JP2024142627A - 記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】プラテンに対してワイパーホルダーを用紙搬送方向の上流や下流に設置しようとする場合、ワイパーホルダーを設置する為のスペースの確保が難しい。【解決手段】液体吐出ヘッドのヘッド面を覆うキャップ部は、ヘッド面に接触する部位であって媒体幅方向に延びる第1縁部と、ヘッド面に接触する部位であって第1縁部に対し媒体搬送方向の下流に位置し、媒体幅方向に延びる第2縁部と、を有し、第1縁部及び第2縁部のいずれか一方には、媒体幅方向に延び、弾性変形可能なワイパーが設けられ、キャップ部は、第1モーターの動力により媒体搬送方向に沿って移動することで、ヘッド面と対向する第1位置と、第1位置から退避する第2位置とに移動可能であり、ワイパーがヘッド面に接触可能な状態でキャップ部が第1位置から第2位置へ移動することで、ワイパーがヘッド面をワイピングする。【選択図】図6
Description
本発明は、媒体に記録を行う記録装置に関する。
特許文献1には、液体吐出装置において、ワイパーが液体吐出ヘッドに対して移動して液体吐出ヘッドの吐出面を払拭する構成が開示されている。ワイパーは、専用のワイパーホルダーに設けられている。ワイパーホルダーにはラックが設けられ、ラックにはピニオンが噛み合い、ラックピニオン機構によってワイパーホルダーが吐出面に対して移動する。ワイパーホルダーは、用紙幅方向における非記録領域に設けられており、ワイパーにより吐出面を払拭する場合、液体吐出ヘッドを備えるキャリッジが前記非記録領域まで移動する。
液体吐出ヘッドが、液体吐出ノズルが用紙幅方向全域に亘って設けられたラインヘッドである場合、ワイパーが用紙幅方向に移動する様に構成すると、払拭に長い時間を要してしまう。しかしながらこの様な問題を回避する為にワイパーが用紙搬送方向に移動する様に構成しようとすると、ワイパーホルダーを設置するスペースの確保が難しい。
上記課題を解決する為の、本発明の記録装置は、媒体に対し液体を吐出する液体吐出ヘッドであって、媒体搬送方向と交差する方向である媒体幅方向に長尺な前記液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドのヘッド面を覆うキャップ部と、を備え、前記キャップ部は、前記ヘッド面に接触する部位であって前記媒体幅方向に延びる第1縁部と、前記ヘッド面に接触する部位であって前記第1縁部に対し前記媒体搬送方向の下流に位置し、媒体幅方向に延びる第2縁部と、を有し、前記第1縁部及び前記第2縁部のいずれか一方には、前記媒体幅方向に延び、弾性変形可能なワイパーが設けられ、前記キャップ部は、第1モーターの動力により前記媒体搬送方向に沿って移動することで、前記ヘッド面と対向する第1位置と、前記第1位置から退避する第2位置とに移動可能であり、前記ワイパーが前記ヘッド面に接触可能な状態で前記キャップ部が前記第1位置から前記第2位置へ移動することで、前記ワイパーが前記ヘッド面をワイピングすることを特徴とする。
また本発明の記録装置は、媒体に対し液体を吐出する液体吐出ヘッドであって、媒体搬送方向と交差する方向である媒体幅方向に長尺な前記液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドのヘッド面を覆うキャップ部と、を備え、前記キャップ部は、前記ヘッド面に接触する部位であって前記媒体幅方向に延びる第1縁部と、前記ヘッド面に接触する部位であって前記第1縁部に対し前記媒体搬送方向の上流または下流に位置し、媒体幅方向に延びる第2縁部と、を有し、更に前記キャップ部は、第1モーターの動力により前記媒体搬送方向に沿って移動することで、前記ヘッド面と対向する第1位置と、前記第1位置から退避する第2位置とに移動可能であり、前記キャップ部が前記第1位置にあるとともに前記キャップ部が前記液体吐出ヘッドから離間した状態において、前記第1縁部と前記ヘッド面との間の距離が、前記第2縁部と前記ヘッド面との間の距離より短く、前記第1縁部が前記ヘッド面に接触可能な状態で前記キャップ部が前記第1位置から前記第2位置へ移動することで、前記第1縁部が前記ヘッド面をワイピングすることを特徴とする。
以下、本発明を概略的に説明する。
第1の態様に係る記録装置は、媒体に対し液体を吐出する液体吐出ヘッドであって、媒体搬送方向と交差する方向である媒体幅方向に長尺な前記液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドのヘッド面を覆うキャップ部と、を備え、前記キャップ部は、前記ヘッド面に接触する部位であって前記媒体幅方向に延びる第1縁部と、前記ヘッド面に接触する部位であって前記第1縁部に対し前記媒体搬送方向の下流に位置し、媒体幅方向に延びる第2縁部と、を有し、前記第1縁部及び前記第2縁部のいずれか一方には、前記媒体幅方向に延び、弾性変形可能なワイパーが設けられ、前記キャップ部は、第1モーターの動力により前記媒体搬送方向に沿って移動することで、前記ヘッド面と対向する第1位置と、前記第1位置から退避する第2位置とに移動可能であり、前記ワイパーが前記ヘッド面に接触可能な状態で前記キャップ部が前記第1位置から前記第2位置へ移動することで、前記ワイパーが前記ヘッド面をワイピングすることを特徴とする。
第1の態様に係る記録装置は、媒体に対し液体を吐出する液体吐出ヘッドであって、媒体搬送方向と交差する方向である媒体幅方向に長尺な前記液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドのヘッド面を覆うキャップ部と、を備え、前記キャップ部は、前記ヘッド面に接触する部位であって前記媒体幅方向に延びる第1縁部と、前記ヘッド面に接触する部位であって前記第1縁部に対し前記媒体搬送方向の下流に位置し、媒体幅方向に延びる第2縁部と、を有し、前記第1縁部及び前記第2縁部のいずれか一方には、前記媒体幅方向に延び、弾性変形可能なワイパーが設けられ、前記キャップ部は、第1モーターの動力により前記媒体搬送方向に沿って移動することで、前記ヘッド面と対向する第1位置と、前記第1位置から退避する第2位置とに移動可能であり、前記ワイパーが前記ヘッド面に接触可能な状態で前記キャップ部が前記第1位置から前記第2位置へ移動することで、前記ワイパーが前記ヘッド面をワイピングすることを特徴とする。
本態様によれば、前記ワイパーは、前記キャップ部に設けられる為、前記ワイパーを設ける為の専用のホルダーが不要となり、前記ワイパーを設置しながらも装置の大型化を抑制でき、またコストアップを抑制できる。
第2の態様は、第1の態様に従属する態様であって、前記ワイパーは、前記第1縁部に設けられ、前記キャップ部の前記第2位置は、前記第1位置に対し前記媒体搬送方向の下流に位置することを特徴とする。
本態様によれば、前記ワイパーが前記第1縁部に設けられ、前記キャップ部の前記第2位置が前記第1位置に対し前記媒体搬送方向の下流に位置する構成において、上述した第1の態様の作用効果が得られる。
本態様によれば、前記ワイパーが前記第1縁部に設けられ、前記キャップ部の前記第2位置が前記第1位置に対し前記媒体搬送方向の下流に位置する構成において、上述した第1の態様の作用効果が得られる。
