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JP2023056431A - 自動分析装置 - Google Patents

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雄治 伊藤
Yuji Ito
孝 藤森
Takashi Fujimura
洋子 広谷
yoko Hiroya
正明 岩崎
Masaaki Iwasaki
康介 小笠原
Kosuke Ogasawara
由実 飯島
Yumi Iijima
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Sekisui Medical Co Ltd
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Canon Medical Systems Corp
Sekisui Medical Co Ltd
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Abstract

【課題】ユーザが自動分析装置のステータスを把握できるようにすること。【解決手段】本実施形態に係る自動分析装置は、分析手段と、制御部と、を備える。前記分析手段は、試料の分析を行う。前記制御部は、測定項目毎に、前記試料と反応する試薬、当該試薬の検量線及び当該試薬の精度管理の少なくとも1つが異常であるか否かを示すステータスを取得し、表示画面において、複数の前記測定項目を複数のアイコンで表示する第1の表示領域と、選択された前記測定項目の詳細情報を表示する第2の表示領域とを表示させると共に、前記アイコン上に前記ステータスを示すマークを表示させる。【選択図】図1

Description

本明細書及び図面に開示の実施形態は、自動分析装置に関する。
自動分析装置において、試薬庫には、試薬を収容する試薬容器が複数搭載される。ここで、試薬が不足すると、ユーザは試薬容器を交換する等の対応を行う必要がある。また、試薬の使用には有効期限があるため、ユーザは試薬のステータスを把握したい場合がある。また、自動分析装置において、ラック置き場には、サンプルを収容する複数の容器を保持するラックが複数搭載される。ここで、各容器内のサンプルが分析済みか、分析待ちであるのか等、ユーザはサンプルのステータスを把握したい場合がある。
特開2012-225942号公報
本明細書及び図面に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、ユーザが自動分析装置のステータスを把握できるようにすることである。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決される課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置づけることもできる。
本実施形態に係る自動分析装置は、分析手段と、制御部と、を備える。前記分析手段は、試料の分析を行う。前記制御部は、測定項目毎に、前記試料と反応する試薬、当該試薬の検量線及び当該試薬の精度管理の少なくとも1つが異常であるか否かを示すステータスを取得し、表示画面において、複数の前記測定項目を複数のアイコンで表示する第1の表示領域と、選択された前記測定項目の詳細情報を表示する第2の表示領域とを表示させると共に、前記アイコン上に前記ステータスを示すマークを表示させる。
図1は、本実施形態に係る自動分析装置の構成の一例を示すブロック図である。 図2は、本実施形態に係る自動分析装置における分析装置の構成の一例を示す図である。 図3は、本実施形態に係る自動分析装置の処理手順を示すフローチャートである。 図4は、本実施形態に係る自動分析装置の処理として、サンプルの分析を行うための表示画面の一例である。 図5は、本実施形態に係る自動分析装置の処理として、サンプルの分析を行うための表示画面の一例である。 図6は、本実施形態に係る自動分析装置の処理として、サンプルの分析を行うための表示画面の一例である。 図7は、本実施形態に係る自動分析装置の処理として、サンプルの分析を行うための表示画面の一例である。 図8は、本実施形態に係る自動分析装置の処理として、試料用容器ラックの各容器に収容されたサンプルのステータスを表示する表示画面の一例である。 図9は、本実施形態に係る自動分析装置における分析装置の構成の一部を示す図である。 図10は、本実施形態に係る自動分析装置の処理として、試薬庫内の複数の試薬容器の種類を表示する表示画面の一例である。 図11は、本実施形態に係る自動分析装置における分析装置内の試薬庫の上面図である。 図12は、本実施形態に係る自動分析装置における分析装置内の試薬庫の上面図である。 図13は、本実施形態に係る自動分析装置の処理として、試薬庫内の複数の試薬容器のうち、ユーザがアクセス可能な試薬容器を表示する表示画面の一例である。 図14は、本実施形態に係る自動分析装置の処理として、試薬容器の種類を示すアイコンの一例である。 図15は、本実施形態に係る自動分析装置の処理として、試薬容器の種類の一例である。 図16は、本実施形態に係る自動分析装置の処理として、試薬庫内の複数の試薬容器の各々に収容された測定項目毎の試薬のステータスを表示する表示画面の一例である。
以下、図面を参照して、自動分析装置の実施形態について詳細に説明する。なお、実施形態は、以下の実施形態に限られるものではない。また、一つの実施形態に記載した内容は、原則として他の実施形態にも同様に適用される。
図1は、本実施形態に係る自動分析装置1の構成の一例を示すブロック図である。図1に示す自動分析装置1は、分析装置70と、駆動装置80と、処理装置90とを備えている。
分析装置70は、各検査項目の標準試料や被検体から採取された被検試料(血液や尿などの生体試料)と、各検査項目の分析に用いる試薬との混合液を測定して、標準データや被検データを生成することにより、被検試料に含まれる成分を分析する。分析装置70は、試料の分注、試薬の分注等を行う複数のユニットを備え、駆動装置80は、分析装置70の各ユニットを駆動する。処理装置90は、駆動装置80を制御して分析装置70の各ユニットを作動させる。
処理装置90は、入力装置50と、出力装置40と、処理回路30と、記憶回路60とを有する。
入力装置50は、キーボード、マウス、ボタン、タッチキーパネルなどの入力デバイスを備え、各検査項目の分析パラメータを設定するための入力、被検試料の被検識別情報及び検査項目を設定するための入力等を行う。
出力装置40は、プリンタと、ディスプレイとを備えている。プリンタは、処理回路30で生成されたデータの印刷を行う。ディスプレイは、CRT(Cathode Ray Tube)や液晶パネルなどのモニタであり、処理回路30で生成されたデータの表示を行う。ディスプレイは、表示部の一例である。
記憶回路60は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置などである。
処理回路30は、システム全体を制御する。例えば、処理回路30は、図1に示すように、データ処理機能31及び制御機能32を実行する。制御機能32は、駆動装置80を制御して分析装置70の各ユニットを作動させる。データ処理機能31は、分析装置70で生成された標準データや被検データを処理して各検査項目の検量データや分析データを生成する。制御機能32は、制御部の一例である。
例えば、分析装置70により生成される標準データは、被検試料(血液)の検査により血液の凝固時間や鉄量などを判定するためのデータを表し、分析装置70により生成される被検データは、血液の凝固時間の測定や比色測定を行った結果のデータを表す。また、処理回路30から出力される検量データは、被検データと標準データとから導かれる血液の凝固時間や鉄量などの測定結果を表すデータを表し、処理回路30から出力される分析データは、病態の有無の判定結果を表すデータを表す。すなわち、検量データは、病態の有無の判定結果を表す分析データを導くためのデータである。
