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JP2024542496A - メタマテリアル光コリメート機能を含む発光ダイオードアレイおよびその形成方法 - Google Patents

メタマテリアル光コリメート機能を含む発光ダイオードアレイおよびその形成方法 Download PDF

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JP2024542496A
JP2024542496A JP2024529849A JP2024529849A JP2024542496A JP 2024542496 A JP2024542496 A JP 2024542496A JP 2024529849 A JP2024529849 A JP 2024529849A JP 2024529849 A JP2024529849 A JP 2024529849A JP 2024542496 A JP2024542496 A JP 2024542496A
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Abstract

Figure 2024542496000001
発光デバイスは、バックプレーンと、前記バックプレーン上に配置された第1発光ダイオード、第2発光ダイオードおよび第3発光ダイオードと、前記第1発光ダイオードの上に配置された第1ナノ構造を含む第1パターン化メタマテリアルレンズと、前記第2発光ダイオードの上に配置された第2ナノ構造を含む第2パターン化メタマテリアルレンズと、前記第3発光ダイオードの上に配置された第3ナノ構造を含む第3パターン化メタマテリアルレンズと、を備える。前記第1ナノ構造の構成は前記第2ナノ構造の構成と異なり、前記第3ナノ構造の構成は前記第1ナノ構造および前記第2ナノ構造の構成と異なる。
【選択図】図14

Description

(関連出願)本出願は、2021年11月22日に出願された米国仮特許出願第63/281,820号からの優先権の利益を主張しており、その全内容が参照により本明細書に組み込まれる。
本発明は、発光デバイスに関し、特に、メタマテリアルコリメート機能を含む発光ダイオードアレイおよびその形成方法に関する。
発光ダイオード(LED)などの発光デバイスは、ラップトップまたはテレビに配置された液晶ディスプレイのバックライト、LEDビルボード、マイクロディスプレイ、およびLEDテレビなどの電子ディスプレイに使用される。マイクロLEDは、1mmを超えない横方向寸法を有する発光ダイオードを指す。マイクロLEDは、1ミクロン~150ミクロンの範囲の典型的な横方向寸法を有する。マイクロLEDのアレイは、個々のピクセル要素を形成することができる。直視型表示装置は、異なる発光スペクトルを有する光を放出するいくつかのマイクロLEDをそれぞれ含むピクセル要素のアレイを含むことができる。
本開示の一態様によれば、発光デバイスは、バックプレーンと、前記バックプレーン上に配置された第1発光ダイオード、第2発光ダイオードおよび第3発光ダイオードと、前記第1発光ダイオードの上に配置された第1ナノ構造を含む第1パターン化メタマテリアルレンズと、前記第2発光ダイオードの上に配置された第2ナノ構造を含む第2パターン化メタマテリアルレンズと、前記第3発光ダイオードの上に配置された第3ナノ構造を含む第3パターン化メタマテリアルレンズと、を備える。前記第1ナノ構造の構成は前記第2ナノ構造の構成と異なり、前記第3ナノ構造の構成は前記第1ナノ構造および前記第2ナノ構造の構成と異なる。
図1は、本開示の一実施形態に係る、バックプレーンを含む第1例示的構造の一領域の垂直断面図である。
図2は、本開示の一実施形態に係る、第1発光ダイオードを取り付けた後における第1例示的構造の一領域の垂直断面図である。
図3Aは、本開示の一実施形態に係る、第2発光ダイオードおよび第3発光ダイオードを取り付けた後における第1例示的構造の一領域の垂直断面図である。
図3Bは、図3Aの第1例示的構造の上面図である。
図4は、本開示の一実施形態に係る、誘電体マトリクス層の形成後における第1例示的構造の垂直断面図である。
図5は、本開示の一実施形態に係る、発光ダイオードのアレイの前面にメタマテリアル層を形成した後における第1例示的構造の垂直断面図である。
図6は、本開示の一実施形態に係る、メタマテリアル層をパターン化メタマテリアルレンズのアレイにパターニングした後における第1例示的構造の垂直断面図である。
図7A-7Fは、本開示の一実施形態に係る、パターン化メタマテリアルレンズに使用されうる例示的なパターンを示す。
図8は、本開示の一実施形態に係る、バックプレーン上に誘電体マトリクス層を形成した後における第2例示的構造の一領域の垂直断面図である。
図9は、本開示の一実施形態に係る、誘電体マトリクス層を通るキャビティのアレイの形成後における第2例示的構造の一領域の垂直断面図である。
図10は、本開示の一実施形態に係る、リフレクタのアレイの形成後における第2例示的構造の一領域の垂直断面図である。
図11は、本開示の一実施形態に係る、発光ダイオードのアレイをバックプレーンに取り付けた後における第2例示的構造の一領域の垂直断面図である。
図12は、本開示の一実施形態に係る、キャビティ充填誘電体材料部の形成後における第2例示的構造の一領域の垂直断面図である。
図13は、本開示の一実施形態に係る、発光ダイオードのアレイの前面にメタマテリアル層を形成した後における第2例示的構造の垂直断面図である。
図14は、本開示の一実施形態に係る、メタマテリアル層をパターン化メタマテリアルレンズのアレイにパターニングした後における第2例示的構造の垂直断面図である。
図15は、本開示の一実施形態に係る、発光ダイオードのアレイをバックプレーンに取り付けた後における第3例示的構造の一領域の垂直断面図である。
図16は、本開示の一実施形態に係る、キャビティ充填誘電体材料部の形成後における第3例示的構造の一領域の垂直断面図である。
図17は、本開示の一実施形態に係る、色変換媒体部のアレイの形成後における第3例示的構造の一領域の垂直断面図である。
図18は、本開示の一実施形態に係る、発光ダイオードのアレイの前面にメタマテリアル層を形成した後における第3例示的構造の垂直断面図である。
図19は、本開示の一実施形態に係る、メタマテリアル層をパターン化メタマテリアルレンズのアレイにパターニングした後における第3例示的構造の垂直断面図である。
一般に、発光ダイオードから放出される光子は、ランバート(Lambertian)発光パターンに従い、コリメートされない。発光要素から放出される光のコリメーションの欠如は、ヘッドアップ表示デバイス、バーチャルリアリティ表示デバイスまたはアーティフィシャルリアリティ表示デバイスなどの高密度発光デバイスアレイの効果的な実装において障害となる。言い換えれば、放出される光のコリメーション度が高いと、高精細で忠実度の高い表示デバイスに有利である。本開示の実施形態は、メタマテリアル光コリメート機能を含む発光ダイオードアレイおよびその形成方法を対象とする。当該アレイは、ヘッドアップ表示デバイス、バーチャルリアリティ表示デバイス、アーティフィシャルリアリティ表示デバイス、または、その他の適切なデバイスに使用されうる。
図面は、縮尺通りに描かれていない。要素の重複がないことが明示的に記載されているか、または別途明確に示されていない限り、要素の単一のインスタンスが示されている場所で要素の複数のインスタンスが重複していることがある。「第1」、「第2」および「第3」などの序数は、単に同様の要素を識別するために使用され、本開示の明細書および特許請求の範囲にわたって異なる序数が使用されることがある。同じ参照符号は、同じ要素または同様の要素を指す。特に明記しない限り、同じ参照符号を有する要素は、同じ組成を有するものと仮定される。本明細書で使用される場合、第2要素の「上」に配置される第1要素は、第2要素の表面の外側、または第2要素の内側に配置されうる。本明細書で使用される場合、第1要素の表面と第2要素の表面との間に物理的な接触が存在する場合、第1要素は、第2要素の「直接上」に配置される。本明細書で使用される場合、「層」は、厚さを有する領域を含む少なくとも1つの材料の連続部分を指す。層は、均質な組成を有する単一の材料部分で構成されている場合もあれば、異なる組成を有する複数の材料部分を含む場合もある。
本明細書で使用される場合、「導電性材料」は、1.0×10S/cmよりも大きい導電率を有する材料を指す。本明細書で使用される場合、「絶縁体材料」または「誘電体材料」は、1.0×10-6S/cmよりも小さい導電率を有する材料を指す。本明細書で使用される場合、「半導体材料」は、1.0×10-6S/cm~1.0×10S/cmの導電率を有する材料を指す。本明細書で使用される場合、「金属材料」は、その中に少なくとも1つの金属元素を含む導電性材料を指す。導電率の測定は全て標準条件で行われる。
