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JP2022154064A - 搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】集合品を受け入れるタイミングと、受け入れた集合品を排出位置に向けて搬送するタイミングを異ならせ得る簡素な構成からなる搬送装置を提供する。【解決手段】搬送ベッド32上の集合品受入れ位置32Aに侵入している第1移送手段100が少なくとも集合品Sの支持を解除するまでは、集合品受入れ位置32Aと集合品排出位置32Bとを結ぶ第1方向に往復移動する支持体241、242は、集合品と第1移送手段100に接触し得ない第2間隔231に間隔変更手段230により変更される。また、支持体241、242が集合品排出位置32Bから集合品受入れ位置32Aに向けて復帰する際に、少なくとも搬送上流側の支持体241を起立姿勢241Aにするなどして集合品Sと第1移送手段100に接触し得ない第1位置240Aに退避させる。【選択図】図1

Description

本発明は、個包装される前の食品などからなる被包装物または包装物自体の何れかが集合してなる集合品を後処理工程に向けて搬送する搬送装置に関する。
従来、コンベヤによって搬送されてくる個包装される前の食品などの被包装物や包装物自体を規定数集合させて集合品を構成し、その集合品をプッシャーで押し出して、例えば、バケットコンベヤなどのように、搬送方向に間隔を開けて搬送面外周から起立させた仕切板で構成された集合品収容空間のそれぞれに集合品を順次、移載する技術が知られている。例えば、特許文献1には、個包装品を方向転換コンベヤに順次受け入れて集合品とする前処理工程の後、該集合品をバケットコンベヤで搬送する技術が示されている。具体的には、バケットコンベヤは、集合品を集合品収容空間に受け入れる受け入れ位置と、集合品を集合品収容空間から排出する排出位置が設定されており、プッシャーによって押し出された集合品を受入れ位置で集合品収容空間を受け入れると、後続の集合品収容空間が受入れ位置に到来するまで走行して走行を一時停止する動作を、各集合品収容空が受入れ位置に到来する都度、繰り返しながら、集合品収容空間に受け入れた集合品を排出位置に順次搬送する。そして、排出位置に集合品が到来すると、集合品は集合品収容空間から排出される。集合品が排出されるときに、受入れ位置では後続の集合品が集合品収容空間に受け入れられるように構成されていると共に、バケットコンベヤの走行が一時停止するように構成されている。このようにバケットコンベヤの走行を一時停止させることによって、簡素な装置構成で集合品とバケットコンベヤの仕切り板との干渉を回避することができ、集合品が隊列を乱すことなく集合品収容空間に送られ、又は集合品収容空間から排出される。
特開昭58-90020号公報
しかしながら、集合品収容空間への集合品の受け入れと、集合品収容空間からの集合品の排出が、バケットコンベヤの走行が一時停止するタイミングで行われる。そのため、例えば、前処理工程で、被包装物又は包装物自体の供給に変動が生じて集合品が完成するタイミングに変動が生ずると、箱詰装置やフィルム包装機などの後処理工程に集合品を供給するタイミングも変動してしまう。係る変動を吸収するためには、バケットコンベヤより上流側のコンベヤ上に集合品をストックして、集合品の受入れ位置と集合品の排出のタイミングを調整するなどの必要があり、搬送装置が全体的に大型化する懸念がある。
本発明は、集合品を受け入れるタイミングと、受け入れた集合品を排出位置に向けて搬送するタイミングを異ならせ得る簡素な構成からなる搬送装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の搬送装置は次の手段をとる。先ず請求項1に係る発明は、水平方向に延在しており、集合した規定数の物品からなる集合品(S)が滑走可能な滑走面(32)と、該滑走面(32)に設定された集合品受入れ位置(32A)と、該集合品受入れ位置(32A)から離間して前記滑走面(32)に設定された集合品排出位置(32B)と、前記集合品(S)を載置可能であって、前記集合品受入れ位置(32A)と前記集合品排出位置(32B)とを結ぶ第1方向と交差する第2方向における前記滑走面(32)の外側近傍に設定された集合品供給位置(22A)と、前記第2方向に沿って往復移動し得ると共に前記集合品供給位置(22A)に載置された前記集合品(S)を支持して前記集合品受入れ位置(32A)に移送し得る第1移送手段(100)と、前記第1方向に沿って、往復移動可能であると共に互いが接近離間可能に配設された一対の支持体(240)と、前記一対の支持体(240)を前記集合品受入れ位置(32A)の前記第1方向における両側に位置するように移動させ得ると共に、前記集合品受入れ位置(32A)に載置された前記集合品(S)の両側を支持した前記一対の支持体(240)を前記第1方向に移動させることにより、該集合品(S)を前記集合品排出位置(32B)まで移送する第2移送手段(200)と、前記一対の支持体(240)が前記集合品(S)を支持し得る第1間隔(231)と、両