JP2567164B2 - 展開型トラス構造体 - Google Patents
展開型トラス構造体Info
- Publication number
- JP2567164B2 JP2567164B2 JP3220302A JP22030291A JP2567164B2 JP 2567164 B2 JP2567164 B2 JP 2567164B2 JP 3220302 A JP3220302 A JP 3220302A JP 22030291 A JP22030291 A JP 22030291A JP 2567164 B2 JP2567164 B2 JP 2567164B2
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- deployable truss
- deployable
- freely
- rod
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば宇宙基地を構
成する構造物や宇宙空間に構築されるアンテナ装置等に
用いられる展開型トラス構造体に関する。
成する構造物や宇宙空間に構築されるアンテナ装置等に
用いられる展開型トラス構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】宇宙開発の分野においては、宇宙基地構
想の開発が進められている。この宇宙基地構想にあって
は、その宇宙基地の骨格や、アンテナの支持構造体を含
む各種の展開トラス構造体を、予め地上において組立て
た後、折畳み収容して宇宙空間まで輸送し、宇宙空間で
展開させる方法が考えられ、開発されている。このよう
な展開型トラス構造体としては、特開昭61−9869
9号公報等に記載されるところの複数の連結棒を立方体
状にトラス結合した展開トラスが複数個、所望の形状に
組合わされて構成するものが知られている。この展開型
トラス構造体は、伸縮自在な駆動部材が複数の展開トラ
スの立方体面の対角線上にそれぞれ配設されており、こ
れら複数個の展開トラスの駆動部材を駆動モータを用い
て同期して伸縮駆動させることにより、構造体全体の折
畳み展開が行われる。
想の開発が進められている。この宇宙基地構想にあって
は、その宇宙基地の骨格や、アンテナの支持構造体を含
む各種の展開トラス構造体を、予め地上において組立て
た後、折畳み収容して宇宙空間まで輸送し、宇宙空間で
展開させる方法が考えられ、開発されている。このよう
な展開型トラス構造体としては、特開昭61−9869
9号公報等に記載されるところの複数の連結棒を立方体
状にトラス結合した展開トラスが複数個、所望の形状に
組合わされて構成するものが知られている。この展開型
トラス構造体は、伸縮自在な駆動部材が複数の展開トラ
スの立方体面の対角線上にそれぞれ配設されており、こ
れら複数個の展開トラスの駆動部材を駆動モータを用い
て同期して伸縮駆動させることにより、構造体全体の折
畳み展開が行われる。
【0003】ところで、このような展開型トラス構造体
は、展開トラスを構成する連結棒の数及び折畳み展開駆
動用モータ等の駆動手段の配置数に応じて、その重量及
び動作制御の信頼性が決定される。このため、上述した
従来の展開型トラス構造体では、部品点数と展開駆動用
モータ数等の点から重量及び折畳み展開動作制御の信頼
性の向上を図ることが困難であり、これらの点から軽量
で、しかも高精度な動作制御の要求される宇宙開発の分
野での適用を考慮すると、満足の行くものでなかった。
は、展開トラスを構成する連結棒の数及び折畳み展開駆
動用モータ等の駆動手段の配置数に応じて、その重量及
び動作制御の信頼性が決定される。このため、上述した
従来の展開型トラス構造体では、部品点数と展開駆動用
モータ数等の点から重量及び折畳み展開動作制御の信頼
性の向上を図ることが困難であり、これらの点から軽量
で、しかも高精度な動作制御の要求される宇宙開発の分
野での適用を考慮すると、満足の行くものでなかった。
【0004】そこで、最近の宇宙開発の分野において
は、例えば大口径のアンテナ反射鏡の設置を可能とする
軽量で、高精度な動作制御が可能な展開型トラス構造体
の開発が急務な課題の一つとされている。
は、例えば大口径のアンテナ反射鏡の設置を可能とする
軽量で、高精度な動作制御が可能な展開型トラス構造体