第3の態様に係る記録装置は、媒体に対し液体を吐出する液体吐出ヘッドであって、媒体搬送方向と交差する方向である媒体幅方向に長尺な前記液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドのヘッド面を覆うキャップ部と、を備え、前記キャップ部は、前記ヘッド面に接触する部位であって前記媒体幅方向に延びる第1縁部と、前記ヘッド面に接触する部位であって前記第1縁部に対し前記媒体搬送方向の上流または下流に位置し、媒体幅方向に延びる第2縁部と、を有し、更に前記キャップ部は、第1モーターの動力により前記媒体搬送方向に沿って移動することで、前記ヘッド面と対向する第1位置と、前記第1位置から退避する第2位置とに移動可能であり、前記キャップ部が前記第1位置にあるとともに前記キャップ部が前記液体吐出ヘッドから離間した状態において、前記第1縁部と前記ヘッド面との間の距離が、前記第2縁部と前記ヘッド面との間の距離より短く、前記第1縁部が前記ヘッド面に接触可能な状態で前記キャップ部が前記第1位置から前記第2位置へ移動することで、前記第1縁部が前記ヘッド面をワイピングすることを特徴とする。
本態様によれば、前記キャップ部の一部である前記第1縁部を利用して前記ヘッド面をワイピングする構成である為、専用のワイパーや当該ワイパーを設ける為の専用のホルダーが不要となり、装置の大型化を抑制でき、またコストアップを抑制できる。
第4の態様は、第3の態様に従属する態様であって、前記第2縁部は、前記第1縁部に対し前記媒体搬送方向の下流に位置し、前記キャップ部の前記第2位置は、前記第1位置に対し前記媒体搬送方向の下流に位置することを特徴とする。
本態様によれば、前記第2縁部は、前記第1縁部に対し前記媒体搬送方向の下流に位置し、前記キャップ部の前記第2位置は、前記第1位置に対し前記媒体搬送方向の下流に位置する構成において、上述した第3の態様の作用効果が得られる。
本態様によれば、前記第2縁部は、前記第1縁部に対し前記媒体搬送方向の下流に位置し、前記キャップ部の前記第2位置は、前記第1位置に対し前記媒体搬送方向の下流に位置する構成において、上述した第3の態様の作用効果が得られる。
第5の態様は、上記第2のまたは第4の態様に従属する態様であって、前記液体吐出ヘッドと対向して配置される対向部を備え、前記対向部は、第2モーターの動力により前記媒体搬送方向に沿って移動することで、媒体に記録を行う際の位置であって前記液体吐出ヘッドと対向する記録位置と、前記記録位置から前記媒体搬送方向の下流に退避する退避位置とに移動可能であり、前記第1位置に位置する前記キャップ部は、前記記録位置にある前記対向部の下側に位置し、前記液体吐出ヘッドは、第3モーターの動力により前記キャップ部に対し進退する方向に移動することにより、媒体に記録を行う際の位置である液体吐出位置、前記キャップ部に進出して前記ヘッド面が前記キャップ部により覆われる位置であるキャップ位置、及び前記ヘッド面がワイピングされる位置であるワイピング位置とに移動可能であり、前記対向部が前記退避位置に位置するとともに前記液体吐出ヘッドが前記ワイピング位置に位置する状態で前記キャップ部が前記第1位置から前記第2位置へ移動することで、前記ヘッド面がワイピングされることを特徴とする。
前記キャップ部は前記媒体搬送方向に沿って移動する為、前記媒体搬送方向に加えて更に前記液体吐出ヘッドに対して進退する方向に移動させると、前記キャップ部を移動させる機構が複雑となり、コストアップや装置の大型化などを招く虞がある。
しかしながら本態様によれば、前記液体吐出ヘッドが前記キャップ部に向けて進出して前記ヘッド面が前記キャップ部により覆われる構成である為、上記の不具合を抑制できる。
しかしながら本態様によれば、前記液体吐出ヘッドが前記キャップ部に向けて進出して前記ヘッド面が前記キャップ部により覆われる構成である為、上記の不具合を抑制できる。
第6の態様は、第5の態様に従属する態様であって、前記媒体搬送方向において前記液体吐出ヘッドと対向する位置の上流に設けられ、媒体を搬送する第1搬送ローラー対と、前記媒体搬送方向において前記液体吐出ヘッドと対向する位置の下流に設けられ、媒体を搬送する第2搬送ローラー対と、を備え、前記退避位置にある前記対向部は、前記駆動ローラーの下側に位置することを特徴とする。
仮に前記対向部が前記媒体搬送方向に沿って水平に移動する場合、前記対向部の下流に配置される第2搬送ローラー対と前記対向部との干渉を避けるため、前記第2搬送ローラー対をより下流に配置する必要が生じる。前記第2搬送ローラー対をより下流に配置する場合、前記第1搬送ローラー対と前記第2搬送ローラー対との間の距離が長くなる。その結果、前記液体吐出ヘッドと対向する位置で媒体の姿勢が不安定になり易く、記録品質が低下する虞がある。
しかしながら本態様によれば、前記退避位置にある前記対向部は、前記第2搬送ローラー対の下側に位置することから、前記第2搬送ローラー対をより上流に配置することができる。その結果、上記の記録品質の低下を抑制できる。
しかしながら本態様によれば、前記退避位置にある前記対向部は、前記第2搬送ローラー対の下側に位置することから、前記第2搬送ローラー対をより上流に配置することができる。その結果、上記の記録品質の低下を抑制できる。
第7の態様は、第6の態様に従属する態様であって、前記第2搬送ローラー対は、媒体において前記液体吐出ヘッドと対向する第1面と接する従動ローラー、及び前記第1面に対し反対の第2面と接する駆動ローラーを備えることを特徴とする。
以下、本発明を具体的に説明する。
以下では媒体に記録を行う記録装置の一例としてインクジェットプリンター1について説明する。以下、インクジェットプリンター1を単にプリンター1と称する。
尚、各図において示すX-Y-Z座標系は、X軸方向が装置幅方向であり、記録が行われる媒体の幅方向となる。プリンター1の操作者から見て+X方向が左側となり、-X方向が右側となる。
Y軸方向は装置奥行方向であり、記録時の媒体搬送方向に沿う方向である。+Y方向は装置背面から前面に向かう方向であり、-Y方向は装置前面から背面に向かう方向である。本実施形態ではプリンター1の周囲を構成する側面のうち、+Y方向の側面が装置前面となり、-Y方向の側面が装置背面となる。
Z軸方向は鉛直方向に沿う方向であり、装置高さ方向である。+Z方向が鉛直上方向であり、-Z方向が鉛直下方向である。
尚、以下では媒体が送られていく方向を「下流」と称し、その逆方向を「上流」と称する場合がある。
以下では媒体に記録を行う記録装置の一例としてインクジェットプリンター1について説明する。以下、インクジェットプリンター1を単にプリンター1と称する。
尚、各図において示すX-Y-Z座標系は、X軸方向が装置幅方向であり、記録が行われる媒体の幅方向となる。プリンター1の操作者から見て+X方向が左側となり、-X方向が右側となる。
Y軸方向は装置奥行方向であり、記録時の媒体搬送方向に沿う方向である。+Y方向は装置背面から前面に向かう方向であり、-Y方向は装置前面から背面に向かう方向である。本実施形態ではプリンター1の周囲を構成する側面のうち、+Y方向の側面が装置前面となり、-Y方向の側面が装置背面となる。
Z軸方向は鉛直方向に沿う方向であり、装置高さ方向である。+Z方向が鉛直上方向であり、-Z方向が鉛直下方向である。
尚、以下では媒体が送られていく方向を「下流」と称し、その逆方向を「上流」と称する場合がある。
以下、図1を参照してプリンター1の媒体搬送経路について説明する。図1に示す様にプリンター1は、媒体収容部の一例である媒体収容カセット2を装置底部に備えている。符号Pは媒体収容カセット2に収容された媒体を示している。媒体の一例としては記録用紙が挙げられる。媒体収容カセット2は装置前方側から着脱可能に設けられている。
