JP2551675B2 - 新規な発香化合物 - Google Patents
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Description
いるオキソ−テトラリンおよびオキソ−インダン、たと
えば6個または7個までのアルキル置換基を有するオキ
ソ−テトラリンおよびオキソ−インダンのアセタール化
合物、あるいは従来(先行)の定義に従うアセタール化
合物およびケタール化合物に関する。
る: 1 [式中、R1およびR2は、それぞれC1〜4−アルキルま
たはC2〜4−アルケニルを表わし、あるいは R1+R2はC2〜4−アルキレンを表わし、この基はC
1〜4−アルキル、C2〜4−アルケニル、ヒドロキシ
−C1〜4−アルキルまたはヒドロキシ−C2〜4−ア
ルケニルによって置換されていてもよく、 R3はHまたはCH3を表わし、 R4はHまたはC1〜4−アルキルを表わし、 R5、R6、R7およびR8は、それぞれH、CH3、C2H5、CH2
CH2CH3またはCH(CH3)2を表わし、 Xは、メチレン、エチリデン、プロピリデン、エチレ
ン、プロピレンまたは2,3−ブチリデンを表わし、 R1およびR2との炭素原子の総数は、 であり、 R1、R2、R3およびR4の炭素原子の総数は であり、 R5、R6、R7およびR8の炭素原子の総数は である]。
ール化合物およびケタール化合物。
ル化合物およびケタール化合物。
化合物およびケタール化合物。
ル化合物およびケタール化合物。
ッディ調、動物調およびフルーティでさえある方向の非
常に自然の香気を有する点できわ立っている。
に占められている。環状のような重い分子はウッディ
様、ムスク様および動物調の香気を有する。
ィ、フルーティ 環状化合部:ムスク 置換されている化合物:下記の通り、 ケタール類:単純な非環状化合物:ムスク、ウッディ、
さらに強いフルーティな香り、相当するアセタール類よ
りも低い樟脳臭 環状化合物:強いウッディ 置換されている化合物:複雑な香調、 香気の強さ:ウッディ/ムスク/フルーティ アンバー
/動物臭 経済的理由からテトラリン化合物が好ましい。
は一般に、さらに強く、さらにウッディで、さらに動物
的で、かつまた、さらに存在感を有する。
利点は、これらの化合物の中の或る種の化合物が、基本
構造の相当するカルボニル化合物と配合した場合に、液
状のムスク様混合物をもたらすことにある。従って、新
規化合物Iおよび既知のムスク物質、特に相当する「基
本構造」の物質を正確な配合量で使用することによっ
て、有用な強さの、特に有用な香調を有する、きわ立っ
た、繊細な、そして審美的なムスク調物質を製造するこ
とができる。このような混合物、すなわち以下に示す式
で示されるアルデヒド化合物またはケトン化合物IIと相
当するアセタール化合物またはケタール化合物Iとの混
合物は、きわ立った存在感および残存性を有するという
観点から、また、洗濯物品または布地コンディショナー
の付香に特に適する。この点に関しては、後記の表III
を参照することができる。
結果および化合物Iの基本構造物質の溶解性からそれぞ
れ、決定される。たとえば、この比率は約1:10〜1:1で
あるが、さらに極端な比率もまた、使用することができ
る。
後記するように、混合によって、行なう。
ある: 2,4−ジメチル−2−[1,1,4,4−テトラメチル−テト
ラリン−6−イル]−1,3−ジオキソラン、 2−メチル−4−エチル−2−[1,1,4,4−テトラメ
チル−テトラリン−6−イル]−1,3−ジオキソラン、 7−[ホルミル−ジエチルアセタール]−1,1,2,4,4
−ペンタメチル−テトラリン、 2,4−ジメチル−2−[1,1,4,4−テトラメチル−テト
ラリン−6−イル]−1,3−ジオキソラン、 6−(アセチル−ジエチルケタール)−1,1,2,4,4,7
−ヘキサメチル−テトラリン、 2,4−ジメチル−2−[1,1,2,4,4,7−ヘキサメチル−
テトラリン−6−イル]−1,3−ジオキソラン。
化またはケタール化するか、あるいは式Iで示される化
合物をアセタール交換またはケタール交換するか、ある
いは式III (式中、R4′はメチルまたはエチルを表わす) で示される化合物を、アルコールR2′OH、すなわちC
1〜3アルコールおよび導電性塩の存在の下に、電気化
学的に酸化することによって得られる。
既知であり、たとえばA.J.MeskensによるSynthesis(19
