JP2549994Y2 - ラックピニオン式ステアリング装置 - Google Patents
ラックピニオン式ステアリング装置Info
- Publication number
- JP2549994Y2 JP2549994Y2 JP1991064343U JP6434391U JP2549994Y2 JP 2549994 Y2 JP2549994 Y2 JP 2549994Y2 JP 1991064343 U JP1991064343 U JP 1991064343U JP 6434391 U JP6434391 U JP 6434391U JP 2549994 Y2 JP2549994 Y2 JP 2549994Y2
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- Japan
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- rack
- support yoke
- pinion
- spring
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、サポートヨークにより
支持されるラックを備えたラックピニオン式ステアリン
グ装置に関する。
支持されるラックを備えたラックピニオン式ステアリン
グ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に示すラックピニオン式ステアリン
グ装置101は、操向操作入力により回転するヘリカル
ピニオン102と、このピニオン102に噛み合うヘリ
カルラック103と、このラック103を覆うハウジン
グ104と、このハウジング104に挿入されるサポー
トヨーク105と、このサポートヨーク105をラック
103のピニオン102との噛み合い側と反対側の円弧
面103aに押し付けるバネ106とを備えている。そ
のラック103は、周方向2位置A、Bでサポートヨー
ク105により支持されている。そのラック103の両
端に操向用車輪が連結され、ピニオン102の回転によ
るラック103の車両幅方向移動により車両の操舵がな
される。
グ装置101は、操向操作入力により回転するヘリカル
ピニオン102と、このピニオン102に噛み合うヘリ
カルラック103と、このラック103を覆うハウジン
グ104と、このハウジング104に挿入されるサポー
トヨーク105と、このサポートヨーク105をラック
103のピニオン102との噛み合い側と反対側の円弧
面103aに押し付けるバネ106とを備えている。そ
のラック103は、周方向2位置A、Bでサポートヨー
ク105により支持されている。そのラック103の両
端に操向用車輪が連結され、ピニオン102の回転によ
るラック103の車両幅方向移動により車両の操舵がな
される。
【0003】上記のようなラックピニオン式ステアリン
グ装置101にあっては、ハウジング104にねじ込ま
れたプラグ107とサポートヨーク105との間に前記
バネ106が介在され、そのサポートヨーク105とプ
ラグ107との間に隙間Sが設けられることでラック1
03の図中左右方向への移動が許容されている。これに
より、ラック103とピニオン102との噛み合いを円
滑なものにすると共に、ラック103とサポートヨーク
105との間の摩擦が大きくなるのを防止している。
グ装置101にあっては、ハウジング104にねじ込ま
れたプラグ107とサポートヨーク105との間に前記
バネ106が介在され、そのサポートヨーク105とプ
ラグ107との間に隙間Sが設けられることでラック1
03の図中左右方向への移動が許容されている。これに
より、ラック103とピニオン102との噛み合いを円
滑なものにすると共に、ラック103とサポートヨーク
105との間の摩擦が大きくなるのを防止している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記のようなラックピ
ニオン式ステアリング装置101にあっては、操向用車
輪から操舵抵抗がラック103に作用すると、ラック1
03が図中矢印Cで示すようにラック軸線まわりに回転
するため、ピニオン102とラック103との噛み合い
状態が悪くなり、操向操作フィーリングが変化したり異
常音が発生するという問題があった。
