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JP2023542701A - 薬学的製剤 - Google Patents

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Abstract

ミタピバット又はその薬学的に許容される塩を含み、特定の実施形態では、ミタピバット硫酸塩、並びにフィラー、崩壊剤、潤滑剤、結合剤、及び希釈剤から選択される1つ以上の非活性成分を含む、薬学的ミニタブレットが開示される。したがって、治療状態を治療するための方法であって、それを必要とする小児対象に、薬学的有効量のミタピバット又はその薬学的に許容される塩を、食物又は水とともに投与することを含む、方法が本明細書に提供される。一態様では、治療有効量のミタピバット又はその薬学的に許容される塩を食物又は水とともに用いて、小児対象におけるピルビン酸キナーゼ欠乏症、鎌状細胞病、及びサラセミアなどの状態を治療する方法が提供される。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2020年9月25日に出願された米国仮特許出願第63/083,834号、2020年10月29日に出願された第63/107,196号、及び2021年8月30日に出願された第63/238,483号の出願日の利益を主張し、それぞれの全内容は参照により本明細書に組み込まれる。
ピルビン酸キナーゼ欠損症(PKD)は、PKLR遺伝子の劣性変異に起因するピルビン酸キナーゼR(PKR)酵素の欠損によって引き起こされる赤血球の疾患である(Wijk et al.Human Mutation,2008,30(3)446-453)。PKR活性化剤は、PKD、サラセミア(例えば、β-タレスセミア(thalessemia))、無βリポタンパク質血症若しくはBassen-Kornzweig症候群、鎌状赤血球症、発作性夜間ヘモグロビン尿症、貧血(例えば、先天性貧血(例えば、酵素病)、溶血性貧血(例えば、遺伝性及び/若しくは先天性溶血性貧血、後天性溶血性貧血、リン酸グリセリン酸キナーゼ欠乏症によって引き起こされる慢性溶血性貧血、慢性疾患の貧血、非球性溶血性貧血、又は遺伝性球胞球症)の治療に有益であり得る。PKDの治療は支持的であり、輸血、脾臓摘出、鉄過剰に対処するためのキレート療法、及び/又は他の疾患関連罹患に対する介入を含む。しかしながら、現在、PKDの根本的な原因、したがって生涯溶血性貧血の病因を治療する承認された薬はない。
ミタピバット(mitapivat)としても知られるN-(4-(4-(シクロプロピルメチル)ピペラジン-1-カルボニル)フェニル)キノリン-8-スルホンアミドは、ピルビン酸キナーゼR(PKR)の赤血球アイソフォームのアロステリック活性化剤である。例えば、国際公開第2011/002817号及び同第2016/201227号を参照されたい。これらの内容は参照により本明細書に組み込まれる。
ミタピバット(遊離塩基として、又は薬学的に許容される塩として投与される場合のいずれも)は、PKD及び他の血液疾患を治療するために開発され、現在、第2相及び第3相の臨床試験で調査されている。例えば、米国臨床試験識別子NCT02476916を参照されたい。その治療上の利点を考えると、小児及び高齢の患者並びに従来のタブレットを飲み込むのが困難な患者を含む様々な異なる患者へのミタピバット及び/又はその薬学的塩の効果的な送達のための適切な製剤を開発する必要がある。
1-(シクロプロピルメチル)-4-(4-(キノリン-8-スルホンアミド)ベンゾイル)ピペラジン-1-イウムヘミ硫酸塩セスキ水和物)といったミタピバットのヘミ硫酸塩セスキ水和物塩(本明細書の一態様では、ミタピバットヘミ硫酸塩セスキ水和物又はヘミ硫酸塩セスキ水和物と称される)は、5mg、20mg、50mg、及び100mgの強度のタブレットとして開発されてきたが、タブレット中に存在するミタピバットヘミ硫酸塩セスキ水和物の量は、それぞれ5mg、20mg、50mg、及び100mgのミタピバットに相当する量に相当する。従来のタブレットを飲み込むのが困難であり得る、かつ/又はより少量のミタピバットを必要とし得る患者集団、例えば、小児患者、高齢患者、及び嚥下に影響を及ぼす疾患を有する患者、又は他の理由で従来のタブレットを飲み込むのが困難である患者が存在することを考えると、これらの患者に投与することができるより小さく、より容易に飲み込まれる剤形の必要性が存在する。いくつかの実施形態では、その最長の寸法又は直径として、この必要性に対処するために、ミニタブレット当たり約5.0mm~約1.0mm(例えば、約2.5mm~約2.0mm)の長さと、約0.1mg~約1.5mgの強度のミタピバット又はその薬学的に許容される塩を約0.1mg~約5mgのミタピバットに相当する量で有するミニタブレットが、本明細書に開示される。より具体的には、本出願は、約0.5mg~約1.5mgのミタピバット、又は約0.5mg~約1.5mgのミタピバットに相当する量のミタピバットの薬学的に許容される塩を含むミニタブレット剤形を提供する。
また、ミタピバット及びその薬学的に許容される塩、例えば、ミタピバットヘミ硫酸セスキ水和物は、苦い基本的な味、緑色の幹の香り及びタンニンの口あたりを含む嫌悪的な感覚属性を有する傾向があることが見出されている。フレーバーは、特に小児患者において、経口薬の投与を成功させるために極めて重要である。若年小児集団にとって、食品ビヒクルと一緒に薬物を投与することが一般的である。また、食品及び剤形の混合物が、患者による薬物の許容性に影響を与える嫌悪的な感覚属性を持たないことも重要である。試験された様々な味マスキング食品ビヒクルのうち、チョコレートプリン、イチゴジャム、及びピーナッツバターは、苦味が患者に知覚されなかったように、最も好ましいプロファイルを有するミタピバット又はその薬学的に許容される塩を含むタブレット又はミニタブレットの苦味をマスキングしたことが判明した(実施例1及び2を参照)。更に、イチゴヨーグルト及びリンゴソースは、ミタピバット又はその薬学的に許容される塩を含む開示されたタブレット又はミニタブレットの苦味をマスクするために許容されるプロファイルを示した。
したがって、治療状態を治療するための方法であって、それを必要とする小児対象に、薬学的有効量のミタピバット又はその薬学的に許容される塩を、食物又は水とともに投与することを含む、方法が本明細書に提供される。一態様では、治療有効量のミタピバット又はその薬学的に許容される塩を食物又は水とともに用いて、小児対象におけるピルビン酸キナーゼ欠乏症、鎌状細胞病、及びサラセミアなどの状態を治療する方法が提供される。いくつかの態様では、小児対象が、約1歳~約12歳である。いくつかの態様では、小児対象が、約7kg~約40kg未満の体重を有する。いくつかの態様では、小児対象が、約1歳~約12歳であり、約7kg~約40kg未満の体重を有する。いくつかの態様では、小児対象が、約1歳~約2歳未満である。他の態様では、小児対象が、約20kg~約40kg未満の体重を有する。他の態様では、小児対象が、約7kg~約20kg未満の体重を有する。いくつかの態様では、対象は、薬学的に許容される塩、例えば、(1-(シクロプロピルメチル)-4-(4-(キノリン-8-スルホンアミド)ベンゾイル)ピペラジン-1-イウムヘミ硫酸塩セスキ水和物)を投与される。いくつかの態様では、ミタピバット又はその薬学的に許容される塩が、1つ以上の顆粒、例えば、約0.1mg~約5mgのミタピバット又はその薬学的に許容される塩を約0.1mg~約5mgのミタピバット、微結晶性セルロース、マンニトール、クロスカルメロースナトリウム、及びステアリルフマル酸ナトリウムに相当する量で含む薬学的ミニタブレットの形態である。いくつかの態様では、対象が、PKDを有する。他の態様では、対象が、サラセミアを有する。なおも他の態様では、対象が、鎌状赤血球症を有する。
本明細書に記載の1つの実施形態は、ある量のミタピバット又はその薬学的に許容される塩、例えば、ミタピバット硫酸塩、並びにフィラー、崩壊剤、潤滑剤、結合剤、及び希釈剤から選択される1つ以上の非活性成分を含む薬学的ミニタブレットである。いくつかの態様では、ミニタブレットが、フィルムコートを有する。一態様では、ミニタブレットが、ミタピバット又はミタピバット硫酸塩を含むその薬学的に許容される塩の嫌悪感覚特性を効果的にマスクする食品ビヒクルとの投与に適している。
本明細書に記載される別の実施形態は、本明細書に開示されるミニタブレットのうちの1つ以上を含む薬学的単位投薬システムである。一態様では、単位用量が、約1mg~約200mgの量で、ミタピバット又はその薬学的に許容される塩を送達するように配置される。いくつかの実施形態では、単位用量が、約0.25mg、約0.5mg、約1mg、約2mg、約3mg、約4mg、約5mg、約6mg、約7mg、約8mg、約9mg、約10mg、約16mg、約15mg、約30mg、約25mg、約50mg、約60mg、約70mg、約75mg、約80mg、約90mg、又は約100mgの量で、ミタピバット又はその薬学的に許容される塩を送達するように配置される。いくつかの実施形態では、単位用量が、サラセミア対象に対して1日に1回又は2回、約16mg、約30mg、約50mg、又は約100mgの量で、ミタピバット又はその薬学的に許容される塩を送達するように配置される。いくつかの実施形態では、単位用量が、ミタピバット又はその薬学的に許容される塩を、0.25mg、約0.5mg、約1mg、約2mg、約3mg、約4mg、約5mg、約6mg、約7mg、約8mg、約9mg、約10mgの量で送達するように配置された単一のミニタブレットである。他の実施形態では、単位用量が、ミタピバット又はその薬学的に許容される塩を、0.25mg、約0.5mg、約1mg、約2mgの量で送達するように配置された単一のミニタブレットである。いくつかの実施形態では、単位用量が、PKDを有する対象に本明細書に記載される量で、ミタピバット又はその薬学的に許容される塩を送達するように配置される。更に他の実施形態では、単位用量が、鎌状赤血球疾患を有する対象に本明細書に記載される量で、ミタピバット又はその薬学的に許容される塩を送達するように配置される。いくつかの実施形態では、単位用量が、約1歳~約2歳のサラセミア対象に約16mgのミタピバットを送達するように配置される。いくつかの実施形態では、単位用量が、約2歳~約6歳のサラセミア対象に、約30mgのミタピバットを送達するように配置される。いくつかの実施形態では、単位用量が、約6歳~約12歳のサラセミア対象に、約50mgのミタピバットを送達するように配置される。いくつかの実施形態では、単位用量は、約12歳~約18歳のサラセミア対象に、約100mgのミタピバットを送達するように配置される。いくつかの実施形態では、単位用量は、少なくとも18歳のサラセミア対象に、約100mgのミタピバットを送達するように配置される。いくつかの実施形態では、単位用量は、サラセミア対象に対して、1日1回、約16mg、約30mg、約50mg、又は約100mgのミタピバットを送達するように配置される。いくつかの実施形態では、単位用量は、PKD対象に対して、1日2回、約10mg、約15mg、約25mg、約50mgのミタピバットを送達するように配置される。いくつかの実施形態では、単位用量は、約1歳~約2歳のPKD対象に、約10mgのミタピバットを送達するように配置される。いくつかの実施形態では、単位用量は、約2歳~約6歳のPKD対象に、約15mgのミタピバットを送達するように配置される。いくつかの実施形態では、単位用量は、約6歳~約12歳のPKD対象に、約25mgのミタピバットを送達するように配置される。いくつかの実施形態では、単位用量は、約12歳~約18歳のPKD対象に、約50mgのミタピバットを送達するように配置される。いくつかの実施形態では、単位用量は、少なくとも12歳のPKD対象に、約50mgのミタピバットを送達するように配置される。いくつかの実施形態では、単位用量は、PKD対象に対して1日1回、約10mg、約15mg、約25mg、約50mgのミタピバットを送達するように配置される。薬学的単位投薬システムは、例えば、開示されたミニタブレットが梱包されている小袋又はスティックパックである。
本開示は、対象(例えば、小児患者、高齢患者、又は嚥下困難な患者)の貧血を治療する方法であって、本明細書に開示される薬学的有効量の1つ以上のミニタブレットを対象に投与することを含む、方法を更に提供する。ある特定の実施形態では、貧血は、I型、II型、III型、又はIV型の先天性赤血球生成異常性貧血等の赤血球生成異常性貧血である。
本開示は、対象(例えば、小児患者、高齢患者、又は嚥下困難な患者)における溶血性貧血(例えば、ホスホグリセリン酸キナーゼ欠損症によって引き起こされる慢性溶血性貧血、Blood Cells Mol Dis,2011;46(3):206)を治療するための方法であって、薬学的有効量の本明細書に開示されるミニタブレットを対象に投与することを含む、方法を更に提供する。ある特定の実施形態では、溶血性貧血が、多系統疾患の一部として、遺伝性及び/又は先天性溶血性貧血、後天性溶血性貧血、又は貧血である。ある特定の実施形態では、溶血性貧血が、先天性貧血である。ある特定の実施形態では、溶血性貧血が、遺伝性(例えば、非球状赤血球溶血性貧血又は遺伝性球状赤血球症)である。
本開示は、対象(例えば、小児患者、高齢患者、又は嚥下困難な患者)における鎌状赤血球疾患(SCD)を治療するための方法であって、本明細書に開示される薬学的有効量のミニタブレットを対象に投与することを含む、方法を更に提供する。いくつかの実施形態では、提供される方法が、SCD対象における血管閉塞性危機(VOC)を低減する。いくつかの実施形態では、本方法は、SCD対象にヒドロキシ尿素(HU)を投与することを更に含む。
本開示は、対象(例えば、小児患者、高齢患者、又は嚥下困難な疾患又は状態を有する患者)において、サラセミア(例えば、α-サラセミア及び/又はβ-サラセミア)、遺伝性スフェロット症、遺伝性エリプトサイトーシス、無βリポタンパク血症(又はバッセン-コルツヴァイク症候群)、発作性夜間ヘモグロビン尿症、後天性溶血性貧血(例えば、先天性貧血(例えば、酵素病))、鎌状細胞疾患、又は慢性疾患の貧血を治療するための方法であって、本明細書に開示されるミニチンの有効量を投与することを含む、方法を更に提供する。一実施形態では、後天性溶血性貧血が、先天性貧血を含む。ある特定の実施形態では、提供される方法が、サラセミアを治療することである。ある特定の実施形態では、サラセミアが、β-サラセミアである。ある特定の実施形態では、サラセミアが、α-サラセミアである。
本開示は、対象(例えば、小児患者、高齢患者、又は嚥下困難を有する患者)におけるピルビン酸キナーゼ欠乏症(PKD)を治療するための方法を更に提供し、本方法は、本明細書に開示される薬学的有効量のミニタブレットを対象に投与することを含む。本発明のこの態様では、PKDが、PKRの欠乏症である。PKRの欠乏は、ピルビン酸キナーゼR変異と関連している。
ミタピバットは、野生型と比較して低い活性を有するPKRの活性化剤であり、したがって、本開示の方法に有用である。ある特定の実施形態では、PKRが、野生型である。ある特定の実施形態では、PKRが、変異体である。PKRにおけるそのような変異は、酵素活性(触媒効率)、調節特性(フルクトースビスホスフェート(FBP)/ATPによる調節)、及び/又は酵素の熱安定性に影響を及ぼし得る。そのような変異の例は、Valentini et al,JBC2002に記載されている。本明細書に記載の化合物によって活性化される変異体のいくつかの例としては、G332S、G364D、T384M、R479H、R479K、R486W、R532W、K410E、R510Q、及びR490Wが挙げられる。
一実施形態では、本開示は、PKDを有する対象(例えば、小児患者、高齢患者、又は嚥下困難を有する患者)の赤血球中のPKRを活性化するための方法であって、本明細書に開示される薬学的有効量のミニタブレットを対象に投与することを含む、方法を提供する。ある特定の実施形態では、PKRが、野生型PKRである。ある特定の実施形態では、PKRが、変異体PKRである。
一実施形態では、変異体PKRが、G332S、G364D、T384M、K410E、R479H、R479K、R486W、R532W、R510Q、及びR490Wから選択される。ある特定の実施形態では、変異体PKRが、A468V、A495V、I90N、T408I、及びQ421K、並びにR498Hから選択される。ある特定の実施形態では、変異体PKRが、R532W、K410E、又はR510Qである。
ピルビン酸キナーゼ欠乏症及びサラセミアを治療するための年齢及び体重に応じたミタピバットの提案された用量を示す表である。 9つの異なる食品投与ビヒクル(実施例1)に3つの全5mgの強度のミタピバットタブレットを投与された官能パネリストが経験した経時的な苦味強度を、分単位で示すグラフである。 異なる9つの食品投与ビヒクル(実施例1)中で3つの粉砕された5mg強度のミタピバットタブレットを投与された官能パネリストが経験した経時的な苦味強度を、分単位で示すグラフである。 ミタピバットミニタブレットを投与されたパネリストにおける「苦いブレークスルー」までの平均時間を示す棒グラフである。 無糖リンゴソース(実施例2)中の15又は30の1.0mgの強度のミタピバットミニタブレットを投与した官能パネリストが経験した経時的な苦味強度を、分単位で示すグラフである。 加糖リンゴソース(実施例2)中の15又は30の1.0mgの強度のミタピバットミニタブレットを投与された官能パネリストが経験した経時的な苦味強度を、分単位で示すグラフである。 チョコレートプリン(実施例2)中の15又は30の1.0mgの強度のミタピバットミニタブレットを投与された官能パネリストが経験した経時的な苦味強度を、分単位で示すグラフである。 イチゴヨーグルト(実施例2)中の15又は30の1.0mgの強度のミタピバットミニタブレットを投与された官能パネリストが経験した経時的な苦味強度を、分単位で示すグラフである。