81年)、501頁以後またはDT−OS 2848397を参照するこ
とができる。
の方法に従って行なわれる: A 化合物II+オルトギ酸エステル(最も注意を要する
方法) B 化合物II+アルコール(最も一般的な方法) C 化合物II+ジオール(シクレンに適する方法) D 化合物Iのアセタール交換またはケタール交換 E 電気化学的方法 これらの方法で、下記の方法を特に使用することがで
きる: (式中、R1およびR2は、それぞれC1〜4アルキルであ
り、Rは、好ましくは、R1、R2に相当する)。
ヘキサンなど 触媒:酸類(たとえばHCl、p−トルエンスルホン酸、A
l2O3・4SiO2・nH2O)、酸性塩類(たとえばKHSO4)、酸
性イオン交換体 化合物の単離:減圧の下における蒸留、カラムクロマト
グラフィ 条件パラメータ 温度範囲:約10℃〜約100℃ 添加溶媒:CH2Cl2、C6H6、トルエンなど 触媒:(ルイス)酸類、たとえばHCl、H2SO4、HNO3、ト
ルエンスルホン酸、BF3、スルホサルチル酸、酸性塩
類、たとえばKHSO4、イオン交換体 化合物Iの単離:減圧の下における蒸留、カラムクロマ
トグラフィ C. 化合物IIと相当する、置換されていてもよいジオール、
たとえばエタンジオール、1,2−プロパンジオール、1,3
−プロパンジオール、1,2,−ブタンジオールまたは2,3
−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、2−ブテン
−1,4−ジオール、2−メチル−1,4−ブタンジオールな
どとの反応 この方法はまた、ポリオール類、たとえばグリセロー
ル、1,2,3−ペンタントリオール、1,2,3,4−ブタンテト
ラオール、1,2,4−ブタントリオールおよびその異性体
などを使用して行なうことができることは勿論のことで
ある。
には、特に低沸点アルコールの基R1または基R2を高沸点
の高級アルコールの残基によって置き換える。この場合
に、Hはまたジオールであることができ、そしてまた、
この場合に、知られているように、その平衡化はまた、
使用するアルコールの量に依存する。
カンジオール) 化合物I中に存在する基R1および基R2は、使用するア
ルコールR2′OHに相当する。
2848397に詳細に記載されているとおりに行なう。
とおりである: 槽:分割型または非分割型 電解質:使用されるアルコール中のIIIの溶液、この溶
液は導電性塩を含有する 導電性塩:電気化学的に慣用の導電性塩。たとえば、電
気分解させる溶液中で可溶性であり、実施条件の下にほ
とんど安定である塩が非常に適する。特に適当な導電性
塩の例には、フルオライド類、たとえばKF、テトラフル
オロボレート類、たとえばEt4NBF4、過塩素酸類、たと
えばEt4NClO4、硫酸エステル類、たとえばEt4NSO4Et、
アルコレート類、たとえばNaOCH3および水酸化物類、た
とえばKOHがある。
イト、グラファイト充填プラスチック材料、貴金属類、
たとえば白金および金、ならびに貴金属被覆チタニウム
電極がある。
ル、鉛または貴金属電極。
げ処理する。存在するかもしれない過剰のアルコールお
よび出発物質は蒸留によってアセタールから分離し、電
気分解により回収することができる。
0.763モル)、エタノールまたはメタノール0.6モルおよ
びアルデヒドまたはケトン0.28モルの混合物に、塩化ア
セチル0.02モルを、約5分以内に滴下して加える。この
反応は僅かに発熱性であり、温度は約20℃から約40℃に
上昇する。生成する混合物を室温で2時間攪拌し、次い
でエタノール中の10%水酸化カリウム溶液の添加によ
り、pHを7.5〜8にアルカリ性にする。濾過し、オルト
ギ酸エステルとアルコールとを減圧の下で除去した後
に、純粋なアセタール、たとえばジエチルアセタールま
たはジメチルアセタールが蒸留によって得られる。
合物に、塩化アセチル1.5ミリモルを5分以内に滴下し
て加える。この反応混合物を65℃に加熱し、この温度で
3時間攪拌する。室温まで冷却させた後に、この反応混
合物をエタノール中の10%水酸化カリウムの添加により
中性にする。この反応混合物を濾過し、濾液を蒸発さ
せ、粗製アセタールを分離する。この生成物をシリカゲ
ルで、溶出液として1:20の比率のイソプロピルエーテル
/ヘキサンを使用するクロマトグラフィによって精製す
る。
ばエチレングリコールまたはプロピレングリコール)0.
