Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP2023054483A - 情報処理装置、推論装置、機械学習装置、情報処理方法、推論方法、及び、機械学習方法 - Google Patents

情報処理装置、推論装置、機械学習装置、情報処理方法、推論方法、及び、機械学習方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2023054483A
JP2023054483A JP2021163358A JP2021163358A JP2023054483A JP 2023054483 A JP2023054483 A JP 2023054483A JP 2021163358 A JP2021163358 A JP 2021163358A JP 2021163358 A JP2021163358 A JP 2021163358A JP 2023054483 A JP2023054483 A JP 2023054483A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
crack
polishing
unit
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021163358A
Other languages
English (en)
Inventor
誠治 村田
Seiji Murata
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ebara Corp filed Critical Ebara Corp
Priority to JP2021163358A priority Critical patent/JP2023054483A/ja
Priority to PCT/JP2022/027180 priority patent/WO2023058285A1/ja
Priority to TW111126700A priority patent/TW202315703A/zh
Publication of JP2023054483A publication Critical patent/JP2023054483A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B37/00Lapping machines or devices; Accessories
    • B24B37/005Control means for lapping machines or devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B49/00Measuring or gauging equipment for controlling the feed movement of the grinding tool or work; Arrangements of indicating or measuring equipment, e.g. for indicating the start of the grinding operation
    • B24B49/12Measuring or gauging equipment for controlling the feed movement of the grinding tool or work; Arrangements of indicating or measuring equipment, e.g. for indicating the start of the grinding operation involving optical means
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/04Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
    • H01L21/18Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer the devices having semiconductor bodies comprising elements of Group IV of the Periodic Table or AIIIBV compounds with or without impurities, e.g. doping materials
    • H01L21/30Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26
    • H01L21/302Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26 to change their surface-physical characteristics or shape, e.g. etching, polishing, cutting
    • H01L21/304Mechanical treatment, e.g. grinding, polishing, cutting
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/677Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere for conveying, e.g. between different workstations

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)

Abstract

【課題】ユーザの経験や知見に依存することなく、基板の割れの発生原因を解析可能な情報処理装置を提供する。【解決手段】情報処理装置5は、基板の研磨処理を行う研磨ユニット及び研磨ユニットとの間で基板の受け渡しを行う基板搬送ユニットを備える基板処理装置により行われる基板処理工程において、基板に割れが発生したときの割れ状態を示す割れ状態情報、及び、当該基板に対して基板処理工程が行われたときの研磨ユニットの状態を示す装置状態情報を含む割れ発生状態情報を取得する情報取得部500と、割れ発生状態情報と、基板処理工程に含まれる各工程のうち基板の割れの発生原因となる工程を示す割れ発生工程情報との相関関係を機械学習により学習させた学習モデル11に、基板の割れの発生に応じて情報取得部500により取得された割れ発生状態情報を入力することで、当該基板の割れの発生原因となる工程を特定する割れ発生工程特定部501とを備える。【選択図】 図17

Description

本発明は、情報処理装置、推論装置、機械学習装置、情報処理方法、推論方法、及び、機械学習方法に関する。
半導体ウェハ等の基板に対して各種の処理を行う基板処理装置の1つとして、化学機械研磨(CMP:Chemical Mechanical Polishing)処理を行う基板処理装置が知られている。基板処理装置にて各種の処理が行なわれる基板は、薄板状に形成されているため、実際に基板を研磨する工程だけでなく、ユニット間で基板の受け渡しを行う工程においても基板に割れが発生する可能性がある(例えば、特許文献1、及び、特許文献2参照)。
特開2020-188233号公報 特開2000-223380号公報
基板処理装置により行われる基板処理工程において、何らかの原因により基板に割れが発生した場合、基板処理装置が備える各ユニットの点検作業や、基板処理装置が動作時に参照する各種の装置パラメータの確認作業等が必要となる。特に、研磨処理を行う研磨ユニットと、その研磨ユニットとの間で基板の受け渡しを行う基板搬送ユニットとにより行われる一連の工程のうち、どの工程で基板に割れが発生したのかが不明のままでは、上記のような作業を効果的に実施できず、基板の割れが再発する可能性もあり得る。また、基板に割れが発生したときの原因を解析するには、基板処理装置のユーザの経験や知見に依存する度合いが大きく、その解析が適切でない場合には、より重大な不具合の発生や生産性の低下を招くことにもなり得る。
本発明は、上記の課題に鑑み、ユーザの経験や知見に依存することなく、基板処理装置における基板の割れの発生原因を解析可能な情報処理装置、推論装置、機械学習装置、情報処理方法、推論方法、及び、機械学習方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る情報処理装置は、
基板の研磨処理を行う研磨ユニット及び前記研磨ユニットとの間で前記基板の受け渡しを行う基板搬送ユニットを備える基板処理装置により行われる基板処理工程において、前記基板に割れが発生したときの割れ状態を示す割れ状態情報、及び、当該基板に対して前記基板処理工程が行われたときの前記研磨ユニットの状態を示す装置状態情報を含む割れ発生状態情報を取得する情報取得部と、
前記割れ発生状態情報と、前記基板処理工程に含まれる各工程のうち前記基板の割れの発生原因となる前記工程を示す割れ発生工程情報との相関関係を機械学習により学習させた学習モデルに、前記基板の割れの発生に応じて前記情報取得部により取得された前記割れ発生状態情報を入力することで、当該基板の割れの発生原因となる前記工程を特定する割れ発生工程特定部と、を備える。
本発明の一態様に係る情報処理装置によれば、基板の割れの発生に応じて取得された、割れ状態情報及び装置状態情報を含む割れ発生状態情報が学習モデルに入力されることで、当該基板の割れの発生原因が特定されるので、ユーザの経験や知見に依存することなく、基板の割れに対して迅速かつ適切に対処することができる。
上記以外の課題、構成及び効果は、後述する発明を実施するための形態にて明らかにされる。