媒体収容カセット2の上部には不図示のモーターにより駆動されるピックローラー3が設けられている。ピックローラー3は媒体収容カセット2に収容された媒体に対して進退可能であり、媒体収容カセット2に収容された媒体に接して回転することで媒体を媒体収容カセット2から+Y方向に送り出す。
媒体収容カセット2に対し下流には不図示のモーターにより駆動される給送ローラー5と不図示のトルクリミッタにより回転トルクが付与される分離ローラー6とが設けられている。媒体収容カセット2から送り出された媒体は給送ローラー5と分離ローラー6とでニップされることで分離されて、更に下流へ送られる。
媒体収容カセット2に対し下流には不図示のモーターにより駆動される給送ローラー5と不図示のトルクリミッタにより回転トルクが付与される分離ローラー6とが設けられている。媒体収容カセット2から送り出された媒体は給送ローラー5と分離ローラー6とでニップされることで分離されて、更に下流へ送られる。
給送ローラー5と分離ローラー6との下流には不図示のモーターにより駆動される反転ローラー8が設けられている。反転ローラー8の周囲には第1ニップローラー9と第2ニップローラー10とが設けられ、媒体は反転ローラー8と第1ニップローラー9とでニップされ、更に反転ローラー8と第2ニップローラー10とでニップされ、搬送される。媒体は反転ローラー8によって搬送方向が+Y方向から-Y方向に反転され、下流へ搬送される。
反転ローラー8の下流には、不図示のモーターにより駆動される駆動ローラー16と、従動回転可能な従動ローラー17とを備える第1搬送ローラー対15が設けられている。媒体は第1搬送ローラー対15によってラインヘッド70と対向する位置に搬送される。
尚、プリンター1は媒体収容カセット2からの媒体給送経路に加え、媒体支持部12からの媒体給送経路を備えている。媒体支持部12は媒体を傾斜姿勢に支持し、支持された
媒体は不図示のモーターにより駆動される給送ローラー13によって第1搬送ローラー対15へ搬送される。符号14は不図示のトルクリミッタにより回転トルクが付与される分離ローラーである。
尚、プリンター1は媒体収容カセット2からの媒体給送経路に加え、媒体支持部12からの媒体給送経路を備えている。媒体支持部12は媒体を傾斜姿勢に支持し、支持された
媒体は不図示のモーターにより駆動される給送ローラー13によって第1搬送ローラー対15へ搬送される。符号14は不図示のトルクリミッタにより回転トルクが付与される分離ローラーである。
第1搬送ローラー対15の上流には、媒体検出部22が設けられている。後述する制御部50(図5参照)は、媒体検出部22の検出情報をもとにラインヘッド70に対する媒体先端の位置を位置決めすることができ、例えば媒体を記録開始位置に位置決めすることができる。
ラインヘッド70は、媒体に液体の一例であるインクを吐出して記録する液体吐出ヘッドの一例である。ラインヘッド70は、インクを吐出するノズル74が媒体幅方向の全域をカバーする様に複数配列された液体吐出ヘッドである。ラインヘッド70は媒体幅方向に長尺であり、媒体幅方向への移動を伴わないで媒体幅全域に記録が可能な液体吐出ヘッドとして構成されている。
符号72aは、媒体と対向する面となるヘッド面である。ヘッド面72aは液体吐出面或いはノズル面と称することもできる。ヘッド面72aはプレート部材72により形成される。ノズル74はヘッド面72aの領域内に配置される。
符号72aは、媒体と対向する面となるヘッド面である。ヘッド面72aは液体吐出面或いはノズル面と称することもできる。ヘッド面72aはプレート部材72により形成される。ノズル74はヘッド面72aの領域内に配置される。
プリンター1は不図示のインク収容部を備えており、ラインヘッド70から吐出されるインクは、インク収容部から不図示のインクチューブを介してラインヘッド70へ供給される。
ラインヘッド70のヘッド面72aと対向する位置には、対向部30が設けられている。本実施形態に係る対向部30は、媒体を支持することにより媒体とヘッド面72aとの間のギャップを規定する。以降において媒体とヘッド面72aとの間のギャップをプラテンギャップと称する場合がある。
対向部30は媒体搬送方向に沿って移動可能に設けられているが、これについては後に改めて説明する。
対向部30の下側には、ラインヘッド70のヘッド面72aを覆うキャップ部41が設けられている。キャップ部41は、キャップユニット40に設けられている。
対向部30は媒体搬送方向に沿って移動可能に設けられているが、これについては後に改めて説明する。
対向部30の下側には、ラインヘッド70のヘッド面72aを覆うキャップ部41が設けられている。キャップ部41は、キャップユニット40に設けられている。
ここでラインヘッド70は対向部30に対して進退する方向即ちプラテンギャップの調整方向に移動可能に設けられている。本実施形態においてプラテンギャップの調整方向はZ軸方向に平行である。以降においてラインヘッド70が+Z軸方向に移動することを「上昇」と称し、-Z方向に移動することを「下降」と称する場合がある。
ラインヘッド70は不図示のガイド部によってZ軸方向に案内されながら、第3モーターの一例であるヘッド移動モーター55(図2参照)の動力によってZ軸方向に変位する。ヘッド移動モーター55の動力は、ラインヘッド70に設けられた不図示のラックと、当該ラックに噛み合う不図示のピニオンとで構成されるラックピニオン機構を介して伝達される。このラックピニオン機構は、ラインヘッド70に対し媒体幅方向の両端部付近に設けられる。
図2において符号50はヘッド移動モーター55を制御する制御部である。制御部50は、プリンター1全体の制御を司る制御部である。尚、制御部50は不図示の媒体搬送用モーターやラインヘッド70なども制御するが、これらは図2では図示を省略する。
ラインヘッド70は上昇した際に不図示の上昇規制部に当接し、それ以上の上昇が規制される。制御部50は、ラインヘッド70が前記上昇規制部に当接した際のモーター駆動電流値の増加を検出することで、ラインヘッド70が上昇限度位置に位置することを把握できる。
尚、ヘッド移動モーター55には不図示のエンコーダーセンサーが設けられ、制御部50はヘッド移動モーター55の回転量を検出できる。これにより制御部50はラインヘッド70の上昇限度位置からの移動量を検出でき、即ちラインヘッド70の現在位置を把握できる。
ラインヘッド70は上昇した際に不図示の上昇規制部に当接し、それ以上の上昇が規制される。制御部50は、ラインヘッド70が前記上昇規制部に当接した際のモーター駆動電流値の増加を検出することで、ラインヘッド70が上昇限度位置に位置することを把握できる。
尚、ヘッド移動モーター55には不図示のエンコーダーセンサーが設けられ、制御部50はヘッド移動モーター55の回転量を検出できる。これにより制御部50はラインヘッド70の上昇限度位置からの移動量を検出でき、即ちラインヘッド70の現在位置を把握できる。
制御部50は、受信した印刷データに含まれる媒体種類に基づき、媒体の厚みに応じてラインヘッド70を昇降させ、プラテンギャップを調整する。例えば、普通紙に記録を行う場合のラインヘッド70の位置を第1インク吐出位置とすると、普通紙より厚みの厚い専用紙に記録を行う場合、ラインヘッド70が第1インク吐出位置よりも上昇した第2インク吐出位置に位置決めされる。
尚、ラインヘッド70の移動領域には上記の様に複数の記録位置に加え、後述するキャップ部41によりキャップされる際の位置であるキャップ位置、及びヘッド面42aがワイピングされる際の位置であるワイピング位置が含まれる。
本実施形態においてラインヘッド70の上述した各位置は、+Z方向に向かって順に、キャップ位置、ワイピング位置、第1インク吐出位置、第2インク吐出位置となる。
