JP2024142895A - チューブ保持装置、チューブポンプシステム、およびチューブ取付方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】チューブポンプにチューブを取り付ける作業を容易に行う。【解決手段】チューブポンプに取り付けられるチューブ200を保持するチューブ保持装置300であって、チューブ200の第1領域A1を保持する第1チューブ保持部材210が着脱可能に取り付けられる第1取付部310と、チューブ200の第1領域A1とは異なる第2領域A2を保持する第2チューブ保持部材220が着脱可能に取り付けられる第2取付部320と、第1チューブ保持部材210が第1取付部310に取り付けられ、かつ第2チューブ保持部材220が第2取付部320に取り付けられた状態で、チューブ200の第1領域A1と第2領域A2との間の第3領域A3において、チューブ200の外周面201の一部を支持する断面視が略半円形の支持面331を有する支持部330と、を備えるチューブ保持装置300を提供する。【選択図】図7
Description
本発明は、チューブ保持装置、チューブポンプシステム、およびチューブ取付方法に関する。
従来、可撓性を有するチューブを複数のローラによって間欠的に押し潰すことによってチューブ内の液体を搬送するチューブポンプが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示されるチューブポンプは、チューブと接触しながら軸線回りに回転する第1ローラ部と第2ローラ部の双方が、それぞれ独立して軸線回りに回転可能な構造となっている。
そして、第1ローラ部と第2ローラ部の双方が軸線回りに回転している際には、操作者が第1ローラ部と第2ローラ部の近傍を誤って手で触れてしまうと、第1ローラ部と第2ローラ部との間に操作者の指が挟まれてしまう可能性がある。一方、操作者が第1ローラ部と第2ローラ部の近傍に手を触れられないように覆ってしまうと、チューブの交換を容易に行うことができなくなってしまう。
特許文献1のチューブポンプでは、カバー部材が、チューブを内周面に向けて挿入可能な円環状の開口領域を設けるようにチューブが配置される収容部に配置されている。そのため、一対のローラ部の間に操作者の指が挟まれることが防止される。また、操作者は、開口領域からチューブを収容部の内周面に向けて挿入することができる。
しかしながら、特許文献1のチューブポンプにおいて、操作者がチューブを直接的に把持してチューブポンプの収容部の内周面に向けて挿入する作業は、比較的困難な作業となる場合がある。例えば、チューブポンプに取り付けられるチューブが部分的に捻じれているなどチューブに変形が生じている場合には、チューブの変形を解除する作業が必要となる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、チューブポンプにチューブを取り付ける作業を容易に行うことが可能なチューブ保持装置、チューブポンプシステム、およびチューブ取付方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、下記の手段を採用した。
本発明の一態様にかかるチューブ保持装置は、チューブポンプに取り付けられるチューブを保持する装置であって、前記チューブの第1領域を保持する第1チューブ保持部材が着脱可能に取り付けられる第1取付部と、前記チューブの前記第1領域とは異なる第2領域を保持する第2チューブ保持部材が着脱可能に取り付けられる第2取付部と、前記第1チューブ保持部材が前記第1取付部に取り付けられ、かつ前記第2チューブ保持部材が前記第2取付部に取り付けられた状態で、前記チューブの前記第1領域と前記第2領域との間の第3領域において、前記チューブの外周面の一部を支持する断面視が略半円形の支持面を有する支持部と、を備える。
本発明の一態様にかかるチューブ保持装置は、チューブポンプに取り付けられるチューブを保持する装置であって、前記チューブの第1領域を保持する第1チューブ保持部材が着脱可能に取り付けられる第1取付部と、前記チューブの前記第1領域とは異なる第2領域を保持する第2チューブ保持部材が着脱可能に取り付けられる第2取付部と、前記第1チューブ保持部材が前記第1取付部に取り付けられ、かつ前記第2チューブ保持部材が前記第2取付部に取り付けられた状態で、前記チューブの前記第1領域と前記第2領域との間の第3領域において、前記チューブの外周面の一部を支持する断面視が略半円形の支持面を有する支持部と、を備える。
本発明の一態様にかかるチューブ保持装置によれば、チューブの第1領域を保持する第1チューブ保持部材が第1取付部に取り付けられ、チューブの第2領域を保持する第2チューブ保持部材が第2取付部に取り付けられる。この状態で、チューブの第1領域と第2領域との間の第3領域において、チューブの外周面の一部が支持部の支持面により支持される。支持面が略半円形の形状であるため、チューブの第3領域の外周面の略半分の領域が支持面によって支持される状態となる。これにより、チューブに捻じれ等の変形を生じさせることなく、第1領域から第2領域に至るまで、チューブが一定の形状に保持される。
また、本発明の一態様にかかるチューブ保持装置によれば、チューブをチューブポンプに取り付けるための所望の位置に移動させた状態で、第1チューブ保持部材を第1取付部から取り外し、第2チューブ保持部材を第2取付部から取り外すことで、チューブの第3領域の外周面の一部が支持面により支持される状態が解除される。これにより、操作者は、チューブポンプの所望の位置にチューブを取り付ける作業を容易に行うことができる。
本発明の一態様にかかるチューブ保持装置において、前記第1取付部および前記第2取付部は、前記チューブ保持装置の長手方向の一端側に配置され、前記支持部は、前記長手方向の他端側に向けて前記支持面が面するように前記長手方向の他端側に配置され、前記第1取付部は、前記長手方向の前記他端側から前記一端側に向けて前記第1チューブ保持部材を挿入可能な第1挿入穴と、前記第1挿入穴に挿入された前記第1チューブ保持部材が前記他端側から前記一端側に移動することを阻止する第1壁部と、を有し、前記第2取付部は、前記長手方向の前記他端側から前記一端側に向けて前記第2チューブ保持部材を挿入可能な第2挿入穴と、前記第2挿入穴に挿入された前記第2チューブ保持部材が前記他端側から前記一端側に移動することを阻止する第2壁部と、を有する構成が好ましい。
本構成のチューブ保持装置によれば、長手方向の他端側から一端側に向けて第1チューブ保持部材を第1挿入穴へ挿入し、長手方向の他端側から一端側に向けて第2チューブ保持部材を第2挿入穴へ挿入することにより、チューブ保持装置にチューブを取り付けことができる。また、第1取付部が第1壁部を有するため、第1挿入穴に挿入された第1チューブ保持部材が他端側から一端側に移動することが阻止される。同様に、第2取付部が第2壁部を有するため、第2挿入穴に挿入された第2チューブ保持部材が他端側から一端側に移動することが阻止される。
本構成のチューブ保持装置によれば、第1チューブ保持部材および第2チューブ保持部材の位置を固定した状態で、チューブ保持装置を長手方向の他端側から一端側に向けて移動させることにより、第1チューブ保持部材が第1挿入穴から抜けて第1チューブ保持部材が第1取付部材に取り付けられた状態が解除される。同様に、第2チューブ保持部材が第2挿入穴から抜けて第2チューブ保持部材が第2取付部材に取り付けられた状態が解除される。そして、第1チューブ保持部材を第1取付部から取り外し、第2チューブ保持部材を第2取付部から取り外すことで、チューブの第3領域の外周面の一部が支持面により支持される状態が解除される。これにより、操作者は、チューブ保持装置を長手方向の他端側から一端側に向けて移動させるという容易な動作により、チューブポンプの所望の位置にチューブを取り付ける作業を容易に行うことができる。
