JP2022031233A - 新規なプレキャスト組み立て橋脚 - Google Patents
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Abstract
Description
縫目のところの縦方向鉄筋を切断し、橋脚を揺動体系に設計し、セグメントの間を後張予備応力の方式により一体に連接し、予備応力セグメントのプレキャスト組み立て橋脚を形成する。組み立て一体型橋脚の耐震性能が比較的に良いが、現場で鉄筋を接続することが困難であり、施工進度が遅く、しかも震災後の残存歪みも大きく、迅速施工に適用しない。予備応力プレキャストセグメント組み立て揺動橋脚は、迅速施工、自己復帰能力などの多くの利点があり、プレキャストセグメント橋脚の発展方向になっている。しかしながら、このような橋脚は、エネルギー消耗能力が低く、耐せん断能力不足、地震作用下でセグメントコンクリートが圧力を受けると、破砕しやすいなどの欠点があり、実際の工事での応用は非常に大きな制限を受けるともに、プレキャスト組み立て橋脚技術の発展を阻害した。
従来技術の欠点に対して、本発明は、上記背景技術で言及された問題を解決するための新規なプレキャスト組み立て橋脚を提供する。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の技術案によって実現される。
フーチングと、プレキャスト橋脚セグメントとを含む新規なプレキャスト組み立て橋脚であって、前記プレキャスト橋脚セグメントは、フーチング頂部に設置され、前記プレキャスト橋脚セグメント内部には、プレストレスト筋が設けられ、前記プレストレスト筋は、プレキャスト橋脚セグメントと打設接着され、前記プレストレスト筋の一端は、プレキャスト橋脚セグメントを貫通してフーチングの内部まで延び、前記フーチング内部には、鋼板が設けられ、前記プレストレスト筋は、鋼板と拘束接続され、前記鋼板は、フーチングと打設コンクリートによって接着され、前記プレキャスト橋脚セグメント内部には、第1の連結鋼部材が設けられ、前記第1の連結鋼部材は、T字状ように設置され、前記第1の連結鋼部材の一端は、プレキャスト橋脚セグメントを貫通してプレキャスト橋脚セグメントの外部まで延び、前記第1の連結鋼部材は、プレキャスト橋脚セグメントと打設コンクリートによって接着され、前記第1の連結鋼部材は、プレキャスト橋脚セグメントの周りに配置され、前記プレキャスト橋脚セグメントの前側の第1の連結鋼部材は、プレキャスト橋脚セグメントの後側の第1の連結鋼部材とがプレキャスト橋脚セグメントの中心に対して対称にし、前記プレキャスト橋脚セグメントの一側の第1の連結鋼部材は、プレキャスト橋脚セグメントの他方の第1の連結鋼部材とがプレキャスト橋脚セグメントに対して対称にし、前記プレキャスト橋脚セグメント内部には、連結鉄筋が設けられ、前記連結鉄筋の両端は、プレキャスト橋脚セグメントの前側、後側及びプレキャスト橋脚セグメントの両側に位置する第1の連結鋼部材とそれぞれアンカー接続され、前記第1の連結鋼部材外側には、第2の連結鋼部材が設けられ、前記第2の連結鋼部材は、第1の連結鋼部材の形状とマッチングし、かつ第1の連結鋼部材に可動挿着され、前記第2の連結鋼部材外側には、高強度ボルトが設けられ、前記高強度ボルトは、第1の連結鋼部材と第2の連結鋼部材を貫通し、前記第1の連結鋼部材と第2の連結鋼部材とは、高強度ボルトを介して着脱可能に接続され、前記第2の連結鋼部材の一側には、補強板が固定接続され、前記補強板は、前記第2の連結鋼部材に溶接され、前記第2の連結鋼部材と補強板とは、いずれもフーチングとコンクリート予備埋設によって接着され、前記第2の連結鋼部材底部には、スチール溶接スタッドが設けられ、前記スチール溶接スタッドは、フーチングとコンクリート予備埋設によって接着され、前記スチール溶接スタッド頂部は、第2の連結鋼部材底部に溶接される。