2モル、トルエン200mlおよびp−トルエンスルホン酸1
水和物0.15gを攪拌し、加熱する。この反応中に生成さ
れた水を、24時間以内に共沸留去する。この反応混合物
のpHをエタノール中の10%水酸化カリウムの添加により
7.5〜8にする。次いで、この混合物を濾過する。溶媒
を蒸発させた後に、得られた粗製アセタールを蒸留また
は再結晶により精製する。
1,3,4,4−ペンタメチル−テトラリンジエチルアセター
ル、0.066モル、アリルアルコール0.066モルおよびトル
エン50mlの混合物に、p−トルエンスルホン酸0.1gを加
える。生成する混合物を85℃〜90℃で4時間攪拌する。
この反応中に生成されたエタノールを留去する。次い
で、この混合物をエタノール中の10%水酸化カリウム溶
液の添加により中性にし、濾過し、次いで蒸発させる。
このようにして、生成されるアセタール、たとえばアリ
ルエチルアセテートが得られる。単離は分取ガスクロマ
トグラフィによって行なう。
ルおよびケトン0.13モルの混合物に、塩化アセチル0.1g
を5分以内に滴下して加える。この反応は僅かに発熱性
であり、温度は20℃から28℃に上昇する。生成する混合
物を室温で2時間攪拌する。過剰のオルトホーメートを
減圧、たとえば50mmHgで留去する。この反応混合物を冷
却させ、トルエン50mlおよびプロピレングリコール0.20
モルを加え、さらにp−トルエンスルホン酸1.5ミリモ
ルを加える。生成する混合物を85℃〜90℃で2.5時間攪
拌する。生成されたエタノールを留去する。この混合物
をエタノール中の10%水酸化カリウムの添加により中性
にする。濾過し、濾液を蒸発させ、このようにして、分
離された粗製アセタールは蒸留により精製することがで
きる。
ペンタメチル−テトラリン オルトギ酸エチルエステル113g(0.76モル)、エタノ
ール35mlおよび7−ホルミル−1,1,2,4,4−ペンタメチ
ル−テトラリン64.3g(0.28モル)の攪拌した混合物
に、室温で、塩化アセチル0.02モル(=1.65g)を1分
以内に滴下して加える。この反応は僅かに発熱性であ
り、温度は20℃から38℃に上昇する。生成する混合物を
室温で2時間攪拌し、この時間の後に、エタノール中の
10%水酸化カリウム溶液の添加により、pHを7.5〜8に
調整する。濾過し、過剰のエタノールおよびオルトギ酸
エチルエステルを留去した後に、残留する液状物を減圧
で蒸留し、これにより、主として、7−[ホルミル−ジ
エチルアセタール]−1,1,2,4,4−ペンタメチル−テト
ラリン69gを無色溶液として得る。沸点:112℃/0.25mmH
g;▲n20 D▼=1.5015。その香気は僅かにムスク様であ
る。
−ペンタメチル−テトラリン 7−ホルミル−1,1,2,4,4,−ペンタメチル−テトラリ
ン10g(0.04モル)とn−プロパノール10g(0.17モル)
との混合物に、室温で塩化アセチル0.25gを滴下して加
える。この反応混合物を65℃に加熱し、この温度で2時
間攪拌する。室温に冷却した後に、反応混合物を、エタ
ノール中の10%水酸化カリウム溶液の添加により中性に
する。この混合物を濾過し、濾液を蒸発させ、このよう
にして、粗製の7−[ホルミル−ジプロピルアセター
ル]−1,1,2,4,4,−ペンタメチル−テトラリンが得られ
る。この生成物はシリカゲル上のクロマトグラフィによ
り精製する。溶出液としては、1:20の比率のイソプロピ
ルエーテル/ヘキサンを使用する。このアセタールは無
色液体である;▲n20 D▼=1.4980。その香気はきわ立
ったムスク様である。
リン−6−イル]−1,3−ジオキソラン 6−アセチル−1,1,4,4−テトラメチル−テトラリン1
20g(0.5モル)、プロピレングリコール120g(1.6モ
ル)およびトルエン600mlの懸濁液に、p−トルエンス
ルホン酸1水和物2gを加える。この混合物を110℃に加
熱する。反応水は5分以内に共沸的に除去する。室温ま
で冷却した後に、この混合物のpHを、エタノール中の10
%水酸化カリウムの添加により7.5〜8に調整する。次
いで、この混合物を濾過する。溶媒を蒸発させ、残留す
る液状物を減圧の下に蒸留し、これにより、主生成物と
して、2,4−ジメチル−2−[1,1,4,4−テトラメチル−
テトラリン−6−イル]−1,3−ジオキソラン123gをシ
ス−トランス異性体の混合物として分離する。沸点は0.
