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JP2023136589A - 車速制限装置、車速制限方法及び車速制限プログラム - Google Patents

車速制限装置、車速制限方法及び車速制限プログラム Download PDF

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JP2023136589A JP2022042343A JP2022042343A JP2023136589A JP 2023136589 A JP2023136589 A JP 2023136589A JP 2022042343 A JP2022042343 A JP 2022042343A JP 2022042343 A JP2022042343 A JP 2022042343A JP 2023136589 A JP2023136589 A JP 2023136589A
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Abstract

【課題】特殊状況において、第1車速制限機能を無効化した後、通常より簡単に第2車速制限機能を無効化可能な車速制限装置を提供する。【解決手段】車速制限装置は、自車両の速度が第1速度vs1に一致している状況において第1アクセルペダル条件が成立している場合に、第1車速制限機能を無効化する第1キャンセル機能によって第1車速制限機能を無効化した第1時点から自車両の速度が第2速度に到達した第2時点までの経過時間が所定の閾値未満であって、且つ第2時点において第1操作部条件が成立している場合に、第2車速制限機能を強制的に無効化する第1強制キャンセル機能、第1速度と第2速度との差が所定の閾値未満である場合に、第1キャンセル機能によって第1車速制限機能を無効化した後、第2時点において第1操作部条件が成立している場合に、第2車速制限機能を強制的に無効化する第2強制キャンセル機能、のうちの少なくとも一方を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、自車両に搭載され、自車両の速度が閾値を超えないように、車両の駆動装置及び/又は制動装置を制御する車速制限装置、車速制限方法及び車速制限プログラムに関する。
自車両に搭載され、自車両の速度が閾値を超えないように、自車両の駆動装置及び/又は制動装置を制御する車速制限装置が知られている(例えば、下記特許文献1を参照。)。この特許文献の車速制限装置(以下、「従来装置」と称呼する。)は、自車両の速度が第1速度を超えないように(目標車速で定速走行するように)、自車両の駆動装置及び/又は制動装置を制御する第1車速制限機能を有する。加えて、従来装置は、自車両の速度が第2速度(>第1速度)を超えないように(上限速度を超えないように)、自車両の駆動装置及び/又は制動装置を制御する第2車速制限機能を有する。
特開2009-166542号公報
従来装置のように第1車速制限機能及び第2車速制限機能を有する車速制限装置において、第1条件が成立したとき第1車速制限機能を無効化する第1キャンセル機能、及び第2条件が成立したとき第2車速制限機能を無効化する第2キャンセル機能を備えるとよい。この場合、運転者は、第1条件が成立するように操作(運転)を実行すれば、第1速度を超えて自車両を加速させることができる。さらに、運転者は、第2条件が成立するように操作(運転)を実行すれば、第2速度を超えて自車両を加速させることができる。通常は、上記のように、第1条件及び第2条件がそれぞれ成立した際に第1車速制限機能及び第2車速制限機能をそれぞれ独立して無効化できれば問題ない。一方、特殊状況下(例えば、障害物を回避する状況)では、第1車速制限機能及び第2車速制限機能を速やかに無効化できるのが好ましく、このような状況下においてそれぞれの車速制限機能を無効化させるために異なる条件をそれぞれ成立させるのは、運転者にとって煩わしく、加えて特殊状況における目的(例えば障害物の回避)が実現できないといった事態が生じ得る。よって、特殊状況下では、第1車速制限機能を無効化した後、通常より簡単に第2車速制限機能を無効化可能であることが好ましい。
本発明の目的の一つは、第1車速制限機能及び第2車速制限機能を備えた車速制限装置であって、特殊状況において、第1車速制限機能を無効化した後、通常より簡単に第2車速制限機能を無効化可能な車速制限装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の車速制限装置(1)は、自車両に搭載される。
車速制限装置は、
運転者が自車両を加速させる際に操作する操作部の操作態様を検知する操作部センサ(22)と、