1、この新規なプレキャスト組み立て橋脚は、小規模地震と中規模地震の作用下で、高強度ボルトは摺動せず、プレキャスト橋脚セグメントは弾性範囲内に保持され、大地震の作用下で、高強度ボルトは摺動し、第1の連結鋼部材と第2の連結鋼部材の接触面の滑り摩擦、高強度ボルトの外側と余裕孔及び制限挿通孔との押し出しは、いずれもエネルギー散逸が生じ、プレキャスト橋脚セグメントの地震作用を軽減し、地震後、高強度ボルトは、解体と再取り付けが可能であり、良好な震後回復性を持ち、震後の正常な使用に影響を与えない。本発明は、高強度ボルト接続及びエネルギー消耗を採用しており、地震区の自己復帰橋脚システムと制震システムに適用し、地震後の橋梁交通機能の迅速回復のためにサポートを提供する。
2、この新規なプレキャスト組み立て橋脚は、コンクリートの受圧接触領域で鋼板接触を採用し、鋼板は、一方で、接触面の受力を分散させ、コンクリートの受力を減少させ、もう一方では、コンクリートが三方向受圧状態にあることを保証し、コンクリートの耐圧能力を向上させることにより、コンクリートの受圧破砕破壊を防止する。
3、この新規なプレキャスト組み立て橋脚は、高強度ボルトを介してプレキャスト橋脚セグメントとフーチング接続領域との耐せん断能力を強化させ、プレキャスト橋脚セグメントの安定性及び接続の信頼性を向上させ、プレキャスト橋脚セグメントとフーチングとの接続のせん断力による破壊を防止する。
2 プレキャスト橋脚セグメント
3 連結鉄筋
4 第1の連結鋼部材
5 高強度ボルト
6 第2の連結鋼部材
7 スチール溶接スタッド
8 フーチング
9 余裕孔
10 制限挿通孔
11 補強板
Claims (9)
- フーチング(8)と、プレキャスト橋脚セグメント(2)とを含む新規なプレキャスト組み立て橋脚であって、前記プレキャスト橋脚セグメント(2)は、フーチング(8)頂部に設置され、前記プレキャスト橋脚セグメント(2)内部には、プレストレスト筋(1)が設けられ、前記プレストレスト筋(1)は、プレキャスト橋脚セグメント(2)と打設接着され、前記プレストレスト筋(1)の一端は、プレキャスト橋脚セグメント(2)を貫通してフーチング(8)の内部まで延び、前記フーチング(8)内部には、鋼板が設けられ、前記プレストレスト筋(1)は、鋼板と拘束接続され、前記鋼板は、フーチング(8)と打設コンクリートによって接着され、前記プレキャスト橋脚セグメント(2)内部には、第1の連結鋼部材(4)が設けられ、前記第1の連結鋼部材(4)は、T字状ように設置され、前記第1の連結鋼部材(4)の一端は、プレキャスト橋脚セグメント(2)を貫通してプレキャスト橋脚セグメント(2)の外部まで延び、前記第1の連結鋼部材(4)は、プレキャスト橋脚セグメント(2)と打設コンクリートによって接着され、前記第1の連結鋼部材(4)は、プレキャスト橋脚セグメント(2)の周りに配置され、前記プレキャスト橋脚セグメント(2)の前側の第1の連結鋼部材(4)は、プレキャスト橋脚セグメント(2)の後側の第1の連結鋼部材(4)とがプレキャスト橋脚セグメント(2)の中心に対して対称にし、前記プレキャスト橋脚セグメント(2)の一側の第1の連結鋼部材(4)は、プレキャスト橋脚セグメント(2)の他方の第1の連結鋼部材(4)とがプレキャスト橋脚セグメント(2)に対して対称にし、前記プレキャスト橋脚セグメント(2)内部には、連結鉄筋(3)が設けられ、前記連結鉄筋(3)の両端は、プレキャスト橋脚セグメント(2)の前側、後側及びプレキャスト橋脚セグメント(2)の両側に位置する第1の連結鋼部材(4)とそれぞれアンカー接続され、前記第1の連結鋼部材(4)外側