ヘッドアップ表示デバイス、バーチャルリアリティ表示デバイスまたはアーティフィシャルリアリティ表示デバイスなどの表示デバイスは、順序付けられたピクセルのアレイから形成されうる。各ピクセルは、それぞれの発光スペクトルで発光するサブピクセルのセットを含むことができる。例えば、ピクセルは、赤色サブピクセル、緑色サブピクセル、および青色サブピクセルを含むことができる。一実施形態において、各サブピクセルは、いくつかのピーク波長(例えば、赤色光、緑色光および青色光)のうち1つの光を放出する1以上の発光ダイオードを含むことができる。別の実施形態では、全ての発光ダイオードが、同じピーク波長の放射線(例えば、紫外線、または、青色光および紫色光を含む青色スペクトルの光)を放出する。各ピクセルは、色域内における色の任意の組合せがピクセルごとにディスプレイ上に示されうるように、バックプレーン回路によって駆動される。ディスプレイパネルは、バックプレーン上に配置された接合パッドにLEDサブピクセルが半田付けされる或いは電気的に取り付けられるプロセスによって形成されうる。接合パッドは、バックプレーン回路および他の駆動電子機器によって電気的に駆動される。
図1を参照すると、第1例示的構造はバックプレーン400を含む。バックプレーン400は、絶縁基板でありうるバックプレーン基板410を含む。バックプレーン400に取り付けられた発光ダイオードの動作を制御するための制御回路は、バックプレーン内に設けられうる。例えば、スイッチングデバイス450が、バックプレーン400内に設けられうる。例示的な実施例において、スイッチングデバイス450は、薄膜トランジスタ(TFT)などの電界効果トランジスタを含むことができる。この場合、各電界効果トランジスタ450は、ゲート電極420、ゲート誘電体430、チャネル領域442、ソース領域446、およびドレイン領域444を含みうる。図1にはインバーテッド・スタガード(inverted staggered)型TFT450が示されているが、インバーテッド・コプラナー(inverted coplanar)型、トップゲート・スタガード(top gatedstaggered)型、およびトップゲート・コプラナー(top gated coplanar)型TFTなどの他のタイプのTFTを代わりに使用することができる。TFT450の代わりに、またはTFT450に加えて、他のタイプのスイッチングデバイスを使用することもできる。電界効果トランジスタの様々な電気ノードをバックプレーン400上の電気インターフェース(明示的には図示せず)に相互接続するために、様々な電気配線が設けられうる。パターン化パッシベーション層454は、ソース領域446およびドレイン領域444上に任意選択で形成されうる。必要に応じて、追加の相互接続配線が設けられてもよい。スイッチングデバイス450は、封入誘電体層465によって封入されうる。第1レベル金属相互接続構造460は、封入誘電体層465を通って、ドレイン領域444などの各スイッチングデバイス450のノードに形成されうる。相互接続レベル誘電体層475は封入誘電体層465上に形成され、第2レベル金属相互接続構造470は、第1レベル金属相互接続構造460上の相互接続レベル誘電体層475を通って形成されうる。第2レベル金属相互接続構造470は、発光ダイオード10のアレイを取り付けるためのボンディングパッドのアレイを含むことができる。
図2~図6に示される一実施形態において、異なる色の発光ダイオードが、異なるサブピクセルにおいてバックプレーンに取り付けられる。図2を参照すると、第1発光ダイオード10Aは、バックプレーン400内に配置された金属相互接続構造(460、470)のサブセットである、物理的に露出された金属ボンディングパッドの第1サブセットに取り付けられうる。一実施形態において、物理的に露出された金属ボンディングパッドの第1サブセットは、例えば、第2レベル金属相互接続構造470の第1サブセットであってもよい。本開示は、2つのレベルの金属相互接続構造(460、470)を含むバックプレーン400を使用して説明されるが、バックプレーン400が任意の数の金属相互接続レベルを含みうることを理解されたい。一般に、ボンディング構造のアレイがバックプレーン400の前面に設けられ、発光ダイオードのアレイが、当技術分野で知られている任意のボンディング方法を用いて、バックプレーン400内の各ボンディング構造に接合されうる。
一般に、第1発光ダイオード10Aのアレイは、バックプレーン400内の金属相互接続構造(460、470)(金属ボンディングパッドなど)の第1サブセットに取り付けられうる。第1発光ダイオード10Aは、例えば、620nm~750nmの波長範囲を有する赤色光でありうる第1ピーク波長で発光するように構成されうる。各第1発光ダイオード10Aは、任意選択のバッファ層24および第1ドープ化合物半導体層26(nドープGaN層など)を備えうる。第1ドープ化合物半導体層26は、第1導電型(n型など)のドーピングを有し、バッファ層24(存在する場合)の単結晶構造にエピタキシャル配列される。例示的な実施例において、バッファ層24は、第1導電型のドーピングを有するバッファIII-V族化合物半導体材料(例えば、GaNまたはAlGaN)を含むことができるとともに、単結晶基板22の格子定数に実質的に一致する格子定数を有することができる。いくつかの実施形態において、バッファ層24は、バッファ層24の上部が第1ドープ化合物半導体層26の第1ドープ化合物半導体材料の格子定数を有するように、組成勾配を有してもよい。例示的な実施例において、第1導電型はn型でありうる。バッファ層24の厚さは、1ミクロン~3ミクロンなど、0.5ミクロン~10ミクロンの範囲内でありうるが、より薄いおよびより厚い厚さを使用することもできる。
非限定的な例示的な実施例において、第1ドープ化合物半導体層26は、バッファ層24の単結晶構造にエピタキシャル配向した単結晶窒化ガリウム材料を含むことができる。単結晶nドープ窒化ガリウム層は、例えば、有機金属化学気相堆積(MOCVD)プロセスなどのエピタキシャル堆積プロセスによって形成されうる。単結晶nドープ窒化ガリウム層は、エピタキシャル堆積プロセス中にn型ドーパントとしてシリコンを導入することによってnドープになりうる。
第1活性層30Aは、第1ドープ化合物半導体層26上に配置される。第1活性層30Aは、第1ピーク波長で発光するように構成されたドープ化合物半導体材料層のセットを含む。一実施形態において、第1活性層30Aは、量子井戸を形成する第1化合物半導体層32Aと第2化合物半導体層34Aとの周期的な繰り返しを含みうる。第1化合物半導体層32Aと第2化合物半導体層34Aとの材料組成および厚さは、第1活性層30Aが第1ピーク波長で発光するように選択されうる。第1活性層30A内には、発光の量子効率を高めるように構成された追加の材料層が存在していてもよい。或いは、第1活性層30Aに非量子井戸構造が採用されてもよい。非限定的な例示的な実施例において、第1活性層30Aは、平面発光窒化インジウムガリウム層と、平面GaNバリア層と、任意選択の平面pドープIII族窒化物層(pドープ窒化アルミニウムガリウム層など)とを備えうる。一般に、第1活性層30Aは、第1ピーク波長で発光するように構成されたドープ化合物半導体材料層の任意のセットを含むことができる。
第2ドープ化合物半導体部36は、第1活性層30A上に配置される。第2ドープ化合物半導体部36は、第1導電型とは反対の第2導電型のドーピングを有するドープ半導体材料を含む。例示的な実施例において、第1ドープ化合物半導体層26は、nドープIII-V族化合物半導体材料(nドープGaNなど)を含むことができ、第2ドープ化合物半導体部36は、pドープIII-V族化合物半導体材料(pドープGaNまたはAlGaNなど)を含むことができる。第2ドープ化合物半導体部36は、200nm~500nmなど、100nm~1ミクロンの範囲内の厚さを有することができるが、より薄いおよびより厚い厚さを使用することもできる。
各第2ドープ化合物半導体領域36上には、任意選択の透明p側電極38が形成されてもよい。p側電極38は、透明導電性酸化物など光学的に透明な導電性材料を含むことができる。透明導電性酸化物の例としては、インジウムスズ酸化物、アルミニウム亜鉛酸化物、またはフッ素ドープスズ酸化物が挙げられる。
