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JP2022113953A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2022113953A
JP2022113953A JP2021009988A JP2021009988A JP2022113953A JP 2022113953 A JP2022113953 A JP 2022113953A JP 2021009988 A JP2021009988 A JP 2021009988A JP 2021009988 A JP2021009988 A JP 2021009988A JP 2022113953 A JP2022113953 A JP 2022113953A
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環 宮田
Tamaki Miyata
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

【課題】現像剤カートリッジを交換した場合に適切に濃度補正を行うことを目的とする。【解決手段】画像形成装置1は、感光体ドラム11を有する画像形成部2と、画像形成部2に交換可能に取り付けられたトナーカートリッジ20と、トナーカートリッジ20から画像形成部2にトナーを供給するトナー供給部25と、感光体ドラム11に形成されたトナー像が転写される搬送ベルト31と、搬送ベルト31または感光体ドラム11に形成されたトナー像の濃度を検出する濃度センサ7と、トナーカートリッジ20の交換を検知するためのメモリタグ24と、印刷制御部100とを備える。印刷制御部100は、トナーカートリッジ20の交換が検知された場合、画像形成部2内のトナーを感光体ドラム11に移動させて廃棄したのち、トナー供給部25に画像形成部2へのトナーの供給を行わせ、その後、濃度センサ7に濃度補正を行わせる。【選択図】図11

Description

本発明は、電子写真法を用いた画像形成装置に関する。
電子写真法を用いた画像形成装置は、像担持体としての感光体ドラム上に形成された潜像を現像剤により現像する現像ユニットと、現像剤像をベルト上の媒体に転写する転写ユニットとを備える。
また、濃度補正用の現像剤像をベルトに転写し、その濃度を検出することにより、印刷時の濃度補正を行うことも知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012-32547号公報(図13参照)
ここで、現像ユニットには、着脱可能な現像剤カートリッジからトナーが補給される。現像剤カートリッジを交換した場合、濃度補正を適切に行うことが難しい。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、現像剤カートリッジを交換した場合に適切に濃度補正を行うことを目的とする。
本発明の一態様に係る画像形成装置は、像担持体を有し、像担持体に現像剤像を形成する画像形成部と、画像形成部に交換可能に取り付けられた現像剤カートリッジと、現像剤カートリッジから画像形成部に現像剤を供給する現像剤供給部と、像担持体に形成された現像剤像が転写される転写体と、転写体または像担持体に形成された現像剤像の濃度を検出する濃度検出部と、現像剤カートリッジの交換を検知する交換検知部と、制御部とを備える。制御部は、交換検知部によって現像剤カートリッジの交換が検知された場合、画像形成部内の現像剤を像担持体に移動させて廃棄したのち、現像剤供給部に画像形成部への現像剤の供給を行わせ、濃度検出部に濃度補正を行わせる。
本発明の一態様では、現像剤カートリッジが交換された場合に、画像形成部内の現像剤の廃棄を行ってから、画像形成部に現像剤を供給する。そのため、劣化した現像剤と新しい現像剤とが偏在することによる画像の濃度等のむらを低減し、画質の均一性を向上することができる。画質の均一性を向上した画像を用いることで、適切な濃度補正を行うことが可能になる。
実施の形態の画像形成装置の基本構成を示す図である。 実施の形態の画像形成部を示す断面図である。 実施の形態のトナー残量検出部を示す図(A)、トナー残量検出部の一部を示す図(B)およびトナー残量検出部の原理を示す図(C)である。 実施の形態の濃度センサの構成を示す図(A)および濃度センサによる検知動作を示す図(B),(C)である。 実施の形態の画像形成装置の制御系を示すブロック図である。 実施の形態の画像形成装置の印刷動作およびトナー廃棄動作を示すフローチャートである。 実施の形態のトナー廃棄パターンを示す図(A),(B)である。 実施の形態の濃度補正用パターンを示す図(A),(B)である。 実施の形態の濃度補正動作を示すフローチャートである。 実施の形態のトナー供給動作を示すフローチャートである。 実施の形態のトナーカートリッジ交換後のトナー供給動作およびトナー廃棄動作を示すタイミングチャートである。 実施の形態のトナーカートリッジ交換後のトナー供給動作およびトナー廃棄動作を示すフローチャートである。 実施の形態のトナーカートリッジ交換後のトナー供給動作およびトナー廃棄動作を示すフローチャートである。
<画像形成装置の構成>
実施の形態の画像形成装置について説明する。図1は、本実施の形態の画像形成装置1を示す図である。画像形成装置1は、電子写真法によって画像を形成するものであり、例えばカラープリンタである。
画像形成装置1は、媒体を搬送する媒体搬送部4と、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)およびシアン(C)のトナー像(現像剤像)を形成する画像形成部2K,2Y,2M,2Cと、トナー像を記録媒体Pに転写する転写ユニット3と、トナー像を記録媒体Pに定着する定着装置5とを有する。
画像形成装置1のこれらの構成要素は、筐体1Aに収容されている。筐体1Aの上部には、開閉可能なトップカバー1Bが設けられている。画像形成部2K,2Y,2M,2C、転写ユニット3および定着装置5は、いずれも筐体1Aに対して着脱可能である。
媒体搬送部4は、記録媒体Pを収容する媒体トレイ40と、媒体トレイ40の記録媒体Pを一枚ずつ搬送路に送り出すホッピングローラ41と、記録媒体Pのスキューを矯正しながら画像形成部2K,2Y,2M,2Cに向けて搬送するレジストローラ42と、定着装置5を通過した記録媒体Pを装置外に排出する排出ローラ43とを有する。
記録媒体Pは、例えば、印刷用紙、OHPシート、封筒、複写紙、特殊紙等である。ここでは、画像形成装置1は、A3サイズの記録媒体Pにも画像を形成できるように構成されている。そのため、画像形成装置1の各構成要素は、後述する感光体ドラム11の軸方向(すなわち主走査方向)に297mm以上の長さを有する。
画像形成部2K,2Y,2M,2Cは、記録媒体Pの搬送路に沿って上流側から下流側(ここでは右側から左側)に配列されている。画像形成部2K,2Y,2M,2Cは共通の構成を有するため、以下では「画像形成部2」として説明する。
図2は、画像形成部2の構成を示す断面図である。図2に示すように、画像形成部2は、像担持体としての感光体ドラム11と、帯電部材としての帯電ローラ12と、露光装置としてのプリントヘッド13と、現像剤担持体としての現像ローラ14と、供給部材としての供給ローラ15と、層規制部材としての規制ブレード16と、クリーニング部17と、除電光ユニット18とを有する。
感光体ドラム11は、アルミニウム等で形成された円筒状の導電性基体の表面に感光層(電荷発生層および電荷輸送層)を形成したものである。感光体ドラム11の軸部には、ドラム駆動モータ113(図5)からの回転を受けるギアが取り付けられている。感光体ドラム11は、回転軸C1を中心として図中矢印で示す方向に回転する。
帯電ローラ12は、ステンレス鋼等の金属で形成されたシャフトの表面に、導電性の弾性体層を形成したものである。帯電ローラ12は、感光体ドラム11の表面に当接するように配置され、感光体ドラム11の回転に追従して回転する。帯電ローラ12は、帯電電圧を印加され、感光体ドラム11の表面を一様に帯電させる。
プリントヘッド13は、感光体ドラム11の軸方向(上述した回転軸C1の方向)に配列された複数の発光素子と、各発光素子を駆動する駆動回路と、各発光素子の光を感光体ドラム11の表面に集光するレンズアレイとを有する。発光素子は、例えばLED(発光ダイオード)である。発光素子の配列方向は、主走査方向である。
プリントヘッド13は、発光素子からの出射光が感光体ドラム11の表面に結像する位置に配置されている。プリントヘッド13は、一様に帯電した感光体ドラム11の表面に光を照射し、静電潜像を形成する。
現像ローラ14は、ステンレス鋼等の金属で形成されたシャフトの表面に、ウレタンゴムあるいはシリコーンゴム等の導電性の弾性体層を形成したものである。現像ローラ14は、感光体ドラム11の表面に当接するように配置されている。
現像ローラ14は、そのシャフトの端部に、感光体ドラム11からの回転伝達を受けるギアを備え、感光体ドラム11と逆方向に回転する。現像ローラ14は、現像電圧を印加され、感光体ドラム11の表面に形成された静電潜像にトナーを付着させ、トナー像を形成する。
供給ローラ15は、ステンレス鋼等の金属で形成されたシャフトの表面に、シリコーン等の発泡性の弾性体層を形成したものである。供給ローラ15は、現像ローラ14の表面に当接するように配置されている。
供給ローラ15は、そのシャフトの端部に、現像ローラ14からの回転伝達を受けるギアを備え、現像ローラ14と同方向に回転する。供給ローラ15は、供給電圧を印加され、現像ローラ14にトナーを供給する。
規制ブレード16は、例えばステンレス鋼で形成され、現像ローラ14の軸方向に長い長尺状の薄板である。規制ブレード16の一端はホルダに固定され、他端は現像ローラ14の表面に押し当てられている。規制ブレード16は、現像ローラ14の表面に形成されるトナー層(現像剤層)の厚さを規制する。
クリーニング部17は、感光体ドラム11の表面に当接するように配置され、ゴム等で形成された弾性体ブレード17Aを有する。弾性体ブレード17Aは、転写後に感光体ドラム11の表面に残ったトナーを掻き取る。弾性体ブレード17Aの下方には、廃トナー搬送スパイラル17Bが設けられている。
廃トナー搬送スパイラル17Bは、弾性体ブレード17Aによって掻き取られた廃トナーを、感光体ドラム11の軸方向に搬送する。廃トナー搬送スパイラル17Bによって搬送された廃トナーは、図示しない廃トナー搬送路を経由して、トナーカートリッジ20(後述)の廃トナー収容部22に搬送される。
除電光ユニット18は、基板上に複数のLEDチップを配置したものであり、感光体ドラム11に対向配置されている。除電光ユニット18は、感光体ドラム11の表面を均一に露光することにより、感光体ドラム11の帯電電位をリセットする。
画像形成部2のうち、現像ローラ14と供給ローラ15と規制ブレード16とを含む部分を、トナー収容部10と称する。現像剤収容部としてのトナー収容部10には、現像に用いられるトナーが収容される。
画像形成部2には、現像剤カートリッジとしてのトナーカートリッジ20が、着脱可能(交換可能)に取り付けられる。トナーカートリッジ20は、未使用トナーを収容する未使用トナー収容部21と、廃トナーを収容する廃トナー収容部22とを有する。
トナーカートリッジ20の外面には、交換検知部としてのメモリタグ24が取り付けられている。メモリタグ24は、未使用トナー収容部21内の未使用トナーの量、および廃トナー収容部22内の廃トナーの量に関する情報を格納している。
未使用トナー収容部21の未使用トナーは、次に説明するトナー供給部25によって画像形成部2に供給される。廃トナー収容部22には、クリーニング部17から搬送されてきた廃トナーが、廃トナー搬送部23によって送り込まれる。
画像形成部2のトナー収容部10とトナーカートリッジ20との間には、現像剤供給部としてのトナー供給部25が設けられている。トナー供給部25は、トナー供給路27と、トナー供給路27の内部に設けられた供給スパイラル26とを有する。供給スパイラル26は、コイル形状を有し、トナー供給路27内で回転可能に設けられている。供給スパイラル26は、供給駆動部114(図5)によって回転し、トナー収容部10に向けてトナーを搬送する。
画像形成部2には、トナー収容部10内のトナー残量を検出するトナー残量検出部6が設けられている。図3(A)は、トナー残量検出部6の一例を示す模式図である。図3(A)に示すように、トナー残量検出部6は、トナー収容部10内に、回転軸C2を中心として回転可能なクランク形状の撹拌部材60を有する。
撹拌部材60の軸方向の一端は、図3(B)に拡大して示すように、ギア61の中心に挿通されている。ギア61は、現像ローラ14からの回転伝達により一方向に一定速度で回転する。ギア61には、撹拌部材60のクランク部に当接する当接部62が設けられている。撹拌部材60は、ギア61に対して相対的に回転自在であり、当接部62に付勢されて回転する。
撹拌部材60の軸方向の他端には、図3(A)に示すように、光反射部材63が取り付けられている。撹拌部材60の光反射部材63に対向するように、光電センサ65が配置されている。光電センサ65は、光を出射する発光部66と、反射光を受光する受光部67とを有する。
図3(C)は、撹拌部材60を光電センサ65側から見た図である。ギア61が回転すると、撹拌部材60が当接部62に付勢されて回転する。撹拌部材60が回転範囲の頂点P1を通過すると、当接部62から離れて、トナー収容部10内に堆積しているトナーに当接するまで自重で回転(落下)する。その後、回転する当接部62が撹拌部材60に追い付くと、撹拌部材60が当接部62と共に回転を再開する。
撹拌部材60が回転範囲の最下点P2に位置するときに、光電センサ65の発光部66から出た光が、光反射部材63で反射されて受光部67に入射する。トナー収容部10内のトナーの量が少ないほど、撹拌部材60が最下点P2で留まる位置が長くなるため、撹拌部材60の回転周期のうち、光電センサ65が反射光を検出している時間の割合が増加する。そのため、光電センサ65による反射光の検出時間から、トナー収容部10内のトナーTの残量を検出することができる。
図1に示すように、転写ユニット3は、転写体としての搬送ベルト31と、転写ローラ32と、搬送ベルト31を走行させるドライブローラ33と、搬送ベルト31に張力を付与して走行を安定させるアイドルローラ34と、搬送ベルト31上の残留トナーをクリーニングするベルトクリーニング装置35と、ベルトクリーニング装置35で回収された残留トナーを収容するベルト廃トナー収容部36とを備える。
搬送ベルト31は、ドライブローラ33とアイドルローラ34とに張架された無端状ベルトである。搬送ベルト31は、光沢のある表面を有し、当該表面に記録媒体Pを保持して搬送する。また、濃度調整等の際には、搬送ベルト31の表面に、感光体ドラム11からトナー像が転写される。搬送ベルト31は、後述する濃度センサ7の赤外LED71の発光電流の調整用の基準反射物として用いられる。
転写ローラ32は、搬送ベルト31を介して感光体ドラム11に対向するように配置される。転写ローラ32は、例えば金属製のシャフトの表面に、導電性の発泡性弾性体層を形成したものである。転写ローラ32は、転写電圧を付与され、感光体ドラム11のトナー像を搬送ベルト31上の記録媒体P、または搬送ベルト31に転写する。
転写ユニット3の近傍には、濃度検出部としての濃度センサ7が配置されている。濃度センサ7は、搬送ベルト31の主走査方向の中央部に対向するように配置されている。図4(A)は、濃度センサ7を示す模式図である。濃度センサ7は、発光部としての赤外LED71と、鏡面反射光受光部としての鏡面反射光受光用フォトトランジスタ72と、拡散反射光受光部としての拡散反射光受光用フォトトランジスタ73とを備える。
赤外LED71は、赤外線を出射する。鏡面反射光受光用フォトトランジスタ72は、ブラックの濃度検出に用いられる。拡散反射光受光用フォトトランジスタ73は、イエロー、マゼンタ、シアンの濃度検出に用いられる。
図4(B)は、鏡面反射光受光用フォトトランジスタ72の検出動作を示す模式図である。鏡面反射光受光用フォトトランジスタ72は、赤外LED71から出射され、搬送ベルト31の表面にブラックのトナーで形成された濃度検出用パターン74Kを経て搬送ベルト31で鏡面反射した光を受光し、受光量に応じた電圧を出力する。
濃度検出用パターン74Kのブラックの濃度が濃ければ(すなわちブラックトナーの量が多ければ)、鏡面反射光受光用フォトトランジスタ72の受光光量が少なくなり、従って出力電圧は低くなる。
図4(C)は、拡散反射光受光用フォトトランジスタ73の検出動作を示す模式図である。拡散反射光受光用フォトトランジスタ73は、赤外LED71から出射され、搬送ベルト31の表面にイエロー、マゼンタまたはシアンのトナーで形成された濃度検出用パターン74YMCで拡散反射した光を受光し、受光量に応じた電圧を出力する。
濃度検出用パターン74YMCのイエロー、マゼンタまたはシアンの濃度が濃ければ(すなわちイエロートナー、マゼンタトナーまたはシアントナーの量が多ければ)、拡散反射光受光用フォトトランジスタ73の受光光量が多くなり、従って出力電圧が高くなる。
濃度センサ7と搬送ベルト31との間には、カバー75(図1)が設置されている。カバー75は、濃度センサ7をトナーまたは紙粉で汚れないように濃度センサ7を覆っており、濃度補正時には図示せぬ駆動機構によって開放される。カバー75は、濃度センサ7の赤外LED71の発光電流の調整用の基準反射物として用いられるため、予め決められた拡散反射特性を有する。
定着装置5は、ヒートローラ51と加圧ローラ52を有する。ヒートローラ51は、素管の内部にヒータ53(図5)を備える。ヒータ53は、例えばハロゲンランプである。加圧ローラ52は、ヒートローラ51との間で定着ニップを形成する。ヒートローラ51および加圧ローラ52は、記録媒体P上に転写されたトナーを加圧、加熱して記録媒体Pに定着させる。
また、画像形成装置1は、液晶等の表示画面またはスピーカ等を備えた報知部9を備える。報知部9は、画面表示または音声(警告音等)を用いて、使用者に画像形成装置1の状態に関する各種情報を報知する。
<制御系>
図5は、画像形成装置1の画像形成動作(印刷動作)に関する制御系を示すブロック図である。画像形成装置1は、制御部としての印刷制御部100と、インタフェース制御部101と、駆動制御部102と、プロセス制御部103と、定着制御部104と、ヘッド制御部105と、リードライト部106とを有する。
画像形成装置1は、また、発光回数計数部150と、ドラム回転距離計数部151と、カウント算出部152と、記憶部153と、濃度補正制御部140と、補正パラメータ格納部141とを有する。
印刷制御部100は、CPU、並びにROMおよびRAM等の記憶部を備え、画像形成装置1の画像形成動作全体を制御する。印刷制御部100は、また、所定の濃度補正処理実行条件(例えば、電源投入時、所定枚数の印刷完了時)に基づいて濃度補正処理の要否を判断し、濃度補正処理を行う。