の開発が急務な課題の一つとされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来の展開型トラス構造体では、重量が比較的重くなると
共に、動作制御の信頼性の点で満足の行くものでないと
いう問題を有していた。
来の展開型トラス構造体では、重量が比較的重くなると
共に、動作制御の信頼性の点で満足の行くものでないと
いう問題を有していた。
【0006】この発明は上記の事情に鑑みてなされたも
ので、簡易な構成で、軽量化の促進を図り得、且つ、動
作制御の信頼性を向上し得るようにした展開型トラス構
造体を提供することを目的とする。
ので、簡易な構成で、軽量化の促進を図り得、且つ、動
作制御の信頼性を向上し得るようにした展開型トラス構
造体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、折畳み展開
自在な展開トラスを複数個組合わせてなる展開型トラス
構造体において、前記展開トラスを、中心棒に対して放
射状に複数の連結棒が、前記中心棒を一辺とする四辺形
状に組合わせて各節点がそれぞれ折曲自在に結合される
骨組構体と、この骨組構体の四辺形状に結合した連結棒
の対角線上の節点間に架設され、端部が節点に折曲自在
に結合される伸縮自在な伸縮部材と、前記骨組構体の中
心棒に摺動自在に設けられ、前記伸縮部材に対して伸縮
駆動自在にそれぞれリンク結合される摺動部材と、前記
骨組構体及び摺動部材間にテンション構造に張着される
ワイヤ部材と、前記摺動部材を前記中心棒に対して摺動
させることにより前記伸縮部材を伸縮駆動し、前記骨組
構体の連結棒を前記中心棒を中心として折畳み展開する
駆動手段とを備えて構成したものである。
自在な展開トラスを複数個組合わせてなる展開型トラス
構造体において、前記展開トラスを、中心棒に対して放
射状に複数の連結棒が、前記中心棒を一辺とする四辺形
状に組合わせて各節点がそれぞれ折曲自在に結合される
骨組構体と、この骨組構体の四辺形状に結合した連結棒
の対角線上の節点間に架設され、端部が節点に折曲自在
に結合される伸縮自在な伸縮部材と、前記骨組構体の中
心棒に摺動自在に設けられ、前記伸縮部材に対して伸縮
駆動自在にそれぞれリンク結合される摺動部材と、前記
骨組構体及び摺動部材間にテンション構造に張着される
ワイヤ部材と、前記摺動部材を前記中心棒に対して摺動
させることにより前記伸縮部材を伸縮駆動し、前記骨組
構体の連結棒を前記中心棒を中心として折畳み展開する
駆動手段とを備えて構成したものである。
【0008】
【作用】上記構成によれば、展開トラスは骨組構体の中
心棒に摺動自在に支持される摺動部材が駆動手段によ
り、中心棒に沿って摺動されると、連結棒が中心棒を中
心として回動制御されて折畳み展開される。これによ
り、骨組構体の中心棒に摺動部材を配設し、この摺動部
材を摺動制御するだけの最小限の構成部品を用いた構成
で、確実な折畳み展開動作が実現され、軽量化の促進と
共に、動作制御の信頼性の向上を図ることが可能とな
る。
心棒に摺動自在に支持される摺動部材が駆動手段によ
り、中心棒に沿って摺動されると、連結棒が中心棒を中
心として回動制御されて折畳み展開される。これによ
り、骨組構体の中心棒に摺動部材を配設し、この摺動部
材を摺動制御するだけの最小限の構成部品を用いた構成
で、確実な折畳み展開動作が実現され、軽量化の促進と
共に、動作制御の信頼性の向上を図ることが可能とな
る。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例に係る展開型トラス
構造体について、図面を参照して詳細に説明する。
構造体について、図面を参照して詳細に説明する。
【0010】図1はこの発明の一実施例に係る展開型ト
ラス構造体に適用される略六角柱状の展開トラス10を
示すもので、同図(a)は展開状態を示し、同図(b)
は折畳み途中(展開途中)を示し、同図(c)は折畳み
状態を示す。この展開トラス10は、例えば図2に示す
ように7個が組合わされてアンテナ装置の鏡面支持用の
支持構造体11が形成され、その上面部側には可撓性導
電膜として、反射鏡メッシュ12が図3に示すように、
スタッドと称する支持具13を介して張設されて鏡面が
形成されている。なお、図2に示すように組合わされた
支持構造体11は、隣接する展開トラス10同士の対向
する面を共用するように組合されている。
ラス構造体に適用される略六角柱状の展開トラス10を
示すもので、同図(a)は展開状態を示し、同図(b)
