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JP2024152621A - シート排出装置、及び画像形成装置 - Google Patents

シート排出装置、及び画像形成装置 Download PDF

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JP2024152621A
JP2024152621A JP2024033163A JP2024033163A JP2024152621A JP 2024152621 A JP2024152621 A JP 2024152621A JP 2024033163 A JP2024033163 A JP 2024033163A JP 2024033163 A JP2024033163 A JP 2024033163A JP 2024152621 A JP2024152621 A JP 2024152621A
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sheet ejection
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拓朗 吉川
Takuro Yoshikawa
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Abstract

Figure 2024152621000001
【課題】シートの排出性を向上させる。
【解決手段】シート排出装置は、第1支持軸に支持される第1ローラと、第2支持軸に支持される第2ローラと、第2支持軸を支持する支持部を有するホルダ部材と、第2支持軸に支持され、直径が第2ローラの第1外面の直径よりも小さく且つ第2支持軸の外面の直径よりも大きい第2外面を有し、第2ローラと一体的に回転する回転部と、を備える。回転部は、軸方向において第2ローラ及び支持部の間に配置されており、第2外面の少なくとも一部は、軸方向において第2ローラと支持部との間の中間点よりも支持部に近い側にあり、第2外面の最上位置は、支持部の最上位置よりも上方に位置する。
【選択図】図3

Description

本発明は、シートを排出するシート排出装置、及びシートに画像を形成する画像形成装置に関する。
プリンタ、複写機、ファックス、それらの複合機等の画像形成装置においては、画像を形成したシートを排出するシート排出装置を備えている。特許文献1では、シート幅方向に並んだ複数の排紙ローラ対の間に、シートを波打ち形状として適度な剛性を持たせる(腰付けする)ためのコロが配置されたシート排出装置が提案されている。特許文献2では、排出ローラ対の一方を構成するコロの両端に、コロの外径よりも外径が大きいフランジ部を設けてシートの後端を蹴り出す構成が提案されている。特許文献3では、排出ローラ対の一方を構成する排出コロの軸をコロホルダによって支持すると共に、コイルバネによって排出コロを排出ローラに押付ける構成が提案されている。
特開平8-127453号公報 特開2000-327198号公報 特開2002-87675号公報
シート本体にタブのような突出部が付いた所謂タブ付シートをシート排出装置が排出する場合、タブ(突出部)が装置のローラ以外の部分と接触し、シートの正常な排出が妨げられる可能性があった。
そこで本発明は、シートの排出性を向上させることが可能なシート排出装置、及び画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明の一態様は、シートを排出するシート排出装置において、第1支持軸と、前記第1支持軸に支持され、回転する第1ローラと、第2支持軸と、前記第1ローラと共に前記シートを挟持して排出する第2ローラであって、前記第2支持軸に支持され、前記第1ローラに当接する第1外面を有し、排出されるシートの下側の面と接触するように配置された第2ローラと、前記第2支持軸の軸方向において前記第2ローラから離れた位置で前記第2支持軸を支持する支持部を有し、前記第2支持軸が前記第1支持軸に対して接近及び離間する方向に移動可能なホルダ部材と、前記第2支持軸に支持され、直径が前記第1外面の直径よりも小さく且つ前記第2支持軸の直径よりも大きい第2外面を有し、前記第2ローラと一体的に回転する回転部と、を備え、前記回転部は、前記軸方向において前記第2ローラ及び前記支持部の間に配置されており、前記第2外面の少なくとも一部は、前記軸方向において前記第2ローラと前記支持部との間の中間点よりも前記支持部に近い側にあり、前記第2外面の最上位置は、前記支持部の最上位置よりも上方に位置する、ことを特徴とするシート排出装置である。
本発明の他の一態様は、シートを排出するシート排出装置であって、第1支持軸と、前記第1支持軸に支持され、回転する第1ローラと、第2支持軸と、前記第1ローラと共にシートを挟持して排出する第2ローラであって、前記第2支持軸に支持され、前記第1ローラに当接する第1外面を有し、排出されるシートの下側の面と接触するように配置された第2ローラと、前記第2支持軸の軸方向において前記第2ローラから離れた位置で前記第2支持軸を支持する支持部であって、前記第2ローラと一体的に回転しない支持部と、前記第2支持軸に支持され、直径が前記第1外面の直径よりも小さく且つ前記第2支持軸の直径よりも大きい第2外面を有し、前記第2ローラと一体的に回転する回転部と、を備え、前記回転部は、前記軸方向において前記第2ローラ及び前記支持部の間に配置されており、前記第2外面の少なくとも一部は、前記軸方向において前記第2ローラと前記支持部との間の中間点よりも前記支持部に近い側にあり、前記第2外面の最上位置は、前記支持部の最上位置よりも上方に位置する、ことを特徴とするシート排出装置である。