ここで、例えば、処理回路30の構成要素が実行する各処理機能は、コンピュータによって実行可能なプログラムの形態で記憶回路60に記録されている。処理回路30は、各プログラムを記憶回路60から読み出し、実行することで各プログラムに対応する機能を実現するプロセッサである。換言すると、各プログラムを読み出した状態の処理回路30は、図1の処理回路30内に示された各機能を有することとなる。
なお、図1においては、単一の処理回路30にて、以下に説明する各処理機能が実現されるものとして説明するが、複数の独立したプロセッサを組み合わせて処理回路を構成し、各プロセッサがプログラムを実行することにより機能を実現するものとしても構わない。
上記説明において用いた「プロセッサ」という文言は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC))、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等の回路を意味する。プロセッサが例えばCPUである場合、プロセッサは記憶回路60に保存されたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。一方、プロセッサが例えばASICである場合、記憶回路60にプログラムを保存する代わりに、プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込まれる。なお、本実施形態の各プロセッサは、プロセッサごとに単一の回路として構成される場合に限らず、複数の独立した回路を組み合わせて1つのプロセッサとして構成し、その機能を実現するようにしてもよい。さらに、図1における複数の構成要素を1つのプロセッサへ統合してその機能を実現するようにしてもよい。
図2は、本実施形態に係る自動分析装置1における分析装置70の構成の一例を示す図である。例えば、自動分析装置1では、血液凝固の検査項目を含む被検試料(血液)を分析する。具体的には、自動分析装置1は、被検体から採取された血液について凝固時間の測定や比色測定を行う。
分析装置70は、反応槽である反応容器テーブル3、4を備えている。反応容器テーブル3、4は、円周上に配置された複数の反応容器を回転可能に保持する。例えば、反応容器テーブル3は、比色測定用の反応容器テーブルであり、反応容器テーブル4は、凝固時間測定用の反応容器テーブルである。
分析装置70は、更に、試薬庫2を備えている。試薬庫2は、円周上に配置された複数の試薬容器を保冷して保持する。試薬庫2内の試薬容器は、試料(サンプルともいう)に含まれる各検査項目の成分と反応する成分を含有する試薬を収容する。例えば、試薬庫2内の試薬容器は、試薬庫2において、同心円の円2a、2b(図2の点線部分)に配列される。試薬庫2は、各検査項目の試薬容器を回転可能に保持するターンテーブルを有する。
図2において、分析装置70は、更に、試料用容器ラック100と、試料分注機構20、21と、サンプリングレーン310とを備えている。試料分注機構20、21は、図示しないサンプリングアームと、図示しないサンプリングプローブと、図示しないサンプリングポンプとを備えている。図2に示す例では、試料分注機構20、21のサンプリングアームが図示されている。
サンプリングレーン310には試料用容器ラック100が配置される。例えば、サンプリングレーン310には、試料用容器ラック100に保持された複数の容器の各々をサンプリング位置に移動させる機構が設けられている。サンプリングレーン310における試料用容器ラック100の移動は、例えば、ベルトコンベアにより実現される。
なお、サンプリングレーン310は、処理装置90の制御機能32の制御により動作する。具体的には、駆動装置80は、制御機能32の制御により、サンプリングレーン310に試料用容器ラック100を搬送させる。
試料分注機構20、21において、サンプリングアームの先端には、それぞれサンプリングプローブが設けられ、サンプリングプローブには、サンプリングポンプがチューブ等を介して接続されている。例えば、サンプリングアームは、サンプリングプローブを回転及び上下移動可能に支持する。試料分注機構20、21において、サンプリングプローブは、それぞれ、サンプリングアームの回転により、軌跡20a、21a(図2中の点線部分)上を移動し、例えば、サンプリング位置と、サンプル吐出位置との間を回転する。具体的には、試料分注機構20、21は、試料用容器ラック100の容器に収容された液体(サンプル)をサンプリングプローブが吸引可能に構成され、サンプリングプローブが吸引した液体を反応容器テーブル3、4に吐出可能に構成されている。例えば、サンプリングプローブは、サンプリング位置に移動された容器内のサンプルの分注を行う。例えば、試料分注機構20、21において、サンプリングプローブは、サンプリング位置に移動された容器内のサンプルを検査項目毎に吸引して、当該検査項目の分析パラメータとして設定された量のサンプルを、反応容器テーブル3、4におけるサンプル吐出位置に位置する反応容器内へ吐出する。サンプリングポンプは、サンプリングプローブにサンプルの吸引及び吐出を行わせる。
なお、試料分注機構20、21は、処理装置90の制御機能32の制御により動作する。具体的には、駆動装置80は、制御機能32の制御により、試料分注機構20、21にサンプルを分注させる。
図2において、分析装置70は、更に、試薬分注機構10、11を備えている。試薬分注機構10、11は、試薬分注アームと、図示しない試薬分注プローブと、図示しない試薬分注ポンプとを備えている。図2に示す例では、試薬分注機構10、11の試薬分注アームが図示されている。
試薬分注機構10、11において、試薬分注アームの先端には、それぞれ試薬分注プローブが設けられ、試薬分注プローブには、試薬分注ポンプがチューブ等を介して接続されている。例えば、試薬分注アームは、試薬分注プローブを回転及び上下移動可能に支持する。試薬分注機構10、11において、試薬分注プローブは、それぞれ、試薬分注アームの回転により、軌跡10a、11a(図2中の点線部分)上を移動し、例えば、試薬吸引位置と、試薬吐出位置との間を回転する。試薬分注プローブは、試薬吸引位置に移動された試薬容器内の試薬の分注を行う。具体的には、試薬分注機構10、11において、試薬分注プローブは、それぞれ、試薬庫2内の円2a、2bにおける試薬吸引位置に位置する試薬容器内の試薬を吸引して、当該検査項目の分析パラメータとして設定された量の試薬を、反応容器テーブル3、4における試薬吐出位置に位置する反応容器内に吐出する。試薬分注ポンプは、試薬分注プローブに試薬の吸引及び吐出を行わせる。
なお、試薬分注機構10、11は、処理装置90の制御機能32の制御により動作する。具体的には、駆動装置80は、制御機能32の制御により、試薬分注機構10、11に試薬を分注させる。
試薬庫2内、又は、試薬庫2の近傍には、図示しない洗剤貯蔵部が設けられ、当該洗剤貯蔵部には、測定中に試薬分注プローブを洗浄するための洗剤が収容されている。試薬分注機構10、11において、試薬分注プローブは、試薬の分注終了毎に、試薬庫2内、又は、試薬庫2の近傍の洗剤貯蔵部の洗剤により洗浄される。試薬庫2内、又は、試薬庫2の近傍の洗剤貯蔵部は、試薬分注プローブの軌跡10a、11a上に位置する。
分析装置70は、更に、図示しない第1、第2撹拌装置、第1、第2測光部、第1、第2反応容器洗浄ユニットを備えている。第1、第2撹拌装置は、それぞれ、反応容器テーブル3、4上における撹拌位置に位置する反応容器内のサンプルと試薬との混合液を攪拌する。第1、第2測光部は、撹拌済みの混合液を収容する反応容器に、光を照射することによって混合液を測定する。具体的には、第1、第2測光部は、それぞれ、反応容器テーブル3、4により回転している測定位置の反応容器に光を照射し、この照射により反応容器内のサンプル及び試薬の混合液を透過した光を検出する。そして、第1、第2測光部は、検出した信号を処理してデジタル信号で表される標準データや被検データを生成して処理装置90の処理回路30に出力する。第1、第2反応容器洗浄ユニットは、それぞれ、反応容器テーブル3、4上における洗浄位置に位置する反応容器の内部を洗浄する。なお、反応容器がディスポーザブルである場合は、第1、第2反応容器洗浄ユニットは不要である。
