JP2024522484A - 仮想シーンに基づくグラフィック表示方法、装置、機器及びコンピュータプログラム - Google Patents

Abstract

仮想シーンに基づくグラフィック表示方法、装置、機器及び媒体は、コンピュータ技術分野に属する。該方法は、コンピュータ機器が仮想シーンを表示するステップであって、仮想シーンは制限領域を含み、仮想シーンに第１仮想オブジェクトが表示され、ここで、制限領域内に位置する仮想オブジェクトは、インタラクション行為が受信されない場合に属性値が変化しない、ステップ（５０１）と、コンピュータ機器が制限領域、ターゲット制限領域、及び第１仮想オブジェクトに基づいて、領域指示グラフィックを表示するステップであって、領域指示グラフィックは、第１仮想オブジェクトと制限領域との相対的な位置関係及び第１仮想オブジェクトとターゲット制限領域との相対的な位置関係を示し、ターゲット制限領域は、次の領域更新の発生によって決定された制限領域である、ステップ（５０２）と、を含む。

Description

（関連出願の参照）
本願は、２０２１年１０月２９日に提出された、出願番号が２０２１１１２８０２５０．１であり、発明名称が「仮想シーンに基づくグラフィック表示方法、装置、機器及び媒体」である中国特許出願の優先権、及び２０２１年１２月３１日に提出された、出願番号が２０２１１１６５８２６５．７であり、発明名称が「仮想シーンに基づくグラフィック表示方法、装置、機器及び媒体」である中国特許出願の優先権を主張し、それらの全ての内容が参照により本願に組み込まれる。

（技術分野）
本願は、コンピュータ技術分野に関し、特に、仮想シーンに基づくグラフィック表示方法、装置、機器及び媒体に関する。

マルチメディア技術の発展と端末機能の多様化に伴い、端末上でプレイできるゲームの種類はますます多くなっている。シューティングゲームは比較的盛んに流行するゲームであり、いくつかのシューティングゲームでは、制限領域がランダムに更新され、ユーザが操作して制御する仮想オブジェクトが制限領域内にある場合、該仮想オブジェクトは攻撃を受けるときにのみヒットポイントが減少し、該仮想オブジェクトが制限領域外にある場合、該仮想オブジェクトは攻撃を受けなくてもヒットポイントが減少し、これにより、ユーザが該仮想オブジェクトを操作して該制限領域に進入するように制御することを促す。

本願の実施例は、人間とコンピュータとのインタラクションの効率を向上させることができる、仮想シーンに基づくグラフィック表示方法、装置、機器及び媒体を提供する。その技術的解決策は、以下のとおりである。

一態様では、仮想シーンに基づくグラフィック表示方法を提供し、グラフィック表示方法は、
コンピュータ機器が仮想シーンを表示するステップであって、仮想シーンは制限領域を含み、仮想シーンに第１仮想オブジェクトが表示され、ここで、制限領域内に位置する仮想オブジェクトは、インタラクション行為が受信されない場合に属性値が変化しない、ステップと、
コンピュータ機器が制限領域、ターゲット制限領域、及び第１仮想オブジェクトに基づいて、領域指示グラフィックを表示するステップであって、領域指示グラフィックは、第１仮想オブジェクトと制限領域との相対的な位置関係及び第１仮想オブジェクトとターゲット制限領域との相対的な位置関係を示し、ターゲット制限領域は、次の領域更新の発生によって決定された制限領域である、ステップと、を含む。

一態様では、仮想シーンに基づくグラフィック表示装置を提供し、グラフィック表示装置は、
仮想シーンを表示するように構成される仮想シーン表示モジュールであって、仮想シーンは制限領域を含み、仮想シーンに第１仮想オブジェクトが表示され、ここで、制限領域内に位置する仮想オブジェクトは、インタラクション行為が受信されない場合に属性値が変化しない、仮想シーン表示モジュールと、
制限領域、ターゲット制限領域、及び第１仮想オブジェクトに基づいて、領域指示グラフィックを表示するように構成される領域指示グラフィック表示モジュールであって、領域指示グラフィックは、第１仮想オブジェクトと制限領域との相対的な位置関係及び第１仮想オブジェクトとターゲット制限領域との相対的な位置関係を示し、ターゲット制限領域は、次の領域更新の発生によって決定された制限領域である、領域指示グラフィック表示モジュールと、を含む。

１つの可能な実施形態では、領域指示グラフィック表示モジュールは、制限領域及びターゲット制限領域に基づいて、領域組み合わせグラフィックを生成し、領域組み合わせグラフィックは、制限領域とターゲット制限領域との間の相対的な位置関係を示し、領域組み合わせグラフィック及び第１仮想オブジェクトに基づいて、領域指示グラフィックを仮想シーンに表示するように構成される。

１つの可能な実施形態では、領域指示グラフィック表示モジュールは、仮想シーンにおける制限領域とターゲット制限領域のそれぞれの位置に基づいて、領域組み合わせグラフィックを生成するように構成される。

１つの可能な実施形態では、領域指示グラフィック表示モジュールは、仮想シーンの仮想マップにおける制限領域の中心位置及び境界位置と、仮想マップにおけるターゲット制限領域の中心位置及び境界位置とに基づいて、領域組み合わせグラフィックを生成するように構成される。

１つの可能な実施形態では、領域指示グラフィック表示モジュールは、仮想シーンにおける第１仮想オブジェクトの位置及び向きに基づいて、第１仮想オブジェクトの方向アイコンを領域組み合わせグラフィックに追加し、領域指示グラフィックを得、領域指示グラフィックを表示するように構成される。

１つの可能な実施形態では、領域指示グラフィック表示モジュールは、
第１仮想オブジェクトが制限領域の内部に位置する場合、第１仮想オブジェクトと制限領域の中心位置との間の距離及び方向に基づいて、領域組み合わせグラフィックの内部に方向アイコンを追加し、方向アイコンの指向を第１仮想オブジェクトの向きに調整し、領域指示グラフィックを得るように構成され、又は、
第１仮想オブジェクトが制限領域の外部に位置する場合、第１仮想オブジェクトと前記制限領域の中心位置との間の接続線に基づいて、領域組み合わせグラフィックにおける制限領域の境界上の第１仮想オブジェクトに最も近い候補位置を決定し、方向アイコンを候補位置に追加し、方向アイコンの指向を第１仮想オブジェクトの向きに調整し、領域指示グラフィックを得るように構成される。

１つの可能な実施形態では、領域指示グラフィック表示モジュールは、領域指示グラフィックを回転させ、回転後の領域指示グラフィックを表示するように構成される。

１つの可能な実施形態では、領域指示グラフィックは方向アイコンを含み、方向アイコンは、仮想シーンにおける第１仮想オブジェクトの位置及び向きを示し、領域指示グラフィック表示モジュールは、
領域指示グラフィックにおける方向アイコンの位置に基づいて、方向アイコンが領域指示グラフィックの底部に位置するように、領域指示グラフィックを回転させ、回転後の領域指示グラフィックを表示するように構成され、又は、
領域指示グラフィックにおける方向アイコンの位置及び指す方向に基づいて、方向アイコンの方向がターゲット方向に指向するように、領域指示グラフィックを回転させ、回転後の領域指示グラフィックを表示するように構成される。

１つの可能な実施形態では、領域指示グラフィックは領域組み合わせグラフィック及び方向アイコンを含み、領域組み合わせグラフィックは、制限領域とターゲット制限領域との間の相対的な位置関係を示し、方向アイコンは、仮想シーンにおける第１仮想オブジェクトの位置及び向きを示し、領域組み合わせグラフィックは、制限領域に対応する第１領域グラフィック及びターゲット制限領域に対応する第２領域グラフィックを含み、領域指示グラフィック表示モジュールは、第１領域グラフィック、第２領域グラフィック、及び方向アイコンを異なる色で表示するように構成される。

１つの可能な実施形態では、領域指示グラフィック表示モジュールは、仮想シーンにおける制限領域の位置、制限領域の中心位置と第１仮想オブジェクトとの間の距離、及び仮想シーンにおけるターゲット制限領域の位置に基づいて、領域組み合わせグラフィックを生成するように構成される。

１つの可能な実施形態では、装置は、さらに、
仮想シーンにおける第１仮想オブジェクトの位置及び向きのうちのいずれか一つが変化することに応答して、仮想シーンにおける第１仮想オブジェクトの現在の位置及び向きに基づいて、領域指示グラフィックを調整するように構成される調整モジュールを含む。

１つの可能な実施形態では、装置は、さらに、
領域指示グラフィックに基づいてカウントダウンアイコンを表示するように構成されるカウントダウンアイコン表示モジュールを含み、カウントダウンアイコンは制限領域からターゲット制限区域への更新までの残り時間を示す。

１つの可能な実施形態では、カウントダウンアイコン表示モジュールは、
カウントダウンアイコンを領域指示グラフィックの下方に表示するように構成され、又は、
領域指示グラフィックが方向アイコンを含む場合、カウントダウンアイコンを方向アイコンの下方に表示するように構成され、方向アイコンは仮想シーンにおける第１仮想オブジェクトの位置及び向きを示す。

１つの可能な実施形態では、ターゲット制限領域は制限領域の内部に位置し、ターゲット制限領域の面積は制限領域より小さく、又は、ターゲット制限領域は制限領域と重なる部分を有する。

１つの可能な実施形態では、装置は、さらに、距離表示モジュールを含み、距離表示モジュールは、
第１仮想オブジェクトが制限領域の内部に位置する場合、第１仮想オブジェクトとターゲット制限領域との間の距離を領域指示グラフィックに表示するように構成され、又は、
第１仮想オブジェクトが制限領域の外部に位置する場合、第１仮想オブジェクトと制限領域との間の距離、及び第１仮想オブジェクトとターゲット制限領域との間の距離を領域指示グラフィックに表示するように構成される。

１つの可能な実施形態では、領域指示グラフィック表示モジュールは、さらに、ターゲット時間長の後に、領域指示グラフィックの表示をキャンセルするように構成される。

一態様では、コンピュータ機器を提供し、コンピュータ機器は、１つ又は複数のプロセッサ及び１つ又は複数のメモリを含み、１つ又は複数のメモリに少なくとも１つのコンピュータプログラムが記憶され、コンピュータプログラムが１つ又は複数のプロセッサによってロード及び実行されて、仮想シーンに基づくグラフィック表示方法を実現する。

一態様では、コンピュータ可読記憶媒体を提供し、コンピュータ可読記憶媒体に少なくとも１つのコンピュータプログラムが記憶され、コンピュータプログラムがプロセッサによってロード及び実行されて、仮想シーンに基づくグラフィック表示方法を実現する。

一態様では、コンピュータプログラム製品又はコンピュータプログラムを提供し、該コンピュータプログラム製品又はコンピュータプログラムはプログラムコードを含み、該プログラムコードがコンピュータ可読記憶媒体に記憶され、コンピュータ機器のプロセッサはコンピュータ可読記憶媒体から該プログラムコードを読み取り、プロセッサは該プログラムコードを実行して、該コンピュータ機器に上述の仮想シーンに基づくグラフィック表示方法を実行する。

本願の実施例によって提供される技術的解決策により、コンピュータ機器は、現在の制限領域、更新される制限領域、及び第１仮想オブジェクトに基づいて、領域指示グラフィックを該仮想シーンに表示することができ、該領域指示グラフィックは、第１仮想オブジェクトと２つの制限領域との間の相対的な位置関係を示すことができる。ユーザは、仮想シーンの仮想マップを見る必要がなく、該領域指示グラフィックを見るだけで第１仮想オブジェクトと２つの制限領域との間の相対的な位置を知ることができ、これにより、人間とコンピュータとのインタラクションの効率が比較的高い。

本願の実施例による仮想シーンに基づくグラフィック表示方法の実施環境の模式図である。 本願の実施例による仮想マップを含むインターフェースの模式図である。 本願の実施例による仮想オブジェクトの向きの模式図である。 本願の実施例によるインターフェースの模式図である。 本願の実施例による仮想シーンに基づくグラフィック表示方法のフローチャートである。 本願の実施例による仮想シーンに基づくグラフィック表示方法のフローチャートである。 本願の実施例による領域組み合わせグラフィックを生成する模式図である。 本願の実施例による方向アイコンの模式図である。 本願の実施例による領域指示グラフィックの模式図である。 本願の実施例による領域指示グラフィックをズームする模式図である。 本願の実施例による領域指示グラフィックを含むインターフェースの模式図である。 本願の実施例による領域指示グラフィックを回転する模式図である。 本願の実施例による領域指示グラフィックをズームする模式図である。 本願の実施例による領域指示グラフィックを含むインターフェースの模式図である。 本願の実施例による領域指示グラフィックを回転する模式図である。 本願の実施例による領域指示グラフィックをズームする模式図である。 本願の実施例による領域指示グラフィックを含むインターフェースの模式図である。 本願の実施例による楕円形の領域指示グラフィックの模式図である。 本願の実施例によるカウントダウンアイコンの表示位置の模式図である。 本願の実施例によるカウントダウンアイコンの表示位置の模式図である。 本願の実施例による仮想シーンに基づくグラフィック表示方法の論理ブロック図である。 本願の実施例による仮想シーンに基づくグラフィック表示装置の構造的模式図である。 本願の実施例による端末の構造的模式図である。

本願の実施例における技術的解決策をより明確に説明するために、以上において実施例の説明に使用する必要がある図面を簡単に紹介する。明らかに、以上に説明された図面は、本願の実施例の一部だけであり、当業者にとっては、創造的な労力を払うことなく、これらの図面に基づいて他の図面をさらに取得することができる。