各第1発光ダイオード10Aは、第2ドープ化合物半導体部36および第1活性層30Aに電気的絶縁を提供する絶縁スペーサ60を備えうる。さらに、各第1発光ダイオード10Aは、光反射材料(アルミニウム、銀、金、または銅など)を含み且つ第1ドープ化合物半導体層26の遠位表面(第1ドープ化合物半導体層26とバッファ層24との間の界面など)に向けて光を反射するように構成されたリフレクタ82を備えうる。一実施形態において、リフレクタ82は、例えば、絶縁スペーサ60の開口を通って垂直に延在し、第2ドープ化合物半導体部36に直接接触することによって、または、リフレクタ82のうち垂直に突出する部分と第2ドープ化合物半導体部36との間に介在するp側電極38に接触することによって、第2ドープ化合物半導体部36に電気的に接続されうる。リフレクタ82は、30nm~100nmなど、10nm~300nmの範囲内の厚さを有することができるが、より薄いおよびより厚い厚さを使用することもできる。
各第1発光ダイオード10Aは、例えば、半田材料部50のアレイなどの半田接点のアレイを介して、バックプレーン400に取り付けられうる。例えば、半田材料部のアレイ50は、第1発光ダイオード10Aのリフレクタ82の凹部領域内に形成され、第2レベル金属相互接続構造470などの金属相互接続構造でありうるバックプレーン400内のそれぞれの金属ボンディング構造に接合されうる。或いは、半田材料部のアレイ50は、バックプレーン400内の金属ボンディング構造(第2レベル金属相互接続構造470など)上に形成され、リフレクタ82の凹部領域のそれぞれ1つに接合されうる。
図3A~3Bを参照すると、第2発光ダイオード10Bのアレイは、バックプレーン400内の金属相互接続構造(460、470)(金属ボンディングパッドなど)の第2サブセットに取り付けられうる。第2発光ダイオード10Bは、例えば、530nm~570nmの波長範囲を有する緑色光でありうる第2ピーク波長で発光するように構成されうる。第2発光ダイオード10Bは、その中の活性層の構造が第1発光ダイオード10Aと異なっていてもよく、当該活性層は本明細書では第2活性層30Bと呼ばれる。第2活性層30Bは、第2ピーク波長で発光するように構成されたドープ化合物半導体材料層のセットを含む。一実施形態において、第2活性層30Bは、量子井戸を形成する第1化合物半導体層32Bと第2化合物半導体層34Bとの周期的な繰り返しを含んでいてもよい。第1化合物半導体層32Bと第2化合物半導体層34Bとの材料組成および厚さは、第2活性層30Bが第2ピーク波長で発光するように選択されうる。例えば、第2発光ダイオード10Bにおける第1化合物半導体層32Bは、第1発光ダイオード10Aにおける第1化合物半導体層32Aよりもインジウム濃度が高い窒化インジウムガリウムを含みうる。第2の活性層30B内には、発光の量子効率を高めるように構成された追加の材料層が存在していてもよい。或いは、第2活性層30Bに非量子井戸構造が採用されてもよい。一般に、第2活性層30Bは、第2ピーク波長で発光するように構成されたドープ化合物半導体材料層の任意のセットを含むことができる。
各第2発光ダイオード10Bは、例えば、半田材料部50のアレイなどの半田接点のアレイを介して、バックプレーン400に取り付けられうる。例えば、半田材料部のアレイ50は、第2発光ダイオード10Bのリフレクタ82の凹部領域内に形成され、第2レベル金属相互接続構造470などの金属相互接続構造でありうるバックプレーン400内のそれぞれの金属ボンディング構造に接合されうる。或いは、半田材料部のアレイ50は、バックプレーン400内の金属ボンディング構造(第2レベル金属相互接続構造470など)上に形成され、リフレクタ82の凹部領域のそれぞれ1つに接合されうる。
第3発光ダイオード10Cのアレイは、バックプレーン400内の金属相互接続構造(460、470)(金属ボンディングパッドなど)の第3サブセットに取り付けられうる。第3発光ダイオード10Cは、例えば、420nm~480nmの波長範囲を有する青色光でありうる第3ピーク波長で発光するように構成されうる。第3発光ダイオード10Cは、その中の活性層の構造が第1発光ダイオード10Aと異なっていてもよく、当該活性層は本明細書では第3活性層30Cと呼ばれる。第3活性層30Cは、第3ピーク波長で発光するように構成されたドープ化合物半導体材料層のセットを含む。一実施形態において、第3活性層30Cは、量子井戸を形成する第1化合物半導体層32Cと第2化合物半導体層34Cとの周期的な繰り返しを含んでいてもよい。第1化合物半導体層32Cと第2化合物半導体層34Cとの材料組成および厚さは、第3活性層30Cが第3ピーク波長で発光するように選択されうる。例えば、第3発光ダイオード10Cにおける第1化合物半導体層32Cは、第2発光ダイオード10Aにおける第1化合物半導体層32Bよりもインジウム濃度が高い窒化インジウムガリウムを含みうる。第3活性層30C内には、発光の量子効率を高めるように構成された追加の材料層が存在していてもよい。或いは、第3活性層30Cに非量子井戸構造が採用されてもよい。一般に、第3活性層30Cは、第3ピーク波長で発光するように構成されたドープ化合物半導体材料層の任意のセットを含むことができる。
各第3発光ダイオード10Cは、例えば、半田材料部50のアレイなどの半田接点のアレイを介して、バックプレーン400に取り付けられうる。例えば、半田材料部のアレイ50は、第3発光ダイオード10Cのリフレクタ82の凹部領域内に形成され、第2レベル金属相互接続構造470などの金属相互接続構造でありうるバックプレーン400内のそれぞれの金属ボンディング構造に接合されうる。或いは、半田材料部のアレイ50は、バックプレーン400内の金属ボンディング構造(第2レベル金属相互接続構造470など)上に形成され、リフレクタ82の凹部領域のそれぞれ1つに接合されうる。
一般に、発光ダイオード(10A、10B、10C)のアレイはバックプレーン400に取り付けられうる。一実施形態において、発光ダイオード(10A、10B、10C)のアレイは、第1ピーク波長で発光するように構成された第1発光ダイオード10Aの第1サブアレイと、第2ピーク波長で発光するように構成された第2発光ダイオード10Bの第2サブアレイと、第3ピーク波長で発光するように構成された第3発光ダイオード10Cの第3サブアレイとを含む。第1ピーク波長、第2ピーク波長、および第3ピーク波長は、互いに異なる。本明細書で使用される場合、サブアレイは、要素の別のアレイのサブセットであり、それよりも少ない要素を含むアレイを指す。
一実施形態において、発光ダイオード(10A、10B、10C)のアレイ内の各発光ダイオード(10A、10B、10C)は、第1ドープ化合物半導体層26と、それぞれのピーク波長で発光するように構成された活性層(30A、30B、または30C)と、第2ドープ化合物半導体部分36とを含む垂直スタックを備える。一実施形態において、発光ダイオード(10A、10B、10C)のアレイ内の各発光ダイオード(10A、10B、10C)は、半田材料部50のアレイを介してバックプレーン400内のそれぞれの金属相互接続構造(第2レベル金属相互接続構造470など)に取り付けられる。
図3Bに示されるように、各発光ダイオード(10A、10B、10C)は、表示デバイスのピクセル「P」のサブピクセルを備えうる。例えば、ピクセルPは、少なくとも1つの赤色発光ダイオードと、少なくとも1つの緑色発光ダイオードと、少なくとも1つの青色発光ダイオードとを含みうる。他の色の発光ダイオードを使用することもできる。
図4を参照すると、アンダーフィル材料、シリコン酸化物、またはポリマー材料などの誘電体充填材料が、発光ダイオード(10A、10B、10C)の隣り合うペア間のギャップに堆積されうる。誘電体充填材料は、注入よって、スピンコーティングなどの自己平坦化堆積法によって、または、化学蒸着などのコンフォーマル堆積プロセスによって堆積されうる。誘電体充填材料の余分な部分は、発光ダイオード(10A、10B、10C)の遠位水平面を含む水平面の上から除去されうる。一実施形態において、発光ダイオード(10A、10B、10C)の遠位水平面は、バッファ層24の裏面を含んでもよいし、(誘電体材料の余分な部分を除去する平坦化プロセス中にバッファ層24が使用または除去されない場合に)第1ドープ化合物半導体層26の裏面を含んでもよい。
一般に、誘電体充填材料は、発光ダイオード(10A、10B、10C)のアレイをバックプレーン400に取り付けた後に、発光ダイオード(10A、10B、10C)のアレイの周りに塗布され、誘電体充填材料の一部は、発光ダイオード(10A、10B、10C)のアレイの上面を含む水平面の上から除去されうる。誘電体充填材料の残りの部分は、誘電体マトリクス層110を含む。誘電体マトリクス層110によって横方向に囲まれた発光ダイオード(10A、10B、10C)のアレイは、バックプレーン400の上に形成されうる。発光ダイオード(10A、10B、10C)のアレイは、バックプレーン400の前面に取り付けられ、したがって、バックプレーン400の上に配置される。