上述のサンプリングレーン310は、試料用容器ラック搬送機構の一部である。図2において、分析装置70は、更に、試料用容器ラック搬送機構として、サンプリングレーン310の他に、フロントローディングサンプラ300と、搬送アーム5と、図示しない読取部と、シフトレーン(スイッチレーン)311と、リターンレーン312とを備えている。
フロントローディングサンプラ300は、自動分析装置1の前面側、具体的には、分析装置70の前面側(図2において下側)に設けられている。フロントローディングサンプラ300は、サンプリングされる前の複数の容器を保持する試料用容器ラック100が投入される投入レーンを有する。即ち、分析装置70の前面側に試料用容器ラック100が投入される。ここで、図2において、フロントローディングサンプラ300では、ラック投入部として、1つの投入レーンが示されているが、投入レーンは、2つであってもよいし、3つ以上であってもよい。フロントローディングサンプラ300は、投入レーンに投入された試料用容器ラック100を、搬送アーム5により搬送可能な位置に移動させる。フロントローディングサンプラ300における試料用容器ラック100の移動は、例えば、ベルトコンベアにより実現される。
なお、フロントローディングサンプラ300は、処理装置90の制御機能32の制御により動作する。具体的には、駆動装置80は、制御機能32の制御により、フロントローディングサンプラ300に試料用容器ラック100を搬送させる。
試料用容器ラック100に保持された複数の容器の各々には、容器に収容されたサンプルを識別するための識別情報(例えば、患者情報、サンプルID等)を含む光学式ラベルが付与されている。光学式ラベルは、例えば、バーコードである。
搬送アーム5は、例えば、試料用容器ラック100を移動させるロボットアームである。搬送アーム5は、フロントローディングサンプラ300に投入された試料用容器ラック100を読取部の読み取り位置に搬送する。読取部は、読み取り位置に搬送された試料用容器ラック100の光学式ラベルから識別情報を読み取る。光学式ラベルがバーコードである場合、読取部は、例えば、バーコードリーダである。読取部は、読み取った識別情報として、患者情報、サンプルID、検査項目等のサンプルの識別情報等を、処理装置90の処理回路30に出力する。搬送アーム5は、読取部による読み取り完了後、読み取り位置から試料用容器ラック100をサンプリングレーン310の始端に配置する。
図2において、リターンレーン312は、間隔をあけてサンプリングレーン310と並んで設けられ、サンプリングレーン310の終端とリターンレーン312の始端には、シフトレーン311が設けられている。サンプリングレーン310の終端と、リターンレーン312の始端と、シフトレーン311は、自動分析装置1の後面側、具体的には、分析装置70の後面側(図2において上側)に設けられている。
サンプリングレーン310は、当該サンプリングレーン310の始端に配置された試料用容器ラック100を、サンプリング位置に向けて移動させ、サンプリング後の試料用容器ラック100を、当該サンプリングレーン310の終端まで移動させてシフトレーン311の始端に配置する。シフトレーン311は、当該シフトレーン311の始端に配置された試料用容器ラック100を、当該シフトレーン311の終端まで移動させてリターンレーン312の始端に配置する。リターンレーン312は、当該リターンレーン312の始端に配置された試料用容器ラック100を、当該リターンレーン312の終端まで移動させる。リターンレーン312の終端は、試料用容器ラック100の回収位置である。シフトレーン311及びリターンレーン312における試料用容器ラック100の移動は、サンプリングレーン310と同様に、例えば、ベルトコンベアにより実現される。
即ち、サンプリングレーン310、シフトレーン311及びリターンレーン312は、処理装置90の制御機能32の制御により動作する。具体的には、駆動装置80は、制御機能32の制御により、サンプリングレーン310に自動分析装置1の前面側(分析装置70の前面側)から後面側へ試料用容器ラック100を搬送させ、シフトレーン311にサンプリングレーン310からリターンレーン312へ試料用容器ラック100を搬送させ、リターンレーン312に自動分析装置1の後面側(分析装置70の後面側)から前面側へ試料用容器ラック100を搬送させる。なお、サンプリングレーン310、シフトレーン311及びリターンレーン312は、搬送路の一例である。
図2において、分析装置70は、更に、専用容器ラック200と、専用レーン400と、洗浄部500とを備えている。
まず、専用容器ラック200について説明する。専用容器ラック200は、複数の容器を保持する。専用容器ラック200に保持された複数の容器の各々には、サンプルを分注するサンプリングプローブを洗浄するための洗剤溶液、サンプルを希釈するための希釈液、サンプルを混合するための緩衝液などの各種溶液が収容される。例えば、専用容器ラック200に保持された複数の容器には、洗剤溶液、希釈液、緩衝液、サンプルとの対照試験に使う溶液、自動分析装置1の校正測定を行うための溶液の少なくとも1つが収容される。ここで、サンプルとの対照試験に使う溶液としては、例えば、欠乏血漿や正常血漿などが挙げられる。自動分析装置1の校正測定を行うための溶液としては、例えば、検量線を補正するためのブランク水などが挙げられる。
なお、専用レーン400は、処理装置90の制御機能32の制御により動作する。具体的には、駆動装置80は、制御機能32の制御により、専用レーン400に専用容器ラック200を搬送させる。
専用容器ラック200に保持された複数の容器の各々には、当該容器に収容された洗剤溶液、希釈液、緩衝液などの各種溶液を識別するための識別情報を含む光学式ラベルが付与されている。光学式ラベルは、例えば、バーコードである。
搬送アーム5は、投入された専用容器ラック200を読取部の読み取り位置に搬送する。例えば、専用容器ラック200は、フロントローディングサンプラ300の先頭位置に投入され、搬送アーム5は、フロントローディングサンプラ300の先頭位置に投入された専用容器ラック200を読取部の読み取り位置に搬送する。読取部は、読み取り位置に搬送された専用容器ラック200の光学式ラベルから識別情報を読み取る。光学式ラベルがバーコードである場合、読取部は、例えば、バーコードリーダである。読取部は、読み取った識別情報を、処理装置90の処理回路30に出力する。搬送アーム5は、読取部による読み取り完了後、読み取り位置から専用容器ラック200を専用レーン400の始端に配置する。
専用レーン400は、専用容器ラック200を搬送するための専用レーンである。例えば、図2において、専用レーン400は、サンプリングレーン310とリターンレーン312との間に、サンプリングレーン310とリターンレーン312とに並んで設けられている。専用レーン400は、当該専用レーン400の始端に配置された専用容器ラック200を、例えば洗浄位置や希釈位置に向けて移動させる。専用レーン400における専用容器ラック200の洗浄位置や希釈位置への移動は、例えば、ベルトコンベアにより実現される。
なお、専用レーン400は、処理装置90の制御機能32の制御により動作する。具体的には、駆動装置80は、制御機能32の制御により、専用レーン400に専用容器ラック200を搬送させる。
試料分注機構20、21において、サンプリングアームの先端に設けられたサンプリングプローブは、それぞれ、サンプリングアームの回転により、軌跡20a、21a(図2中の点線部分)上で洗浄位置や希釈位置に移動する。具体的には、試料分注機構20、21は、専用容器ラック200の容器に収容された液体(各種溶液)をサンプリングプローブが吸引可能に構成されている。例えば、サンプリングプローブは、洗浄位置に移動された専用容器ラック200の容器内の洗剤溶液を用いて、当該サンプリングプローブを洗浄する洗浄動作を行う。
なお、サンプリングプローブの洗浄動作は、処理装置90の制御機能32の制御により行われる。例えば、駆動装置80は、制御機能32の制御により、試料分注機構20、21にサンプリングプローブの洗浄動作を実施させる。具体的には、制御機能32は、専用容器ラック200の容器に保持された洗剤溶液をサンプリングプローブで吸引し、洗浄部500で吐出することによって、サンプリングプローブの洗浄動作を行うように試料分注機構20、21を制御する。
