Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP2022183427A - 表示装置 - Google Patents

表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2022183427A
JP2022183427A JP2021090738A JP2021090738A JP2022183427A JP 2022183427 A JP2022183427 A JP 2022183427A JP 2021090738 A JP2021090738 A JP 2021090738A JP 2021090738 A JP2021090738 A JP 2021090738A JP 2022183427 A JP2022183427 A JP 2022183427A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case member
display
outlet
display device
inlet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021090738A
Other languages
English (en)
Inventor
直人 矢田
Naoto YADA
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Seiki Co Ltd filed Critical Nippon Seiki Co Ltd
Priority to JP2021090738A priority Critical patent/JP2022183427A/ja
Publication of JP2022183427A publication Critical patent/JP2022183427A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Instrument Panels (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

【課題】 表示器とデフロスターとを両立することができる表示装置を提供する。【解決手段】 表示部20と、表示部20の下方に配置され、表示部20を制御する回路基板40と、表示部20の下方に配置され、表示部20を保持する中ケース部材30と、中ケース部材30の下方に配置され、中ケース部材30の後方を覆うカバー部材50と、表示部20の上方を覆い表示部20を視認可能とする透過部63を有する上ケース部材60と、上ケース部材60とにより表示器20と回路基板40と中ケース部材30とカバー部材50とを収容する下ケース部材70と、を有するケース部材10と、を備え、ケース部材10は、車両から空気を内部に流入する第1の入口64と、空気を外部へ流出する第1の出口65と、を有し、カバー部材50と下ケース70とにより空気を第1の入口64から第1の出口65へ流す第1の流路52が形成される。【選択図】図3

Description

本開示は、車両等に搭載される表示装置に関する。
従来の表示装置として、例えば、特許文献1に開示されているものがある。特許文献1に係る表示装置は、車両において、インパネ(インストルメントパネル)のフロントウインドシールドの近傍に配置された表示器(ヘッドアップディスプレイユニット)からの表示光をフロントウインドシールドで反射させ、運転者に虚像で表示を行う。
特開2008-308090号公報
しかしながら、インパネのフロントウインドシールドの近傍に表示器を配置するため、デフロスターを配置するスペースがないといった問題点があった。
本開示はこのような事情を考慮してなされたもので、表示器とデフロスターとを両立することができる表示装置を提供することを目的とする。
本開示の表示装置は、上述した課題を解決するために、表示部20と、前記表示部20の下方に配置され、前記表示部20を制御する回路基板40と、前記表示部20の下方に配置され、前記表示部20を保持する中ケース部材30と、前記中ケース部材30の下方に配置され、前記中ケース部材30の後方を覆うカバー部材50と、前記表示部20の上方を覆い前記表示部20を視認可能とする透過部63を有する上ケース部材60と、前記上ケース部材60とにより前記表示部20と前記回路基板40と前記中ケース部材30と前記カバー部材50とを収容する下ケース部材70と、を有するケース部材10と、を備え、前記ケース部材10は、車両から空気を内部に流入する第1の入口64と、前記空気を外部へ流出する第1の出口65と、を有し、前記カバー部材50と前記下ケース部材70とにより前記空気を前記第1の入口64から前記第1の出口65へ流す第1の流路52が形成されることを特徴とする。