本願の目的、技術的解決策及び利点をより明確にするために、下記において図面を参照しながら本願の実施形態をさらに詳細に説明する。

本願では、「第１」及び「第２」という用語は、作用と機能が基本的に同一の同じ項又は類似項を区別するために使用され、理解すべきこととして、「第１」、「第２」、「第ｎ」の間に論理的又はタイミング的な依存関係がなく、数量と実行順序も限定されない。

本願では、「少なくとも１つ」という用語は１つ又は複数を意味し、「複数」とは２つ又は２つ以上を意味し、例えば、複数の画像とは２つ又は２つ以上の画像を意味する。

仮想シーンについては、アプリケーションプログラムが端末で実行されるときに表示（又は提供）される仮想シーンである。該仮想シーンは、現実世界に対するシミュレーション環境であってもよく、半シミュレーション半架空の仮想環境であってもよく、純架空の仮想環境であってもよい。仮想シーンは、２次元仮想シーン、２．５次元仮想シーン、又は３次元仮想シーンの任意の１つであってもよく、本願の実施例では仮想シーンの次元を限定しない。例えば、仮想シーンは、空、陸、海などを含むことができ、該陸は、砂漠や都市などの環境要素を含むことができ、ユーザは、該仮想シーンで移動するように仮想オブジェクトを制御することができる。

仮想オブジェクトについては、仮想シーンにおける移動可能なオブジェクトを指す。該移動可能なオブジェクトは、仮想シーンに表示される人物、動物、植物、ドラム缶、壁、石などの仮想人物、仮想動物、アニメーション人物などであってもよい。該仮想オブジェクトは、該仮想シーンにおけるユーザを表すためのアバターであってもよい。仮想シーンには複数の仮想オブジェクトを含むことができ、各仮想オブジェクトは仮想シーンにおいて独自の形状及び体積を有し、仮想シーンにおける空間の一部を占める。

オプションとして、該仮想オブジェクトは、クライアント上の操作によって制御されるユーザキャラクター、又はトレーニングによって仮想シーン対戦に設定される人工知能（ＡＩ：Ａｒｔｉｆｉｃｉａｌ Ｉｎｔｅｌｌｉｇｅｎｃｅ）、又は仮想シーンに設定される非ユーザキャラクター（ＮＰＣ：Ｎｏｎ－Ｐｌａｙｅｒ Ｃｈａｒａｃｔｅｒ）である。オプションとして、該仮想オブジェクトは、仮想シーンで競技を行う仮想キャラクターである。オプションとして、該仮想シーンにおけるインタラクションに参加する仮想オブジェクトの数は、予め設定されるか、又はインタラクションに参加するクライアントの数に基づいて動的に決定される。

シューティングゲームを例として、ユーザは、仮想オブジェクトを操作して、該仮想シーンの空を自由に落下したり、滑空したり、パラシュートを開いて落下したり、陸上で走ったり、ジャンプしたり、這ったり、腰をかがめて前進したりするように制御することができ、仮想オブジェクトを制御して海で泳いだり、浮かんだり、潜ったりするようにすることもできる。もちろん、ユーザは、仮想車両に乗って該仮想シーンで移動するように仮想オブジェクトを制御することもでき、例えば、該仮想車両は、仮想自動車、仮想航空機、仮想ヨットなどであるもよく、ここでは上記のシーンのみを例として説明し、本願の実施例ではこれについて具体的に限定しない。

図１は、本願の実施例による仮想シーンに基づくグラフィック表示方法の実施環境の模式図であり、図１を参照すると、該実施環境は、端末１１０及びサーバ１４０を含む。

端末１１０は、仮想シーン表示をサポートするアプリケーションプログラムをインストールして実行する。オプションとして、該アプリケーションプログラムは、一人称シューティングゲーム（ＦＰＳ：Ｆｉｒｓｔ－Ｐｅｒｓｏｎ Ｓｈｏｏｔｉｎｇ Ｇａｍｅ）、三人称シューティングゲーム、仮想現実アプリケーションプログラムゲーム、三次元マッププログラム、又はマルチプレイヤー銃撃戦サバイバルのうちの任意の１つである。端末１１０は、第１ユーザに使用される端末であり、第１ユーザは、端末１１０を使用して仮想シーン内に位置する制御された仮想オブジェクトが活動を行うことを操作し、該活動は、体の姿勢を調整すること、這うこと、歩くこと、走ること、乗ること、ジャンプすること、運転すること、拾うこと、射撃すること、攻撃すること、及び投げることのうちの少なくとも１つを含むが、これらに限定されない。概略的に、制御された仮想オブジェクトは、第１仮想人物、例えば、シミュレーションキャラクター又はアニメキャラクターである。

サーバ１４０は、独立した物理サーバであり、又は複数の物理サーバから構成されるサーバクラスタもしくは分散システムであり、又はクラウドサービス、クラウドデータベース、クラウドコンピューティング、クラウド関数、クラウドストレージ、ネットワークサービス、クラウド通信、ミドルウェアサービス、ドメイン名サービス、セキュリティサービス、配信ネットワーク（ＣＤＮ：Ｃｏｎｔｅｎｔ Ｄｅｌｉｖｅｒｙ Ｎｅｔｗｏｒｋ）、及びビッグデータと人工知能プラットフォームなどの基礎的なクラウドコンピューティングサービスを提供するクラウドサーバであり、本願の実施例では、サーバの数及びデバイスタイプを限定しない。サーバ１４０は、端末１１０で動作するアプリケーションプログラムにバックグラウンドサービスを提供し、端末１１０は無線ネットワーク又は有線ネットワークを介してサーバ１４０に接続される。

本願の実施例の実施環境を紹介した後、以下において、本願の実施例の応用シーンを紹介する。以下の説明の過程で、端末は上記の実施環境における端末１１０であり、サーバは上記のサーバ１４０である。

本願の実施例によって提供される技術的解決策は、シューティングゲームのシーンに適用することができ、シューティングゲームにおいて、端末は仮想シーンを表示し、該仮想シーンは第１仮想オブジェクトを含み、ユーザは、端末を介して該第1仮想オブジェクトを操作して仮想シーンで移動及び攻撃するように制御することができる。該仮想シーンは制限領域を含み、該制限領域は仮想オブジェクトの移動範囲を制限するためものであり、第１仮想オブジェクトが該制限領域で移動する場合、攻撃を受けない場合、ヒットポイントは減少しない。第１仮想オブジェクトが制限領域外に位置する場合、攻撃を受けなくても、第１仮想オブジェクトのヒットポイントは減少し続け、いくつかの実施例では、該制限領域は安全領域とも呼ばれる。シューティングゲームでは、一定時間ごとに安全領域の位置が更新され、例えば、仮想オブジェクトが安全領域内に集まり、仮想オブジェクトの間で対抗が発生する確率を増加させるように、一定時間ごとに安全領域が縮小される。関連技術では、安全領域を更新する前に、端末にプロンプト情報が表示されることが多いが、該プロンプト情報は、安全領域が更新されることをユーザに注意するために使用され、ユーザは、仮想シーンの仮想マップを見ることで更新される安全領域の位置及び第１仮想オブジェクトと安全領域との間の距離を決定することができ、このプロセスでは、仮想マップを見るには、ユーザが対応する操作、例えば仮想マップ閲覧コントロールをクリックすることを実行する必要がある。仮想マップの表示によって仮想シーンの表示が遮られ、第１仮想オブジェクトは、ユーザが仮想マップを見るときに、他の仮想オブジェクトによって攻撃される可能性がある。図２に示すように、ユーザが仮想マップ閲覧コントロールをクリックした後、端末は仮想マップ２０１を表示し、該仮想マップ２０１は仮想シーン２００の表示の一部を遮る。しかし、本願の実施例によって提供される技術的解決策を採用した後、端末は、制限領域、ターゲット制限領域、及び第１仮想オブジェクトに基づいて、領域指示グラフィックを表示することができ、該領域指示グラフィックは、制限領域、ターゲット制限領域、及び第１仮想オブジェクトの三者の間の相対的な位置関係を示し、ここで、ターゲット制限領域は、即ち更新される制限領域である。ユーザは、仮想シーンの仮想マップを見る必要がなく、該領域指示グラフィックを見るだけで第１仮想オブジェクトと現在の制限領域との相対的な位置関係、及び、第１仮想オブジェクトと更新されるターゲット制限領域との相対的な位置関係を知ることができ、それによって操作の手順を減らし、仮想マップを見る間に第１仮想オブジェクトが奇襲されるという状況を回避し、人間とコンピュータとのインタラクションの効率を向上させる同時に、ユーザのゲーム体験を向上させる。

説明すべきこととして、上記の説明は、端末が本願の実施例によって提供される仮想シーンに基づくグラフィック表示方法を実行することを例として実行され、上記のシューティングゲームがクラウドゲームである場合、本願の実施例によって提供される仮想シーンに基づくグラフィック表示方法は、サーバによって実行することもでき、サーバはビデオストリームを端末にプッシュし、端末はそれを表示するだけでよいが、本願の実施例では限定されない。

本願の実施例によって提供される技術的解決策をより明確に説明するために、以下において本願における仮想シーンを紹介し、図３を参照すると、シューティングゲームをよりリアルにするために、ゲームデザイナーは人間が現実世界を観察する方式を参照して、仮想シーンの表示方式を設計する。第１仮想オブジェクト３０１は領域３０２内の仮想シーンを観察することができ、第１仮想オブジェクト３０１の角度から領域３０２を観察して得られた画面は、即ち表示された仮想シーンである。ユーザは、第１仮想オブジェクト３０１の向きを調整することにより、第１仮想オブジェクト３０１が仮想シーンを観察する位置を調整することができる。

いくつかの実施例では、仮想シーンは、第１仮想オブジェクトを操作して異なるアクションを実行するように制御するためのコントロールを含む。図４を参照すると、仮想ジョイスティック４０２、姿勢調整コントロール４０３、射撃コントロール４０４、及びプロップス切り替えコントロール４０５が仮想シーン４０１に表示され、ここで、仮想ジョイスティック４０２は、第１仮想オブジェクトの移動方向を制御するために使用される。姿勢調整コントロール４０３は、第１仮想オブジェクトの姿勢を調整するために使用され、例えばしゃがむ又は這う動作などを実行するように仮想オブジェクトを制御する。射撃制御４０４は、第１仮想オブジェクトが持っている仮想道具を操作して仮想弾薬を発射するように制御するために使用される。プロップス切り替えコントロール４０５は、仮想オブジェクトが持っている仮想道具を切り替えるために使用される。仮想シーン４０１にさらに小さなマップ４０６が表示され、小さなマップ４０６は、又は仮想マップと呼ばれ、ユーザは、小さなマップ４０６により仮想シーンにおけるチームメイト及び敵の位置を観察することができる。

本願の実施例の実施環境、応用シーン、及び仮想シーンを紹介した後、本願の実施例によって提供される仮想シーンに基づくグラフィック表示方法について以下に説明する。実行主体はコンピュータ機器であり、例えば該コンピュータ機器は上記の図１に示す実施環境における端末であり、図５を参照すると、該方法は、ステップ５０１～５０２を含む。

ステップ５０１において、コンピュータ機器が仮想シーンを表示し、該仮想シーンは制限領域を含み、該仮想シーンに第１仮想オブジェクトが表示され、ここで、該制限領域内に位置する仮想オブジェクトは、インタラクション行為が受信されない場合に属性値が変化しない。

ここで、制限領域は、仮想シーンにおける仮想オブジェクトの活動範囲を制限するための領域であり、仮想オブジェクトは制限領域内に位置するとき、インタラクション行為が受信されない場合に、属性値が変化しない。対応して、仮想オブジェクトは制限領域外に位置するとき、インタラクション行為が受信されない場合に、属性値も減少する。制限領域を設定することにより、ユーザが仮想オブジェクトを操作してできるだけ早く制限領域に進入するように制御することを促すことができる。仮想シーンにおける制限領域は一定時間ごとに変化するため、ユーザは新しい制限領域に進入するように仮想オブジェクトを制御する必要がある。

ステップ５０２において、コンピュータ機器が、該制限領域、ターゲット制限領域、及び該第１仮想オブジェクトに基づいて、領域指示グラフィックを表示し、該領域指示グラフィックは、該第１仮想オブジェクトと該制限領域との相対的な位置関係及び該第１仮想オブジェクトと該ターゲット制限領域との相対的な位置関係を示し、該ターゲット制限領域は、次の領域更新の発生によって決定された制限領域である。

ここで、該制限領域は仮想シーンにおける現在の制限領域であり、ターゲット制限領域は仮想シーンにおける更新される制限領域である。

関連技術では、制限領域を更新する前に、端末がプロンプト情報を表示することが多く、ユーザは、該プロンプト情報を見た後、仮想シーンの仮想マップを見ることで、更新される制限領域の位置を知ることができる。しかし、この方式では、ユーザは新しい制限領域の位置を決定するときにまず仮想マップを開く必要があるため、人間とコンピュータとのインタラクションの効率が比較的低い。

本願の実施例によって提供される技術的解決策により、コンピュータ機器は、現在の制限領域、更新される制限領域、及び第１仮想オブジェクトに基づいて、領域指示グラフィックを表示することができ、該領域指示グラフィックは、第１仮想オブジェクトと２つの制限領域との間の相対的な位置関係を示すことができる。ユーザは、仮想シーンの仮想マップを見る必要がなく、該領域指示グラフィックを見るだけで第１仮想オブジェクトと２つの制限領域との間の相対的な位置を知ることができ、人間とコンピュータとのインタラクションの効率が比較的高い。