ニオン式ステアリング装置101にあっては、操向用車
輪から操舵抵抗がラック103に作用すると、ラック1
03が図中矢印Cで示すようにラック軸線まわりに回転
するため、ピニオン102とラック103との噛み合い
状態が悪くなり、操向操作フィーリングが変化したり異
常音が発生するという問題があった。
【0005】本考案は上記従来技術の問題を解決するこ
とのできるラックピニオン式ステアリング装置を提供す
ることを目的とする。
とのできるラックピニオン式ステアリング装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の特徴とするとこ
ろは、操向操作入力により回転するピニオンと、このピ
ニオンに噛み合うラックと、このラックを覆うハウジン
グと、このハウジングに挿入されるサポートヨークと、
このサポートヨークをラックのピニオンとの噛み合い側
と反対側の面に押し付けるバネとを備え、そのラックは
サポートヨークにより支持され、そのバネはプラグを介
してハウジングにより支持され、ピニオンの回転による
ラックの車両幅方向移動により車両の操舵がなされるラ
ックピニオン式ステアリング装置において、前記サポー
トヨークの内部に阻止部材が配置され、前記ラックのピ
ニオンとの噛み合い側と反対側に車両幅方向に沿う被当
接部が形成され、その阻止部材を被当接部に押し付ける
第2バネがサポートヨークの内部に配置され、その第2
バネはサポートヨークにより支持され、その阻止部材と
被当接部とはラックの軸線回りの回転を阻止可能に2点
において当接され、その第2バネによる阻止部材の押し
付け力が前記バネによるサポートヨークの押し付け力よ
りも小さくされている点にある。
ろは、操向操作入力により回転するピニオンと、このピ
ニオンに噛み合うラックと、このラックを覆うハウジン
グと、このハウジングに挿入されるサポートヨークと、
このサポートヨークをラックのピニオンとの噛み合い側
と反対側の面に押し付けるバネとを備え、そのラックは
サポートヨークにより支持され、そのバネはプラグを介
してハウジングにより支持され、ピニオンの回転による
ラックの車両幅方向移動により車両の操舵がなされるラ
ックピニオン式ステアリング装置において、前記サポー
トヨークの内部に阻止部材が配置され、前記ラックのピ
ニオンとの噛み合い側と反対側に車両幅方向に沿う被当
接部が形成され、その阻止部材を被当接部に押し付ける
第2バネがサポートヨークの内部に配置され、その第2
バネはサポートヨークにより支持され、その阻止部材と
被当接部とはラックの軸線回りの回転を阻止可能に2点
において当接され、その第2バネによる阻止部材の押し
付け力が前記バネによるサポートヨークの押し付け力よ
りも小さくされている点にある。
【0007】
【作用】本考案の構成によれば、サポートヨークに挿入
された阻止部材とラックに形成された被当接部との当接
により、ラックの軸線まわりの回転が阻止される。この
際、阻止部材はサポートヨークに挿入された第2バネに
より被当接部に押し付けられ、しかも、その阻止部材と
被当接部とは2点において当接されているため、その回
転の阻止を確実に行なうことができる。そのバネがハウ
ジングにより支持され、その第2バネがサポートヨーク
により支持され、その第2バネによる阻止部材の被当接
部への押し付け力は、バネによるサポートヨークのラッ
クへの押し付け力よりも小さくされているので、サポー
トヨークによるラックの支持を維持することができ、か
つ、阻止部材の第2バネによる被当接部への押し付けを
維持してラックの軸線まわりの回転を確実に阻止でき
る。また、阻止部材と第2バネがサポートヨークの内部
に配置されることで、装置が大型化することはない。
された阻止部材とラックに形成された被当接部との当接
により、ラックの軸線まわりの回転が阻止される。この
際、阻止部材はサポートヨークに挿入された第2バネに
より被当接部に押し付けられ、しかも、その阻止部材と
被当接部とは2点において当接されているため、その回
転の阻止を確実に行なうことができる。そのバネがハウ
ジングにより支持され、その第2バネがサポートヨーク
により支持され、その第2バネによる阻止部材の被当接
部への押し付け力は、バネによるサポートヨークのラッ
クへの押し付け力よりも小さくされているので、サポー
トヨークによるラックの支持を維持することができ、か