実施形態である表示装置を示す斜視図。 表示装置の表示器を示す斜視図。 図2のA-A線に沿う断面図。 図2のB-B線に沿う断面図。 図2のD-D線に沿う断面図。 図3の矢視Eから見たヒートシンク30を主に示す図。 図3の矢視Fから見た時のカバー部材50を主に示す図。
本開示の表示装置の実施形態を添付図面に基づいて説明する。表示装置は、例えば、自動車や二輪車等の車両や、船舶、農業機械、建設機械に搭載され得る。
以下の説明において、図1に示すように、自動車の運転席に着座した運転者がフロントウインドシールドC2を見る方向を「前」、その反対側を「後」とする。また、上下方向(図のTo.、Bo.)は自動車の天地方向に対応する。また、左右方向(図のL、R)は自動車の右左折方向に対応する。この「前」、「後」、「上」、「下」、「右」、及び「左」は、図1から図7における定義「Fr.」、「Re.」、「To.」、「Bo.」、「R」、及び「L」に示す。
図1に示すように、表示装置は、自動車のインパネ(インストルメントパネル)C1のフロントウインドシールドC2の近傍に配置された表示器1から出射される画像からなる表示光を、フロントウインドシールドC2で反射させ、運転者に虚像Vとして視認される所謂HUD(ヘッドアップディスプレイ)である。
インパネC1は、例えば、ダッシュボードとも呼ばれる自動車などの運転席や助手席の前方に位置する部分である。インパネC1は、矩形の孔である孔C11を有する。孔C11は、フロントウインドシールドC2に対向する位置に形成され、表示器1を露出する。
インパネC1は、孔C11の左右にデフロスター装置用の孔であるデフロスター孔C12を有する。デフロスター装置は、フロントウインドシールドC2に約30℃未満の空気(風)を吹き付けてフロントウインドシールドC2の結露(曇り)を防止し、運転者の視界を確保する周知の装置である。
フロントウインドシールドC2は、例えば、2枚のガラスを合わせた合わせガラスで構成される自動車の運転者の前方の風防ガラスである。フロントウインドシールドC2は、図1のハッチングで示すように、周縁部にマスキング部C21を有する。マスキング部C21は、フロントウインドシールドC2において2枚のガラスの間に形成される遮光性の黒いセラミック塗装である。
表示器1から出射される画像からなる表示光は、マスキング部C21で反射して運転者の目線へ向かう。これにより、運転者は、図1に示す虚像Vの位置に表示が見えることになる。また、この表示の背景は、マスキング部C21となり虚像Vによる表示の背景が周辺の景色に関わらず常に黒となるため、周辺環境に左右されることなく非常にコントラストの高い表示視認性を得ることができる。
自動車は、デフロスター装置用の配管であるデフロスター用ダクトC3を有する。デフロスター用ダクトC3は、デフロスター用ダクトC3から分岐(枝分かれ)して表示器1に接続される第1のダクトC31と、デフロスター用ダクトC3から分岐してデフロスター孔C12に接続される第2のダクトC32と、を有する。
図1の細線の矢印で示すように、運転者が、フロントウインドシールドC2の曇りを取るために自動車のデフロスタースイッチを入れると、このデフロスター用ダクトC3に運転者により設定された温度の空気(風)が流れる。この空気は、第1のダクトC31へ分岐し、表示器1へ流入し、表示器1から放出され、フロントウインドシールドC2に吹き付けられる。また、この空気は、第2のダクトC32へ分岐し、デフロスター孔C12から放出され、フロントウインドシールドC2に吹き付けられる。
自動車は、デフロスター用ダクト装置以外にもインパネC1から自動車内に空気を放出するセンターレジスタ装置やサイドレジスタ装置(いずれも図示なし)を有し、これら装置の専用のダクトを有する。第3のダクトC4は、センターレジスタ用ダクトから分岐して表示器1に接続されるダクトである。第4のダクトC5は、デフロスター用ダクトC3,センターレジスタ用ダクト,サイドレジスタ用ダクトのいずれとも繋がらず、インパネC1の下方である運転者の足元の方へ開口が向いたダクトである。
図1の太線の矢印で示すように、運転者が、自動車内の温度を調節するために自動車の空調スイッチを入れると、このセンターレジスタ用ダクトに運転者により設定された温度の空気が流れる。この空気は、第3のダクトC4へ分岐し、表示器1へ流入し、表示器1から第4のダクトC5へ流入し、運転者の足元の方へ放出される。
図2と図3に示すように、表示器1は、ケース部材10と、表示ユニット(表示部)20と、ヒートシンク(中ケース部材)30と、回路基板40と、カバー部材50と、を主に有する。
ケース部材10は、例えば、黒色の合成樹脂からなり、箱状の直方体に形成され、内部に、表示ユニット20,ヒートシンク30,回路基板40,カバー部材50を収容する。ケース部材10は、インパネC1に固定されるための構造(図示なし)を有する。ケース部材10は、上下に分割され、上方の上ケース(上ケース部材)60と、下方の下ケース(下ケース部材)70と、を有する。
上ケース60は、上面の上ケース上面61と、側面の上ケース側面62と、により下方が開口した箱状に形成される。上ケース60は、透過部63と、第1の上入口(第1の入口)64と、第1の出口65と、収容部66と、上ケース流路部67と、第2の上入口(第2の入口)68と、第2の出口69と、を有する。
上ケース上面61は、矩形に形成され、孔C11の位置に配置され孔C11から露出する。上ケース側面62は、上ケース上面61の周縁の四辺から略垂直に下方へ延びる壁である。透過部63は、透光性の合成樹脂からなり、上ケース上面61に形成された矩形の孔である開口61aを埋めるように板状に形成される。開口61aは、上ケース上面61の前後方向に置いて、後端に寄る位置に形成される。
第1の上入口64は、後方の上ケース側面62の一部が矩形に切り欠かれた切り欠きであり、第1のダクトC31に対向する位置に形成される。第1の上入口64は、上ケース側面62の左右方向において、左端に寄る位置に形成される。第1の出口65は、上ケース上面61の一部が格子状に分割された12個の長方形の孔であり、開口61aの反対側となる上ケース上面61の前端に寄る位置に形成される。第1の出口65は、3個の孔で1つのグループを形成し、計4個のグループの孔が形成される。
収容部66は、下方に突出する中空の矩形の筒状に形成され、表示ユニット20,ヒートシンク30,回路基板40を収容及び固定する。収容部66は、透過部63に対向する位置に形成される。上ケース流路部67は、下方に突出する中空の矩形の筒状に形成される。上ケース流路部67は、第1の出口65に対向する位置に形成される。上ケース流路部67は、3枚の第1の出口仕切り壁67aを有する。第1の出口仕切り壁67aは、図6のハッチングで示すように、第1の出口65の4個のグループの孔に対応して上ケース流路部67を4個に分割する。
第2の上入口68は、図2と図4に示すように、後方の上ケース側面62の一部が矩形に切り欠かれた切り欠きであり、第3のダクトC4に対向する位置に形成される。第2の上入口68は、上ケース側面62の左右方向において、第1の上入口64の右隣の位置に形成される。第2の出口69は、後方の上ケース側面62の一部が矩形に切り欠かれた切り欠きであり、第4のダクトC5に対向する位置に形成される。第2の出口69は、上ケース側面62の左右方向において、第1の上入口64及び第2の上入口68の反対側となる右端に寄る位置に形成される。
下ケース70は、下面の下ケース下面71と、側面の下ケース側面72と、により上方が開口した箱状に形成される。下ケース70は、第1の下入口(第1の入口)73を有する。
下ケース下面71は、矩形に形成される。下ケース側面72は、下ケース下面71の周縁の四辺から略垂直に上方へ延びる壁である。第1の下入口73は、後方の下ケース側面72の一部が矩形に切り欠かれた切り欠きであり、第1のダクトC31に対向する位置に形成される。第1の下入口73は、下ケース側面72の左右方向において、左端に寄る位置に形成される。図2と図5に示すように、第1の下入口73は、第1の上入口64に対向する位置に形成され、第1の上入口64と合わさり1つの孔を形成する。
表示ユニット20は、液晶表示素子と、光源基板と、が金属体に収容されたものである。液晶表示素子は、例えば、一対のガラス基板間に液晶分子を封入して形成されるTFT(Thin Film Transistor)型の液晶表示パネルであり、上方の表示面20aに画像を表示する。表示ユニット20は、透過部63に対向する位置に液晶表示素子の表示面20aが配置される。光源基板は、例えば、液晶表示素子を照明するLED(Light Emitting Diode)を搭載する基板であり、液晶表示素子のバックライトである。光源基板は、液晶表示素子の下方に配置され、相対的に常温以上の熱を発する発熱体である。
光源基板は、LEDの光を液晶表示素子の全面に行き渡らせるために、液晶表示素子の全面の下方にLEDが配置される。そのため、光源基板は、常温から約80度未満の高熱を発する発熱体となる。このため、光源基板は、放熱手段を必要とする。表示ユニット20は、液晶表示パネルと光源基板の間に拡散板等の所要の光学部材を有する。表示ユニット20は、フレキシブルプリント基板21により回路基板40と接続する。
ヒートシンク30は、図3と図4と図6に示すように、例えば、金属(マグネシウム合金やアルミニウム)や高い熱伝導性を有する合成樹脂からなり、略直方体形状に形成される。ヒートシンク30は、表示ユニット20の収容部66に配置される。ヒートシンク30は、表示器収容部31と、回路基板収容部32と、第2の流路部33と、を有する。
表示器収容部31は、ヒートシンク30の上方に形成される部分であり、表示ユニット20の表示面以外を覆い、表示ユニット20をビス等で支持固定する。
回路基板収容部32は、ヒートシンク30の下方でカバー部材50との間に形成され、枠状の外周壁32aにより形成され、外周壁32aの内部に回路基板40を支持固定する。外周壁32aは、図6のハッチングで示すように、回路基板40が配置される領域以外の回路基板40の外縁に沿って下方に略垂直に立ち上がり、第2の流路部33と回路基板40とを仕切る突出壁である。外周壁32aは、後方の上ケース側面62に寄る位置且つ、後方の上ケース側面62の左右方向において略中央位置に配置される。
第2の流路部33は、ヒートシンク30の下方でカバー部材50との間に形成され、外周壁32aと放熱フィン33aとカバー部材50とにより第1の上入口64及び第2の上入口68と第2の出口69とを繋ぐダクト状(管状)に形成される。第2の流路部33は、第1の上入口64及び第2の上入口68から表示器1に流入した空気を第2の出口69へ流す。
放熱フィン33aは、図6のハッチングで示すように、回路基板収容部32以外の領域に形成され、下方に略垂直に立ち上がる突出壁である。放熱フィン33aは、回路基板40の後方の上ケース側面62に対向する辺以外の三辺の外縁に沿って延びる。放熱フィン33aは、第1の上入口64及び第2の上入口68側である回路基板40の左側で後方から前方に延びた後、回路基板40の前側で左側から右側に延び、第2の出口69側である回路基板40の右側で後方から前方に延びて形成される。
放熱フィン33aは、外周壁32aの外縁から離れる方向に所定間隔を有しながら、例えば、2本形成される。これにより、第2の流路部33は、外周壁32aと1本の放熱フィン33aとカバー部材50とにより1個の流路を形成し、更に、2本の放熱フィン33aとカバー部材50とにより1個の流路を形成し、計2個(複数個)の流路を有する。
第2の流路部33は、2個の分離フィン33bを有する。分離フィン33bは、下方に略垂直に立ち上がる突出壁である。分離フィン33bは、回路基板40の左側に後方から前方に延びて形成される。分離フィン33bは、第1の上入口64及び第2の上入口68の近傍にそれぞれ1個ずつ形成される。分離フィン33bは、第1の上入口64及び第2の上入口68から流入した空気を左右方向に分離し、第2の流路部33の2個の流路にそれぞれ送る。
回路基板40は、表示ユニット20に略平行になるように、ビス等により回路基板収容部32に固定される。回路基板40は、表示ユニット20を制御するための制御部を主に有する。制御部は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を有しており、例えば、ROMに書き込まれたプログラムに従って所定の演算処理を実行する。
制御部は、例えば、自動車のECU(Electronic Control Unit)から車速、エンジン回転数、各種自動車情報、ナビゲーション情報等を、各種センサ等を介して取得する。制御部は、取得した情報に基づき、表示ユニット20に画像情報を表示させる。制御部は、表示ユニット20を制御するいわゆるGDC(Graphics Display Controller)といわれるICチップ41であり、相対的に常温から約80度未満の高熱を発する発熱体である。このため、回路基板40は、放熱手段を必要とする。ICチップ41は、回路基板40の上方に面する面に搭載される。
カバー部材50は、例えば、金属(マグネシウム合金やアルミニウム)や高い熱伝導性を有する合成樹脂からなり、略平板状に形成される。カバー部材50は、平板部51と、第1の流路部(第1の流路)52と、分離部53と、を有する。
