Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP2024059615A - 情報処理装置、遠隔制御システム、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、遠隔制御システム、およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2024059615A
JP2024059615A JP2024005465A JP2024005465A JP2024059615A JP 2024059615 A JP2024059615 A JP 2024059615A JP 2024005465 A JP2024005465 A JP 2024005465A JP 2024005465 A JP2024005465 A JP 2024005465A JP 2024059615 A JP2024059615 A JP 2024059615A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
display
remote control
concealed
operation screen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2024005465A
Other languages
English (en)
Inventor
陽子 鶴味
Yoko Tsurumi
信 吉見
Makoto Yoshimi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fujifilm Business Innovation Corp
Publication of JP2024059615A publication Critical patent/JP2024059615A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

【課題】遠隔操作される情報処理装置の操作画面を、当該情報処理装置を遠隔操作する遠隔操作端末の表示装置に共有表示させつつ遠隔操作を行う場合に、特定の処理をするにあたって表示される操作画面に含まれる隠蔽対象情報が、遠隔操作端末側において判別されることを防止すること。【解決手段】情報処理装置10は、操作画面を表示する表示手段204と、外部の遠隔操作端末による遠隔操作の受け入れ時に、表示手段204に表示される操作画面の画像を前記遠隔操作端末40に対して送信する送信手段221と、隠蔽対象情報が含まれる操作画面を前記表示手段204に表示させる操作が実行された場合に、前記操作画面に含まれる隠蔽対象情報が、前記遠隔操作端末40において表示されないように前記操作画面の画像の表示制御を行う表示制御手段222と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、遠隔制御システム、およびプログラムに関する。
特許文献1には、複数の装置が同一画面を共有する場合に、画面上に表示されている情報のなかに送信不可情報が認識された場合には、その情報を送信しないよう、当該情報に関係するアプリケーションを終了したり、当該アプリケーションをアイコン化したり、アイコン上に別の画像情報を描画したりする画面共有方法が開示されている。
特開2011-060000号公報
本発明は、遠隔操作される情報処理装置の操作画面を、当該情報処理装置を遠隔操作する遠隔操作端末の表示装置に共有表示させつつ遠隔操作を行う場合に、特定の処理をするにあたって表示される操作画面に含まれる隠蔽対象情報が、遠隔操作端末側において判別されることを防止することを目的とする。
第1態様に係る情報処理装置は、
外部の遠隔操作端末による遠隔操作の受け入れ時に、表示手段に表示する操作画面の画像を前記遠隔操作端末に対して送信する送信手段と、
隠蔽対象情報が含まれる操作画面を前記表示手段に表示させる操作が実行された場合に、前記操作画面に含まれる隠蔽対象情報が、前記遠隔操作端末において表示されないように前記操作画面の画像の表示制御を行う表示制御手段と、を備える。
第2態様に係る情報処理装置は、第1態様に係る情報処理装置において、前記表示制御手段が、前記操作画面において、前記遠隔操作端末において表示されない隠蔽対象情報が、前記操作画面における当初の表示状態から異なる表示状態となることで判別不可能となるように表示制御を行う。
第3態様に係る情報処理装置は、第1態様に係る情報処理装置において、前記表示制御手段が、隠蔽対象情報が含まれる操作画面を前記表示手段に表示させるような操作が実行された場合に、前記操作画面に含まれる隠蔽対象情報以外の表示情報が、前記遠隔操作端末において表示されるように前記操作画面の画像の表示制御を行う。
第4態様に係る情報処理装置は、第1態様~第3態様の何れかに係る情報処理装置において、前記表示制御手段が、隠蔽対象情報が含まれる操作画面を前記表示手段に表示させるような操作として、隠蔽対象情報を入力する操作が実行されようとする場合に、前記表示制御を行う。
第5態様に係る情報処理装置は、第1態様~第4態様の何れかに係る情報処理装置において、前記操作画面に含まれる隠蔽対象情報が前記遠隔操作端末において表示されていない場合に、前記隠蔽対象情報を表示させる隠蔽解除指示を受け付ける受付手段を備え、前記遠隔操作端末において表示されていない隠蔽対象情報に対する隠蔽解除指示を当該受付手段が受け付けた場合に、前記送信手段は、前記隠蔽対象情報の隠蔽を解除する指示を送信することにより当該隠蔽対象情報を表示可能な状態にする。
第6態様に係る情報処理装置は、第5態様に係る情報処理装置において、前記表示制御手段が、当該隠蔽対象情報を隠蔽するための隠蔽指示情報を生成して前記操作画面の画像とともに送信可能な状態とし、前記受付手段により前記隠蔽対象情報に対する隠蔽解除指示を受け付けた場合に、前記表示制御手段は当該隠蔽対象情報の隠蔽を解除する隠蔽解除情報を生成し、前記送信手段が当該隠蔽解除情報を前記遠隔操作端末に送信し、前記隠蔽対象情報を表示可能な状態とする。
第7態様に係る情報処理装置は、第5態様又は第6態様に係る情報処理装置において、前記表示制御手段は、それぞれの隠蔽対象情報に対して予め設定された隠蔽度合いに応じて当該隠蔽対象情報を当初の表示状態から異なる表示状態とする。
第8態様に係る情報処理装置は、
受信した操作画面の画像を表示する第1の表示手段と、入力操作手段と、を有する遠隔操作端末と、
前記遠隔操作端末による遠隔操作の受け入れ時に、第2の表示手段に表示する操作画面の画像を前記遠隔操作端末に対して送信する送信手段と、
隠蔽対象情報が含まれる操作画面を前記第2の表示手段に表示させるような操作が実行された場合に、前記操作画面に含まれる隠蔽対象情報が、前記第2の表示手段において表示されないように前記操作画面の画像の表示制御を行う表示制御手段と、を有する情報処理装置と、を備える遠隔制御システムである。
第9態様に係る情報処理装置は、
情報処理装置を構成するコンピュータに、
外部の遠隔操作端末による遠隔操作の受け入れ時に、表示手段に表示する操作画面の画像を前記遠隔操作端末に対して送信するステップと、
隠蔽対象情報が含まれる操作画面を前記表示手段に表示させるような操作が実行された場合に、前記操作画面に含まれる隠蔽対象情報が、前記遠隔操作端末において表示されないように前記操作画面の画像の表示制御を行うステップと、を実行させるプログラムである。
第1態様によれば、遠隔操作される情報処理装置の操作画面を、当該情報処理装置を遠隔操作する遠隔操作端末の表示装置に共有表示させつつ遠隔操作を行う場合に、特定の処理をするにあたって表示される操作画面に含まれる隠蔽対象情報が、遠隔操作端末側において判別されることを防止する情報処理装置を提供できる。
第2態様によれば、操作画面に含まれる隠蔽対象情報が遠隔操作端末側において判別されることを防止できる。
第3態様によれば、操作画面に含まれる隠蔽対象情報が遠隔操作端末側において判別されることを防止できる。
第4態様によれば、隠蔽対象情報を入力する操作が実行されようとした際に、当該操作画面に含まれる隠蔽対象情報が遠隔操作端末側において判別されることを防止できる。
第5態様によれば、情報処理装置側、遠隔操作端末側のいずれかにおいて隠蔽解除指示が入力された場合に、遠隔操作端末側において当該隠蔽解除指示された隠蔽対象情報を判別可能とすることができる。
第6態様によれば、隠蔽解除指示が入力された場合に、当該隠蔽対象情報に関係する情報を送信することなく隠蔽解除指示を送信するだけで遠隔操作端末側において当該隠蔽対象情報を判別可能とすることができる。
第7態様によれば、情報処理装置側および遠隔操作端末側において各情報の隠蔽度合いを判別することが可能となる。
第8態様によれば、遠隔操作される情報処理装置の操作画面を、当該情報処理装置を遠隔操作する遠隔操作端末の表示装置に共有表示させつつ遠隔操作を行う場合に、特定の処理をするにあたって表示される操作画面に含まれる隠蔽対象情報が、遠隔操作端末側において判別されることを防止する遠隔制御システムを提供できる。
第9態様によれば、遠隔操作される情報処理装置の操作画面を、当該情報処理装置を遠隔操作する遠隔操作端末の表示装置に共有表示させつつ遠隔操作を行う場合に、特定の処理をするにあたって表示される操作画面に含まれる隠蔽対象情報が、遠隔操作端末側において判別されることを防止するように情報処理装置のコンピュータを動作させるプログラムを提供できる。
