本発明は、通信技術の分野に関し、特に、信号構成方法及び関連するデバイスに関する。
サウンディング参照信号(sounding reference signal, SRS)は、複数の異なる周波数帯域におけるアップリンクチャネル品質を測定するのに使用されてもよく、通信システムにおける重要な信号である。アップリンク伝送及びダウンリンク伝送の双方に使用することが可能であるキャリア又はビームについて、ネットワークデバイスは、SRSを使用することによって、複数の異なる周波数帯域におけるアップリンクチャネル品質を推定するとともに、送信されるダウンリンク信号がチャネル相反性に関連して経験するチャネルフェージングを推定して(アップリンク送信時間及びダウンリンク送信時間の間隔が十分に小さいときには、アップリンクチャネルのフェージングは、基本的には、ダウンリンクチャネルのフェージングと同じであると考えてもよい)、ダウンリンクチャネル品質を決定してもよい。
しかしながら、ある1つの例としてキャリアを使用すると、いくつかの時分割複信(time division duplex, TDD)キャリアに対しては、ダウンリンク伝送は実行されるが、一方で、アップリンク伝送は実行されない。したがって、送信されるSRSは存在しない。そのようなTDDキャリアについては、チャネル相反性を効果的に利用することは不可能である。したがって、例えば、アップリンク伝送が現在のTDDキャリアに対して実行されていないということを決定するときに、SRSは、アップリンク伝送が実行される他のTDDキャリアに切り替えられるといったように、高速なキャリアの切り替えを可能にすることが提案されて、SRSがそのTDDキャリアによって伝送されるということを保証する。
複数の異なるキャリアについては、高速なキャリアの切り替えにおけるSRS関連構成情報は、また、異なる。端末デバイスへのSRSを構成する方法を示すのにSRSの構成情報を使用してもよい。したがって、どのようにして正しいSRS構成を保証するかは、注目すべき研究の方向性となっている。
この出願によって解決するべき技術的な問題は、どのようにして正しいSRS構成を保証するかである。
第1の態様によれば、本発明のある1つの実施形態は、信号構成方法を提供する。その方法は、ネットワークデバイスによって、サウンディング参照信号SRSを伝送するのに使用されるとともに第2のキャリア及び/又は第2のビームに関する構成情報を決定するステップであって、前記構成情報は、シンボル情報、スロット情報、及び/又は周波数帯域情報のうちの少なくとも1つを含んでもよい、ステップと、前記ネットワークデバイスによって、端末デバイスに前記構成情報を送信し、それによって、前記端末デバイスは、前記構成情報に基づいて、伝送のために第1のキャリア及び/又は第1のビームから前記第2のキャリア及び/又は前記第2のビームへと前記SRSを切り替え、前記第1のキャリアは、前記SRSの切り替え元のキャリアであり、前記第1のビームは、前記SRSの切り替え元のビームであり、前記第2のキャリアは、前記SRSを送信するのに使用される切り替え先のキャリアであり、前記第2のビームは、前記SRSを送信するのに使用される切り替え先のビームである、ステップと、を含んでもよく、前記第1のキャリアの通信パラメータ及び前記第2のキャリアの通信パラメータは、同じであってもよく又は異なっていてもよく、前記通信パラメータは、サブキャリア間隔及び/又は波形パラメータを含む。
この出願における通信パラメータは、numerologyであるということに留意すべきである。言い換えると、この出願における通信パラメータは、numerologyによって置き換えられてもよく、numerologyは、また、通信パラメータによって置き換えられてもよい。
さらに、この出願における記号"/"は、"及び/又は"の意味を表してもよいということに留意すべきである。言い換えると、この出願の中で出現する記号"/"は、また、対応して、"及び/又は"によって置き換えられてもよく、"及び/又は"は、また、"/"によって置き換えられてもよい。このことは、本発明の実施形態においては限定されない。
SRSキャリア遷移を実行する場合に、ネットワークデバイスは、第2のキャリアの構成情報を決定し、端末デバイスは、伝送のために第1のキャリアから第2のキャリアへとSRSを遷移させる。SRSビーム遷移を実行する場合に、ネットワークデバイスは、第2のビームの構成情報を決定し、端末デバイスは、伝送のために第1ビームから第2のビームへとSRSを遷移させる。
第1の態様において説明されている方法を実装することによって、ネットワークデバイスが、端末デバイスへのSRS伝送のために構成情報を示してもよいということを理解することが可能である。複数の異なるキャリアは、異なるSRS構成情報を有する。したがって、ネットワークデバイスは、その構成情報を示し、それによって、端末デバイスは、その構成情報に基づいて、伝送のために第1のキャリア及び/又は第1のビームから第2のキャリア及び/又は第2のビームにSRSを切り替えることが可能である。このように、端末デバイスがSRS切り替えを実行するときに、正しいSRS構成を保証する。
ある1つの選択的な実装において、前記構成情報は、物理層シグナリング(PHYシグナリング)、無線リソース制御層シグナリング(RRCシグナリング)、又はメディアアクセス制御層シグナリング(MACシグナリング)を使用することによって前記端末デバイスに送信され、前記PHYシグナリングは、グループ物理ダウンリンク制御チャネル(Group PDCCH, 略称: グループPDCCH)を介して又はグループダウンリンク制御情報(Group DIC, 略称: グループDCI)を使用することによって送信されるシグナリングである。グループPDCCHは、グループDCIを搬送する。グループ物理ダウンリンク制御チャネルは、また、グループ共通物理ダウンリンク制御チャネル(Group Common PDCCH, 略称: グループ共通PDCCH)と称されてもよい。グループダウンリンク制御情報は、また、グループ共通ダウンリンク制御情報(Group Common DCI, 略称: グループ共通DCI)と称されてもよい。
グループPDCCHは、グループ共通サーチ空間(Group Common Search space, 略称: GCSS)の中に位置している。
ある1つの実現可能な実装において、前記周波数帯域情報は、部分的な周波数帯域情報又はキャリア情報であってもよい。
ある1つの実現可能な実装において、前記構成情報は、周波数帯域対応関係をさらに含んでもよく、前記周波数帯域対応関係は、周波数帯域と通信パラメータとの間の対応関係を含んでもよい。周波数帯域対応関係及び通信パラメータ、及び/又は、第2のキャリア及び/又は第2のビームに対応する通信パラメータを使用することによって、SRSの切り替え先の第2のキャリア及び/又は第2のビームに関する複数の周波数帯域/周波数帯域を決定することが可能である。
周波数帯域は、伝送帯域幅(Band Width Part, BWP)を含んでもよい。
その実現可能な実装を実装することによって、ネットワークデバイスは、端末デバイスに周波数帯域情報を示してもよく、それによって、その端末デバイスは、指標に基づいて、切り替え先の第2のキャリア又は切り替え先の第2のビームに関するSRSの対応する周波数帯域を構成するということを理解することが可能である。このようにして、正しいSRS周波数帯域構成を保証する。
ある1つの実現可能な実装において、前記シンボル情報は、第1の時間期間におけるシンボル情報を示すのに使用されてもよく、前記第1の時間期間は、第3のキャリアの通信パラメータ及び前記第2のキャリアの前記通信パラメータに基づいて決定される時間期間である。その時間期間は、複数のスロット、複数のミニスロット、複数のサブフレーム、又は複数のミニサブフレームのうちの少なくとも1つのタイプ又は1つよりも多くのタイプの組み合わせであってもよい。
ある1つの実現可能な実装において、前記シンボル情報は、第1のタイミングにおけるシンボル情報を示すのに使用されてもよく、前記第1のタイミングは、前記第2のキャリアの前記通信パラメータに基づいて決定されるタイミングである。そのタイミングは、スロット、ミニスロット、サブフレーム、又はミニサブフレームのうちの少なくとも1つ又は1つより多くのものの組み合わせであってもよい。
ある1つの実現可能な実装において、前記シンボル情報は、前記第2のキャリアの前記通信パラメータに基づいて決定されるシンボル情報を示すのに使用されてもよい。
ある1つの実現可能な実装において、前記第3のキャリアは、前記第1のキャリアであるか又は前記第2のキャリア以外のキャリアであってもよい。
第3のキャリアは、また、SRS切り替え指標キャリア又はSRS切り替え構成キャリアと称されてもよい。
ある1つの実現可能な実装において、前記ネットワークデバイスは、無線リソース制御層シグナリング(すなわち、RRCシグナリング)、物理層シグナリング(すなわち、PHYシグナリング)、又はメディアアクセス制御層シグナリング(すなわち、MACシグナリング)を使用することによって、前記端末デバイスに前記第1の時間期間又は前記第1のタイミングを示してもよい。
第3のキャリアの通信パラメータ及び第2のキャリアの通信パラメータは、異なっていてもよいため、第3のキャリアと第2のキャリアとの間の共通の継続期間(duration)は異なる。各々の整列させられている継続期間について、構成情報の同じ部分が含まれていてもよい。したがって、上記の実現可能な実装を実装することによって、第1の時間期間又は第1のタイミングを決定して、ネットワークデバイスによる構成情報の決定の困難さを減少させる。
ある1つの選択的な実装において、前記SRSは、周期的なSRSであってもよく又は非周期的なSRSであってもよい。前記SRSが非周期的なSRSである場合に、前記ネットワークデバイスは、SRS要求を使用することによって、前記非周期的なSRSを送信するように前記端末デバイスをトリガし、そして、前記端末デバイスに前記構成情報を示してもよく、又は、前記SRSが周期的なSRSである場合に、前記ネットワークデバイスは、SRS要求を送信することなく、前記端末デバイスに前記構成情報を直接的に示してもよい。
ある1つの実現可能な実装において、前記周波数帯域情報は、前記グループPDCCHを介して又は前記グループDCIを使用することによって、前記端末デバイスに送信され、前記シンボル情報及び/又は前記スロット情報は、前記MACシグナリング又は前記RRCシグナリングのうちの少なくとも1つを使用することによって、前記端末デバイスに送信され、或いは、前記シンボル情報及び/又は前記スロット情報は、前記グループPDCCHを介して又は前記グループDCIを使用することによって、前記端末デバイスに送信され、前記周波数帯域情報は、前記MACシグナリング又は前記RRCシグナリングのうちの少なくとも1つを使用することによって、前記端末デバイスに送信され、或いは、前記シンボル情報及び/又は前記スロット情報は、前記グループPDCCHを介して又は前記グループDCIを使用することによって、前記端末デバイスに送信され、前記周波数帯域情報は、前記グループPDCCHを介して又は前記グループDCIを使用することによって、前記端末デバイスに送信される。
ある1つの実現可能な実装において、SRS切り替えを実行する必要があるときに、前記ネットワークデバイスは、前記端末デバイスが送信する無線インターフェイスシグナリングを受信し、前記無線インターフェイスシグナリングは、前記ネットワークデバイスに、前記端末デバイスのビームフォーミング能力パラメータ及び/又はターゲットビームの無線周波数能力パラメータを示すのに使用される。
ある1つの実現可能な実装において、前記無線周波数能力パラメータは、1つのキャリアに対応する無線周波数能力パラメータ又はキャリアのグループに対応する無線周波数能力パラメータであり、前記キャリアは、対応する通信パラメータを有するキャリアであり、キャリアの前記グループは、共通の通信パラメータを有するキャリアのグループであり、又は、前記無線周波数能力パラメータは、1つのビームに対応する無線周波数能力パラメータ又はビームのグループに対応する無線周波数能力パラメータである。
ある1つの実現可能な実装において、前記無線周波数能力パラメータは、対応するキャリアに関する無線周波数の較正時間又は調整時間、或いは、対応するビームに関する無線周波数の較正時間又は調整時間を含む。
ある1つの実現可能な実装において、前記端末デバイスの前記ビームフォーミング能力パラメータは、同時にサポートされているビームの数及び/又はキャリアアグリゲーション能力パラメータを含み、同時にサポートされているビームの前記数は、いずれか1つのキャリア又は複数のキャリアについて同時にサポートされているビームの数であり、前記キャリアアグリゲーション能力パラメータは、いずれか1つのビーム又は複数のビームについて同時にサポートされているキャリアのアップリンクキャリアアグリゲーション能力パラメータ又は複数の異なるビーム幅について同時にサポートされているキャリアのキャリアアグリゲーション能力パラメータである。
ある1つの実現可能な実装において、前記同時にサポートされているキャリアの前記数は、同じ通信パラメータを有するキャリアの数であるか、又は、前記同時にサポートされているキャリアの前記数は、それぞれ対応する通信パラメータを有するキャリアの数である。
ある1つの実現可能な実装において、同時にサポートされているビームの前記数は、同じ通信パラメータを有するグループのキャリアの数であるか、又は、同時にサポートされているビームの前記数は、それぞれ対応する通信パラメータを有するキャリアの数であるか、又は、同時にサポートされているビームの前記数は、対応する通信パラメータを有する1つのキャリアについての数である。
第2の態様によれば、本発明のある1つの実施形態は、信号構成方法を提供し、その方法は、端末デバイスによって、サウンディング参照信号SRSを伝送するのに使用されるとともにネットワークデバイスが送信する第2のキャリア及び/又は第2のビームに関する構成情報を受信するステップであって、前記構成情報は、シンボル情報、スロット情報、及び/又は周波数帯域情報のうちの少なくとも1つを含む、ステップと、前記端末デバイスによって、前記構成情報に基づいて、伝送のために第1のキャリア及び/又は第1のビームから前記第2のキャリア及び/又は前記第2のビームへと前記SRSを切り替えるステップと、を含み、前記第1のキャリアは、前記SRSの切り替え元のキャリアであり、前記第1のビームは、前記SRSの切り替え元のビームである。
前記第1のキャリアの通信パラメータ及び前記第2のキャリアの通信パラメータは、同じであるか又は異なっており、前記通信パラメータは、サブキャリア間隔及び/又は波形パラメータを含む。
ある1つの実現可能な実装において、前記構成情報は、PHYシグナリング、RRCシグナリング、及びMACシグナリングのうちの少なくとも1つを使用することによって前記端末デバイスに送信され、前記PHYシグナリングは、グループPDCCHを介して又はグループDCIを使用することによって送信されるシグナリングである。
ある1つの実現可能な実装において、前記周波数帯域情報は、部分的な周波数帯域情報又はキャリア情報である。
ある1つの実現可能な実装において、前記構成情報は、周波数帯域対応関係をさらに含み、前記周波数帯域対応関係は、前記SRSの切り替え先の前記第2のキャリアの周波数帯域と前記通信パラメータに対応する周波数帯域との間の関係であり、及び/又は、前記周波数帯域対応関係は、前記SRSの切り替え先の前記第2のビームに関する周波数帯域と通信パラメータに対応する周波数帯域との間の関係である。
ある1つの実現可能な実装において、前記シンボル情報は、第1の時間期間におけるシンボル情報を示すのに使用され、前記第1の時間期間は、第3のキャリアの通信パラメータ及び前記第2のキャリアの前記通信パラメータに基づいて決定される時間期間であるか、又は、前記シンボル情報は、第1のタイミングにおけるシンボル情報を示すのに使用され、前記第1のタイミングは、前記第2のキャリアの前記通信パラメータに基づいて決定されるタイミングであるか、又は、前記シンボル情報は、前記第2のキャリアの前記通信パラメータに基づいて決定されるシンボル情報を示すのに使用される。
ある1つの実現可能な実装において、前記端末デバイスは、RRCシグナリング、MACシグナリング、又はPHYシグナリングを使用することによって、前記第1の時間期間又は前記第1のタイミングを取得してもよい。
ある1つの実現可能な実装において、前記SRSは、周期的なSRS又は非周期的なSRSであり、端末デバイスによって、サウンディング参照信号SRSを伝送するのに使用されるとともにネットワークデバイスが送信する第2のキャリア及び/又は第2のビームに関する構成情報を受信する前記ステップは、
前記SRSが非周期的なSRSである場合に、前記端末デバイスによって、前記ネットワークデバイスが送信するSRS要求、及び、前記第2のキャリア及び/又は前記第2のビームによって前記非周期的なサウンディング参照信号SRSを伝送するのに使用されるとともに前記ネットワークデバイスが送信する構成情報を受信するステップであって、前記SRS要求は、前記非周期的なSRSを送信するように前記端末デバイスをトリガするのに使用される、ステップ、又は、
前記SRSが周期的なSRSである場合に、前記端末デバイスによって、前記第2のキャリア及び/又は前記第2のビームによって前記非周期的なサウンディング参照信号SRSを伝送するのに使用されるとともに前記ネットワークデバイスが送信する構成情報を受信するステップ、を含む。
第2のキャリアは、低い周波数帯域にあるキャリアであってもよい。選択的に、第2のキャリアは、補助アップリンクキャリアであってもよい。その補助アップリンクキャリアは、低い周波数のキャリアであり、通常は、6[GHz]よりも低い低周波数帯域にあるとともにLTE通信のために使用されるキャリアであり、5Gシステムにおける5G通信のために使用されるアップリンクキャリアである。第2のキャリアは、代替的に、高い周波数帯域にあるキャリアであってもよい。
同様に、第1のキャリアは、低い周波数帯域にあるキャリアであってもよい。選択的に、第1のキャリアは、補助アップリンクキャリアであってもよい。その補助アップリンクキャリアは、低い周波数のキャリアであり、通常は、6[GHz]よりも低い低周波数帯域にあるとともにLTE通信のために使用されるキャリアであり、5Gシステムにおける5G通信のために使用されるアップリンクキャリアである。第1のキャリアは、代替的に、高い周波数帯域にあるキャリアであってもよい。
前記第1のキャリアが高い周波数帯域にあるキャリアであるときに、前記端末デバイスによって、前記構成情報に基づいて、伝送のために第1のキャリア及び/又は第1のビームから前記第2のキャリア及び/又は前記第2のビームへと前記SRSを切り替える前記ステップは、前記端末デバイスによって、前記構成情報に基づいて、伝送のために前記第1のキャリアの第1のビームから前記第2のキャリアへとSRSを切り替えるステップであって、前記第2のキャリアは、補助アップリンクキャリア又は通常のキャリアであってもよい、ステップ、或いは、前記端末デバイスによって、前記構成情報に基づいて、伝送のために前記第1のキャリアの第1のビームから前記第1のキャリアの第2のビームへとSRSを切り替えるステップ、或いは、前記端末デバイスによって、前記構成情報に基づいて、伝送のために前記第1のキャリアの第1のビームから前記第2のキャリアの第2のビームへと前記SRSを切り替えるステップ、を含む。
前記第1のキャリアが低い周波数帯域にあるキャリアであるときに、前記端末デバイスによって、前記構成情報に基づいて、伝送のために第1のキャリア及び/又は第1のビームから前記第2のキャリア及び/又は前記第2のビームへと前記SRSを切り替えるステップは、前記端末デバイスによって、前記構成情報に基づいて、伝送のために前記第1のキャリアから前記第2のキャリアへと前記SRSを切り替えるステップであって、前記第2のキャリアは、補助アップリンクキャリア又は通常のキャリアであってもよい、ステップ、或いは、前記端末デバイスによって、前記構成情報に基づいて、伝送のために前記第1のキャリアから前記第2のキャリアの第2のビームへと前記SRSを切り替えるステップ、を含む。
ある1つの実現可能な実装において、前記端末デバイスは、前記グループPDCCHを介して又は前記グループDCIを使用することによって、前記周波数帯域情報を受信し、そして、前記MACシグナリング又は前記RRCシグナリングのうちの少なくとも1つを使用することによって、前記シンボル情報及び/又は前記スロット情報を受信する。
代替的に、前記端末デバイスは、前記グループPDCCH又は前記グループDCIによって、前記シンボル情報及び/又は前記スロット情報を受信し、そして、前記MACシグナリング又は前記RRCシグナリングを使用することによって、前記周波数帯域情報を受信する。
代替的に、前記端末デバイスは、前記グループPDCCHを介して又は前記グループDCIを使用することによって、前記シンボル情報及び/又は前記スロット情報を受信し、そして、前記グループPDCCHを介して又は前記グループDCIを使用することによって、前記周波数帯域情報を受信する。
ある1つの実現可能な実装において、SRS切り替えを実行する必要があるときに、前記端末デバイスは、前記ネットワークデバイスに無線インターフェイスシグナリングを送信してもよく、前記無線インターフェイスシグナリングは、前記ネットワークデバイスに、前記端末デバイスのビームフォーミング能力パラメータ及び/又は無線周波数能力パラメータを示すのに使用される。
ある1つの実現可能な実装において、前記無線周波数能力パラメータは、ターゲットビームに関する1つのキャリアに対応する無線周波数能力パラメータであるか又はターゲットビームに関するキャリアのグループに対応する無線周波数能力パラメータであり、前記キャリアは、対応するnumerologyを有するキャリアであり、キャリアの前記グループは、共通のnumerologyを有するキャリアのグループである。
代替的に、前記無線周波数能力パラメータは、1つのビームに対応する無線周波数能力パラメータであるか又はビームのグループに対応する無線周波数能力パラメータである。
ある1つの実現可能な実装において、前記無線周波数能力パラメータは、対応するキャリアに関する前記端末デバイスの無線周波数モジュールの較正時間又は調整時間、或いは、対応するビームに関する前記端末デバイスの無線周波数モジュールの較正時間又は調整時間を含む。
ある1つの実現可能な実装において、前記端末デバイスの前記ビームフォーミング能力パラメータは、同時にサポートされているビームの数及び/又はキャリアアグリゲーション能力パラメータを含み、同時にサポートされているビームの前記数は、いずれか1つのキャリア又は複数のキャリアについて同時にサポートされているビームの数であり、前記キャリアアグリゲーション能力パラメータは、いずれか1つのビーム又は複数のビームについて同時にサポートされているキャリアのアップリンクキャリアアグリゲーション能力パラメータ又は複数の異なるビーム幅について同時にサポートされているキャリアのキャリアアグリゲーション能力パラメータである。
ある1つの実現可能な実装において、前記同時にサポートされているキャリアは、同じnumerologyを有するキャリアであるか、又は、前記同時にサポートされているキャリアは、それぞれ対応するnumerologyを有するキャリアである。
ある1つの実現可能な実装において、同時にサポートされているビームの前記数は、同じnumerologyを有するグループのキャリアの数であるか、又は、同時にサポートされているビームの前記数は、それぞれ対応するnumerologyを有するキャリアの数であるか、又は、同時にサポートされているビームの前記数は、対応するnumerologyを有する1つのキャリアについての数である。
第3の態様によれば、本発明のある1つの実施形態は、ネットワークデバイスを提供する。そのネットワークデバイスは、複数の機能モジュールを含んでもよく、それらの複数の機能モジュールは、第1の態様によって提供される方法又は第1の態様の複数の可能な実装のうちのいずれか1つによって提供される方法をそれに応じて実行するように構成される。
第4の態様によれば、本発明のある1つの実施形態は、端末デバイスを提供する。その端末デバイスは、複数の機能モジュールを含んでもよく、それらの複数の機能モジュールは、第2の態様によって提供される方法又は第2の態様の複数の可能な実装のうちのいずれか1つによって提供される方法をそれに応じて実行するように構成される。
第5の態様によれば、この出願は、ネットワークデバイスを提供し、そのネットワークデバイスは、第1の態様において説明されている信号構成方法を実行するように構成される。そのネットワークデバイスは、メモリ及びプロセッサを含んでもよく、そのメモリは、第1の態様において説明されている信号構成方法の実装コードを格納するように構成され、そのプロセッサは、そのメモリの中に格納されているプログラムコードを実行する、すなわち、第1の態様によって提供される方法又は第1の態様の複数の可能な実装のうちのいずれか1つによって提供される方法を実行するように構成される。
第6の態様によれば、この出願は、端末デバイスを提供し、その端末デバイスは、第2の態様において説明されている信号構成方法を実行するように構成される。そのネットワークデバイスは、メモリ及びプロセッサを含んでもよく、そのメモリは、第2の態様において説明されている信号構成方法の実装コードを格納するように構成され、そのプロセッサは、そのメモリの中に格納されているプログラムコードを実行する、すなわち、第2の態様によって提供される方法又は第2の態様の複数の可能な実装のうちのいずれか1つによって提供される方法を実行するように構成される。
第7の態様によれば、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、その読み取り可能な記憶媒体は、プログラムコードを格納し、そのプログラムコードは、第1の態様又は第2の態様によって提供される信号構成方法或いは第1の態様又は第2の態様の複数の可能な実装のうちのいずれか1つによって提供される信号構成方法を実装し、そのプログラムコードは、実行命令を含み、その実行命令は、第1の態様又は第2の態様によって提供される信号構成方法或いは第1の態様又は第2の態様の複数の可能な実装のうちのいずれか1つによって提供される信号構成方法を実行する。
本発明の複数の実施形態における複数の技術的解決方法をより明確に説明するために、以下の記載は、先行技術及びそれらの複数の実施形態を説明するのに必要となる複数の添付の図面を簡潔に説明する。明らかなことではあるが、以下の説明の中の複数の添付の図面は、本発明の複数の実施形態のうちのいくつかにすぎず、当業者は、さらに、創造的な努力なくして、これら複数の添付の図面から他の図面を導き出すことが可能である。
本発明のある1つの実施形態にしたがった信号構成のために使用されるシステムのアーキテクチャ図である。
本発明のある1つの実施形態にしたがった無線インタフェースプロトコル層の概略的なシナリオ図である。
本発明のある1つの実施形態にしたがったSRSキャリア切り替えのための関連する構成ポリシーを示している。
本発明のある1つの実施形態にしたがったSRSビーム切り替えのための関連する構成ポリシーを示している。
本発明のある1つの実施形態にしたがったSRSキャリア切り替えの概略的なシナリオ図である。
本発明のある1つの実施形態にしたがったSRSキャリア切り替えの他の概略的なシナリオ図である。
本発明のある1つの実施形態にしたがった信号構成方法の概略的なフローチャートである。
本発明のある1つの実施形態にしたがったネットワークデバイスの概略的な構成図である。
本発明のある1つの実施形態にしたがった端末デバイスの概略的な構成図である。
本発明のある1つの実施形態にしたがった他のネットワークデバイスの概略的な構成図である。
本発明のある1つの実施形態にしたがった他の端末デバイスの概略的な構成図である。
以下の記載は、本発明の複数の実施形態の中の複数の添付の図面を参照して、本発明のそれらの複数の実施形態における複数の技術的解決方法を説明する。
本発明の複数の実施形態によって提供される信号構成方法及び関連するデバイスをより良く理解するために、以下の記載は、最初に、この出願に関係するシステムアーキテクチャを説明する。