支持体(240)が前記集合品(S)および前記集合品受入れ位置(32A)に到来する前記第1移送手段(100)に接触し得ない第2間隔(232)に、両支持体(240)の前記第1方向における間隔を少なくとも変更し得る間隔変更手段(230)と、前記間隔変更手段(230)により前記一対の支持体(240)が前記集合品(S)の支持を解除し終えて、前記第2移送手段(200)によって前記一対の支持体(240)を前記集合品排出位置(32B)から前記集合品受入れ位置(32A)に向けて移動させる間に、前記支持体(240)のうち、前記集合品排出位置(32B)から遠い位置に配設された搬送上流側の支持体(241)を、前記第2方向において前記集合品受入れ位置(32A)を介して前記集合品供給位置(22A)とは反対側の位置であって、前記搬送上流側の支持体(241)が前記集合品受入れ位置(32A)に到来する前記集合品(S)と前記第1移送手段(100)に接触し得ない第1位置(241A)に退避させると共に、前記一対の支持体(240)が前記第1方向における前記集合品受入れ位置(32A)の両側に離れて位置するように移動した際に、前記一対の支持体(240)を前記集合品受入れ位置(32A)に載置された集合品(S)と対向し得る第2位置(240B)に移動させる接触回避手段を備えており、前記一対の支持体(240)は、前記接触回避手段により前記搬送上流側の支持体(241)が第2位置(241B)に移動する際には、前記間隔変更手段(230)により前記第2間隔(232)に変更されており、前記第1移送手段(100)が前記集合品(S)の支持を解除した後で、前記間隔変更手段(230)により前記第1間隔(231)に変更される。
この請求項1に係る発明によれば、集合品(S)を受け入れるタイミングと、受け入れた集合品を排出位置に向けて搬送するタイミングを異ならせ得る簡素な構成からなる搬送装置を提供することができる。
次に、請求項1に従属する請求項2に係る発明は、前記第1移送手段(100)は、前記集合品(S)を支持する支持手段(120)を有しており、該支持手段(120)は、互いが接近離間可能に且つ回動可能に配設された一対のチャッキング部材(120)で構成されており、該一対のチャッキング部材(120)が前記集合品(S)の支持を解除する方向に回動することにより、前記一対のチャッキング部材(120)が前記搬送上流側の支持体(241)と干渉することが無い空間を前記第1移送手段(100)と前記滑走面(32)との間に形成し、前記搬送上流側の支持体(241)の前記第1方向に移動を許容するよう構成されている。
この請求項2に係る発明によれば、支持手段(120)は、回動可能に配設された一対のチャッキング部材(120)で構成されおり、一対のチャッキング部材(120)が搬送上流側の支持体(241)と干渉することが無い空間を第1移送手段(100)と滑走面(32)との間に形成し、搬送上流側の支持体(241)の第1方向に移動を許容する構成である。このことから、搬送上流側の支持体(241)と干渉することが無い空間を設けるために、支持手段(120)を昇降させるための駆動機構を別途設ける必要もない。また、搬送装置が全体的に大型化することを抑制し得る。
次に、請求項1または請求項2に従属する請求項3に係る発明は、前記第1移送手段(100)は、前記集合品(S)を支持する支持手段(120)を有しており、該支持手段(120)は、互いが接近離間可能に且つ回動可能に配設された一対のチャッキング部材(120)で構成されており、前記一対のチャッキング部材(120)が回動して前記集合品(S)を支持することによって前記集合品(S)を前記第2方向における両側から支持する。
この請求項3に係る発明によれば、集合品受入れ位置(32A)に向けて集合品(S)を第2方向に移送する際に、一対のチャッキング部材(120)が回動して前記集合品(S)を支持することによって物品の両端部(E)を一列に揃えて、その状態を維持して集合品受入れ位置(32A)に移載することができるため、滑走面(32)に物品の姿勢変更を規制する物品ガイドなどを設ける必要がなく搬送装置を簡素化し得る。
次に、請求項3に従属する請求項4に係る発明は、前記集合品(S)を構成する物品のそれぞれは、袋の両端部(E)が熱シールされることにより封止部が形成されたピロー包装袋(W)であり、前記一対のチャッキング部材(120)が回動して前記集合品(S)の両端を支持する際に、前記物品のそれぞれの両端部(E)の先端が下側に向くように該両端部(E)を倒すように構成されている。
この請求項4に係る発明によれば、各ピロー包装袋(W)の両端部(E)の先端が下側に向くように、両端部(E)を倒すことから、例えば、集合品(S)を箱詰めする際の取り扱いが容易になり、また、見栄えを良好にできる。または、別途、ピロー包装袋(W)の両端部(E)を倒す装置を設ける必要がなく、搬送装置の簡素化が図れる。
本発明は上記各発明の手段をとることにより、集合品を受け入れるタイミングと、受け入れた集合品を排出位置に向けて搬送するタイミングを異ならせ得る簡素な構成からなる搬送装置を提供することができる。