本発明の一実施形態における遠隔制御システム10の一例を示す概略図である。 本発明の一実施形態における画像形成装置20のハードウェア構成図である。 本発明の一実施形態における画像形成装置20の機能ブロック図である。 本発明の一実施形態における遠隔操作端末40のハードウェア構成図である。 本発明の一実施形態における遠隔操作端末40の機能ブロック図である。 本発明の一実施形態において遠隔操作端末40により画像形成装置20が遠隔操作される際の画像形成装置20の動作の流れを示すフローチャートである。 本発明の一実施形態における、画像形成装置20の通常操作時に表示装置204に表示される操作画面700の一例を示す図である。 本発明の一実施形態における、画像形成装置20の表示装置204に表示される、遠隔操作依頼画面800の一例を示す図である。 本発明の一実施形態において、遠隔操作端末40による遠隔操作が予め設定された条件を満たす操作である場合の、画像形成装置20の表示装置204に表示される画面900(図9(A))と、遠隔操作端末40の表示装置405に表示される操作画面950(図9(B))の一例を示す図である。 本発明の一実施形態において、遠隔操作端末40による遠隔操作が予め設定された条件を満たす操作ではない場合の、画像形成装置20の表示装置204に表示される画面1000(図10(A))と、遠隔操作端末40の表示装置405に表示される操作画面1050(図10(B))の一例を示す図である。 本発明の第2実施形態における遠隔操作端末40の機能ブロック図である。 本発明の第2実施形態における画像形成装置20の動作の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態における画像形成装置20の動作の流れを示す、図12の「B」および「D」部分に引き続く部分のフローチャートである。 画像形成装置20の表示装置204に表示される宛先選択画面1400の一例である。 画像形成装置20の表示装置204に表示される詳細情報表示画面1500の一例である。 画像形成装置20の表示装置204に表示される隠蔽処理済みの詳細情報表示画面1600の一例である。 画像形成装置20の表示装置204に表示されるマスク処理された詳細情報表示画面1700の一例である。 画像形成装置20の表示装置204に表示される許可確認画面1800の一例である。 第2実施形態における遠隔操作端末40の動作の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態において遠隔操作端末40の表示装置405に表示される隠蔽解除不許可画面2100一例である。 第3実施形態における画像形成装置20の動作の流れを示すフローチャートである。 第3実施形態において画像形成装置20の表示装置204に表示される隠蔽解除確認画面2200の一例である。 第3実施形態における遠隔操作端末40の動作の流れを示すフローチャートである。 第4実施形態において画像形成装置20の表示装置204に表示される先行確認画面2400の一例を示す図である。
[第1実施形態]
本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施形態の遠隔制御システム10の一例を示す概略図である。遠隔制御システム10は、図1に示すように、画像形成装置20と、ネットワーク30を介してこの画像形成装置20に接続された遠隔操作端末40を含む。
画像形成装置20は、例えば顧客のオフィス50に設置され、普段は当該オフィス50で業務を行う利用者60が使用する。一方、遠隔操作端末40は、例えば画像形成装置20の管理会社が運営するサービスセンタ70に設置され、オペレータ兼サービスエンジニア(遠隔操作者80)により操作される。利用者60は何らかの障害が生じた場合や所望の操作を依頼したい場合に、画像形成装置20の操作パネル(後述する)を操作したり、電話を掛けたりすることによってサービスセンタに連絡し、オペレータ兼サービスエンジニアが遠隔操作端末40から画像形成装置20を遠隔操作し、必要とされる操作を行う。
図2は、画像形成装置20のハードウェア構成を示す。画像形成装置20は、制御用マイクロプロセッサ201、メモリ202、記憶装置203、表示装置204、入力装置205、通信インタフェース206、画像形成部207を備え、システムバス208に接続される。
制御用マイクロプロセッサ201は、記憶装置203に記憶された制御プログラムを実行することにより画像形成装置20の各部の動作を制御統括する。
メモリ202には、画像形成装置20の画像形成部207によって印刷される印刷画像データ、遠隔操作端末40から送信されてきた遠隔制御情報、遠隔操作端末40に対して送信する操作画面の画像データ等が一時的に記憶される。
記憶装置203は、ハードディスク(HDD)やソリッド・ステート・ドライブ(SDD)によって構成され、画像形成装置20の各部を制御するための制御プログラム、表示装置204に表示される操作画面の画像データ、操作権限情報、各種設定値、例えば、印字濃度や用紙設定などの情報が記憶される。
表示装置204は、画像形成装置20の操作画面の画像を表示するものであり、液晶ディスプレイで構成される。
入力装置205は、表示装置204上に配置されるタッチパネルで構成され、利用者60は、表示装置204に表示される操作画面を視認しながら画面上に触れたりすることにより、実行する操作を選択したり、必要な情報を入力することができる。なお、表示装置204と入力装置205は、本実施形態の画像形成装置20の操作パネルを構成しており、上述のように液晶ディスプレイとその上面に設けられたタッチパネルのように同一の場所に配置される構成としてもよいし、液晶ディスプレイとそれに隣接して配置されるキーやボタンのように、別々の場所に設けられる構成としてもよい。
通信インタフェース206は、画像形成装置20と遠隔操作端末40とをネットワーク30を介して接続して通信するための通信制御を行う。
画像形成部207は、画像読取り装置、印刷装置(それぞれ図示せず)を含んでいる。画像読取り装置は、紙などの媒体の画像を読み取るためのスキャナである。また、印刷装置は、画像読取り装置によって読み取った画像を紙などの別の媒体に印字するものであるが、これらの構成についての詳細な説明については省略する。
次に、本実施形態の画像形成装置20の機能構成について、図3を参照して説明する。なお、図3は、本実施形態の画像形成装置20の機能ブロック図である。画像形成装置20の記憶装置203に記憶された制御プログラムを制御用マイクロプロセッサ201において実行することにより、画像形成装置20は、図3に示すように、通信制御部221、表示制御部222、遠隔操作受入部223、操作権限監視部224、各種操作実行部225として機能する。
通信制御部221は、遠隔操作端末40から送信されてきた遠隔制御情報を受信し、その情報をメモリ202に一時的に記憶する。また、通信制御部221は、遠隔操作端末40による遠隔操作の受け入れ時に、画像形成装置20の入力装置205に表示される操作画面の画像データ、或いは遠隔操作端末40の遠隔操作に応じて後述する表示制御部222により生成される操作画面の画像データを遠隔操作端末40に送信する。
表示制御部222は、利用者60が入力装置205を操作した際に、その操作に応じた操作画面を生成して表示装置204に表示する。また、遠隔操作端末40によってこの画像形成装置20の遠隔操作が実行されている場合には、表示制御部222は、遠隔操作端末40から送信されてくる遠隔制御情報に応じて表示装置204に表示するための操作画面の画像データを生成する。或いは、表示制御部222は、後述する遠隔操作受入部223によって入力装置205が操作される際に、その操作に応じて表示装置204に表示するための操作画面の画像データを生成する。
さらに、この遠隔操作が実行されている際に、表示制御部222は、当該遠隔操作が予め設定された条件を満たしているかを判断し、予め設定された条件を満たす遠隔操作が実行される場合に、遠隔操作端末40に対して、生成された操作画面の画像を通信制御部221を介して送信する一方で、表示装置204に対しては、当該遠隔操作に応じて生成された操作画面の画像を表示しない制御を行う。
具体的には、表示制御部222は、予め設定された条件を満たす遠隔操作が実行される場合に、操作画面の画像とは異なる画像を表示装置204に表示する制御を行う。例えば、表示制御部222は、記憶装置203に記憶された代替画面の画像データを取得して表示装置204に表示する。或いは、表示制御部222は、予め設定された条件を満たす遠隔操作が実行される場合に、遠隔操作端末40に送信される操作画面の内容を視認不可能にした画像を表示装置204に対して表示する制御を行うようにしてもよい。
なお、予め設定された条件を満たす遠隔操作とは、管理者権限を有する者にのみ許可されている遠隔操作が実行された場合のことをいう。例えば、これには、管理者権限を有する者が画像形成装置20の管理者権限モードにログインしてからログアウトするまでの間の処理が含まれる。その場合に、表示制御部222は、遠隔操作端末40に送信される操作画面の画像とは異なる画面を表示装置204に対して表示する制御、或いは遠隔操作端末40に送信される操作画面の内容を視認不可能にした画像を表示装置204に対して表示する制御を行う。なお、これらの制御は、管理者権限を有する者にのみ許可されている操作モードの開始時から終了時までの間実行される。
遠隔操作受入部223は、利用者60が入力装置205を操作し、遠隔操作の依頼を行う操作を選択した場合に、遠隔操作端末40に対して遠隔操作依頼を通信制御部221を介して送信する。そして、遠隔操作端末40から送信されてきたログイン情報を受信し、ログイン情報が正しければ、当該遠隔操作端末40による自装置の遠隔操作を受け入れ可能な状態とする。また、遠隔操作受入部223は、遠隔操作受け入れ時に、遠隔操作端末40から送信されてきた遠隔制御情報を解釈し、その情報に応じて入力装置205を操作する。
操作権限監視部224は、利用者60による入力装置205の操作、或いは遠隔操作受入部223によって行われる入力装置205の操作を監視し、当該操作が管理者権限を有する者のみに許可されている操作か否かを判断する。そして、操作権限監視部224は、当該操作が管理者権限を必要とする利用者60のみに許可されている操作であると判断した場合には、認証要求画面を表示させるように表示制御部222に通知する。また、利用者60又は遠隔操作端末40を操作する遠隔操作者80が直接または遠隔的に入力装置205を介して入力した認証情報を認証し、認証情報が正しければ画像形成装置20の操作モードを管理者権限モードに移行し、管理者権限モードに移行した旨を表示制御部222に通知する。また、利用者60または遠隔操作者80により管理者権限モードから出る操作から行われた際には、操作権限監視部224は、画像形成装置20の操作モードを管理者権限モードから通常モードに移行するとともに、管理者権限モードを終了して通常モードに移行した旨を表示制御部222に通知する。なお、操作権限監視部224により、認証要求画面を表示させる時点から管理者権限モードに移行したものとみなされるようにしてもよい。
各種操作実行部225は、利用者60により直接または遠隔操作者80による遠隔操作により間接的に入力装置205が操作された場合に、その操作に応じた各種機能を実行する。それらの機能には、例えば、画像のスキャン、画像の複写、画像形成装置20の各種設定値の変更(例えば、印字濃度、用紙設定など)、画像形成装置のファームウェアの更新、メニューの追加、アプリケーションプログラムの追加などが含まれる。
