JP2024536456A - ストラップで括られたパッケージを製造するための方法、アプリケーション装置、及びパッケージング装置 - Google Patents

Abstract

本発明は、少なくとも１つのストラッピングバンドによって一緒に保持される、グループ化された少なくとも２つの物品から各々が作られるストラップで括られたパッケージを製造するための方法、アプリケーションヘッド（１）、及びパッケージング装置に関する。この方法は、少なくとも、グループ化された少なくとも２つの物品を提供するステップであって、グループ化された少なくとも２つの物品は、アプリケーションヘッド（１）の移動領域及び／又はハンドリング領域に位置決めされる、ステップと、少なくとも１つの予め製造された閉じたストラッピングバンドをアプリケーションヘッド（１）内に挿入するステップであって、ストラッピングバンドが規定位置に固定される、ステップと、を有する。アプリケーションヘッド（１）は、グループ化された物品の外面を取り囲むことができるケージ（５０）の可変開口幅を有する。少なくとも１つのストラッピングバンドを備えたアプリケーションヘッド（１）は、次に、物品の長手方向中心軸線にほぼ平行に進行する送り移動によって、物品の上方に下降され、アプリケーションヘッド（１）のケージ（５０）は、グループ化された物品の外面に接触し、グループ化された物品を少なくともわずかに圧縮する。ストラッピングバンドは、次に、アプリケーションヘッド（１）を規定の方法で下降させることによって、物品の所定位置に位置決めされ、物品を同時に圧縮する。次いで、アプリケーションヘッド（１）のケージ（５０）の開口幅が増大され、少なくとも１つのストラッピングバンドがアプリケーションヘッド（１）内のその固定位置から、同時に、解放及び取り外され、アプリケーションヘッド（１）がストラップされた物品群の上方に持ち上げられて、そこから取り外される。

Description

本発明は、ストラップで括られたパッケージを製造する方法に関し、そのパッケージの各々は、少なくとも１つのストラッピングバンドによって一緒に保持される、グループ化された少なくとも２つの物品から作られる。本発明はまた、そのようなストラップで括られたパッケージを製造するためのアプリケーション装置、及びそのようなストラップで括られたパッケージを製造するためのパッケージング装置に関する。

個々の物品をより大きなパッケージに組み合わせるための、様々な選択肢が知られている。例えば、飲料容器は、通常、組み合わされ、収縮フィルムを使用してパッケージングされて、４つ、６つ、又はそれ以上の飲料容器のパッケージを形成する。パッケージは、飲料容器（ＰＥＴプラスチック材料製のボトルなど）の販売単位の最も一般的な種類であるため、パッケージの製造は通常不可欠である。場合によっては、容器は、輸送のために再び組み合わされ、及び／又は層状に組み立てられてパレット化される。

既知のパッケージを製造するために使用される収縮フィルムは、比較的高いエネルギー消費を伴う特定の製造工程を必要とする。加えて、使用される収縮フィルムは、販売後にはもはや必要とされないので、製造、提供、ハンドリング、及び後の廃棄のためのコストがかかる。いわゆるフィルムラッピングモジュール及び他のハンドリングステーションを提供するための機械構成にもまた、高い投資コストがかかる。最後に、パッケージの周りに巻き付けられた収縮フィルムを、熱風の適用によってボトルの周りに収縮させる、いわゆる収縮トンネルを設けるためにも、比較的高い資本投資が必要である。

あるいは、物品の外側の周りに水平に引き延ばされたストラップによって複数の物品が一緒に保持されるストラップで括られたパッケージが知られており、このストラップは、連続的な搬送プロセス中に物品の周りに配置され、次いで所定の位置に固定される。そのため、ストラップは、物品の外側の周りに引き伸ばされた少なくとも１つのストリップから作られ、その後、予張力下で、その両端部で接続される。例えば、連続的又は周期的に動作するストラッピング機械において、容器、物品、又はボトルは、配列にグループ化され、次いで、ストラッピングアセンブリを使用して１つ以上のバンドで括られる。典型的な配列は、例えば、１×２配置（一列に２つの容器）、２×２配置（正方形又は菱形配置に４つの容器）、３×２、４×３、又は原則的に可変ｎ×ｍ配置もあり得る。

ストラップで括られたパッケージの製造は、例えばドイツ特許出願第１０２００９０４０７００（Ａ１）号に記載されている。

ここでの欠点は、ストラップが物品上の閉じたストラッピングバンドに接続されることである。特に、安定した接続を生成するために追加の処理時間が必要とされ、これは、特に連続処理の場合に、必要な製造時間及び機械性能に関して非常に不利である。加えて、閉じたストラップを製造するためにクローザツールに必要とされるいかなる機能も、パッケージングプロセス及び使用されるツールの複雑さを増大させる。

本発明の目的は、ストラッピングプロセスを最適化すること、特に、ストラッピングプロセスを、費用対効果が高く、安全であり、かつ迅速なものとすることである。

上記の目的は、独立請求項の特徴を有する、ストラップで括られたパッケージを製造するための方法、アプリケーション装置、及びパッケージング装置によって達成される。更なる有利な実施形態は、従属請求項によって説明される。

本発明は、ストラップで括られたパッケージの製造方法に関する。ストラップで括られたパッケージは、いずれの場合も、少なくとも１つのストラッピングバンドによって一緒に保持される、グループ化された少なくとも２つの物品から作られる。この場合、ツール、特にアプリケーションヘッドが、閉じたストラッピングバンドを、グループ化された少なくとも２つの物品の組合せに取り付けるために使用される。

ストラッピングバンドは、特に、紙材料、紙様材料、プラスチック材料、複合材料などから作製され得る。ストラッピングバンドは物品群を取り囲み、ストラッピングバンドは、物品の外側面の領域の周りに、張力をかけられた状態で配置される。ストラッピングバンドは、物品群を一緒に保持して安定させるのに十分なバンド張力を提供する円周を有する。

既知の従来技術とは対照的に、特に、閉じたストラッピングバンドが使用される。すなわち、物品群上のストラップ材料の自由端領域どうしの間を接続することは不要になる。

組み合わされる物品は、好ましくは液体内容物が充填された容器、例えばボトル又は缶、特に飲料容器である。しかしながら、ボトル若しくは缶又は類似の容器には、例えばシャンプーなどの液体化粧品を充填することもできる。

この方法は、少なくとも、
ａ）グループ化された少なくとも２つの物品を提供する方法ステップであって、グループ化された少なくとも２つの物品は、アプリケーションヘッドの移動領域及び／又はハンドリング領域に位置決めされる、方法ステップと、
ｂ）少なくとも１つの予め製造された閉じたストラッピングバンドを、アプリケーションヘッドに挿入する方法ステップであって、閉じたストラッピングバンドは規定位置に固定され、アプリケーションヘッドは、グループ化された物品の外面を取り囲むことができるケージの可変開口幅を有する、方法ステップと、
ｃ）物品の長手方向中心軸線にほぼ平行に進行する送り移動によって、少なくとも１つのストラッピングバンドを備えたアプリケーションヘッドを、物品に送るか、又は物品の長手方向中心軸線にほぼ平行に進行する送り移動によって、グループ化された物品をアプリケーションヘッドに供給することができる方法ステップであって、アプリケーションヘッドのケージが、グループ化された物品の外面に接触し、グループ化された物品を少なくともわずかに圧縮する、方法ステップと、
ｄ）物品を同時に圧縮しているアプリケーションヘッドを規定の方法で下降させることによって、物品の所定位置に、ストラッピングバンドを位置決めする方法ステップと、
ｅ）少なくとも１つのストラッピングバンドがアプリケーションヘッド内の固定位置から同時に、解放されかつ取り外される間に、アプリケーションヘッドのケージの開口幅を増加させる方法ステップと、その後
ｆ）アプリケーションヘッドをストラップで括られた物品群の上方に上昇させ、アプリケーションヘッドをストラップで括られた物品群から取り外す方法ステップと、を有する。

アプリケーションヘッドを物品に送ることに言及する場合、これは、少なくとも１つのストラッピングバンドを備えたアプリケーションヘッドを物品の上方に下降させることを意味し得る。あるいは、それはまた、アプリケーションヘッドと物品群との間の相対移動を説明することができ、それは物品群を持ち上げ、それを下からアプリケーションヘッドに通すことによって行うことができる。

この場合、物品の側面に加えられる圧縮は、ストロークの深さの増加とともに、方法ステップｃ）に従って規定された方法でアプリケーションヘッドが、所望の圧縮が達成されるまで下降されるにつれて、増加するということが好ましくは提供される。この目的のために必要とされるストロークは、例えば、アプリケーションヘッドの輪郭片上の、以下に記載される圧縮スロープの設計によって規定される。下方への移動が進むにつれて、アプリケーションヘッドに挿入されたストラッピングバンドは、圧縮された物品群を覆うように押し出される。