自車両の速度(vs)を検知する速度センサ(21)と、
前記速度が第1速度(vs1)を超えないように自車両の駆動装置(30)及び制動装置(40)のいずれか一方又は両方を制御する第1車速制限機能と、自車両の速度が前記第1速度に一致している状況において前記操作部の操作に関する第1操作部条件(A1)が成立している場合に、前記第1車速制限機能を無効化する第1キャンセル機能と、自車両の速度が前記第1速度より高速の第2速度(vs2)を超えないように自車両の駆動装置及び制動装置のいずれか一方又は両方を制御する第2車速制限機能と、自車両の速度が前記第2速度に一致している状況において前記操作部の操作に関する第2操作部条件(A2)が成立している場合に、前記第2車速制限機能を無効化する第2キャンセル機能と、を有する制御装置と、
を備える。
前記制御装置は、
前記第1キャンセル機能によって前記第1車速制限機能を無効化した第1時点から自車両の速度が前記第2速度に到達した第2時点までの経過時間(t)が所定の閾値(tth)未満であって、且つ前記第2時点において前記第1操作部条件が成立している場合に、前記第2車速制限機能を強制的に無効化する第1強制キャンセル機能、
前記第1速度と前記第2速度との差が所定の閾値(vsth)未満であり、前記第1キャンセル機能によって前記第1車速制限機能を無効化した後、前記第2時点において前記第1操作部条件が成立している場合に、前記第2車速制限機能を強制的に無効化する第2強制キャンセル機能、
のうちの少なくともいずれか一方の強制キャンセル機能を備える。
ここで、第1操作部条件は、例えば、アクセルペダルの踏み込み深さが第1深さを超えた状態の継続時間が第1時間を超えている場合に成立する。また、第2操作部条件は、例えば、アクセルペダルの踏み込み深さが第2深さを超えた状態の継続時間が第2時間を超えている場合に成立する。また、第1操作部条件は、例えば、アクセルペダルの踏み込み深さの増加率(%/sec)が第1増加率を超えた場合に成立する。また、第2操作部条件は、例えば、アクセルペダルの踏み込み深さの増加率(%/sec)が第2増加率を超えた場合に成立する。
本発明において、第1時点から第2時点に至るまでの時間が比較的短く、且つ第2時点にて第1操作部条件が成立している状況において、第2操作部条件が成立していなくても、第1強制キャンセル機能により第2車速制限機能が無効化される。また、第1速度と第2速度との差が比較的小さい状況では、2つの車速制限機能(第1車速制限機能と第2車速制限機能)が設けられる必要性が低い。そこで、本発明において、第1速度と第2速度との差が閾値未満である場合、第1車速制限機能を無効化する条件と同一の条件(すなわち、第1操作部条件)で、第2強制キャンセル機能により、第2車速制限機能が無効化される。上記のように、本発明によれば、特殊状況において、運転者は、第2車速制限機能を通常より簡単に無効化できる。
本発明の一態様に係る車速制限装置において、
前記第1強制キャンセル機能は、前記第1時点から前記第2時点までの経過時間が所定の閾値未満であって、且つ前記第1時点から前記第2時点に至るまで継続的に前記第1操作部条件が成立している場合に、前記第2車速制限機能を強制的に無効化する機能である。
本発明の他の態様に係る車速制限装置において、
前記第2強制キャンセル機能は、前記第1速度と前記第2速度との差が所定の閾値未満である場合であって、且つ前記第1時点から前記第2時点に至るまで継続的に前記第1操作部条件が成立している場合に、前記第2車速制限機能を強制的に無効化する機能である。
これらの態様において、第1時点から第2時点に至る間に第1操作部条件が一時的に成立しなくなった場合、自車両を第2速度よりさらに高速で走行させるためには、第2操作部条件が成立する必要がある。これによれば、自車両の速度が第1速度を超えた後、自車両が過剰に加速されてしまうことを防止できる。
また、本発明に係る車速制限方法及び車速制限プログラムは、上記の車速制限装置を構成する各装置が実行するステップを含む。これらの方法及びプログラムによれば、特殊状況において、運転者は、第2車速制限機能を通常より簡単に無効化できる。
図1は、本発明の一実施形態に係る車速制限装置のブロック図である。 図2は、アクセルペダルの踏み込み深さ及びS自車両の速度の変化を示すグラフである。 図3は、第1車速制限機能を実現するプログラムのフローチャートである。 図4は、第2車速制限機能を実現するプログラムのフローチャートである。 図5は、第1キャンセル機能を実現するプログラムのフローチャートである。 図6は、第2キャンセル機能を実現するプログラムのフローチャートである
(構成の概略)