本発明の一態様にかかるチューブ保持装置において、前記第1取付部および前記第2取付部は、前記長手方向に直交する幅方向に離間して配置されており、前記支持部は、前記長手方向および前記幅方向に直交する高さ方向において、前記第1取付部および前記第2取付部からオフセットした位置に配置されている構成が好ましい。
本構成のチューブ保持装置によれば、支持部が高さ方向において第1取付部および第2取付部からオフセットした位置に配置されている。そのため、操作者は、チューブの第3領域をチューブポンプから適切に離間させた位置で、チューブの第3領域が支持面により支持される状態を解除することができる。
本発明の一態様にかかるチューブ保持装置において、前記第1取付部と前記第2取付部と前記支持部とがそれぞれ連結される本体部を有し、前記第1取付部と前記第2取付部と前記支持部と前記本体部とが、樹脂材料により一体に形成されている構成が好ましい。
本構成のチューブ保持装置によれば、第1取付部と第2取付部と支持部と本体部とが、樹脂材料により一体に形成されているため、各部の位置決め等の作業を行うことなく、チューブを容易かつ確実に保持することができる。
本構成のチューブ保持装置によれば、第1取付部と第2取付部と支持部と本体部とが、樹脂材料により一体に形成されているため、各部の位置決め等の作業を行うことなく、チューブを容易かつ確実に保持することができる。
本発明の一態様にかかるチューブポンプシステムは、チューブと、前記チューブの内部の液体を搬送するチューブポンプと、前記チューブポンプに取り付けられる前記チューブを保持するチューブ保持装置と、前記チューブの第1領域を保持する第1チューブ保持部材と、前記チューブの前記第1領域とは異なる第2領域を保持する第2チューブ保持部材と、を備えるチューブポンプシステムであって、前記チューブポンプは、前記チューブを軸線回りに円弧状に配置する内周面を有する収容部と、前記収容部に収容されるとともに前記チューブを閉塞した状態で前記軸線回りに回転するローラ部と、を有し、前記収容部には、前記第1チューブ保持部材が挿入される第1挿入溝と、前記第2チューブ保持部材が挿入される第2挿入溝とが形成されており、前記チューブ保持装置は、前記第1チューブ保持部材が着脱可能に取り付けられる第1取付部と、前記第2チューブ保持部材が着脱可能に取り付けられる第2取付部と、前記第1チューブ保持部材が前記第1取付部に取り付けられ、かつ前記第2チューブ保持部材が前記第2取付部に取り付けられた状態で、前記チューブの前記第1領域と前記第2領域との間の第3領域において、前記チューブの外周面の一部を支持する断面視が略半円形の支持面を有する支持部と、を有し、前記第1取付部に取り付けられた前記第1チューブ保持部材の前記第1挿入溝への挿入動作と、前記第2取付部に取り付けられた前記第2チューブ保持部材の前記第2挿入溝への挿入動作とを同時に行うことができるように、前記第1取付部に前記第1チューブ保持部材が取り付けられ、前記第2取付部に前記第2チューブ保持部材が取り付けられている。
本発明の一態様にかかるチューブポンプシステムによれば、チューブの第1領域を保持する第1チューブ保持部材が第1取付部に取り付けられ、チューブの第2領域を保持する第2チューブ保持部材が第2取付部に取り付けられる。この状態で、チューブの第1領域と第2領域との間の第3領域において、チューブの外周面の一部が支持部の支持面により支持される。支持面が略半円形の形状であるため、チューブの第3領域の外周面の略半分の領域が支持面によって支持される状態となる。これにより、チューブに捻じれ等の変形を生じさせることなく、第1領域から第2領域に至るまで、チューブ200が一定の形状に保持される。
また、本発明の一態様にかかるチューブポンプシステムによれば、チューブ保持装置の第1取付部に取り付けられた第1チューブ保持部材の第1挿入溝への挿入動作と、チューブ保持装置の第2取付部に取り付けられた第2チューブ保持部材の第2挿入溝への導入動作とを同時に行うことができる。
そして、第1チューブ保持部材および第2チューブ保持部材がチューブポンプの収容部に固定された状態で、チューブ保持装置を長手方向の他端側から一端側に向けて移動させることにより、第1チューブ保持部材が第1挿入穴から抜けて第1チューブ保持部材が第1取付部材に取り付けられた状態が解除される。同様に、第2チューブ保持部材が第2挿入穴から抜けて第2チューブ保持部材が第2取付部材に取り付けられた状態が解除される。
そして、第1チューブ保持部材を第1取付部から取り外し、第2チューブ保持部材を第2取付部から取り外すことで、チューブの第3領域の外周面の一部が支持面により支持される状態が解除される。これにより、操作者は、チューブ保持装置を長手方向の他端側から一端側に向けて移動させるという容易な動作により、チューブポンプの所望の位置にチューブを取り付ける作業を容易に行うことができる。
上記構成の本発明の一態様にかかるチューブ取付方法は、チューブ保持装置を用いてチューブポンプにチューブを取り付ける方法であって、前記チューブ保持装置は、前記第1チューブ保持部材が着脱可能に取り付けられる第1取付部と、前記第2チューブ保持部材が着脱可能に取り付けられる第2取付部と、前記第1チューブ保持部材が前記第1取付部に取り付けられ、かつ前記第2チューブ保持部材が前記第2取付部に取り付けられた状態で、前記チューブの前記第1領域と前記第2領域との間の第3領域において、前記チューブの外周面の一部を支持する断面視が略半円形の支持面を有する支持部と、を有し、前記チューブポンプは、前記チューブを軸線回りに円弧状に配置する内周面を有する収容部と、前記収容部に収容されるとともに前記チューブを閉塞した状態で前記軸線回りに回転するローラ部と、を有し、前記収容部には、前記チューブの第1領域を保持する第1チューブ保持部材が挿入される第1挿入溝と、前記チューブの第2領域を保持する第2チューブ保持部材が挿入される第2挿入溝とが形成されており、前記第1取付部に取り付けられた前記第1チューブ保持部材の前記第1挿入溝への挿入動作と、前記第2取付部に取り付けられた前記第2チューブ保持部材の前記第2挿入溝への挿入動作とを同時に行うことができるように、前記第1取付部に前記第1チューブ保持部材を取り付け、前記第2取付部に前記第2チューブ保持部材を取り付ける取付工程と、前記第1取付部に取り付けられた前記第1チューブ保持部材を前記第1挿入溝に挿入し、前記第2取付部に取り付けられた前記第2チューブ保持部材を前記第2挿入溝に挿入する挿入工程と 前記第1挿入溝に挿入された前記第1チューブ保持部材を前記第1取付部から取り外し、前記第2挿入溝に挿入された前記第2チューブ保持部材を前記第2取付部から取り外し、前記チューブの前記第3領域が前記支持面により支持された状態を解除する解除工程と、を備える。
本発明の一態様にかかるチューブ取付方法によれば、取付工程で、チューブの第1領域を保持する第1チューブ保持部材が第1取付部に取り付けられ、チューブの第2領域を保持する第2チューブ保持部材が第2取付部に取り付けられる。この状態で、チューブの第1領域と第2領域との間の第3領域において、チューブの外周面の一部が支持部の支持面により支持される。支持面が略半円形の形状であるため、チューブの第3領域の外周面の略半分の領域が支持面によって支持される状態となる。これにより、チューブに捻じれ等の変形を生じさせることなく、第1領域から第2領域に至るまで、チューブが一定の形状に保持される。
また、本発明の一態様にかかるチューブ取付方法によれば、挿入工程で、チューブ保持装置の第1取付部に取り付けられた第1チューブ保持部材の第1挿入溝への挿入動作と、チューブ保持装置の第2取付部に取り付けられた第2チューブ保持部材の第2挿入溝への導入動作とを同時に行うことができる。
