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JP2024096553A - 路面照射装置及び路面照射方法 - Google Patents

路面照射装置及び路面照射方法 Download PDF

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JP2024096553A JP2023000075A JP2023000075A JP2024096553A JP 2024096553 A JP2024096553 A JP 2024096553A JP 2023000075 A JP2023000075 A JP 2023000075A JP 2023000075 A JP2023000075 A JP 2023000075A JP 2024096553 A JP2024096553 A JP 2024096553A
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晋史 森田
Kunifumi Morita
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Stanley Electric Co Ltd
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  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)

Abstract

【課題】路面を走行する車両の運転環境が湿潤状態となるときに、この路面を走行する車両のドライバーへの眩惑や煩わしさを緩和又は防止することを可能とした路面照射装置及び路面照射方法を提供する。【解決手段】路面Tを走行する車両Cの運転環境が湿潤状態となるときに、路面Tの複数のセグメント領域Sに分割された照明領域Eに向けて照射される照明光Bのうち、路面Tを走行する車両Cに対応した一部のセグメント領域Sに向けて照射される照明光Bを部分的に遮光又は減光する。【選択図】図1

Description

本発明は、路面照射装置及び路面照射方法に関する。
例えば、雨天時などの路面や車が湿潤した状況では、道路を走行する車両のドライバーにとって、道路灯や街路灯から路面に向けて照射される照明光が原因で、眩しさや煩わしさを感じることがある。
具体的には、車両前方の濡れた路面から車両に向けて反射される照明光にドライバーが眩しさを感じたり、車両の濡れた窓ガラスに照射される照明光にドライバーが煩わしさを感じたりすることがある。
そこで、路面が湿潤状態のときに、この路面を走行する車両のドライバーへの眩惑や煩わしさを緩和又は防止するための方法が提案されている(例えば、下記特許文献1を参照。)。
具体的に、下記特許文献1では、第1の路面位置を照射中心として路面を照射する通常ビームユニットと、第1の路面位置よりも車両の進行方向側の第2の路面位置を照射中心として路面を照射するプロビームユニットと、路面を撮影して撮像画像を取得するカメラと、撮像画像に基づいて路面が湿潤状態でないと判定される場合には、通常ビームユニットを主照明として点灯させ、撮像画像に基づいて路面が湿潤状態であると判定される場合には、プロビームユニットを主照明として点灯させる制御回路とを備えた道路灯照明器具が提案されている。
特開2019-114495号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載の発明では、路面の湿潤状態を検知し、路面からの反射を抑えるために、通常配光からプロビーム配光へと切り替えることを前提としている。このため、一定区画内の路面照度が一定となるように配光がなされており、部分的に配光を調整することができない。
また、プロビーム配光では、路面の照らせる範囲が狭くなる。したがって、道路灯として必要な範囲を照らすためには、通常配光の道路灯よりも短い間隔で道路灯を設置する必要がある。
一方、通常配光の道路灯と同じ間隔でプロビーム配光の道路灯を設置した場合、路面の湿潤時(特に悪天候時)に、プロビーム配光では路面を照らせていない範囲が発生し、この範囲が暗くなってしまう。この場合、道路脇の歩行者や横断者、障害物など、ドライバーにとって危険な状況の発見が遅れる可能性が高くなる。