インタフェース制御部101は、パーソナルコンピュータ等の上位装置からドライバを介して各種信号、画像データ、および装置設定等の情報を受け取り、印刷制御部100に送信する。インタフェース制御部101は、また、印刷制御部100の指示に基づき、画像形成装置1の各種状態に関する情報を報知部9に送信する。
駆動制御部102は、印刷制御部100により生成される印刷タイミングに従い、搬送駆動モータ110、定着駆動モータ111、ベルト駆動モータ112、ドラム駆動モータ113、および供給駆動部(供給駆動モータ)114に、それぞれ駆動信号を送信する。
搬送駆動モータ110は、媒体搬送ローラ120を回転駆動する。媒体搬送ローラ120とは、媒体搬送部4の各ローラ(ホッピングローラ41、レジストローラ42および排出ローラ43)の総称である。
定着駆動モータ111は、定着装置5のヒートローラ51を回転駆動する。ベルト駆動モータ112は、ドライブローラ33を回転駆動する。ドラム駆動モータ113は、感光体ドラム11を回転駆動する。供給駆動部114は、トナー供給部25の供給スパイラル26を回転駆動する。
ドラム回転距離計数部151は、駆動制御部102から感光体ドラム11の回転距離(ドラムカウントE)を取得し、印刷制御部100に送信する。
定着制御部104は、定着装置5に設けられた温度検知部(例えばサーミスタ)の検出温度に基づき、ヒートローラ51に内蔵されたヒータ53を通電制御する。
リードライト部106は、トナーカートリッジ20のメモリタグ24からの情報の読み出しおよびメモリタグ24への情報の書き込みを行う。メモリタグ24は、未使用トナー収容部21内の未使用トナーの量、および廃トナー収容部22内の廃トナーの量に関する情報を格納している。
印刷制御部100は、メモリタグ24の情報を読み取ることにより、トナーカートリッジ20が非エンプティ品(例えば新品)に交換されたことを検知することができる。また、印刷制御部100は、トナー残量検出部6からのトナー残量情報に基づき、メモリタグ24の情報を書き換えることができる。
プロセス制御部103は、各画像形成部2の帯電電圧制御部130、現像電圧制御部131、規制電圧制御部132および供給電圧制御部133に、印加電圧値と印加タイミングに関する信号を送信する。
帯電電圧制御部130は、帯電ローラ12に帯電電圧を印加する。現像電圧制御部131は、現像ローラ14に現像電圧を印加する。規制電圧制御部132は、規制ブレード16に規制電圧を印加する。供給電圧制御部133は、供給ローラ15に供給電圧を印加する。それぞれの電圧印加は、プロセス制御部103の指示による印加タイミングで行われる。
ヘッド制御部105は、印刷制御部100で処理された画像データ、およびプロセス制御部103で決定された制御条件に基づき、プリントヘッド13の各LED素子の発光タイミングおよび発光光量等の発光動作を制御する。
発光回数計数部150は、ヘッド制御部105から、プリントヘッド13の各LED素子の発光回数であるドットカウントFを取得する。
濃度補正制御部140は、濃度センサ7による検出濃度に基づいて、現像電圧およびプリントヘッド13の発光量(駆動時間)の適正値を算出する。濃度補正制御部140は、また、濃度センサ7の赤外LED71の発光電流の調整等も行う。
補正パラメータ格納部141は、濃度補正に使用される、予め実験的に求められたパラメータを格納している。格納されているパラメータは、例えば、画像濃度と濃度センサ7の出力電圧値との相関関係、現像電圧を1V変更した場合の印刷デューティ100%に対応する画像濃度の変化量、およびプリントヘッド13の発光時間を1μs変更した場合の印刷デューティ50%に対応する画像濃度の変化量に関する数値である。
カウント算出部152は、ドラムカウントEとドットカウントFとから、累計廃棄ドットカウントIを計算する。累計廃棄ドットカウントIは、トナー廃棄動作を実行するか否かが判断される際に用いられる。
累計廃棄ドットカウントIは、1ジョブの印刷が行われるたびに生じる今回廃棄ドットカウントIpを、現在の累計廃棄ドットカウントIに加算することにより更新される。累計廃棄ドットカウントIの更新は、1ジョブの印刷動作の他、トナー廃棄動作、濃度補正動作が行われる際にも更新されるが、これについては後述する。
なお、ドラムカウントE、ドットカウントF、累計廃棄ドットカウントIおよび今回廃棄ドットカウントIpは、感光体ドラム11の回転距離およびプリントヘッド13の発光回数から算出されるが、これらの値に何らかの係数を乗算した値を用いても良い。
本実施の形態では、媒体トレイ40に収容されたA4サイズの記録媒体Pを横送りで1枚のみ印刷する際の、感光体ドラム11の回転距離(回転量)に相当するドラムカウントEを、1ドラムカウントとする。
また、本実施の形態では、A4サイズの記録媒体Pの余白を除く領域全体に1200dpiの解像度で画像を形成する場合に、プリントヘッド13の全LEDを発光させた際のドットカウントFを、32025カウントとする。
カウント算出部152は、さらに、ドラムカウントEとドットカウントFとを用いて、ドラムカウントあたりの印刷デューティHを計算する。印刷デューティとは、ある領域に形成可能な全ドットの個数に対する、実際に形成したドットの個数の割合である。印刷デューティは、印字率とも称する。本実施の形態では、A4サイズの記録媒体の余白を除く領域における印刷デューティに対応するドットカウントFは、以下の表1のように設定されている。
Figure 2022113953000002
本実施の形態では、A4サイズの記録媒体Pを1枚のみ印刷した際のドラムカウントを1としているため、印刷デューティHが100%のときのドットカウントF100は、以下の式(1)で表される。
F100=32025[カウント] ...(1)
記憶部153は、ドラムカウントE、ドットカウントF、累計廃棄ドットカウントI等の各種カウント値を格納する。記憶部153は、トナー廃棄動作の実施基準となる印刷デューティである基準印刷デューティH0を格納している。基準印刷デューティH0は、今回廃棄ドットカウントIpを計算する際の閾値として用いられる。本実施の形態では、H0=5%に設定されている。
<画像形成装置の印刷動作およびトナー廃棄動作>
図6は、画像形成装置1の印刷動作およびトナー廃棄動作を示すフローチャートである。印刷制御部100は、ステップS201においてパーソナルコンピュータ等の上位装置からインタフェース制御部101を介して印刷命令を受け取る。次のステップS202において、印刷制御部100は、印刷開始前の累計廃棄ドットカウントI0とドラムカウントE0とドットカウントF0とを記憶部153に記憶する。
すなわち、印刷制御部100は、前回の印刷ジョブ(またはトナー廃棄動作若しくは濃度補正動作)の終了時に記憶部153に記憶された累計廃棄ドットカウントI、ドラムカウントEおよびドットカウントF(後述)を読み出して、累計廃棄ドットカウントI0、ドラムカウントE0およびドットカウントF0として記憶する。
次のステップS203において、印刷制御部100は、印刷動作を実行する。印刷動作では、印刷制御部100が生成したタイミングおよび印刷速度の情報を、駆動制御部102に送信する。駆動制御部102は、受信したタイミングおよび印刷速度の情報に基づき、搬送駆動モータ110、定着駆動モータ111、ベルト駆動モータ112およびドラム駆動モータ113を、それぞれ所定のタイミングおよび所定の速度で回転させる。
駆動モータ110,111,112,113からの回転伝達により、媒体搬送ローラ120、ヒートローラ51、ドライブローラ33および感光体ドラム11が回転する。これにより、媒体トレイ40から記録媒体Pが1枚ずつ送り出され、搬送路に沿って搬送される。
また、プロセス制御部103は、帯電電圧制御部130、現像電圧制御部131、規制電圧制御部132および供給電圧制御部133に、それぞれの印加電圧および印加タイミングの情報を送信する。電圧制御部130,131,132,133は、帯電ローラ12、現像ローラ14、規制ブレード16および供給ローラ15に、帯電電圧、現像電圧、規制電圧および供給電圧をそれぞれのタイミングで印加する。
印刷制御部100が上位装置から受け取った画像データは、印刷制御部100およびプロセス制御部103で処理され、ヘッド制御部105に送信される。ヘッド制御部105は、受信した画像データに基づいてプリントヘッド13を点灯させ、感光体ドラム11の表面を露光する。
画像形成部2では、トナーTが、供給ローラ15と現像ローラ14との当接部、および規制ブレード16と現像ローラ14との当接部において、負極に摩擦帯電している。摩擦帯電したトナーTは、現像ローラ14と供給ローラ15との間、および現像ローラ14と規制ブレード16との間に形成される電場により、現像ローラ14の表面に付着する。現像ローラ14の表面に付着したトナーは、規制ブレード16によって厚さが規制され、均一な厚さのトナー薄層となる。
また、画像形成部2では、帯電電圧が印加された帯電ローラ12が、感光体ドラム11の表面(外周面)を一様に帯電させる。帯電した感光体ドラム11の表面は、プリントヘッド13により画像パターンに応じて選択的に露光される。感光体ドラム11の表面の露光箇所は電位が低下し、これにより静電潜像が形成される。
感光体ドラム11の表面に形成された静電潜像が現像ローラ14に対向すると、両者の間に形成される電場により、トナーTが静電潜像に付着し、トナー像を形成する。
感光体ドラム11の回転により、トナー像は感光体ドラム11と搬送ベルト31との当接部(転写部)に移動する。感光体ドラム11の表面のトナー像と搬送ベルト31上の記録媒体Pとは同一タイミングで転写部に到達し、このタイミングで転写ローラ32に正極の転写電圧が印加される。これにより、転写ローラ32と感光体ドラム11との間に電場が形成され、感光体ドラム11上のトナー像が記録媒体Pに転写される。
転写後に感光体ドラム11の表面に残った少量のトナーTは、クリーニング部17の弾性体ブレード17Aによって除去される。除去されたトナー(すなわち廃トナー)は、廃トナー搬送スパイラル17Bおよび図示しない搬送部材によってトナーカートリッジ20に搬送され、廃トナー搬送部23を介して廃トナー収容部22に収容される。
クリーニング部17で廃トナーが除去されたのち、感光体ドラム11の表面は除電光ユニット18によって一様に露光され、感光体ドラム11の表面電位がリセットされる。
トナー像が転写された記録媒体Pは、搬送ベルト31によって定着装置5に搬送される。定着装置5では、ヒートローラ51と加圧ローラ52とによりトナー像に熱と圧力が加えられ、トナー像が記録媒体P上に定着する。トナー像が定着した記録媒体Pは、排出ローラ43によって装置外に排出され、印刷動作が終了する。
負帯電性トナーを用い、常温常湿環境で画像形成を行う場合には、例えば、帯電電圧Vcを-1000Vとし、現像電圧Vdを-200Vとし、供給電圧Vsおよび規制ブレード電圧Vbを共に-350Vとする。この場合、帯電ローラ12を通過した直後の感光体ドラム11の表面電位Voは-600Vであり、プリントヘッド13により露光された箇所の表面電位Vlは-50V程度となる。なお、正帯電性のトナーを用いる場合には、上述した各印加電圧は逆極性となる。
印刷制御部100は、ステップS204において、印刷ジョブが残っているが否かを判断し、印刷ジョブが残っている場合にはステップS203の印刷動作を継続する。印刷ジョブが残っていない場合には、画像形成装置1は、ステップS205に進み、トナー廃棄動作を実行する。
上記の通り、トナーは、現像ローラ14と供給ローラ15との間、および現像ローラ14と規制ブレード16との間での摩擦し、並びにトナー同士の摩擦によって帯電する。トナーが繰り返し摩擦を受けると、圧力およびせん断力によりダメージを受け、その結果、外添剤の脱離あるいは埋没によってトナーが正常に帯電しなくなり、あるいはトナーの凝集が生じる。このように摩擦によるダメージによって特性が変化したトナーを、劣化トナーと称する。
画像形成部2の内部に劣化トナーがある程度まで蓄積すると、画像濃度の変化、ドット表現性の低下等の画質劣化が生じる。劣化トナーの蓄積がさらに進むと、かぶり、汚れ、かすれ等の画像不良が生じる。
印刷デューティが極端に低い画像の印刷を繰り返した場合には、現像に使われずに繰り返し摩擦を受けるトナーが増加するため、劣化トナーの蓄積が特に進行する。印刷デューティが極端に低い画像とは、例えば、文字のみの文書等である。
そこで、画像形成装置1は、画質劣化を防止するために、劣化トナーの蓄積程度に応じたトナーの廃棄動作(ステップS205~S217)を行う。
まず、ステップS205において、カウント算出部152が、印刷動作(ステップS203)の終了時点のドラムカウントE1およびドットカウントF1を算出する。算出したドラムカウントE1およびドットカウントF1は、ステップS206において、記憶部153に記憶される。
次のステップS207において、カウント算出部152は、記憶部153から、印刷動作の開始時点のドラムカウントE0およびドットカウントF0(ステップS202で記憶したもの)と、終了時点のドラムカウントE1およびドットカウントF1(ステップS206で記憶したもの)と、基準印刷デューティH0とを読み出し、これらに基づき今回印刷デューティHおよび今回廃棄ドットカウントIpを計算する。
今回印刷デューティHは、ステップS203の印刷動作のドラムカウントあたりの印刷デューティで表される。今回廃棄ドットカウントIpは、今回印刷デューティHと基準印刷デューティH0との差分(H0-H)に相当するドットカウントで表される。
より具体的には、今回印刷デューティHおよび今回廃棄ドットカウントIpは、以下の式(2)および式(3)で表される。
H=(F1-F0)÷(E1-E0)÷F100 …(2)
Ip=(H0-H)×F100 …(3)
式(3)から、H0=Hの場合にはIp=0となり、H0>Hの場合にはIp>0となり、H0<Hの場合にはIp<0となる。これは、Ip>0の場合には劣化トナーが増加し、Ip<0の場合には劣化トナーが減少していることを表す。
カウント算出部152は、次のステップS208において、記憶部153に記憶されているI0に、ステップS207で算出した今回廃棄ドットカウントIpを加算し、得られた値を累計廃棄ドットカウントI(=I0+Ip)とする。カウント算出部152は、続くステップS209において、累計廃棄ドットカウントIを記憶部153に記憶する。
なお、累計廃棄ドットカウントIの値の範囲は、以下のように設定される。
-512 ≦ I ≦ +511 …(4)
そのため、カウント算出部152は、I<-512の場合にはI=-512とし、+511<Iの場合にはI=+511とするように、Iの値を丸め込んで記憶部153に記憶する。
累計廃棄ドットカウントIの値が0より大きい場合には(I>0)、印刷デューティの低い印刷が行われた結果、画像形成部2内に劣化トナーが多く蓄積しているため、トナー廃棄が必要となる可能性がある。
これに対し、累計廃棄ドットカウントIの値が0より小さい場合には(I<0)、印刷デューティの高い印刷が行われた結果、画像形成部2内の劣化トナーの蓄積が少なく、トナー廃棄は不要である。
なお、累計廃棄ドットカウントIの値が負で絶対値が大きい場合は、まだ帯電されていない未使用トナーが蓄積されているとも考えられる。そのため、累計廃棄ドットカウントIの値が0に近いほど、画像形成部2内のトナー帯電の状態が安定していると考えることができる。
印刷制御部100は、ステップS205~S209の処理を画像形成部2K,2Y,2M,2Cの全てについて実行したのち、ステップS210において、累計廃棄ドットカウントIが第1の閾値Iaより大きい画像形成部2の有無を判断する。
第1の閾値Iaは、本実施の形態ではIa=0と設定している。但し、第1の閾値Iaは、以下の式(5)で表される範囲で適宜変更してもよい。
0≦Ia≦+511 …(5)
いずれかの画像形成部2において累計廃棄ドットカウントIが第1の閾値Iaよりも大きい(I>Ia)場合には、ステップS211でトナー廃棄動作の開始時点の累計廃棄ドットカウントI0とドラムカウントE0とドットカウントF0とを記憶部153に記憶したのち、ステップS212に進む。ステップS211の処理は、ステップS202と同様である。
ステップS212では、印刷制御部100は、累計廃棄ドットカウントIが第1の閾値Iaよりも大きい画像形成部2において、トナーを感光体ドラム11に移動して廃棄する、すなわちトナー廃棄動作を行う。このときに廃棄するトナー量に対応するドットカウントを、廃棄実行ドットカウントIwと称する。
本実施の形態では、廃棄実行ドットカウントIwの値は、累計廃棄ドットカウントIと同じ値(Iw=I)に設定している。なお、廃棄実行ドットカウントIwの値は、印刷停止期間の短縮あるいは他の動作との兼ね合いを考慮し、適宜変更しても良い。
図7(A),(B)は、ステップS212のトナー廃棄動作で形成されるトナー像(すなわちトナー廃棄パターン)の例を示す図である。トナー廃棄パターンWは、感光体ドラム11の表面に、主走査方向の両端を除く全域に亘って印刷デューティ50%で形成され、搬送ベルト31に転写される。搬送ベルト31に転写されたトナー廃棄パターンWは、ベルトクリーニング装置35で回収されて、ベルト廃トナー収容部36に収容される。
図7(A)に示すように、トナー廃棄量が少ない場合には、ドラムカウントが少なく、トナー廃棄パターンWの画像移動方向の長さLが短い。図7(B)に示すように、トナー廃棄量が多い場合には、ドラムカウントが多く、トナー廃棄パターンWの画像移動方向の長さLが長い。
なお、トナー廃棄パターンの印刷デューティHは50%に限らず、基準印刷デューティH0よりも大きければ(H>H0)、適宜変更可能である。トナー廃棄パターンの形成位置も、適宜変更可能である。
ここでは、感光体ドラム11に形成したトナー廃棄パターンを、搬送ベルト31に転写してベルト廃トナー収容部36に収容するが、他の廃棄方法も可能である。例えば、感光体ドラム11に形成したトナー廃棄パターンを、搬送ベルト31には転写せずに、クリーニング部17で回収してトナーカートリッジ20の廃トナー収容部22に収容してもよい。また、廃トナー収容部22とベルト廃トナー収容部36とに分けて収容してもよい。
ステップS212のトナー廃棄動作中、トナー廃棄動作を実行した画像形成部2では、プリントヘッド13を発光させてトナー廃棄パターンを形成するため、ドットカウントFが増加する。トナー廃棄動作を実行しない画像形成部2では、プリントヘッド13を発光させないため、ドットカウントFは変化しない。また、全ての画像形成部2で感光体ドラム11が回転するため、全ての画像形成部2においてドラムカウントEが増加する。
トナー廃棄動作を実行した画像形成部2では、上記の通りH>H0であるため、式(3)から今回廃棄ドットカウントIpが0より小となり、従って累計廃棄ドットカウントIが減少する。一方、トナー廃棄動作を実行していない画像形成部2では、ドットカウントの変化(F1-F0)が0であるため、式(2)からH=0となり、式(3)から今回廃棄ドットカウントIpが0より大となり、従って累計廃棄ドットカウントIは増加する。
トナー廃棄動作が終了すると、続くステップS213,S214において、カウント算出部152がトナー廃棄動作の終了時点のドラムカウントE1およびドットカウントF1を算出し、記憶部153に記憶する。
次のステップS215において、カウント算出部152は、記憶部153から、トナー廃棄動作の開始時点のドラムカウントE0およびドットカウントF0と、終了時点のドラムカウントE1およびドットカウントF1と、基準印刷デューティH0とを読み出し、今回印刷デューティHおよび今回廃棄ドットカウントIpを計算する。
次のステップS216,S217において、カウント算出部152は、記憶部153に記憶されているI0に、ステップS215で算出した今回廃棄ドットカウントIpを加算し、得られた値を累計廃棄ドットカウントI(=I0+Ip)とし、記憶部153に記憶する。ステップS211,213~S217の処理は、上述したステップS202,205~S209と同様である。これにより、印刷動作およびトナー廃棄動作が終了する。
なお、上記のステップS210において、全ての画像形成部2で累計廃棄ドットカウントIが第1の閾値Ia以下(I≦Ia)であった場合には、トナー廃棄動作は行わずに、動作を終了する。
<濃度補正動作>
上記の印刷動作において、画像形成装置1で形成される画像の濃度は、画像形成装置1の使用状態によって変動する。画像濃度の変動要因には、トナーの経時変化、または、環境変動に起因する現像特性若しくは転写特性の変化等がある。これらの変動要因の存在を考慮し、画像濃度の変動を抑えて画質を維持するために、画像濃度を調整する補正動作を行う。
図8(A),(B)は、濃度補正に用いる濃度検出用パターンを示す模式図である。ここでは、感光体ドラム11に形成し、搬送ベルト31に転写した濃度検出用パターン81,82を用いて濃度検出を行い、検出された濃度に基づいて濃度補正を行う。
濃度検出用パターン(第1濃度検出パターン)81は、画像移動方向の下流側から順に、ブラックK、イエローY、マゼンタM、シアンCのパターンが順に配列されている。各パターンの印刷デューティは、100%である。画像移動方向とは、搬送ベルト31の移動方向であり、感光体ドラム11の回転方向である。
濃度検出用パターン(第2濃度検出パターン)82は、濃度検出用パターン81と同様に配列されたブラックK、イエローY、マゼンタM、シアンCのパターンを有し、各パターンの印刷デューティは50%である。
濃度検出用パターン81,82は、感光体ドラム11の幅方向の中央部に形成され、搬送ベルト31の幅方向中央部に転写される。言い換えると、濃度検出用パターン81,82は、主走査方向において濃度センサ7に対応する位置に形成される。なお、濃度検出用パターンは、図8(A),(B)に示した例に限らず、色の並び順および印刷デューティは適宜変更することができる。
図9は、濃度補正動作を示すフローチャートである。印刷制御部100は、ステップS301において、濃度補正を実行する条件(濃度補正実行条件)が満足されるか否かを判断する。濃度補正を実行する条件は、例えば、画像形成装置1の電源が入れられた直後である、あるいは、前回の補正実行時からの印刷枚数が所定枚数(例えば500枚)に達した等である。
濃度補正実行条件が満足されると判断した場合、ステップS301において、印刷制御部100が、濃度補正動作の開始時点で記憶部153に記憶されている各画像形成部2についての累計廃棄ドットカウントI、ドラムカウントEおよびドットカウントFを読み出し、累計廃棄ドットカウントI0、ドラムカウントE0およびドットカウントF0として記憶する。この処理は、ステップS202(図6)と同様である。
次のステップS303では、濃度補正制御部140が濃度センサ7のキャリブレーションを行う。濃度センサ7のキャリブレーションでは、赤外LED71を発光させ、搬送ベルト31からの鏡面反射光を受光した鏡面反射光受光用フォトトランジスタ72の出力電圧が設定範囲内となり、さらに、カバー75からの拡散反射光を受光した拡散反射光受光用フォトトランジスタ73の出力電圧が設定範囲内となるように、赤外LED71の発光電流を調整する。
次のステップS304において、印刷制御部100およびプロセス制御部103は、濃度検出用パターン81(印刷デューティ100%)を感光体ドラム11の表面に形成し、搬送ベルト31に転写する。さらに、印刷制御部100は搬送ベルト31を走行させ、濃度検出用パターン81のK,Y,M,Cの各パターンの中央部を濃度センサ7に順に対向させる。そして、鏡面反射光受光用フォトトランジスタ72と拡散反射光受光用フォトトランジスタ73の出力電圧を読み取る。
濃度補正制御部140は、読み取るパターンの色に応じて、ステップS303で決定した発光電流で赤外LED71を発光させ、濃度検出用パターン81に赤外光を照射する。鏡面反射光受光用フォトトランジスタ72および拡散反射光受光用フォトトランジスタ73は、受光エネルギーに比例した電圧を出力し、この出力電圧は濃度補正制御部140に読み取られる。
濃度補正制御部140は、ブラックの濃度検出時には、鏡面反射光受光用フォトトランジスタ72の出力電圧を読み取る。濃度補正制御部140は、イエロー、マゼンタ、シアンの濃度検出時には、拡散反射光受光用フォトトランジスタ73の出力電圧を読み取る。
濃度補正制御部140は、ステップS304の検出結果に基づき、次のステップS305で現像電圧を補正する。具体的には、ステップS304で読み取った出力電圧と、濃度検出用パターン81の形成時に印加した現像電圧とから、補正パラメータ格納部141に格納されたパラメータを用いて、印刷デューティ100%の画像形成に必要な現像電圧を決定する。これ以降の画像形成では、ステップS305で決定した現像電圧を用いる。
次のステップS306において、印刷制御部100およびプロセス制御部103は、濃度検出用パターン82(印刷デューティ50%)を感光体ドラム11の表面に形成し、搬送ベルト31に転写する。さらに、印刷制御部100は搬送ベルト31を走行させ、濃度検出用パターン82のK,Y,M,Cの各パターンの中央部を濃度センサ7に順に対向させる。そして、鏡面反射光受光用フォトトランジスタ72と拡散反射光受光用フォトトランジスタ73の出力電圧を読み取る。
濃度補正制御部140は、ステップS306の検出結果に基づき、次のステップS307でヘッド駆動時間を補正する。具体的には、ステップS306で読み取った出力電圧と、濃度検出用パターン82の形成時のプリントヘッド13の駆動時間(LED発光時間)とから、補正パラメータ格納部141に格納されたパラメータを用いて、印刷デューティ50%の画像形成に必要なプリントヘッド13の駆動時間を決定する。これ以降の画像形成では、ステップS307で決定したプリントヘッド13の駆動時間(ヘッド駆動時間)を用いる。
次のステップS308では、カウント算出部152が、濃度補正動作の終了時点のドラムカウントE1およびドットカウントF1を算出し、さらに累計廃棄ドットカウントIを算出し、記憶部153に記憶する。累計廃棄ドットカウントIの算出方法は、図6のステップS205~S209で説明した通りである。
なお、印刷制御部100は、ステップS301において濃度補正実行条件が満足されていないと判断した場合には、ステップS302~S308の処理を行わずに濃度補正動作を終了する。
ここでは、濃度センサ7により、搬送ベルト31に転写された濃度検出用パターン81,82の濃度を検出しているが、感光体ドラム11の表面に形成された濃度検出用パターン81,82の濃度を検出してもよい。この場合には、画像形成部2K,2Y,2M,2Cの感光体ドラム11のそれぞれに対向するように、濃度センサ7を配置する。
<トナー供給動作>
上述した印刷動作、トナー廃棄動作および濃度補正動作では、画像形成部2内のトナー(より具体的には、画像形成部2のトナー収容部10内のトナー)が消費される。画像形成部2内のトナー残量が一定量を下回ると、供給ローラ15から現像ローラ14にトナーを十分に供給できなくなり、画像濃度が低下し、印刷画像がかすれる可能性がある。
そのため、トナー残量検出部6によって画像形成部2内のトナー残量が十分か否かを判断し、トナー残量が不十分な場合には、トナー供給部25によって未使用トナー収容部21から画像形成部2にトナーを供給する。
以下では、説明の便宜上、画像形成部2のトナー収容部10内のトナーを、画像形成部2内のトナーと説明する。また、画像形成部2のトナー収容部10へのトナー供給動作を、画像形成部2へのトナー供給動作と説明する。
図10は、トナー供給動作を示すフローチャートである。まず、印刷制御部100は、ステップS401において、トナー供給対象の画像形成部2が既にトナーロー状態またはトナーエンプティ状態であるか否かを判断する。この判断は、記憶部153に記憶された、画像形成部2のトナーローおよびトナーエンプティに関する情報に基づいて行う。
トナーエンプティ状態とは、画像形成部2内のトナー残量が、画像形成できないレベルまで減少した状態を言う。トナーロー状態とは、画像形成部2内のトナー残量は減少しているが、画像形成は可能なレベルにある(すなわち、トナーエンプティ状態には達していない)状態を言う。
ステップS401で画像形成部2がトナーロー状態またはトナーエンプティ状態であった場合には、印刷制御部100は、トナー供給動作は行わずに動作フローを終了する。画像形成部2がトナーロー状態およびトナーエンプティ状態のいずれでもない場合には、印刷制御部100は、ステップS402に進み、トナー残量検出部6の検出信号に基づき、画像形成部2内のトナー残量が閾値未満か否かを判断する。
ステップS402でトナー残量が閾値以上であった場合には、印刷制御部100は、トナー供給動作を行わずに動作フローを終了する。一方、トナー残量が閾値未満であった場合には、印刷制御部100は、ステップS403に進み、画像形成部2へのトナー供給動作を行う。
具体的には、駆動制御部102が供給駆動部114を駆動し、トナー供給部25の供給スパイラル26を回転させる。これにより、トナーカートリッジ20の未使用トナー収容部21からトナー供給部25に落下したトナーを、供給スパイラル26によって画像形成部2に供給する。
印刷制御部100は、トナー供給動作中も、トナー残量検出部6により、画像形成部2内のトナー残量を検出している(ステップS404)。トナー残量検出部6により検出されたトナー残量が閾値以上である場合には、印刷制御部100は、ステップS405において画像形成部2をトナーフル状態と判断し、ステップS409においてトナー供給動作を終了する。トナーフル状態とは、画像形成部2内に十分な量のトナーが収容されている状態である。
一方、トナー残量検出部6により検出されたトナー残量が閾値未満である場合には、印刷制御部100は、ステップS406において、トナー供給動作の開始から所定の時間(例えば1分)が経過したか否かを判断する。
所定時間が経過していないと判断した場合には、印刷制御部100は、ステップS404に戻り、トナー供給動作を継続する。一方、所定時間が経過した場合(すなわち、トナー残量検出部6がトナーフル状態を検出しない状態が所定の時間継続した場合)には、トナーカートリッジ20の未使用トナー収容部21内のトナーが使い切られていると考えられるため、印刷制御部100は、ステップS407において、画像形成部2をトナーロー状態と判断する。
印刷制御部100は、上記の通りステップS407でトナーロー状態と判断したのち、ステップS408において、トナーカートリッジ20のメモリタグ24に、トナーカートリッジ20の未使用トナー収容部21内の未使用トナーが空(エンプティ)ことを示す情報を書き込み、ステップ409においてトナー供給動作を終了する。
印刷制御部100は、ステップS407でトナーロー状態と判断した画像形成部2について、インタフェース制御部101を介して報知部9に、トナー残量が少なくなってきた旨を報知させる。また、印刷制御部100は、当該画像形成部2がトナーロー状態であることを示す情報を、記憶部153に記憶する。
なお、トナーロー状態と判断された画像形成部2で、所定のドットカウント分の印刷(図6に示したステップS203)を行うと、印刷制御部100は、画像形成部2内のトナー残量が画像形成できないレベルまで減少した状態、すなわちトナーエンプティ状態と判断する。
本実施の形態では、印刷制御部100は、トナーロー状態と判断された時点から、500枚のA4サイズの記録媒体の片面に印刷デューティ5%で印刷を行った場合に相当するドットカウントの印刷を行った時点で、トナーエンプティ状態と判断する。
印刷制御部100は、トナーエンプティ状態となった画像形成部2について、インタフェース制御部101を介し報知部9に、トナーカートリッジ20を非エンプティ品に交換するよう促す旨のメッセージを報知させるとともに、印刷動作を停止する。また、印刷制御部100は、当該画像形成部2がトナーエンプティ状態であることを示す情報を、記憶部153に記憶する。
<トナーカートリッジ交換後のトナー供給動作およびトナー廃棄動作>
次に、トナーカートリッジ20の交換後のトナー供給動作およびトナー廃棄動作について、図11~13を参照して説明する。図11は、トナーカートリッジ20の交換後のトナー供給動作およびトナー廃棄動作を説明するためのタイミングチャートである。
画像形成部2が印刷デューティの低い画像を連続印刷し、トナーロー状態またはトナーエンプティ状態に達した場合には、上記の通り、画像形成部2内には劣化トナーが多く含まれた状態にある。この状態でトナーカートリッジ20を交換して画像形成部2に未使用トナーを供給すると、劣化トナーと未使用トナーとが十分に混合されず、劣化トナー量が多い領域と未使用トナー量が多い領域とが生じる。
劣化トナーと未使用トナーとは、帯電性および流動性が異なる。そのため、これらのトナーが画像形成部2内に偏在すると、画像内の濃度むらあるいは微細ドット形状のむらが生じ、画質の均一性が損なわれる。
このような画質が不均一な濃度検出用パターンを用いて濃度補正を行うと、むら部分の濃度を濃度センサ7が読み取る可能性があり、適切な補正結果を得られない可能性がある。
画像形成部2内のトナーの状態を均質にするためには、画像形成部2を駆動して劣化トナーと未使用トナーとを長時間攪拌・混合すればよい。しかしながら、トナーカートリッジ20の交換後にこのような長時間のトナーの撹拌・混合を行うと、画像形成を開始するまでの期間が長くなり、また、感光体ドラム11の摩耗が進行して寿命が短くなるというデメリットがある。
そこで、本実施の形態では、トナーロー状態またはトナーエンプティ状態でトナーカートリッジ20が交換された画像形成部2において、トナー供給動作の前に、劣化トナーを廃棄するトナー廃棄動作を行い、その後に未使用トナーを供給するトナー供給動作を行う。
これにより、画像形成部2内の劣化トナーを迅速に未使用トナーに入れ替えることができるため、短い駆動時間で均一な画質を得ることが可能となる。
なお、以降の説明では、トナーカートリッジ20が非エンプティ品に交換された画像形成部2を、画像形成部2X(第1の画像形成部)と称する。また、トナーカートリッジ20が交換されていない画像形成部2を、画像形成部2Z(第2の画像形成部)と称する。
なお、非エンプティ品の一例は、新品のトナーカートリッジ20であるが、これに限らず、供給可能な未使用トナーが残っているトナーカートリッジ20であればよい。
例えば、画像形成部2Kのトナーカートリッジ20が非エンプティ品に交換された場合には、画像形成部2Kを画像形成部2Xと称し、それ以外の画像形成部2Y,2M,2Cを画像形成部2Zと称する。また、画像形成部2Y,2Cのトナーカートリッジ20がそれぞれ非エンプティ品に交換された場合は、画像形成部2Y,2Cを画像形成部2Xと称し、それ以外の画像形成部2K,2Mを画像形成部2Zと称する。
図11に示すように、画像形成部2Xのトナーカートリッジ20が非エンプティ品に交換されると、画像形成部2Xのトナー廃棄動作が実行され、その後、トナー残量検出部6により閾値以上のトナー残量が検出されるまでトナー供給動作が行われる。画像形成部2Xへのトナー供給動作が行われている期間に、画像形成部2Zではトナー廃棄動作が実行される。
画像形成部2Xへのトナー供給動作は、トナーエンプティ状態から、トナー残量検出部6により画像形成部2X内に閾値以上のトナー残量が検出されるまで行われ、この時間は実験的に予測される。この予測されたトナー供給時間を、予想供給時間Txと称する。本実施の形態における予想供給時間Txは、30秒である。
一方、画像形成部2Zのトナー廃棄動作は、予想供給時間Txの終了と同時に終了することが最も望ましい。そのため、画像形成部2Zのトナー廃棄動作の終了が、予想供給時間Txの終了と同時になるように、画像形成部2Zのトナー廃棄動作の開始タイミングが決定される。
画像形成部2Xへのトナー供給時には、トナー残量検出部6(現像ローラ14からの回転伝達で駆動される)を動作させる必要があるため、画像形成部2X,2Zでは、感光体ドラム11および現像ローラ14等が回転し続けている。そのため、画像形成部2Xへのトナー供給動作と画像形成部2Zのトナー廃棄動作とがほぼ同時に終了すれば、画像形成部2Z内の劣化トナーの増加を抑えることができる。
画像形成部2Xのトナー廃棄動作およびトナー供給動作、並びに画像形成部2Zのトナー廃棄動作が完了したのち、画像形成装置1は濃度補正を実行する。これにより、画像形成装置1は、印刷動作が可能な状態となる。
トナー廃棄パターンの印刷デューティによっては、予想供給時間Txの間に画像形成部2Zのトナー廃棄動作が終了しない(すなわち画像形成部2Zにおける累計廃棄ドットカウントIZがIa以下にならない)可能性もある。このような場合には、画像形成開始までの時間を短縮するため、予想供給時間Txの終了時点で画像形成部2Zのトナー廃棄動作も終了することが望ましい。
図11では、画像形成部2Xへのトナー供給動作の開始後に、画像形成部2Zのトナー廃棄動作を開始しているが、画像形成部2Xへのトナー供給動作と画像形成部2Zのトナー廃棄動作とを同時に開始してもよい。
また、図11では、画像形成部2Xへのトナー供給動作および画像形成部2Zのトナー廃棄動作の開始タイミングを時間で規定しているが、ドラムカウントで規定してもよく、あるいは、時間に感光体ドラムの駆動速度を乗算した駆動距離で規定しても良い。
図12および図13は、トナーカートリッジ20の交換後のトナー廃棄動作およびトナー供給動作を示すフローチャートである。まず、ステップS101において、印刷制御部100は、各画像形成部2のメモリタグ24の情報に基づき、いずれかの画像形成部2のトナーカートリッジ20が非エンプティ品に交換されたか否かを判断する。
