成されているので、こ
の通気孔10から空気が抜け出る。したがって、前記起
立壁13aの前方に空気が閉じ込められなくなり、前記イ
ンデックスカード11の挿入速度を速くしても、空気圧
縮現象がなくなり、前記インデックスカード11のスム
ースな装着を行うことができる。前記インデックスカー
ド11を装着し終わった状態では、前記通気孔10は前
記ポケット4の背面壁6により塞がれるので、防塵機能
には全く影響ない。
【0017】また、前記インデックスカード11は、前
記折り曲げ部分15の寸法がポケットの内部高さ寸法に
近く構成され、且つその折り曲げ部分が広がるような弾
性力を有しているので、前記磁気テープカセット用収納
ケース1内から不用意に脱落することはない。
記折り曲げ部分15の寸法がポケットの内部高さ寸法に
近く構成され、且つその折り曲げ部分が広がるような弾
性力を有しているので、前記磁気テープカセット用収納
ケース1内から不用意に脱落することはない。
【0018】
【0019】
【0020】以上に本考案の実施態様を説明したが、前
記インデックスカード11は前記作用及び効果以外に、
製造工程において優れた効果を発揮する。即ち、前記イ
ンデックスカード11は自動装着されるのであるが、こ
のためには前記インデックスカード11を揃えた状態で
保管し、且つ製造装置に組み込む必要がある。ここで、
前記インデックスカード11には前記通気孔10が形成
されているので、例えば、図3に示したように前記通気
孔10にガイド部材30を挿通して位置決め用に利用す
れば、積み揃え、方向揃え等を簡便に行うことができ
る。
記インデックスカード11は前記作用及び効果以外に、
製造工程において優れた効果を発揮する。即ち、前記イ
ンデックスカード11は自動装着されるのであるが、こ
のためには前記インデックスカード11を揃えた状態で
保管し、且つ製造装置に組み込む必要がある。ここで、
前記インデックスカード11には前記通気孔10が形成
されているので、例えば、図3に示したように前記通気
孔10にガイド部材30を挿通して位置決め用に利用す
れば、積み揃え、方向揃え等を簡便に行うことができ
る。
【0021】なお、前記実施態様において通気孔はイン
デックスカードの起立壁に設けたが、本考案はこれに限
るものではなく、要するにインデックスカードの挿入時
に効果的な空気の抜けを可能にする位置であればよい。
したがって、例えば、図1に想像線で示したように前記
折り曲げ線13の位置や、図示しないが前記折り曲げ線
12の位置に設けてもよい。この場合、通気孔10から
抜け出た空気は、前記インデックスカード11と前記カ
セット20の隙間から効果的に排出されるので、排出空
気がカセット開口部に回り込むことがなく、空気により
磁気テープを揺らす等の不都合がない。また、前記通気
孔10の形状は円形に限定されるものではなく、スリッ
ト状など種々の形状になすことができる。
デックスカードの起立壁に設けたが、本考案はこれに限
るものではなく、要するにインデックスカードの挿入時
に効果的な空気の抜けを可能にする位置であればよい。
したがって、例えば、図1に想像線で示したように前記
折り曲げ線13の位置や、図示しないが前記折り曲げ線
12の位置に設けてもよい。この場合、通気孔10から
抜け出た空気は、前記インデックスカード11と前記カ
セット20の隙間から効果的に排出されるので、排出空
気がカセット開口部に回り込むことがなく、空気により
磁気テープを揺らす等の不都合がない。また、前記通気
孔10の形状は円形に限定されるものではなく、スリッ
ト状など種々の形状になすことができる。
【0022】更に、本考案は前記実施態様に限るもので
はなく、VHS方式のカセットやβ方式のカセットを収
納する収納ケースでも良い。
はなく、VHS方式のカセットやβ方式のカセットを収
納する収納ケースでも良い。
【0023】
【考案の効果】以上のべたように、本考案のインデック
スカードは、このインデックスカードが挿入されるポケ
ットの最も奥の側壁あるいは該側壁近傍に対向する位置
の折り曲げ部に、インデックスカードの挿入方向に対し
て対称な一対の通気孔を設けた構成であるので、折り曲
げ部分がポケット内での広がろうとする付勢力により該
ポケットに固定されることによりポケット内に空気を押
し込めるような構成のインデックスカードであっても、
このインデックスカードの挿入をするときに、空気が前
記通気孔から抜けることができて、前記インデックスカ
ードの前方の挿入部分にこもることが回避され、前記イ
ンデックスカードの装着性を向上させることができる。
また、前記通気孔はインデックスカードを重ねて保管す
るときの位置決め孔としても使用できるので、インデッ
クスカードの取り扱い性を向上させることが出来る。し
たがって、本考案によれば、カセットを前記インデック
スカードとともに前記磁気テープカセット用収納ケース
に自動工程で収めて出荷するときに、その作業性を向上
させることができる。
スカードは、このインデックスカードが挿入されるポケ
ットの最も奥の側壁あるいは該側壁近傍に対向する位置