基板処理システム1の一例を示す全体構成図である。 基板処理装置2の一例を示す平面図である。 第1乃至第4の研磨部22A~22Dの一例を示す斜視図である。 トップリング221の一例を模式的に示す断面図である。 第1及び第2のリニアトランスポータ230A、230Bの一例を模式的に示す平面図である。 第1及び第2のリニアトランスポータ230A、230Bの一例を模式的に示す正面図である。 基板受け取り工程の一例を示す模式図である。 基板引き渡し工程の一例を示す模式図である。 基板処理装置2の一例を示すブロック図である。 基板処理装置2による基板処理工程の一例を示すタイミングチャートである。 コンピュータ900の一例を示すハードウエア構成図である。 データベース装置3により管理される履歴情報30の一例を示すデータ構成図である。 機械学習装置4の一例を示すブロック図である。 学習モデル10及び学習用データ11の一例を示す図である。 機械学習装置4による機械学習方法の一例を示すフローチャートである。 情報処理装置5の一例を示すブロック図である。 情報処理装置5の一例を示す機能説明図である。 情報処理装置5による情報処理方法の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明を実施するための実施形態について説明する。以下では、本発明の目的を達成するための説明に必要な範囲を模式的に示し、本発明の該当部分の説明に必要な範囲を主に説明することとし、説明を省略する箇所については公知技術によるものとする。
図1は、基板処理システム1の一例を示す全体構成図である。本実施形態に係る基板処理システム1は、半導体ウェハ等の基板(以下、「ウェハ」という)Wに対して化学機械研磨処理(以下、「研磨処理」という)を行う基板処理工程を管理するシステムとして機能する。
基板処理システム1は、その主要な構成として、基板処理装置2と、データベース装置3と、機械学習装置4と、情報処理装置5と、ユーザ端末装置6とを備える。各装置2~6は、例えば、汎用又は専用のコンピュータ(後述の図11参照)で構成されるとともに、有線又は無線のネットワーク7に接続されて、各種のデータ(図1には一部のデータの送受信を破線の矢印にて図示)を相互に送受信可能に構成される。なお、各装置2~6の数やネットワーク7の接続構成は、図1の例に限られず、適宜変更してもよい。
基板処理装置2は、ウェハWの表面を平坦に研磨する研磨処理を行う装置である。基板処理装置2は、複数のユニットで構成されて、1又は複数のウェハWに対する一連の動作として、例えば、ロ―ド、研磨、洗浄、乾燥、膜厚測定、アンロード等の各工程をそれぞれ行う。その際、基板処理装置2は、各ユニットにそれぞれ設定された複数の装置パラメータからなる装置設定情報265と、研磨処理における研磨条件を定める基板レシピ情報266とを参照しつつ、各ユニットの動作を制御する。また、基板処理装置2は、ウェハWを撮影可能な位置に取り付けられたカメラ201を備える。
基板処理装置2は、各ユニットの動作に応じて、各種のレポートRをデータベース装置3、ユーザ端末装置6等に送信する。各種のレポートRには、例えば、各工程が行われたときの対象となるウェハWを特定する工程情報、各工程が行われたときの各ユニットの状態を示す装置状態情報、カメラ201で撮影された画像情報、基板処理装置2にて検出されたイベント情報、基板処理装置2に対するユーザ(オペレータ、生産管理者、保守管理者等)の操作情報等が含まれる。
データベース装置3は、基板処理装置2が動作したときの履歴情報30を管理する装置である。データベース装置3は、基板処理装置2から各種のレポートRを随時受信し、履歴情報30に基板処理装置2別に登録することで、履歴情報30には、レポートRの内容が日時情報とともに蓄積される。なお、データベース装置3には、履歴情報30の他に、装置設定情報265や基板レシピ情報266が記憶されていてもよく、その場合には、基板処理装置2がこれらの情報を参照するようにしてもよい。
機械学習装置4は、機械学習の学習フェーズの主体として動作し、例えば、データベース装置3から履歴情報30の一部を学習用データ11として取得し、情報処理装置5にて用いられる学習モデル10を機械学習により生成する。学習済みの学習モデル10は、ネットワーク7や記録媒体等を介して情報処理装置5に提供される。本実施形態では、機械学習の手法として、教師あり学習を採用する場合について説明する。
情報処理装置5は、機械学習の推論フェーズの主体として動作し、基板処理装置2による基板処理工程においてウェハWに割れ(欠けや亀裂等の破損も含む)が発生したとき、機械学習装置4により生成された学習モデル10を用いて、当該ウェハWの割れの発生原因となる工程(割れ発生工程)を特定し、その工程を示す割れ発生工程情報をデータベース装置3、ユーザ端末装置6等に送信する。
ユーザ端末装置6は、ユーザが使用する端末装置であり、据置型の装置でもよいし、携帯型の装置でもよい。ユーザ端末装置6は、例えば、アプリケーションプログラム、ウェブブラウザ等の表示画面を介して各種の入力操作を受け付けるとともに、表示画面を介して各種の情報(例えば、イベントの通知、割れ発生工程情報、履歴情報30等)を表示する。また、ユーザ端末装置6は、内蔵又は外部接続可能なカメラ60を備える。
基板処理装置2のカメラ201及びユーザ端末装置6のカメラ60は、例えば、ウェハWに割れが発生したときに、その割れが発生したウェハW(以下、「割れウェハ」という)を撮影し、画像情報を生成する撮像装置として機能する。撮像装置は、例えば、基板処理装置2のカメラ201のように、基板処理装置2の一連の動作の中で割れウェハWを自動撮影するものでもよいし、ユーザ端末装置6のカメラ60のように、ユーザの撮影操作に基づいて、割れウェハWを手動撮影するものでもよい。なお、撮影装置は、基板処理装置2のカメラ201及びユーザ端末装置6のカメラ60のいずれかでもよいし、これらに代えて又は加えて、外観検査装置等の外部装置で構成されていてもよい。また、基板処理装置2のカメラ201では、ウェハWに割れが発生したか否かに関係なく、全てのウェハ
Wを自動撮影してもよい。
(基板処理装置2)
図2は、基板処理装置2の一例を示す平面図である。基板処理装置2は、平面視で略矩形状のハウジング20の内部に、ロード/アンロードユニット21と、研磨ユニット22と、基板搬送ユニット23と、洗浄ユニット24と、膜厚測定ユニット25と、制御ユニット26とを備えて構成される。ロード/アンロードユニット21と、研磨ユニット22、基板搬送ユニット23及び洗浄ユニット24との間は、第1の隔壁200Aにより区画され、基板搬送ユニット23と洗浄ユニット24との間は、第2の隔壁200Bにより区画されている。
(ロード/アンロードユニット)
ロード/アンロードユニット21は、多数のウェハWを上下方向に収納可能なウェハカセット(FOUP等)が載置される第1乃至第4のフロントロード部210A~210Dと、ウェハカセットに収納されたウェハWの収納方向(上下方向)に沿って上下移動可能な搬送ロボット211と、第1乃至第4のフロントロード部210A~210Dの並び方向(ハウジング20の短手方向)に沿って搬送ロボット211を移動させる水平移動機構部212とを備える。
搬送ロボット211は、第1乃至第4のフロントロード部210A~210Dの各々に載置されたウェハカセット、基板搬送ユニット23(具体的に、後述のリフタ232)、洗浄ユニット24(具体的に、後述の乾燥室241)、及び、膜厚測定ユニット25に対してアクセス可能に構成され、それらの間でウェハWを受け渡すための上下二段のハンド(不図示)を備える。下側ハンドは、処理前のウェハWを受け渡すときに使用され、上側ハンドは、処理後のウェハWを受け渡すときに使用される。基板搬送ユニット23や洗浄ユニット24に対するウェハWの受け渡しの際には、第1の隔壁200Aに設けられたシャッタ(不図示)が開閉される。
(研磨ユニット)
研磨ユニット22は、ウェハWの研磨処理(平坦化)をそれぞれ行う第1乃至第4の研磨部22A~22Dを備える。第1乃至第4の研磨部22A~22Dは、ハウジング20の長手方向に沿って並べられて配置される。
図3は、第1乃至第4の研磨部22A~22Dの一例を示す斜視図である。第1乃至第4の研磨部22A~22Dの基本的な構成や機能は共通する。
第1乃至第4の研磨部22A~22Dの各々は、研磨面を有する研磨パッド2200が取り付けられた研磨テーブル220と、ウェハWを保持し、かつウェハWを研磨テーブル220上の研磨パッド2200に押圧しながら研磨するためのトップリング(研磨ヘッド)221と、研磨パッド2200に研磨液(スラリー)やドレッシング液(例えば、純水)を供給する研磨液供給ノズル222と、研磨パッド2200の研磨面のドレッシングを行うドレッサ223と、液体(例えば、純水)と気体(例えば、窒素ガス)の混合流体又は液体(例えば、純水)を霧状にして研磨面に噴射するアトマイザ224とを備える。
研磨テーブル220は、研磨テーブルシャフト220aにより支持されて、その軸心周りに研磨テーブル220を回転駆動させる回転移動機構部220bを備える。トップリング221は、上下方向に移動可能なトップリングシャフト221aに支持されて、その軸心周りにトップリング221を回転駆動させる回転移動機構部221cと、トップリング221を上下方向に移動させる上下移動機構部221dと、支持シャフト221bを旋回中心にしてトップリング221を旋回(揺動)移動させる旋回移動機構部221eとを備
える。研磨液供給ノズル222は、支持シャフト222aに支持されて、支持シャフト222aを旋回中心にして研磨液供給ノズル222を旋回移動させる旋回移動機構部222bとを備える。ドレッサ223は、上下方向に移動可能なドレッサシャフト223aに支持されて、その軸心周りにドレッサ223を回転駆動させる回転移動機構部223cと、ドレッサ223を上下方向に移動させる上下移動機構部223dと、支持シャフト223bを旋回中心にしてドレッサ223を旋回移動させる旋回移動機構部223eとを備える。アトマイザ224は、支持シャフト224aに支持されて、支持シャフト224aを旋回中心にしてアトマイザ224を旋回移動させる旋回移動機構部224bを備える。
なお、図3では、回転移動機構部220b、221c、223c、上下移動機構部221d、223d、及び、旋回移動機構部221e、222b、223e、224bの具体的な構成を省略しているが、例えば、モータ、エアシリンダ等のアクチュエータと、リニアガイド、ボールねじ、ギヤ、ベルト、カップリング、軸受等の駆動力伝達機構と、リニアセンサ、エンコーダセンサ、リミットセンサ等のセンサとを適宜組み合わせて構成される。
図4は、トップリング221の一例を模式的に示す断面図である。トップリング221は、トップリングシャフト221aに取り付けられたトップリング本体2210と、トップリング本体2210の内側に配置された略円盤状のキャリア2211と、キャリア2211の下側に配置されて、ウェハWを研磨パッド2200に対して押圧するメンブレン2212と、キャリア2211の外周に配置されて、研磨パッド2200を直接押圧する略円環状のリテーナリング2213と、トップリング本体2210及びリテーナリング2213の間に配置されて、リテーナリング2213を研磨パッド2200に対して押圧するリテーナリングエアバッグ2214とを備える。