実施形態に係る搬送装置の全体を示す概略平面図である。 図1のII-II線矢視図である。 図1のIII-III線矢視図である。 図1のIV-IV線矢視図である。
以下に、本発明の搬送装置における実施形態について図面を用いて説明する。
本実施形態における搬送装置は、被包装物や包装物自体等の物品を規定数集合させた集合品Sを搬送する装置である。本実施形態における搬送装置では、物品として袋の両端部Eが熱シールされることにより封止部が形成されたピロー包装袋Wを例示し、係るピロー包装袋W(物品)が5袋(規定数)に集合させた集合品Sを搬送する構成を例示して説明する。
なお、本実施形態を説明する際に示す方向は、図1乃至図4に示すように、後述する搬送ベッド30の滑走面32に沿った水平の方向で搬送ベッド30の長手方向を「左右(第1方向)」、搬送ベッド30の滑走面32に沿った水平の方向で第1方向と交差する方向(本実施形態では直交する方向)を「前後(第2方向)」、搬送ベッド30の滑走面32に直交する方向を「上下」とする。換言すれば、第1方向である左右方向は、搬送ベッド30の滑走面32上に設けられる集合品受入れ位置32Aと集合品排出位置32Bとを結ぶ方向である。
図1に示すように、搬送装置と、第1ベルトコンベヤ10が配設されている。搬送装置は、ピロー包装袋Wを規定数集合させた集合品Sを搬送する装置である。第1ベルトコンベヤ10は、ピロー包装袋Wを順次搬送して搬送装置に送出して集合品Sとするための前処理工程として構成されるものである。搬送装置の説明に先立って前処理工程である第1ベルトコンベヤ10について説明する。
第1ベルトコンベヤ10は、図1、2に示すように、ピロー包装袋Wをベルトからなる搬送面に載置して搬送する搬送路12を備えており、この搬送面に載置されたピロー包装袋Wを一定の速度で送出する装置である。第1ベルトコンベヤ10は、その搬送路12を前後方向(第2方向)に沿うように配設されている。第1ベルトコンベヤ10の搬送路12における終端側には、搬送路12を横切るように横断した板状のストッパー14が配設されている。このストッパー14によって、ピロー包装袋Wは、それ以降の搬送が規制されている。また、第1ベルトコンベヤ10のストッパー14より上流側(手前側)であって、搬送方向に交差する幅方向における側方にはプッシャー16が配設されている。
プッシャー16は、搬送装置に向かってピロー包装袋Wを順次送出する装置である。プッシャー16は、エアシリンダ―など(不図示)の駆動源によって搬送路12に交差し且つ水平方向に向かって進退可能に構成されている。プッシャー16の先端には、L字状のブラケット18が取り付けられている。ブラケット18の一方の面は、ピロー包装袋Wを押し出す押出面18aとして構成される。ブラケット18の他方の面は、後続から順次搬送されてくるピロー包装袋Wの移動を規制する規制面18bとして構成される。また、第1ベルトコンベヤ10のプッシャー16近傍には、ストッパー14に到来したピロー包装袋Wを検知する光電センサなど(光等による非接触センサ)からなる物品検知手段(不図示)が配設されている。これにより、プッシャー16は、物品検知手段の検知に基づいてストッパー14に到来したピロー包装袋Wを搬送装置に向けて一つずつ押し出し可能に構成される。
搬送装置は、図1~4に示すように、後述の集合品供給位置22Aを構成する第2ベルトコンベヤ20と、搬送ベッド30と、第1移送装置100(第1移送手段)と、第2移送装置200(第2移送手段)と、間隔変更機構230(間隔変更手段)を有すると共に、不図示の制御部によって第2移送装置200と間隔変更機構230の動作を制御して第1移送装置100と第2移送装置200との接触を回避する接触回避手段を有している。
第2ベルトコンベヤ20は、図1、2に示すように、プッシャー16によって一つずつ押し出されたピロー包装袋Wを規定数集合させた集合品Sとして載置可能である集合品供給位置22Aを構成する装置である。第2ベルトコンベヤ20は、ピロー包装袋Wを無端状のベルトからなる搬送面に載置して搬送する搬送路22を備えている。第2ベルトコンベヤ20は、プッシャー16が搬送路12上を進退移動する方向に対応させて、無端状ベルトを第1方向に走行駆動させる。また、第2ベルトコンベヤ20の搬送路22の高さは、第1ベルトコンベヤの搬送路12と同じ高さであるか、又は第1ベルトコンベヤの搬送路12の方が僅かに高く設定されている。これにより、ピロー包装袋Wがスムーズに第1ベルトコンベヤの搬送路12から第2ベルトコンベヤ20の搬送路22へ載り移る構成となっている。
第2ベルトコンベヤ20は、プッシャー16によってピロー包装袋Wが搬送面に載り移る際(プッシャー16の動きに連動)に、ピロー包装袋Wの横幅分だけベルトを断続的に走行させるよう構成されている。なお、第2ベルトコンベヤ20の終端側(図1の紙面右側)には、搬送路22を横切るように横断した板状のガイド24が配設されている。ピロー包装袋Wは、順次このガイド24に到来するまで搬送され規定数集合されて集合品Sとなる。この第2ベルトコンベヤ20の搬送路22上に略整列された集合品Sの位置が、後述する搬送ベッド30の滑走面32に設けられた集合品受入れ位置32Aへ集合品Sを供給する「集合品供給位置22A」である。すなわち、集合品供給位置22Aは、集合品Sを載置可能であって、集合品受入れ位置32Aと集合品排出位置32Bとを結ぶ左右方向(第1方向)と交差する前後方向(第2方向)における滑走面32の外側近傍に設定されている。なお、搬送路22上では、集合品Sを構成する各ピロー包装袋W同士は、第1方向および第2方向に若干乱れて集合している状態にある。
