JP2565561Y2 - ベルトコンベヤの落粉防止装置 - Google Patents
ベルトコンベヤの落粉防止装置Info
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- JP2565561Y2 JP2565561Y2 JP10993U JP10993U JP2565561Y2 JP 2565561 Y2 JP2565561 Y2 JP 2565561Y2 JP 10993 U JP10993 U JP 10993U JP 10993 U JP10993 U JP 10993U JP 2565561 Y2 JP2565561 Y2 JP 2565561Y2
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- Japan
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- belt
- fall prevention
- guide
- powder
- belt conveyor
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】輸送ベルトからの粉粒物の落下を
防ぐためのベルトコンベヤの落粉防止装置に関する。
防ぐためのベルトコンベヤの落粉防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原料ヤードでは傾斜コンベヤ又は水平コ
ンベヤを用いて鉄鉱石や石炭などの粉粒物を輸送する。
第3図および第4図に示すように、ベルトコンベヤ装置
のテール部には粉体の落下を防止するために落粉防止板
7および側板8が取付けられている。落粉防止板7およ
び側板8の下端部は輸送ベルト6の上面に押し付けら
れ、ホッパ2あるいは上流側コンベヤから供給された粉
粒物9が輸送ベルト6の上から転落しないようにしてい
る。
ンベヤを用いて鉄鉱石や石炭などの粉粒物を輸送する。
第3図および第4図に示すように、ベルトコンベヤ装置
のテール部には粉体の落下を防止するために落粉防止板
7および側板8が取付けられている。落粉防止板7およ
び側板8の下端部は輸送ベルト6の上面に押し付けら
れ、ホッパ2あるいは上流側コンベヤから供給された粉
粒物9が輸送ベルト6の上から転落しないようにしてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置においては、粉粒物9が輸送ベルト6の表面に付着
し、これが落粉防止板7の上流側に回りこみ、落粉防止
板7によってベルト6からかき落とされるという不都合
が生じる。すなわち、従来の装置では、上流側に回り込
んだ粉粒物9が落粉防止板7によって遮られるので、集
積物9a,9b,9cのように次第にベルト6の上で成
長する。そして、これらがベルト6の上から転落して、
テール部近傍の各所に堆積物9dが形成される。このよ
うに従来の装置ではコンベヤベルト表面に付着した粉状
物を十分に掻き取ることができず、落粉防止板7の上流
側にたまって落粉の原因となり、輸送効率の低下や作業
環境の悪化などを引き起こしている。
装置においては、粉粒物9が輸送ベルト6の表面に付着
し、これが落粉防止板7の上流側に回りこみ、落粉防止
板7によってベルト6からかき落とされるという不都合
が生じる。すなわち、従来の装置では、上流側に回り込
んだ粉粒物9が落粉防止板7によって遮られるので、集
積物9a,9b,9cのように次第にベルト6の上で成
長する。そして、これらがベルト6の上から転落して、
テール部近傍の各所に堆積物9dが形成される。このよ
うに従来の装置ではコンベヤベルト表面に付着した粉状
物を十分に掻き取ることができず、落粉防止板7の上流
側にたまって落粉の原因となり、輸送効率の低下や作業
環境の悪化などを引き起こしている。
【0004】本考案は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、ベルトコンベヤのテール部における落粉
を有効に防ぐことができるベルトコンベヤの落粉防止装
置を提供することを目的とする。
たものであり、ベルトコンベヤのテール部における落粉
を有効に防ぐことができるベルトコンベヤの落粉防止装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の装置は、輸送ベ
ルトからの粉粒物の落下を防ぐベルトコンベヤの落粉防
止装置において、輸送ベルトに接触させて付着粉粒物を
ベルト表面から除去するとともに、除去物を輸送ベルト
の幅中央に案内するように輸送方向に対して所定の角度
をもって設けられた案内クリーナーと、粉粒物供給箇所
よりも上流側に設けられて供給粉粒物の上流側への転落
を防ぐとともに、前記案内クリーナーよりも下流側に設
けられて切り欠き部を介して前記除去物を下流側に通過
させる落粉防止板と、を有することを特徴とする。
ルトからの粉粒物の落下を防ぐベルトコンベヤの落粉防
止装置において、輸送ベルトに接触させて付着粉粒物を
ベルト表面から除去するとともに、除去物を輸送ベルト
の幅中央に案内するように輸送方向に対して所定の角度