図1に示したように、本発明の一実施形態に係る車速制限装置1は、車両Vに搭載される。車速制限装置1は、詳しくは後述するように、2つの車速制限機能とそれらを無効化するキャンセル機能を有する。なお、車速制限装置1が搭載された車両は、他の車両と区別するために「自車両」と称呼される場合がある。
(具体的構成)
図1に示したように、車速制限装置1は、車速制限ECU10、車載センサ20、駆動装置30及び制動装置40を備えている。
車速制限ECU10は、CPU、ROM、RAM、タイマーなどを含むマイクロコンピュータを備える。なお、本明細書において、「ECU」は電子制御装置(Electronic Control Unit)を意味し、CPU、ROM、RAMなどを含むマイクロコンピュータを備える。CPUはROMに格納されたインストラクションを実行することにより各種機能を実現する。
車速制限ECU10は、CAN(Controller Area Network)を介して、他のECU(後述するモーターECU31及びブレーキECU41)と相互に情報を送信可能及び受信可能に接続されている。
車載センサ20は、車両Vの走行状態及び操作子の操作態様(自車両の速度、アクセルペダルの操作態様など)に関する情報を取得するセンサを含む。
具体的には、車載センサ20は、速度センサ21、アクセルペダルセンサ22、及びスイッチ23を含む。
速度センサ21は、自車両の車輪が所定角度回転する毎に一つのパルス信号(車輪パルス信号)を発生させる車輪速センサを含む。速度センサ21は、車輪速センサから送信されてくる車輪パルス信号の単位時間におけるパルス数を計測し、その計測したパルス数に基づいて各車輪の回転速度(車輪速度)を計算し、各車輪の車輪速度に基づいて自車両の速度vs(実車速)を計算する。速度センサ21は、速度vsを表すデータを車速制限ECU10へ送信する。
アクセルペダルセンサ22は、車両Vのアクセルペダル(不図示)の踏み込み深さADを検出する。アクセルペダルセンサ22は、アクセルペダルの踏み込み深さADを表すデータを車速制限ECU10へ送信する。車速制限ECU10は、踏み込み深さADを逐次取得してRAM(リングバッファ)に記憶させる。車速制限ECU10は、当該リングバッファに記憶されているデータに基づいて、アクセルペダルの踏み込み深さADの変化を認識可能である。
スイッチ23は、運転者が自車両の速度の制限値(上限値(以下、「第1速度vs1」と称呼する。))を決定するための押しボタン式スイッチ、ロータリーエンコーダなどを含む。
駆動装置30は、駆動力を発生させ、当該駆動力を車輪(左前輪、右前輪、左後輪及び右後輪)のうちの駆動輪に付与する。駆動装置30は、モーターECU31、駆動回路32、電動モーター33、駆動力を車輪に伝達する図示しない駆動力伝達機構などを含む。モーターECU31は、駆動回路32に接続されている。駆動回路32は、図示しないバッテリーから供給された直流電力を交流電力に変換して電動モーター33へ供給して、電動モーター33を駆動するインバーター回路を含む。モーターECU31は、車速制限ECU10からアクセルペダルの踏み込み深さADを取得する。なお、車速制限ECU10は、アクセルペダルセンサ22から取得した踏み込み深さADを適宜修正して、モーターECU31へ送信可能である。モーターECU31は、車速制限ECU10から取得した踏み込み深さADに応じて、駆動回路32へトルク制御信号を送信する。駆動回路32は、モーターECU21から取得したトルク制御信号に応じて電動モーター33へ供給する電力(周期、デューティ比など)を調整する。このようにして、電動モーター33が発生するトルクが制御される。電動モーター33が発生するトルクは、駆動力伝達機構(例えば、ドライブシャフト)を介して駆動輪に伝達されるようになっている。
制動装置40は、車輪に対して制動力を付与する。制動装置40は、ブレーキECU41、油圧回路42及びブレーキキャリパ43を含む。油圧回路42は、図示しないリザーバ、オイルポンプ、種々の弁装置、油圧センサなどを含む。ブレーキキャリパ43は、シリンダ及びピストンを備えた油圧式アクチュエータである。シリンダにオイルが供給されるとピストンがシリンダから押し出される。ピストンの先端に、ブレーキパッドが設けられており、このブレーキパッドがブレーキディスクへ押し当てられる。ブレーキECU41は、車速制限ECU10からブレーキペダルの踏み込み深さBDを取得する。なお、車速制限ECU10は、図示しないブレーキペダルセンサから取得したブレーキペダルの踏み込み深さBDを適宜修正して、ブレーキECU41へ送信可能である。ブレーキECU41は、車速制限ECU10から取得した踏み込み深さBDに応じて、油圧回路42に油圧制御信号を送信する。油圧回路42は、ブレーキECU41から取得した油圧制御信号に応じてブレーキキャリパ43のシリンダ内の油圧を調整する。このようにして、ブレーキキャリパ43による車輪(ブレーキディスク)の制動力が制御される。