さらに、特許文献1に記載の発明では、対向車線に設置する場合、機能的に片側車線向けの対応しかできないため、一方通行路や中央分離帯がある道路など、その設置場所が限られてしまう。
本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、路面を走行する車両の運転環境が湿潤状態となるときに、この路面を走行する車両のドライバーへの眩惑や煩わしさを緩和又は防止することを可能とした路面照射装置及び路面照射方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
〔1〕 路面に向けて照明光を照射する複数の光源を有する光源部と、
前記複数の光源の点灯制御を行う点灯制御部と、
前記路面を走行する車両の位置情報を取得する車両検知部と、
前記車両の運転環境における湿潤状態を検知するウェット検知部とを備え、
前記ウェット検知部が前記湿潤状態を検知したときに、
前記点灯制御部は、前記車両検知部が取得した車両の位置情報に基づいて、
前記光源部から前記路面の複数のセグメント領域に分割された照明領域に向けて照射される照明光のうち、
前記車両に対応した一部のセグメント領域に向けて照射される照明光を部分的に遮光又は減光するように、
前記複数の光源の点灯状態を切り替える制御を行うことを特徴とする路面照射装置。
〔2〕 前記点灯制御部は、前記照明領域の内側を通過する前記車両に対して、
少なくとも前方の窓ガラスに対応した一部のセグメント領域に向けて照射される照明光を部分的に遮光又は減光するように、
前記複数の光源の点灯状態を切り替える制御を行うことを特徴とする前記〔1〕に記載の路面照射装置。
〔3〕 前記車両の側方の窓ガラスに対応した一部のセグメント領域に向けて照射される照明光を部分的に遮光又は減光するように、
前記複数の光源の点灯状態を切り替える制御を行うことを特徴とする前記〔2〕に記載の路面照射装置。
〔4〕 前記点灯制御部は、前記照明領域の内側を通過する前記車両に対して、
前記路面で反射された後、少なくとも前方の窓ガラスに対応した一部のセグメント領域に向けて照射される照明光を部分的に遮光又は減光するように、
前記複数の光源の点灯状態を切り替える制御を行うことを特徴とする前記〔1〕に記載の路面照射装置。
〔5〕 前記点灯制御部は、前記照明領域の外側を通過する前記車両に対して、
前記路面で反射された後、少なくとも前方の窓ガラスに対応した一部のセグメント領域に向けて照射される照明光を部分的に遮光又は減光するように、
前記複数の光源の点灯状態を切り替える制御を行うことを特徴とする前記〔1〕に記載の路面照射装置。
〔6〕 外部との通信を行う通信部を備え、
前記車両検知部は、前記通信部を介して前記路面を走行する車両の位置情報を取得することを特徴とする前記〔1〕に記載の路面照射装置。
〔7〕 前記路面に沿って設置された道路灯又は街路灯から前記路面に向けて照明光を照射することを特徴とする前記〔1〕~〔6〕の何れか一項に記載の路面照射装置。
〔8〕 前記点灯制御部は、前記路面に沿って並ぶ複数の前記道路灯又は街路灯の間で、前記複数の光源の点灯制御を連携して行うことを特徴とする前記〔7〕に記載の路面照射装置。
〔9〕 路面を走行する車両の運転環境が湿潤状態となるときに、前記路面の複数のセグメント領域に分割された照明領域に向けて照射される照明光のうち、前記路面を走行する車両に対応した一部のセグメント領域に向けて照射される照明光を部分的に遮光又は減光することを特徴とする路面照射方法。
以上のように、本発明によれば、路面を走行する車両の運転環境が湿潤状態となるときに、この路面を走行する車両のドライバーへの眩惑や煩わしさを緩和又は防止することを可能とした路面照射装置及び路面照射方法が提供される。