尚、ラインヘッド70の移動領域には上記の様に複数の記録位置に加え、後述するキャップ部41によりキャップされる際の位置であるキャップ位置、及びヘッド面42aがワイピングされる際の位置であるワイピング位置が含まれる。
本実施形態においてラインヘッド70の上述した各位置は、+Z方向に向かって順に、キャップ位置、ワイピング位置、第1インク吐出位置、第2インク吐出位置となる。
キャップ部41は媒体幅方向に長い形状を成し(図3参照)、ゴム等の弾性材料により形成される。図4に示される様に、キャップ部41は樹脂材料等により形成されるキャップ支持部42により支持される。
キャップ支持部42はベース部44によってZ軸方向に変位可能に保持されているとともに、ベース部44に形成された規制部44aによって+Z方向への移動限度が規定されている。キャップ支持部42は押圧部材の一例であるキャップばね43によって+Z方向に押圧されている。
キャップ支持部42はベース部44によってZ軸方向に変位可能に保持されているとともに、ベース部44に形成された規制部44aによって+Z方向への移動限度が規定されている。キャップ支持部42は押圧部材の一例であるキャップばね43によって+Z方向に押圧されている。
キャップ部41には不図示の廃液チューブが接続されている。この廃液チューブは、不図示のポンプに接続され、当該ポンプの作用によって廃液が不図示の廃液回収部へ送られる。キャップ部41がヘッド面72aを覆った状態で前記ポンプが作動すると、キャップ部41内に負圧が生じ、これによりラインヘッド70のノズル74からインクが吸引される。
尚、キャップ部41によってヘッド面72aが覆われる場合、キャップ部41はキャップばね43の押圧力に抗し、僅かに-Z方向に押し下げられ、これによりキャップ部41がヘッド面72aに密着する。
尚、キャップ部41によってヘッド面72aが覆われる場合、キャップ部41はキャップばね43の押圧力に抗し、僅かに-Z方向に押し下げられ、これによりキャップ部41がヘッド面72aに密着する。
制御部50は、電源オフ時や記録待機状態において、対向部30を後述する退避位置に位置決めし、ラインヘッド70をキャップ位置に位置決めする。これによりラインヘッド70のヘッド面72aがキャップ部41によって覆われた状態となる。
次に、図1に戻りラインヘッド70の下流には不図示のモーターにより駆動される駆動ローラー20と従動回転可能な従動ローラー21とを備える第2搬送ローラー対19が設けられている。従動ローラー21は、媒体においてラインヘッド70と対向する第1面と接する従動ローラーであり、駆動ローラー20は、前記第1面に対し反対の第2面と接する駆動ローラーである。記録の行われた媒体は第2搬送ローラー対19によって下流に送られる。
第2搬送ローラー対19の下流には第3搬送ローラー対27が設けられ、更に第3搬送ローラー対27の下流には排出ローラー対28が設けられている。第3搬送ローラー対27と排出ローラー対28との間はフェイスダウン排出経路として構成されており、記録の行われた媒体は、直近の記録面を下にした状態で排出ローラー対28により排出トレイ29へ排出される。
第2搬送ローラー対19の下流には第3搬送ローラー対27が設けられ、更に第3搬送ローラー対27の下流には排出ローラー対28が設けられている。第3搬送ローラー対27と排出ローラー対28との間はフェイスダウン排出経路として構成されており、記録の行われた媒体は、直近の記録面を下にした状態で排出ローラー対28により排出トレイ29へ排出される。
続いて、図3以降を参照してキャップ部41と対向部30について更に説明する。
対向部30は媒体幅方向に沿って長尺な部材であり、不図示のガイド部材によって媒体搬送方向であるY軸方向に沿って移動可能に支持されている。対向部30の下部には媒体搬送方向に沿ってラック部(不図示)が形成されている。このラック部には第2モーターの一例である対向部移動モーター51(図2参照)によって駆動されるピニオン歯車(不図示)が噛み合い、ラックピニオン機構が構成されている。尚、このラックピニオン機構は媒体幅方向において対向部30の両端部に設けられている。対向部移動モーター51の回転により、対向部30が媒体幅方向に沿って移動する。
対向部30は媒体幅方向に沿って長尺な部材であり、不図示のガイド部材によって媒体搬送方向であるY軸方向に沿って移動可能に支持されている。対向部30の下部には媒体搬送方向に沿ってラック部(不図示)が形成されている。このラック部には第2モーターの一例である対向部移動モーター51(図2参照)によって駆動されるピニオン歯車(不図示)が噛み合い、ラックピニオン機構が構成されている。尚、このラックピニオン機構は媒体幅方向において対向部30の両端部に設けられている。対向部移動モーター51の回転により、対向部30が媒体幅方向に沿って移動する。
対向部30は+Y方向の端部と-Y方向の端部にそれぞれ移動した際に不図示の移動規制部に当接し、それ以上の移動が規制される。制御部50は、対向部30が前記移動規制部に当接した際のモーター駆動電流値の増加を検出することで、対向部30が+Y方向の移動限度位置に位置することを把握でき、また或いは-Y方向の移動限度位置に位置することを把握できる。但し対向部30の位置を検出する手段はこれに限られず、例えば接触式或いは非接触式のセンサーを用いて対向部30の位置を検出する様に構成しても良い。
尚、以降において対向部30の+Y方向の移動限度位置を記録位置と称し、対向部30の-Y方向の移動限度位置を退避位置と称する。記録位置は、ラインヘッド70によって媒体に記録を行う際の対向部30の位置であり、退避位置は、キャップ部41によってラインヘッド70のヘッド面72aを覆う際の対向部30の位置である。対向部30が記録位置にある場合、媒体は対向部30によって支持される。また対向部30が記録位置から退避位置へ移動することで、キャップ部41によってラインヘッド70のヘッド面72aを覆うことができる。
尚、以降において対向部30の+Y方向の移動限度位置を記録位置と称し、対向部30の-Y方向の移動限度位置を退避位置と称する。記録位置は、ラインヘッド70によって媒体に記録を行う際の対向部30の位置であり、退避位置は、キャップ部41によってラインヘッド70のヘッド面72aを覆う際の対向部30の位置である。対向部30が記録位置にある場合、媒体は対向部30によって支持される。また対向部30が記録位置から退避位置へ移動することで、キャップ部41によってラインヘッド70のヘッド面72aを覆うことができる。
次に、キャップ部41は図3に示す様に媒体幅方向に延びる第1縁部41aと、第1縁部41aに対し媒体搬送方向の下流に位置し、媒体幅方向に延びる第2縁部41bと、第1縁部41a及び第2縁部41bの-X方向端部を繋ぎ、媒体搬送方向に延びる第3縁部41cと、第1縁部41a及び第2縁部41bの+X方向端部を繋ぎ、媒体搬送方向に延びる第4縁部41dとを有している。キャップ部41は、第1縁部41a、第2縁部41b、第3縁部41c、及び第4縁部41dにより、平面視において媒体幅方向に長尺な矩形の形状を成す。第1縁部41a、第2縁部41b、第3縁部41c、及び第4縁部41dは、ヘッド面72aに押し当たる部位である。
そして本実施形態において第1縁部41aには、ヘッド面72aをワイピングするワイパー35が設けられている。ワイパー35は、ゴム等の弾性材により形成され、ヘッド面72aに押し当たった際に弾性変形することができる。