(作動)
車速制限ECU10は、自車両の速度vsが第1速度vs1及び第2速度vs2をそれぞれ超えないように駆動装置30及び制動装置40を制御する第1車速制限機能及び第2車速制限機能を有する。さらに、車速制限ECU10は、第1車速制限機能及び第2車速制限機能を無効化する第1キャンセル機能及び第2キャンセル機能を有する。言い換えれば、車速制限ECU10は、第1速度vs1を超える速度上昇を規制する第1車速制限部として機能する。また、車速制限ECU10が、第2速度vs2を超える速度上昇を規制する第2車速制限部として機能する。また、車速制限ECU10が、第1車速制限部による速度制限を解除する第1キャンセル部として機能する。さらに、車速制限ECU10が、第2車速制限による速度制限を解除する第2キャンセル部として機能する。
(第1車速制限部)
第1車速制限部は、自車両の速度vsが、運転者がスイッチ23を用いて設定した第1速度vs1を超えないように、駆動装置30及び/又は制動装置40を制御する。具体的には、車速制限ECU10は、RAMのリングバッファから取得したデータ(直近の所定時間内の速度vsの変化)に基づいて、現時点から所定時間後の自車両の速度vsを予測(演算)する。そして、その予測結果が第1速度vs1を超えるとき、第1車速制限部は、駆動装置30及び/又は制動装置40を制御して、自車両を減速させる。
(第2車速制限部)
第2車速制限部は、自車両の速度vsが第2速度vs2を超えないように、駆動装置30及び/又は制動装置40を制御する。なお、本実施形態において、第1速度vs1は、運転者がスイッチ23を用いて設定した値であるのに対し、第2速度vs2は、予め設定される規定値(一般ユーザーが変更できない値)である。ここで、一般に、電気自動車が高速で走行した場合、低速で走行した場合に比べてバッテリーの劣化の進行が早まる場合があることが知られている。このようなバッテリーの早期劣化を抑制するために、第2速度vs2が規定され、自車両の速度vsが当該第2速度vs2を超えないように駆動装置等が制御される。なお、以下の説明において、第1速度vs1が第2速度vs2より低速に設定されている状況を想定している。
(第1キャンセル部)
第1キャンセル部は、以下説明するように、第1車速制限機能を無効化する。
自車両の速度vsが上昇して第1速度vs1に達し、第1車速制限機能により速度vsの上昇が規制されている状況(すなわち速度vs=第1速度vs1である状況)において、第1キャンセル部は、下記の第1アクセルペダル条件A1が成立すると、第1車速制限機能を無効化する(図2を参照)。
(A1)アクセルペダルの踏み込み深さADが第1深さAD1を超えた状態の継続時間が第1時間T1を超えている。
ここで、第1深さAD1は、アクセルペダルの踏み込み深さを第1深さAD1に維持した場合に速度vsが第1速度vs1よりも高くなるような深さとして予め設定されている。第1アクセルペダル条件A1の成立により第1車速制限機能が無効化された場合、速度vsを第1速度vs1よりも高速にすることができる。
(第2キャンセル部)
第2キャンセル部は、以下説明するように、第2車速制限機能を無効化する。
自車両の速度vsが上昇して第2速度vs2に達し、第2車速制限機能により自車両の速度vsの上昇が規制されている状況(すなわち速度vs=第2速度vs2である状況)において、第2キャンセル部は、下記の第2アクセルペダル条件A2が成立すると、第2車速制限機能を無効化する。

(A2)アクセルペダルの踏み込み深さADが第2深さAD2(>AD1)を超えた状態の継続時間が第2時間T2を超えている。

ここで、第2深さAD2は、アクセルペダルの踏み込み深さを第2深さAD2に維持した場合に速度vsが第2速度vsよりも高くなるような深さとして予め設定されている。第2アクセルペダル条件A2の成立により第2車速制限機能が無効化された場合、速度vsを第2速度vs2よりも高速にすることができる。
第1車速制限機能の無効化と第2車速制限機能の無効化とを、異なるシーンで行う場合には、第1アクセルペダル条件及び第2アクセルペダル条件がそれぞれ成立した際に第1車速制限機能及び第2車速制限機能をそれぞれ独立して無効化できれば問題ない。その一方で、例えば障害物を回避する等の回避操作が必要な状況(特殊状況)下では、第1車速制限機能及び第2車速制限機能を速やかに無効化できるのが好ましい。そして、上記のような特殊状況下において、それぞれの車速制限機能(第1車速制限機能及び第2車速制限機能)を無効化させるために異なる条件(第1アクセルペダル条件及び第2アクセルペダル条件9を成立させるのは、運転者にとって煩わしく、さらに、特殊状況における目的(例えば障害物の回避)が実現できないといった事態が生じ得る。さらに、第2アクセルペダル条件A2を成立させるためには、少なくとも第2時間T2を待たなければならないので、第2車速制限機能を無効化するために時間がかかる。