一態様では、本出願は、ミタピバット又はミタピバット硫酸塩を含むその薬学的に許容される塩、及びその薬学的単位剤形を含むミニタブレットに関する。一態様では、本出願は、ある量のミタピバット又はその薬学的に許容される塩を含むミニタブレット剤形を提供する。別の態様では、本出願は、ヘミ硫酸塩セスキ水和塩などのミタピバット硫酸塩と、充填剤、崩壊剤、潤滑剤、結合剤、及び希釈剤から選択される1つ以上の不活性成分とを含むミニタブレット剤形を提供する。特定の態様では、ミニタブレットが、ミタピバット硫酸塩と、微結晶性セルロース、クロスカルメロースナトリウム、ステアリルフマル酸ナトリウム、及びマンニトールから選択される1つ以上の不活性成分とを含む。任意選択で、ミニタブレットが、フィルムコートを更に含む。一態様では、ミニタブレットが、約0.1mg~約50.00mgの強度(すなわち、約0.1mg~約50.00mgのミタピバット又は約0.1mg~約50.00mgのミタピバットに相当する量の薬学的に許容される塩に相当する)である。別の態様では、ミニタブレットが、約0.5mg、約1.0mg、約5.0mg、又は約10.00mgの強度(すなわち、約0.5mg、約1.0mg、約5.0mg、若しくは約10.00mgのミタピバット、又は約0.5mg、約1.0mg、約5.0mg、若しくは約10.00mgのミタピバットに相当する量の薬学的に許容される塩)である。別の態様では、ミニタブレットが、約1.0mgの強度(すなわち、約1mgのミタピバットに相当するか、又は約1mgのミタピバットに相当する量の薬学的に許容される塩)である。
「ミニタブレット(Mini-tablets)」、「ミニタブレット(Minitablets)」、「ミニタブレット(Mini tablets)」、「ミニタブ(Minitabs)」、「顆粒」及び「ペレット」は、本明細書において互換的に使用され、その最長寸法又は直径として、約10.0mm未満の長さを有する各ミニタブレットを有する、ミタピバット又はその薬学的に許容される塩を含む経口投与に好適な1つ以上の小粒子を意味する。一態様では、開示されるミニタブレットが、円筒状、楕円形、円錐状、球状、楕円形、ポリゴン状、又はそれらの組み合わせである形状を有する。他の実施形態では、ミニタブレットが、その最長寸法又は直径として、約10.0mm~約0.1mmの長さを有する。代替的に、ミニタブレットが、その最長寸法又は直径として、約5.0mm~約0.1mmの長さを有する。別の代替において、ミニタブレットが、その最長寸法又は直径として、約2.5mm~約2.0mmの長さを有する。
一態様では、本明細書に記載のミニタブレットが、ミタピバットからなる。一態様では、本明細書に記載のミニタブレットが、ミタピバットの薬学的に許容される塩からなる。一態様では、ミニタブレットが、ミタピバット硫酸塩からなる。一態様では、ミタピバット硫酸塩が、水和物である。別の態様では、ミタピバット硫酸塩水和物塩が、「1-(シクロプロピルメチル)-4-(4-(キノリン-8-スルホンアミド)ベンゾイル)ピペラジン-1-イウムヘミ硫酸塩セスキ水和物」と称され、これは、以下に示されるように式Aで表される(ミタピバットヘミ硫酸塩セスキ水和物とも称される)か、又は代替的に、「1-(シクロプロピルメチル)-4-(4-(キノリン-8-スルホンアミド)ベンゾイル)ピペラジン-1-イウム硫酸塩三水和物」と称され、これは、以下に示されるように式Bで表される:
ミタピバット硫酸塩水和物塩(例えば、式A又は式Bのように)は、結晶性であってもよく、例えば、米国特許出願公開第20200277279号に開示されているような形態Aであってもよく、その全体の教示は、参照により本明細書に組み込まれる。形態Aは、Cu Kα放射線を用いた以下の2θ角(±0.2°)でのX線粉末回折パターンのうちのいずれか1つにより特徴付けられる:9.9°、15.8°、及び22.6°、15.0°、17.1°、21.3°、及び21.9°、9.9°、15.0°、15.8°、17.1°、21.3°、21.9°、及び22.6°、9.9°、11.4°、15.0°、15.3°、15.8°、17.1°、17.7°、21.3°、21.9°、22.6°、及び23.5°、又は4.9°、9.9°、11.0°、11.4°、11.7°、12.3°、12.8°、13.6°、13.9°、14.2°、15.0°、15.3°、15.8°、17.1°、17.4°、17.7°、18.8°、19.1°、19.8°、21.3°、21.9°、22.6°、23.0°、23.2°、23.5°、23.8°、24.1°、24.5°、25.3°、25.6°、26.1°、27.1°、28.1°、29.8°。いくつかの実施形態では、形態Aが、9.9°、15.8°、及び22.6°の2θ角(±0.2°)でのX線粉末回折ピークにより特徴付けられる。ある特定の実施形態では、形態Aが、(±0.2°)9.9°、15.8°、及び22.6°の2θ角(±0.2°)でのX線粉末回折ピーク、並びに15.0°、17.1°、21.3°、及び21.9°から選択される2θ角(±0.2°)での少なくとも1つの追加のX線粉末回折ピークにより特徴付けられる。ある特定の実施形態では、形態Aが、9.9°、15.8°、及び22.6°の2θ角(±0.2°)でのX線粉末回折ピーク、並びに15.0°、17.1°、21.3°、及び21.9°から選択される2θ角(±0.2°)での少なくとも2つの追加のX線粉末回折ピークにより特徴付けられる。更に別の代替形態では、形態Aが、9.9°、15.8°、及び22.6°の2θ角(±0.2°)でのX線粉末回折ピーク、並びに15.0°、17.1°、21.3°、及び21.9°から選択される2θ角(±0.2°)での少なくとも3つの追加のX線粉末回折ピークにより特徴付けられる。ある特定の実施形態では、形態Aが、(±0.2°)9.9°、15.0°、15.8°、17.1°、21.3°、21.9°、及び22.6°の2θ角(±0.2°)でのX線粉末回折ピークにより特徴付けられる。ある特定の実施形態では、形態Aが、9.9°、11.4°、15.0°、15.3°、15.8°、17.1°、17.7°、21.3°、21.9°、22.6°、及び23.5°の2θ角(±0.2°)でのX線粉末回折ピークにより特徴付けられる。ある特定の実施形態では、形態Aが、4.9°、9.9°、11.0°、11.4°、11.7°、12.3°、12.8°、13.6°、13.9°、14.2°、15.0°、15.3°、15.8°、17.1°、17.4°、17.7°、18.8°、19.1°、19.8°、21.3°、21.9°、22.6°、23.0°、23.2°、23.5°、23.8°、24.1°、24.5°、25.3°、25.6°、26.1°、27.1°、28.1°、及び29.8°の2θ角(±0.2°)でのX線粉末回折ピークにより特徴付けられる。更に別の選択肢において、形態Aが、約159℃±5℃及び199℃±5℃での吸熱ピークを含む示差走査熱量測定(DSC)サーモグラフによって特徴付けられる。更に別の選択肢において、結晶形態Aが、約4.5±0.5%~180℃±2℃の重量損失を含む熱重量分析(TGA)サーモグラムによって特徴付けられる。いくつかの実施形態では、ミタピバット硫酸塩水和物塩は、1-(シクロプロピルメチル)-4-(4-(キノリン-8-スルホンアミド)ベンゾイル)ピペラジン-1-イウムヘミ硫酸塩セスキ水和物形態Aである。
本明細書で使用される場合、ミニタブレットの「強度」は、対応する量のミタピバット、又は各ミニタブレットに存在する同量のミタピバット(すなわち、遊離塩基)に相当する量のミタピバットの薬学的に許容される塩を指す。いくつかの実施形態では、ミニタブレットが、約0.1mg~約5.0mgのミタピバットの強度を有するか、又は約0.1mg~約5.0mgのミタピバットに相当する量のミタピバットの薬学的に許容される塩を有する。
いくつかの実施形態では、ミニタブレットが、ミタピバット硫酸塩を含む。いくつかの実施形態では、開示されるミニタブレット中のミタピバット硫酸塩が、約0.1mg~約5mgのミタピバットに相当する量である)。他の実施形態では、開示されるミニタブレット中のミタピバット硫酸塩が、約0.5mg~約2.0mgのミタピバットに相当する量である。別の代替方法では、開示されるミニタブレット中のミタピバット硫酸塩が、約1.0mgのミタピバットに相当する。他の実施形態では、ミニタブレットが、ミタピバット硫酸塩水和物塩(例えば、ミタピバット硫酸ヘミ硫酸塩セスキ水和物)を含む。別の代替方法では、開示されるミニタブレット中のミタピバット硫酸塩水和物塩(例えば、ミタピバットヘミ硫酸塩セスキ水和物)が、約0.1mg~約10.0mgのミタピバットに相当する量で存在する。別の代替方法では、開示されるミニタブレット中のミタピバット硫酸塩水和物塩(例えば、ミタピバットヘミ硫酸塩セスキ水和物)が、約0.1mg~約3.0mgのミタピバットに相当する量で存在する。更に別の代替案では、開示されるミニタブレット中のミタピバット硫酸塩水和物塩(例えば、ミタピバットヘミ硫酸塩セスキ水和物)が、約1.0mg~約1.5mgのミタピバットに相当する量で存在する。更に別の代替案では、開示されるミニタブレット中のミタピバット硫酸塩水和物塩(例えば、ミタピバットヘミ硫酸塩セスキ水和物)が、約1.0mgのミタピバットに相当する量で存在する。別の態様では、このパラグラフの前述の代替物のうちのいずれかにおける硫酸ミタピバット水和物塩が、結晶性である。別の態様では、この段落の前述の代替物のうちのいずれかにおける硫酸ミタピバット水和物塩が、結晶形態Aである。
いくつかの実施形態では、ミニタブレットが、約0.1mg~約5mgのミタピバット又はその薬学的に許容される塩を、約0.1mg~約5mgのミタピバットに相当する量で含む。いくつかの実施形態では、ミニタブレットが、約1mgのミタピバット又は約1mgのミタピバットに相当する量のその薬学的に許容される塩を含む。いくつかの実施形態では、ミニタブレットが、約0.1mg~約5mgのミタピバット又は約0.1mg~約5mgのミタピバットに相当する量のその薬学的に許容される塩及び1つ以上の非活性成分(例えば、充填剤、崩壊剤、潤滑剤、結合剤、希釈剤など)を含む。いくつかの実施形態では、ミニタブレットが、約1mgのミタピバット又は約1mgのミタピバットに相当する量のその薬学的に許容される塩及び1つ以上の非活性成分(例えば、充填剤、崩壊剤、潤滑剤、結合剤、希釈剤など)を含む。いくつかの実施形態では、ミニタブレットが、約0.1mg~約5mgのミタピバット又は約0.1mg~約5mgのミタピバットに相当する量のその薬学的に許容される塩、微結晶性セルロース、マンニトール、クロスカルメロースナトリウム、及びステアリルフマル酸ナトリウムを含み、その最長寸法又は直径として約10.0mm~約0.1mmの長さを有し、ここで、ミニタブレットが、嚥下困難な患者に1日1回又は2回経口投与する前に食物と混合するのに適している。いくつかの実施形態では、ミニタブレットが、約1mgのミタピバット又は約1mgのミタピバットに相当する量のその薬学的に許容される塩、微結晶性セルロース、マンニトール、クロスカルメロースナトリウム、及びステアリルフマル酸ナトリウムを含み、その最長寸法又は直径として約10.0mm~約0.1mmの長さを有し、ここで、ミニタブレットが、嚥下困難な患者に1日1回又は2回経口投与する前に食物と混合するのに適している。いくつかの実施形態では、約1歳~約12歳であり、約7kg~約40kg未満の体重の患者又は嚥下困難な成人患者に1日に1回又は2回経口投与するために、ミニタブレットが、約0.1mg~約5mgのミタピバット又は約0.1mg~約5mgのミタピバットに相当する量のその薬学的に許容される塩、微結晶性セルロース、マンニトール、クロスカルメロースナトリウム及びステアリルフマル酸ナトリウムを含み、その最長寸法又は直径として、約10.0mm~約0.1mmの長さを有する。いくつかの実施形態では、約1~約12歳で体重が約7kg~約40kg未満の患者又は嚥下困難を有する成人患者に対して1日1回又は2回の経口投与のために、ミニタブレットが、約1mgのミタピバット又は約1mgのミタピバットに相当する量のその薬学的に許容される塩、微結晶性セルロース、マンニトール、クロスカルメロースナトリウム及びステアリルフマル酸ナトリウムを含み、その最長寸法又は直径として、約10.0mm~約0.1mmの長さを有する。
ある特定の実施形態では、開示されたミニタブレット中に存在するミタピバット又はその薬学的に許容される塩が、約1重量%~約80重量%である。代替的には、開示されるミニタブレット中に存在するミタピバット又はその薬学的に許容される塩が、約5重量%~約50重量%である。別の代替では、開示されるミニタブレット中に存在するミタピバット又はその薬学的に許容される塩が、約10重量%~約15重量%である。ある特定の実施形態では、開示されたミニタブレット中に約1重量%~約80重量%の量で存在する薬学的に許容される塩が、ミタピバット硫酸塩、例えば、ミタピバット硫酸水和物、ミタピバットヘミ硫酸塩セスキ水和物、ミタピバット硫酸塩水和物形態A、又はミタピバットヘミ硫酸塩セスキ水和物形態Aである。ある特定の実施形態では、開示されたミニタブレット中に約5重量%~約50重量%の量で存在する薬学的に許容される塩が、ミタピバット硫酸塩、例えば、ミタピバット硫酸塩水和物、ミタピバットヘミ硫酸塩セスキ水和物、ミタピバット硫酸塩水和物形態A、又はミタピバットヘミ硫酸塩セスキ水和物形態Aである。特定の実施形態では、開示されたミニタブレット中に約10重量%~約15重量%の量で存在する薬学的に許容される塩が、ミタピバット硫酸塩、例えば、ミタピバット硫酸塩水和物、ミタピバット硫酸塩水和物形態A、又はミタピバットヘミ硫酸塩セスキ水和物形態Aである。
一態様では、開示されるミニタブレット中の微結晶性セルロースが、約5重量%~約90重量%の量で存在する。代替的には、開示されたミニタブレット中の微結晶性セルロースが、約55重量%~約65重量%の量で存在する。
一態様では、開示されるミニタブレット中のクロスカルメロースが、約1重量%~約10重量%の量で存在する。代替的には、開示されるミニタブレット中のクロスカルメロースナトリウムが、約2重量%~約4重量%の量で存在する。
一態様では、開示されるミニタブレット中のステアリルフマル酸ナトリウムが、約0.1重量%~約5重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、開示されるミニタブレット中のステアリルフマル酸ナトリウムが、約1.5重量%~約2.5重量%の量で存在する。
一態様では、開示されるミニタブレット中のマンニトールが、約5重量%~約90重量%の量で存在する。あるいは、マンニトールが、約20重量%~約25重量%の量で存在する。
本明細書で使用される場合、N-(4-(4-(シクロプロピルメチル)ピペラジン-1-カルボニル)フェニル)キノリン-8-スルホンアミドを参照して、「化合物1」及び「ミタピバット」が互換的に使用される。