本発明によると、シートの排出性を向上させることができる。
本実施の形態に係るプリンタを示す断面模式図である。 本実施の形態に係る排出部を示す側面図である。 本実施の形態に係る排出部における各部の位置関係を示す拡大側面図である。 (a)は排出部においてシート本体が搬送されている状態を示す拡大側面図である。(b)は排出部においてシートのタブが搬送されている状態を示す拡大側面図である。 タブ付シートを示す説明図である。
[プリンタの構成]
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の一例であるレーザビームプリンタの概略構成を示す図である。図1において、100はレーザビームプリンタ(以下、プリンタという)、101は画像形成装置の装置本体であるプリンタ本体、102はシートに画像を形成する画像形成部である。103はプリンタ本体101の上方に略水平に設置された画像読取装置であり、この画像読取装置103とプリンタ本体101との間に、シート排出用の排出空間Pが形成されている。なお、プリンタ本体101は、給紙カセット111からシートSを給送するシート給送部110と、第1面に画像が形成されたシートを再度、画像形成部102に搬送するための反転搬送部20等を備えている。
画像形成部102は、スキャナーユニット142と、感光体ドラム141、現像器143等を備え、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の4色のトナー画像を形成する4個のプロセスカートリッジ140を備えている。また、画像形成部102は、プロセスカートリッジ140の上方に配された中間転写ユニット145を備えている。
中間転写ユニット145は、二次転写内ローラ131等に巻き掛けられた中間転写ベルト146を備えている。また、中間転写ユニット145は、中間転写ベルト146の内側に設けられ、感光体ドラム141に対向した位置で中間転写ベルト146に当接する一次転写ローラ144を備えている。ここで、中間転写ベルト146は、各感光体ドラム141に接するように配置され、不図示の駆動部により駆動されて矢印A方向に回転する。そして、この中間転写ベルト146に一次転写ローラ144によって正極性の転写バイアスを印加することにより、感光体ドラム上の負極性を持つ各色トナー像が順次中間転写ベルト146に多重転写される。これにより、中間転写ベルト上にはフルカラー画像が形成される。
なお、中間転写ユニット145の二次転写内ローラ131と対向する位置には、中間転写ベルト上に形成されたフルカラー画像をシートSに転写する二次転写部130を構成する二次転写ローラ132が設けられている。更に、二次転写ローラ132の上部には定着器150が配置され、定着器150のシート搬送方向下流側にはシート排出装置としての排出部200が配置されている。詳しくは後述する排出部200には、回転体対としての第1排出ローラ対210及び第2排出ローラ対220が配置されている。[排出部の構成]で説明するように、本実施例の排出部はシート幅方向に並んだ複数の第2排出ローラ対220を有する。それぞれの第2排出ローラ対220の機能はシートSを排出する点で同じであるため、本項及び次の[画像形成動作]における「第2排出ローラ対220」は、複数の第2排出ローラ対220の任意の1つである。第1排出ローラ対210についても同様とする。
なお、図1において、Rはシート給送部110から給送されたシートを画像形成部102に搬送するための第1シート搬送通路、R1は画像形成部102により画像が形成されたシートを搬送する第2シート搬送通路である。R2は第2シート搬送通路R1から分岐したシート排出通路であり、このシート排出通路R2に第1排出ローラ対210が配置されている。R3は反転搬送部20に設けられ、第1シート搬送通路Rと第2シート搬送通路R1を連通させる再搬送通路である。
[画像形成動作]
次に、このように構成されたプリンタ100の画像形成動作について説明する。画像形成動作が開始されると、まず不図示のパソコン等からの画像情報に基づきスキャナーユニット142からレーザ光が照射される。そして、このレーザ光により、表面が所定の極性・電位に一様に帯電されている感光体ドラム141の表面を順次露光して感光体ドラム上に静電潜像を形成する。この後、この静電潜像をトナーにより現像し、可視化する。そして、感光体ドラム上のイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の4色のトナー画像を一次転写ローラ144に印加される転写バイアスにより中間転写ベルト146に転写し、中間転写ベルト上にフルカラートナー画像を形成する。なお、感光体ドラム上に残ったトナーはプロセスカートリッジ140に設けられた不図示のクリーニング部により、不図示の排トナー容器に回収される。
このトナー画像形成動作に並行して給紙カセット111に収容されたシートSがシート給送部110により送り出され、この後、シートSは、搬送ローラ対121により、斜行補正装置120まで搬送され、斜行補正装置120により斜行が補正される。次に、斜行が補正されたシートSの先端と中間転写ベルト上のフルカラートナー像との位置を合わせるように斜行補正装置120に設けられた搬送ローラ対122が回転し、シートSは二次転写部130まで搬送される。そして、二次転写部130にて、二次転写ローラ132に印加した二次転写バイアスにより、フルカラートナー像がシートS上に一括して転写される。