これに対し、本実施形態では、第2キャンセル部は、速度vsが第2速度vs2に達した時点t2において、下記の条件X1及び条件X2のうちの少なくとも一方が成立し、且つ条件Yが成立する場合、第2アクセルペダル条件A2が不成立であっても、第2車速制限機能を無効化する(強制キャンセル機能)。

(X1)第1車速制限機能が無効化された時点t1から自車両の速度vsが第2速度vs2に達するまでにかかった時間tが閾値tth未満である。
(X2)第1速度vs1と第2速度vs2との差が閾値vsth未満である。

(Y)時点t1から時点t2まで、第1アクセルペダル条件A1が継続的に成立している。
このような強制キャンセル機能によれば、上記の条件X1又はX2が成立し、且つ条件Yが成立している場合に、時点t2(速度vsが第2速度vs2に達した時点)で第2車速制限機能が速やかに無効化される。
なお、条件X1及び条件Yが成立している状況で第2車速制限機能を無効化する機能が、本発明の第1強制キャンセル機能に相当する。また、条件X2及び条件Yが成立している状況で第2車速制限機能を無効化する機能が、本発明の第2強制キャンセル機能に相当する。
また、第1キャンセル部は、第1車速制限機能を無効化した後、速度vsが低下して第1速度vs1よりも低速の閾値vsth1未満になると、第1車速制限機能を有効化する。また、第2キャンセル部は、第2車速制限機能を無効化した後、速度vsが低下して第2速度vs2よりも低速の閾値vsth2未満になると、第2車速制限機能を有効化する。
つぎに、図3乃至図6を参照して、上記の車速制限ECU10(以下、単に「CPU」と称呼する。)の動作(第1車速制限機能、第2車速制限機能、第1キャンセル機能及び第2キャンセル機能をそれぞれ実現するためのプログラムP1,P2,P3,P4)について説明する。自車両のイグニッションスイッチがオン状態にあるとき、CPUは、所定の周期で、プログラムP1乃至プログラムP4を実行する。なお、プログラムP1乃至プログラムP4において、フラグSL1及びフラグSL2を用いる。第1車速制限機能が有効化されているとき、フラグSL1が「ON」である。第1車速制限機能が無効化されているとき、フラグSL1が「OFF」である。第2車速制限機能が有効化されているとき、フラグSL2が「ON」である。第2車速制限機能が無効化されているとき、フラグSL2が「ON」である。自車両のイグニッションスイッチがオン状態に遷移した時点で、フラグSL1,SL2が「ON」に初期化される。
(プログラムP1)
CPUは、ステップ100からプログラムP1を開始し、ステップ101に進む。
CPUは、ステップ101に進むと、フラグSL1が「ON」であるか否かを判定する。フラグSL1が「ON」である場合(101:Yes)、CPUは、ステップ102に進む。一方、フラグSL1が「OFF」である場合(101:No)、CPUは、ステップ103に進み、プログラムP1の実行を終了する。
CPUは、ステップ102に進むと、速度vsが第1速度vs1以下である状態が維持されるように、駆動装置30及び制動装置40を制御する。そして、CPUは、ステップ103に進む。
(プログラムP2)
CPUは、ステップ200からプログラムP2を開始し、ステップ201に進む。
CPUは、ステップ201に進むと、フラグSL2が「ON」であるか否かを判定する。フラグSL2が「ON」である場合(201:Yes)、CPUは、ステップ202に進む。一方、フラグSL2が「OFF」である場合(201:No)、CPUは、ステップ203に進み、プログラムP2の実行を終了する。
CPUは、ステップ202に進むと、速度vsが第2速度vs2以下である状態が維持されるように、駆動装置30及び制動装置40を制御する。そして、CPUは、ステップ203に進む。
(プログラムP3)
CPUは、ステップ300からプログラムP3を開始し、ステップ301に進む。
CPUは、ステップ301に進むと、フラグSL1が「ON」であるか否かを判定する。フラグSL1が「ON」である場合(301:Yes)、CPUは、ステップ302に進む。一方、フラグSL1が「OFF」である場合(301:No)、CPUは、ステップ306に進む。