は折畳み途中(展開途中)を示し、同図(c)は折畳み
状態を示す。この展開トラス10は、例えば図2に示す
ように7個が組合わされてアンテナ装置の鏡面支持用の
支持構造体11が形成され、その上面部側には可撓性導
電膜として、反射鏡メッシュ12が図3に示すように、
スタッドと称する支持具13を介して張設されて鏡面が
形成されている。なお、図2に示すように組合わされた
支持構造体11は、隣接する展開トラス10同士の対向
する面を共用するように組合されている。
【0011】上記展開トラス10は、中心棒14が立設
され、この中心棒14の両端には複数の第1の連結棒1
5が円周を等分する角度で、例えば6方向に放射状に突
出するように組合わされて節点が折曲自在に結合され
る。そして、中心棒14の両端の連結棒15,15間は
第2の連結棒16が架設されて節点が折曲自在に結合さ
れ、該中心棒14を一辺とする四辺形状に結合されて骨
組構体17が形成される。この骨組構体17には四辺形
状に結合される中心棒14、第1及び第2の連結棒1
5,16の対角線上に伸縮部材18が架設され、その端
部が節点に折曲自在に結合される。
され、この中心棒14の両端には複数の第1の連結棒1
5が円周を等分する角度で、例えば6方向に放射状に突
出するように組合わされて節点が折曲自在に結合され
る。そして、中心棒14の両端の連結棒15,15間は
第2の連結棒16が架設されて節点が折曲自在に結合さ
れ、該中心棒14を一辺とする四辺形状に結合されて骨
組構体17が形成される。この骨組構体17には四辺形
状に結合される中心棒14、第1及び第2の連結棒1
5,16の対角線上に伸縮部材18が架設され、その端
部が節点に折曲自在に結合される。
【0012】上記骨組構体17の中心棒14は、例えば
図4に示すように螺子部14aが形成され、この螺子部
14aにはいわゆる傘機構を構成する摺動部材19が矢
印A,B方向に摺動自在に螺合される。螺子部14aは
図示しない駆動モータにより回転駆動され、その回転駆
動に連動して摺動部材19を中心棒14に沿って摺動制
御する。そして、摺動部材19には6本のリンクロッド
19aの一端が所定の間隔を有してリンク結合され、こ
のリンクロッド19aの先端は上記伸縮部材18の伸縮
駆動部にリンク結合される。これにより、伸縮部材18
は図5に示すように、中心棒14の螺子部14aが回転
駆動されて摺動部材19が中心棒14に沿って摺動され
ると、リンクロッド19aを介して伸縮駆動されて第1
及び第2の連結棒15,16を中心棒14を中心に折畳
み展開する。
図4に示すように螺子部14aが形成され、この螺子部
14aにはいわゆる傘機構を構成する摺動部材19が矢
印A,B方向に摺動自在に螺合される。螺子部14aは
図示しない駆動モータにより回転駆動され、その回転駆
動に連動して摺動部材19を中心棒14に沿って摺動制
御する。そして、摺動部材19には6本のリンクロッド
19aの一端が所定の間隔を有してリンク結合され、こ
のリンクロッド19aの先端は上記伸縮部材18の伸縮
駆動部にリンク結合される。これにより、伸縮部材18
は図5に示すように、中心棒14の螺子部14aが回転
駆動されて摺動部材19が中心棒14に沿って摺動され
ると、リンクロッド19aを介して伸縮駆動されて第1
及び第2の連結棒15,16を中心棒14を中心に折畳
み展開する。
【0013】また、骨組構造17には第1のワイヤ部材
20が隣接する第2の連結棒16間における対角線上の
両端に略十字状に張着される。そして、この第1のワイ
ヤ部材20の交点には、第2のワイヤ部材21の一端が
張着され、この第2のワイヤ部材21の他端は上記摺動
部材19に張着されてテンション構造に取付けられる。
20が隣接する第2の連結棒16間における対角線上の
両端に略十字状に張着される。そして、この第1のワイ
ヤ部材20の交点には、第2のワイヤ部材21の一端が
張着され、この第2のワイヤ部材21の他端は上記摺動
部材19に張着されてテンション構造に取付けられる。
【0014】上記構成において、展開トラス10は、同
図(a)に示す展開状態において、上記駆動モータ(図
示せず)が駆動されて中心棒14の螺子部14aが回転
駆動され、摺動部材19が矢印B方向に摺動されると、
縮小された伸縮部材18が伸長される(同図(b)参
照)。すると、骨組構体17は、その第1及び第2の連
結棒15,16が中心棒14を中心として折曲制御され
て、図1(c)に示すように第1及び第2のワイヤ部材