次に、フルカラートナー像が転写されたシートSは、定着器150に搬送され、定着器150において熱及び圧力を受けて各色のトナーが溶融混色することによりシートS上のトナー像がフルカラー画像として定着される。この後、トナー画像が定着されたシートSは、例えばシート排出通路R2に設けられた第1排出ローラ対210により排出空間Pの底部に設けられた積載部としての排出トレイ170に排出される。或いは、例えば排出先として積載部としての排出トレイ171が選択されている場合は、切替部材151を、シートを第1排出ローラ対210に向かわせる実線で示す第2位置から、シートを反転搬送部20に案内する破線で示す第1位置に移動させる。そして、第2排出ローラ対220により排出空間Pに設けられた排出トレイ171に排出される。
また、シートの両面に画像を形成する場合は、切替部材151を、上記第2位置から第1位置に移動させる。これにより、第1面に画像が形成されたシートは第2シート搬送通路R1に設けられた正逆転可能な反転搬送部20でもある第2排出ローラ対220に達する。この後、切換え部材152を、シートを第2排出ローラ対220に向かわせる実線で示す第3位置から、シートを反転搬送部20の再搬送通路R3に向かわせる破線で示す第4位置に移動させる。そして、第2排出ローラ対220の逆転により、反転した状態で再搬送通路R3に搬送される。この後、シートは、再搬送通路R3を経て二次転写部130へと再搬送され、第1面と反対の第2面に画像が形成される。
そして、再度、定着器150によりトナー像が定着された後、両面に画像が形成されたシートSは第1排出ローラ対210により排出トレイ170上へ排出される。或いは、切替部材151を第1位置に移動させ、シートを第2排出ローラ対220により排出空間Pに設けられた排出トレイ171上へ排出させる。
[排出部の構成]
ついで、プリンタ100に備えられたシート排出装置としての排出部200の構成について図2を用いて説明する。図2は本実施の形態に係る排出部を示す側面図である。なお、図2においては、排出部200における第2排出ローラ対220の部分だけを、排出トレイ171がある側から側面視で示したものである。また、本実施の形態においては、第1排出ローラ対210も、第2排出ローラ対220と同様の構成であるので、第2排出ローラ対220を一例として説明を行い、第1排出ローラ対210の説明は省略する。
図2に示すように、排出部200には、複数の回転体対としての複数の第2排出ローラ対220が、シート排出方向及び上下方向Yに直交するシート幅方向である軸方向Xにおいて並んで配置されている。本実施形態において、上下方向Yは、第2排出ローラ対220によるシート排出方向及び軸方向Xの双方と直交する方向である。
複数の第2排出ローラ対220のそれぞれは、第1ローラ(第1回転部)としての駆動ローラ221と、第2ローラ(第2回転部)としての従動コロ222と、を有する。軸方向Xは、従動コロ222の回転軸線の方向である。従動コロ222は、排出されるシートSの下側の面と接触し、駆動ローラ221と共にシートSを挟持して排出するように構成される。互いに当接する1組の駆動ローラ221及び従動コロ222(例えば、図2において左側の第2排出ローラ対220)を第1ローラ対とする。この場合、軸方向Xにおいて第1ローラ対から離れて配置された他の1組の駆動ローラ221及び従動コロ222(例えば、図2において右側の第2排出ローラ対220)は、第1ローラ対と共にシートSを挟持して排出する第2ローラ対と呼ぶことができる。
プリンタ本体101には、不図示の上フレームが固定されており、その上フレームには、第1支持軸としての駆動軸223が回転自在に支持されている。そして、駆動ローラ221は、その駆動軸223に固定されて支持されており、駆動軸223が不図示の駆動モータにより駆動回転されることで回転駆動される。
排出部200は、回転部(第3回転部)としての外径部252を更に有する。本実施例の外径部252は、従動コロ222を保持するコロ保持軸250の一部である。外径部252は、直径が従動コロ222の外径面222a(第1外面)の直径よりも小さく、且つ下記の支持軸243(第2支持軸)の直径よりも大きい外径面252a(第2外面)を有する。外径部252は、従動コロ222(第2ローラ)と一体的に回転する。コロ保持軸250及び外径部252の詳細は後述する。
一方、プリンタ本体101には、駆動ローラ221の下方側において、大まかに、プリンタ本体101に固定支持された下フレーム290と、その下フレーム290に支持された支持機構としてのホルダ機構240とを有している。即ち、下フレーム290には、複数のフレーム凹部290Aが形成されており、そのフレーム凹部290Aそれぞれには、ホルダ機構240が下フレーム290に支持される形で配設されている。ホルダ機構240は、ホルダ部材241と、第2支持軸としての支持軸243と、第1付勢部材としてのコイルバネ242と、を有する。即ち、ホルダ部材241を含む支持構造280は、支持軸243を支持する構造であると言える。また、ホルダ機構240は、プリンタ100が搬送可能な最大サイズ(排出部200が排出可能な最大サイズ)のシートが通過可能な範囲内に配置されている。
支持軸243は、駆動軸223よりも下方に配置されている。支持軸243は、ホルダ部材241に固定支持されている。ホルダ部材241は、図中の奥側(シート搬送方向の上流側)に配置された不図示の回動支点を中心にプリンタ本体101に対して回動自在に支持されている。ホルダ部材241は、支持軸243が駆動軸223に対して接近及び離間するように移動可能である。つまり、ホルダ部材241は、支持軸243を駆動軸223に対して軸方向に平行な方向で、駆動ローラ221に対して従動コロ222を接離する方向に移動可能となるようにプリンタ本体101に対して支持されている。コイルバネ242は、支持軸243を介して従動コロ222を駆動ローラ221に向けて押付けるようにホルダ部材241を付勢する。つまり、コイルバネ242により、ホルダ部材241は先端支持部241b(支持部)が上方に向かう方向の付勢力を受けている。