CPUは、ステップ302に進むと、速度vsが第1速度vs1に一致しているか否かを判定する。すなわち、CPUは、速度vsが上昇して第1速度vs1に達し、第1車速制限機能によりそれ以上の速度vsの上昇が規制されている状況であるか否かを判定する。速度vsが第1速度vs1に一致している場合(302:Yes)、CPUは、ステップ303に進む。一方、速度vsが第1速度vs1未満である場合(302:No)、CPUは、ステップ308に進み、プログラムP3の実行を終了する。
CPUは、ステップ303に進むと、条件A1が成立しているか否かを判定する。条件A1が成立している場合(303:Yes)、CPUは、ステップ304に進む。一方、条件A1が成立していない場合(303:No)、CPUは、ステップ308に進む。
CPUは、ステップ304に進むと、フラグSL1を「OFF」に設定する。つまり、CPUは、第1車速制限機能を無効化する。そして、CPUは、ステップ305に進む。
CPUは、ステップ305に進むと、タイマーの計測時間t(出力値)を「0」に初期化して、タイマーに時間計測(第1速度制限機能を無効化した時点からの経過時間の計測)を開始させる。そして、CPUは、ステップ308に進む。
また、CPUは、ステップ301からステップ306に進むと、速度vsが第1速度vs1よりも低速の閾値vsth1未満であるか否かを判定する。速度vsが閾値vsth1未満である場合(306:Yes)、CPUは、ステップ307に進む。一方、速度vsが閾値vsth1以上である場合(306:No)、CPUは、ステップ308に進む。
CPUは、ステップ307に進むと、フラグSL1を「ON」に設定する。そして、CPUは、ステップ308に進む。
(プログラムP4)
CPUは、ステップ400からプログラムP4を開始し、ステップ401に進む。
CPUは、ステップ401に進むと、フラグSL2が「ON」であるか否かを判定する。フラグSL2が「ON」である場合(401:Yes)、CPUは、ステップ402に進む。一方、フラグSL2が「OFF」である場合(401:No)、CPUは、ステップ408に進む。
CPUは、ステップ402に進むと、速度vsが第2速度vs2に一致しているか否かを判定する。すなわち、CPUは、速度vsが上昇して第2速度vs2に達し、第2車速制限機能によりそれ以上の速度vsの上昇が規制されている状況であるか否かを判定する。速度vsが第2速度vs2に一致している場合(402:Yes)、CPUは、ステップ403に進む。一方、速度vsが第2速度vs2未満である場合(402:No)、CPUは、ステップ410に進み、プログラムP4の実行を終了する。
CPUは、ステップ403に進むと、条件A2が成立しているか否かを判定する。条件A2が成立している場合(403:Yes)、CPUは、ステップ404に進む。一方、条件A2が成立していない場合(403:No)、CPUは、ステップ405に進む。
CPUは、ステップ404に進むと、フラグSL2を「OFF」に設定する。つまり、CPUは、第2車速制限機能を無効化する。そして、CPUは、ステップ410に進む。
また、CPUは、ステップ403からステップ405に進むと、タイマーの計測時間t(第1速度制限機能を無効化した時点t1からの経過時間)が閾値tth未満であるか否かを判定する。計測時間tが閾値tth未満である場合(405:Yes)、CPUは、ステップ407に進む。一方、計測時間tが閾値tth以上である場合(405:No)、CPUは、ステップ406に進む。
CPUは、ステップ406に進むと、第2速度vs2と第1速度vs1との差が閾値vsth未満であるか否かを判定する。第2速度vs2と第1速度vs1との差が閾値vsth未満である場合(406:Yes)、CPUは、ステップ407に進む。一方、第2速度vs2と第1速度vs1との差が閾値vsth以上である場合(406:No)、CPUは、ステップ410に進む。
CPUは、ステップ407に進むと、RAM(リングバッファ)に記憶されている踏み込み深さADに基づいて、第1速度制限機能を無効化した時点t1から条件A1が継続的に成立しているか否かを判定する。時点t1から条件A1が継続的に成立している場合(407:Yes)、CPUは、ステップ404に進む。一方、第1速度制限機能を無効化した後に条件A1が成立しない時間帯が存在する場合(407:No)、CPUは、ステップ410に進む。
また、CPUは、ステップ401からステップ408に進むと、速度vsが第2速度vs2よりも低速の閾値vsth2未満であるか否かを判定する。速度vsが閾値vsth2未満である場合(408:Yes)、CPUは、ステップ409に進む。一方、速度vsが閾値vsth2以上である場合(408:No)、CPUは、ステップ410に進む。
CPUは、ステップ409に進むと、フラグSL2を「ON」に設定する。そして、CPUは、ステップ410に進む。