搬送ベッド30は、図1、3、4に示すように、集合した規定数のピロー包装袋W(物品)からなる集合品Sを搬送するために構成される。搬送ベッド30は、水平方向に延在しており、集合した規定数のピロー包装袋Wからなる集合品Sを載置して直線的に滑走可能とする平坦な滑走面32が構成される。搬送ベッド30の滑走面32は、左右方向(第1方向)に沿って延在しており、集合品受入れ位置32Aと、集合品受入れ位置32Aから離間した集合品排出位置32Bと、が設定されている。集合品受入れ位置32Aは、第2ベルトコンベヤ20における集合品供給位置22Aと、前後方向(第2方向)において隣接した位置に構成される。集合品排出位置32Bは、左右方向(第1方向)において集合品受入れ位置32Aから離間した位置に構成される(図1、4の紙面右側)。ここで、第1方向である左右方向は、換言すれば搬送ベッド30に設けられる集合品受入れ位置32Aと集合品排出位置32Bとを結ぶ方向である。また、滑走面32の高さは、第2ベルトコンベヤ20の搬送路22の高さと同じ高さであるか、又は第2ベルトコンベヤ20の搬送路22の方が僅かに高く設定されている。これにより、ピロー包装袋Wがスムーズに第2ベルトコンベヤ20の搬送路22から滑走面32の集合品受入れ位置32Aに滑走しながら移送可能な構成となっている。
第1移送装置100(第1移送手段)は、後述する一対のチャッキング部材120が前後方向(第2方向)に沿って往復移動し得ると共に集合品供給位置22Aに載置された集合品Sを支持して、滑走させながら集合品受入れ位置32Aに移送する装置である。第1移送装置100は、図1~3に示すように、第2ベルトコンベヤ20の集合品供給位置22Aと搬送ベッド30の集合品受入れ位置32Aに跨った位置における上方に配設されたサーボシリンダ105を有する。サーボシリンダ105は、本体枠(不図示)に支持され、前後方向(第2方向)に進退移動可能なスライダ110(駆動機構)を備えている。スライダ110は、モータ112などの駆動源による回転力がプーリベルト(不図示)を介してボールねじ等のねじ機構(不図示)に駆動伝達されてねじ機構が回転されることで前後方向(第2方向)に進退移動可能とされている。スライダ110には、スライダ110の鉛直下方側に、集合品Sを支持する一対のチャッキング部材120(支持手段)が連結されている。一対のチャッキング部材120は、ピロー包装袋Wが規定数集合された集合品Sを一括して挟持する爪状の部材で構成されている。一対のチャッキング部材120は、前後方向(第2方向)に対向するように配設されると共に、エアシリンダ―など(不図示)の駆動源によって上下方向に回動することによって図3で見て略L字状に形成された爪状の先端が互いに接近離間するように構成される。これにより、一対のチャッキング部材120が回動することで、集合品Sを前後方向(第2方向)における両側から挟持する支持手段が構成される。
第2移送装置200(第2移送手段)は、集合品受入れ位置32Aに載置される集合品Sを集合品Sの左右両側から一括して支持した状態で集合品排出位置32Bまで搬送ベッド30の滑走面32上を水平移動(移送)させる装置である。第2移送装置200は、図1、4に示すように、搬送ベッド30から見て第2ベルトコンベヤ20とは反対側の位置であって、搬送ベッド30に沿って左右方向(第1方向)に延在するように配設されている。
第2移送装置200は、本体フレーム(不図示)に支持され、左右方向(第1方向)に往復移動可能なスライド機構210が構成される。スライド機構210は、モータ212などの駆動源による回転力がボールねじ等のねじ機構(不図示)に駆動伝達されてねじ機構が回転されることでスライド台220を左右方向(第1方向)に往復移動可能とされている。スライド台220の上面側には、間隔変更機構230(間隔変更手段)を介して左右一対の回動アーム240(一対の支持体)が配設される。
一対の回動アーム240(一対の支持体)は、帯板状の板状部材で構成された第1回動アーム241と第2回動アーム242が左右方向(第1方向)に所定間隔を隔てて配設される。
ここで、第1回動アーム241は、ロータリアクチュエータ250の作動によって第1回動アーム241の自由端側が上方に位置して上下方向に立設する姿勢(起立姿勢)241Aと、第1回動アーム241の自由端側が搬送ベッド30の滑走面32に接近するように滑走面32側に倒伏する姿勢(倒伏姿勢)241Bとに回動可能に構成される(接触回避手段)。
同様に、第2回動アーム242は、ロータリアクチュエータ250の作動によって第2回動アーム242の自由端側が上方に位置して上下方向に立設する姿勢(起立姿勢)242Aと、第2回動アーム242の自由端側が搬送ベッド30の滑走面32に接近するように滑走面32側に倒伏する姿勢(倒伏姿勢)242Bとに回動して姿勢変更し得るように構成される。
すなわち、一対の回動アーム240における起立姿勢240Aは、第1回動アーム241と第2回動アーム242がそれぞれ起立した姿勢(241A、242A)である。また、一対の回動アーム240における倒伏姿勢240Bは、第1回動アーム241と第2回動アーム242がそれぞれ倒伏した姿勢(241B、242B)である。なお、ロータリアクチュエータ250は、圧縮空気圧を運動エネルギーに変換する装置であり、エア圧力源からのエア供給により作動する。
間隔変更機構230(間隔変更手段)は、第1回動アーム241と第2回動アーム242(一対の回動アーム240)の左右方向(第1方向)の間隔を変更する機構である。間隔変更機構230は、モータ235などの駆動源による回転力がボールねじ等のねじ機構(不図示)に駆動伝達されてねじ機構が回転されることで第1回動アーム241と第2回動アーム242が接近離間するように構成される。間隔変更機構230は、第1回動アーム241と第2回動アーム242(一対の回動アーム240)の左右方向(第1方向)における間隔を図1に示すように少なくとも第1間隔231と第2間隔232に変更し得るように設定されている。第1間隔231は、第1回動アーム241と第2回動アーム242が集合品Sを支持し得る間隔である。第2間隔232は、第1回動アーム241と第2回動アーム242が集合品Sおよび集合品受入れ位置32Aに到来する第1移送装置100のチャッキング部材120(支持手段)など、第1移送装置100に接触し得ない間隔であり、第1回動アーム241と第2回動アーム242が集合品受入れ位置32Aから僅かに左右両側に離れて位置するように設定されている。
これにより、第2移送装置200は、第1回動アーム241と第2回動アーム242(一対の回動アーム240)が左右方向(第1方向)に沿って往復移動可能であると共に互いが接近離間可能に配設される。また、第2移送装置200は、第1回動アーム241と第2回動アーム242(一対の回動アーム240)を集合品受入れ位置32Aの左右方向(第1方向)における両側にそれぞれ位置するように移動可能な構成となる。また、第2移送装置200は、集合品受入れ位置32Aで間隔変更機構230(間隔変更手段)によって第1間隔231になった第1回動アーム241と第2回動アーム242が、集合品受入れ位置32Aに載置された集合品Sの両側を支持して、間隔を維持した状態で左右方向(第1方向)に移動することにより、集合品Sを集合品排出位置32Bまで移送し得るように構成されている。
なお、上述した搬送装置の各装置及び各機構は、図示を省略したエンコーダのパルス情報、光等による非接触センサなどの検出情報など周知の検出手段による検出情報によって、作動切替え等がなされる。
次に搬送装置の動作について図1~4を用いて説明する。
図1、2に示すように、連続的に走行駆動される第1ベルトコンベヤ10によって第1ベルトコンベヤ10の搬送終端に順次搬送されてきたピロー包装袋Wが物品検知手段(不図示)により検知されると、プッシャー16が、第2ベルトコンベヤ20に向けてピロー包装袋Wを押し出す。
第1移送装置100は、第2ベルトコンベヤ20上にピロー包装袋Wが規定数移載されて集合品Sとなった際(図2参照)に、第2ベルトコンベヤ20の上方で図3(A)のように、外側上方に離間して待機しているチャッキング部材120を回動させて集合品Sをそれぞれ前後方向(第2方向)から挟持する(図3(B)参照)。これにより集合品Sは横一列に整列させた状態でチャッキング部材120に支持される。このとき、一対のチャッキング部材120は、集合品Sの挟持の際に熱溶着に封止(エンドシール)されたピロー包装袋Wの両端部E(図3A参照)の先端が下側に向くように両端部Eを下方に倒す。
第1移送装置100は、図3(C)に示すように、集合品供給位置22Aに載置された集合品Sをチャッキング部材120で挟持(指示)した状態でスライダ110を前後方向(第2方向)に沿って前方に移動させて、チャッキング部材120と共に集合品Sを集合品受入れ位置32Aに移送する。この集合品Sが搬送ベッド30の集合品受入れ位置32Aに移送される際に、チャッキング部材120は、各ピロー包装袋Wの整列状態を維持する。次に、第1移送装置100は、図3(D)に示すように、集合品受入れ位置32Aへの集合品Sの移送を完了すると、チャッキング部材120を斜め上方に回動して互いの爪状の先端を離間させることで、集合品Sの挟持を解除する。そして、チャッキング部材120が集合品Sの挟持を解除すると、第1移送装置100はチャッキング部材120の解除状態を維持しながら、スライダ110を第2方向における後方に移動させて図3(A)のように、集合品供給位置22Aの上方にチャッキング部材120を復帰させる。以上のように、第1移送装置100は、集合品供給位置22Aに集合品Sが構成された情報に基づき、チャッキング部材120を作動させて集合品Sを支持して、集合品Sを集合品受入れ位置32Aに移送した後、チャッキング部材120による集合品Sの挟持を解除して、集合品供給位置22Aの上方にチャッキング部材120を復帰させる動作を繰り返す。なお、第1移送装置100は、集合品受入れ位置32Aに1つ先行の集合品Sが載置されていることが不図示の検知手段によって検知されている際には、図3(A)に示す位置で待機する。