もちろん、これは、物品群を下から持ち上げることによってアプリケーションヘッドに挿入される場合にも同様に当てはまる。

物品に対してストラッピングバンドが所望の位置に達すると、アプリケーションヘッドの下方への移動又は物品群の上方への移動が停止される。

ここで、少なくとも１つのストラッピングバンドは、アプリケーションヘッドの固定要素によるストラッピングバンドの固定を解除することによって、アプリケーションヘッド内の固定位置から解放され、取り外される。

続いて又は実質的に同時に、アプリケーションヘッドのケージの開口幅が、物品の圧縮を解除するために増加される。

本方法によれば、閉じたストラッピングバンドは、したがって、アプリケーションヘッドのケージ内に一時的に固定され、物品の圧縮により、物品群の外周が少なくとも一時的に縮小され、特にストラッピングバンドの外周よりも小さくなり、その結果、アプリケーションヘッドの移動及び／又はハンドリング領域内に配置された物品群とアプリケーションヘッド内に固定されたストラッピングバンドとの間に少なくとも一時的に少なくともわずかな距離が存在する。

一実施形態によれば、ストラッピングバンドが物品群上のその所定の目標位置に位置決めされると、ケージの圧縮が解除されることが提供される。同時に、アプリケーションヘッドにおけるストラッピングバンドの固定が解除され、その結果、物品の初期状態への拡張後、アプリケーションヘッドは、所定の予張力で物品群に対して当接する。このようにして、ストラッピングバンドの張力は、意図されたバンドの張力を加えるためかつ／又は２つの開いたバンド端部を接続するための追加の装置を必要とせずに、圧縮性物品の弾性復元力によって調整され得る。

更なる試験はまた、アプリケーションヘッド内又はケージ内の追加の位置が、帯状物を挿入するために有利であり得ることを示した。この場合、クランプの垂直フラッシュ面は、角部及び側部においてパッケージの中心の方向にわずかに移動し、その結果、ストラッピングバンドは、常に、垂直フラッシュ面の後ろに確実に挿入され得る。次に、クランプをそれぞれの動作位置に移動させることができ、帯状物をクランプさせることができる。

本方法はまた、閉じたストラッピングバンドが、ストリップ形態で提供されるストラップ材料からインラインで製造され、その直後にアプリケーションヘッド内に配置され、一時的に固定されることを提供し得る。特に、閉じたストラッピングバンドは、ストリップ形態で提供されるストラップ材料から製造され、その直後にアプリケーションヘッド内に位置決めされる。予め組み立てられたストラッピングバンド部分は、好ましくは製造され、それらのバンド端部で接続されてから、初めてアプリケーションヘッドに挿入される。これは、アプリケーションヘッドが比較的単純な設計であることを可能にし、バンドガイド器具及び切断及び閉鎖器具の必要性を排除する。

更に、閉じたストラッピングバンドを形成する過程で、又はストラッピングバンドをアプリケーションヘッド内に位置決めする間に、ストラップ材料に個別の印刷を施すことが提供され得る。このような可変的印刷の可能性は、バンドに着色デザインを与えたり、製品情報を明確なテキスト又は符号化された形態で適用したりするなど、広範囲の用途を開く。

上述した方法は、特に、以下に説明するアプリケーション装置において実行される。アプリケーション装置は、アプリケーションヘッドのための移動及び／又はハンドリング領域に関連付けられ、移動及び／又はハンドリング領域内で、グループ化された少なくとも２つの物品と協働する。

アプリケーションヘッドは、少なくとも１つのストラッピングバンドを物品群に取り付けるように設計され、ストラッピングバンドは、物品の外側面を部分的に包むように物品群上に配置される。

アプリケーションヘッドは、グループ化された物品の外面を取り囲むことができる可変開口幅を有するケージを有する。特に、ケージはセグメント化され、ケージの開口幅は、セグメントの送り移動によって、特に、物品の側面から離れるように垂直に、又は物品の長手方向軸線に垂直に向けられた個々のセグメントの開口移動によって変更することができるが、回転移動、及び回転移動と並進移動との組合せも考えられる。結果として、バンドがケージから分離された後、ケージは、パッケージングユニット又はパッケージングユニットのいかなる部分も損なう又は損傷することなく、ストラップで括られた物品群から比較的容易に分離され得る。

セグメントの少なくとも一部は、以下に説明する輪郭片によって形成されることが好ましい。

ケージは更に、少なくとも１つの予め製造された閉じたストラッピングバンドを挿入するための領域を有する。例えば、アプリケーションヘッド又はケージは、固定器具と、ガイド又は保持要素と、を備えている。固定器具とガイド又は保持要素とは、特に、アプリケーションヘッドにおけるストラッピングバンドの正確な配置及び固定のために必要である。

固定器具は、特に、クランプ要素、吸引要素、真空グリッパ、及び／又は接着グリッパによって形成することができる。

ケージは、その内周に、例えば輪郭片、クランプ要素、及びガイド又は保持要素によって形成される、輪郭ガイドを有する。輪郭ガイドは、特にコーナー半径に形成され、物品に適用されるストラッピングバンドの外周及び形状を形成する。

特に、ケージの輪郭ガイドは、ストラッピングバンドのリング形状を提供する。ストラッピングバンドをケージ内に一時的に固定することは、ストラッピングバンドを適用プロセス中に所定の位置又は必要なリング形状に保ち、ストラッピングバンドを物品群上に正しく引っ張ることを確実にするために必要である。この場合、固定要素は、周方向輪郭に沿って分布され得るか、又は、例えば、コーナー半径などの領域内の特有の地点に具体的に配置することができる。

例えば、垂直フラッシュ面又はアンダーカットを有する輪郭クランプを提供することができ、アンダーカット内にストラッピングバンドが少なくとも部分的に配置される。その結果、ストリップは、一方ではケージ内に確実に保持されるが、ひとたび物品群上に位置決めされると、ケージから容易に分離することもできる。

好ましくは、ストラップ材料の自由端の接続点、特に接着点又は溶接点などを有するストラッピングバンドの部分が、ストラップで括られたパッケージのその後の輸送方向に対して垂直に配置された、上記の部分の側部上に配置されるように、ストラッピングバンドが、アプリケーションヘッドに挿入される。その結果、ストラッピングバンドの自由端領域が任意選択で互いに重なり合う接続点が、後続のハンドリングモジュールなどのガイドストリップに引っ掛かることが防止され、したがってストラッピングバンドが裂けることが防止される。

ストラッピング動作中に物品を圧縮するために、輪郭片は、送り方向に、特に物品群上への下降方向に、又は取付け方向に傾斜しており、その結果、物品の長手方向軸線の方向へのアプリケーションヘッドの下方移動の間、又は物品長手方向軸線の方向へのグループ化された物品の上方移動の間、アプリケーションヘッド内に配置された物品に圧縮が加えられ、その過程で、閉じたストラッピングバンドをグループ化された物品に適用することができる。

ケージを開くと同時に、少なくとも１つのストラッピングバンドがアプリケーションヘッド内の固定位置から解放及び取り外されることによって、このようにして形成されたストラップで括られたパッケージは、その後のハンドリングのために解放される。特に、ケージが開かれるとき、ケージの開口幅が調整され、特に増加される。

例えば、圧縮は、輪郭片の外向きの移動によって解除される。同時に、アプリケーションヘッドにおけるストラッピングバンドの固定が解放され、その結果、ストラッピングバンドは、今や緩められたグループ化された物品の外側面の周りに巻き付けられる。

そのため、輪郭片の外側への移動は、アプリケーションヘッドの中心点に対して半径方向になり得る。あるいは、互いに対向して配置された輪郭片は、対向移動によって互いから取り外され得る。

特に、動作モードにおいて、アプリケーションヘッドは、物品群が少なくともわずかに圧縮されるように、少なくとも一部領域において物品群の幅よりも少なくとも小さい第１の開口幅を有する。対照的に、ストラッピングバンドが配置されるアプリケーションヘッドの領域は、圧縮されていない物品群の幅に対応する幅を有する。

一方、解放モードでは、アプリケーションヘッドは、圧縮されていない物品群の幅よりも大きく、かつアプリケーションヘッドに固定されたストラッピングバンドの幅よりも大きい第２の開口幅を有し、その結果、以下でストラップで括られたパッケージとも呼ばれるストラップで括られた物品群が解放される。

一実施形態によれば、解放モードに位置するアプリケーションヘッドは、適用方向とは反対に、ストラップで括られたパッケージから持ち上げられ、ストラッピングバンドを再装填するために初期位置に戻される。ストラップで括られたパッケージは、持ち上げることによって解放され、ここで、例えばパレット化などの更なるハンドリングのために供給され得る。

あるいは、ストラップで括られたパッケージは、解放モードにあるアプリケーションヘッドからパッケージを下降させることによって取り外され、更なるハンドリング、例えばパレット化などのために供給される。

更に、ストラップで括られたパッケージが解放された後、アプリケーションヘッドは、セグメントの対応する送り移動によって第１の開口幅を有する動作モードに戻され、その結果、アプリケーションヘッドにストラッピングバンドを再装填することができる。