そして、第1チューブ保持部材を第1取付部から取り外し、第2チューブ保持部材を第2取付部から取り外すことで、チューブの第3領域の外周面の一部が支持面により支持される状態が解除される。これにより、操作者は、チューブポンプの所望の位置にチューブを取り付ける作業を容易に行うことができる。
本発明によれば、チューブポンプにチューブを取り付ける作業を容易に行うことが可能なチューブ保持装置、チューブポンプシステム、および取付方法を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態のチューブポンプ(蠕動ポンプ;peristaltic pump)100およびチューブポンプ100に取り付けられるチューブ200を保持するチューブ保持装置300について図面を参照して説明する。図1は、吐出制御モードにおけるチューブポンプの一実施形態を示す平面図である。図2は、チューブ交換モードにおけるチューブポンプの一実施形態を示す平面図である。図1では、後述する図4および図5に示すカバー部材84及び蓋部85の図示を省略している。図2では、カバー部材84を点線で示し、蓋部85の図示を省略している。
図1に示す本実施形態のチューブポンプ100は、軸線X1回りに第1ローラ部10と第2ローラ部20とを同一方向に回転させることにより、流入側200aから流入するチューブ200内の流体を流出側200bへ搬送する装置である。チューブ200は、可撓性を有する樹脂材料(例えば、塩化ビニール)により形成されている。
図1の平面図に示すように、チューブポンプ100には、第1ローラ部10および第2ローラ部20を収容する収容部82の内周面82aに沿って、軸線X1回りに円弧状にチューブ200が配置される。内周面82aは、軸線X1回りに円弧状に形成されるとともにチューブ200が配置される面である。収容部82は、軸線X1に沿った軸線方向の一端側に向けて開口するとともに第1ローラ部10および第2ローラ部20を収容する凹所82bを有する。
図1に示すように、収容部82に収容される第1ローラ部10および第2ローラ部20は、チューブ200に接触しながら反時計回りの回転方向RDに沿って軸線X1回りに回転する。
図1に示すように、チューブ200には、チューブ200の第1領域A1を保持する第1チューブ保持部材210と、チューブ200の第2領域A2を保持する第2チューブ保持部材220とが取り付けられている。第2領域A2は、第1領域A1とは異なる領域である。収容部82には、第1チューブ保持部材210が挿入される第1挿入溝82cと、第2チューブ保持部材220が挿入される第2挿入溝82dとが形成されている。
図3は、チューブポンプ100の制御構成を示すブロック図である。図3に示すように、本実施形態のチューブポンプ100は、第1ローラ部10を軸線X1回りの回転方向RDに回転させる第1駆動部50と、第2ローラ部20を軸線X1回りの回転方向RDに回転させる第2駆動部60と、第1駆動部50および第2駆動部60を制御する制御部95と、操作者によるチューブポンプ100に対する操作指示を入力する入力部96と、を備える。第1駆動部50および第2駆動部60は、第1ローラ部10および第2ローラ部20のそれぞれを軸線X1回りに回転方向RDに沿って同一方向に回転させる。
本実施形態のチューブポンプ100は、制御部95が第1駆動部50および第2駆動部60を制御することにより、第1ローラ部10および第2ローラ部20によるチューブ200内の流体の吐出を行うよう第1ローラ部10および第2ローラ部20を同一方向に回転させる吐出制御モード(第1制御モード)を実行可能である。
吐出制御モードを実行する場合、操作者は、入力部96を介してチューブポンプ100が流出側200bへ吐出させる液体の単位時間当たりの流量を設定する。制御部95は、設定された流量が流出側200bへ吐出されるように、第1駆動部50および第2駆動部60を制御する。
また、本実施形態のチューブポンプ100は、制御部95が第1駆動部50および第2駆動部60を制御することにより、第1ローラ部10および第2ローラ部20がチューブ200と接触しないように第1ローラ部10および第2ローラ部20それぞれの回転角度を固定するチューブ交換モード(第2制御モード)を実行可能である。
チューブ交換モードを実行する場合、操作者は、入力部96を介してチューブ交換モードの実行を指示する。制御部95は、図2に示すように、チューブ交換モードを実行すると、第1ローラ部10および第2ローラ部20がチューブ200と接触しないように第1ローラ部10および第2ローラ部20それぞれの回転角度を固定する。
また、チューブポンプ100は、後述する蓋部85が開状態であるか閉状態であるかを検知する開閉検知センサ86を備える。制御部95は、蓋部85が開状態であることを開閉検知センサ86が検知し、開閉検知センサ86から開状態を示す信号が伝達された場合に、第1駆動部50および第2駆動部60を停止させるよう制御する。
図4は、図1に示すチューブポンプ100のA-A矢視縦断面図である。図4に示すように、本実施形態のチューブポンプ100は、チューブ200を閉塞した状態で軸線X1回りに回転する第1ローラ部10および第2ローラ部20と、第1ローラ部10に連結される駆動筒30と、軸線X1上に配置されるとともに第2ローラ部20に連結される駆動軸40と、を備える。第1駆動部50は、電動モータ(図示略;例えば、パルスモータ)の駆動力を駆動筒30に伝達し、駆動筒30を軸線X1回りに回転させる。第2駆動部60は、電動モータ(図示略;例えば、パルスモータ)の駆動力を駆動軸40に伝達し、駆動軸40を軸線X1回りに回転させる。
駆動筒30は、内周面に沿って挿入された円筒状の軸受部材41により、駆動軸40の外周側に軸線X1回りに回転可能に支持されている。駆動筒30の先端側には、第1ローラ部10の第1ローラ支持部材12が軸線X1回りに一体に回転するように連結されている。第1駆動部50が駆動筒30を軸線X1回りに回転させる駆動力は、第1ローラ支持部材12を介して第1ローラ部10に伝達される。
駆動軸40は、外周面に沿って挿入された円筒状の軸受部材41により、駆動筒30の内周側に軸線X1回りに回転可能に支持されている。駆動軸40は、中心軸を軸線X1上に保持した状態で軸線X1回りに円滑に回転する。駆動軸40の先端側には、第2ローラ部20の第2ローラ支持部材22が軸線X1回りに一体に回転するように連結されている。第2駆動部60が駆動軸40を軸線X1回りに回転させる駆動力は、第2ローラ支持部材22を介して第2ローラ部20に伝達される。
図1および図4に示すように、第1ローラ部10は、チューブ200と接触しながら軸線X1と平行な第1ローラ軸13回りに回転する第1ローラ11と、軸線X1回りに一体に回転するように駆動筒30に連結された第1ローラ支持部材12と、両端部が第1ローラ支持部材12に支持されるとともに第1ローラ11を回転可能に取り付ける第1ローラ軸13と、を有する。
第1駆動部50は、第1ローラ部10を軸線X1回りに反時計回りの回転方向RDに回転させる。第1ローラ支持部材12は、第1駆動部50に連結されるとともに第1ローラ11を支持しながら軸線X1回りに反時計回りに回転する。
図1に示すように、第2ローラ部20は、チューブ200と接触しながら軸線X1と平行な第2ローラ軸23回りに回転する第2ローラ21と、軸線X1回りに一体に回転するように駆動軸40に連結された第2ローラ支持部材22と、両端部が第2ローラ支持部材22に支持されるとともに第2ローラ21を回転可能に取り付ける第2ローラ軸23と、を有する。
第2駆動部60は、第2ローラ部20を軸線X1回りに反時計回りの回転方向RDに回転させる。第2ローラ支持部材22は、第2駆動部60に連結されるとともに第2ローラ21を支持しながら軸線X1回りに反時計回りに回転する。
第1駆動部50および第2駆動部60は、図4に示すケーシング80(収容部材)の内部に収容されている。ケーシング80の端部には、第1ローラ部10と第2ローラ部20とを収容するための収容部82が取り付けられている。チューブ200は、収容部82の内周面82aに沿って配置される。