一般に、トナーカートリッジ20の交換が行われるのは、画像形成部2がトナーロー状態またはトナーエンプティ状態にある場合である。そのため、トナーカートリッジ20が非エンプティ品に交換されていれば、実際上、その画像形成部2はトナーロー状態またはトナーエンプティ状態にあると考えることができる。
但し、トナーロー状態またはトナーエンプティ状態でない画像形成部2で、トナーカートリッジ20が交換される可能性もある。そのため、このステップS101では、画像形成部2のトナーカートリッジ20が交換されたか否かの判断に加えて、記憶部153の情報に基づき、(トナーカートリッジ20の交換が行われた)画像形成部2Xがトナーロー状態またはトナーエンプティ状態にあるか否かの判断を行うようにしてもよい。
ステップS101において、いずれの画像形成部2のトナーカートリッジ20も交換されていない場合には、印刷制御部100は、図12の動作を終了する。
いずれかの画像形成部2のトナーカートリッジ20が非エンプティ品に交換された場合には、ステップS102において、印刷制御部100は、記憶部153から、(トナーカートリッジ20の交換が行われた)画像形成部2Xの累計廃棄ドットカウントIXを読み出す。この累計廃棄ドットカウントIXは、例えば、図6のステップS209またはステップS217で記憶部153に保存されたものである。
次のステップS103において、印刷制御部100は、累計廃棄ドットカウントIXが第2の閾値Ibよりも大きいか否かを判断する。
本実施の形態では、第2の閾値Ib=0とするが、第2の閾値Ibの範囲は、以下の式(6)の範囲であることが望ましい。
0≦Ib≦Ia …(6)
第2の閾値Ibを第1の閾値Ia以下(Ib≦Ia)とすることが望ましい理由は、次の通りである。すなわち、画像形成部2がトナーロー状態またはトナーエンプティ状態にあるときには、画像形成部2内のトナー残量が少ないため、トナー残量が十分な場合と比較して、同一のドラムカウントに対するトナー粒子1つあたりの摩擦回数が増加し、トナー劣化が速く進行し易い。そのため、第2の閾値Ibは、印刷動作後のトナー廃棄動作の要否判断(図6のステップS210)の第1の閾値Ia以下に設定することが望ましい。
印刷制御部100は、ステップS103で画像形成部2Xの累計廃棄ドットカウントIXが第2の閾値Ibより大きい(IX>Ib)と判断した場合には、ステップS104でトナー廃棄動作の開始時点の累計廃棄ドットカウントI0とドラムカウントE0とドットカウントF0とを記憶部153に記憶したのち、ステップS105に進む。ステップS104の処理は、ステップS202(図6)と同様である。
ステップS105では、廃棄実行ドットカウントIwを累計廃棄ドットカウントIXに設定し(Iw=IX)、画像形成部2Xにおいて、累計廃棄ドットカウントIXに相当するトナー廃棄動作を実行する。トナー廃棄動作は、図6および図7(A),(B)を参照して説明した通りである。
ステップS105のトナー廃棄動作が終了すると、続くステップS106,S107において、カウント算出部152がトナー廃棄動作の終了時点のドラムカウントE1およびドットカウントF1を算出し、記憶部153に記憶する。
次のステップS108において、カウント算出部152は、記憶部153から、トナー廃棄動作の開始時点のドラムカウントE0およびドットカウントF0と、終了時点のドラムカウントE1およびドットカウントF1と、基準印刷デューティH0とを読み出し、今回印刷デューティHおよび今回廃棄ドットカウントIpを計算する。
次のステップS109,S110において、カウント算出部152は、記憶部153に記憶されているI0に、ステップS108で算出した今回廃棄ドットカウントIpを加算し、得られた値を累計廃棄ドットカウントI(=I0+Ip)とし、記憶部153に記憶する。
ステップS103,S106~S110の処理は、上述したステップS202,205~S209と同様である。また、ステップS103,S106~S110の処理は、画像形成部2Xだけでなく、画像形成部2Zについても行われる。
上記のステップS103において、画像形成部2Xの累計廃棄ドットカウントIXが第2の閾値Ib以下(IX≦Ib)と判断した場合には、印刷制御部100はステップS111に進む。
ステップS111において、カウント算出部152は、画像形成部2Zの累計廃棄ドットカウントIZを、記憶部153から読み出す。この累計廃棄ドットカウントIZは、ステップS110で記憶部153に保存されたものか、(ステップS104~S110が実行されていない場合には)図6のステップS209またはステップS217で記憶部153に保存されたものである。
次のステップS112において、印刷制御部100は、画像形成部2Zの累計廃棄ドットカウントIZが第1の閾値Iaよりも大きい(IZ>Ia)か否かを判断する。
上記のステップS112においてIZ>Iaとなる画像形成部2Zが無かった場合には、印刷制御部100は、ステップS113に進み、画像形成部2Xへのトナー供給動作を行う。この場合には、画像形成部2Zのトナー廃棄動作は行われない。画像形成部2Xへのトナー供給動作の終了後は、印刷制御部100は、ステップS123に進んで濃度補正を行う。
一方、上記のステップS112においてIZ>Iaとなる画像形成部2Zがあった場合には、印刷制御部100は、図13のステップS114に進む。
ステップS114では、カウント算出部152は、ステップS112で読み出した累計廃棄ドットカウントIZの値に基づき、画像形成部2Zのトナー廃棄動作の開始タイミングを算出し、タイミングの情報を印刷制御部100に送信する。
なお、IZ>Iaとなる画像形成部2Zが2つ以上あった場合には、カウント算出部152は、それぞれの累計廃棄ドットカウントIZの値に基づき、それぞれの画像形成部2Zのトナー廃棄動作の開始タイミングを算出し、タイミングの情報を印刷制御部100に送信する。
次のステップS115において、駆動制御部102は供給駆動部114を駆動し、画像形成部2Xに対応するトナー供給部25の供給スパイラル26を回転させる。これにより、トナーカートリッジ20の未使用トナー収容部21のトナーを、供給スパイラル26によって画像形成部2Xに供給する。
ステップS116において、印刷制御部100は、IZ>Iaとなる画像形成部2Zについて、ステップS114で算出したトナー廃棄動作の開始タイミングが到達したか否かを判断する。
トナー廃棄開始タイミングが到達すると、印刷制御部100は、ステップS117において、IZ>Iaとなる画像形成部2Zのトナー廃棄動作を開始する。
なお、画像形成部2Zの累計廃棄ドットカウントIZによっては、トナー廃棄動作に要する時間が予想供給時間Tx以上となる場合もある。その場合には、ステップS115で画像形成部2Xのトナー供給動作を開始するのと同時に、画像形成部2Zのトナー廃棄動作を開始する。
次のステップS118で、印刷制御部100は、画像形成部2Zのトナー廃棄終了タイミング、すなわち予想供給時間Txが到達したか否かを判断する。
トナー廃棄終了タイミングが到達すると、印刷制御部100は、ステップS119に進み、画像形成部2Zのトナー廃棄動作を終了する。
続くステップS120において、印刷制御部100は、トナー残量検出部6の検出結果を読み取り、画像形成部2Xのトナー残量が閾値以上か否かを判断する。
画像形成部2Xのトナー残量が閾値以上と判断した場合、印刷制御部100は、ステップS121に進み、画像形成部2Xに対するトナー供給動作を終了する。
その後、印刷制御部100は、ステップS122において、画像形成部2Xのトナー供給動作が終了し、画像形成部2Zのトナー廃棄動作が終了したか否かを判断する。
画像形成部2Xのトナー供給動作および画像形成部2Zのトナー廃棄動作の少なくとも一方が終了していない場合には、ステップS118~S122の処理を繰り返す。画像形成部2Xのトナー供給動作および画像形成部2Zのトナー廃棄動作が共に終了している場合には、印刷制御部100は、図12のステップS123に進み、図9を参照して説明した濃度補正を実行し、動作を終了する。
なお、トナー供給動作では、粉体であるトナーを外力で移動させるため、実際にトナー供給動作に要する時間は、実験的に求めた予想供給時間Txとは同じにならない場合がある。図11には、画像形成部2Xのトナー供給動作の終了が、画像形成部2Zのトナー廃棄終了よりも後になる例を示したが、画像形成部2Xのトナー供給動作の終了が、画像形成部2Zのトナー廃棄終了よりも前になる場合もある。
この図12~13を参照して説明したトナー廃棄動作およびトナー供給動作を、場合に分けて説明すると、以下の通りである。
(1)画像形成部2X,2Zの両方でトナー廃棄動作が必要な場合
ステップS103でIX>Ibであり、ステップS112でIZ>Iaである場合には、画像形成部2X,2Zの両方においてトナー劣化が進行しているため、いずれもトナー廃棄が共に必要である。そのため、画像形成部2Xのトナー廃棄動作(ステップS105)を行ったのち、画像形成部2Xのトナー供給動作(ステップS115,S121)および画像形成部2Zのトナー廃棄動作(ステップS117,S119)を行う。
(2)画像形成部2Xのみトナー廃棄動作が必要な場合
また、ステップS103でIX>Ibであり、ステップS112でIZ≦Iaである場合には、画像形成部2Zにおけるトナー劣化は少ないため、画像形成部2Xのトナー廃棄動作のみ必要である。そのため、画像形成部2Xのトナー廃棄動作(ステップS105)を行ったのち、画像形成部2Zのトナー廃棄動作を行わずに、画像形成部2Xのトナー供給動作を行う(ステップS113)。