上述のステップ５０１～５０２は、本願の実施例によって提供される仮想シーンに基づくグラフィック表示方法に対する簡単な紹介であり、以下において、いくつかの例を組み合わせて、本願の実施例によって提供される仮想シーンに基づくグラフィック表示方法をより詳細に説明する。実行主体はコンピュータ機器であり、本願の実施例では、コンピュータ機器が端末であることを例とするが、図６を参照すると、該方法は、ステップ６０１～６０４を含む。

ステップ６０１において、端末が仮想シーンを表示し、該仮想シーンは制限領域を含み、該仮想シーンに第１仮想オブジェクトが表示され、ここで、該制限領域内に位置する仮想オブジェクトは、インタラクション行為が受信されない場合に属性値が変化しない。

いくつかの実施例では、該制限領域は、仮想シーンにおけるランダムに生成される領域であり、該制限領域は、仮想オブジェクトの活動範囲を制限する役割を果たす。いくつかの実施例では、仮想シーンにおける制限領域が更新され、制限領域の更新方式は、制限領域を絶えず縮小することを含み、制限領域の位置を調整することをさらに含み、調整前後の制限領域の間には重なる部分がある。いくつかの実施例では、ゲームが開始された後の一定期間内に、仮想シーンに制限領域がなく、ユーザは、仮想シーンで勝手に動くように仮想オブジェクトを制御することができ、例えば、仮想シーンで仮想道具を収集し、及び他の仮想オブジェクトを攻撃するように仮想オブジェクトを制御する。一定期間後に、該仮想シーンに制限領域が現れ始め、ユーザは、インタラクションがない場合に仮想オブジェクトの属性値が低下するのを回避するために、仮想オブジェクトを制限領域に赴くように制御する。仮想シーンにおける制限領域の更新方式が制限領域を絶えず縮小することである場合、初めて制限領域を決定する場合、端末は仮想シーンにおいて１つの位置点をランダムに決定し、該位置点を中心とし、予め設定された長さを半径として制限領域を決定することができる。後続で該制限領域を更新する場合、端末は、該制限領域の半径を絶えず縮小するか、又は該制限領域内に該制限領域よりも面積の小さいターゲット制限領域をランダムに生成する。いくつかの実施例では、インタラクション行為は、仮想シーンにおける他の仮想オブジェクトの該仮想オブジェクトに対するインタラクション行為を含み、さらに、仮想シーンの該仮想オブジェクトに対するインタラクション行為を含み、ここで、他の仮想オブジェクトの該仮想オブジェクトに対するインタラクション行為は、他の仮想オブジェクトが仮想銃を使用して該仮想オブジェクトを攻撃すること、他の仮想オブジェクトが仮想投擲物を使用して該仮想オブジェクトを攻撃すること、他の仮想オブジェクトが仮想車両を運転して該仮想オブジェクトにぶつかること、他の仮想オブジェクトが仮想シーンで仮想飛行機を呼び出して該仮想オブジェクトを攻撃すること、他の仮想オブジェクトが仮想ナイフを用いて該仮想オブジェクトを攻撃することなどを含む。仮想シーンの該仮想オブジェクトに対するインタラクション行為は、仮想シーンにおいて仮想爆発物をランダムに投下して該仮想オブジェクトを攻撃すること、及び該仮想オブジェクトが該仮想シーンの仮想水域に落下することによって該仮想オブジェクトにもたらされたダメージを含む。

いくつかの実施例では、属性値が０に低下するとき、仮想オブジェクトは淘汰され、ユーザはゲームをプレイするように仮想オブジェクトを制御することができなくなる。又は、属性値が０に低下するとき、仮想オブジェクトは「救援待ち」の状態になり、ユーザは仮想オブジェクトを仮想シーンで「這う」ように制御することができ、他のユーザは、仮想オブジェクトを制御して、該「救援待ち」の仮想オブジェクトを救援するようにすることができる。該「救援待ち」の仮想オブジェクトが一定期間内に他の仮想オブジェクトによって救援されない場合、該仮想オブジェクトは淘汰される。いくつかの実施例では、該属性値は仮想オブジェクトのヒットポイントである。つまり、仮想オブジェクトが制限領域内に位置するとき、インタラクション行為が受信されない場合、仮想オブジェクトのヒットポイントは減少しない。仮想オブジェクトが制限領域外に位置するとき、インタラクション行為が受信されない場合、仮想オブジェクトのヒットポイントも減少し、ここで、ヒットポイントの減少量は、仮想オブジェクトの制限領域外に位置する時間長に正の相関がある。仮想オブジェクトがずっと制限領域外に位置すると、仮想オブジェクトのヒットポイントが０に低下する可能性があり、それによって仮想オブジェクトが淘汰される。

いくつかの実施例では、該仮想シーンはシューティングゲームのゲームシーンであり、第１仮想オブジェクトは端末によって制御される仮想オブジェクトであり、ユーザは、端末を介して該第１仮想オブジェクトを該仮想シーンで移動し、仮想道具を使用し、仮想車両を運転し、及び他の活動を実行するように制御することができる。

１つの可能な実施形態では、ユーザが競技対戦のラウンドを開始することに応答して、端末は、本ラウンドの競技対戦に対応する仮想シーンを表示し、第１仮想オブジェクトを仮想シーンに表示し、ここで、競技対戦のラウンドは即ちシューティングゲームのラウンドであり、端末によって表示される仮想シーンは仮想シーンの一部であり、第１仮想オブジェクトは端末によって表示される仮想シーンの中央に表示され、端末によって表示される仮想シーンは第１仮想オブジェクトの移動に伴って移動し、いくつかの実施例では、端末によって表示される仮想シーンは、第１仮想オブジェクトの視野範囲とも呼ばれる。このような場合に、端末は、他の仮想オブジェクトが第１仮想オブジェクトの視野範囲に入る場合、他の仮想オブジェクトを表示することができる。

ステップ６０２において、端末が該制限領域、ターゲット制限領域、及び該第１仮想オブジェクトに基づいて、領域指示グラフィックを表示し、該領域指示グラフィックは、該第１仮想オブジェクトと、該制限領域及び該ターゲット制限領域との相対的な位置関係を示し、該ターゲット制限領域は、次の領域更新の発生によって決定された制限領域である。

１つの可能な実施形態では、端末は仮想シーンに該領域指示グラフィックを表示する。別の可能な実施形態では、端末は仮想シーンインターフェースを表示し、該仮想シーンインターフェースに該仮想シーンが表示され、端末は該仮想シーンインターフェースに該領域指示グラフィックを表示し、例えば、仮想シーンインターフェースにおけるターゲット領域に該領域指示グラフィックが表示され、又は端末は仮想シーンインターフェースにレイヤを追加し、該レイヤに該領域指示グラフィックが表示される。

ここで、該制限領域は、仮想シーンにおける現在の制限領域であり、ターゲット制限領域は、更新される制限領域であり、いくつかの実施例では、該ターゲット制限領域は、該制限領域の内部に位置し、該ターゲット制限領域の面積は、該制限領域より小さく、又は、該ターゲット制限領域は該制限領域と重なる部分を有する。該ターゲット制限領域が該制限領域の内部に位置し、該ターゲット制限領域の面積が該制限領域よりも小さい場合、端末が該制限領域を更新するプロセスは、即ち該制限領域を縮小するプロセスであり、例えば、該制限領域は仮想シーンにおける第１の球体であり、該球体のエッジが見え、ユーザは該エッジを見ることで該制限領域の位置を知ることができる。端末は、該制限領域を更新するとき、該球体の半径を直接減少させて体積がより小さな球体を得ることができ、該体積がより小さな球体は即ちターゲット制限領域である。又は、端末は、該球体内に１つの球心をランダムに決定し、該球体の半径を減少させて、該ターゲット制限領域を得る。該ターゲット制限領域が該制限領域と重なる部分を有する場合、端末が該制限領域を更新するプロセスは、該制限領域の周囲に１つのターゲット制限領域を再決定するプロセスであり、該ターゲット制限領域と該制限領域の間に重なる部分を有し、これにより仮想オブジェクトが該制限領域からターゲット制限領域にスムーズに移動できることを保証する。いくつかの実施例では、該ターゲット制限領域の面積が該制限領域よりも小さく、これにより仮想オブジェクト間の接触が発生する確率を高め、ゲーム時間長を短縮する。いくつかの実施例では、該制限領域は現在の安全領域と呼ばれ、該ターゲット制限領域は次の安全領域と呼ばれる。

１つの可能な実施形態では、領域更新時間までの時間差がターゲット条件を満たすことに応じて、端末は、該仮想シーンにおける該制限領域、ターゲット制限領域、及び該第１仮想オブジェクトに基づいて、該仮想シーンに領域指示グラフィックを表示する。

ここで、領域更新時間は、実際の状況に応じて技術者によって設定され、例えば、１分又は２分などの固定時間長に設定され、又は不定の時間長に設定され、例えば、第１回の領域更新の時間はゲーム開始後の３分であり、第２回の領域更新の時間はゲーム開始後の５分であり、本願の実施例では限定されない。ここで、領域更新時間までの時間差とは、現時点と次に領域が更新される時点との間の時間差を指す。

いくつかの実施例では、領域更新時間までの時間差がターゲット条件を満たすとは、領域更新時間までの時間差が時間差閾値以下であることを指し、該時間差閾値は技術者によって実際の状況に応じて設定され、例えば、５分、３分、１分、３０秒、１０秒、又は０秒に設定されるが、本願の実施例では限定されない。

このような実施形態では、端末は該ターゲット制限領域を更新する前に、領域指示グラフィックを表示することができ、このような方式によりユーザの注意力を引くのに役立ち、人間とコンピュータとのインタラクションの効率が向上する。

１つの可能な実施形態では、端末は、該制限領域及び該ターゲット制限領域に基づいて、領域組み合わせグラフィックを生成し、該領域組み合わせグラフィックは、該制限領域と該ターゲット制限領域との間の相対的な位置関係を示す。端末は、該領域組み合わせグラフィック及び該第１仮想オブジェクトに基づいて、該仮想シーンに該領域指示グラフィックを表示する。

このような実施形態では、該制限領域と該ターゲット制限領域との間の相対的な位置関係は変化しないため、端末は、まず該制限領域と該ターゲット制限領域に基づいて領域組み合わせグラフィックを生成し、該領域組み合わせグラフィックにより該制限領域と該ターゲット制限領域との間の相対的な位置関係を示すことができる。しかし、仮想シーンにおける該第１仮想オブジェクトの位置及び向きは随時変化する可能性があるため、該第１仮想オブジェクトと２つの制限領域との間の相対的な位置関係も随時変化する可能性がある。このような不変及び変化の方式を採用して領域指示グラフィックを決定することで、端末の演算効率を向上させることができる。

上述の実施形態をより明確に説明するために、以下では、２つの部分に分けて上述の実施形態を説明する。

第１の部分において、端末は、該制限領域と該ターゲット制限領域に基づいて、領域組み合わせグラフィックを生成する。

１つの可能な実施形態では、端末は、該仮想シーンにおける該制限領域と該ターゲット制限領域のそれぞれの位置に基づいて、該領域組み合わせグラフィックを生成する。

このような実施形態では、該制限領域と該ターゲット制限領域との間の相対的な位置関係は変化しないため、端末は、該制限領域の位置と該ターゲット制限領域の位置に基づいて、該領域組み合わせグラフィックを直接生成することができ、効率が比較的高い。

例えば、端末は、該仮想シーンの仮想マップにおける該制限領域の中心位置及び境界位置と、該仮想マップにおける該ターゲット制限領域の中心位置及び境界位置に基づいて、該領域組み合わせグラフィックを生成する。

ここで、該仮想マップは該仮想シーンの平面投影図であり、該仮想マップは仮想シーンにおける異なる領域の境界線及び異なる領域の名称を記録する。

いくつかの実施例では、端末は、座標の形式を採用して該制限領域及び該仮想マップにおける該ターゲット制限領域の中心位置を表し、関数の形式を採用して該制限領域及び該ターゲット制限領域の該仮想マップにおける境界位置を表す。該制限領域及び該ターゲット制限領域が仮想シーンにおける球体である場合、該制限領域及び該ターゲット制限領域は該仮想マップで２つの円として表示され、ここでの円は、真円だけでなく、楕円も含む。本願の実施例では限定されない。いくつかの実施例では、端末は、該制限領域の中心座標及び境界関数と、該ターゲット制限領域の中心座標及び境界関数とを取得し、該制限領域の中心座標及び境界関数に基づいて第１領域グラフィックを生成し、該第１領域グラフィックは該制限領域を表す。端末は、該ターゲット制限領域の中心座標及び境界関数に基づいて、第１領域グラフィックと同じ座標系で第２領域グラフィックを生成し、該第２領域グラフィックは該ターゲット制限領域を表し、第１グラフィック領域と該第２グラフィック領域の組み合わせは、即ち該領域組み合わせグラフィックである。もちろん、上記の説明の過程では、端末が第１領域グラフィックと第２領域グラフィックをそれぞれ生成することを例として実行されたが、他の可能な実施形態では、端末は該第１領域グラフィックと該第２領域グラフィックを同時に生成することができ、本願の実施例では限定されない。

いくつかの実施例では、端末は、予め設定されたサイズの正方形内に１つの最大の円を充填し、該最大の円は該制限区域を表し、該円を該第１区域グラフィックとする。端末は、該制限領域の中心位置と該ターゲット制限領域の中心位置との位置差、及び該制限領域の半径と該ターゲット制限領域の半径との比に基づいて、該正方形内に別の円を生成し、該円は該ターゲット制限領域を表し、該円は即ち第２領域グラフィックであり、これら２つの円の組み合わせは即ち領域組み合わせグラフィックであり、ここで、該予め設定されたサイズは実際の状況に応じて技術者によって設定され、本願の実施例では限定されない。