一実施形態において、誘電体マトリクス層110は、発光ダイオード(10A、10B、10C)の各々の側壁に接触する。一実施形態において、誘電体マトリクス層110は、バッファ層24の側壁、第1ドープ化合物半導体層26の側壁、活性層(30A、30B、30C)の側壁、第2ドープ化合物半導体層36の側壁、絶縁スペーサ60の側壁、および各発光ダイオード(10A、10B、10C)内のリフレクタ82の表面に接触しうる。一実施形態において、誘電体マトリクス層110は、半田材料部50の各々に接触して横方向に囲む。
図5を参照すると、透明導電材料層150は、発光ダイオード(10A、10B、10C)のアレイの前面に堆積されうる。透明導電材料層150は、バッファ層24に直接堆積されてもよいし、各活性層(30A、30B、30C)の第1電気ノード、即ち第1ドープ化合物半導体層26に電気的に接続される第1ドープ化合物半導体層26上に直接堆積されてもよい。この場合、透明導電材料層150は、発光ダイオード(10A、10B、10C)のアレイの共通接地ノード(例えば、共通n側電極)として機能することができ、半田材料部50は、それぞれの発光ダイオードのp側電極38に電気的に接続されうる。半田材料部50と透明導電材料層150の共通接地ノードとを横切る電圧バイアスは、それぞれの活性層(30A、30B、または30C)からの発光を誘導することができる。透明導電性材料層150は、透明導電性酸化物材料(インジウムスズ酸化物、フッ素ドープスズ酸化物、またはドープ亜鉛酸化物など)、導電性ポリマー、金属グリッド、もしくは、ランダム金属もしくはカーボンナノチューブネットワーク(例えば、それらのパーコレーション閾値を超える金属ナノワイヤまたはナノチューブのネットワーク)を含んでいてもよい。透明導電材料層150の厚さは、10nm~100nmなど、3nm~300nmの範囲内でありうるが、より薄いおよびより厚い厚さを使用することもできる。
メタマテリアル層120Lは、発光ダイオード(10A、10B、10C)のアレイの前面に、透明導電材料層150の遠位水平面の上に直接堆積されうる。例えば、メタマテリアル層120Lは、誘電体マトリクス層110上および発光ダイオード(10A、10B、10C)のアレイ上に堆積されうる。一実施形態において、メタマテリアル層120Lは、広いバンドギャップ、即ち、2eVよりも大きい大きさを有するバンドギャップを有する光学的に透明な材料を含むことができる。一実施形態において、メタマテリアル層120Lは、シリコン、シリコンゲルマニウム、またはIII-V族化合物半導体材料(GaNなど)などの半導体材料、または誘電性金属酸化物材料(チタン酸化物、タンタル酸化物、アルミニウム酸化物、イットリウム酸化物、ランタン酸化物など)、またはシリコン酸化物を含む、および/または本質的にそれらから構成されうる。別の実施形態において、メタマテリアル層120Lは、例えば金や銀の金属など、光学的に不透明な材料を含んでもよい。メタマテリアル層120Lは、化学気相堆積または原子層堆積によって堆積されうる。メタマテリアル層120Lの厚さは、50nm~500nmなど、30nm~2,000nmの範囲内でありうるが、より薄いおよびより厚い厚さを使用することもできる。
図6および図7A~7Fを参照すると、メタマテリアル層120Lは、パターン化メタマテリアルレンズのアレイ(120A、120B、120C)にパターニングされうる。図6は、メタマテリアル層120Lをパターン化メタマテリアルレンズ(120A、120B、120C)のアレイにパターニングした後の第1例示的構造の垂直断面図である。メタマテリアルレンズは、長さおよび/または幅の少なくとも一方が800nm以下、例えば10nm~800nm、例えば50nm~200nm、例えば50nm~150nmでありうる。メタマテリアルレンズ(120A、120B、120C)は、光学レンズと同様に、これらのレンズに入射する可視光を屈曲および/または集束させることができる。
メタマテリアルレンズ(120A、120B、120C)は、光学メタ表面としても知られており、光と強く相互作用するサブ波長(即ち、可視光の波長(例えば400~800nm)未満)寸法のパターン化された層または構造である。そのようなレンズは、サブ波長の厚さにわたって光特性を変化させる。光の屈折および伝搬に依存する従来の光学系とは対照的に、メタマテリアルレンズ(120A、120B、120C)は、小さなナノ構造からの散乱に基づいて光を操作する。そのようなナノ構造は、光を共鳴的に捕捉し、規定された位相、偏光、モダリティ、およびスペクトルで光を再放出することができるため、光波の屈曲を可能にする。
メタマテリアルレンズ(120A、120B、120C)は、位相操作によって光ビームを曲げる導電性プラズモニックナノ構造、または、電気的性質および磁気的性質の両方の強いミー型共鳴(Mie-type resonances)を示す誘電体(即ち、電気絶縁性)ナノ構造を含むことができ、共鳴波長は、ナノ構造のサイズに誘電体材料の屈折率を乗じたものに比例する。共鳴において、誘電性ナノ構造は、誘導された電気的または磁気的な双極子(または、より高次の)モーメントを有し、その干渉が光散乱の方向性に強く影響する。
図7A~7Fは、本開示の一実施形態に係る、パターン化メタマテリアルレンズに使用されうる例示的なパターンを示す。図7A~7Fに示されるメタマテリアルレンズは、D. Neshev, et al., Light: Science & Applications (2018) 7:58に記載されており、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。図7Aは、ゴールドアンテナアレイから構成される光学メタ表面を示す。プラズモニック界面の単位セルは、8つのゴールドV字形光アンテナを備える。図7Bは、660nmで動作するとともに、ガラス基板上のTiOナノフィンから成るメタマテリアルレンズを示す。スケールバーは300nmである。図7Cは、開口数(NA)~0.1を有する無彩色メタマテリアルレンズを示す。スケールバーは500nmである。ナノピラーとバビネット(Babinet)構造との垂直境界が見える。図7Dは、10mmの距離で5mmの大きさの画像を生成する製造されたメタホログラムを示す。ポストは、SiO上のシリコンである。図7Eは、λ=550nmで100mmの局所ベッセルスポット(Bessel spot)焦点距離をもたらすSiナノビームに基づく誘電体メタ表面レンズのSEM画像である。図7Fは、x偏光とy偏光とを分離してそれらを2つの異なった点に集束させる、SiO上の非晶質シリコンピラーから作製された誘電体メタ表面を示す。
一実施形態において、フォトレジスト層(図示せず)は、メタマテリアル層120Lの上に塗布され、それぞれの下にある発光ダイオード(10A、10B、10C)から放出される光のコリメーションを誘発する光学干渉パターンを形成するようにリソグラフィでパターニングされうる。異なるタイプの発光ダイオードは異なるピーク波長で発光するため、各発光ダイオード(10A、10B、10C)上に形成される光学干渉パターンは、光学干渉パターンがそれぞれの下にある発光ダイオード(10A、10B、10C)から放出される光の波長に対してコリメーションを提供するように最適化されうる。フォトレジスト層のパターンは、異方性エッチングプロセス(反応性イオンエッチングプロセスなど)を含みうるエッチングプロセスを実行することによって、メタマテリアル層120Lを通して転写されうる。メタマテリアル層120Lは、エッチングプロセスによって、パターン化メタマテリアルレンズ(120A、120B、120C)のアレイにパターニングされうる。フォトレジスト層は、その後、例えばアッシングによって除去されうる。
各パターン化メタマテリアルレンズ(120A、120B、120C)は、それぞれの下にある発光ダイオード(10A、10B、10C)から放出される光をコリメートするパターンを有することができる。第1パターン化メタマテリアルレンズ120Aは、第1ピーク波長で発光する第1発光ダイオード10Aの上に形成されうるとともに、第1ピーク波長を有する光を最も高い指向性でコリメートするパターンを有することができる。第2パターン化メタマテリアルレンズ120Bは、第2ピーク波長で発光する第2発光ダイオード10Bの上に形成されうるとともに、第2ピーク波長を有する光を最も高い指向性でコリメートするパターンを有することができる。第3パターン化メタマテリアルレンズ120Cは、第3ピーク波長で発光する第3発光ダイオード10C上に形成されうるとともに、第3ピーク波長を有する光を最も高い指向性でコリメートするパターンを有することができる。