図1は、本発明のある1つの実施形態にしたがった信号構成のために使用されるシステムのアーキテクチャ図である。そのシステムは、これらには限定されないが、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution, LTE)移動体通信システム、将来的な進化型の第5世代(the 5th Generation, 5G)移動体通信システム、及び新たな無線(NR)システム等であってもよい。図1に示されているように、そのシステムは、ネットワークデバイス101及び1つ又は複数の端末デバイス102を含んでもよい。
ネットワークデバイス101は、基地局であってもよい。基地局は、1つ又は複数の端末デバイスと通信するように構成されてもよく、或いは、(例えば、アクセスポイント等のミクロ基地局とマクロ基地局との間の通信といったように)何らかの端末機能を有する1つ又は複数の基地局と通信するように構成されてもよい。基地局は、時分割同期符号分割多元接続(Time Division Synchronous Code Division Multiple Access, TD-SCDMA)システムの中の基地局装置(Base Transceiver Station, BTS)であってもよく、或いは、LTEシステムの中の進化型のノードB(Evolutional NodeB, eNodeB)であってもよく、或いは、5Gシステム又は新たな無線(NR)システムの中の基地局であってもよい。加えて、基地局は、代替的に、アクセスポイント(Access Point, AP)、送信受信点(Transmission Point, TRP)、中央ユニット(Central Unit, CU)、又は他のネットワークエンティティであってもよく、上記のネットワークエンティティの一部の機能又はすべての機能を含んでもよい。
具体的には、ネットワークデバイス101は、建造物ベースバンドユニット(Base Band Unit, BBU)及びリモート無線ユニットRRUの2つの基本的な機能モジュールを含んでもよい。BBUは、Uuインタフェースの(符号化、多重化、変調、スペクトラム拡散等の)ベースバンド処理機能、シグナリングの処理、ローカル操作とリモート操作及び保守管理等の機能、及び、ネットワークデバイスの動作状態モニタリング及びアラーム情報報告の機能を完了してもよい。RRUは、光伝送のために、変調及び復調、ディジタル周波数のアップコンバージョン/ダウンコンバージョン、A/D変換等を実行するように構成されてもよく、中間周波数信号を無線周波数信号に変換し、そして、アンテナポートを介して無線周波数信号を送信する機能を完了するように構成されてもよい。
端末デバイス102は、セル103にキャンプオンする端末であってもよい。ある1つの実施形態においては、端末デバイス102は、全体的なシステムの中に分散されていてもよい。この出願のいくつかの実施形態において、端末デバイス102は、静的であってもよく、例えば、デスクトップコンピュータ又は固定の大規模コンピュータであってもよく、或いは、移動体であってもよく、例えば、モバイルデバイス、モバイル局(mobile station)、モバイルユニット(mobile unit)、M2M端末、無線ユニット、リモートユニット、ユーザエージェント、又は、モバイルクライアント等であってもよい。
ある1つの実施形態においては、ネットワークデバイス101は、無線インターフェイス104を介して端末デバイス102と通信するように構成されてもよい。
図2は、本発明のある1つの実施形態にしたがった無線インターフェイスプロトコル層の概略的なシナリオ図である。図2に示されているそれらの複数の無線インターフェイスプロトコル層の間のインターフェイスは、チャネルとして表現されてもよく、具体的には、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを含んでもよい。
(1) 物理層(Physical Layer, PHY)は、物理チャネルを介してある特定の信号を伝送する。物理チャネルは、上位層の情報を搬送するリソースエレメント(Resource Element, RE)のセットに対応する。物理チャネルを構成する基本エンティティは、リソースエレメント(RE)及びリソースブロック(Resource Block, RB)である。
ある1つの実施形態においては、物理チャネルは、PDCCH(Physical Downlink Control Channel, 物理ダウンリンク制御チャネル)、PDSCH(Physical Downlink Shared Channel, 物理ダウンリンク共有チャネル)、PBCH(Physical Broadcast Channel, 物理ブロードキャストチャネル)、PMCH(Physical Multicast Channel, 物理マルチキャストチャネル)、PHICH(Physical Hybrid ARQ Indicator Channel, 物理H-ARQインジケータチャネル)、PUSCH(Physical Uplink Shared Channel, 物理アップリンク共有チャネル)、又は、PRACH(Physical Random Access Channel, 物理ランダムアクセスチャネル)等を含んでもよい。このことは、本発明の実施形態においては限定されない。
(2) PHY層とメディアアクセス制御(MAC)層との間のインターフェイスは、トランスポートチャネルであり、PHY層は、トランスポートチャネルを介してMAC層にサービスを提供する。
ある1つの実施形態においては、トランスポートチャネルは、DL-SCH(Downlink Shared Channel, ダウンリンク共有チャネル)、BCH(Broadcast Channel, broadcast channel)(Broadcast Channel, ブロードキャストチャネル)、MCH(Multicast Channel, マルチキャストチャネル)、PCH(Paging Channel, ページングチャネル)、UL-SCH(Uplink Shared Channel, アップリンク共有チャネル)、又は、RACH(Random Access Channel, ランダムアクセスチャネル)等を含んでもよい。このことは、本発明の実施形態においては限定されない。
(3) メディアアクセス制御(Media Access Control, MAC)層及び無線リンク制御(Radio Link Control, RLC)層との間のインターフェイスは、論理チャネルであり、MAC層は、論理チャネルを介してRLC層にサービスを提供してもよい。
ある1つの実施形態において、論理チャネルは、(Paging Control Channel, ページング制御チャネル)、ページング制御(Common Control Channel, 共通制御チャネル)、DCCH(Dedicated Control Channel, 専用制御チャネル)、又は、DTCH(Dedicated Traffic Channel, 専用トラフィックチャネル)等の実装を含んでもよい。このことは、本発明の実施形態においては限定されない。
ある1つの実施形態において、無線リソース制御(Radio Resource Control, RRC)層は、無線リソースを割り当て、そして、(例えば、RRCシグナリング等の)関連するシグナリングを送信してもよい。端末デバイスとネットワークデバイスとの間のシグナリングを制御するための主要な部分は、RRCメッセージである。RRCメッセージは、MAC層プロトコルエンティティ及びPHY層プロトコルエンティティの確立、修正、及び解放に必要となるすべてのパラメータを搬送し、さらに、非アクセス階層(NAS)の何らかのシグナリングを搬送してもよい。
図1に示されているシステムは、この出願における複数の技術的解決方法をより明確に説明することを意図したものであり、この出願に対するいかなる限定も構成しないということに留意すべきである。当業者は、ネットワークアーキテクチャが発達し、そして、新たなサービスシナリオが出現するのに伴って、この出願によって提供される複数の技術的解決方法は、また、同様の技術的課題の解決にも適用可能であるということを理解することが可能である。
以下の記載は、システムアーキテクチャの上記の説明を参照して、SRSのための関連するキャリア/ビーム切り替え構成を説明する。
サウンディング参照信号(sounding reference signal, SRS)は、複数の異なる周波数帯域において、アップリンクチャネル品質を測定するのに使用されてもよく、通信システムにおける重要な信号である。アップリンク伝送及びダウンリンク伝送の双方に使用されてもよいキャリア又はビームについて、基地局は、SRSを使用することによって、複数の異なる周波数帯域において、アップリンクチャネルの品質を推定し、そして、チャネル相反性を参照して、送信されるダウンリンク信号が経験するであろうチャネルフェージングを推定して(アップリンク送信時間及びダウンリンク送信時間の間隔が十分に小さいときに、アップリンクチャネルのフェージングが、基本的には、ダウンリンクチャネルのフェージングと同じであると考えてもよい)、ダウンリンクチャネルの品質を決定してもよい。
ある1つの実施形態において、図1に示されているシステムがLTEシステムである場合に、そのLTEシステムにおいては、端末デバイスは、通常、アップリンク伝送におけるキャリアの数と比較して、より大きな数のダウンリンクキャリアを集約することが可能である。結果として、TDDキャリアのうちのいくつかは、アップリンク伝送には使用されるが、ダウンリンク伝送には使用されない。したがって、送信するべきSRSは、存在しない。これらのキャリアについては、チャネル相反性を効果的に利用することは不可能であり、特に、キャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation, CA)の能力が32個のコンポーネントキャリア(Component Carrier, CC)に強化され、それらのコンポーネントキャリアのうちの大部分がTDDキャリアであるときに、その問題は、より悪化する。
高速なキャリアの切り替えを可能にすることは有効な方法であり、現在のTDDキャリアがアップリンク伝送のために使用されていないということを決定するときに、SRSは、アップリンク伝送のために使用される他のTDDキャリアへと切り替えられる。このことは、これらのTDDキャリアによってSRSを伝送することが可能であるということを保証することが可能である。
LTEシステムにおいては、周期的なSRS及び非周期的なSRSにSRSを分類してもよい。周期的なSRSの切り替え伝送の場合に、SRSの関連する構成情報は、LTE R8-R13プロトコルに基づいて構成されてもよい。非周期的なSRSの切り替えは、サブフレーム(subframe)nにおいて受信した要求に基づいてトリガされてもよく、非周期的なSRSは、サブフレームn+kにおいて伝送される。LTEシステムにおいては、SRSの切り替え元のキャリア及びSRSの切り替え先のキャリアは、同じフレーム構造を有し、kは、サブフレームレベルで計数され、kは、処理遅延、アップリンクサブフレーム、及び他のハイブリッド自動再送要求(Hybrid automatic repeat request, HARQ)メカニズムの影響を受ける。
ある1つの実施形態において、図1に示されているシステムが、5Gシステム又は将来的な新たな無線(NR)システムである場合に、複数の異なるnumerologyは、複数の異なるキャリアに適用可能であってもよく、又は、同じnumerologyは、複数の異なるキャリアに適用可能であってもよい。このことは、サブフレーム/スロット構造に影響を与え、また、SRS切り替えの関連する構成に影響を与える。
この出願においては、5G及び将来的な新たな無線(NR)がサポートするキャリア又はビームについて、SRS切り替えの関連する構成は、図3及び図4に示されているポリシーを含んでもよい。
5G及び将来的な新たな無線(NR)は、SRSキャリア切り替えをサポートすることが可能であり、又は、SRSビーム切り替えをサポートすることが可能である。キャリアは、周波数領域における物理的な概念であってもよく、ビームは、空間における物理的な概念であってもよい。ある1つの実施形態においては、ビームは、複数の異なる方向を指向するとともに、ある特定の空間的な送信利得を有するビームであってもよい。1つのビームに対して複数のキャリアが存在してもよい。同様に、代替的に、1つのキャリアに対して複数の異なる方向の複数のビームが存在してもよい。SRSキャリア切り替えは、図3に示されているポリシーを含んでもよく、SRSビーム切り替えは、図4に示されているポリシーを含んでもよい。
図3は、本発明のある1つの実施形態にしたがったSRSキャリア切り替えのための関連する構成ポリシーを示している。S301において、SRS切り替えを実行する必要があるときに、ネットワークデバイスは、SRSを送信するのに使用される切り替え先の第2のキャリアを決定してもよい。
第2のキャリアは、SRSを送信するのに使用される切り替え先のキャリアであり、第1のキャリアは、SRSを送信するのに使用されるとともに、SRSの切り替え元のキャリアである。ある1つの実施形態においては、"切り替えの後に"は、"遷移の後に"、"への遷移"、又は"への切り替え"等に置き換えられてもよく、"切り替えの前に"は、"遷移の前に"に置き換えられてもよい。このことは、本発明の実施形態においては限定されない。
S302において、ネットワークデバイスは、第2のキャリアに関するSRSの構成情報を決定してもよい。
ある1つの実施形態において、ネットワークデバイスは、サウンディング参照信号SRSを送信するのに使用されるとともに第2のキャリアに関する構成情報を決定する。SRSの構成情報は、時間領域における構成情報及び/又は周波数領域における構成情報を含む。時間領域における構成情報は、シンボル情報、スロット情報、又はサブフレーム情報のうちの1つ又はそれらの組み合わせを含んでもよい。周波数領域における構成情報は、周波数帯域情報を含んでもよく、周波数帯域情報は、部分的な周波数帯域情報又はキャリア情報であってもよい。
第1のキャリアのnumerology及び第2のキャリアのnumerologyは、同じであるか又は異なっており、numerologyは、少なくともサブキャリア間隔及び/又は波形パラメータを含む。
第2のキャリアは、低い周波数帯域にあるキャリアであってもよい。選択的に、第2のキャリアは、補助アップリンクキャリアであってもよい。その補助アップリンクキャリアは、低い周波数のキャリアであり、通常は、6[GHz]よりも低い低周波数帯域にあるとともにLTE通信のために使用されるキャリアであり、5Gシステムにおける5G通信のために使用されるアップリンクキャリアである。第2のキャリアは、代替的に、高い周波数帯域にあるキャリアであってもよい。
同様に、第1のキャリアは、低い周波数帯域にあるキャリアであってもよい。選択的に、第1のキャリアは、補助アップリンクキャリアであってもよい。その補助アップリンクキャリアは、低い周波数のキャリアであり、通常は、6[GHz]よりも低い低周波数帯域にあるとともにLTE通信のために使用されるキャリアであり、5Gシステムにおける5G通信のために使用されるアップリンクキャリアである。第1のキャリアは、代替的に、高い周波数帯域にあるキャリアであってもよい。
ある1つの実施形態において、ネットワークデバイスは、第2のキャリアのタイミング(timing)又は第2のキャリアのnumerologyに基づいて、時間領域におけるSRSの構成情報を決定してもよい。
タイミングは、第1の時間期間のタイミングであってもよく、タイミングは、第2のキャリアに関する1つ又は複数のスロット(slot)情報の指標、1つ又は複数のOFDMシンボル情報の指標、又は、スロット情報及びOFDMシンボル情報の結合指標を含んでもよい。スロット情報の指標は、例えば、開始スロット(start slot)の位置を含んでもよく、OFDMシンボル情報の指標は、例えば、開始OFDMシンボル(start OFDM)の位置を含んでもよい。
スロット情報が示されるときに、OFDMシンボル又はOFDMシンボルパターン(OFDM pattern)は、あらかじめ構成されてもよい。OFDMシンボル情報が示されるときに、スロット又はスロットパターン(slot pattern)は、あらかじめ構成されてもよい。
ある1つの実施形態において、タイミングは、継続期間(duration)をさらに含んでもよく、継続期間は、スロット又はOFDMシンボルに基づいて決定されてもよい。タイミングは、整列されている継続期間又は整列されている時間長の中の情報を示すのに使用されてもよい。整列は、第1のキャリアのnumerology及び第2のキャリアのnumerologyが整列されているということを意味してもよい。
整列されている時間長は、第1のキャリア及び第2のキャリアの共通のスロット長(slot length)又は共通のOFDMシンボル継続期間であってもよい。
ある1つの実施形態においては、第3のキャリアのnumerologyと第2のキャリアのnumerologyとを比較することによって、第1の時間期間を取得してもよい。第3のキャリアは、第1のキャリアであってもよく、或いは、(例えば、プライマリキャリアコンポーネント(primary carrier component, PCC)又はある特定のキャリア等の)第2のキャリア以外のキャリアであってもよい。第3のキャリアは、また、切り替え指標キャリア又はSRS切り替え構成キャリアと称されてもよい。時間期間は、複数のOFDMシンボル、複数のスロット、複数のミニスロット、複数のサブフレーム、又は複数のミニサブフレームの少なくとも1つのタイプ又は1つより多くのタイプの組み合わせであってもよい。
ある1つの実施形態において、ネットワークデバイスは、RRCシグナリング又はPHYシグナリングを使用することによって、端末デバイスに第1の時間期間を示してもよい。
ある1つの実施形態において、ネットワークデバイスが、第2のキャリアのnumerologyに基づいて時間領域におけるSRSの構成情報を決定することは、時間領域におけるSRSの構成情報が、第2のキャリアに関するシンボル情報を含み、且つ、第2のキャリアに関するシンボル情報が、第2のキャリアのnumerologyに基づいて決定されることを含んでもよい。
ある1つの実施形態において、第2のキャリアに関するシンボル情報を使用して、あらかじめ設定されている第1の時間期間の中のシンボル情報を示してもよい。例えば、第2のキャリアに関するシンボル情報は、第1の時間期間の中の開始OFDM位置及び継続期間等を含んでもよい。
代替的に、第2のキャリアに関するシンボル情報を使用して、第1のタイミングにおいてシンボル情報を示してもよく、その第1のタイミングは、第2のキャリアの通信パラメータに基づいて決定されるタイミングである。時間は、スロット、ミニスロット、サブフレーム、又はミニサブフレームのうちの少なくとも1つ又は1つよりも多くのものの組み合わせであってもよい。
代替的に、第2のキャリアに関するシンボル情報を使用して、第2のキャリアの通信パラメータに基づいて決定されるシンボル情報を示してもよい。
ある1つの実施形態において、ネットワークデバイスは、RRCシグナリング、MACシグナリング、又はPHYシグナリングを使用することによって、端末デバイスに第1のタイミングを示してもよい。
ある1つの実施形態において、第2のキャリアに関するスロット情報を使用して、あらかじめ設定されている第1の時間期間の中のスロット情報を示してもよい。例えば、第2のキャリアに関するスロット情報は、第1の時間期間の中の開始スロットの位置及び継続期間等を含んでもよい。
ある1つの実施形態において、第2のキャリアに関する周波数帯域情報は、部分的な周波数帯域情報又はキャリア情報であってもよい。部分的な周波数帯域情報は、第2のキャリアに関する部分的な周波数帯域情報であってもよく、キャリア情報は、第2のキャリアに関するすべての周波数帯域情報であってもよい。周波数帯域情報は、送信帯域幅であってもよい。
ある1つの実施形態において、ネットワークデバイスは、第1のキャリアのnumerology及び第2のキャリアのnumerologyに基づいて、第2のキャリアに関するSRSの送信帯域幅を決定し、そして、構成情報の一部としてその送信帯域幅を使用してもよい。
ある1つの実施形態において、構成情報は、周波数帯域対応関係をさらに含んでもよく、その周波数帯域対応関係は、SRSの切り替え先の第2のキャリアの周波数帯域とnumerologyに対応する周波数帯域との間の関係であってもよい。
複数の異なるnumerologyは、複数の異なる送信帯域幅のために使用されてもよいので、それらの送信帯域幅を複数の異なるnumerologyと黙示的に関連付けて、構成コストを減少させてもよい。具体的には、SRSの送信帯域幅とnumerologyとの間の対応関係(すなわち、周波数帯域対応関係)をあらかじめ確立し、そして、その次に、構成情報の一部としてその周波数帯域対応関係を使用してもよい。シグナリングを使用することによって端末デバイスにその構成情報を送信するときに、その端末デバイスは、その構成情報の中の周波数帯域対応関係及び第2のキャリアのnumerologyに基づいて、第2のキャリアへとSRSを遷移させるのに必要となる送信帯域幅を決定してもよい。
例えば、SRSの送信帯域幅の値は、numerologyの値に等しく、又は、SRSの送信帯域幅の値は、numerologyの値に等しくない。
ある1つの実施形態において、構成情報は、第3のキャリアによって示されてもよい。
複数の異なる伝送要件を満足するために、システムは、複数の異なるキャリア又はビームについて複数の異なる通信パラメータ(numerology)を同時に構成して、複数の異なるサービスシナリオをサポートするということに留意すべきである。numerologyは、時間周波数リソースの属性を表し、例えば、時間領域シンボル長、時間領域スケジューリング間隔、サブキャリア間隔(Subcarrier spacing, SCS)、CP長(Nominal CP)、及び波形パラメータ等のパラメータのグループを含む。複数の異なるキャリアは、複数の異なるnumerologyを含んでもよい。したがって、SRSキャリア切り替えを実行するときに、第2のキャリアのタイミングを第3のキャリアによって示してもよく、第2のキャリアのnumerologyを参照して、第2のキャリアのタイミングを取得してもよい。
S303: ネットワークデバイスは、シグナリングを使用することによって、端末デバイスに、決定した構成情報を送信する。
ある1つの実施形態において、ネットワークデバイスは、シグナリングを使用することによって、端末デバイスに構成情報を配信してもよい。そのシグナリングは、RRCシグナリング、MACシグナリング、又はPHYシグナリングのうちの少なくとも1つであってもよい。
PHYシグナリングは、グループPDCCHを介して又はグループDCIを使用することによって送信されるシグナリングであってもよい。グループPDCCHは、グループダウンリンク制御情報を搬送する。グループ物理ダウンリンク制御チャネルは、グループ共通物理ダウンリンク制御チャネル(Group Common PDCCH, 略称: グループ共通PDCCH)と称されてもよい。グループダウンリンク制御情報は、また、グループ共通ダウンリンク制御情報(Group Common DCI, 略称: グループ共通DCI)と称されてもよい。
グループPDCCHは、グループ共通サーチ空間(Group Common Search space, 略称: GCSS)の中に位置していてもよい。
ある1つの実施形態において、SRSは、周期的なSRS又は非周期的なSRSを含む。
ある1つの実施形態において、SRS切り替えを実行し、そして、非周期的な指標を送信するときに、ネットワークデバイスは、SRS要求(SRS request)を使用することによって、非周期的なSRSを伝送するように端末デバイスをトリガし、そして、端末デバイスに構成情報を示してもよい。
端末デバイスに構成情報を示す方式は、SRS要求の中で構成情報を搬送する方式であってもよく、或いは、上記のシグナリングのうちのいずれかの1つのシグナリング又は複数のシグナリングを使用することによって、端末デバイスに、決定した構成情報を送信する方式であってもよい。
ある1つの実施形態において、SRS切り替えを実行し、周期的な指標を送信するときに、ネットワークデバイスは、SRS要求を送信しなくてもよく、一方で、端末デバイスに構成情報を示してもよい。例えば、決定された構成情報は、上記のシグナリングのうちのいずれかの1つのシグナリング又は複数のシグナリングを使用することによって端末デバイスに送信される。
それに対応して、端末デバイスによって、サウンディング参照信号SRSを送信するのに使用されるとともにネットワークデバイスが送信する第2のキャリア及び/又は第2のビームに関する構成情報を受信する方式は、SRSが非周期的なSRSである場合に、端末デバイスによって、ネットワークデバイスが送信するSRS要求、及び、非周期的なサウンディング参照信号SRSを送信するのに使用されるとともにネットワークデバイスが送信する第2のキャリア及び/又は第2のビームに関する構成情報、を受信する方式であってもよく、SRS要求は、非周期的なSRSを送信するように端末デバイスをトリガするのに使用される。
SRSが周期的なSRSである場合に、端末デバイスは、非周期的サウンディング参照信号SRSを送信するのに使用されるとともにネットワークデバイスが送信する第2のキャリア及び/又は第2のビームに関する構成情報を受信する。
ある1つの実施形態において、SRSの周期及び開始のタイミングは、第2のキャリアに関するnumerologyを使用することによって再び説明されてもよい。
ある1つの実施形態において、周波数帯域情報は、グループPDCCHを介して又はグループDCIを使用することによって端末デバイスに送信され、シンボル情報及び/又はスロット情報は、MACシグナリング又はRRCシグナリングのうちの少なくとも1つを使用することによって端末デバイスに送信される。
代替的に、シンボル情報及び/又はスロット情報は、グループPDCCHを介して又はグループDCIを使用することによって端末デバイスに送信され、周波数帯域情報は、MACシグナリング又はRRCシグナリングのうちの少なくとも1つを使用することによって端末デバイスに送信される。
代替的に、シンボル情報及び/又はスロット情報は、グループPDCCHを介して又はグループDCIを使用することによって端末デバイスに送信され、周波数帯域情報は、グループPDCCHを介して又はグループDCIを使用することによって端末デバイスに送信される。
S304: 端末デバイスは、SRSを送信するのに使用されるとともにネットワークデバイスが送信する第2のキャリアに関する構成情報を受信し、そして、その構成情報に基づいて、伝送のために、SRSを送信するのに使用されるとともにSRSの切り替え元の第1のキャリアから第2のキャリアへとSRSを切り替える。
例えば、構成情報は、第2のビームによるSRS伝送のためのシンボル位置及び/又は送信帯域幅を含む。端末デバイスは、送信シンボル位置に基づいて、伝送のために第1のキャリアから第2のキャリアに関する対応する送信シンボル位置へとSRSを切り替え、そして、送信帯域幅に基づいて、第2のキャリアに関するSRSのための対応する送信帯域幅を構成する。
図5は、本発明のある1つの実施形態にしたがったSRSキャリア切り替えの概略的なシナリオ図である。図5は、第1のキャリアが(例えば、15[kHz]等の)比較的小さなサブキャリア間隔を有し、第2のキャリアが(例えば、60[kHz]等の)比較的大きなサブキャリア間隔を有するときに、SRSキャリア切り替えを実行するシナリオを示している。
具体的には、第2のキャリア及び第1のキャリアが異なるサブキャリア間隔を有するときに、第2のキャリア及び第1のキャリアは、異なるスロット長を有するため、第1のキャリアに関するスロット長は、切り替え先の第2のキャリアによる複数のスロットの送信に対応する。例えば、4つのスロットが存在する。
したがって、タイミングは、開始スロット又はOFDMシンボル及び継続期間durationを含んでもよく、継続期間は、スロット番号又はOFDM番号に基づいて取得され、タイミングは、第2のキャリア及び第1のキャリアの共通の整列されている継続期間又は共通の整列されている時間長であってもよい。いわゆる整列は、第2のキャリアのnumerology及び第1のキャリアのnumerologyが整列されているということを意味する。
