JP2568605B2 - 閃光装置の制御システム - Google Patents
閃光装置の制御システムInfo
- Publication number
- JP2568605B2 JP2568605B2 JP63007897A JP789788A JP2568605B2 JP 2568605 B2 JP2568605 B2 JP 2568605B2 JP 63007897 A JP63007897 A JP 63007897A JP 789788 A JP789788 A JP 789788A JP 2568605 B2 JP2568605 B2 JP 2568605B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- dimming
- camera
- distance
- external
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Exposure Control For Cameras (AREA)
- Stroboscope Apparatuses (AREA)
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、カメラの閃光装置の制御システムに関する
ものである。
ものである。
[従来の技術] 従来、銀塩フィルムを使用するカメラにおける閃光装
置の調光方式として、外部調光方式と、TTL調光方式と
が知られている。
置の調光方式として、外部調光方式と、TTL調光方式と
が知られている。
外部調光方式は、閃光装置に外部調光センサーを設
け、閃光装置の発光による被写体からの反射光を時間的
に積算受光して、予め閃光装置に入力されたフィルム感
度及びカメラの絞り値から求まる適正受光量となった
時、閃光装置の発光を停止する方式で、カメラ内に特別
な装置を必要とせずに調光が可能であるという利点を有
するが、撮影レンズとの間にパララックスを生じる、調
光センサーの受光角が一定のため画角の変化への対応が
できない、被写体のバックの撮影が大きい、といったこ
とから精度の高い調光が難しい欠点があった。
け、閃光装置の発光による被写体からの反射光を時間的
に積算受光して、予め閃光装置に入力されたフィルム感
度及びカメラの絞り値から求まる適正受光量となった
時、閃光装置の発光を停止する方式で、カメラ内に特別
な装置を必要とせずに調光が可能であるという利点を有
するが、撮影レンズとの間にパララックスを生じる、調
光センサーの受光角が一定のため画角の変化への対応が
できない、被写体のバックの撮影が大きい、といったこ
とから精度の高い調光が難しい欠点があった。
TTL調光方式は、閃光装置で照明されたフィルム面に
投影されている像をカメラ内の受光素子で測光し、予め
閃光装置にセットされたフィルム感度や、カメラの絞り
値から求まる適正レベルに反射光が達した時、閃光装置
の発光を停止する方式で、パララックスがなく、また画
角の変化に調光を行なえるので、高精度な調光が可能に
なり、現在、一眼レフレックスカメラにおいて調光方式
の主流となっているが、フィルムからの微弱な反射光を
測光するために、フィルム毎の反射率の差が誤差となっ
たり、被写体の位置や大きさによりバックの影響を受け
て誤差が生じるといった欠点があった。
投影されている像をカメラ内の受光素子で測光し、予め
閃光装置にセットされたフィルム感度や、カメラの絞り
値から求まる適正レベルに反射光が達した時、閃光装置
の発光を停止する方式で、パララックスがなく、また画
角の変化に調光を行なえるので、高精度な調光が可能に
なり、現在、一眼レフレックスカメラにおいて調光方式
の主流となっているが、フィルムからの微弱な反射光を
測光するために、フィルム毎の反射率の差が誤差となっ
たり、被写体の位置や大きさによりバックの影響を受け
て誤差が生じるといった欠点があった。
一方上記した外部調光方式、TTL調光方式の他に、最
も基本的な調光方式として、閃光装置あるいはカメラ側
から得られる距離情報で閃光装置のガイドナンバー(GN
O.)を割ることにより、カメラの絞り値を決定し、その
後閃光装置を発光させて適正露出を得るフラッシュマチ
ック調光方式(以下DV調光方式と称す)が知られてい
る。
も基本的な調光方式として、閃光装置あるいはカメラ側
から得られる距離情報で閃光装置のガイドナンバー(GN