開示されるミニタブレットの「薬学的有効量」とは、疾患の治療に治療的利益を提供するか又は疾患に関連する1つ以上の症状を遅延させるか若しくは最小限に抑えるのに十分な量のミタピバット又はその薬学的に許容される塩を提供又は送達するであろう1つ以上のミニタブレットの量である。用語「薬学的有効量」、「治療有効量」及び「有効量」は、互換的に使用される。一態様では、開示されるミニタブレットの薬学的有効量とは、状態の治療において治療上の利益を提供する、単独での又は他の療法と組み合わせた治療薬の量を意味する。「薬学的有効量」という用語は、全体的な治療を改善し、症状、徴候、若しくは状態の原因を減少又は回避し、かつ/又は別の治療薬の治療有効性を増強する量を包含し得る。ある特定の実施形態では、薬学的有効量が、野生型又は変異体PKRの測定可能な活性化を誘発するのに十分な量である。ある特定の実施形態では、薬学的有効量が、2,3-ジホスホグリセリン酸レベルの調節を、それを必要とする患者の血液中で行うために十分な量であるか、又はピルビン酸キナーゼ欠乏症(PKD)、溶血性貧血(例えば、慢性溶血性貧血、遺伝性非球性貧血)、鎌状赤血球症、サラセミア(例えば、α-サラセミア、β-サラセミア又は非輸血依存性サラセミア)、遺伝性スフェロサイトーシス、遺伝性楕円形細胞症、無βリポタンパク質血症(若しくはBassen-Kornzweig症候群)、発作性夜間ヘモグロブリン血症、後天性溶血性貧血(例えば、先天性貧血(例えば、酵素症))、慢性疾患の貧血又は上昇した2,3-ジホスホグリセリン酸レベルに関連する疾患又は状態(例えば、肝臓疾患)を治療するために十分な量である。ある特定の実施形態では、薬学的有効量が、2,3-ジホスホグリセリン酸レベルの調節及び野生型若しくは変異体PKRの測定可能な活性化の誘発を、それを必要とする患者の血液中で行うために十分な量であるか、又はピルビン酸キナーゼ欠乏症(PKD)、溶血性貧血(例えば、慢性溶血性貧血、遺伝性非球性貧血)、鎌状赤血球症、サラセミア(例えば、α-サラセミア、β-サラセミア又は非輸血依存性サラセミア)、遺伝性スフェロサイトーシス、遺伝性楕円形細胞症、無βリポタンパク質血症(若しくはBassen-Kornzweig症候群)、発作性夜間ヘモグロブリン血症、後天性溶血性貧血(例えば、先天性貧血(例えば、酵素症))、慢性疾患の貧血又は上昇した2,3-ジホスホグリセリン酸レベルに関連する疾患若しくは状態(例えば、肝臓疾患)を治療するために十分な量である。一態様では、薬学的有効量が、ベースラインからのHb濃度の≧1.0g/dL(例えば、≧1.5g/dL又は≧2.0g/dL)の増加の対象のヘモグロビン応答を生成するために必要な量である。一態様では、対象のベースラインHb濃度が、本明細書に記載の化合物又はミニタブレットによる治療前の全ての利用可能なHb濃度(例えば、治療の約8週間~約1日前に得られた全てのHb濃度、治療の約4週間~約1日前に得られた全てのHb濃度、治療の約1週間~約1日前に得られた全てのHb濃度)の平均である。ある特定の態様では、薬学的有効量が、患者の輸血負担を軽減するために必要な量である。投与される開示されるミニタブレットの量が、治療される患者に応じて変化する。任意の特定の患者の特定の投薬量及び治療レジメンが、年齢、体重、一般的な健康、性別、食事、投与時間、排泄速度、薬物の組み合わせ、治療する医師の判断、及び治療される特定の疾患の重症度を含む、様々な因子に依存するであろう。一態様では、薬学的有効量は、0.01~100mg/kg体重/日の間で送達するミニタブレットの量、例えば、0.1~100mg/kg体重/日のミタピバットである。12~18歳以下の小児では、一態様では、薬学的有効量のミニタブレットが、約50~約100mgのミタピバットを送達する量であるか、若しくはミタピバット硫酸塩を投与する場合には、約50~約100mgのミタピバットに相当する量であり、6~12歳以下の小児では、一態様では、薬学的有効量が、約25~約50mgのミタピバットを送達するミニタブレットの量であるか、若しくはミタピバット硫酸塩を投与する場合には、約25~約50mgのミタピバットに相当する量であり、2~6歳以下の小児では、一態様では、薬学的有効量が、約15~約30mgのミタピバットを送達するミニタブレットの量であるか、若しくはミタピバット硫酸塩を投与する場合には、15~30mgのミタピバットに相当する量であり、又は1~2歳以下の小児では、一態様では、薬学的有効量が、約10~約16mgのミタピバットを送達するミニタブレットの量であるか、若しくはミタピバット硫酸塩を投与する場合には、約10~約16mgのミタピバットに相当する量である。約40kg~約100kgの体重を有する対象について、一態様では、薬学的有効量が、約50mg~約100mgのミタピバットを送達するミニタブレットの量であるか、若しくはミタピバット硫酸塩を投与する場合、約50mg~約100mgのミタピバットに相当する量であり、体重が約20kg~約40kgの対象について、一態様では、薬学的有効量が、約25mg~約50mgのミタピバットを送達するミニタブレットの量であるか、又はミタピバット硫酸塩を投与する場合、約25mg~約50mgのミタピバットに相当する量であり、体重が約10kg~約20kgの対象について、一態様では、薬学的有効量が、約15mg~約30mgのミタピバットを送達するミニタブレットの量であるか、若しくはミタピバット硫酸塩を投与する場合、約15mg~約30mgのミタピバットに相当する量であり、又は体重が約8kg~約10kgの対象について、薬学的有効量が、約10mg~約16mgのミタピバットを送達するミニタブレットの量であるか、又はミタピバット硫酸塩を投与する場合、10mg~約16mgのミタピバットに相当する量である。いくつかの実施形態では、好適な用量は、図1又は表3に記載の通りである。一実施形態では、本明細書に記載のミニタブレットの好適な用量は、表3に列挙される対応する年齢及び体重で対象に推奨される投薬量を提供するために、約1mgのミタピバット又はその薬学的に許容される塩(例えば、ミタピバットヘミ硫酸塩セスキ水和物)をそれぞれ有する1つ以上のミニタブレットを、1mgのミタピバットに相当する量で投与することを含む。
本明細書で使用される場合、輸血負荷の減少が、治療の少なくとも2週間以内に輸血されたRBC単位の数の少なくとも10%の減少を意味する(同期間に標準化された過去の輸血負荷と比較して)。いくつかの実施形態では、輸血負荷の減少が、治療の少なくとも3週間以内に輸血されるRBC単位の数の少なくとも20%の減少である。ある特定の実施形態では、輸血負荷の減少が、処置の少なくとも5週間以内に輸血されたRBC単位の数の33%以上の減少である。ある特定の実施形態では、輸血負荷の減少が、治療の少なくとも10週間(例えば、少なくとも20週間又は少なくとも24週間)以内に輸血されるRBC単位の数の33%以上の減少である。本明細書で使用される場合、輸血負荷の減少が、治療の少なくとも5週間以内に輸血されたRBC単位の数の少なくとも50%の減少を意味する(同期間に標準化された過去の輸血負荷と比較して)。本明細書で使用される場合、輸血負荷の減少が、処置の少なくとも10週間(例えば、少なくとも20週間又は少なくとも24週間)以内に輸血されたRBC単位の数の少なくとも50%の減少を意味する。
本明細書で使用される場合、鎌状赤血球病(SCD)、ヘモグロビンSS病、及び鎌状赤血球性貧血は、互換的に使用される。鎌状赤血球疾患(SCD)は、鎌状ヘモグロビン(HbS)の存在によって引き起こされる遺伝性血液疾患である。ある特定の実施形態では、SCDを有する対象は、赤血球中に、ヘモグロビンS又は鎌状ヘモグロビンと呼ばれる異常なヘモグロビンを有する。ある特定の実施形態では、SCDを有する人々が、体にヘモグロビンSを作製させる少なくとも1つの異常な遺伝子を有する。ある特定の実施形態では、SCDを有する人々が、2つのヘモグロビンS遺伝子、ヘモグロビンSSを有する。ある特定の実施形態では、SCDを有する人々が、急性及び再発性臨床事象によって中断される慢性溶血性貧血を有し、例えば、最も一般的なものは、一般に「急性血管閉塞性危機(VOC)」と称される急性疼痛である。
サラセミアは、グロビン遺伝子のうちの1つ以上における疾患を引き起こす多様体のために、α-β-グロビン産生の正常な比率が破壊される遺伝性血液疾患である。ある特定の実施形態では、α-グロビン凝集体(β-サラセミアに見られるように)は容易に沈殿し、それによって赤血球(RBC)膜を混乱させ、酸化ストレスをもたらす。ある特定の実施形態では、β-グロビン四量体(α-サラセミアに見られるHbH)は、一般により可溶性であるが、依然として不安定であり、沈殿物を形成し得る。グロビン鎖合成の不均衡は、Hb濃度の正味の低下につながり、RBC前駆体の生存に劇的な影響を及ぼし、最終的に骨髄及び髄外部位におけるそれらの早期破壊をもたらす(Cappellini et al,2014)。ある特定の実施形態では、この障害が、破壊される多数の赤血球を生じ、それによって貧血をもたらす。ある特定の実施形態では、サラセミアが、α-サラセミアである。ある特定の実施形態では、サラセミアが、β-サラセミアである。他の実施形態では、サラセミアが、非輸血依存性サラセミアである。他の実施形態では、サラセミアが、β-サラセミア中間体である。他の実施形態では、サラセミアが、HbEβサラセミアである。他の実施形態では、サラセミアが、1つ以上のα遺伝子の変異を有するβサラセミアである。
本明細書で使用される「活性化」という用語は、野生型ピルビン酸キナーゼR(wt PKR)の活性を(測定可能に)増加させるか、若しくは野生型ピルビン酸キナーゼR(wt PKR)活性を、野生型ピルビン酸キナーゼR(wt PKR)活性の基礎レベルよりも高いレベルまで増加させる薬剤、又は(測定可能に)変異体ピルビン酸キナーゼR(mPKR)活性を、例えば、野生型PKRの活性の20%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、若しくは100%よりも高いレベルまで増加させる薬剤を意味する。
「充填された赤血球」又はPRBCという用語は、本明細書で使用される場合、血漿のほとんどを遠心分離及び除去することによって全血の単位から作製される赤血球を指す。ある特定の実施形態では、PRBC単位が、少なくとも約95%のヘマトクリットを有する。ある特定の実施形態では、PRBC単位が、少なくとも約90%のヘマトクリットを有する。ある特定の実施形態では、PRBC単位が、少なくとも約80%のヘマトクリットを有する。ある特定の実施形態では、PRBC単位が、少なくとも約70%のヘマトクリットを有する。ある特定の実施形態では、PRBC単位が、少なくとも約60%のヘマトクリットを有する。ある特定の実施形態では、PRBC単位が、少なくとも約50%のヘマトクリットを有する。ある特定の実施形態では、PRBC単位が、少なくとも約40%のヘマトクリットを有する。ある特定の実施形態では、PRBC単位が、少なくとも約30%のヘマトクリットを有する。ある特定の実施形態では、PRBC単位が、少なくとも約20%のヘマトクリットを有する。ある特定の実施形態では、PRBC単位が、少なくとも約10%のヘマトクリットを有する。
「治療」、「治療する」、及び「治療すること」という用語は、本明細書に記載されるように、疾患若しくは障害、又はそれらの1つ以上の症状を回復させるか、緩和するか、その発生の可能性を減らすか、又はその進行を抑制することを指す。いくつかの実施形態では、治療は、1つ以上の症状が発生した後に行われてもよい(すなわち、治療的治療)。他の実施形態では、治療は、症状が存在しない状態で行われてもよい。例えば、治療は、症状の発症前に(例えば、症状の既往に照らして、かつ/又は遺伝的若しくは他の感受性因子に照らして)、感受性のある個体に行われてもよい(すなわち、予防的治療)。症状が解消した後、例えば、その再発の可能性を低減するか又は遅らせるために、治療が継続され得る。
本明細書で使用される場合、「対象」及び「患者」という用語は、互換的に使用されてもよく、治療を必要とする哺乳動物、例えば、伴侶動物(例えば、イヌ、ネコ等)、家畜(例えば、ウシ、ブタ、ウマ、ヒツジ、ヤギ等)及び実験動物(例えば、ラット、マウス、モルモット等)を意味する。典型的には、対象は、治療を必要とするヒトである。ある特定の実施形態では、「対象」という用語が、疾患の治療を必要とするヒト対象を指す。ある特定の実施形態では、「対象」という用語が、PKDの治療を必要とするヒト対象を指す。ある特定の実施形態では、「対象」という用語が、サラセミアの治療を必要とするヒト対象を指す。ある特定の実施形態では、「対象」という用語が、鎌状赤血球疾患の治療を必要とするヒト対象を指す。ある特定の実施形態では、「対象」という用語が、溶血性貧血の治療を必要とするヒト対象を指す。ある特定の実施形態では、「対象」という用語が、疾患の治療を必要とする18歳超のヒト成人を指す。ある特定の実施形態では、「対象」という用語が、疾患の治療を必要とする18歳以下のヒト小児を指す。別の態様では、「対象」は、少量を必要とする、かつ/又は例えば、小児患者、高齢患者、若しくは嚥下に影響を及ぼす疾患を有する患者に対して嚥下することが困難である患者を指す。「小児患者」又は「小児対象」とは、約1歳~約2歳、2歳~約6歳、6歳~約12歳、又は12歳~約18歳の小児を指す。ある特定の実施形態では、小児患者が、約1歳~約12歳である。他の特定の実施形態では、小児患者が、約2歳~約12歳である。なおも他のある特定の実施形態では、小児患者が、約1歳~約2歳未満である。「高齢患者」とは、65歳超、70歳超、75歳超、又は80歳超の患者を指す。
ある特定の実施形態では、対象が、定期的な輸血を必要とする患者である。本明細書で使用される場合、定期的な輸血が、治療前の52週間の期間内の少なくとも4回の輸血エピソードを指す。ある特定の実施形態では、定期的な輸血が、治療前の52週間の期間内の少なくとも5回の輸血エピソードを指す。ある特定の実施形態では、定期的な輸血が、治療前の52週間の期間内の少なくとも6回の輸血エピソードを指す。ある特定の実施形態では、定期的な輸血が、治療前の52週間の期間内の少なくとも7回の輸血エピソードを指す。ある特定の実施形態では、鎌状赤血球症、サラセミア、定期輸血中のPKD、及び非輸血依存性PKDから選択される適応症のうちの少なくとも1つを有する対象が、ソタテセプト(ACE-011)、ルスパテセプト(ACE-536)、ルキソリチニブ、又は遺伝子療法に曝露されていない。ある特定の実施形態では、かかる対象が、シトクロムP450(CYP)3A4の阻害剤、CYP3A4の強力な誘導剤、P糖タンパク質(P-gp)の強力な阻害剤、又はジゴキシンを服用していない。ある特定の実施形態では、かかる対象が、慢性抗凝固療法、アナボリックステロイド、造血刺激剤(例えば、エリスロポエチン、顆粒球コロニー刺激因子、トロンボポエチン)を受けていないか、又はスルホンアミドにアレルギーを有しない。
別段の指定がない限り、範囲が本明細書に記載される要素のいずれかに関連して開示される場合、端点及び端点間の値の両方が、その範囲に含まれることになる。例えば、「約1歳~約12歳」には、約1歳~約12歳、及びその間の任意の及び全ての値が含まれる。範囲の端点の前に「未満」又は「約未満」という用語がある場合、そのような端点は含まれないことが理解されるであろう。例えば、「約20kg~約40kg未満の体重」は、約20kgの体重を含み、40kgまでの任意の及び全ての値を含むが、40kgは含まない。
本明細書で使用される場合、数値又は値の範囲と組み合わせて使用される場合、用語「約」及び「およそ」は、値又は値の範囲が、当業者にとって合理的であるとみなされる程度に逸脱し得ることを意味する。
治療方法並びに化合物及び組成物の使用
一実施形態では、開示されるミニタブレットは、ミタピバット又はその薬学的に許容される塩の1つ以上の苦味をマスクするために、食品ビヒクルと組み合わせ及び/又は混合することによって投与される。ミニタブレットは、食品ビヒクルと全体を組み合わされ、かつ/若しくは混合され得るか、又は代替的には、粉砕して混合し、好ましくは均質な混合物にされ得る。均質な混合物を提供するために、食品ビヒクルをミタピバット又はその薬学的に許容される塩のうちの1つ以上と混合し、混合した後、瞬時に又は約2時間以内(例えば、約15分以内又は約30分以内)に患者に投与する。
好適な食品ビヒクルの例としては、イチゴジャム、ピーナッツバター、チョコレートプリン、イチゴヨーグルト、リンゴジュース、リンゴソース、牛乳、ヨーグルト、及びソフトグレインベースのシリアル(ライスシリアルのクリーム等)が挙げられる。一実施形態では、食品ビヒクルが、チョコレートプリン、イチゴジャム、ピーナッツバター、イチゴヨーグルト、又はリンゴソースである。別の態様では、食品ビヒクルが、チョコレートプリン、イチゴジャム、又はピーナッツバターである。別の実施形態では、食品ビヒクルが、イチゴヨーグルト及びリンゴソースである。
別の実施形態では、開示されたミニタブレットが、水と一緒に摂取される。
一態様では、開示されるPKRのミニタブレット型アロステリック活性化剤において使用されるミタピバットは、PKDの基礎疾患の治療に一般的に有用である。
したがって、ピルビン酸キナーゼ欠乏症(PKD)の治療を必要とする対象(例えば、小児患者、高齢患者、又は嚥下を困難にする疾患又は状態を有する患者)においてそれを行う方法であって、薬学的有効量の開示されたミニタブレットを対象に投与することを含む、方法が本明細書に提供される。また、ピルビン酸キナーゼ欠乏症(PKD)の治療を必要とする対象(例えば、小児患者、高齢患者、又は嚥下を困難にする疾患又は状態を有する患者)において使用するための開示されたミニタブレットもまた提供される。ピルビン酸キナーゼ欠乏症(PKD)を治療するための医薬品の製造における本開示のミニタブレットの使用が更に提供される。PKDに関連する例示的な状態としては、貧血、胆嚢結石症、胆石症、頻脈、ヘモクロマトーシス、黄疸性硬化症、脾臓肥大症、脚潰瘍、黄疸、疲労、及び息切れが挙げられるが、これらに限定されない。本明細書に記載される場合、PKDは、PKRの欠乏である。ある特定の実施形態では、PKRの欠乏が、PKR変異と関連付けられる。
ピルビン酸キナーゼ欠乏症(PKD)は、生涯溶血性貧血をもたらす糖酵素性酵素病である。ある特定の実施形態では、PKDを有する対象(例えば、小児患者、高齢患者、又は嚥下を困難にする疾患又は状態を有する患者)が、PKLR遺伝子において少なくとも2つの変異対立遺伝子を有する患者である。ある特定の実施形態では、PKDを有する対象が、PKLR遺伝子に少なくとも2つの変異対立遺伝子を有する患者であり、少なくとも1つは、ミスセンス変異である。Canu.et.al,Blood Cells,Molecules and Diseases 2016,57,pp.100-109を参照のこと。ある特定の実施形態では、PKDを有する対象が、10.0g/dL以下のHb濃度を有する。ある特定の実施形態では、PKDを有する対象が、定期的な輸血を受けていない成人である(例えば、治療までの12ヵ月間に4回以下の輸血エピソードを有していた)。ある特定の実施形態では、PKDを有する対象が、成人輸血非依存性である(例えば、治療前の12ヵ月間に輸血されたRBCを4単位以下保有する)。ある特定の実施形態では、PKDを有する対象が、治療前の12ヵ月間に輸血されたRBCの単位が4単位以下であり、かつ治療前の3ヵ月間に輸血がない成人輸血非依存性である。ある特定の実施形態では、PKDを有する対象が、定期的な輸血中の成人である(例えば、治療前の12ヵ月間に、少なくとも4回の輸血エピソード(例えば、少なくとも5回の輸血エピソード又は少なくとも6回の輸血エピソード)を有した)。ある特定の実施形態では、PKDを有する対象が、対象の生涯において、合計で少なくとも5回の輸血エピソードを有する。ある特定の実施形態では、PKDを有する対象が、対象の生涯において、合計で少なくとも10回の輸血エピソードを有する。ある特定の実施形態では、PKDを有する対象が、対象の生涯において、合計で少なくとも15回の輸血エピソードを有する。ある特定の実施形態では、PKDを有する対象が、対象の生涯において、合計で少なくとも20回の輸血エピソードを有する。ある特定の実施形態では、PKDを有する対象が、対象の生涯において、合計で少なくとも25回の輸血エピソードを有する。ある特定の実施形態では、PKDを有する対象が、対象の生涯において、合計で少なくとも30回の輸血エピソードを有する。ある特定の実施形態では、PKDを有する対象が、対象の生涯において、合計で少なくとも40回の輸血エピソードを有する。ある特定の実施形態では、PKDを有する対象が、対象の生涯において、合計で少なくとも50回の輸血エピソードを有する。ある特定の実施形態では、PKDを有する対象が、対象の生涯において、合計で少なくとも60回の輸血エピソードを有する。ある特定の実施形態では、PKDを有する対象が、対象の生涯において、合計で少なくとも70回の輸血エピソードを有する。ある特定の実施形態では、PKDを有する対象が、R479H変異に対してホモ接合性ではないか、又はPKLR遺伝子において2つの非ミスセンス変異を有しない。ある特定の実施形態では、PKDを有する対象が、定期的な輸血下で、治療前に、ヘモグロビン(Hb)≦12.0g/dL(男性の場合)又は≦11.0g/dL(女性の場合)を有する。ある特定の実施形態では、PKDを有する対象が、定期的な輸血の下で、平均して3週間に1回以下の輸血を受ける。ある特定の実施形態では、PKDを有する対象が、治療の前に、毎日(例えば、少なくとも21日間)少なくとも0.8mg(例えば、少なくとも1.0mg)の葉酸を投与されている。ある特定の実施形態では、定期的な輸血下のPKDを有する対象が、過去の輸血負荷と比較して、少なくとも5週間、少なくとも10週間、少なくとも15週間、少なくとも20週間、少なくとも24週間、少なくとも28週間、又は少なくとも32週間の処置中に、輸血負荷の減少(例えば、輸血されたRBC単位の数の少なくとも33%の減少)を達成する。ある特定の実施形態では、定期的な輸血を受けていない(治療の前の12カ月間に4回以下の輸血エピソードを有していない、及び/又は治療の前の3カ月間に輸血を有しなかった)PKDを有する対象が、治療の前に、性別にかかわらずヘモグロビン(Hb)≦10.0g/dLを有する。ある特定の実施形態では、PKDを有する対象が、脾臓摘出術を受けている。ある特定の実施形態では、PKD対象が、R479H変異に対してホモ接合性ではないか、又はPKLR遺伝子において2つの非ミスセンス変異を有しない。