詳細には、ホルダ部材241は、下フレーム290に対して回動自在に支持されたベース部241cと、ベース部241cの軸方向の両端で上方に延びる側壁部241aと、側壁部241aの上端に設けられた支持部としての先端支持部241bとを有する。そして、それら先端支持部241bには、コロ保持軸250及びそれに一体に固定された従動コロ222を回転自在に支持する支持軸243の両端が埋め込まれる形で固定支持されている。換言すると、先端支持部241bは、支持軸243の外径面243aの全周を覆いつつ支持軸243を支持している。従って、例えば従動コロ222が駆動ローラ221から離間していたとしても、支持軸243(つまり従動コロ222)がホルダ部材241から脱落することが防止されている。
なお、ここでは、先端支持部241bが、支持軸243の外径面243aの全周を覆う形態を例示した。しかし、先端支持部241bが、支持軸243の下部だけでなく上部の少なくとも一部と接することで、支持軸243が先端支持部241bから上方向へ脱落することを抑制する様態であればよい。例えば、支持軸243よりも上方において先端支持部の一部が切り欠かれていて先端支持部の形状として周方向において連続していない形態であってもよい。
そして、コロ保持軸250は、中空軸形状に形成されており、その内部に支持軸243が貫通して配置されていることで、その支持軸243に対してコロ保持軸250及び従動コロ222を回転自在に支持されている。支持軸243の第3外径面(第3外面)としての外径面243aは、詳しくは後述するコロ保持軸250の外径部252の第2外径面(第2外面)としての外径面252aよりも小径に形成されている。
このようにホルダ機構240によってコロ保持軸250及び従動コロ222は回転自在に支持されている。コイルバネ242の付勢力によって、従動コロ222の第1外径面(第1外面)としての外径面222aが駆動ローラ221に押付けられる。これにより、それぞれの第2排出ローラ対220は、駆動ローラ221と従動コロ222とによりニップNを形成し、そのニップNによって挟持されるシートSを搬送しつつ排出トレイ171に向けて排出する。
なお、下フレーム290の排出空間P(図1参照)の側には、外壁291が固定されている。通常、その外壁291における排出空間Pの側の側面には、排出トレイ171に排出されたシートの後端が排出トレイ171の傾斜に基づく自重により当接されることで、排出された複数のシートが整合される。
また、排出部200には、軸方向Xにおいて複数の第2排出ローラ対220の間に、規制部としてのコシ付部230が配置されている。コシ付部230は、規制部材231と、第2付勢部材としてのコイルバネ232と、規制部支持機構233と、を含む。規制部材231には、シートに当接することでシートの位置を規制する曲面形状の規制面231aが形成されている。規制部材231は、軸方向Xにおいて隣り合う2つの第2排出ローラ対220(前述した第1ローラ対と第2ローラ対)の間に配置され、排出されるシートSの上側の面を下方に押圧する押圧部材の例である。
また、規制部支持機構233は、その規制部材231を上下方向Yに移動自在に支持しており、コイルバネ232によって規制部材231が下方であるシートの方向に付勢されている。規制部材231の規制面231aは、第2排出ローラ対220のニップN(第1ローラ対のニップ及び第2ローラ対のニップ)よりも下方に突出している。これにより、第2排出ローラ対220によって搬送されるシートを、コシ付部230の規制面231aで摺動しつつ下方に押付けて湾曲させることでシートにコシを付けることができる。そのため、排出トレイ171に排出されたシートのカール等を低減し、排出トレイ171に排出されたシートの積載性や整列性を向上することができる。なお、図示を省略したが、コシ付部は、同様に、軸方向Xにおいて複数の第2排出ローラ対220の間にも配置されている。また、規制面231aは、曲面形状に形成されているため、シートSの搬送時に摺動されるが、シートSに通紙跡を付けることはない。
[コロ保持軸の詳細]
ついで、上記コロ保持軸250の詳細について図2及び図3を用いて説明する。図3は本実施の形態に係る排出部における各部の位置関係を示す拡大側面図である。
図2及び図3に示すように、コロ保持軸250は、前述の支持軸243が内径側に貫通配置される軸本体251と、その軸本体251の外周側に形成された外径部252と、取付部252bと、を有する。外径部252は、軸方向Xにおいて従動コロ222の両側に配置される。また、取付部252bは、軸方向Xにおいて一方側と他方側の外径部252の間の部分にある。取付部252bには、従動コロ222が一体に固着されて、つまりコロ保持軸250は従動コロ222と共に一体に回転する。このように構成されているため、外径部252は、軸方向において従動コロ222とホルダ機構240のホルダ部材241との間で露出した外径面252aとなっている。
なお、これらコロ保持軸250(軸本体251及び外径部252)とホルダ部材241とは例えばPOM樹脂等の樹脂材料であって非弾性部材(非弾性材料、非エラストマー材料)で形成されている。従動コロ222はシリコンゴム等の弾性部材(弾性材料、エラストマー)で形成されている。従動コロ222は、取付部252bに取付けるように筒状に形成された弾性部材であり、取付部252bは従動コロ222の内周面を支持する。
取付部252bは、軸方向Xにおいて従動コロ222の端面よりもホルダ部材241の先端支持部241bに近い側に突出した突出部252b1(従動コロ222に覆われずに露出している部分)を有する(図3)。コロ保持軸250の外径部252(回転部)は、軸方向Xにおいて突出部252b1よりもホルダ部材241の先端支持部241bに近い側(図3において右側)に突出している。