メンブレン2212は、弾性膜で形成されており、その内部に、同心状の複数の隔壁2212eを有することにより、トップリング本体2210の中心から外周方向に向かって同心状に配置された第1乃至第4のメンブレン圧力室2212a~2212dを有する。また、メンブレン2212は、その下面に、ウェハWの吸着用の複数の孔2212fを有し、ウェハWを保持する基板保持面として機能する。リテーナリングエアバッグ2214は、弾性膜で形成されており、その内部に、リテーナリング圧力室2214aを有する。なお、トップリング221の構成は適宜変更してもよく、キャリア2211全体を押圧する圧力室を備えるものでもよいし、メンブレン2212が有するメンブレン圧力室の数や形状は適宜変更してもよいし、吸着用の孔2212fの数や配置は適宜変更してもよい。また、メンブレン2212は、吸着用の孔2212fを有しないものでもよい。
第1乃至第4のメンブレン圧力室2212a~2212dには、第1乃至第4の流路2216A~2216Dがそれぞれ接続され、リテーナリング圧力室2214aには、第5の流路2216Eが接続される。第1乃至第5の流路2216A~2216Eは、トップリングシャフト221aに設けられたロータリージョイント2215を介して外部に連通し、第1の分岐流路2217A~2217Eと、第2の分岐流路2218A~2218Eとにそれぞれ分岐される。第1乃至第5の流路2216A~2216Eには、圧力センサPA~PEがそれぞれ設置される。第1の分岐流路2217A~2217Eは、バルブV1A~V1E、流量センサFA~FE及び圧力レギュレータRA~REを介して圧力流体(空気、窒素等)のガス供給源GSに接続される。第2の分岐流路2218A~2218Eは、それぞれバルブV2A~V2Eを介して真空源VSに接続されるとともに、バルブV3A~V3Eを介して大気に連通可能に構成される。
ウェハWは、トップリング221の下面に吸着保持されて、研磨テーブル220上の所定の研磨位置及び研磨に移動された後、研磨液供給ノズル222から研磨液が供給された
研磨パッド2200の研磨面に対してトップリング221により押圧されることで研磨される。その際、トップリング221は、圧力レギュレータRA~REを独立に制御することで、第1乃至第4のメンブレン圧力室2212a~2212dに供給する圧力流体によりウェハWを研磨パッド2200に押圧する押圧力をウェハWの領域毎に調整するとともに、リテーナリング圧力室2214aに供給する圧力流体によりリテーナリング2213を研磨パッド2200に押圧する押圧力を調整する。第1乃至第4のメンブレン圧力室2212a~2212d及びリテーナリング圧力室2214aにそれぞれ供給される圧力流体の圧力は、圧力センサPA~PEによりそれぞれ測定され、圧力気体の流量は、流量センサFA~FEによりそれぞれ測定される。
(基板搬送ユニット)
基板搬送ユニット23は、図2に示すように、第1乃至第4の研磨部22A~22Dの並び方向(ハウジング20の長手方向)に沿って水平移動可能な第1及び第2のリニアトランスポータ230A、230Bと、第1及び第2のリニアトランスポータ230A、230Bの間に配置されたスイングトランスポータ231と、ロード/アンロードユニット21側に配置されたリフタ232と、洗浄ユニット24側に配置されたウェハWの仮置き台233とを備える。また、カメラ201が、第1及び第2のリニアトランスポータ230A、230Bにより搬送されるウェハWを撮影可能な位置にそれぞれ設置されている。
第1のリニアトランスポータ230Aは、第1及び第2の研磨部22A、22Bに隣接して配置されて、4つの搬送位置(ロード/アンロードユニット21側から順に第1乃至第4の搬送位置TP1~TP4とする)の間でウェハWを搬送する機構である。第2の搬送位置TP2は、第1の研磨部22Aに対してウェハWを受け渡す位置であり、第1の研磨部22Aのトップリング221は、揺動動作により、第2の搬送位置TP2と研磨位置との間を移動可能に構成される。第3の搬送位置TP3は、第2の研磨部22Bに対してウェハWを受け渡す位置であり、第2の研磨部22Bのトップリング221は、揺動動作により、第3の搬送位置TP3と研磨位置との間を移動可能に構成される。
第2のリニアトランスポータ230Bは、第3及び第4の研磨部22C、22Dに隣接して配置されて、3つの搬送位置(ロード/アンロードユニット21側から順に第5乃至第7の搬送位置TP5~TP7とする)の間でウェハWを搬送する機構である。第6の搬送位置TP6は、第3の研磨部22Cに対してウェハWを受け渡す位置であり、第3の研磨部22Cのトップリング221は、揺動動作により、第6の搬送位置TP6と研磨位置との間を移動可能に構成される。第7の搬送位置TP7は、第4の研磨部22Dに対してウェハWを受け渡す位置であり、第4の研磨部22Dのトップリング221は、揺動動作により、第7の搬送位置TP7と研磨位置との間を移動可能に構成される。
スイングトランスポータ231は、第4及び第5の搬送位置TP4、TP5に隣接して配置されるとともに、第4及び第5の搬送位置TP4、TP5の間を移動可能なハンドを有する。スイングトランスポータ231は、第1及び第2のリニアトランスポータ230A、230Bの間でウェハWを受け渡すとともに、仮置き台233にウェハWを仮置きする機構である。
リフタ232は、第1の搬送位置TP1に隣接して配置されて、ロード/アンロードユニット21の搬送ロボット211との間でウェハWを受け渡す機構である。ウェハWの受け渡しの際、第1の隔壁200Aに設けられたシャッタ(不図示)が開閉される。
図5は、第1及び第2のリニアトランスポータ230A、230Bの一例を模式的に示す平面図である。図6は、第1及び第2のリニアトランスポータ230A、230Bの一例を模式的に示す正面図である。図7は、基板受け取り工程の一例を示す模式図である。
図8は、基板引き渡し工程の一例を示す模式図である。
第1及び第2のリニアトランスポータ230A、230Bは、ウェハWを保持するための搬送ハンド2300と、上下方向に沿って搬送ハンド2300を移動させる上下移動機構部2301と、第1乃至第4の研磨部22A~22Dの並び方向(ハウジング20の長手方向)に沿って搬送ハンド2300及び上下移動機構部2301を移動させる水平移動機構部2302と、トップリング221との間でウェハWの受け渡しを行う各位置(第2の搬送位置TP2、第3の搬送位置TP3、第6の搬送位置TP6及び第7の搬送位置TP7)にそれぞれ設けられたリテーナリングステーション2303とを備える。第1及び第2のリニアトランスポータ230A、230Bは、搬送ハンド2300、上下移動機構部2301及び水平移動機構部2302を1組として、これらを複数組備えて構成される。
搬送ハンド2300は、ウェハWの下面の外周側の一部を支持する形状を有する。リテーナリングステーション2303は、トップリング221のリテーナリング2213に対向する位置に配置されて、リテーナリング2213を押し上げる複数の押し上げピン2303aを備える。リテーナリングステーション2303は、搬送ハンド2300が、水平移動機構部2302によりリテーナリングステーション2303の下方に位置決めされた状態で、上下移動機構部2301により上昇したときに、搬送ハンド2300と干渉しない位置に設置される。なお、リテーナリングステーション2303は、ウェハWをリリースするための流体を供給するリリースノズルを備えていてもよい。
図5及び図6では、上下移動機構部2301及び水平移動機構部2302の具体的な構成を省略しているが、上下移動機構部2301及び水平移動機構部2302は、例えば、モータ、エアシリンダ等のアクチュエータと、リニアガイド、ボールねじ、ギヤ、カップリング、ベルト、軸受等の駆動力伝達機構と、リニアセンサ、エンコーダセンサ、リミットセンサ等のセンサとを適宜組み合わせて構成される。
図7に示すように、研磨ユニット22が基板搬送ユニット23から研磨処理前のウェハWを受け取る基板受け取り工程では、ウェハWを保持していないトップリング221が下降するとともに、ウェハWを保持した搬送ハンド2300が上昇する。トップリング221の下降により、リテーナリング2213が押し上げピン801により押し上げられた状態で、搬送ハンド2300がさらに上昇すると、ウェハWの上面がメンブレン2212の下面に接触する。このとき、例えば、吸着用の孔2212fが形成された位置に対応する第2のメンブレン圧力室2212bが、真空源VSにより真空引きされることで、ウェハWはメンブレン2212に吸着保持される。そして、ウェハWを吸着保持したトップリング221が上昇するとともに、ウェハWを引き渡した搬送ハンド2300が下降する。
図8に示すように、研磨ユニット22が基板搬送ユニット23に研磨処理後のウェハWを引き渡す基板引き渡し工程では、ウェハWを吸着保持したトップリング221が下降するとともに、ウェハWを保持していない搬送ハンド2300が上昇する。トップリング221の下降により、リテーナリング2213が押し上げピン801により押し上げられた状態で、搬送ハンド2300がさらに上昇すると、ウェハWの下面が搬送ハンド2300に近接する。このとき、例えば、吸着用の孔2212fが形成された位置に対応する第2のメンブレン圧力室2212bに対する真空引きを停止し、第2のメンブレン圧力室2212bの外側に位置する第3のメンブレン圧力室2212cに圧力流体を供給することで、ウェハWはメンブレン2212からリリースされる。そして、ウェハWをリリースしたトップリング221が上昇するとともに、ウェハWを受け取った搬送ハンド2300が下降する。
(洗浄ユニット)
洗浄ユニット24は、図2に示すように、洗浄液を用いてウェハWを洗浄する第1及び第2の洗浄室240A、240Bと、ウェハWを乾燥させる乾燥室241と、ウェハWを搬送する第1及び第2の搬送室242A、242Bとを備える。洗浄ユニット24の各室は、それぞれが区画された状態で第1及び第2のリニアトランスポータ230A、230Bに沿って、例えば、第1の洗浄室240A、第1の搬送室242A、第2の洗浄室240B、第1の搬送室242B、及び、乾燥室241の順(ロード/アンロードユニット21から遠い順)に配置される。
(膜厚測定ユニット)
膜厚測定ユニット25は、研磨処理前又は研磨処理後のウェハWの膜厚を測定する測定器であり、例えば、光学式膜厚測定器、渦電流式膜厚測定器等で構成される。各膜厚測定モジュールに対するウェハWの受け渡しは、搬送ロボット211により行われる。