ある特定の実施形態では、PKDを有する対象が、治療前のベースラインと比較して、治療後のHb濃度が少なくとも0.5g/dL増加するヘモグロビン応答を達成する。ある特定の実施形態では、PKDを有する対象が、治療前のベースラインと比較して、治療後のHb濃度が少なくとも1.0g/dL増加するヘモグロビン応答を達成する。ある特定の実施形態では、PKDを有する対象が、治療前のベースラインからHb濃度が少なくとも1.5g/dL増加するヘモグロビン応答を達成する。ある特定の実施形態では、PKDを有する対象が、治療前のベースラインからHb濃度が少なくとも2.0g/dL増加するヘモグロビン応答を達成する。
一実施形態では、変異体PKRが、G332S、G364D、T384M、K410E、R479H、R479K、R486W、R532W、R510Q、及びR490Wから選択される。ある特定の実施形態では、変異体PKRが、A468V、A495V、I90N、T408I、及びQ421K、及びR498Hから選択される。ある特定の実施形態では、変異体PKRが、R532W、K410E、又はR510Qである。ある特定の実施形態では、変異体PKRが、R510Q、R486Wである。
他の態様では、溶血性貧血、鎌状赤血球症、サラセミア、遺伝性スフェロサイトーシス、遺伝性エリプトサイトーシス、無βリポタンパク質血症、Bassen-Kornzweig症候群、及び発作性夜間ヘモグロビン尿症から選択される疾患を治療する方法であって、薬学的に有効量の開示されたミニタブレットを対象に投与することを含む、方法が提供される。また、対象(例えば、小児患者、高齢患者、又は嚥下を困難にする疾患又は状態を有する患者)における溶血性貧血、鎌状赤血球疾患、サラセミア、遺伝性球状赤血球症、遺伝性楕円細胞症、無βリポタンパク質血症、Bassen-Kornzweig症候群、及び発作性夜間ヘモグロビン尿症から選択される疾患の治療に使用するための開示されたミニタブレットもまた提供される。溶血性貧血、鎌状赤血球病、サラセミア、遺伝性スフェロサイトーシス、遺伝性エリプトサイトーシス、無βリポタンパク質血症、Bassen-Kornzweig症候群、及び発作性夜間ヘモグロビン尿症から選択される疾患の治療を、それを必要とする対象(例えば、小児患者、高齢患者、又は嚥下を困難にする疾患又は状態を有する患者)において行うための薬剤の製造における開示されたミニタブレットの使用が更に提供される。一態様では、治療される疾患が、溶血性貧血である。
他の態様では、サラセミアの治療を必要とする対象(例えば、小児患者、高齢患者、又は嚥下を困難にする疾患又は状態を有する患者)においてそれを行う方法であって、薬学的有効量の開示されたミニタブレットを対象に投与することを含む、方法が本明細書に提供される。サラセミアの治療に使用される開示されたミニタブレットもまた提供される。サラセミアを治療するための医薬品の製造における開示されたミニタブレットが更に提供される。
ある特定の実施形態では、対象が、サラセミアを有する対象である。ある特定の実施形態では、対象が、β-サラセミア中間体、Hb E β-サラセミア、α-サラセミア(HbH疾患)、又は1つ以上のα遺伝子の変異を有するβ-サラセミア等のサラセミアを有する。いくつかの実施形態では、サラセミア対象が、サラセミアのHb S又はHbC形態を有しない。いくつかの実施形態では、サラセミア対象が、脾臓摘出術を受けていない。ある特定の実施形態では、対象が、β-サラセミア又は非輸血依存性サラセミアを有する。ある特定の実施形態では、対象が、成人対象である。ある特定の実施形態では、対象が、β-サラセミアを有する。ある特定の実施形態では、対象が、α-サラセミアを有する。ある特定の実施形態では、対象が、6.0g/dL以下のヘモグロビン濃度を有する。ある特定の実施形態では、対象が、7.0g/dL以下のヘモグロビン濃度を有する。ある特定の実施形態では、対象が、8.0g/dL以下のヘモグロビン濃度を有する。ある特定の実施形態では、対象が、9.0g/dL以下のヘモグロビン濃度を有する。ある特定の態様では、非輸血依存性サラセミアを有する対象が、HbS又はHbC型のサラセミアの既知の病歴(例えば、過去に診断されている)を有しない。ある特定の実施形態では、「非輸血依存性」サラセミアという用語は、本明細書に記載のミニタブレットの投与の最初の日までの24週間の間に輸血された4(例えば5)単位以下のRBCを有する、及び/又は本明細書に記載のミニタブレットの投与の最初の日の前の8週間にRBC輸血を有しないサラセミアを有する対象を指す。ある特定の態様では、対象が、輸血依存性サラセミア対象である。ある特定の実施形態では、「輸血依存性」サラセミアという用語は、治療前の24週間の期間中に5~30個のRBC単位を輸血したサラセミアを有する対象を指す。いくつかの実施形態では、輸血依存性サラセミア対象が、治療前の24週間の間に6~20個のRBC単位を輸血された。いくつかの実施形態では、輸血依存性サラセミア対象が、本明細書に記載されるミニタブレットの投与の最初の日までの24週間期間中に輸血される6~20個のRBC単位及び/又は本明細書に記載されるミニタブレットの投与の最初の日前の8週間以内にRBC輸血を行わない。ある特定の実施形態では、非輸血依存性サラセミアを有する対象が、治療前のベースラインと比較して、治療後のHb濃度が少なくとも0.5g/dL増加するヘモグロビン応答を達成する。ある特定の実施形態では、非輸血依存性サラセミアを有する対象が、治療前のベースラインと比較して、治療後のHb濃度が少なくとも1.0g/dL増加するヘモグロビン応答を達成する。ある特定の実施形態では、非輸血依存性サラセミアを有する対象が、治療前のベースラインからHb濃度が少なくとも1.5g/dL増加するヘモグロビン応答を達成する。ある特定の実施形態では、非輸血依存性サラセミアを有する対象が、治療前のベースラインからHb濃度が少なくとも2.0g/dL増加するヘモグロビン応答を達成する。ある特定の実施形態では、輸血依存性サラセミアを有する対象が、治療前のベースラインと比較して、治療後のHb濃度が少なくとも0.5g/dL増加するヘモグロビン応答を達成する。ある特定の実施形態では、輸血依存性サラセミアを有する対象が、治療前のベースラインと比較して、治療後のHb濃度が少なくとも1.0g/dL増加するヘモグロビン応答を達成する。ある特定の実施形態では、輸血依存性サラセミアを有する対象が、治療前のベースラインからHb濃度が少なくとも1.5g/dL増加するヘモグロビン応答を達成する。ある特定の実施形態では、輸血依存性サラセミアを有する対象が、治療前のベースラインからHb濃度が少なくとも2.0g/dL増加するヘモグロビン応答を達成する。
他の態様では、赤血球(RBC)の寿命を延長することを必要とする対象(例えば、小児患者、高齢患者、又は嚥下を困難にする疾患又は状態を有する患者)においてそれを行う方法であって、薬学的有効量の開示されたミニタブレットを対象に投与することを含む、方法が本明細書中で提供される。そのような態様では、対象が、PKD、鎌状赤血球疾患、サラセミア又は貧血などの疾患又は状態を有する。また、赤血球(RBC)の寿命を延長することを必要とする対象(例えば、小児患者、高齢患者、又は嚥下を困難にする疾患又は状態を有する患者)において使用するための開示されたミニタブレットもまた提供される。そのような態様では、対象が、PKD、鎌状赤血球疾患、サラセミア又は貧血などの疾患又は状態を有する。赤血球(RBC)の寿命を延長するための医薬品の製造における開示されたミニタブレットの使用が更に提供される。一態様では、開示されるミニタブレットが、全血又は体外に充填された赤血球に直接添加される。
他の態様では、血液中の2,3-ジホスホグリセリン酸レベルを調節することを必要とする対象(例えば、小児患者、高齢患者、又は嚥下を困難にする疾患又は状態を有する患者)においてそれを行うための方法であって、血液を薬学的有効量の開示されたミニタブレットと接触させることを含む、方法が本明細書中で提供される。そのような態様では、対象が、PKD、鎌状赤血球疾患、サラセミア又は貧血などの疾患又は状態を有する。また、血液中の2,3-ジホスホグリセリン酸レベルを調節することを必要とする対象(例えば、小児患者、高齢患者、又は嚥下を困難にする疾患又は状態を有する患者)において使用するための開示されたミニタブレットもまた提供される。そのような態様では、対象が、PKD、鎌状赤血球疾患、サラセミア又は貧血などの疾患又は状態を有する。対象(例えば、小児患者、高齢患者、又は嚥下を困難にする疾患又は状態を有する患者)の血液中の2,3-ジホスホグリセリン酸レベルを調節するための薬剤の製造における開示されたミニタブレットの使用が更に提供される。
他の態様では、貧血の治療を必要とする対象(例えば、小児患者、高齢患者、又は嚥下を困難にする疾患又は状態を有する患者)においてそれを行うための方法であって、対象に薬学的有効量の開示されたミニタブレットを投与することを含む、方法が本明細書中に提供される。また、貧血の治療を必要とする対象(例えば、小児患者、高齢患者、又は嚥下を困難にする疾患又は状態を有する患者)において使用するための開示されたミニタブレットもまた提供される。貧血を治療するための医薬品の製造における、開示されるミニタブレットの使用が更に提供される。一態様では、治療される貧血が、赤血球減少性貧血である。
ある特定の実施形態では、貧血が、I型、II型、III型、又はIV型の先天性赤血球減少性貧血などの赤血球減少性貧血である。ある特定の実施形態では、貧血が、溶血性貧血である。ある特定の実施形態では、溶血性貧血が、PKD、鎌状赤血球疾患、サラセミア(例えば、α又はβサラセミア)、遺伝性スフェロサイトーシス、遺伝性エリプトサイトーシス、発作性夜間ヘモグロビン尿症、無βリポタンパク血症(Bassen-Kornzweig症候群)などの溶血性貧血の先天性及び/又は遺伝性形態である。ある特定の実施形態では、溶血性貧血が、自己免疫性溶血性貧血、薬物誘発性溶血性貧血等の後天性溶血性貧血である。ある特定の実施形態では、溶血性貧血が、先天性赤血球増殖性紫斑病、Fanconi、Diamond-Blackfanの貧血などの多系統疾患の一部としての貧血である。
本明細書で使用される場合、「貧血」という用語は、赤血球(RBC)及び/又はヘモグロビンの欠乏を指す。本明細書で使用される場合、貧血は、例えば、小細胞性貧血、鉄欠乏性貧血、ヘモグロビン異常症、ヘム合成欠損症、グロビン合成欠損症、鉄芽球性欠損症、正常細胞性貧血、慢性疾患性貧血、再生不良性貧血、溶血性貧血、大球性貧血、巨芽球性貧血、悪性貧血、二形性貧血、早産性貧血、ファンコニ貧血、遺伝性球状赤血球症、鎌状赤血球症、温熱自己免疫性溶血性貧血、寒冷凝集素性溶血性貧血、大理石骨病、サラセミア及び骨髄異形成症候群などのあらゆるタイプの臨床貧血を含む(しかし、これらに限定されない)。
ある特定の実施形態では、貧血が、全血球数で診断され得る。ある特定の実施形態では、貧血が、1つ以上の溶血マーカー(例えば、RBCカウント、ヘモグロビン、網赤血球、血清細胞、乳酸デヒドロゲナーゼ(LDH)、ハプトグロビン、ビリルビン、及びフェリチン)及び/又はヘモシデリン尿症平均赤血球体積(MCV)及び/又は赤血球分布幅(RDW)の測定に基づいて診断され得る。本発明の文脈において、貧血は、個体が所望のレベル未満のヘモグロビン(Hb)、例えば、14g/dL未満、より好ましくは13g/dL未満、より好ましくは12g/dL未満、より好ましくは11g/dL未満、又は最も好ましくは10g/dL未満のHb濃度を有する場合に存在する。
ある特定の実施形態では、本明細書に記載の薬学的有効量の開示されたミニタブレットを投与することによって、対象(例えば、小児患者、高齢患者、又は嚥下を困難にする疾患又は状態を有する患者)におけるヘモグロビンの量を増加させる方法が本明細書に提供される。そのような態様では、対象が、PKD、鎌状赤血球疾患、サラセミア又は貧血などの疾患又は状態を有する。ある特定の実施形態では、サラセミアを有する対象(例えば、小児患者、高齢患者、又は嚥下を困難にする疾患又は状態を有する患者)におけるヘモグロビンの量を増加させる方法であって、薬学的有効量の開示されたミニタブレットを対象に投与することを含む、方法もまた、本明細書に提供される。サラセミアを有する対象(例えば、小児患者、高齢患者、又は嚥下を困難にする疾患又は状態を有する患者)におけるヘモグロビンの量を増加させる方法であって、本明細書に記載の薬学的有効量の開示されたミニタブレットを対象に投与することを含む、方法が更に提供される。ある特定の実施形態では、提供される方法が、対象におけるヘモグロビン濃度を増加させる。ある特定の実施形態では、提供される方法が、Hb濃度を所望のレベル、例えば10g/dL超、より好ましくは11g/dL超、より好ましくは12g/dL超、より好ましくは13g/dL超、又は最も好ましくは14g/dL超まで増加させる。ある特定の実施形態では、提供される方法が、Hb濃度を少なくとも約0.5g/dL増加させる。ある特定の実施形態では、提供される方法が、Hb濃度を少なくとも約1.0g/dL増加させる。ある特定の実施形態では、提供される方法が、Hb濃度を少なくとも約1.5g/dL増加させる。ある特定の実施形態では、提供される方法が、Hb濃度を少なくとも約2.0g/dL増加させる。ある特定の実施形態では、提供される方法が、Hb濃度を少なくとも約2.5g/dL増加させる。ある特定の実施形態では、提供される方法が、Hb濃度を少なくとも約3.0g/dL増加させる。ある特定の実施形態では、提供される方法が、Hb濃度を少なくとも約3.5g/dL増加させる。ある特定の実施形態では、提供される方法が、Hb濃度を少なくとも約4.0g/dL増加させる。ある特定の実施形態では、提供される方法が、Hb濃度を少なくとも約4.5g/dL増加させる。ある特定の実施形態では、提供される方法が、Hb濃度を少なくとも約5.0g/dL増加させる。ある特定の実施形態では、提供される方法が、Hb濃度を少なくとも約5.5g/dL増加させる。ある特定の実施形態では、提供される方法が、Hb濃度を少なくとも約6.0g/dL増加させる。ある特定の実施形態では、Hb濃度の増加が、本明細書に記載されるように、薬学的有効量の開示されるミニタブレットを用いた処置の1週間目から20週目(例えば、2週目から15週目の間、3週目から15週目の間、及び4週目から12週目)の間の1つ以上の評価においてベースラインから決定される。ある特定の実施形態では、提供される方法が、サラセミアを有する女性対象において、上述のようにHb濃度を増加させる。ある特定の実施形態では、提供される方法が、サラセミアを有する女性対象におけるHb濃度を、ベースラインから約12g/dLに増加させる。ある特定の実施形態では、提供される方法が、サラセミアを有する男性対象において、上述のようにHb濃度を増加させる。ある特定の実施形態では、提供される方法が、サラセミアを有する男性対象におけるHb濃度を、ベースラインから約13g/dLに増加させる。
いくつかの態様では、溶血性貧血の治療を必要とする対象(例えば、小児患者、高齢患者、又は嚥下を困難にする疾患又は状態を有する患者)においてそれを行う方法であって、薬学的有効量の開示されたミニタブレットを対象に投与することを含む、方法が本明細書に提供される。また、溶血性貧血の治療を必要とする対象(例えば、小児患者、高齢患者、又は嚥下を困難にする疾患又は状態を有する患者)においてその治療に使用するための開示されたミニタブレットもまた提供される。溶血性貧血を治療するための医薬品の製造におけるその開示されたミニタブレットの使用が更に提供される。一態様では、治療される溶血性貧血が、遺伝性及び/若しくは先天性溶血性貧血、後天性溶血性貧血、又は多系統疾患の一部としての貧血である。