O.)を割ることにより、カメラの絞り値を決定し、その
後閃光装置を発光させて適正露出を得るフラッシュマチ
ック調光方式(以下DV調光方式と称す)が知られてい
る。
このDV調光方式は、被写体の位置や大きさ、被写体の
バックの状態に影響されず精度の高い調光が可能な反
面、自動調光方式とした場合、カメラ側の測距情報、即
ち撮影レンズの合焦時における距離環等から得られる測
距情報に依存すると、パッシヴ方式の測距装置を用いる
カメラの場合、被写体条件により大きな測距誤差を生じ
ることがあり正確な被写体距離を示さず、特に撮影レン
ズの焦点距離が短くなるほど、しかも撮影距離が遠距離
になるほどこの誤差が大きいために、高精度な測距手段
を必要とし、実現が難しいという難点があった。
バックの状態に影響されず精度の高い調光が可能な反
面、自動調光方式とした場合、カメラ側の測距情報、即
ち撮影レンズの合焦時における距離環等から得られる測
距情報に依存すると、パッシヴ方式の測距装置を用いる
カメラの場合、被写体条件により大きな測距誤差を生じ
ることがあり正確な被写体距離を示さず、特に撮影レン
ズの焦点距離が短くなるほど、しかも撮影距離が遠距離
になるほどこの誤差が大きいために、高精度な測距手段
を必要とし、実現が難しいという難点があった。
ところで、近年、銀塩フィルムを用いずに、CCD等の
撮像素子を用いて光電変換により被写体光を電気信号に
変え、磁気ディスク等の記録媒体に記録する方式のカメ
ラ(以下電子スチルカメラと称す)が提供されている
が、このような電子スチルカメラに要求される調光精度
は、CCD等の撮像素子のラチチュードが狭いため、銀塩
フィルムを使用するカメラよりも高い精度が要求され、
例えば銀塩フィルム(ネガ)においてラチチュードが±
5EVであるのに対し、電子スチルカメラの場合、CCDの特
性により異なるが、少なくとも±1EV内の調光精度が要
求されている。
撮像素子を用いて光電変換により被写体光を電気信号に
変え、磁気ディスク等の記録媒体に記録する方式のカメ
ラ(以下電子スチルカメラと称す)が提供されている
が、このような電子スチルカメラに要求される調光精度
は、CCD等の撮像素子のラチチュードが狭いため、銀塩
フィルムを使用するカメラよりも高い精度が要求され、
例えば銀塩フィルム(ネガ)においてラチチュードが±
5EVであるのに対し、電子スチルカメラの場合、CCDの特
性により異なるが、少なくとも±1EV内の調光精度が要
求されている。
[発明が解決しようとする課題] このような高精度な調光を要求される電子スチルカメ
ラにおいて、外部調光方式よりも高精度な調光が可能な
TTL調光方式を適用しようとする場合、被写体からの反
射光を受光する方式として、 I:撮影光路中にハーフミラーを設け、このハーフミラー
で反射した被写体光を受光センサーで受光する方式 II:CCDの結像面からの反射光を受光センサーで受光する
方式 の2通りの方式が考えられる。
ラにおいて、外部調光方式よりも高精度な調光が可能な
TTL調光方式を適用しようとする場合、被写体からの反
射光を受光する方式として、 I:撮影光路中にハーフミラーを設け、このハーフミラー
で反射した被写体光を受光センサーで受光する方式 II:CCDの結像面からの反射光を受光センサーで受光する
方式 の2通りの方式が考えられる。
しかし、Iの方式の場合、撮影光路中にハーフミラー
を設けるCCDの結像面に入射する光量が減少して撮影感
度の低下を招き、またハーフミラーを設けるためにスペ
ース的にも不利となるという問題が生じる。
を設けるCCDの結像面に入射する光量が減少して撮影感
度の低下を招き、またハーフミラーを設けるためにスペ
ース的にも不利となるという問題が生じる。
また、IIの方式の場合、CCDの結像面はもともと反射
防止コーティング等の対策が施されていることから、CC
Dからの反射光はかなり微弱となり、調光自体が難しい
という問題がある。
防止コーティング等の対策が施されていることから、CC
Dからの反射光はかなり微弱となり、調光自体が難しい
という問題がある。
一方、外部調光方式を適用して調光の光精度化を図る
場合、パララックスレス機構や、受光センサー受光角を
制御するための機構等を必要とし、閃光装置の複雑化、
大型化を生じさせるという問題がある。
場合、パララックスレス機構や、受光センサー受光角を