次に、図4、5を参照し、本実施形態の遠隔制御システム10を構成する遠隔操作端末40について説明する。なお、図4は、遠隔操作端末40のハードウェア構成を示す図である。図4に示すように、遠隔操作端末40は、CPU401、メモリ402、記憶装置403、通信インタフェース404、表示装置405、入力装置406を備え、それぞれシステムバス407に接続されている。
CPU401は、記憶装置403に記憶された制御プログラムに基づいて遠隔操作端末40の各部の動作を制御統括する。
メモリ402には、遠隔操作端末40が受信した画像形成装置20の操作画面の画像データ、遠隔操作依頼の情報が一時的に記憶される。また、メモリ402には、後述する遠隔制御部によって生成された遠隔制御情報が一時的に記憶される。
記憶装置403は、ハードディスク(HDD)やソリッド・ステート・ドライブ(SDD)によって構成され、遠隔操作端末40の各部を制御するための制御プログラム、画像形成装置20を遠隔操作するためのアプリケーションプログラムが記憶される。
通信インタフェース404は、この遠隔操作端末40と画像形成装置20とをネットワーク30経由で接続して通信を行うための通信制御を行う。
表示装置405は、液晶モニタであり、画像形成装置20から送信されてきた遠隔操作依頼の画面、遠隔操作を開始するための接続設定画面、および画像形成装置20をこの遠隔操作端末40から遠隔操作を行っている際に画像形成装置20において生成された操作画面の画像データが表示される。
入力装置406は、キーボード、マウス、タッチパッドであり、遠隔操作者80が表示装置405に表示される画像を視認しつつこれらの入力装置406を操作することにより、遠隔操作端末40を画像形成装置20と接続し、画像形成装置20を遠隔操作する。
図5は、遠隔操作端末40の機能ブロック図である。図5に示すように、遠隔操作端末40は、記憶装置403に記憶された制御プログラムをCPU401において実行することにより、ログイン部421、遠隔制御部422として機能する。
ログイン部421は、画像形成装置20から送信されてきた遠隔操作依頼を受信した場合に、ログイン画面をユーザインタフェースの表示装置405に表示し、ログイン情報を入力するように遠隔操作者80に要請するとともに、入力装置406によってログイン情報が入力された場合に、そのログイン情報を画像形成装置20に対して送信する。
遠隔制御部422は、入力装置406を用いて画像形成装置20を遠隔操作するものであり、入力装置の操作に応じて、画像形成装置20の入力装置205のいずれの場所を選択したか、或いはどのような文字を入力したかといった遠隔制御情報を生成し、ネットワーク30を介して画像形成装置20に送信する。
次に図6を参照して本実施形態の遠隔制御システム10の画像形成装置20における動作の流れを説明する。なお、図6は、遠隔操作端末40による遠隔操作時における画像形成装置20の動作の流れを示すフローチャートである。
ステップS601において、画像形成装置20は利用者60による通常の操作を受け入れる。この通常の操作とは、例えば、利用者60が画像形成装置20の表示装置204に表示される操作画面を視認しながら入力装置205を操作した際に、表示制御部222が当該操作に応じた操作画面の画像を生成して表示装置204に表示するとともに、各種操作実行部225が当該操作に応じて各種の操作を実行することが含まれる。また、通常の操作には、例えば、画像のスキャン、画像の複写、画像形成装置20の各種設定値の変更(例えば、印字濃度、用紙設定など)が含まれる。
ここで、図7は、画像形成装置20の通常操作時における表示装置204に表示される操作画面700の一例を示す図である。操作画面700には、複数のメニュー、例えば、「画像のスキャン」、「コピー」、「設定」などのアイコン710が表示される。画像形成装置20の利用者60は表示装置204に表示された操作画面700を視認しながら所望のメニューのアイコン710を選択すると、各種操作実行部225は、当該選択されたメニューに対応する機能、つまり画像のスキャン、画像の複写、画像形成装置20の各種設定値の変更(例えば、印字濃度、用紙設定など)などが実行される。なお、操作画面700には後述する「遠隔操作依頼」のメニューアイコン720も表示されている。
ステップS602において、遠隔操作受入部223は、利用者60が入力装置205を操作して遠隔操作端末40に対する遠隔操作依頼を行ったか否かを判断する。遠隔操作依頼が行われていないと判断された場合にはステップS601に戻り、通常の操作を引き続き受入れ、それに対応する処理を継続して実行する。一方、ステップS602において遠隔操作依頼が行われたと判断された場合にはステップS603に進む。
ここで、図8は、画像形成装置20の表示装置204に表示される遠隔操作依頼画面800の一例を示す図である。この遠隔操作依頼画面800は、画像形成装置20の利用者60が図7のメニューの中から「遠隔操作依頼」のメニューアイコン720を選択した際に遠隔操作受入部223の指示および表示制御部222によって生成され表示されてもよいし、画像形成装置20の利用者60が通常操作時にエラー等が発生した場合に操作画面に自動的に表示されるようにしたり、或いはエラー発生時に操作画面上に「遠隔操作依頼」のアイコンを表示させ、それを利用者60が選択した際に表示装置204に表示されるものであってもよい。
図8に示すように、遠隔操作依頼画面800には、例えば、「サービスセンタに接続し、遠隔操作を依頼します。よろしいですか?」といった確認メッセージ810、「了承」アイコン820、「中止」アイコン830が表示される。利用者60が「了承」アイコン820を選択すると、図6のステップS603に進む。利用者60が「中止」アイコン830を選択した場合は、図6のステップS601に戻る。
ステップS603において、遠隔操作受入部223は、遠隔操作端末40に対して遠隔操作依頼を通信制御部221を介して送信する。遠隔操作端末40はこの遠隔操作依頼を受信すると、遠隔操作端末40のログイン部421がログイン画面をユーザインタフェースの表示装置405に表示し、ログイン情報を入力するように遠隔操作者80に要請するとともに、遠隔操作者80が入力装置406を操作することによってログイン情報を入力した場合に、そのログイン情報を画像形成装置20に対して送信する。
ステップS604において、画像形成装置20の遠隔操作受入部223は遠隔操作端末40から受信したログイン情報を認証し、ログイン情報が正しければ自装置を遠隔操作端末40による遠隔操作の受け入れ可能な状態とする。
ステップS605において、遠隔操作受入部223は、遠隔操作端末40による画像形成装置20の遠隔操作を終了するか否かを判断する。具体的には、遠隔操作端末40のログイン部421から送信されたログアウト処理要請を受信した場合に、遠隔操作を終了すると判断する。遠隔操作受入部223は、遠隔操作を終了すると判断した場合に、ステップS606に進む。ステップS606において、遠隔操作受入部223は、遠隔操作端末40の遠隔制御部422による自装置の遠隔操作を受け入れ不可能な状態にし、ステップS601に戻り、画像形成装置20の利用者60による通常の操作を受け入れる。ステップS605において、遠隔操作受入部223が、遠隔操作端末40による自装置の遠隔操作は終了しないと判断した場合、ステップS607に進む。
ステップS607において、画像形成装置20の表示制御部222は、操作画面の画像を生成する。生成される操作画面の画像は、遠隔操作端末40の遠隔制御部422から送信される遠隔制御情報に応じて画像形成装置20の遠隔操作受入部223が入力装置205を操作する際の操作に応じた操作画面の画像である。
ステップS608において、通信制御部221は、表示制御部222によって生成された操作画面の画像データを遠隔操作端末40に送信する。操作画面の画像データは遠隔操作端末40において受信されると、遠隔制御部422は、受信した操作画面の画像データを表示装置405に表示する。
ステップS609において、遠隔操作端末40を操作する遠隔操作者80は表示装置405に表示される画像を視認しながら入力装置406を操作することにより画像形成装置20の入力装置205の遠隔的な操作を行う。
ステップS610において、表示制御部222は、遠隔操作端末40による入力装置205の遠隔操作が予め設定された条件を満たしているか否かを判断する。なお、この設定条件は、画像形成装置20の記憶装置203に記憶されているものとする。予め設定された条件を満たす遠隔操作には、例えば、管理者権限を有する者にのみ許可されている操作、具体的には、画像形成装置20の管理者権限モードにログインしてからログアウトするまでの処理が含まれる。このとき、画像形成装置20の操作権限監視部224が、入力装置205に対する遠隔操作を監視し、当該操作が管理者権限を有する者にのみ許可される操作(ログイン中の処理操作)であるか否かを判断する。当該操作が予め設定された条件を満たしている場合にはステップS611へ進み、当該操作が予め設定された条件を満たしていない場合はステップS612へ進む。
ステップS611において(つまり、遠隔操作が予め定められた条件を満たしている場合)、表示制御部222は、生成された操作画面の画像データを画像形成装置20の表示装置204に表示させないようにする。その代わりに、表示制御部222は、記憶装置203に記憶された代替画像の画像データを取得し、表示装置204に表示させる。したがって、このとき、画像形成装置20の表示装置204に表示される画面と遠隔操作端末40の表示装置405に表示される画面は異なるものとなる。或いは、当該操作画面を、視認できないようにする画像処理を当該画像データに施し、当該視認できないように処理された操作画面の画像データを表示装置204に表示させてもよい。具体的には、操作画面に対してモザイク処理やぼかし処理を施したりし、視認不可能な画像に加工処理する。その後、ステップS605に戻り、遠隔操作端末40による画像形成装置20の遠隔操作が終了するまでステップS605~S611またはステップS605~S612の処理を行う。
