JP2024516041A - 撮像モジュール及び電子機器 - Google Patents

Abstract

本出願は、撮像モジュール及び電子機器を開示し、通信機器技術分野に属する。撮像モジュールは、防護構造部材（１００）と、雲台カメラ（２００）と、支持座（３００）とを含み、防護構造部材（１００）は、透光性カバープレートを含み、透光性カバープレートは、雲台カメラ（２００）のレンズ（２１０）と対向して設置され、支持座（３００）は、第一の位置と第二の位置との間で切り替えることができ、支持座（３００）は、接続される第一の支持セグメント（３００ａ）と第二の支持セグメント（３００ｂ）とを含み、防護構造部材（１００）と雲台カメラ（２００）は、いずれも支持座（３００）に支持され、防護構造部材（１００）は、支持座（３００）に対してレンズ（２１０）の光軸方向において移動することができ、支持座（３００）が第一の位置まで移動した場合に、防護構造部材（１００）と雲台カメラ（２００）は、いずれも前記第一の支持セグメント（３００ａ）に支持され、レンズ（２１０）と透光性カバープレートとの間の距離は、第一の距離であり、支持座（３００）が第二の位置まで移動した場合に、防護構造部材（１００）と雲台カメラ（２００）は、いずれも第二の支持セグメント（３００ｂ）に支持され、レンズ（２１０）と透光性カバープレートとの間の距離は、第二の距離であり、第一の距離は、第二の距離よりも小さい。【選択図】 図１

Description

（関連出願の相互参照）
本発明は、２０２１年０５月２４日に中国特許局で提出され、出願番号が２０２１１０５６６２４２．７であり、発明名称が「撮像モジュール及び電子機器」である中国特許出願の優先権を主張しており、同出願のすべての内容は、援用により本発明に取り込まれる。

本出願は、通信機器技術分野に属し、具体的に撮像モジュール及び電子機器に関する。

ユーザがいつでもどこでも容易に生活を記録できるように、撮影機能を有する撮像モジュールは、電子機器にますます広く応用されるようになっている。関連技術では、より良い撮影効果を取得するために、雲台カメラを採用して撮影中の撮像モジュールのブレ防止を実現する。しかし、雲台カメラ自体の高さが比較的大きいため、雲台カメラが配置された撮像モジュールを電子機器に取り付ける時、撮像モジュールは、電子機器の表面から突出し、電子機器の外観面に凸部を形成してしまい、電子機器の美観に影響を与える。

本出願の実施例の目的は、関連技術で雲台カメラが配置された撮像モジュールが電子機器の外観面に凸部を形成しやすく、電子機器の美観性に影響を与えるという問題を解決できる撮像モジュール及び電子機器を提供することである。

上記技術課題を解決するために、本出願は、以下のように実現される。

第一の態様によれば、本発明は、撮像モジュールを開示し、この撮像モジュールは、防護構造部材と、雲台カメラと、支持座とを含み、ここで、
前記防護構造部材は、透光性カバープレートを含み、前記透光性カバープレートは、前記雲台カメラのレンズと対向して設置され、
前記支持座は、第一の位置と第二の位置との間で切り替えることができ、前記支持座は、接続される第一の支持セグメントと第二の支持セグメントとを含み、前記防護構造部材と前記雲台カメラは、いずれも前記支持座に支持され、前記防護構造部材は、前記支持座に対して前記レンズの光軸方向において移動することができ、
前記支持座が前記第一の位置まで移動した場合に、前記防護構造部材と前記雲台カメラは、いずれも前記第一の支持セグメントに支持され、前記レンズと前記透光性カバープレートとの間の距離は、第一の距離であり、
前記支持座が前記第二の位置まで移動した場合に、前記防護構造部材と前記雲台カメラは、いずれも前記第二の支持セグメントに支持され、前記レンズと前記透光性カバープレートとの間の距離は、第二の距離であり、前記第一の距離は、前記第二の距離よりも小さい。

第二の態様によれば、本発明は、電子機器をさらに提供し、この電子機器は、以上の撮像モジュールを含む。

本出願の実施例では、支持座の位置を変えることにより、レンズと透光性カバープレートとの間の距離を変え、さらにレンズの光軸方向での撮像モジュールの高さを調整する。支持座が第一の位置に位置する場合に、レンズと透光性カバープレートとの間の距離が比較的小さく、それによってレンズの光軸方向での撮像モジュールの高さを減少させ、撮像モジュールを電子機器に取り付ける時、撮像モジュールが電子機器の厚さ方向に占有する空間を減少させ、凸部を低減させるという目的を達成する。支持座が第二の位置に位置する場合に、レンズと透光性カバープレートとの間の距離が比較的大きいことにより、雲台カメラのブレ防止作動に必要な空間を提供する。このことから分かるように、本出願に開示された撮像モジュールは、関連技術で雲台カメラが配置された撮像モジュールに存在する、高さが比較的大きいという問題を解決でき、さらにこの撮像モジュールが配置された電子機器の外観に形成された凸部の高さの低減に有利であり、最終的に電子機器の外観性能の向上に有利である。