制御するための機構等を必要とし、閃光装置の複雑化、
大型化を生じさせるという問題がある。
他方、電子スチルカメラの調光精度が銀塩カメラに比
べ非常に厳しいということ、電子スチルカメラの画角は
銀塩フィルムを使用するカメラに比べて小さいために短
焦点距離の撮影レンズを使用する頻度が多いということ
から、DV調光方式を適用しようとした場合、測距精度等
の点から電子スチルカメラにおいては不利となるという
問題がある。
べ非常に厳しいということ、電子スチルカメラの画角は
銀塩フィルムを使用するカメラに比べて小さいために短
焦点距離の撮影レンズを使用する頻度が多いということ
から、DV調光方式を適用しようとした場合、測距精度等
の点から電子スチルカメラにおいては不利となるという
問題がある。
また、例えば被写体の動きにAFが追従、つまりフォー
カシングレンズが動き続け、ある一瞬を撮る時等に用い
られるレリーズ優先AFモードでの撮影では、合焦するか
否かに係りなくレリーズされるので、測距値が定まらな
い時点でレリーズされる場合があり、このような場合DV
調光方式での高精度な調光が行なえず、レリーズ時に大
きな調光誤差を生じてしまうという問題があった。
カシングレンズが動き続け、ある一瞬を撮る時等に用い
られるレリーズ優先AFモードでの撮影では、合焦するか
否かに係りなくレリーズされるので、測距値が定まらな
い時点でレリーズされる場合があり、このような場合DV
調光方式での高精度な調光が行なえず、レリーズ時に大
きな調光誤差を生じてしまうという問題があった。
本発明の目的は、DV調光方式をできるだけ利用し、レ
リーズ優先AFモードでの撮影時には、外部調光方式によ
る撮影を行なうことにより失敗のない調光撮影を可能と
した閃光装置の制御システムを提供せんとするものであ
る。
リーズ優先AFモードでの撮影時には、外部調光方式によ
る撮影を行なうことにより失敗のない調光撮影を可能と
した閃光装置の制御システムを提供せんとするものであ
る。
[課題を解決するための手段及び作用] 本発明の目的を達成するための要旨とするところは、
パッシヴ方式の測距手段により被写体距離を測距すると
共に、測距モードに合焦、非合焦に係らずレリーズスイ
ッチがオンされるとレリーズ動作を行なうレリーズ優先
測距モードを少なくとも有するカメラに用いられ、閃光
発光部の発光による被写体からの反射光を受光手段に直
接導いて積算受光し、適正受光量となった時に該閃光発
光部の発光を停止させる外部調光制御手段と、測距手段
からの被写体距離と該閃光発光部のガイドナンバーとか
らカメラの絞り値を決定して該閃光発光部を発光させる
フラシュマチック調光制御手段とを有する閃光装置の制
御システムであって、撮影レンズの焦点距離と被写体距
離に応じて求まる測距誤差内で該カメラの感光手段にお
ける調光誤差を納めることができる調光領域を設定した
調光領域設定手段と、該レリーズ優先測距モードでの撮
影では該外部調光制御手段を選択すると共に、該レリー
ズ優先測距モード以外の測距モードではカメラに装着さ
せた撮影レンズの焦点距離と該測距手段からの被写体距
離を入力情報とし、該調光領域設定手段で設定された調
光領域に該入力情報が存在するか否かを判定し、存在す
ると該フラシュマチック調光制御手段を選択し、存在し
ないと該外部調光制御手段を選択する調光切換え制御手
段とから構成したことを特徴とする閃光装置の制御シス
テムにある。
パッシヴ方式の測距手段により被写体距離を測距すると
共に、測距モードに合焦、非合焦に係らずレリーズスイ
ッチがオンされるとレリーズ動作を行なうレリーズ優先
測距モードを少なくとも有するカメラに用いられ、閃光
発光部の発光による被写体からの反射光を受光手段に直
接導いて積算受光し、適正受光量となった時に該閃光発
光部の発光を停止させる外部調光制御手段と、測距手段
からの被写体距離と該閃光発光部のガイドナンバーとか
らカメラの絞り値を決定して該閃光発光部を発光させる
フラシュマチック調光制御手段とを有する閃光装置の制
御システムであって、撮影レンズの焦点距離と被写体距
離に応じて求まる測距誤差内で該カメラの感光手段にお
ける調光誤差を納めることができる調光領域を設定した
調光領域設定手段と、該レリーズ優先測距モードでの撮
影では該外部調光制御手段を選択すると共に、該レリー
ズ優先測距モード以外の測距モードではカメラに装着さ