本発明を適用した道路灯を示す模式図である。 路面照射装置の構成を示す機能ブロック図である。 路面照射方法を説明するめのフローチャート図である。 路面照射方法を説明するめの模式図であり、道路灯から路面の複数のセグメント領域に分割された照明領域に向けて照明光が照射された状態を示す図である。 路面照射方法を説明するめの模式図であり、(A)~(D)は車両の移動に合わせて、複数の光源の点灯状態を順次切り替えた状態を示す図である。 路面照射方法を説明するめの模式図であり、(A)は路面に沿って並ぶ道路灯による照明光の照射範囲を示す図、(B)は路面から車両に向けて反射される照明光に合わせて、複数の光源の点灯状態を切り替えた状態を示す図である。 路面照射装置の別の構成例を示す機能ブロック図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下の説明で用いる図面においては、各構成要素を見やすくするため、各構成要素を模式的に示すことがあり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。また、以下の説明において例示される寸法等は一例であって、本発明はそれらに必ずしも限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。
本発明の一実施形態に係る路面照射装置及び路面照射方法について、図1~図7を参照しながら説明する。
なお、図1は、本発明を適用した道路灯100を示す模式図である。図2は、路面照射装置1の構成を示す機能ブロック図である。図3は、路面照射方法を説明するめのフローチャート図である。図4は、路面照射方法を説明するめの模式図であり、道路灯100から路面Tの複数のセグメント領域e1,e2に分割された照明領域Eに向けて照明光Bが照射された状態を示す図である。図5は、路面照射方法を説明するめの模式図であり、(A)~(D)は車両Cの移動に合わせて、複数の光源2の点灯状態を順次切り替えた状態を示す図である。図6は、路面照射方法を説明するめの模式図であり、(A)は路面Tに沿って並ぶ道路灯100による照明光Bの照射範囲を示す図、(B)は路面Tから車両Cに向けて反射される照明光Bに合わせて、複数の光源2の点灯状態を切り替えた状態を示す図である。図7は、路面照射装置1の別の構成例を示す機能ブロック図である。
本実施形態では、図1に示すように、道路の路面Tに沿って設置される複数の道路灯100に本発明の路面照射装置及び路面照射方法を適用した場合を例に挙げて説明する。
本実施形態の道路灯100は、夜間や暗天時等において、路面Tに向けて照明光Bを照射することによって、路面Tを走行する車両Cのドライバーに対して路面Tの視認性を確保するものである。
本実施形態の道路灯100は、例えば、図2に示すような路面照射装置1を備え、図3に示すような路面照射方法のフローチャートに従って、図1に示すような路面Tを走行する車両Cの運転環境が湿潤状態となるときに、路面Tの複数のセグメント領域に分割された照明領域Eに向けて照射される照明光Bのうち、路面Tを走行する車両Cに対応した一部のセグメント領域(図1中の囲み部分Sに向けて照射される照明光Bを部分的に遮光又は減光(本実施形態では遮光)する。
具体的に、本実施形態の路面照射装置1は、図2に示すように、路面Tに向けて照明光Bを照射する複数の光源2を有する光源部3と、複数の光源2の点灯制御を行う点灯制御部4と、路面Tを走行する車両Cの位置情報を取得する車両検知部5と、路面Tを走行する車両の運転環境における湿潤状態を検知するウェット検知部6と、外部との通信を行う通信部7と、各部に電力を供給する電源部8とを備えている。
光源部3は、例えば発光ダイオード(LED)などの複数の光源2をマトリックス状に並べて配置したマトリックス光源により構成されている。光源2から出射される照明光Bは、一般に白色光であるが、橙色光などであってもよい。
光源部3は、図4に示すように、道路灯100の灯体内に配置されて、複数の光源2から放射状に出射された照明光Bを路面Tの上方から下方の路面Tの照明領域Eに向けて照射する。照明領域Eは、通常の道路灯100による照明光Bの照射範囲に対応している。
照明領域Eは、複数の第1のセグメント領域e1及び第2のセグメント領域e2に分割さている。このうち、第1のセグメント領域e1は、路面Tの車線Lの内側を車両Cの進行方向に分割して配置されている。
一方、第2のセグメント領域e2は、路面Tの複数の第1のセグメント領域e1を挟んだ車両Cの進行方向の両側(外側)に配置されている。また、第2のセグメント領域e2は、光源部3から路面Tに向かう照明光Bのうち、濡れた路面Tに対して照明光Bが正反射する正反射領域R1にある。
また、正反射領域R1の内側には、路面Tの凹凸状態によっては照明光Bが正反射する中間反射領域R2と、中間反射領域R2の内側には、少なくとも複数の第1のセグメント領域e1がマトリックス状に並ぶマトリックス分割領域R3とがある。