固定要素の配置に応じて、最初に、アプリケーションヘッドの固定要素からストラッピングバンドの固定を解放した後、ストラッピングバンドが固定領域の外側に配置されるまでアプリケーションヘッドの下向きの移動を継続し、その後、特定の状況下でのみ物品の圧縮を解放することも必要であり得る。加えて、圧縮を解放するために、アプリケーションヘッドがストラップで括られたパッケージとともに持ち上げられるときの衝突を回避するために、固定要素をストラップで括られたパッケージから離れるように移動させることも必要であり得る。

圧縮を加えるために、アプリケーションヘッドは、特に、複数の対応して配置された輪郭片を備えることができる。特に、輪郭片は、ストラッピングバンド用の輪郭ガイドの少なくとも部分的な領域を表し、特にストラッピングバンドのコーナー領域の形状は、輪郭片によって予め定められる。

輪郭片の形状は、例えば、輪郭片が挿入領域と、圧縮領域と、物品長手方向軸線の方向に圧縮領域の背後のセットバック領域とを有するように設計される。セットバック領域は、特に、垂直フラッシュ面又はアンダーカットとして設計される。

ストラッピングバンドは、いずれの場合も輪郭片のセットバック領域に配置される。これは、ストラッピングバンドが物品の外側面上に配置されることを防止するために必要であり、そうでなければ、アプリケーションヘッドの下方への移動又は物品群の上方への移動の間にストラッピングバンドが早まって垂れ下がってしまう可能性がある。この場合、ストラッピングバンドが損傷したり、物品群への正確な適用が妨げられたりする可能性がある。

ストラッピングバンドの外周は、セットバック領域又はアンダーカットによって保護されるが、必要以上に大きくないように選択される。圧縮が解放されても、ストラッピングバンドは、ストラッピングバンドと物品群との間に十分な張力を生成しない。特に、物品間の摩擦が失われ、パッケージの安定性が低下する。

加えて、更なる試験はまた、スリーブを挿入するために、アプリケーションヘッド内又はケージ内の追加の位置が有利であり得ることを示した。この場合、クランプの垂直フラッシュ面は、角部及び側部においてパッケージの中心の方向にわずかに移動し、その結果、ストラッピングバンドは、常に、垂直フラッシュ面の後ろに確実に挿入され得る。次に、クランプをそれぞれの動作位置に移動させることができ、帯状物をクランプさせることができる。同じことが、以下に説明されるパッケージング装置にも当てはまり、パッケージング装置は、ストラップで括られたパッケージを製造するためにそのようなアプリケーションヘッドとともに動作する。

物品群の個々の物品に加えられる圧縮は、輪郭片の幾何学的形状によって規定される。圧縮量は、対応する圧縮軸の圧縮半径と圧縮されていない物品半径との間の差によって定義される。輪郭片は、特に、物品群に対して長手方向の圧縮のための半径及び／又は物品群に対して横方向の圧縮のための半径を有することができる。

圧縮は常に物品群に対して少なくとも１つの方向に加えられる。一般に、圧縮は、物品群に対して長手方向に加えられる。しかしながら、代替的に、物品群に対して横方向に圧縮を加えることもできる。両方の圧縮軸における組合せ、すなわち物品群に対して長手方向の圧縮と物品群に対して横方向の圧縮も可能である。

１つの軸線における圧縮の場合、輪郭片の内側輪郭は、圧縮半径から始まり、半径が、圧縮されていない半径まで減少するように設計され、その結果、物品は、この軸においてのみガイドされる。二軸線での圧縮の場合、対応する圧縮半径は、異なるように選択することができる。輪郭片の幾何学的形状に加えて、輪郭片を物品群に更に送り込むことによって、最終圧縮の追加の調整を行うことができる。

圧縮スロープとも呼ばれる挿入スロープの選択された形状は、物品群の所望の圧縮がいかに迅速に達成されるかに影響を及ぼす可能性がある。特に、これは、アプリケーションヘッドのどれだけの下方ストロークが必要とされるかを決定する。加えて、これはまた、圧縮のためにどれだけの力が加えられなければならないかにも影響を及ぼす。これは、圧縮スロープの勾配に応じて、アプリケーションヘッドが物品群に押し付けられるときに多かれ少なかれ摩擦が発生するからである。

したがって、挿入領域の高さ及び圧縮スロープの角度αによって、対応する群に適した幾何学的形状を、特に所望の圧縮、物品幾何学的形状及び対応する摩擦対に応じて設計することができる。

物品は、アプリケーションヘッドの輪郭片によってストラッピングバンドの間に押し込まれ、物品の圧縮により、最初に、アプリケーションヘッドに保持されたストラッピングバンドと物品群との間には、ある一定の距離が存在する。したがって、最初は、ストラッピングバンドと物品との間に空間的な分離が存在するが、これは、その後、圧縮の解放によって除去される。

更なる一実施形態は、ケージが、空気圧で膨張可能な要素の形態又はばね要素の形態の圧縮手段を備えることを提供することができる。

予め製造された閉じたストラッピングバンドをアプリケーションヘッドに移送するために、所望のストラッピングバンドリングの輪郭を有する移送要素が設けられることが好ましい。移送要素は、対応するマガジン、準備モジュールなどからリング形状のストラッピングバンドを取り出す。移送要素は、ストラッピングバンドとともにアプリケーションヘッドの上方に配置される。

好ましくは、ストラッピングバンドは、適切な吸引要素又はクランプ要素又は他の適切な固定器具によって移送要素に固定され、ストラッピングバンドの下縁部は、好ましくは移送要素を越えて底部で突出し、その結果、ストラッピングバンドの下部領域を、アプリケーションヘッドのクランプ固定要素内に挿入することができる。ストラッピングバンドが吸引要素のみによってアプリケーションヘッド内に保持される場合、移送要素を越えるストラッピングバンドの下方突出部を省くことができる。

移送要素の下方への移動及び／又はアプリケーションヘッドの上方への移動によって、移送要素上に保持されたストラッピングバンドは、アプリケーションヘッド内に所望の配置で置かれることになる。アプリケーションヘッドの固定要素を閉鎖及び／又は作動させ、移送要素の対応する固定器具を開放及び／又は作動停止させることによって、ストラッピングバンドは移送要素からアプリケーションヘッドに移送される。

次に、移送要素は、移送要素の上向きの移動又はアプリケーションヘッドの下向きの移動によって、アプリケーションヘッドから取り外され、更なるストラッピングバンドを再装填するための開始位置に移動される。この場合、アプリケーションヘッドからの確実な取り外しを可能にするために、移送要素の外周を縮小する必要がある場合がある。この目的のために、移送要素をセグメント化することができ、セグメントを移送要素の中心に向かって移動させることができ、その結果として、移送要素の外周の縮小が行われる。

ここで、ストラッピングバンドが対応する移送要素によって下からアプリケーションヘッドに挿入され、そこに配置され固定される修正も考えられる。

好ましくは、アプリケーションヘッドは、公称直径が物品の実際の直径と異なる場合であっても、同じ又は類似の物品形状を有する異なる物品もアプリケーションヘッドで処理することができるように設計される。この目的のために、所望の圧縮は、それに応じて輪郭片を位置決めすることによって、長手方向軸線及び横方向軸線において調整可能でなければならない。このようにして、規定された同様の直径範囲をいずれの場合もカバーすることができる。

アプリケーションヘッドによって提供されるケージはまた、拡大又は縮小することができ、したがって、更なるガイド及び保持要素を挿入することによって、又はガイド及び保持要素を取り外すことによって、異なるパックサイズに適合させることができる。

本明細書に記載の方法及びアプリケーション装置では、閉じたストラッピングバンドの使用が特に有利であり、そのため、ストラッピングバンドを物品群に接着又は他の方法で固定する必要がない。対応して設計されたアプリケーションヘッドを使用することによって、ストラッピングプロセスの複雑さを低減することができる。

本発明は更に、上述したアプリケーション装置を備える、ストラップで括られたパッケージを製造するためのパッケージング装置に関する。

好ましい実施形態によれば、パッケージング装置は、閉じたストラッピングバンドを製造するための装置も備える。閉じたストラッピングバンドを製造するための装置は、準備モジュールとも呼ばれ、ストリップ形態のストラップ材料の供給が提供されるマガジンを備える。

ストリップ形態のストラップ材料は、規定された長さで提供されるストラップ材料のストリップの形態で提供されてもよい。しかしながら、ストリップ形態のストラップ材料は、好ましくは、必要な幅の無端材料としてロール上に提供される。

閉じたストラッピングバンドを製造するための装置はまた、閉じたストラッピングバンドを形成するためにストリップ形態のストラップ材料の自由端を接続するための接続装置を備える。

無端材料から始まるストラッピングバンドの予備製造を以下に説明する。既に所定の長さに切断されたストラップ材料片を使用する場合、対応する分離ステップは省略される。すなわち、当該装置は、後述する分離器具を必要としない。

無端ストラップ材料は、供給器具を介して分離器具に供給される。供給器具は、例えば２つのゴム引きローラからなり、その少なくとも１つは駆動され、それに応じて無端ストラップ材料を巻き出す。分離器具は、例えば、下流ナイフ又は他の適切な切断ユニットからなる。