また、以下の動作が、処理装置90の制御機能32の制御により行われる。例えば、制御機能32は、専用容器ラック200の容器に保持された希釈液を反応容器にサンプリングプローブで分注する動作と、専用容器ラック200の容器に保持された緩衝液を反応容器にサンプリングプローブで分注する動作と、専用容器ラック200の容器に保持された自動分析装置1の校正測定を行うための溶液を反応容器にサンプリングプローブで分注する動作と、の少なくとも1つの動作を行うように試料分注機構20、21を制御する。
図3は、本実施形態に係る自動分析装置1の処理手順を示すフローチャートである。
図3のステップS101において、処理装置90の制御機能32は、表示処理として、分析装置70の各ユニットを作動させてサンプルの分析を行うための表示画面を出力装置40に出力させる。即ち、制御機能32は、サンプルの分析を行うための表示画面をディスプレイに表示させる。この場合、制御機能32は、画面上で、サンプルの分析を行う指示を受け付ける。
次に、図3のステップS102において、処理装置90の制御機能32は、サンプルの分析を行う指示をユーザから受け付けた場合、上述のように、駆動装置80を制御して分析装置70の各ユニットを作動させる。即ち、制御機能32は分析装置70を制御する。
自動分析装置1において、上述のように、試薬庫2には、試薬を収容する試薬容器が複数搭載される。ここで、試薬が不足すると、ユーザは試薬容器を交換する等の対応を行う必要がある。また、試薬の使用には有効期限があるため、ユーザは試薬のステータスを把握したい場合がある。そこで、図3のステップS101において、例えば、自動分析装置1のステータスとして、試薬のステータスをユーザが把握できることが望ましい。
また、自動分析装置1において、上述のように、フロントローディングサンプラ300には、サンプルを収容する複数の容器を保持する試料用容器ラック100が複数搭載される。ここで、ユーザは、各容器内のサンプルが分析済みか、分析待ちであるのか等、ユーザはサンプルのステータスを把握したい場合がある。そこで、図3のステップS101において、例えば、自動分析装置1のステータスとして、サンプルのステータスをユーザが把握できることが望ましい。
そこで、本実施形態に係る自動分析装置1は、ユーザが自動分析装置1のステータスを把握できるように、以下のように構成される。本実施形態に係る自動分析装置1は、試料(サンプル)の分析を行う分析装置70と、制御機能32とを備える。分析装置70は、分析手段の一例である。制御機能32は、測定項目毎に、サンプルと反応する試薬、当該試薬の検量線及び当該試薬の精度管理の少なくとも1つが異常であるか否かを示すステータスを取得し、表示画面(後述の図16の表示画面)において、複数の測定項目を複数のアイコンで表示する第1の表示領域と、選択された前記測定項目の詳細情報を表示する第2の表示領域とを表示させると共に、アイコン上にステータスを示すマークを表示させる。
また、本実施形態に係る自動分析装置1は、試薬庫2と、制御機能32とを備える。試薬庫2は、サンプルと反応する試薬を収容する複数の試薬容器を回転可能に保持するターンテーブルと、ターンテーブルの上方から覆う第1の蓋と、第1の蓋に覆われていない部分を上方から覆う蓋であって、開閉可能な第2の蓋とを有する。制御機能32は、表示画面(後述の図10の表示画面)において、試薬庫内の複数の試薬容器の種類を示すアイコンを、複数のグループに分類された状態で並べて表示させると共に、第2の蓋を開けたときの開口部に対応する試薬容器を識別するための表示を行う。
また、本実施形態に係る自動分析装置1は、サンプルを収容する複数の容器を保持する試料用容器ラック100が複数搭載されたラック置き場(フロントローディングサンプラ300)と、制御機能32とを備える。制御機能32は、表示画面(後述の図8の表示画面)において、フロントローディングサンプラ300に第1の向きで搭載された試料用容器ラック100を表示させると共に、当該試料用容器ラック100の複数の容器の各々に収容されたサンプルのステータスを示すアイコンを、各容器の位置と対応するように表示させる。
また、本実施形態に係る自動分析装置1は、サンプルの分析を行う分析装置70と、制御機能32とを備える。分析装置70は、分析手段の一例である。制御機能32は、サンプルの分析を行うための表示画面である複数種類の表示画面(後述の図5~図8、図10、図16の表示画面)をタブで切り替えて表示させると共に、複数種類の表示画面において、分析装置70によるサンプルの分析開始、停止、中断の少なくとも1つの動作を制御するための分析動作制御アイコンを表示させる。
以下、本実施形態に係る自動分析装置の処理で表示される表示画面の例について説明する。
まず、処理装置90の制御機能32は、サンプルの分析を行うための表示画面として、図4に示す表示画面をディスプレイに表示させる。図4に示す例では、「ホーム」タブ、「分析」タブ、及び、「設定」タブが表示画面としてディスプレイに表示される。また、図4の表示画面において、「分析」タブのサブタブである「分析依頼・結果」、「サンプルステータス」、「項目ステータス」、「試薬庫」、「検量線」、「精度管理」、「日常保守」、「操作履歴」タブが表示される。
例えば、図4の表示画面において、ユーザの操作により、「分析」タブのサブタブである「分析依頼・結果」タブが選択された場合、各検査項目(各測定項目)の分析依頼や分析結果を示す表示画面が表示される。図5に示す例では、測定項目「PT-t」、「PTT-n」などの分析依頼や分析結果を示す表示画面が表示される。
また、図4の表示画面において、例えば、ユーザの操作により「設定」タブが選択された場合、「設定」タブのサブタブである「項目マスタ」、「試薬マスタ」、「装置動作設定」、「環境設定」、「ユーザ管理」タブが表示される。
ここで、図4の表示画面において、例えば、ユーザの操作により「ホーム」タブが選択された場合、各項目において、正常であるか異常であるかを示すステータスが表示される。図6、図7に示す例では、図4の「サンプルステータス」、「項目ステータス」、「試薬庫」、「検量線」、「精度管理」、「日常保守」タブにそれぞれ対応して、「測定ステータス」、「項目ステータス」、「試薬ステータス」、「試薬ステータス」、「検量線ステータス」、「精度管理ステータス」、「日常保守ステータス」などの項目がアイコンによって表示され、これらのアイコンの上部には、正常であるか異常であるかを示すステータスが表示される。
例えば、「項目ステータス」、「日常保守ステータス」の項目に異常がある場合、図6の表示画面において、アイコン「測定ステータス」、「試薬ステータス」、「試薬ステータス」、「検量線ステータス」、「精度管理ステータス」の上部には、正常であることを示すステータス「Ready」が表示され、アイコン「項目ステータス」、「日常保守ステータス」の上部には、それぞれ、異常であることを示すステータス「Error」、「Warning」が表示される。ここで、少なくとも1つの項目に異常がある場合では、図6の表示画面において、「分析」タブのサブタブである「分析依頼・結果」、「サンプルステータス」、「項目ステータス」、「試薬庫」、「検量線」、「精度管理」、「日常保守」、「操作履歴」タブが表示されない。
一方、各項目に異常がない場合、図7の表示画面において、アイコン「測定ステータス」、「項目ステータス」、「試薬ステータス」、「試薬ステータス」、「検量線ステータス」、「精度管理ステータス」、「日常保守ステータス」の上部には、正常であることを示すステータス「Ready」が表示される。ここで、各項目に異常がないため、図7の表示画面において、「分析」タブのサブタブである「分析依頼・結果」、「サンプルステータス」、「項目ステータス」、「試薬庫」、「検量線」、「精度管理」、「日常保守」、「操作履歴」タブが表示される。