つ、阻止部材の第2バネによる被当接部への押し付けを
維持してラックの軸線まわりの回転を確実に阻止でき
る。また、阻止部材と第2バネがサポートヨークの内部
に配置されることで、装置が大型化することはない。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の実施例を説明
する。
する。
【0009】図1および図3に示すラックピニオン式ス
テアリング装置1は、車両のハンドル(図示省略)に連
結される入力軸2と、この入力軸2に一体化されるヘリ
カルピニオン3と、このヘリカルピニオン3に噛み合う
ヘリカルラック4とを備えている。そのピニオン3とラ
ック4とはハウジング5により覆われ、ラック4の両端
はハウジング5の外部に突出する。このラック4の両端
に図外ボールジョイントやタイロッド等を介して操向用
車輪が連結される。これにより、ハンドルの操向操作に
よる入力軸2の回転がピニオン3からラック4に伝達さ
れ、ラック4が車両幅方向に移動することで車両の操舵
がなされる。
テアリング装置1は、車両のハンドル(図示省略)に連
結される入力軸2と、この入力軸2に一体化されるヘリ
カルピニオン3と、このヘリカルピニオン3に噛み合う
ヘリカルラック4とを備えている。そのピニオン3とラ
ック4とはハウジング5により覆われ、ラック4の両端
はハウジング5の外部に突出する。このラック4の両端
に図外ボールジョイントやタイロッド等を介して操向用
車輪が連結される。これにより、ハンドルの操向操作に
よる入力軸2の回転がピニオン3からラック4に伝達さ
れ、ラック4が車両幅方向に移動することで車両の操舵
がなされる。
【0010】そのラック4はハウジング5の内面に、図
3において左方側ではハウジング5に挿入されるブッシ
ュ6を介し支持され、右方側では図1に示すように筒状
のサポートヨーク7を介して支持されている。
3において左方側ではハウジング5に挿入されるブッシ
ュ6を介し支持され、右方側では図1に示すように筒状
のサポートヨーク7を介して支持されている。
【0011】すなわち、サポートヨーク7はハウジング
5に形成された挿入孔5aに、図1において左右方向に
移動可能に挿入され、その挿入孔5aに形成された雌ね
じ5bに、外周に雄ねじ8aが形成されたプラグ8がね
じ込まれ、そのプラグ8とサポートヨーク7との間にコ
イルバネ9が介在されている。これにより、図示のよう
にプラグ8を介してハウジング5によりコイルバネ9が
支持され、このコイルバネ9によりサポートヨーク7
は、ラック4のピニオン3との噛み合い側と反対側の円
弧面4aに押し付けられている。そのサポートヨーク7
のラック4との当接面は、ラック4の円弧面4aよりも
曲率の小さな凹曲面7aとされている。これによりラッ
ク4は、サポートヨーク7により周方向2位置A、Bに
おいて支持され、その支持位置A、Bにおいてラック4
とサポートヨーク7は線接触し、図中矢印で示すように
支持反力が作用する。
5に形成された挿入孔5aに、図1において左右方向に
移動可能に挿入され、その挿入孔5aに形成された雌ね
じ5bに、外周に雄ねじ8aが形成されたプラグ8がね
じ込まれ、そのプラグ8とサポートヨーク7との間にコ
イルバネ9が介在されている。これにより、図示のよう
にプラグ8を介してハウジング5によりコイルバネ9が
支持され、このコイルバネ9によりサポートヨーク7
は、ラック4のピニオン3との噛み合い側と反対側の円
弧面4aに押し付けられている。そのサポートヨーク7
のラック4との当接面は、ラック4の円弧面4aよりも
曲率の小さな凹曲面7aとされている。これによりラッ
ク4は、サポートヨーク7により周方向2位置A、Bに
おいて支持され、その支持位置A、Bにおいてラック4
とサポートヨーク7は線接触し、図中矢印で示すように
支持反力が作用する。
【0012】また、プラグ8のねじ込み量を調節するこ
とで、バネ9によるサポートヨーク7のラック4への押
し付け力が調節可能とされ、ピニオン3とラック4との
噛み合いの円滑化が図られている。また、サポートヨー
ク7とプラグ8との間に隙間Sが形成され、ピニオン3
やラック4に加工誤差があってもサポートヨーク7の図
中左右方向への移動を許容することで、ラック4とサポ
ートヨーク7との間の摩擦が過大になるのを防止してい
る。なお、プラグ8の外周にはロックナット10がねじ