図5は、図2に示すチューブポンプのB-B矢視断面図であり、開状態の蓋部85を示す。図5に示すように、本実施形態のチューブポンプ100の収容部82にチューブ200を取り付ける場合、操作者は、第1チューブ保持部材210および第2チューブ保持部材220を介して、チューブ保持装置300にチューブ200を取り付けて、図5に実線で示す位置にチューブ保持装置300を移動させる。
その後、操作者は、第1チューブ保持部材210を第1挿入溝82cに挿入し、第2チューブ保持部材220を第2挿入溝82dに挿入するように、図5に点線で示す位置にチューブ保持装置300を移動させる。その後、操作者は、チューブ保持装置300からチューブ200を取り外し、チューブ200を収容部82の凹所82bへ挿入する。
図4および図5に示すように、本実施形態のチューブポンプ100は、収容部82の凹所82bに配置されるカバー部材84と、開閉状態を切り替え可能な蓋部85と、を備える。蓋部85は、収容部82の凹所82bの全領域(軸線X1を中心とした半径R2の領域)を覆う閉状態(実線で示す状態)と、凹所82bから離間した開状態(点線で示す状態)を切り替え可能な部材である。
カバー部材84は、蓋部85を開状態とした場合に操作者が第1ローラ部10と第2ローラ部20の近傍に手を触れてしまい、操作者の指が第1ローラ部10と第2ローラ部20との間に挟まれることを防止するための部材である。本実施形態の第1ローラ部10と第2ローラ部20は、それぞれ独立して軸線X1回りに回転可能であるため、第1ローラ部10と第2ローラ部20との間の軸線X1回りの回転角度(図1の角度θ)が広い状態から狭い状態に変化する。そこで、本実施形態では、カバー部材84を設けることにより、操作者の指が挟まれる不具合を防止している。
カバー部材84は、第1ローラ部10および第2ローラ部20を覆うように設けられるとともに締結ネジ84aにより駆動軸40に対して締結されている。カバー部材84は、駆動軸40の中心を通過する軸線X1を中心とした半径R1の平面視が円形に形成される部材である。図5において、チューブ200が配置される円弧状の内周面82aは、軸線X1を中心とした半径R2の円に沿って配置される面である。
図2に示すように、軸線X1を中心として半径R1から半径R2までの領域が円環状の開口領域OAとなっている。第1ローラ部10および第2ローラ部20が接触しない位置の自然状態のチューブ200は外径D1を有する。外径D1は、半径R2から半径R1を減算した差分よりも小さい。そのため、開口領域OAは、チューブ200を内周面82aに向けて挿入可能となっている。
図1、図2および図4に示すように、本実施形態のチューブポンプ100は、蓋部85の開閉状態を検知する開閉検知センサ(検知部)86を備える。開閉検知センサ86は、蓋部85が近接した位置に配置される場合にON状態となり、蓋部85が離間した位置に配置される場合にOFF状態となるセンサである。
操作者は、チューブ200の交換等をする際に蓋部85を開状態にするため、第1駆動部50および第2駆動部60が動作したままであると、操作者の指が第1ローラ部10および第2ローラ部20の間に挟まれる可能性がある。本実施形態では、蓋部85が開状態である場合には第1駆動部50および第2駆動部60を停止させるため、操作者の指が第1ローラ部10および第2ローラ部20の間に挟まれる不具合を防止することができる。
なお、本実施形態のチューブポンプ100は、第1ローラ部10および第2ローラ部20を覆うように凹所82bに配置されるカバー部材84を備える。そのため、蓋部85を閉状態から開状態とした直後に第1ローラ部10および第2ローラ部20が停止に至っていない場合や何らかの誤動作が生じた場合であっても、操作者の指が第1ローラ部10および第2ローラ部20の間に挟まれる不具合を防止することができる。
次に、本実施形態のチューブ保持装置300について図面を参照して説明する。図6は、チューブ保持装置300を示す斜視図である。図7は、図6に示すチューブ保持装置300の平面図である。図8は、図6に示すチューブ保持装置300の左側面図である。図9は、図6に示すチューブ保持装置300の底面図である。
チューブ保持装置300は、チューブポンプ100に取り付けられるチューブ200を、捻じれ等の変形が発生しないように所定の形状で保持する装置である。図6から図9に示すように、チューブ保持装置300は、第1取付部310と、第2取付部320と、支持部330と、本体部340と、を備える。
図7に示すように、第1取付部310は、チューブ200の第1領域A1を保持する第1チューブ保持部材210が着脱可能に取り付けられる部分である。第2取付部320は、チューブ200の第2領域A2を保持する第2チューブ保持部材220が着脱可能に取り付けられる部分である。第1取付部310および第2取付部320は、長手方向LDに直交する幅方向WDに離間して配置されている。第1取付部310および第2取付部320は、第1チューブ保持部材210と第2チューブ保持部材220との幅方向WDの間隔が、第1挿入溝82cと第2挿入溝82dとの幅方向WDの間隔と一致するように、第1チューブ保持部材210および第2チューブ保持部材220を取り付ける。
図7および図9に示すように、第1取付部310は、第1挿入穴311と、第1壁部312と、を有する。第1挿入穴311は、長手方向LDの他端302側から一端301側に向けて第1チューブ保持部材210を挿入可能な穴である。第1壁部312は、第1挿入穴311に挿入された第1チューブ保持部材210が他端302側から一端301側に移動することを阻止する部分である。
第2取付部320は、第2挿入穴321と、第2壁部322と、を有する。第2挿入穴321は、長手方向LDの他端302側から一端301側に向けて第2チューブ保持部材220を挿入可能な穴である。第2壁部322は、第2挿入穴321に挿入された第2チューブ保持部材220が他端302側から一端301側に移動することを阻止する部分である。
支持部330は、第1チューブ保持部材210が第1取付部310に取り付けられ、かつ第2チューブ保持部材220が第2取付部320に取り付けられた状態で、チューブ200の第1領域A1と第2領域A2との間の第3領域A3において、チューブ200の外周面201の一部を支持する部分である。
図8に示すように、支持部330は、断面視が略半円形(あるいは半円形)の支持面331を有する。支持部330は、長手方向LDおよび幅方向WDに直交する高さ方向HDにおいて、第1取付部310および第2取付部320からオフセットした位置に配置されている。
本体部340は、第1取付部310と第2取付部320と支持部330とがそれぞれ連結される部分である。第1取付部310と第2取付部320と支持部330と本体部340とは、樹脂材料(例えば、ポリカーボネート,ポリプロピレン,ABS等の熱可塑性樹脂材料)により一体に形成されている。
図6から図9に示すように、第1取付部310および第2取付部320がチューブ保持装置300の長手方向LDの一端301側に配置され、支持部330が長手方向LDの他端側に配置されている。支持部330は、長手方向LDの他端側に向けて支持面331が面するように配置される。
次に、図10および図11を参照して、チューブ保持装置300にチューブ200を取り付ける作業について説明する。図10は、図9に示すチューブ保持装置300に第1チューブ保持部材210および第2チューブ保持部材220を取り付ける前の状態を示す図である。図11は、図9に示すチューブ保持装置300に第1チューブ保持部材210および第2チューブ保持部材220を取り付けた状態を示す図である。