分離器具は、ストラップ材料を規定の長さに切断し、所定の長さに切断されたストラップ材料の自由端領域は、互いに接続されて、リング形状の予め製造されたストラッピングバンドを形成する。そのため、特に、自由端領域は、部分的に重なって配置され、接着又は溶接プロセスなどによって互いに接続される。

例えば、接続は、接着剤接続を形成するための接着剤塗布器具及び接触圧力印加器具を備える接着ユニットによって行われる。

接着ユニットは、好ましくは、フレームの内周又は外周に沿った凹部内に形成されるストラッピングバンドの所望の外周をマッピングするフレームと関連付けられる。フレームは、循環搬送ユニットと関連付けられる。

フレームは、例えば、セグメント化することができ、個々のフレームセグメントを調整することによって、フレームの外周を調整することができ、したがって、形成されるストラッピングバンドの外周を調整することができる。これにより、物品群の周方向の変化に対応することができ、又は同じストラップ材料を用いてフォーマット変更を行うことができる。

ストラップ材料をフレームの内側輪郭又は外側輪郭に沿って輸送するために、１つ以上の真空ベルト及び／又は機械的搬送要素、例えば循環クランプ要素、ゴム引きベルト、コンベヤベルトなどを使用することができる。

ストラップ材料は、重なり合いが接着ユニットの領域に形成されるまで、搬送ユニットによってフレームの内側輪郭又は外側輪郭全体の周りに１回搬送される。

ストラップ材料の所定の長さに切断されたストリップには、接着剤塗布器具によって開始領域及び／又は終了領域に接着剤が提供され、次いで、接触圧力印加器具の接触圧力ダイによって押し出され、したがって、耐荷重接続が作り出される。

ここで、対応して閉じたストラッピングバンドは、上述した方法で移送要素によってピックアップされ、物品群をストラップで括るためにアプリケーションモジュールのアプリケーションヘッドに供給される。

閉じたストラッピングバンドを製造するためのそのような装置をパッケージング装置と一体化することによって、物品群の外周の変化にインライン方式で対応することが可能である。フォーマットが変更された場合、異なるストラップ材料幅が必要であれば、材料のみを変更すればよい。ロール上に提供されるストラップ材料は、特別に予め製造された閉じたストラッピングバンドよりもはるかに安価であるため、準備モジュールのコストは迅速に回収される。

更に、本発明に関連して、ストラップ材料のインライン印刷は、ストラッピングバンドの形成中、又はストラッピングバンドの物品への適用中に提供することができる。

特に、一種の散乱印刷が、基本印刷デザインとしてストラップ材料上に施されることが提供される。これは、規定された間隔で連続的に繰り返す印刷画像である。理想的には、繰り返し間隔は、ストラップ材料の対応する幅において、処理されるべき全てのフォーマットに対して、閉じたストラッピングバンドの外周、特にパッケージ外周当たりのパターンの少なくとも完全な繰り返しをもたらすように設計される。

加えて、形成される閉じたストラッピングバンド上にパッケージ特有の印刷が存在する場合、空き領域が散乱印刷の構成要素として設計される。この空き領域では、所望の印刷は、例えばバーコード、フォーマット情報、賞味期限などの形態で、インライン方式で行うことができる。この目的のために、特に、閉じたストラッピングバンドを製造するための装置に配置された印刷ユニットを設けることができ、その結果、閉じたストラッピングバンドの形成の一部として所望の印刷が行われる。あるいは、対応する印刷ユニットをアプリケーションモジュールに関連付けることもでき、閉じたストラッピングバンドがグループ化された物品に適用される前に、又はストラップで括られたパッケージが形成された後に印刷を行うことができる。

インライン印刷は、展開された長さを評価し、印刷される空き領域の位置を逆算することによって、空き領域内に位置決めすることができる。あるいは、ストラップ材料上に存在する空き領域又は他のマーキングのセンサ検出を提供することができる。例えば、散乱印刷の構成要素である特別な幾何学的マーキングなどの検出が考えられる。

インライン印刷の利点は、柔軟に使用することができるので、必要なストラップ材料の量を減らすことである。これは、同じストラップ材料を異なる製品に使用することができるので、材料コストを更に低減する。

ここで、本発明によるアプリケーション装置及び／又はパッケージング装置に関連して説明された全ての態様及び実施形態の変形形態は、本発明による方法の部分的な態様にも関連し得る、又は部分的な態様であり得ることが明確に言及されるべきである。したがって、本発明によるアプリケーション装置及び／又はパッケージング装置に関する説明又は特許請求の範囲の定義が、特定の態様及び／又は相関関係及び／又は効果について言及している場合、これは、本発明による方法に等しく適用される。

同じことが逆の場合に当てはまり、したがって、本発明による方法に関連して説明された全ての態様及び実施形態の変形形態は、本発明によるアプリケーション装置及び／又はパッケージング装置の部分的な態様にも関連し得るか、又は部分的態様であり得る。したがって、本発明による方法に関する説明又は特許請求の範囲の定義が、特定の態様及び／又は相関関係及び／又は効果について言及する場合、これは、本発明によるアプリケーション装置及び／又はパッケージング装置に等しく適用される。

本発明の例示的な実施形態及びそれらの利点は、添付の図面を参照して以下により詳細に説明される。図における個々の要素の互いに対する比率は、必ずしも実際の比率に対応しているわけではない。これは、いくつかの形態は簡略化されているが、他の形態は、より良い図示のために他の要素に対して拡大されて示されているからである。
ストラップで括られたパッケージを製造するためのアプリケーション装置のアプリケーションヘッドの斜視図を示す。 パッケージングユニットを製造するために処理される物品群が内部に配置された、図１によるアプリケーションヘッドを上方から見た斜視図を示す。 図１及び図２によるアプリケーションヘッドを上方から見た図で示す。 図１及び図２によるアプリケーションヘッドを上方から見た図で示す。 図１及び図２によるアプリケーションヘッドを上方から見た図で示す。 ストラップで括られたパッケージを製造する方法の異なるステップを示す。 ストラップで括られたパッケージを製造する方法の異なるステップを示す。 ストラップで括られたパッケージを製造する方法の異なるステップを示す。 ストラップで括られたパッケージを製造する方法の異なるステップを示す。 ストラップで括られたパッケージを製造する方法の異なるステップを示す。 ストラップで括られたパッケージを製造する方法の異なるステップを示す。 ストラップで括られたパッケージを製造する方法の異なるステップを示す。 輪郭片の異なる図を示す。 輪郭片の異なる図を示す。 輪郭片の異なる図を示す。 アプリケーションヘッドへのストラッピングバンドの移送プロセスを示す。 アプリケーションヘッドへのストラッピングバンドの移送プロセスを示す。 アプリケーションヘッドへのストラッピングバンドの移送プロセスを示す。 アプリケーションヘッドへのストラッピングバンドの移送プロセスを示す。 アプリケーションヘッドへのストラッピングバンドの移送プロセスを示す。 アプリケーションヘッドへのストラッピングバンドの移送プロセスを示す。 ストラッピングバンドの予備製造を示す。 ストラッピングバンドの予備製造を示す。 ストラッピングバンドの形成中のインライン印刷を示す。

本発明の同一の要素又は同じ効果を有する要素に対して、同一の参照符号が使用される。更に、明確にするために、個々の図には、それぞれの図の説明に必要な参照符号のみが示されている。図示された実施形態は、本発明による装置又は本発明による方法がどのように構成され得るかの単なる例であり、それらは非限定的である。

図１及び図２は、ストラップで括られたパッケージを製造するためのアプリケーション装置のアプリケーションヘッド１を、斜視図で示す。図３～図５も、図１及び図２によるアプリケーションヘッド１を、上から見た図で示している。

図１～図５に例として示されるアプリケーションヘッド１は、少なくとも２つの物品１０を含む物品群１２に少なくとも１つのストラッピングバンド１５を取り付けるように提供及び設計され、ストラッピングバンド１５は、物品１０がストラッピングバンド１５によって少なくとも部分的に取り囲まれるように物品１０の外側面に取り付けられ、その結果、群１２全体も、ストラッピングバンド１５によって取り囲まれ、一緒に保持される。

物品群１２をこのように機械的に一緒に保持し、閉じるように設計されたストラッピングバンド１５は、特に紙材料、紙様材料、プラスチック材料、複合材料などから形成することができる。ストラッピングバンド１５の材料及び材料厚さは、物品群１２を一緒に保持するために保証されるべき機械的安定性に依存する。

組み合わされる物品１０は、液体内容物が充填された容器、特に飲料容器、例えばボトル１１又は缶であることが好ましい。しかしながら、ボトル１１若しくは缶又は類似の容器には、例えば、シャンプーなどの液体化粧品を充填することもできる。図２の概略図は、ボトル１１が、例えば、飲料を保持するためのプラスチック容器、特にＰＥＴ容器であり得ることを示す。