の折り曲げ部に、インデックスカードの挿入方向に対し
て対称な一対の通気孔を設けた構成であるので、折り曲
げ部分がポケット内での広がろうとする付勢力により該
ポケットに固定されることによりポケット内に空気を押
し込めるような構成のインデックスカードであっても、
このインデックスカードの挿入をするときに、空気が前
記通気孔から抜けることができて、前記インデックスカ
ードの前方の挿入部分にこもることが回避され、前記イ
ンデックスカードの装着性を向上させることができる。
また、前記通気孔はインデックスカードを重ねて保管す
るときの位置決め孔としても使用できるので、インデッ
クスカードの取り扱い性を向上させることが出来る。し
たがって、本考案によれば、カセットを前記インデック
スカードとともに前記磁気テープカセット用収納ケース
に自動工程で収めて出荷するときに、その作業性を向上
させることができる。
【図1】本考案の一実施態様を示す斜視図である。
【図2】本考案の一実施態様を示す部分断面図である。
【図3】本考案のインデックスカードを積層したときの
状態を示す斜視図である。
状態を示す斜視図である。
【図4】従来のインデックスカードを示す斜視図であ
る。
る。
1、25 磁気テープカセット用収納ケース 2 蓋部 3 大壁面 4 ポケット 5 小壁 6、26 背面壁 7 左右側壁 7a 軸穴 7b 係止突起 8 ケーシング部 8a 凹み 9 ストッパ 10 通気孔 11、17 インデックスカード 12、13 折り曲げ線 13a 起立壁 15a 折り曲げ部分 19a ケーシング部の側壁 20、21 磁気テープカセット 30 ガイド部材
Claims (1)
- 【請求項1】 磁気テープカセット収納用ケースに形成
されたポケットに折り曲げ部を挿入するように構成した
インデックスカードにおいて、前記ポケット内での広がろうとする付勢力により該ポケ
ットに固定される前記折り曲げ部が、 前記ポケットの最
も奥の側壁あるいは該側壁近傍に対向する位置に、挿入
時のポケット内の空気圧を低減するための一対の通気孔
をインデックスカードの挿入方向に対して対称に有する
ことを特徴とするインデックスカード。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991003375U JP2570453Y2 (ja) | 1991-01-11 | 1991-01-11 | インデックスカード |
US07/774,889 US5135110A (en) | 1990-10-12 | 1991-10-11 | Magnetic tape cassette case and index card therefor |
EP91117386A EP0480463B1 (en) | 1990-10-12 | 1991-10-11 | Magnetic tape cassette case and index card therefor |
DE69120889T DE69120889T2 (de) | 1990-10-12 | 1991-10-11 | Magnetbandkassettenbehälter und Indexkarte dafür |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991003375U JP2570453Y2 (ja) | 1991-01-11 | 1991-01-11 | インデックスカード |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0497092U JPH0497092U (ja) | 1992-08-21 |
JP2570453Y2 true JP2570453Y2 (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=31732252
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991003375U Expired - Lifetime JP2570453Y2 (ja) | 1990-10-12 | 1991-01-11 | インデックスカード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2570453Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52126832A (en) * | 1976-04-16 | 1977-10-25 | Mitsubishi Electric Corp | Automotive handwheel device |
-
1991
- 1991-01-11 JP JP1991003375U patent/JP2570453Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0497092U (ja) | 1992-08-21 |
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