をもって設けられた案内クリーナーと、粉粒物供給箇所
よりも上流側に設けられて供給粉粒物の上流側への転落
を防ぐとともに、前記案内クリーナーよりも下流側に設
けられて切り欠き部を介して前記除去物を下流側に通過
させる落粉防止板と、を有することを特徴とする。
【0006】
【作用】本考案のベルトコンベヤの落粉防止装置におい
ては、先ず上流側に回り込んだ付着粉体を案内クリーナ
ーによってベルト表面からかき取り、これを順々に下流
側に案内する。案内クリーナーを輸送方向に対して所定
の角度をもって設けているので、かき取られた除去物は
ベルト幅中央に寄り集まりながら落粉防止板に向かって
輸送される。さらに、除去物は、落粉防止板の切り欠き
部を通って下流側に輸送され、最終的にコンベヤヘッド
部から目標位置に落下する。
ては、先ず上流側に回り込んだ付着粉体を案内クリーナ
ーによってベルト表面からかき取り、これを順々に下流
側に案内する。案内クリーナーを輸送方向に対して所定
の角度をもって設けているので、かき取られた除去物は
ベルト幅中央に寄り集まりながら落粉防止板に向かって
輸送される。さらに、除去物は、落粉防止板の切り欠き
部を通って下流側に輸送され、最終的にコンベヤヘッド
部から目標位置に落下する。
【0007】
【実施例】以下、添付の図面を参照しながら本考案の実
施例について説明する。
施例について説明する。
【0008】図1に示すように、ベルトコンベヤ装置1
0のテールローラの軸4は軸受を介して架台3に支持さ
れている。輸送ベルト6は、複数対のガイドローラ5に
よって適所にて支持されている。ホッパ又は上流側ベル
トコンベヤ(図示せず)がテール部近傍の輸送ベルト6
の上方に設けられている。ホッパの中には石炭粉が収容
されている。
0のテールローラの軸4は軸受を介して架台3に支持さ
れている。輸送ベルト6は、複数対のガイドローラ5に
よって適所にて支持されている。ホッパ又は上流側ベル
トコンベヤ(図示せず)がテール部近傍の輸送ベルト6
の上方に設けられている。ホッパの中には石炭粉が収容
されている。
【0009】ホッパ切り出し口の直下領域を取り囲むよ
うに、落粉防止板21および1対又は複数対の側板8が
設けられている。落粉防止板21および側板8は、適当
な硬さのゴム板でつくられており、それぞれの下端部が
輸送ベルト6の上面に押し当てられている。なお、落粉
防止板21、側板8、並びに各ガイドローラ5は、架台
3によってそれぞれ支持されている。
うに、落粉防止板21および1対又は複数対の側板8が
設けられている。落粉防止板21および側板8は、適当
な硬さのゴム板でつくられており、それぞれの下端部が
輸送ベルト6の上面に押し当てられている。なお、落粉
防止板21、側板8、並びに各ガイドローラ5は、架台
3によってそれぞれ支持されている。
【0010】側板8に連続するように、さらに落粉防止
板21よりも上流側に側板28が設けられている。1対
の側板28の内側からベルト幅中央に向かって案内クリ
ーナー29がそれぞれ延び出している。一方側からは二
枚の案内クリーナー29が延び出し、他方側からは一枚
の案内クリーナー29が延び出している。
板21よりも上流側に側板28が設けられている。1対
の側板28の内側からベルト幅中央に向かって案内クリ
ーナー29がそれぞれ延び出している。一方側からは二
枚の案内クリーナー29が延び出し、他方側からは一枚
の案内クリーナー29が延び出している。
【0011】三枚の案内クリーナー29は互い違いに配
置されている。各案内クリーナー29は、取付け基部よ
りも先端部のほうが輸送方向に後退している。案内クリ
ーナー29の後退角度は45°±10°の範囲に設定さ
れている。また、案内クリーナー29の先端部はベルト
幅中央位置を少しオーバーするところまで達している。
なお、各案内クリーナー29は、適当な硬さのゴム板ま
たはセラミック製や耐摩耗性合金製のチップ型クリーナ
でつくられており、それぞれの下端部が輸送ベルト6の
上面に押し当てられている。
置されている。各案内クリーナー29は、取付け基部よ
りも先端部のほうが輸送方向に後退している。案内クリ
ーナー29の後退角度は45°±10°の範囲に設定さ
れている。また、案内クリーナー29の先端部はベルト
幅中央位置を少しオーバーするところまで達している。
なお、各案内クリーナー29は、適当な硬さのゴム板ま
たはセラミック製や耐摩耗性合金製のチップ型クリーナ
でつくられており、それぞれの下端部が輸送ベルト6の
上面に押し当てられている。
【0012】図2に示すように、落粉防止板21の下部
には三つの切り欠き部22が形成されている。切り欠き
部22の長さの合計が落粉防止板21の幅の約30〜5
0%になるように、切り欠き部22は形成されている。
次に、動作について説明する。
には三つの切り欠き部22が形成されている。切り欠き
部22の長さの合計が落粉防止板21の幅の約30〜5
0%になるように、切り欠き部22は形成されている。
次に、動作について説明する。
【0013】ホッパまたは上流側コンベヤからベルトコ
ンベヤ上に石炭粉9を供給する。これにより石炭粉9の
一部が輸送ベルト6に付着し、一周して落粉防止板22