20,21と共に折畳み収容され、ここに反射鏡メッシ
ュ12を含む支持構造体11全体が折畳み収容される。
図(a)に示す展開状態において、上記駆動モータ(図
示せず)が駆動されて中心棒14の螺子部14aが回転
駆動され、摺動部材19が矢印B方向に摺動されると、
縮小された伸縮部材18が伸長される(同図(b)参
照)。すると、骨組構体17は、その第1及び第2の連
結棒15,16が中心棒14を中心として折曲制御され
て、図1(c)に示すように第1及び第2のワイヤ部材
20,21と共に折畳み収容され、ここに反射鏡メッシ
ュ12を含む支持構造体11全体が折畳み収容される。
【0015】そして、展開トラス10は、図1(c)に
示す折畳み状態において、螺子部14aが反転される
と、摺動部材19が矢印A方向に摺動され、これに伴っ
て、伸縮部材18が収縮される。すると、伸縮部材18
は骨組構体17の第1及び第2の連結棒15,16を中
心棒14に対して反転させ、第1及び第2のワイヤ部材
20,21と共に図1(b),(a)に示すように順に
展開される。このように支持構造体11を構成する7個
の展開トラス10は同期して展開駆動され、ここに、支
持構造体全体の展開が実現されて反射鏡メッシュ12が
展張される。
示す折畳み状態において、螺子部14aが反転される
と、摺動部材19が矢印A方向に摺動され、これに伴っ
て、伸縮部材18が収縮される。すると、伸縮部材18
は骨組構体17の第1及び第2の連結棒15,16を中
心棒14に対して反転させ、第1及び第2のワイヤ部材
20,21と共に図1(b),(a)に示すように順に
展開される。このように支持構造体11を構成する7個
の展開トラス10は同期して展開駆動され、ここに、支
持構造体全体の展開が実現されて反射鏡メッシュ12が
展張される。
【0016】このように、上記展開型トラス構造体は、
中心棒14を一辺とする四辺形状に組合せた第1及び第
2の連結棒15,16を中心棒14に対して放射状に骨
組結合した骨組構体17を形成して、その中心棒14、
第1及び第2の連結棒15,16で形成される四辺形状
の対角線上に伸縮自在な伸縮部材18を架設して結合す
ると共に、中心棒14に摺動自在に摺動部材19を設
け、これら摺動部材19と伸縮部材18をそれぞれリン
ク結合し、かつ骨組構体17及び摺動部材19間に第1
及び第2のワイヤ部材20,21をテンション構造に張
着した展開トラス10を複数個組合わせて構成した。こ
れによれば、骨組構体17の中心棒14に摺動部材19
を配設し、この摺動部材19を摺動制御するだけの最小
限の構成部品を用いた構成で、確実な折畳み展開動作が
実現され、従来に比して、その折畳み展開駆動手段の軽
減化が図れて軽量化の促進と共に、動作制御の信頼性の
向上を図ることが可能となる。また、展開トラス10を
剛な構成部品として中心棒14、第1及び第2の連結棒
15,16、伸縮部材18を備えるだけで構成すること
が可能となることにより、特に宇宙開発において強く要
請される軽量化の促進という点で顕著な効果が期待され
る。
中心棒14を一辺とする四辺形状に組合せた第1及び第
2の連結棒15,16を中心棒14に対して放射状に骨
組結合した骨組構体17を形成して、その中心棒14、
第1及び第2の連結棒15,16で形成される四辺形状
の対角線上に伸縮自在な伸縮部材18を架設して結合す
ると共に、中心棒14に摺動自在に摺動部材19を設
け、これら摺動部材19と伸縮部材18をそれぞれリン
ク結合し、かつ骨組構体17及び摺動部材19間に第1
及び第2のワイヤ部材20,21をテンション構造に張
着した展開トラス10を複数個組合わせて構成した。こ
れによれば、骨組構体17の中心棒14に摺動部材19
を配設し、この摺動部材19を摺動制御するだけの最小
限の構成部品を用いた構成で、確実な折畳み展開動作が
実現され、従来に比して、その折畳み展開駆動手段の軽
減化が図れて軽量化の促進と共に、動作制御の信頼性の
向上を図ることが可能となる。また、展開トラス10を
剛な構成部品として中心棒14、第1及び第2の連結棒
15,16、伸縮部材18を備えるだけで構成すること
が可能となることにより、特に宇宙開発において強く要
請される軽量化の促進という点で顕著な効果が期待され
る。
【0017】なお、上記実施例では、テンション構造に
張着される第1のワイヤ部材20を骨組構体17の隣接
する第2の連結棒16間における対角線上に略十字状に