せた撮影レンズの焦点距離と該測距手段からの被写体距
離を入力情報とし、該調光領域設定手段で設定された調
光領域に該入力情報が存在するか否かを判定し、存在す
ると該フラシュマチック調光制御手段を選択し、存在し
ないと該外部調光制御手段を選択する調光切換え制御手
段とから構成したことを特徴とする閃光装置の制御シス
テムにある。
[実 施 例] 以下本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。
する。
第1図は本発明による閃光装置の制御システムを電子
スチルカメラに適用した一実施例を示すブロック図であ
る。
スチルカメラに適用した一実施例を示すブロック図であ
る。
図中、1は撮影レンズ、2はサブミラー2aを有するク
イックリターンミラー(以下QRMと称す)、3はシャッ
ター、4はCCDからなる撮像素子、5は撮像信号処理回
路、6は記録回路、7はカメラ及び閃光装置をコントロ
ールする制御回路、8は撮影レンズ1の距離環の距離情
報及び焦点距離情報等の撮影レンズ1の情報を検出する
レンズ情報検出手段、9は撮影レンズ1のオートフォー
カス(以下AFと称す)用のレンズ駆動手段、10はハーフ
ミラー、11はペンタダハプリズム、12は接眼レンズ、13
は測光センサー、14は閃光装置の発光部、15は閃光装置
の外部調光センサー、16はAFセンサー、17は閃光装置の
赤外線照射部材、18は撮影レンズの焦点距離と被写体距
離とに応じて、DV調光領域と外部調光領域とを切換えす
るための切換え曲線がメモリーされたプログラムメモ
リ、19は絞りで、不図示の第1レリーズスイッチSW1を
オンすると、ハーフミラー10を介して測光センサー13に
より測光を行なうと共に、AFセンサー16により測距を開
始し撮影レンズ1を駆動制御し、不図示の第2レリーズ
スイッチをオンすると、シャッター3が駆動されて撮影
が行なわれるが、本実施例におけるカメラはAFモードス
イッチの選択により、ピントが合うまでレリーズが行な
われないノーマルにAFモードと、前述したレリーズ優先
AFモードとのどちらかのモードにより撮影が行なわれ
る。
イックリターンミラー(以下QRMと称す)、3はシャッ
ター、4はCCDからなる撮像素子、5は撮像信号処理回
路、6は記録回路、7はカメラ及び閃光装置をコントロ
ールする制御回路、8は撮影レンズ1の距離環の距離情
報及び焦点距離情報等の撮影レンズ1の情報を検出する
レンズ情報検出手段、9は撮影レンズ1のオートフォー
カス(以下AFと称す)用のレンズ駆動手段、10はハーフ
ミラー、11はペンタダハプリズム、12は接眼レンズ、13
は測光センサー、14は閃光装置の発光部、15は閃光装置
の外部調光センサー、16はAFセンサー、17は閃光装置の
赤外線照射部材、18は撮影レンズの焦点距離と被写体距
離とに応じて、DV調光領域と外部調光領域とを切換えす
るための切換え曲線がメモリーされたプログラムメモ
リ、19は絞りで、不図示の第1レリーズスイッチSW1を
オンすると、ハーフミラー10を介して測光センサー13に
より測光を行なうと共に、AFセンサー16により測距を開
始し撮影レンズ1を駆動制御し、不図示の第2レリーズ
スイッチをオンすると、シャッター3が駆動されて撮影
が行なわれるが、本実施例におけるカメラはAFモードス
イッチの選択により、ピントが合うまでレリーズが行な
われないノーマルにAFモードと、前述したレリーズ優先
AFモードとのどちらかのモードにより撮影が行なわれ
る。
以上のように構成した閃光装置の制御システムにおけ
る調光動作を説明する。
る調光動作を説明する。
閃光撮影において、被写体は赤外線照射部材17により
赤外線照射され、撮影レンズ1を通過した被写体からの
赤外線反射光がQRM2のサブミラー2aを介してAFセンサー
16に導かれ、制御回路7によりレンズ繰り出し量を決定
し、レンズ駆動手段9により合焦位置までレンズを繰り
出す。
赤外線照射され、撮影レンズ1を通過した被写体からの
赤外線反射光がQRM2のサブミラー2aを介してAFセンサー
16に導かれ、制御回路7によりレンズ繰り出し量を決定
し、レンズ駆動手段9により合焦位置までレンズを繰り
出す。
一方、撮影レンズ1の焦点距離及び合焦時における距
離環の距離情報がレンズ情報検出手段8により検出さ
れ、この2つの情報と、プログラムメモリー18とから制
御回路7において、距離情報に基づくDV調光を行なう