平板部51は、略平板状に形成される。平板部51は、収容部66と当接して収容部66を外部と密封することにより、第1の流路部52に流れる空気が収容部66の中に入ることを防止する。
平板部51は、外周壁32aと当接して回路基板収容部32を外部と密封することにより、第1の流路部52や第2の流路部33に流れる空気が回路基板収容部32の中に入ることを防止する。このように、表示器1は、空気の流路を回路基板40から隔離して形成したため、回路基板40に対する湿気対策を不要とすることができる。具体的には、表示器1は、回路基板40に耐湿コーティングを施したり、空気は通すが水分は通さない多孔質膜等を配置したりすることを不要とすることができ、製造工程や製造コストを低減できる。
平板部51は、放熱フィン33a,分離フィン33b及び外周壁32aと当接し、第2の流路部33を外部と密封することで、第2の流路部33に流れる空気が回路基板収容部32等に漏れることを防止する。表示器1は、第2の流路部33を流れる空気で表示ユニット20から発せられる熱を放熱フィン33aや外周壁32aを介して効率良く放熱することができる。表示器1は、第1の上入口64及び第2の上入口68から流入し第2の流路部33を流れる空気を、漏らすことなく第2の出口69まで導くことができる。
平板部51は、伝熱シート80を介して、回路基板40と当接する。伝熱シート80は、ICチップ41に対向すると共に、第1の流路部52に対向する位置の回路基板40に貼着される。表示器1は、ICチップ41の熱をカバー部材50を介して放熱することができる。
第1の流路部52は、図3と図7に示すように、平板部51と第1の流路壁52aと下ケース下面71とにより形成され、平板部51と下ケース下面71とにより第1の下入口73と第1の出口65とを繋ぐダクト状(管状)に形成され、第1の下入口73から表示器1に流入した空気を第1の出口65へと流す。第1の流路壁52aは、図7のハッチングで示すように、平板部51から下方(下ケース下面71の方)に略垂直に立ち上がる突出壁である。第1の流路壁52aは、第1の下入口73側から第1の出口65側に延びて形成される。
第1の流路部52は、図7のハッチングで示すように、第1の流路仕切り壁52bを有する。第1の流路仕切り壁52bは、平板部51から下方(下ケース下面71の方)に略垂直に立ち上がる突出壁である。第1の流路仕切り壁52bは、第1の下入口73側から第1の出口65側に延びて形成される。
第1の流路仕切り壁52bは、先述の第1の出口65の4個のグループの孔に対応して第1の流路部52を4個に分割するように3枚形成される。第1の流路仕切り壁52bの第1の下入口73側は、第1の下入口73とは隙間を開けて形成され、第1の下入口73から流入した空気を4つ(複数個)に分離し、第1の流路部52の4個の流路にそれぞれ送る。第1の流路仕切り壁52bの第1の出口65側は、第1の出口仕切り壁67aに対向して形成される。
4個に分離された第1の流路部52の内、ある1つの流路は、伝熱シート80及びICチップ41に対向する位置に形成される。これにより、第1の流路部52に流れる空気によりICチップ41の熱を放熱することができる。
分離部53は、平板部51の第1の上入口64及び第1の下入口73の近傍に形成される部位である。分離部53は、第1のダクトC31から流入した空気を上下に分離し、第1の流路部52と第2の流路部33の流路に送る。
第1のダクトC31,第3のダクトC4,第4のダクトC5は、それぞれ、第1の上入口64と第1の下入口73,第2の上入口68,第2の出口69に、パッキン90を介して空気が漏れないように接続される。
第1のダクトC31は、図5と図6と図7に示すように、自動車から送風された空気を第1の流路部52及び第2の流路部33に強制的に送る。第1の流路部52を流れる空気は、4つの流路に分断され、その後、上ケース流路部67を通過し第1の出口65から放出されフロントウインドシールドC2に吹き付けられる。ある1つの第1の流路部52を流れる空気は、途中で回路基板40の熱を吸熱する。
第2の流路部33を流れる空気は、2つの流路に分断され、その後、途中で表示ユニット20の熱を吸熱し、その後、第2の上入口68から第4のダクトC5へ流入し運転者の足元の方へ放出される。
第3のダクトC4は、自動車から送風された空気を第2の流路部33に強制的に送る。第2の流路部33を流れる空気は、2つの流路に分断され、その後、途中で表示ユニット20の熱を吸熱し、その後、第2の上入口68から第4のダクトC5へ流入し運転者の足元の方へ放出される。