本出願の実施例に開示された、支持座が第一の位置に位置する時の撮像モジュールの構造概略図である。 本出願の実施例に開示された、支持座が第二の位置に位置する時の撮像モジュールの構造概略図である。 本出願の実施例に開示された撮像モジュールの分解構造概略図である。 本出願の実施例に開示された支持座の構造概略図である。

以下は、本出願の実施例における図面を結び付けながら、本出願の実施例における技術案を明瞭に記述し、明らかに、記述された実施例は、本出願の一部の実施例であり、すべての実施例ではない。本出願における実施例に基づき、当業者が取得したすべての他の実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属する。

本出願の明細書と特許請求の範囲における用語である「第一」、「第二」などは、類似している対象を区別するものであり、特定の順序又は前後手順を記述するためのものではない。理解すべきこととして、このように使用される用語は、適切な場合に交換可能であり、それにより本出願の実施例は、ここで図示又は記述されたもの以外の順序で実施されることが可能であり、「第一」、「第二」などによって区別される対象は、一般的には同一種類であり、対象の個数を限定せず、例えば第一の対象は、一つであってもよく、複数であってもよい。なお、明細書及び請求項における「及び／又は」は、接続される対象のうちの少なくとも一つを表し、文字である「／」は、一般的には前後関連対象が「又は」の関係であることを表す。

図１から図４を参照すると、本出願の実施例は、撮像モジュールを開示し、開示された撮像モジュールは、電子機器に応用することができる。開示された撮像モジュールは、防護構造部材１００と、雲台カメラ２００と、支持座３００とを含む。

防護構造部材１００は、透光性カバープレートを含み、雲台カメラ２００は、レンズ２１０を含み、透光性カバープレートは、レンズ２１０と対向して設置されることで、光線が透光性カバープレートを通ってレンズ２１０に入射できることを保証し、最終的に雲台カメラ２００の撮影を実現する。選択的に、透光性カバープレートは、ガラス製カバープレートであってもよく、高分子樹脂製カバープレートであってもよい。

支持座３００は、移動可能に設置され、撮像モジュールが電子機器に適用される場合に、支持座３００は、電子機器の機器ケース内に移動可能に設置されてもよい。支持座３００が移動することにより、支持座３００は、第一の位置と第二の位置との間で切り替えることができる。

支持座３００は、接続される第一の支持セグメント３００ａと第二の支持セグメント３００ｂとを含み、防護構造部材１００と雲台カメラ２００は、いずれも支持座３００に支持され、防護構造部材１００は、支持座３００に対してレンズ２１０の光軸方向において移動することができる。つまり、支持座３００の移動中に、防護構造部材１００は、支持座３００の移動に伴って、自身をレンズ２１０の光軸方向において移動させることができる。

具体的には、支持座３００が第一の位置まで移動した場合に、防護構造部材１００と雲台カメラ２００は、いずれも第一の支持セグメント３００ａに支持され、レンズ２１０と透光性カバープレートとの間の距離は、第一の距離である。この時、レンズ２１０と透光性カバープレートとの間の距離が比較的小さいため、雲台カメラ２００がブレ防止運動、例えばブレ防止回転を行うことが困難である。

支持座３００が第二の位置まで移動した場合に、防護構造部材１００と雲台カメラ２００は、いずれも第二の支持セグメント３００ｂに支持され、レンズ２１０と透光性カバープレートとの間の距離は、第二の距離であり、第一の距離は、第二の距離よりも小さい。この時、レンズ２１０と透光性カバープレートとの間の距離が比較的大きいため、レンズ２１０と透光性カバープレートとの間は、雲台カメラ２００のブレ防止運動を実現するのに十分な空間を有する。

つまり、雲台カメラ２００のブレ防止できない状態からブレ防止できる状態に切り替える時、レンズ２１０と透光性カバープレートとの間の距離が大きくなることにより、雲台カメラ２００のブレ防止運動の作動空間に対する需要を満たす。説明すべきこととして、第二の距離は、雲台カメラ２００がブレ防止を実現するために必要とされるレンズ２１０と透光性カバープレートとの間の最小距離であってもよく、無論、第二の距離がこの最小距離よりも大きくなると、ブレ防止の実現がより容易になる。

本出願に開示された実施例では、支持座３００の位置を変えることにより、レンズ２１０と透光性カバープレートとの間の距離を変え、さらにレンズ２１０の光軸方向での撮像モジュールの高さを調整する。支持座３００が第一の位置に位置する場合に、レンズ２１０と透光性カバープレートとの間の距離が比較的小さく、それによってレンズ２１０の光軸方向での撮像モジュールの高さを減少させ、撮像モジュールを電子機器に取り付ける時、撮像モジュールが電子機器の厚さ方向において占有する空間を減少させ、凸部を低減させるという目的を達成する。支持座３００が第二の位置に位置する場合に、レンズ２１０と透光性カバープレートとの間の距離が比較的大きいことにより、雲台カメラ２００のブレ防止作動に必要な空間を提供する。このことから分かるように、本出願に開示された撮像モジュールは、関連技術で雲台カメラが配置された撮像モジュールに存在する、高さが比較的大きいという問題を解決でき、さらにこの撮像モジュールが配置された電子機器の外観に形成された凸部の高さの低減に有利であり、最終的に電子機器の外観性能の向上に有利である。