いくつかの態様では、鎌状赤血球疾患の治療を必要とする対象(例えば、小児患者、高齢患者、又は嚥下を困難にする疾患又は状態を有する患者)においてそれを行う方法であって、薬学的有効量の開示されたミニタブレットを対象に投与することを含む、方法が本明細書に提供される。また、鎌状赤血球疾患の治療を必要とする対象(例えば、小児患者、高齢患者、又は嚥下を困難にする疾患又は状態を有する患者)においてその治療を行うのに使用するための開示されたミニタブレットもまた提供される。鎌状赤血球疾患を治療するための医薬品の製造における、その開示されたミニタブレットの使用が更に提供される。
いくつかの態様では、サラセミア、遺伝性スフェロサイトーシス、遺伝性エリプトサイトーシス、無βリポタンパク質血症又はBassen-Kornzweig症候群、鎌状細胞疾患、発作性夜間ヘモグロビン尿症、後天性溶血性貧血、又は慢性疾患の貧血の治療を必要とする対象(例えば、小児患者、高齢患者、又は嚥下が困難な疾患又は状態を有する患者)においてそれを行うための方法であって、薬学的有効量の開示されたミニタブレットを対象に投与することを含む、方法が本明細書中で提供される。また、サラセミア、遺伝性スフェロサイトーシス、遺伝性エリプトサイトーシス、無βリポタンパク血症又はBassen-Kornzweig症候群、鎌状赤血球病、発作性夜間ヘモグロビン尿症、後天性溶血性貧血、又は貧血の治療を必要とする対象(例えば、小児患者、高齢患者、又は嚥下が困難な疾患又は状態の患者)においてその治療に使用するための開示されたミニタブレットもまた提供される。サラセミア、遺伝性スフェロサイトーシス、遺伝性エリプトサイトーシス、無βリポタンパク血症又はBassen-Kornzweig症候群、鎌状赤血球疾患、発作性夜間ヘモグロビン尿症、後天性溶血性貧血、又は貧血を治療するための医薬品の製造における本開示のミニタブレットの使用が更に提供される。
いくつかの態様では、赤血球中の野生型又は変異体PKRを活性化することを必要とする対象(例えば、小児患者、高齢患者、又は嚥下を困難にする疾患又は状態を有する患者)において、それを行う方法であって、薬学的有効量の開示されたミニタブレットを対象に投与することを含む、方法が本明細書中で提供される。また、赤血球中の野生型又は変異体PKRを活性化することを必要とする対象(例えば、小児患者、高齢患者、又は嚥下を困難にする疾患又は状態を有する患者)においてその活性化に使用するための開示されたミニタブレットもまた提供される。赤血球における野生型又は変異体PKRを活性化するための医薬品の製造における、開示されるミニタブレットの使用が更に提供される。
ある特定の実施形態では、開示されるミニタブレットが、野生型と比較して低い活性を有するPKR変異体を活性化するのに十分な量のミタピバット又はその薬学的に許容される塩を送達するので、ミニタブレットは、本開示の方法に有用である。PKRにおけるそのような変異は、酵素活性(触媒効率)、調節特性(フルクトースビスホスフェート(FBP)/ATPによる調節)、及び/又は酵素の熱安定性に影響を及ぼし得る。そのような変異の例は、Valentini et al,JBC 2002に記載されている。
ある特定の実施形態では、開示されるミニタブレットは、PKRのホスホエノールピルビン酸塩(PEP)に対する親和性を増加させるのに十分な量のミタピバット又はその薬学的に許容される塩を送達する。ある特定の実施形態では、開示されるミニタブレットは、PEP及びADPをカバーするRBCのピルビン酸及びATPに対する能力を回復させるのに十分な量のミタピバット又はその薬学的に許容される塩を提供又は送達する。
ある特定の実施形態では、本明細書では、PKDを有する対象(例えば、小児患者、高齢患者、又は嚥下困難になる疾患又は状態を有する患者)の輸血頻度を低下させる方法であって、開示されるミニタブレットを対象に投与することを含む、方法が提供される。ある特定の実施形態では、開示されたミニタブレットが投与される。ある特定の実施形態では、輸血頻度が、(同じ期間に標準化された過去の輸血負荷と比較して)少なくとも15週間にわたって輸血されたRBCユニットの数において、少なくとも5%低減される。ある特定の実施形態では、輸血頻度が、少なくとも15週間にわたって輸血されたRBC単位の数において、少なくとも10%低減される。ある特定の実施形態では、輸血頻度が、少なくとも15週間にわたって輸血されたRBC単位の数において、少なくとも15%低減される。ある特定の実施形態では、輸血頻度が、少なくとも15週間にわたって輸血されたRBC単位の数において、少なくとも20%低減される。ある特定の実施形態では、輸血頻度が、少なくとも15週間にわたって輸血されたRBC単位の数において、少なくとも25%低減される。ある特定の実施形態では、輸血頻度が、少なくとも15週間にわたって輸血されたRBC単位の数において、少なくとも30%低減される。ある特定の実施形態では、輸血頻度が、少なくとも15週間にわたって輸血されたRBC単位の数において、少なくとも35%低減される。ある特定の実施形態では、輸血頻度が、少なくとも20週間にわたって輸血されたRBC単位の数において、少なくとも40%低減される。ある特定の実施形態では、輸血頻度が、少なくとも20週間にわたって輸血されたRBC単位の数において、少なくとも5%低減される。ある特定の実施形態では、輸血頻度が、少なくとも20週間にわたって輸血されたRBC単位の数において、少なくとも10%低減される。ある特定の実施形態では、輸血頻度が、少なくとも20週間にわたって輸血されたRBC単位の数において、少なくとも15%低減される。ある特定の実施形態では、輸血頻度が、少なくとも20週間にわたって輸血されたRBC単位の数において、少なくとも20%低減される。ある特定の実施形態では、輸血頻度が、少なくとも20週間にわたって輸血されたRBC単位の数において、少なくとも25%低減される。ある特定の実施形態では、輸血頻度が、少なくとも20週間にわたって輸血されたRBC単位の数において、少なくとも30%低減される。ある特定の実施形態では、輸血頻度が、少なくとも20週間にわたって輸血されたRBC単位の数において、少なくとも35%低減される。ある特定の実施形態では、輸血頻度が、少なくとも20週間にわたって輸血されたRBC単位の数において、少なくとも40%低減される。
いくつかの態様では、対象(例えば、小児患者、高齢患者、又は嚥下を困難にする疾患又は状態を有する患者)を評価する方法が本明細書中で提供され、方法は、対象に開示されるミニタブレットを対象に投与することと、ミタピバットのレベル、2,3-ジホスホグリセリン酸(2,3-DPG)のレベル、アデノシン三リン酸塩(ATP)のレベル、又は対象におけるPKRの活性の値を取得することによって、対象を評価することと、を含む。いくつかの態様では、レベルの値が、ミタピバットの血漿濃度を分析することによって取得される。いくつかの態様では、2,3-DPGのレベルが、2,3-DPGの血中濃度を分析することによって取得される。いくつかの態様では、ATPのレベルが、ATPの血中濃度を分析することによって取得される。いくつかの態様では、PKRの活性が、血液中の13C標識の血中濃度を分析することによって獲得される。いくつかの態様では、分析が、体液の試料分析によって行われる。いくつかの態様では、体液が、血液である。いくつかの態様では、分析が、質量分析によって行われる。いくつかの態様では、分析が、LC-MSによって行われる。
いくつかの態様では、本明細書では、対象(例えば、小児患者、高齢患者、又は嚥下を困難にする疾患若しくは状態を有する患者)を評価する方法が提供され、本方法は、対象(例えば、小児患者、高齢患者、又は嚥下を困難にする疾患若しくは状態を有する患者)において、ミタピバットのレベルの値、又はその薬学的組成物、2,3-DPGのレベル、ATPのレベル、又はPKRの活性を取得することによって、対象を評価することを含む。いくつかの態様では、取得することが、対象から試料を受け取ることを含む。いくつかの態様では、取得することが、値を別の当事者に伝達することを含む。いくつかの態様では、他の当事者が、開示されたミニタブレットを投与された当事者である。
いくつかの態様では、本明細書中で、対象(例えば、小児患者、高齢患者、又は嚥下を困難にする疾患又は状態を有する患者)を治療する方法が提供され、本方法は、対象に、薬学的有効量の開示されたミニタブレットを投与することと、ミタピバットのレベル、2,3-ジホスホグリセリン酸(2,3-DPG)のレベル、アデノシン三リン酸塩(ATP)のレベル、又はPKRの値を取得することにより、対象を治療することと、を含む。
他の態様では、本明細書中で、薬学的有効量の開示されたミニタブレットを対象に投与することを含む、サラセミア(例えば、α-サラセミア又はβ-サラセミア)の治療方法が本明細書に提供される。また、サラセミア(例えば、α-サラセミア又はβ-サラセミア)の治療を必要とする対象(例えば、小児患者、高齢患者、又は嚥下を困難にする疾患又は状態を有する患者)においてその治療に使用するための開示されたミニタブレットが提供される。サラセミア(例えば、α-サラセミア又はβ-サラセミア)を治療するための医薬品の製造における、開示されるミニタブレットの使用が更に提供される。
他の態様では、赤血球(RBC)の寿命を延長することを必要とする対象(例えば、小児患者、高齢患者、又は嚥下を困難にする疾患又は状態を有する患者)においてそれを行う方法であって、薬学的有効量の開示されたミニタブレットを対象に投与することを含む、方法が本明細書中で提供される。一態様では、開示されるミニタブレットが、全血又は体外に充填された赤血球に直接添加される。また、赤血球(RBC)の寿命を延長することを必要とする対象(例えば、小児患者、高齢患者、又は嚥下を困難にする疾患又は状態を有する患者)においてその延長に使用するための、開示されたミニタブレットもまた提供される。赤血球(RBC)の寿命を延長するための医薬品の製造における、開示されるミニタブレットの使用が更に提供される。
一態様では、開示される方法が、開示されるミニタブレットを葉酸と組み合わせて投与又は使用することを更に含む。葉酸の投与又は使用は、開示されるミニタブレットの投与又は使用の前、中、及び/又は後であり得る。しかしながら、一態様では、葉酸が、開示されるミニタブレットの前に、かつ/又はそれと同時に投与されるか、又は使用される。したがって、一態様では、本明細書に記載の状態(例えば、PKD、溶血性貧血などの貧血、後天性溶血性貧血、サラセミア(例えば、β-サラセミア、α-サラセミアなど)、鎌状赤血球疾患、遺伝性スフェロサイトーシス、遺伝性エリプトサイトーシス、無βリポタンパク血症、Bassen-Kornzweig症候群、及び発作性夜間ヘモグロビン尿症)を治療すること、RBCの寿命を延長すること、血液中(例えば、対象の血液中)の2,3-ジホスホグリセリン酸濃度を調節すること、赤血球中の野生型又は変異体PKRを活性化すること、ヘモグリンの量を増加させること、2,3-ジホスホグリセリン酸(2,3-DPG)のレベル、アデノシン三リン酸(ATP)のレベル、又はPKRの活性を評価すること、2,3-ジホスホグリセリン酸(2,3-DPG)のレベル、アデノシン三リン酸(ATP)のレベル、又はPKRの活性を評価することを必要とする対象(例えば、小児患者、高齢患者、又は嚥下を困難にする疾患又は状態を有する患者)においてそれを行う方法であって、有効量の開示されたミニタブレット及び葉酸を対象に投与することを含む、方法が本明細書中で提供される。
開示されるミニタブレットの前に葉酸が投与又は使用される態様では、葉酸が、開示されるミニタブレットの投与又は使用の少なくとも5日前、少なくとも10日前、少なくとも15日前、少なくとも20日前、又は少なくとも25日前に使用され得る。一態様では、葉酸が、開示されるミニタブレットの投与又は使用の少なくとも20日前、少なくとも21日前、少なくとも22日前、少なくとも23日前、少なくとも24日前、又は少なくとも25日前に投与又は使用される。別の態様では、葉酸が、投与又は開示されたミニタブレットの少なくとも21日前に投与される。別の態様では、葉酸が、開示されるミニタブレットの投与又は使用の1~30日前から投与又は使用される。別の態様では、葉酸が、開示されたミニタブレットの投与又は使用の5~25日前から投与又は使用される。別の態様では、葉酸が、開示されたミニタブレットの投与又は使用の10~30日前から投与又は使用される。別の態様では、葉酸が、開示されたミニタブレットの投与又は使用の10~25日前から投与又は使用される。別の態様では、葉酸が、開示されたミニタブレットの投与又は使用の15~25日前から投与又は使用される。別の態様では、葉酸が、開示されたミニタブレットの投与又は使用の20~25日前から投与又は使用される。
開示されたミニタブレットとともに投与又は使用される葉酸の特定の量は、治療される対象及び特定の投与様式に応じて変化する。ある特定の態様では、薬学的有効量の葉酸が、毎日約0.1mg~約10mgである。ある特定の態様では、葉酸の有効量が、毎日少なくとも0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9又は1.0mgである。一態様では、葉酸の有効量が、少なくとも0.8mg/日又は少なくとも1.0mg/日である。
葉酸の量は、任意の量の開示されるミニタブレットと組み合わせることが意図される。したがって、ある特定の態様では、本明細書に記載の状態(例えば、PKD、溶血性貧血などの貧血、後天性溶血性貧血、サラセミア(例えば、β-サラセミア、α-サラセミアなど)、鎌状赤血球疾患、遺伝性スフェロサイトーシス、遺伝性エリプトサイトーシス、無βリポタンパク血症、Bassen-Kornzweig症候群、及び発作性夜間ヘモグロビン尿症)を治療すること、RBCの寿命を延長すること;血液中(例えば、対象の血液中)の2,3-ジホスホグリセリン酸レベルを調節すること、中の野生型又は変異体PKRを活性化すること、血液中のヘモグロビンの量を増加させること、2,3-ジホスホグリセリン酸(2,3-DPG)のレベル、アデノシン三リン酸(ATP)のレベル、又はPKRの活性を評価すること、2,3-ジホスホグリセリン酸(2,3-DPG)のレベル、アデノシン三リン酸(ATP)のレベル、又はPKRの活性を評価することを必要とする対象(例えば、小児患者、高齢患者、又は嚥下を困難にする疾患又は状態を有する患者)においてそれを行う方法であって、薬学的有効量の開示されたミニタブレット及び葉酸を対象に投与することを含み、葉酸が、開示されたミニタブレットの前に、及び/又は開示されたミニタブレットと同時に投与され(例えば、少なくとも21日前に)、開示されるミニタブレットが、5、20、又は50mgのBIDの量で投与され、葉酸が、少なくとも0.8mg/日の量で投与される、方法が本明細書中で提供される。
ある特定の実施形態では、複数の開示されるミニタブレットが、適切な薬学的投薬システム、例えば、カプセル、ポーチ、小袋又はスティックパックなどの容器内で提供される。いくつかの実施形態では、薬学的投薬システムが、小袋又はスティックパックである。
実施例1 食品中のミタピバットの味覚評価
ミタピバット硫酸塩タブレットを、食品投与ビヒクルに分散させた3つの全錠及びクラストタブレットとして評価した。各タブレットは、5.850mgのミタピバット硫酸塩水和物(1-(シクロプロピルメチル)-4-(4-(キノリン-8-スルホンアミド)ベンゾイル)ピペラジン-1-イウムヘミ硫酸塩セスキ水和物)形態A;30.09mgの微結晶性セルロース;11.56mgのマンニトール;1.500mgのクロスカルメロースナトリウム;及び1.000mgのOpadry(登録商標)Blue IIフィルムコートを有するステアリルフマル酸ナトリウムを含有した。粉砕したタブレットを自動ピルクラッシャー(First Crush、モデル:2002B)を使用して以下のように処理した:タブレットをタブレットクラッシャーの空洞に挿入し、蓋を閉じた。タブレット粉砕機をオンにし、「Extra Grind」ピル粉砕設定を選択した。タブレット粉末を、1オンスのプラスチックカップに移し、こぼれを防ぐために蓋でしっかりと閉じた。
パネリストには、1オンスのプラスチックカップ、清潔な使い捨てスプーン、及び5mLの食品ビヒクルを含む1オンスのプラスチック試料カップのいずれか3つのAG-348全タブレット又は3つの粉砕されたタブレットが提供された。試験した食品ビヒクルは、イチゴジャム、プレーンヨーグルト、イチゴヨーグルト、リンゴソース、リンゴジュース、全乳、チョコレートプリン、ライスシリアル及びピーナッツバターであった。
a.同時に開始して、パネリストは、全体又は粉砕されたタブレットを食品ビヒクルに空け、均質になるまで15~30秒間穏やかに分散させ、スプーンを使用してタブレット/顆粒を完全に覆った。ストップウォッチを使用して、サンプルを食品ビヒクルに15分間放置した。15分間の滞留時間後、パネリストは、食品及び薬品をスプーンに移した。同時に、パネリストは、完全なサンプルを口の中に入れ、10秒間攪拌し、塊を吐き出した。その後、パネリストは、30分までの周期的な間隔で後味特性を独立して評価し、記録した。官能パネリストは、Flavor Profile Method of analytical sensory analysis[Keane,P.The Flavor Profile Method,In Hootman(ed.)、Manual on Descriptive Analysis Testing for Sensory Evaluation ASTM Manual Series:MNL 13 Baltimore,MD.1962)]を使用して試料を評価し、製品の感覚属性、例えば、基本的な好み、香り、質感及び口当たりを測定する。9つの食品投与ビヒクルにおけるミタピバット硫酸全タブレット及び粉砕タブレットの苦味(ミタピバット硫酸塩の一次味覚マスキングチャレンジ)のフレーバープロファイル結果を、図2及び図3に示す。予想通り、粉砕されたタブレットの苦味プロファイルは、タブレット全体よりも高かった。チョコレートプリン、イチゴジャム及びピーナッツバターは、許容できるプロファイルを示す。ストロベリーヨーグルト及びリンゴソースも有効な選択肢である。