いくつかの実施例では、端末は、仮想マップから該制限領域の中心座標及び境界関数、及び該ターゲット制限領域の中心座標及び境界関数を取得する。端末は、該制限領域の中心座標と境界関数に基づいて、該仮想マップに第１領域グラフィックを生成する。端末は、該ターゲット制限領域の中心座標と境界関数に基づいて、該仮想マップに第２領域グラフィックを生成し、該第１領域グラフィックと該第２領域グラフィックの組み合わせは即ち該領域組み合わせグラフィックである。

例えば、図７を参照すると、端末は、仮想マップ７０１により該制限領域７０２の中心座標及び境界関数、及び該ターゲット制限領域７０３の中心座標及び境界関数を取得する。端末は、該制限領域７０２の中心座標と境界関数に基づいて、該仮想マップ７０１に第１領域グラフィック７０４を生成する。端末は、該ターゲット制限領域７０３の中心座標と境界関数に基づいて、該仮想マップ７０１に第２領域グラフィック７０５を生成し、該第１領域グラフィック７０４と該第２領域グラフィック７０５の組み合わせは即ち該領域組み合わせグラフィックである。

１つの可能な実施形態では、端末は、該仮想シーンにおける該制限領域の位置、該制限領域の中心位置と該第１仮想オブジェクトとの間の距離、及び該仮想シーンにおける該ターゲット制限領域の位置に基づいて、該領域組み合わせグラフィックを生成する。

このような実施形態では、領域組み合わせグラフィックを生成するときに、該制限領域の中心位置と該第１仮想オブジェクトとの間の距離が考慮されるため、生成された領域組み合わせグラフィックも該第１仮想オブジェクトにより似合うものとなる。

該制限領域と該ターゲット制限領域が仮想マップに円であることを例として、端末は、該制限領域の中心位置を円心とし、該制限領域の中心位置と該第１仮想オブジェクトとの間の距離を半径として第１領域グラフィックを生成し、該第１領域グラフィックは該制限領域と該第１仮想オブジェクトとの間の距離を表す。端末は、該ターゲット制限領域の中心位置を中心とし、該ターゲット制限領域の半径を半径として第２領域グラフィックを生成し、該第２領域グラフィックは、該ターゲット制限領域を表し、該第１領域グラフィックと該第２領域グラフィックの組み合わせは即ち該領域組み合わせグラフィックである。

第２の部分において、端末は、該領域組み合わせグラフィック及び該第１仮想オブジェクトに基づいて、該領域指示グラフィックを表示する。

１つの可能な実施形態では、端末は、該仮想シーンにおける該第１仮想オブジェクトの位置及び向きに基づいて、該第１仮想オブジェクトの方向アイコンを該領域組み合わせグラフィックに追加し、該領域指示グラフィックを取得する。端末は、該仮想シーンに該領域指示グラフィックを表示する。

ここで、該方向アイコンは、仮想シーンにおける該第１仮想オブジェクトの位置及び方向を示し、いくつかの実施例では、該方向アイコンは「方向付き役割座標ｉｃｏｎ（アイコン）」とも呼ばれ、図８は１つの方向アイコン８００が提供され、該方向アイコン８００は本体８０１と尖った角８０２を含み、該尖った角８０２の方向は、該第１仮想オブジェクトの向きを表し、即ち、該第１仮想オブジェクトの向きが変化する場合、該尖った角８０２の方向もそれに応じて変化する。

上述の実施形態をより明確に説明するために、以下では、２つの部分に分けて上述の実施形態を説明する。

（１）において、端末は、該仮想シーンにおける該第１仮想オブジェクトの位置及び向きに基づいて、該第１仮想オブジェクトの方向アイコンを該領域組み合わせグラフィックに追加し、該領域指示グラフィックを得る。

１つの可能な実施形態では、該第１仮想オブジェクトが該制限領域の内部に位置する場合、端末は、該第１仮想オブジェクトと該制限領域の中心位置との間の距離及び方向に基づいて、該領域組み合わせグラフィックの内部に該方向アイコンを追加し、該方向アイコンの指向を該第１仮想オブジェクトの向きに調整し、該領域指示グラフィックを得る。

このような実施形態では、該第１仮想オブジェクトが該制限領域内に位置する場合、端末は、該第１仮想オブジェクトと該制限領域との間の実際の位置関係に基づいて、該領域組み合わせグラフィックに該方向アイコンを追加することができ、得られた領域指示グラフィックも、該制限領域における該第１仮想オブジェクトの位置、及び該第１仮想オブジェクトと該ターゲット制限領域との間の相対的な位置関係をリアルに反映することができる。

例えば、端末は、該第１仮想オブジェクトの該仮想シーンにおける座標、該制限領域の中心座標、及び該制限領域の半径に基づいて、該第１仮想オブジェクトが該制限領域の内部に位置するか否かを決定し、つまり、まず、第１仮想オブジェクトの該仮想シーンにおける座標と該制限領域の中心座標との間の距離を決定し、次に該距離を該制限領域の半径と比較する。該距離が該制限領域の半径より大きい場合、該第１仮想オブジェクトが該制限領域の外部に位置することを意味し、該距離が該制限領域の半径以下である場合、該第１仮想オブジェクトが該制限領域の内部に位置することを意味する。該第１仮想オブジェクトが該制限領域の内部に位置する場合、端末は、該第１仮想オブジェクトと該制限領域の中心位置との間の距離、及び該第１仮想オブジェクトと該制限領域との間の相対方向に基づいて、制限領域における第１仮想オブジェクトの位置を決定し、該領域組み合わせグラフィック内部に対応する位置に該方向アイコンを追加し、該方向アイコンの指向を該第１仮想オブジェクトの向きに調整し、該領域指示グラフィックを得る。ここで、該方向アイコンの方向は、該第１仮想オブジェクトの向きであり、例えば、該第１仮想オブジェクトの向きが該制限領域の中心位置である場合、該方向アイコンは、該領域組み合わせグラフィックにおける第１領域グラフィックの中心に指向し、該第１領域グラフィックは、該制限領域を表す。

いくつかの実施例では、仮想シーンは複数の地形ブロックを含み、端末は、第１数値を採用して該複数の地形ブロックにおける該制限領域に属する地形ブロックに番号をつけ、第２数値を採用して該制限領域以外の地形ブロックに番号をつける。端末は、該第１仮想オブジェクトが該制限領域に位置するかどうかを決定するとき、該第１仮想オブジェクトが位置する地形ブロックの番号を決定し、該地形ブロックの番号が第１数値である場合、端末は、該第１仮想オブジェクトが該制限領域の内部に位置することを決定し、該地形ブロックの番号が第２数値である場合、端末は、該第１仮想オブジェクトが該制限領域の外部に位置ことを決定する。該第１仮想オブジェクトが該制限領域の内部に位置する場合、端末は、該第１仮想オブジェクトと該制限領域の中心位置との間の距離、及び該第１仮想オブジェクトと該制限領域との間の相対方向に基づいて、制限領域における第１仮想オブジェクトの位置を決定し、該領域組み合わせグラフィックの内部に対応する位置に該方向アイコンを追加し、該方向アイコンの指向を該第１仮想オブジェクトの向きに調整し、該領域指示グラフィックを得る。

例えば、図９を参照すると、該第１仮想オブジェクトが該制限領域の内部に位置する場合、端末は領域組み合わせグラフィック９００に方向アイコン９０１を追加し、領域指示グラフィック９０２を得る。

１つの可能な実施形態では、該第１仮想オブジェクトが該制限領域の外部に位置する場合、端末は、該第１仮想オブジェクトと該制限領域の中心位置との間の接続線に基づいて、該領域組み合わせグラフィックにおける該制限領域の境界上の該第１仮想オブジェクトに最も近い候補位置を決定し、該方向アイコンを該候補位置に追加し、該方向アイコンの指向を該第１仮想オブジェクトの向きに調整し、該領域指示グラフィックを得る。

このような実施形態では、該第１仮想オブジェクトが該制限領域外に位置する場合、端末は、該領域指示グラフィックにおける該制限領域の境界に該方向アイコンを追加することができ、このようにして、該第１仮想オブジェクトが該制限領域内になくでも、該領域指示グラフィックにより、該第１仮想オブジェクトと２つの制限領域との間の相対的な位置関係を表すことができる。

例えば、端末は、該第１仮想オブジェクトの該仮想シーンにおける座標、該制限領域の中心座標、及び該制限領域の半径に基づいて、該第１仮想オブジェクトが該制限領域の内部に位置するか否かを決定する。該第１仮想オブジェクトが該制限領域の外部に位置する場合、端末は、該第１仮想オブジェクトと該制限領域の中心位置との間の接続線に基づいて、該領域組み合わせグラフィックに候補位置を決定し、該候補位置は該接続線と第１領域グラフィックの境界との交点である。端末は、該方向アイコンを該候補位置に追加し、該方向アイコンの指向を該第１仮想オブジェクトの向きに調整し、該領域指示グラフィックを得る。ここで、該方向アイコンの方向が該第１仮想オブジェクトの向きであり、例えば、該第１仮想オブジェクトの向きが該制限領域の中心位置である場合、該方向アイコンは、該領域組み合わせグラフィックにおける第１領域グラフィックの中心に指向し、該第１領域グラフィックは、該制限領域を表す。

いくつかの実施例では、仮想シーンは複数の地形ブロックを含み、端末は、第１数値を採用して該複数の地形ブロックにおける該制限領域に属する地形ブロックに番号をつけ、第２数値を採用して該制限領域以外の地形ブロックに番号をつける。端末は、該第１仮想オブジェクトが該制限領域に位置するかどうかを決定するとき、該第１仮想オブジェクトが位置する地形ブロックの番号を決定し、該地形ブロックの番号が第２数値である場合、端末は、該第１仮想オブジェクトが該制限領域の外部に位置ことを決定し、端末は、該第１仮想オブジェクトと該制限領域の中心位置との間の接続線に基づいて、該領域組み合わせグラフィックに候補位置を決定し、該候補位置は該接続線と第１領域グラフィックの境界との交点である。端末は、該方向アイコンを該候補位置に追加し、該方向アイコンの指向を該第１仮想オブジェクトの向きに調整し、該領域指示グラフィックを得る。

（２）において、端末は該領域指示グラフィックを表示する。

１つの可能な実施形態では、端末は該領域指示グラフィックをズームし、ズーム後の該領域指示グラフィックを該仮想シーンに表示する。

ここで、端末の該領域指示グラフィックに対するズーム比率は、該領域指示グラフィックの面積とターゲット面積によって決定され、該ターゲット面積は即ちズーム後の領域指示グラフィックの面積であり、該ターゲット面積は、実際の状況に応じて技術者によって設定されるが、本願の実施例では限定されない。

このような実施形態では、端末は該領域指示グラフィックをズームしてから仮想シーンに表示するため、ズーム後の領域指示グラフィックが仮想シーンにより似合うことができ、領域指示グラフィックが大きすぎて仮想シーンが遮られるという状況を回避し、領域指示グラフィックが小さすぎてユーザがはっきり見ることができないという状況も回避することができ、これにより、該領域指示グラフィックにより第１仮想オブジェクトと２つの制限領域との相対的な位置関係を示すのに便利である。

例えば、端末は、該領域指示グラフィックの面積とターゲット面積との比率に基づいて、該領域指示グラフィックをズームし、ズーム後の領域指示グラフィックを得、ズーム後の領域指示グラフィックの面積は、該ターゲット面積である。端末は、該ズーム後の領域指示グラフィックを表示する。

例えば、図１０を参照すると、端末は、該領域指示グラフィック１００１をズームし、ズーム後の領域指示グラフィック１００２を得、端末は、該ズーム後の領域指示グラフィック１００２を仮想シーンに表示する。領域指示グラフィック１００２における最大の円１００２１の境界は該制限領域の境界を表し、小さな円１００２２の境界は該ターゲット制限領域の境界を表し、方向アイコン１００２３は第１仮想オブジェクトの位置及び向きを表す。いくつかの実施例では、該ズーム後の領域指示グラフィックは、仮想シーンの中央上部の位置に表示される。図１１を参照すると、端末は、ズーム後の領域指示グラフィック１１０１を仮想シーン１１０２に表示する。

前の各ステップを組み合わせて、該実施形態は、さらに次のように説明されてもよい。
１．該領域指示グラフィックは、制限領域を調整する時点で仮想シーンの中央上部の位置に現れる。
２．該領域指示グラフィックは、３つの部分から構成されており、該３つの部分はそれぞれ、現在の制限領域の位置、次の制限領域（ターゲット制限領域）の位置、及び第１仮想オブジェクトの現在の位置及び向きを表す。
３．領域指示グラフィックは、上記の３つの情報の仮想マップにおける中心座標の差値により生成され、第１仮想オブジェクトの現在の位置に適合する。現在の制限領域、次の制限領域、及び第１仮想オブジェクトの現在の位置の三者の間の位置関係及び方向は、仮想マップと一致する。
４．該領域指示グラフィックにおける３つの座標の画面上の位置関係は、仮想マップと一致したまま等比ズームされる。
５．領域指示グラフィックは、図形化の方式により制限領域の調整方向、及び第１仮想オブジェクトが移動する必要がある方向及び距離をユーザに注意することができる。
６．該領域指示グラフィックが現れるときに、領域指示グラフィックにおける方向アイコンは、第１仮想オブジェクトの位置及び向きを示し、該方向アイコンも動画像の一種であり、ユーザの操作に伴ってリアルタイムでフィードバックし、ユーザが方位をすばやくロックするのに役立つことができる。