本出願の実施例に開示された支持座３００の構造は、複数種であってもよく、移動することにより透光性カバープレートとレンズ２１０との間の距離を変える構造であれば、いずれも本出願の実施例の目的を実現することができ、本出願の実施例は、支持座３００の具体的な構造を限定しない。

本出願は、支持座３００の具体的な構造を開示し、再び図４を参照すると、支持座３００は、底部端面３００ｃをさらに含んでもよく、第一の支持セグメント３００ａは、第一の支持面３１０を含んでもよく、第二の支持セグメント３００ｂは、第二の支持面３２０を含んでもよく、第一の支持面３１０と第二の支持面３２０は、いずれも底部端面３００ｃと背中合わせに設置され、第一の支持面３１０と第二の支持面３２０は、第一の傾斜ガイド面３５０を介して接続されてもよく、レンズ２１０の光軸方向に沿って、第一の支持面３１０と底部端面３００ｃとの間の距離は、第二の支持面３２０と底部端面３００ｃとの間の距離よりも小さい。このような場合に、同一の基準面（即ち底部端面３００ｃ）に対して、第二の支持面３２０の高さは、比較的大きい。

具体的な操作プロセスで、支持座３００が第一の位置に位置する場合に、防護構造部材１００は、第一の支持面３１０に支持され、支持座３００が第一の位置から第二の位置に近づく方向へ移動する過程において、防護構造部材１００は、徐々に第一の傾斜ガイド面３５０に支持されるようになり、第一の傾斜ガイド面３５０と防護構造部材１００との接触位置から底部端面３００ｃまでの距離が徐々に大きくなることにより、防護構造部材１００は、第一の傾斜ガイド面３５０の案内で底部端面３００ｃから離れる方向へ移動し、レンズ２１０と底部端面３００ｃとの間の距離を変えずに、さらに透光性カバープレートとレンズ２１０との間の距離を徐々に大きくしてもよい。支持座３００が第二の位置まで移動した場合に、防護構造部材１００は、第二の支持面３２０に支持され、支持座３００が第二の位置から第一の位置に近づく方向へ移動する過程において、防護構造部材１００は、徐々に第一の傾斜ガイド面３５０に支持されるようになり、第一の傾斜ガイド面３５０と防護構造部材１００との接触位置から底部端面３００ｃまでの距離が徐々に小さくなることにより、防護構造部材１００は、底部端面３００ｃに近づく方向へ移動し、レンズ２１０と底部端面３００ｃとの間の距離を変えずに、さらに透光性カバープレートとレンズ２１０との間の距離を徐々に小さくしてもよい。

無論、上記作動プロセスで、防護構造部材１００が徐々に上がる又は徐々に下がるにつれて、レンズ２１０と底部端面３００ｃとの距離は、変わらなくてもよく、変わってもよく、本出願の実施例は、これを制限せず、第一の距離が第二の距離よりも小さいことを確保できればよい。

上記方案では、第一の傾斜ガイド面３５０の勾配によって、支持座３００の第一の支持面３１０と第二の支持面３２０との間の、レンズ２１０の光軸方向に沿う距離が異なるため、第一の傾斜ガイド面３５０の勾配を調節することにより、防護構造部材１００がレンズ２１０の光軸方向に沿って移動する距離を調節することができる。明らかに、このような構造の支持座３００は、構造が簡単で、本発明の発明目的を実現しやすいなどの利点を有する。

上記方案における撮像モジュールを電子機器に取り付ける時、電子機器の表面に凸部を形成することを防止するために、支持座３００が第一の位置に位置する場合に、防護構造部材１００は、電子機器の内部に後退することができ、レンズ２１０も、防護構造部材１００に従って電子機器の内部まで移動し、支持座３００が第一の位置と第二の位置の二つの位置に位置する時、レンズ２１０が移動しなければ、支持座３００が第二の位置に位置する場合に、レンズ２１０は、電子機器の内部に位置してもよい。光線がレンズ２１０に入射できるようにするために、電子機器の機器ケースにおけるレンズ２１０に対応する位置にスルーホールを設置する必要があるが、機器ケースの内部に位置する機能デバイスに比較的良い防護を提供するために、スルーホールのサイズが一般的に比較的小さく、このような場合に、レンズ２１０の撮影画角範囲がスルーホールのサイズによって制限され、さらに雲台カメラ２００の撮影画角範囲に影響を与える。

撮像モジュールを電子機器に取り付ける時、雲台カメラ２００がより大きい撮影画角範囲を取得できるようにするために、雲台カメラ２００は、支持座３００に対してレンズ２１０の光軸方向において移動することができ、つまり、雲台カメラ２００は、支持座３００の移動に伴って、支持座３００に対してレンズ２１０の光軸方向において移動することができる。このような場合に、雲台カメラ２００は、スルーホールに近づく方向へ移動することができ、さらにスルーホールのサイズが固定されている状況下で、比較的大きい撮影画角範囲を取得することができる。