第2移送装置200は、スライド機構210の駆動によって、一対の回動アーム240(支持体)を、第1方向における集合品受入れ位置32Aの左右両側の設定位置と集合品排出位置32Bの間を往復移動させる。第2移送装置200は、集合品受入れ位置32Aに到来した第1移送装置100のチャッキング部材120が集合品Sの挟持を解除(回動して上昇した)作動情報に基づいて、倒伏姿勢241Bとなった第1回動アーム241が第1方向に移動して集合品受入れ位置32Aに侵入することが許容される。この移動を開始するにあたって、一対の回動アーム240(第1回動アーム241と第2回動アーム242)の間隔を間隔変更機構230によって第2間隔232から第1間隔231に狭くして、集合品受入れ位置32Aに侵入して集合品Sを左右方向の両側から支持した後、回動アーム240に支持された集合品Sをスライド機構210の駆動によって集合品受入れ位置32Aから集合品排出位置32Bまで移送する(図1参照)。なお、図1、図3(C)では、集合品受入れ位置32Aに第1移送装置100のチャッキング部材120が到来しており、集合品受入れ位置32Aの左右両側に第2移送装置200の第1回動アーム241と第2回動アーム242が倒伏姿勢241B、242B(240B)で待機しているタイミングで示されているが、集合品受入れ位置32Aの左右両側に第2移送装置200の一対の回動アーム240(第1回動アーム241と第2回動アーム242)が倒伏姿勢240Bになるタイミングは、第1移送装置100のチャッキング部材120が集合品受入れ位置32Aに到来する前や集合品受入れ位置32A上方から集合品供給位置22Aに移動している最中など様々なタイミングとなる。第2移送装置200がスライド機構210の駆動によって一対の回動アーム240(支持体)を第1方向に往復移動させる際に、一対の回動アーム240の間隔は、間隔変更機構230によって、次のように第1間隔231と第2間隔232に変更されると共に、一対の回動アーム240の姿勢、特に第1回動アーム241の姿勢は、接触回避手段によって次のように倒伏姿勢241Bと起立姿勢241Aに変更される。図1、図3、図4を用いて具体的に説明する。
第2移送装置200の一対の回動アーム240は、図3(A)、図4に示すように起立姿勢240Aとなって、且つ、第2間隔232となって第2集合品受入れ位置32Aの両側に位置するように到来した後、起立姿勢240Aから倒伏姿勢240Bに姿勢変更される(図1、図3(B)参照)。このとき、第1回動アーム241と第2回動アーム242の間隔は、図1、図4に示すように間隔変更機構230によって第2間隔232に維持される(接触回避手段)。
そして、1移送装置100のチャッキング部材120による集合品Sの挟持が解除されると、第2移送装置200は、一対の回動アーム240の間隔を間隔変更機構230によって第2間隔232から第1間隔231に狭くして集合品Sを左右方向の両側から支持した後、回動アーム240に支持された集合品Sをスライド機構210の駆動によって集合品受入れ位置32Aから集合品排出位置32Bまで移送する(図1参照)。
このとき、図3(D)に示すように、集合品受入れ位置32Aにおけるチャッキング部材120の最下端から搬送ベッド30の滑走面32までの距離H1は、倒伏姿勢240Bに位置する一対の回動アーム240の上端から滑走面32までの距離H2より長い。そのため、一対の回動アーム240は、倒伏姿勢240Bの状態で集合品排出位置32Bに移動してもチャッキング部材120と干渉しない(接触しない)関係となる。すなわち、一対のチャッキング部材120が集合品Sの支持を解除する方向に回動することにより、一対のチャッキング部材120が回動アーム240と干渉することが無い空間を第1移送装置100と滑走面32との間に形成し、一対の回動アーム240の左右方向(第1方向)に移動を許容する。
第2移送装置200は、図1に示すように、集合品Sを集合品排出位置32Bまで移送が完了すると、図4に示すように、回動アーム240を間隔変更機構230によって第1間隔231から第2間隔232に拡げて集合品Sの支持を解除し終え、回動アーム240をロータリアクチュエータ250の作動によって倒伏姿勢240Bから起立姿勢240Aに姿勢変更する。その上で、第2移送装置200は、一対の回動アーム240を集合品排出位置32Bから集合品受入れ位置32Aに向けて移動させる。