実施例2 食品中のミタピバットミニタブレットの味覚評価
各ミタピバットミニタブレットは、1.170mgのミタピバット硫酸塩水和物(1-(シクロプロピルメチル)-4-(4-(キノリン-8-スルホンアミド)ベンゾイル)ピペラジン-1-イウムヘミ硫酸塩sesquihydrate)形態A、6.020mgの微結晶性セルロース、2.310mgのマンニトール、0.300mgのクロスカルメロースナトリウム、及び0.200mgのOpadry(登録商標)Blue IIフィルムコートを有するステアリルフマル酸ナトリウムを含有した。ミニタブレットは、直接圧縮及びパンコーティングプロセスで製造した。マルチチップパンチは、圧縮プロセスで使用される。
訓練された官能パネリストは、2つの方法によって、2回の用量のミタピバット硫酸ミニタブレット(15及び30ミニタブレット)のフレーバーを測定した。具体的には、顆粒はきちんと評価され、4つの食品投与ビヒクルで投与された。
きちんとした評価のために、各官能パネリストは、試料カップ中の単位用量(15又は30のいずれか)のミニタブレットを与えられた。ストップウォッチを開始し、パネリストはペレットを舌の真ん中に置いた。パネリストは、サンプルを、1 1/2の強度の苦味を知覚するまで連続的に舌の上で穏やかに転がし、「苦いブレークスルー」までの時間を記録し、崩壊したタブレット塊を吐き出した。1 1/2苦い「苦いブレークスルー」への平均時間は、ミニタブレットの数(16~17秒)とは無関係であった。
食品における評価のために:パネリストは、1オンスのプラスチックカップ中のミタピバットミニタブレット(15又は30のいずれか)、清潔な使い捨てスプーン及び5mLの食品ビヒクルを含む1オンスのプラスチック試料カップを提供された。同時に開始して、パネリストは、ミニタブレット全体又は粉砕したミニタブレットを食品ビヒクル中に空け、均質になるまで15~30秒間穏やかに分散させ、スプーンを使用してタブレット/顆粒を完全に覆った。ストップウォッチを使用して、試料を所定の期間(5、15、又は30分)、食品ビヒクル内に置いた。指定された滞留時間後、パネリストは食品及び薬品をスプーンに移した。同時に開始して、パネリストは、全サンプルを口の中に入れ、10秒間攪拌し、塊を吐き出した。その後、パネリストは、30分までの周期的な間隔で後味特性を独立して評価し、記録した。パネリストは、試料のフレーバープロファイルを生成する個々の結果を記載した。
*Keane,P The Flavor Profile Method.In C.Hootman(Ed.)、Manual on Descriptive Analysis Testing for Sensory Evaluation ASTM Manual Series:MNL 13.Baltimore,MD.(1992)に記載されているように、官能パネリストは、分析的感覚分析のFlavor Profile Method*を使用してサンプルを評価し、製品の感覚属性、例えば、基本的な味、香り、質感及び口当たりを測定した。
無糖リンゴソースでは、15分間の保持時間(15及び30ミニタブレットの両方)が作用閾値(11/2)を上回る苦味プロファイルを生じたので、次に5分で評価した(図5を参照)。
加糖リンゴソースでは、15分間の保持時間(15及び30のミニタブレットの両方)が作用閾値(11/2)を上回る苦味プロファイルを生じたので、次に5分で評価した(図6を参照)。
チョコレートプリンでは、15分間の保持時間(15及び30のミニタブレットの両方)が作用閾値(11/2)を下回る苦味プロファイルを生じたので、次に30分で評価した(図7を参照)。
イチゴヨーグルトでは、15分間の保持時間(15及び30のミニタブレットの両方)が作用閾値(11/2)を上回る苦味プロファイルを生じたので、次に5分で評価した(図8を参照)。
チョコレートプリンは、ミニタブレットの好ましいビヒクルであることが判明した。リンゴソース(加糖及び/又は無糖)及びイチゴヨーグルトも、ミニタブレットに許容されるビヒクルであり得る。
実施例3 健康な対象におけるミタピバットのコーティングされた顆粒製剤に対する食品の相対的バイオアベイラビリティ及び効果を評価するための第1相、非盲検、無作為化4期間クロスオーバー研究
この研究の主な目的は、健康な成人参加者における絶食条件下での単回経口投与後のタブレット製剤と比較した、ミタピバットコーティングされた顆粒製剤の相対的なバイオアベイラビリティを評価することである。参加者は18~55歳の健康な成人で、体重指数は平方メートル当たり18.0~32.0キログラム(kg/m)である。具体的には、ミタピバットタブレットは、50mgの強度(50mgのミタピバットに相当する)を有する1つのミタピバットタブレットとして提供される。ミタピバットコーティングされた顆粒は、1mgの強度(1mgのミタピバットに相当)を有する50のミタピバット顆粒として提供されるであろう。ミタピバット顆粒の製剤は、上記の実施例2に記載される通りである。
32人の適格な対象が登録されて、24人の被験者が研究を完了することを確実にする。対象は、4つのシークエンスのうちの1つに無作為に割り当てられる。
8人の対象を、各治療シークエンスに無作為に割り当てる。各シーケンスには4つの期間があり、各対象は以下の治療のうちの1つを受ける:
処置A:絶食条件下のミタピバットタブレット(1×50mg)
処置B:絶食条件下のミタピバットコーティングされた顆粒(50×1mg)
処置C:ミタピバットコーティングされた顆粒(50×1mg)、イチゴヨーグルト(ソフト食品)とともに
処置D:ミタピバットコーティングされた顆粒(50×1mg)、チョコレートプリン(ソフト食品)とともに。
実験:処置シークエンス1:ABCD
参加者は、処置A(ミタピバットタブレット、経口、絶食条件下で期間1の1日目に1回)、続いて処置B(ミタピバットコーティング顆粒、経口、絶食条件下で期間2の1日目に1回)、続いて処置C(ミタピバットコーティング顆粒、イチゴヨーグルトとともに、期間3の1日目に1回経口)、続いて処置D(ミタピバットコーティング顆粒、チョコレートプリンとともに、期間4の1日目に1回経口)を受ける。各処置期間は、7日間の洗い流し期間で区切られる。
実験:処置シークエンス2:BDAC
参加者は、処置B(ミタピバットコーティング顆粒、経口、絶食条件下で期間1の1日目に1回)、続いて処置D(ミタピバットコーティング顆粒、チョコレートプリンとともに、期間2の1日目に1回経口)、続いて処置A(ミタピバット錠、経口、絶食条件下で期間3の1日目に1回)、続いて処置C(ミタピバットコーティング顆粒、イチゴヨーグルトとともに、期間4の1日目に1回経口)を受ける。各治療期間は、7日間の洗い流し期間で区切られる。
実験:処置シークエンス3:CADB
参加者は、処置C(ミタピバットコーティング顆粒、イチゴヨーグルトとともに、経口で、期間1の1日目に1回)、続いて処置A(ミタピバット錠、経口で、絶食条件下、期間2の1日目に1回)、続いて処置D(ミタピバットコーティング顆粒、チョコレートプリンとともに、経口で、期間3の1日目に1回)、続いて処置B(ミタピバットコーティング顆粒、経口で、絶食条件下で期間4の1日目に1回)を受ける。各治療期間は、7日間の洗い流し期間で区切られる。
実験:処置シークエンス4:DCBA
参加者は、処置D(ミタピバットコーティング顆粒、チョコレートプリンとともに、経口で、期間1の1日目に1回)、続いて処置C(ミタピバットコーティング顆粒、イチゴヨーグルトとともに、経口で、期間2の1日目に1回)、続いて処置B(絶食条件下、経口で、期間3の1日目に1回)、続いて処置A(絶食条件下、経口で、期間4の1日目に1回)を受ける。各治療期間は、7日間の洗い流し期間で区切られる。
主要な結果の尺度:
1.絶食条件下でのミタピバットの最大観察濃度(Cmax)
[時間枠:投与前及び投与後の複数の時点(最大72時間)]
2.絶食条件下でのミタピバットの時間ゼロから最終定量可能濃度までの血漿濃度時間曲線下面積(AUC0-t)
[時間枠:投与前及び投与後の複数の時点(最大72時間)]
3.絶食条件下でのミタピバットの時間ゼロから無限大までの血漿濃度-時間曲線下面積(AUC0-∞)
[時間枠:投与前及び投与後の複数の時点(最大72時間)]
4.絶食条件下でのミタピバットの最大観察濃度に達するまでの時間(Tmax)
[時間枠:投与前及び投与後の複数の時点(最大72時間)]
実施例4 小児への投与
本明細書に記載の小児用投与レジメンは、体重ベース(年齢ベースとは対照的)である。体重群当たりの用量を、CDC成長チャートに従って生成された体重対年齢曲線に基づいて決定した(出典:National Center for Chronic Disease Prevention and Health Promotion,http://www.cdc.gov/growthcharts,and an updated mitapivat adult population PK model which incorporates the effect of allometric scaling of body weight on clearance and volume of distribution.各用量レベル(5mg、20mg及び50mg)でのミタピバットの典型的な成人曝露レベルと一致するように試みるために、4つの異なる潜在的な体重及び用量コホートをモデル化した。4つの潜在的な体重/用量コホートは以下の通りであった:
次に、NHANES(National Health and Nutrition Examination Survey)データベースからのデータを使用して、全てのPK変数を含む用量シミュレーションを実施するための仮想小児集団を取得した。仮想小児集団からのシミュレートされたミタピバット曝露範囲(第5から95パーセンタイルまで)を成人対象のものと比較することによって、その後、体重コホートを20kg未満、20kg~40kg未満、及び40kg以上として選択した。この分析から、表3の以下の小児用量レジメンが決定された。
番号付き実施形態
実施形態1a:小児対象においてピルビン酸キナーゼ欠乏症、鎌状赤血球疾患、及びサラセミアから選択される状態を治療する方法であって、治療有効量のミタピバット又はその薬学的に許容される塩を、食物又は水とともに小児対象に投与することを含み、小児対象が、約1歳~約12歳であり、約7kg~約40kg未満の体重を有する、方法。
実施形態2a:小児対象が、約2歳~約12歳未満である、実施形態1aに記載の方法。
実施形態3a.小児対象が、約1歳~約2歳未満である、実施形態1aに記載の方法。
実施形態4a.小児対象の体重が、約7kg~約20kg未満である、実施形態1a~3aのいずれか1つに記載の方法。
実施形態5a.小児対象の体重が、約20kg~約40kg未満である、実施形態1a~3aのいずれか1つに記載の方法。
実施形態6a.小児対象が、約0.5mg~約25mgのミタピバット又は約0.5mg~約25mgのミタピバットの量に相当する量のミタピバットの薬学的に許容される塩を投与される、実施形態1a~5aのいずれか1つに記載の方法。
実施形態7a.小児対象が、約0.5mg~約25mgのミタピバット又は約0.5mg~約25mgのミタピバットの量に相当する量のミタピバットの薬学的に許容される塩を投与され、小児対象が、約2歳~約12歳未満であり、約20kg~約40kg未満の体重を有する、実施形態1aに記載の方法。
実施形態8a.小児対象が、約15mg~約25mg、約5mg~約15mg、若しくは約1mg~約5mgのミタピバット又は約15mg~約25mg、約5mg~約15mg、若しくは約1mg~約5mgの量のミタピバットに相当する量のミタピバットの薬学的に許容される塩を投与される、実施形態1aに記載の方法。
実施形態9a.小児対象が、約20mg、約10mg、若しくは約2mgのミタピバット、又は約20mg、約10mg、若しくは約2mgのミタピバットに相当する量のミタピバットの薬学的に許容される塩を投与される、実施形態8aに記載の方法。
実施形態10a.小児対象が、約10mg~約20mg、約1mg~約10mg、若しくは約0.5mg~約5mgのミタピバット、又は約10mg~約20mg、約1mg~約10mg、若しくは約0.5mg~約5mgの量のミタピバットに相当する量のミタピバットの薬学的に許容される塩を投与され、小児対象が、約2歳~約12歳未満であり、約7kg~約20kg未満の体重を有する、実施形態1aに記載の方法。
実施形態11a.小児対象が、約15mg、約5mg、若しくは約1mgのミタピバット又は約15mg、約5mg、若しくは約1mgのミタピバットの量に相当する量のミタピバットの薬学的に許容される塩を投与される、実施形態10aに記載の方法。
実施形態12a.小児対象が、約8mg~約12mg、約2mg~約6mg、若しくは約0.5mg~約3mgのミタピバット又は約8mg~約12mg、約2mg~約6mg、若しくは約0.5mg~約3mgの量のミタピバットに相当する量のミタピバットの薬学的に許容される塩を投与され、小児対象が、約1歳~約2歳未満である、実施形態1aに記載の方法。
実施形態13a.小児対象が、約10mg、約4mg、若しくは約1mgのミタピバット又は約10mg、約4mg、若しくは約1mgの量のミタピバットに相当する量のミタピバットの薬学的に許容される塩を投与される、実施形態12aに記載の方法。
実施形態14a.ミタピバット又はその薬学的に許容される塩が、1つ以上の顆粒を含む薬学的組成物の一部として投与される、実施形態1a~13aのいずれか1つに記載の方法。
実施形態15a.1つ以上の顆粒が、それぞれ、約0.5mg~約1.5mgのミタピバット又は約0.5mg~約1.5mgのミタピバットの量に相当する量のミタピバットの薬学的に許容される塩を含む、実施形態14aに記載の方法。
実施形態16a.1つ以上の顆粒が、それぞれ約1mgのミタピバット又は約1mgのミタピバットの量に相当する量の薬学的に許容される塩を含む、実施形態14a又は15aに記載の方法。
実施形態17a.ミタピバット又はその薬学的に許容される塩が、1日に1回又は2回投与される、実施形態1a~16aのいずれか1つに記載の方法。
実施形態18a.小児対象が、ミタピバットの薬学的に許容される塩を投与される、実施形態1a~17aのいずれか1つに記載の方法。
実施形態19a.ミタピバットの薬学的に許容される塩が、硫酸塩である、実施形態1a~18aのいずれか1つに記載の方法。
実施形態20a.ミタピバットの薬学的に許容される塩が、ヘミ硫酸セスキ水和物塩である、実施形態1a~19aのいずれか1つに記載の方法。
実施形態21a.1つ以上の顆粒が、1日に1回又は2回投与される、実施形態14a~20aのいずれか1つに記載の方法。
実施形態22a.約2歳~約12歳未満であり、かつ約20kg~約40kg未満の体重を有する小児対象において、ピルビン酸キナーゼ欠乏症、鎌状赤血球症、及びサラセミアから選択される状態を治療する方法であって、1日に1回又は2回、食物又は水とともに1つ以上の顆粒を小児対象に投与することを含み、各顆粒が、約1mgのミタピバットに相当する量のミタピバットヘミ硫酸セスキ水和物を含み、小児対象に投与されるミタピバットの量が、約20mg、約10mg、又は約2mgである、方法。
実施形態23a.小児対象に投与されるミタピバットの量が、約20mgである、実施形態22aに記載の方法。
実施形態24a.小児対象に投与されるミタピバットの量が、約10mgである、実施形態22aに記載の方法。
実施形態25a.小児対象に投与されるミタピバットの量が、約2mgである、実施形態22aに記載の方法。
実施形態26a.約2歳~約12歳未満であり、かつ約20kg未満の体重を有する小児対象において、ピルビン酸キナーゼ欠乏症、鎌状赤血球疾患、及びサラセミアから選択される状態を治療する方法であって、1日に1回又は2回、食物又は水とともに1つ以上の顆粒を小児対象に投与することを含み、各顆粒が、約1mgのミタピバットに相当する量のミタピバットヘミ硫酸セスキ水和物を含み、小児対象に投与されるミタピバットの量が、約10mg、約5mg、又は約1mgである、方法。
実施形態27a.小児対象に投与されるミタピバットの量が、約10mgである、実施形態26aに記載の方法。
実施形態28a.小児対象に投与されるミタピバットの量が、約5mgである、実施形態26aに記載の方法。
実施形態29a.小児対象に投与されるミタピバットの量が、約1mgである、実施形態26aに記載の方法。
実施形態30a.約1歳~約2歳未満であり、かつ約7kg~約20kgの体重を有する小児対象において、ピルビン酸キナーゼ欠乏症、鎌状赤血球疾患、及びサラセミアから選択される状態を治療する方法であって、1日に1回又は2回、食物又は水とともに1つ以上の顆粒を小児対象に投与することを含み、各顆粒が、約1mgのミタピバットに相当する量のミタピバットヘミ硫酸セスキ水和物を含み、対象に投与されるミタピバットの量が、約10mg、約4mg、又は約1mgである、方法。
実施形態31a.小児対象に投与されるミタピバットの量が、約10mgである、実施形態30aに記載の方法。
実施形態32a.小児対象に投与されるミタピバットの量が、約4mgである、実施形態30aに記載の方法。
実施形態33a.小児対象に投与されるミタピバットの量が、約1mgである、実施形態30aに記載の方法。
実施形態34a.1つ以上の顆粒が、1つ以上の不活性成分を更に含む、実施形態15a~32aのいずれか1つに記載の方法。
実施形態35a.1つ以上の不活性成分が、崩壊剤、潤滑剤、結合剤、及び希釈剤から選択される、実施形態34aに記載の方法。