したがって、第1パターン化メタマテリアルレンズ120Aにおけるナノ構造のサイズ(例えば、幅および/または長さ)、ナノ構造間の間隔、および/またはナノ構造の方向(即ち、位置角度)などの構成は、第2パターン化メタマテリアルレンズ120Bの構成と異なっていてもよく、第3パターン化メタマテリアルレンズの構成は、第1および第2パターン化メタマテリアルレンズ(120A、120B)の構成と異なっていてもよい。例えば、第1発光ダイオード10Aが赤色光を放出する場合、第1パターン化メタマテリアルレンズ120Aの構成は、赤色光のコリメーションを最適化するように構成されうる。同様に、第2および第3発光ダイオード(10B、10C)がそれぞれ緑色光および青色光を放出する場合、第2パターン化メタマテリアルレンズ(120B、120C)の構成は、それぞれ緑色光および青色光のコリメーションを最適化するように構成されうる。一般に、パターン化メタマテリアルレンズ(120A、120B、120C)のアレイ内の各パターン化メタマテリアルレンズ(120A、120B、120C)は、バックプレーン400の上面に垂直な垂直方向に沿って、発光ダイオード(10A、10B、10C)のアレイ内のそれぞれの下にある発光ダイオード(10A、10B、10C)から放出された異なる色の光をコリメートするように構成されうる。
本開示の一態様によれば、パターン化メタマテリアルレンズ(120A、120B、120C)のアレイは、発光ダイオード(10A、10B、10C)のアレイ全体にわたって連続的に延在する単一のメタマテリアル層120Lからパターニングされうるとともに、発光ダイオード(10A、10B、10C)のアレイ全体にわたって連続的に延在する透明導電材料層150の上面の上に直接形成されうる。一実施形態において、各パターン化メタマテリアルレンズ(120A、120B、120C)は、それぞれの下にある発光ダイオード(10A、10B、10C)の領域にわたって延在する非周期的メタマテリアル部のセット(図7A~7Fに示される)を備えうる。一実施形態において、非周期的メタマテリアル部のセットは、同じ厚さを有する。
発光ダイオード(10A、10B、10C)のアレイによって提供される光コリメーションは、発光デバイスからの光の指向性を増加させる。したがって、発光ダイオード(10A、10B、10C)のアレイは、本開示の実施形態の発光デバイスを、ヘッドアップディスプレイまたはバーチャルリアリティアプリケーションに適したものにすることができる。
図8を参照すると、本開示の第2実施形態に係る第2例示的構造は、バックプレーン400上に誘電体マトリクス層210を形成することによって、図1に示される第1例示的構造から導出することができる。誘電体マトリックス層210は、シリコン酸化物、シリコン窒化物、誘電体金属酸化物(アルミニウム酸化物またはチタン酸化物など)、またはポリマー材料(ポリイミドなど)などの誘電体材料を含む。誘電体マトリクス層210の厚さは、2ミクロン~30ミクロンなど、1ミクロン~60ミクロンの範囲であってもよいが、より薄い厚さおよびより厚い厚さが採用されてもよい。
図9を参照すると、キャビティ219のアレイは、誘電体マトリクス層210を通して形成されうる。例えば、フォトレジスト層(図示せず)が、誘電体マトリクス層210上に塗布されて、開口のアレイを形成するようにリソグラフィでパターニングされうるとともに、異方性エッチングプロセスが、フォトレジスト層内の開口のパターンを誘電体マトリクス層210に転写するために実行されうる。フォトレジスト層は、その後、例えばアッシングによって除去されうる。或いは、誘電体マトリックス層210は、感光性ポリイミド材料などの感光性材料を含んでいてもよい。この場合、誘電体マトリクス層210の材料は、その中にキャビティ219のアレイを形成するために、直接露出され且つ現像されてもよい。キャビティ219は、光学キャビティを含んでもよい。誘電体マトリクス層210の残りの部分は、表示デバイスの隣り合うサブピクセルを分離し、光学キャビティ219の側壁として機能するセパレータ212を備える。
各キャビティ219は、各第2レベル金属相互接続構造470などの各金属相互接続構造(460、470)でありうるそれぞれの金属ボンディングパッド上に配置されうる。一実施形態において、第2レベル金属相互接続構造470は、各キャビティ219の底部の中央領域において物理的に露出され、別の第2レベル金属相互接続構造470は、各キャビティ219の底部の周辺部分において物理的に露出されうる。一実施形態において、キャビティ219は、各キャビティ219の上部が各キャビティ219の下部よりも大きい横方向寸法を有するように、1度~10度など、0.1度~30度の範囲のテーパ角度で形成されてもよい。
図10を参照すると、反射材料層(金属層など)が、キャビティ219内にコンフォーマルに堆積されうる。反応性イオンエッチングプロセスは、反射材料層のうち水平方向に延在する部分を除去するために実行されうる。反射材料層のうち残りのチューブ状部分は、リフレクタ282を含む。或いは、フォトレジスト層(図示せず)は、反射材料層上に塗布されうるとともに、反射材料層のうち垂直に延在する部分をカバーするようにリソグラフィでパターニングされうる。異方性エッチングプロセスなどのエッチングプロセスは、反射材料層のうちマスクされていない部分を除去するために実行されうる。反射材料層のうち残りの部分は、リフレクタ282を含む。
リフレクタ282は反射材料を含む。例えば、リフレクタ282は、アルミニウム、銀、金、または銅などの金属を含みうる。リフレクタ282は、30nm~100nmなど、10nm~300nmの範囲の厚さを有してもよいが、より薄い厚さおよびより厚い厚さが採用されてもよい。一実施形態において、各リフレクタ282は、メガフォン形状のチューブの構成を有しうる。一実施形態において、各リフレクタ282の底面は、各金属相互接続構造(第2レベル金属相互接続構造470など)に接触しうるとともに、金属相互接続構造(別の第2レベル金属相互接続構造470など)は、各キャビティ219の底部の中央領域において物理的に露出されうる。一般に、リフレクタ282のアレイは、キャビティ219のアレイ内に形成されうる。各リフレクタ282は、各キャビティ219の側壁(即ち、セパレータ212の側壁)上に直接形成されうる。
或いは、セパレータ212(リフレクタ282の有無にかかわらず)は、別個に形成されて、その後にバックプレーン400に取り付けられてもよい。別の実施形態において、セパレータ212は、反射性(例えば、金属)材料で形成されてもよい。この場合、セパレータ212の側壁がリフレクタ282として機能する。
図11を参照すると、発光ダイオード(10A、10B、10C)は、半田材料部50のアレイを通してそれぞれの第1金属相互接続構造(それぞれの第2レベル金属相互接続構造470など)に取り付けられうる。第2例示的構造で使用される発光ダイオード(10A、10B、10C)は、第1例示的構造で使用される発光ダイオード(10A、10B、10C)と同じであってもよいし、リフレクタ82が存在しない点で第1例示的構造で使用される発光ダイオード(10A、10B、10C)と異なっていてもよい。言い換えれば、リフレクタ82は、第2例示的構造において発光ダイオード(10A、10B、10C)内に存在していてもよいし存在していなくてもよい。
第1発光ダイオード10Aのアレイは、バックプレーン400内の金属相互接続構造(460、470)(金属ボンディングパッドなど)の第1サブセットに取り付けられうる。第1発光ダイオード10Aは、例えば、620nm~750nmの波長範囲を有する青色光でありうる第1ピーク波長で発光するように構成されうる。
第2発光ダイオード10Bのアレイは、バックプレーン400内の金属相互接続構造(460、470)(金属ボンディングパッドなど)の第2サブセットに取り付けられうる。第2発光ダイオード10Bは、例えば、530nm~570nmの波長範囲を有する緑色光でありうる第2ピーク波長で発光するように構成されうる。
第3発光ダイオード10Cのアレイは、バックプレーン400内の金属相互接続構造(460、470)(金属ボンディングパッドなど)の第3サブセットに取り付けられうる。第3発光ダイオード10Cは、例えば、420nm~480nmの波長範囲を有する青色光でありうる第3ピーク波長で発光するように構成されうる。
一般に、発光ダイオード(10A、10B、10C)のアレイは、バックプレーン400に取り付けられうる。一実施形態において、発光ダイオード(10A、10B、10C)のアレイは、第1ピーク波長で発光するように構成された第1発光ダイオードの第1サブアレイ10Aと、第2ピーク波長で発光するように構成された第2発光ダイオードの第2サブアレイ10Bと、第3ピーク波長で発光するように構成された第3発光ダイオードの第3サブアレイ10Cとを備える。第1ピーク波長、第2ピーク波長、および第3のピーク波長は、互いに異なる。