上述のように、例えば、図4の表示画面において、「分析」タブのサブタブである「分析依頼・結果」、「サンプルステータス」、「項目ステータス」、「試薬庫」、「検量線」、「精度管理」、「日常保守」、「操作履歴」タブが表示される。例えば、「サンプルステータス」タブは、試料用容器ラック100の各容器に収容されたサンプルのステータスを表示する表示画面(図8を参照)をユーザが選択するためのタブである。「項目ステータス」タブは、試薬庫2内の複数の試薬容器の各々に収容された測定項目毎の試薬のステータスを表示する表示画面(図16を参照)をユーザが選択するためのタブである。「試薬庫」タブは、試薬庫2内の複数の試薬容器の種類を表示する表示画面(図10を参照)をユーザが選択するためのタブである。このように、処理装置90の制御機能32は、サンプルの分析を行うための表示画面として、図4の表示画面をディスプレイに表示させる際、各々異なる機能を有する複数種類の表示画面を切り替えて表示するためのタブであって、複数種類の表示画面それぞれに対応する複数のタブを表示させる。
ここで、図4の表示画面や複数種類の表示画面に表示されるタブは、ユーザ情報によって設定される。例えば、処理装置90の制御機能32は、分析を行うユーザが自動分析装置1にログインした場合には、分析を行うユーザのユーザ情報に応じて、図4の表示画面に「分析」タブを表示させるが、保守作業を行うユーザが自動分析装置1にログインした場合には、保守作業を行うユーザのユーザ情報に応じて、図4の表示画面や複数種類の表示画面に「分析」タブを表示させない。このように、制御機能32は、自動分析装置1(分析装置70)を操作するユーザを特定し、図4の表示画面や複数種類の表示画面に表示させるタブを、特定したユーザのユーザ情報に応じて設定する。
また、処理装置90の制御機能32は、複数種類の表示画面において、分析装置70によるサンプルの分析開始、停止、中断の動作をそれぞれ制御するための分析動作制御アイコン「START」、「STOP」、「PAUSE」を表示させる。分析動作制御アイコン「START」、「STOP」、「PAUSE」は、それぞれ、分析装置70の動作を開始、停止、一時停止させるためのアイコンである。このとき、制御機能32は、複数種類の表示画面の各々において、分析動作制御アイコン「START」、「STOP」、「PAUSE」を、当該表示画面の同じ位置に表示させる。複数種類の表示画面の一例として、図5~図8、図10、図16の表示画面において、当該表示画面の右下の位置に分析動作制御アイコン「START」、「STOP」、「PAUSE」が表示される。図8、図10、図16の表示画面の例については後述する。
図8は、試料用容器ラック100の各容器に収容されたサンプルのステータスを表示する表示画面の一例である。例えば、図4~図7の表示画面において、ユーザの操作により、「分析」タブのサブタブである「サンプルステータス」タブが選択された場合、図8に示す表示画面が表示される。図8の表示画面の上側の表示領域には、第1の表示位置に、複数の第1タブとして、「ホーム」タブ、「分析」タブ、「設定」タブが表示され、第2の表示位置に、選択された第1タブに対応する複数の第2タブとして、「分析」タブのサブタブである「分析依頼・結果」、「サンプルステータス」、「項目ステータス」、「試薬庫」、「検量線」、「精度管理」、「日常保守」、「操作履歴」タブが表示される。また、図8の表示画面の右下の表示領域には、分析装置70によるサンプルの分析開始、停止、中断の動作をそれぞれ制御するための分析動作制御アイコン「START」、「STOP」、「PAUSE」が表示される。
また、図8の表示画面において、第3の表示位置に、選択された第2タブに対応する機能が表示される。
具体的には、図8の表示画面の下側の表示領域には、フロントローディングサンプラ300に搭載されているシャトルラック(SHTL)である試料用容器ラック100が表示されると共に、当該試料用容器ラック100の複数の容器の各々がアイコンとして表示される。フロントローディングサンプラ300は、ラック置き場の一例である。アイコンは、容器に収容されたサンプルのステータスを示す。例えば、図8の表示画面の下側の表示領域には、分析待ちの試料用容器ラック100であるラックID「P0010」~「P0101」の試料用容器ラック100と、分析が終了した試料用容器ラック100であるラックID「P0001」の試料用容器ラック100とが表示される。具体的には、図8の表示画面の下側の表示領域には、サンプルのステータスとして、ラックID「P0010」~「P0101」の試料用容器ラック100の複数の容器のサンプルが分析待ちであることを示すステータスが表示され、ラックID「P0001」の試料用容器ラック100の複数の容器のサンプルの分析が終了したことを示すステータスが表示される。
また、図8の表示画面の右上の表示領域には、試料用容器ラック100の複数の容器内のサンプルをサンプリングする順番が表示される。即ち、ラックID「P0001」の試料用容器ラック100の複数の容器である第1~第5の容器のサンプルは、第1の容器内のサンプル、第2の容器内のサンプル、第3の容器内のサンプル、第4の容器内のサンプル、第5の容器内のサンプルの順でサンプリングされたことを示している。
また、図8の表示画面の下側の表示領域には、搬送路(サンプリングレーン310、シフトレーン311及びリターンレーン312)に搬送されたシャトルラック(SHTL)である試料用容器ラック100が表示されると共に、当該試料用容器ラック100の複数の容器の各々がアイコンとして表示される。例えば、図8の表示画面の下側の表示領域には、サンプリングレーン310に搬送されたラックID「P0002」、「S0002」、「P0003」の試料用容器ラック100が表示される。具体的には、図8の表示画面の下側の表示領域には、サンプルのステータスとして、ラックID「P0002」の試料用容器ラック100において、当該試料用容器ラック100の第1~第5の容器のうち、第4の容器は読み取りエラーが発生したが、それ以外の第1~第3、第5の容器のサンプルの分析が終了していることを示している。また、サンプルのステータスとして、「S0002」の試料用容器ラック100において、緊急検体検査または優先的な測定に関するサンプルを収容する容器を保持するラックであることを示している。また、サンプルのステータスとして、ラックID「P0003」の試料用容器ラック100において、当該試料用容器ラック100の第1~第5の容器のうち、第1、第2の容器のサンプルの分析が終了し、第3の容器のサンプルの測定にエラーが発生し、第4の容器のサンプルが再検査の対象であり、第5の容器のサンプルが現在、測定中(分析中)であることを示している。
また、図8の表示画面において、当該表示画面の下側の表示領域には、他の搬送路(専用レーン400)に搬送されたシャトルラック(SHTL)であり、複数の容器を保持する専用容器ラック200が表示されると共に、当該専用容器ラック200の複数の容器の各々がアイコンとして表示される。上述のように、専用容器ラック200の複数の容器は、洗剤溶液、希釈液、緩衝液、サンプルとの対照試験に使う溶液、自動分析装置1の校正測定を行うための溶液の少なくとも1つを収容する。例えば、図8の表示画面の下側の表示領域には、専用レーン400に搬送されたラックID「C3002」、「C5002」の専用容器ラック200が表示される。具体的には、図8の表示画面の下側の表示領域には、ラックID「C3002」、「C5002」の専用容器ラック200は、キャリブレーション用のラックであり、自動分析装置1の校正測定を行うための溶液を収容する容器を保持することを示している。
また、図8の表示画面の上側のタブが表示される領域と、当該表示画面の下側のシャトルラック(SHTL)が表示される領域との間の領域には、サンプル情報が表示される。例えば、図8の表示画面において、サンプル情報として、ラックID「P0003」の試料用容器ラック100の第5の容器(ポジションNo.5)のサンプルに関するサンプル情報が表示される。例えば、サンプル情報は、ラックID「P0003」、ポジションNo.5の他に、スロット番号「12」、依頼番号「A1234」、サンプルID「ID1234」、分析状態「分析中」などの情報を含む。