ワイパー35は、図3に示す様に媒体幅方向に長尺な部材であり、媒体幅方向においてヘッド面72aの全域をワイピングできる長さに形成されている。図3において幅Waは媒体幅方向におけるヘッド面72aの幅であり、幅Wbは媒体幅方向におけるワイパー35の幅である。幅Wbは幅Waよりも大きい。
尚、キャップ部41はヘッド面72aの縁に対し内側でヘッド面72aに当接する。
ワイパー35は、図3に示す様に媒体幅方向に長尺な部材であり、媒体幅方向においてヘッド面72aの全域をワイピングできる長さに形成されている。図3において幅Waは媒体幅方向におけるヘッド面72aの幅であり、幅Wbは媒体幅方向におけるワイパー35の幅である。幅Wbは幅Waよりも大きい。
尚、キャップ部41はヘッド面72aの縁に対し内側でヘッド面72aに当接する。
本実施形態においてワイパー35は、第1縁部41aと一体に形成されている。本実施形態においてワイパー35の厚みは第1縁部41aの厚みより薄いが、第1縁部41aの厚みと同じであっても良いし、第1縁部41aの厚みより厚くても良い。
ワイパー35は、図4に示す様にZ軸方向に対して僅かに傾斜する様に設けられており、具体的にはキャップ部41の外側に倒れる様に傾斜している。
ワイパー35は、図4に示す様にZ軸方向に対して僅かに傾斜する様に設けられており、具体的にはキャップ部41の外側に倒れる様に傾斜している。
次に図4に示す様にキャップユニット40を構成するベース部44には、ラック部44dが形成されている。ラック部44dにはピニオン歯車46が噛み合い、ラックピニオン機構を構成する。このラックピニオン機構は、キャップユニット40に対し媒体幅方向の両端部付近に設けられる。
ピニオン歯車46は、媒体幅方向に延びる軸46aに設けられる。キャップユニット40に対し媒体幅方向の両端部付近に設けられたピニオン歯車46のうち一方は、第1モーターの一例であるキャップ移動モーター56から動力を受けて回転する。キャップ移動モーター56は、制御部50(図2参照)により制御される。
ピニオン歯車46は、媒体幅方向に延びる軸46aに設けられる。キャップユニット40に対し媒体幅方向の両端部付近に設けられたピニオン歯車46のうち一方は、第1モーターの一例であるキャップ移動モーター56から動力を受けて回転する。キャップ移動モーター56は、制御部50(図2参照)により制御される。
キャップユニット40は+Y方向の端部と-Y方向の端部にそれぞれ移動した際に不図示の移動規制部に当接し、それ以上の移動が規制される。制御部50は、キャップユニット40が前記移動規制部に当接した際のモーター駆動電流値の増加を検出することで、キャップユニット40が+Y方向の移動限度位置に位置することを把握でき、また或いは-Y方向の移動限度位置に位置することを把握できる。但しキャップユニット40の位置を検出する手段はこれに限られず、例えば接触式或いは非接触式のセンサーを用いてキャップユニット40の位置を検出する様に構成しても良い。
尚、以降においてキャップユニット40の+Y方向の移動限度位置をキャップ部41の第1位置と称し、キャップユニット40の-Y方向の移動限度位置をキャップ部41の第2位置と称する。第1位置は、キャップ部41がラインヘッド70のヘッド面72aと対向する位置である。
尚、以降においてキャップユニット40の+Y方向の移動限度位置をキャップ部41の第1位置と称し、キャップユニット40の-Y方向の移動限度位置をキャップ部41の第2位置と称する。第1位置は、キャップ部41がラインヘッド70のヘッド面72aと対向する位置である。
図4に示す状態、即ち対向部30が記録位置にあり、キャップ部41が第1位置にあり、ラインヘッド70が第1インク吐出位置ある状態から、ワイパー35によりヘッド面72aをワイピングする際、制御部50は図4から図5への変化で示す様に対向部30を記録位置から退避位置へと移動させる。尚、図4の状態においてラインヘッド70は第2インク吐出位置、或いはその他の位置即ち対向部30より上の他の位置にあっても良い。
次いで制御部50は、図5から図6への変化で示す様にラインヘッド70を第1インク吐出位置からワイピング位置に移動させる。これによりワイパー35がヘッド面72aに押し当たることができる。尚、ラインヘッド70がワイピング位置に移動した際、ワイパー35がヘッド面72aより+Y方向に位置していても良い。
次いで制御部50は、図5から図6への変化で示す様にラインヘッド70を第1インク吐出位置からワイピング位置に移動させる。これによりワイパー35がヘッド面72aに押し当たることができる。尚、ラインヘッド70がワイピング位置に移動した際、ワイパー35がヘッド面72aより+Y方向に位置していても良い。
次いで制御部50は、図6から図7への変化で示す様にキャップ部41を第1位置から第2位置へと移動させる。その結果、ヘッド面72aがワイパー35によってワイピングされる。
尚、ワイパー35がヘッド面72aから-Y方向に離れる場合、ヘッド面72aに押し当たって変形していたワイパー35が元の形状に戻る為、その際にワイパー35に付着していたインクが飛び散る虞がある。この様な不具合を抑制する為に、ワイパー35がヘッド面72aから離れる前に、ヘッド移動モーター55を制御してラインヘッド70を上昇させ、ワイパー35がヘッド面72aに押し当たる程度を軽減させるか、或いはワイパー35がヘッド面72aから離間する様にすることも好適である。
尚、ワイパー35がヘッド面72aから-Y方向に離れる場合、ヘッド面72aに押し当たって変形していたワイパー35が元の形状に戻る為、その際にワイパー35に付着していたインクが飛び散る虞がある。この様な不具合を抑制する為に、ワイパー35がヘッド面72aから離れる前に、ヘッド移動モーター55を制御してラインヘッド70を上昇させ、ワイパー35がヘッド面72aに押し当たる程度を軽減させるか、或いはワイパー35がヘッド面72aから離間する様にすることも好適である。
次に制御部50は、ヘッド移動モーター55を制御してワイパー35がヘッド面72aに接触しない位置までラインヘッド70を上昇させ、そしてキャップ部41を第2位置から第1位置へと戻す。
ワイパー35によってヘッド面72aから取り除かれたインクはキャップ部41の内側に取り込まれる為、既存の構成を利用して取り除いたインクを不図示の廃液回収部へ送ることができる。
ワイパー35によってヘッド面72aから取り除かれたインクはキャップ部41の内側に取り込まれる為、既存の構成を利用して取り除いたインクを不図示の廃液回収部へ送ることができる。
尚、上述した様にワイパー35は外側に傾斜する姿勢に設けられている為、キャップ部41によってヘッド面72aを覆う場合、図8に示す様にワイパー35は外側に倒れ、これによりキャップ部41がヘッド面72aを覆うことができる。
ワイパー35の硬度、キャップばね43のばね荷重等は、図8に示す様にワイパー35が外側に倒れ、キャップ部41がヘッド面72aに密着することができる様に設定される。
ワイパー35の硬度、キャップばね43のばね荷重等は、図8に示す様にワイパー35が外側に倒れ、キャップ部41がヘッド面72aに密着することができる様に設定される。
以上の通りキャップ部41は、ヘッド面72aに接触する部位であって媒体幅方向に延びる第1縁部41aと、ヘッド面72aに接触する部位であって第1縁部41aに対し媒体搬送方向の下流に位置し、媒体幅方向に延びる第2縁部41bと、を有し、第1縁部41aには、媒体幅方向に延び、弾性変形可能なワイパー35が設けられている。
キャップ部41は、キャップ移動モーター56の動力により媒体搬送方向に沿って移動することで、ヘッド面72aと対向する第1位置と、第1位置から退避する第2位置とに移動可能である。