ここで、図9は、遠隔操作端末40により行われる遠隔操作が予め設定された条件を満たす操作であると表示制御部222に判断された場合に画像形成装置20の表示装置204に表示される画面900(図9(A))と、遠隔操作端末40の表示装置405に表示される操作画面950(図9(B))の一例を示す図である。図9(A)に示されるように、画像形成装置20の表示装置204に表示される画面900には、「現在、サービスセンタのオペレータにより遠隔操作されています。」というメッセージ910が表示され、遠隔操作端末40により画像形成装置20に対して具体的にどんな操作が行われているのかは、この画像形成装置20を直接操作していた利用者60が画像形成装置20の表示装置204を通して視認することはできない。一方、図9(B)に示されるように、遠隔操作端末40の表示装置405には、画像形成装置20の表示装置204に表示されない操作画面950が表示され、遠隔操作端末40を操作する遠隔操作者80はこの操作画面950を視認しながら、ファームウェアの更新やメニューの追加、新しいアプリケーションの追加処理などの、管理者権限を有する者にのみ許可されている操作を行うことができる。
ステップS610において、表示制御部222により、遠隔操作端末40による遠隔操作が予め設定された条件を満たしていないと判断された場合、ステップS612に進み、ステップS612において、表示制御部222は、生成された操作画面の画像データを画像形成装置20の表示装置204に表示する。このとき、画像形成装置20の表示装置204に表示される操作画面と遠隔操作端末40の表示装置405に表示される操作画面は同一となる。その後、ステップS605に戻り、遠隔操作端末40による画像形成装置20の遠隔操作が終了するまでステップS605~S611またはステップS605~S612の処理を行う。
ここで、図10は、遠隔操作端末40により行われる遠隔操作が予め設定された条件を満たす操作ではないと表示制御部222に判断された場合に画像形成装置20の表示装置204に表示される画面1000(図10(A))と、遠隔操作端末40の表示装置405に表示される操作画面1050(図10(B))の一例を示す図である。図10(A)に示されるように、画像形成装置20の表示装置204に表示される画面1000には、例えば、給排紙についての設定、印刷品質についての設定が表示される。
また、図10(B)に示されるように、遠隔操作端末40の表示装置405には、画像形成装置20の表示装置204に表示されているのと同様の操作画面1050が表示され、遠隔操作端末40を操作する遠隔操作者80はこの操作画面1050を視認しながら、管理者権限を有する者以外にも許可されている操作、例えば、印字濃度や用紙設定などの各種設定値の変更操作を行うことができる。
なお、上記実施形態においては、遠隔操作端末によって遠隔操作される情報処理装置として画像形成装置を例示して説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、情報処理装置としてパーソナルコンピュータや、他の産業用マシンなど、表示装置や入力装置を備える他の情報処理装置においても適用可能である。
それらの情報処理装置において、上記実施形態で説明したように、遠隔操作端末によって情報処理装置が遠隔操作されている場合に、管理者権限を有する者にのみ許可されている管理者権限モードなどの予め設定された条件を満たす操作が行われている間、実際の操作画面は情報処理装置の表示装置において視認不可能となる。
なお、上記実施形態において、予め設定された条件は、画像形成装置20の記憶装置203に記憶されているものとして説明したが、この条件は、遠隔操作端末40において設定、記憶され、条件を満たす操作が行われた際に、画像形成装置20に通知するような構成としてもよい。
さらに、上記実施形態において、予め設定された条件として、画像形成装置20の管理者権限モードにログインしてからログアウトするまでの処理について説明したが、遠隔操作者がログインしようとしてログイン画面に管理者IDやパスワードなどを入力するログイン画面が表示する処理が行われた場合も上記予め設定された条件に含めるようにしてもよい。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態を、図11~図21を参照して説明する。なお、第2実施形態の遠隔制御システム10は、第1実施形態の遠隔制御システム10と比べた場合、遠隔操作端末40の機能を除いたその他の構成は同様であるので、同一の構成要素については同一の参照符号を用いて説明し、当該構成要素についての詳細な説明は省略する。
図11は、本発明の第2実施形態における遠隔操作端末40の機能ブロック図である。図11に示すように、遠隔操作端末40は、記憶装置403に記憶された制御プログラムをCPU401において実行することにより、ログイン部421A、遠隔制御部422A、表示制御部423A、隠蔽情報判定部424Aとして機能する。
ログイン部421Aは、画像形成装置20から送信されてきた遠隔操作依頼を受信した場合に、ログイン画面をユーザインタフェースの表示装置405に表示し、ログイン情報を入力するように遠隔操作者80に要請するとともに、入力装置406によってログイン情報が入力された場合に、そのログイン情報を画像形成装置20に対して送信する。
遠隔制御部422Aは、入力装置406を用いて画像形成装置20を遠隔操作するものであり、入力装置の操作に応じて、画像形成装置20の入力装置205のいずれの場所を選択したか、或いはどのような文字を入力したかといった遠隔制御情報を生成し、ネットワーク30を介して画像形成装置20に送信する。
表示制御部423Aは、画像形成装置20から送信されてきた操作画面の画像を遠隔操作端末40の表示装置405に表示する画像制御を行う。また、表示制御部423Aは、後述するように、画像形成装置20からマスク情報を受信した場合には、当該マスク情報に応じて操作画面の画像にマスク画像を合成させ、表示装置405に表示する。さらに隠蔽解除の指示があった場合に当該マスク画像を除去する画像制御を行う。
隠蔽情報判定部424Aは、画像形成装置20から受信した操作画面の画像に隠蔽情報が含まれるか否か、あるいは、隠蔽対象情報に設定された隠蔽レベルの判断を行う。また、隠蔽された隠蔽対象情報の表示部分が遠隔操作者80によって選択されたか否かの判断を行う。
図12、図13は、第2実施形態における画像形成装置20の動作の流れを示すフローチャートであり、図13は図12の「B」および「D」部分に引き続く部分である。ステップS1201において、画像形成装置20は利用者60による通常の操作を受け入れる。この通常の操作とは、例えば、利用者60が画像形成装置20の表示装置204に表示される操作画面(例えば、上記第1実施形態において説明した図7に示されるような操作画面700)を視認しながら入力装置205を操作した際に、表示制御部222が当該操作に応じた操作画面の画像を生成して表示装置204に表示するとともに、各種操作実行部225が当該操作に応じて各種の操作を実行することが含まれる。また、通常の操作には、例えば、画像のスキャン、画像の複写、画像形成装置20の各種設定値の変更(例えば、印字濃度、用紙設定など)が含まれる。
ステップS1202において、遠隔操作受入部223は、利用者60が入力装置205を操作して遠隔操作端末40に対する遠隔操作依頼を行ったか否かを判断する。遠隔操作依頼が行われていないと判断された場合にはステップS1201に戻り、通常の操作を引き続き受け入れ、それに対応する処理を継続して実行する。一方、ステップS1202において遠隔操作依頼が行われたと判断された場合にはステップS1203に進む。
ここで、画像形成装置20の表示装置204に表示される遠隔操作依頼画面は、上記第1実施形態で説明した図7のメニューの中から「遠隔操作依頼」のメニューアイコン720を選択した場合に、遠隔操作受入部の指示および表示制御部222によって生成され表示されるものであり、図8に示すものと同様であるので、詳細な説明は省略する。図8の遠隔操作依頼画面800において利用者60が「了承」アイコン820を選択した場合、ステップS1203に進み、遠隔操作受入部223は、遠隔操作端末40に対して遠隔操作依頼を、通信制御部221を介して送信する。
ステップS1204において、画像形成装置20の遠隔操作受入部223は、遠隔操作端末40から受信したログイン情報を認証し、ログイン情報が正しければ自装置を遠隔操作端末40による遠隔操作の受け入れ可能な状態とする。
ステップS1205において、遠隔操作受入部223は、遠隔操作端末40による画像形成装置20の遠隔操作を終了するか否かを判断する。具体的には、遠隔操作端末40のログイン部421から送信されたログアウト処理要請を受信した場合に、遠隔操作を終了すると判断する。遠隔操作受入部223は、遠隔操作を終了すると判断した場合に、ステップS1206に進む。ステップS1206において、遠隔操作受入部223は、遠隔操作端末40の遠隔制御部422Aによる自装置の遠隔操作を受け入れ不可能な状態にし、ステップS1201に戻り(図12の(A))、画像形成装置20の利用者60による通常の操作を受け入れる。ステップS1205において、遠隔操作受入部223が、遠隔操作端末40による自装置の遠隔操作は終了しないと判断した場合、ステップS1207に進む。
ステップS1207において、画像形成装置20の表示制御部222は、操作画面の画像を生成する。生成される操作画面の画像は、遠隔操作端末40の遠隔制御部422から送信される遠隔制御情報に応じて画像形成装置20の遠隔操作受入部223が入力装置205を操作する際の操作に応じた操作画面の画像である。例えば、図14に示すような宛先選択画面1400を生成する。図14は、利用者60が画像形成装置20の入力装置205を操作し、例えば図7に示すような「画像スキャン」アイコン710、および「メール送信」「宛先選択」といったアイコン(図示せず)を選択した場合に、画像形成装置20の表示装置204に表示される宛先選択画面1400の一例である。
宛先選択画面1400は、「メール宛先を選択してください」という確認メッセージ1410、宛先一覧表示欄1420から構成される。宛先一覧表示欄1420は複数の宛先表示部1420A、1420B…からなり、それぞれ画像形成装置20の記憶装置203に記憶されている複数の宛先が表示されている。それぞれの宛先として、「0001」、「0002」といった登録番号、「○○株式会社」、「△△商事」といった宛先名が含まれる。また、それぞれの宛先表示部1420A、1420Bには、詳細表示アイコン1430A、1430B…(以下、まとめて呼称する場合は1430)が含まれている。
ステップS1208において、表示制御部222は、ステップS1207において生成された操作画面に含まれる表示要素を抽出する。ここで、表示要素とは、操作画面を構成するそれぞれの要素のことであり、例えば、図14の宛先選択画面1400の場合、確認メッセージ1410、宛先一覧表示欄1420、詳細表示アイコン1430などである。