の上流側に回り込む。上流側に回り込んだ付着粉体は、
案内クリーナー29によってベルト表面からかき取られ
る。案内クリーナー29は輸送方向に対して所定の角度
をもって設けられているので、かき取られた除去物は輸
送ベルト6の幅中央に寄り集まりながら落粉防止板21
に向かって輸送される。さらに、除去物は、落粉防止板
21の切り欠き部22を通って下流側に輸送され、最終
的にコンベヤヘッド部から目標位置に落下する。
ンベヤ上に石炭粉9を供給する。これにより石炭粉9の
一部が輸送ベルト6に付着し、一周して落粉防止板22
の上流側に回り込む。上流側に回り込んだ付着粉体は、
案内クリーナー29によってベルト表面からかき取られ
る。案内クリーナー29は輸送方向に対して所定の角度
をもって設けられているので、かき取られた除去物は輸
送ベルト6の幅中央に寄り集まりながら落粉防止板21
に向かって輸送される。さらに、除去物は、落粉防止板
21の切り欠き部22を通って下流側に輸送され、最終
的にコンベヤヘッド部から目標位置に落下する。
【0014】上記実施例の装置によれば、従来では一箇
所あたり100kg/週も生じていたコンベヤテール部の
落粉量を、一箇所あたり5kg/週までに低減することが
できた。
所あたり100kg/週も生じていたコンベヤテール部の
落粉量を、一箇所あたり5kg/週までに低減することが
できた。
【0015】
【考案の効果】本考案によれば、コンベヤテール部にお
ける落粉量を大幅に低減することができる。
ける落粉量を大幅に低減することができる。
【図1】本考案の実施例に係るベルトコンベヤの落粉防
止装置を示す平面図。
止装置を示す平面図。
【図2】落粉防止板を示す図。
【図3】従来のベルトコンベヤの落粉防止装置を示す正
面図。
面図。
【図4】従来のベルトコンベヤの落粉防止装置を示す平
面図。
面図。
Claims (1)
- 【請求項1】 輸送ベルトからの粉粒物の落下を防ぐベ
ルトコンベヤの落粉防止装置において、輸送ベルトに接
触させて付着粉粒物をベルト表面から除去するととも
に、除去物を輸送ベルトの幅中央に案内するように輸送
方向に対して所定の角度をもって設けられた案内クリー
ナーと、粉粒物供給箇所よりも上流側に設けられて供給
粉粒物の上流側への転落を防ぐとともに、前記案内クリ
ーナーよりも下流側に設けられて切り欠き部を介して前
記除去物を下流側に通過させる落粉防止板と、を有する
ことを特徴とするベルトコンベヤの落粉防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10993U JP2565561Y2 (ja) | 1993-01-06 | 1993-01-06 | ベルトコンベヤの落粉防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10993U JP2565561Y2 (ja) | 1993-01-06 | 1993-01-06 | ベルトコンベヤの落粉防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0654623U JPH0654623U (ja) | 1994-07-26 |
JP2565561Y2 true JP2565561Y2 (ja) | 1998-03-18 |
Family
ID=11464914
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10993U Expired - Fee Related JP2565561Y2 (ja) | 1993-01-06 | 1993-01-06 | ベルトコンベヤの落粉防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2565561Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7463141B2 (ja) * | 2020-03-12 | 2024-04-08 | Jx金属株式会社 | 原料払出装置及び電子・電気機器部品屑の原料払出方法 |
EP3978155A4 (en) * | 2019-06-03 | 2023-07-12 | JX Nippon Mining & Metals Corporation | RAW MATERIAL REMOVAL DEVICE, ELECTRONIC/ELECTRICAL DEVICE COMPONENT DEBRIS TREATMENT METHOD, AND RAW MATERIAL REMOVAL METHOD FOR ELECTRONIC/ELECTRICAL DEVICE COMPONENT DEBRIS |
-
1993
- 1993-01-06 JP JP10993U patent/JP2565561Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0654623U (ja) | 1994-07-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |