JP2022509008A - カンナビノイド化合物の神経皮膚炎の治療における応用 - Google Patents
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Abstract
するための医薬組成物の製造における用途を開示し、前記カンナビノイド化合物はテトラ
ヒドロカンナビノール、カンナビジオール、カンナビジバリン、テトラヒドロカンナビバ
リンから選択される1種であるか、又は前記カンナビノイド化合物は、(1)テトラヒド
ロカンナビノールとテトラヒドロカンナビバリンの組み合わせ、(2)カンナビジオール
とカンナビジバリンの組み合わせ、(3)テトラヒドロカンナビノールとカンナビジバリ
ンの組み合わせ、(4)カンナビジオールとテトラヒドロカンナビバリンの組み合わせ、
(5)カンナビジオール、カンナビジバリン及びテトラヒドロカンナビバリンの組み合わ
せ、(6)テトラヒドロカンナビノール、カンナビジバリン及びテトラヒドロカンナビバ
リンの組み合わせから選択される。
Description
成物の、神経皮膚炎の治療における応用に関する。
である。発作性皮膚のかゆみと皮膚の苔癬化を特徴とする慢性皮膚病である。病因はまだ
明確ではなく、一般に、長期的な引っ掻き、摩擦や神経精神的要素及び一部の外部刺激要
素につながると考えられ、その中でも、現在、精神的要素はこの疾患を発生する主要な誘
因であると考えられ、情緒の波動、精神の過度な緊張、不安、生活環境の急激な変化など
はすべて病状を深刻化・反復させることができる。現在、臨床で神経性皮膚炎を治療する
には、ヒスタミン系薬物、カルシウム剤などを用いて病状に応じてかゆみを止め、ビタミ
ンB族を補助として内服するのが一般的であり、かゆみが深刻な場合は、鎮静剤を選択す
ることができ、皮疹が広範に発症した場合は、プロカイン静脈閉鎖又は雷公藤類薬物の併
用を行うことができる。その効き目は速いが、病状に応じて治療するだけで、病状を治療
するが、病因を治療せず、しかも再発しやすいという欠点が存在する。
、そのほか、長期の胃腸管機能障害、内分泌異常や感染病巣などはすべて発病要素になる
可能性がある。臨床では抗うつ薬を用いて頑固性かゆみ、神経性皮膚炎などの皮膚病を治
療することがあり、例えばトリミプラミンやクロルプロマジンは、慢性皮膚病によく見ら
れるかゆみや睡眠障害の治療に有用であるが、これらの抗うつ薬は副作用が多く、皮膚薬
との薬物相互作用も可能であり、また、すべての抗うつ薬が神経性皮膚炎などの皮膚病の
治療に用いられるわけではない。
、別名が麻、漢麻、火麻、山糸苗、黄麻であり、重要な農業用及び薬用価値を有する。大
麻は、人の幻覚や中毒を引き起こすことができる毒性成分THC(テトラヒドロカンナビ
ノール)を含んでいるので、麻薬として使用することができ、かつてかなりの期間内に栽
培が禁止されたことがある。大麻の経済的、薬用価値が非常に高いため、工業用途に特化
した原料である大麻は「工業大麻」と略称され、その生長期において大麻の花葉中のテト
ラヒドロカンナビノール(THC)の含有量が千分の三未満であり、毒性成分であるテト
ラヒドロカンナビノールを抽出したり、直接麻薬として吸ったりする価値がなく、合法的
に大規模な栽培と工業の開発と利用を行うことができる。
でに大麻植物から500種類以上の物質を分離し、その中でも、カンナビノイド化合物は
少なくとも86種類ある。カンナビノイド化合物は大麻植物に特有の物質の一種であり、
大麻植物の主要な活性成分であり、それに関する研究は従来から大麻研究の焦点である。
大麻植物中の主要なカンナビノイド化合物は、テトラヒドロカンナビノール(THC)、
カンナビノール(CBN)、カンナビジオール(CBD)、カンナビジバリン(CBDV
)、テトラヒドロカンナビバリン(THCV)などであり、その中の前三者はカンナビノ
イド化合物の90%以上を占めている。
lvement of 5-HT1A receptors,British journal of pharmacology,2010)は、カンナビジ
オールが5-HT1A受容体を活性化することにより抗うつのような作用を誘導すること
を見出し、カンナビジオールがマウスにおいて抗うつ活性を有すると考えられる。特許U
S2014302086には、THC又はカンナビジオールと、クエン酸、アスコルビン
酸、柑橘精油等から選択される少なくとも1種との小分子組成物が開示されており、上記
組成物が神経性皮膚炎を治療できることが記載されている。特許WO0206999A2
は、カンナビノイドの総重量が少なくとも80wt%である医薬品であって、THC/C
BDの重量比が75:25~20:80である医薬品を開示し、上記組成物が神経性皮膚
炎を治療できることが記載されている。しかしながら、上記の従来技術は、前記組成物の
治療用途を簡単に羅列したにすぎず、明細書は神経性皮膚炎におけるTHC又はカンナビ
ジオールの作用について具体的な検証を行っておらず、かつUS2014302086に
おける組成物には神経性皮膚炎を緩和できる他の成分も含まれており、THC又はカンナ
ビジオールの効果を明確にすることは困難であり、すなわち、上記の従来技術からCBD
又はTHCが神経性皮膚炎を治療できるという結論を明確に導き出すことはできない。
性皮膚炎の治療における作用を検証し、多種のカンナビノイド化合物からスクリーニング
し、そして大量の臨床試験を行い、ついにいくつかのカンナビノイド化合物及びそれらの
組み合わせが神経性皮膚炎に対して明らかな治療効果を有することを明らかにした。
利点及び用途は当業者にとって明らかになる。本発明は、従来の神経皮膚炎の治療に存在
する欠点に対して、カンナビノイド化合物が神経皮膚炎を治療でき、神経皮膚炎を治療す
る医薬品の製造に用いられ得ることを見出すことを目的とする。
神経皮膚炎を治療する医薬品の製造における応用をさらに提供する。
神経皮膚炎を治療するための医薬組成物の製造における用途を提供することを目的とする
。
CBD)、カンナビジバリン(CBDV)、テトラヒドロカンナビバリン(THCV)か
ら選択されるカンナビノイド化合物又はその医薬的に許容される塩の、神経皮膚炎を治療
するための医薬組成物の単独製造における用途を提供する。
皮膚炎を治療するための医薬組成物の製造における用途を提供し、前記カンナビノイド化
合物は、
(1)テトラヒドロカンナビノール(THC)とテトラヒドロカンナビバリン(THC
V)の組み合わせ、
(2)カンナビジオール(CBD)とカンナビジバリン(CBDV)の組み合わせ、
(3)テトラヒドロカンナビノール(THC)とカンナビジバリン(CBDV)の組み
合わせ、
(4)カンナビジオール(CBD)とテトラヒドロカンナビバリン(THCV)の組み
合わせ、
(5)カンナビジオール(CBD)、カンナビジバリン(CBDV)、及びテトラヒド
ロカンナビバリン(THCV)の組み合わせ、
(6)テトラヒドロカンナビノール(THC)、カンナビジバリン(CBDV)、及び
テトラヒドロカンナビバリン(THCV)の組み合わせから選択される。
複数種の薬学的に許容可能な担体又は賦形剤とを含む、神経皮膚炎を治療する組成物をさ
らに提供する。
カンナビジオール(CBD)、カンナビジバリン(CBDV)、テトラヒドロカンナビバ
リン(THCV)から選択される1種である。
(1)テトラヒドロカンナビノール(THC)とテトラヒドロカンナビバリン(THC
V)の組み合わせ、
(2)カンナビジオール(CBD)とカンナビジバリン(CBDV)の組み合わせ、
(3)テトラヒドロカンナビノール(THC)とカンナビジバリン(CBDV)の組み
合わせ、
(4)カンナビジオール(CBD)とテトラヒドロカンナビバリン(THCV)の組み
合わせ、
(5)カンナビジオール(CBD)、カンナビジバリン(CBDV)、及びテトラヒド
ロカンナビバリン(THCV)の組み合わせ、
(6)テトラヒドロカンナビノール(THC)、カンナビジバリン(CBDV)、及び
テトラヒドロカンナビバリン(THCV)の組み合わせから選択される。
(1)テトラヒドロカンナビノール(THC)とテトラヒドロカンナビバリン(THC
V)の重量比が100:5~20である、テトラヒドロカンナビノール(THC)とテト
ラヒドロカンナビバリン(THCV)の組み合わせ、
(2)カンナビジオール(CBD)とカンナビジバリン(CBDV)の重量比が100
:20~50である、カンナビジオール(CBD)とカンナビジバリン(CBDV)の組
み合わせ、
(3)テトラヒドロカンナビノール(THC)とカンナビジバリン(CBDV)の重量
比が100:40~100である、テトラヒドロカンナビノール(THC)とカンナビジ
バリン(CBDV)の組み合わせ、
(4)カンナビジオール(CBD)とテトラヒドロカンナビバリン(THCV)の重量
比が100:2.5~10である、カンナビジオール(CBD)とテトラヒドロカンナビ
バリン(THCV)の組み合わせ、
(5)カンナビジオール(CBD)、カンナビジバリン(CBDV)、及びテトラヒド
ロカンナビバリン(THCV)の重量比が100:20~50:2.5~10である、カ
ンナビジオール(CBD)、カンナビジバリン(CBDV)、及びテトラヒドロカンナビ
バリン(THCV)の組み合わせ、
(6)テトラヒドロカンナビノール(THC)、カンナビジバリン(CBDV)、及び
テトラヒドロカンナビバリン(THCV)の重量比が100:40~100:5~20で
ある、テトラヒドロカンナビノール(THC)、カンナビジバリン(CBDV)、及びテ
トラヒドロカンナビバリン(THCV)の組み合わせから選択される。
み、前記無機酸は、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸などであり、前記有
機酸は、例えば、酢酸、プロピオン酸、カプロン酸、ヘプタン酸、ピルビン酸、乳酸、マ
ロン酸、コハク酸、リンゴ酸、マレイン酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、オ
ルト-(4-ヒドロキシベンゾイル)安息香酸、桂皮酸、マンデル酸、メタンスルホン酸
、エタンスルホン酸、tert-吉草酸、tert-ブチル酢酸、ドデシル硫酸、グルコ
ン酸、グルタミン酸、ナフトエ酸、サリチル酸、ステアリン酸などである。
槽内、腹腔内、膣及び非経口(皮下、筋内、鞘内、静脈内及び皮内を含む)経路などの任
意の適切な経路、好ましくは経口経路によって投与される特定の剤形に製造することがで
きる。なお、好ましい経路は、治療される患者の一般的な状態及び年齢、治療される疾患
の性質、ならびに具体的な活性成分又は選択された活性成分に依存する。
粒剤などの固体剤形を含む。
液状剤形も含む。
ジョン、及び使用前に無菌注射可能溶液又は分散液に再溶解された無菌粉末を含む。
植剤などを含む。
ロップ剤などの形態で経口投与するか、又は溶液の形態で非経口注射するなど、任意の適
切な経路で投与することができる。このような組成物を製造するためには、当該分野で既
知の方法を採用することができ、また、当該分野で通常使用される如何なる医薬的に許容
可能な担体、希釈剤、賦形剤又はその他の添加剤を採用することができる。
ール溶液、水含有ビタミンE溶液又はごま油又は落花生油溶液を使用することができる。
必要に応じて、この水含有溶液は適切に緩衝され、液体希釈剤はまず十分な塩又はブドウ
糖で等張される。水含有溶液は特に静脈内、筋内、皮下、及び腹腔内投与に適している。
使用される無菌水性媒体は、当業者に周知の標準技術により容易に製造され得る。
び可能な添加剤を溶解し、溶液を所望の体積に調整し、溶液を滅菌し、適切なアンプル又
はバイアルに注入することによって製造され得る。張力剤、防腐剤、酸化防止剤など、当
該分野で一般的に使用される任意の適切な添加剤を添加することができる。
が含まれる。
クチン、アラビアガム、ステアリン酸、セルロースの低級アルキルエーテル、コーンスタ
ーチ、馬鈴薯澱粉、タルク、ステアリン酸マグネシウム、ゼラチンなどがある。
使用される他の補助材料又は添加剤を使用することができる。
アミン、ポリオキシエチレン及び水がある。同様に、担体又は希釈剤は、単独の又はワッ
クスと混合されたモノステアリン酸グリセリル又はジステアリン酸グリセリルのような、
当該分野で既知の任意の徐放性材料を含んでいてもよい。
形成された組成物は、開示された投与経路に適した種々の剤形で容易に投与することがで
きる。製剤は、医薬分野において既知の方法により容易に単位剤形として存在することが
できる。
とができる。
される塩を2.5~400mgの単位用量で含有し、より好ましくは、カンナビノイド化
合物又はその医薬的に許容される塩を25~300mgの単位用量で含有し、最も好まし
くは、カンナビノイド化合物又はその医薬的に許容される塩を50~200mgの単位用
量で含有し、本発明の実施形態においては、前記医薬組成物は、カンナビノイド化合物又
はその医薬的に許容される塩を、25mg、30mg、40mg、50mg、60mg、
70mg、80mg、90mg、100mg、110mg、120mg、130mg、1
40mg、150mg、160mg、170mg、180mg、190mg又は200m
gの単位用量で含有する。
カンナビノイド化合物又はその医薬的に許容される塩を1日あたり1~500mgの薬剤
量で投与し、より好ましくは、カンナビノイド化合物又はその医薬的に許容される塩を1
日あたり25~300mgの薬剤量で投与し、最も好ましくは、カンナビノイド化合物又
はその医薬的に許容される塩を1日あたり50~200mgの薬剤量で投与するステップ
を含み、本発明の実施形態において、カンナビノイド化合物又はその医薬的に許容される
塩を1日あたり25mg、30mg、40mg、50mg、60mg、70mg、80m
g、90mg、100mg、110mg、120mg、130mg、140mg、150
mg、160mg、170mg、180mg、190mg又は200mgの薬剤量で投与
してもよい。
合成物、植物抽出物であってもよく、又はその他の方式で製造されたものであってもよい
。好ましくは、本発明の前記カンナビノイド化合物は植物抽出物であり、前記植物は大麻
Cannabis sativa L.の茎芯、花、葉、根及び/又は種子の殻であって
もよい。
ール(例えば、メタノール、エタノール、ブタノール又はプロパノール);酢酸エステル
(例えば、酢酸メチル又は酢酸エチル);ケトン(例えば、アセトン);エーテル(例え
ば、メチルエーテル又はエチルエーテル);低沸点の脂肪族炭化水素又は芳香族炭化水素
又は塩素化炭化水素であってもよい。抽出方法は以下を含む。
(1)大麻Cannabis sativa L.の茎芯、花、葉、根、及び/又は種
子の殻を、その重量の約3~10倍の上記抽出溶媒又はそれらの混合物を用いて加熱して
還流させ、好ましくは少なくとも約1時間処理した後、濾過して残留物を除去し、次いで
、好ましくは真空状態で溶媒を除去し、得られたエキスを約110~135℃の温度で約
40分間加熱した後、クロマトグラフィー分離を行い、好ましくはクロマトグラフィー法
に用いられる移動相混合物がメタノール/水と酢酸、又はエタノール/水と酢酸からなる
。
(2)大麻の茎芯、花、葉、根及び/又は種子の殻を、その重量の約3~10倍の上記
抽出溶媒又はそれらの混合物を用いて加熱して還流させ、好ましくは少なくとも約1時間
処理し、濾過した後、好ましくはエタノールを約20wt%含有する1~10%の水酸化
ナトリウム水溶液で少なくとも2回抽出し、抽出液を5%硫酸溶液と混合してpHが約2
~4になるようにし、その後、低沸点溶媒(例えば、低沸点脂肪族炭化水素、芳香族炭化
水素、塩素化炭化水素、酢酸メチル、酢酸エチル又はそれらの混合物)を用いて少なくと
も2回抽出し、低温真空下で溶媒を除去した後、クロマトグラフィー分離を行い、好まし
くはクロマトグラフィー法に用いられる移動相混合物がメタノール/水と酢酸又はエタノ
ール/水と酢酸からなる。
ブタなどの哺乳動物、又はサル、チンパンジーやヒヒなどの非ヒト霊長類である。好まし
くは、前記患者はヒトである。
生物学的活性又は他の非反応性不純物を有さないことを意味し、例えば、該成分は、顕著
な生物学的悪影響を引き起こすことなく、又は該製剤に含まれる他の成分と有害な方法で
相互作用を生じることなく、開示された医薬製剤に組み込まれて患者に投与され得る。
び/又は進行、及び/又はその症状を抑制、遅延、緩和、減弱、制限、軽減、又は解消す
ることを含む。
し、それらが列挙された要素を含み、さらに言及されていない追加の要素を含むことも可
能である。
より一般的には+/-4%を意味し、より一般的には+/-3%を意味し、より一般的に
は+/-2%を意味し、より一般的には+/-1%を意味し、より一般的には+/-0.
5%を意味する。
に顕著な効果を有すること、個々のカンナビノイド化合物及び上記の組み合わせがすべて
神経性皮膚炎の種々の症状を改善し、神経性皮膚炎を治療する医薬品の製造に用いられる
ことを、多くの研究により検証した。
もよい。以下、実施例を参照して本発明を詳細に説明する。
処方成分:
カンナビジオール 200mg
微結晶性セルロース 90mg
アルファ化デンプン 100mg
架橋カルボキシメチルセルロース 7mg
ステアリン酸マグネシウム 0.5mg
製造方法:前記活性成分を篩にかけて、補助材料と混合し、混合物を硬質ゼラチンカプ
セルに詰めた。
処方成分:
カンナビジオール 400mg
微結晶性セルロース 100mg
アルファ化デンプン 150mg
架橋カルボキシメチルセルロース 10mg
ステアリン酸マグネシウム 0.2mg
製造方法は実施例1と同様であった。
処方成分:
テトラヒドロカンナビノール100mg
デキストリン 100mg
微結晶性セルロース 25mg
ポリビニルピロリドン 10mg
グリコール酸デンプンナトリウム 15mg
ステアリン酸マグネシウム 1mg
製造方法:前記活性成分を篩にかけて、均一な混合物を形成するまで、デキストリン、
微結晶性セルロース、ポリビニルピロリドン、グリコール酸デンプンナトリウムと混合し
、篩にかけて得た混合物を、ステアリン酸マグネシウムと混合した。その後、得られた粉
末混合物を所望の形状及びサイズの錠剤に打錠した。
処方成分:
テトラヒドロカンナビノール40mg
アルファ化デンプン 150mg
微結晶性セルロース 25mg
グリコール酸デンプンナトリウム 15mg
ステアリン酸マグネシウム 1mg
製造方法:前記活性成分を篩にかけて、均一な混合物を形成するまで、アルファ化デン
プン、微結晶性セルロース、グリコール酸デンプンナトリウムと混合し、篩にかけて得た
混合物を、ステアリン酸マグネシウムと混合した。その後、得られた粉末混合物を所望の
形状及びサイズの錠剤に打錠した。
処方成分:
カンナビジオール 200mg
カンナビジバリン 40mg
デキストリン 150mg
グリコール酸デンプンナトリウム 15mg
ステアリン酸マグネシウム 1mg
製造方法:前記活性成分を篩にかけて、均一な混合物を形成するまで、デキストリン、
グリコール酸デンプンナトリウムと混合し、篩にかけて得た混合物を、ステアリン酸マグ
ネシウムと混合した。その後、得られた粉末混合物を所望の形状及びサイズの錠剤に打錠
した。
処方成分:
テトラヒドロカンナビノール 100mg
カンナビジバリン 40mg
アルファ化デンプン 150mg
微結晶性セルロース 25mg
グリコール酸デンプンナトリウム 15mg
ステアリン酸マグネシウム 1mg
製造方法:前記活性成分を篩にかけて、均一な混合物を形成するまで、アルファ化デン
プン、微結晶性セルロース、グリコール酸デンプンナトリウムと混合し、篩にかけて得た
混合物を、ステアリン酸マグネシウムと混合した。その後、得られた粉末混合物を所望の
形状及びサイズの錠剤に打錠した。
処方成分:
カンナビジオール 200mg
テトラヒドロカンナビバリン 10mg
アルファ化デンプン 150mg
微結晶性セルロース 25mg
ポリビニルピロリドン 10mg
グリコール酸デンプンナトリウム 15mg
ステアリン酸マグネシウム 1mg
製造方法:前記活性成分を篩にかけて、均一な混合物を形成するまで、アルファ化デン
プン、微結晶性セルロース、ポリビニルピロリドン、グリコール酸デンプンナトリウムと
混合し、篩にかけて得た混合物を、ステアリン酸マグネシウムと混合した。その後、得ら
れた粉末混合物を所望の形状及びサイズの錠剤に打錠した。
処方成分:
テトラヒドロカンナビノール 100mg
テトラヒドロカンナビバリン 10mg
アルファ化デンプン 150mg
微結晶性セルロース 25mg
ポリビニルピロリドン 10mg
グリコール酸デンプンナトリウム 15mg
ステアリン酸マグネシウム 1mg
製造方法:前記活性成分を篩にかけて、均一な混合物を形成するまで、アルファ化デン
プン、微結晶性セルロース、ポリビニルピロリドン、グリコール酸デンプンナトリウムと
混合し、篩にかけて得た混合物を、ステアリン酸マグネシウムと混合した。その後、得ら
れた粉末混合物を所望の形状及びサイズの錠剤に打錠した。
処方成分:
テトラヒドロカンナビノール 100mg
カンナビジバリン 40mg
テトラヒドロカンナビバリン 10mg
デキストリン 150mg
グリコール酸デンプンナトリウム 15mg
ステアリン酸マグネシウム 1mg
製造方法:前記活性成分を篩にかけて、均一な混合物を形成するまで、デキストリン和
グリコール酸デンプンナトリウムと混合し、篩にかけて得た混合物を、ステアリン酸マグ
ネシウムと混合した。その後、得られた粉末混合物を所望の形状及びサイズの錠剤に打錠
した。
処方成分:
カンナビジオール 200mg
カンナビジバリン 40mg
テトラヒドロカンナビバリン 10mg
デキストリン 150mg
グリコール酸デンプンナトリウム 15mg
ステアリン酸マグネシウム 1mg
製造方法:前記活性成分を篩にかけて、均一な混合物を形成するまで、デキストリン及
びグリコール酸デンプンナトリウムと混合し、篩にかけて得た混合物を、ステアリン酸マ
グネシウムと混合した。その後、得られた粉末混合物を所望の形状及びサイズの錠剤に打
錠した。
処方成分:
テトラヒドロカンナビバリン 500mg
ヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリン 適量
0.1mol/L HCl 適量
塩化ナトリウム 適量
注射用水 1000mLまで添加
製造方法:注射用水約800mlに、適量のヒドロキシプロピル-β-シクロデキスト
リンを加え、次にテトラヒドロカンナビバリン成分を加えて溶解させ、0.1mol/L
HClでpH値を6.2~6.5に調整し、注射用水を全量まで加えて、均一に撹拌し
、塩化ナトリウムを加えて等張にし、ろ過してアンプルに詰め、蒸気を導入して121℃
で15min殺菌し、10ml詰めた。
処方成分:
カンナビジバリン 4000mg
マンニトール 50g
0.1mol/L HCl 適量
ヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリン 適量
塩化ナトリウム 適量
注射用水 1000mLまで添加
製造方法:注射用水約800mlに、処方量のマンニトールと適量のヒドロキシプロピ
ル-β-シクロデキストリンを加え、次に前記各カンナビノイド活性成分を加えて溶解さ
せ、撹拌しながら適量の0.1mol/L HClを加え、pH値を6.2~6.5に調
整し、その後、注射用水を全量まで加え、塩化ナトリウムを加えて等張にし、ろ過して、
凍結乾燥注射剤のプロセスに従って凍結乾燥させ、粉末注射剤にし、10ml詰めた。
用への影響
実験の原理:
痒覚は中枢によって調節され、この調節は、脊髄に位置するニューロンの興奮性および
抑制性回路、及びオピオイド系によって実現され、このため、心理的要素は神経免疫の変
化を引き起こし、中枢神経の興奮と抑制機能を失調させ、痒覚の調節機序の乱れを引き起
こし、中枢のかゆみを引き起こす。カンナビノイド化合物はカンナビノイドCB1及び/
又はCB2受容体を介して中枢神経を調節し、かゆみを改善することができる。
実施方法:
モルモット70匹をランダムに空白対照群(蒸留水100mg/日)、カンナビジオー
ル群(50mg/日、100mg/日、200mg/日)、テトラヒドロカンナビノール
群(40mg/日、80mg/日、100mg/日)、カンナビジバリン群(40mg/
日、80mg/日、100mg/日)、テトラヒドロカンナビバリン群(5mg/日、1
0mg/日、20mg/日)、対照群(クロルフェニラミン10mg/日)に分け、各群
5匹とした。各群のモルモットは右後足背部の毛を2cm×2cm剃り、それぞれ上記投
与量で3日間連続投与した。投与3日目、粗紙やすりでそれぞれ毛を剃ったところを擦り
むいて、表皮を傷つけ、軽度の滲血があるようにし、10分後、各モルモットの創傷面に
0.01%リン酸ヒスタミン溶液をそれぞれ0.05ml滴下し、その後、モルモットが
後ろ向きに足を舐めるまで、3minおきにリン酸ヒスタミンの濃度(例えば0.02%
/0.03%/0.04%/0.05%/0.06%など)を順次増加させ、各モルモッ
トに投与されたヒスタミンの総量を記録し、この総量をかゆみ閾値とした。
実験結果:
本実験から、カンナビジオール及びテトラヒドロカンナビノールの単独投与はリン酸ヒス
タミンのかゆみ誘発作用を有意に緩和できることが分かった。
の影響
カンナビジオールとテトラヒドロカンナビノールを単独で投与することにより、リン酸
ヒスタミンのかゆみ誘発作用をある程度緩和することができるが、より効果の高い活性成
分を見出すことが望まれる。そのため、本実験は異なる群のカンナビノイド化合物組成物
によるリン酸ヒスタミンのかゆみ誘発作用への影響を比較した。
実施方法:
モルモット90匹をランダムに以下の群に分けた。
テトラヒドロカンナビノール(THC)とテトラヒドロカンナビバリン(THCV)の
併用群;
カンナビジオール(CBD)とカンナビジバリン(CBDV)の併用群;
テトラヒドロカンナビノール(THC)とカンナビジバリン(CBDV)の併用群;
カンナビジオール(CBD)とテトラヒドロカンナビバリン(THCV)の併用群;
カンナビジオール(CBD)、カンナビジバリン(CBDV)、及びテトラヒドロカン
ナビバリン(THCV)の併用群;
テトラヒドロカンナビノール(THC)、カンナビジバリン(CBDV)、及びテトラ
ヒドロカンナビバリン(THCV)の併用群:
各群5匹とし、実験ステップは実施例13と同様であった。
実験結果:
実験から、カンナビジオール及びテトラヒドロカンナビノールの単独投与よりも2種類以
上のカンナビノイド化合物の組み合わせの方が優れた効果を示しており、これは異なるカ
ンナビノイド化合物が作用する受容体ターゲットの違いと関連している可能性がある。
皮膚科外来患者と入院部の汎発性神経性皮膚炎患者を選択した。
診断基準:すべて『臨床皮膚病学』に記載の神経性皮膚炎に関する診断に合致した。そ
の臨床症状は、主に皮膚の苔癬様変化及び激しいかゆみを特徴とする。首後部又はその両
側、肘窩、膝窩、前腕、大腿、下腿及び腰仙部などに多く発生する。自覚症状は常に発作
性の激しいかゆみであり、夜間にさらにひどしく、多くの患者はめまい、不眠、イライラ
、不安などの神経衰弱の症状がある。
排除基準:(1)皮膚病変合併細菌又は真菌感染者。(2)妊娠中又は授乳中の女性。
(3)入選前の1週間以内に局所的にグルココルチコイド薬を使用した者、又は抗ヒスタ
ミン薬を服用した者。(4)1ヶ月以内にグルココルチコイド薬を体系的に応用した者。
(5)研究薬及びその基質成分にアレルギーがあることが知られている者。(6)慢性肝
疾患、腎疾患又はその他の重症を有する患者。(7)糖尿病や重度の免疫機能低下を有す
る者。
確診された神経性皮膚炎患者90例を臨床的に観察し、患者をランダムに9群に分け、
その中で、カンナビノイド化合物治療群8群、合計80人、男性56例、女性24例、年
齢30~61歳について、実施例1/3/5/6/7/8/9/10で製造した製剤を使
用し、各群10例の男女をランダムに選択した。対照群としてドキセピン塩酸塩群10人
、その中で、男性5例、女性5例、年齢30~61歳であった。
治療方法:カンナビノイド化合物治療群は実施例1/3/5/6/7/8/9/10で
製造した製剤を、1回/dで就寝前に2週間連続投与し、対照群はドキセピン塩酸塩25
mg/回を、1回/dで就寝前に2週間連続投与した。
観察指標は、かゆみ程度、炎症程度、鱗屑肥厚程度及び標的皮膚病変面を含み、最も重
症の皮膚病変部位を標的皮膚病変部位として選択し、毎回フォローアップする時に標的皮
膚病変の面積、臨床症状や身体的兆候の変化を記録し、治療期間に他のいかなる薬物を使
用しない。治療前の1週間、治療中の2週間及び薬中止の1ケ月内に局所的な皮膚病変の
観察、評価を毎週行った。皮膚病変の採点方法は以下の通りである。
治療効果の判定基準:採点基準として、各指標について毎回評価する時にすべて4級採点
法で採点し、即ち0は無、1は軽度、2は中等度、3は重度である。群の選択を行う時に
すべての患者のびらんスコアは1点未満、皮膚病変面積はすべて3点として記録され、各
指標スコアの合計値を記録した。治療効果の判定:積分値の減少百分率を治療効果指数と
して治療効果を判定し、治療効果指数の計算式は、(初診時の積分合計-毎回フォローア
ップ時の積分合計)/初診時の積分合計×100%である。治療効果指数>90%は全快
であり、61%~89%は著効であり、20%~60%は有効であり、<20%は無効で
ある。
臨床試験の結果は以下の通りである。
以上のカンナビノイド化合物を組み合わせて投与する組み合わせは、すべて神経性皮膚炎
に対して臨床効果があり、2種以上のカンナビノイド化合物を同時に投与する組み合わせ
は効果がより優れることが分かった。
Claims (8)
- テトラヒドロカンナビノール(THC)、カンナビジオール(CBD)、カンナビジバ
リン(CBDV)、テトラヒドロカンナビバリン(THCV)から選択される1種のカン
ナビノイド化合物又はその医薬的に許容される塩の、神経皮膚炎を治療するための医薬組
成物の単独製造における用途。 - 前記カンナビノイド化合物は、
(1)テトラヒドロカンナビノール(THC)とテトラヒドロカンナビバリン(THC
V)の組み合わせ、
(2)カンナビジオール(CBD)とカンナビジバリン(CBDV)の組み合わせ、
(3)テトラヒドロカンナビノール(THC)とカンナビジバリン(CBDV)の組み
合わせ、
(4)カンナビジオール(CBD)とテトラヒドロカンナビバリン(THCV)の組み
合わせ、
(5)カンナビジオール(CBD)、カンナビジバリン(CBDV)、及びテトラヒド
ロカンナビバリン(THCV)の組み合わせ、
(6)テトラヒドロカンナビノール(THC)、カンナビジバリン(CBDV)、及び
テトラヒドロカンナビバリン(THCV)の組み合わせから選択される、カンナビノイド
化合物又はその医薬的に許容される塩の、神経皮膚炎を治療するための医薬組成物の製造
における用途。 - (1)テトラヒドロカンナビノール(THC)とテトラヒドロカンナビバリン(THC
V)の組み合わせでは、テトラヒドロカンナビノール(THC)とテトラヒドロカンナビ
バリン(THCV)の重量比は100:5~20であり、
(2)カンナビジオール(CBD)とカンナビジバリン(CBDV)の組み合わせでは
、カンナビジオール(CBD)とカンナビジバリン(CBDV)の重量比は100:20
~50であり、
(3)テトラヒドロカンナビノール(THC)とカンナビジバリン(CBDV)の組み
合わせでは、テトラヒドロカンナビノール(THC)とカンナビジバリン(CBDV)の
重量比は100:40~100であり、
(4)カンナビジオール(CBD)とテトラヒドロカンナビバリン(THCV)の組み
合わせでは、カンナビジオール(CBD)とテトラヒドロカンナビバリン(THCV)の
重量比は100:2.5~10であり、
(5)カンナビジオール(CBD)、カンナビジバリン(CBDV)、及びテトラヒド
ロカンナビバリン(THCV)の組み合わせでは、カンナビジオール(CBD)、カンナ
ビジバリン(CBDV)、及びテトラヒドロカンナビバリン(THCV)の重量比は10
0:20~50:2.5~10であり、
(6)テトラヒドロカンナビノール(THC)、カンナビジバリン(CBDV)、及び
テトラヒドロカンナビバリン(THCV)の組み合わせでは、テトラヒドロカンナビノー
ル(THC)、カンナビジバリン(CBDV)、及びテトラヒドロカンナビバリン(TH
CV)の重量比は100:40~100:5~20である、請求項2に記載のカンナビノ
イド化合物又はその医薬的に許容される塩の、神経皮膚炎を治療するための医薬組成物の
製造における用途。 - 成分として、
1)カンナビノイド化合物又はその医薬的に許容される塩と、
2)1種又は複数種の薬学的に許容可能な担体又は賦形剤とからなり、
前記カンナビノイド化合物は、テトラヒドロカンナビノール(THC)、カンナビジオ
ール(CBD)、カンナビジバリン(CBDV)、テトラヒドロカンナビバリン(THC
V)から選択される1種である、ことを特徴とする神経皮膚炎を治療するための医薬組成
物。 - 成分として、
1)カンナビノイド化合物又はその医薬的に許容される塩と、
2)1種又は複数種の薬学的に許容可能な担体又は賦形剤とからなり、
前記カンナビノイド化合物は、
(1)テトラヒドロカンナビノール(THC)とテトラヒドロカンナビバリン(THC
V)の組み合わせ、
(2)カンナビジオール(CBD)とカンナビジバリン(CBDV)の組み合わせ、
(3)テトラヒドロカンナビノール(THC)とカンナビジバリン(CBDV)の組み
合わせ、
(4)カンナビジオール(CBD)とテトラヒドロカンナビバリン(THCV)の組み
合わせ、
(5)カンナビジオール(CBD)、カンナビジバリン(CBDV)、及びテトラヒド
ロカンナビバリン(THCV)の組み合わせ、
(6)テトラヒドロカンナビノール(THC)、カンナビジバリン(CBDV)、及び
テトラヒドロカンナビバリン(THCV)の組み合わせから選択される、ことを特徴とす
る神経皮膚炎を治療するための医薬組成物。 - 前記カンナビノイド化合物は、
(1)テトラヒドロカンナビノール(THC)とテトラヒドロカンナビバリン(THC
V)の重量比が100:5~20である、テトラヒドロカンナビノール(THC)とテト
ラヒドロカンナビバリン(THCV)の組み合わせ、
(2)カンナビジオール(CBD)とカンナビジバリン(CBDV)の重量比が100
:20~50である、カンナビジオール(CBD)とカンナビジバリン(CBDV)の組
み合わせ、
(3)テトラヒドロカンナビノール(THC)とカンナビジバリン(CBDV)の重量
比が100:40~100である、テトラヒドロカンナビノール(THC)とカンナビジ
バリン(CBDV)の組み合わせ、
(4)カンナビジオール(CBD)とテトラヒドロカンナビバリン(THCV)の重量
比が100:2.5~10である、カンナビジオール(CBD)とテトラヒドロカンナビ
バリン(THCV)の組み合わせ、
(5)カンナビジオール(CBD)、カンナビジバリン(CBDV)、及びテトラヒド
ロカンナビバリン(THCV)の重量比が100:20~50:2.5~10である、カ
ンナビジオール(CBD)、カンナビジバリン(CBDV)、及びテトラヒドロカンナビ
バリン(THCV)の組み合わせ、
(6)テトラヒドロカンナビノール(THC)、カンナビジバリン(CBDV)、及び
テトラヒドロカンナビバリン(THCV)の重量比が100:40~100:5~20で
ある、テトラヒドロカンナビノール(THC)、カンナビジバリン(CBDV)、及びテ
トラヒドロカンナビバリン(THCV)の組み合わせから選択される、ことを特徴とする
請求項5に記載の医薬組成物。 - カプセル剤、錠剤、丸剤、トローチ剤、顆粒剤、溶液剤、乳剤、懸濁剤、シロップ剤、
無菌注射剤、無菌粉末、座剤、噴霧剤、軟膏剤、クリーム剤、ゲル剤、吸入剤、皮膚パッ
チ又は埋植剤から選択される、ことを特徴とする請求項4~6のいずれか1項に記載の組
成物。 - 1種又は複数種の前記カンナビノイド化合物又はその医薬的に許容される塩を所定の割
合で均一に混合して、前記組成物を得るステップを含む、ことを特徴とする請求項4~6
のいずれか1項に記載の組成物の製造方法。
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大矢 幸弘, 心身医学, vol. 58, no. 5, JPN6022012624, 1 July 2018 (2018-07-01), pages 376 - 383, ISSN: 0004739792 * |
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