整列されている時間長は、第1のキャリア及び第2のキャリアの共通のスロット長である。
図5において、60[kHz]/15[kHz]=4であるので、1つの構成の中に第2のキャリアに関する4つのスロットが存在する。したがって、その構成は、それらの4つのスロットを含むスロットパターンにしたがって通知される。ネットワークデバイスは、最初に、SRSの構成情報を決定し、そして、第1のキャリアに関する第1の整列された時間長のスロット位置において構成情報を示してもよい(他の実施形態においては、第1のキャリアは、代替的に、第2のキャリア以外のいずれかのキャリア、すなわち、第3のキャリアと置き換えられてもよい)。その構成情報は、シグナリングを使用することによって送信される。
選択的に、第1のキャリアに関する構成情報を示すことに加えて、その構成情報は、第2のキャリアに関するあらかじめ設定されている領域の中で示されてもよい。そのあらかじめ設定されている領域は、部分的なBWP又は部分的なサーチ空間であってもよい。
端末デバイスは、第1のキャリアを検出し、そして、その第1のキャリアに関する第1の整列されている時間長のスロット位置において、第1のキャリアに関する構成情報を受信してもよい。その構成情報の中で示されているとともに、SRSが第2のキャリアによって送信されるスロット位置が、第2の整列されている時間長の中に位置している場合に、第1のキャリアに関するSRSの構成情報を含むシグナリングは、第1の整列されている時間長のうちのいずれかのスロット位置に位置していてもよい。このようにして、端末デバイスは、その構成情報を直ちに検出することが可能であり、そして、伝送のために第1のキャリアから第2のキャリアに関する第2の整列されている時間長の中の対応するスロット位置にSRSを切り替えることが可能である。
構成情報の中で示されているとともに、SRSが第2のキャリアによって送信されるスロット位置が、第1の整列されている時間長の第2のスロット、第3のスロット、又は第4のスロットの中に位置している場合に、第1のキャリアに関するSRSの構成情報を含むシグナリングは、第1の整列されている時間長の第1のスロット位置に位置していてもよい。このようにして、端末デバイスは、その構成情報を直ちに検出することが可能であり、伝送のために第1のキャリアから第2のキャリアに関する第1の整列されている時間長の中の対応するスロット位置にSRSを切り替えることが可能である。
図6は、本発明のある1つの実施形態にしたがったSRSキャリア切り替えの他の概略的なシナリオ図である。図6は、第1のキャリアが(例えば、60[kHz]等の)比較的大きなサブキャリア間隔を有し、第2のキャリアが(例えば、15[kHz]等の)比較的小さなサブキャリア間隔を有するときに、SRSキャリア切り替えを実行する概略的なシナリオを示している。
具体的には、第1のキャリア及び第2のキャリアは、異なるスロット長を有するので、第1のキャリアに関するSRSの構成情報についての指標は、第1の整列されている時間長の中に位置している必要があり、それによって、端末デバイスは、検出の間にいずれのSRS切り替え送信にも失敗することはない。言い換えると、第1のキャリアに関するスロットx、x+1、x+2、及びx+3は、第2のキャリアに関するスロットyと整列され、第1のキャリアの構成情報を含むシグナリングは、スロットx+1、…及びx+3ではなく、スロットxに位置しているはずである。このようにして、端末デバイスは、SRS切り替え及び送信のための構成情報を適時的な方式によって検出する。
ある1つの実施形態において、送信が、SRS切り替え後にスロットyのみにおいて生起し、且つ、送信時間が、スロットx+1の後に位置している場合を除き、第1のキャリアの構成情報を含むシグナリングは、スロットx+2又はスロットx+3等ではなく、スロットx又はスロットx+1に位置していてもよい。このようにして、端末デバイスは、SRS切り替え及び送信のための構成情報を適時的な方式によって検出することが可能である。この場合には、ネットワークデバイスは、第1のキャリアに関するシグナリングの位置を決定することによって、第2のキャリアに関するスロットyに位置している送信を示してもよい。
上記の構成プロセスは、端末デバイスの検出動作に影響を与える場合がある。端末デバイスが検出を実行するか否か及びいつ検出を実行するかは、第1のキャリアのnumerology及び第2のキャリアのnumerologyを比較することによって決定されてもよい。したがって、その端末は、複数の異なる検出オーバーヘッド(overhead)を有する場合がある。
ある1つの実施形態において、第1のキャリアが高い周波数帯域にあるキャリアであるときに、端末デバイスが、構成情報に基づいて、伝送のために、SRSを送信するのに使用されるとともにSRSの切り替え元の第1のキャリアから第2のキャリアへとSRSを切り替えることは、その端末デバイスが、構成情報に基づいて、伝送のために第1のキャリアの第1のビームから第2のキャリアへとSRSを切り替えることであって、第2のキャリアは、補助アップリンクキャリアであってもよく又は通常のキャリアであってよい、こと、或いは、その端末デバイスが、構成情報に基づいて、伝送のために第1のキャリアの第1のビームから第1のキャリアの第2のビームへとSRSを切り替えること、或いは、その端末デバイスが、構成情報に基づいて、伝送のために第1のキャリアの第1のビームから第2のキャリアの第2のビームへとSRSを切り替えること、を含む。
第1のキャリアが低い周波数帯域にあるキャリアであるときに、端末デバイスが、構成情報に基づいて、伝送のために、SRSを送信するのに使用されるとともにSRSの切り替え元の第1のキャリアから第2のキャリアへとSRSを切り替えることは、その端末デバイスが、構成情報に基づいて、伝送のために第1のキャリアから第2のキャリアへとSRSを切り替えることであって、第2のキャリアは、補助アップリンクキャリアであってもよく又は通常のキャリアであってもよい、こと、或いは、その端末デバイスが、構成情報に基づいて、伝送のために第1のキャリアから第2のキャリアの第2のビームへとSRSを切り替えること、を含む。
ある1つの実施形態において、1つの切り替えサブフレームにおいて、複数のSRSの送信は、複数の異なるキャリアに関する同じサブフレームの中に位置していると考えてもよい。したがって、SRSが位置している位置は、1つのサブフレームの中で前に位置させられて、柔軟性を改善してもよい。端末デバイスの複数のアップリンクサウンディング(UL Sounding)信号を送信し、そして、1つのODFMシンボルの最大負荷を超えるときに、複数のOFDMシンボルを有効化して、ガード期間からのアップリンクダウンリンク切り替えオーバーヘッドを減少させてもよい。それらの複数のOFDMシンボルは、連続的に送信されるOFDMシンボルであってもよい。さらに、SRSの構成情報は、SRSが占有する1つ又は複数のサブフレーム構成、コム送信、アンテナポート、サイクリックシフト、及び使用される電力制御パラメータを含んでもよい。代替的に、プリアンブル又は共通のCDMAシーケンス符号等の他のシンボルフォーマットを使用してもよい。このことは、SRSシンボルには限定されない。
本発明のこの実施形態においては、SRS遷移を実行する必要があるときに、ネットワークデバイスは、第2のキャリアに関するSRSの構成情報を決定してもよく、そして、その次に、シグナリングを使用することによって端末デバイスにその構成情報を送信してもよいということを理解することが可能である。端末デバイスは、その構成情報を受信し、そして、その構成情報に基づいて、伝送のために第1のキャリアから第2のキャリアへとSRSを切り替える。複数の異なるキャリアは、異なるSRS構成情報を有する。したがって、ネットワークデバイスは、その構成情報を示し、それによって、端末デバイスは、その構成情報に基づいて、伝送のために第1のキャリアから第2のキャリアへとSRSを切り替えることが可能である。このようにして、端末デバイスがSRS切り替えを実行するときに、正しいSRS構成を保証する。
選択的に、この出願において、第1のキャリアを第1のBWPで置き換えてもよく、第2のキャリアを第2のBWPで置き換えてもよい。第1のBWP及び第2のBWPは、同じキャリア又は複数の異なるキャリアに位置していてもよく、或いは、第1のBWP及び第2のBWPは、同じビーム又は複数の異なるビームに位置していてもよい。複数の異なるキャリアは、同じビーム又は複数の異なるビームに関していてもよい。同じキャリア又は複数の異なるキャリアは、同じビームに関していてもよく、或いは、同じキャリア又は複数の異なるキャリアは、複数の異なるビームに関していてもよい。
図4は、本発明のある1つの実施形態にしたがったSRSビーム切り替えのための関連する構成ポリシーを示している。
S401において、SRSビーム切り替えを実行する必要があるときに、ネットワークデバイスは、SRSを送信するのに使用される切り替え先の第2のビームを決定してもよい。
第2のビームは、SRSを送信するのに使用される切り替え先のビームであり、第1のビームは、SRSを送信するのに使用されるとともに、SRSの切り替え元のビームである。ある1つの実施形態においては、"切り替えの後に"は、"遷移の後に"、"への遷移"、又は"への切り替え"等に置き換えられてもよく、"切り替えの前に"は、"遷移の前に"に置き換えられてもよい。このことは、本発明の実施形態においては限定されない。
S402において、ネットワークデバイスは、第2のビームに関するSRSの構成情報を決定してもよい。
ある1つの実施形態において、ネットワークデバイスは、SRSを伝送するのに使用されるともに第2のビームに関する構成情報を決定する。SRSの構成情報は、時間領域における構成情報及び/又は周波数領域における構成情報を含む。時間領域における構成情報は、シンボル情報及びスロット情報を含んでもよい。周波数領域における構成情報は、周波数帯域情報を含んでもよく、周波数帯域情報は、部分的な周波数帯域情報又はビーム情報であってもよい。
ある1つの実施形態において、ネットワークデバイスが決定する構成情報は、スロット情報及び周波数帯域情報を含んでもよく、又は、スロット情報、シンボル情報、及び周波数帯域情報を含んでもよく、又は、スロット情報及びシンボル情報を含んでもよい。すなわち、構成情報は、スロット情報、周波数帯域情報、及びシンボル情報のうちのいずれかの1つの情報又は複数の情報を含んでもよい。このことは、本発明の実施形態においては限定されない。
第1のビームのnumerology及び第2のビームのnumerologyは、同じであるか又は異なっており、numerologyは、少なくともサブキャリア間隔及び/又は波形パラメータを含む。
ある1つの実施形態において、ネットワークデバイスは、第2のビームのタイミング(timing)要件に基づいて、時間領域におけるSRSの構成情報を決定してもよい。
タイミングは、第1の時間期間のタイミングであってもよく、タイミングは、第2のビームに関する1つ又は複数のスロット(slot)情報の指標、1つ又は複数のOFDMシンボル情報の指標、又は、スロット情報及びOFDMシンボル情報の結合指標を含んでもよい。スロット情報の指標は、例えば、開始スロット(start slot)の位置を含んでもよく、OFDMシンボル情報の指標は、例えば、開始OFDMシンボル(start OFDM)の位置を含んでもよい。
スロット情報が示されるときに、OFDMシンボル又はOFDMシンボルパターン(OFDM pattern)は、あらかじめ構成されてもよい。OFDMシンボル情報が示されるときに、スロット又はスロットパターン(slot pattern)は、あらかじめ構成されてもよい。
ある1つの実施形態において、タイミングは、継続期間(duration)をさらに含んでもよく、継続期間は、スロット又はOFDMシンボルに基づいて決定されてもよい。タイミングは、整列されている継続期間又は整列されている時間長の中の情報を示すのに使用されてもよい。整列は、第1のビームのnumerology及び第2のビームのnumerologyが整列されているということを意味してもよい。
整列されている時間長は、第1のビーム及び第2のビームの共通のスロット長(slot length)であってもよい。
ある1つの実施形態においては、第3のビームのnumerologyと第2のビームのnumerologyとを比較することによって、第1の時間期間を取得してもよく、第3のビームは、第1のビームであってもよく、或いは、(例えば、主ビーム(primary carrier component, PCC)又はある特定のビーム等の)第2のビーム以外のビームであってもよい。第3のビームは、また、切り替え指標ビーム又はSRS切り替え構成ビームと称されてもよい。
ある1つの実施形態において、第2のビームに関するシンボル情報を使用して、あらかじめ設定されている第1の時間期間の中のシンボル情報を示してもよい。例えば、第2のビームに関するシンボル情報は、第1の時間期間の中の開始OFDM位置及び継続期間等を含んでもよい。
ある1つの実施形態において、ネットワークデバイスは、RRCシグナリング、MACシグナリング、又はPHYシグナリングを使用することによって、端末デバイスに第1の時間期間を示してもよい。
ある1つの実施形態において、第2のビームに関するスロット情報を使用して、あらかじめ設定されている第1の時間期間の中のスロット情報を示してもよい。例えば、第2のビームに関するスロット情報は、第1の時間期間の中の開始スロットの位置及び継続期間等を含んでもよい。
ある1つの実施形態において、第2のビームに関する周波数帯域情報は、部分的な周波数帯域情報又はビーム情報であってもよい。部分的なビーム情報は、第2のビームに関する部分的な周波数帯域情報であってもよく、ビーム情報は、第2のビームに関するすべての周波数帯域情報であってもよい。周波数帯域情報は、送信帯域幅であってもよい。
ある1つの実施形態において、ネットワークデバイスは、第1のビームのnumerology及び第2のビームのnumerologyに基づいて、第2のビームに関するSRSの送信帯域幅を決定し、そして、構成情報の一部としてその送信帯域幅を使用してもよい。
ある1つの実施形態において、構成情報は、周波数帯域対応関係をさらに含んでもよく、その周波数帯域対応関係は、SRSの切り替え先の第2のビームの周波数帯域とnumerologyに対応する周波数帯域との間の関係であってもよい。
具体的には、SRSの送信帯域幅とビームのnumerologyとの間の対応関係(すなわち、周波数帯域対応関係)をあらかじめ確立してもよく、そして、その次に、構成情報の一部としてその周波数帯域対応関係を使用する。シグナリングを使用することによって端末デバイスにその構成情報を送信するときに、その端末デバイスは、その構成情報の中の周波数帯域対応関係及び第2のビームのnumerologyに基づいて、第2のビームへとSRSを遷移させるのに必要となる送信帯域幅を決定してもよい。
例えば、SRSの送信帯域幅の値は、numerologyの値に等しく、又は、SRSの送信帯域幅の値は、numerologyの値に等しくない。
ある1つの実施形態において、構成情報は、第3のビームによって示されてもよい。
複数の異なる伝送要件を満足するために、システムは、複数の異なるビーム又は複数のビームについて複数の異なる通信パラメータ(numerology)を同時に構成して、複数の異なるサービスシナリオをサポートするということに留意すべきである。numerologyは、時間周波数リソースの属性を表し、例えば、時間領域スケジューリング間隔、サブキャリア間隔(Subcarrier spacing, SCS)、CP長(Nominal CP)、及び波形パラメータ等のパラメータのグループを含む。複数の異なるビームは、複数の異なるnumerologyを含んでもよい。したがって、SRSビーム切り替えを実行するときに、第2のビームのタイミングを第3のビームによって示してもよく、第2のビームのnumerologyを参照して、第2のビームのタイミングを取得してもよい。
S403: ネットワークデバイスは、シグナリングを使用することによって、端末デバイスに、決定した構成情報を送信する。
ある1つの実施形態において、ネットワークデバイスは、シグナリングを使用することによって、端末デバイスに構成情報を配信してもよい。そのシグナリングは、RRCシグナリング、MACシグナリング、又はPHYシグナリングのうちの少なくとも1つであってもよい。PHYシグナリングは、グループPDCCHを介して又はグループDCIを使用することによって送信されるシグナリングであってもよい。
ある1つの実施形態において、SRSは、周期的なSRS又は非周期的なSRSを含む。
ある1つの実施形態において、SRS切り替えを実行し、そして、非周期的な指標を送信するときに、ネットワークデバイスは、SRS要求(SRS request)を使用することによって、非周期的なSRSを伝送するように端末デバイスをトリガし、そして、端末デバイスに構成情報を示してもよい。
端末デバイスに構成情報を示す方式は、SRS要求の中で構成情報を搬送する方式であってもよく、或いは、上記のシグナリングのうちのいずれかの1つのシグナリング又は複数のシグナリングを使用することによって、端末デバイスに、決定した構成情報を送信する方式であってもよい。
ある1つの実施形態において、SRS切り替えを実行し、周期的な指標を送信するときに、ネットワークデバイスは、SRS要求を送信しなくてもよく、一方で、端末デバイスに構成情報を示してもよい。例えば、決定された構成情報は、上記のシグナリングのうちのいずれかの1つのシグナリング又は複数のシグナリングを使用することによって端末デバイスに送信される。
ある1つの実施形態において、SRSの周期及び開始のタイミングは、第2のビームに関するnumerologyを使用することによって再び説明されてもよい。
ある1つの実施形態において、周波数帯域情報は、グループPDCCHを介して端末デバイスに送信され、シンボル情報及び/又はスロット情報は、MACシグナリング又はRRCシグナリングのうちの少なくとも1つを使用することによって端末デバイスに送信される。
代替的に、シンボル情報及び/又はスロット情報は、グループPDCCHを介して端末デバイスに送信され、周波数帯域情報は、MACシグナリング又はRRCシグナリングのうちの少なくとも1つを使用することによって端末デバイスに送信される。
代替的に、シンボル情報及び/又はスロット情報は、グループPDCCHを介して端末デバイスに送信され、周波数帯域情報は、グループPDCCHを介して端末デバイスに送信される。
S404: 端末デバイスは、SRSを送信するのに使用されるとともにネットワークデバイスが送信する第2のビームに関する構成情報を受信し、そして、その構成情報に基づいて、伝送のために、SRSを送信するのに使用されるとともにSRSの切り替え元の第1のビームから第2のビームへとSRSを切り替える。
例えば、構成情報は、第2のビームによるSRS伝送のためのシンボル位置及び/又は送信帯域幅を含む。端末デバイスは、送信シンボル位置に基づいて、伝送のために第1のビームから第2のビームに関する対応する送信シンボル位置へとSRSを切り替え、そして、送信帯域幅に基づいて、第2のビームに関するSRSのための対応する送信帯域幅を構成する。
複数の実現可能な実装のうちのいくつかにおいて、ネットワークデバイス及び端末デバイスは、SRSビーム切り替えを制御する。図5及び図6に対応する複数の実施形態を参照すべきである。それに対応して、"第1のキャリア"は、"第1のビーム"によって置き換えられ、"第2のキャリア"は、"第2のビーム"によって置き換えられ、"第3のキャリア"は、"第3のビーム"によって置き換えられる。本明細書においては、詳細は説明されない。
本発明のこの実施形態においては、SRS遷移を実行する必要があるときに、ネットワークデバイスは、第2のビームに関するSRSの構成情報を決定してもよく、そして、その次に、シグナリングを使用することによって端末デバイスにその構成情報を送信してもよいということを理解することが可能である。端末デバイスは、その構成情報を受信し、そして、その構成情報に基づいて、伝送のために第1のビームから第2のビームへとSRSを切り替える。複数の異なるビームは、異なるSRS構成情報を有する。したがって、ネットワークデバイスは、その構成情報を示し、それによって、端末デバイスは、その構成情報に基づいて、伝送のために第1のビームから第2のビームへとSRSを切り替えることが可能である。このようにして、端末デバイスがSRS切り替えを実行するときに、正しいSRS構成を保証する。
図7は、本発明のある1つの実施形態にしたがった信号構成方法の概略的なフローチャートである。図7に示されている方法は、以下のステップを含んでもよい。
S701: 端末デバイスは、ネットワークデバイスに無線インターフェイスシグナリングを送信する。
SRS切り替えを実行する必要があるときに、端末デバイスは、ネットワークデバイスに無線インターフェイスシグナリングを送信してもよく、無線インターフェイスシグナリングは、ネットワークデバイスに、端末デバイスのビームフォーミング能力パラメータ及び/又は無線周波数能力パラメータを示すのに使用される。
ある1つの実施形態において、無線インターフェイスシグナリングは、少なくともRRCシグナリングを含む。このことは、本発明の実施形態においては限定されない。
無線インターフェイスシグナリングは、ネットワークデバイスに、端末デバイスのビームフォーミング能力パラメータ及び/又は無線周波数能力パラメータを示すのに使用される。
関連する複数の異なるビームは、SRS切り替え構成に影響を与えるということに留意すべきである。したがって、端末デバイスは、その端末デバイスのビームフォーミング能力パラメータ及び/又は無線周波数能力パラメータを報告してもよい。
ある1つの実施形態において、無線周波数能力パラメータは、ターゲットビームに関する1つのキャリアに対応する無線周波数能力パラメータであるか又はターゲットビームに関するキャリアのグループに対応する無線周波数能力パラメータである。
代替的に、無線周波数能力パラメータは、ターゲットビームに関する1つのBWPに対応する無線周波数能力パラメータであってもよく又はターゲットビームに関するBWPのグループに対応する無線周波数能力パラメータであってもよい。
代替的に、無線周波数能力パラメータは、1つのキャリアに対応する無線周波数能力パラメータであるか又はキャリアのグループに対応する無線周波数能力パラメータであり、キャリアは、対応するnumerologyを有するキャリアであり、キャリアのグループは、共通のnumerologyを有するキャリアのグループである。
代替的に、無線周波数能力パラメータは、1つのBWPに対応する無線周波数能力パラメータであってもよく又はBWPのグループに対応する無線周波数能力パラメータであってもよい。
代替的に、無線周波数能力パラメータは、1つのビームに対応する無線周波数能力パラメータであるか又はビームのグループに対応する無線周波数能力パラメータである。
複数の実現可能な実装のうちのいくつかにおいて、ターゲットビームは、SRS切り替え及び伝送に使用されるあらかじめ設定されているビームであってもよく、例えば、第2のビームであってもよい。代替的に、ターゲットビームは、いずれかのあらかじめ設定されているビームであってもよい。このことは、本発明の実施形態においては限定されない。
ある1つの実施形態において、無線周波数能力パラメータは、対応するキャリアに関する端末デバイスの無線周波数モジュールの較正時間又は調整時間、或いは、対応するビームに関する端末デバイスの無線周波数モジュールの較正時間又は調整時間を含む。
無線周波数能力パラメータが、1つのビームに対応する無線周波数能力パラメータである場合に、その対応するビームは、1つのビームを指してもよい。無線周波数能力パラメータが、ビームのグループに対応する無線周波数能力パラメータである場合に、対応するビームは、ビームのグループを指してもよい。無線周波数能力パラメータが、ターゲットビームに対応する無線周波数能力パラメータである場合に、対応するビームは、ターゲットビームを指してもよい。
無線周波数能力パラメータが、ターゲットビームに関する1つのキャリアに対応する無線周波数能力パラメータである場合に、対応するキャリアは、ターゲットビームに関する1つのキャリアを指してもよい。無線周波数能力パラメータが、ターゲットビームに関するキャリアのグループに対応する無線周波数能力パラメータである場合に、対応するキャリアは、キャリアのグループを指してもよい。無線周波数能力パラメータが、1つのキャリアに対応する無線周波数能力パラメータである場合に、対応するキャリアは、1つのキャリアを指してもよい。無線周波数能力パラメータが、キャリアのグループに対応する無線周波数能力パラメータである場合に、対応するキャリアは、キャリアのグループを指してもよい。
ある1つの実施形態において、端末デバイスのビームフォーミング能力パラメータは、同時にサポートされているビームの数及び/又はキャリアアグリゲーション能力パラメータを含み、同時にサポートされているビームの数は、いずれか1つのキャリア又は複数のキャリアについて同時にサポートされているビームの数であり、キャリアアグリゲーション能力パラメータは、いずれか1つのビーム又は複数のビームについて同時にサポートされているキャリアのアップリンクキャリアアグリゲーション能力パラメータ又は複数の異なるビーム幅について同時にサポートされているキャリアのキャリアアグリゲーション能力パラメータを含む。
ある1つの実施形態において、端末デバイスのビームフォーミング能力パラメータは、同時にサポートされているビームの数及び/又はBWPアグリゲーション能力パラメータを含んでもよい。同時にサポートされているビームの数は、いずれか1つのBWP又は複数のBWPについて同時にサポートされているビームの数である。キャリアアグリゲーション能力パラメータは、いずれか1つのビーム又は複数のビームについて同時にサポートされているBWPのアップリンクBWPアグリゲーション能力パラメータ又は複数の異なるビーム幅について同時にサポートされているBWPのBWPアグリゲーション能力パラメータを含む。
ある1つの実施形態において、同時にサポートされているビームの数は、同じnumerologyを有するグループのキャリアの数であってもよい。例えば、同じnumerologyを有するキャリアの数が6である場合に、同時にサポートされているビームの数は、6であってもよい。
代替的に、同時にサポートされているビームの数は、それぞれ対応するnumerologyを有するキャリアの数であってもよい。例えば、複数の異なるnumerologyを有するキャリアの数が6である場合に、同時にサポートされているビームの数は、6であってもよい。
代替的に、同時にサポートされているビームの数は、対応するnumerologyを有する1つのキャリアについての数である。例えば、numerologyは、あらかじめ指定されていてもよく、そのあらかじめ指定されているnumerologyを有するキャリアの数が6である場合に、同時にサポートされているビームの数は、6であってもよい。
言い換えると、同時にサポートされているビームの数は、各々のキャリア、ある特定のキャリア、又はキャリアのグループについて同時にサポートされているビームの数であってもよい。代替的に、同時にサポートされているビームの数は、すべてのビームの数であってもよい。
ある1つの実施形態において、同時にサポートされているキャリアは、同じnumerologyを有するキャリアであってもよい。例えば、キャリアアグリゲーション能力は、いずれか1つのビーム又は複数のビームについて同じnumerologyを有するとともに同時にサポートされているキャリアを集約するアップリンク能力であってもよい。キャリアアグリゲーション能力パラメータは、いずれか1つのビーム又は複数のビームについて同じnumerologyを有するとともに同時にサポートされているキャリアのアップリンクキャリアアグリゲーション能力パラメータである。
ある1つの実施形態において、同時にサポートされているBWPは、同じnumerologyを有するBWPであってもよい。例えば、BWPアグリゲーション能力は、いずれか1つのビーム又は複数のビームについて同じnumerologyを有するとともに同時にサポートされているBWPを集約するアップリンク能力であってもよい。BWPアグリゲーション能力パラメータは、いずれか1つのビーム又は複数のビームについて同じnumerologyを有するとともに同時にサポートされているBWPのアップリンクBWPアグリゲーション能力パラメータである。
代替的に、同時にサポートされているキャリアは、それぞれ対応するnumerologyを有するキャリアである。例えば、キャリアアグリゲーション能力は、異なるnumerologyを有する複数のキャリアを集約する能力であってもよい。キャリアアグリゲーション能力パラメータは、いずれか1つのビーム又は複数のビームについて異なるnumerologyを有するとともに同時にサポートされているキャリアのアップリンクキャリアアグリゲーション能力パラメータである。
代替的に、同時にサポートされているBWPは、それぞれ対応するnumerologyを有するBWPである。例えば、BWPアグリゲーション能力は、異なるnumerologyを有する複数のBWPを集約する能力であってもよい。BWPアグリゲーション能力パラメータは、いずれか1つのビーム又は複数のビームについて異なるnumerologyを有するとともに同時にサポートされているBWPのアップリンクBWPアグリゲーション能力パラメータである。
代替的に、同時にサポートされているキャリアは、複数の異なるビーム幅について同時にサポートされてもよいキャリアのキャリアアグリゲーション能力パラメータであってもよい。例えば、キャリアアグリゲーション能力は、複数の異なるビーム幅を有するとともに同時にサポートされているキャリアを集約する能力であってもよい。キャリアアグリゲーション能力パラメータは、異なるビーム幅について同時にサポートされているキャリアのキャリアアグリゲーション能力パラメータである。
代替的に、同時にサポートされているBWPは、複数の異なるビーム幅について同時にサポートされてもよいBWPのBWPアグリゲーション能力パラメータであってもよい。例えば、キャリアアグリゲーション能力は、複数の異なるビーム幅を有するとともに同時にサポートされているBWPを集約する能力であってもよい。BWPアグリゲーション能力パラメータは、異なるビーム幅について同時にサポートされているBWPのBWPアグリゲーション能力パラメータである。
S702: ネットワークデバイスは、無線インターフェイスシグナリングを受信する。
SRS切り替えを実行する必要があるときに、ネットワークデバイスは、端末デバイスが送信する無線インターフェイスシグナリングを受信する。
S703: ネットワークデバイスは、SRSを伝送するのに使用されるともに第2のキャリア/第2のビームに関する構成情報を決定する。
ある1つの実施形態において、複数の異なるnumerologyを有する第2のキャリア/第2のビームについて、前もってSRSの位置を判別し、そして、示してもよい。言い換えると、構成情報の中のシンボル情報は、少なくとも、第2のキャリア/第2のビームに関するSRSの開始OFDMシンボル位置又は第2のキャリア/第2のビームに関するSRSの開始スロット位置を含んでもよい。具体的にいうと、numerologyが異なっているときに、SRSのために構成されている開始OFDMシンボル位置又は開始スロット位置は、異なっていてもよい。SRSの開始OFDMシンボル位置又は開始スロット位置は、端末デバイスが報告する無線周波数能力パラメータ及び/又はビームフォーミング能力パラメータの影響を受ける。ネットワークデバイスは、無線インターフェイスシグナリングの中で搬送される無線周波数能力パラメータ及び/又はビームフォーミング能力パラメータに基づいて、且つ、第2のビーム/第2のキャリアの(例えば、複数の異なるサブキャリア間隔が、複数の異なるOFDMシンボル長を有するサブキャリア間隔等の)numerologyを参照して、SRSの切り替え先の周波数領域情報及びビーム情報を決定してもよい。周波数領域情報は、キャリア又はBWPである。
ある1つの実施形態においては、ネットワークデバイスは、さらに、時間領域における他の構成情報及び周波数領域における他の構成情報を決定してもよい。具体的には、具体的な実装プロセスについては、上記の方法の実施形態の中のステップS302又はステップS402における対応する説明を参照するべきである。本明細書においては、詳細は説明されない。
ある1つの実施形態において、非周期的な伝送の動的なトリガの際に、構成コストを減少させるために、あらかじめ構成されているモードを適用してもよい。さらに、そのモードは、実効的なアプリケーションウィンドウに適用可能であり、そのアプリケーションウィンドウを使用することによって複数の不可能な位置のうちのいくつかをフィルタリングして、構成コストを減少させる。
例えば、モードは、半永続的に(Semi persistently)構成されてもよく、ある1つの実施形態において、そのような半永続的な構成は、第2のキャリア/第2のビームに関する継続期間にしたがって実行されてもよい。
ある1つの実施形態において、適用可能な時間範囲を示すシグナリングによって、モードと共に、そのモードが適用可能であるアプリケーションウィンドウを通知してもよい。
ある1つの実施形態において、適用可能な時間範囲を示すシグナリングによって、モードとは別に、モードが適用されるアプリケーションウィンドウを通知してもよい。
S704: ネットワークデバイスは、シグナリングを使用することによって、端末デバイスに構成シグナリングを送信する。
シグナリングは、RRCシグナリング、MACシグナリング、及びPHYシグナリングのうちの少なくとも1つを含む。
S705: 端末デバイスは、構成情報を受信し、その構成情報に基づいて、伝送のために、第1のキャリア/第2のビームから第2のキャリア/第2のビームへとSRSを切り替える。
SRSキャリア遷移を実行する場合に、ネットワークデバイスは、第2のキャリアの構成情報を決定し、端末デバイスは、伝送のために、第1のキャリアから第2のキャリアへとSRSを遷移させる。SRSビーム遷移を実行する場合に、ネットワークデバイスは、第2のビームの構成情報を決定し、端末デバイスは、伝送のために、第1ビームから第2のビームへとSRSを遷移させる。
ステップS704及びS705の具体的な実装プロセスについては、上記の方法の実施形態の中のステップS303及びS304における対応する説明を参照するべきであり、又は、ステップS403及びS404における対応する説明を参照するべきであるということに留意すべきである。本明細書においては、詳細は説明されない。
そのモードは、半永続的なサブフレームモードであってもよく、そのモードは、周期的であってもよく又は非周期的であってもよく、均一であってもよく又は不均一であってもよい。第2のキャリアが比較的高い要件を有するときに、第2のキャリアに関するサブフレームモードを切り替える周波数は、比較的高くてもよい。
ある1つの実施形態において、モードが非周期的である場合について、多入力多出力トラフィック要求(MIMO Traffic Request)によってそのモードをトリガしてもよく、(有効化又は無効化等の)そのようなトリガのために、PHYシグナリング又はRRCシグナリングを使用してもよい。
本発明のこの実施形態においては、ネットワークデバイスは、端末デバイスの無線周波数能力パラメータ及び/又はビームフォーミング能力パラメータを含む無線インターフェイスシグナリングを受信し、そして、端末デバイスの無線周波数能力パラメータ及び/又はビームフォーミング能力パラメータを含む無線インターフェイスシグナリングに基づいて、関連する構成情報を決定してもよく、そして、その次に、シグナリングを使用することによって、端末デバイスに構成情報を送信してもよいということを理解することが可能である。端末デバイスは、その構成情報を受信し、そして、その構成情報に基づいて、伝送のために、第1のキャリア/第1のビームから第2のキャリア/第2のビームへとSRSを切り替える。このことは、決定した構成情報をより精密にすることを可能とし、端末デバイスがSRS切り替えを実行するときに、正しいSRS構成を保証する。
上記の記載は、本発明の複数の実施形態における方法を詳細に説明している。本発明の複数の実施形態における上記の複数の解決方法をより良く実装するために、以下の記載は、対応する装置の実施形態を説明する。詳細は、図8に示されている。図8は、本発明のある1つの実施形態にしたがったネットワークデバイスの概略的な構成図である。そのネットワークデバイスは、
サウンディング参照信号SRSを伝送するのに使用されるとともに第2のキャリア及び/又は第2のビームに関する構成情報を決定するように構成される決定モジュール801であって、第2のキャリアは、SRSを送信するのに使用される切り替え先のキャリアであり、第2のビームは、SRSを送信するのに使用される切り替え先のビームである、決定モジュール801と、
端末デバイスに構成情報を送信するように構成され、それによって、端末デバイスは、構成情報に基づいて、伝送のために第1のキャリア及び/又は第1のビームから第2のキャリア及び/又は第2のビームへとSRSを切り替え、第1のキャリアは、SRSの切り替え元のキャリアであり、第1のビームは、SRSの切り替え元のビームである、送信モジュール802と、を含んでもよい。
構成情報は、シンボル情報、スロット情報、及び/又は周波数帯域情報のうちの少なくとも1つを含む。第1のキャリアのnumerology及び第2のキャリアのnumerologyは、同じであるか又は異なっており、numerologyは、サブキャリア間隔及び/又は波形パラメータを含む。
ある1つの実施形態において、構成情報は、PHYシグナリング、RRCシグナリング、及びMACシグナリングのうちの少なくとも1つを使用することによって端末デバイスに送信される。
PHYシグナリングは、グループ物理ダウンリンク制御チャネルを介して又はグループダウンリンク制御情報を使用することによって送信されるシグナリングである。
ある1つの実施形態において、周波数帯域情報は、部分的な周波数帯域情報又はキャリア情報である。
ある1つの実施形態において、構成情報は、周波数帯域対応関係をさらに含み、
周波数帯域対応関係は、SRSの切り替え先の第2のキャリアの周波数帯域とnumerologyに対応する周波数帯域との間の関係であり、及び/又は、
周波数帯域対応関係は、SRSの切り替え先の第2のビームに関する周波数帯域とnumerologyに対応する周波数帯域との間の関係である。
ある1つの実施形態において、シンボル情報は、第1の時間期間におけるシンボル情報を示すのに使用され、第1の時間期間は、第3のキャリアのnumerology及び第2のキャリアのnumerologyに基づいて決定される時間期間である。
ある1つの実施形態において、当該ネットワークデバイスは、RRCシグナリング又はPHYシグナリングを使用することによって、端末デバイスに第1の時間期間を示すように構成される第1の指示モジュール803をさらに含む。
ある1つの実施形態において、第3のキャリアは、第1のキャリアであるか又は第2のキャリア以外のキャリアである。
ある1つの実施形態において、SRSは、周期的なSRS又は非周期的なSRSである。当該ネットワークデバイスは、第2の指示モジュール803をさらに含み、その第2の指示モジュール803は、SRSが非周期的なSRSである場合に、ネットワークデバイスによって、SRS要求を使用することによって、非周期的なSRSを送信するように端末デバイスをトリガし、そして、端末デバイスに構成情報を示す、ように構成されるか、又は、SRSが周期的なSRSである場合に、ネットワークデバイスによって、端末デバイスに構成情報を送信するように構成される。
ある1つの実施形態において、周波数帯域情報は、グループ物理ダウンリンク制御チャネルを介して端末デバイスに送信され、シンボル情報及び/又はスロット情報は、MACシグナリング又はRRCシグナリングのうちの少なくとも1つを使用することによって、端末デバイスに送信される。
代替的に、シンボル情報及び/又はスロット情報は、グループ物理ダウンリンク制御チャネルを介して端末デバイスに送信され、周波数帯域情報は、MACシグナリング又はRRCシグナリングのうちの少なくとも1つを使用することによって、端末デバイスに送信される。
代替的に、シンボル情報及び/又はスロット情報は、グループ物理ダウンリンク制御チャネルを介して端末デバイスに送信され、周波数帯域情報は、グループ物理ダウンリンク制御チャネルを介して端末デバイスに送信される。
ある1つの実施形態において、当該ネットワークデバイスは、SRS切り替えを実行する必要があるときに、端末デバイスが送信する無線インターフェイスシグナリングを受信するように構成される受信モジュール804をさらに含み、無線インターフェイスシグナリングは、ネットワークデバイスに、端末デバイスのビームフォーミング能力パラメータ及び/又は無線周波数能力パラメータを示すのに使用される。
ある1つの実施形態において、無線周波数能力パラメータは、ターゲットビームに関する1つのキャリアに対応する無線周波数能力パラメータ又はターゲットビームに関するキャリアのグループに対応する無線周波数能力パラメータであり、キャリアは、対応するnumerologyを有するキャリアであり、キャリアのグループは、共通のnumerologyを有するキャリアのグループである。
代替的に、無線周波数能力パラメータは、1つのビームに対応する無線周波数能力パラメータ又はビームのグループに対応する無線周波数能力パラメータである。
ある1つの実施形態において、無線周波数能力パラメータは、対応するキャリアに関する端末デバイスの無線周波数モジュールの較正時間又は調整時間、或いは、対応するビームに関する端末デバイスの無線周波数モジュールの較正時間又は調整時間を含む。
ある1つの実施形態において、端末デバイスのビームフォーミング能力パラメータは、同時にサポートされているビームの数及び/又はキャリアアグリゲーション能力パラメータを含み、同時にサポートされているビームの数は、いずれか1つのキャリア又は複数のキャリアについて同時にサポートされているビームの数であり、キャリアアグリゲーション能力パラメータは、いずれか1つのビーム又は複数のビームについて同時にサポートされているキャリアのアップリンクキャリアアグリゲーション能力パラメータ又は複数の異なるビーム幅について同時にサポートされているキャリアのキャリアアグリゲーション能力パラメータである。
ある1つの実施形態において、同時にサポートされているキャリアは、同じnumerologyを有するキャリアであるか、又は、同時にサポートされているキャリアは、それぞれ対応するnumerologyを有するキャリアである。
ある1つの実施形態において、同時にサポートされているビームの数は、同じnumerologyを有するグループのキャリアの数であるか、又は、同時にサポートされているビームの数は、それぞれ対応するnumerologyを有するキャリアの数であるか、又は、同時にサポートされているビームの数は、対応するnumerologyを有する1つのキャリアについての数である。
図9は、本発明のある1つの実施形態にしたがった端末デバイスの概略的な構成図である。本発明のこの実施形態において説明されている端末デバイスは、
サウンディング参照信号SRSを伝送するのに使用されるとともにネットワークデバイスが送信する第2のキャリア及び/又は第2のビームに関する構成情報を受信するように構成される受信モジュール901であって、構成情報は、シンボル情報、スロット情報、及び/又は周波数帯域情報のうちの少なくとも1つを含む、受信モジュール901と、
構成情報に基づいて、伝送のために第1のキャリア及び/又は第1のビームから第2のキャリア及び/又は第2のビームへとSRSを切り替えるように構成される切り替えモジュール902と、を含んでもよく、第1のキャリアは、SRSの切り替え元のキャリアであり、第1のビームは、SRSの切り替え元のビームである。
第1のキャリアのnumerology及び第2のキャリアのnumerologyは、同じであるか又は異なっており、numerologyは、サブキャリア間隔及び/又は波形パラメータを含む。
ある1つの実施形態において、構成情報は、PHYシグナリング、RRCシグナリング、及びMACシグナリングのうちの少なくとも1つを使用することによって当該端末デバイスに送信される。
PHYシグナリングは、グループ物理ダウンリンク制御チャネルを介して又はグループダウンリンク制御情報を使用することによって送信されるシグナリングである。
ある1つの実施形態において、周波数帯域情報は、部分的な周波数帯域情報又はキャリア情報である。
ある1つの実施形態において、構成情報は、周波数帯域対応関係をさらに含み、周波数帯域対応関係は、SRSの切り替え先の第2のキャリアの周波数帯域とnumerologyに対応する周波数帯域との間の関係であり、及び/又は、周波数帯域対応関係は、SRSの切り替え先の第2のビームに関する周波数帯域とnumerologyに対応する周波数帯域との間の関係である。
ある1つの実施形態において、シンボル情報は、第1の時間期間におけるシンボル情報を示すのに使用され、第1の時間期間は、第3のキャリアのnumerology及び第2のキャリアのnumerologyに基づいて決定される時間期間であるか、又は、シンボル情報は、第1のタイミングにおけるシンボル情報を示すのに使用され、第1のタイミングは、第2のキャリアのnumerologyに基づいて決定されるタイミングであるか、又は、シンボル情報は、第2のキャリアのnumerologyに基づいて決定されるシンボル情報を示すのに使用される。
ある1つの実施形態において、当該端末デバイスは、RRCシグナリング又はPHYシグナリングを使用することによって、第1の時間期間又は第1のタイミングを取得するように構成される取得モジュール903をさらに含む。
ある1つの実施形態において、SRSは、周期的なSRS又は非周期的なSRSであり、受信モジュール901は、
SRSが非周期的なSRSである場合に、ネットワークデバイスが送信するSRS要求、及び、非周期的なサウンディング参照信号SRSを伝送するのに使用されるとともにネットワークデバイスが送信する第2のキャリア及び/又は第2のビームに関する構成情報を受信するように構成される第1の受信ユニット9010であって、SRS要求は、非周期的なSRSを送信するように当該端末デバイスをトリガするのに使用される、第1の受信ユニット9010、及び、
SRSが周期的なSRSである場合に、非周期的なサウンディング参照信号SRSを伝送するのに使用されるとともにネットワークデバイスが送信する第2のキャリア及び/又は第2のビームに関する構成情報を受信するように構成される第2の受信ユニット9011、を含む。
ある1つの実施形態において、受信モジュール901は、グループ物理ダウンリンク制御チャネルを介して又はグループダウンリンク制御情報を使用することによって、周波数帯域情報を受信し、MACシグナリング又はRRCシグナリングのうちの少なくとも1つを使用することによって、シンボル情報及び/又はスロット情報を受信する。
代替的に、受信モジュール901は、グループ物理ダウンリンク制御チャネルを介して又はグループダウンリンク制御情報を使用することによって、シンボル情報及び/又はスロット情報を受信し、MACシグナリング又はRRCシグナリングのうちの少なくとも1つを使用することによって、周波数帯域情報を受信する。
代替的に、受信モジュール901は、グループ物理ダウンリンク制御チャネルを介して又はグループダウンリンク制御情報を使用することによって、シンボル情報及び/又はスロット情報を受信し、グループ物理ダウンリンク制御チャネルを介して又はグループダウンリンク制御情報を使用することによって、周波数帯域情報を受信する。
ある1つの実施形態において、ネットワークデバイスは、SRS切り替えを実行する必要があるときに、当該端末デバイスによって、ネットワークデバイスに無線インターフェイスシグナリングを送信するように構成される送信モジュール904をさらに含み、無線インターフェイスシグナリングは、ネットワークデバイスに、端末デバイスのビームフォーミング能力パラメータ及び/又は無線周波数能力パラメータを示すのに使用される。
ある1つの実施形態において、無線周波数能力パラメータは、ターゲットビームに関する1つのキャリアに対応する無線周波数能力パラメータ又はターゲットビームに関するキャリアのグループに対応する無線周波数能力パラメータであり、キャリアは、対応するnumerologyを有するキャリアであり、キャリアのグループは、共通のnumerologyを有するキャリアのグループである。
代替的に、無線周波数能力パラメータは、1つのビームに対応する無線周波数能力パラメータ又はビームのグループに対応する無線周波数能力パラメータである。
ある1つの実施形態において、無線周波数能力パラメータは、対応するキャリアに関する端末デバイスの無線周波数モジュールの較正時間又は調整時間、或いは、対応するビームに関する端末デバイスの無線周波数モジュールの較正時間又は調整時間を含む。
ある1つの実施形態において、端末デバイスのビームフォーミング能力パラメータは、同時にサポートされているビームの数及び/又はキャリアアグリゲーション能力パラメータを含み、同時にサポートされているビームの数は、いずれか1つのキャリア又は複数のキャリアについて同時にサポートされているビームの数であり、キャリアアグリゲーション能力パラメータは、いずれか1つのビーム又は複数のビームについて同時にサポートされているキャリアのアップリンクキャリアアグリゲーション能力パラメータ又は複数の異なるビーム幅について同時にサポートされているキャリアのキャリアアグリゲーション能力パラメータである。
ある1つの実施形態において、同時にサポートされているキャリアは、同じnumerologyを有するキャリアであるか、又は、同時にサポートされているキャリアは、それぞれ対応するnumerologyを有するキャリアである。
ある1つの実施形態において、同時にサポートされているビームの数は、同じnumerologyを有するグループのキャリアの数であるか、又は、同時にサポートされているビームの数は、それぞれ対応するnumerologyを有するキャリアの数であるか、又は、同時にサポートされているビームの数は、対応するnumerologyを有する1つのキャリアについての数である。
図10は、本発明のある1つの実施形態にしたがった他のネットワークデバイスの概略的な構成図である。この実施形態において説明されているネットワークデバイスは、1つ又は複数のプロセッサ1001、メモリ1002、通信インターフェイス1003、送信機1005、受信機1006、結合器1007、及びアンテナ1008を含む。これらの構成要素は、バス1004を使用することによって又は他の方式によって接続されてもよい。図10においては、バスを使用することによってそれらの構成要素を接続するある1つの例を使用する。
通信インターフェイス1003は、例えば、端末デバイス又は他のネットワークデバイス等の他の通信デバイスとネットワークデバイスとの間の通信のために構成されてもよい。具体的には、端末デバイスは、この出願によって示されている第1の端末であってもよい。具体的には、通信インターフェイス1003は、ロングタームエボリューション(LTE)(4G)通信インターフェイスであってもよく、或いは、5G通信インターフェイス又は将来的な新たな無線通信インターフェイスであってもよい。無線通信インターフェイスは、これらには限定されない。ネットワークデバイスに有線通信インターフェイス1003をさらに提供して、有線通信をサポートしてもよい。例えば、一方のネットワークデバイスと他方のネットワークデバイスとの間のバックホール接続は、有線通信接続であってもよい。
送信機1005は、プロセッサ1001が出力する信号に対して、例えば、信号変調等の送信処理を実行するように構成されてもよい。受信機1006は、アンテナ1008が受信するモバイル通信信号に対して、例えば、信号復調等の受信処理を実行するように構成されてもよい。この出願の複数の実施形態のうちのいくつかにおいては、送信機1005及び受信機1006は、無線モデムとして考えられてもよい。ネットワークデバイスの中に、1つ又は複数の送信機1005及び1つ又は複数の受信機1006が存在してもよい。アンテナ1008は、伝送線路の中の電磁エネルギーを自由空間の中の電磁波に変換するか、又は、自由空間の中の電磁波を伝送線路の中の電磁エネルギーに変換するように構成されてもよい。結合器1007は、モバイル通信信号を複数のチャネルの信号に分割し、そして、複数の受信機1006に複数の信号を割り当てるように構成されてもよい。
メモリ1002は、プロセッサ1001に接続され、さまざまなソフトウェアプログラム及び/又は命令の複数のグループを格納するように構成される。具体的には、メモリ1002は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、或いは、例えば、1つ又は複数のディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の不揮発性ソリッドステイト記憶デバイス等の不揮発性メモリを含んでもよい。メモリ1002は、例えば、uCOS、VxWorks、又はRTLinux等の組み込み型オペレーティングシステム等の(以下で、システムと称される)オペレーティングシステムを格納してもよい。メモリ1002は、さらに、プログラムを格納してもよい。プログラムは、1つ又は複数の取り付けられているデバイス、1つ又は複数の端末デバイス、或いは、1つ又は複数のネットワークデバイスと通信するのに使用されてもよい。
プロセッサ1001は、無線チャネル管理を実行し、呼及び通信リンクの確立及び除去を実装し、制御エリアの中の端末に対する電力制御等を実行するように構成されてもよい。具体的には、プロセッサ1001は、(音声チャネル切り替え及び情報交換の中心として構成される)管理/通信モジュール(Administration Module/Communication Module, AM/CM)、(呼処理、シグナリング処理、無線リソース管理、無線リンク管理、及び回路保守の機能を完了するように構成される)基本モジュール(Basic Module, BM)、及び、(多重化/逆多重化及び符号変換の機能を完了するように構成される)トランスコーダ及びサブマルチプレクサ(Transcoder and SubMultiplexer, TCSM)等を含んでもよい。
本発明のこの実施形態においては、プロセッサ1001は、コンピュータ読み取り可能な命令を読み取り、そして、実行するように構成されてもよい。具体的には、プロセッサ1001は、例えば、ネットワークデバイス側においてこの出願の1つ又は複数の実施形態によって提供されるパラメータ調整方法の実装プログラム等のメモリ1002の中に格納されているプログラムを呼び出すように構成されてもよく、
サウンディング参照信号SRSを伝送するのに使用されるとともに第2のキャリア及び/又は第2のビームに関する構成情報を決定するステップであって、第2のキャリアは、SRSを送信するのに使用される切り替え先のキャリアであり、第2のビームは、SRSを送信するのに使用される切り替え先のビームである、ステップと、
端末デバイスに構成情報を送信し、それによって、端末デバイスは、構成情報に基づいて、伝送のために第1のキャリア及び/又は第1のビームから第2のキャリア及び/又は第2のビームへとSRSを切り替え、第1のキャリアは、SRSの切り替え元のキャリアであり、第1のビームは、SRSの切り替え元のビームである、ステップと、を実行するように構成されてもよい。
構成情報は、シンボル情報、スロット情報、及び/又は周波数帯域情報のうちの少なくとも1つを含む。第1のキャリアのnumerology及び第2のキャリアのnumerologyは、同じであるか又は異なっており、numerologyは、サブキャリア間隔及び/又は波形パラメータを含む。
ある1つの実施形態において、構成情報は、PHYシグナリング、RRCシグナリング、及びMACシグナリングのうちの少なくとも1つを使用することによって端末デバイスに送信される。PHYシグナリングは、グループ物理ダウンリンク制御チャネルを介して又はグループダウンリンク制御情報を使用することによって送信されるシグナリングである。
ある1つの実施形態において、周波数帯域情報は、部分的な周波数帯域情報又はキャリア情報である。
ある1つの実施形態において、構成情報は、周波数帯域対応関係をさらに含み、周波数帯域対応関係は、SRSの切り替え先の第2のキャリアの周波数帯域とnumerologyに対応する周波数帯域との間の関係であり、及び/又は、周波数帯域対応関係は、SRSの切り替え先の第2のビームに関する周波数帯域とnumerologyに対応する周波数帯域との間の関係である。
ある1つの実施形態において、シンボル情報は、第1の時間期間におけるシンボル情報を示すのに使用され、第1の時間期間は、第3のキャリアのnumerology及び第2のキャリアのnumerologyに基づいて決定される時間期間である。
代替的に、シンボル情報は、第1のタイミングにおけるシンボル情報を示すのに使用され、第1のタイミングは、第2のキャリアのnumerologyに基づいて決定されるタイミングである。
代替的に、シンボル情報は、第2のキャリアのnumerologyに基づいて決定されるシンボル情報を示すのに使用される。
ある1つの実施形態において、プロセッサ1001は、さらに、RRCシグナリング又はPHYシグナリングを使用することによって、端末デバイスに第1の時間期間又は第1のタイミングを示すように構成される。
ある1つの実施形態において、第3のキャリアは、第1のキャリアであるか又は第2のキャリア以外のキャリアである。
ある1つの実施形態において、SRSは、周期的なSRS又は非周期的なSRSである。
プロセッサ1001は、端末デバイスに構成情報を送信するように構成され、特に、SRSが非周期的なSRSである場合に、SRS要求を使用することによって、非周期的なSRSを送信するように端末デバイスをトリガし、そして、端末デバイスに構成情報を示す、ように構成されるか、又は、SRSが周期的なSRSである場合に、端末デバイスに構成情報を送信するように構成される。
ある1つの実施形態において、周波数帯域情報は、グループ物理ダウンリンク制御チャネル又はグループ制御情報によって、端末デバイスに送信され、シンボル情報及び/又はスロット情報は、MACシグナリング又はRRCシグナリングのうちの少なくとも1つを使用することによって、端末デバイスに送信される。
代替的に、シンボル情報及び/又はスロット情報は、グループ物理ダウンリンク制御チャネル又はグループダウンリンク制御情報によって、端末デバイスに送信され、周波数帯域情報は、MACシグナリング又はRRCシグナリングを使用することによって、端末デバイスに送信される。
代替的に、シンボル情報及び/又はスロット情報は、グループ物理ダウンリンク制御チャネルを介して又はグループダウンリンク制御情報を使用することによって、端末デバイスに送信され、周波数帯域情報は、グループ物理ダウンリンク制御チャネルを介して又はグループダウンリンク制御情報を使用することによって、端末デバイスに送信される。
ある1つの実施形態において、プロセッサ1001は、さらに、SRS切り替えを実行する必要があるときに、端末デバイスが送信する無線インターフェイスシグナリングを受信するように構成され、無線インターフェイスシグナリングは、端末デバイスのビームフォーミング能力パラメータ及び/又は無線周波数能力パラメータを示すのに使用される。
ある1つの実施形態において、無線周波数能力パラメータは、ターゲットビームに関する1つのキャリアに対応する無線周波数能力パラメータ又はターゲットビームに関するキャリアのグループに対応する無線周波数能力パラメータであり、キャリアは、対応するnumerologyを有するキャリアであり、キャリアのグループは、共通のnumerologyを有するキャリアのグループである。代替的に、無線周波数能力パラメータは、1つのビームに対応する無線周波数能力パラメータ又はビームのグループに対応する無線周波数能力パラメータである。
ある1つの実施形態において、無線周波数能力パラメータは、対応するキャリアに関する端末デバイスの無線周波数モジュールの較正時間又は調整時間、或いは、対応するビームに関する端末デバイスの無線周波数モジュールの較正時間又は調整時間を含む。
ある1つの実施形態において、端末デバイスのビームフォーミング能力パラメータは、同時にサポートされているビームの数及び/又はキャリアアグリゲーション能力パラメータを含み、同時にサポートされているビームの数は、いずれか1つのキャリア又は複数のキャリアについて同時にサポートされているビームの数であり、キャリアアグリゲーション能力パラメータは、いずれか1つのビーム又は複数のビームについて同時にサポートされているキャリアのアップリンクキャリアアグリゲーション能力パラメータ又は複数の異なるビーム幅について同時にサポートされているキャリアのキャリアアグリゲーション能力パラメータである。
ある1つの実施形態において、同時にサポートされているキャリアは、同じnumerologyを有するキャリアであるか、又は、同時にサポートされているキャリアは、それぞれ対応するnumerologyを有するキャリアである。
ある1つの実施形態において、同時にサポートされているビームの数は、同じnumerologyを有するグループのキャリアの数であるか、又は、同時にサポートされているビームの数は、それぞれ対応するnumerologyを有するキャリアの数であるか、又は、同時にサポートされているビームの数は、対応するnumerologyを有する1つのキャリアについての数である。
ネットワークデバイスは、図1に示されているシステムの中の基地局であってもよく、基地局装置、無線トランシーバー、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、NodeB、eNodeB、アクセスポイント、又はTRP等として実装されてもよいということを理解することが可能である。
図10に示されているネットワークデバイスは、本発明のこの実施形態のある1つの実装であるにすぎないということに留意すべきである。実際の用途では、ネットワークデバイスは、より多くの構成要素又はより少ない構成要素をさらに含んでもよい。このことは、本明細書においては限定されない。
この出願の中で説明されているグループPDCCHを介しては、グループDCIを使用することによってで置き換えられてもよい。
本発明のこの実施形態は、方法の実施形態に対応する物理的な装置の実施形態であり、方法の実施形態の説明は、また、本発明のこの実施形態にも適用可能であるということを理解すべきである。
図11は、本発明のある1つの実施形態にしたがった他の端末デバイスの概略的な構成図である。この実施形態において説明されているネットワークデバイスは、1つ又は複数のプロセッサ111、メモリ112、通信インターフェイス113、受信機115、送信機116、結合器117、アンテナ118、ユーザインターフェイス112、及び(音声入力/出力モジュール1110、キー入力モジュール1111、及びディスプレイ1112等を含む)入力/出力モジュールを含む。これらの構成要素は、バス114を使用することによって又は他の方式によって接続されてもよい。図2においては、バスを使用することによってそれらの構成要素を接続するある1つの例を使用する。
通信インターフェイス113は、例えば、ネットワークデバイス等の他の通信デバイスと端末デバイスとの間の通信のために使用されてもよい。具体的には、ネットワークデバイスは、図3に示されているネットワークデバイス300であってもよい。具体的には、通信インターフェイス113は、ロングタームエボリューション(LTE)(4G)通信インターフェイスであってもよく、或いは、5G通信インターフェイス又は将来的な新たな無線通信インターフェイスであってもよい。無線通信インターフェイスは、これらには限定されない。さらに、例えば、ローカルアクセスネットワーク(Local Access Network, LAN)インターフェイス等の有線通信インターフェイス113を端末デバイスに提供してもよい。
送信機116は、プロセッサ111が出力する信号に対して、例えば、信号変調等の送信処理を実行するように構成されてもよい。受信機115は、アンテナ118が受信するモバイル通信信号に対して、例えば、信号復調等の受信処理を実行するように構成されてもよい。この出願の複数の実施形態のうちのいくつかにおいては、送信機116及び受信機115は、無線モデムとして考えられてもよい。端末デバイスの中に、1つ又は複数の送信機116及び1つ又は複数の受信機115が存在してもよい。アンテナ118は、伝送線路の中の電磁エネルギーを自由空間の中の電磁波に変換するか、又は、自由空間の中の電磁波を伝送線路の中の電磁エネルギーに変換するように構成されてもよい。結合器117は、アンテナ118が受信するモバイル通信信号を複数のチャネルの信号に分割し、そして、複数の受信機115にそれらの複数の信号を割り当てる、ように構成される。
図11に示されている送信機116及び受信機115に加えて、端末デバイスは、例えば、GPSモジュール、ブルートゥース(Bluetooth)モジュール、及び無線フィディリティ(Wireless Fidelity, Wi-Fi)モジュール等の他の通信構成要素をさらに含んでもよい。上記の無線通信信号は、これらには限定されない。端末デバイスは、さらに、例えば、衛星信号又は短波信号等の他の無線通信信号をサポートしてもよい。無線通信は、これらには限定されない。さらに、(例えば、LANインターフェイス等の)有線ネットワークインターフェイスを端末デバイスに提供して、有線通信をサポートしてもよい。
入力/出力モジュールは、端末デバイスとユーザ環境/外部環境との間の対話を実装するように構成されてもよく、主として、音声入力/出力モジュール1110、キー入力モジュール1111、及びディスプレイ1112等を含んでもよい。具体的には、入力/出力モジュールは、カメラ、タッチスクリーン、及びセンサ等をさらに含んでもよい。全ての入力/出力モジュールは、ユーザインターフェイス119を介してプロセッサ111と通信する。
メモリ112は、プロセッサ111に接続され、さまざまなソフトウェアプログラム及び/又は命令の複数のグループを格納するように構成される。具体的には、メモリ112は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、或いは、例えば、1つ又は複数のディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の不揮発性ソリッドステイト記憶デバイス等の不揮発性メモリを含んでもよい。メモリ112は、例えば、ANDROID、IOS、WINDOWS、又はLINUX等の組み込み型オペレーティングシステム等の(以下で、システムと称される)オペレーティングシステムを格納してもよい。メモリ112は、さらに、ネットワーク通信プログラムを格納してもよい。そのネットワーク通信プログラムは、1つ又は複数の取り付けられているデバイス、1つ又は複数の端末デバイス、及び、1つ又は複数のネットワークデバイスとの通信のために使用されてもよい。メモリ112は、さらに、ユーザインターフェイスプログラムを格納してもよい。そのユーザインターフェイスプログラムは、グラフィカルオペレーションインターフェイスによってアプリケーションプログラムのコンテンツを鮮明に表示し、そして、メニュー、ダイアログボックス、又はキー等の入力制御を使用することによって、アプリケーションプログラムに対してユーザが実行する制御オペレーションを受信してもよい。
この出願の複数の実施形態のうちのいくつかにおいて、メモリ112は、端末デバイス側においてこの出願の1つ又は複数の実施形態によって提供される方法の実装プログラムを格納するように構成されてもよい。
本発明のこの実施形態においては、プロセッサ1101は、コンピュータ読み取り可能な命令を読み取り、そして、実行するように構成されてもよい。具体的には、プロセッサ1001は、例えば、ネットワークデバイス側においてこの出願の1つ又は複数の実施形態によって提供されるパラメータ調整方法の実装プログラム等のメモリ1002の中に格納されているプログラムを呼び出すように構成されてもよく、
サウンディング参照信号SRSを伝送するのに使用されるとともにネットワークデバイスが送信する第2のキャリア及び/又は第2のビームに関する構成情報を受信するステップであって、構成情報は、シンボル情報、スロット情報、及び/又は周波数帯域情報のうちの少なくとも1つを含む、ステップと、
構成情報に基づいて、伝送のために第1のキャリア及び/又は第1のビームから第2のキャリア及び/又は第2のビームへとSRSを切り替えるステップと、を実行してもよく、第1のキャリアは、SRSの切り替え元のキャリアであり、第1のビームは、SRSの切り替え元のビームである。
第1のキャリアのnumerology及び第2のキャリアのnumerologyは、同じであるか又は異なっており、numerologyは、サブキャリア間隔及び/又は波形パラメータを含む。
ある1つの実施形態において、構成情報は、PHYシグナリング、RRCシグナリング、及びMACシグナリングのうちの少なくとも1つを使用することによって端末デバイスに送信される。PHYシグナリングは、グループ物理ダウンリンク制御チャネルを介して又はグループダウンリンク制御情報を使用することによって送信されるシグナリングである。
ある1つの実施形態において、周波数帯域情報は、部分的な周波数帯域情報又はキャリア情報である。
ある1つの実施形態において、構成情報は、周波数帯域対応関係をさらに含み、周波数帯域対応関係は、SRSの切り替え先の第2のキャリアの周波数帯域とnumerologyに対応する周波数帯域との間の関係であり、及び/又は、周波数帯域対応関係は、SRSの切り替え先の第2のビームに関する周波数帯域とnumerologyに対応する周波数帯域との間の関係である。
ある1つの実施形態において、シンボル情報は、第1の時間期間におけるシンボル情報を示すのに使用され、第1の時間期間は、第3のキャリアのnumerology及び第2のキャリアのnumerologyに基づいて決定される時間期間である。
代替的に、シンボル情報は、第1のタイミングにおけるシンボル情報を示すのに使用され、第1のタイミングは、第2のキャリアのnumerologyに基づいて決定されるタイミングである。
代替的に、シンボル情報は、第2のキャリアのnumerologyに基づいて決定されるシンボル情報を示すのに使用される。
ある1つの実施形態において、プロセッサ111は、さらに、RRCシグナリング、MACシグナリング、又はPHYシグナリングを使用することによって、第1の時間期間又は第1のタイミングを取得するように構成される。
ある1つの実施形態において、SRSは、周期的なSRS又は非周期的なSRSである。
プロセッサ111は、サウンディング参照信号SRSを伝送するのに使用されるとともにネットワークデバイスが送信する第2のキャリア及び/又は第2のビームに関する構成情報を受信するように構成され、特に、SRSが非周期的なSRSである場合に、ネットワークデバイスが送信するSRS要求、及び、非周期的なサウンディング参照信号SRSを伝送するのに使用されるとともにネットワークデバイスが送信する第2のキャリア及び/又は第2のビームに関する構成情報を受信するように構成され、SRS要求は、非周期的なSRSを送信するように端末デバイスをトリガするのに使用されるか、或いは、SRSが周期的なSRSである場合に、非周期的なサウンディング参照信号SRSを伝送するのに使用されるとともにネットワークデバイスが送信する第2のキャリア及び/又は第2のビームに関する構成情報を受信するように構成される。
ある1つの実施形態において、プロセッサ111は、グループ物理ダウンリンク制御チャネルを介して又はグループダウンリンク制御情報を使用することによって、周波数帯域情報を受信し、MACシグナリング又はRRCシグナリングのうちの少なくとも1つを使用することによって、シンボル情報及び/又はスロット情報を受信する。
代替的に、プロセッサ111は、グループ物理ダウンリンク制御チャネルを介して又はグループダウンリンク制御情報を使用することによって、シンボル情報及び/又はスロット情報を受信し、MACシグナリング又はRRCシグナリングを使用することによって、周波数帯域情報を受信する。
代替的に、プロセッサ111は、グループ物理ダウンリンク制御チャネルを介して又はグループダウンリンク制御情報を使用することによって、シンボル情報及び/又はスロット情報を受信し、グループ物理ダウンリンク制御チャネルを介して又はグループダウンリンク制御情報を使用することによって、周波数帯域情報を受信する。
ある1つの実施形態において、プロセッサ111は、さらに、SRS切り替えを実行する必要があるときに、端末デバイスによってネットワークデバイスに、無線インターフェイスシグナリングを送信するように構成され、無線インターフェイスシグナリングは、ネットワークデバイスに、端末デバイスのビームフォーミング能力パラメータ及び/又は無線周波数能力パラメータを示すのに使用される。
ある1つの実施形態において、無線周波数能力パラメータは、ターゲットビームに関する1つのキャリアに対応する無線周波数能力パラメータ又はターゲットビームに関するキャリアのグループに対応する無線周波数能力パラメータであり、キャリアは、対応するnumerologyを有するキャリアであり、キャリアのグループは、共通のnumerologyを有するキャリアのグループである。
代替的に、無線周波数能力パラメータは、1つのビームに対応する無線周波数能力パラメータ又はビームのグループに対応する無線周波数能力パラメータである。
ある1つの実施形態において、無線周波数能力パラメータは、対応するキャリアに関する端末デバイスの無線周波数モジュールの較正時間又は調整時間、或いは、対応するビームに関する端末デバイスの無線周波数モジュールの較正時間又は調整時間を含む。
ある1つの実施形態において、端末デバイスのビームフォーミング能力パラメータは、同時にサポートされているビームの数及び/又はキャリアアグリゲーション能力パラメータを含み、同時にサポートされているビームの数は、いずれか1つのキャリア又は複数のキャリアについて同時にサポートされているビームの数であり、キャリアアグリゲーション能力パラメータは、いずれか1つのビーム又は複数のビームについて同時にサポートされているキャリアのアップリンクキャリアアグリゲーション能力パラメータ又は複数の異なるビーム幅について同時にサポートされているキャリアのキャリアアグリゲーション能力パラメータである。
ある1つの実施形態において、同時にサポートされているキャリアは、同じnumerologyを有するキャリアであるか、又は、同時にサポートされているキャリアは、それぞれ対応するnumerologyを有するキャリアである。
ある1つの実施形態において、同時にサポートされているビームの数は、同じnumerologyを有するグループのキャリアの数であるか、又は、同時にサポートされているビームの数は、それぞれ対応するnumerologyを有するキャリアの数であるか、又は、同時にサポートされているビームの数は、対応するnumerologyを有する1つのキャリアについての数である。
端末デバイスは、図1に示されているシステムの中の端末デバイス103であってもよく、モバイルデバイス、移動局(mobile station)、モバイルユニット(mobile unit)、無線ユニット、リモートユニット、ユーザエージェント、又はモバイルクライアント等として実装されてもよいということを理解することが可能である。
図11に示されている端末デバイスは、この出願のこの実施形態のある1つの実装であるにすぎないということに留意すべきである。実際の適用においては、端末デバイスは、より多くの構成要素又はより少ない構成要素をさらに含んでもよい。このことは、本明細書においては限定されない。
本発明の他の実施形態は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。そのコンピュータ読み取り可能記憶媒体は、プログラムを格納する。プロセッサによってプログラムを実行するときに、この出願における端末デバイスによって示されている方法又はネットワークデバイスによって示されている方法を実装してもよい。
プロセッサによってコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を実行するある特定のプロセスについては、上記の方法の実施形態の中で説明されている方法を参照するべきであるということに留意すべきである。本明細書においては、詳細は説明されない。
本発明のさらに別の実施形態は、さらに、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。そのコンピュータプログラム製品がコンピュータによって実行されるときに、そのコンピュータが上記の方法の実施形態の中で説明されている方法を実行することを可能とする。
コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、上記の複数の実施形態のうちのいずれか1つの中で説明されている、例えば、端末のハードディスク又はメモリ等のその端末の内部記憶ユニットであってもよい。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、代替的に、例えば、コンピュータに装備されているプラグ着脱可能なハードディスク、スマートメディアカード(Smart Media Card, SMC)、セキュアディジタル(Secure Digital, SD)カード、又はフラッシュメモリカード(Flash Card)等のそのコンピュータの外部記憶デバイスであってもよい。さらに、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、代替的に、端末の内部記憶ユニット及び外部記憶デバイスの双方を含んでもよい。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、端末が必要とするプログラム、他のプログラム、及びデータを格納するように構成される。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、さらに、出力されているデータ又は出力されるデータを一時的に格納するように構成されてもよい。
同じ発明概念に基づいて、本発明のこの実施形態によって提供されるコンピュータによって問題を解決する原理は、本発明の方法の実施形態の原理と同様である。したがって、コンピュータの実装については、方法の実装を参照するべきである。簡潔にするために、本明細書においては、詳細は説明されない。
当業者は、関連するハードウェアに命令するプログラムによって、複数の実施形態における方法の複数のプロセスのうちのすべて又は一部を実装してもよいということを理解するであろう。そのプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体の中に格納されていてもよい。そのプログラムが実行されるときに、それらの複数の実施形態における方法の複数のプロセスが実行される。上記の記憶媒体は、磁気ディスク、光ディスク、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory, ROM)、又は、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory, RAM)等であってもよい。
本発明の複数の実施形態によって提供される信号構成方法及び関連するデバイスは、上記で詳細に説明されている。本発明の原理及び実装は、複数の特定の例を使用することによって本明細書の中で説明されている。それらの複数の実施形態に関する説明は、本発明の構成、方法、及び核心的な概念の理解を助けることを意図しているにすぎない。加えて、当業者は、本発明の概念にしたがって、複数の特定の実装及び適用範囲に変更を行ってもよい。以上をまとめると、本明細書の内容は、本発明を限定するものと解釈されるべきではない。
本発明は、通信技術の分野に関し、特に、信号構成方法及び関連するデバイスに関する。
サウンディング参照信号(sounding reference signal, SRS)は、複数の異なる周波数帯域におけるアップリンクチャネル品質を測定するのに使用されてもよく、通信システムにおける重要な信号である。アップリンク伝送及びダウンリンク伝送の双方に使用することが可能であるキャリア又はビームについて、ネットワークデバイスは、SRSを使用することによって、複数の異なる周波数帯域におけるアップリンクチャネル品質を推定するとともに、送信されるダウンリンク信号がチャネル相反性に関連して経験するチャネルフェージングを推定して(アップリンク送信時間及びダウンリンク送信時間の間隔が十分に小さいときには、アップリンクチャネルのフェージングは、基本的には、ダウンリンクチャネルのフェージングと同じであると考えてもよい)、ダウンリンクチャネル品質を決定してもよい。
しかしながら、ある1つの例としてキャリアを使用すると、いくつかの時分割複信(time division duplex, TDD)キャリアに対しては、ダウンリンク伝送は実行されるが、一方で、アップリンク伝送は実行されない。したがって、送信されるSRSは存在しない。そのようなTDDキャリアについては、チャネル相反性を効果的に利用することは不可能である。したがって、例えば、アップリンク伝送が現在のTDDキャリアに対して実行されていないということを決定するときに、SRSは、アップリンク伝送が実行される他のTDDキャリアに切り替えられるといったように、高速なキャリアの切り替えを可能にすることが提案されて、SRSがそのTDDキャリアによって伝送されるということを保証する。
複数の異なるキャリアについては、高速なキャリアの切り替えにおけるSRS関連構成情報は、また、異なる。端末デバイスへのSRSを構成する方法を示すのにSRSの構成情報を使用してもよい。したがって、どのようにして正しいSRS構成を保証するかは、注目すべき研究の方向性となっている。
この出願によって解決するべき技術的な問題は、どのようにして正しいSRS構成を保証するかである。
第1の態様によれば、本発明のある1つの実施形態は、信号構成方法を提供する。その方法は、ネットワークデバイスによって、サウンディング参照信号SRSを伝送するのに使用されるとともに第2のキャリア及び/又は第2のビームに関する構成情報を決定するステップであって、前記構成情報は、シンボル情報、スロット情報、及び/又は周波数帯域情報のうちの少なくとも1つを含んでもよい、ステップと、前記ネットワークデバイスによって、端末デバイスに前記構成情報を送信し、それによって、前記端末デバイスは、前記構成情報に基づいて、伝送のために第1のキャリア及び/又は第1のビームから前記第2のキャリア及び/又は前記第2のビームへと前記SRSを切り替え、前記第1のキャリアは、前記SRSの切り替え元のキャリアであり、前記第1のビームは、前記SRSの切り替え元のビームであり、前記第2のキャリアは、前記SRSを送信するのに使用される切り替え先のキャリアであり、前記第2のビームは、前記SRSを送信するのに使用される切り替え先のビームである、ステップと、を含んでもよく、前記第1のキャリアの通信パラメータ及び前記第2のキャリアの通信パラメータは、同じであってもよく又は異なっていてもよく、前記通信パラメータは、サブキャリア間隔及び/又は波形パラメータを含む。
この出願における通信パラメータは、numerologyであるということに留意すべきである。言い換えると、この出願における通信パラメータは、numerologyによって置き換えられてもよく、numerologyは、また、通信パラメータによって置き換えられてもよい。
さらに、この出願における記号"/"は、"及び/又は"の意味を表してもよいということに留意すべきである。言い換えると、この出願の中で出現する記号"/"は、また、対応して、"及び/又は"によって置き換えられてもよく、"及び/又は"は、また、"/"によって置き換えられてもよい。このことは、本発明の実施形態においては限定されない。
SRSキャリア遷移を実行する場合に、ネットワークデバイスは、第2のキャリアの構成情報を決定し、端末デバイスは、伝送のために第1のキャリアから第2のキャリアへとSRSを遷移させる。SRSビーム遷移を実行する場合に、ネットワークデバイスは、第2のビームの構成情報を決定し、端末デバイスは、伝送のために第1ビームから第2のビームへとSRSを遷移させる。
第1の態様において説明されている方法を実装することによって、ネットワークデバイスが、端末デバイスへのSRS伝送のために構成情報を示してもよいということを理解することが可能である。複数の異なるキャリアは、異なるSRS構成情報を有する。したがって、ネットワークデバイスは、その構成情報を示し、それによって、端末デバイスは、その構成情報に基づいて、伝送のために第1のキャリア及び/又は第1のビームから第2のキャリア及び/又は第2のビームにSRSを切り替えることが可能である。このように、端末デバイスがSRS切り替えを実行するときに、正しいSRS構成を保証する。
ある1つの選択的な実装において、前記構成情報は、物理層シグナリング(PHYシグナリング)、無線リソース制御層シグナリング(RRCシグナリング)、又はメディアアクセス制御層シグナリング(MACシグナリング)を使用することによって前記端末デバイスに送信され、前記PHYシグナリングは、グループ物理ダウンリンク制御チャネル(Group PDCCH, 略称: グループPDCCH)を介して又はグループダウンリンク制御情報(Group DIC, 略称: グループDCI)を使用することによって送信されるシグナリングである。グループPDCCHは、グループDCIを搬送する。グループ物理ダウンリンク制御チャネルは、また、グループ共通物理ダウンリンク制御チャネル(Group Common PDCCH, 略称: グループ共通PDCCH)と称されてもよい。グループダウンリンク制御情報は、また、グループ共通ダウンリンク制御情報(Group Common DCI, 略称: グループ共通DCI)と称されてもよい。
グループPDCCHは、グループ共通サーチ空間(Group Common Search space, 略称: GCSS)の中に位置している。
ある1つの実現可能な実装において、前記周波数帯域情報は、部分的な周波数帯域情報又はキャリア情報であってもよい。
ある1つの実現可能な実装において、前記構成情報は、周波数帯域対応関係をさらに含んでもよく、前記周波数帯域対応関係は、周波数帯域と通信パラメータとの間の対応関係を含んでもよい。周波数帯域対応関係及び通信パラメータ、及び/又は、第2のキャリア及び/又は第2のビームに対応する通信パラメータを使用することによって、SRSの切り替え先の第2のキャリア及び/又は第2のビームに関する複数の周波数帯域/周波数帯域を決定することが可能である。
周波数帯域は、伝送帯域幅(Band Width Part, BWP)を含んでもよい。
その実現可能な実装を実装することによって、ネットワークデバイスは、端末デバイスに周波数帯域情報を示してもよく、それによって、その端末デバイスは、指標に基づいて、切り替え先の第2のキャリア又は切り替え先の第2のビームに関するSRSの対応する周波数帯域を構成するということを理解することが可能である。このようにして、正しいSRS周波数帯域構成を保証する。
ある1つの実現可能な実装において、前記シンボル情報は、第1の時間期間におけるシンボル情報を示すのに使用されてもよく、前記第1の時間期間は、第3のキャリアの通信パラメータ及び前記第2のキャリアの前記通信パラメータに基づいて決定される時間期間である。その時間期間は、複数のスロット、複数のミニスロット、複数のサブフレーム、又は複数のミニサブフレームのうちの少なくとも1つのタイプ又は1つよりも多くのタイプの組み合わせであってもよい。
ある1つの実現可能な実装において、前記シンボル情報は、第1のタイミングにおけるシンボル情報を示すのに使用されてもよく、前記第1のタイミングは、前記第2のキャリアの前記通信パラメータに基づいて決定されるタイミングである。そのタイミングは、スロット、ミニスロット、サブフレーム、又はミニサブフレームのうちの少なくとも1つ又は1つより多くのものの組み合わせであってもよい。
ある1つの実現可能な実装において、前記シンボル情報は、前記第2のキャリアの前記通信パラメータに基づいて決定されるシンボル情報を示すのに使用されてもよい。
ある1つの実現可能な実装において、前記第3のキャリアは、前記第1のキャリアであるか又は前記第2のキャリア以外のキャリアであってもよい。
第3のキャリアは、また、SRS切り替え指標キャリア又はSRS切り替え構成キャリアと称されてもよい。
ある1つの実現可能な実装において、前記ネットワークデバイスは、無線リソース制御層シグナリング(すなわち、RRCシグナリング)、物理層シグナリング(すなわち、PHYシグナリング)、又はメディアアクセス制御層シグナリング(すなわち、MACシグナリング)を使用することによって、前記端末デバイスに前記第1の時間期間又は前記第1のタイミングを示してもよい。
第3のキャリアの通信パラメータ及び第2のキャリアの通信パラメータは、異なっていてもよいため、第3のキャリアと第2のキャリアとの間の共通の継続期間(duration)は異なる。各々の整列させられている継続期間について、構成情報の同じ部分が含まれていてもよい。したがって、上記の実現可能な実装を実装することによって、第1の時間期間又は第1のタイミングを決定して、ネットワークデバイスによる構成情報の決定の困難さを減少させる。
ある1つの選択的な実装において、前記SRSは、周期的なSRSであってもよく又は非周期的なSRSであってもよい。前記SRSが非周期的なSRSである場合に、前記ネットワークデバイスは、SRS要求を使用することによって、前記非周期的なSRSを送信するように前記端末デバイスをトリガし、そして、前記端末デバイスに前記構成情報を示してもよく、又は、前記SRSが周期的なSRSである場合に、前記ネットワークデバイスは、SRS要求を送信することなく、前記端末デバイスに前記構成情報を直接的に示してもよい。
ある1つの実現可能な実装において、前記周波数帯域情報は、前記グループPDCCHを介して又は前記グループDCIを使用することによって、前記端末デバイスに送信され、前記シンボル情報及び/又は前記スロット情報は、前記MACシグナリング又は前記RRCシグナリングのうちの少なくとも1つを使用することによって、前記端末デバイスに送信され、或いは、前記シンボル情報及び/又は前記スロット情報は、前記グループPDCCHを介して又は前記グループDCIを使用することによって、前記端末デバイスに送信され、前記周波数帯域情報は、前記MACシグナリング又は前記RRCシグナリングのうちの少なくとも1つを使用することによって、前記端末デバイスに送信され、或いは、前記シンボル情報及び/又は前記スロット情報は、前記グループPDCCHを介して又は前記グループDCIを使用することによって、前記端末デバイスに送信され、前記周波数帯域情報は、前記グループPDCCHを介して又は前記グループDCIを使用することによって、前記端末デバイスに送信される。
ある1つの実現可能な実装において、SRS切り替えを実行する必要があるときに、前記ネットワークデバイスは、前記端末デバイスが送信する無線インターフェイスシグナリングを受信し、前記無線インターフェイスシグナリングは、前記ネットワークデバイスに、前記端末デバイスのビームフォーミング能力パラメータ及び/又はターゲットビームの無線周波数能力パラメータを示すのに使用される。
ある1つの実現可能な実装において、前記無線周波数能力パラメータは、1つのキャリアに対応する無線周波数能力パラメータ又はキャリアのグループに対応する無線周波数能力パラメータであり、前記キャリアは、対応する通信パラメータを有するキャリアであり、キャリアの前記グループは、共通の通信パラメータを有するキャリアのグループであり、又は、前記無線周波数能力パラメータは、1つのビームに対応する無線周波数能力パラメータ又はビームのグループに対応する無線周波数能力パラメータである。
ある1つの実現可能な実装において、前記無線周波数能力パラメータは、対応するキャリアに関する無線周波数の較正時間又は調整時間、或いは、対応するビームに関する無線周波数の較正時間又は調整時間を含む。
ある1つの実現可能な実装において、前記端末デバイスの前記ビームフォーミング能力パラメータは、同時にサポートされているビームの数及び/又はキャリアアグリゲーション能力パラメータを含み、同時にサポートされているビームの前記数は、いずれか1つのキャリア又は複数のキャリアについて同時にサポートされているビームの数であり、前記キャリアアグリゲーション能力パラメータは、いずれか1つのビーム又は複数のビームについて同時にサポートされているキャリアのアップリンクキャリアアグリゲーション能力パラメータ又は複数の異なるビーム幅について同時にサポートされているキャリアのキャリアアグリゲーション能力パラメータである。
ある1つの実現可能な実装において、前記同時にサポートされているキャリアの前記数は、同じ通信パラメータを有するキャリアの数であるか、又は、前記同時にサポートされているキャリアの前記数は、それぞれ対応する通信パラメータを有するキャリアの数である。
ある1つの実現可能な実装において、同時にサポートされているビームの前記数は、同じ通信パラメータを有するグループのキャリアの数であるか、又は、同時にサポートされているビームの前記数は、それぞれ対応する通信パラメータを有するキャリアの数であるか、又は、同時にサポートされているビームの前記数は、対応する通信パラメータを有する1つのキャリアについての数である。
第2の態様によれば、本発明のある1つの実施形態は、信号構成方法を提供し、その方法は、端末デバイスによって、サウンディング参照信号SRSを伝送するのに使用されるとともにネットワークデバイスが送信する第2のキャリア及び/又は第2のビームに関する構成情報を受信するステップであって、前記構成情報は、シンボル情報、スロット情報、及び/又は周波数帯域情報のうちの少なくとも1つを含む、ステップと、前記端末デバイスによって、前記構成情報に基づいて、伝送のために第1のキャリア及び/又は第1のビームから前記第2のキャリア及び/又は前記第2のビームへと前記SRSを切り替えるステップと、を含み、前記第1のキャリアは、前記SRSの切り替え元のキャリアであり、前記第1のビームは、前記SRSの切り替え元のビームである。
前記第1のキャリアの通信パラメータ及び前記第2のキャリアの通信パラメータは、同じであるか又は異なっており、前記通信パラメータは、サブキャリア間隔及び/又は波形パラメータを含む。
ある1つの実現可能な実装において、前記構成情報は、PHYシグナリング、RRCシグナリング、及びMACシグナリングのうちの少なくとも1つを使用することによって前記端末デバイスに送信され、前記PHYシグナリングは、グループPDCCHを介して又はグループDCIを使用することによって送信されるシグナリングである。
ある1つの実現可能な実装において、前記周波数帯域情報は、部分的な周波数帯域情報又はキャリア情報である。
ある1つの実現可能な実装において、前記構成情報は、周波数帯域対応関係をさらに含み、前記周波数帯域対応関係は、前記SRSの切り替え先の前記第2のキャリアの周波数帯域と前記通信パラメータに対応する周波数帯域との間の関係であり、及び/又は、前記周波数帯域対応関係は、前記SRSの切り替え先の前記第2のビームに関する周波数帯域と通信パラメータに対応する周波数帯域との間の関係である。
ある1つの実現可能な実装において、前記シンボル情報は、第1の時間期間におけるシンボル情報を示すのに使用され、前記第1の時間期間は、第3のキャリアの通信パラメータ及び前記第2のキャリアの前記通信パラメータに基づいて決定される時間期間であるか、又は、前記シンボル情報は、第1のタイミングにおけるシンボル情報を示すのに使用され、前記第1のタイミングは、前記第2のキャリアの前記通信パラメータに基づいて決定されるタイミングであるか、又は、前記シンボル情報は、前記第2のキャリアの前記通信パラメータに基づいて決定されるシンボル情報を示すのに使用される。
ある1つの実現可能な実装において、前記端末デバイスは、RRCシグナリング、MACシグナリング、又はPHYシグナリングを使用することによって、前記第1の時間期間又は前記第1のタイミングを取得してもよい。
ある1つの実現可能な実装において、前記SRSは、周期的なSRS又は非周期的なSRSであり、端末デバイスによって、サウンディング参照信号SRSを伝送するのに使用されるとともにネットワークデバイスが送信する第2のキャリア及び/又は第2のビームに関する構成情報を受信する前記ステップは、
前記SRSが非周期的なSRSである場合に、前記端末デバイスによって、前記ネットワークデバイスが送信するSRS要求、及び、前記第2のキャリア及び/又は前記第2のビームによって前記非周期的なサウンディング参照信号SRSを伝送するのに使用されるとともに前記ネットワークデバイスが送信する構成情報を受信するステップであって、前記SRS要求は、前記非周期的なSRSを送信するように前記端末デバイスをトリガするのに使用される、ステップ、又は、
前記SRSが周期的なSRSである場合に、前記端末デバイスによって、前記第2のキャリア及び/又は前記第2のビームによって前記非周期的なサウンディング参照信号SRSを伝送するのに使用されるとともに前記ネットワークデバイスが送信する構成情報を受信するステップ、を含む。
第2のキャリアは、低い周波数帯域にあるキャリアであってもよい。選択的に、第2のキャリアは、補助アップリンクキャリアであってもよい。その補助アップリンクキャリアは、低い周波数のキャリアであり、通常は、6[GHz]よりも低い低周波数帯域にあるとともにLTE通信のために使用されるキャリアであり、5Gシステムにおける5G通信のために使用されるアップリンクキャリアである。第2のキャリアは、代替的に、高い周波数帯域にあるキャリアであってもよい。
同様に、第1のキャリアは、低い周波数帯域にあるキャリアであってもよい。選択的に、第1のキャリアは、補助アップリンクキャリアであってもよい。その補助アップリンクキャリアは、低い周波数のキャリアであり、通常は、6[GHz]よりも低い低周波数帯域にあるとともにLTE通信のために使用されるキャリアであり、5Gシステムにおける5G通信のために使用されるアップリンクキャリアである。第1のキャリアは、代替的に、高い周波数帯域にあるキャリアであってもよい。
前記第1のキャリアが高い周波数帯域にあるキャリアであるときに、前記端末デバイスによって、前記構成情報に基づいて、伝送のために第1のキャリア及び/又は第1のビームから前記第2のキャリア及び/又は前記第2のビームへと前記SRSを切り替える前記ステップは、前記端末デバイスによって、前記構成情報に基づいて、伝送のために前記第1のキャリアの第1のビームから前記第2のキャリアへとSRSを切り替えるステップであって、前記第2のキャリアは、補助アップリンクキャリア又は通常のキャリアであってもよい、ステップ、或いは、前記端末デバイスによって、前記構成情報に基づいて、伝送のために前記第1のキャリアの第1のビームから前記第1のキャリアの第2のビームへとSRSを切り替えるステップ、或いは、前記端末デバイスによって、前記構成情報に基づいて、伝送のために前記第1のキャリアの第1のビームから前記第2のキャリアの第2のビームへと前記SRSを切り替えるステップ、を含む。
前記第1のキャリアが低い周波数帯域にあるキャリアであるときに、前記端末デバイスによって、前記構成情報に基づいて、伝送のために第1のキャリア及び/又は第1のビームから前記第2のキャリア及び/又は前記第2のビームへと前記SRSを切り替えるステップは、前記端末デバイスによって、前記構成情報に基づいて、伝送のために前記第1のキャリアから前記第2のキャリアへと前記SRSを切り替えるステップであって、前記第2のキャリアは、補助アップリンクキャリア又は通常のキャリアであってもよい、ステップ、或いは、前記端末デバイスによって、前記構成情報に基づいて、伝送のために前記第1のキャリアから前記第2のキャリアの第2のビームへと前記SRSを切り替えるステップ、を含む。
ある1つの実現可能な実装において、前記端末デバイスは、前記グループPDCCHを介して又は前記グループDCIを使用することによって、前記周波数帯域情報を受信し、そして、前記MACシグナリング又は前記RRCシグナリングのうちの少なくとも1つを使用することによって、前記シンボル情報及び/又は前記スロット情報を受信する。
代替的に、前記端末デバイスは、前記グループPDCCH又は前記グループDCIによって、前記シンボル情報及び/又は前記スロット情報を受信し、そして、前記MACシグナリング又は前記RRCシグナリングを使用することによって、前記周波数帯域情報を受信する。
代替的に、前記端末デバイスは、前記グループPDCCHを介して又は前記グループDCIを使用することによって、前記シンボル情報及び/又は前記スロット情報を受信し、そして、前記グループPDCCHを介して又は前記グループDCIを使用することによって、前記周波数帯域情報を受信する。
ある1つの実現可能な実装において、SRS切り替えを実行する必要があるときに、前記端末デバイスは、前記ネットワークデバイスに無線インターフェイスシグナリングを送信してもよく、前記無線インターフェイスシグナリングは、前記ネットワークデバイスに、前記端末デバイスのビームフォーミング能力パラメータ及び/又は無線周波数能力パラメータを示すのに使用される。
ある1つの実現可能な実装において、前記無線周波数能力パラメータは、ターゲットビームに関する1つのキャリアに対応する無線周波数能力パラメータであるか又はターゲットビームに関するキャリアのグループに対応する無線周波数能力パラメータであり、前記キャリアは、対応するnumerologyを有するキャリアであり、キャリアの前記グループは、共通のnumerologyを有するキャリアのグループである。
代替的に、前記無線周波数能力パラメータは、1つのビームに対応する無線周波数能力パラメータであるか又はビームのグループに対応する無線周波数能力パラメータである。
ある1つの実現可能な実装において、前記無線周波数能力パラメータは、対応するキャリアに関する前記端末デバイスの無線周波数モジュールの較正時間又は調整時間、或いは、対応するビームに関する前記端末デバイスの無線周波数モジュールの較正時間又は調整時間を含む。
ある1つの実現可能な実装において、前記端末デバイスの前記ビームフォーミング能力パラメータは、同時にサポートされているビームの数及び/又はキャリアアグリゲーション能力パラメータを含み、同時にサポートされているビームの前記数は、いずれか1つのキャリア又は複数のキャリアについて同時にサポートされているビームの数であり、前記キャリアアグリゲーション能力パラメータは、いずれか1つのビーム又は複数のビームについて同時にサポートされているキャリアのアップリンクキャリアアグリゲーション能力パラメータ又は複数の異なるビーム幅について同時にサポートされているキャリアのキャリアアグリゲーション能力パラメータである。
ある1つの実現可能な実装において、前記同時にサポートされているキャリアは、同じnumerologyを有するキャリアであるか、又は、前記同時にサポートされているキャリアは、それぞれ対応するnumerologyを有するキャリアである。
ある1つの実現可能な実装において、同時にサポートされているビームの前記数は、同じnumerologyを有するグループのキャリアの数であるか、又は、同時にサポートされているビームの前記数は、それぞれ対応するnumerologyを有するキャリアの数であるか、又は、同時にサポートされているビームの前記数は、対応するnumerologyを有する1つのキャリアについての数である。
第3の態様によれば、本発明のある1つの実施形態は、ネットワークデバイスを提供する。そのネットワークデバイスは、複数の機能モジュールを含んでもよく、それらの複数の機能モジュールは、第1の態様によって提供される方法又は第1の態様の複数の可能な実装のうちのいずれか1つによって提供される方法をそれに応じて実行するように構成される。
第4の態様によれば、本発明のある1つの実施形態は、端末デバイスを提供する。その端末デバイスは、複数の機能モジュールを含んでもよく、それらの複数の機能モジュールは、第2の態様によって提供される方法又は第2の態様の複数の可能な実装のうちのいずれか1つによって提供される方法をそれに応じて実行するように構成される。
第5の態様によれば、この出願は、ネットワークデバイスを提供し、そのネットワークデバイスは、第1の態様において説明されている信号構成方法を実行するように構成される。そのネットワークデバイスは、メモリ及びプロセッサを含んでもよく、そのメモリは、第1の態様において説明されている信号構成方法の実装コードを格納するように構成され、そのプロセッサは、そのメモリの中に格納されているプログラムコードを実行する、すなわち、第1の態様によって提供される方法又は第1の態様の複数の可能な実装のうちのいずれか1つによって提供される方法を実行するように構成される。
第6の態様によれば、この出願は、端末デバイスを提供し、その端末デバイスは、第2の態様において説明されている信号構成方法を実行するように構成される。その端末デバイスは、メモリ及びプロセッサを含んでもよく、そのメモリは、第2の態様において説明されている信号構成方法の実装コードを格納するように構成され、そのプロセッサは、そのメモリの中に格納されているプログラムコードを実行する、すなわち、第2の態様によって提供される方法又は第2の態様の複数の可能な実装のうちのいずれか1つによって提供される方法を実行するように構成される。
第7の態様によれば、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、その読み取り可能な記憶媒体は、プログラムコードを格納し、そのプログラムコードは、第1の態様又は第2の態様によって提供される信号構成方法或いは第1の態様又は第2の態様の複数の可能な実装のうちのいずれか1つによって提供される信号構成方法を実装し、そのプログラムコードは、実行命令を含み、その実行命令は、第1の態様又は第2の態様によって提供される信号構成方法或いは第1の態様又は第2の態様の複数の可能な実装のうちのいずれか1つによって提供される信号構成方法を実行する。
本発明の複数の実施形態における複数の技術的解決方法をより明確に説明するために、以下の記載は、先行技術及びそれらの複数の実施形態を説明するのに必要となる複数の添付の図面を簡潔に説明する。明らかなことではあるが、以下の説明の中の複数の添付の図面は、本発明の複数の実施形態のうちのいくつかにすぎず、当業者は、さらに、創造的な努力なくして、これら複数の添付の図面から他の図面を導き出すことが可能である。
本発明のある1つの実施形態にしたがった信号構成のために使用されるシステムのアーキテクチャ図である。
本発明のある1つの実施形態にしたがった無線インタフェースプロトコル層の概略的なシナリオ図である。
本発明のある1つの実施形態にしたがったSRSキャリア切り替えのための関連する構成ポリシーを示している。
本発明のある1つの実施形態にしたがったSRSビーム切り替えのための関連する構成ポリシーを示している。
本発明のある1つの実施形態にしたがったSRSキャリア切り替えの概略的なシナリオ図である。
本発明のある1つの実施形態にしたがったSRSキャリア切り替えの他の概略的なシナリオ図である。
本発明のある1つの実施形態にしたがった信号構成方法の概略的なフローチャートである。
本発明のある1つの実施形態にしたがったネットワークデバイスの概略的な構成図である。
本発明のある1つの実施形態にしたがった端末デバイスの概略的な構成図である。
本発明のある1つの実施形態にしたがった他のネットワークデバイスの概略的な構成図である。
本発明のある1つの実施形態にしたがった他の端末デバイスの概略的な構成図である。
以下の記載は、本発明の複数の実施形態の中の複数の添付の図面を参照して、本発明のそれらの複数の実施形態における複数の技術的解決方法を説明する。
本発明の複数の実施形態によって提供される信号構成方法及び関連するデバイスをより良く理解するために、以下の記載は、最初に、この出願に関係するシステムアーキテクチャを説明する。
図1は、本発明のある1つの実施形態にしたがった信号構成のために使用されるシステムのアーキテクチャ図である。そのシステムは、これらには限定されないが、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution, LTE)移動体通信システム、将来的な進化型の第5世代(the 5th Generation, 5G)移動体通信システム、及び新たな無線(NR)システム等であってもよい。図1に示されているように、そのシステムは、ネットワークデバイス101及び1つ又は複数の端末デバイス102を含んでもよい。
ネットワークデバイス101は、基地局であってもよい。基地局は、1つ又は複数の端末デバイスと通信するように構成されてもよく、或いは、(例えば、アクセスポイント等のミクロ基地局とマクロ基地局との間の通信といったように)何らかの端末機能を有する1つ又は複数の基地局と通信するように構成されてもよい。基地局は、時分割同期符号分割多元接続(Time Division Synchronous Code Division Multiple Access, TD-SCDMA)システムの中の基地局装置(Base Transceiver Station, BTS)であってもよく、或いは、LTEシステムの中の進化型のノードB(Evolutional NodeB, eNodeB)であってもよく、或いは、5Gシステム又は新たな無線(NR)システムの中の基地局であってもよい。加えて、基地局は、代替的に、アクセスポイント(Access Point, AP)、送信受信点(Transmission Point, TRP)、中央ユニット(Central Unit, CU)、又は他のネットワークエンティティであってもよく、上記のネットワークエンティティの一部の機能又はすべての機能を含んでもよい。
具体的には、ネットワークデバイス101は、建造物ベースバンドユニット(Base Band Unit, BBU)及びリモート無線ユニットRRUの2つの基本的な機能モジュールを含んでもよい。BBUは、Uuインタフェースの(符号化、多重化、変調、スペクトラム拡散等の)ベースバンド処理機能、シグナリングの処理、ローカル操作とリモート操作及び保守管理等の機能、及び、ネットワークデバイスの動作状態モニタリング及びアラーム情報報告の機能を完了してもよい。RRUは、光伝送のために、変調及び復調、ディジタル周波数のアップコンバージョン/ダウンコンバージョン、A/D変換等を実行するように構成されてもよく、中間周波数信号を無線周波数信号に変換し、そして、アンテナポートを介して無線周波数信号を送信する機能を完了するように構成されてもよい。
端末デバイス102は、セル103にキャンプオンする端末であってもよい。ある1つの実施形態においては、端末デバイス102は、全体的なシステムの中に分散されていてもよい。この出願のいくつかの実施形態において、端末デバイス102は、静的であってもよく、例えば、デスクトップコンピュータ又は固定の大規模コンピュータであってもよく、或いは、移動体であってもよく、例えば、モバイルデバイス、モバイル局(mobile station)、モバイルユニット(mobile unit)、M2M端末、無線ユニット、リモートユニット、ユーザエージェント、又は、モバイルクライアント等であってもよい。
ある1つの実施形態においては、ネットワークデバイス101は、無線インターフェイス104を介して端末デバイス102と通信するように構成されてもよい。
図2は、本発明のある1つの実施形態にしたがった無線インターフェイスプロトコル層の概略的なシナリオ図である。図2に示されているそれらの複数の無線インターフェイスプロトコル層の間のインターフェイスは、チャネルとして表現されてもよく、具体的には、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを含んでもよい。
(1) 物理層(Physical Layer, PHY)は、物理チャネルを介してある特定の信号を伝送する。物理チャネルは、上位層の情報を搬送するリソースエレメント(Resource Element, RE)のセットに対応する。物理チャネルを構成する基本エンティティは、リソースエレメント(RE)及びリソースブロック(Resource Block, RB)である。
ある1つの実施形態においては、物理チャネルは、PDCCH(Physical Downlink Control Channel, 物理ダウンリンク制御チャネル)、PDSCH(Physical Downlink Shared Channel, 物理ダウンリンク共有チャネル)、PBCH(Physical Broadcast Channel, 物理ブロードキャストチャネル)、PMCH(Physical Multicast Channel, 物理マルチキャストチャネル)、PHICH(Physical Hybrid ARQ Indicator Channel, 物理H-ARQインジケータチャネル)、PUSCH(Physical Uplink Shared Channel, 物理アップリンク共有チャネル)、又は、PRACH(Physical Random Access Channel, 物理ランダムアクセスチャネル)等を含んでもよい。このことは、本発明の実施形態においては限定されない。
(2) PHY層とメディアアクセス制御(MAC)層との間のインターフェイスは、トランスポートチャネルであり、PHY層は、トランスポートチャネルを介してMAC層にサービスを提供する。
ある1つの実施形態においては、トランスポートチャネルは、DL-SCH(Downlink Shared Channel, ダウンリンク共有チャネル)、BCH(Broadcast Channel, broadcast channel)(Broadcast Channel, ブロードキャストチャネル)、MCH(Multicast Channel, マルチキャストチャネル)、PCH(Paging Channel, ページングチャネル)、UL-SCH(Uplink Shared Channel, アップリンク共有チャネル)、又は、RACH(Random Access Channel, ランダムアクセスチャネル)等を含んでもよい。このことは、本発明の実施形態においては限定されない。
(3) メディアアクセス制御(Media Access Control, MAC)層及び無線リンク制御(Radio Link Control, RLC)層との間のインターフェイスは、論理チャネルであり、MAC層は、論理チャネルを介してRLC層にサービスを提供してもよい。
ある1つの実施形態において、論理チャネルは、(Paging Control Channel, ページング制御チャネル)、ページング制御(Common Control Channel, 共通制御チャネル)、DCCH(Dedicated Control Channel, 専用制御チャネル)、又は、DTCH(Dedicated Traffic Channel, 専用トラフィックチャネル)等の実装を含んでもよい。このことは、本発明の実施形態においては限定されない。
ある1つの実施形態において、無線リソース制御(Radio Resource Control, RRC)層は、無線リソースを割り当て、そして、(例えば、RRCシグナリング等の)関連するシグナリングを送信してもよい。端末デバイスとネットワークデバイスとの間のシグナリングを制御するための主要な部分は、RRCメッセージである。RRCメッセージは、MAC層プロトコルエンティティ及びPHY層プロトコルエンティティの確立、修正、及び解放に必要となるすべてのパラメータを搬送し、さらに、非アクセス階層(NAS)の何らかのシグナリングを搬送してもよい。
図1に示されているシステムは、この出願における複数の技術的解決方法をより明確に説明することを意図したものであり、この出願に対するいかなる限定も構成しないということに留意すべきである。当業者は、ネットワークアーキテクチャが発達し、そして、新たなサービスシナリオが出現するのに伴って、この出願によって提供される複数の技術的解決方法は、また、同様の技術的課題の解決にも適用可能であるということを理解することが可能である。
以下の記載は、システムアーキテクチャの上記の説明を参照して、SRSのための関連するキャリア/ビーム切り替え構成を説明する。
サウンディング参照信号(sounding reference signal, SRS)は、複数の異なる周波数帯域において、アップリンクチャネル品質を測定するのに使用されてもよく、通信システムにおける重要な信号である。アップリンク伝送及びダウンリンク伝送の双方に使用されてもよいキャリア又はビームについて、基地局は、SRSを使用することによって、複数の異なる周波数帯域において、アップリンクチャネルの品質を推定し、そして、チャネル相反性を参照して、送信されるダウンリンク信号が経験するであろうチャネルフェージングを推定して(アップリンク送信時間及びダウンリンク送信時間の間隔が十分に小さいときに、アップリンクチャネルのフェージングが、基本的には、ダウンリンクチャネルのフェージングと同じであると考えてもよい)、ダウンリンクチャネルの品質を決定してもよい。
ある1つの実施形態において、図1に示されているシステムがLTEシステムである場合に、そのLTEシステムにおいては、端末デバイスは、通常、アップリンク伝送におけるキャリアの数と比較して、より大きな数のダウンリンクキャリアを集約することが可能である。結果として、TDDキャリアのうちのいくつかは、アップリンク伝送には使用されるが、ダウンリンク伝送には使用されない。したがって、送信するべきSRSは、存在しない。これらのキャリアについては、チャネル相反性を効果的に利用することは不可能であり、特に、キャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation, CA)の能力が32個のコンポーネントキャリア(Component Carrier, CC)に強化され、それらのコンポーネントキャリアのうちの大部分がTDDキャリアであるときに、その問題は、より悪化する。
高速なキャリアの切り替えを可能にすることは有効な方法であり、現在のTDDキャリアがアップリンク伝送のために使用されていないということを決定するときに、SRSは、アップリンク伝送のために使用される他のTDDキャリアへと切り替えられる。このことは、これらのTDDキャリアによってSRSを伝送することが可能であるということを保証することが可能である。
LTEシステムにおいては、周期的なSRS及び非周期的なSRSにSRSを分類してもよい。周期的なSRSの切り替え伝送の場合に、SRSの関連する構成情報は、LTE R8-R13プロトコルに基づいて構成されてもよい。非周期的なSRSの切り替えは、サブフレーム(subframe)nにおいて受信した要求に基づいてトリガされてもよく、非周期的なSRSは、サブフレームn+kにおいて伝送される。LTEシステムにおいては、SRSの切り替え元のキャリア及びSRSの切り替え先のキャリアは、同じフレーム構造を有し、kは、サブフレームレベルで計数され、kは、処理遅延、アップリンクサブフレーム、及び他のハイブリッド自動再送要求(Hybrid automatic repeat request, HARQ)メカニズムの影響を受ける。
ある1つの実施形態において、図1に示されているシステムが、5Gシステム又は将来的な新たな無線(NR)システムである場合に、複数の異なるnumerologyは、複数の異なるキャリアに適用可能であってもよく、又は、同じnumerologyは、複数の異なるキャリアに適用可能であってもよい。このことは、サブフレーム/スロット構造に影響を与え、また、SRS切り替えの関連する構成に影響を与える。
この出願においては、5G及び将来的な新たな無線(NR)がサポートするキャリア又はビームについて、SRS切り替えの関連する構成は、図3及び図4に示されているポリシーを含んでもよい。
5G及び将来的な新たな無線(NR)は、SRSキャリア切り替えをサポートすることが可能であり、又は、SRSビーム切り替えをサポートすることが可能である。キャリアは、周波数領域における物理的な概念であってもよく、ビームは、空間における物理的な概念であってもよい。ある1つの実施形態においては、ビームは、複数の異なる方向を指向するとともに、ある特定の空間的な送信利得を有するビームであってもよい。1つのビームに対して複数のキャリアが存在してもよい。同様に、代替的に、1つのキャリアに対して複数の異なる方向の複数のビームが存在してもよい。SRSキャリア切り替えは、図3に示されているポリシーを含んでもよく、SRSビーム切り替えは、図4に示されているポリシーを含んでもよい。
図3は、本発明のある1つの実施形態にしたがったSRSキャリア切り替えのための関連する構成ポリシーを示している。S301において、SRS切り替えを実行する必要があるときに、ネットワークデバイスは、SRSを送信するのに使用される切り替え先の第2のキャリアを決定してもよい。
第2のキャリアは、SRSを送信するのに使用される切り替え先のキャリアであり、第1のキャリアは、SRSを送信するのに使用されるとともに、SRSの切り替え元のキャリアである。ある1つの実施形態においては、"切り替えの後に"は、"遷移の後に"、"への遷移"、又は"への切り替え"等に置き換えられてもよく、"切り替えの前に"は、"遷移の前に"に置き換えられてもよい。このことは、本発明の実施形態においては限定されない。
S302において、ネットワークデバイスは、第2のキャリアに関するSRSの構成情報を決定してもよい。
ある1つの実施形態において、ネットワークデバイスは、サウンディング参照信号SRSを送信するのに使用されるとともに第2のキャリアに関する構成情報を決定する。SRSの構成情報は、時間領域における構成情報及び/又は周波数領域における構成情報を含む。時間領域における構成情報は、シンボル情報、スロット情報、又はサブフレーム情報のうちの1つ又はそれらの組み合わせを含んでもよい。周波数領域における構成情報は、周波数帯域情報を含んでもよく、周波数帯域情報は、部分的な周波数帯域情報又はキャリア情報であってもよい。
第1のキャリアのnumerology及び第2のキャリアのnumerologyは、同じであるか又は異なっており、numerologyは、少なくともサブキャリア間隔及び/又は波形パラメータを含む。
第2のキャリアは、低い周波数帯域にあるキャリアであってもよい。選択的に、第2のキャリアは、補助アップリンクキャリアであってもよい。その補助アップリンクキャリアは、低い周波数のキャリアであり、通常は、6[GHz]よりも低い低周波数帯域にあるとともにLTE通信のために使用されるキャリアであり、5Gシステムにおける5G通信のために使用されるアップリンクキャリアである。第2のキャリアは、代替的に、高い周波数帯域にあるキャリアであってもよい。
同様に、第1のキャリアは、低い周波数帯域にあるキャリアであってもよい。選択的に、第1のキャリアは、補助アップリンクキャリアであってもよい。その補助アップリンクキャリアは、低い周波数のキャリアであり、通常は、6[GHz]よりも低い低周波数帯域にあるとともにLTE通信のために使用されるキャリアであり、5Gシステムにおける5G通信のために使用されるアップリンクキャリアである。第1のキャリアは、代替的に、高い周波数帯域にあるキャリアであってもよい。
ある1つの実施形態において、ネットワークデバイスは、第2のキャリアのタイミング(timing)又は第2のキャリアのnumerologyに基づいて、時間領域におけるSRSの構成情報を決定してもよい。
タイミングは、第1の時間期間のタイミングであってもよく、タイミングは、第2のキャリアに関する1つ又は複数のスロット(slot)情報の指標、1つ又は複数のOFDMシンボル情報の指標、又は、スロット情報及びOFDMシンボル情報の結合指標を含んでもよい。スロット情報の指標は、例えば、開始スロット(start slot)の位置を含んでもよく、OFDMシンボル情報の指標は、例えば、開始OFDMシンボル(start OFDM)の位置を含んでもよい。
スロット情報が示されるときに、OFDMシンボル又はOFDMシンボルパターン(OFDM pattern)は、あらかじめ構成されてもよい。OFDMシンボル情報が示されるときに、スロット又はスロットパターン(slot pattern)は、あらかじめ構成されてもよい。
ある1つの実施形態において、タイミングは、継続期間(duration)をさらに含んでもよく、継続期間は、スロット又はOFDMシンボルに基づいて決定されてもよい。タイミングは、整列されている継続期間又は整列されている時間長の中の情報を示すのに使用されてもよい。整列は、第1のキャリアのnumerology及び第2のキャリアのnumerologyが整列されているということを意味してもよい。
整列されている時間長は、第1のキャリア及び第2のキャリアの共通のスロット長(slot length)又は共通のOFDMシンボル継続期間であってもよい。
ある1つの実施形態においては、第3のキャリアのnumerologyと第2のキャリアのnumerologyとを比較することによって、第1の時間期間を取得してもよい。第3のキャリアは、第1のキャリアであってもよく、或いは、(例えば、プライマリキャリアコンポーネント(primary carrier component, PCC)又はある特定のキャリア等の)第2のキャリア以外のキャリアであってもよい。第3のキャリアは、また、切り替え指標キャリア又はSRS切り替え構成キャリアと称されてもよい。時間期間は、複数のOFDMシンボル、複数のスロット、複数のミニスロット、複数のサブフレーム、又は複数のミニサブフレームの少なくとも1つのタイプ又は1つより多くのタイプの組み合わせであってもよい。
ある1つの実施形態において、ネットワークデバイスは、RRCシグナリング又はPHYシグナリングを使用することによって、端末デバイスに第1の時間期間を示してもよい。
ある1つの実施形態において、ネットワークデバイスが、第2のキャリアのnumerologyに基づいて時間領域におけるSRSの構成情報を決定することは、時間領域におけるSRSの構成情報が、第2のキャリアに関するシンボル情報を含み、且つ、第2のキャリアに関するシンボル情報が、第2のキャリアのnumerologyに基づいて決定されることを含んでもよい。
ある1つの実施形態において、第2のキャリアに関するシンボル情報を使用して、あらかじめ設定されている第1の時間期間の中のシンボル情報を示してもよい。例えば、第2のキャリアに関するシンボル情報は、第1の時間期間の中の開始OFDM位置及び継続期間等を含んでもよい。
代替的に、第2のキャリアに関するシンボル情報を使用して、第1のタイミングにおいてシンボル情報を示してもよく、その第1のタイミングは、第2のキャリアの通信パラメータに基づいて決定されるタイミングである。時間は、スロット、ミニスロット、サブフレーム、又はミニサブフレームのうちの少なくとも1つ又は1つよりも多くのものの組み合わせであってもよい。
代替的に、第2のキャリアに関するシンボル情報を使用して、第2のキャリアの通信パラメータに基づいて決定されるシンボル情報を示してもよい。
ある1つの実施形態において、ネットワークデバイスは、RRCシグナリング、MACシグナリング、又はPHYシグナリングを使用することによって、端末デバイスに第1のタイミングを示してもよい。
ある1つの実施形態において、第2のキャリアに関するスロット情報を使用して、あらかじめ設定されている第1の時間期間の中のスロット情報を示してもよい。例えば、第2のキャリアに関するスロット情報は、第1の時間期間の中の開始スロットの位置及び継続期間等を含んでもよい。
ある1つの実施形態において、第2のキャリアに関する周波数帯域情報は、部分的な周波数帯域情報又はキャリア情報であってもよい。部分的な周波数帯域情報は、第2のキャリアに関する部分的な周波数帯域情報であってもよく、キャリア情報は、第2のキャリアに関するすべての周波数帯域情報であってもよい。周波数帯域情報は、送信帯域幅であってもよい。
ある1つの実施形態において、ネットワークデバイスは、第1のキャリアのnumerology及び第2のキャリアのnumerologyに基づいて、第2のキャリアに関するSRSの送信帯域幅を決定し、そして、構成情報の一部としてその送信帯域幅を使用してもよい。
ある1つの実施形態において、構成情報は、周波数帯域対応関係をさらに含んでもよく、その周波数帯域対応関係は、SRSの切り替え先の第2のキャリアの周波数帯域とnumerologyに対応する周波数帯域との間の関係であってもよい。
複数の異なるnumerologyは、複数の異なる送信帯域幅のために使用されてもよいので、それらの送信帯域幅を複数の異なるnumerologyと黙示的に関連付けて、構成コストを減少させてもよい。具体的には、SRSの送信帯域幅とnumerologyとの間の対応関係(すなわち、周波数帯域対応関係)をあらかじめ確立し、そして、その次に、構成情報の一部としてその周波数帯域対応関係を使用してもよい。シグナリングを使用することによって端末デバイスにその構成情報を送信するときに、その端末デバイスは、その構成情報の中の周波数帯域対応関係及び第2のキャリアのnumerologyに基づいて、第2のキャリアへとSRSを遷移させるのに必要となる送信帯域幅を決定してもよい。
例えば、SRSの送信帯域幅の値は、numerologyの値に等しく、又は、SRSの送信帯域幅の値は、numerologyの値に等しくない。
ある1つの実施形態において、構成情報は、第3のキャリアによって示されてもよい。
複数の異なる伝送要件を満足するために、システムは、複数の異なるキャリア又はビームについて複数の異なる通信パラメータ(numerology)を同時に構成して、複数の異なるサービスシナリオをサポートするということに留意すべきである。numerologyは、時間周波数リソースの属性を表し、例えば、時間領域シンボル長、時間領域スケジューリング間隔、サブキャリア間隔(Subcarrier spacing, SCS)、CP長(Nominal CP)、及び波形パラメータ等のパラメータのグループを含む。複数の異なるキャリアは、複数の異なるnumerologyを含んでもよい。したがって、SRSキャリア切り替えを実行するときに、第2のキャリアのタイミングを第3のキャリアによって示してもよく、第2のキャリアのnumerologyを参照して、第2のキャリアのタイミングを取得してもよい。
S303: ネットワークデバイスは、シグナリングを使用することによって、端末デバイスに、決定した構成情報を送信する。
ある1つの実施形態において、ネットワークデバイスは、シグナリングを使用することによって、端末デバイスに構成情報を配信してもよい。そのシグナリングは、RRCシグナリング、MACシグナリング、又はPHYシグナリングのうちの少なくとも1つであってもよい。
PHYシグナリングは、グループPDCCHを介して又はグループDCIを使用することによって送信されるシグナリングであってもよい。グループPDCCHは、グループダウンリンク制御情報を搬送する。グループ物理ダウンリンク制御チャネルは、グループ共通物理ダウンリンク制御チャネル(Group Common PDCCH, 略称: グループ共通PDCCH)と称されてもよい。グループダウンリンク制御情報は、また、グループ共通ダウンリンク制御情報(Group Common DCI, 略称: グループ共通DCI)と称されてもよい。
グループPDCCHは、グループ共通サーチ空間(Group Common Search space, 略称: GCSS)の中に位置していてもよい。
ある1つの実施形態において、SRSは、周期的なSRS又は非周期的なSRSを含む。
ある1つの実施形態において、SRS切り替えを実行し、そして、非周期的な指標を送信するときに、ネットワークデバイスは、SRS要求(SRS request)を使用することによって、非周期的なSRSを伝送するように端末デバイスをトリガし、そして、端末デバイスに構成情報を示してもよい。
端末デバイスに構成情報を示す方式は、SRS要求の中で構成情報を搬送する方式であってもよく、或いは、上記のシグナリングのうちのいずれかの1つのシグナリング又は複数のシグナリングを使用することによって、端末デバイスに、決定した構成情報を送信する方式であってもよい。
ある1つの実施形態において、SRS切り替えを実行し、周期的な指標を送信するときに、ネットワークデバイスは、SRS要求を送信しなくてもよく、一方で、端末デバイスに構成情報を示してもよい。例えば、決定された構成情報は、上記のシグナリングのうちのいずれかの1つのシグナリング又は複数のシグナリングを使用することによって端末デバイスに送信される。
それに対応して、端末デバイスによって、サウンディング参照信号SRSを送信するのに使用されるとともにネットワークデバイスが送信する第2のキャリア及び/又は第2のビームに関する構成情報を受信する方式は、SRSが非周期的なSRSである場合に、端末デバイスによって、ネットワークデバイスが送信するSRS要求、及び、非周期的なサウンディング参照信号SRSを送信するのに使用されるとともにネットワークデバイスが送信する第2のキャリア及び/又は第2のビームに関する構成情報、を受信する方式であってもよく、SRS要求は、非周期的なSRSを送信するように端末デバイスをトリガするのに使用される。
SRSが周期的なSRSである場合に、端末デバイスは、非周期的サウンディング参照信号SRSを送信するのに使用されるとともにネットワークデバイスが送信する第2のキャリア及び/又は第2のビームに関する構成情報を受信する。
ある1つの実施形態において、SRSの周期及び開始のタイミングは、第2のキャリアに関するnumerologyを使用することによって再び説明されてもよい。
ある1つの実施形態において、周波数帯域情報は、グループPDCCHを介して又はグループDCIを使用することによって端末デバイスに送信され、シンボル情報及び/又はスロット情報は、MACシグナリング又はRRCシグナリングのうちの少なくとも1つを使用することによって端末デバイスに送信される。
代替的に、シンボル情報及び/又はスロット情報は、グループPDCCHを介して又はグループDCIを使用することによって端末デバイスに送信され、周波数帯域情報は、MACシグナリング又はRRCシグナリングのうちの少なくとも1つを使用することによって端末デバイスに送信される。
代替的に、シンボル情報及び/又はスロット情報は、グループPDCCHを介して又はグループDCIを使用することによって端末デバイスに送信され、周波数帯域情報は、グループPDCCHを介して又はグループDCIを使用することによって端末デバイスに送信される。
S304: 端末デバイスは、SRSを送信するのに使用されるとともにネットワークデバイスが送信する第2のキャリアに関する構成情報を受信し、そして、その構成情報に基づいて、伝送のために、SRSを送信するのに使用されるとともにSRSの切り替え元の第1のキャリアから第2のキャリアへとSRSを切り替える。
例えば、構成情報は、第2のビームによるSRS伝送のためのシンボル位置及び/又は送信帯域幅を含む。端末デバイスは、送信シンボル位置に基づいて、伝送のために第1のキャリアから第2のキャリアに関する対応する送信シンボル位置へとSRSを切り替え、そして、送信帯域幅に基づいて、第2のキャリアに関するSRSのための対応する送信帯域幅を構成する。
図5は、本発明のある1つの実施形態にしたがったSRSキャリア切り替えの概略的なシナリオ図である。図5は、第1のキャリアが(例えば、15[kHz]等の)比較的小さなサブキャリア間隔を有し、第2のキャリアが(例えば、60[kHz]等の)比較的大きなサブキャリア間隔を有するときに、SRSキャリア切り替えを実行するシナリオを示している。
具体的には、第2のキャリア及び第1のキャリアが異なるサブキャリア間隔を有するときに、第2のキャリア及び第1のキャリアは、異なるスロット長を有するため、第1のキャリアに関するスロット長は、切り替え先の第2のキャリアによる複数のスロットの送信に対応する。例えば、4つのスロットが存在する。
したがって、タイミングは、開始スロット又はOFDMシンボル及び継続期間durationを含んでもよく、継続期間は、スロット番号又はOFDM番号に基づいて取得され、タイミングは、第2のキャリア及び第1のキャリアの共通の整列されている継続期間又は共通の整列されている時間長であってもよい。いわゆる整列は、第2のキャリアのnumerology及び第1のキャリアのnumerologyが整列されているということを意味する。
整列されている時間長は、第1のキャリア及び第2のキャリアの共通のスロット長である。
図5において、60[kHz]/15[kHz]=4であるので、1つの構成の中に第2のキャリアに関する4つのスロットが存在する。したがって、その構成は、それらの4つのスロットを含むスロットパターンにしたがって通知される。ネットワークデバイスは、最初に、SRSの構成情報を決定し、そして、第1のキャリアに関する第1の整列された時間長のスロット位置において構成情報を示してもよい(他の実施形態においては、第1のキャリアは、代替的に、第2のキャリア以外のいずれかのキャリア、すなわち、第3のキャリアと置き換えられてもよい)。その構成情報は、シグナリングを使用することによって送信される。
選択的に、第1のキャリアに関する構成情報を示すことに加えて、その構成情報は、第2のキャリアに関するあらかじめ設定されている領域の中で示されてもよい。そのあらかじめ設定されている領域は、部分的なBWP又は部分的なサーチ空間であってもよい。
端末デバイスは、第1のキャリアを検出し、そして、その第1のキャリアに関する第1の整列されている時間長のスロット位置において、第1のキャリアに関する構成情報を受信してもよい。その構成情報の中で示されているとともに、SRSが第2のキャリアによって送信されるスロット位置が、第2の整列されている時間長の中に位置している場合に、第1のキャリアに関するSRSの構成情報を含むシグナリングは、第1の整列されている時間長のうちのいずれかのスロット位置に位置していてもよい。このようにして、端末デバイスは、その構成情報を直ちに検出することが可能であり、そして、伝送のために第1のキャリアから第2のキャリアに関する第2の整列されている時間長の中の対応するスロット位置にSRSを切り替えることが可能である。
構成情報の中で示されているとともに、SRSが第2のキャリアによって送信されるスロット位置が、第1の整列されている時間長の第2のスロット、第3のスロット、又は第4のスロットの中に位置している場合に、第1のキャリアに関するSRSの構成情報を含むシグナリングは、第1の整列されている時間長の第1のスロット位置に位置していてもよい。このようにして、端末デバイスは、その構成情報を直ちに検出することが可能であり、伝送のために第1のキャリアから第2のキャリアに関する第1の整列されている時間長の中の対応するスロット位置にSRSを切り替えることが可能である。
図6は、本発明のある1つの実施形態にしたがったSRSキャリア切り替えの他の概略的なシナリオ図である。図6は、第1のキャリアが(例えば、60[kHz]等の)比較的大きなサブキャリア間隔を有し、第2のキャリアが(例えば、15[kHz]等の)比較的小さなサブキャリア間隔を有するときに、SRSキャリア切り替えを実行する概略的なシナリオを示している。
具体的には、第1のキャリア及び第2のキャリアは、異なるスロット長を有するので、第1のキャリアに関するSRSの構成情報についての指標は、第1の整列されている時間長の中に位置している必要があり、それによって、端末デバイスは、検出の間にいずれのSRS切り替え送信にも失敗することはない。言い換えると、第1のキャリアに関するスロットx、x+1、x+2、及びx+3は、第2のキャリアに関するスロットyと整列され、第1のキャリアの構成情報を含むシグナリングは、スロットx+1、…及びx+3ではなく、スロットxに位置しているはずである。このようにして、端末デバイスは、SRS切り替え及び送信のための構成情報を適時的な方式によって検出する。
ある1つの実施形態において、送信が、SRS切り替え後にスロットyのみにおいて生起し、且つ、送信時間が、スロットx+1の後に位置している場合を除き、第1のキャリアの構成情報を含むシグナリングは、スロットx+2又はスロットx+3等ではなく、スロットx又はスロットx+1に位置していてもよい。このようにして、端末デバイスは、SRS切り替え及び送信のための構成情報を適時的な方式によって検出することが可能である。この場合には、ネットワークデバイスは、第1のキャリアに関するシグナリングの位置を決定することによって、第2のキャリアに関するスロットyに位置している送信を示してもよい。
上記の構成プロセスは、端末デバイスの検出動作に影響を与える場合がある。端末デバイスが検出を実行するか否か及びいつ検出を実行するかは、第1のキャリアのnumerology及び第2のキャリアのnumerologyを比較することによって決定されてもよい。したがって、その端末は、複数の異なる検出オーバーヘッド(overhead)を有する場合がある。