張着し、この第1のワイヤ部材20の交点と摺動部材1
9間に第2のワイヤ部材21をテンション構造に張着す
るように構成したが、これに限ることなく、例えば図6
に示すように、第1及び第2のワイヤ部材20a,21
aを張着するように構成しても良い。即ち、第1のワイ
ヤ部材20aを隣接する第2の連結棒16の両端間に略
平行に張着し、この第1のワイヤ部材20aの略中央部
と摺動部材19間に第2のワイヤ部材21aを張着して
テンション構造に取付けるものである。
張着される第1のワイヤ部材20を骨組構体17の隣接
する第2の連結棒16間における対角線上に略十字状に
張着し、この第1のワイヤ部材20の交点と摺動部材1
9間に第2のワイヤ部材21をテンション構造に張着す
るように構成したが、これに限ることなく、例えば図6
に示すように、第1及び第2のワイヤ部材20a,21
aを張着するように構成しても良い。即ち、第1のワイ
ヤ部材20aを隣接する第2の連結棒16の両端間に略
平行に張着し、この第1のワイヤ部材20aの略中央部
と摺動部材19間に第2のワイヤ部材21aを張着して
テンション構造に取付けるものである。
【0018】また、上記実施例では、展開トラス10を
折畳み展開する駆動手段として、中心棒14に螺子部1
4aを設け、この螺子部14aに摺動部材19を螺合さ
せて、螺子部14aの回転駆動に連動して摺動部材19
を摺動させるように構成したが、これに限ることなく、
ばね機構を用いて摺動部材19を摺動させるように構成
することも可能である。
折畳み展開する駆動手段として、中心棒14に螺子部1
4aを設け、この螺子部14aに摺動部材19を螺合さ
せて、螺子部14aの回転駆動に連動して摺動部材19
を摺動させるように構成したが、これに限ることなく、
ばね機構を用いて摺動部材19を摺動させるように構成
することも可能である。
【0019】さらに、上記実施例では、骨組構体17と
して、中心棒14に対して四辺形状に組合わせた第1及
び第2の連結棒15,16を6方向に放射状に配置して
構成したが、この放射方向数としては、この数に限るこ
となく、各種の配置が可能である。
して、中心棒14に対して四辺形状に組合わせた第1及
び第2の連結棒15,16を6方向に放射状に配置して
構成したが、この放射方向数としては、この数に限るこ
となく、各種の配置が可能である。
【0020】また、さらに、上記実施例では、展開トラ
ス10を7個組合せて支持構造体11を形成したアンテ
ナ装置に適用した場合を代表して説明したが、この数の
組合せに限ることなく、構成可能である。そして、適用
範囲としては、宇宙基地の骨格を含む各種の構造物や、
地上に構築する各種の建築物に適用することも可能であ
る。よって、この発明は上記実施例に限ることなく、そ
の他、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を
実施し得ることは勿論である。
ス10を7個組合せて支持構造体11を形成したアンテ
ナ装置に適用した場合を代表して説明したが、この数の
組合せに限ることなく、構成可能である。そして、適用
範囲としては、宇宙基地の骨格を含む各種の構造物や、
地上に構築する各種の建築物に適用することも可能であ
る。よって、この発明は上記実施例に限ることなく、そ
の他、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を
実施し得ることは勿論である。
【0021】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、簡易な構成で、軽量化の促進を図り得、且つ、動作
制御の信頼性を向上し得るようにした展開型トラス構造
体を提供することができる。
ば、簡易な構成で、軽量化の促進を図り得、且つ、動作
制御の信頼性を向上し得るようにした展開型トラス構造
体を提供することができる。
【図1】この発明の一実施例に係る展開型トラス構造体
の展開トラスを示した図。
の展開トラスを示した図。
【図2】図1の展開トラスを用いて構成したアンテナ装
置を示した図。
置を示した図。
【図3】図3の反射鏡メッシュの取付状態の詳細を示し
た図。
た図。
【図4】図1の摺動部材の配置状態を示した図。
【図5】図1の一部の動作状態を示した図。
【図6】この発明の他の実施例を示した図。
【符号の説明】 10…展開トラス、11…支持構造体、12…反射鏡メ
ッシュ、13…支持具、14…中心棒、15…第1の連