アプリケーションヘッド１は、変化し得る可変開口幅Ｗを有するケージ５０を有し、可変開口幅Ｗは、好適なアクチュエータによって調整することができ、グループ化された物品１０の外面を完全に取り囲むことができる。特に、ケージ５０の開口幅Ｗは、互いに接続されているが互いに対する相対位置が調整可能な複数の輪郭片２の、送り移動によって変更することができる。これらの輪郭片２は、ケージ５０が形成されるセグメントの少なくとも一部を形成する。

アプリケーションヘッド１は、そのように指定された圧縮スロープ６を有する少なくとも１つの輪郭片２を備え、その幾何学的形状は、物品長手方向軸線の方向へのアプリケーションヘッド１の下方移動又は物品長手方向軸線Ｌに平行な方向への物品群１２の上方移動が、アプリケーションヘッド１の移動及び／又はハンドリング領域内に位置決めされた、グループ化された少なくとも２つの物品１０（図２及び図４）に圧縮を加え、その過程で、予め製造された閉じたストラッピングバンド１５を、グループ化された物品１０に適用することができるように選択される。これは、圧縮スロープ６がケージ５０の開口断面のプロファイルを形成することを意味し、このプロファイルは、全体的に円錐形であるか、又は下側開口に向かって延びる。

図示の例では、ケージ５０は、輪郭片２と、クランプ要素３と、ガイド又は保持要素４とによって形成される。これらの部品は全て互いに接続されているが、必要に応じてケージ５０の開口幅を変化させることができるように、互いに対して、以下でより詳細に説明する相対移動を行うことができる。特に、ケージ５０は、その内周に、特にコーナー半径に形成された輪郭ガイド５１を有する。更に、ケージ５０の内側輪郭は、特に輪郭片２の領域において物品群１２上への下降方向に傾斜している。

アプリケーションヘッド１はまた、クランプ要素３と、ガイド又は保持要素４と、吸引要素５とを備えている。これらのクランプ要素３、ガイド又は保持要素４、及び吸引要素５は、特に、アプリケーションヘッド１内のストラッピングバンド１５の正確な配置及び固定のために必要である（図２）。

図３及び図４は、矩形配置に組み合わされた６つの物品１０、特に６本のボトル１１を含む物品群１２が内部に配置されたアプリケーションヘッド１を示す。図３によれば、物品１０は、ケージ５０が物品群１２の上に下降されて物品群１２を取り囲むときに、輪郭片２によって部分的に圧縮される。ストラッピングバンド（図示せず）は、アプリケーションヘッド１内のクランプ機構内に配置される。

図４によれば、物品１０の圧縮は、ケージ５０が、その中に保持されたストラッピングバンドとともに、物品群１２上の意図された高さに位置決めされるとすぐに、輪郭片２の外向きの移動によって解放される。加えて、アプリケーションヘッド１内でのストラッピングバンドの固定は、少なくとも短時間の内向きのクランプ要素３の移動によって解放される。

吸引要素５が負圧下の能動的吸引要素５である場合、吸引要素５に加えられた負圧は、クランプ要素３の内向きの移動と同時に解放され、その結果、そこに保持されたストラッピングバンドを分離することができる。

図３～図５には、開口幅Ｗの変化も示されている。図３は、ケージ５０のより小さい開口幅Ｗを有する動作モードＢＭにおけるアプリケーションヘッド１を示す。この動作モードＢＭにおいて、物品１０は、アプリケーションヘッド１内に配置されたストラッピングバンド（図示せず）で括られる。動作モードＢＭにおいて、アプリケーションヘッド１は、物品群１２が少なくともわずかに圧縮されるように、少なくとも一部領域において、物品群１２の幅よりも少なくともわずかに小さい第１の開口幅Ｗ１を有する。

一方、図４は、解放モードＦＭにおけるアプリケーションヘッド１を示しており、ストラップ作業が接続された後にアプリケーションヘッド１がこの解放モードＦＭに移行され、以下ではストラップで括られたパッケージと呼ばれ、参照符号１３によって指定される、括られた物品１０を解放する。したがって、解放モードＦＭでは、ケージ５０の開放状態は、動作モードＢＭ（ストラッピングモード）と比較して増大されている。この解放モードＦＭでは、アプリケーションヘッドは、物品群１２の幅よりも大きい第２の開口幅Ｗ２を有し、その結果、物品群１２が解放される。

アプリケーションヘッド１を動作モードＢＭから解放モードＦＭに移行させるためには、互いに対向して配置された輪郭片２は、互いから離れるように移動し、したがって両側で物品群１２から距離を置くようになっている。この場合、左側に配置された輪郭片２は左に移動し、右側に配置された輪郭片２は右に移動する。その結果、開口幅Ｗが増大される。

特に、左側に配置された輪郭片２及びそれらの間に配置されたクランプ要素３は、第１のフレーム要素５５に関連付けられ、第１のフレーム要素５５は、油圧又は空気圧調整手段５７によって移動され得る。更に、左側に配置された輪郭片２及びそれらの間に配置されたクランプ要素３は、第２のフレーム要素５６に関連付けられ、第２のフレーム要素５６は、油圧又は空気圧調整手段５８によって移動され得る。

あるいは、図５に示すように、輪郭片２は、開口幅Ｗを増加させるために、中心点Ｍから離れるように移動され得る。

図６～図１２の概略図は、ストラップで括られたパッケージ１３を製造するための方法の異なるステップを示しており、図１１に示すステップは、任意選択的に省略することもできる任意選択のステップである。図６～図１２はそれぞれ、物品１０が内部に配置されたアプリケーションヘッド１の断面図を示しており、機械的に相互接続された物品群１２からストラップで括られたパッケージを形成する様々な段階が図示され得る。

本方法の文脈では、グループ化された少なくとも２つの物品１０が、物品群１２として提供され、アプリケーションヘッド１の移動及び／又はハンドリング領域内に位置決めされる。図示の例では、６つの物品１０が３つずつ２列で提供されているが、断面図では３つの物品の１列のみが見えている。

アプリケーションヘッド１の移動及び／又はハンドリング領域における物品１０の提供に時間的に関連して、物品群１２の提供と同時に、又は上流で、又はその直後に、少なくとも１つの予め製造された閉じたストラッピングバンド１５が、アプリケーションヘッド１内に挿入され、クランプ要素３によってアプリケーションヘッド１内の規定位置（図６参照）に固定される。特に、少なくとも１つの予め製造された閉じたストラッピングバンド１５は、アプリケーションヘッド１の輪郭ガイド５２内に挿入され、クランプ要素３によって、アプリケーションヘッド１の輪郭ガイド５２内の規定位置（図６）に固定される。

典型的に閉じたストラッピングバンド１５のリング形状は、必要な長さに予め製造され、したがって、輪郭片２及びガイド片４によって予め定められ、維持される（図１～図５参照）。アプリケーションプロセス中にストラッピングバンド１５を所定の位置又は必要なリング形状に保持するために、上述のクランプ要素３及び吸引要素５、又は接着グリッパ、真空グリッパなどが設けられ、これらはストラッピングバンド１５が物品群１２上で引っ張られることを確実にする。これらは、周方向輪郭ガイド５１に沿って分配されてもよく、又は、特に、例えばコーナー半径などの領域における特有の点に分配されてもよい。例えば、図１３～図１５に関連して以下に説明されるように、垂直フラッシュ面又はアンダーカットを有する輪郭クランプが、アプリケーションヘッド１のケージ５０の輪郭ガイド５１全体に沿って、又は部分的に可能であり得る。

続いて、少なくとも１つのストラッピングバンド１５を備えたアプリケーションヘッド１は、送り移動によって物品１０を覆うように下降され、アプリケーションヘッド１のケージ５０は、グループ化された物品１０に接触し、物品１０を、その側面で少なくともわずかに圧縮する。

本文脈において、グループ化された物品１０を覆うようにアプリケーションヘッド１を下降することに言及する場合、それはまた、したがって、グループ化された物品１０を下からアプリケーションヘッド１の中へ持ち上げること、又は一般に、物品１０の長手方向中心軸線に平行な移動方向での物品１０及びアプリケーションヘッド１の送り移動も意味することができる。したがって、下降させるという処法から、これらの変形形態を理解することもできるということを明確にすべきである。

図７～図９による（又は一般に、グループ化された物品１０に向かうアプリケーションヘッド１の送り移動による）アプリケーションヘッド１の規定された下降は、物品１０の所定位置にストラッピングバンド１５を位置決めする。ストロークの深さが増大するにつれて、物品１０の側面に加えられる圧縮は、所望の圧縮が達成されるまで増大する。この目的のために必要とされるストロークは、アプリケーションヘッド１の輪郭片２上の圧縮スロープ６の設計によって規定され、維持される。下方への移動が進むにつれて、挿入されたストラッピングバンド１５は、圧縮された物品群１２を覆うように押し付けられる。

ストラッピングバンド１５が所望の位置に到達すると、下方への移動が停止される（図９）。

少なくとも１つのストラッピングバンド１５は、ここで解放され、アプリケーションヘッド１内の固定位置から分離される。特に、ストラッピングバンド１５とクランピング片３との間のクランプ及び／又はストラッピングバンド１５と吸引要素（図示せず）との間の吸引接続が解放されて、ストラッピングバンド１５の固定を取り除く。