(制御ユニット)
図9は、基板処理装置2の一例を示すブロック図である。制御ユニット26は、各ユニット21~25及びカメラ201と電気的に接続されて、各ユニット21~25及びカメラ201を統括的に制御する制御部として機能する。
ロード/アンロードユニット21は、各種のアクチュエータで構成される複数のモジュール217~217(例えば、搬送ロボット211等)と、複数のモジュール217~217にそれぞれ配置されて、各モジュール217~217の制御に必要なデータ(検出値)を検出する複数のセンサ218~218と、各センサ218~218の検出値に基づいて各モジュール217~217の動作を制御するシーケンサ219とを備える。
研磨ユニット22は、各種のアクチュエータで構成される複数のモジュール227~227(例えば、研磨テーブル220、トップリング221と、研磨液供給ノズル222、ドレッサ223、アトマイザ224等)と、複数のモジュール227~227にそれぞれ配置されて、各モジュール227~227の制御に必要なデータ(検出値)を検出する複数のセンサ228~228と、各センサ228~228の検出値に基づいて各モジュール227~227の動作を制御するシーケンサ229とを備える。
研磨ユニット22のセンサ228~228には、例えば、研磨テーブル220の回転数を検出するセンサ、研磨テーブル220の回転トルクを検出するセンサ、トップリング221の回転数を検出するセンサ、トップリング221の回転トルクを検出するセンサ、トップリング221の揺動位置を検出するセンサ、トップリング221の揺動トルクを検出するセンサ、トップリング221の高さを検出するセンサ、トップリング221の昇降トルクを検出するセンサ、第1乃至第4のメンブレン圧力室2212a~2212d及びリテーナリング圧力室2214a内の圧力(正圧及び負圧)を検出するセンサ、第1乃至第4のメンブレン圧力室2212a~2212d及びリテーナリング圧力室2214aに供給される圧力流体の流量を検出するセンサ、研磨液供給ノズル222から供給される研磨液の流量を検出するセンサ、研磨液供給ノズル222の滴下位置を検出するセンサ等が含まれる。
基板搬送ユニット23は、各種のアクチュエータで構成される複数のモジュール237~237(例えば、第1及び第2のリニアトランスポータ230A、230B、スイングトランスポータ231、リフタ232等)と、複数のモジュール237にそれぞれ配置されて、各モジュール237~237の制御に必要なデータ(検出値)を検出す
る複数のセンサ238~238と、各センサ2381~238の検出値に基づいて各モジュール237~237の動作を制御するシーケンサ239とを備える。
基板搬送ユニット23のセンサ238~238には、例えば、搬送ハンド2300の位置を検出するセンサ、搬送ハンド2300の高さを検出するセンサ、搬送ハンド2300に対するウェハWの有無を検出するセンサ等が含まれる。
洗浄ユニット24は、各種のアクチュエータで構成される複数のモジュール247~247(例えば、第1の洗浄室240A、第2の洗浄室240B、乾燥室241等)と、複数のモジュール247~247にそれぞれ配置されて、各モジュール247~247の制御に必要なデータ(検出値)を検出する複数のセンサ248~248と、各センサ248~248の検出値に基づいて各モジュール247~247の動作を制御するシーケンサ249とを備える。
膜厚測定ユニット25は、各種のアクチュエータで構成される複数のモジュール257~257(例えば、膜厚測定モジュール等)と、複数のモジュール257~257にそれぞれ配置されて、各モジュール257~257の制御に必要なデータ(検出値)を検出する複数のセンサ258~258と、各センサ258~258の検出値に基づいて各モジュール257~257の動作を制御するシーケンサ259とを備える。
制御ユニット26は、制御部260、通信部261、入力部262、出力部263、及び、記憶部264を備える。制御ユニット26は、例えば、汎用又は専用のコンピュータ(後述の図11参照)で構成される。
通信部261は、ネットワーク7に接続され、各種のデータを送受信する通信インターフェースとして機能する。入力部262は、各種の入力操作を受け付けるとともに、出力部263は、表示画面、シグナルタワー点灯、ブザー音を介して各種の情報を出力することで、ユーザインターフェースとして機能する。
記憶部264は、基板処理装置2の動作で使用される各種のプログラム(オペレーティングシステム(OS)、アプリケーションプログラム、ウェブブラウザ等)やデータ(装置設定情報265、基板レシピ情報266等)を記憶する。装置設定情報265及び基板レシピ情報266は、表示画面を介してユーザにより編集可能なデータである。
制御部260は、複数のシーケンサ219、229、239、249、259(以下、「シーケンサ群」という)を介して複数のセンサ218~218、228~228、238~238、248~248、258~258(以下、「センサ群」という)の検出値を取得するとともに、複数のモジュール217~217、227~227、237~237、247~247、257~257(以下、「モジュール群」という)を連携して動作させることで、ロ―ド、研磨、洗浄、乾燥、膜厚測定、アンロード等の一連の工程を行う。
図10は、基板処理装置2による基板処理工程の一例を示すタイミングチャートである。図10に示す基板処理工程は、上記の一連の工程のうち、研磨ユニット22のトップリング221が、基板搬送ユニット23の第1又は第2のリニアトランスポータ230A、230Bから研磨処理前のウェハWを受け取ってから、そのウェハWに対して研磨処理を行い、研磨処理後のウェハWを第1又は第2のリニアトランスポータ230A、230Bに引き渡すまでの工程を表すものである。
基板処理工程は、トップリング221が第1又は第2のリニアトランスポータ230A、230Bから研磨処理前のウェハWを受け取る基板受け取り工程S1(図7)、トップリング221が研磨処理前のウェハWを研磨テーブル220上の研磨位置に移動させる研磨前揺動工程S2、トップリング221が研磨処理前のウェハWを研磨高さに下降させる研磨前下降工程S3、トップリング221が研磨処理前のウェハWに対して研磨処理を行う研磨工程S4、トップリング221が研磨処理後のウェハWを移動高さに上昇させる研磨後上昇工程S5、トップリング221が研磨処理後のウェハWをリテーナリングステーション2303上の受け渡し位置に移動させる研磨後揺動工程S6、及び、トップリング221が研磨処理後のウェハWを第1又は第2のリニアトランスポータ230A、230Bに引き渡す基板引き渡し工程S7(図8)を含む。
なお、本実施形態では、上記の基板処理工程は、第1及び第2の研磨部22A、22Bについては第1のリニアトランスポータ230Aとの間で行われ、第3及び第4の研磨部22C、22Dについては第2のリニアトランスポータ230Bとの間で行われる。
(各装置のハードウエア構成)
図11は、コンピュータ900の一例を示すハードウエア構成図である。基板処理装置2の制御ユニット26、データベース装置3、機械学習装置4、情報処理装置5、及び、ユーザ端末装置6の各々は、汎用又は専用のコンピュータ900により構成される。
コンピュータ900は、図11に示すように、その主要な構成要素として、バス910、プロセッサ912、メモリ914、入力デバイス916、出力デバイス917、表示デバイス918、ストレージ装置920、通信I/F(インターフェース)部922、外部機器I/F部924、I/O(入出力)デバイスI/F部926、及び、メディア入出力部928を備える。なお、上記の構成要素は、コンピュータ900が使用される用途に応じて適宜省略されてもよい。
プロセッサ912は、1つ又は複数の演算処理装置(CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-processing unit)、DSP(digital signal processor)、GPU(Graphics Processing Unit)等)で構成され、コンピュータ900全体を統括する制御部として動作する。メモリ914は、各種のデータ及びプログラム930を記憶し、例えば、メインメモリとして機能する揮発性メモリ(DRAM、SRAM等)と、不揮発性メモリ(ROM)、フラッシュメモリ等とで構成される。
入力デバイス916は、例えば、キーボード、マウス、テンキー、電子ペン等で構成され、入力部として機能する。出力デバイス917は、例えば、音(音声)出力装置、バイブレーション装置等で構成され、出力部として機能する。表示デバイス918は、例えば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、電子ペーパー、プロジェクタ等で構成され、出力部として機能する。入力デバイス916及び表示デバイス918は、タッチパネルディスプレイのように、一体的に構成されていてもよい。ストレージ装置920は、例えば、HDD、SSD(Solid State Drive)等で構成され、記憶部として機能する。ストレージ装置920は、オペレーティングシステムやプログラム930の実行に必要な各種のデータを記憶する。
通信I/F部922は、インターネットやイントラネット等のネットワーク940(図1のネットワーク7と同じであってもよい)に有線又は無線により接続され、所定の通信規格に従って他のコンピュータとの間でデータの送受信を行う通信部として機能する。外部機器I/F部924は、カメラ、プリンタ、スキャナ、リーダライタ等の外部機器950に有線又は無線により接続され、所定の通信規格に従って外部機器950との間でデー
タの送受信を行う通信部として機能する。I/OデバイスI/F部926は、各種のセンサ、アクチュエータ等のI/Oデバイス960に接続され、I/Oデバイス960との間で、例えば、センサによる検出信号やアクチュエータへの制御信号等の各種の信号やデータの送受信を行う通信部として機能する。メディア入出力部928は、例えば、DVDドライブ、CDドライブ等のドライブ装置で構成され、DVD、CD等のメディア(非一時的な記憶媒体)970に対してデータの読み書きを行う。