上述のように、搬送アーム5は、例えば、フロントローディングサンプラ300(ラック置き場)に搭載された試料用容器ラック100を読取部の読み取り位置に搬送し、読取部は、読み取り位置に搬送された試料用容器ラック100の光学式ラベルから識別情報を読み取る。そして、搬送アーム5は、読取部による読み取り完了後、読み取り位置から試料用容器ラック100を搬送路(サンプリングレーン310)の始端に配置する。ここで、図9に示すように、搬送アーム5は、フロントローディングサンプラ300に第1の向きで搭載された試料用容器ラック100を、第1の向きとは反対向きである第2の向きに反転させてサンプリングレーン310の始端に配置する。サンプリングレーン310は、サンプリングレーン310の始端に配置された試料用容器ラック100を、サンプリング位置に向けて搬送する。搬送アーム5は、移動機構の一例である。
なお、第2の向きに配置された試料用容器ラック100は、サンプリング位置に搬送された後、自動分析装置1の前面側(分析装置70の前面側)から後面側に搬送され、試料用容器ラック100がシフトレーン311からリターンレーン312に搬送される際に、第1の向きに反転され、搬送アーム5は、第1の向きで試料用容器ラック100をフロントローディングサンプラ300に戻す。
また、上述のように、処理装置90の制御機能32は、図8の表示画面において、フロントローディングサンプラ300に第1の向きで搭載された試料用容器ラック100を表示させると共に、当該試料用容器ラック100の複数の容器の各々に収容されたサンプルのステータスを示すアイコンを、各容器の位置と対応するように表示させる。また、制御機能32は、搬送アーム5により試料用容器ラック100が第2の向きに反転された場合であっても、図8の表示画面において、当該試料用容器ラック100を第1の向きで表示させると共に、当該試料用容器ラック100の複数の容器の各々に収容されたサンプルのステータスを示すアイコンを、各容器の位置と対応するように表示させる。
図10は、試薬庫2内の複数の試薬容器の種類を表示する表示画面の一例である。例えば、図4~図8の表示画面において、ユーザの操作により、「分析」タブのサブタブである「試薬庫」タブが選択された場合、図10に示す表示画面が表示される。図10の表示画面の上側の表示領域には、第1の表示位置に、複数の第1タブとして、「ホーム」タブ、「分析」タブ、「設定」タブが表示され、第2の表示位置に、選択された第1タブに対応する複数の第2タブとして、「分析」タブのサブタブである「分析依頼・結果」、「サンプルステータス」、「項目ステータス」、「試薬庫」、「検量線」、「精度管理」、「日常保守」、「操作履歴」タブが表示される。また、図10の表示画面の右下の表示領域には、分析装置70によるサンプルの分析開始、停止、中断の動作をそれぞれ制御するための分析動作制御アイコン「START」、「STOP」、「PAUSE」が表示される。
また、図10の表示画面において、第3の表示位置に、選択された第2タブに対応する機能が表示される。具体的には、図10の表示画面の中央部には、試薬庫2内の複数の試薬容器の種類がアイコンとして表示される。図10の表示画面において、まず、複数の試薬容器の配列について説明し、次に、アイコンについて後述する。
図11、図12は、試薬庫2の上面図である。図12に示すように、試薬庫2は、円周上に配置された複数の試薬容器を回転可能に保持するターンテーブル2Cを有する。また、図11に示すように、試薬庫2は、ターンテーブル2Cの大部分を上方から覆う蓋2Aと、ターンテーブル2Cの蓋2Aに覆われていない部分を上方から覆う蓋2Bとを有する。蓋2Bは、開閉可能である。蓋2A、2Bは、それぞれ、第1の蓋、第2の蓋の一例である。例えば、試薬庫2内の試薬容器は、試薬庫2において、同心円の円2a、2b(図11、図12の点線部分)に配列される。図11、図12に示すように、複数の試薬容器は、複数のグループに分類される。図10~図12に示す例では、試薬庫2が、複数の試薬容器として、36個分の試薬容器を保持可能であり、12個分の試薬容器を1グループとした場合、36個分の試薬容器は、複数のグループとして、グループA~Cに分類される。
例えば、ターンテーブル2Cには、試薬庫2の蓋2Bを開けたときの開口部から取り外し可能であり、複数の試薬容器を搭載するための複数の試薬トレイが設けられる。ここで、グループA~Cは、試薬トレイ毎に分類される。具体的には、試薬トレイには、当該試薬トレイを識別するための識別情報「A」、「B」、「C」が記載されていて、識別情報「A」が記載された試薬トレイには、グループAに分類された12個分の試薬容器が搭載される。同様に、識別情報「B」が記載された試薬トレイには、グループBに分類された12個分の試薬容器が搭載され、識別情報「C」が記載された試薬トレイには、グループCに分類された12個分の試薬容器が搭載される。
図12に示す例では、蓋2Bが開けられた場合、グループA~Cに分類された試薬容器のうち、グループAに分類された試薬容器が露出する。即ち、図12において、グループAの試薬容器は、ユーザがアクセス可能な試薬容器である。この場合、処理装置90の制御機能32は、図10の表示画面において、試薬庫2内の複数の試薬容器の種類を示すアイコンを、グループA~Cに分類された状態で並べて表示させる。このとき、制御機能32は、図10の表示画面において、グループA、B、Cに対応する試薬トレイを識別できるように、試薬トレイの識別情報「A」、「B」、「C」を表示させる。ここで、図10、図12に示す例では、蓋2Bが開けられたときに、グループA~Cのうちの1つのグループとして、グループAに分類された試薬容器が露出する。即ち、試薬庫2の蓋2Bを開けたときの開口部に対応する試薬容器として、グループAに分類された試薬容器が露出する。この場合、制御機能32は、図10の表示画面において、ユーザがアクセス可能な試薬容器として、グループAに分類された12個分の試薬容器を識別するための表示を行う。例えば、制御機能32は、図10の表示画面において、グループAに分類された12個分の試薬容器を識別するための表示として、マークによる表示、又は、強調表示の少なくとも一方を行う。
ここで、マークの位置や強調表示の位置は、蓋2Bの開口部と完全に一致する必要はない。例えば、開口部が試薬トレイの大きさより、若干大きくても良い。
なお、複数の試薬容器の回転動作は、処理装置90の制御機能32の制御により行われる。例えば、駆動装置80は、制御機能32の制御により、ターンテーブル2Cを回転させる。制御機能32は、ターンテーブル2Cを回転させたときに複数の試薬容器を所定の位置で停止させる。例えば、蓋2Bが開けられたまま、グループAに分類された12個分の試薬容器が露出された状態で、制御機能32がターンテーブル2Cを240度(又は-120度)回転させて停止させた場合、グループA~Cのうちの他の1つのグループとして、グループBに分類された試薬容器が露出する。即ち、制御機能32は、選択されたグループBの試薬容器を搭載する試薬トレイの中央部分が、試薬庫2の蓋2Bを開けたときの開口部の中央部分で停止するように、ターンテーブル2Cの回転を制御することにより、当該開口部に対応する試薬容器として、グループBに分類された試薬容器が露出する。この場合、制御機能32は、表示画面において、グループBに分類された12個分の試薬容器を識別するための表示として、マークによる表示、又は、強調表示の少なくとも一方を行う。また、例えば、蓋2Bが開けられたまま、グループAに分類された12個分の試薬容器が露出された状態で、制御機能32がターンテーブル2Cを120度回転させて停止させた場合、グループA~Cのうちの他の1つのグループとして、グループCに分類された試薬容器が露出する。即ち、制御機能32は、選択されたグループCの試薬容器を搭載する試薬トレイの中央部分が、試薬庫2の蓋2Bを開けたときの開口部の中央部分で停止するように、ターンテーブル2Cの回転を制御することにより、当該開口部に対応する試薬容器として、グループCに分類された試薬容器が露出する。この場合、制御機能32は、表示画面において、グループCに分類された12個分の試薬容器を識別するための表示として、マークによる表示、又は、強調表示の少なくとも一方を行う。