合わされる。
とで、バネ9によるサポートヨーク7のラック4への押
し付け力が調節可能とされ、ピニオン3とラック4との
噛み合いの円滑化が図られている。また、サポートヨー
ク7とプラグ8との間に隙間Sが形成され、ピニオン3
やラック4に加工誤差があってもサポートヨーク7の図
中左右方向への移動を許容することで、ラック4とサポ
ートヨーク7との間の摩擦が過大になるのを防止してい
る。なお、プラグ8の外周にはロックナット10がねじ
合わされる。
【0013】そして、サポートヨーク7のラック4との
対向部に凹部7bが形成され、この凹部7bに筒状のホ
ルダー11が図1において左右方向に移動可能に挿入さ
れ、このホルダー11の内部に阻止部材12が挿入され
ている。その阻止部材12は、外周面が曲面とされたリ
ング形状であって、ホルダー11に取り付けられた軸1
3にニードルベアリング14を介して取り付けられ、図
1において上下方向軸中心に回転可能とされている。ま
た、阻止部材12とホルダー11の内面との間に合成樹
脂性のシート15が介在されている。
対向部に凹部7bが形成され、この凹部7bに筒状のホ
ルダー11が図1において左右方向に移動可能に挿入さ
れ、このホルダー11の内部に阻止部材12が挿入され
ている。その阻止部材12は、外周面が曲面とされたリ
ング形状であって、ホルダー11に取り付けられた軸1
3にニードルベアリング14を介して取り付けられ、図
1において上下方向軸中心に回転可能とされている。ま
た、阻止部材12とホルダー11の内面との間に合成樹
脂性のシート15が介在されている。
【0014】そして、ホルダー11とサポートヨーク7
との間に第2バネとして皿バネ16が介在され、図示の
ようにサポートヨーク7により皿バネ16を支持し、こ
の皿バネ16によりホルダー11を図1において左方に
押すことで、阻止部材12はラック4に形成された被当
接部17に押し付けられる。この皿バネ16による阻止
部材12の押し付け力は前記バネ9によるサポートヨー
ク7の押し付け力よりも小さくされている。
との間に第2バネとして皿バネ16が介在され、図示の
ようにサポートヨーク7により皿バネ16を支持し、こ
の皿バネ16によりホルダー11を図1において左方に
押すことで、阻止部材12はラック4に形成された被当
接部17に押し付けられる。この皿バネ16による阻止
部材12の押し付け力は前記バネ9によるサポートヨー
ク7の押し付け力よりも小さくされている。
【0015】その被当接部17は、ラック4のピニオン
3との噛み合い側と反対側において、車両幅方向に沿っ
て形成され、本実施例では凹溝状とされている。図2に
示すように、その被当接部17の内面17aは曲面とさ
れ、阻止部材12の外周面と図中上下2位置D、Eにお
いて点接触し、図中矢印で示すように反力が作用する。
これにより、ラック4の軸線まわりの回転が阻止部材1
2により阻止される。
3との噛み合い側と反対側において、車両幅方向に沿っ
て形成され、本実施例では凹溝状とされている。図2に
示すように、その被当接部17の内面17aは曲面とさ
れ、阻止部材12の外周面と図中上下2位置D、Eにお
いて点接触し、図中矢印で示すように反力が作用する。
これにより、ラック4の軸線まわりの回転が阻止部材1
2により阻止される。
【0016】なお、皿バネ16による阻止部材12のラ
ック4ヘの押し付け力は、皿バネ16自体の弾性力や、
阻止部材12と被当接部17との当接位置D、Eにおけ
る法線方向が阻止部材12の径方向に対してなす角θを
変更することにより調節することができる。
ック4ヘの押し付け力は、皿バネ16自体の弾性力や、
阻止部材12と被当接部17との当接位置D、Eにおけ
る法線方向が阻止部材12の径方向に対してなす角θを
変更することにより調節することができる。
【0017】上記構成のラックピニオン式ステアリング
装置1によれば、操舵抵抗によりラック4が軸線まわり
に回転しようとしても、その回転は阻止部材12と被当
接部17との当接により阻止されることから、操舵フィ
ーリングが変化したり異常音が発生することはない。こ
の際、皿バネ16により阻止部材12が被当接部17に
押し付けられ、しかも、その阻止部材12と被当接部1
7とは2点D、Eにおいて当接されることにより、確実
にラック4の軸線まわりの回転を阻止することができ