5mmHgで112℃である;▲n20 D▼1.5130。この生成物は
強力なウッディで、動物的な香気を有する。
トラリン−6−イル]−1,3−ジオキソラン 同一の方法を使用し、6−アセチル−1,1,2,4,4,7−
ヘキサメチル−テトラリンおよびプロピレングリコール
から出発し、2,4−ジメチル−2−[1,1,2,4,4,7−ヘキ
サメチル−テトラリン−6−イル]−1,3−ジオキソラ
ンを製造することができる。沸点は0.2mmHgで109℃であ
る;▲n20 D▼=1.5182。この化合物はムスク様、グリ
ーン調で柔らかな、粉っぽい香気を有する。
リン−6−イル]−1,3−ジオキソラン オルトギ酸エチルエステル52.5g(0.35モル)、6−
アセチル−1,1,4,4−テトラメチル−テトラリン30g(0.
13モル)およびエタノール18mlの混合物に、室温で塩化
アセチル0.15gを滴下して加える。この反応は僅かに発
熱性であり、温度は20℃から28℃に上昇する。この混合
物をこの温度で2時間攪拌する。過剰のオルトギ酸エチ
ルエステルおよびエタノールを減圧蒸留(120℃/100mmH
g)により除去する。この時間の後に、反応混合物を冷
却させ、トルエン50ml、プロピレングリコール22.5g
(0.29モル)およびp−トルエンスルホン酸0.3gを迅速
に加える。この混合物を85℃〜90℃で2.5時間攪拌す
る。生成されたエタノールを留去する。次いで、残留す
る混合物をエタノール中の10%水酸化カリウム溶液の添
加により中性にし、濾過し、濾液を蒸発させる。粗製の
2−ジメチル−2−[1,1,4,4−テトラメチル−テトラ
リン−6−イル]−1,3−ジオキソランが得られる。こ
の生成物を減圧蒸留によって精製し、純粋な生成物23.7
gが得られる。この純粋な生成物の沸点は0.45mmHgで112
℃である。
を有する3四ツ頚容器中に、シクロヘキサン(無水)
500gに溶解した1,1,2,4,4,7−ヘキサメチル−テトラリ
ン200gを入れ、次いで硫酸(98%)14gを含有するエタ
ノール(無水)1kgを攪拌しながら加える。この混合物
を、ポンプを用いて(10/分)、電解槽(グラファイ
トアノードおよびイノックス(Inox)カソードを6mm離
して有するフィルタープレス型、有効表面:220cm2)に
通し循環させる(電位差:3.5〜4アンペアで35〜42ボル
ト、継続時間38時間、貯蔵槽温度25〜30℃)。GC分析は
所望の化合物、すなわち7−[ホルミル−ジエチルアセ
タール]−1,1,2,4,4−ペンタメチル−テトラリンを77
%含有することを示す。炭酸ナトリウム18.5gを添加し
た後に、この混合物を蒸発させる(40℃、20mmHg)。残
留する285gを塩化ナトリウム溶液(10%)200gで洗浄
し、次いでVigreuxカラムで蒸留する(130℃、3mmH
g)。収量:224g(87%)、純度:83%(GC)、主要不純
物:1,1,2,4,4−ペンタメチル−7−ホルミル−テトラリ
ン(GC11%)。
式によってさらに詳細に説明する。
の多くの既知の発香成分と組合せることができる。この
場合に、下記の索引から明白なように、天然の生の物質
の範囲は揮発しやすい成分ばかりでなく、また中程度の
揮発性を有する成分および僅かに揮発性の成分を包含
し、そしてまた、合成物質の範囲は、実用されている全
ての種類の物質からの代表的物質を包含することができ
る:天然産物:たとえば、ツリーモスアブソリュート、
ベージル油、カンキツ類果実油(たとえば、ベルガモッ
ト油、マンダリン油など)、マストリックスアブソリュ
ート、ミルトル油、パルマローザ油、パチュリ油、ペチ
ットグレイン油、パラグアイ、ウォームウッド油。
ル、リナロール、ネロール、フェニルエチルアルコー
ル、ロジノール、桂皮アルコール。
al )、α−ヘキシルシンナムアルデヒド、ヒドロキシ
シトロネラル、リリアル(Lliial )(p−tert−ブチ
ル−α−メチル−ジヒドロシンナムアルデヒド)、メチ
ルノニルアセトアルデヒド。