そしてワイパー35がヘッド面72aに接触可能な状態でキャップ部41が第1位置から第2位置へ移動することで、ワイパーがヘッド面72aをワイピングする。
これによりワイパー35を設ける為の専用のホルダーが不要となり、ワイパー35を設置しながらも装置の大型化を抑制でき、またコストアップを抑制できる。
またワイパー35は媒体幅方向に長尺なラインヘッド70のヘッド面72aを媒体搬送方向に沿ってワイピングすることから、ワイピング時間を短縮できる。
キャップ部41は、キャップ移動モーター56の動力により媒体搬送方向に沿って移動することで、ヘッド面72aと対向する第1位置と、第1位置から退避する第2位置とに移動可能である。
そしてワイパー35がヘッド面72aに接触可能な状態でキャップ部41が第1位置から第2位置へ移動することで、ワイパーがヘッド面72aをワイピングする。
これによりワイパー35を設ける為の専用のホルダーが不要となり、ワイパー35を設置しながらも装置の大型化を抑制でき、またコストアップを抑制できる。
またワイパー35は媒体幅方向に長尺なラインヘッド70のヘッド面72aを媒体搬送方向に沿ってワイピングすることから、ワイピング時間を短縮できる。
また本実施形態においてワイパー35は、第1縁部41aに設けられ、キャップ部41の第2位置は、第1位置に対し媒体搬送方向の下流に位置する。
但しこの様な構成に代えて、ワイパー35を第2縁部41bに設け、キャップ部41の第2位置が、第1位置に対し媒体搬送方向の上流に位置する構成であっても良い。
但しこの様な構成に代えて、ワイパー35を第2縁部41bに設け、キャップ部41の第2位置が、第1位置に対し媒体搬送方向の上流に位置する構成であっても良い。
また本実施形態においてラインヘッド70と対向して対向部30が配置される。対向部30は、対向部移動モーター51の動力により媒体搬送方向に沿って移動することで、媒体に記録を行う際の位置であってラインヘッド70と対向する記録位置と、記録位置から媒体搬送方向の下流に退避する退避位置とに移動可能である。
第1位置に位置するキャップ部41は、記録位置にある対向部30の下側に位置し、ラインヘッド70は、ヘッド移動モーター55の動力によりキャップ部41に対し進退する方向に移動することにより、媒体に記録を行う際の位置であるインク吐出位置、キャップ部41に進出してヘッド面72aがキャップ部41により覆われる位置であるキャップ位置、及びヘッド面72aがワイピングされる位置であるワイピング位置とに移動可能である。そして対向部30が退避位置に位置するとともにラインヘッド70がワイピング位置に位置する状態でキャップ部41が第1位置から第2位置へ移動することで、ヘッド面72aがワイピングされる。
キャップ部41は媒体搬送方向に沿って移動する為、媒体搬送方向に加えて更にラインヘッド70に対して進退する方向に移動させると、キャップ部41を移動させる機構が複雑となり、コストアップや装置の大型化などを招く虞がある。しかしながら本実施形態によれば、ラインヘッド70がキャップ部41に向けて進出してヘッド面72aがキャップ部41により覆われる構成である為、上記の不具合を抑制できる。
第1位置に位置するキャップ部41は、記録位置にある対向部30の下側に位置し、ラインヘッド70は、ヘッド移動モーター55の動力によりキャップ部41に対し進退する方向に移動することにより、媒体に記録を行う際の位置であるインク吐出位置、キャップ部41に進出してヘッド面72aがキャップ部41により覆われる位置であるキャップ位置、及びヘッド面72aがワイピングされる位置であるワイピング位置とに移動可能である。そして対向部30が退避位置に位置するとともにラインヘッド70がワイピング位置に位置する状態でキャップ部41が第1位置から第2位置へ移動することで、ヘッド面72aがワイピングされる。
キャップ部41は媒体搬送方向に沿って移動する為、媒体搬送方向に加えて更にラインヘッド70に対して進退する方向に移動させると、キャップ部41を移動させる機構が複雑となり、コストアップや装置の大型化などを招く虞がある。しかしながら本実施形態によれば、ラインヘッド70がキャップ部41に向けて進出してヘッド面72aがキャップ部41により覆われる構成である為、上記の不具合を抑制できる。
続いて図9~図13を参照して他の実施形態を説明する。
本実施形態では、キャップ部41の第1縁部41aがワイパーとして機能する点が上述した実施形態とは異なる
図12に示す様に本実施形態に係るキャップユニット40Aは、ベース部44Aにおいてキャップ支持部42の+Z方向への移動限度を規定する規制部が、媒体搬送方向下流側の規制部44aと、媒体搬送方向上流側の規制部であって規制部44aよりも+Z方向に位置する規制部44bとで構成されている。これによりキャップ部41は、下流側の第2縁部41bが、上流側の第1縁部41aよりも-Z方向に位置する。
本実施形態では、キャップ部41の第1縁部41aがワイパーとして機能する点が上述した実施形態とは異なる
図12に示す様に本実施形態に係るキャップユニット40Aは、ベース部44Aにおいてキャップ支持部42の+Z方向への移動限度を規定する規制部が、媒体搬送方向下流側の規制部44aと、媒体搬送方向上流側の規制部であって規制部44aよりも+Z方向に位置する規制部44bとで構成されている。これによりキャップ部41は、下流側の第2縁部41bが、上流側の第1縁部41aよりも-Z方向に位置する。
図12の左の図はキャップ部41がヘッド面72aから離間した状態であり、この状態で第1縁部41aとヘッド面72aとの間の距離H1は、第2縁部41bとヘッド面72aとの間の距離H2よりも短い。これによりキャップ部41が傾斜状態とされている。
但し、図12の右の図で示す様にキャップ部41がヘッド面72aを覆う状態では、キャップ部41はヘッド面72aによって押し下げられ、キャップ部41の傾斜状態は解消され、ヘッド面72aと平行になる。
但し、図12の右の図で示す様にキャップ部41がヘッド面72aを覆う状態では、キャップ部41はヘッド面72aによって押し下げられ、キャップ部41の傾斜状態は解消され、ヘッド面72aと平行になる。
この様なキャップユニット40Aを備える構成において、制御部50はヘッド面72aのワイピングを行う場合、図9から図10への変化で示す様にラインヘッド70をワイピング位置へ移動させる。これにより、キャップ部41の第1縁部41aがヘッド面72aに押し当たる。尚、このときキャップ部41は第1位置に位置するが、キャップ部41を第1位置よりも更に+Y方向に僅かに移動させ、キャップ部41の第1縁部41aがヘッド面72aより上流に位置する様にしても良い。
この状態から制御部50は、図10から図11への変化で示す様にキャップ部41を第2位置に移動させる。これによりキャップ部41の第1縁部41aがヘッド面72aをワイピングする。第1縁部41aによってヘッド面72aから取り除かれたインクはキャップ部41の内側に取り込まれる為、既存の構成を利用して取り除いたインクを不図示の廃液回収部へ送ることができる。
この様にキャップ部41が第1位置にあるとともにキャップ部41がラインヘッド70から離間した状態において、図12を参照して説明した様に第1縁部41aとヘッド面72aとの間の距離H1が、第2縁部41bとヘッド面72aとの間の距離H2より短い構成では、第1縁部41aがヘッド面72aに接触可能な状態でキャップ部41が第1位置から第2位置へ移動することで、第1縁部41aがヘッド面72aをワイピングすることができる。これにより専用のワイパーや当該ワイパーを設ける為の専用のホルダーが不要となり、装置の大型化を抑制でき、またコストアップを抑制できる。