る。その阻止部材12は軸13まわりに回転するため、
阻止部材12とラック4との間の摩擦が大きくなること
はなく、操舵労力が大きくなることはない。
装置1によれば、操舵抵抗によりラック4が軸線まわり
に回転しようとしても、その回転は阻止部材12と被当
接部17との当接により阻止されることから、操舵フィ
ーリングが変化したり異常音が発生することはない。こ
の際、皿バネ16により阻止部材12が被当接部17に
押し付けられ、しかも、その阻止部材12と被当接部1
7とは2点D、Eにおいて当接されることにより、確実
にラック4の軸線まわりの回転を阻止することができ
る。その阻止部材12は軸13まわりに回転するため、
阻止部材12とラック4との間の摩擦が大きくなること
はなく、操舵労力が大きくなることはない。
【0018】また、阻止部材12はサポートヨーク7の
内部に配置されているため、装置が大型化することはな
い。
内部に配置されているため、装置が大型化することはな
い。
【0019】また、ハウジング5によりコイルバネ9が
支持され、サポートヨーク7により皿バネ16が支持さ
れ、阻止部材12を被当接部17に押し付ける力はサポ
ートヨーク7をラック4に押し付ける力よりも小さくさ
れているため、サポートヨーク7によるラック4の支持
を確実に維持することができ、かつ、阻止部材12の皿
バネ16による被当接部17への押し付けを維持してラ
ック4の軸線まわりの回転を確実に阻止できる。
支持され、サポートヨーク7により皿バネ16が支持さ
れ、阻止部材12を被当接部17に押し付ける力はサポ
ートヨーク7をラック4に押し付ける力よりも小さくさ
れているため、サポートヨーク7によるラック4の支持
を確実に維持することができ、かつ、阻止部材12の皿
バネ16による被当接部17への押し付けを維持してラ
ック4の軸線まわりの回転を確実に阻止できる。
【0020】なお、本考案は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば、上記実施例ではマニュアルステア
リング装置に本考案を適用したがパワーステアリング装
置に適用してもよい。また、上記実施例では阻止部材1
2の外周面を凸曲面とすると共に被当接部17の内面を
凹曲面としたが、被当接部17を凸曲面とすると共に阻
止部材12の外周面を凹曲面としてもよい。また、上記
実施例では阻止部材12を回転可能に構成したが回転し
ないものであってもよい。
のではない。例えば、上記実施例ではマニュアルステア
リング装置に本考案を適用したがパワーステアリング装
置に適用してもよい。また、上記実施例では阻止部材1
2の外周面を凸曲面とすると共に被当接部17の内面を
凹曲面としたが、被当接部17を凸曲面とすると共に阻
止部材12の外周面を凹曲面としてもよい。また、上記
実施例では阻止部材12を回転可能に構成したが回転し
ないものであってもよい。
【0021】
【考案の効果】本考案によるラックピニオン式ステアリ
ング装置によれば、装置を大型化することなく、また、
サポートヨークによるラックの支持を維持しつつ、ラッ
クの軸線まわりの回転を確実に阻止することができ、操
向操作フィーリングの変化や異常音の発生を防止するこ
とができる。
ング装置によれば、装置を大型化することなく、また、
サポートヨークによるラックの支持を維持しつつ、ラッ
クの軸線まわりの回転を確実に阻止することができ、操
向操作フィーリングの変化や異常音の発生を防止するこ
とができる。
【図1】本考案の実施例に係るラックピニオン式ステア
リング装置の断面図
リング装置の断面図
【図2】本考案の実施例に係る阻止部材と被当接部とを
示す拡大図
示す拡大図
【図3】本考案の実施例に係るラックピニオン式ステア
リング装置の正面図
リング装置の正面図
【図4】従来例に係るラックピニオン式ステアリング装
置の断面図
置の断面図
3 ピニオン 4 ラック 5 ハウジング 7 サポートヨーク 9 バネ 12 阻止部材 16 第2バネ 17 被当接部
Claims (1)
- 【請求項1】 操向操作入力により回転するピニオン
と、このピニオンに噛み合うラックと、このラックを覆
うハウジングと、このハウジングに挿入されるサポート
ヨークと、このサポートヨークをラックのピニオンとの
噛み合い側と反対側の面に押し付けるバネとを備え、そ
のラックはサポートヨークにより支持され、そのバネは