突出部252b1は、取付部252bの従動コロ222の内周面を支持する円筒面に比べて外径側に突出したフランジ部であってよい。この場合、軸方向Xにおいて取付部252bの一端にフランジ状の突出部252b1を設け、軸方向Xにおいて他端側から突出部252b1に突き当たるまで従動コロ222を差し込むことで、従動コロ222の取付けが容易になる。
また、本実施の形態において外径部252は、軸本体251の一部が露出するように部分的に穴(凹部)がある形で形成されているが、これに限らず、全周を覆うように形成されていてもよい。
[各部の位置関係]
図3に示す排出部200の状態は、上述したコイルバネ242によりホルダ部材241が付勢されて、従動コロ222が駆動ローラ221に圧接された状態であり、この状態における各部の位置関係を以下に説明する。ホルダ部材241の先端支持部241bにおける駆動軸223に最も近い端部241Hは、コロ保持軸250及び従動コロ222を支持する支持軸243の中心CTから外径方向に高さH1を有している。この高さH1は、下フレーム290における駆動軸223に最も近い面である上面290a(外壁291の上端)よりも駆動軸223に近い側である上方側に突出する高さとなっている。
上記コロ保持軸250の外径部252の外径面252aは、不図示の支持軸の中心CTから外径D1となるように形成されている。この外径D1は、上記従動コロ222の外径面222aより小径で、かつ支持軸243の外径面243aよりも大径で、かつ高さH1よりも大きくなっている。つまり外径面252aにおける駆動軸223に最も近い位置は、先端支持部241bにおける駆動軸223に最も近い端部241Hよりも駆動軸223に近い側で上方に位置している。
コロ保持軸250の外径部252は、軸方向Xにおいて互いに離れて配置された従動コロ222(第2ローラ)及び先端支持部241b(支持部)の間に配置されている。また、外径部252の外径面252a(第2外面)の最上位置(Y方向の端部位置)は、先端支持部241b(支持部)の最上位置(Y方向の端部位置)よりも上方に位置する。このため、後述するようにタブ付シートを排出する場合に、先端支持部241bでのタブの引っ掛かりを低減することができる。
外径部252の外径面252aの少なくとも一部は、軸方向Xにおいて従動コロ222とホルダ部材241の先端支持部241bとの間の中間点Xcよりも、ホルダ部材241の先端支持部241bに近い側(図3においてXcよりも右側)にある。このため、後述するように先端支持部241bでのタブの引っ掛かりをより確実に低減することができる。
本実施例において、外径部252の外径面252aの他の一部は、軸方向Xにおいて従動コロ222とホルダ部材241の先端支持部241bとの間の中間点Xcよりも従動コロ222に近い側(図3においてXcよりも左側)にある。外径部252の外径面252aの全体が、軸方向Xにおいて中間点Xcよりも先端支持部241bに近い側にあってもよい。
軸方向Xにおける外径部252の一方側の端部位置から他方側の端部位置までの距離W1を、軸方向Xにおける外径部252の長さ又は外径部252の軸方向幅と呼ぶ。外径部252の外径面252aの軸方向Xの幅は、4mm以上あると好ましい。或いは、軸方向Xにおける外径部252の長さは、前述した突出部252b1(図3)の軸方向Xにおける長さよりも長いことが好ましい。これにより、タブの引っ掛かりをより低減することができる。より好ましくは、軸方向Xにおける外径部252の長さは、軸方向Xにおける従動コロ222とホルダ部材241の先端支持部241bとの間の距離の2分の1以上(更に好ましくは、3分の2以上)である。
外径部252は、例えば、外径面252aが軸方向Xの幅の全体に亘って連続した面(円筒面)となるように形成されてもよい(図2において従動コロ222に対して左側の外径部252参照)。また、外径部252は、軸方向Xに並んだ複数のリング形状で形成されてもよい(図2において従動コロ222に対して右側の外径部252参照)。
本実施例において、ホルダ部材241の先端支持部241b及びコロ保持軸250の外径部252は、軸方向Xにおいて従動コロ222の両側に配置されている。つまり、図3に示された先端支持部241bを支持部として、排出部200は、軸方向Xにおいて従動コロ222(第2ローラ)に対して前記支持部の反対側に配置され、前記支持部に対応する第2の支持部を更に備える(図2)。また、図3に示された外径部252を回転部として、排出部200は、軸方向Xにおいて従動コロ222(第2ローラ)に対して前記回転部の反対側に配置され、前記回転部に対応する第2の回転部を更に備える(図2)。第2の回転部の外面の少なくとも一部は、前記軸方向において前記第2ローラと前記第2の支持部との間の中間点よりも前記第2の支持部に近い側にある。また、前記第2の回転部の前記外面の最上位置は、前記第2の支持部の最上位置よりも上方に位置する。このため、従動コロ222(第2ローラ)の両側において、タブの引っ掛かりを低減することができる。
従動コロ222の周方向におけるニップNが形成された位置であって、従動コロ222における軸方向のコシ付部230の側の端部222bを通り、かつ上記規制面231aに接する接線である仮想線VL1を描いたとする。仮想線VL1は、シート排出方向の下流側から排出部200を見たとき、従動コロ222の外径面222a(第2ローラの第1外面)の上端と規制部材231の規制面231a(押圧部材の下面)とに接する仮想直線である。このとき、コロ保持軸250(外径面252a)にあって軸方向のコシ付部230の側における端部252cは、仮想線VL1までの高さH2よりも低い。つまり上記外径面252aの外径D1は、仮想線VL1よりも駆動軸223から遠い位置となっている。言い換えると、シート排出方向の下流側から排出部200を見たとき、外径面252a(回転部の第2外面)は、前述の仮想直線(VL1)から下方に離れた位置にある。