続いて又は実質的に同時に、アプリケーションヘッド１のケージ５０の開口幅Ｗが増加され、ケージ５０と物品群１２との間の圧縮が解除される。アプリケーションヘッド１の分離後、ストラップで括られた物品群１２はストラップで括られたパッケージ１３を形成する。

特に、ストラップで括られたパッケージ１３が製造された後、ケージ５０は、物品１０の側面から垂直に離れるように向けられた、ケージ５０の個々のセグメントの開放移動によって開放される。例えば、輪郭片２は、図１０の矢印によって示されるように、反対の移動方向に、互いから離れるように移動される。この場合、アプリケーションヘッド１は、第２の開口幅Ｗ２を有する解放モードＦＭに移行される。

特に、輪郭要素２は、物品の長手方向軸線Ｌに対して垂直な移動によって、ストラップで括られたパッケージ１３の完成品から離れるように移動されるが、ここで、回転移動、及び回転移動と並進移動との組合せも考えられる。これにより、圧縮スロープ６によって形成された圧縮面と物品１０との間に距離が生じ、その結果、物品１０が戻され、ストラッピングバンド１５に対して張力が生じ、その結果、必要なパッケージ安定性が生じる。

特に、ケージ５０の圧縮は、ストラッピングバンド１５が剥がされ、意図された目標位置で物品群１２に取り付けられ、意図された予張力でその場に位置決めされるとすぐに解放されることが提供される。

固定要素、特にクランプ要素３の配置に応じて、最初に、例えばクランプ要素３がストラッピングバンド１５を下縁部で保持する場合、固定が解放された後、ストラッピングバンド１５が固定領域の外側に配置されるまでアプリケーションヘッド１の下向きの移動を継続し、その後に初めて、特定の状況下で物品１０の圧縮を解放することも必要であり得る（図１１）。加えて、圧縮を解放するためには、アプリケーションヘッド１がストラップで括られたパッケージ１３のそれとともに持ち上げられるときの衝突を回避するために、クランプ要素３をストラップで括られたパッケージ１３から離れるように移動させることも必要であり得る。

解放モードＦＭにあるアプリケーションヘッド１は、アプリケーション方向と反対に、ストラップで括られたパッケージ１３から取り外され、例えば、ストラッピングバンド１５を再装填するために初期位置に戻される（図１２）。ストラップで括られたパッケージ１３は、持ち上げることによって解放され、ここで更なるハンドリング、例えばパレット化など（ここでは図示せず）のために供給することができる。

ストラップで括られたパッケージ１３が解放された後、アプリケーションヘッド１は、輪郭片２の対応する送り移動によって動作モードＢＭに戻される。

好ましくは、ストラッピングバンド１５は、接続点、特に接着点又は溶接点などを有するストラッピングバンド１５の部分が、ストラップで括られたパッケージ１３の後続の輸送方向に対して垂直に配置された、ストラッピングバンドの側部上に配置されるように、アプリケーションヘッド１に挿入される。その結果、ストラッピングバンド１５の領域が任意選択的に互いに重なり合うことができる接続点が、後続のハンドリングモジュールなどのガイドストリップに引っ掛かることが防止され、したがってストラッピングバンド１５が裂けることが防止される。

図１３～図１５の概略図は、既に示され、上述されたように、アプリケーションヘッド１の輪郭片２の異なる図を示す。特に、図１３及び図１５はそれぞれ、輪郭片２の側面図であり、図１４は輪郭片２の平面図である。

輪郭片２は、設置された状態において、挿入領域７と、圧縮領域８と、物品長手方向軸線Ｌの方向において圧縮領域８の背後のセットバック領域９とを有するように成形及び設計される（図２及び図１２参照）。セットバック領域９は、特に、垂直フラッシュ面２０又はアンダーカット２１として設計され、輪郭片２が早まって剥ぎ取られることなく、ストラッピングバンドがその意図された位置にガイドされることを可能にするように意図される。

ストラッピングバンド１５は、輪郭片２のセットバック領域９に配置される（図１５）。これは、ストラッピングバンド１５が物品１０の輪郭上に配置されることを防止するために必要であり、これは、アプリケーションヘッドの下方への移動中にストラッピングバンド１５の早まって垂れ下がってしまう結果をもたらし得る（図６～図９参照）。この場合、ストラッピングバンド１５が過度に引き伸ばされたり、損傷を受けたりする可能性があり、又は物品群１２への正しい適用が妨げられる可能性がある。

特に予め製造された閉じたストラッピングバンド１５の外周は、セットバック領域９又はアンダーカット２１によって保護されるように選択されるが、必要以上に大きくない。圧縮が解放されると、ストラッピングバンド１５は、ストラッピングバンド１５と物品群１２との間に十分な張力を達成しないが、これは回避されるべきである。特に、物品１０どうしの間の摩擦が失われ、パッケージの安定性が低下する。したがって、ストラッピングバンドの有用な長さは、物品群１２の全周と、ストラッピングバンドが適用された後のそのストラップによる張力を確実にすることができる群内の物品１０の変形性とによって決定される。

物品群１２の個々の物品１０に加えられる圧縮は、輪郭片２の幾何学的形状と、輪郭片２が内部に配置されたケージ５０の内側開口幅とによって規定される。圧縮量は、対応する圧縮軸の圧縮半径Ｒと圧縮されていない物品半径との間の差によって定義される。輪郭片２は、特に、物品群１２に対して長手方向の圧縮Ｋ（ｌ）のための半径Ｒ（ｌ）及び／又は物品群１２に対して横方向の圧縮Ｋ（ｑ）のための半径Ｒ（ｑ）を有し得る。

圧縮は、物品群１２のそれぞれ接触した物品１０に対して、常に少なくとも１つの方向に加えられる。一般に、圧縮Ｋ（ｌ）は、物品群１２に対して長手方向に加えられる。しかしながら、代替的に、圧縮Ｋ（ｑ）を、物品群１２に対して横方向に加えることもできる。両方の圧縮軸線における組合せ、すなわち物品群１２に対して長手方向の圧縮Ｋ（ｌ）と物品群１２に対して横方向の圧縮Ｋ（ｑ）も可能である。この場合、図５による輪郭片２は、移動矢印によって示される移動方向ＢＲに移動される。

１つの軸線のみにおける圧縮の場合、輪郭片２の内側輪郭２２は、圧縮半径Ｒから始まり、半径が、圧縮されていない半径まで減少するように設計され、その結果、物品１０はこの軸線のみにおいてガイドされる。二軸線での圧縮の場合、対応する圧縮半径Ｒ（ｌ）及びＲ（ｑ）は異なるように選択することができる。輪郭片２の幾何学的形状に加えて、輪郭片２を物品群１２に更に送り込むことによって、最終圧縮の追加の調整を行うことができる。

圧縮スロープ６と呼ばれる挿入スロープの選択された形状及び傾斜は、物品群１２の所望の圧縮がいかに迅速に達成されるかに影響を及ぼすことができる。特に、選択された形状はまた、アプリケーションヘッド１のどれだけの下方ストローク、又は物品群１２に対して物品長手方向軸線の方向にどれだけの相対ストロークが必要とされるかを決定する。加えて、これはまた、圧縮のためにどれだけの力が加えられなければならないかにも影響を及ぼす。これは、圧縮スロープ６の勾配に応じて、アプリケーションヘッド１のストラッピングユニット７０が物品群１２に押し付けられるときに、多かれ少なかれ摩擦が発生するからである。したがって、挿入領域７の高さＨ及び圧縮スロープ６の角度αによって、対応する群１２に適した幾何学的形状を、特に所望の圧縮、物品の幾何学的形状、及び対応する摩擦対に応じて設計することができる。

好ましくは、アプリケーションヘッド１は、ケージ５０の開口幅が対応する群１２のベース面と異なる場合であっても、異なる物品１０を同じ又は類似の物品の幾何学的形状で処理することができるように設計される。アプリケーションヘッド１が異なる物品群１２の異なる基本寸法のために使用される場合、所望の又は技術的に必要な圧縮は、長手方向及び横方向における輪郭片２の対応する位置決めによって設定されなければならない。このようにして、規定された同様の直径範囲を、いずれの場合もカバーすることができる。

アプリケーションヘッド１のストラッピングユニット７０によって提供されるケージ５０はまた、拡大又は縮小することができ、したがって、更なるガイド及び保持要素４を任意選択的に挿入することによって、又はガイド及び保持要素４を取り外すことによって、異なるパックサイズに適合させることができる。

物品１０は、アプリケーションヘッド１のストラッピングユニット７０の輪郭片２によってストラッピングバンド１５の間に押し付けられ、物品１０の圧縮により、最初は、アプリケーションヘッド１のストラッピングユニット７０に保持されたストラッピングバンド１５と物品群１２との間に一定の距離がある。したがって、ストラッピングバンド１５と物品１０との間に空間的な分離が存在するが、これは圧縮の解放によって除去される。