図10に示すように、第1チューブ保持部材210の幅方向WDの長さはW1であり、第2チューブ保持部材220の幅方向WDの長さはW1である。第1取付部310の第1挿入穴311には、一対の突起部311aが形成されている。一対の突起部311aの幅方向WDの間隔はW3である。第2取付部320の第2挿入穴321には、一対の突起部321aが形成されている。一対の突起部321aの幅方向WDの間隔はW4である。
図10に示すように、W3よりもW1が長く、W4よりもW2が長い。そのため、第1チューブ保持部材210を第1挿入穴311に挿入すると、第1チューブ保持部材210が一対の突起部311aに衝突し、第1取付部310を弾性変形させた後に図11に示す状態となる。また、第2チューブ保持部材220を第2挿入穴321に挿入すると、第2チューブ保持部材220が一対の突起部321aに衝突し、第2取付部320を弾性変形させた後に図11に示す状態となる。
図11に示すように、第1チューブ保持部材210が第1壁部312に接触する位置まで第1挿入穴311に挿入されると、第1チューブ保持部材210は、一対の突起部311aにより第1挿入穴311から抜けないように支持された状態となる。同様に、第2チューブ保持部材220が第2壁部322に接触する位置まで第2挿入穴321に挿入されると、第2チューブ保持部材220は、一対の突起部321aにより第2挿入穴321から抜けないように支持された状態となる。
図12は、チューブ交換モードにおけるチューブポンプ100にチューブ保持装置300に保持されたチューブ200を取り付けた状態を示す平面図である。図13に示すチューブポンプ100およびチューブ保持装置300のC-C矢視断面図である。操作者は、第1取付部310に取り付けられた第1チューブ保持部材210を第1挿入溝82cに挿入し、第2取付部320に取り付けられた第2チューブ保持部材220を第2挿入溝82dに挿入して、図12および図13に示す状態とする。
次に、図14を参照して、第1チューブ保持部材210の構造について説明する。なお、第2チューブ保持部材220の構造は、第1チューブ保持部材210の構造と同様であるため、以下での説明を省略する。
図14は、図13に示す第1チューブ保持部材210の部分拡大図であり、第1チューブ保持部材210を第1挿入溝82cに挿入する前の状態を示す。図14に示すように、第1チューブ保持部材210は、挿入部211と、腕部212と、腕部213と、を備える。挿入部211、腕部212および腕部213は、弾性変形可能な可撓性を有する樹脂材料(例えば、ポリカーボネート)により一体に成形されている。第1チューブ保持部材210は、軸線Zに沿って延びるチューブ200を保持する。
腕部212の高さ方向HDの上端には、幅方向WDの外側に向けて突出する突出部212aが形成されている。同様に、腕部213の高さ方向HDの上端には、幅方向WDの外側に向けて突出する突出部213aが形成されている。図13に示すように、突出部212aおよび突出部213aは、チューブ保持装置300の第1取付部310の第1挿入穴311に挿入される部分である。
第1取付部310には、第1チューブ保持部材210よりも幅方向WDの長さが短いスリット313が形成されている。第1チューブ保持部材210の突出部212aおよび突出部213aを除く他の部分は、スリット313の下方に配置される。また、チューブ保持装置300の第2取付部320にも、第2チューブ保持部材220よりも幅方向WDの長さが短いスリット323が形成されている。第2チューブ保持部材220の突出部222aおよび突出部223aを除く他の部分は、スリット323の下方に配置される。
挿入部211は、第1挿入溝82cに挿入される部分である。腕部212および腕部213は、高さ方向HDに沿って延びるとともに挿入部211が第1挿入溝82cに挿入された状態で第1挿入溝82cから高さ方向HDの上方に突出する部分である。
挿入部211は、壁部211aと、壁部211bと、連結部211cとを有する。壁部211aは、腕部212に連結される部分である。壁部211bは、腕部213に連結される部分である。壁部211aおよび壁部211bは、チューブ200を挟んだ状態で保持するように幅方向WDに間隔を空けて配置される。
連結部211cは、壁部211aおよび壁部211bを連結する部材である。連結部211cは、挿入部211が第1挿入溝82cに挿入された状態で、第1挿入溝82cの底部に対向して配置される。連結部211cは、樹脂材料により形成されているため、操作者が腕部212および腕部213を指先でつまんでこれらの幅方向WDの間隔を狭めることにより幅方向WDに沿って縮むように弾性変形可能な部分である。
図14に示すように、壁部211aおよび壁部211bは、挿入部211が第1挿入溝82cに挿入されない状態で幅方向WDに第1挿入溝82cの幅W5よりも長い幅W6を有する。壁部211aおよび壁部211bは、挿入部211が第1挿入溝82cに挿入された状態で幅方向WDに幅W5を有するように第1挿入溝82cに接触して配置される。操作者は、腕部212および腕部213を指先でつまみ、壁部211aおよび壁部211bを幅方向WDに幅W6よりも短い間隔に狭め、第1チューブ保持部材210を第1挿入溝82cへ挿入する。
次に、本実施形態のチューブ保持装置300を用いてチューブポンプ100にチューブ200を取り付けるチューブ取付方法について説明する。図15は、チューブポンプ100にチューブ200を取り付けるチューブ取付方法を示すフローチャートである。
ステップS101(セット工程)で、操作者は、チューブセット治具400を用いて、チューブ200の第1領域A1に第1チューブ保持部材210をセットし、チューブ200の第2領域A2に第2チューブ保持部材220をセットする。
図16は、チューブセット治具400にチューブ200を設置した状態を示す斜視図である。図16に示すように、チューブセット治具400は、軸線X2に沿って延びる溝部401と、第1チューブ保持部材210が取り付けられる取付穴402と、第2チューブ保持部材220が取り付けられる取付穴403と、が形成された治具である。チューブ200の第1領域A1と第2領域A2との間の軸線X2に沿った距離がL1となるように取付穴402および取付穴403が配置されている。
操作者は、図16に示す状態で第1チューブ保持部材210の突出部212aおよび突出部213aを取付穴402に挿入し、チューブ200の第1領域A1に第1チューブ保持部材210を取り付ける。また、操作者は、図16に示す状態で第2チューブ保持部材220の突出部222aおよび突出部223aを取付穴403に挿入し、チューブ200の第2領域A2に第2チューブ保持部材220を取り付け、図17に示す状態とする。図17は、チューブ200に第1チューブ保持部材210および第2チューブ保持部材220を取り付けた状態を示す斜視図である。
操作者は、図17に示す状態で、第1チューブ保持部材210および第2チューブ保持部材220が取り付けられたチューブ200を溝部401から取り外し、図18に示す状態とする。図18は、チューブセット治具400からチューブ200を取り外した状態を示す斜視図である。図18に示すように、チューブセット治具400を用いることで、チューブ200の第1領域A1に第1チューブ保持部材210が取り付けられ、チューブ200の第2領域A2に第2チューブ保持部材220が取り付けられた状態とすることができる。
ステップS102(取付工程)で、操作者は、チューブ保持装置300の第1取付部310に取り付けられた第1チューブ保持部材210の第1挿入溝82cへの挿入動作と、第2取付部320に取り付けられた第2チューブ保持部材220の第2挿入溝82dへの挿入動作とを同時に行うことができるように、第1取付部310に第1チューブ保持部材210を取り付け、第2取付部320に第2チューブ保持部材220を取り付ける。操作者は、図10に示す状態から図11に示す状態となるように、チューブ保持装置300に第1チューブ保持部材210および第2チューブ保持部材220を取り付ける。