また、制御機能32は、ターンテーブル2Cの回転により、蓋2Bを開けたときの開口部に、2つのグループが対応する場合、表示画面において、2つのグループのそれぞれ開口部に対応する試薬容器を識別するための表示を行う。具体的には、図13に示す例では、蓋2Bが開けられたまま、グループAに分類された12個分の試薬容器が露出された状態で、制御機能32がターンテーブル2Cを300度(又は-60度)回転させて停止させた場合、グループA~Cのうちの他の1つのグループとして、グループAに分類された6個分の試薬容器と、グループBに分類された6個分の試薬容器とが露出する。この場合、制御機能32は、表示画面において、グループA、Bに分類された12個分の試薬容器を識別するための表示として、マークによる表示、又は、強調表示の少なくとも一方を行う。また、図13に示す例では、蓋2Bが開けられたまま、グループAに分類された12個分の試薬容器が露出された状態で、制御機能32がターンテーブル2Cを60度(又は-300度)回転させて停止させた場合、グループA~Cのうちの他の1つのグループとして、グループCに分類された6個分の試薬容器と、グループAに分類された6個分の試薬容器とが露出する。この場合、制御機能32は、表示画面において、グループC、Aに分類された12個分の試薬容器を識別するための表示として、マークによる表示、又は、強調表示の少なくとも一方を行う。
なお、複数の試薬容器は、複数のグループとして、3つのグループA~Cに分類されているが、3つ以上のグループに分類されてもよい。このとき、制御機能32は、ターンテーブル2Cの回転により、蓋2Bを開けたときの開口部に、2つ以上のグループが対応する場合がある。この場合、制御機能32は、表示画面において、2つ以上のグループのそれぞれ開口部に対応する試薬容器を識別するための表示を行う。
上述のように、処理装置90の制御機能32は、図10の表示画面において、試薬庫2内の複数の試薬容器の種類を示すアイコンを、グループA~Cに分類された状態で並べて表示させる。図14に示すように、例えば、アイコンは、試薬容器の種類として、試薬容器に収容された試薬の残量と、当該試薬のステータスとを表す。アイコンの中央部には、試薬容器に収容された試薬が表示され、アイコンの上部には、当該試薬の残量を表す残量ゲージが表示される。残量ゲージは、試薬容器に収容された試薬の量に応じて表示される。例えば、試薬容器に収容された試薬の量が100%であるときに残量ゲージが最大に表示され(図10の斜線部分)、当該試薬の量が少なくなるほど、残量ゲージが少なく表示される。
アイコンの下部には、試薬のステータスが表示される。例えば、アイコンの下部には、試薬のステータスとして、測定予備、測定不可、残量の警告、測定の準備中、測定で使用中である等がイラストで表示される。例えば、図10の表示画面の下側の表示領域には、「全ての凡例」ボタンが表示され、ユーザの操作により「全ての凡例」ボタンが押下された場合、図15に示すように、ポップアップ画面として、試薬のステータスの情報として、試薬のステータスを示すイラストと、当該イラストの意味(測定予備、測定不可、残量の警告、測定の準備中、測定で使用中である等)とが表示される。
図16は、試薬庫2内の複数の試薬容器の各々に収容された測定項目毎の試薬のステータスを表示する表示画面の一例である。例えば、図4~図8、図10の表示画面において、ユーザの操作により、「分析」タブのサブタブである「項目ステータス」タブが選択された場合、図16に示す表示画面が表示される。図16の表示画面の上側の表示領域には、第1の表示位置に、複数の第1タブとして、「ホーム」タブ、「分析」タブ、「設定」タブが表示され、第2の表示位置に、選択された第1タブに対応する複数の第2タブとして、「分析」タブのサブタブである「分析依頼・結果」、「サンプルステータス」、「項目ステータス」、「試薬庫」、「検量線」、「精度管理」、「日常保守」、「操作履歴」タブが表示される。また、図16の表示画面の右下の表示領域には、分析装置70によるサンプルの分析開始、停止、中断の動作をそれぞれ制御するための分析動作制御アイコン「START」、「STOP」、「PAUSE」が表示される。
また、図16の表示画面において、第3の表示位置に、選択された第2タブに対応する機能が表示される。
具体的には、図16の表示画面の左側の表示領域には、複数の測定項目が複数のアイコンで表示される。具体的には、処理装置90の制御機能32は、測定項目毎に、サンプルと反応する試薬、当該試薬の検量線及び当該試薬の精度管理が異常であるか否かを示すステータスを、それぞれ、試薬情報、検量線情報、精度管理情報として取得し、図16の表示画面において、試薬情報、検量線情報、精度管理情報を示すアイコンを、測定項目毎に表示させる。
ここで、図16の表示画面において、試薬情報を示すアイコン上には、異常である場合にはステータス「Error」、「Warning」を示すマークが表示され、正常である場合には当該マークが表示されない。例えば、試薬の残量が少ない場合、試薬情報を示すアイコン上には、ステータス「Warning」を示すマークが表示され、試薬の残量が無い場合、試薬情報を示すアイコン上には、ステータス「Error」を示すマークが表示される。具体的には、図16に示す例では、測定項目「PT-n」、「MIX-D」において、試薬の残量が無いため、試薬情報を示すアイコン上には、ステータス「Error」を示すマークが表示される。
また、図16の表示画面において、検量線情報を示すアイコン上には、異常である場合にはステータス「Error」、「Warning」を示すマークが表示され、正常である場合には当該マークが表示されない。例えば、検量線の有効期限が過ぎている場合、試薬情報を示すアイコン上には、ステータス「Warning」を示すマークが表示され、検量線の有効期限が大幅に過ぎている場合、試薬情報を示すアイコン上には、ステータス「Error」を示すマークが表示される。具体的には、図16に示す例では、測定項目「PT-n」、「APTT-t」、「MIX-D」において、検量線の有効期限が過ぎているため、検量線情報を示すアイコン上には、ステータス「Warning」を示すマークが表示され、測定項目「Fgb-t」においては、検量線の有効期限が大幅に過ぎているため、検量線情報を示すアイコン上には、ステータス「Error」を示すマークが表示される。
また、図16の表示画面において、精度管理情報を示すアイコン上には、異常である場合にはステータス「Warning」を示すマークが表示され、正常である場合には当該マークが表示されない。例えば、精度管理では、常に正確な測定結果となるように、定期的に、検体検査の精度を管理するために使用されるサンプル(コントロール)を用いられる。そこで、正確な測定結果が得られない場合、精度管理情報を示すアイコン上には、ステータス「Warning」を示すマークが表示される。
また、処理装置90の制御機能32は、図16の表示画面において、複数の測定項目を複数のアイコンで表示する第1の表示領域とは別の領域に、ユーザに選択された測定項目の詳細情報を表示する第2の表示領域を表示させる。例えば、制御機能32は、第2の表示領域に、試薬のステータスの文字情報を表示させる。例えば、第2の表示領域は、図16の表示画面において、当該表示画面の第1の表示領域と、当該表示画面の右下の分析動作制御アイコン「START」、「STOP」、「PAUSE」が表示される領域との間の領域である。
例えば、図16の表示画面の第2の表示領域において、ユーザに選択された測定項目の試薬、当該試薬の検量線及び当該試薬の精度管理が異常であるか否かを示すステータスが、文字情報で表示される。例えば、図16の表示画面の文字情報においては、試薬情報として、各試薬「R1」、「R2」、「R3」、「R4」に関する情報「試薬ロット」、「有効期限」、「残テスト数/残量(mL)」が表示され、検量線情報として「有効期限」が表示され、精度管理情報として「コントロール名」、「ステータス」が表示される。