図12を参照すると、各第1ドープ化合物半導体層26とバックプレーン400との間の電気的接続を提供するために、各キャビティ219内にn側電極250が形成されうる。電気的接続は、図12の図面の平面外に配置されてもよい。
キャビティ219のうち残りの体積内にキャビティ充填誘電体材料が堆積されうる。キャビティ充填誘電体材料は、シリコン酸化物、シリコン窒化物、または光学的に透明なポリマー材料など、光学的に透明な誘電体材料を含む。キャビティ充填誘電体材料のうち余分な部分は、化学機械研磨プロセスなどの平坦化プロセスによって、セパレータ212の上面を含む水平面の上から除去されうる。キャビティ充填誘電材料部220のアレイは、発光ダイオード(10A、10B、10C)のアレイ上のキャビティ219のアレイ内に形成されうる。
図13を参照すると、メタマテリアル層120Lは、キャビティ充填誘電体材料部220および発光ダイオード(10A、10B、10C)のアレイの前面上に堆積されうる。一実施形態において、メタマテリアル層120Lは、セパレータ212の遠位水平面上に直接堆積されうる。例えば、メタマテリアル層120Lは、セパレータ212、リフレクタ282のアレイ、キャビティ充填誘電体材料部220、および発光ダイオード(10A、10B、10C)のアレイの上に堆積されうる。
図14を参照すると、メタマテリアル層120Lは、パターン化メタマテリアルレンズ(120A、120B、120C)のアレイにパターニングされうる。第1例示的構造においてメタマテリアル層120Lをパターン化メタマテリアルレンズ(120A、120B、120C)のアレイにパターニングするために採用された同じパターニングプロセスが、第2例示的構造においてメタマテリアル層120Lをパターン化メタマテリアルレンズ(120A、120B、120C)のアレイにパターニングするために採用されうる。
各パターン化メタマテリアルレンズ(120A、120B、120C)は、それぞれの下にある発光ダイオード(10A、10B、10C)から放出される光をコリメートするパターンを有しうる。第1パターン化メタマテリアルレンズ120Aは、第1ピーク波長で発光する第1発光ダイオード10Aの上に形成されうるとともに、第1ピーク波長を有する光を最も高い指向性でコリメートするパターンを有することができる。第2パターン化メタマテリアルレンズ120Aは、第2ピーク波長で発光する第2発光ダイオード10Bの上に形成されうるとともに、第2ピーク波長を有する光を最も高い指向性でコリメートするパターンを有することができる。第3パターン化メタマテリアルレンズ120Aは、第3ピーク波長で発光する第3発光ダイオード10C上に形成されうるとともに、第3ピーク波長を有する光を最も高い指向性でコリメートするパターンを有することができる。
一般に、パターン化メタマテリアルレンズ(120A、120B、120C)のアレイ内の各パターン化メタマテリアルレンズ(120A、120B、120C)は、バックプレーン400の上面に垂直な垂直方向に沿って、発光ダイオード(10A、10B、10C)のアレイ内のそれぞれの下にある発光ダイオード(10A、10B、10C)から放出された光をコリメートするように構成されうる。上述したように、第1パターン化メタマテリアルレンズ120Aにおけるナノ構造のサイズ(例えば、幅および/または長さ)、間隔および/または方向(即ち、位置角度)などの構成は、第2パターン化メタマテリアルレンズ120Bの構成と異なっていてもよく、第3パターン化メタマテリアルレンズの構成は、第1および第2パターン化メタマテリアルレンズ(120A、120B)の構成と異なっていてもよい。
一実施形態において、パターン化メタマテリアルレンズ(120A、120B、120C)のアレイは、セパレータ212の上面と接触しうるとともに、発光ダイオード(10A、10B、10C)のアレイから垂直方向に離隔されうる。一実施形態において、パターン化メタマテリアルレンズ(120A、120B、120C)の各々は、キャビティ充填誘電材料部220のアレイ内のそれぞれのキャビティ充填誘電材料部220の上に直接配置されうる。
図15を参照すると、本開示の第3実施形態に係る第3例示的構造は、バックプレーン400の金属ボンディングパッド(金属相互接続構造(460、470)のサブセットである)に発光ダイオード10を取り付けることによって、図10の第2例示的構造から導出することができる。
第3実施形態によれば、発光ダイオード10の各々は、同じ構造を有することができ、したがって、紫外波長または青色波長(青色光および紫色光を含む)でありうる同じピーク波長で放射線を放出するように構成されうる。各発光ダイオード10は、バッファ層24と、第1ドープ化合物半導体層26と、活性層30と、第2ドープ化合物半導体部36と、絶縁スペーサ60とを備えることができ、任意選択でリフレクタ(図示せず)を備えることができる。各活性層30は、ピーク波長で放射線を放出するように構成されたドープ化合物半導体材料層のセットを含む。一実施形態において、活性層30は、量子井戸を形成する第1化合物半導体層32と第2化合物半導体層34との周期的な繰り返しを含みうる。第1化合物半導体層32と第2化合物半導体層34との材料組成および厚さは、紫外波長または青色波長であってもよいピーク波長で活性層30が放射線を放出するように選択されうる。活性層30内には、発光の量子効率を高めるように構成された追加の材料層が存在していてもよい。或いは、活性層30に非量子井戸構造が採用されてもよい。一般に、活性層30は、ピーク波長で放射線を放出するように構成されたドープ化合物半導体材料層の任意のセットを含むことができる。
発光ダイオード10は、図11を参照して説明した第2例示的構造の発光ダイオード(10A、10B、10C)を取り付ける方法と同じ方法を使用してバックプレーン400に取り付けられうる。
図16を参照すると、n側電極250およびキャビティ充填誘電体材料部220のアレイは、図12を参照して説明した処理ステップを実行することによって形成されうる。
図17を参照すると、色変換媒体部(90A、90B、90C)のアレイは、セパレータ212、リフレクタ282のアレイ、およびキャビティ充填誘電材料部220のアレイの上に、および任意選択で直接上に形成されうる。各色変換媒体部(90A、90B、90C)は、それぞれの下にある発光ダイオード10の上に形成されうるとともに、平面視において当該発光ダイオード10との領域的な重なりを有しうる。各色変換媒体部(90A、90B、90C)は、入射放射線を、入射光とは異なる波長を有する放出光に変換する材料を含む。例えば、発光ダイオード10の活性層30によって放出される入射放射線は、青色光または紫外線であってもよく、色変換媒体部(90A、90B、90C)から放出される放射光は、入射放射線よりも長い波長の光であってもよい。例えば、色変換媒体部(90A、90B、90C)は、量子ドット、蛍光体、色素、または、入射光による励起で発光する任意の材料を含みうる。例示的な実施例において、色変換媒体部(90A、90B、90C)からの放出光は、それぞれ赤色光、緑色光、および青色光を含みうる。
一実施形態において、色変換媒体部(90A、90B、90C)のアレイは、発光ダイオード10のアレイ内の発光ダイオード10の第1サブセットの上に重なり、入射光を第1ピーク波長を有する第1放出光(赤色光など)に変換するように構成された第1色変換媒体部90Aと、発光ダイオード10のアレイ内の発光ダイオード10の第2サブセットの上に重なり、入射光を第2ピーク波長を有する第2放出光(緑色光など)に変換するように構成された第2色変換媒体部90Bと、発光ダイオード10のアレイ内の発光ダイオード10の第3サブセットの上に重なり、入射光を第3ピーク波長を有する第3放出光(青色光など)に変換するように構成された第3色変換媒体部90Cとを備えうる。一実施形態において、第1ピーク波長、第2ピーク波長、および第3ピーク波長は、互いに異なる。色変換媒体部(90A、90B、90C)のアレイの隣り合う色変換媒体部(90A、90B、90C)のペア間に、変換レベルフレーム92が任意選択で形成されうる。変換レベルフレーム92Mは、アルミニウム、銀、金、または銅などの反射材料を備えうる。
図18を参照すると、上述のメタマテリアル層120Lは、色変換媒体部(90A、90B、90C)のアレイの遠位水平面上に堆積されうる。メタマテリアル層120Lは、色変換媒体部(90A、90B、90C)のアレイにより、セパレータ212、リフレクタ282のアレイ、および発光ダイオード(10A、10B、10C)のアレイの上に配置され、それらから垂直に離間される。