ステップS103(挿入工程)で、操作者は、チューブ保持装置300を図5に実線で示す位置から点線で示す位置に移動させ、第1取付部310に取り付けられた第1チューブ保持部材210を第1挿入溝82cに挿入し、第2取付部320に取り付けられた第2チューブ保持部材220を第2挿入溝82dに挿入する。
第1取付部310には、第1取付部310を第1挿入溝82cに向けて押し付ける操作を示す「STEP(1)PUSH」との文字が表示されている。同様に、第2取付部320には、第2取付部320を第2挿入溝82dに向けて押し付ける操作を示す「STEP(1)PUSH」との文字が表示されている。「STEP(1)」とあるのは、ステップS104で行う解除操作よりも先に行うステップであることを示している。
ステップS104(解除工程)で、操作者は、第1挿入溝82cに挿入された第1チューブ保持部材210を第1取付部310から取り外し、第2挿入溝82dに挿入された第2チューブ保持部材220を第2取付部320から取り外し、チューブ200の第3領域A3が支持面331により支持された状態を解除する。
操作者は、図12に示すチューブ保持装置300を他端302から一端301に向けて移動させることにより、チューブ200の第3領域A3が支持面331により支持された状態を解除する。第3領域A3が支持面331に支持される状態が解除されると、チューブ200の第3領域が凹所82bから内周面82aに接触するように収容部82に導かれる。以上のように、チューブ保持装置300を用いてチューブポンプ100にチューブ200が取り付けられる。
図12に示すように、チューブ保持装置300の他端302側には、チューブ保持装置300を他端302から一端301に向けて下方に移動させる操作を示す「STEP(2)DOWN」との文字と、他端302から一端301に向けた矢印が表示されている。「STEP(2)」とあるのは、ステップS103で行う挿入操作よりも後に行うステップであることを示している。
以上説明した本実施形態のチューブ保持装置300が奏する作用および効果について説明する。
本実施形態のチューブ保持装置300によれば、チューブ200の第1領域A1を保持する第1チューブ保持部材210が第1取付部310に取り付けられ、チューブ200の第2領域A2を保持する第2チューブ保持部材220が第2取付部320に取り付けられる。この状態で、チューブ200の第1領域A1と第2領域A2との間の第3領域A3において、チューブ200の外周面201の一部が支持部330の支持面331により支持される。支持面331が略半円形の形状であるため、チューブ200の第3領域A3の外周面201の略半分の領域が支持面331によって支持される状態となる。これにより、チューブ200に捻じれ等の変形を生じさせることなく、第1領域A1から第2領域A2に至るまで、チューブ200が一定の形状に保持される。
本実施形態のチューブ保持装置300によれば、チューブ200の第1領域A1を保持する第1チューブ保持部材210が第1取付部310に取り付けられ、チューブ200の第2領域A2を保持する第2チューブ保持部材220が第2取付部320に取り付けられる。この状態で、チューブ200の第1領域A1と第2領域A2との間の第3領域A3において、チューブ200の外周面201の一部が支持部330の支持面331により支持される。支持面331が略半円形の形状であるため、チューブ200の第3領域A3の外周面201の略半分の領域が支持面331によって支持される状態となる。これにより、チューブ200に捻じれ等の変形を生じさせることなく、第1領域A1から第2領域A2に至るまで、チューブ200が一定の形状に保持される。
また、本実施形態のチューブ保持装置300によれば、チューブ200をチューブポンプ100に取り付けるための所望の位置に移動させた状態で、第1チューブ保持部材210を第1取付部310から取り外し、第2チューブ保持部材220を第2取付部320から取り外すことで、チューブ200の第3領域A3の外周面201の一部が支持面331により支持される状態が解除される。これにより、操作者は、チューブポンプ100の所望の位置にチューブ200を取り付ける作業を容易に行うことができる。
本実施形態のチューブポンプ100によれば、長手方向LDの他端302側から一端301側に向けて第1チューブ保持部材210を第1挿入穴311へ挿入し、長手方向LDの他端302側から一端301側に向けて第2チューブ保持部材220を第2挿入穴321へ挿入することにより、チューブ保持装置300にチューブ200を取り付けことができる。また、第1取付部310が第1壁部312を有するため、第1挿入穴311に挿入された第1チューブ保持部材210が他端302側から一端301側に移動することが阻止される。同様に、第2取付部320が第2壁部322を有するため、第2挿入穴321に挿入された第2チューブ保持部材220が他端302側から一端301側に移動することが阻止される。
本実施形態のチューブポンプ100によれば、第1チューブ保持部材210および第2チューブ保持部材220の位置を固定した状態で、チューブ保持装置300を長手方向LDの他端302側から一端301側に向けて移動させることにより、第1チューブ保持部材210が第1挿入穴311から抜けて第1チューブ保持部材210が第1取付部310に取り付けられた状態が解除される。同様に、第2チューブ保持部材220が第2挿入穴321から抜けて第2チューブ保持部材220が第2取付部320に取り付けられた状態が解除される。
そして、第1チューブ保持部材210を第1取付部310から取り外し、第2チューブ保持部材220を第2取付部320から取り外すことで、チューブ200の第3領域A3の外周面201の一部が支持面331により支持される状態が解除される。これにより、操作者は、チューブ保持装置300を長手方向LDの他端302側から一端301側に向けて移動させるという容易な動作により、チューブポンプ100の所望の位置にチューブ200を取り付ける作業を容易に行うことができる。
本実施形態のチューブ保持装置300によれば、支持部330が高さ方向HDにおいて第1取付部310および第2取付部320からオフセットした位置に配置されている。そのため、操作者は、チューブ200の第3領域A3をチューブポンプ100から適切に離間させた位置で、チューブ200の第3領域A3が支持面331により支持される状態を解除することができる。
本実施形態のチューブ保持装置300によれば、第1取付部310と第2取付部320と支持部330と本体部340とが、樹脂材料により一体に形成されているため、各部の位置決め等の作業を行うことなく、チューブ200を容易かつ確実に保持することができる。
本実施形態のチューブポンプシステムは、チューブ200と、チューブポンプ100と、チューブ保持装置300と、第1チューブ保持部材210と、第2チューブ保持部材220とを備えるものである。本実施形態のチューブポンプシステムによれば、チューブ200の第1領域A1を保持する第1チューブ保持部材210が第1取付部310に取り付けられ、チューブ200の第2領域A2を保持する第2チューブ保持部材220が第2取付部320に取り付けられる。この状態で、チューブ200の第1領域A1と第2領域A2との間の第3領域A3において、チューブ200の外周面201の一部が支持部330の支持面331により支持される。支持面331が略半円形の形状であるため、チューブ200の第3領域A3の外周面201の略半分の領域が支持面331によって支持される状態となる。これにより、チューブ200に捻じれ等の変形を生じさせることなく、第1領域A1から第2領域A2に至るまで、チューブ200が一定の形状に保持される。
また、本実施形態のチューブポンプシステムによれば、チューブ保持装置300の第1取付部310に取り付けられた第1チューブ保持部材210の第1挿入溝82cへの挿入動作と、チューブ保持装置300の第2取付部320に取り付けられた第2チューブ保持部材220の第2挿入溝82dへの導入動作とを同時に行うことができる。