１つの可能な実施形態では、端末は、該領域指示グラフィックを回転させ、回転後の該領域指示グラフィックを表示する。

このような実施形態では、端末が該領域指示グラフィックを回転した後、回転後の領域指示グラフィックを仮想シーンに表示し、端末が該領域指示グラフィックを回転することで、該領域指示グラフィックがユーザのナビゲーションニーズにより適合することができ、人間とコンピュータとのインタラクションの効率を向上させる。

以下において、上記の実施形態を２つの例により説明する。

例１において、端末は、該領域指示グラフィックにおける該方向アイコンの位置に基づいて、該方向アイコンが該領域指示グラフィックの底部に位置するように、該領域指示グラフィックを回転させ、回転後の該領域指示グラフィックを表示する。回転した後、該領域指示グラフィックにおける三者の相対的な位置関係は変化しない。例えば、回転後の該領域指示グラフィックを仮想シーンに表示する。

該方向アイコンを該領域指示グラフィックの底部に回転することにより、一般的なナビゲーションの表示ロジックに適合し、ユーザが第１仮想オブジェクトと２つの制限領域との間の距離と方向を決定するのに便利であり、人間とコンピュータとのインタラクションの効率が比較的高い。

例えば、図１２を参照すると、端末は、該領域指示グラフィック１２０１を回転し、該領域指示グラフィック１２０１における方向アイコン１２０２を該領域指示グラフィック１２０１の底部に回転し、回転後の領域指示グラフィック１２０３を得、端末は、該回転後の領域指示グラフィック１２０３を仮想シーンに表示する。

いくつかの実施例では、回転後の領域指示グラフィックを得た後、端末は、回転後の領域指示グラフィックをさらにズームし、回転及びズーム後の領域指示グラフィックを得、該回転及びズーム後の領域指示グラフィックを仮想シーンに表示する。

例えば、端末は、該領域指示グラフィックの面積とターゲット面積との比率に基づいて、該回転後の領域指示グラフィックをズームし、回転及びズーム後の領域指示グラフィックを得、回転及びズーム後の領域指示グラフィックの面積は該ターゲット面積である。端末は、該回転及びズーム後の領域指示グラフィックを仮想シーンに表示する。図１３を参照すると、端末は、該回転後の領域指示グラフィック１３０１をズームし、回転及びズーム後の領域指示グラフィック１３０２を得、端末は、該回転及びズーム後の領域指示グラフィック１３０２を仮想シーンに表示する。いくつかの実施例では、該回転及びズーム後の領域指示グラフィックは、仮想シーンの中央上部の位置に表示される。図１４を参照すると、端末は、回転及びズーム後の領域指示グラフィック１４０２を仮想シーン１４０１に表示する。図１４では、第１仮想オブジェクトの向きがどのように変化しても、該領域指示グラフィック１４０２において、方向アイコンが始終該領域指示グラフィック１４０２の底部に位置することが分かる。

前の各ステップを組み合わせて、該実施形態は、さらに次のように説明されてもよい。
１．該領域指示グラフィックは、制限領域を調整する時点で仮想シーンの中央上部の位置に現れる。
２．該領域指示グラフィックは、３つの部分から構成されており、該３つの部分はそれぞれ、現在の制限領域の位置、次の制限領域（ターゲット制限領域）の位置、及び第１仮想オブジェクトの現在の位置及び向きを表す。
３．領域指示グラフィックは、上記の３つの情報の仮想マップにおける中心座標の差値により生成され、第１仮想オブジェクトの現在の位置に適合する。現在の制限領域、次の制限領域、及び第１仮想オブジェクトの現在の位置の三者の間の位置関係及び方向は、仮想マップと一致する。
４．領域指示グラフィックは、図形化の方式により制限領域の調整方向、及び第１仮想オブジェクトが移動する必要がある方向及び距離をユーザに注意することができる。
５．該領域指示グラフィックが現れるときに、領域指示グラフィックにおける方向アイコンは、第１仮想オブジェクトの位置及び向きを示し、該方向アイコンも動画像の一種であり、ユーザの操作に伴ってリアルタイムでフィードバックし、ユーザが方位をすばやくロックするのに役立つことができる。
６．領域指示グラフィックにおける方向アイコンは、第１仮想オブジェクトの位置及び向きを示すものであり、該方向アイコンは始終領域指示グラフィックの外円の垂直直径の下半分に位置する。

仮想マップにおいて、三者の間の位置関係に関わらず、領域指示グラフィックに変換するとき、外側の制限領域の中心を領域指示グラフィックの中心として始終保持し、第１仮想オブジェクトの位置は外側の円心回りに回転して外側の制限領域の垂直方向の直径の下半分に移動し、このときの第１仮想オブジェクトの方向アイコンと制限領域の中心との位置関係に基づいて、次の制限領域の領域指示グラフィックにおける正確な位置を再修正する。

例２において、端末は、該領域指示グラフィックにおける該方向アイコンの位置及び指す方向に基づいて、該方向アイコンの方向がターゲット方向に指向するように、該領域指示グラフィックを回転させ、回転後の該領域指示グラフィックを表示する。例えば、回転後の該領域指示グラフィックを仮想シーンに表示する。

いくつかの実施例では、該ターゲット方向は真上である。

方向アイコンの指向を固定することにより、ユーザが第１仮想オブジェクトの向きをすばやく決定するのに便利であり、人間とコンピュータとのインタラクションの効率が比較的高い。

例えば、図１５を参照すると、端末は、該領域指示グラフィック１５０１を回転し、該領域指示グラフィック１５０１における方向アイコン１５０２の向きを真上に指向するまでに回転し、回転後の領域指示グラフィック１５０３を得、端末は、該回転後の領域指示グラフィック１５０３を仮想シーンに表示する。

いくつかの実施例では、回転後の領域指示グラフィックを得た後、端末は、さらに回転後の領域指示グラフィックをズームし、回転及びズーム後の領域指示グラフィックを得、該回転及びズーム後の領域指示グラフィックを仮想シーンに表示する。

例えば、端末は、該領域指示グラフィックの面積とターゲット面積との比率に基づいて、該回転後の領域指示グラフィックをズームし、回転及びズーム後の領域指示グラフィックを得、回転及びズーム後の領域指示グラフィックの面積は該ターゲット面積である。端末は、該回転及びズーム後の領域指示グラフィックを仮想シーンに表示する。図１６を参照すると、端末は、該回転後の領域指示グラフィック１６０１をズームし、回転及びズーム後の領域指示グラフィック１６０２を得、端末は、該回転及びズーム後の領域指示グラフィック１６０２を仮想シーンに表示する。いくつかの実施例では、該回転及びズーム後の領域指示グラフィックは、仮想シーンの中央上部の位置に表示される。図１７を参照すると、端末は、回転及びズーム後の領域指示グラフィック１７０２を仮想シーン１７０１に表示する。図１７では、第１仮想オブジェクトの向きがどのように変化しても、該領域指示グラフィック１７０２において、方向アイコンが始終真上に指向することが分かる。

前の各ステップを組み合わせて、該実施形態は、さらに次のように説明されてもよい。
１．該領域指示グラフィックは、制限領域を調整する時点で仮想シーンの中央上部の位置に現れる。
２．該領域指示グラフィックは、３つの部分から構成されており、該３つの部分はそれぞれ、現在の制限領域の位置、次の制限領域（ターゲット制限領域）の位置、及び第１仮想オブジェクトの現在の位置及び向きを表す。
３．領域指示グラフィックは、上記の３つの情報の仮想マップにおける中心座標の差値により生成され、第１仮想オブジェクトの現在の位置に適合する。現在の制限領域、次の制限領域、及び第１仮想オブジェクトの現在の位置の三者の間の位置関係及び方向は、仮想マップと一致する。
４．該領域指示グラフィックにおいて、方向アイコンは始終真上に指向する。これを固定参考系として現在の制限領域と次の制限領域の領域指示グラフィックにおける位置を修正する。
５．該領域指示グラフィックが現れるときに、領域指示グラフィックにおける制限領域の位置はプレイヤーの視角の回転に伴って回転する。

説明すべきこととして、上記の説明の過程では、領域指示グラフィックが真円形であることを例として説明したが、他の可能な実施形態では、該領域指示グラフィックは、楕円形などの他の形状であってもよく、本願の実施例では限定されない。図１８を参照すると、領域指示グラフィック１８０１は楕円形である。

１つの可能な実施形態では、該領域指示グラフィックが第１領域グラフィック、第２領域グラフィック、及び方向アイコンを含む場合、端末は、該第１領域グラフィック、該第２領域グラフィック、及び該方向アイコンを異なる色で表示する。例えば、仮想シーンに該第１領域グラフィック、該第２領域グラフィック及び該方向アイコンを異なる色で表示する。

このような実施形態では、第１領域グラフィック、第２領域グラフィック、及び該方向アイコンを異なる色で表示することにより、ユーザが区別を行うのに便利であり、人間とコンピュータとのインタラクションの効率が比較的高い。

例えば、端末は、該仮想シーンにおいて、第１領域グラフィックを青色で表示し、第２領域グラフィックを灰色で表示し、方向アイコンを黄色で表示する。

１つの可能な実施形態では、該領域指示グラフィックを表示した後、又は該領域指示グラフィックを表示する同時に、端末は該領域指示グラフィックに基づいてカウントダウンアイコンを表示し、該カウントダウンアイコンは該制限領域から該ターゲット制限区域への更新までの残り時間を示す。ここで、領域更新の発生ごとに一定の時間間隔があり、該時間間隔は、実際の状況に応じて技術者によって設定され、例えば、該時間間隔を３分に設定すると、仮想シーンにおける制限領域が３分ごとに更新されることを意味し、該カウントダウンアイコンは、該制限領域から該ターゲット制限領域への更新までの残り時間を表示するために使用される。

このような実施形態では、端末はカウントダウンアイコンを表示する方式により、該領域更新時間に達する残りの時間をユーザに注意することができ、つまり、現在の制限領域が該ターゲット制限領域への更新までの残り時間をユーザに注意し、ユーザが該第１仮想オブジェクトを該ターゲット制限領域へ移動するようにタイムリーに制御するのに便利であり、人間とコンピュータとのインタラクションの効率が比較的高い。

以下において、上記の実施形態を２つの例により説明する。

例１において、端末は、該カウントダウンアイコンを該領域指示グラフィックの下方に表示する。

例えば、図１９を参照すると、端末は、カウントダウンアイコン１９０１を領域指示グラフィック１９０２の下方に表示する。

例２において、該領域指示グラフィックが方向アイコンを含む場合、端末は、該カウントダウンアイコンを該方向アイコンの下方に表示し、該方向アイコンは該仮想シーンにおける該第１仮想オブジェクトの位置及び向きを示す。

例えば、図２０を参照すると、端末は、カウントダウンアイコン２００１を方向アイコン２００２の下方に表示する。

１つの可能な実施形態では、該領域指示グラフィックを表示した後、又は該領域指示グラフィックを表示する同時に、端末は、さらに、

該第１仮想オブジェクトが該制限領域の内部に位置する場合、端末が該第１仮想オブジェクトと該ターゲット制限領域との間の距離を該領域指示グラフィックに表示するステップを実行することができる。

このような実施形態では、端末は、該第１仮想オブジェクトと該ターゲット制限領域との間の距離をユーザに提供し、ユーザが、現在の第１仮想オブジェクトがターゲット制限領域からどれだけ離れているかを知るのに役立ち、これにより、第１仮想オブジェクトを操作して該ターゲット制限領域へ移動するように制御することをユーザに注意させ、人間とコンピュータとのインタラクションの効率を向上させる。

該第１仮想オブジェクトが該制限領域の外部に位置する場合、端末は、該第１仮想オブジェクトと該制限領域との間の距離、及び該第１仮想オブジェクトと該ターゲット制限領域との間の距離を該領域指示グラフィックに表示する。

このような実施形態では、端末は、該第１仮想オブジェクトと該制限領域との間の距離、及び該第１仮想オブジェクトと該ターゲット制限領域との間の距離をユーザに提供し、ユーザが、現在の第１仮想オブジェクトが制限領域又はターゲット制限領域からどれだけ離れているかを知るのに役立ち、これにより、第１仮想オブジェクトを操作して該制限領域又は該ターゲット制限領域へ移動するように制御することをユーザに注意させ、人間とコンピュータとのインタラクションの効率を向上させる。

ステップ６０３において、該仮想シーンにおける該第１仮想オブジェクトの位置及び向きのうちのいずれか一つが変化することに応答して、端末が該仮想シーンにおける該第１仮想オブジェクトの現在の位置及び向きに基づいて、該領域指示グラフィックを調整する。

１つの可能な実施形態では、該仮想シーンにおける該第１仮想オブジェクトの位置及び向きのうちのいずれか一つが変化することに応答した、端末は、該仮想シーンにおける該第１仮想オブジェクトの現在の位置及び向き、該制限領域及び該ターゲット制限領域に基づいて、該領域指示グラフィックを調整する。

ここで、上述の実施形態で説明した技術的解決策は、上述のステップ６０２における、端末が該仮想シーンにおける該制限領域、ターゲット制限領域及び該第１仮想オブジェクトに基づいて、該仮想シーンに領域指示グラフィックを表示する方式と同じ発明概念に属し、実現プロセスについては、上述の説明を参照し、ここでは繰り返さない。