図１６～図２１は、準備された物品群１２にストラップを適用する準備ができるように、予め製造されたストラッピングバンド１５のアプリケーションヘッド１への移送プロセスを示す。この場合、図１６、図１８、及び図２０はそれぞれアプリケーションヘッド１の側面図であり、一方、図１７、図１９、及び図２１は対応する上から見た図である。

挿入される予め製造されたストラッピングバンド１５の輪郭を正確に又は近似的に有する移送要素２５が、ストラッピングバンドをアプリケーションヘッド１内に挿入するために使用される。移送要素２５は、対応する準備モジュール（図示せず）からリング形状のストラッピングバンド１５を取り出す。ストラッピングバンド１５を有する移送要素２５は、アプリケーションヘッドの上方に配置される（図１６及び図１７）。

好ましくは、ストラッピングバンド１５は、適切な吸引要素又はクランプ要素又は他の適切な固定器具によって移送要素２５に固定され、ストラッピングバンド１５の下縁部は、好ましくは、移送要素２５を越えて底部で突出し、その結果、ストラッピングバンド１５の下部領域をアプリケーションヘッドのクランプ要素３に挿入することができる。ストラッピングバンド１５が吸引要素５のみによってアプリケーションヘッド１内に保持される場合、移送要素２５を越えるストラッピングバンド１５の下方突出部を省くことができる。更に、この場合、ストラッピングバンド１５を下から移送要素２５に挿入することも可能である。

移送要素２５の下方への移動及び／又はアプリケーションヘッド１の上方への移動によって、ストラッピングバンド１５は、アプリケーションヘッド１内に所望の配置で置かれることになる（図１８及び図１９）。図１９及び図２１にアステリスクで示され図示されているように、クランプ要素３を閉じることによって、かつ／又はアプリケーションヘッド１の吸引要素５を作動させ、移送要素２５の対応する固定器具を開放及び／又は停止させることによって、ストラッピングバンド１５は移送要素２５からアプリケーションヘッド１に移送される。

次いで、移送要素２５は、移送要素の上向きの移動又はアプリケーションヘッド１の下向きの移動によって取り外され（図２０及び図２１）、更なるストラッピングバンド１５を再装填するために開始位置に移動される。この場合、アプリケーションヘッド１からの確実な取り外しを可能にするために、移送要素２５の外周を縮小する必要がある場合がある。この目的のために、移送要素２５をセグメント化することができ、セグメントを移送要素２５の中心に向かって移動させることができ、その結果、移送要素２５の外周の縮小が行われる。

ストラッピングバンド１５を物品群１２に接着又は他の方法で固定する必要がないことは、上述の方法において特に有利である。対応して設計されたアプリケーションヘッド１を使用することによって、ストラッピングプロセスの複雑さを低減することができる。

図２２及び図２３の概略図は、準備モジュール３０におけるストラッピングバンド１５の予備製造を示す。この場合、無端のストラップ材料１６が、例えば、必要な幅の巻き取られた材料１７として提供される。これは、対応する準備モジュール３０において、供給器具３１を介して分離器具３２に供給される。

供給器具３１は、例えば、巻き取られた材料１７をそれに応じて巻き出す、２つの反対方向に回転するゴム引きローラからなることができる。分離器具３２は、例えば、下流ナイフ又は他の適切な切断ユニットからなる。

分離器具３２は、ストラップ材料１６を規定の長さに切断し、所定の長さに切断されたストラップ材料１６の自由端領域は、互いに接続されて、予め製造されたリング形状のストラッピングバンド１５を形成する。そのため、特に、自由端領域は、部分的に重なって配置され、接着又は溶接プロセスなどによって互いに接続される。

図示の実施形態では、接着ユニット３３が示されており、この接着ユニット３３は、接着剤による接続を形成するための接着剤塗布器具３４及び接触圧力印加器具３５を備える。

フレーム３６が接着ユニット３３と関連付けられ、このフレームは、凹部内に形成されるストラッピングバンド１５の所望の外周をマッピングする。更に、フレーム３６に関連付けられた循環搬送ユニット３７が設けられている。フレーム３６はセグメント化することができ、個々のフレームセグメントを調整することによって、フレームの外周、したがって形成されるストラッピングバンド１５の外周を調整することができる。

これにより、物品群の周方向の変化に対応することができ、又は同じストラップ材料１６を用いてフォーマット変更を行うことができる。

ストラップ材料１６をフレーム３６の内側輪郭又は外側輪郭に沿って輸送するために、１つ以上の真空ベルト及び／又は機械的搬送要素、例えば循環クランプ要素、ゴム引きベルト、コンベヤベルトなどを使用することができる。

ストラップ材料１６は、重なり合いが接着ユニット３３の領域に形成されるまで、搬送ユニット３７によってフレーム３６の内側輪郭又は外側輪郭全体の周りに１回搬送される。

ストラップ材料１６の所定の長さに切断されたストリップには、接着剤塗布器具３４によって開始領域及び／又は終了領域に接着剤が提供され、開始領域及び終了領域は、互いに重なり合うように配置され、次いで、接触圧力印加器具３５の接触圧力ダイによって押し出され、それによって、耐荷重接続が作り出される。

これに対応して閉じたストラッピングバンド１５は、上述した方法で移送要素２５によって取り上げられ、物品群を括るためにアプリケーションモジュール４０のアプリケーションヘッド１に供給される。アプリケーションモジュール４０は、アプリケーションヘッド１のための移動及び／又はハンドリング領域を有し、移動及び／又はハンドリング領域内で、グループ化された少なくとも２つの物品と協働する。

このような準備モジュール３０を配置することにより、物品群の変更に対して、インライン方式で対応することができる。フォーマットが変更された場合、ストラップ材料１６の異なる幅が必要であれば、材料のみを変更すればよい。ロール上に提供されるストラップ材料１６は、特別に予め製造された閉じたストラッピングバンド１５よりもはるかに安価であるため、準備モジュール３０のコストは迅速に回収される。

図２４の概略図は、ストラッピングバンド１５の形成中のいわゆるインライン印刷を示しており、ストラッピングバンド１５は、図２２及び図２３による無端の巻き取られた材料１７として提供される。特に、一種の散乱印刷４４が、基本印刷デザインとして巻き取られた材料１７上に施されることが提供される。これは、定義された間隔Ａで繰り返す印刷画像である。理想的には、間隔Ａは、ストラップ材料１６の対応する幅において、処理されるべき全てのフォーマット、特にパッケージ外周に対して、ストラッピングバンド１５の長さ当たりのパターンの少なくとも完全な繰り返しをもたらすように設計される。

更に、形成されるストラッピングバンド１５上にパッケージ固有の印刷が存在する場合、少なくとも１つの空き領域４５が散乱印刷４４の構成要素として設計される。この空き領域４５において、所望の印刷は、例えば、バーコード、フォーマット情報、賞味期限などの形態で、インライン方式で行うことができる。この目的のために、特に、調製モジュール３０内に配置された印刷ユニット４１（図２３）を設けることができ、その結果、所望の印刷は、閉じたストラッピングバンド１５の形成の一部として行われる。あるいは、対応する印刷ユニットをアプリケーションモジュール４０に関連付けることもでき、閉じたストラッピングバンド１５がグループ化された物品に適用される前に、又はストラップで括られたパッケージが形成された後に印刷を行うことができる。

インライン印刷は、展開された長さを評価し、印刷される空の領域４５の位置を逆算することによって、空き領域４５内に位置決めすることができる。あるいは、ストラップ材料１６上に存在する空き領域又は他のマーキングのセンサ検出を提供することができる。例えば、散乱印刷４４の構成要素である特別な幾何学的マーキングの検出が考えられる。

このようなインライン印刷の利点は、必要とされるストラップ材料１６の量を減らすことである。これは、ストラップ材料１６を柔軟に使用することができるからである。これは、同じストラップ材料１６を異なる製品に使用することができるので、材料コストを更に低減する。

先行する段落、特許請求の範囲、又は以下の説明及び図の実施形態、例及び変形形態は、それらの様々な図又はそれぞれの個々の特徴を含めて、互いに独立して、又は任意の組合せで使用することができる。一つの実施形態に関連して説明される特徴は、それらの特徴が矛盾しない限り、全ての実施形態に適用可能である。

上記の図の説明の文脈において、一般的に「概略的な」表現及び図が言及される場合も、これは、図の表現及びそれらの説明が、本発明の開示に関して副次的な重要性を有するということを決して意味しない。当業者は、概略的かつ抽象的に描かれた表現から十分な情報を確実に導き出すことができ、それにより、アプリケーション装置の物品及び／若しくは部品又は他の描かれた要素の、描かれた、場合によっては正確に縮尺通りではない比率によって決して混乱させられることなく、当業者が本発明を理解することがより容易になる。図は、読者としての当業者が、本発明による方法のより具体的に説明された実施態様及び本発明による装置のより具体的に説明された動作モードに基づいて、特許請求の範囲及び明細書の一般的な部分においてより一般的に及び／又はより抽象的に定式化された本発明の概念をより良く理解することを可能にする。