[シート排出時の動作]
続いて、排出部200からタブ付シートであるシートSを排出する場合について図4(a)、図4(b)、及び図5を用いて説明する。図4(a)は排出部においてシート本体が搬送されている状態を示す拡大側面図である。図4(b)は排出部においてシートのタブが搬送されている状態を示す拡大側面図である。図5はタブ付シートを示す説明図である。
図5に示すように、タブ付シートであるシートSは、シート本体Smの側端にタブStが形成されている。例えば搬送方向VでシートSが搬送される場合、シートSの後端にタブStが形成されていることになる。なお、図5に示すシートSにおけるタブStが形成されている位置は一例であって、シートによってタブの位置は異なる。また、本明細書中で言うシートSの後端とは、正確にはシート本体Smの搬送方向Vの上流側の側端を指すものとして説明する。
このようなタブ付シートであるシートSを上記排出部200の複数の第2排出ローラ対220により搬送して排出トレイ171に排出する際は、まず、図4(a)に示すように、シート本体Smが複数の第2排出ローラ対220により搬送される。この際、シート本体Smは、それぞれの第2排出ローラ対220のニップNにより挟持されていると共に、コシ付部230の規制面231aにより駆動軸223より遠ざかる方向に押圧されつつその通過位置が規制される。換言すると、規制面231aは、駆動軸223からニップNまでの距離よりも、駆動軸223からの距離が遠くなる位置にシートSのシート本体Smの位置を規制している。これにより、シート本体Smは湾曲されてコシ付けされる。
また、この状態において、シート本体Smは、第2排出ローラ対220及びコシ付部230に接しているが、コロ保持軸250やホルダ機構240には接することなく搬送される。上述したように、これらコロ保持軸250やホルダ機構240は、非弾性部材により形成されているが仮想線VL1(図3参照)よりも下方にあり、シート本体Smに接しないため、シート本体Smに摺動して通紙跡を付してしまう可能性が低い。従って、本実施の形態に係る排出部200によると、成果物としての画像が形成されたシートSの品質の低下を防止することができる。
その後、シート本体Smが搬送されて第2排出ローラ対220及びコシ付部230から抜け、図4(b)に示すように、シートSのタブStが軸方向における複数の第2排出ローラ対220の間に位置したとする。すると、タブStは、コシ付部230により下方に押圧されていることと相俟って自重により落下する。この際、タブStはコロ保持軸250に接する可能性がある。しかし、コロ保持軸250の外径面252aがホルダ機構240の端部241Hや下フレーム290の上面290aよりも高いため、ホルダ機構240や下フレーム290には接し難くなっている。つまり、コロ保持軸250の外径部252(回転部)は、タブStが第2排出ローラ対220(第1ローラ及び第2ローラ)に挟持されておらず、且つタブの一部が軸方向Xにおいて従動コロ222(第2ローラ)と先端支持部241b(支持部)の間に位置する状態のタブ付シートのタブStと接触できるように配置されている。そのため、タブStは、ホルダ機構240や下フレーム290に乗って引っ掛かることなく、従動コロ222と一体に回転するコロ保持軸250により搬送される。従って、本実施の形態に係る排出部200によると、シートSが正常に排出することができる。
(代替構成との比較)
上記特許文献1の構成では、例えばタブStが軸方向Xにおいて複数の排出ローラ対(蹴り出しコロ)以外の部分を通過する場合には、タブStに搬送力が付与されずに装置本体に固定された部品上で止まる可能性がある。すると、シートが排出部から正常に排出されず、積載部に積載されない虞がある。
上記特許文献2の構成では、例えばタブStが軸方向において複数の排出ローラ対(コロ)以外の部分を通過する場合には、フランジ部によりタブに搬送力が付与される可能性がある。しかしながら、特許文献2の構成では、フランジ部が排出ローラ対のニップ線に交差する高い位置にあり、フランジ部がシートを湾曲させるように押し付けられるため、シート本体やタブに通紙跡ができ、成果物の品質が低下するという問題がある。
上記特許文献3の構成では、例えばタブStが軸方向において複数の排出ローラ対(排出コロ)以外の部分を通過する場合には、それら排出コロの軸によりタブStに搬送力が付与される可能性がある。しかしながら、特許文献3の構成では、排出コロの軸の下方側がコロホルダに押圧されているだけであり、コロホルダから脱落する虞がある。従って、実際に製品として製造する場合は、排出コロがコロホルダから脱落しないように、軸の上部を保持する保持部をコロホルダに設けることになる。そのため、タブStが保持部に乗ってシートが排出部から正常に排出されず、積載部に積載されない虞がある。
本実施例によれば、以上のような不都合を回避しつつ、タブ付シートの排出性を向上させることができる。
[他の実施の形態の可能性]
なお、以上説明した本実施の形態においては、従動コロ222がホルダ機構240によって駆動ローラ221に対して移動自在にかつ押付けられるように構成されたものを説明した。しかしながら、これに限らず、駆動ローラ221及び駆動軸223を従動コロ222に対して移動自在にかつ押付けられるように構成したものでも構わない。
また、本実施の形態においては、複数の第1排出ローラ対210或いは複数の第2排出ローラ対220の軸方向の間に、コシ付部230を配置して、シートにコシ付けするものを説明した。しかしながら、これに限らず、コシ付部230が配置されてないものであっても構わない。