(効果)
第1車速制限機能が無効化された後に速度vsが第1速度vs1から比較的短時間(<閾値tth)で第2速度vs2に達するように自車両が加速された状況は、緊急性が高い状況(迅速に自車両を加速させる必要がある特殊状況)と考えられる。本実施形態において、計測時間tが閾値tth未満であり、且つ第2時点t2にて条件A1が成立している状況において、条件A2が成立していなくても、第1強制キャンセル機能により第2車速制限機能が無効化される。また、第1速度vs1と第2速度vs2との差が比較的小さい特殊状況では、2つの車速制限機能(第1車速制限機能と第2車速制限機能)が設けられる必要性が低い。そこで、本実施形態において、第1速度vs1と第2速度vs2との差が閾値vsth未満である場合、第1時点t1から第2時点t2まで条件A1が継続的に成立していれば、第2強制キャンセル機能により、第2車速制限機能が無効化される。すなわち、上記の特殊状況において、運転者は、アクセルペダルを第1深さAD1以上に踏み込んだ状態を維持して第1車速制限機能を無効化させた後、第2車速制限機能を無効化させるために、アクセルペダルを第1深さAD1より深い第2深さAD2以上に踏み込んだ状態を維持する必要が無い。上記のように、本実施形態によれば、特殊状況において、運転者は、第2車速制限機能を通常より簡単に無効化できる。
本発明は上記実施形態に限定されることはなく、以下に述べるように、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。
<変形例1>
上記実施形態では、第2速度vs2は予め規定されているが、運転者が第2速度vs2を設定(変更)可能であってもよい。また、第2速度vs2は、バッテリーの劣化を抑制するための速度制限値に限られず、他の目的を達成するための速度制限値であってもよい。
<変形例2>
上記実施形態において、「時点t1から時点t2に亘る時間帯において、第1アクセルペダル条件A1が継続して成立している場合」に条件Yが成立するように構成されている。これに代えて、「時点t2において第1アクセルペダル条件A1が成立する場合」に条件Yが成立するように構成してもよい。すなわち、この場合、時点t1から時点t2に至るまでに、踏み込み深さADが第1深さAD1未満になる時間帯が存在したとしても、最終的に時点t2において第1アクセルペダル条件A1が成立していれば、条件Yが成立する。
<変形例3>
車速制限ECU10は、第1強制キャンセル機能及び第2強制キャンセル機能のうちのいずれか一方のみを備えていてもよい。
<変形例4>
第1アクセルペダル条件A1及び第2アクセルペダル条件A2のうちのいずれか一方又は両方を下記のように変更してもよい。
(A1)アクセルペダルの踏み込み深さADの増加率(%/sec)が第1増加率を超えた。
(A2)アクセルペダルの踏み込み深さADの増加率(%/sec)が第2増加率を超えた。
1…車速制限装置、10…車速制限ECU、20…車載センサ、21…速度センサ、30…駆動装置、40…制動装置、A1…第1アクセルペダル条件、A2…第2アクセルペダル条件、AD…踏み込み深さ、AD1…第1深さ、AD2…第2深さ、T1…第1時間、T2…第2時間、V…車両、t…計測時間、tth…閾値、vs…速度、vs1…第1速度、vs2…第2速度

Claims (5)

  1. 運転者が自車両を加速させる際に操作する操作部の操作態様を検知する操作部センサと、
    自車両の速度を検知する速度センサと、
    前記速度が第1速度を超えないように自車両の駆動装置及び制動装置のうちのいずれか一方又は両方を制御する第1車速制限機能と、自車両の速度が前記第1速度に一致している状況において前記操作部の操作に関する第1操作部条件が成立している場合に、前記第1車速制限機能を無効化する第1キャンセル機能と、自車両の速度が前記第1速度より高速の第2速度を超えないように自車両の駆動装置及び制動装置のうちのいずれか一方又は両方を制御する第2車速制限機能と、自車両の速度が前記第2速度に一致している状況において前記操作部の操作に関する第2アクセルペダル条件が成立している場合に、前記第2車速制限機能を無効化する第2キャンセル機能と、を有する制御装置と、
    を備えた車速制限装置であって、
    前記制御装置は、
    前記第1キャンセル機能によって前記第1車速制限機能を無効化した第1時点から自車両の速度が前記第2速度に到達した第2時点までの経過時間が所定の閾値未満であって、且つ前記第2時点において前記第1操作部条件が成立している場合に、前記第2車速制限機能を強制的に無効化する第1強制キャンセル機能、