このように形成されることにより、表示器1を冷却すると共に、デフロスター装置を両立することができる表示装置を提供することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、第1の流路部52を形成する第1の流路壁52aは平板部51に形成されていたが、下ケース70に形成されてもよい。また、第1の流路仕切り壁52bは平板部51に形成されていたが、下ケース70に形成されてもよい。
また、回路基板収容部32を形成する外周壁32aはヒートシンク30に形成されていたが、カバー部材50に形成されてもよい。また、放熱フィン33aはヒートシンク30に形成されていたが、カバー部材50に形成されてもよい。
また、第1の出口65は孔C11から露出していたが、第1の出口65の上方にインパネC1が配置され隠されても良い。この場合、第1の出口65から放出される空気は、インパネC1に設けられるデフロスター孔からフロントウインドシールドC2に吹き付けられてもよい。
また、第4のダクトC5が設けられていたが、これを廃止し、上ケース60に表示装置の下方へ風が放出される形状のダクト部を設けてもよい。
C1 インパネ
C11 孔
C12 デフロスター孔
C2 フロントウインドシールド
C21 マスキング部
C3 デフロスター用ダクト
C31 第1のダクト
C32 第2のダクト
C4 第3のダクト
C5 第4のダクト
V 虚像
1 表示器
10 ケース部材
20 表示ユニット(表示部)
20a 表示面
21 フレキシブルプリント基板
30 ヒートシンク(中ケース部材)
31 表示器収容部
32 回路基板収容部
32a 外周壁
33 第2の流路部
33a 放熱フィン
33b 分離フィン
40 回路基板
41 ICチップ
50 カバー部材
51 平板部
52 第1の流路部(第1の流路)
52a 第1の流路壁
52b 第1の流路仕切り壁
53 分離部
60 上ケース(上ケース部材)
61 上ケース上面
61a 開口
62 上ケース側面
63 透過部
64 第1の上入口(第1の入口)
65 第1の出口
66 収容部
67 上ケース流路部
67a 第1の出口仕切り壁
68 第2の上入口(第2の入口)
69 第2の出口
70 下ケース(下ケース部材)
71 下ケース下面
72 側面の下ケース側面
73 第1の下入口(第1の入口)
80 伝熱シート
90 パッキン

Claims (10)

  1. 表示部と、
    前記表示部の下方に配置され、前記表示部を制御する回路基板と、
    前記表示部の下方に配置され、前記表示部を保持する中ケース部材と、
    前記中ケース部材の下方に配置され、前記中ケース部材の後方を覆うカバー部材と、
    前記表示部の上方を覆い前記表示部を視認可能とする透過部を有する上ケース部材と、前記上ケース部材とにより前記表示部と前記回路基板と前記中ケース部材と前記カバー部材とを収容する下ケース部材と、を有するケース部材と、を備え、
    前記ケース部材は、車両から空気を内部に流入する第1の入口と、前記空気を外部へ流出する第1の出口と、を有し、
    前記カバー部材と前記下ケース部材とにより前記空気を前記第1の入口から前記第1の出口へ流す第1の流路が形成されることを特徴とする表示装置。
  2. 前記ケース部材は、前記空気を外部へ流出する第2の出口と、を有し、
    前記中ケース部材と前記カバー部材とにより前記空気を前記第1の入口から前記第2の出口へ流す第2の流路が形成されることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記カバー部材は、前記空気を前記第1の流路と前記第2の流路に分離する分離部を有することを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記回路基板は、前記中ケース部材の背後に配置されて前記カバー部材に覆われ、
    前記中ケース部材は、前記回路基板が配置される領域以外の前記回路基板の外縁に沿って下方に略垂直に立ち上がり、前記第2の流路と前記回路基板とを仕切る仕切り壁を有することを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  5. 前記カバー部材は、前記第1の流路に対向する位置で前記回路基板と当接することを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