光源部3では、それぞれのセグメント領域e1,e2に向けて照明光Bが照射(配光)されるように、1つのセグメント領域e1,e2に対して、少なくとも1つ又は2つ以上の光源2が割り当てられている。
点灯制御部4は、例えばCPUなどのコンピュータからなり、電源部8から供給される電力によって、複数の光源2の各々の点灯状態(点灯(ON)/消灯(OFF))を切り替える制御を行う。
なお、点灯制御部4では、各光源2の点灯(ON)/消灯(OFF))の切り替え以外にも、各光源2から出射される照明光Bの光量や色調の階調制御を行うようにしてもよい。
車両検知部5は、例えばカメラやミリ波レーダー、ToF、LiDAR、V2I(車対インフラ通信)などを用いて、路面Tを走行する車両Cを検知し、その車両Cの位置情報を取得する。この車両検知部5により所得した車両Cの位置情報は、点灯制御部4へと供給される。
また、車両検知部5は、通信部7を介して道路灯100の外部からの車両Cの位置情報を取得して、点灯制御部4へと供給してもよい。
ウェット検知部6は、例えば感雨センサなどを用いて、路面Tを走行する車両Cの運転環境における湿潤状態を検知する。このウェット検知部6が湿潤状態を検知した場合、その検知した信号が点灯制御部4へと供給される。
湿潤状態としては、雨天時の降雨や降雪などによって、路面Tや車両Cが湿潤した状態などを挙げることができる。なお、本実施形態では、路面Tが湿潤した状態では、車両Cも湿潤した状態にあると判断し、路面Tが湿潤した状態を検知している。また、湿潤状態としては、雨天時だけではなく、上述した降雨や降雪などの降り始めや、降り終わった後(雨天後)も含まれる。
また、ウェット検知部6は、通信部7を介して道路灯100の外部から湿潤状態を検知した信号を点灯制御部4へと供給してもよい。例えば、外部から供給される信号としては、道路灯100が設置された位置での雨天に関する情報(雨天情報)が含まれる。すなわち、この外部から供給される雨天情報から、路面Tや車両Cが湿潤した状態にあると判断し、路面Tを走行する車両Cの運転環境における湿潤状態を検知してもよい。
通信部7は、道路灯100と外部との通信を有線又は無線(本実施形態では有線)で行うことが可能である。また、通信部7は、路面Tに沿って並ぶ複数の道路灯100の間で、互いに通信を行うことが可能である。
したがって、本実施形態の路面照射装置1では、路面Tに沿って並ぶ複数の道路灯100の間で、複数の光源2の点灯制御を連携して行うことが可能となっている。
以上のような構成を有する本実施形態の道路灯100では、夜間や暗天時等において、光源部3が備える複数の光源2の全てを点灯(ON)させることによって、照明領域Eのうち全てのセグメント領域e1,e2に向けて照明光Bを照射する。
本実施形態の路面照射装置1は、図3に示す路面照射方法のフローチャートに従って、複数の光源2の点灯状態を切り替える制御を行う。
具体的には、先ず、図3に示すステップS101において、ウェット検知部6が路面Tの湿潤状態を検知し、この検出信号に基づいて、点灯制御部4が路面Tが湿潤状態にないと判断した場合(No)には、複数の光源2の全点灯(ON)を維持する制御を行う。
一方、雨天時の降雨や降雪などによって、点灯制御部4が路面Tが湿潤状態にあると判断した場合(Yes)には、図3に示すステップS102に進む。
次に、図3に示すステップS102において、車両検知部5が車両Cの位置情報を取得しない場合(No)には、点灯制御部4が複数の光源2の全点灯(ON)を維持する制御を行う。
一方、車両検知部5が車両Cの位置情報を取得した場合(Yes)には、図5(A)~(D)に示すように、この車両検知部5が取得した車両Cの位置情報に基づいて、点灯制御部4が複数の光源2のうち、車両Cに対応した第1のセグメント領域e1の光源2を消灯(OFF)する制御を行う。
また、点灯制御部4は、走行する車両Cの移動に合わせて、車両Cの進行方向に並ぶ第1のセグメント領域e1の光源2を順次切り替えながら消灯(OFF)する制御を行う。
これにより、照明領域Eの内側を通過する車両Cに対して、この車両Cに向けて照射される照明光Bを部分的に遮光することが可能である。