か、あるいは外部調光センサー15に基づく外部調光を行
なうかを判断し、その後閃光装置の発光部14を発光さ
せ、制御回路7において判断された調光方式に従って撮
影を行なう。
離環の距離情報がレンズ情報検出手段8により検出さ
れ、この2つの情報と、プログラムメモリー18とから制
御回路7において、距離情報に基づくDV調光を行なう
か、あるいは外部調光センサー15に基づく外部調光を行
なうかを判断し、その後閃光装置の発光部14を発光さ
せ、制御回路7において判断された調光方式に従って撮
影を行なう。
ここで、DV調光方式により撮影を行なうと判断される
と、得られた距離情報で閃光情報の発光部14のガイドナ
ンバーを割ることにより撮影レンズ1の絞り値を決定
し、QRM2が撮影光路から退避してシャッター3を全開状
態となった時点で上記条件にて発光部14を発光させ、被
写体像を撮像素子4に露光させた後、撮像信号処理回路
5を介して記録回路6により磁気ディスク等の記録媒体
に被写体像が記録されることになる。
と、得られた距離情報で閃光情報の発光部14のガイドナ
ンバーを割ることにより撮影レンズ1の絞り値を決定
し、QRM2が撮影光路から退避してシャッター3を全開状
態となった時点で上記条件にて発光部14を発光させ、被
写体像を撮像素子4に露光させた後、撮像信号処理回路
5を介して記録回路6により磁気ディスク等の記録媒体
に被写体像が記録されることになる。
また、外部調光方式により撮影を行なうと判断される
と、QRM2が撮影光路上から退避し、シャッター3が全開
状態になってから発光部14を発光させ、被写体からの反
射光を外部調光センサー15により積算受光して適正受光
量となった時点で発光部14の発光を停止し、その後は上
記の場合と同様にして磁気ディスク等に記録される。
と、QRM2が撮影光路上から退避し、シャッター3が全開
状態になってから発光部14を発光させ、被写体からの反
射光を外部調光センサー15により積算受光して適正受光
量となった時点で発光部14の発光を停止し、その後は上
記の場合と同様にして磁気ディスク等に記録される。
なお、本実施例において、プログラムメモリー18によ
るDV調光方式と、外部調光方式との選択は、AFモードが
ノーマルAFモードである場合に行なわれ、AFモードがレ
リーズ優先AFモードである場合には外部調光方式が選択
されるようになっている。
るDV調光方式と、外部調光方式との選択は、AFモードが
ノーマルAFモードである場合に行なわれ、AFモードがレ
リーズ優先AFモードである場合には外部調光方式が選択
されるようになっている。
次に、プログラムメモリー18にメモリーされているDV
調光領域と外部調光領域とを切換えるための切換え曲線
について説明する。
調光領域と外部調光領域とを切換えるための切換え曲線
について説明する。
先ず、AF系からの距離情報によりDV調光する場合の必
要とされるAF精度を求める。
要とされるAF精度を求める。
被写体までの距離をx0,ピント面のデフォーカス量をx
0′,深度でカバーできる被写体までの距離をx,そのと
きのピント面のデフォーカス量をx′,撮影レンズの焦
点距離をfとすると、要求されるAF情報lx′は、ニュー
トンの式から lx′=x′−x0′ =f2(−1/x+1/x0) ……(1) となる。
0′,深度でカバーできる被写体までの距離をx,そのと
きのピント面のデフォーカス量をx′,撮影レンズの焦
点距離をfとすると、要求されるAF情報lx′は、ニュー
トンの式から lx′=x′−x0′ =f2(−1/x+1/x0) ……(1) となる。
一方、調光精度を±1EV内におさめるようとすると、
被写体面の照度は距離の2乗分の1に比例するという逆
2乗の法則から、例えば被写体距離を1mとした場合にお
ける要求される距離精度は、 倍の精度が要求されることになる。
被写体面の照度は距離の2乗分の1に比例するという逆
2乗の法則から、例えば被写体距離を1mとした場合にお
ける要求される距離精度は、 倍の精度が要求されることになる。
ここで、遠距離側における許容限界を x=1.414x0 ……(2) として(1)式に代入すると、 lx′=f2(−1/1.414x0+1/x0) =0.293f2/x0 ……(3) となり、近距離側よりも要求される精度が厳しい。
ここで、仮にAF精度をデフォーカスで40μ(lx′=0.