    前記第1速度と前記第2速度との差が所定の閾値未満であり、前記第1キャンセル機能によって前記第1車速制限機能を無効化した後、前記第2時点において前記第1操作部条件が成立している場合に、前記第2車速制限機能を強制的に無効化する第2強制キャンセル機能、
    のうちの少なくともいずれか一方の強制キャンセル機能を備えた、車速制限装置。
  2. 請求項1に記載の車速制限装置において、
    前記第1強制キャンセル機能は、前記第1時点から前記第2時点までの経過時間が所定の閾値未満であって、且つ前記第1時点から前記第2時点に至るまで継続的に前記第1操作部条件が成立している場合に、前記第2車速制限機能を強制的に無効化する機能である、車速制限装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の車速制限装置において、
    前記第2強制キャンセル機能は、前記第1速度と前記第2速度との差が所定の閾値未満である場合であって、且つ前記第1時点から前記第2時点に至るまで継続的に前記第1操作部条件が成立手している場合に、前記第2車速制限機能を強制的に無効化する機能である、車速制限装置。
  4. 運転者が自車両を加速させる際に操作する操作部の操作態様を検知するステップと、
    自車両の速度を検知するステップと、
    前記速度が第1速度を超えないように自車両の駆動装置及び制動装置のうちのいずれか一方又は両方を制御する第1車速制限機能と、自車両の速度が前記第1速度に一致している状況において前記操作部の操作に関する第1操作部条件が成立している場合に、前記第1車速制限機能を無効化する第1キャンセル機能と、自車両の速度が前記第1速度より高速の第2速度を超えないように自車両の駆動装置及び制動装置のうちのいずれか一方又は両方を制御する第2車速制限機能と、自車両の速度が前記第2速度に一致している状況において前記操作部の操作に関する第2操作部条件が成立している場合に、前記第2車速制限機能を無効化する第2キャンセル機能と、を実現する制御ステップと、
    を含む車速制限方法であって、
    前記制御ステップは、
    前記第1キャンセル機能によって前記第1車速制限機能を無効化した第1時点から自車両の速度が前記第2速度に到達した第2時点までの経過時間が所定の閾値未満であって、且つ前記第2時点において前記第1操作部条件が成立している場合に、前記第2車速制限機能を強制的に無効化する第1強制キャンセル機能、
    前記第1速度と前記第2速度との差が所定の閾値未満である場合に、前記第1キャンセル機能によって前記第1車速制限機能を無効化した後、前記第2時点において前記第1操作部条件が成立している場合に、前記第2車速制限機能を強制的に無効化する第2強制キャンセル機能、
    のうちの少なくともいずれか一方の強制キャンセル機能を実現するステップを含む、車速制限方法。
  5. 車両が備えるコンピュータに、
    運転者が自車両を加速させる際に操作する操作部の操作態様を検知するステップと、
    自車両の速度を検知するステップと、
    前記速度が第1速度を超えないように自車両の駆動装置及び制動装置のうちのいずれか一方又は両方を制御する第1車速制限機能と、自車両の速度が前記第1速度に一致している状況において前記操作部の操作に関する第1操作部条件が成立している場合に、前記第1車速制限機能を無効化する第1キャンセル機能と、自車両の速度が前記第1速度より高速の第2速度を超えないように自車両の駆動装置及び制動装置のうちのいずれか一方又は両方を制御する第2車速制限機能と、自車両の速度が前記第2速度に一致している状況において前記操作部の操作に関する第2操作部条件が成立している場合に、前記第2車速制限機能を無効化する第2キャンセル機能と、を実現する制御ステップと、
    を実行させる車速制限プログラムであって、
    前記制御ステップは、
    前記第1キャンセル機能によって前記第1車速制限機能を無効化した第1時点から自車両の速度が前記第2速度に到達した第2時点までの経過時間が所定の閾値未満であって、且つ前記第2時点において前記第1操作部条件が成立している場合に、前記第2車速制限機能を強制的に無効化する第1強制キャンセル機能、
    前記第1速度と前記第2速度との差が所定の閾値未満であり、前記第1キャンセル機能によって前記第1車速制限機能を無効化した後、前記第2時点において前記第1操作部条件が成立している場合に、前記第2車速制限機能を強制的に無効化する第2強制キャンセル機能、
    のうちの少なくともいずれか一方の強制キャンセル機能を実現するステップを含む、車速制限プログラム。





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