上記構成を有するコンピュータ900において、プロセッサ912は、ストレージ装置920に記憶されたプログラム930をメモリ914に呼び出して実行し、バス910を介してコンピュータ900の各部を制御する。なお、プログラム930は、ストレージ装置920に代えて、メモリ914に記憶されていてもよい。プログラム930は、インストール可能なファイル形式又は実行可能なファイル形式でメディア970に記録され、メディア入出力部928を介してコンピュータ900に提供されてもよい。プログラム930は、通信I/F部922を介してネットワーク940経由でダウンロードすることによりコンピュータ900に提供されてもよい。また、コンピュータ900は、プロセッサ912がプログラム930を実行することで実現する各種の機能を、例えば、FPGA、ASIC等のハードウエアで実現するものでもよい。
コンピュータ900は、例えば、据置型コンピュータや携帯型コンピュータで構成され、任意の形態の電子機器である。コンピュータ900は、クライアント型コンピュータでもよいし、サーバ型コンピュータやクラウド型コンピュータでもよい。コンピュータ900は、各装置2~6以外の装置にも適用されてもよい。
(履歴情報30)
図12は、データベース装置3により管理される履歴情報30の一例を示すデータ構成図である。履歴情報30は、基板処理装置2からの各種のレポートRが分類されて登録されるテーブルとして、例えば、工程情報に関する工程履歴テーブル300と、装置状態情報(センサの検出値、アクチュエータへの指令値等)に関する装置状態履歴テーブル301と、画像情報や後述のスケッチ情報に関する割れ発生履歴テーブル302とを備える。なお、履歴情報30は、上記以外にも、イベント情報に関するイベント履歴テーブル及び操作情報に関する操作履歴テーブル等を備えるが、詳細な説明は省略する。
工程履歴テーブル300の各レコードには、例えば、ウェハID、カセット番号、スロット番号、各工程S1~S7の開始時刻、各工程S1~S7の終了時刻、各工程S1~S7の使用ユニットID等が登録される。なお、工程履歴テーブル300には、工程S1~S7以外の工程に関する情報が登録されてもよい。
装置状態履歴テーブル301の各レコードには、例えば、ユニットID、センサID(又はアクチュエータID)、時系列データ等が登録される。時系列データは、所定の時間間隔でサンプリングされたセンサの検出値(又はアクチュエータへの指令値)である。
割れ発生履歴テーブル302の各レコードには、例えば、ウェハID、取得時刻、割れ発生状態情報、割れ発生工程情報等が登録される。割れ発生状態情報は、割れウェハWが基板処理装置2のカメラ201及びユーザ端末装置6のカメラ60のいずれかで撮影された画像情報、又は、割れウェハWがユーザによりスケッチされたスケッチ情報が登録される。割れ発生工程情報は、ユーザ又は情報処理装置5により特定された割れ発生工程が登録される。
工程履歴テーブル300及び装置状態履歴テーブル301を参照することで、ウェハIDで特定されるウェハWに対して基板処理工程に含まれる各工程S1~S7が行われたと
きの装置状態情報として、各センサの時系列データ(又は各アクチュエータの時系列データ)が抽出可能である。また、割れ発生履歴テーブル302をさらに参照することで、そのウェハIDで特定されるウェハWに対する割れ発生状態情報及び割れ発生工程情報が抽出可能である。
(機械学習装置4)
図13は、機械学習装置4の一例を示すブロック図である。機械学習装置4は、制御部40、通信部41、学習用データ記憶部42、及び、学習済みモデル記憶部43を備える。
制御部40は、学習用データ取得部400及び機械学習部401として機能する。通信部41は、ネットワーク7を介して外部装置(例えば、基板処理装置2、データベース装置3、情報処理装置5、及び、ユーザ端末装置6等)と接続され、各種のデータを送受信する通信インターフェースとして機能する。
学習用データ取得部400は、通信部41及びネットワーク7を介して外部装置と接続され、入力データとしての割れ発生状態情報と、出力データとしての割れ発生工程情報とで構成される学習用データ11を取得する。学習用データ11は、教師あり学習における教師データ(トレーニングデータ)、検証データ及びテストデータとして用いられるデータである。また、割れ発生工程情報は、教師あり学習における正解ラベルとして用いられるデータである。
学習用データ記憶部42は、学習用データ取得部400で取得した学習用データ11を複数組記憶するデータベースである。なお、学習用データ記憶部42を構成するデータベースの具体的な構成は適宜設計すればよい。
機械学習部401は、学習用データ記憶部42に記憶された複数組の学習用データ11を用いて機械学習を実施する。すなわち、機械学習部401は、学習モデル10に学習用データ11を複数組入力し、学習用データ11に含まれる割れ発生状態情報と割れ発生工程情報との相関関係を学習モデル10に学習させることで、学習済みの学習モデル10を生成する。
学習済みモデル記憶部43は、機械学習部401により生成された学習済みの学習モデル10(具体的には、調整済みの重みパラメータ群)を記憶するデータベースである。学習済みモデル記憶部43に記憶された学習済みの学習モデル10は、ネットワーク7や記録媒体等を介して実システム(例えば、情報処理装置5)に提供される。なお、図13では、学習用データ記憶部42と、学習済みモデル記憶部43とが別々の記憶部として示されているが、これらは単一の記憶部で構成されてもよい。
図14は、学習モデル10及び学習用データ11の一例を示す図である。学習モデル10の機械学習に用いられる学習用データ11は、割れ状態情報及び装置状態情報を含む割れ発生状態情報と、割れ発生工程情報とで構成される。
割れ発生状態情報に含まれる割れ状態情報は、基板処理装置2により行われる基板処理工程において、ウェハWに割れが発生したときの割れ状態を示す情報である。割れ状態情報は、割れウェハWが撮影された画像情報、又は、割れウェハWがスケッチされたスケッチ情報である。
画像情報は、基板処理装置2(カメラ201)又はユーザ端末装置6(カメラ60)により平面視にて割れウェハWが撮影されたものである。割れウェハWは、例えば、ウェハ
Wが割れて複数の破片に分割されたような場合には、割れ目が分かる程度に元通りに並べた状態で撮影されるのが好ましい。なお、画像情報は、モノクロ画像及びカラー画像のいずれでもよいし、二次元画像及び三次元画像のいずれでもよい。
スケッチ情報は、例えば、ノッチが設けられたウェハWの外形線に対して、ウェハWが割れたときの割れ目が描画されたものである。スケッチ情報は、例えば、ユーザ端末装置6の描画用のアプリケーションプログラムを用いてウェハWの割れ状態を表す描画線がユーザにより描画操作されることで生成されてもよいし、ウェハWの割れ状態がユーザにより手書きされた紙がスキャナ等の画像読取装置により読取操作されることで生成されてもよい。
割れ発生状態情報に含まれる装置状態情報は、割れウェハWに対して基板処理工程が行われたときの研磨ユニット22の状態を示す情報である。
装置状態情報は、研磨ユニット22の状態として、トップリング221の揺動位置、トップリング221の高さ、第1乃至第4のメンブレン圧力室2212a~2212内の圧力(メンブレン圧力)、第1乃至第4のメンブレン圧力室2212a~2212dに供給される圧力流体の流量(メンブレン流量)、リテーナリング圧力室2214a内の圧力(リテーナリングエアバッグ圧力)、及び、リテーナリング圧力室2214aに供給される圧力流体の流量(リテーナリングエアバッグ流量)の少なくとも1つを含む。なお、第1乃至第4のメンブレン圧力室2212a~2212d及びリテーナリング圧力室2214a内の圧力は、圧力流体が供給されたときの圧力、大気開放されたときの圧力、及び、真空引きされたときの圧力を含む。
装置状態情報は、研磨ユニット22の状態に加えて、基板搬送ユニット23の状態を示す情報を含むものでよい。その場合、装置状態情報は、基板搬送ユニット23の状態として、搬送ハンド2300の位置(LTP水平位置)、搬送ハンド2300の高さ(LTP高さ)、及び、搬送ハンド2300に対するウェハWの有無状態(LTP基板有無)の少なくとも1つを含む。
割れ発生工程情報は、基板処理工程に含まれる各工程S1~S7のうちウェハWの割れの発生原因となる工程(割れ発生工程)を示す情報である。基板処理工程に含まれる各工程S1~S7としては、図10に示すような基板受け取り工程S1、研磨前揺動工程S2、研磨前下降工程S3、研磨工程S4、研磨後上昇工程S5、研磨後揺動工程S6、及び、基板引き渡し工程S7を含む。
学習用データ取得部400は、履歴情報30を参照するとともに、必要に応じてユーザ端末装置6によるユーザの入力操作を受け付けることで、学習用データ11を取得する。
例えば、学習用データ取得部400は、ウェハWに割れが発生したときに、その割れウェハWを特定するウェハIDを用いて履歴情報30の工程履歴テーブル300及び装置状態履歴テーブル301を参照することで、その割れウェハWに対して基板処理工程が行われたときのセンサ群の時系列データを、装置状態情報として取得する。また、学習用データ取得部400は、そのウェハIDを用いて履歴情報30の割れ発生履歴テーブル302を参照することで、その割れウェハWに対する割れ状態情報を取得する。なお、学習用データ取得部400は、履歴情報30から割れ状態情報を取得することに代えて、ユーザの撮影操作により撮影された画像情報や、ユーザの描画操作や読取操作により生成されたスケッチ情報を取得してもよい。
さらに、学習用データ取得部400は、ユーザが、その割れウェハWの割れ方(割れ目
の方向や数の特徴等)や、装置状態情報に基づいて研磨ユニット22及び基板搬送ユニット23の状態を解析した結果として、その割れウェハWに対して割れ発生工程を指定するユーザの指定操作を受け付けることで、割れ発生工程情報を取得する。なお、学習用データ取得部400は、ユーザの指定操作を受け付けることに代えて、ユーザにより事前に解析された結果としての割れ発生工程情報が、履歴情報30の割れ発生履歴テーブル302に登録済みの場合には、割れウェハWを特定するウェハIDを用いて履歴情報30の割れ発生履歴テーブル302を参照することで、割れ発生工程情報を取得してもよい。
学習モデル10は、例えば、畳み込みニューラルネットワーク(CNN)の構造を採用したものであり、入力層100、中間層101、及び、出力層102を備える。各層の間には、各ニューロンをそれぞれ接続するシナプス(不図示)が張られており、各シナプスには、重みがそれぞれ対応付けられている。各シナプスの重みからなる重みパラメータ群が、機械学習により調整される。