そして、第1チューブ保持部材210および第2チューブ保持部材220がチューブポンプ100の収容部82に固定された状態で、チューブ保持装置300を長手方向LDの他端302側から一端301側に向けて移動させることにより、第1チューブ保持部材210が第1挿入穴311から抜けて第1チューブ保持部材210が第1取付部310に取り付けられた状態が解除される。同様に、第2チューブ保持部材220が第2挿入穴321から抜けて第2チューブ保持部材220が第2取付部320に取り付けられた状態が解除される。
そして、第1チューブ保持部材210を第1取付部310から取り外し、第2チューブ保持部材220を第2取付部320から取り外すことで、チューブ200の第3領域A3の外周面201の一部が支持面331により支持される状態が解除される。これにより、操作者は、チューブ保持装置300を長手方向LDの他端302側から一端301側に向けて移動させるという容易な動作により、チューブポンプ100の所望の位置にチューブ200を取り付ける作業を容易に行うことができる。
本実施形態のチューブ取付方法によれば、取付工程(S102)で、チューブ200の第1領域A1を保持する第1チューブ保持部材210が第1取付部310に取り付けられ、チューブ200の第2領域A2を保持する第2チューブ保持部材220が第2取付部320に取り付けられる。この状態で、チューブ200の第1領域A1と第2領域A2との間の第3領域A3において、チューブ200の外周面201の一部が支持部330の支持面331により支持される。支持面331が略半円形の形状であるため、チューブ200の第3領域A3の外周面201の略半分の領域が支持面331によって支持される状態となる。これにより、チューブ200に捻じれ等の変形を生じさせることなく、第1領域A1から第2領域A2に至るまで、チューブ200が一定の形状に保持される。
また、本実施形態のチューブ取付方法によれば、挿入工程(S103)で、チューブ保持装置300の第1取付部310に取り付けられた第1チューブ保持部材210の第1挿入溝82cへの挿入動作と、チューブ保持装置300の第2取付部320に取り付けられた第2チューブ保持部材220の第2挿入溝82dへの導入動作とを同時に行うことができる。
そして、第1チューブ保持部材210を第1取付部310から取り外し、第2チューブ保持部材220を第2取付部320から取り外すことで、チューブ200の第3領域A3の外周面201の一部が支持面331により支持される状態が解除される。これにより、操作者は、チューブポンプ100の所望の位置にチューブ200を取り付ける作業を容易に行うことができる。
10 第1ローラ部
20 第2ローラ部
30 駆動筒
40 駆動軸
50 第1駆動部
60 第2駆動部
80 ケーシング
82 収容部
82a 内周面
82b 凹所
82c 第1挿入溝
82d 第2挿入溝
84 カバー部材
85 蓋部
100 チューブポンプ
200 チューブ
201 外周面
210 第1チューブ保持部材
211 挿入部
211a,211b 壁部
211c 連結部
212,213 腕部
212a,213a 突出部
220 第2チューブ保持部材
222a,223a 突出部
300 チューブ保持装置
301 一端
302 他端
310 第1取付部
311 第1挿入穴
311a,321a 突起部
312 第1壁部
313 スリット
320 第2取付部
321 第2挿入穴
322 第2壁部
323 スリット
330 支持部
331 支持面
340 本体部
400 チューブセット治具
401 溝部
402,403 取付穴
A1 第1領域
A2 第2領域
A3 第3領域
D1 外径
HD 高さ方向
LD 長手方向
OA 開口領域
R1,R2 半径
RD 回転方向
WD 幅方向
X1,X2 軸線
20 第2ローラ部
30 駆動筒
40 駆動軸
50 第1駆動部
60 第2駆動部
80 ケーシング
82 収容部
82a 内周面
82b 凹所
82c 第1挿入溝
82d 第2挿入溝
84 カバー部材
85 蓋部
100 チューブポンプ
200 チューブ
201 外周面
210 第1チューブ保持部材
211 挿入部
211a,211b 壁部
211c 連結部
212,213 腕部
212a,213a 突出部
220 第2チューブ保持部材
222a,223a 突出部
300 チューブ保持装置
301 一端
302 他端
310 第1取付部
311 第1挿入穴
311a,321a 突起部
312 第1壁部
313 スリット
320 第2取付部
321 第2挿入穴
322 第2壁部
323 スリット
330 支持部
331 支持面
340 本体部
400 チューブセット治具
401 溝部
402,403 取付穴
A1 第1領域
A2 第2領域
A3 第3領域
D1 外径
HD 高さ方向
LD 長手方向
OA 開口領域
R1,R2 半径
RD 回転方向
WD 幅方向
X1,X2 軸線
Claims (6)
- チューブポンプに取り付けられるチューブを保持するチューブ保持装置であって、
前記チューブの第1領域を保持する第1チューブ保持部材が着脱可能に取り付けられる第1取付部と、
前記チューブの前記第1領域とは異なる第2領域を保持する第2チューブ保持部材が着脱可能に取り付けられる第2取付部と、
前記第1チューブ保持部材が前記第1取付部に取り付けられ、かつ前記第2チューブ保持部材が前記第2取付部に取り付けられた状態で、前記チューブの前記第1領域と前記第2領域との間の第3領域において、前記チューブの外周面の一部を支持する断面視が略半円形の支持面を有する支持部と、を備えるチューブ保持装置。 - 前記第1取付部および前記第2取付部は、前記チューブ保持装置の長手方向の一端側に配置され、
前記支持部は、前記長手方向の他端側に向けて前記支持面が面するように前記長手方向の前記他端側に配置され、
前記第1取付部は、前記長手方向の前記他端側から前記一端側に向けて前記第1チューブ保持部材を挿入可能な第1挿入穴と、前記第1挿入穴に挿入された前記第1チューブ保持部材が前記他端側から前記一端側に移動することを阻止する第1壁部と、を有し、
前記第2取付部は、前記長手方向の前記他端側から前記一端側に向けて前記第2チューブ保持部材を挿入可能な第2挿入穴と、前記第2挿入穴に挿入された前記第2チューブ保持部材が前記他端側から前記一端側に移動することを阻止する第2壁部と、を有する請求項1に記載のチューブ保持装置。 - 前記第1取付部および前記第2取付部は、前記チューブ保持装置の長手方向に直交する幅方向に離間して配置されており、
前記支持部は、前記長手方向および前記幅方向に直交する高さ方向において、前記第1取付部および前記第2取付部からオフセットした位置に配置されている請求項1に記載のチューブ保持装置。 - 前記第1取付部と前記第2取付部と前記支持部とがそれぞれ連結される本体部を有し、
前記第1取付部と前記第2取付部と前記支持部と前記本体部とが、樹脂材料により一体に形成されている請求項1に記載のチューブ保持装置。 - チューブと、
前記チューブの内部の液体を搬送するチューブポンプと、
前記チューブポンプに取り付けられる前記チューブを保持するチューブ保持装置と、
前記チューブの第1領域を保持する第1チューブ保持部材と、
前記チューブの前記第1領域とは異なる第2領域を保持する第2チューブ保持部材と、を備えるチューブポンプシステムであって、
前記チューブポンプは、
前記チューブを軸線回りに円弧状に配置する内周面を有する収容部と、
前記収容部に収容されるとともに前記チューブを閉塞した状態で前記軸線回りに回転するローラ部と、を有し、
前記収容部には、前記第1チューブ保持部材が挿入される第1挿入溝と、前記第2チューブ保持部材が挿入される第2挿入溝とが形成されており、