ステップS1209において、表示制御部222は、抽出された表示要素に隠蔽対象情報が含まれるか否かを判定する。どの表示要素が隠蔽対象情報に該当するかは、予め利用者60、あるいは画像形成装置20の管理者によって設定され、記憶装置203に記憶されているものとする。表示制御部222は、抽出された表示要素の名称を抽出し、当該名称が予め設定された表示要素に該当するかを判定する。例えば、本第2実施形態においては、電話番号そのものの情報が隠蔽対象情報に設定されているとする。図14に示す宛先選択画面1400の場合には、電話番号の表示要素が含まれていないので、隠蔽対象情報は含まれていないと判断され、ステップS1210に進む。
ステップS1210において、表示制御部222はステップS1207において生成された操作画面の画像(ここでは、宛先選択画面1400の画像)を画像形成装置20の表示装置204に表示するとともに、通信制御部221は当該操作画面の画像を遠隔操作端末40に送信し、ステップS1217に進む。
上記ステップS1209において、抽出された表示要素に隠蔽対象情報が含まれていると判定された場合、ステップS1211に進む。例えば、上述の図14において詳細表示アイコンが選択された場合、図15に示すような詳細情報表示画面1500が生成される。詳細情報表示画面1500は、宛先名表示欄1510、メールアドレス表示欄1520、電話番号表示欄1530、所属表示欄1540から構成されている。この詳細情報表示画面1500の表示要素には電話番号が含まれているため、ステップS1209において隠蔽対象情報が含まれていると判定される。なお、この時点では詳細情報表示画面1500の画像は画像形成装置20の表示装置204に表示されていない。
ステップS1211において、表示制御部222は、当該操作画面に含まれる隠蔽対象情報に設定された隠蔽レベルを判断する。ここで、隠蔽レベルとは、メールアドレス、電話番号、住所、パスワードなどの個人情報や、画像形成装置20が接続されるホストコンピュータのホスト名、IPアドレス、認証に関連したユーザ情報、ジョブメモリなどの機密情報に対して画像形成装置20の管理者あるいは利用者60が設定するもので、遠隔操作端末40からどの程度隠蔽させたいかをレベル分けしたものである。隠蔽レベルは、例えば本第2実施形態においては「常時隠蔽」、「都度確認」、「隠蔽しない」の3段階があるものとする。例えば、本第2実施形態においては、電話番号の情報が「常時隠蔽」と「都度確認」のいずれかの隠蔽レベルに設定されているものとする。なお、隠蔽レベル「隠蔽しない」については上記ステップS1209において隠蔽対象情報が含まれない場合の処理として実行されるため、以下の説明においては、隠蔽レベルが「常時隠蔽」と「都度確認」の場合の処理について説明する。
ステップS1211において隠蔽対象情報の隠蔽レベルが「常時隠蔽」であると判断された場合、ステップS1212に進み、表示制御部222は、図16に示すような当該隠蔽対象情報部分を表示されないように画像処理した隠蔽処理済みの詳細情報表示画面1600を生成する。図16に示すように、隠蔽処理済みの詳細情報表示画面1600には、隠蔽レベルが「常時隠蔽」であると設定された電話番号情報の部分が、当該詳細情報表示画面1600における当初の表示状態から異なる表示状態となることで判別不可能となった隠蔽処理部分1610が含まれている。隠蔽処理部分1610は、当初の操作画面に対して当該隠蔽対象情報の部分に網掛け処理、塗りつぶし処理、モザイク処理、ぼかし処理といった加工処理が行われている。あるいは、隠蔽処理部分1610は他の情報、例えば「隠蔽されています」といった別のメッセージの表示と置き換えられてもよい。
続くステップS1213において、上記ステップS1212において生成された隠蔽処理部分を含む操作画面の画像を画像形成装置20の表示装置204に表示するとともに、通信制御部221は当該操作画面の画像を遠隔操作端末40に送信し、ステップS1217に進む。
ステップS1211において、操作画面に含まれる隠蔽対象情報に設定された隠蔽レベルが「都度確認」であると判定された場合、ステップS1214に進む。ステップS1214において、表示制御部222は、当該隠蔽レベルが「都度確認」に設定された隠蔽対象情報、本第2実施形態では電話番号が操作画面上で表示される位置に対応するマスク情報を生成する。このマスク情報には、隠蔽対象情報を表す名称(例えば、電話番号)、および当該隠蔽情報を隠蔽するために生成されるマスク画像の座標情報(x1,y1,x2,y2)が含まれる。
ステップS1215において、表示制御部222は、ステップS1207において生成された操作画面の画像に対し、上記ステップS1214において生成されたマスク情報に基づいて生成されるマスク画像を重ねた状態で画像形成装置20の表示装置204に表示(以下、マスク処理という)する。図17は、マスク処理された詳細情報表示画面1700の一例を示す。マスク処理された詳細情報表示画面1700では、当該マスク処理された部分1710が、その他の部分と比べて異なる表示状態、例えば当該部分が周囲の部分とは異なる色のマスク画像で塗りつぶされて表示されている。
なお、画像形成装置20の利用者60が手指などで表示装置204に表示された操作画面のマスク画像部分に触れると、当該マスク画像が消え、当該マスク画像によって隠されていた隠蔽情報、つまり電話番号が表示され、利用者60により視認できるような処理を表示制御部222によって行うようにしてもよい(なお、この処理は画像形成装置20のみの動作であり、遠隔操作端末40においてマスク画像が消去されて隠蔽情報が視認可能になることはない)。
ステップS1216において、通信制御部221は、ステップS1207において生成された操作画面の画像と、ステップS1214において生成されたマスク情報とを遠隔操作端末40に送信し、ステップS1217に進む。
ステップS1217において、遠隔操作端末40を操作する遠隔操作者80は表示装置405に表示される画像を視認しながら入力装置406を操作することにより画像形成装置20の入力装置205の遠隔的な操作を行う。すると、画像形成装置20の遠隔操作受入部223は遠隔操作端末40から送信されてくる遠隔操作情報に応じて利用者60の代わりに画像形成装置20の入力装置205の操作を行い、各種操作実行部225は入力装置205の操作に応じて各種機能の実行を行う。
ステップS1218において、操作権限監視部224は、遠隔操作端末40から隠蔽解除依頼を受信したか否かを判断する。隠蔽解除依頼には、特定の隠蔽対象情報の名称が少なくとも含まれる。隠蔽解除依頼を受信していない場合、ステップS1205の処理に戻り、遠隔操作受け入れを終了するか否かを判断する。一方、ステップS1218において、隠蔽解除依頼を受信したと判断された場合、ステップS1219に進む。
ステップS1219において、表示制御部222は、図18に示すような許可確認画面1800を生成し、表示装置204に表示させ、画像形成装置20の利用者60により隠蔽解除依頼が許可されるかあるいは許可されないかを判断する。なお、図18の許可確認画面1800においては、当該隠蔽解除の依頼がある隠蔽対象情報部分に「隠蔽解除依頼があります。許可しますか」といった確認メッセージ1810、および「許可」、「許可しない」といった選択用アイコン1820が表示され、利用者60による選択を待機している。
ステップS1219において、利用者60が隠蔽解除依頼を許可したと判断された場合、つまり利用者60が許可確認画面1800の選択用アイコン1820のうち「許可」アイコンを選択した場合、ステップS1220に進む。ステップS1220において、通信制御部221は隠蔽解除指示を遠隔操作端末40に送信する。この隠蔽解除指示には隠蔽を解除する隠蔽対象情報の名称が含まれる。同時に、表示制御部222は、当該隠蔽対象情報部分のマスク画像を消去することによって、隠されていた隠蔽情報が表示され、利用者60により視認できるような状態とする。なお、隠蔽解除指示には、当該隠蔽解除を行う隠蔽対象情報の名称に加えて、当該マスク画像の座標情報(x1,y1,x2,y2)が含まれてもよい。あるいは当該マスク画像の座標情報のみであってもよい。その後、ステップS1205の処理に戻る。
一方、ステップS1219において、利用者60が隠蔽解除依頼を許可しないと判断された場合、つまり利用者60が許可確認画面1800の選択用アイコン1820のうち「許可しない」アイコンを選択した場合、表示制御部222は許可確認画面1800に表示されていた確認メッセージ1810および選択用アイコン1820を消去して図17のマスク処理された詳細情報表示画面1700の画像の表示に戻り、ステップS1221に進む。ステップS1221において通信制御部221は隠蔽解除不許可指示を遠隔操作端末40に送信し、ステップS1205の処理に戻る。
図19は、第2実施形態における遠隔操作端末40の動作の流れを示すフローチャートである。ステップS1901において、遠隔操作端末40は通信インタフェース404により、画像形成装置20から操作画面の画像を受信し、メモリ402に一時的に記憶する。同時に、画像形成装置20から操作画面の画像とともにマスク情報を受信した場合には、当該マスク情報もメモリ402に一時的に記憶する。
ステップS1902において、隠蔽情報判定部424Aは操作画面の画像とともにマスク情報を受信したか否かを判定する。受信した情報にマスク情報が含まれていないと判断された場合、ステップS1903に進み、表示制御部423Aは、画像形成装置20から受信した操作画面の画像を表示装置405に表示し、ステップS1906に進む。ここで、隠蔽情報が含まれていない操作画面の画像を受信している場合、表示装置405に表示される画像は、図14に示すような宛先選択画面1400と同一のものになる。一方、隠蔽情報が含まれている操作画面の画像を受信した場合は、表示装置405に表示される画像は、図16に示すような隠蔽処理済みの詳細情報表示画面1600と同一のものになる。
なお、操作画面に隠蔽情報が含まれている場合、遠隔操作端末40が受信する画像では既に隠蔽処理が行われているため、遠隔操作端末40は単に受信した画像をそのまま表示させるだけでよい。