実施形態36a.1つ以上の非活性成分が、微結晶性セルロース、マンニトール、クロスカルメロースナトリウム、及びフマル酸ステアリルナトリウムから選択される、実施形態34a又は35aに記載の方法。
実施形態37a.1つ以上の顆粒が、フィルムコートを更に含む、実施形態15a~36aのいずれか1つに記載の方法。
実施形態38a.約1歳~約12歳であり、かつ約7kg~約40kg未満の体重を有する小児対象において、ピルビン酸キナーゼ欠乏症、鎌状細胞病、及びサラセミアから選択される状態を治療する方法であって、小児対象に、初期量のミタピバット又はその薬学的に許容される塩を、食物又は水とともに、第1の期間にわたって投与することと、第1の期間の後に小児対象のヘモグロビンレベルを評価して、小児対象が標的ヘモグロビンレベル内にあるかどうかを決定することと、小児対象のヘモグロビンレベルが標的ヘモグロビンレベルの範囲内である場合は、初期量のミタピバット又はその薬学的に許容される塩を食物若しくは水とともに投与し続けるか、又は小児対象のヘモグロビンレベルが標的ヘモグロビンレベルの範囲内にない場合は、第1の調整された量のミタピバット又はその薬学的に許容される塩を食物若しくは水とともに投与することと、を含む、方法。
実施形態39a.方法が、第1の調整された量のミタピバット又はその薬学的に許容される塩を、食物又は水とともに、第2の期間にわたって投与することと、第2の期間の後に小児対象のヘモグロビンレベルを評価して、小児対象が標的ヘモグロビンレベル内にあるかどうかを決定することと、小児対象のヘモグロビンレベルが標的ヘモグロビンレベル内にある場合、第1の調整された量を投与し続けるか、又は小児対象のヘモグロビンレベルが第2の期間時間後に標的ヘモグロビンレベル内にない場合、第2の調整された量のミタピバット若しくはその薬学的に許容される塩を食物若しくは水とともに投与することと、を更に含む、実施形態38aに記載の方法。
実施形態40a.方法が、小児対象のヘモグロビンレベルが第2の期間の時間後に標的ヘモグロビンレベル内にない場合、第3の調整された量のミタピバット若しくはその薬学的に許容される塩を、食物若しくは水とともに、第3の期間にわたって投与すること、又は小児対象のヘモグロビンレベルが標的ヘモグロビンレベル内にある場合、第2の調整された量を投与し続けること、を更に含む、実施形態38a又は39aに記載の方法。
実施形態41a.方法が、小児対象のヘモグロビンレベルを評価し続け、小児対象のヘモグロビンレベルが標的ヘモグロビンレベル内になるまで、ミタピバット若しくはその薬学的に許容される塩の量を再調整すること、又は小児対象にミタピバット若しくはその薬学的に許容される塩を更に調整することなく投与し続けること、を更に含む、実施形態38a~40aのいずれか1つに記載の方法。
実施形態42a.小児対象が、約2歳~約12歳未満である、実施形態38a~41aのいずれか1つに記載の方法。
実施形態43a.小児対象が、約1歳~約2歳未満である、実施形態38a~42aのいずれか1つに記載の方法。
実施形態44a.小児対象の体重が、約7kg~約20kg未満である、実施形態38a~43aのいずれか1つに記載の方法。
実施形態45a.小児対象の体重が、約20kg~約40kg未満である、実施形態38a~44aのいずれか1つに記載の方法。
実施形態46a.ミタピバットの初期量が、約0.5mg~約25mgのミタピバットであるか、又はミタピバットの薬学的に許容される塩の初期量が、約0.5mg~約25mgのミタピバットに相当する量である、実施形態38a~45aのいずれか1つに記載の方法。
実施形態47a.ミタピバットの初期量が、約15mg~約25mg、約5mg~約15mg、若しくは約1mg~約5mgであるか、又はミタピバットの薬学的に許容される塩の初期量が、約15mg~約25mg、約5mg~約15mg、若しくは約1mg~約5mgに相当する量であり、小児対象が、約2歳~約12歳未満であり、約20kg~約40kg未満の体重を有する、実施形態38a~46aのいずれか1つに記載の方法。
実施形態48a.ミタピバットの初期量が、約20mg、約10mg、若しくは約2mgのミタピバットであるか、又はミタピバットの薬学的に許容される塩の初期量が、約20mg、約10mg、若しくは約2mgのミタピバットに相当する量である、実施形態47aに記載の方法。
実施形態49a.ミタピバットの初期量が、約10mg~約20mg、約1mg~約10mg、若しくは約0.5mg~約5mgのミタピバットであるか、又はミタピバットの薬学的に許容される塩の初期量が、約10mg~約20mg、約1mg~約10mg、若しくは約0.5mg~約5mgのミタピバットに相当する量であり、小児対象が、約2歳~約12歳未満であり、約7kg~約20kg未満の体重を有する、実施形態38a~41aのいずれか1つに記載の方法。
実施形態50a.ミタピバットの初期量が、約15mg、約5mg、若しくは約1mgのミタピバットであるか、又はミタピバットの薬学的に許容される塩の初期量が、約15mg、約5mg、若しくは約1mgのミタピバットに相当する量である、実施形態49aに記載の方法。
実施形態51a.ミタピバットの初期量が、約8mg~約12mg、約2mg~約6mg、若しくは約0.5mg~約3mgのミタピバットであるか、又はミタピバットの薬学的に許容される塩の初期量が、約8mg~約12mg、約2mg~約6mg、若しくは約0.5mg~約3mgのミタピバットに相当する量であり、小児対象が、約1歳~約2歳未満である、実施形態38a~41aのいずれか1つに記載の方法。
実施形態52a.ミタピバットの初期量が、約10mg、約4mg、若しくは約1mgのミタピバットであるか、又はミタピバットの薬学的に許容される塩の初期量が、約10mg、約4mg、若しくは約1mgのミタピバットに相当する量である、実施形態51aに記載の方法。
実施形態53a.状態が、ピルビン酸キナーゼ欠乏症である、実施形態1a~52aのいずれか1つに記載の方法。
実施形態54a.状態が、鎌状赤血球症である、実施形態1a~52aのいずれか1つに記載の方法。
実施形態55a.状態が、サラセミアである、実施形態1a~52aのいずれか1つに記載の方法。
実施形態55b.対象に葉酸を投与することを更に含む、実施形態1a~52aのいずれか1つに記載の方法。
実施形態56a.約0.1mg~約5mgのミタピバット又は約0.1mg~約5mgのミタピバットに相当する量のその薬学的に許容される塩を含み、その最長寸法又は直径が約10.0mm~約0.1mmの長さである薬学的ミニタブレットであって、嚥下困難な患者への1日1回又は2回の経口投与前の食品との混合に適している、薬学的ミニタブレット。
実施形態57a.患者が、約1歳~約12歳であり、約7kg~約40kg未満の体重である、実施形態56aに記載のミニタブレット。
実施形態58a.患者が、高齢者である、実施形態56aに記載のミニタブレット。
実施形態59a.約1歳~約12歳であり、体重が約7kg~約40kg未満の患者又は嚥下困難な成人患者に1日1回又は2回経口投与するための薬学的ミニタブレットであって、約0.1mg~約5mgのミタピバット又は約0.1mg~約5mgのミタピバットに相当する量のその薬学的に許容される塩を含み、その最長寸法又は直径が約10.0mm~約0.1mmの長さである、薬学的ミニタブレット。
実施形態60a.ミニタブレットが、投与前に食物と混合するのに好適である、実施形態59aに記載のミニタブレット。
実施形態61a.ミニタブレットが、約1mgのミタピバット又は約1mgのミタピバットに相当する量のその薬学的に許容される塩を含む、実施形態56a~60aのいずれか1つに記載のミニタブレット。
実施形態62a.ミニタブレットが、微結晶性セルロース、マンニトール、クロスカルメロースナトリウム、及びフマル酸ステアリルナトリウムのうちの1つ以上を更に含む、実施形態56a~61aのいずれか1つに記載のミニタブレット。
実施形態63a.約1歳~約12歳の小児対象においてピルビン酸キナーゼ欠乏症、鎌状赤血球疾患、及びサラセミアから選択される状態を治療する方法であって、初期量のミタピバット又はその薬学的に許容される塩を、第1の期間にわたって、1日に1回又は2回、小児対象に投与することであって、投与される初期量が、ii)小児対象の体重が約7kg~約40kg未満である場合、約0.5mg~約25mgのミタピバット若しくは約0.5mg~約25mgのミタピバットに相当するミタピバットの薬学的塩の量;iv)小児対象の体重が約7kg~約20kg未満である場合、約0.5mg~約25mgのミタピバット若しくは約0.5mg~約25mgのミタピバットに相当する薬学的に許容される塩の量;又はv)小児対象が約1歳~約2歳未満であり、かつ小児対象の体重が少なくとも7kgである場合、約0.5mg~約15mgのミタピバット、若しくは約0.5mg~約15mgのミタピバットに相当する薬学的に許容される塩の量、である、投与することと、一定の期間にわたって小児対象の体重を評価することと、小児対象の体重が同じ範囲内にとどまっている場合、初期量のミタピバット若しくはその薬学的に許容される塩を投与し続けるか、又は上記のi)~v)に列挙される範囲内にある小児対象の体重に基づいて、第1の調整された量のミタピバット若しくはその薬学的に許容される塩を投与することと、を含む、方法。
実施形態54b.確立された1日量のミタピバット又はその薬学的に許容される塩を食物又は水とともに投与されている、約1歳~約12歳であり、かつ約7kg~約40kg未満の体重を有する小児対象について、ミタピバットの確立された1日量を減少させるか又はミタピバット若しくはその薬学的に許容される塩での処置を中止することを含む方法であって、a)第1の調整された量のミタピバット又はその薬学的に許容される塩を、食物又は水とともに、第1の期間にわたって小児対象に投与することであって、第1の調整された量が、確立された1日量未満である、投与することと、b)第1の期間中に、急性溶血若しくは貧血、又はその両方について小児対象を監視することと、を含む、方法。
実施形態55c.ステップa)及びステップb)を、第2の調整された量のミタピバット又はその薬学的に許容される塩を食物又は水とともに、第2の期間にわたって用いて繰り返すこと、並びに急性溶血若しくは貧血又はその両方の症状について小児対象を監視し続けることを含み、第2の調整された量が、第1の調整された量よりも少ない、実施形態54bに記載の方法。
実施形態56b.小児対象が急性溶血若しくは貧血の症状、又はその両方を示す場合、対象の急性溶血若しくは貧血、又はその両方を治療するステップを更に含む、実施形態54b又は55cに記載の方法。
実施形態57b.第2の調整された量のミタピバット又はその薬学的に許容される塩の投与が、第1の期間の完了直後に開始される、実施形態54b~56bのいずれか1つに記載の方法。
実施形態58b.ステップa)及びステップb)を、第3の調整された量のミタピバット又はその薬学的に許容される塩を、食物又は水とともに、第3の期間にわたって用いて繰り返すこと、並びに急性溶血若しくは貧血又はその両方の症状について小児対象を監視し続けることを更に含み、第3の調整された量が、前のステップa)で投与される第2の調整された量よりも少ない、実施形態54b~57bのいずれか1つに記載の方法。
実施形態59b.第3の調整された量のミタピバット又はその薬学的に許容される塩の投与が、第2の期間の完了直後に開始される、実施形態58bに記載の方法。
実施形態60b.ステップa)及びb)が、小児対象がもはやミタピバット又はその薬学的に許容される塩を投与されなくなるまで繰り返される、実施形態54b~59bのいずれか1つの方法。
実施形態61b.小児対象が急性溶血又は貧血の症状を示す場合、小児対象の急性溶血又は貧血を治療するステップを更に含む、実施形態54b~60bのいずれか1つに記載の方法。
実施形態62b.治療が、急性溶血若しくは貧血の症状が改善するまで、又はその両方が改善するまで継続される、実施形態61bに記載の方法。
実施形態63b.ミタピバット又は薬学的に許容される塩の第1の調整された量が、ミタピバット又はその薬学的に許容される塩の確立された1日量より約50%~約75%少なく、かつ、1日に1回投与される(QD)、実施形態55b~62bのいずれか1つに記載の方法。
実施形態64b.ミタピバット又は薬学的に許容される塩の第2の調整された量が、ミタピバット又はその薬学的に許容される塩の確立された1日量より約50%~約70%少なく、かつ、1日に1回投与される(QD)、実施形態55b~63bのいずれか1つに記載の方法。
実施形態65b.ミタピバット又は薬学的に許容される塩の第3の調整された量が、1日おきに投与されるミタピバット又は薬学的に許容される塩(QOD)の第2の調整された量の量に等しい、実施形態58b~63bのいずれか1つに記載の方法。
実施形態66b.急性溶血が、ヘモグロビンの急速な喪失を特徴とする、実施形態54b~65bのいずれか1つに記載の方法。
実施形態67b.対象に、ミタピバットの薬学的に許容される塩を投与する、実施形態36b~66bのいずれか1つに記載の方法。
実施形態68b.薬学的に許容される塩が、硫酸塩である、実施形態36b~67bのいずれか1つに記載の方法。
実施形態69b.薬学的に許容される塩が、ヘミ硫酸セスキ水和物塩である、実施形態36b~68bのいずれか1つに記載の方法。
実施形態70b.対象が、ピルビン酸キナーゼ欠乏症(PKD)、サラセミア、及び鎌状赤血球症(SCD)から選択される状態の治療を受けている、実施形態51b~69bのいずれか1つに記載の方法。
実施形態71b.対象が、ピルビン酸キナーゼ欠乏症(PKD)の治療を受けている、実施形態51b~70bのいずれか1つに記載の方法。
実施形態72b.対象が、鎌状赤血球症(SCD)の治療を受けている、実施形態51b~70bのいずれか1つに記載の方法。
実施形態73b.対象が、サラセミアの治療を受けている、実施形態51b~70bのいずれか1つに記載の方法。
実施形態62d.第1、第2、及び/又は第3の期間を有する、先行する番号付けされた実施形態のいずれか1つに記載の方法であって、第1、第2、及び第3の期間が、それぞれ独立して、約1~約12週間、約1~約11週間、約1~約10週間、約1~約9週間、約1~約8週間、約1~約7週間、約1~約6週間、約1~約5週間、約1~約4週間、約1~約3週間、約1~約2週間、約2~約12週間、約2~約11週間、約2~約10週間、約2~約9週間、約2~約8週間、約2~約7週間、約2~約6週間、約2~約5週間、約2~約4週間、約2~約3週間、約3~約12週間、約3~約11週間、約3~約10週間、約3~約9週間、約3~約8週間、約3~約7週間、約3~約6週間、約3~約5週間、約3~約4週間、約4~約12週間、約4~約11週間、約4~約10週間、約4~約9週間、約4~約8週間、約4~約7週間、約4~約6週間、約4~約5週間、約5~約12週間、約5~約11週間、約5~約10週間、約5~約9週間、約5~約8週間、約5~約7週間、約5~約6週間、約6~約12週間、約6~約11週間、約6~約10週間、約6~約9週間、約6~約8週間、及び約6~約7週間から選択される、方法。
実施形態63c.第1、第2、及び/又は第3の期間を有する、先行する番号付けされた実施形態のいずれか1つの方法であって、第1、第2、及び第3の期間が、それぞれ独立して、少なくとも約1週間、少なくとも約2週間、少なくとも約33週間、少なくとも約4週間、少なくとも約5週間、少なくとも約6週間、少なくとも約7週間、少なくとも約8週間、少なくとも約9週間、少なくとも約10週間、少なくとも約11週間、及び少なくとも約12週間から選択される、方法。
実施形態64c.第1、第2、及び/又は第3の期間を有する、先行する番号付けされた実施形態のうちのいずれか1つの方法であって、第1、第2、及び第3の期間が、それぞれ独立して、最大でも約1週間、最大でも約2週間、最大でも約3週間、最大でも約4週間、最大でも約5週間、最大でも約6週間、最大でも約7週間、最大でも約8週間、最大でも約9週間、最大でも約10週間、最大でも約11週間、最大でも約12週間から選択される、方法。
実施形態65c.第1、第2、及び/又は第3の期間を有する、先行する番号付けされた実施形態のいずれか1つの方法であって、第1、第2、及び第3の期間が、それぞれ独立して、約1週間、約2週間、約3週間、約4週間、約5週間、約6週間、約7週間、約8週間、約9週間、約10週間、約11週間、及び約12週間から選択される、方法。
実施形態66c.第1、第2、及び/又は第3の期間を有する先行する番号付けされた実施形態のうちのいずれか1つに記載の方法であって、第1、第2の期間が同じ期間であるか、第1及び第3の期間が同じ期間であるか、第2及び第3の期間が同じ期間であるか、又は第1、第2、及び第3の期間が全て同じ期間である、方法。
実施形態67d.確立された1日量のミタピバット又はその薬学的に許容される塩を投与されている、約1歳~約12歳であり、かつ約7kg~約40kg未満の体重を有する小児対象について、ミタピバットの確立された1日量を減少させるか又はミタピバット若しくはその薬学的に許容される塩での処置を中止する方法であって、ミタピバット又はその薬学的に許容される塩の投与を直ちに中止することを含み、小児対象が有害事象を経験している、方法。
実施形態68d.急性溶血若しくは貧血又はその両方の症状について小児対象を監視することを更に含む、実施形態67dに記載の方法。
前述の実施形態又は説明のうちのいずれかのいくつかの態様では、ミタピバット又はその薬学的に許容される塩の投与が直ちに停止され(例えば、対象が有害事象を患っている場合)、対象は、一定期間中に、急性溶血若しくは貧血、又はその両方について監視される。