04mm)と設定すると、撮影レンズの焦点距離に対応する
調光精度±1EVを満足する被写体距離は、(3)式から
下記の表に示す値として算出される。
04mm)と設定すると、撮影レンズの焦点距離に対応する
調光精度±1EVを満足する被写体距離は、(3)式から
下記の表に示す値として算出される。
つまり、撮影に使用する撮影レンズの焦点距離に対し
て、上記する表に示す許容限界内に被写体距離があれば
調光精度を満たすDV調光が可能となる。
て、上記する表に示す許容限界内に被写体距離があれば
調光精度を満たすDV調光が可能となる。
第2図はこの関係を示す図表で、横軸を焦点距離、縦
軸を被写体距離とし、斜線で示す領域がDV調光領域、そ
れ以外の領域が外部調光領域で、双方の領域の境界をな
す調光方式の切換曲線は上記の(3)式から求まり、本
図では上記の表の値をプロットしてあり、この図表がプ
ログラムメモリー18にメモリーされている。
軸を被写体距離とし、斜線で示す領域がDV調光領域、そ
れ以外の領域が外部調光領域で、双方の領域の境界をな
す調光方式の切換曲線は上記の(3)式から求まり、本
図では上記の表の値をプロットしてあり、この図表がプ
ログラムメモリー18にメモリーされている。
なお、外部調光領域は第2図に示す如く、短焦点側に
なるにつれて使用領域が大きくなるが、一般に外部調光
の精度は被写体距離が短いほど高精度となり、通常焦点
距離の撮影レンズを使用しての撮影は近距離撮影とする
ことが多いため、このような調光方式の切換を行なうこ
とで、全体としての高精度な調光が可能になる。
なるにつれて使用領域が大きくなるが、一般に外部調光
の精度は被写体距離が短いほど高精度となり、通常焦点
距離の撮影レンズを使用しての撮影は近距離撮影とする
ことが多いため、このような調光方式の切換を行なうこ
とで、全体としての高精度な調光が可能になる。
第3図は制御回路7の調光制御に係る回路構成の一実
施例を示すブロック図である。
施例を示すブロック図である。
図中、7aは調光方式判断部で、レンズ情報検出手段8
からの測距情報及び焦点距離情報からプログラムメモリ
ー18に基づいて、DV調光方式を選択するか、外部調光方
式を選択するかを判断し、判断結果をカメラのファイン
ダー内又はカメラ本体に設けた、例えばLCD等の外部表
示部材20に表示させる。7bはDV調光制御部で、調光方式
判断部7aでDV調光方式が選択されると、閃光装置からガ
イドナンバー(GNO.)とレンズ情報検出手段8からの距
離情報とから絞り値(AV)を決定し、絞り19を駆動制御
するとともに、閃光装置の発光部14に発光を指示する。
7cは外部調光制御部で、調光方式判断部7aで外部調光方
式が選択されると、外部調光動作が行なわれる。
からの測距情報及び焦点距離情報からプログラムメモリ
ー18に基づいて、DV調光方式を選択するか、外部調光方
式を選択するかを判断し、判断結果をカメラのファイン
ダー内又はカメラ本体に設けた、例えばLCD等の外部表
示部材20に表示させる。7bはDV調光制御部で、調光方式
判断部7aでDV調光方式が選択されると、閃光装置からガ
イドナンバー(GNO.)とレンズ情報検出手段8からの距
離情報とから絞り値(AV)を決定し、絞り19を駆動制御
するとともに、閃光装置の発光部14に発光を指示する。
7cは外部調光制御部で、調光方式判断部7aで外部調光方
式が選択されると、外部調光動作が行なわれる。
次に、本実施例の制御回路7の動作を第4図に示すフ
ローチャートに基づき説明する。
ローチャートに基づき説明する。
ステップ(以下Sと略す)1において第1レリーズス
イッチSW1をオンし、AFモードがノーマルモードである
ばS−3に進み、レリーズ優先モードであるばS−20に
進む。S−3においてAF動作が開始され、S−4におい
て合焦するまでAF動作が行なわれ、S−5に進む。S−
5では撮影レンズの焦点距離fと合焦した時点での被写
体距離xとの読み出しを行ない、S−6に進む。
イッチSW1をオンし、AFモードがノーマルモードである
ばS−3に進み、レリーズ優先モードであるばS−20に
進む。S−3においてAF動作が開始され、S−4におい
て合焦するまでAF動作が行なわれ、S−5に進む。S−
5では撮影レンズの焦点距離fと合焦した時点での被写
体距離xとの読み出しを行ない、S−6に進む。
S−6ではプログラムメモリー18に格納されている調
光方式の判定基準に基づき、読み出した焦点距離fと被
写体距離xとからDV調光方式を選択するか、外部調光方
式を選択するかを判定し、DV調光方式が選択されるとS
−7において表示部材20にDVに調光方式が選択されたこ
との表示を行なってS−8に進み、又、外部調光方式が
選択されるとS−9において表示部材20に外部調光方式
が選択されたことの表示を行なってS−10に進む。
光方式の判定基準に基づき、読み出した焦点距離fと被
写体距離xとからDV調光方式を選択するか、外部調光方