同様に、雲台カメラ２００がレンズ２１０の光軸方向に沿って移動することを実現する方式は、様々である。一つの選択的な方案では、第一の支持セグメント３００ａは、第三の支持面３３０をさらに含んでもよく、第二の支持セグメント３００ｂは、第四の支持面３４０をさらに含んでもよく、第三の支持面３３０と第四の支持面３４０は、いずれも底部端面３００ｃと背中合わせに設置され、第三の支持面３３０と第四の支持面３４０は、第二の傾斜ガイド面３６０を介して接続されてもよく、レンズ２１０の光軸方向に沿って、第三の支持面３３０と底部端面３００ｃとの間の距離は、第四の支持面３４０と底部端面３００ｃとの間の距離よりも小さく、このような場合に、同一の基準面（即ち底部端面３００ｃ）に基づいて、第三の支持面３３０の高さは、比較的小さく、第四の支持面３４０の高さは、比較的大きい。

具体的な操作プロセスで、支持座３００が第一の位置まで移動した場合に、雲台カメラ２００は、第三の支持面３３０に支持される。支持座３００が第一の位置から第二の位置に近づく方向へ移動する過程において、雲台カメラ２００は、徐々に第二の傾斜ガイド面３６０に支持されるようになり、第二の傾斜ガイド面３６０と雲台カメラ２００との接触位置から底部端面３００ｃまでの距離が徐々に大きくなることにより、第二の傾斜ガイド面３６０は、レンズ２１０の光軸方向において底部端面３００ｃから離れる方向へ移動するように雲台カメラ２００を案内する。支持座３００が第二の位置まで移動した場合に、雲台カメラ２００は、第四の支持面３４０に支持される。支持座３００が第二の位置から第一の位置に近づく方向へ移動する過程において、雲台カメラ２００は、徐々に第二の傾斜ガイド面３６０に支持されるようになり、第二の傾斜ガイド面３６０と雲台カメラ２００との接触位置から底部端面３００ｃまでの距離が徐々に小さくなることにより、雲台カメラ２００は、レンズ２１０の光軸方向に沿って底部端面３００ｃに近づく方向へ移動する。雲台カメラ２００の移動を実現するこのような構造は、簡単であり、実現しやすい。

本出願に開示された実施の形態では、雲台カメラ２００は、レンズ２１０の光軸方向に沿って移動することができ、撮像モジュールを電子機器に取り付ける場合に、支持座３００が第一の位置から第二の位置へ移動する過程において、防護構造部材１００と雲台カメラ２００は、いずれも底部端面３００ｃから離れる方向に沿って移動することにより、雲台カメラ２００のレンズ２１０は、スルーホールを介して電子機器の機器ケース外に延び、雲台カメラ２００の撮影画角範囲を大きくし、より良い撮影効果を取得することができる。

説明すべきこととして、撮像モジュールを電子機器に取り付ける時、電子機器の厚さ方向に沿って、底部端面３００ｃとスルーホールは、それぞれ電子機器の両側に隣接し、具体的には、電子機器内のマザーボードを中空処理してもよく、それによって撮像モジュールとマザーボードとの間の積み重ねを回避し、さらに電子機器全体の厚さの制御に有利である。

なお、光軸の軸線方向に沿って、第一の支持面３１０と第三の支持面３３０との間の距離は、第二の支持面３２０と第四の支持面３４０との間の距離よりも小さいことにより、支持座３００が第一の位置から第二の位置へ移動する過程において、透光性カバープレートの移動距離がレンズ２１０の移動距離よりも大きいことを保証し、さらに雲台カメラ２００のブレ防止作動に必要な空間を提供する。

現在、電子機器の発展傾向は、薄型化であり、それに伴い、電子機器の内部の機能デバイスの設置は、ますますコンパクトになり、支持座３００の移動中に、支持座３００の移動軌跡がずれたり精度が高くなかったりすると、電子機器内の他の機能デバイスと衝突しやすくなり、機能デバイスを損傷してしまう。

上記問題を解決するために、支持座３００は、対向して設置される第一の内側壁３７０と第二の内側壁とを有してもよく、雲台カメラ２００は、背中合わせに設置される第一の側面２２０と第二の側面とを含んでもよく、雲台カメラ２００は、電子機器の機器ケースとレンズ２１０の光軸方向においてガイドして嵌合してもよく、レンズ２１０に垂直な光軸方向において位置規制されてもよく、例えば機器ケースによって制限されて、光軸方向にしか移動できない。第一の側面２２０と第二の側面は、いずれも平面構造として設けられてもよく、第一の側面２２０と第一の内側壁３７０は、スライドして貼り合わせられ、第二の側面と第二の内側壁は、スライドして貼り合わせられる。第一の内側壁３７０、第二の内側壁、第一の側面２２０、第二の側面は、いずれも支持座３００の移動方向と同じであってもよい。このような場合に、第一の側面２２０と第二の側面は、支持座３００の移動に対して位置規制ガイド作用を果たし、支持座３００の経路がずれることを防止することができ、最終的に支持座３００の第一の位置と第二の位置との間で切り替える時の移動精度を向上させることができ、さらに電子機器内の他の機能デバイスとの干渉を比較的良く回避することができる。