ステップ６０３により、端末は、第１仮想オブジェクトの位置又は向きが変化するときに、領域指示グラフィックをタイムリーに調整することができ、ユーザは、リアルタイムで調整された領域指示グラフィックにより、該第１仮想オブジェクトと２つの制限領域との間の相対的な位置関係をリアルタイムで知ることができ、人間とコンピュータとのインタラクションの効率が比較的高い。

ステップ６０４において、端末が、ターゲット時間長の後に、該領域指示グラフィックの表示をキャンセルする。

ここで、ターゲット時間長は、実際の状況に応じて技術者によって設定され、例えば、６秒、８秒、又は１０秒などに設定され、本願の実施例では限定されない。

ステップ６０４により、端末は、一定期間後に該領域指示グラフィックの表示をキャンセルすることができ、それによって、該仮想シーンを表示するためにより大きな空間をユーザに提供する。

いくつかの実施例では、該領域指示グラフィックはクローズコントロールを含み、該クローズコントロールに対するクリック操作に応答して、端末は該領域指示グラフィックの表示をキャンセルする。このような実施形態では、ユーザは、必要に応じていつでも端末を制御して該領域指示グラフィックの表示をキャンセルするようにすることができ、より高い自主性をユーザに提供する。

いくつかの実施例では、該仮想シーンに該領域指示グラフィックの呼び出しコントロールが表示され、端末が該領域指示グラフィックの表示をキャンセルした後、該呼び出しコントロールに対するクリック操作に応答して、端末は該領域指示グラフィックを再表示する。

上記のすべての選択可能な技術的解決策は、任意の組み合わせを採用して本願の選択可能な実施例を形成することができるが、ここでは繰り返さない。

説明すべきこととして、上記のステップ６０１～６０４では、実行主体が端末であることを例として説明したが、他の可能な実施形態では、クラウドゲームシーンにおいて、上記のステップ６０１～６０４におけるデータ処理部分は、クラウドゲームサーバによって実行され、端末は操作を受信して表示する役割を果たすが、本願の実施例では限定されない。

以下において、図２１及び上述の各選択可能な実施形態を組み合わせて、本願の実施例によって提供される仮想シーンに基づくグラフィック表示方法を説明する。図２１を参照すると、該方法は、予め設定されたトリガ時間ノードに到達したとき、即ち、領域更新時間までの時間差がターゲット条件を満たしたとき、端末がキー情報を取得することを含み、キー情報は、現在の制限領域の位置、該ターゲット制限領域の位置、及び第１仮想オブジェクトの位置及び向きを含む。端末は、該第１仮想オブジェクトが現在の制限領域内に位置するか否かを判断し、該第１仮想オブジェクトが現在の制限領域内に位置する場合、現在の制限領域の位置、該ターゲット制限領域の位置、及び第１仮想オブジェクトの位置及び向きに基づいて、領域指示グラフィックを生成し、該第１仮想オブジェクトが現在の制限領域外に位置する場合、現在の制限領域の位置、該ターゲット制限領域の位置、及び現在の制限領域における該第１仮想オブジェクトに最も近い位置と第１仮想オブジェクトの向きに基づいて、領域指示グラフィックを生成し、即ち、第１仮想オブジェクトの位置の代わりに、第１仮想オブジェクトに最も近い該制限領域のエッジを使用し、領域指示グラフィックを生成する。端末は該領域指示グラフィックを表示し、該領域指示グラフィックは第１仮想オブジェクトの位置及び向きをリアルタイムで同期する。端末は、ターゲット時間長の後に、該領域指示グラフィックの表示をキャンセルする。

本願の実施例によって提供される技術的解決策により、端末は、現在の制限領域、更新される制限領域、及び第１仮想オブジェクトに基づいて、該仮想シーンに領域指示グラフィックを表示することができ、該領域指示グラフィックは、第１仮想オブジェクトと２つの制限領域との間の相対的な位置関係を示すことができる。ユーザは、仮想シーンの仮想マップを見る必要がなく、該領域指示グラフィックを見るだけで第１仮想オブジェクトと２つの制限領域との間の相対的な位置を知ることができ、人間とコンピュータとのインタラクションの効率が比較的高い。

図２２は、本願の実施例による仮想シーンに基づくグラフィック表示装置の構造的模式図であり、図２２を参照すると、該装置は、仮想シーン表示モジュール２２０１と、領域指示グラフィック表示モジュール２２０２とを含む。

仮想シーン表示モジュール２２０１は、仮想シーンを表示するように構成され、該仮想シーンは制限領域を含み、該仮想シーンに第１仮想オブジェクトが表示され、ここで、該制限領域内に位置する仮想オブジェクトは、インタラクション行為が受信されない場合に属性値が変化しない。

領域指示グラフィック表示モジュール２２０２は、該制限領域、ターゲット制限領域、及び該第１仮想オブジェクトに基づいて、領域指示グラフィックを該仮想シーンに表示するように構成され、該領域指示グラフィックは、該第１仮想オブジェクトと該制限領域との相対的な位置関係及び該第１仮想オブジェクトと該ターゲット制限領域との相対的な位置関係を示し、該ターゲット制限領域は、次の領域更新の発生によって決定された制限領域である。

１つの可能な実施形態では、該領域指示グラフィック表示モジュール２２０２は、該制限領域及び該ターゲット制限領域に基づいて、領域組み合わせグラフィックを生成し、該領域組み合わせグラフィックは、該制限領域と該ターゲット制限領域との間の相対的な位置関係を示し、該領域組み合わせグラフィック及び該第１仮想オブジェクトに基づいて、該領域指示グラフィックを表示するように構成される。

１つの可能な実施形態では、該領域指示グラフィック表示モジュール２２０２は、該仮想シーンにおける該制限領域と該ターゲット制限領域のそれぞれの位置に基づいて、該領域組み合わせグラフィックを生成するように構成される。

１つの可能な実施形態では、該領域指示グラフィック表示モジュール２２０２は、該仮想シーンの仮想マップにおける該制限領域の中心位置及び境界位置と、該仮想マップにおける該ターゲット制限領域の中心位置及び境界位置に基づいて、該領域組み合わせグラフィックを生成するように構成される。

１つの可能な実施形態では、該領域指示グラフィック表示モジュール２２０２は、該仮想シーンにおける該第１仮想オブジェクトの位置及び向きに基づいて、該第１仮想オブジェクトの方向アイコンを該領域組み合わせグラフィックに追加し、該領域指示グラフィックを得、該領域指示グラフィックを表示するように構成される。

１つの可能な実施形態では、該領域指示グラフィック表示モジュール２２０２は、

該第１仮想オブジェクトが該制限領域の内部に位置する場合、該第１仮想オブジェクトと該制限領域の中心位置との間の距離及び方向に基づいて、該領域組み合わせグラフィックの内部に該方向アイコンを追加し、該方向アイコンの指向を該第１仮想オブジェクトの向きに調整し、該領域指示グラフィックを得るように構成され、又は、

該第１仮想オブジェクトが該制限領域の外部に位置する場合、該第１仮想オブジェクトと該制限領域の中心位置との間の接続線に基づいて、該領域組み合わせグラフィックにおける該制限領域の境界上の該第１仮想オブジェクトに最も近い候補位置を決定し、該方向アイコンを該候補位置に追加し、該方向アイコンの指向を該第１仮想オブジェクトの向きに調整し、該領域指示グラフィックを得るように構成される。

１つの可能な実施形態では、該領域指示グラフィック表示モジュール２２０２は、該領域指示グラフィックを回転させ、回転後の該領域指示グラフィックを表示するように構成される。

１つの可能な実施形態では、該領域指示グラフィックは方向アイコンを含み、該方向アイコンは、該仮想シーンにおける該第１仮想オブジェクトの位置及び向きを示し、該領域指示グラフィック表示モジュール２２０２は、

該領域指示グラフィックにおける該方向アイコンの位置に基づいて、該方向アイコンが該領域指示グラフィックの底部に位置するように、該領域指示グラフィックを回転させ、回転後の該領域指示グラフィックを表示するように構成され、又は、

該領域指示グラフィックにおける該方向アイコンの位置及び指す方向に基づいて、該方向アイコンの方向がターゲット方向に指向するように、該領域指示グラフィックを回転させ、回転後の該領域指示グラフィックを表示するように構成される。

１つの可能な実施形態では、該領域指示グラフィックは領域組み合わせグラフィック及び方向アイコンを含み、該領域組み合わせグラフィックは、該制限領域と該ターゲット制限領域との間の相対的な位置関係を示し、該方向アイコンは、該仮想シーンにおける該第１仮想オブジェクトの位置及び向きを示し、該領域組み合わせグラフィックは、該制限領域に対応する第１領域グラフィック及び該ターゲット制限領域に対応する第２領域グラフィックを含み、該領域指示グラフィック表示モジュール２２０２は、該第１領域グラフィック、該第２領域グラフィック、及び該方向アイコンを異なる色で表示するように構成される。

１つの可能な実施形態では、該領域指示グラフィック表示モジュール２２０２は、該仮想シーンにおける該制限領域の位置、該制限領域の中心位置と該第１仮想オブジェクトとの間の距離、及び該仮想シーンにおける該ターゲット制限領域の位置に基づいて、該領域組み合わせグラフィックを生成するように構成される。

１つの可能な実施形態では、該装置は、さらに、

該仮想シーンにおける該第１仮想オブジェクトの位置及び向きのうちのいずれか一つが変化することに応答して、該仮想シーンにおける該第１仮想オブジェクトの現在の位置及び向きに基づいて、該領域指示グラフィックを調整するように構成される調整モジュールを含む。

１つの可能な実施形態では、該装置は、さらに、

該領域指示グラフィックに基づいてカウントダウンアイコンを表示するように構成されるカウントダウンアイコン表示モジュールを含み、該カウントダウンアイコンは該制限領域から該ターゲット制限区域への更新までの残り時間を示す。

１つの可能な実施形態では、該カウントダウンアイコン表示モジュールは、

該カウントダウンアイコンを該領域指示グラフィックの下方に表示するように構成され、又は、
該領域指示グラフィックが方向アイコンを含む場合、該カウントダウンアイコンを該方向アイコンの下方に表示するように構成され、該方向アイコンは該仮想シーンにおける該第１仮想オブジェクトの位置及び向きを示す。

１つの可能な実施形態では、該ターゲット制限領域は、該制限領域の内部に位置し、該ターゲット制限領域の面積は、該制限領域より小さく、又は、該ターゲット制限領域は該制限領域と重なる部分を有する。

１つの可能な実施形態では、該装置は、さらに、距離表示モジュールを含み、該距離表示モジュールは、
該第１仮想オブジェクトが該制限領域の内部に位置する場合、該第１仮想オブジェクトと該ターゲット制限領域との間の距離を該領域指示グラフィックに表示するように構成され、又は、
該第１仮想オブジェクトが該制限領域の外部に位置する場合、該第１仮想オブジェクトと該制限領域との間の距離、及び該第１仮想オブジェクトと該ターゲット制限領域との間の距離を該領域指示グラフィックに表示するように構成される。

１つの可能な実施形態では、該領域指示グラフィック表示モジュールは、さらに、ターゲット時間長の後に、該領域指示グラフィックの表示をキャンセルするように構成される。

説明すべきこととして、上記の実施例によって提供される仮想シーンに基づくグラフィック表示装置がグラフィックを表示する場合、上記の各機能モジュールの区分のみを例に挙げて説明したが、実際の応用では、上記の機能を必要に応じて異なる機能モジュールによって完了することができ、即ちコンピュータ機器の内部構造を異なる機能モジュールに分割して、上記で説明された機能の全部又は一部を完了する。また、上記の実施例で提供される仮想シーンに基づくグラフィック表示装置及び仮想シーンに基づくグラフィック表示方法の実施例は同じ概念に属し、その具体的な実現プロセスは方法の実施例を詳細に参照し、ここでは繰り返さない。

本願の実施例によって提供される技術的解決策により、現在の制限領域、更新される制限領域、及び第１仮想オブジェクトに基づいて、該仮想シーンに領域指示グラフィックを表示することができ、該領域指示グラフィックは、第１仮想オブジェクトと２つの制限領域との間の相対的な位置関係を示すことができる。ユーザは、仮想シーンの仮想マップを見る必要がなく、該領域指示グラフィックを見るだけで第１仮想オブジェクトと２つの制限領域との間の相対的な位置を知ることができ、人間とコンピュータとのインタラクションの効率が比較的高い。

本願の実施例は、コンピュータ機器を提供し、該コンピュータ機器は、１つ又は複数のプロセッサ及び１つ又は複数のメモリを含み、該１つ又は複数のメモリに少なくとも１つのコンピュータプログラムが記憶され、該コンピュータプログラムは、該１つ又は複数のプロセッサによってロード及び実行されて、

仮想シーンを表示するステップであって、該仮想シーンは制限領域を含み、該仮想シーンに第１仮想オブジェクトが表示され、ここで、該制限領域内に位置する仮想オブジェクトは、インタラクション行為が受信されない場合に属性値が変化しない、ステップと、

該制限領域、ターゲット制限領域、及び該第１仮想オブジェクトに基づいて、領域指示グラフィックを表示するステップであって、該領域指示グラフィックは、該第１仮想オブジェクトと該制限領域との相対的な位置関係及び該第１仮想オブジェクトと該ターゲット制限領域との相対的な位置関係を示し、該ターゲット制限領域は、次の領域更新の発生によって決定された制限領域である、ステップと、を実現する。

１つの可能な実施形態では、該コンピュータプログラムは、該１つ又は複数のプロセッサによってロード及び実行されて、
該制限領域及び該ターゲット制限領域に基づいて、領域組み合わせグラフィックを生成するステップであって、該領域組み合わせグラフィックは、該制限領域と該ターゲット制限領域との間の相対的な位置関係を示す、ステップと、
該領域組み合わせグラフィック及び該第１仮想オブジェクトに基づいて、該領域指示グラフィックを表示するステップと、を実現する。