前記チューブ保持装置は、
前記第1チューブ保持部材が着脱可能に取り付けられる第1取付部と、
前記第2チューブ保持部材が着脱可能に取り付けられる第2取付部と、
前記第1チューブ保持部材が前記第1取付部に取り付けられ、かつ前記第2チューブ保持部材が前記第2取付部に取り付けられた状態で、前記チューブの前記第1領域と前記第2領域との間の第3領域において、前記チューブの外周面の一部を支持する断面視が略半円形の支持面を有する支持部と、を有し、
前記第1取付部に取り付けられた前記第1チューブ保持部材の前記第1挿入溝への挿入動作と、前記第2取付部に取り付けられた前記第2チューブ保持部材の前記第2挿入溝への挿入動作とを同時に行うことができるように、前記第1取付部に前記第1チューブ保持部材が取り付けられ、前記第2取付部に前記第2チューブ保持部材が取り付けられているチューブポンプシステム。 - チューブ保持装置を用いてチューブポンプにチューブを取り付けるチューブ取付方法であって、
前記チューブ保持装置は、
前記チューブの第1領域を保持する第1チューブ保持部材が着脱可能に取り付けられる第1取付部と、
前記チューブの前記第1領域とは異なる第2領域を保持する第2チューブ保持部材が着脱可能に取り付けられる第2取付部と、
前記第1チューブ保持部材が前記第1取付部に取り付けられ、かつ前記第2チューブ保持部材が前記第2取付部に取り付けられた状態で、前記チューブの前記第1領域と前記第2領域との間の第3領域において、前記チューブの外周面の一部を支持する断面視が略半円形の支持面を有する支持部と、を有し、
前記チューブポンプは、
前記チューブを軸線回りに円弧状に配置する内周面を有する収容部と、
前記収容部に収容されるとともに前記チューブを閉塞した状態で前記軸線回りに回転するローラ部と、を有し、
前記収容部には、前記第1チューブ保持部材が挿入される第1挿入溝と、前記第2チューブ保持部材が挿入される第2挿入溝とが形成されており、
前記第1取付部に取り付けられた前記第1チューブ保持部材の前記第1挿入溝への挿入動作と、前記第2取付部に取り付けられた前記第2チューブ保持部材の前記第2挿入溝への挿入動作とを同時に行うことができるように、前記第1取付部に前記第1チューブ保持部材を取り付け、前記第2取付部に前記第2チューブ保持部材を取り付ける取付工程と、
前記第1取付部に取り付けられた前記第1チューブ保持部材を前記第1挿入溝に挿入し、前記第2取付部に取り付けられた前記第2チューブ保持部材を前記第2挿入溝に挿入する挿入工程と、
前記第1挿入溝に挿入された前記第1チューブ保持部材を前記第1取付部から取り外し、前記第2挿入溝に挿入された前記第2チューブ保持部材を前記第2取付部から取り外し、前記チューブの前記第3領域が前記支持面により支持された状態を解除する解除工程と、を備えるチューブ取付方法。
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---|---|---|---|
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EP24166831.8A EP4438896A1 (en) | 2023-03-30 | 2024-03-27 | Tube holding device, tube pump system, and tube installation method |
US18/620,199 US20240328409A1 (en) | 2023-03-30 | 2024-03-28 | Tube holding device, tube pump system, and tube installation method |
KR1020240042307A KR20240147576A (ko) | 2023-03-30 | 2024-03-28 | 튜브 유지 장치, 튜브 펌프 시스템, 및 튜브 장착 방법 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023055283A JP2024142895A (ja) | 2023-03-30 | 2023-03-30 | チューブ保持装置、チューブポンプシステム、およびチューブ取付方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2024142895A true JP2024142895A (ja) | 2024-10-11 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2023055283A Pending JP2024142895A (ja) | 2023-03-30 | 2023-03-30 | チューブ保持装置、チューブポンプシステム、およびチューブ取付方法 |
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---|---|
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KR (1) | KR20240147576A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10244090A1 (de) * | 2002-09-23 | 2004-04-01 | Ismatec S.A. | Schlauchkassette für eine peristaltische Pumpe |
CA2778134C (en) * | 2009-11-11 | 2016-06-21 | Swan Analytische Instrumente Ag | Peristaltic pump and hose cartridge therefor |
US11852129B2 (en) * | 2017-09-26 | 2023-12-26 | Nipro Corporation | Tube set and tube pump provided with same |
GB2591476B (en) * | 2020-01-29 | 2022-08-10 | Aspen Pumps Ltd | Peristaltic pump |
JP7480982B2 (ja) | 2020-01-31 | 2024-05-10 | サーパス工業株式会社 | チューブポンプ |
JP7480988B2 (ja) * | 2020-05-26 | 2024-05-10 | サーパス工業株式会社 | チューブ保持部材およびチューブポンプ |
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2023
- 2023-03-30 JP JP2023055283A patent/JP2024142895A/ja active Pending
-
2024
- 2024-03-27 EP EP24166831.8A patent/EP4438896A1/en active Pending
- 2024-03-28 US US18/620,199 patent/US20240328409A1/en active Pending
- 2024-03-28 KR KR1020240042307A patent/KR20240147576A/ko unknown
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---|---|
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EP4438896A1 (en) | 2024-10-02 |
KR20240147576A (ko) | 2024-10-08 |
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