には、第2の連結鋼部材(6)が設けられ、前記第2の連結鋼部材(6)は、第1の連結鋼部材(4)の形状とマッチングし、かつ第1の連結鋼部材(4)に可動挿着され、前記第2の連結鋼部材(6)外側には、高強度ボルト(5)が設けられ、前記高強度ボルト(5)は、第1の連結鋼部材(4)と第2の連結鋼部材(6)を貫通し、前記第1の連結鋼部材(4)と第2の連結鋼部材(6)とは、高強度ボルト(5)を介して着脱可能に接続され、前記第2の連結鋼部材(6)の一側には、補強板(11)が固定接続され、前記補強板(11)は、前記第2の連結鋼部材(6)に溶接され、前記第2の連結鋼部材(6)と補強板(11)とは、いずれもフーチング(8)とコンクリート予備埋設によって接着され、前記第2の連結鋼部材(6)底部には、スチール溶接スタッド(7)が設けられ、前記スチール溶接スタッド(7)は、フーチング(8)とコンクリート予備埋設によって接着され、前記スチール溶接スタッド(7)頂部は、第2の連結鋼部材(6)底部に溶接される、ことを特徴とする新規なプレキャスト組み立て橋脚。
- 前記第1の連結鋼部材(4)には、余裕孔(9)が開設され、前記余裕孔(9)は、楕円形に配置され、前記第2の連結鋼部材(6)には、制限挿通孔(10)が開設され、前記制限挿通孔(10)は、円形に配置され、前記第1の連結鋼部材(4)及び第2の連結鋼部材(6)は、いずれも耐候性鋼とする、ことを特徴とする請求項1に記載の新規なプレキャスト組み立て橋脚。
- 複数の前記高強度ボルト(5)は、ねじりせん断タイプ又は大六角タイプであってもよく、前記高強度ボルト(5)のサイズは、所要の締付力に応じて決定される、ことを特徴とする請求項1に記載の新規なプレキャスト組み立て橋脚。
- 前記高強度ボルト(5)は、1組の制限挿通孔(10)、余裕孔(9)及び別の組の制限挿通孔(10)のうちの一つを順次通過し、前記余裕孔(9)は、制限挿通孔(10)と1対1で対応し、前記余裕孔(9)及び制限挿通孔(10)のサイズは、高強度ボルト(5)のサイズにマッチングする、ことを特徴とする請求項1に記載の新規なプレキャスト組み立て橋脚。
- 前記プレキャスト橋脚セグメント(2)のセグメントは、工場にてプレハブ加工し、養生し、プレキャスト橋脚セグメント(2)の施工品質を保証し、養生完了後、工事現場まで輸送して取り付けられる、ことを特徴とする請求項1に記載の新規なプレキャスト組み立て橋脚。
- 複数の第1の連結鋼部材(4)は、プレキャスト橋脚セグメント(2)を吊り上げる時の吊上げ点として用いられることができ、追加のプレキャスト橋脚セグメント(2)の吊り上げ設計を行う必要がなく、複数の第1の連結鋼部材(4)に第2の連結鋼部材(6)が挿入され、プレキャスト橋脚セグメント(2)の吊り上げ位置決めに用いられることができる、ことを特徴とする請求項1に記載の新規なプレキャスト組み立て橋脚。
- 前記プレストレスト筋(1)は、ワイヤロープ又は炭素繊維ロープ(FRP)とすることができる、ことを特徴とする請求項1に記載の新規なプレキャスト組み立て橋脚。
- 複数の第1の連結鋼部材(4)の余裕孔(9)は、縦方向に一定の隙間を配置し、隙間の高さは、プレキャスト橋脚セグメント(2)の頂部の変位需要に応じて決定される、ことを特徴とする請求項1に記載の新規なプレキャスト組み立て橋脚。
- 高強度ボルト(5)の数は、プレキャスト橋脚セグメント(2)に必要な地震エネルギー消耗に応じて決定され、前記高強度ボルト(5)の摩擦滑りエネルギー消耗能力は、プレキャスト橋脚セグメント(2)の地震エネルギー消耗能力と一致する、ことを特徴とする請求項1に記載の新規なプレキャスト組み立て橋脚。
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