入力層100は、入力データとしての割れ発生状態情報(画像情報又はスケッチ情報)の画素数に対応する数のニューロンを有し、各ピクセルの画素値が各ニューロンにそれぞれ入力される。中間層101は、例えば、畳み込み層101a、プーリング層101b及び全結合層101cから構成される。全結合層101cは、プーリング層101bだけでなく、入力データとしての装置状態情報に対応する数の入力を有し、プーリング層101bによる画像情報の特徴値と、装置状態情報を示す変数値(例えば、センサ群の時系列データ)が各ニューロンにそれぞれ入力される。出力層102は、出力データとしての割れ発生工程情報における割れ発生工程(各工程S1~S7)に対応する数のニューロンを有し、各工程S1~S7に対する判定結果(推論結果)が、出力データとして出力される。すなわち、学習モデル10は、多クラス分類のモデルであり、各工程S1~S7にそれぞれ分類されるときのスコア(信頼度)を、所定の範囲(例えば、0~1)の数値でそれぞれ出力する。
なお、本実施形態では、装置状態情報を、図14に示すようなセンサ群の時系列データとして取得する場合について説明するが、研磨ユニット22(特にトップリング221)や基板搬送ユニット23の構成に応じて適宜変更してもよい。また、装置状態情報として、アクチュエータへの指令値を用いてもよいし、センサの検出値又はアクチュエータへの指令値から換算されるパラメータを用いてもよいし、複数のセンサの検出値に基づいて算出されるパラメータを用いてもよい。上記のように、装置状態情報の定義を変更する場合には、学習モデル10及び学習用データ11における入力データのデータ構成を適宜変更すればよい。
また、本実施形態では、基板処理装置2による基板処理工程を、図10、図14に示すように、7つの工程S1~S7で区切る場合について説明するが、基板処理工程を区切る位置は適宜変更してもよく、より細かく区切ってもよいし、より大まかに区切ってもよい。また、基板処理工程は、基板受け取り工程S1よりも前の工程をさらに含むようにしてもよいし、基板引き渡し工程S7よりも後の工程をさらに含むようにしてもよい。さらに、例えば、第1の研磨部22Aの次に第2の研磨部22B、第3の研磨部22Cの次に第4の研磨部22Dのように、2段階で研磨処理を行ったり、3段階以上で研磨処理を行ったりするような場合には、基板処理工程は、それらの一連の工程、すなわち、複数段階分の基板処理工程を含むようにしてもよい。上記のように基板処理工程の定義を変更する場合には、学習モデル10及び学習用データ11における出力データのデータ構成を適宜変更すればよい。
(機械学習方法)
図15は、機械学習装置4による機械学習方法の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS100において、学習用データ取得部400は、機械学習を開始するための事前準備として、履歴情報30等から所望の数の学習用データ11を取得し、その取得した学習用データ11を学習用データ記憶部42に記憶する。ここで準備する学習用データ11の数については、最終的に得られる学習モデル10に求められる推論精度を考慮して設定すればよい。
次に、ステップS110において、機械学習部401は、機械学習を開始すべく、学習前の学習モデル10を準備する。ここで準備する学習前の学習モデル10は、図12に例示したニューラルネットワークモデルで構成されており、各シナプスの重みが初期値に設定されている。
次に、ステップS120において、機械学習部401は、学習用データ記憶部42に記憶された複数組の学習用データ11から、例えば、ランダムに1組の学習用データ11を取得する。
次に、ステップS130において、機械学習部401は、1組の学習用データ11に含まれる割れ発生状態情報(入力データ)を、準備された学習前(又は学習中)の学習モデル10の入力層に入力する。その結果、学習モデル10の出力層から推論結果として割れ発生工程情報(出力データ)が出力されるが、当該出力データは、学習前(又は学習中)の学習モデル10によって生成されたものである。そのため、学習前(又は学習中)の状態では、推論結果として出力された出力データは、学習用データ11に含まれる割れ発生工程情報(正解ラベル)とは異なる情報を示す。
次に、ステップS140において、機械学習部401は、ステップS120において取得された1組の学習用データ11に含まれる割れ発生工程情報(正解ラベル)と、ステップS130において出力層から推論結果として出力された割れ発生工程情報(出力データ)とを比較し、各シナプスの重みを調整する処理(バックプロバケーション)を実施することで、機械学習を実施する。これにより、機械学習部401は、割れ発生状態情報と割れ発生工程情報との相関関係を学習モデル10に学習させる。
次に、ステップS150において、機械学習部401は、所定の学習終了条件が満たされたか否かを、例えば、学習用データ11に含まれる割れ発生工程情報(正解ラベル)と、推論結果として出力された割れ発生工程情報(出力データ)とに基づく誤差関数の評価値や、学習用データ記憶部42内に記憶された未学習の学習用データ11の残数に基づいて判定する。
ステップS150において、機械学習部401が、学習終了条件が満たされておらず、機械学習を継続すると判定した場合(ステップS150でNo)、ステップS120に戻り、学習中の学習モデル10に対してステップS120~S140の工程を未学習の学習用データ11を用いて複数回実施する。一方、ステップS150において、機械学習部401が、学習終了条件が満たされて、機械学習を終了すると判定した場合(ステップS150でYes)、ステップS160に進む。
そして、ステップS160において、機械学習部401は、各シナプスに対応付けられた重みを調整することで生成された学習済みの学習モデル10(調整済みの重みパラメータ群)を学習済みモデル記憶部43に記憶し、図15に示す一連の機械学習方法を終了する。機械学習方法において、ステップS100が学習用データ記憶工程、ステップS110~S150が機械学習工程、ステップS160が学習済みモデル記憶工程に相当する。
以上のように、本実施形態に係る情報処理装置5及び情報処理方法によれば、ウェハWの割れの発生に応じて取得された割れ状態情報及び装置状態情報を含む割れ発生状態情報から、当該ウェハWの割れの発生原因を特定(推論)することが可能な学習モデル10を提供することができる。
(情報処理装置5)
図16は、情報処理装置5の一例を示すブロック図である。図17は、情報処理装置5の一例を示す機能説明図である。情報処理装置5は、制御部50、通信部51、及び、学習済みモデル記憶部52を備える。
制御部50は、情報取得部500、割れ発生工程特定部501及び出力処理部502として機能する。通信部51は、ネットワーク7を介して外部装置(例えば、基板処理装置2、データベース装置3、機械学習装置4、及び、ユーザ端末装置6等)と接続され、各種のデータを送受信する通信インターフェースとして機能する。
情報取得部500は、通信部51及びネットワーク7を介して外部装置と接続され、割れ状態情報及び装置状態情報を含む割れ発生状態情報を取得する。例えば、情報取得部500は、ユーザ端末装置6から割れウェハWを特定するウェハIDを受信すると、そのウェハIDを用いて履歴情報30の工程履歴テーブル300及び装置状態履歴テーブル301を参照することで、その割れウェハWに対して基板処理工程が行われたときのセンサ群の時系列データを、装置状態情報として取得する。また、情報取得部500は、そのウェハIDを用いて履歴情報30の割れ発生履歴テーブル302を参照することで、その割れウェハWに対する割れ状態情報を取得する。なお、情報取得部500は、履歴情報30から割れ状態情報を取得することに代えて、ユーザの撮影操作により撮影された画像情報や、ユーザの描画操作や読取操作により生成されたスケッチ情報を取得してもよい。
割れ発生工程特定部501は、上記のように、ウェハWの割れの発生に応じて情報取得部500により取得された割れ発生状態情報を入力データとして学習モデル10に入力することで、当該ウェハWの割れの発生原因となる工程(割れ発生工程)を特定する。その際、割れ発生工程特定部501は、例えば、学習モデル10の出力データとして、各工程S1~S7に対するスコアを取得するが、各スコアのうちの最大値に対応する工程(図17の例では、基板受け取り工程S1)を割れ発生工程として特定することで割れ発生工程情報を生成する。
学習済みモデル記憶部52は、割れ発生工程特定部501にて用いられる学習済みの学習モデル10を記憶するデータベースである。なお、学習済みモデル記憶部52に記憶される学習モデル10の数は1つに限定されず、例えば、機械学習の手法、割れ発生状態情報に含まれるデータの種類、割れ発生工程情報に含まれるデータの種類等のように、条件が異なる複数の学習済みモデルが記憶され、選択的に利用可能としてもよい。また、学習済みモデル記憶部52は、外部コンピュータ(例えば、サーバ型コンピュータやクラウド型コンピュータ)の記憶部で代用されてもよく、その場合には、割れ発生工程特定部501は、当該外部コンピュータにアクセスすればよい。
出力処理部502は、割れ発生工程特定部501により生成された割れ発生工程情報を出力するための出力処理を行う。例えば、出力処理部502は、その割れ発生工程情報をユーザ端末装置6に送信することで、その割れ発生工程情報に基づく表示画面がユーザ端末装置6に表示されてもよいし、その割れ発生工程情報をデータベース装置3に送信することで、その割れ発生工程情報が履歴情報30に登録されてもよい。
(情報処理方法)
図18は、情報処理装置5による情報処理方法の一例を示すフローチャートである。以下では、ウェハWに割れが発生したときに、ユーザがユーザ端末装置6を操作して、そのウェハWの割れの発生原因を分析する場合の動作について説明する。
まず、ステップS200において、ユーザが、ユーザ端末装置6に対して、割れウェハWを特定するウェハIDを入力する入力操作と、割れウェハWをカメラ60で撮影する撮影操作とを行うと、ユーザ端末装置6は、そのウェハIDと、カメラ60により撮影された画像情報を割れ状態情報として情報処理装置5に送信する。
次に、ステップS210において、情報処理装置5の情報取得部500は、ステップS200にて送信されたウェハID及び割れ状態情報(画像情報)を受信する。ステップS211において、情報取得部500は、ステップS210で受信したウェハIDを用いて履歴情報30の工程履歴テーブル300及び装置状態履歴テーブル301を参照することで、その割れウェハWに対して基板処理工程が行われたときの装置状態情報を取得する。その結果として、ステップS212において、情報取得部500は、そのウェハIDで特定されるウェハWの割れ状態を示す割れ状態情報としての画像情報、及び、当該ウェハWに対して基板処理工程が行われたときの装置状態情報を含む割れ発生状態情報を取得する。