更に、本実施の形態においては、コシ付部230における規制部材231をコイルバネ232で付勢してシートSを従動コロ222がある側に押圧するものを説明した。しかしながら、これに限らず、例えば規制面231aがニップNよりも僅かに下方となるように、規制部材231が固定されているものであっても構わない。更に、規制部材231は、駆動ローラ221よりも大径なローラやコロで構成されたものであっても構わない。この場合、そのローラやコロは、駆動軸223と一体回転するものでも空転するものでも構わない。
また、本実施の形態においては、コロ保持軸250やホルダ機構240が樹脂等の非弾性部材により構成されたものを説明したが、これに限らない。特にコロ保持軸250の外径部252を弾性部材で形成したものであっても構わない。
また、本実施の形態においては、従動コロ222とコロ保持軸250とが別の部材で構成されつつ共に一体に回転するものを説明したが、これに限らず、同一の部材で同様の形状となるように、例えば一体成型された部材で構成されていても構わない。
また、本実施の形態においては、支持軸243がホルダ機構240の先端支持部241bに固定され、コロ保持軸250及び従動コロ222が支持軸243に対して相対回転するものを説明した。しかしながら、これに限らず、コロ保持軸250と支持軸243が一体に構成されたものであっても構わない。即ち、コロ保持軸250の両端に支持軸243と同径の凸部が形成され、その凸部が支持軸として直接的に先端支持部241bに回転自在に支持されたような構成であっても構わない。つまり、支持軸243(第2支持軸)は、従動コロ222(第2ローラ)及びコロ保持軸250(回転部)と一体的に回転するように、ホルダ部材241の先端支持部241b(支持部)に回転可能に支持されてもよい。
また、本実施の形態においては、ホルダ機構240の端部241Hが下フレーム290の上面290aよりも上方で支持構造280のうちの最上位置であるものを説明した。しかしながら、反対に、下フレーム290の上面290aがホルダ機構240の端部241Hよりも上方で支持構造280のうちの最上位置あるものでも構わない。この場合でも、コロ保持軸250の外径面252aが、シートが通過可能な範囲内にある上面290aよりも上方にあればタブStを搬送できる。これにより、タブStが上面290aに乗ってシートSが正常に排出できないことを可能とすることができる。
また、本実施の形態においては、シートがタブ付シートであるものを説明したが、これに限らず、矩形状のシート本体から平面方向に凸状に突出した突出部を有するシートであれば、どのような形状のシートであっても構わない。
100…画像形成装置/101…プリンタ本体(装置本体)/102…画像形成部/171…排出トレイ(積載部)/200…排出部(シート排出装置)/221…駆動ローラ(第1ローラ)/222…従動コロ(第2ローラ)/222a…外径面(第1外面)/222b…端部/223…駆動軸(第1支持軸)/230…コシ付部(規制部)/231…規制部材(押圧部材)/231a…規制面/232…コイルバネ(第2付勢部材)/240…ホルダ機構(支持機構)/241…ホルダ部材/241H…端部/241b…先端支持部(支持部)/242…コイルバネ(第1付勢部材)/243…支持軸(第2支持軸)/243a…外径面/253…コロ保持軸の外径部(回転部)/252a…外径面(第2外面)/N…ニップ/S…シート/VL1…仮想線/X…軸方向/Xc…(中間点)

Claims (20)

  1. シートを排出するシート排出装置であって、
    第1支持軸と、
    前記第1支持軸に支持され、回転する第1ローラと、
    第2支持軸と、
    前記第1ローラと共に前記シートを挟持して排出する第2ローラであって、前記第2支持軸に支持され、前記第1ローラに当接する第1外面を有し、排出されるシートの下側の面と接触するように配置された第2ローラと、
    前記第2支持軸の軸方向において前記第2ローラから離れた位置で前記第2支持軸を支持する支持部を有し、前記第2支持軸が前記第1支持軸に対して接近及び離間する方向に移動可能なホルダ部材と、
    前記第2支持軸に支持され、直径が前記第1外面の直径よりも小さく且つ前記第2支持軸の直径よりも大きい第2外面を有し、前記第2ローラと一体的に回転する回転部と、
    を備え、
    前記回転部は、前記軸方向において前記第2ローラ及び前記支持部の間に配置されており、
    前記第2外面の少なくとも一部は、前記軸方向において前記第2ローラと前記支持部との間の中間点よりも前記支持部に近い側にあり、
    前記第2外面の最上位置は、前記支持部の最上位置よりも上方に位置する、
    ことを特徴とするシート排出装置。
  2. 前記第2支持軸は、前記ホルダ部材の前記支持部に固定されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート排出装置。
  3. 前記第2支持軸は、前記第2ローラ及び前記回転部と一体的に回転するように、前記支持部により回転可能に支持されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート排出装置。
  4. 前記第2ローラが前記第1ローラに押付けられるように前記ホルダ部材を付勢する第1付勢部材を更に備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート排出装置。
  5. 前記シート排出装置は、前記軸方向において前記第1ローラ及び前記第2ローラからなる第1ローラ対とは離れて配置され、前記第1ローラ対と共に前記シートを挟持して排出する第2ローラ対を更に備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート排出装置。