尚、本実施形態において第2縁部41bは、第1縁部41aに対し媒体搬送方向の下流に位置し、キャップ部41の第2位置は、第1位置に対し媒体搬送方向の下流に位置するが、この様な構成に代えて、第2縁部41bが、第1縁部41aに対し媒体搬送方向の上流に位置し、キャップ部41の第2位置が、第1位置に対し媒体搬送方向の上流に位置する構成であっても良い。この場合、キャップ部41が媒体搬送方向の上流に向けて移動することでヘッド面72aがワイピングされる。
尚、図3を参照して説明した様にキャップ部41はヘッド面72aの縁より内側でヘッド面72aに当接する為、第1縁部41aを利用してヘッド面72aをワイピングする際にヘッド面72aの幅方向両端部をワイピングできない。そこで図13に示すキャップ部41Aの様に、第1縁部41aを外側に延設する様に延設部41eを設けることも好適である。これにより、幅方向においてヘッド面72aの全域をワイピングできる。尚、延設部41eのZ軸方向高さは第1縁部41aと同じであり、キャップ部41Aがヘッド面72aを覆う際に延設部41eが邪魔になることを回避できる。
続いて対向部30の他の実施形態について図14~図17を参照して説明する。尚、図14~図17においてキャップユニット40の図示は省略している。
図14において符号65は、対向部30Aを記録位置と退避位置とに案内するガイド部材である。図示は省略するが、ガイド部材65は媒体幅方向において対向部30Aを挟む様に対向部30Aの両側に配置されている。
ガイド部材65にはガイド穴65aが形成されている。ガイド穴65aは、媒体搬送方向の上流端から下流に向かって媒体搬送方向に沿って平行に延び、次いで下流に向かって下がり傾斜となり、そして再び媒体搬送方向に沿って平行に延びる様に形成されている。
図14において符号65は、対向部30Aを記録位置と退避位置とに案内するガイド部材である。図示は省略するが、ガイド部材65は媒体幅方向において対向部30Aを挟む様に対向部30Aの両側に配置されている。
ガイド部材65にはガイド穴65aが形成されている。ガイド穴65aは、媒体搬送方向の上流端から下流に向かって媒体搬送方向に沿って平行に延び、次いで下流に向かって下がり傾斜となり、そして再び媒体搬送方向に沿って平行に延びる様に形成されている。
対向部30Aには、媒体幅方向の両側部にボス36が設けられている。本実施形態においてボス36は、媒体搬送方向に沿って間隔を空けて二つ設けられている。二つのボス36は、ガイド穴65aに入り込んでおり、ガイド穴65aによって案内される。
ガイド部材65に対し更に媒体幅方向の外側には、図17に示すラック部材66が、対向部30A及びガイド部材65を挟む様に、対向部30Aに対して両側に設けられている。ラック部材66は、不図示のガイド部材によって媒体搬送方向に沿って変位可能に支持されている。対向部30Aを変位させるピニオン歯車(不図示)は、ラック部材66に形成されたラック部66aと噛み合っている。対向部移動モーター51(図2参照)の動力によってピニオン歯車が回転すると、ラック部材66が媒体搬送方向に沿って変位する。
ラック部材66には上下方向に延びる長穴66bが形成されている。対向部30Aに設けられたボス36の一つは、媒体幅方向における長さが他のボス36より長いとともに、長穴66bに入り込んでいる。従ってラック部材66が媒体搬送方向に変位すると、長穴66bに入り込んだボス36即ち対向部30Aが媒体搬送方向に変位する。ここでボス36がガイド穴65aの傾斜部分を通過する際、ボス36は上下方向に変位するが、ラック部材66の長穴66bは上下方向に延設されており、これによりボス36は長穴66b内を上下方向に変位することができる。この様な構成により、図17の上の図から下の図への変化で示す様に、また或いは図17の下の図から上の図への変化で示す様に、ラック部材66によってボス36即ち対向部30Aをガイド穴65aに沿って変位させることができる。
対向部30Aは図14の記録位置から、図15の状態を経て図16の退避位置へと移動する。そして対向部30Aは退避位置にある場合、図16に示す様に第2搬送ローラー対19の下側に位置する。これにより以下の作用効果が得られる。
仮に対向部30Aが媒体搬送方向に沿って水平に移動する場合、対向部30Aの下流に配置される第2搬送ローラー対19と対向部30Aとの干渉を避けるため、第2搬送ローラー対19をより下流に配置する必要が生じる。第2搬送ローラー対19をより下流に配置する場合、第1搬送ローラー対15と第2搬送ローラー対19との間の距離が長くなる。その結果、ラインヘッド70と対向する対向位置で媒体の姿勢が不安定になり易く、記録品質が低下する虞がある。
しかしながら上記の様に退避位置にある対向部30Aは、第2搬送ローラー対19の下側に位置することから、第2搬送ローラー対19をより上流に配置することができる。その結果、上記の記録品質の低下を抑制できる。
仮に対向部30Aが媒体搬送方向に沿って水平に移動する場合、対向部30Aの下流に配置される第2搬送ローラー対19と対向部30Aとの干渉を避けるため、第2搬送ローラー対19をより下流に配置する必要が生じる。第2搬送ローラー対19をより下流に配置する場合、第1搬送ローラー対15と第2搬送ローラー対19との間の距離が長くなる。その結果、ラインヘッド70と対向する対向位置で媒体の姿勢が不安定になり易く、記録品質が低下する虞がある。
しかしながら上記の様に退避位置にある対向部30Aは、第2搬送ローラー対19の下側に位置することから、第2搬送ローラー対19をより上流に配置することができる。その結果、上記の記録品質の低下を抑制できる。
本発明は上記において説明した実施形態や変形例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
1…インクジェットプリンター、2…媒体収容カセット、3…ピックローラー、5…給送ローラー、6…分離ローラー、7…メインフレーム、8…反転ローラー、9…第1ニップローラー、10…第2ニップローラー、12…媒体支持部、13…給送ローラー、14…分離ローラー、15…第1搬送ローラー対、16…駆動ローラー、17…従動ローラー、
19…第2搬送ローラー対、20…駆動ローラー、21…従動ローラー、22…媒体検出部、27…第3搬送ローラー対、28…排出ローラー対、29…排出トレイ、30、30A…対向部、35…ワイパー、36…ボス、40、40A…キャップユニット、41、41A…キャップ部、41a…第1縁部、41b…第2縁部、41c…第3縁部、41d…第4縁部、41e…延設部、42…キャップ支持部、43…キャップばね、44、44A…ベース部、44a、44b…規制部、44d…ラック部、46…ピニオン歯車、50…制御部、51…対向部移動モーター、55…ヘッド移動モーター、56…キャップ移動モーター、60…ラック部材、61…ラック部、65…ガイド部材、65a…ガイド穴、66…ラック部材、66a…ラック部、66b…長穴、70…ラインヘッド、72…プレート部材、72a…ヘッド面、74…ノズル