本出願の実施例では、防護構造部材１００は、防護作用を果たすことができ、防護構造部材１００の構造は、複数種であってもよく、一つの選択的な方案では、防護構造部材１００は、防護ブラケット１１０をさらに含んでもよく、防護ブラケット１１０は、取り付け部１１１と、第一の側の支持板１１２と、第二の側の支持板１１３とを含む。取り付け部１１１は、第一の側の支持板１１２と第二の側の支持板１１３を介して支持座３００に支持され、透光性カバープレートは、取り付け部１１１に設けられる。第一の側の支持板１１２と第二の側の支持板１１３は、支持座３００に支持され、支持座３００の移動に伴って防護ブラケット１１０をレンズ２１０の光軸方向に沿って移動させる。例えば、支持座３００が第一の位置まで移動した場合に、第一の側の支持板１１２と第二の側の支持板１１３の各々は、それぞれに対応する第一の支持面３１０に支持され、支持座３００が第二の位置まで移動した場合に、第一の側の支持板１１２と第二の側の支持板１１３の各々は、それぞれに対応する第二の支持面３２０に支持される。

第一の側の支持板１１２と第一の側面２２０は、支持座３００の移動方向においてスライドして嵌合し、第二の側の支持板１１３と第二の側面は、支持座３００の移動方向においてスライドして嵌合する。このような場合に、雲台カメラ２００と防護構造部材１００は、相互に位置規制する作用を果たし、それによって両方間の嵌合関係を容易に維持することができる。

本明細書は、一種の取り付け部１１１の具体的な構造を開示したが、無論、他の構造を採用してもよく、本明細書は、これを制限しない。具体的には、取り付け部１１１は、筒状部材１１１１と、筒状部材１１１１を囲む被覆板１１１２とを含んでもよく、透光性カバープレートは、筒状部材１１１１に設けられ、被覆板１１１２と透光性カバープレートにより形成される全体は、レンズ２１０を覆い、レンズ２１０を保護する作用を果たす。

一つの選択的な実施例では、防護構造部材１００の支持座３００に面する第一の底端端面は、第一の支持セグメント３００ａ又は第二の支持セグメント３００ｂと支持して嵌合してもよく、及び／又は、雲台カメラ２００の支持座３００に面する第二の底端端面は、第一の支持セグメント３００ａ又は第二の支持セグメント３００ｂと支持して嵌合してもよい。

このような場合に、防護構造部材１００及び雲台カメラ２００と支持座３００との間の支持方式は、いずれもボトムサポート式支持であり、防護構造部材１００が外力による衝撃を受けた時、第一の底端端面全体でこの外力に耐え、応力面積が大きく且つ応力が均一であり、応力不均一や応力面積が小さいために防護構造部材１００の支持位置が破断することを防止することができる。同様に、雲台カメラ２００が外力による衝撃を受けた時、第二の底端端面全体でこの外力に耐え、応力面積が大きく且つ応力が均一であり、応力不均一や応力面積が小さいために雲台カメラ２００の支持位置が破断することを防止することができる。

上記方案では、支持座３００が第二の位置から第一の位置へ移動する過程において、ユーザは、手動操作の方式で防護構造部材１００に対して支持座３００に向かう方向の力を加えることによって、防護構造部材１００が支持座３００の方向に向かって移動して、第一の支持セグメント３００ａに支持されるようにすることができるが、手動操作は、現在の電子機器の自動化の発展傾向に適合せず、さらにユーザの使用体験に影響を与える。上記問題を解決するために、電子機器は、弾性部材をさらに含んでもよく、撮像モジュールを電子機器に取り付ける時、弾性部材は、電子機器の機器ケースと防護構造部材１００との間に接続される。弾性部材は、支持座３００に密着するように防護構造部材１００を駆動することができ、さらに防護構造部材１００のリセットに有利である。

具体的な操作プロセスで、支持座３００が第一の位置に位置する場合に、弾性部材は、防護構造部材１００が第一の支持セグメント３００ａに支持されるようになるまで、防護構造部材１００を駆動して透光性カバープレートを移動させ、この時、弾性部材は、自然状態であってもよい。支持座３００が第二の位置に位置する場合に、弾性部材が圧縮されて又は伸ばされて弾性変形が生じることによって、弾性部材は、透光性カバープレートを支持座３００に近づく方向に移動させるように防護構造部材１００を駆動する時に必要な作用力を蓄積する。無論、弾性部材は、他の配置方式を採用してもよく、本明細書は、これを制限しない。

つまり、撮像モジュールを電子機器に取り付ける時、防護構造部材１００は、弾性部材の駆動で電子機器の内部に後退し、雲台カメラ２００が非作動状態にある場合に、防護構造部材１００が電子機器外に延びないことを保証することができる。