  6. 前記ケース部材は、車両から空気を内部に流入する第2の入口を有し、
    前記第2の流路は、前記第2の入口から流入した前記空気を前記第2の出口へ流すことを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  7. 前記第1の出口は、前記上ケース部材の前記透過部に隣接する位置に形成されることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  8. 前記第1の出口は、複数個を有し、
    前記第1の流路は、複数個の前記第1の出口毎に形成される複数個の前記第1の流路を有することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  9. 前記透過部は、車両のインストルメントパネルの車両のフロントウインドシールドに対向する位置に形成され、
    前記第1の出口は、前記フロントウインドシールドと前記透過部との間の位置に形成されることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  10. 前記第1の入口は、車両のデフロスター用ダクトと接続され、
    前記第2の入口及び前記第2の出口は、前記デフロスター用ダクト以外のダクトと接続されることを特徴とする請求項6に記載の表示装置。
JP2021090738A 2021-05-31 2021-05-31 表示装置 Pending JP2022183427A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021090738A JP2022183427A (ja) 2021-05-31 2021-05-31 表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021090738A JP2022183427A (ja) 2021-05-31 2021-05-31 表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022183427A true JP2022183427A (ja) 2022-12-13

Family

ID=84437834

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021090738A Pending JP2022183427A (ja) 2021-05-31 2021-05-31 表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022183427A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10583739B2 (en) Interior structure for vehicle
US10160322B2 (en) Head-up display device
US11789324B2 (en) Display, display system, image projection system, and movable object
EP3528043B1 (en) Projector and head-up display device including projector
JP2022183427A (ja) 表示装置
JP4270087B2 (ja) ヘッドアップディスプレイ
JP2024146951A (ja) 車両用表示装置
JP2016011104A (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
JP7474028B2 (ja) ヘッドアップディスプレイ
WO2023048292A1 (ja) 表示装置
JP6551526B2 (ja) 空気吹出装置
WO2022244514A1 (ja) 表示装置
JP2023125028A (ja) 表示装置
JP2022130892A (ja) 表示装置
JP2022149010A (ja) インストルメントパネル、車両用表示装置、及びベゼル体
JP2024094459A (ja) 表示装置
CN118215872A (zh) 图像生成设备
WO2014013658A1 (ja) 車両用表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240415