１つの可能な実施形態では、該コンピュータプログラムは、該１つ又は複数のプロセッサによってロード及び実行されて、
該仮想シーンにおける該制限領域と該ターゲット制限領域のそれぞれの位置に基づいて、該領域組み合わせグラフィックを生成するステップ、を実現する。

１つの可能な実施形態では、該コンピュータプログラムは、該１つ又は複数のプロセッサによってロード及び実行されて、
該仮想シーンの仮想マップにおける該制限領域の中心位置及び境界位置と、該仮想マップにおける該ターゲット制限領域の中心位置及び境界位置に基づいて、該領域組み合わせグラフィックを生成するステップ、を実現する。
１つの可能な実施形態では、該コンピュータプログラムは、該１つ又は複数のプロセッサによってロード及び実行されて、
該仮想シーンにおける該第１仮想オブジェクトの位置及び向きに基づいて、該第１仮想オブジェクトの方向アイコンを該領域組み合わせグラフィックに追加し、該領域指示グラフィックを得るステップと、
該領域指示グラフィックを表示するステップと、を実現する。

１つの可能な実施形態では、該コンピュータプログラムは、該１つ又は複数のプロセッサによってロード及び実行されて、
該第１仮想オブジェクトが該制限領域の内部に位置する場合、該第１仮想オブジェクトと該制限領域の中心位置との間の距離及び方向に基づいて、該領域組み合わせグラフィックの内部に該方向アイコンを追加し、該方向アイコンの指向を該第１仮想オブジェクトの向きに調整し、該領域指示グラフィックを得るステップと、
該第１仮想オブジェクトが該制限領域の外部に位置する場合、該第１仮想オブジェクトと該制限領域の中心位置との間の接続線に基づいて、該領域組み合わせグラフィックにおける該制限領域の境界上の該第１仮想オブジェクトに最も近い候補位置を決定し、該方向アイコンを該候補位置に追加し、該方向アイコンの指向を該第１仮想オブジェクトの向きに調整し、該領域指示グラフィックを得るステップと、のうちのいずれか一つを実現する。

１つの可能な実施形態では、該コンピュータプログラムは、該１つ又は複数のプロセッサによってロード及び実行されて、
該領域指示グラフィックを回転させ、回転後の該領域指示グラフィックを表示するステップを実現する。

１つの可能な実施形態では、該領域指示グラフィックは方向アイコンを含み、該方向アイコンは、該仮想シーンにおける該第１仮想オブジェクトの位置及び向きを示し、該コンピュータプログラムは、該１つ又は複数のプロセッサによってロード及び実行されて、
該領域指示グラフィックにおける該方向アイコンの位置に基づいて、該方向アイコンが該領域指示グラフィックの底部に位置するように、該領域指示グラフィックを回転させ、回転後の該領域指示グラフィックを表示する ステップと、
該領域指示グラフィックにおける該方向アイコンの位置及び指す方向に基づいて、該方向アイコンの方向がターゲット方向に指向するように、該領域指示グラフィックを回転させ、回転後の該領域指示グラフィックを表示するステップと、のうちのいずれか一つを実現する。

１つの可能な実施形態では、該領域指示グラフィックは領域組み合わせグラフィック及び方向アイコンを含み、該領域組み合わせグラフィックは、該制限領域と該ターゲット制限領域との間の相対的な位置関係を示し、該方向アイコンは、該仮想シーンにおける該第１仮想オブジェクトの位置及び向きを示し、該領域組み合わせグラフィックは、該制限領域に対応する第１領域グラフィック及び該ターゲット制限領域に対応する第２領域グラフィックを含み、該コンピュータプログラムは、該１つ又は複数のプロセッサによってロード及び実行されて、
該第１領域グラフィック、該第２領域グラフィック、及び該方向アイコンを異なる色で表示するステップを実現する。

１つの可能な実施形態では、該コンピュータプログラムは、該１つ又は複数のプロセッサによってロード及び実行されて、

該仮想シーンにおける該制限領域の位置、該制限領域の中心位置と該第１仮想オブジェクトとの間の距離、及び該仮想シーンにおける該ターゲット制限領域の位置に基づいて、該領域組み合わせグラフィックを生成するステップを実現する。

１つの可能な実施形態では、該コンピュータプログラムは、該１つ又は複数のプロセッサによってロード及び実行されて、
該仮想シーンにおける該第１仮想オブジェクトの位置及び向きのうちのいずれか一つが変化することに応答して、該仮想シーンにおける該第１仮想オブジェクトの現在の位置及び向きに基づいて、該領域指示グラフィックを調整するステップを実現する。

１つの可能な実施形態では、該コンピュータプログラムは、該１つ又は複数のプロセッサによってロード及び実行されて、
該領域指示グラフィックに基づいてカウントダウンアイコンを表示するステップであって、該カウントダウンアイコンは該制限領域から該ターゲット制限区域への更新までの残り時間を示す、ステップを実現する。

１つの可能な実施形態では、該コンピュータプログラムは、該１つ又は複数のプロセッサによってロード及び実行されて、
該カウントダウンアイコンを該領域指示グラフィックの下方に表示するステップと、
該領域指示グラフィックが方向アイコンを含む場合、該カウントダウンアイコンを該方向アイコンの下方に表示するステップであって、該方向アイコンは該仮想シーンにおける該第１仮想オブジェクトの位置及び向きを示す、ステップと、のうちのいずれか一つを実現する。

１つの可能な実施形態では、該ターゲット制限領域は、該制限領域の内部に位置し、該ターゲット制限領域の面積は、該制限領域より小さく、又は、該ターゲット制限領域は該制限領域と重なる部分を有する。

１つの可能な実施形態では、該コンピュータプログラムは、該１つ又は複数のプロセッサによってロード及び実行されて、
該第１仮想オブジェクトが該制限領域の内部に位置する場合、該第１仮想オブジェクトと該ターゲット制限領域との間の距離を該領域指示グラフィックに表示するステップと、
該第１仮想オブジェクトが該制限領域の外部に位置する場合、該第１仮想オブジェクトと該制限領域との間の距離、及び該第１仮想オブジェクトと該ターゲット制限領域との間の距離を該領域指示グラフィックに表示するステップと、のうちのいずれか一つを実現する。

１つの可能な実施形態では、該コンピュータプログラムは、該１つ又は複数のプロセッサによってロード及び実行されて、
ターゲット時間長の後に、該領域指示グラフィックの表示をキャンセルするステップを実現する。

例示的な実施例では、該コンピュータ機器は端末として実現され得、以下において端末の構造を紹介する。

図２３は本願の実施例による端末の構造的模式図である。該端末２３００は、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ノートブックコンピュータ又はデスクトップコンピュータであってもよい。端末２３００は、さらに、ユーザ機器、携帯端末、ラップトップ端末、デスクトップ端末などのほかの名称と呼ばれてもよい。

通常、端末２３００は、１つ又は複数のプロセッサ２３０１及び１つ又は複数のメモリ２３０２を含む。

プロセッサ２３０１は、１つ又は複数の処理コア、例えば４コアプロセッサ、８コアプロセッサなどを含むことができる。プロセッサ２３０１は、デジタル信号処理（ＤＳＰ：Ｄｉｇｉｔａｌ Ｓｉｇｎａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ）、フィールドプログラマブルゲートアレイ（ＦＰＧＡ：Ｆｉｅｌｄ－Ｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ Ｇａｔｅ Ａｒｒａｙ）、及びプログラマブルロジックアレイ（ＰＬＡ：Ｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ Ｌｏｇｉｃ Ａｒｒａｙ）のうちの少なくとも１つのハードウェア形式を採用することによって実現され得る。プロセッサ２３０１は、メインプロセッサ及びコプロセッサも含むことができ、メインプロセッサは、ウェイクアップ状態でのデータを処理するためのプロセッサであり、中央プロセッサ（ＣＰＵ：Ｃｅｎｔｒａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ）とも呼ばれ、コプロセッサは、スタンバイ状態でのデータを処理するための低消費電力プロセッサである。いくつかの実施例では、プロセッサ２３０１は画像プロセッサ（ＧＰＵ：Ｇｒａｐｈｉｃｓ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ）を統合してもよく、ＧＰＵは、ディスプレイスクリーンに表示する必要がある内容のレンダリングと描画を担当するために使用される。いくつかの実施例では、プロセッサ２３０１は、さらに、人工知能（ＡＩ：Ａｒｔｉｆｉｃｉａｌ Ｉｎｔｅｌｌｉｇｅｎｃｅ）プロセッサを含んでもよく、該ＡＩプロセッサは、機械学習に関連するコンピューティング操作を処理するために使用される。

メモリ２３０２は、１つ又は複数のコンピュータ可読記憶媒体を含むことができ、該コンピュータ可読記憶媒体は非一時的であってもよい。メモリ２３０２は、さらに高速ランダムアクセスメモリ及び不揮発性メモリ、例えば、１つ又は複数の磁気ディスク記憶装置、フラッシュメモリ記憶装置を含むことができる。いくつかの実施例では、メモリ２３０２における非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、少なくとも１つのコンピュータプログラムを記憶するために使用され、該少なくとも１つのコンピュータプログラムは、プロセッサ２３０１によって実行されるために使用されて、本願における方法の実施例によって提供される仮想シーンに基づくグラフィック表示方法を実現する。

いくつかの実施例では、端末２３００は、オプションとして、周辺機器インターフェース２３０３及び少なくとも１つの周辺機器をさらに含む。プロセッサ２３０１、メモリ２３０２及び周辺機器インターフェース２３０３は、バス又は信号線を介して接続されてもよい。各周辺機器は、バス、信号線、又は回路基板を介して周辺機器インターフェース２３０３に接続することができる。具体的に、周辺機器は、無線周波数回路２３０４又はディスプレイスクリーン２３０５のうちの少なくとも１つを含む。

周辺機器インターフェース２３０３は、入出力（Ｉ／Ｏ：Ｉｎｐｕｔ／Ｏｕｔｐｕｔ）に関連する少なくとも１つの周辺機器をプロセッサ２３０１及びメモリ２３０２に接続するために使用されてもよい。いくつかの実施例では、プロセッサ２３０１、メモリ２３０２、及び周辺機器インターフェース２３０３は、同じチップ又は回路基板に統合される。いくつかの他の実施例では、プロセッサ２３０１、メモリ２３０２、及び周辺機器インターフェース２３０３のうちの任意の１つ又は２つは、単独のチップ又は回路基板に実現され得、本実施例では限定されない。

無線周波数回路２３０４は、無線周波数（ＲＦ：Ｒａｄｉｏ Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ）信号を受信及び送信するために使用され、該無線周波数信号は電磁信号とも呼ばれる。無線周波数回路２３０４は、電磁信号を介して通信ネットワーク及び他の通信機器と通信する。無線周波数回路２３０４は、送信のために電気信号を電磁信号に変換し、又は受信した電磁信号を電気信号に変換する。オプションとして、無線周波数回路２３０４は、アンテナシステム、ＲＦトランシーバ、１つ又は複数の増幅器、チューナ、発振器、デジタル信号プロセッサ、コーデックチップセット、ユーザ識別モジュールカードなどを含む。

ディスプレイスクリーン２３０５は、ユーザインターフェース（ＵＩ：Ｕｓｅｒ Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ）を表示するために使用される。該ＵＩは、図形、テキスト、方向アイコン、ビデオ及びそれらの任意の組み合わせを含むことができる。ディスプレイスクリーン２３０５がタッチディスプレイスクリーンである場合、ディスプレイスクリーン２３０５は、さらに、ディスプレイスクリーン２３０５の表面又は表面の上方におけるタッチ信号を収集する能力を有する。該タッチ信号は、処理のために制御信号としてプロセッサ２３０１に入力されてもよい。このとき、ディスプレイスクリーン２３０５は、仮想ボタン及び／又は仮想キーボードを提供するために使用されてもよく、該仮想ボタン及び／又は仮想キーボードはソフトボタン及び／又はソフトキーボードとも呼ばれる。

いくつかの実施例では、端末２３００は、１つ又は複数のセンサ２３０６をさらに含む。該１つ又は複数のセンサ２３０６は、加速度センサ２３０７、ジャイロスコープセンサ２３０８及び圧力センサ２３０９を含むが、これらに限定されない。

加速度センサ２３０７は、端末２３００によって確立された座標系の３つの座標軸上の加速度の大きさを検出することができる。

ジャイロスコープセンサ２３０８は、端末２３００の機体方向及び回転角度を測定することができ、ジャイロスコープセンサ２３０８は、加速度センサ２３０７と協同して、ユーザの端末２３００に対する３Ｄ動作を収集することができる。

圧力センサ２３０９は、端末２３００のサイドフレーム及び／又はディスプレイスクリーン２３０５の下層に設定されてもよい。圧力センサ２３０９が端末２３００のサイドフレームに設定される場合、ユーザの端末２３００に対するグリップ信号を検出することができ、プロセッサ２３０１により、圧力センサ２３０９によって収集されたグリップ信号に基づいて左手と右手の認識又はショートカット操作を行う。圧力センサ２３０９がディスプレイスクリーン２３０５の下層に設定される場合、プロセッサ２３０１により、ユーザのディスプレイスクリーン２３０５に対する圧力操作に基づいて、ＵＩインターフェース上の操作可能なコントロールの制御を実現する。