(3)画像形成部2Zのみトナー廃棄動作が必要な場合
また、ステップS103でIX≦Ibであり、ステップS112でIZ>Iaである場合には、画像形成部2Xにおけるトナー劣化は少ないため、画像形成部2Zのトナー廃棄動作のみ必要である。そのため、画像形成部2Xのトナー廃棄動作は行わずに、画像形成部2Xのトナー供給動作(ステップS115,S121)および画像形成部2Zのトナー廃棄動作(ステップS117,S119)を行う。
(4)画像形成部2X,2Zの両方でトナー廃棄動作が不要な場合
また、ステップS103でIX≦Ibであり、ステップS112でIZ≦Iaである場合には、画像形成部2X内のトナーの劣化が少なく、画像形成部2Z内のトナーの劣化も少ない。そのため、画像形成部2Xのトナー廃棄動作および画像形成部2Zのトナー廃棄動作は行わずに、画像形成部2Xのトナー供給動作(ステップS113)を行う。
<実施の形態の効果>
以上説明したように、本実施の形態では、印刷制御部100が、メモリタグ24の情報によってトナーカートリッジ20の交換を検知した場合、画像形成部2X内のトナーを感光体ドラム11に移動させて廃棄したのち、トナー供給部25によって画像形成部2Xにトナーを供給し、その後、濃度センサ7によって濃度補正を行う。そのため、画像形成部2X内で劣化トナーと新しいトナーとが偏在することによる濃度のむら等を低減することができ、画質の均一性を向上することができる。画質が均一な画像を用いて濃度補正を行うため、適切な濃度補正結果を得ることができる。
また、カウント算出部152が、画像形成部2Xにおけるトナーの消費状態に基づいて画像形成部2Xからのトナー廃棄量を算出するため、画像形成部2Xで劣化トナーが増加しやすい状況でトナー廃棄量を多くすることができる。そのため、画質の均一性を向上する効果を高めることができる。
また、カウント算出部152は、画像形成部2Xが形成する画像の印字率(例えばドットカウント)と感光体ドラム11の回転量とに基づいて、画像形成部2Xからのトナー廃棄量を算出するため、画像形成部2X内の劣化トナーの量に応じた量のトナーを廃棄することができる。
特に、カウント算出部152は、感光体ドラム11の回転量に対する、画像形成部2Xが形成する画像の印字率の割合に基づいて、画像形成部2Xからのトナー廃棄量を算出する。そのため、画像形成部2X内の劣化トナーの量をより正確に反映した量のトナーを廃棄することができる。
また、トナー供給部25による画像形成部2Xへのトナー供給動作と並行して、画像形成部2Zのトナー廃棄動作を実行する。そのため、(画像形成部2Xへのトナー供給前に行われる)画像形成部2Xのトナー廃棄動作中に画像形成部2Z内の劣化トナーが増加した場合であっても、画像形成部2Zが形成する画像における画質の均一性を向上することができる。
また、トナー供給部25による画像形成部2Xへのトナー供給動作の終了予定時間(予想供給時間Txの終了時間)に、画像形成部2Zからのトナー廃棄動作を終了させる。画像形成部2Xへのトナー供給動作と画像形成部2Zのトナー廃棄動作とがほぼ同時に終了することで、画像形成部2Z内の劣化トナーの増加を抑えることができる。
また、トナー供給部25による画像形成部2Xへのトナー供給動作の開始と同時かまたは遅れて画像形成部2Zからのトナー廃棄動作を開始するため、画像形成部2Xへのトナー供給動作と画像形成部2Zからのトナー廃棄動作を短時間で並行して行うことができる。
以上、本発明の望ましい実施の形態について具体的に説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良または変形を行なうことができる。
また、本発明は、電子写真方式を利用して画像を形成する画像形成装置、例えば、複写機、ファクシミリ、複合機等に利用することができる。
1 画像形成装置、 2,2K,2Y,2M,2C 画像形成部、 3 転写ユニット、 4 媒体搬送部、 5 定着装置、 6 トナー残量検出部、 7 濃度センサ(濃度検出部)、 9 報知部、 10 トナー収容部(現像剤収容部)、 11 感光体ドラム(像担持体)、 12 帯電ローラ(帯電部材)、 13 プリントヘッド(露光装置)、 14 現像ローラ(現像剤担持体)、 15 供給ローラ(供給部材)、 16 規制ブレード(層規制部材)、 17 クリーニング部、 20 トナーカートリッジ、 21 未使用トナー収容部(未使用現像剤収容部)、 22 廃トナー収容部(廃現像剤収容部)、 24 メモリタグ(交換検知部)、 25 トナー供給部(現像剤供給部)、 26 供給スパイラル、 27 トナー供給路、 31 搬送ベルト(転写体)、 32 転写ローラ(転写部材)、 35 ベルトクリーニング装置、 36 ベルト廃トナー収容部、 40 媒体トレイ、 51 ヒートローラ、 52 加圧ローラ、 71 赤外LED、 72 鏡面反射光受光用フォトトランジスタ、 73 拡散反射光受光用フォトトランジスタ、 74K 濃度検出用パターン、 74YMC 濃度検出用パターン、 75 カバー、 81 濃度検出用パターン、 82 濃度検出用パターン、 100 印刷制御部(制御部)、 102 駆動制御部、 103 プロセス制御部、 104 定着制御部、 105 ヘッド制御部、 106 リードライト部、 114 供給駆動部、 140 濃度補正制御部、 141 補正パラメータ格納部、 150 発光回数計数部、 151 ドラム回転距離計数部、 152 カウント算出部(算出部)、 153 記憶部、 I,I0,IX,IZ 累計廃棄ドットカウント、 Ia 第1の閾値、 Ib 第2の閾値、 Ip 今回廃棄ドットカウント、 Iw 廃棄実行ドットカウント。

Claims (10)

  1. 像担持体を有し、前記像担持体に現像剤像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部に交換可能に取り付けられた現像剤カートリッジと、
    前記現像剤カートリッジから前記画像形成部に現像剤を供給する現像剤供給部と、
    前記像担持体に形成された現像剤像が転写される転写体と、
    前記転写体または前記像担持体に形成された現像剤像の濃度を検出する濃度検出部と、
    前記現像剤カートリッジの交換を検知する交換検知部と、
    制御部と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記交換検知部によって前記現像剤カートリッジの交換が検知された場合、前記画像形成部内の現像剤を前記像担持体に移動させて廃棄したのち、前記現像剤供給部に前記画像形成部への現像剤の供給を行わせ、前記濃度検出部に濃度補正を行わせる
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成部からの現像剤の廃棄量を算出する算出部をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記算出部は、前記画像形成部における現像剤の消費状態に基づいて、前記画像形成部からの現像剤の廃棄量を算出する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記算出部は、前記画像形成部が形成する現像剤像の印字率と、前記像担持体の回転量とに基づいて、前記画像形成部からの現像剤の廃棄量を算出する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
  5. 前記算出部は、前記像担持体の回転量に対する、前記画像形成部が形成する現像剤像の印字率の割合に基づいて算出する
    ことを特徴とする請求項2から4までの何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記画像形成部からの現像剤の廃棄は、前記像担持体に、現像剤によって廃棄パターンを形成することによって行われる
    ことを特徴とする請求項1から5までの何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記画像形成部と前記現像剤カートリッジとの組み合わせを複数組有し、
    前記現像剤カートリッジが交換された画像形成部を第1の画像形成部とし、前記現像剤カートリッジが交換されていない画像形成部を第2の画像形成部とすると、
    前記制御部は、
    前記現像剤供給部により前記第1の画像形成部に現像剤を供給する動作と並行して、前記第2の画像形成部に収容された現像剤を前記像担持体に移動させて廃棄する
    ことを特徴とする請求項1から6までの何れか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、
    前記現像剤供給部による前記第1の画像形成部への現像剤の供給終了の予定時間に、前記第2の画像形成部からの現像剤の廃棄を終了させる
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、
    前記現像剤供給部による前記第1の画像形成部への現像剤の供給開始と同時かまたは遅れて、前記第2の画像形成部からの現像剤の廃棄を開始する
    ことを特徴とする請求項7または8に記載の画像形成装置。
  10. 前記濃度検出部は、前記転写体または前記像担持体に形成された現像剤像の濃度を光学的に検出する
    ことを特徴とする請求項1から9までの何れか1項に記載の画像形成装置。
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