−イオノン、イソラルデイン(イソメチル−α−イオノ
ン)、メチルイオノン。
ンジルサリチレート、シンナミルプロピオネート、シト
ロネリルアセテート、シトロネリルエトキシレート
[(シトロネリル)・O−CO−CO−OC2H5]、デシルア
セテート、ジメチルベンジルカルビニルアセテート、ジ
メチルベンジルカルビニルブチレート、エチルアセトア
セテート、エチルアセトアセテート、ヘキセニルイソブ
チレート、リナリルアセテート、メチルジヒドロジャス
モネート、スチラリルアセテート、ベチベリルアセテー
トなど。
ン、インドール、p−メンタン−8−チオール−3−オ
ン、メチル−オイゲノール。
とができ、この限界は、組成物中で、たとえば約0.1
(洗剤)〜約20%(アルコール性溶液)の範囲であるこ
とができる。しかしながら、これらの数値は制限する数
値ではなく、経験をつんだ調査師はまた、さらに低い濃
度においてさえも効果を達成することができ、あるいは
さらに多量に使用してさえも、新しい複雑な香気を合成
することができる。好適な濃度範囲は約1〜約10%であ
る。化合物Iを使用して製造される組成物は全ての種類
の香料使用品(オーデコロン、オーデトアレット、エキ
ストレ、ローション、クリーム、シャンプー、石けん、
塗剤、パウダー、練り歯みがき、マウスウオッシュ、デ
オドラント、洗剤、布地コンディショナー、タバコな
ど)に使用することができる。
示されている広範囲の既知の発香剤または発香剤混合物
を使用して、組成物の製造に使用することができる。こ
のような組成物を製造する場合に、上記にあげた既知の
発香剤を、たとえばW.A.PoucherによるPerfumes、Cosme
tics and Soaps、2、7版、Chapman and Hall、Londo
n、1974年に記載されているような、調香師に知られて
いる方法に従い使用することができる。
チル−テトラリン−6−イル]−1,3−ジオキソラン)7
0%O(0/100=1/1000)を添加すると、温かいアンバー
様の下地香気を伴った、優雅なウッディ香が組成物に付
与される。同時に、下地香気として、かんきつ系香気が
感じのよい様相で付与される。この組成物は、さらに一
層の新鮮さと重量感を有する。
ようにして行なうことができる: この目的には、慣用の洗濯物用コンディショナー、す
なわち洗濯用柔軟剤、たとえば慣用のカチオン活性物質
および四級アンモニウム型の、偽カチオン活性物質を基
材とする柔軟剤を、常法によって、発香混合物0.3%
(重量/重量)で付香し、このような柔軟剤を、洗濯作
業(60℃)の後に、最後のすすぎの段階で、数g/水、
たとえば約3〜6g/水、特別の場合に、4.5g/の量で
加える。
7,8,8−ヘキサメチル−シクロペンタ−γ−2−ベンゾ
ピラン(“Galaxolide")/1,1,2,4,4,7−ヘキサメチル
−6−アセチル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン
(“Fixolide")の発香混合物を使用して、比較した。
Claims (16)
- 【請求項1】式I [式中、R1およびR2は、それぞれC1〜4−アルキルま
たはC2〜4−アルケニルを表わし、あるいはR1+R
2は、C2〜4−アルキレンを表わし、この基はC
1〜4−アルキル、C2〜4−アルケニル、ヒドロキシ
−C1〜4−アルキルまたはヒドロキシ−C2〜4−ア
ルケニルによって置換されていてもよく、 R3は、HまたはCH3を表わし、 R4は、HまたはC1〜4−アルキルを表わし、 R5、R6、R7およびR8は、それぞれH、CH3、C2H5、CH2CH
2CH3またはCH(CH3)2を表わし、 Xは、メチレン、エチリデン、プロピリデン、エチレ
ン、プロピレンまたは2,3−ブチリデンを表わし、 R1とR2との炭素原子の総数は、 であり、 R1、R2、R3およびR4の炭素原子の総数は であり、そして R5、R6、R7およびR8の炭素原子の総数は である] で示される化合物。 - 【請求項2】式Iで示されるオキソ−テトラリンの非環