この移動の間、一対の回動アーム240は、前後方向(第2方向)において集合品受入れ位置32Aを介して集合品供給位置22Aとは反対側の位置であって、一対の回動アーム240が集合品受入れ位置32Aに到来する集合品Sと第1移送装置100に接触し得ない起立姿勢240A(第1位置)に退避する関係となる。そして、一対の回動アーム240が左右方向(第1方向)における集合品受入れ位置32Aの両側に位置するように移動したときには、一対の回動アーム240を集合品受入れ位置32Aに載置された集合品Sと離間して対向し得る倒伏姿勢240B(第2位置)に移動させる。一対の回動アーム240は、集合品受入れ位置32Aにおいて集合品Sを待ち受けるために倒伏姿勢240B(第2位置)に移動するときには、間隔変更機構230により第2間隔232に変更され、第1移送装置100のチャッキング部材120が集合品Sの支持を解除したときには間隔変更機構230により第1間隔231に変更される。ここで、間隔変更機構230により第2間隔232に変更すると共に、第2移送装置200における少なくとも第1回動アーム241(一対の回動アーム240のうち、集合品排出位置32Bから遠い位置に配設された搬送上流側の第1回動アーム241)を回動させて起立姿勢241A(第1位置)から倒伏姿勢241B(第2位置)に切り替えることが、集合品Sと第1移送装置100に接触し得ない退避する構成が「接触回避手段」に相当する。
以上のように本実施形態における搬送装置は、次のような効果がある。
(1)本実施形態では、集合品Sを集合品受入れ位置32Aに滑走させながら移送する際に、チャッキング部材120が集合品Sの両側を支持することによって、ピロー包装袋W(物品)の両端部Eを一列に揃えて、その状態を維持して集合品受入れ位置32Aに移載することができる。よって、集合品Sを移送する途中に、ピロー包装袋W同士が離間することを規制するための物品ガイドなどを搬送ベッド32などに設ける必要がなく装置構造を簡素化し得る。
また、チャッキング部材120によって、熱溶着に封止(エンドシール)されたピロー包装袋Wの両端部E(図3A参照)の先端が下側に向くように両端部Eを下方に倒すことができるため、別途、包装袋Wの両端部Eを下方に倒す装置を設ける必要がなく装置構造を簡素化し得ると共に、集合品排出位置32Bから集合品Sを見栄え良い状態で箱詰めなどの包装処置に送ることができる。
(2)集合品受入れ位置32Aに載置された集合品Sを一対の回動アーム240が両側から挟持(支持)して集合品排出位置32Bに移載することによって、簡単な装置構造で、ピロー包装袋W同士が密着した集合品Sを集合品排出位置32Bから箱詰めなどの包装処置に送ることができる。
(3)従来技術のようにバケットコンベヤを用いた装置構造では、集合品Sを構成するピロー包装袋Wの規定数を少ない包装仕様に変更する場合、バケットコンベヤの仕切板を変更する包装仕様に対応する構造に偏向しなければならなかった。一方本実施形態の構造では、一対の支持体の間隔を制御的に初期設定変更するだけで済むため、多様性を得ることができる。
(4)第1移送装置100(第1移送手段)はチャッキング部材120を回動させるだけで、回動アームが第1移送装置100に干渉することなく、左右方向(第1方向)に集合品Sを移送し得るため、チャッキング部材120(挟持手段)などの集合品Sを支持する支持手段を昇降させるための駆動機構を別途設ける必要がない。
<変更例>
(1)集合品Sとしては、転がり難く集合品Sの整列状態が維持し得る物品を集合させたものであればよく、カートン等の箱体であってもよい。
(2)集合品Sは、複数のピロー包装袋Wが平置き状態で整列した例を示したが、ピロー包装袋Wを段積み状態で集合させた集合品Sであってもよく、この場合には倒伏状態になった際の回動アームの搬送ベッドからの高さを段積みされたピロー包装袋Wの高さに対応させればよい。
(3)滑走面32に相当する搬送ベッドに集合品Sを載置して集合品Sを滑走させる例を示したが、ローラが隙間なく並んだローラコンベヤ上を滑走面32として集合品Sを滑走させるようにしてもよい。
(4)接触回避手段として、一対の回動アーム240(支持体)を回動させて起立姿勢240A(第1位置)と倒伏姿勢240B(第2位置)に切り替える例を示したが、左右方向(第1方向)における集合品Sの両側を支持する一対の支持体を前後方向(第2方向)に沿って直線的に進退移動させる構成であってもよい。
また、接触回避手段としては、前記支持体のうち、集合品排出位置32Bから遠い位置に配設された搬送上流側の支持体を第1位置と第2位置に切り替えることが出来れば良く、搬送下流側の支持体は、集合品排出位置32Bから復帰する際に集合品排出位置32Bに搬送された集合品Sから逃げる程度に回動し得る又は進退移動し得る程度でもよい。なお、本実施形態においては第1回動アーム241が搬送上流側の支持体に相当する。
(5)本実施形態では、第1移送装置100(第1移送手段)を構成する集合品Sを支持する支持手段として、一対のチャッキング部材120を回動させて集合品Sを両側から挟んで支持する挟持手段の一例を示したが、例えば一対の板状の爪が前後方向(第2方向)に直線的に開閉移動して集合品Sを挟むように構成された挟持手段でもよく、挟持手段に限らず集合品Sの上面を吸着して集合品Sを支持するなど、様々な手法を採用し集合品Sを支持するように構成してもよい。
(6)間隔変更機構230により第2間隔232に変更して、集合品Sと第1移送装置100に接触し得ないように接触回避手段が構成されるものであれば、間隔変更機構230としては、一対の回動アーム240の間隔を変更する際に回動アーム240の双方を移動させる例に限らず、回動アーム240の何れか一方のみを移動するようにしてもよい。
(7)左右方向(第1方向)にそって集合品排出位置32Bを複数設けてもよい。