したがって、本開示の範囲は、例示により表された特定の実施形態によってではなく、添付の特許請求の範囲によって定義されることを理解されたい。本願全体にわたって引用される、全ての参考文献(文献の参照、発行された特許、公開特許出願、及び同時係属特許出願を含む)は、参照によりそれらの全ての内容が明示的に本明細書に組み込まれる。他が定義されない限り、本明細書において使用される全ての技術的用語及び科学的用語は、当業者に一般的に知られる意味と一致する。

Claims (63)

  1. 小児対象においてピルビン酸キナーゼ欠乏症、鎌状赤血球疾患、及びサラセミアから選択される状態を治療する方法であって、治療有効量のミタピバット(mitapivat)又はその薬学的に許容される塩を、食物又は水とともに前記小児対象に投与することを含み、前記小児対象が、約1歳~約12歳であり、約7kg~約40kg未満の体重を有する、方法。
  2. 前記小児対象が、約2歳~約12歳未満である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記小児対象が、約1歳~約2歳未満である、請求項1に記載の方法。
  4. 前記小児対象の体重が、約7kg~約20kg未満である、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記小児対象の体重が、約20kg~約40kg未満である、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記小児対象が、約0.5mg~約25mgのミタピバット又は約0.5mg~約25mgの量のミタピバットに相当する量のミタピバットの薬学的に許容される塩を投与される、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記小児対象が、約0.5mg~約25mgのミタピバット又は約0.5mg~約25mgのミタピバットに相当する量のミタピバットの薬学的に許容される塩を投与され、前記小児対象が、約2歳~約12歳未満であり、約20kg~約40kg未満の体重を有する、請求項1に記載の方法。
  8. 前記小児対象が、約15mg~約25mg、約5mg~約15mg、若しくは約1mg~約5mgのミタピバット、又は約15mg~約25mg、約5mg~約15mg、若しくは約1mg~約5mgの量のミタピバットに相当する量のミタピバットの薬学的に許容される塩を投与される、請求項1に記載の方法。
  9. 前記小児対象が、約20mg、約10mg、若しくは約2mgのミタピバット、又は約20mg、約10mg、若しくは約2mgのミタピバットに相当する量のミタピバットの薬学的に許容される塩を投与される、請求項8に記載の方法。
  10. 前記小児対象が、約10mg~約20mg、約1mg~約10mg、若しくは約0.5mg~約5mgのミタピバット、又は約10mg~約20mg、約1mg~約10mg、若しくは約0.5mg~約5mgの量のミタピバットに相当する量のミタピバットの薬学的に許容される塩を投与され、前記小児対象が、約2歳~約12歳未満であり、約7kg~約20kg未満の体重を有する、請求項1に記載の方法。
  11. 前記小児対象が、約15mg、約5mg、若しくは約1mgのミタピバット又は約15mg、約5mg、若しくは約1mgのミタピバットの量に相当する量のミタピバットの薬学的に許容される塩を投与される、請求項10に記載の方法。
  12. 前記小児対象が、約8mg~約12mg、約2mg~約6mg、若しくは約0.5mg~約3mgのミタピバット又は約8mg~約12mg、約2mg~約6mg、若しくは約0.5mg~約3mgの量のミタピバットに相当する量のミタピバットの薬学的に許容される塩を投与され、前記小児対象が、約1歳~約2歳未満である、請求項1に記載の方法。
  13. 前記小児対象が、約10mg、約4mg、若しくは約1mgのミタピバット又は約10mg、約4mg、若しくは約1mgの量のミタピバットに相当する量のミタピバットの薬学的に許容される塩を投与される、請求項12に記載の方法。
  14. 前記ミタピバット又はその薬学的に許容される塩が、1つ以上の顆粒を含む薬学的組成物の一部として投与される、請求項1~13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記1つ以上の顆粒が、それぞれ、約0.5mg~約1.5mgのミタピバット又は約0.5mg~約1.5mgのミタピバットに相当する量のミタピバットの薬学的に許容される塩を含む、請求項14に記載の方法。
  16. 前記1つ以上の顆粒が、それぞれ約1mgのミタピバット又は約1mgのミタピバットに相当する量の薬学的に許容される塩を含む、請求項14又は15に記載の方法。
  17. 前記ミタピバット又はその薬学的に許容される塩が、1日に1回又は2回投与される、請求項1~16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 前記小児対象が、ミタピバットの薬学的に許容される塩を投与される、請求項1~17のいずれか一項に記載の方法。
  19. 前記ミタピバットの薬学的に許容される塩が、硫酸塩である、請求項1~18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 前記ミタピバットの薬学的に許容される塩が、ヘミ硫酸セスキ水和物塩である、請求項1~19のいずれか一項に記載の方法。
  21. 前記1つ以上の顆粒が、1日に1回又は2回投与される、請求項14~20のいずれか一項に記載の方法。
  22. 約2歳~約12歳未満であり、かつ約20kg~約40kg未満の体重を有する小児対象において、ピルビン酸キナーゼ欠乏症、鎌状赤血球症、及びサラセミアから選択される状態を治療する方法であって、1日に1回又は2回、食物又は水とともに1つ以上の顆粒を前記小児対象に投与することを含み、各顆粒が、約1mgのミタピバットに相当する量のミタピバットヘミ硫酸セスキ水和物を含み、前記小児対象に投与されるミタピバットの量が、約20mg、約10mg、又は約2mgである、方法。
  23. 前記小児対象に投与されるミタピバットの前記量が、約20mgである、請求項22に記載の方法。
  24. 前記小児対象に投与されるミタピバットの前記量が、約10mgである、請求項22に記載の方法。
  25. 前記小児対象に投与されるミタピバットの前記量が、約2mgである、請求項22に記載の方法。
  26. 約2歳~約12歳未満であり、かつ約20kg未満の体重を有する小児対象において、ピルビン酸キナーゼ欠乏症、鎌状赤血球疾患、及びサラセミアから選択される状態を治療する方法であって、1日に1回又は2回、食物又は水とともに1つ以上の顆粒を前記小児対象に投与することを含み、各顆粒が、約1mgのミタピバットに相当する量のミタピバットヘミ硫酸セスキ水和物を含み、前記小児対象に投与されるミタピバットの量が、約10mg、約5mg、又は約1mgである、方法。
  27. 前記小児対象に投与されるミタピバットの前記量が、約10mgである、請求項26に記載の方法。
  28. 前記小児対象に投与されるミタピバットの前記量が、約5mgである、請求項26に記載の方法。
  29. 前記小児対象に投与されるミタピバットの前記量が、約1mgである、請求項26に記載の方法。
  30. 約1歳~約2歳未満であり、かつ約7kg~約20kgの体重を有する小児対象において、ピルビン酸キナーゼ欠乏症、鎌状赤血球疾患、及びサラセミアから選択される状態を治療する方法であって、1日に1回又は2回、食物又は水とともに1つ以上の顆粒を前記小児対象に投与することを含み、各顆粒が、約1mgのミタピバットに相当する量のミタピバットヘミ硫酸セスキ水和物を含み、前記対象に投与されるミタピバットの量が、約10mg、約4mg、又は約1mgである、方法。
  31. 前記小児対象に投与されるミタピバットの前記量が、約10mgである、請求項30に記載の方法。
  32. 前記小児対象に投与されるミタピバットの前記量が、約4mgである、請求項30に記載の方法。
  33. 前記小児対象に投与されるミタピバットの前記量が、約1mgである、請求項30に記載の方法。
  34. 前記1つ以上の顆粒が、1つ以上の不活性成分を更に含む、請求項15~32のいずれか一項に記載の方法。
  35. 前記1つ以上の不活性成分が、崩壊剤、潤滑剤、結合剤、及び希釈剤から選択される、請求項34に記載の方法。
  36. 前記1つ以上の不活性成分が、
    微結晶性セルロース、マンニトール、クロスカルメロースナトリウム及びステアリルフマル酸ナトリウムから選択される、請求項34又は35に記載の方法。
  37. 前記1つ以上の顆粒が、フィルムコートを更に含む、請求項15~36のいずれか一項に記載の方法。
  38. 約1歳~約12歳であり、かつ約7kg~約40kg未満の体重を有する小児対象において、ピルビン酸キナーゼ欠乏症、鎌状細胞病、及びサラセミアから選択される状態を治療する方法であって、
    前記小児対象に、初期量のミタピバット又はその薬学的に許容される塩を、食物又は水とともに、第1の期間にわたって投与することと、
    前記第1の期間の後に前記小児対象のヘモグロビンレベルを評価して、前記小児対象が標的ヘモグロビンレベル内にあるかどうかを決定することと、
    前記小児対象のヘモグロビンレベルが前記標的ヘモグロビンレベルの範囲内である場合は、前記初期量のミタピバット又はその薬学的に許容される塩を食物若しくは水とともに投与し続けるか、又は前記小児対象のヘモグロビンレベルが前記標的ヘモグロビンレベルの範囲内にない場合は、第1の調整された量のミタピバット又はその薬学的に許容される塩を食物若しくは水とともに投与することと、を含む、方法。
  39. 前記方法が、前記第1の調整された量のミタピバット又はその薬学的に許容される塩を、食物又は水とともに、第2の期間にわたって投与することと、
    前記第2の期間の後に前記小児対象のヘモグロビンレベルを評価して、前記小児対象が前記標的ヘモグロビンレベル内にあるかどうかを決定することと、
    前記小児対象のヘモグロビンレベルが前記標的ヘモグロビンレベル内にある場合、前記第1の調整された量を投与し続けるか、又は前記小児対象のヘモグロビンレベルが前記第2の期間時間後に前記標的ヘモグロビンレベル内にない場合、第2の調整された量のミタピバット若しくはその薬学的に許容される塩を食物若しくは水とともに投与することと、を更に含む、請求項38に記載の方法。
  40. 前記方法が、前記小児対象のヘモグロビンレベルが前記第2の期間の時間後に前記標的ヘモグロビンレベル内にない場合、第3の調整された量のミタピバット若しくはその薬学的に許容される塩を、食物若しくは水とともに、第3の期間にわたって投与すること、又は前記小児対象のヘモグロビンレベルが前記標的ヘモグロビンレベル内にある場合、前記第2の調整された量を投与し続けること、を更に含む、請求項38又は39に記載の方法。
  41. 前記方法が、前記小児対象のヘモグロビンレベルを評価し続け、前記小児対象のヘモグロビンレベルが前記標的ヘモグロビンレベル内になるまで、前記ミタピバット若しくはその薬学的に許容される塩の量を再調整すること、又は前記小児対象にミタピバット若しくはその薬学的に許容される塩を更に調整することなく投与し続けること、を更に含む、請求項38~40のいずれか一項に記載の方法。
  42. 前記小児対象が、約2歳~約12歳未満である、請求項38~41のいずれか一項に記載の方法。
  43. 前記小児対象が、約1歳~約2歳未満である、請求項38~42のいずれか一項に記載の方法。
  44. 前記小児対象の体重が、約7kg~約20kg未満である、請求項38~43のいずれか一項に記載の方法。
  45. 前記小児対象の体重が、約20kg~約40kg未満である、請求項38~44のいずれか一項に記載の方法。
  46. ミタピバットの前記初期量が、約0.5mg~約25mgのミタピバットであるか、又は前記ミタピバットの薬学的に許容される塩の前記初期量が、約0.5mg~約25mgのミタピバットに相当する量である、請求項38~45のいずれか一項に記載の方法。
  47. ミタピバットの前記初期量が、約15mg~約25mg、約5mg~約15mg、若しくは約1mg~約5mgであるか、又は前記ミタピバットの薬学的に許容される塩の前記初期量が、約15mg~約25mg、約5mg~約15mg、若しくは約1mg~約5mgに相当する量であり、前記小児対象が、約2歳~約12歳未満であり、約20kg~約40kg未満の体重を有する、請求項38~46のいずれか一項に記載の方法。
  48. ミタピバットの前記初期量が、約20mg、約10mg、若しくは約2mgのミタピバットであるか、又は前記ミタピバットの薬学的に許容される塩の前記初期量が、約20mg、約10mg、若しくは約2mgのミタピバットに相当する量である、請求項47に記載の方法。
  49. ミタピバットの前記初期量が、約10mg~約20mg、約1mg~約10mg、若しくは約0.5mg~約5mgのミタピバットであるか、又は前記ミタピバットの薬学的に許容される塩の前記初期量が、約10mg~約20mg、約1mg~約10mg、若しくは約0.5mg~約5mgのミタピバットに相当する量であり、前記小児対象が、約2歳~約12歳未満であり、約7kg~約20kg未満の体重を有する、請求項38~41のいずれか一項に記載の方法。
  50. ミタピバットの前記初期量が、約15mg、約5mg、若しくは約1mgのミタピバットであるか、又は前記ミタピバットの薬学的に許容される塩の前記初期量が、約15mg、約5mg、若しくは約1mgのミタピバットに相当する量である、請求項49に記載の方法。
  51. ミタピバットの前記初期量が、約8mg~約12mg、約2mg~約6mg、若しくは約0.5mg~約3mgのミタピバットであるか、又は前記ミタピバットの薬学的に許容される塩の前記初期量が、約8mg~約12mg、約2mg~約6mg、若しくは約0.5mg~約3mgのミタピバットに相当する量であり、前記小児対象が、約1歳~約2歳未満である、請求項38~41のいずれか一項に記載の方法。
  52. ミタピバットの前記初期量が、約10mg、約4mg、若しくは約1mgのミタピバットであるか、又は前記ミタピバットの薬学的に許容される塩の前記初期量が、約10mg、約4mg、若しくは約1mgのミタピバットに相当する量である、請求項51に記載の方法。
  53. 前記状態が、ピルビン酸キナーゼ欠乏症である、請求項1~52のいずれか一項に記載の方法。
  54. 前記状態が、鎌状赤血球症である、請求項1~52のいずれか一項に記載の方法。
  55. 前記状態が、サラセミアである、請求項1~52のいずれか一項に記載の方法。
  56. 約0.1mg~約5mgのミタピバット又は約0.1mg~約5mgのミタピバットに相当する量のその薬学的に許容される塩を含み、その最長寸法又は直径が約10.0mm~約0.1mmの長さである薬学的ミニタブレットであって、嚥下困難な患者への1日1回又は2回の経口投与前の食品との混合に適している、薬学的ミニタブレット。
  57. 前記患者が、約1歳~約12歳であり、約7kg~約40kg未満の体重である、請求項56に記載のミニタブレット。
  58. 前記患者が、高齢者である、請求項56に記載のミニタブレット。
  59. 約1歳~約12歳であり、体重が約7kg~約40kg未満の患者又は嚥下困難な成人患者に1日1回又は2回経口投与するための薬学的ミニタブレットであって、約0.1mg~約5mgのミタピバット又は約0.1mg~約5mgのミタピバットに相当する量のその薬学的に許容される塩を含み、その最長寸法又は直径が約10.0mm~約0.1mmの長さである、薬学的ミニタブレット。
  60. 前記ミニタブレットが、投与前に食物と混合するのに好適である、請求項59に記載のミニタブレット。
  61. 前記ミニタブレットが、約1mgのミタピバット又は約1mgのミタピバットに相当する量のその薬学的に許容される塩を含む、請求項56~60のいずれか一項に記載のミニタブレット又は顆粒。
  62. 前記ミニタブレットが、微結晶性セルロース、マンニトール、クロスカルメロースナトリウム、及びフマル酸ステアリルナトリウムのうちの1つ以上を更に含む、請求項56~61のいずれか一項に記載のミニタブレット又は顆粒。
  63. 約1歳~約12歳の小児対象においてピルビン酸キナーゼ欠乏症、鎌状赤血球疾患、及びサラセミアから選択される状態を治療する方法であって、初期量のミタピバット又はその薬学的に許容される塩を、第1の期間にわたって、1日に1回又は2回、前記小児対象に投与することであって、投与される前記初期量が、
    ii)前記小児対象の体重が約7kg~約40kg未満である場合、約0.5mg~約25mgのミタピバット、若しくは約0.5mg~約25mgのミタピバットに相当するミタピバットの薬学的塩の量;
    iv)前記小児対象の体重が約7kg~約20kg未満である場合、約0.5mg~約25mgのミタピバット、若しくは約0.5mg~約25mgのミタピバットに相当する薬学的に許容される塩の量;又は
    v)小児対象が約1歳~約2歳未満であり、かつ小児対象の体重が少なくとも7kgである場合、約0.5mg~約15mgのミタピバット、若しくは約0.5mg~約15mgのミタピバットに相当する薬学的に許容される塩の量、である、投与することと、
    一定の期間にわたって前記小児対象の前記体重を評価することと、
    前記小児対象の体重が同じ範囲内にとどまっている場合、前記初期量の前記ミタピバット若しくはその薬学的に許容される塩を投与し続けるか、又は上記のi)~v)に列挙される範囲内にある前記小児対象の体重に基づいて、第1の調整された量のミタピバット若しくはその薬学的に許容される塩を投与することと、を含む、方法。
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