式を選択するかを判定し、DV調光方式が選択されるとS
−7において表示部材20にDVに調光方式が選択されたこ
との表示を行なってS−8に進み、又、外部調光方式が
選択されるとS−9において表示部材20に外部調光方式
が選択されたことの表示を行なってS−10に進む。
S−8では閃光装置のガイドナンバーを被写体距離情
報にて割り算し、絞り値(AV)を決めるDVパラメータの
設定が行なわれ、S−11に進む。
報にて割り算し、絞り値(AV)を決めるDVパラメータの
設定が行なわれ、S−11に進む。
S−11において、DV調光方式が選択された状態で第2
レリーズスイッチSW2がオンされ合焦後、レリーズが行
なわれ(S−12)、S−13でDV調光制御での撮影が行な
われる。
レリーズスイッチSW2がオンされ合焦後、レリーズが行
なわれ(S−12)、S−13でDV調光制御での撮影が行な
われる。
また、S−6で外部調光方式が選択された場合、表示
部材20に外部調光方式の表示を行なって(S−9)、S
−10で絞り値を設定し、S−11で第2レリーズスイッチ
SW2がオンされ、合焦後、レリーズが行なわれて(S−1
2)、外部調光制御での撮影が行なわれる(S−13)。
部材20に外部調光方式の表示を行なって(S−9)、S
−10で絞り値を設定し、S−11で第2レリーズスイッチ
SW2がオンされ、合焦後、レリーズが行なわれて(S−1
2)、外部調光制御での撮影が行なわれる(S−13)。
一方、AFモードがレリーズ優先モードであると、S−
20で表示部材20に外部調光方式が選択されたことの表示
を行ない、S−22において、第2レリーズスイッチSW2
がオンされるまでAF動作を行ない(S−23)、第2レリ
ーズスイッチSW2がオンされると、合焦、非合焦に係り
なくレリーズ(S−12)が行なわれ、外部調光方式での
調光撮影が行なわれる。
20で表示部材20に外部調光方式が選択されたことの表示
を行ない、S−22において、第2レリーズスイッチSW2
がオンされるまでAF動作を行ない(S−23)、第2レリ
ーズスイッチSW2がオンされると、合焦、非合焦に係り
なくレリーズ(S−12)が行なわれ、外部調光方式での
調光撮影が行なわれる。
[発明の効果] 以上説明してきたように、本発明によれば、撮影に使
用する撮影レンズの焦点距離、測距した被写体距離に応
じ、測距誤差内でカメラの感光手段の要求される調光精
度が満たされる場合に、フラシュマチック調光を選択
し、それ以外では外部調光を選択することで、撮影感度
を低下させたり、装置の大型化を招くことなく高精度な
調光を実現できるといった効果が得られる。
用する撮影レンズの焦点距離、測距した被写体距離に応
じ、測距誤差内でカメラの感光手段の要求される調光精
度が満たされる場合に、フラシュマチック調光を選択
し、それ以外では外部調光を選択することで、撮影感度
を低下させたり、装置の大型化を招くことなく高精度な
調光を実現できるといった効果が得られる。
第1図は本発明による閃光装置の制御システムの一実施
例のブロック図、第2図は調光領域の切換え曲線を示す
図、第3図は制御回路の一実施例を示すブロック図、第
4図はフローチャートを示している。 1……撮影レンズ 2……クイックリターンミラー 3……シャッター、4……撮像素子 5……撮像信号処理回路、6……記録回路 7……制御回路 8……レンズ情報検出手段 9……レンズ駆動手段、10……ハーフミラー 11……ペンタダハプリズム、12……接眼レンズ 13……測光センサー、14……発光部 15……外部調光センサー、16……AFセンサー 17……赤外線照射部材 18……プログラムメモリー、19……絞り 20……表示部材。
例のブロック図、第2図は調光領域の切換え曲線を示す
図、第3図は制御回路の一実施例を示すブロック図、第
4図はフローチャートを示している。 1……撮影レンズ 2……クイックリターンミラー 3……シャッター、4……撮像素子 5……撮像信号処理回路、6……記録回路 7……制御回路 8……レンズ情報検出手段 9……レンズ駆動手段、10……ハーフミラー 11……ペンタダハプリズム、12……接眼レンズ 13……測光センサー、14……発光部 15……外部調光センサー、16……AFセンサー 17……赤外線照射部材 18……プログラムメモリー、19……絞り 20……表示部材。
Claims (1)
- 【請求項1】パッシヴ方式の測距手段により被写体距離
を測距すると共に、測距モードに合焦、非合焦に係らず
レリーズスイッチがオンされるとレリーズ動作を行なう
レリーズ優先測距モードを少なくとも有するカメラに用
いられ、閃光発光部の発光による被写体からの反射光を
受光手段に直接導いて積算受光し、適正受光量となった
時に該閃光発光部の発光を停止させる外部調光制御手段
と、測距手段からの被写体距離と該閃光発光部のガイド
ナンバーとからカメラの絞り値を決定して該閃光発光部
を発光させるフラシュマチック調光制御手段とを有する