次に、ステップS220において、割れ発生工程特定部501は、ステップS210にて取得された割れ発生状態情報を入力データとして学習モデル10に入力することで、当該割れ発生状態情報に対する割れ発生工程情報を出力データとして生成し、そのウェハWの割れ発生工程を特定する。
次に、ステップS230において、出力処理部502は、ステップS220にて生成された割れ発生工程情報を出力するための出力処理として、その割れ発生工程情報をユーザ端末装置6に送信する。なお、割れ発生工程情報の送信先は、ユーザ端末装置6に加えて又は代えて、データベース装置3でもよい。
次に、ステップS240において、ユーザ端末装置6は、ステップS200の送信処理に対する応答として、ステップS230にて送信された割れ発生工程情報を受信すると、その割れ発生工程情報に基づいて表示画面を表示することで、その割れウェハWの割れ発生工程がユーザにより視認される。上記の情報処理方法において、ステップS210~S212が情報取得工程、ステップS220が割れ発生工程特定工程、ステップS230が出力処理工程に相当する。
以上のように、本実施形態に係る情報処理装置5及び情報処理方法によれば、ウェハWの割れの発生に応じて取得された、割れ状態情報及び装置状態情報を含む割れ発生状態情報が学習モデル10に入力されることで、当該ウェハWの割れの発生原因が特定されるので、ユーザの経験や知見に依存することなく、ウェハWの割れに対して迅速かつ適切に対処することができる。
(他の実施形態)
本発明は上述した実施形態に制約されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することが可能である。そして、それらはすべて、本発明の技術思想に含まれるものである。
上記実施形態では、データベース装置3、機械学習装置4及び情報処理装置5は、別々の装置で構成されたものとして説明したが、それら3つの装置が、単一の装置で構成されていてもよいし、それら3つの装置のうち任意の2つの装置が、単一の装置で構成されて
いてもよい。また、機械学習装置4及び情報処理装置5の少なくとも一方は、基板処理装置2の制御ユニット26又はユーザ端末装置6に組み込まれていてもよい。
上記実施形態では、機械学習部401による機械学習を実現する学習モデル10として、ニューラルネットワークを採用した場合について説明したが、他の機械学習のモデルを採用してもよい。他の機械学習のモデルとしては、例えば、決定木、回帰木等のツリー型、バギング、ブースティング等のアンサンブル学習、再帰型ニューラルネットワーク、畳み込みニューラルネットワーク、LSTM等のニューラルネット型(ディープラーニング
を含む)、階層型クラスタリング、非階層型クラスタリング、k近傍法、k平均法等のク
ラスタリング型、主成分分析、因子分析、ロジスティク回帰等の多変量解析、サポートベクターマシン等が挙げられる。
(機械学習プログラム及び情報処理プログラム)
本発明は、機械学習装置4が備える各部としてコンピュータ900を機能させるプログラム(機械学習プログラム)や、機械学習方法が備える各工程をコンピュータ900に実行させるためのプログラム(機械学習プログラム)の態様で提供することもできる。また、本発明は、情報処理装置5が備える各部としてコンピュータ900を機能させるためのプログラム(情報処理プログラム)や、上記実施形態に係る情報処理方法が備える各工程をコンピュータ900に実行させるためのプログラム(情報処理プログラム)の態様で提供することもできる。
(推論装置、推論方法及び推論プログラム)
本発明は、上記実施形態に係る情報処理装置5(情報処理方法又は情報処理プログラム)の態様によるもののみならず、割れ発生工程情報を推論するために用いられる推論装置(推論方法又は推論プログラム)の態様で提供することもできる。その場合、推論装置(推論方法又は推論プログラム)としては、メモリと、プロセッサとを含み、このうちのプロセッサが、一連の処理を実行するものとすることができる。当該一連の処理とは、基板処理装置2により行われる基板処理工程において、ウェハWに割れが発生したときの割れ状態を示す割れ状態情報、及び、当該ウェハWに対して基板処理工程が行われたときの研磨ユニット22の状態を示す装置状態情報を含む割れ発生状態情報を取得する情報取得処理(情報取得工程)と、ウェハWの割れの発生に応じて情報取得処理にて割れ発生状態情報を取得すると、基板処理工程に含まれる各工程S1~S7のうち当該ウェハWの割れの発生原因となる工程(割れ発生工程)を推論する推論処理(推論工程)とを含む。
推論装置(推論方法又は推論プログラム)の態様で提供することで、情報処理装置を実装する場合に比して簡単に種々の装置への適用が可能となる。推論装置(推論方法又は推論プログラム)が割れ発生工程を推論する際、上記実施形態に係る機械学習装置4及び機械学習方法により生成された学習済みの学習モデル10を用いて、割れ発生工程特定部が実施する推論手法を適用してもよいことは、当業者にとって当然に理解され得るものである。
1…基板処理システム、2…基板処理装置、3…データベース装置、
4…機械学習装置、5…情報処理装置、6…ユーザ端末装置、7…ネットワーク、
10…学習モデル、11…学習用データ、
20…ハウジング、21…ロード/アンロードユニット、
22…研磨ユニット、22A~22D…研磨部、23…基板搬送ユニット、
24…洗浄ユニット、25…膜厚測定ユニット、26…制御ユニット、30…履歴情報、40…制御部、41…通信部、42…学習用データ記憶部、
43…学習済みモデル記憶部、
50…制御部、51…通信部、52…学習済みモデル記憶部、
60…カメラ、201…カメラ、
220…研磨テーブル、221…トップリング、222…研磨液供給ノズル、
223…ドレッサ、224…アトマイザ、
230A…第1のリニアトランスポータ、230B…第2のリニアトランスポータ、
231…スイングトランスポータ、232…リフタ、233…仮置き台、
260…制御部、261…通信部、262…入力部、263…出力部、264…記憶部、300…工程履歴テーブル、301…装置状態履歴テーブル、
302…割れ発生履歴テーブル、
400…学習用データ取得部、401…機械学習部、
500…情報取得部、501…割れ発生工程特定部、502…出力処理部、
900…コンピュータ
2200…研磨パッド、2210…トップリング本体、2211…キャリア、
2212…メンブレン、2212a~2212d…メンブレン圧力室、
2213…リテーナリング、2214…リテーナリングエアバッグ、
2214a…リテーナリング圧力室、
2300…搬送ハンド、2301…上下移動機構部、2302…水平移動機構部、
2303…リテーナリングステーション

Claims (10)

  1. 基板の研磨処理を行う研磨ユニット及び前記研磨ユニットとの間で前記基板の受け渡しを行う基板搬送ユニットを備える基板処理装置により行われる基板処理工程において、前記基板に割れが発生したときの割れ状態を示す割れ状態情報、及び、当該基板に対して前記基板処理工程が行われたときの前記研磨ユニットの状態を示す装置状態情報を含む割れ発生状態情報を取得する情報取得部と、
    前記割れ発生状態情報と、前記基板処理工程に含まれる各工程のうち前記基板の割れの発生原因となる前記工程を示す割れ発生工程情報との相関関係を機械学習により学習させた学習モデルに、前記基板の割れの発生に応じて前記情報取得部により取得された前記割れ発生状態情報を入力することで、当該基板の割れの発生原因となる前記工程を特定する割れ発生工程特定部と、を備える、
    情報処理装置。
  2. 前記割れ発生状態情報に含まれる前記割れ状態情報は、
    割れが発生した前記基板が撮影された画像情報、又は、
    割れが発生した前記基板がスケッチされたスケッチ情報である、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記割れ発生状態情報に含まれる前記装置状態情報は、
    前記研磨ユニットの状態として、
    前記研磨ユニットが有するトップリングの位置、
    前記トップリングの高さ、
    前記トップリングに設けられた圧力室内の圧力、及び、
    前記圧力室に供給される圧力流体の流量の少なくとも1つを含む、
    請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記割れ発生状態情報に含まれる前記装置状態情報は、
    前記研磨ユニットの状態に加えて、前記基板搬送ユニットの状態を示すものであり、
    前記基板搬送ユニットの状態として、
    前記基板搬送ユニットの位置、
    前記基板搬送ユニットの高さ、及び、
    前記基板搬送ユニットにおける前記基板の有無状態の少なくとも1つを含む、
    請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記割れ発生工程情報は、
    前記基板処理工程に含まれる各工程として、
    前記研磨ユニットが前記基板搬送ユニットから前記研磨処理前の基板を受け取る基板受け取り工程、
    前記研磨ユニットが前記研磨処理前の基板を研磨位置に移動させる研磨前揺動工程、
    前記研磨ユニットが前記研磨処理前の基板を研磨高さに下降させる研磨前下降工程、
    前記研磨ユニットが前記研磨処理前の基板に対して前記研磨処理を行う研磨工程、
    前記研磨ユニットが前記研磨処理後の基板を移動高さに上昇させる研磨後上昇工程、
    前記研磨ユニットが前記研磨処理後の基板を受け渡し位置に移動させる研磨後揺動工程、及び、
    前記研磨ユニットが前記研磨処理後の基板を前記基板搬送ユニットに引き渡す基板引き渡し工程を含む、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. メモリと、プロセッサとを備える推論装置であって、
    前記プロセッサは、
    基板の研磨処理を行う研磨ユニット及び前記研磨ユニットとの間で前記基板の受け渡しを行う基板搬送ユニットを備える基板処理装置により行われる基板処理工程において、前記基板に割れが発生したときの割れ状態を示す割れ状態情報、及び、当該基板に対して前記基板処理工程が行われたときの前記研磨ユニットの状態を示す装置状態情報を含む割れ発生状態情報を取得する情報取得処理と、
    前記基板の割れの発生に応じて前記情報取得処理にて前記割れ発生状態情報を取得すると、前記基板処理工程に含まれる各工程のうち当該基板の割れの発生原因となる前記工程を推論する推論処理と、を実行する、