図19を参照すると、メタマテリアル層120Lは、パターン化メタマテリアルレンズ(120A、120B、120C)のアレイにパターニングされうる。第1例示的構造においてメタマテリアル層120Lをパターン化メタマテリアルレンズ(120A、120B、120C)のアレイにパターニングするために採用された同じパターニングプロセスが、第3例示的構造においてメタマテリアル層120Lをパターン化メタマテリアルレンズ(120A、120B、120C)のアレイにパターニングするために採用されうる。
各パターン化メタマテリアルレンズ(120A、120B、120C)は、それぞれの下にある発光ダイオード10から放出されて各色変換媒体部(90A、90B、90C)を通過する放射線をコリメートするパターンを有することができる。発光ダイオード10の第1サブセットから放出され、第1色変換媒体部90Aを通過する際により長い波長の光にダウンコンバートされる放射線は、第1ピーク波長を有しうる。第1パターン化メタマテリアルレンズ120Aは、第1ピーク波長で発光する第1色変換媒体部90Aの上に形成されうるとともに、第1ピーク波長の光を最も高い指向性でコリメートするパターンを有することができる。発光ダイオード10の第2サブセットから放出され、第2色変換媒体部90Bを通過する際により長い波長の光にダウンコンバートされる放射線は、第2ピーク波長を有しうる。第2パターン化メタマテリアルレンズ120Bは、第2ピーク波長で発光する第2色変換媒体部90Bの上に形成されうるとともに、第2ピーク波長の光を最も高い指向性でコリメートするパターンを有することができる。発光ダイオード10の第3サブセットから放出され、第3色変換媒体部90Cを通過する際により長い波長の光にダウンコンバートされる放射線は、第3ピーク波長を有しうる。第3パターン化メタマテリアルレンズ120Cは、第3ピーク波長で発光する第3色変換媒体部90Cの上に形成されうるとともに、第3ピーク波長の光を最も高い指向性でコリメートするパターンを有することができる。
一般に、パターン化メタマテリアルレンズ(120A、120B、120C)のアレイ内の各パターン化メタマテリアルレンズ(120A、120B、120C)は、バックプレーン400の上面に垂直な垂直方向に沿って、それぞれの下にある色変換媒体部(90A、90B、90C)に提供される光をコリメートするように構成されうる。
第1パターン化メタマテリアルレンズ120Aにおけるナノ構造のサイズ(例えば、幅および/または長さ)、間隔および/または方向(即ち、位置角度)などの構成は、第2パターン化メタマテリアルレンズ120Bの構成と異なっていてもよく、第3パターン化メタマテリアルレンズの構成は、第1および第2パターン化メタマテリアルレンズ(120A、120B)の構成と異なっていてもよい。例えば、第1色変換媒体部90Aが赤色光を放出する場合、第1パターン化メタマテリアルレンズ120Aの構成は、赤色光のコリメーションを最適化するように構成されうる。同様に、第2および第3の色変換媒体部(90B、90C)がそれぞれ緑色光および青色光を放出する場合、第2パターン化メタマテリアルレンズ(120B、120C)の構成は、それぞれ緑色光および青色光のコリメーションを最適化するように構成されうる。
一実施形態において、パターン化メタマテリアルレンズ(120A、120B、120C)のアレイは、色変換媒体部(90A、90B、90C)の上面と接触しうるとともに、発光ダイオード(10A、10B、10C)のアレイから垂直方向に離隔されうる。一実施形態において、パターン化メタマテリアルレンズ(120A、120B、120C)の各々は、色変換媒体部(90A、90B、90C)のアレイ内のそれぞれの色変換媒体部(90A、90B、90C)上に直接配置されうる。一実施形態において、パターン化メタマテリアルレンズ(120A、120B、120C)のアレイ内の各パターン化メタマテリアルレンズ(120A、120B、120C)は、第1色変換媒体部90A、第2色変換媒体部90B、および第3色変換媒体部90Cから選択されるそれぞれの色変換媒体部(90A、90B、または90C)上に直接配置される。
すべての図面を参照すると、本開示の様々な実施形態によれば、発光デバイスは、バックプレーン400と、バックプレーン上に配置された第1、第2、および第3発光ダイオード{10、または(10A、10B、10C)}と、第1発光ダイオード上に配置された第1ナノ構造を含む第1パターン化メタマテリアルレンズ120Aと、第2発光ダイオード上に配置された第2ナノ構造を含む第2パターン化メタマテリアルレンズ120Bと、発光ダイオード上に配置された第3ナノ構造を含む第3パターン化メタマテリアルレンズ120Cとを含む。第1ナノ構造体の構成は第2ナノ構造体の構成と異なり、第3ナノ構造体の構成は第1および第2ナノ構造体の構成と異なる。
一実施形態において、第1ナノ構造の構成は、サイズ、間隔、または方向のうち少なくとも1つで第2ナノ構造体の構成と異なり、第3ナノ構造体の構成は、サイズ、間隔、または方向のうち少なくとも1つで第1および第2ナノ構造体の構成と異なる。一実施形態において、第1ナノ構造は第2ナノ構造と異なるサイズを有し、第3ナノ構造は第2ナノ構造と異なるサイズを有する。
第1および第2実施形態において、第1発光ダイオード10Aは赤色光を放出するように構成され、第2発光ダイオード10Bは緑色光を放出するように構成され、第3発光ダイオード10Cは青色光を放出するように構成される。第1パターン化メタマテリアルレンズ120Aは赤色光のコリメーションを最適化するように構成され、第2パターン化メタマテリアルレンズ120Bは緑色光のコリメーションを最適化するように構成され、第3パターン化メタマテリアルレンズ120Cは青色光のコリメーションを最適化するように構成される。
第1実施形態において、誘電体マトリクス層110は、第1、第2および第3発光ダイオード(10A、10B、10C)を横方向に囲む。
第2実施形態において、セパレータ212は、光学キャビティ219を囲む。第1、第2および第3発光ダイオード(10A、10B、10C)は、それぞれの光学キャビティ219内に配置される。リフレクタ282は、セパレータ212の側壁に配置される。キャビティ充填誘電材料部220は、光学キャビティ219内に配置されて、第1、第2および第3発光ダイオード(10A、10B、10C)の上に重なる。第1、第2および第3パターン化メタマテリアルレンズ(120A、120B、120C)は、キャビティ充填誘電体材料部220の遠位表面の上に重なる。第1、第2および第3発光ダイオード(10A、10B、10C)の各々は、第1導電型の第1ドープ化合物半導体層26と、第2導電型の第2ドープ化合物半導体層36と、第1および第2化合物半導体層(26、36)の間に配置されてそれぞれのピーク波長で発光するように構成された活性層(30A、30B、30C)とを含む垂直スタックを含む。
第3実施形態において、第1、第2および第3発光ダイオード10の各々は、同じピーク波長を有する入射放射線を放出するように構成される。入射放射線は、紫外線または青色光を含みうる。
第3実施形態において、第1色変換媒体部90Aは、第1発光ダイオードの上にあり、且つ入射放射線を第1ピーク波長を有する第1放出光に変換するように構成され、第2色変換媒体部90Bは、第2発光ダイオードの上にあり、且つ入射放射線を第2ピーク波長を有する第2放出光に変換するように構成され、並びに、第3色変換媒体部分90Cは、第3発光ダイオードの上にあり、且つ入射放射線を第3ピーク波長を有する第3放出光に変換するように構成される。第1ピーク波長、第2ピーク波長、および第3ピーク波長は、互いに異なる。第1、第2および第3色変換媒体部(90A、90B、90C)は、互いに異なるサイズ(例えば、直径)を有する量子ドットを備えうる。
第1パターン化メタマテリアルレンズ120Aは第1発光ダイオードの上(および部分90Aの上)に配置され、第2パターン化メタマテリアルレンズ120Bは第2発光ダイオードの上(および部分90Bの上)に配置され、並びに、第3パターン化メタマテリアルレンズ120Cは第3発光ダイオードの上(および部分90Cの上)に配置される。
第3実施形態の一態様において、第1放出光は赤色光を含み、第2放出光は緑色光を含み、第3放出光は青色光を含む。第1パターン化メタマテリアルレンズ120Aは赤色光のコリメーションを最適化するように構成され、第2パターン化メタマテリアルレンズ120Bは緑色光のコリメーションを最適化するように構成され、第3パターン化メタマテリアルレンズ120Cは青色光のコリメーションを最適化するように構成される。