  6. 前記軸方向において前記第1ローラ対と前記第2ローラ対との間に配置され、前記第1ローラ対及び前記第2ローラ対によって排出される前記シートの上側の面を下方に押圧する押圧部材を更に備え、
    前記押圧部材は、前記第1ローラ対のニップ及び前記第2ローラ対のニップよりも下方に突出している、
    ことを特徴とする請求項5に記載のシート排出装置。
  7. シート排出方向の下流側から見たとき、前記回転部の前記第2外面は、前記第2ローラの前記第1外面の上端と前記押圧部材の下面とに接する仮想直線から下方に離れた位置にある、
    ことを特徴とする請求項6に記載のシート排出装置。
  8. 前記押圧部材を下方に向けて付勢する第2付勢部材を有する、
    ことを特徴とする請求項6に記載のシート排出装置。
  9. 前記第2ローラは、弾性材料により形成され、
    前記回転部は、非弾性材料により形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート排出装置。
  10. 前記回転部の前記第2外面の他の一部は、前記軸方向において前記中間点よりも前記第2ローラに近い側にある、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート排出装置。
  11. 前記軸方向における前記回転部の長さは、4mm以上である、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート排出装置。
  12. 前記軸方向における前記回転部の長さは、前記軸方向における前記第2ローラと前記支持部との間の距離の2分の1以上である、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート排出装置。
  13. 前記第2ローラは、筒状の弾性部材であり、
    前記シート排出装置は、前記第2ローラが取付けられ、前記第2ローラの内周面を支持する取付部を更に備え、
    前記取付部は、前記軸方向において前記第2ローラよりも前記支持部に近い側に突出した突出部を有し、
    前記回転部は、前記軸方向において前記突出部よりも更に前記支持部に近い位置に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート排出装置。
  14. 前記軸方向における前記回転部の長さは、前記軸方向における前記突出部の長さよりも長い、
    ことを特徴とする請求項13に記載のシート排出装置。
  15. 前記軸方向において前記第2ローラに対して前記支持部の反対側に配置され、前記支持部に対応する第2の支持部と、
    前記軸方向において前記第2ローラに対して前記回転部の反対側に配置され、前記回転部に対応する第2の回転部と、
    を更に備え、
    前記第2の回転部の外面の少なくとも一部は、前記軸方向において前記第2ローラと前記第2の支持部との間の中間点よりも前記第2の支持部に近い側にあり、
    前記第2の回転部の前記外面の最上位置は、前記第2の支持部の最上位置よりも上方に位置する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート排出装置。
  16. 前記回転部は、タブが前記第1ローラ及び前記第2ローラに挟持されておらず、且つ前記タブの一部が前記軸方向において前記第2ローラと前記支持部の間に位置する状態のタブ付シートと接触するように配置されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート排出装置。
  17. 前記第1ローラ及び前記第2ローラの間のニップを通過して排出されたシートが積載される積載部を更に備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート排出装置。
  18. 前記支持部は、前記軸方向において前記シート排出装置が排出可能な最大サイズのシートが通過する範囲内に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート排出装置。
  19. シートを排出するシート排出装置であって、
    第1支持軸と、
    前記第1支持軸に支持され、回転する第1ローラと、
    第2支持軸と、
    前記第1ローラと共にシートを挟持して排出する第2ローラであって、前記第2支持軸に支持され、前記第1ローラに当接する第1外面を有し、排出されるシートの下側の面と接触するように配置された第2ローラと、
    前記第2支持軸の軸方向において前記第2ローラから離れた位置で前記第2支持軸を支持する支持部であって、前記第2ローラと一体的に回転しない支持部と、
    前記第2支持軸に支持され、直径が前記第1外面の直径よりも小さく且つ前記第2支持軸の直径よりも大きい第2外面を有し、前記第2ローラと一体的に回転する回転部と、
    を備え、
    前記回転部は、前記軸方向において前記第2ローラ及び前記支持部の間に配置されており、
    前記第2外面の少なくとも一部は、前記軸方向において前記第2ローラと前記支持部との間の中間点よりも前記支持部に近い側にあり、
    前記第2外面の最上位置は、前記支持部の最上位置よりも上方に位置する、
    ことを特徴とするシート排出装置。
  20. シートに画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部により前記画像を形成された前記シートを排出する、請求項1ないし19の何れか1項に記載のシート排出装置と、を備える、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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