    推論装置。
  7. 基板の研磨処理を行う研磨ユニット及び前記研磨ユニットとの間で前記基板の受け渡しを行う基板搬送ユニットを備える基板処理装置により行われる基板処理工程において、前記基板に割れが発生したときの割れ状態を示す割れ状態情報、及び、当該基板に対して前記基板処理工程が行われたときの前記研磨ユニットの状態を示す装置状態情報を含む割れ発生状態情報と、前記基板処理工程に含まれる各工程のうち前記基板の割れの発生原因となる前記工程を示す割れ発生工程情報とで構成される学習用データを複数組記憶する学習用データ記憶部と、
    複数組の前記学習用データを学習モデルに入力することで、前記割れ発生状態情報と前記割れ発生工程情報との相関関係を前記学習モデルに学習させる機械学習部と、
    前記機械学習部により前記相関関係を学習させた前記学習モデルを記憶する学習済みモデル記憶部と、を備える、
    機械学習装置。
  8. 基板の研磨処理を行う研磨ユニット及び前記研磨ユニットとの間で前記基板の受け渡しを行う基板搬送ユニットを備える基板処理装置により行われる基板処理工程において、前記基板に割れが発生したときの割れ状態を示す割れ状態情報、及び、当該基板に対して前記基板処理工程が行われたときの前記研磨ユニットの状態を示す装置状態情報を含む割れ発生状態情報を取得する情報取得工程と、
    前記割れ発生状態情報と、前記基板処理工程に含まれる各工程のうち前記基板の割れの発生原因となる前記工程を示す割れ発生工程情報との相関関係を機械学習により学習させた学習モデルに、前記基板の割れの発生に応じて前記情報取得工程により取得された前記割れ発生状態情報を入力することで、当該基板の割れの発生原因となる前記工程を特定する割れ発生工程特定工程と、を備える、
    情報処理方法。
  9. メモリと、プロセッサとを備える推論装置により実行される推論方法であって、
    前記プロセッサは、
    基板の研磨処理を行う研磨ユニット及び前記研磨ユニットとの間で前記基板の受け渡しを行う基板搬送ユニットを備える基板処理装置により行われる基板処理工程において、前記基板に割れが発生したときの割れ状態を示す割れ状態情報、及び、当該基板に対して前記基板処理工程が行われたときの前記研磨ユニットの状態を示す装置状態情報を含む割れ発生状態情報を取得する情報取得工程と、
    前記基板の割れの発生に応じて前記情報取得工程にて前記割れ発生状態情報を取得すると、前記基板処理工程に含まれる各工程のうち当該基板の割れの発生原因となる前記工程を推論する推論工程と、を実行する、
    推論方法。
  10. 基板の研磨処理を行う研磨ユニット及び前記研磨ユニットとの間で前記基板の受け渡しを行う基板搬送ユニットを備える基板処理装置により行われる基板処理工程において、前
    記基板に割れが発生したときの割れ状態を示す割れ状態情報、及び、当該基板に対して前記基板処理工程が行われたときの前記研磨ユニットの状態を示す装置状態情報を含む割れ発生状態情報と、前記基板処理工程に含まれる各工程のうち前記基板の割れの発生原因となる前記工程を示す割れ発生工程情報とで構成される学習用データを学習用データ記憶部に複数組記憶する学習用データ記憶工程と、
    複数組の前記学習用データを学習モデルに入力することで、前記割れ発生状態情報と前記割れ発生工程情報との相関関係を前記学習モデルに学習させる機械学習工程と、
    前記機械学習工程により前記相関関係を学習させた前記学習モデルを学習済みモデル記憶部に記憶する学習済みモデル記憶工程と、を備える、
    機械学習方法。
JP2021163358A 2021-10-04 2021-10-04 情報処理装置、推論装置、機械学習装置、情報処理方法、推論方法、及び、機械学習方法 Pending JP2023054483A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021163358A JP2023054483A (ja) 2021-10-04 2021-10-04 情報処理装置、推論装置、機械学習装置、情報処理方法、推論方法、及び、機械学習方法
PCT/JP2022/027180 WO2023058285A1 (ja) 2021-10-04 2022-07-11 情報処理装置、推論装置、機械学習装置、情報処理方法、推論方法、及び、機械学習方法
TW111126700A TW202315703A (zh) 2021-10-04 2022-07-15 資訊處理裝置、推論裝置、機械學習裝置、資訊處理方法、推論方法、及機械學習方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021163358A JP2023054483A (ja) 2021-10-04 2021-10-04 情報処理装置、推論装置、機械学習装置、情報処理方法、推論方法、及び、機械学習方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023054483A true JP2023054483A (ja) 2023-04-14

Family

ID=85804115

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021163358A Pending JP2023054483A (ja) 2021-10-04 2021-10-04 情報処理装置、推論装置、機械学習装置、情報処理方法、推論方法、及び、機械学習方法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2023054483A (ja)
TW (1) TW202315703A (ja)
WO (1) WO2023058285A1 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007115870A (ja) * 2005-10-20 2007-05-10 Shin Etsu Handotai Co Ltd ウエーハのワレ検査装置およびワレ検査方法並びにウエーハの製造方法
JP6486757B2 (ja) * 2015-04-23 2019-03-20 株式会社荏原製作所 基板処理装置
JP2020150155A (ja) * 2019-03-14 2020-09-17 株式会社荏原製作所 基板を研磨するための研磨装置を制御するための制御システム、および研磨方法

Also Published As

Publication number Publication date
TW202315703A (zh) 2023-04-16
WO2023058285A1 (ja) 2023-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20190070280A (ko) 반송 장치의 티칭 방법
WO2023189170A1 (ja) 情報処理装置、推論装置、機械学習装置、情報処理方法、推論方法、及び、機械学習方法
WO2023058285A1 (ja) 情報処理装置、推論装置、機械学習装置、情報処理方法、推論方法、及び、機械学習方法
WO2023112830A1 (ja) 情報処理装置、推論装置、機械学習装置、情報処理方法、推論方法、及び、機械学習方法
WO2023153208A1 (ja) 情報処理装置、推論装置、機械学習装置、情報処理方法、推論方法、及び、機械学習方法
JP2023090667A (ja) 情報処理装置、推論装置、機械学習装置、情報処理方法、推論方法、及び、機械学習方法
WO2023189165A1 (ja) 情報処理装置、推論装置、機械学習装置、情報処理方法、推論方法、及び、機械学習方法
JP2023116396A (ja) 情報処理装置、推論装置、機械学習装置、情報処理方法、推論方法、及び、機械学習方法
WO2023149161A1 (ja) 情報処理装置、推論装置、機械学習装置、情報処理方法、推論方法、及び、機械学習方法
WO2023149162A1 (ja) 情報処理装置、推論装置、機械学習装置、情報処理方法、推論方法、及び、機械学習方法
WO2024024391A1 (ja) 情報処理装置、機械学習装置、情報処理方法、及び、機械学習方法
JP2024027312A (ja) 情報処理装置、機械学習装置、情報処理方法、及び、機械学習方法
WO2023166991A1 (ja) 情報処理装置、推論装置、機械学習装置、情報処理方法、推論方法、及び、機械学習方法
WO2024116625A1 (ja) 安全支援装置、推論装置、機械学習装置、安全支援方法、推論方法、及び、機械学習方法
CN118660786A (zh) 信息处理装置、推论装置、机器学习装置、信息处理方法、推论方法及机器学习方法
WO2024053221A1 (ja) 情報処理装置、機械学習装置、情報処理方法、及び、機械学習方法
WO2023058289A1 (ja) 情報処理装置、推論装置、機械学習装置、情報処理方法、推論方法、及び、機械学習方法
WO2024135150A1 (ja) 情報処理装置、推論装置、機械学習装置、情報処理方法、推論方法、及び、機械学習方法
CN118974893A (zh) 信息处理装置、推论装置、机器学习装置、信息处理方法、推论方法及机器学习方法
JP2023127537A (ja) 情報処理装置、推論装置、機械学習装置、情報処理方法、推論方法、及び、機械学習方法
US20240338017A1 (en) Information processing device, inference device, and machine learning device
US20240227112A1 (en) Equipment, apparatus and method of chemical mechanical polishing (cmp)
KR20240158923A (ko) 정보 처리 장치, 추론 장치, 기계 학습 장치, 정보 처리 방법, 추론 방법 및 기계 학습 방법
CN118830059A (zh) 信息处理装置、推论装置、机器学习装置、信息处理方法、推论方法、及机器学习方法
JP2024019962A (ja) 情報処理装置、推論装置、機械学習装置、情報処理方法、推論方法、及び、機械学習方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240606