本発明を、好ましい実施形態を参照して説明してきた。しかしながら、当業者であれば、添付の特許請求の範囲の保護範囲から逸脱することなく、本発明に対して修正又は変更を行うことができるということが考えられる。

１ アプリケーションヘッド
２ 輪郭片
３ クランプ要素
４ ガイド又は保持要素
５ 吸引要素
６ 圧縮スロープ
７ 挿入領域
８ 圧縮領域
９ リセット領域
１０ 物品
１１ ボトル
１２ 物品群
１３ ストラップで括られたパッケージ
１５ ストラッピングバンド
１６ ストラップ材料
１７ 巻き取られた材料
２０ 垂直フラッシュ面
２１ アンダーカット
２２ 内側輪郭
２５ 移送要素
３０ 準備モジュール
３１ 供給器具
３２ 分離器具
３３ 接着ユニット
３４ 接着剤塗布器具
３５ 接触圧力印加器具
３６ フレーム
３７ 周方向搬送ユニット
４０ アプリケーションモジュール
４１ 印刷ユニット
４４ 錯乱印刷
４５ 空き領域
５０ ケージ
５１ 輪郭ガイド
５５ 第１のフレーム要素
５６ 第２のフレーム要素
５７ 調整手段
５８ 調整手段
α 角度
Ａ 距離
ＢＭ 動作モード
ＢＲ 移動の方向
ＦＭ 解放モード
Ｈ 高さ
Ｋ（ｌ） 物品群に対して長手方向の（第１の）圧縮
Ｋ（ｑ） 物品群に対して横方向の（第２の）圧縮
Ｌ 物品の長手方向軸線
Ｍ 中心点
Ｒ 圧縮半径
Ｒ（ｌ） 圧縮のための（第１の）長手方向半径
Ｒ（ｑ） 圧縮のための（第２の）横方向半径
Ｗ 開口幅
Ｗ１ 動作モードにおける開口幅
Ｗ２ 解放モードにおける開口幅

Claims (13)

1. 少なくとも１つのストラッピングバンド（１５）によって一緒に保持される、グループ化された少なくとも２つの物品（１０）から各々が作られる、ストラップで括られたパッケージ（１３）を製造する方法であって、
   前記方法は、少なくとも、
   ａ）前記グループ化された少なくとも２つの物品（１０）を提供する方法ステップであって、前記グループ化された少なくとも２つの物品（１０）は、アプリケーションヘッド（１）の移動領域及び／又はハンドリング領域に位置決めされる、方法ステップと、
   ｂ）少なくとも１つの予め製造された閉じたストラッピングバンド（１５）を、前記アプリケーションヘッドに挿入する方法ステップであって、前記ストラッピングバンド（１５）は規定位置に固定され、前記アプリケーションヘッド（１）は、前記グループ化された物品（１０）の外面を取り囲むことができるケージ（５０）の可変開口幅（Ｗ）を有する、方法ステップと、
   ｃ）前記物品の長手方向中心軸線（Ｌ）にほぼ平行に進行する送り移動によって、前記少なくとも１つのストラッピングバンドを備えた前記アプリケーションヘッドを、前記物品に送るか、又は前記物品（１０）の長手方向中心軸線（Ｌ）にほぼ平行に進行する送り移動によって、前記グループ化された物品（１０）を前記アプリケーションヘッド（１）に送ることができる方法ステップであって、前記アプリケーションヘッドの前記ケージが、前記グループ化された物品の外面に接触し、前記グループ化された物品を少なくともわずかに圧縮する、方法ステップと、
   ｄ）前記物品（１０）を同時に圧縮している前記アプリケーションヘッド（１）を規定の方法で下降させることによって、前記物品（１０）の所定位置に、前記ストラッピングバンド（１５）を位置決めする方法ステップと、
   ｅ）前記少なくとも１つのストラッピングバンド（１５）が前記アプリケーションヘッド（１）内のその固定位置から同時に、解放されかつ取り外される間に、前記アプリケーションヘッド（１）の前記ケージ（５０）の前記開口幅（Ｗ）を増加させる方法ステップと、
   ｆ）前記ストラップで括られた物品群（１２）から、前記アプリケーションヘッド（１）を取り外す方法ステップと、
   を含む方法。
2. 前記ケージ（５０）は、その内周に輪郭ガイド（５１）を有し、前記輪郭ガイド（５１）は、コーナー半径に形成され、かつ／又は前記ケージ（５０）の内側輪郭は、前記物品群（１２）上に下降方向に傾斜している、請求項１に記載の方法。
3. 前記ストラッピングバンド（１５）が前記物品群（１２）上のその所定の目標位置に位置決めされると、前記ケージ（５０）の圧縮が解除される、請求項１又は２に記載の方法。
4. 前記ケージ（５０）の開放は、前記物品（１０）の前記外面から離れるように垂直に向けられた、前記ケージ（５０）の個々のセグメントの開放移動による、請求項３に記載の方法。
5. 前記ストラッピングバンド（１５）は、前記アプリケーションヘッド（１）の前記ケージ（５０）内に挿入されるときに、前記ケージ（５０）のアンダーカット（２１）内に配置される、請求項１～４のいずれか一項に記載の方法。
6. 閉じたストラッピングバンド（１５）が、ストリップ形態で提供されるストラップ材料（１６）から製造され、製造の直後に前記アプリケーションヘッド（１）内に配置され、一時的に固定される、請求項１～５のいずれか一項に記載の方法。
7. 少なくとも１つのストラッピングバンド（１５）によって一緒に保持される、グループ化された少なくとも２つの物品（１０）から各々が作られるストラップで括られたパッケージ（１３）を製造するためのアプリケーション装置（４０）であって、
   ・ 前記アプリケーション装置（４０）は、アプリケーションヘッド（１）のための移動及び／又はハンドリング領域と関連付けられ、前記移動及び／又はハンドリング領域内でグループ化された少なくとも２つの物品（１０）と協働し、
   ・ 前記アプリケーションヘッド（１）は、可変開口幅（Ｗ）と、少なくとも１つの予め製造された閉じたストラッピングバンド（１５）を挿入するための領域とを有するケージ（５０）と、を備え、前記ケージ（５０）は、前記グループ化された物品（１０）の外面を囲むことができ、
   ・ 前記アプリケーションヘッド（１）は、その中に固定された前記少なくとも１つのストラッピングバンド（１５）とともに、前記物品（１０）の長手方向中心軸線（Ｌ）にほぼ平行に進行する送り移動によって、前記移動及び／又はハンドリング領域に位置する前記物品（１０）の上方に送られることができるか、又は、前記グループ化された物品（１０）は、前記物品（１０）の長手方向中心軸線（Ｌ）にほぼ平行に進行する送り移動によって、前記アプリケーションヘッド（１）に送られることができ、前記アプリケーションヘッド（１）の前記ケージ（５０）は、前記グループ化された物品（１０）の外面に接触し、前記グループ化された物品を少なくともわずかに圧縮し、
   ・ 前記アプリケーションヘッド（１）の前記ケージ（５０）は、前記少なくとも１つのストラッピングバンド（１５）が前記アプリケーションヘッド（１）内のその固定位置から同時に、解放されかつ取り外される間に開放され得る、アプリケーション装置（４０）。
8. 前記ケージ（５０）は、前記ストラッピングバンド（１５）のための固定器具（３、５）を備え、特に、前記固定器具（３、５）は、真空グリッパ又は接着グリッパを備える、請求項７に記載のアプリケーション装置（４０）。
9. 前記ケージ（５０）は、その内周に輪郭ガイド（５１）を有し、前記輪郭ガイド（５１）は、コーナー半径に形成され、かつ／又は、前記ケージ（５０）の内側輪郭は、前記物品群（１２）上への送り方向に傾斜している、請求項７又は８に記載のアプリケーション装置（４０）。
10. 前記ケージ（５０）は、少なくとも１つのアンダーカット（２１）を備え、前記ストラッピングバンド（１５）は、前記アプリケーションヘッド（１）の前記ケージ（５０）内への挿入後に、前記アンダーカット（２１）内に配置される、請求項９に記載のアプリケーション装置（４０）。
11. 前記ケージ（５０）は、前記物品（１０）の側面から離れるように垂直に向けられた前記ケージ（５０）の個々のセグメントの開放移動によって開放され得る、請求項７～１０のいずれか一項に記載のアプリケーション装置（４０）。
12. 少なくとも１つのストラッピングバンド（１５）によって一緒に保持される、グループ化された少なくとも２つの物品（１０）から各々が作られるストラップで括られたパッケージ（１３）を製造するためのパッケージング装置であって、請求項７～１１のいずれか一項に記載のアプリケーション装置（４０）を備える、パッケージング装置。
13. 閉じたストラッピングバンド（１５）を製造するための装置（３０）を更に備え、前記装置（３０）は、
    ・ ストリップ形態のストラップ材料（１６）の供給が提供されるマガジンと、
    ・ ストリップ形態の前記ストラップ材料（１６）の自由端どうしを接続して、閉じたストラッピングバンド（１５）を形成するための接続装置（３３）と、
    を備える、請求項１２に記載のパッケージング装置。

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