閃光装置の制御システムであって、撮影レンズの焦点距
離と被写体距離に応じて求まる測距誤差内で該カメラの
感光手段における調光誤差を納めることができる調光領
域を設定した調光領域設定手段と、該レリーズ優先測距
モードでの撮影では該外部調光制御手段を選択すると共
に、該レリーズ優先測距モード以外の測距モードではカ
メラに装着させた撮影レンズの焦点距離と該測距手段か
らの被写体距離を入力情報とし、該調光領域設定手段で
設定された調光領域に該入力情報が存在するか否かを判
定し、存在すると該フラシュマチック調光制御手段を選
択し、存在しないと該外部調光制御手段を選択する調光
切換え制御手段とから構成したことを特徴とする閃光装
置の制御システム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63007897A JP2568605B2 (ja) | 1988-01-18 | 1988-01-18 | 閃光装置の制御システム |
US07/297,438 US5017956A (en) | 1988-01-18 | 1989-01-17 | Flash photography system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63007897A JP2568605B2 (ja) | 1988-01-18 | 1988-01-18 | 閃光装置の制御システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01183636A JPH01183636A (ja) | 1989-07-21 |
JP2568605B2 true JP2568605B2 (ja) | 1997-01-08 |
Family
ID=11678372
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63007897A Expired - Fee Related JP2568605B2 (ja) | 1988-01-18 | 1988-01-18 | 閃光装置の制御システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2568605B2 (ja) |
-
1988
- 1988-01-18 JP JP63007897A patent/JP2568605B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01183636A (ja) | 1989-07-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS6332370B2 (ja) | ||
JP2568605B2 (ja) | 閃光装置の制御システム | |
JP2568604B2 (ja) | 閃光装置の制御システム | |
US4816858A (en) | Automatic focusing cameras | |
JP2641227B2 (ja) | 閃光装置の制御システム | |
JP2568606B2 (ja) | 閃光装置の制御システム | |
US5017956A (en) | Flash photography system | |
JP2001350087A (ja) | 自動合焦装置及びカメラシステム | |
JPH0267529A (ja) | ズーム機能付きカメラ | |
JPH0694988A (ja) | 静止画記録装置 | |
US5045875A (en) | Camera with automatic focusing device | |
JP4928236B2 (ja) | 撮像装置及び撮像システム | |
JP2993139B2 (ja) | 交換レンズ及びそれを装着するカメラ | |
JP3013400B2 (ja) | Ttl自動調光カメラ | |
JP2003131119A (ja) | 自動焦点調節装置及びカメラシステム | |
JP3025039B2 (ja) | オートフォーカスカメラ | |
JPH01183634A (ja) | 閃光装置の制御システム | |
JP2630967B2 (ja) | 自動焦点装置 | |
JPH0943506A (ja) | カメラ | |
JPH01205116A (ja) | カメラの自動焦点調節装置 | |
JP2002318412A (ja) | 閃光制御装置及びカメラ | |
JP2006184321A (ja) | 焦点検出装置および焦点検出装置を備えた光学機器 | |
JP2588211Y2 (ja) | カメラ | |
JPS60123169A (ja) | 電子カメラ | |
JP2005321612A (ja) | カメラ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |