JP2022031000A - 生体情報モニタリングシステム、生体情報モニタリング方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
心疾患により心肺停止となった後、処置までに10分を要した場合、生存確率は約20%へ低下することが知られている。
これに対し、日本における救急車の平均到着時間は約7分との統計があり、救命のためには心肺停止を早期に発見することが求められる。
また、心肺の停止に至る以前に、心拍間隔の異常等の兆候が現れることも多いことから、心疾患による重篤な状況の発生を防ぐためには、心拍を正確に測定することが重要となる。
なお、被検者の生体情報(心拍等)を測定するための技術は、例えば、特許文献1に記載されている。
被検者を支持する部材に設置され、力学的な物理量を検出する複数のセンサから、前記物理量を示す信号を取得する物理量取得手段と、
前記物理量取得手段によって取得された前記物理量を示す信号のピークに基づいて、前記部材に支持された被検者における心拍に関する生体情報を取得する信号分析手段と、
を備えることを特徴とする。
[第1実施形態]
本実施形態における生体情報モニタリングシステムにおいては、被検者が睡眠時に使用するベッドの脚にセンサ(例えば、荷重センサ)を設置し、センサの出力信号を取得する。このとき取得されるセンサの出力信号は、被検者の心弾道図(BCG:BallistCardioGram)のデータを示している。そして、取得されたBCGデータを信号処理することにより、心拍変動(RRI:R-R Interval)を取得し、心疾患の判定を行う。
これにより、身体に機器を設置することなく、ベッドの脚において検出された信号を基に、被検者の動きや姿勢等に対して頑健に、生体情報(心拍変動)を取得することができる。
したがって、本実施形態における生体情報モニタリングシステムによれば、被検者の生体情報をより高精度に測定することができる。
図1は、本実施形態における生体情報モニタリングシステム1のシステム構成例を示す模式図である。また、図2は、生体情報モニタリングシステム1の実施態様の一例を示す模式図である。
生体情報モニタリングシステム1は、例えば、PC(Personal Computer)あるいはタブレット端末等の情報処理装置によって構成される。
図1に示すように、生体情報モニタリングシステム1は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、入力部14と、表示部15と、記憶部16と、通信部17と、センサ部18a~18dと、撮像部19とを備えている。
また、図2に示すように、生体情報モニタリングシステム1は、被検者が使用するベッドの脚それぞれにセンサ18a~18dを設置し、ベッドの脚それぞれにおける荷重の検出結果を表す信号を取得する。
前処理部11bは、センサ部18a~18dの出力信号の波形に対し、信号分析部11cにおける分析を行うための前処理を実行する。本実施形態において、前処理部11bは、センサ部18a~18dの出力信号の波形に対し、バンドパスフィルタ(具体的には、1~8.5[Hz]の信号波形を透過させるバンドパスフィルタ)によるフィルタ処理を実行する。さらに、前処理部11bは、フィルタ処理後の信号を正規化する。正規化された信号は、振幅の中心が統一された形態となり、波形を分析し易い状態となる。また、バンドパスフィルタによる処理を行うことで、センサ部18a~18dの出力信号におけるノイズを除去する効果を有する。
また、信号分析部11cは、特定した各ピークの特徴量を抽出する。
図3に示すように、信号分析部11cは、ピーク直前の負の極大値からピークまでの振幅の大きさ(特徴量1)、ピーク直前の負の極大値の大きさ(特徴量2)、ピークの振幅(特徴量3)、ピーク直前の負の極大値からピークまでの時間(特徴量4)、ピークからピーク直後の負の極大値まで時間(特徴量5)をそれぞれ特徴量として抽出する。
さらに、信号分析部11cは、k-meansクラスタリングにより、特徴量を分類する。このとき、信号分析部11cは、特徴量を3クラスに分類し、心拍のピークのデータ及び心拍のピーク以外のデータを特定する。
図4においては、ベッドに仰向けに寝た被検者(仰臥位)のBCGデータを対象としてk-meansクラスタリングを行った結果を示している。
図4に示すように、k-meansクラスタリングを行った結果、左上のデータ群(実線で囲まれた領域のデータ)は1つの分類を表しており、この分類に属するデータは、図5における心拍のピークのデータに対応している。
即ち、BCGデータから波形のピークの特徴量を抽出し、k-meansクラスタリングにより分類することで、心拍間隔を表す心拍のピークを特定することが可能である。
RAM13は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の半導体メモリによって構成され、CPU11が各種処理を実行する際に生成されるデータを記憶する。
入力部14は、キーボードやマウス、または、タッチセンサ(タッチパネル)等の入力装置によって構成され、ユーザによる生体情報モニタリングシステム1への各種情報の入力を受け付ける。
なお、本実施形態において、センサ部18a~18dの出力信号から心拍間隔を推定する場合、センサ部18a~18dのうち、いずれか1つの出力信号に着目して推定を行うことや、センサ部18a~18dの出力信号全てにおいて、信頼性の高いものを抽出して推定を行うこと等が可能である。
撮像部19は、レンズ及び撮像素子等を備えた撮像装置によって構成され、被写体のデジタル画像を撮像する。本実施形態において、撮像部19によって被験者の就寝姿勢を検出することにより、センサ部18a~18dの出力信号に乱れが生じ易い状況であるか否か等を判定することとしてもよい。
次に、生体情報モニタリングシステム1の動作を説明する。
図6は、生体情報モニタリングシステム1が実行する心拍間隔推定処理の流れを説明するフローチャートである。
心拍間隔推定処理は、入力部14を介して、心拍間隔推定処理の実行が指示入力されることに対応して開始される。
ステップS2において、前処理部11bは、センサ部18a~18dの出力信号の波形に対し、信号分析部11cにおける分析を行うための前処理を実行する。具体的には、前処理部11bは、センサ部18a~18dの出力信号の波形に対し、バンドパスフィルタ(1~8.5[Hz]の信号波形を透過させるバンドパスフィルタ)によるフィルタ処理を実行する。
ステップS4において、信号分析部11cは、特定した各ピークの特徴量を抽出する。
ステップS5において、信号分析部11cは、k-meansクラスタリングにより、特徴量を分類する。このとき、信号分析部11cは、特徴量を3クラスに分類し、心拍のピークのデータ及び心拍のピーク以外のデータを特定する。心拍のピークのデータが特定されることにより、心拍間隔を推定することができる。ステップS5における処理結果(特定された心拍のピークのデータあるいは心拍間隔のデータ等)は、記憶部16に記憶される。
ステップS5の後、心拍間隔推定処理は終了する。
このような処理により、BCGデータからノイズを除去した上で、適切に心拍のピークを特定することが可能となる。
次に、本実施形態における効果を検証する。
図7は、被検者の就寝姿勢の例を示す模式図であり、(A)は仰臥位、(B)は伏臥位、(C)は側臥位(右半身が上)、(D)は側臥位(左半身が上)、(E)屈曲側臥位(右半身が上)、(F)屈曲側臥位(左半身が上)、(G)半座位を示す図である。
図7に示すように、被検者の就寝時の姿勢は種々変化し得るものであり、被検者がいずれかの姿勢で安静にしている状態、あるいは、身体を動かしている状態等も変化する。
本実施形態における心拍間隔推定処理において、仰臥位で安静にしている被検者のBCGデータに対しては、図4に示すように、心拍のピークを一定の信頼性をもって推定することができた。
一方、BCGデータの波形の乱れが比較的大きい場合には、心拍間隔の推定精度はやや低下することがわかった。
図8に示すBCGデータは、波形の乱れが比較的大きいものであり、この場合の分類結果は、右下のデータ群(実線で囲まれた領域のデータ)に示すように、ばらつきが大きいものとなる。
この場合、図9に示すように、心拍のピークのデータの特定結果は、精度が低下したものとなっている。
即ち、本実施形態における心拍間隔推定処理を用いる場合、BCGデータの波形が安定している区間(被検者が安静にしている状態のデータ)を選択して、心拍のピークを推定することが有効であることがわかる。
したがって、本実施形態における生体情報モニタリングシステム1によれば、被検者の生体情報をより高精度に測定することができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る生体情報モニタリングシステム1について説明する。
本実施形態に係る生体情報モニタリングシステム1のシステム構成は、第1実施形態の図1に示すシステム構成とほぼ同様である。
ただし、本実施形態における生体情報モニタリングシステム1においては、信号分析部11cの構成が第1実施形態と異なっているため、以下、主として信号分析部11cについて説明する。
また、信号分析部11cは、心拍成分として特定した信号において、設定された時間(例えば、0.7[s])以上離れたピークを検出し、暫定的なピークの推定結果とする。
そして、信号分析部11cは、心拍成分として特定された信号において、推定された暫定的なピークに基づいて、心拍のピークを特定するためのテンプレートを生成する。
具体的には、信号分析部11cは、推定された暫定的なピークを中心に、設定された前後の時間(例えば、0.4[s])の信号を抽出し、加算平均処理を行う。加算平均処理を行うことにより、ノイズ成分を除去すると共に、典型的な波形を生成することができる。
図11に示すように、心拍のピークを特定するためのテンプレートが生成される場合、心拍成分として特定された信号において、推定された暫定的なピークを中心に、設定された前後の時間(例えば、0.4[s])の信号が抽出される。そして、抽出した複数の信号を加算平均処理すると、1つの信号が生成される。この信号は、抽出された複数の信号の典型的な波形を示すものとなっている。
具体的には、信号分析部11cは、生成したテンプレートと心拍成分として特定した信号との相互相関関数を算出する。
図12に示す相互相関関数は、生成したテンプレートと心拍成分として特定した信号との一致度合いが高いほど、大きい値を示すものとなっている。
また、信号分析部11cは、相互相関関数におけるピークを心拍のピークとし、心拍間隔を算出(推定)する。
図14に示すように、図13に示す相互相関関数から特定されたピーク間隔(心拍間隔)は、相互相関関数に対応する信号波形におけるゴールドスタンダード(標準基準)のピーク間隔(心拍間隔)と一定の割合で一致していることがわかる。
次に、生体情報モニタリングシステム1の動作を説明する。
図15は、生体情報モニタリングシステム1が実行する心拍間隔推定処理の流れを説明するフローチャートである。
心拍間隔推定処理は、入力部14を介して、心拍間隔推定処理の実行が指示入力されることに対応して開始される。
ステップS12において、前処理部11bは、センサ部18a~18dの出力信号の波形に対し、信号分析部11cにおける分析を行うための前処理を実行する。具体的には、前処理部11bは、センサ部18a~18dの出力信号の波形に対し、バンドパスフィルタ(1~8.5[Hz]の信号波形を透過させるバンドパスフィルタ)によるフィルタ処理を実行する。
ステップS14において、信号分析部11cは、心拍成分として特定した信号において、設定された時間(例えば、0.7[s])以上離れたピークを検出し、暫定的なピークの推定結果とする。
ステップS15において、信号分析部11cは、心拍成分として特定された信号において、推定された暫定的なピークに基づいて、心拍のピークを特定するためのテンプレートを生成する。
ステップS17において、信号分析部11cは、心拍のピークを特定する。このとき、信号分析部11cは、相互相関関数におけるピークを心拍のピークとする。
ステップS18において、信号分析部11cは、特定した心拍のピークから心拍間隔を算出(推定)する。ステップS18における処理結果(特定された心拍のピークのデータあるいは心拍間隔のデータ等)は、記憶部16に記憶される。
ステップS18の後、心拍間隔推定処理は終了する。
次に、本実施形態における効果を検証する。
図16は、各種信号から推定された心拍のピークの正解率と本実施形態の手法により推定された心拍のピークとの比較結果を示す図である。図16においては、39名分のデータを比較した結果を示している。なお、心拍のピークの正解率は、被検者の身体において脈波を直接測定して特定される心拍のピークを正解として、推定された心拍のピークが正解と一致する割合を示している。
図16に示すように、信号間の比較においては、独立成分分析(ICA)により推定した結果(正解率約80[%])の方が、他の信号から推定した場合の結果よりも高い正解率を示している。
また、ベッドにおける就寝位置やベッドにおける身体の向きを異ならせて行った検証においても、本実施形態における推定手法では、約80[%]の正解率が確保され、より高い精度で心拍のピークを推定できることがわかった。
したがって、本実施形態における生体情報モニタリングシステム1によれば、被検者の生体情報をより高精度に測定することができる。
次に、本発明の第3実施形態に係る生体情報モニタリングシステム1について説明する。
本実施形態に係る生体情報モニタリングシステム1のシステム構成は、第1実施形態の図1に示すシステム構成とほぼ同様である。
ただし、本実施形態における生体情報モニタリングシステム1においては、データ取得部11a、前処理部11b及び信号分析部11cの構成が第1実施形態と異なっているため、以下、主としてデータ取得部11a、前処理部11b及び信号分析部11cについて説明する。
図17においては、サンプル数vを横軸、標準化処理後の波形wiを縦軸として、300サンプルを1周期とした2周期分が抽出された状態を示している。
また、信号分析部11cは、抽出された解析区間の信号から心拍間隔の推定を行う。具体的には、信号分析部11cは、類似する波形パターンの出現間隔を推定(ピッチトラッキング)する。
(1)信号の自己相関関数
信号分析部11cは、抽出された解析区間の信号における自己相関関数を相関指標として算出する。所定の周期Nを仮定した自己相関関数SCorr[N]は、以下の式(1)で表すことができる。
信号分析部11cは、抽出された解析区間の信号における振幅の和の最大値を相関指標として算出する。この場合、まず、1次微分した信号の自己エントロピーwse[n]が算出される。1次微分した信号の自己エントロピーwse[n]は、以下の式(3)で表すことができる。
ピークを抽出することで、心拍のタイミングが強調され、エントロピー化した信号における最大振幅が取得される。
即ち、信号分析部11cは、自己相関関数SCorr[N]、振幅差の平均SAMDF[N]及び振幅の和の最大値SMAP[N]を要素として、事後確率密度関数への変換を行う。ここでは、ベイズの定理による尤もらしいNを以下の式(5)によって算出する。
次に、生体情報モニタリングシステム1の動作を説明する。
図18は、生体情報モニタリングシステム1が実行する心拍間隔推定処理の流れを説明するフローチャートである。
心拍間隔推定処理は、入力部14を介して、心拍間隔推定処理の実行が指示入力されることに対応して開始される。
ステップS23において、信号分析部11cは、センサ部18a~18dの出力信号の波形における解析区間を抽出する。
ステップS25の後、心拍間隔推定処理は終了する。
したがって、本実施形態における生体情報モニタリングシステム1によれば、被検者の生体情報をより高精度に測定することができる。
データ取得部11aは、被検者を支持する部材に設置され、力学的な物理量(例えば、荷重)を検出する複数のセンサから、物理量を示す信号を取得する。
信号分析部11cは、データ取得部11aによって取得された物理量を示す信号のピークに基づいて、部材に支持された被検者における心拍に関する生体情報を取得する。
これにより、身体に機器を設置することなく、ベッドの脚において検出された信号を基に、被検者の動きや姿勢等に対して頑健に、生体情報(心拍変動)を取得することができる。
したがって、本実施形態における生体情報モニタリングシステムによれば、被検者の生体情報をより高精度に測定することができる。
これにより、クラスタリング等の分類を行うことにより、物理量を示す信号のピークから、簡単に心拍のピークを特定することができる。
これにより、物理量を示す信号に含まれる心拍成分を分離して得られるテンプレートを用いて、より正確に心拍に関する生体情報を取得することができる。
これにより、明確な指標によって、心拍に関する生体情報を取得することが可能となる。
信号分析部11cは、データ取得部11aの処理結果である物理量を示す信号から解析対象とする区間を抽出し、類似する波形の出現間隔を推定することにより、心拍に関する生体情報を取得する。
これにより、複数のセンサから取得した物理量を示す信号の相関性を高めた状態として、類似する波形の出現間隔を推定することができるため、より正確に心拍に関する生体情報を取得することが可能となる。
これにより、多様な指標によって、テンプレートと、特定された心拍成分との相関性を判定することができるため、より正確に心拍に関する生体情報を取得することが可能となる。
これにより、心拍間隔の推定精度が低い区間において、心拍間隔の推定精度をより高めることが可能となる。
例えば、上述の実施形態において、被検者における心拍に関する生体情報として、心拍間隔を取得するものとして説明したが、これに限られない。一例として、本発明に係る生体情報モニタリングシステム1において、心拍数、心拍の速さ、心拍の規則性等、心拍に関する種々の生体情報を取得することが可能である。
また、上述の実施形態において、センサ部18a~18dとして、荷重センサ、加速度センサ等を例に挙げて説明したが、変位センサ、速度センサ等、被検者を支持する部材の位置に関する情報を取得する各種センサや、被検者によって直接的または間接的に押圧されるエアバッグの空気圧等、被検者を支持する部材の力に関する情報を取得する各種センサを採用することができる。
また、上述の実施形態に記載された例を適宜組み合わせて、本発明を実施することが可能である。
換言すると、上述の実施形態における機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が生体情報モニタリングシステム1を構成するいずれかのコンピュータに備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に示した例に限定されない。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
Claims (9)
- 被検者を支持する部材に設置され、力学的な物理量を検出する複数のセンサから、前記物理量を示す信号を取得する物理量取得手段と、
前記物理量取得手段によって取得された前記物理量を示す信号のピークに基づいて、前記部材に支持された被検者における心拍に関する生体情報を取得する信号分析手段と、
を備えることを特徴とする生体情報モニタリングシステム。 - 前記信号分析手段は、前記物理量を示す信号のピークの波形に関する特徴量を抽出し、前記特徴量に基づいて分類することにより、前記物理量を示す信号のピークから心拍のピークを特定し、特定した前記心拍のピークに基づいて、前記心拍に関する生体情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の生体情報モニタリングシステム。
- 前記信号分析手段は、前記物理量を示す信号に対して成分分析処理を行うことにより信号分離し、分離された信号の中から心拍成分を特定し、当該特定された心拍成分のピークを基に生成されたテンプレートと、当該特定された心拍成分とのマッチング結果に基づいて、前記心拍に関する生体情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の生体情報モニタリングシステム。
- 前記信号分析手段は、前記テンプレートと、前記特定された心拍成分との相関関数のピークに基づいて、前記心拍に関する生体情報を取得することを特徴とする請求項3に記載の生体情報モニタリングシステム。
- 前記物理量取得手段は、前記複数のセンサから取得した前記物理量を示す信号のうち、少なくともいずれかを位相反転し、
前記信号分析手段は、前記物理量取得手段の処理結果である前記物理量を示す信号から解析対象とする区間を抽出し、類似する波形の出現間隔を推定することにより、前記心拍に関する生体情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の生体情報モニタリングシステム。 - 前記信号分析手段は、前記類似する波形の出現間隔を推定するための複数の相関指標を算出し、算出した前記複数の相関指標に基づいて、推定された前記出現間隔が心拍間隔を表す確率を算出することにより、前記心拍に関する生体情報を取得することを特徴とする請求項5に記載の生体情報モニタリングシステム。
- 前記信号分析手段は、推定された前記出現間隔が心拍間隔を表す確率が設定された閾値よりも低い区間について、前記類似する波形の出現間隔の推定を再実行することを特徴とする請求項6に記載の生体情報モニタリングシステム。
- 被検者を支持する部材に設置され、力学的な物理量を検出する複数のセンサから、前記物理量を示す信号を取得する物理量取得ステップと、
前記物理量取得ステップにおいて取得された前記物理量を示す信号のピークに基づいて、前記部材に支持された被検者における心拍に関する生体情報を取得する信号分析ステップと、
を含むことを特徴とする生体情報モニタリング方法。 - コンピュータに、
被検者を支持する部材に設置され、力学的な物理量を検出する複数のセンサから、前記物理量を示す信号を取得する物理量取得機能と、
前記物理量取得機能によって取得された前記物理量を示す信号のピークに基づいて、前記部材に支持された被検者における心拍に関する生体情報を取得する信号分析機能と、
を実現させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020135363A JP2022031000A (ja) | 2020-08-07 | 2020-08-07 | 生体情報モニタリングシステム、生体情報モニタリング方法及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020135363A JP2022031000A (ja) | 2020-08-07 | 2020-08-07 | 生体情報モニタリングシステム、生体情報モニタリング方法及びプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2022031000A true JP2022031000A (ja) | 2022-02-18 |
Family
ID=80324490
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2020135363A Pending JP2022031000A (ja) | 2020-08-07 | 2020-08-07 | 生体情報モニタリングシステム、生体情報モニタリング方法及びプログラム |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2022031000A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114886416A (zh) * | 2022-05-07 | 2022-08-12 | 重庆邮电大学 | 一种基于心冲击图信号的心率和心动周期检测方法 |
-
2020
- 2020-08-07 JP JP2020135363A patent/JP2022031000A/ja active Pending
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CN114886416A (zh) * | 2022-05-07 | 2022-08-12 | 重庆邮电大学 | 一种基于心冲击图信号的心率和心动周期检测方法 |
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