19…第2搬送ローラー対、20…駆動ローラー、21…従動ローラー、22…媒体検出部、27…第3搬送ローラー対、28…排出ローラー対、29…排出トレイ、30、30A…対向部、35…ワイパー、36…ボス、40、40A…キャップユニット、41、41A…キャップ部、41a…第1縁部、41b…第2縁部、41c…第3縁部、41d…第4縁部、41e…延設部、42…キャップ支持部、43…キャップばね、44、44A…ベース部、44a、44b…規制部、44d…ラック部、46…ピニオン歯車、50…制御部、51…対向部移動モーター、55…ヘッド移動モーター、56…キャップ移動モーター、60…ラック部材、61…ラック部、65…ガイド部材、65a…ガイド穴、66…ラック部材、66a…ラック部、66b…長穴、70…ラインヘッド、72…プレート部材、72a…ヘッド面、74…ノズル
Claims (7)
- 媒体に対し液体を吐出する液体吐出ヘッドであって、媒体搬送方向と交差する方向である媒体幅方向に長尺な前記液体吐出ヘッドと、
前記液体吐出ヘッドのヘッド面を覆うキャップ部と、を備え、
前記キャップ部は、
前記ヘッド面に接触する部位であって前記媒体幅方向に延びる第1縁部と、
前記ヘッド面に接触する部位であって前記第1縁部に対し前記媒体搬送方向の下流に位置し、媒体幅方向に延びる第2縁部と、
を有し、
前記第1縁部及び前記第2縁部のいずれか一方には、前記媒体幅方向に延び、弾性変形可能なワイパーが設けられ、
前記キャップ部は、第1モーターの動力により前記媒体搬送方向に沿って移動することで、前記ヘッド面と対向する第1位置と、前記第1位置から退避する第2位置とに移動可能であり、
前記ワイパーが前記ヘッド面に接触可能な状態で前記キャップ部が前記第1位置から前記第2位置へ移動することで、前記ワイパーが前記ヘッド面をワイピングする、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1に記載の記録装置において、前記ワイパーは、前記第1縁部に設けられ、
前記キャップ部の前記第2位置は、前記第1位置に対し前記媒体搬送方向の下流に位置する、
ことを特徴とする記録装置。 - 媒体に対し液体を吐出する液体吐出ヘッドであって、媒体搬送方向と交差する方向である媒体幅方向に長尺な前記液体吐出ヘッドと、
前記液体吐出ヘッドのヘッド面を覆うキャップ部と、を備え、
前記キャップ部は、
前記ヘッド面に接触する部位であって前記媒体幅方向に延びる第1縁部と、
前記ヘッド面に接触する部位であって前記第1縁部に対し前記媒体搬送方向の上流または下流に位置し、媒体幅方向に延びる第2縁部と、
を有し、
更に前記キャップ部は、第1モーターの動力により前記媒体搬送方向に沿って移動することで、前記ヘッド面と対向する第1位置と、前記第1位置から退避する第2位置とに移動可能であり、
前記キャップ部が前記第1位置にあるとともに前記キャップ部が前記液体吐出ヘッドから離間した状態において、前記第1縁部と前記ヘッド面との間の距離が、前記第2縁部と前記ヘッド面との間の距離より短く、
前記第1縁部が前記ヘッド面に接触可能な状態で前記キャップ部が前記第1位置から前記第2位置へ移動することで、前記第1縁部が前記ヘッド面をワイピングする、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項3に記載の記録装置において、前記第2縁部は、前記第1縁部に対し前記媒体搬送方向の下流に位置し、
前記キャップ部の前記第2位置は、前記第1位置に対し前記媒体搬送方向の下流に位置する、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項2または請求項4に記載の記録装置において、
前記液体吐出ヘッドと対向して配置される対向部を備え、
前記対向部は、第2モーターの動力により前記媒体搬送方向に沿って移動することで、媒体に記録を行う際の位置であって前記液体吐出ヘッドと対向する記録位置と、前記記録位置から前記媒体搬送方向の下流に退避する退避位置とに移動可能であり、
前記第1位置に位置する前記キャップ部は、前記記録位置にある前記対向部の下側に位置し、
前記液体吐出ヘッドは、第3モーターの動力により前記キャップ部に対し進退する方向に移動することにより、媒体に記録を行う際の位置である液体吐出位置、前記キャップ部に進出して前記ヘッド面が前記キャップ部により覆われる位置であるキャップ位置、及び前記ヘッド面がワイピングされる位置であるワイピング位置とに移動可能であり、
前記対向部が前記退避位置に位置するとともに前記液体吐出ヘッドが前記ワイピング位置に位置する状態で前記キャップ部が前記第1位置から前記第2位置へ移動することで、前記ヘッド面がワイピングされる、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項5に記載の記録装置において、
前記媒体搬送方向において前記液体吐出ヘッドと対向する位置の上流に設けられ、媒体を搬送する第1搬送ローラー対と、
前記媒体搬送方向において前記液体吐出ヘッドと対向する位置の下流に設けられ、媒体を搬送する第2搬送ローラー対と、
を備え、
前記退避位置にある前記対向部は、前記第2搬送ローラー対の下側に位置する、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項6に記載の記録装置において、
前記第2搬送ローラー対は、媒体において前記液体吐出ヘッドと対向する第1面と接する従動ローラー、及び前記第1面に対し反対の第2面と接する駆動ローラーを備える、
ことを特徴とする記録装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023054847A JP2024142627A (ja) | 2023-03-30 | 2023-03-30 | 記録装置 |
US18/617,732 US20240326446A1 (en) | 2023-03-30 | 2024-03-27 | Recording device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023054847A JP2024142627A (ja) | 2023-03-30 | 2023-03-30 | 記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2024142627A true JP2024142627A (ja) | 2024-10-11 |
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ID=92898953
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2023054847A Pending JP2024142627A (ja) | 2023-03-30 | 2023-03-30 | 記録装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
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US (1) | US20240326446A1 (ja) |
JP (1) | JP2024142627A (ja) |
-
2023
- 2023-03-30 JP JP2023054847A patent/JP2024142627A/ja active Pending
-
2024
- 2024-03-27 US US18/617,732 patent/US20240326446A1/en active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20240326446A1 (en) | 2024-10-03 |
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