結棒、16…第2の連結棒、17…骨組構体、18…伸
縮部材、19…摺動部材、19a…リンクロッド、2
0,20a…第1のワイヤ部材、21,21a…第2の
ワイヤ部材。
ッシュ、13…支持具、14…中心棒、15…第1の連
結棒、16…第2の連結棒、17…骨組構体、18…伸
縮部材、19…摺動部材、19a…リンクロッド、2
0,20a…第1のワイヤ部材、21,21a…第2の
ワイヤ部材。
Claims (2)
- 【請求項1】 折畳み展開自在な展開トラスを複数個組
合わせてなる展開型トラス構造体において、 前記展開トラスは、 中心棒に対して放射状に複数の連結棒が、前記中心棒を
一辺とする四辺形状に組合わせて各節点がそれぞれ折曲
自在に結合される骨組構体と、 この骨組構体の四辺形状に結合した連結棒の対角線上の
節点間に架設され、端部が節点に折曲自在に結合される
伸縮自在な伸縮部材と、 前記骨組構体の中心棒に摺動自在に設けられ、前記伸縮
部材に対して伸縮駆動自在にそれぞれリンク結合される
摺動部材と、 前記骨組構体及び摺動部材間にテンション構造に張着さ
れるワイヤ部材と、 前記摺動部材を前記中心棒に対して摺動させることによ
り前記伸縮部材を伸縮駆動し、前記骨組構体の連結棒を
前記中心棒を中心として折畳み展開する駆動手段とを具
備したことを特徴とする展開型トラス構造体。 - 【請求項2】 一方面に可撓性導電膜がパラボラ形状に
張設される反射鏡面が形成されてなることを特徴とする
請求項1記載の展開型トラス構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3220302A JP2567164B2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 展開型トラス構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3220302A JP2567164B2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 展開型トラス構造体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0558396A JPH0558396A (ja) | 1993-03-09 |
JP2567164B2 true JP2567164B2 (ja) | 1996-12-25 |
Family
ID=16749026
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3220302A Expired - Lifetime JP2567164B2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 展開型トラス構造体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2567164B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CA2512530C (en) | 2003-09-10 | 2009-12-22 | Nippon Telegraph And Telephone Corporation | Deployable reflector |
JP6231943B2 (ja) * | 2014-05-20 | 2017-11-15 | 川崎重工業株式会社 | 展開構造体、反射鏡、及び宇宙太陽光発電システム |
CN110797625B (zh) * | 2019-09-30 | 2021-03-26 | 中国空间技术研究院 | 一种基于滚动铰的剪叉式可展开天线机构 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0794236B2 (ja) * | 1989-03-31 | 1995-10-11 | 富士重工業株式会社 | 展開構造物 |
-
1991
- 1991-08-30 JP JP3220302A patent/JP2567164B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0558396A (ja) | 1993-03-09 |
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