一実施形態において、発光デバイスは表示デバイスを含む。第1発光ダイオード(10または10A)および第1パターン化メタマテリアルレンズ120は表示デバイスのピクセル「P」の第1サブピクセル内に配置され、第2発光ダイオード(10または10B)および第2パターン化メタマテリアルレンズ120Bは表示デバイスのピクセルの第2サブピクセル内に配置され、第3発光ダイオード(10または10C)および第3パターン化メタマテリアルレンズ120Cは表示デバイスのピクセルの第3サブピクセル内に配置される。表示デバイスは、ヘッドアップ表示デバイス、バーチャルリアリティ表示デバイス、またはアーティフィシャルリアリティ表示デバイスを含みうる。
本開示の様々な実施形態は、異なる色の光に対して前方方向に沿った光コリメーションが向上された発光デバイスを提供するために使用されうる。一実施形態において、メタマテリアル層120Lは、単一の堆積ステップで堆積されうるとともに、同じセットのリソグラフィパターニングステップおよび同じセットのパターン転写ステップを使用して、異なるコリメーション特性を有する(即ち、異なる波長に対して最適化された)パターン化メタマテリアルレンズ(120A、120B、120C)のアレイにパターニングされうる。この実施形態において、パターン化メタマテリアルレンズ(120A、120B、120C)は、メタマテリアル層120Lを形成する単一の材料堆積ステップと、フォトレジスト層の塗布、露光、および現像を含む単一のリソグラフィパターニングステップと、メタマテリアル層120Lを通してフォトレジスト層内にパターンを転写する単一のエッチングステップと、単一のフォトレジスト除去ステップとを使用することによって経済的に製造されうる。
開示された実施形態の前述の説明は、当業者が本発明を作製または使用することを可能にするために提供される。これらの実施形態に対する種々の変形は、当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義される一般的な原理は、本発明の精神または範囲から逸脱することなく、他の実施形態に適用されうる。したがって、本発明は、本明細書に示される実施形態に限定されることを意図するものではなく、以下の特許請求の範囲ならびに本明細書に開示される原理および新規な特徴と一致する最も広い範囲が与えられるべきである。

Claims (20)

  1. バックプレーンと、
    前記バックプレーン上に配置された第1発光ダイオード、第2発光ダイオードおよび第3発光ダイオードと、
    前記第1発光ダイオードの上に配置された第1ナノ構造を含む第1パターン化メタマテリアルレンズと、
    前記第2発光ダイオードの上に配置された第2ナノ構造を含む第2パターン化メタマテリアルレンズと、
    前記第3発光ダイオードの上に配置された第3ナノ構造を含む第3パターン化メタマテリアルレンズと、
    を備え、
    前記第1ナノ構造の構成は前記第2ナノ構造の構成と異なり、前記第3ナノ構造の構成は前記第1ナノ構造および前記第2ナノ構造の構成と異なる、発光デバイス。
  2. 前記第1ナノ構造の構成は、サイズ、間隔または方向のうち少なくとも1つ前記第2ナノ構造と異なり、
    前記第3ナノ構造の構成は、サイズ、間隔または方向のうち少なくとも1つで前記第1ナノ構造および前記第2ナノ構造の構成と異なる、請求項1に記載の発光デバイス。
  3. 前記第1ナノ構造は、前記第2ナノ構造と異なるサイズを有し、
    前記第3ナノ構造は、前記第2ナノ構造と異なるサイズを有する、請求項2に記載の発光デバイス。
  4. 前記第1発光ダイオードは、赤色光を放出するように構成され、
    前記第2発光ダイオードは、緑色光を放出するように構成され、
    前記第3発光ダイオードは、青色光を放出するように構成され、
    前記第1パターン化メタマテリアルレンズは、赤色光のコリメーションを最適化するように構成され、
    前記第2パターン化メタマテリアルレンズは、緑色光のコリメーションを最適化するように構成され、
    前記第3パターン化メタマテリアルレンズは、青色光のコリメーションを最適化するように構成される、請求項1に記載の発光デバイス。
  5. 前記第1発光ダイオード、前記第2発光ダイオードおよび前記第3発光ダイオードを横方向に囲む誘電体マトリクス層を更に備える、請求項4に記載の発光デバイス。
  6. 光学キャビティを囲むセパレータと、
    前記セパレータの側壁に配置されたリフレクタと、を更に備え、
    前記第1発光ダイオード、前記第2発光ダイオードおよび前記第3発光ダイオードは、それぞれの光学キャビティ内に配置される、請求項4に記載の発光デバイス。
  7. 前記光学キャビティ内に配置されて、前記第1発光ダイオード、前記第2発光ダイオードおよび前記第3発光ダイオードの上に重なるキャビティ充填誘電体材料部を更に備える、請求項6に記載の発光デバイス。
  8. 前記第1パターン化メタマテリアルレンズ、前記第2パターン化メタマテリアルレンズおよび前記第3パターン化メタマテリアルレンズは、前記キャビティ充填誘電体材料部の遠位表面の上に重なる、請求項7に記載の発光デバイス。
  9. 前記第1発光ダイオード、前記第2発光ダイオードおよび前記第3発光ダイオードの各々は、第1導電型の第1ドープ化合物半導体層と、第2導電型の第2ドープ化合物半導体層と、前記第1化合物半導体層と前記第2化合物半導体層との間に配置されてそれぞれのピーク波長で発光するように構成された活性層とを含む垂直スタックを含む、請求項4に記載の発光デバイス。
  10. 前記第1発光ダイオード、前記第2発光ダイオードおよび前記第3発光ダイオードの各々は、同じピーク波長を有する入射放射線を放出するように構成される、請求項1に記載の発光デバイス。
  11. 前記入射放射線は紫外線または青色光を含む、請求項10に記載の発光デバイス。
  12. 前記第1発光ダイオードの上にあり、前記入射放射線を第1ピーク波長を有する第1放出光に変換するように構成された第1色変換媒体部と、
    前記第2発光ダイオードの上にあり、前記入射放射線を第2ピーク波長を有する第2放出光に変換するように構成された第2色変換媒体部と、
    前記第3発光ダイオードの上にあり、前記入射放射線を第3ピーク波長を有する第3放出光に変換するように構成された第3色変換媒体部と、を更に備え
    前記第1ピーク波長、前記第2ピーク波長および前記第3ピーク波長は、互いに異なる、請求項11に記載の発光デバイス。
  13. 前記第1パターン化メタマテリアルレンズは、前記第1発光ダイオードの上に配置され、
    前記第2パターン化メタマテリアルレンズは、前記第2発光ダイオードの上に配置され、
    前記第3パターン化メタマテリアルレンズは、前記第3発光ダイオードの上に配置される、請求項12に記載の発光デバイス。
  14. 前記第1放出光は赤色光を含み
    前記第2放出光は緑色光を含み
    前記第3放出光は青色光を含み
    前記第1パターン化メタマテリアルレンズは、赤色光のコリメーションを最適化するように構成され、
    前記第2パターン化メタマテリアルレンズは、緑色光のコリメーションを最適化するように構成され、
    前記第3パターン化メタマテリアルレンズは、青色光のコリメーションを最適化するように構成される、請求項13に記載の発光デバイス。
  15. 前記第1色変換媒体部、前記第2色変換媒体部および前記第3色変換媒体部の各々は、量子ドットを含む、請求項12に記載の発光デバイス。
  16. 前記発光デバイスは表示デバイスを含む、請求項1に記載の発光デバイス。
  17. 前記第1発光ダイオードおよび前記第1パターン化メタマテリアルレンズは、前記表示デバイスのピクセルの第1サブピクセルに配置され、
    前記第2発光ダイオードおよび前記第2パターン化メタマテリアルレンズは、前記表示デバイスの前記ピクセルの第2サブピクセルに配置され、
    前記第3発光ダイオードおよび前記第3パターン化メタマテリアルレンズは、前記表示デバイスの前記ピクセルの第3サブピクセルに配置される、請求項16に記載の発光デバイス。
  18. 前記表示デバイスは、ヘッドアップ表示デバイスを含む、請求項16に記載の発光デバイス。
  19. 前記表示デバイスは、バーチャルリアリティ表示デバイスを含む、請求項16に記載の発光デバイス。
  20. 前記表示デバイスは、アーティフィシャルリアリティ表示デバイスを含む、請求項16に記載の発光デバイス。
JP2024529849A 2021-11-22 2022-11-21 メタマテリアル光コリメート機能を含む発光ダイオードアレイおよびその形成方法 Pending JP2024542496A (ja)

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