一方、ステップS1902において、操作画面の画像とともにマスク情報を受信したと隠蔽情報判定部424Aが判定した場合、ステップS1904に進む。ステップS1904において、表示制御部423Aは、画像形成装置20から受信した操作画面の画像に対して、マスク情報に基づいて生成したマスク画像を合成させ、続くステップS1905において当該操作画面とマスク画像を合成させたマスク処理された操作画面の画像を表示装置405に表示する。例えば、図17に示すようなマスク処理された詳細情報表示画面1700が表示装置405に表示される。図17の詳細情報表示画面1700では、図15の詳細情報表示画面1500の電話番号表示欄1530に対応する部分にマスク画像1710が合成されて表示され、電話番号が視認不可能となっている。
続くステップS1906において、遠隔制御部422Aは、遠隔操作端末40の遠隔操作者80による入力装置406の操作に応じて、遠隔制御情報を生成し、ネットワーク30を介して画像形成装置20に送信する。
ステップS1907において、隠蔽情報判定部424Aは、遠隔操作者80による入力装置406の操作よってマスク処理が行われた箇所、つまりマスク画像の座標(x1,y1,x2,y2)によって表される矩形範囲内のいずれかの場所が選択されたか否かを判定する。マスク処理が行われた箇所が選択されなかったと判定された場合は、ステップS1908に進み、ステップS1908において、遠隔制御部422Aは、遠隔操作端末40による画像形成装置20の遠隔操作を終了するか否かを判定する。
ステップS1908において遠隔操作を終了すると判定された場合は、ログイン部421Aがログアウト処理を実行して遠隔操作端末40と画像形成装置20との接続を切断し処理を終了する。一方、遠隔操作を終了しないと判定された場合はステップS1901に戻り、画像形成装置20の遠隔操作を継続して行う。
一方、ステップS1907において、隠蔽情報判定部424Aが、遠隔操作者80による入力装置406の操作よってマスク処理が行われた箇所が選択されたと判定した場合、ステップS1909に進み、遠隔制御部422Aは、当該マスク処理が行われている箇所の隠蔽対象情報の名称を抽出し、当該隠蔽対象情報に対する隠蔽解除を依頼する、隠蔽解除依頼を画像形成装置20に送信する。この隠蔽解除依頼には当該隠蔽対象情報の名称が少なくとも含まれる。
なお、このとき、表示制御部423Aが、当該隠蔽対象情報の名称を表示装置405に表示するとともに、当該隠蔽対象情報に対する隠蔽解除を画像形成装置20の利用者60に依頼するか否かを確認する確認画面(図示せず)を生成して表示装置405に表示するようにしてもよい。そして、遠隔操作端末40の遠隔操作者80が当該確認画面の「依頼する」などのアイコンが選択された場合に、遠隔制御部422Aが上述した隠蔽解除依頼を画像形成装置20に送信するようにしてもよい。
既に上述のステップS1218、S1219において説明したように、画像形成装置20がこの隠蔽解除依頼を受信すると、画像形成装置20は、図18に示すような許可確認画面1800を画像形成装置20の表示装置204に表示させ、画像形成装置20の利用者60による隠蔽解除依頼の許可を求める。
ステップS1910において、遠隔操作端末40の隠蔽情報判定部424Aは、画像形成装置20から上記隠蔽解除依頼に対する隠蔽解除指示あるいは隠蔽解除不許可指示のいずれを受信したか判定する。隠蔽解除指示を受信した場合、ステップS1911に進む。ステップS1911において、遠隔操作端末40の表示制御部423Aは、マスク処理済みの画像からマスク画像を消去する処理を行い、表示装置405に表示することにより、隠蔽解除を行う。
なお、隠蔽解除指示には、隠蔽を解除する隠蔽対象情報の名称が含まれる。あるいは、隠蔽を解除する隠蔽対象情報に対して合成されているマスク情報、例えばマスク画像の座標情報(x1,y1,x2,y2)が含まれてもよい。なお、隠蔽解除後の操作画面の画像は既に遠隔操作端末40のメモリ402に記憶されているので、単にマスク画像を消去するだけの処理でよい。このとき、表示装置405に表示される画像は、図17において表示された詳細情報表示画面1500と同じものとなり、電話番号表示欄1730に、それまでマスク画像によって隠蔽されていた電話番号の情報が表示される。処理は、ステップS1908に戻り、遠隔操作の終了を判定する。
ステップS1910において、隠蔽情報判定部424Aが、画像形成装置20から隠蔽解除不許可指示を受信したと判定した場合、ステップS1912に進み、表示制御部423Aは、画像形成装置20の利用者60により当該マスク処理された部分の情報の表示は許可されなかった旨を示すメッセージを生成して表示装置405に表示する。図20は、遠隔操作端末40の表示装置405に表示される隠蔽解除不許可画面2100の一例を示す図である。隠蔽解除不許可画面2000では、マスク処理された部分2010はそのままで、さらに、「隠蔽解除は許可されませんでした」などの隠蔽不許可メッセージダイアログ2020が表示される。次いで、処理はステップS1908に戻り、遠隔操作の終了を判定する。
なお、上記の第2実施形態では、遠隔操作端末40からの隠蔽解除依頼を受信した時点で画像形成装置20の利用者60が当該隠蔽を解除するかどうかの指示を行っていた。そのため、隠蔽解除依頼を受信していない場合に画像形成装置20の利用者60が表示画面中のマスク処理された箇所を選択しても、単にそこに隠蔽されていた情報が画像形成装置20の表示装置204上で表示されるだけであり、遠隔操作端末40の表示装置405には表示されなかった。一方、下記第3実施形態においては、画像形成装置20の利用者60が表示画面中のマスク処理された箇所を選択した場合、当該マスク処理部分を遠隔操作端末40側で視認可能とするかどうかを画像形成装置20の利用者60が選択できるようになっている。
[第3実施形態]
図21は、第3実施形態における画像形成装置20の動作の流れを示すフローチャートである。第3実施形態における画像形成装置20、遠隔操作端末40は第2実施形態のものと同じであるので、構成や各部の機能についての詳細な説明は省略する。また、画像形成装置20における動作は、図21ステップS2101以前の処理が、第2実施形態において説明した図12のステップS1201-ステップS1217の処理と同じであるので、この部分の処理については説明を省略し、図21のステップS2101以降の処理について説明することとする。
まず、画像形成装置20の表示装置204には、上記第2実施形態の図17で説明したような、マスク処理された詳細情報表示画面1700が表示されているものとする。ステップS2101において、画像形成装置20の各種操作実行部225は、上記詳細情報表示画面1700のマスク処理された部分1710を画像形成装置20の利用者60が選択したか否かを判断する。マスク処理された部分を利用者60が選択していないと判断した場合、第3実施形態における処理を終了し、上記説明した第2実施形態における図13のステップ1217以降の処理、つまり遠隔操作端末40による遠隔操作を受け入れた動作を実行する。
ステップS2101において、マスク処理された部分を利用者60が選択したと判断された場合、ステップS2102において、表示制御部222は、図22に示すような隠蔽解除確認画面2200を生成し、表示装置204に表示する。隠蔽解除確認画面2200においては、利用者60が選択した、マスク処理された部分に「隠蔽解除しますか」といった確認メッセージ2210、および「許可」、「キャンセル」といった選択用アイコン2220が表示され、利用者60による選択を待機している。
ステップS2103において、操作権限監視部224によって隠蔽解除の許可が選択されたと判断された場合、すなわち、利用者60が隠蔽解除確認画面2200の選択用アイコン2220のうち「許可」アイコンを選択した場合、ステップS2104に進む。ステップS2104において、通信制御部221は隠蔽解除指示を遠隔操作端末40に送信するとともに、表示制御部222は、当該隠蔽対象情報部分のマスク画像を消去することによって、隠されていた隠蔽情報が表示され、利用者60により視認できるような状態とする。次いで、第3実施形態における処理を終了し、上記説明した第2実施形態における図13のステップ1217以降の処理、つまり遠隔操作端末40による遠隔操作を受け入れた動作を実行する。
一方、ステップS2103において、利用者60が隠蔽解除しない、つまり利用者60が隠蔽解除確認画面2200の選択用アイコン2220のうち「キャンセル」アイコンを選択した場合、表示制御部222は隠蔽解除確認画面2200に表示されていた確認メッセージ2210および選択用アイコン2220を消去し、図17のマスク処理された詳細情報表示画面1700の画像の表示に戻り、第3実施形態における処理を終了し、上記説明した第2実施形態における図13のステップ1217以降の処理、つまり遠隔操作端末40による遠隔操作を受け入れた動作を実行する。
次に、本第3実施形態の、遠隔操作端末40における動作の流れについて、図23を参照して説明する。ステップS2301において、遠隔操作端末40は通信インタフェース404により、画像形成装置20から操作画面の画像を受信し、メモリ402に一時的に記憶する。同時に、画像形成装置20から操作画面の画像とともにマスク情報を受信した場合には、当該マスク情報もメモリ402に一時的に記憶する。
ステップS2302において、隠蔽情報判定部424Aは操作画面の画像とともにマスク情報を受信したか否かを判定する。受信した情報にマスク情報が含まれていないと判断された場合、ステップS2303に進み、表示制御部423Aは、画像形成装置20から受信した操作画面の画像を表示装置405に表示し、ステップS2306に進む。ここで、隠蔽情報が含まれていない操作画面の画像を受信している場合、表示装置405に表示される画像は、図14に示すような宛先選択画面1400と同一のものになる。
一方、ステップS2302において、操作画面の画像とともにマスク情報を受信したと隠蔽情報判定部424Aが判定した場合、ステップS2304に進む。ステップS2304において、表示制御部423Aは、画像形成装置20から受信した操作画面の画像に対して、マスク情報に基づいて生成したマスク画像を合成させ、続くステップS2305において当該操作画面とマスク画像を合成させたマスク処理された操作画面の画像を表示装置405に表示する。例えば、図17に示すようなマスク処理された詳細情報表示画面1700が表示装置405に表示される。
ステップS2306において、遠隔制御部422Aは、遠隔操作端末40の遠隔操作者80による入力装置406の操作に応じて、遠隔制御情報を生成し、ネットワーク30を介して画像形成装置20に送信する。