本実施形態の路面照射装置1では、照明領域Eの内側を通過する車両Cに対して、少なくとも前方の窓ガラスに対応した第1のセグメント領域e1に向けて照射される照明光Bを部分的に遮光又は減光(本実施形態では遮光)するように、点灯制御部4が複数の光源2の点灯状態を切り替える制御を行う。
また、本実施形態では、車両Cの前方に加えて、車両Cの側方の窓ガラスに対応した第1のセグメント領域e1に向けて照射される照明光Bを部分的に遮光又は減光(本実施形態では遮光)するようにしてもよい。
具体的には、車両Cの前端から2/3以上に該当する第1のセグメント領域e1に対応した光源2と、車両Cの前端から前方に1つ目の第1のセグメント領域e1に対応した光源2とを消灯(OFF)させる。
これにより、車両Cの濡れた窓ガラスに照射される照明光Bによりドライバーが煩わしさを感じたりすることを防ぐことが可能である。
なお、本実施形態では、照明領域Eの内側を通過する車両Cが照明領域Eの3/4以上を通過した場合、道路灯100から車両Cに向けて照射される照明光Bは、主に車両Cの後方から照射されることになる。この場合、上述した照明領域Eの内側を通過する車両Cに対して、この車両Cに向けて照射される照明光Bを部分的に遮光する効果が薄れることから、上述した点灯制御部4による点灯制御を中止してもよい。
また、本実施形態の路面照射装置1では、照明領域Eの内側を通過する車両Cに対して、路面Tで反射された後、少なくとも前方の窓ガラスに対応した第1のセグメント領域e1に向けて照射される照明光Bを部分的に遮光又は減光(本実施形態では遮光)するように、点灯制御部4が複数の光源2の点灯状態を切り替える制御を行う。
具体的には、車両Cの前端から前方に2つ目の第1のセグメント領域e1に対応した光源2を消灯(OFF)させる。
これにより、前方の濡れた路面Tから車両Cに向けて反射される照明光Bにドライバーが眩しさを感じたりすることを防ぐことが可能である。
また、本実施形態の路面照射装置1では、図6(A),(B)に示すように、照明領域Eの外側を通過する車両Cに対して、路面Tで反射された後、少なくとも前方の窓ガラスに対応した第2のセグメント領域e2に向けて照射される照明光Bを部分的に遮光又は減光(本実施形態では遮光)するように、点灯制御部4が複数の光源2の点灯状態を切り替える制御を行う。
具体的には、路面Tに沿って一定の間隔Dで並ぶ複数の道路灯100の間では、互いにの照明領域Eの一部が重なり合っている。
本実施形態では、これら複数の道路灯100の間で通信を行いながら、車両Cの前方に位置する2つの目の道路灯100の照明領域Eの外側を通過する車両Cに対して、この照明領域Eの第2のセグメント領域e2に対応した光源2を消灯(OFF)させる。
これにより、前方の濡れた路面Tから車両Cに向けて反射される照明光Bにドライバーが眩しさを感じたりすることを防ぐことが可能である。
以上のように、本実施形態の路面照射装置1及び路面照射方法では、上述した車両Cのドライバーに眩しさや煩わしさを感じさせる可能性がある範囲への配光を部分的に遮光(又は減光)することで、雨天等の運転時における危険因子を排除又は低減すること可能である。
これにより、雨天時などの路面Tが湿潤した状況において、道路を走行する車両Cのドライバーにとって、道路灯100から路面Tに向けて照射される照明光Bが原因で発生する眩しさや煩わしさを緩和又は防止することが可能である。
また、雨天時などの運転時における危険因子を排除又は低減するだけでなく、周囲の車両や歩行者が認識し難くなるといったことを抑制し、より安全な交通を確保することが可能である。
なお、本発明は、上記実施形態のものに必ずしも限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記路面照射装置1については、上述した図2の構成に必ずしも限定されるものではなく、例えば図7(A)~(C)に示すような構成とすることも可能である。
具体的に、図7(A)に示す構成は、上記ウェット検知部6を道路灯100に設けた構成である。また、この構成の場合、通信部7を介して道路灯100の外部から路面Tの湿潤状態を検知した信号を取得してもよい。
一方、図7(B)に示す構成では、上記ウェット検知部6の代わりに、照度検知部9を道路灯100に設けた構成である。照度検知部9は、道路灯100の周囲が暗くなった状態を検知し、この検知した信号を点灯制御部4へと供給する。これにより、急な悪天候等に個別に対応することが可能である。