撮像モジュールを電子機器に取り付ける時、撮像モジュールの状態を切り替える過程において、撮像モジュールの少なくとも一部は、電子機器の機器ケースのスルーホールを介して電子機器外に延びるか又はスルーホールを介して電子機器内に後退する必要があり、このような場合に、撮像モジュールの移動方向がずれると、撮像モジュールが電子機器と衝突して撮像モジュールを損傷する恐れがある。

上記問題を解決するために、防護構造部材１００に第一のガイド突起４１０が設けられてもよく、第一のガイド突起４１０は、電子機器の機器ケースとレンズ２１０の光軸方向においてスライドして嵌合する。具体的な設計実施のプロセスで、電子機器の機器ケースに第一のガイド凹溝を設置してもよく、第一のガイド突起４１０は、第一のガイド凹溝とレンズ２１０の光軸の延伸方向においてスライドして嵌合することにより、防護構造部材１００の移動軌跡がずれることを防止し、さらに電子機器の他の機能デバイスと衝突して、防護構造部材１００を損傷することを回避する。

同様に、雲台カメラ２００に第二のガイド突起４２０が設けられてもよく、第二のガイド突起４２０は、電子機器の機器ケースとレンズ２１０の光軸方向においてスライドして嵌合する。具体的な設計実施のプロセスで、電子機器の機器ケースに第二のガイド凹溝を設置してもよく、第二のガイド突起４２０は、第二のガイド凹溝とレンズ２１０の光軸の延伸方向においてスライドして嵌合することにより、雲台カメラ２００の移動軌跡がずれることを防止し、さらに電子機器の他の機能デバイスと衝突して、雲台カメラ２００を損傷することを回避する。

本出願に開示された実施例では、支持座３００の移動は、手動コントロールによって実現してもよい。例えば、撮像モジュールは、コントロールボタンを含んでもよく、コントロールボタンは、支持座と繋がり、コントロールボタンをプッシュすることにより、移動するように支持座３００をプッシュし、撮像モジュールを電子機器に取り付ける時、コントロールボタンは、電子機器の機器ケースに取り付けられてもよく、電子機器の機器ケースに開口が設けられ、コントロールボタンの一部は、機器ケースの外に位置し、別の一部は、開口を貫通して機器ケース内に突入し且つ支持座３００に接続され、コントロールボタンは、機器ケースに対して移動可能であることにより、支持座３００を駆動して移動させる。しかし、このような方式は、人為的な要因の影響を受けやすいため、支持座３００の移動距離を正確に制御することが難しく、移動距離が大きすぎると、撮像モジュールが電子機器から脱離しやすく、又は撮像モジュールが電子機器と激しく衝突して、撮像モジュールを損傷してしまう。また、このような方式は、コントロールボタンが誤操作されやすく、それによって支持座３００を誤ってトリガし、さらに防護構造部材１００又は雲台カメラ２００が計画外に延びたり縮んだりして、最終的に正常な撮影作業に影響を与え、ユーザの使用体験に影響を与える。

上記問題を解決するために、本出願に開示された実施例では、撮像モジュールは、駆動装置をさらに含んでもよく、駆動装置は、支持座３００と繋がり、駆動装置は、第一の位置と第二の位置との間で切り替えるように支持座３００を駆動する。選択的に、駆動装置は、リニアモータ、シリンダ、ステッピングモータ、圧電セラミックス又はＳＭＡであってもよく、駆動装置は、ステッピングモータであってもよく、駆動装置がステッピングモータである場合に、ステッピングモータは、ボールねじなどの伝動部材を介して支持座３００と繋がることができる。駆動装置は、撮像モジュールのコントロールをより自動化し、よりスマート化することができ、さらに撮像モジュールの使用性能を向上させることに有利である。

本出願の上記実施例の撮像モジュールに基づいて、本出願の実施例は、電子機器をさらに開示し、開示された電子機器は、上記実施例における撮像モジュールを含む。

電子機器は、機器ケースをさらに含んでもよく、機器ケースには、内キャビティ及び内キャビティと連通するスルーホールが設けられ、撮像モジュールは、機器ケースに設けられ、支持座３００は、内キャビティに移動可能に設けられ、スルーホールは、レンズ２１０と対向して設置され、即ちスルーホールの軸線方向は、レンズ２１０の光軸方向と重なる。

支持座３００が第一の位置に位置する場合に、防護構造部材１００は、機器ケース内に後退し、透光性カバープレートは、スルーホールに位置し、支持座３００が第二の位置に位置する場合に、透光性カバープレートの少なくとも一部は、前記機器ケース外に延びる。

撮像モジュールの移動中に不必要な干渉が発生することを防止するために、取り付け部１１１は、スルーホールと支持座３００の移動方向において位置規制して嵌合することにより、防護構造部材１００は、スルーホールの軸線方向にしか移動できない。

防護構造部材１００が機器ケースから過度に延びることを防止するために、支持座３００が第二の位置まで移動した場合に、被覆板１１１２は、スルーホールの内側端開口が位置する表面と位置規制して接触し、防護構造部材１００がケース外に延びる時に過度に延びることを防止する。