例えば、ユーザが測定項目「PT-n」のアイコンを選択した場合、測定項目「PT-n」の試薬のステータスが、文字情報で表示される。図16に示す例では、試薬情報において、試薬「R2」の有効期限が過ぎていて、試薬の残量が無いため、試薬「R2」の「有効期限」、「残テスト数/残量(mL)」の文字情報と共に、ステータス「Error」を示すマークが表示される。また、検量線情報においては、有効期限が過ぎているため、「有効期限」の文字情報と共に、ステータス「Warning」を示すマークが表示される。
なお、図示しないが、例えば、図4~図8、図10、図16の表示画面において、ユーザの操作により、「分析」タブのサブタブである「検量線」タブが選択された場合、検量線に関する表示画面が表示される。この場合、表示画面の上側の表示領域には、第1の表示位置に、複数の第1タブとして、「ホーム」タブ、「分析」タブ、「設定」タブが表示され、第2の表示位置に、選択された第1タブに対応する複数の第2タブとして、「分析」タブのサブタブである「分析依頼・結果」、「サンプルステータス」、「項目ステータス」、「試薬庫」、「検量線」、「精度管理」、「日常保守」、「操作履歴」タブが表示される。また、表示画面の右下の表示領域には、分析装置70によるサンプルの分析開始、停止、中断の動作をそれぞれ制御するための分析動作制御アイコン「START」、「STOP」、「PAUSE」が表示される。また、表示画面において、第3の表示位置に、選択された第2タブに対応する機能が表示される。
また、図示しないが、例えば、図4~図8、図10、図16の表示画面において、ユーザの操作により、「分析」タブのサブタブである「精度管理」タブが選択された場合、精度管理に関する表示画面が表示される。この場合、表示画面の上側の表示領域には、第1の表示位置に、複数の第1タブとして、「ホーム」タブ、「分析」タブ、「設定」タブが表示され、第2の表示位置に、選択された第1タブに対応する複数の第2タブとして、「分析」タブのサブタブである「分析依頼・結果」、「サンプルステータス」、「項目ステータス」、「試薬庫」、「検量線」、「精度管理」、「日常保守」、「操作履歴」タブが表示される。また、表示画面の右下の表示領域には、分析装置70によるサンプルの分析開始、停止、中断の動作をそれぞれ制御するための分析動作制御アイコン「START」、「STOP」、「PAUSE」が表示される。また、表示画面において、第3の表示位置に、選択された第2タブに対応する機能が表示される。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、ユーザが自動分析装置のステータスを把握することができる。
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、実施形態同士の組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 自動分析装置
32 制御機能
70 分析装置

Claims (15)

  1. 試料の分析を行う分析手段と、
    測定項目毎に、前記試料と反応する試薬、当該試薬の検量線及び当該試薬の精度管理の少なくとも1つが異常であるか否かを示すステータスを取得し、表示画面において、複数の前記測定項目を複数のアイコンで表示する第1の表示領域と、選択された前記測定項目の詳細情報を表示する第2の表示領域とを表示させると共に、前記アイコン上に前記ステータスを示すマークを表示させる制御部と、
    を備える自動分析装置。
  2. 前記制御部は、前記ステータスが異常であることを取得した場合、前記表示画面において、前記アイコン上に前記マークを表示させる、
    請求項1に記載の自動分析装置。
  3. 前記制御部は、前記表示画面において、前記第2の表示領域に、前記ステータスを文字情報で表示させると共に前記マークを表示させる、
    請求項1又は2に記載の自動分析装置。
  4. 試料と反応する試薬を収容する複数の試薬容器を回転可能に保持するターンテーブルと、前記ターンテーブルの上方から覆う第1の蓋と、前記第1の蓋に覆われていない部分を上方から覆う蓋であって、開閉可能な第2の蓋とを有する試薬庫と、
    表示画面において、前記試薬庫内の前記複数の試薬容器の種類を示すアイコンを、複数のグループに分類された状態で並べて表示させると共に、前記第2の蓋を開けたときの開口部に対応する試薬容器を識別するための表示を行う制御部と、
    を備える自動分析装置。
  5. 前記制御部は、前記開口部に対応する試薬容器を識別するための表示として、マークによる表示、又は、強調表示の少なくとも一方を行う、
    請求項4に記載の自動分析装置。
  6. 前記ターンテーブルには、前記開口部から取り外し可能な複数の試薬トレイが設けられ、
    前記複数の試薬トレイには、それぞれ前記複数のグループに分類された試薬容器が搭載される、
    請求項4又は5に記載の自動分析装置。
  7. 前記試薬トレイには、当該試薬トレイを識別するための識別情報が記載され、
    前記制御部は、前記表示画面において、前記グループに対応する前記試薬トレイを識別できるように前記識別情報を表示させる、
    請求項6に記載の自動分析装置。
  8. 前記制御部は、選択されたグループの試薬容器を搭載する試薬トレイの中央部分が前記開口部の中央部分で停止するように、前記ターンテーブルの回転を制御する、
    請求項6又は7に記載の自動分析装置。
  9. 前記制御部は、前記ターンテーブルの回転により、前記第2の蓋を開けたときの前記開口部に、2つ以上の前記グループが対応する場合、前記表示画面において、前記2つ以上のグループのそれぞれ前記開口部に対応する試薬容器を識別するための表示を行う、
    請求項4~8のいずれか一項に記載の自動分析装置。
  10. 試料を収容する複数の容器を保持する試料用容器ラックが複数搭載されたラック置き場と、
    表示画面において、前記ラック置き場に第1の向きで搭載された前記試料用容器ラックを表示させると共に、当該試料用容器ラックの複数の容器の各々に収容された試料のステータスを示すアイコンを、各容器の位置と対応するように表示させる制御部と、
    を備える自動分析装置。
  11. 前記試料用容器ラックをサンプリング位置に搬送する搬送路と、
    前記ラック置き場に前記第1の向きに搭載された前記試料用容器ラックを、前記第1の向きとは反対向きである第2の向きに反転させて前記搬送路に配置する移動機構と、
    を更に備え、
    前記制御部は、前記移動機構により前記試料用容器ラックが前記第2の向きに反転された場合であっても、前記表示画面において、当該試料用容器ラックを前記第1の向きで表示させると共に、当該試料用容器ラックの複数の容器の各々に収容された試料のステータスを示すアイコンを、各容器の位置と対応するように表示させる、
    請求項10に記載の自動分析装置。
  12. 試料の分析を行う分析手段と、
    前記試料の分析を行うための表示画面である複数種類の表示画面をタブで切り替えて表示させると共に、前記複数種類の表示画面において、前記分析手段による試料の分析開始、停止、中断の少なくとも1つの動作を制御するための分析動作制御アイコンを表示させる制御部と、
    を備える自動分析装置。
  13. 前記制御部は、前記複数種類の表示画面の各々において、前記分析動作制御アイコンを、当該表示画面の同じ位置に表示させる、
    請求項12に記載の自動分析装置。
  14. 前記複数種類の表示画面の各々は、前記複数種類の表示画面を切り替えて表示するためのタブであって、前記複数種類の表示画面それぞれに対応する複数のタブを有し、
    前記制御部は、前記複数種類の表示画面に表示させるタブを、前記分析手段を操作するユーザに応じて設定する、
    請求項12又は13に記載の自動分析装置。
  15. 前記制御部は、前記表示画面において、
    第1の表示位置に、複数の第1タブを表示させ、
    第2の表示位置に、選択された前記第1タブに対応する複数の第2タブを表示させ、
    第3の表示位置に、選択された前記第2タブに対応する機能を表示させる、
    請求項1~14のいずれか一項に記載の自動分析装置。
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