一方、図7(C)に示す構成では、上記通信部7が無線を介して外部との通信を行う構成である。この構成の場合、路面Tに沿って並ぶ複数の道路灯100の間で、互いに無線通信を行うことが可能である。
また、上記実施形態では、上述した道路の路面Tに沿って設置される複数の道路灯100に本発明の路面照射装置及び路面照射方法を適用した場合を例示しているが、街路灯に対しても上記道路灯100と同様に、本発明の路面照射装置及び路面照射方法を適用することが可能である。
1…路面照射装置 2…光源 3…光源部 4…点灯制御部 5…車両検知部 6…ウェット検知部 7…通信部 8…電源部 9…照度検知部 E…照明領域 e1…第1のセグメント領域 e2…第2のセグメント領域 100…道路灯 B…照明光 T…路面 C…車両 L…車線 S…セグメント領域

Claims (9)

  1. 路面に向けて照明光を照射する複数の光源を有する光源部と、
    前記複数の光源の点灯制御を行う点灯制御部と、
    前記路面を走行する車両の位置情報を取得する車両検知部と、
    前記車両の運転環境における湿潤状態を検知するウェット検知部とを備え、
    前記ウェット検知部が前記湿潤状態を検知したときに、
    前記点灯制御部は、前記車両検知部が取得した車両の位置情報に基づいて、
    前記光源部から前記路面の複数のセグメント領域に分割された照明領域に向けて照射される照明光のうち、
    前記車両に対応した一部のセグメント領域に向けて照射される照明光を部分的に遮光又は減光するように、
    前記複数の光源の点灯状態を切り替える制御を行うことを特徴とする路面照射装置。
  2. 前記点灯制御部は、前記照明領域の内側を通過する前記車両に対して、
    少なくとも前方の窓ガラスに対応した一部のセグメント領域に向けて照射される照明光を部分的に遮光又は減光するように、
    前記複数の光源の点灯状態を切り替える制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の路面照射装置。
  3. 前記車両の側方の窓ガラスに対応した一部のセグメント領域に向けて照射される照明光を部分的に遮光又は減光するように、
    前記複数の光源の点灯状態を切り替える制御を行うことを特徴とする請求項2に記載の路面照射装置。
  4. 前記点灯制御部は、前記照明領域の内側を通過する前記車両に対して、
    前記路面で反射された後、少なくとも前方の窓ガラスに対応した一部のセグメント領域に向けて照射される照明光を部分的に遮光又は減光するように、
    前記複数の光源の点灯状態を切り替える制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の路面照射装置。
  5. 前記点灯制御部は、前記照明領域の外側を通過する前記車両に対して、
    前記路面で反射された後、少なくとも前方の窓ガラスに対応した一部のセグメント領域に向けて照射される照明光を部分的に遮光又は減光するように、
    前記複数の光源の点灯状態を切り替える制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の路面照射装置。
  6. 外部との通信を行う通信部を備え、
    前記車両検知部は、前記通信部を介して前記路面を走行する車両の位置情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の路面照射装置。
  7. 前記路面に沿って設置された道路灯又は街路灯から前記路面に向けて照明光を照射することを特徴とする請求項1~6の何れか一項に記載の路面照射装置。
  8. 前記点灯制御部は、前記路面に沿って並ぶ複数の前記道路灯又は街路灯の間で、前記複数の光源の点灯制御を連携して行うことを特徴とする請求項7に記載の路面照射装置。
  9. 路面を走行する車両の運転環境が湿潤状態となるときに、前記路面の複数のセグメント領域に分割された照明領域に向けて照射される照明光のうち、前記路面を走行する車両に対応した一部のセグメント領域に向けて照射される照明光を部分的に遮光又は減光することを特徴とする路面照射方法。
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