当業者は、図２３に示す構造が端末２３００に対する限定を構成するものではなく、図示より多い又は少ないコンポーネントを含み、又はいくつかのコンポーネントを組み合わせ、又は異なるコンポーネント配置を採用することができることを理解できる。

例示的な実施例では、コンピュータ可読記憶媒体、例えば、コンピュータプログラムを含むメモリをさらに提供し、上記のコンピュータプログラムはプロセッサによって実行されて、上記の実施例における仮想シーンに基づくグラフィック表示方法を完了することができる。例えば、該コンピュータ可読記憶媒体は、読み取り専用メモリ（ＲＯＭ：Ｒｅａｄ－Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ）、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ：Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ）、コンパクトディスク読み取り専用メモリ（ＣＤ－ＲＯＭ：Ｃｏｍｐａｃｔ Ｄｉｓｃ Ｒｅａｄ－Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ）、磁気テープ、フロッピーディスク及び光データ記憶装置などであってもよい。

例示的な実施例では、コンピュータプログラム製品又はコンピュータプログラムをさらに提供し、該コンピュータプログラム製品又はコンピュータプログラムはプログラムコードを含み、該プログラムコードがコンピュータ可読記憶媒体に記憶され、コンピュータ機器のプロセッサは該プログラムコードをコンピュータ可読記憶媒体から読み取り、プロセッサは該プログラムコードを実行して、該コンピュータ機器に上述の仮想シーンに基づくグラフィック表示方法を実行させる。

いくつかの実施例では、本願の実施例に関するコンピュータプログラムは、１つのコンピュータ機器上で実行されるか、又は１つのサイトに位置する複数のコンピュータ機器上で実行されるか、又は複数のサイトに分散され且つ通信ネットワークによって相互接続された複数のコンピュータ機器上で実行され、複数のサイトに分散され且つ通信ネットワークによって相互接続された複数のコンピュータ機器はブロックチェーンシステムを形成することができる。

当業者が理解できることとして、上述した実施例を実現するステップの全部又は一部は、ハードウェアによって完了されてもよく、プログラムを介して関連するハードウェアを命令することによって完了されてもよく、前記プログラムはコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよく、上述した記憶媒体は、読み取り専用メモリ、磁気ディスク又は光ディスクなどであってもよい。

上記は、本願の選択可能な実施例だけであり、本願を限定するように構成されていない。本願の精神及び原則の範囲内で行われるいかなる修正、同等の置換及び改良などは、いずれも本願の保護範囲に含まれるべきである。

Claims (19)

1. 仮想シーンに基づくグラフィック表示方法であって、
   コンピュータ機器が仮想シーンを表示するステップであって、前記仮想シーンは制限領域を含み、前記仮想シーンに第１仮想オブジェクトが表示され、ここで、前記制限領域内に位置する仮想オブジェクトは、インタラクション行為が受信されない場合に属性値が変化しない、ステップと、
   前記コンピュータ機器が前記制限領域、ターゲット制限領域、及び前記第１仮想オブジェクトに基づいて、領域指示グラフィックを表示するステップであって、前記領域指示グラフィックは、前記第１仮想オブジェクトと前記制限領域との相対的な位置関係及び前記第１仮想オブジェクトと前記ターゲット制限領域との相対的な位置関係を示し、前記ターゲット制限領域は、次の領域更新の発生によって決定された制限領域である、ステップと、を含む、
   仮想シーンに基づくグラフィック表示方法。
2. 前記コンピュータ機器が前記制限領域、ターゲット制限領域、及び前記第１仮想オブジェクトに基づいて、領域指示グラフィックを表示するステップは、
   前記コンピュータ機器が前記制限領域及び前記ターゲット制限領域に基づいて、領域組み合わせグラフィックを生成するステップであって、前記領域組み合わせグラフィックは、前記制限領域と前記ターゲット制限領域との間の相対的な位置関係を示す、ステップと、
   前記コンピュータ機器が前記領域組み合わせグラフィック及び前記第１仮想オブジェクトに基づいて、前記領域指示グラフィックを表示するステップと、を含む、
   請求項１に記載の仮想シーンに基づくグラフィック表示方法。
3. 前記コンピュータ機器が前記制限領域及び前記ターゲット制限領域に基づいて、領域組み合わせグラフィックを生成するステップは、
   前記コンピュータ機器が前記仮想シーンにおける前記制限領域と前記ターゲット制限領域のそれぞれの位置に基づいて、前記領域組み合わせグラフィックを生成するステップを含む、
   請求項２に記載の仮想シーンに基づくグラフィック表示方法。
4. 前記コンピュータ機器が前記仮想シーンにおける前記制限領域と前記ターゲット制限領域のそれぞれの位置に基づいて、前記領域組み合わせグラフィックを生成するステップは、
   前記コンピュータ機器が、前記仮想シーンの仮想マップにおける前記制限領域の中心位置及び境界位置と、前記仮想マップにおける前記ターゲット制限領域の中心位置及び境界位置とに基づいて、前記領域組み合わせグラフィックを生成するステップを含む、
   請求項３に記載の仮想シーンに基づくグラフィック表示方法。
5. 前記コンピュータ機器が前記領域組み合わせグラフィック及び前記第１仮想オブジェクトに基づいて、前記領域指示グラフィックを表示するステップは、
   前記コンピュータ機器が前記仮想シーンにおける前記第１仮想オブジェクトの位置及び向きに基づいて、前記第１仮想オブジェクトの方向アイコンを前記領域組み合わせグラフィックに追加し、前記領域指示グラフィックを得るステップと、
   前記コンピュータ機器が前記領域指示グラフィックを表示するステップと、を含む、
   請求項２に記載の仮想シーンに基づくグラフィック表示方法。
6. 前記コンピュータ機器が前記仮想シーンにおける前記第１仮想オブジェクトの位置及び向きに基づいて、前記第１仮想オブジェクトの方向アイコンを前記領域組み合わせグラフィックに追加し、前記領域指示グラフィックを得るステップは、
   前記コンピュータ機器が、前記第１仮想オブジェクトが前記制限領域の内部に位置する場合、前記第１仮想オブジェクトと前記制限領域の中心位置との間の距離及び方向に基づいて、前記領域組み合わせグラフィックの内部に前記方向アイコンを追加し、前記方向アイコンの指向を前記第１仮想オブジェクトの向きに調整し、前記領域指示グラフィックを得るステップと、
   前記コンピュータ機器が、前記第１仮想オブジェクトが前記制限領域の外部に位置する場合、前記第１仮想オブジェクトと前記制限領域の中心位置との間の接続線に基づいて、前記領域組み合わせグラフィックにおける前記制限領域の境界上の前記第１仮想オブジェクトに最も近い候補位置を決定し、前記方向アイコンを前記候補位置に追加し、前記方向アイコンの指向を前記第１仮想オブジェクトの向きに調整し、前記領域指示グラフィックを得るステップと、のうちのいずれか一つを含む、
   請求項５に記載の仮想シーンに基づくグラフィック表示方法。
7. 前記コンピュータ機器が前記領域指示グラフィックを表示するステップは、
   前記コンピュータ機器が前記領域指示グラフィックを回転させ、回転後の前記領域指示グラフィックを表示するステップ、を含む、
   請求項１に記載の仮想シーンに基づくグラフィック表示方法。
8. 前記領域指示グラフィックは方向アイコンを含み、前記方向アイコンは、前記仮想シーンにおける前記第１仮想オブジェクトの位置及び向きを示し、前記コンピュータ機器が前記領域指示グラフィックを回転させ、回転後の前記領域指示グラフィックを表示するステップは、
   前記コンピュータ機器が前記領域指示グラフィックにおける前記方向アイコンの位置に基づいて、前記方向アイコンが前記領域指示グラフィックの底部に位置するように、前記領域指示グラフィックを回転させ、回転後の前記領域指示グラフィックを表示するステップと、
   前記コンピュータ機器が前記領域指示グラフィックにおける前記方向アイコンの位置及び指す方向に基づいて、前記方向アイコンの方向がターゲット方向に指向するように、前記領域指示グラフィックを回転させ、回転後の前記領域指示グラフィックを表示するステップと、のうちのいずれか一つを含む、
   請求項７に記載の仮想シーンに基づくグラフィック表示方法。
9. 前記領域指示グラフィックは領域組み合わせグラフィック及び方向アイコンを含み、前記領域組み合わせグラフィックは、前記制限領域と前記ターゲット制限領域との間の相対的な位置関係を示し、前記方向アイコンは、前記仮想シーンにおける前記第１仮想オブジェクトの位置及び向きを示し、前記領域組み合わせグラフィックは、前記制限領域に対応する第１領域グラフィック及び前記ターゲット制限領域に対応する第２領域グラフィックを含み、前記コンピュータ機器が前記領域指示グラフィックを表示するステップは、
   前記コンピュータ機器が前記第１領域グラフィック、前記第２領域グラフィック、及び前記方向アイコンを異なる色で表示するステップを含む、
   請求項１に記載の仮想シーンに基づくグラフィック表示方法。
10. 前記コンピュータ機器が前記制限領域及び前記ターゲット制限領域に基づいて、領域組み合わせグラフィックを生成するステップは、
    前記コンピュータ機器が前記仮想シーンにおける前記制限領域の位置、前記制限領域の中心位置と前記第１仮想オブジェクトとの間の距離、及び前記仮想シーンにおける前記ターゲット制限領域の位置に基づいて、前記領域組み合わせグラフィックを生成するステップ、を含む、
    請求項２に記載の仮想シーンに基づくグラフィック表示方法。
11. 前記コンピュータ機器が前記領域指示グラフィックを表示した後、
    前記コンピュータ機器が、前記仮想シーンにおける前記第１仮想オブジェクトの位置及び向きのうちのいずれか一つが変化することに応答して、前記仮想シーンにおける前記第１仮想オブジェクトの現在の位置及び向きに基づいて、前記領域指示グラフィックを調整するステップをさらに含む、
    請求項１～１０のいずれか一項に記載の仮想シーンに基づくグラフィック表示方法。
12. 前記コンピュータ機器が前記領域指示グラフィックに基づいてカウントダウンアイコンを表示するステップであって、前記カウントダウンアイコンは前記制限領域からターゲット制限区域への更新までの残り時間を示す、ステップをさらに含む、
    請求項１～１０のいずれか一項に記載の仮想シーンに基づくグラフィック表示方法。
13. 前記コンピュータ機器が前記領域指示グラフィックに基づいてカウントダウンアイコンを表示するステップは、
    前記コンピュータ機器が前記カウントダウンアイコンを前記領域指示グラフィックの下方に表示するステップと、
    前記領域指示グラフィックが方向アイコンを含む場合、前記コンピュータ機器は前記カウントダウンアイコンを前記方向アイコンの下方に表示するステップであって、前記方向アイコンは前記仮想シーンにおける前記第１仮想オブジェクトの位置及び向きを示す、ステップと、のうちのいずれか一つを含む、
    請求項１２に記載の仮想シーンに基づくグラフィック表示方法。
14. 前記ターゲット制限領域は前記制限領域の内部に位置し、前記ターゲット制限領域の面積は前記制限領域より小さく、又は、前記ターゲット制限領域は前記制限領域と重なる部分を有する、
    請求項１～１０のいずれか一項に記載の仮想シーンに基づくグラフィック表示方法。
15. 前記第１仮想オブジェクトが前記制限領域の内部に位置する場合、前記コンピュータ機器は前記第１仮想オブジェクトと前記ターゲット制限領域との間の距離を前記領域指示グラフィックに表示するステップと、
    前記第１仮想オブジェクトが前記制限領域の外部に位置する場合、前記コンピュータ機器は、前記第１仮想オブジェクトと前記制限領域との間の距離、及び前記第１仮想オブジェクトと前記ターゲット制限領域との間の距離を前記領域指示グラフィックに表示するステップと、のうちのいずれか一つをさらに含む、
    請求項１～１０のいずれか一項に記載の仮想シーンに基づくグラフィック表示方法。
16. 前記コンピュータ機器が前記領域指示グラフィックを表示した後、
    前記コンピュータ機器が、ターゲット時間長の後に、前記領域指示グラフィックの表示をキャンセルするステップをさらに含む、
    請求項１～１０のいずれか一項に記載の仮想シーンに基づくグラフィック表示方法。
17. 仮想シーンに基づくグラフィック表示装置であって、
    仮想シーンを表示するように構成される仮想シーン表示モジュールであって、前記仮想シーンは制限領域を含み、前記仮想シーンに第１仮想オブジェクトが表示され、ここで、前記制限領域内に位置する仮想オブジェクトは、インタラクション行為が受信されない場合に属性値が変化しない、仮想シーン表示モジュールと、
    前記制限領域、ターゲット制限領域、及び前記第１仮想オブジェクトに基づいて、領域指示グラフィックを表示するように構成される領域指示グラフィック表示モジュールであって、前記領域指示グラフィックは、前記第１仮想オブジェクトと前記制限領域との相対的な位置関係及び前記第１仮想オブジェクトと前記ターゲット制限領域との相対的な位置関係を示し、前記ターゲット制限領域は、次の領域更新の発生によって決定された制限領域である、領域指示グラフィック表示モジュールと、を含む、
    仮想シーンに基づくグラフィック表示装置。
18. コンピュータ機器であって、
    少なくとも１つのコンピュータプログラムを記憶する１つ又は複数のメモリと、
    前記コンピュータプログラムをロード及び実行して、請求項１～１０のいずれか一項に記載の仮想シーンに基づくグラフィック表示方法を実現する１つ又は複数のプロセッサと、を備える、
    コンピュータ機器。
19. コンピュータに請求項１～１０のいずれか一項に記載の仮想シーンに基づくグラフィック表示方法を実行させる、コンピュータプログラム。