プラグを介してハウジングにより支持され、ピニオンの
回転によるラックの車両幅方向移動により車両の操舵が
なされるラックピニオン式ステアリング装置において、
前記サポートヨークの内部に阻止部材が配置され、前記
ラックのピニオンとの噛み合い側と反対側に車両幅方向
に沿う被当接部が形成され、その阻止部材を被当接部に
押し付ける第2バネがサポートヨークの内部に配置さ
れ、その第2バネはサポートヨークにより支持され、そ
の阻止部材と被当接部とはラックの軸線回りの回転を阻
止可能に2点において当接され、その第2バネによる阻
止部材の押し付け力が前記バネによるサポートヨークの
押し付け力よりも小さくされていることを特徴とするラ
ックピニオン式ステアリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991064343U JP2549994Y2 (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | ラックピニオン式ステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991064343U JP2549994Y2 (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | ラックピニオン式ステアリング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH057572U JPH057572U (ja) | 1993-02-02 |
JP2549994Y2 true JP2549994Y2 (ja) | 1997-10-08 |
Family
ID=13255506
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991064343U Expired - Fee Related JP2549994Y2 (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | ラックピニオン式ステアリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2549994Y2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4560921B2 (ja) * | 2000-09-07 | 2010-10-13 | オイレス工業株式会社 | ラックピニオン式ステアリング装置 |
JP2004034829A (ja) * | 2002-07-03 | 2004-02-05 | Nsk Ltd | ステアリング装置及びラック軸の製造方法 |
JP2004075000A (ja) * | 2002-08-22 | 2004-03-11 | Nsk Ltd | ステアリング装置 |
JP4622638B2 (ja) * | 2005-04-04 | 2011-02-02 | 日本精工株式会社 | ラックピニオン式ステアリングギヤ |
JP6137537B2 (ja) * | 2013-05-16 | 2017-05-31 | 株式会社ジェイテクト | ラックガイド装置及びこれを含むステアリング装置 |
KR102203297B1 (ko) * | 2014-10-29 | 2021-01-15 | 현대모비스 주식회사 | 차량용 조향장치 |
EP3680516B1 (en) * | 2017-09-07 | 2023-08-02 | NSK Ltd. | Manufacturing method for a metal rack |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62176076U (ja) * | 1986-04-28 | 1987-11-09 |
-
1991
- 1991-07-17 JP JP1991064343U patent/JP2549994Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH057572U (ja) | 1993-02-02 |
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