ステップS2307において、隠蔽情報判定部424Aは、画像形成装置20からマスク画像の隠蔽解除指示を受信したか否かを判定する。隠蔽解除指示を受信していないと判定された場合、ステップS2309に進む。隠蔽解除指示を受信したと判定された場合、ステップS2308に進み、遠隔操作端末40の表示制御部423Aは、マスク処理済みの画像から当該隠蔽解除指示のあったマスク画像を消去する処理を行い、表示装置405に表示することにより、隠蔽解除を行う。なお、このとき、表示装置405に表示される画像は、図15において表示されたた詳細情報表示画面1500と同じものとなり、電話番号表示欄1530に、それまでマスク画像によって隠蔽されていた電話番号の情報が表示される。
ステップS2309において、遠隔制御部422Aは、遠隔操作端末40による画像形成装置20の遠隔操作を終了するか否かを判定する。遠隔操作を終了すると判定された場合は、ログイン部421Aがログアウト処理を実行して遠隔操作端末40と画像形成装置20との接続を切断し処理を終了する。一方、遠隔操作を終了しないと判定された場合はステップS2301に戻り、画像形成装置20の遠隔操作を継続して行う。
[第4実施形態]
上記の第2実施形態では、マスク処理された部分の隠蔽解除処理を行うか否かの確認を、遠隔操作端末40から画像形成装置20に対して隠蔽解除依頼があった時点で画像形成装置20の利用者60に対して行った場合の例を説明した。また、上記第3実施形態においては、画像形成装置20の利用者60が当該マスク処理された部分を選択した時点で、当該部分の隠蔽解除処理を行うか否かを利用者60に対して確認していた。しかしながら、隠蔽レベルが「都度確認」に設定された隠蔽対象情報に対する隠蔽解除処理を行うか否かを事前に利用者60に対して問い合わせるようにしてもよい。
その場合、画像形成装置20の表示装置204に、図14に示すような宛先選択画面1400を表示しているとする。このとき、画像形成装置20の利用者60または遠隔操作端末40の遠隔操作者80により詳細表示アイコン1430が選択された場合、上述の第2、第3実施形態では、引き続いて図15に示すような詳細情報表示画面1500が表示されたが、本第4実施形態では、詳細情報表示画面1500を表示する前に、画像形成装置20の表示制御部222は、図24に示すような先行確認画面2400を表示する。
先行確認画面2400は、今後表示される詳細表示画面においてマスク処理された隠蔽情報の表示を許可するか否かの確認を省略するかどうかを尋ねる確認メッセージ2410と、「省略する」、「省略しない」といった選択アイコン2420を含む。利用者60が「省略する」の選択アイコン2420を選択した場合、以降の処理において、下記の動作を実行する。
例えば、上記第2実施形態のように遠隔操作端末40の遠隔操作者80がマスク処理された隠蔽情報の部分を選択した場合には、図20で説明したような隠蔽解除不許可画面2000を表示して画像形成装置20の利用者60に隠蔽解除するか否かを改めて尋ねることはしない。その代わり、表示制御部222は当該マスク画像を消去し、図15に示すような詳細情報表示画面1500の画像を画像形成装置20の表示装置204に表示するとともに遠隔操作端末40の表示装置405にも同様の画面が反映されるようにする。
同様に、上記第3実施形態のように画像形成装置20の利用者60がマスク処理された隠蔽情報の部分を選択した場合には、図22で説明したような隠蔽解除確認画面2200を表示して画像形成装置20の利用者60に隠蔽解除するか否かを改め尋ねることはしない。その代わり、表示制御部222は当該マスク画像を消去し、図15に示すような詳細情報表示画面1500の画像を画像形成装置20の表示装置204に表示するとともに遠隔操作端末40の表示装置405にも同様の画面が反映されるようにする。
なお、上記第4実施形態においては、詳細表示画面を表示する操作(つまり、図16の「詳細表示」アイコン1630が選択される操作)が行われた際に、隠蔽解除確認画面2200を表示した。本発明は、上記の例に限定されず、例えば、ログインボタンが選択された場合に、引き続いてユーザ名やパスワードの入力画面、およびソフトキーボードが表示され、表示されたソフトキーボードを用いて上記情報の入力を行うが、その画面を表示する前に上述の先行確認画面と同様の確認を行う画面を表示するようにしてもよい。あるいは、確認画面は以降の操作の表示を許可するか、隠蔽するかの選択画面であってもよい。当該確認画面において隠蔽することが選択された場合は、当該隠蔽対象情報の名称とマスク画像の情報を画像形成装置20に送信する。
なお、上記の実施形態2~4においては、遠隔操作端末40の遠隔操作者80が遠隔操作を行い、図14の宛先選択画面1400の「詳細表示」アイコン1430を選択可能な場合の例について説明した。しかしながら、表示されているあるアイコンを選択した場合、次に表示される情報に隠蔽対象情報が含まれている場合には、遠隔操作端末40において当該アイコンを選択できないようにしてもよい。その場合、遠隔操作端末40の操作者80は電話などで画像形成装置20の利用者60に対し、当該アイコンを画像形成装置20側で選択することによって次の詳細表示画面の表示へ進んでくれるよう口頭などで依頼する必要がある。
また、上記の実施形態2~4においては、画面内に電話番号などの一つの隠蔽対象情報が含まれ、当該隠蔽対象情報に対して「常時隠蔽」あるいは「都度確認」のいずれかの隠蔽レベルが設定された場合を説明した。しかしながら、本発明は上記の例に限定されることはなく、画面内に複数の隠蔽対象情報、例えば、電話番号に加えてメールアドレス、事業所名、部署名などが含まれ、それぞれの隠蔽対象情報に対して「常時隠蔽」、「都度確認」のいずれかの隠蔽レベルが設定されるようにしてもよい。
さらに、上記実施形態2~4においては、画像形成装置20に記憶された情報のうち、画像形成装置20の利用者60が定義した情報(例えばメールアドレス、電話番号、住所、パスワードなどの個人情報や、画像形成装置20が接続されるホストコンピュータのホスト名、IPアドレス、認証に関連したユーザ情報、ジョブメモリなどの機密情報)を隠蔽対象情報とした例を説明した。しかしながら、本発明は、上記の例に限定されず、上記の機密情報を表示させる操作そのものを隠蔽対象情報として設定し、それらの情報を表示あるいは実行させるためのアイコンや項目名や操作そのものも隠蔽処理して表示されないようにしてもよい。
さらに、画像形成装置20から他の機器やデバイスに接続する接続操作、例えば、外部認証サーバへの照合操作、外部ストレージ(USBメモリを含む)への接続操作、ネットワークを介して接続された他のコンピュータへの接続操作、例えばScanToPCやSMB(Server Message Block)接続操作を隠蔽対象情報として設定し、それらの情報を表示あるいは実行させるためのアイコンや項目名や操作そのものも隠蔽処理して表示されないようにしてもよい。
また、画像形成装置20の工場出荷時以降に画像形成装置20に蓄積された情報、例えばプリントジョブの文書名などを隠蔽対象情報として設定してもよい。また、上記実施形態2~4においては、隠蔽レベルはあらかじめ設定された場合を説明したが、操作権限監視部224により、画像形成装置20の利用者60が任意の時点で設定できるようにしてもよい。また、画像形成装置20の利用者はたいてい複数存在するが、それぞれの利用者に応じて各隠蔽対象情報に対する隠蔽レベルを設定できるようにしてもよい。その場合、遠隔操作が行われている際に使用している利用者60に設定された隠蔽レベルでそれぞれの隠蔽対象情報が表示/隠蔽されるようになる。
なお、上記の例においては、隠蔽レベルが「常時隠蔽」の場合と「都度確認」の場合とで、当該隠蔽部分の表示方法を異ならせた例について説明したが、本発明は上述の例に限定されない。隠蔽レベルが異なっていても、隠蔽しない他の場所と異なる同一の表示方法で隠蔽対象情報を隠蔽してもよいし、同一の画像処理に加えて、「隠蔽されています」、「利用者の許可が必要です」といったメッセージを重ね合わせて表示することにより、隠蔽レベルが異なることを利用者60や遠隔操作者80が認識できるようにしてもよい。
また、上記の例においては、隠蔽レベルが「常時隠蔽」の隠蔽対象部分は画像形成装置20側で加工処理が行われ、遠隔操作端末40側は既に隠蔽加工処理が行われた操作画面の画像を受信して表示する例を説明した。しかしながら、本発明は上記の例に限定されず、隠蔽レベルが「常時隠蔽」の隠蔽対象部分についても、隠蔽レベルが「都度確認」の場合と同様に、当該隠蔽対象部分を隠蔽するためのマスク画像を画像形成装置20において形成し、操作画面の画像とマスク画像の情報を遠隔操作端末40に送信し、遠隔操作端末40側で操作画面に対して当該マスク画像を合成し、当該隠蔽対象部分が隠蔽されるようにしてもよい。なお、その場合には、遠隔操作端末40において、各表示要素に設定される隠蔽レベルが「常時隠蔽」「都度隠蔽」「隠蔽なし」のいずれであるかを判定する必要がある。
10 遠隔制御システム
20 画像形成装置
30 ネットワーク
40 遠隔操作端末
50 オフィス
60 利用者
70 サービスセンタ
80 遠隔操作者
201 マイクロプロセッサ
202 メモリ
203 記憶装置
204 表示装置
205 入力装置
206 通信インタフェース
207 画像形成部
208 システムバス
221 通信制御部
222 表示制御部
223 遠隔操作受入部
224 操作権限監視部
225 各種操作実行部
401 CPU
402 メモリ
403 記憶装置
404 通信インタフェース
405 表示装置
406 入力装置
407 システムバス
421、421A ログイン部
422、422A 遠隔制御部
423A 表示制御部
424A 隠蔽情報判定部

Claims (9)

  1. 外部の遠隔操作端末による遠隔操作の受け入れ時に、表示手段に表示する操作画面の画像を前記遠隔操作端末に対して送信する送信手段と、
    隠蔽対象情報が含まれる操作画面を前記表示手段に表示させる操作が実行された場合に、前記操作画面に含まれる隠蔽対象情報が、前記遠隔操作端末において表示されないように前記操作画面の画像の表示制御を行う表示制御手段と、を備える情報処理装置。
  2. 前記表示制御手段は、前記操作画面において、前記遠隔操作端末において表示されない隠蔽対象情報が、前記操作画面における当初の表示状態から異なる表示状態となることで判別不可能となるように表示制御を行う請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記表示制御手段は、隠蔽対象情報が含まれる操作画面を前記表示手段に表示させるような操作が実行された場合に、前記操作画面に含まれる隠蔽対象情報以外の表示情報が、前記遠隔操作端末において表示されるように前記操作画面の画像の表示制御を行う請求項1記載の情報処理装置。