本出願の実施例に開示された電子機器は、スマートフォン、タブレットコンピュータ、電子リーダー又はウェアラブルデバイスであってもよい。無論、この電子機器は、他の機器であってもよく、本出願の実施例は、これを制限しない。

以上は、図面を結び付けながら、本出願の実施例を記述したが、本出願は、上記の具体的な実施の形態に限らない。上記の具体的な実施の形態は、例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者は、本出願の示唆で、本出願の趣旨と特許請求の範囲から逸脱しない限り、多くの形式を行うこともでき、いずれも本出願の保護範囲に属する。

１００－防護構造部材、１１０－防護ブラケット、１１１－取り付け部、１１１１－筒状部材、１１１２－被覆板、１１２－第一の側の支持板、１１３－第二の側の支持板、
２００－雲台カメラ、２１０－レンズ、２２０－第一の側面、
３００－支持座、３１０－第一の支持面、３２０－第二の支持面、３３０－第三の支持面、３４０－第四の支持面、３５０－第一の傾斜ガイド面、３６０－第二の傾斜ガイド面、３７０－第一の内側壁、３００ａ－第一の支持セグメント、３００ｂ－第二の支持セグメント、３００ｃ－底部端面、
４１０－第一のガイド突起、４２０－第二のガイド突起。

Claims (12)