状アセタール化合物およびケタール化合物であって、R1
およびR2、もしくは、R1またはR2がそれぞれC1〜4−
アルキルまたはC2〜4アルケニルを表わす、請求項1
に記載の化合物。 - 【請求項3】式Iで示されるオキソ−インダンの非環状
アセタール化合物およびケタール化合物であって、R1お
よびR2、もしくは、R1またはR2がそれぞれC1〜4−ア
ルキルまたはC2〜4アルケニルを表わす、請求項1に
記載の化合物。 - 【請求項4】式Iで示されるオキソ−インダンの環状ア
セタール化合物およびケタール化合物である、請求項1
に記載の化合物。 - 【請求項5】式Iで示されるオキソ−テトラリンの環状
アセタール化合物およびケタール化合物である、請求項
1に記載の化合物。 - 【請求項6】2,4−ジメチル−2−[1,1,4,4−テトラメ
チル−テトラリン−6−イル]−1,3−ジオキソランで
ある、請求項1に記載の化合物。 - 【請求項7】2−メチル−4−エチル−2−[1,1,4,4
−テトラメチル−テトラリン−6−イル]−1,3−ジオ
キソランである、請求項1に記載の化合物。 - 【請求項8】7−[ホルミル−ジエチルアセタール]−
1,1,2,4,4−ペンタメチル−テトラリンである、請求項
1に記載の化合物。 - 【請求項9】2,4−ジメチル−2−[1,1,4,4−テトラメ
チル−テトラリン−6−イル]−1,3−ジオキソランで
ある、請求項1に記載の化合物。 - 【請求項10】6−(アセチル−ジエチルケタール)−
1,1,2,4,4,7−ヘキサメチル−テトラリンである、請求
項1に記載の化合物。 - 【請求項11】2,4−ジメチル−2−[1,1,2,4,4,7−ヘ
キサメチル−テトラリン−6−イル]−1,3−ジオキソ
ランである、請求項1に記載の化合物。 - 【請求項12】2,4−ジメチル−2−[1,1,2,4,4,7−ヘ
キサメチル−テトラリン−6−イル]−1,3−ジオキソ
ランである、請求項1に記載の化合物。 - 【請求項13】請求項1に記載の式Iで示される化合物
を含有する発香組成物。 - 【請求項14】2,4−ジメチル−2−[1,1,4,4−テトラ
メチル−テトラリン−6−イル]−1,3−ジオキソラン
を含有する請求項13に記載の発香組成物。 - 【請求項15】7−[ホルミル−ジエチルアセタール]
−1,1,2,4,4−ペンタメチル−テトラリンを含有する請
求項13に記載の発香組成物。 - 【請求項16】式I [式中、R1およびR2は、それぞれC1〜4−アルキルま
たはC2〜4−アルケニルを表わし、 あるいは R1+R2は、C2〜4−アルキレンを表わし、この基はC
1〜4−アルキル、C2〜4−アルケニル、ヒドロキシ
−C1〜4−アルキルまたはヒドロキシ−C2〜4−ア
ルケニルにより置換されていてもよく、 R3はHまたはCH3を表わし、 R4はHまたはC1〜4−アルキルを表わし、 R5、R6、R7およびR8は、それぞれH、CH3、C2H5、CH2CH
2CH3またはCH(CH3)2を表わし、 Xは、メチレン、エチリデン、プロピリデン、エチレ
ン、プロピレンまたは2,3−ブチリデンを表わし、 R1およびR2の炭素原子の総数は であり、 R1、R2、R3およびR4の炭素原子の総数は であり、 R5、R6、R7およびR8の炭素原子の総数は である] で示される化合物の製造方法であって、式II で示される化合物を、それ自体既知の方法でアセタール
化またはケタール化するか、あるいは式Iで示される化
合物をアセタール交換またはケタール交換するか、ある
いは式III (式中、R4′はCH3またはC2H5を表わし、 そして R5、R6、R7およびR8は上記の意味を有する) で示される化合物を、C1〜3アルカノールR2′OHお
よび導電性塩の存在の下に、電気化学的に酸化する、こ
とを特徴とする方法。
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