  4. 前記表示制御手段は、隠蔽対象情報が含まれる操作画面を前記表示手段に表示させるような操作として、隠蔽対象情報を入力する操作が実行されようとする場合に、前記表示制御を行う請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記操作画面に含まれる隠蔽対象情報が前記遠隔操作端末において表示されていない場合に、前記隠蔽対象情報を表示させる隠蔽解除指示を受け付ける受付手段を備え、
    前記遠隔操作端末において表示されていない隠蔽対象情報に対する隠蔽解除指示を当該受付手段が受け付けた場合に、前記送信手段は、前記隠蔽対象情報の隠蔽を解除する指示を送信することにより当該隠蔽対象情報を表示可能な状態にする請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記表示制御手段は、当該隠蔽対象情報を隠蔽するための隠蔽指示情報を生成して前記操作画面の画像とともに送信可能な状態とし、
    前記受付手段により前記隠蔽対象情報に対する隠蔽解除指示を受け付けた場合に、前記表示制御手段は当該隠蔽対象情報の隠蔽を解除する隠蔽解除情報を生成し、
    前記送信手段が当該隠蔽解除情報を前記遠隔操作端末に送信し、前記隠蔽対象情報を表示可能な状態とする請求項5記載の情報処理装置。
  7. 前記表示制御手段は、それぞれの隠蔽対象情報に対して予め設定された隠蔽度合いに応じて当該隠蔽対象情報を当初の表示状態から異なる表示状態とする請求項5又は6記載の情報処理装置。
  8. 受信した操作画面の画像を表示する第1の表示手段と、入力操作手段と、を有する遠隔操作端末と、
    前記遠隔操作端末による遠隔操作の受け入れ時に、第2の表示手段に表示する操作画面の画像を前記遠隔操作端末に対して送信する送信手段と、
    隠蔽対象情報が含まれる操作画面を前記第2の表示手段に表示させるような操作が実行された場合に、前記操作画面に含まれる隠蔽対象情報が、前記第2の表示手段において表示されないように前記操作画面の画像の表示制御を行う表示制御手段と、を有する情報処理装置と、を備えた遠隔制御システム。
  9. 情報処理装置を構成するコンピュータに、
    外部の遠隔操作端末による遠隔操作の受け入れ時に、表示手段に表示する操作画面の画像を前記遠隔操作端末に対して送信するステップと、
    隠蔽対象情報が含まれる操作画面を前記表示手段に表示させるような操作が実行された場合に、前記操作画面に含まれる隠蔽対象情報が、前記遠隔操作端末において表示されないように前記操作画面の画像の表示制御を行うステップと、を実行するプログラム。
JP2024005465A 2017-07-04 2024-01-17 情報処理装置、遠隔制御システム、およびプログラム Pending JP2024059615A (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017130795 2017-07-04
JP2017130795 2017-07-04
JP2018113481A JP2019016349A (ja) 2017-07-04 2018-06-14 情報処理装置、遠隔制御システム、およびプログラム
JP2022092996A JP7435662B2 (ja) 2017-07-04 2022-06-08 情報処理装置、遠隔制御システム、およびプログラム

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022092996A Division JP7435662B2 (ja) 2017-07-04 2022-06-08 情報処理装置、遠隔制御システム、およびプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024059615A true JP2024059615A (ja) 2024-05-01

Family

ID=65359096

Family Applications (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018113481A Pending JP2019016349A (ja) 2017-07-04 2018-06-14 情報処理装置、遠隔制御システム、およびプログラム
JP2022092996A Active JP7435662B2 (ja) 2017-07-04 2022-06-08 情報処理装置、遠隔制御システム、およびプログラム
JP2024005465A Pending JP2024059615A (ja) 2017-07-04 2024-01-17 情報処理装置、遠隔制御システム、およびプログラム

Family Applications Before (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018113481A Pending JP2019016349A (ja) 2017-07-04 2018-06-14 情報処理装置、遠隔制御システム、およびプログラム
JP2022092996A Active JP7435662B2 (ja) 2017-07-04 2022-06-08 情報処理装置、遠隔制御システム、およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (3) JP2019016349A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7484336B2 (ja) 2020-03-31 2024-05-16 ブラザー工業株式会社 画像形成装置、画像形成システム及びプログラム

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4207050B2 (ja) * 2005-06-27 2009-01-14 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像形成装置
JP2017049851A (ja) * 2015-09-02 2017-03-09 株式会社リコー 情報処理システム、情報処理装置、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP7435662B2 (ja) 2024-02-21
JP2019016349A (ja) 2019-01-31
JP2022137026A (ja) 2022-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101937306B (zh) 多功能外设、验证服务器和系统
US7865933B2 (en) Authentication agent apparatus, authentication method, and program product therefor
JP4874937B2 (ja) 画像形成装置とコンピュータ読み取り可能な記録媒体
CN102196135A (zh) 电子设备、电子设备的使用限制方法和计算机可读记录介质
JP2012224000A (ja) 画像形成装置及び認証印刷データの管理権限委譲方法
JP2009042991A (ja) 画像処理装置、及び画像処理装置の管理システム
JP2012048442A (ja) 画像形成装置、画面共有方法及び画面共有プログラム
JP2007188477A (ja) データ処理装置、画像処理装置、プリントジョブ生成方法、プリントジョブ出力方法、プログラム、記憶媒体
JP2009259153A (ja) 情報処理装置及びその制御方法、並びに制御プログラム
JP4745657B2 (ja) データ処理装置、認証処理方法及びコンピュータプログラム
EP3113013B1 (en) Method and system for server-based transfer of gui state among terminals
JP2012141856A (ja) 情報処理装置
CN101998009B (zh) 控制服务器和多功能外设的显示屏幕控制系统
JP2024059615A (ja) 情報処理装置、遠隔制御システム、およびプログラム
KR20130071138A (ko) 사용자 정보를 이용하는 화상 형성 작업의 수행 방법 및 이를 수행하기 위한 화상 형성 장치
US8482776B2 (en) Method and system for tracking the status of a remote rendering job
EP1335280A2 (en) Peripheral apparatus, server, information processing system, and control method
CN104020966A (zh) 任务执行控制系统、任务执行系统和任务执行控制方法
KR20210008669A (ko) 과금 정보를 이용한 인쇄 잡 재개
US10114959B2 (en) Information processing apparatus, information processing method, and information processing system
EP1942439A2 (en) Document management system, method, and program, and image forming apparatus
EP4014460A1 (en) A multi-function device, a system, a method of configuring a multi-function device, and a program
KR20200114585A (ko) 화상형성장치를 이용한 출력물의 qr 코드 인쇄 방법, 및 출력물의 qr 코드 인쇄 시스템
JP7497619B2 (ja) 情報処理システム
JP5288985B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240117

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20240820

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240910