1. 防護構造部材（１００）と、雲台カメラ（２００）と、支持座（３００）とを含む撮像モジュールであって、
   前記防護構造部材（１００）は、透光性カバープレートを含み、前記透光性カバープレートは、前記雲台カメラ（２００）のレンズ（２１０）と対向して設置され、
   前記支持座（３００）は、第一の位置と第二の位置との間で切り替えることができ、前記支持座（３００）は、接続される第一の支持セグメント（３００ａ）と第二の支持セグメント（３００ｂ）とを含み、前記防護構造部材（１００）と前記雲台カメラ（２００）は、いずれも前記支持座（３００）に支持され、前記防護構造部材（１００）は、前記支持座（３００）に対して前記レンズ（２１０）の光軸方向において移動することができ、
   前記支持座（３００）が前記第一の位置まで移動した場合に、前記防護構造部材（１００）と前記雲台カメラ（２００）は、いずれも前記第一の支持セグメント（３００ａ）に支持され、前記レンズ（２１０）と前記透光性カバープレートとの間の距離は、第一の距離であり、
   前記支持座（３００）が前記第二の位置まで移動した場合に、前記防護構造部材（１００）と前記雲台カメラ（２００）は、いずれも前記第二の支持セグメント（３００ｂ）に支持され、前記レンズ（２１０）と前記透光性カバープレートとの間の距離は、第二の距離であり、前記第一の距離は、前記第二の距離よりも小さい、撮像モジュール。
2. 前記支持座（３００）は、底部端面（３００ｃ）を含み、前記第一の支持セグメント（３００ａ）は、第一の支持面（３１０）を含み、前記第二の支持セグメント（３００ｂ）は、第二の支持面（３２０）を含み、前記第一の支持面（３１０）と前記第二の支持面（３２０）は、いずれも前記底部端面（３００ｃ）と背中合わせに設置され、ここで、
   前記支持座（３００）が前記第一の位置まで移動した場合に、前記防護構造部材（１００）は、前記第一の支持面（３１０）に支持され、前記支持座（３００）が前記第二の位置まで移動した場合に、前記防護構造部材（１００）は、前記第二の支持面（３２０）に支持され、
   前記レンズ（２１０）の光軸方向に沿って、前記第一の支持面（３１０）と前記底部端面（３００ｃ）との間の距離は、前記第二の支持面（３２０）と前記底部端面（３００ｃ）との間の距離よりも小さく、
   前記支持座（３００）は、第一の傾斜ガイド面（３５０）をさらに含み、前記第一の傾斜ガイド面（３５０）は、前記第一の支持面（３１０）と前記第二の支持面（３２０）との間に接続される、請求項１に記載の撮像モジュール。
3. 前記第一の支持セグメント（３００ａ）は、第三の支持面（３３０）をさらに含み、前記第二の支持セグメント（３００ｂ）は、第四の支持面（３４０）をさらに含み、前記第三の支持面（３３０）と前記第四の支持面（３４０）は、いずれも前記底部端面（３００ｃ）と背中合わせに設置され、ここで、
   前記雲台カメラ（２００）は、前記支持座（３００）に対して前記レンズ（２１０）の光軸方向において移動することができ、
   前記支持座（３００）が前記第一の位置まで移動した場合に、前記雲台カメラ（２００）は、前記第三の支持面（３３０）に支持され、前記支持座（３００）が前記第二の位置まで移動した場合に、前記雲台カメラ（２００）は、前記第四の支持面（３４０）に支持され、
   前記レンズ（２１０）の光軸方向に沿って、前記第三の支持面（３３０）と前記底部端面（３００ｃ）との間の距離は、前記第四の支持面（３４０）と前記底部端面（３００ｃ）との間の距離よりも小さく、
   前記レンズ（２１０）の光軸方向に沿って、前記第一の支持面（３１０）と前記第三の支持面（３３０）との間の距離は、前記第二の支持面（３２０）と前記第四の支持面（３４０）との間の距離よりも小さく、
   前記支持座（３００）は、第二の傾斜ガイド面（３６０）をさらに含み、前記第二の傾斜ガイド面（３６０）は、前記第三の支持面（３３０）と前記第四の支持面（３４０）との間に接続される、請求項２に記載の撮像モジュール。
4. 前記支持座（３００）は、第一の内側壁（３７０）と第二の内側壁とを有し、前記第一の内側壁（３７０）は、前記第二の内側壁と対向して設置され、前記雲台カメラ（２００）は、背中合わせの第一の側面（２２０）と第二の側面とを含み、前記第一の側面（２２０）と前記第一の内側壁（３７０）は、スライドして貼り合わせられ、前記第二の側面と前記第二の内側壁は、スライドして貼り合わせられる、請求項１に記載の撮像モジュール。
5. 前記防護構造部材（１００）は、防護ブラケット（１１０）をさらに含み、前記防護ブラケット（１１０）は、取り付け部（１１１）と、第一の側の支持板（１１２）と、第二の側の支持板（１１３）とを含み、前記取り付け部（１１１）は、前記第一の側の支持板（１１２）と前記第二の側の支持板（１１３）を介して前記支持座（３００）に支持され、前記透光性カバープレートは、前記取り付け部（１１１）に設けられ、
   前記第一の側の支持板（１１２）と前記第二の側の支持板（１１３）は、前記支持座（３００）に支持され、前記支持座（３００）の移動に伴って前記防護ブラケット（１１０）を前記レンズ（２１０）の光軸方向に沿って移動させ、
   前記第一の側の支持板（１１２）と前記第一の側面（２２０）は、前記支持座（３００）の移動方向においてスライドして嵌合し、
   前記第二の側の支持板（１１３）と前記第二の側面は、前記支持座（３００）の移動方向においてスライドして嵌合する、請求項４に記載の撮像モジュール。
6. 前記取り付け部（１１１）は、筒状部材（１１１１）と、前記筒状部材（１１１１）を囲む被覆板（１１１２）とを含み、前記透光性カバープレートは、前記筒状部材（１１１１）内に設けられ、前記被覆板（１１１２）と前記透光性カバープレートにより形成される全体は、前記レンズ（２１０）を覆う、請求項５に記載の撮像モジュール。
7. 前記防護構造部材（１００）の前記支持座（３００）に面する第一の底端端面は、前記第一の支持セグメント（３００ａ）又は前記第二の支持セグメント（３００ｂ）と支持して嵌合し、及び／又は、
   前記雲台カメラ（２００）の前記支持座（３００）に面する第二の底端端面は、前記第一の支持セグメント（３００ａ）又は前記第二の支持セグメント（３００ｂ）と支持して嵌合する、請求項１に記載の撮像モジュール。
8. 前記撮像モジュールは、弾性部材をさらに含み、前記弾性部材は、前記防護構造部材（１００）と電子機器の機器ケースとの間に接続され、前記弾性部材は、前記支持座（３００）に密着するように前記防護構造部材（１００）を駆動することができる、請求項１に記載の撮像モジュール。
9. 前記防護構造部材（１００）に第一のガイド突起（４１０）が設けられ、前記第一のガイド突起（４１０）は、電子機器の機器ケースと前記レンズ（２１０）の光軸の延伸方向においてスライドして嵌合し、及び／又は、
   前記雲台カメラ（２００）に第二のガイド突起（４２０）が設けられ、前記第二のガイド突起（４２０）は、電子機器の機器ケースと前記レンズ（２１０）の光軸の延伸方向においてスライドして嵌合する、請求項１に記載の撮像モジュール。
10. 前記電子機器は、駆動装置をさらに含み、前記駆動装置は、前記支持座（３００）と繋がり、前記駆動装置は、前記第一の位置と前記第二の位置との間で切り替えるように前記支持座（３００）を駆動する、請求項１に記載の撮像モジュール。
11. 電子機器であって、請求項１から請求項１０のいずれか１項に記載の撮像モジュールを含む、電子機器。
12. 前記電子機器は、機器ケースを含み、前記機器ケースには、内キャビティ及び前記内キャビティと連通するスルーホールが設けられ、前記撮像モジュールは、前記機器ケースに設けられ、前記支持座（３００）は、前記内キャビティに移動可能に設けられ、前記スルーホールは、前記レンズ（２１０）と対向して設置され、
    前記支持座（３００）が前記第一の位置に位置する場合に、前記防護構造部材（１００）は、前記機器ケース内に後退し、前記透光性カバープレートは、前記スルーホールに位置し、前記支持座（３００）が前記第二の位置に位置する場合に、前記透光性カバープレートの少なくとも一部は、前記機器ケース外に延びる、請求項１１に記載の電子機器。