(8)モータ、エアシリンダ、スライダ、ケーブルキャリアなどで駆動機構を構成した例を示したが、その他各種の機構を採用し得る。
(9)第2移送装置200が一対の回動アーム240を第1方向に往復移動させる際に一定の速度で移動させてもよく、生産の処理状況に応じた速度を変えたり、加減速させたりする動作をさせても良い。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の搬送装置は、本実施形態に限定されず、その他各種の形態で実施することができる。
22A:集合品供給位置 32:滑走面 32A:集合品受入れ位置
32B:集合品排出位置 100:第1移送装置(第1移送手段)
120:チャッキング部材(支持手段) 200:第2移送装置(第2移送手段)
230:間隔変更機構(間隔変更手段) 231:第1間隔 232:第2間隔(接触回避手段)
240(241、242):回動アーム(支持体)、第1回動アーム241(搬送上流側の支持体)
241A:起立姿勢(第1位置、接触回避手段)
241B:倒伏姿勢(第2位置、接触回避手段)
S:集合品 W:ピロー包装袋(物品) E両端部

Claims (4)

  1. 水平方向に延在しており、集合した規定数の物品からなる集合品が滑走可能な滑走面と、
    該滑走面に設定された集合品受入れ位置と、
    該集合品受入れ位置から離間して前記滑走面に設定された集合品排出位置と、
    前記集合品を載置可能であって、前記集合品受入れ位置と前記集合品排出位置とを結ぶ第1方向と交差する第2方向における前記滑走面の外側近傍に設定された集合品供給位置と、
    前記第2方向に沿って往復移動し得ると共に前記集合品供給位置に載置された前記集合品を支持して前記集合品受入れ位置に移送し得る第1移送手段と、
    前記第1方向に沿って、往復移動可能であると共に互いが接近離間可能に配設された一対の支持体と、
    前記一対の支持体を前記集合品受入れ位置の前記第1方向における両側に位置するように移動させ得ると共に、前記集合品受入れ位置に載置された前記集合品の両側を支持した前記一対の支持体を前記第1方向に移動させることにより、該集合品を前記集合品排出位置まで移送する第2移送手段と、
    前記一対の支持体が前記集合品を支持し得る第1間隔と、両支持体が前記集合品および前記集合品受入れ位置に到来する前記第1移送手段に接触し得ない第2間隔に、両支持体の前記第1方向における間隔を少なくとも変更し得る間隔変更手段と、
    前記間隔変更手段により前記一対の支持体が前記集合品の支持を解除し終えて、前記第2移送手段によって前記一対の支持体を前記集合品排出位置から前記集合品受入れ位置に向けて移動させる間に、前記支持体のうち、前記集合品排出位置から遠い位置に配設された搬送上流側の支持体を、前記第2方向において前記集合品受入れ位置を介して前記集合品供給位置とは反対側の位置であって、前記搬送上流側の支持体が前記集合品受入れ位置に到来する前記集合品と前記第1移送手段に接触し得ない第1位置に退避させると共に、前記一対の支持体が前記第1方向における前記集合品受入れ位置の両側に離れて位置するように移動した際に、前記一対の支持体を前記集合品受入れ位置に載置された集合品と対向し得る第2位置に移動させる接触回避手段を備えており、
    前記一対の支持体は、前記接触回避手段により前記搬送上流側の支持体が第2位置に移動する際には、前記間隔変更手段により前記第2間隔に変更されており、前記第1移送手段が前記集合品の支持を解除した後で、前記間隔変更手段により前記第1間隔に変更される搬送装置。
  2. 前記第1移送手段は、前記集合品を支持する支持手段を有しており、
    該支持手段は、互いが接近離間可能に且つ回動可能に配設された一対のチャッキング部材で構成されており、
    該一対のチャッキング部材が前記集合品の支持を解除する方向に回動することにより、前記一対のチャッキング部材が前記搬送上流側の支持体と干渉することが無い空間を前記第1移送手段と前記滑走面との間に形成し、前記搬送上流側の支持体の前記第1方向に移動を許容するよう構成されている請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記第1移送手段は、前記集合品を支持する支持手段を有しており、
    該支持手段は、互いが接近離間可能に且つ回動可能に配設された一対のチャッキング部材で構成されており、
    前記一対のチャッキング部材が回動して前記集合品を支持することによって前記集合品を前記第2方向における両側から支持する請求項1または請求項2に記載の搬送装置。
  4. 前記集合品を構成する物品のそれぞれは、袋の両端部が熱シールされることにより封止部が形成されたピロー包装袋であり、
    前記一対のチャッキング部材が回動して前記集合品の両端を支持する際に、前記物品のそれぞれの両端部の先端が下側に向くように該両端部を倒すように構成されている請求項3に記載の搬送装置。
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