ある1つの実施形態において、第1のキャリアが高い周波数帯域にあるキャリアであるときに、端末デバイスが、構成情報に基づいて、伝送のために、SRSを送信するのに使用されるとともにSRSの切り替え元の第1のキャリアから第2のキャリアへとSRSを切り替えることは、その端末デバイスが、構成情報に基づいて、伝送のために第1のキャリアの第1のビームから第2のキャリアへとSRSを切り替えることであって、第2のキャリアは、補助アップリンクキャリアであってもよく又は通常のキャリアであってよい、こと、或いは、その端末デバイスが、構成情報に基づいて、伝送のために第1のキャリアの第1のビームから第1のキャリアの第2のビームへとSRSを切り替えること、或いは、その端末デバイスが、構成情報に基づいて、伝送のために第1のキャリアの第1のビームから第2のキャリアの第2のビームへとSRSを切り替えること、を含む。
第1のキャリアが低い周波数帯域にあるキャリアであるときに、端末デバイスが、構成情報に基づいて、伝送のために、SRSを送信するのに使用されるとともにSRSの切り替え元の第1のキャリアから第2のキャリアへとSRSを切り替えることは、その端末デバイスが、構成情報に基づいて、伝送のために第1のキャリアから第2のキャリアへとSRSを切り替えることであって、第2のキャリアは、補助アップリンクキャリアであってもよく又は通常のキャリアであってもよい、こと、或いは、その端末デバイスが、構成情報に基づいて、伝送のために第1のキャリアから第2のキャリアの第2のビームへとSRSを切り替えること、を含む。
ある1つの実施形態において、1つの切り替えサブフレームにおいて、複数のSRSの送信は、複数の異なるキャリアに関する同じサブフレームの中に位置していると考えてもよい。したがって、SRSが位置している位置は、1つのサブフレームの中で前に位置させられて、柔軟性を改善してもよい。端末デバイスの複数のアップリンクサウンディング(UL Sounding)信号を送信し、そして、1つのODFMシンボルの最大負荷を超えるときに、複数のOFDMシンボルを有効化して、ガード期間からのアップリンクダウンリンク切り替えオーバーヘッドを減少させてもよい。それらの複数のOFDMシンボルは、連続的に送信されるOFDMシンボルであってもよい。さらに、SRSの構成情報は、SRSが占有する1つ又は複数のサブフレーム構成、コム送信、アンテナポート、サイクリックシフト、及び使用される電力制御パラメータを含んでもよい。代替的に、プリアンブル又は共通のCDMAシーケンス符号等の他のシンボルフォーマットを使用してもよい。このことは、SRSシンボルには限定されない。
本発明のこの実施形態においては、SRS遷移を実行する必要があるときに、ネットワークデバイスは、第2のキャリアに関するSRSの構成情報を決定してもよく、そして、その次に、シグナリングを使用することによって端末デバイスにその構成情報を送信してもよいということを理解することが可能である。端末デバイスは、その構成情報を受信し、そして、その構成情報に基づいて、伝送のために第1のキャリアから第2のキャリアへとSRSを切り替える。複数の異なるキャリアは、異なるSRS構成情報を有する。したがって、ネットワークデバイスは、その構成情報を示し、それによって、端末デバイスは、その構成情報に基づいて、伝送のために第1のキャリアから第2のキャリアへとSRSを切り替えることが可能である。このようにして、端末デバイスがSRS切り替えを実行するときに、正しいSRS構成を保証する。
選択的に、この出願において、第1のキャリアを第1のBWPで置き換えてもよく、第2のキャリアを第2のBWPで置き換えてもよい。第1のBWP及び第2のBWPは、同じキャリア又は複数の異なるキャリアに位置していてもよく、或いは、第1のBWP及び第2のBWPは、同じビーム又は複数の異なるビームに位置していてもよい。複数の異なるキャリアは、同じビーム又は複数の異なるビームに関していてもよい。同じキャリア又は複数の異なるキャリアは、同じビームに関していてもよく、或いは、同じキャリア又は複数の異なるキャリアは、複数の異なるビームに関していてもよい。
図4は、本発明のある1つの実施形態にしたがったSRSビーム切り替えのための関連する構成ポリシーを示している。
S401において、SRSビーム切り替えを実行する必要があるときに、ネットワークデバイスは、SRSを送信するのに使用される切り替え先の第2のビームを決定してもよい。
第2のビームは、SRSを送信するのに使用される切り替え先のビームであり、第1のビームは、SRSを送信するのに使用されるとともに、SRSの切り替え元のビームである。ある1つの実施形態においては、"切り替えの後に"は、"遷移の後に"、"への遷移"、又は"への切り替え"等に置き換えられてもよく、"切り替えの前に"は、"遷移の前に"に置き換えられてもよい。このことは、本発明の実施形態においては限定されない。
S402において、ネットワークデバイスは、第2のビームに関するSRSの構成情報を決定してもよい。
ある1つの実施形態において、ネットワークデバイスは、SRSを伝送するのに使用されるともに第2のビームに関する構成情報を決定する。SRSの構成情報は、時間領域における構成情報及び/又は周波数領域における構成情報を含む。時間領域における構成情報は、シンボル情報及びスロット情報を含んでもよい。周波数領域における構成情報は、周波数帯域情報を含んでもよく、周波数帯域情報は、部分的な周波数帯域情報又はビーム情報であってもよい。
ある1つの実施形態において、ネットワークデバイスが決定する構成情報は、スロット情報及び周波数帯域情報を含んでもよく、又は、スロット情報、シンボル情報、及び周波数帯域情報を含んでもよく、又は、スロット情報及びシンボル情報を含んでもよい。すなわち、構成情報は、スロット情報、周波数帯域情報、及びシンボル情報のうちのいずれかの1つの情報又は複数の情報を含んでもよい。このことは、本発明の実施形態においては限定されない。
第1のビームのnumerology及び第2のビームのnumerologyは、同じであるか又は異なっており、numerologyは、少なくともサブキャリア間隔及び/又は波形パラメータを含む。
ある1つの実施形態において、ネットワークデバイスは、第2のビームのタイミング(timing)要件に基づいて、時間領域におけるSRSの構成情報を決定してもよい。
タイミングは、第1の時間期間のタイミングであってもよく、タイミングは、第2のビームに関する1つ又は複数のスロット(slot)情報の指標、1つ又は複数のOFDMシンボル情報の指標、又は、スロット情報及びOFDMシンボル情報の結合指標を含んでもよい。スロット情報の指標は、例えば、開始スロット(start slot)の位置を含んでもよく、OFDMシンボル情報の指標は、例えば、開始OFDMシンボル(start OFDM)の位置を含んでもよい。
スロット情報が示されるときに、OFDMシンボル又はOFDMシンボルパターン(OFDM pattern)は、あらかじめ構成されてもよい。OFDMシンボル情報が示されるときに、スロット又はスロットパターン(slot pattern)は、あらかじめ構成されてもよい。
ある1つの実施形態において、タイミングは、継続期間(duration)をさらに含んでもよく、継続期間は、スロット又はOFDMシンボルに基づいて決定されてもよい。タイミングは、整列されている継続期間又は整列されている時間長の中の情報を示すのに使用されてもよい。整列は、第1のビームのnumerology及び第2のビームのnumerologyが整列されているということを意味してもよい。
整列されている時間長は、第1のビーム及び第2のビームの共通のスロット長(slot length)であってもよい。
ある1つの実施形態においては、第3のビームのnumerologyと第2のビームのnumerologyとを比較することによって、第1の時間期間を取得してもよく、第3のビームは、第1のビームであってもよく、或いは、(例えば、主ビーム(primary carrier component, PCC)又はある特定のビーム等の)第2のビーム以外のビームであってもよい。第3のビームは、また、切り替え指標ビーム又はSRS切り替え構成ビームと称されてもよい。
ある1つの実施形態において、第2のビームに関するシンボル情報を使用して、あらかじめ設定されている第1の時間期間の中のシンボル情報を示してもよい。例えば、第2のビームに関するシンボル情報は、第1の時間期間の中の開始OFDM位置及び継続期間等を含んでもよい。
ある1つの実施形態において、ネットワークデバイスは、RRCシグナリング、MACシグナリング、又はPHYシグナリングを使用することによって、端末デバイスに第1の時間期間を示してもよい。
ある1つの実施形態において、第2のビームに関するスロット情報を使用して、あらかじめ設定されている第1の時間期間の中のスロット情報を示してもよい。例えば、第2のビームに関するスロット情報は、第1の時間期間の中の開始スロットの位置及び継続期間等を含んでもよい。
ある1つの実施形態において、第2のビームに関する周波数帯域情報は、部分的な周波数帯域情報又はビーム情報であってもよい。部分的な周波数帯域情報は、第2のビームに関する部分的な周波数帯域情報であってもよく、ビーム情報は、第2のビームに関するすべての周波数帯域情報であってもよい。周波数帯域情報は、送信帯域幅であってもよい。
ある1つの実施形態において、ネットワークデバイスは、第1のビームのnumerology及び第2のビームのnumerologyに基づいて、第2のビームに関するSRSの送信帯域幅を決定し、そして、構成情報の一部としてその送信帯域幅を使用してもよい。
ある1つの実施形態において、構成情報は、周波数帯域対応関係をさらに含んでもよく、その周波数帯域対応関係は、SRSの切り替え先の第2のビームの周波数帯域とnumerologyに対応する周波数帯域との間の関係であってもよい。
具体的には、SRSの送信帯域幅とビームのnumerologyとの間の対応関係(すなわち、周波数帯域対応関係)をあらかじめ確立してもよく、そして、その次に、構成情報の一部としてその周波数帯域対応関係を使用する。シグナリングを使用することによって端末デバイスにその構成情報を送信するときに、その端末デバイスは、その構成情報の中の周波数帯域対応関係及び第2のビームのnumerologyに基づいて、第2のビームへとSRSを遷移させるのに必要となる送信帯域幅を決定してもよい。
例えば、SRSの送信帯域幅の値は、numerologyの値に等しく、又は、SRSの送信帯域幅の値は、numerologyの値に等しくない。
ある1つの実施形態において、構成情報は、第3のビームによって示されてもよい。
複数の異なる伝送要件を満足するために、システムは、複数の異なるビーム又は複数のビームについて複数の異なる通信パラメータ(numerology)を同時に構成して、複数の異なるサービスシナリオをサポートするということに留意すべきである。numerologyは、時間周波数リソースの属性を表し、例えば、時間領域スケジューリング間隔、サブキャリア間隔(Subcarrier spacing, SCS)、CP長(Nominal CP)、及び波形パラメータ等のパラメータのグループを含む。複数の異なるビームは、複数の異なるnumerologyを含んでもよい。したがって、SRSビーム切り替えを実行するときに、第2のビームのタイミングを第3のビームによって示してもよく、第2のビームのnumerologyを参照して、第2のビームのタイミングを取得してもよい。
S403: ネットワークデバイスは、シグナリングを使用することによって、端末デバイスに、決定した構成情報を送信する。
ある1つの実施形態において、ネットワークデバイスは、シグナリングを使用することによって、端末デバイスに構成情報を配信してもよい。そのシグナリングは、RRCシグナリング、MACシグナリング、又はPHYシグナリングのうちの少なくとも1つであってもよい。PHYシグナリングは、グループPDCCHを介して又はグループDCIを使用することによって送信されるシグナリングであってもよい。
ある1つの実施形態において、SRSは、周期的なSRS又は非周期的なSRSを含む。
ある1つの実施形態において、SRS切り替えを実行し、そして、非周期的な指標を送信するときに、ネットワークデバイスは、SRS要求(SRS request)を使用することによって、非周期的なSRSを伝送するように端末デバイスをトリガし、そして、端末デバイスに構成情報を示してもよい。
端末デバイスに構成情報を示す方式は、SRS要求の中で構成情報を搬送する方式であってもよく、或いは、上記のシグナリングのうちのいずれかの1つのシグナリング又は複数のシグナリングを使用することによって、端末デバイスに、決定した構成情報を送信する方式であってもよい。
ある1つの実施形態において、SRS切り替えを実行し、周期的な指標を送信するときに、ネットワークデバイスは、SRS要求を送信しなくてもよく、一方で、端末デバイスに構成情報を示してもよい。例えば、決定された構成情報は、上記のシグナリングのうちのいずれかの1つのシグナリング又は複数のシグナリングを使用することによって端末デバイスに送信される。
ある1つの実施形態において、SRSの周期及び開始のタイミングは、第2のビームに関するnumerologyを使用することによって再び説明されてもよい。
ある1つの実施形態において、周波数帯域情報は、グループPDCCHを介して端末デバイスに送信され、シンボル情報及び/又はスロット情報は、MACシグナリング又はRRCシグナリングのうちの少なくとも1つを使用することによって端末デバイスに送信される。
代替的に、シンボル情報及び/又はスロット情報は、グループPDCCHを介して端末デバイスに送信され、周波数帯域情報は、MACシグナリング又はRRCシグナリングのうちの少なくとも1つを使用することによって端末デバイスに送信される。
代替的に、シンボル情報及び/又はスロット情報は、グループPDCCHを介して端末デバイスに送信され、周波数帯域情報は、グループPDCCHを介して端末デバイスに送信される。
S404: 端末デバイスは、SRSを送信するのに使用されるとともにネットワークデバイスが送信する第2のビームに関する構成情報を受信し、そして、その構成情報に基づいて、伝送のために、SRSを送信するのに使用されるとともにSRSの切り替え元の第1のビームから第2のビームへとSRSを切り替える。
例えば、構成情報は、第2のビームによるSRS伝送のためのシンボル位置及び/又は送信帯域幅を含む。端末デバイスは、送信シンボル位置に基づいて、伝送のために第1のビームから第2のビームに関する対応する送信シンボル位置へとSRSを切り替え、そして、送信帯域幅に基づいて、第2のビームに関するSRSのための対応する送信帯域幅を構成する。
複数の実現可能な実装のうちのいくつかにおいて、ネットワークデバイス及び端末デバイスは、SRSビーム切り替えを制御する。図5及び図6に対応する複数の実施形態を参照すべきである。それに対応して、"第1のキャリア"は、"第1のビーム"によって置き換えられ、"第2のキャリア"は、"第2のビーム"によって置き換えられ、"第3のキャリア"は、"第3のビーム"によって置き換えられる。本明細書においては、詳細は説明されない。
本発明のこの実施形態においては、SRS遷移を実行する必要があるときに、ネットワークデバイスは、第2のビームに関するSRSの構成情報を決定してもよく、そして、その次に、シグナリングを使用することによって端末デバイスにその構成情報を送信してもよいということを理解することが可能である。端末デバイスは、その構成情報を受信し、そして、その構成情報に基づいて、伝送のために第1のビームから第2のビームへとSRSを切り替える。複数の異なるビームは、異なるSRS構成情報を有する。したがって、ネットワークデバイスは、その構成情報を示し、それによって、端末デバイスは、その構成情報に基づいて、伝送のために第1のビームから第2のビームへとSRSを切り替えることが可能である。このようにして、端末デバイスがSRS切り替えを実行するときに、正しいSRS構成を保証する。
図7は、本発明のある1つの実施形態にしたがった信号構成方法の概略的なフローチャートである。図7に示されている方法は、以下のステップを含んでもよい。
S701: 端末デバイスは、ネットワークデバイスに無線インターフェイスシグナリングを送信する。
SRS切り替えを実行する必要があるときに、端末デバイスは、ネットワークデバイスに無線インターフェイスシグナリングを送信してもよく、無線インターフェイスシグナリングは、ネットワークデバイスに、端末デバイスのビームフォーミング能力パラメータ及び/又は無線周波数能力パラメータを示すのに使用される。
ある1つの実施形態において、無線インターフェイスシグナリングは、少なくともRRCシグナリングを含む。このことは、本発明の実施形態においては限定されない。
無線インターフェイスシグナリングは、ネットワークデバイスに、端末デバイスのビームフォーミング能力パラメータ及び/又は無線周波数能力パラメータを示すのに使用される。
関連する複数の異なるビームは、SRS切り替え構成に影響を与えるということに留意すべきである。したがって、端末デバイスは、その端末デバイスのビームフォーミング能力パラメータ及び/又は無線周波数能力パラメータを報告してもよい。
ある1つの実施形態において、無線周波数能力パラメータは、ターゲットビームに関する1つのキャリアに対応する無線周波数能力パラメータであるか又はターゲットビームに関するキャリアのグループに対応する無線周波数能力パラメータである。
代替的に、無線周波数能力パラメータは、ターゲットビームに関する1つのBWPに対応する無線周波数能力パラメータであってもよく又はターゲットビームに関するBWPのグループに対応する無線周波数能力パラメータであってもよい。
代替的に、無線周波数能力パラメータは、1つのキャリアに対応する無線周波数能力パラメータであるか又はキャリアのグループに対応する無線周波数能力パラメータであり、キャリアは、対応するnumerologyを有するキャリアであり、キャリアのグループは、共通のnumerologyを有するキャリアのグループである。
代替的に、無線周波数能力パラメータは、1つのBWPに対応する無線周波数能力パラメータであってもよく又はBWPのグループに対応する無線周波数能力パラメータであってもよい。
代替的に、無線周波数能力パラメータは、1つのビームに対応する無線周波数能力パラメータであるか又はビームのグループに対応する無線周波数能力パラメータである。
複数の実現可能な実装のうちのいくつかにおいて、ターゲットビームは、SRS切り替え及び伝送に使用されるあらかじめ設定されているビームであってもよく、例えば、第2のビームであってもよい。代替的に、ターゲットビームは、いずれかのあらかじめ設定されているビームであってもよい。このことは、本発明の実施形態においては限定されない。
ある1つの実施形態において、無線周波数能力パラメータは、対応するキャリアに関する端末デバイスの無線周波数モジュールの較正時間又は調整時間、或いは、対応するビームに関する端末デバイスの無線周波数モジュールの較正時間又は調整時間を含む。
無線周波数能力パラメータが、1つのビームに対応する無線周波数能力パラメータである場合に、その対応するビームは、1つのビームを指してもよい。無線周波数能力パラメータが、ビームのグループに対応する無線周波数能力パラメータである場合に、対応するビームは、ビームのグループを指してもよい。無線周波数能力パラメータが、ターゲットビームに対応する無線周波数能力パラメータである場合に、対応するビームは、ターゲットビームを指してもよい。
無線周波数能力パラメータが、ターゲットビームに関する1つのキャリアに対応する無線周波数能力パラメータである場合に、対応するキャリアは、ターゲットビームに関する1つのキャリアを指してもよい。無線周波数能力パラメータが、ターゲットビームに関するキャリアのグループに対応する無線周波数能力パラメータである場合に、対応するキャリアは、キャリアのグループを指してもよい。無線周波数能力パラメータが、1つのキャリアに対応する無線周波数能力パラメータである場合に、対応するキャリアは、1つのキャリアを指してもよい。無線周波数能力パラメータが、キャリアのグループに対応する無線周波数能力パラメータである場合に、対応するキャリアは、キャリアのグループを指してもよい。
ある1つの実施形態において、端末デバイスのビームフォーミング能力パラメータは、同時にサポートされているビームの数及び/又はキャリアアグリゲーション能力パラメータを含み、同時にサポートされているビームの数は、いずれか1つのキャリア又は複数のキャリアについて同時にサポートされているビームの数であり、キャリアアグリゲーション能力パラメータは、いずれか1つのビーム又は複数のビームについて同時にサポートされているキャリアのアップリンクキャリアアグリゲーション能力パラメータ又は複数の異なるビーム幅について同時にサポートされているキャリアのキャリアアグリゲーション能力パラメータを含む。
ある1つの実施形態において、端末デバイスのビームフォーミング能力パラメータは、同時にサポートされているビームの数及び/又はBWPアグリゲーション能力パラメータを含んでもよい。同時にサポートされているビームの数は、いずれか1つのBWP又は複数のBWPについて同時にサポートされているビームの数である。キャリアアグリゲーション能力パラメータは、いずれか1つのビーム又は複数のビームについて同時にサポートされているBWPのアップリンクBWPアグリゲーション能力パラメータ又は複数の異なるビーム幅について同時にサポートされているBWPのBWPアグリゲーション能力パラメータを含む。
ある1つの実施形態において、同時にサポートされているビームの数は、同じnumerologyを有するグループのキャリアの数であってもよい。例えば、同じnumerologyを有するキャリアの数が6である場合に、同時にサポートされているビームの数は、6であってもよい。
代替的に、同時にサポートされているビームの数は、それぞれ対応するnumerologyを有するキャリアの数であってもよい。例えば、複数の異なるnumerologyを有するキャリアの数が6である場合に、同時にサポートされているビームの数は、6であってもよい。
代替的に、同時にサポートされているビームの数は、対応するnumerologyを有する1つのキャリアについての数である。例えば、numerologyは、あらかじめ指定されていてもよく、そのあらかじめ指定されているnumerologyを有するキャリアの数が6である場合に、同時にサポートされているビームの数は、6であってもよい。
言い換えると、同時にサポートされているビームの数は、各々のキャリア、ある特定のキャリア、又はキャリアのグループについて同時にサポートされているビームの数であってもよい。代替的に、同時にサポートされているビームの数は、すべてのビームの数であってもよい。
ある1つの実施形態において、同時にサポートされているキャリアは、同じnumerologyを有するキャリアであってもよい。例えば、キャリアアグリゲーション能力は、いずれか1つのビーム又は複数のビームについて同じnumerologyを有するとともに同時にサポートされているキャリアを集約するアップリンク能力であってもよい。キャリアアグリゲーション能力パラメータは、いずれか1つのビーム又は複数のビームについて同じnumerologyを有するとともに同時にサポートされているキャリアのアップリンクキャリアアグリゲーション能力パラメータである。
ある1つの実施形態において、同時にサポートされているBWPは、同じnumerologyを有するBWPであってもよい。例えば、BWPアグリゲーション能力は、いずれか1つのビーム又は複数のビームについて同じnumerologyを有するとともに同時にサポートされているBWPを集約するアップリンク能力であってもよい。BWPアグリゲーション能力パラメータは、いずれか1つのビーム又は複数のビームについて同じnumerologyを有するとともに同時にサポートされているBWPのアップリンクBWPアグリゲーション能力パラメータである。
代替的に、同時にサポートされているキャリアは、それぞれ対応するnumerologyを有するキャリアである。例えば、キャリアアグリゲーション能力は、異なるnumerologyを有する複数のキャリアを集約する能力であってもよい。キャリアアグリゲーション能力パラメータは、いずれか1つのビーム又は複数のビームについて異なるnumerologyを有するとともに同時にサポートされているキャリアのアップリンクキャリアアグリゲーション能力パラメータである。
代替的に、同時にサポートされているBWPは、それぞれ対応するnumerologyを有するBWPである。例えば、BWPアグリゲーション能力は、異なるnumerologyを有する複数のBWPを集約する能力であってもよい。BWPアグリゲーション能力パラメータは、いずれか1つのビーム又は複数のビームについて異なるnumerologyを有するとともに同時にサポートされているBWPのアップリンクBWPアグリゲーション能力パラメータである。
代替的に、同時にサポートされているキャリアは、複数の異なるビーム幅について同時にサポートされてもよいキャリアのキャリアアグリゲーション能力パラメータであってもよい。例えば、キャリアアグリゲーション能力は、複数の異なるビーム幅を有するとともに同時にサポートされているキャリアを集約する能力であってもよい。キャリアアグリゲーション能力パラメータは、異なるビーム幅について同時にサポートされているキャリアのキャリアアグリゲーション能力パラメータである。
代替的に、同時にサポートされているBWPは、複数の異なるビーム幅について同時にサポートされてもよいBWPのBWPアグリゲーション能力パラメータであってもよい。例えば、キャリアアグリゲーション能力は、複数の異なるビーム幅を有するとともに同時にサポートされているBWPを集約する能力であってもよい。BWPアグリゲーション能力パラメータは、異なるビーム幅について同時にサポートされているBWPのBWPアグリゲーション能力パラメータである。
S702: ネットワークデバイスは、無線インターフェイスシグナリングを受信する。
SRS切り替えを実行する必要があるときに、ネットワークデバイスは、端末デバイスが送信する無線インターフェイスシグナリングを受信する。
S703: ネットワークデバイスは、SRSを伝送するのに使用されるともに第2のキャリア/第2のビームに関する構成情報を決定する。
ある1つの実施形態において、複数の異なるnumerologyを有する第2のキャリア/第2のビームについて、前もってSRSの位置を判別し、そして、示してもよい。言い換えると、構成情報の中のシンボル情報は、少なくとも、第2のキャリア/第2のビームに関するSRSの開始OFDMシンボル位置又は第2のキャリア/第2のビームに関するSRSの開始スロット位置を含んでもよい。具体的にいうと、numerologyが異なっているときに、SRSのために構成されている開始OFDMシンボル位置又は開始スロット位置は、異なっていてもよい。SRSの開始OFDMシンボル位置又は開始スロット位置は、端末デバイスが報告する無線周波数能力パラメータ及び/又はビームフォーミング能力パラメータの影響を受ける。ネットワークデバイスは、無線インターフェイスシグナリングの中で搬送される無線周波数能力パラメータ及び/又はビームフォーミング能力パラメータに基づいて、且つ、第2のビーム/第2のキャリアの(例えば、複数の異なるサブキャリア間隔が、複数の異なるOFDMシンボル長を有するサブキャリア間隔等の)numerologyを参照して、SRSの切り替え先の周波数領域情報及びビーム情報を決定してもよい。周波数領域情報は、キャリア又はBWPである。
ある1つの実施形態においては、ネットワークデバイスは、さらに、時間領域における他の構成情報及び周波数領域における他の構成情報を決定してもよい。具体的には、具体的な実装プロセスについては、上記の方法の実施形態の中のステップS302又はステップS402における対応する説明を参照するべきである。本明細書においては、詳細は説明されない。
ある1つの実施形態において、非周期的な伝送の動的なトリガの際に、構成コストを減少させるために、あらかじめ構成されているモードを適用してもよい。さらに、そのモードは、実効的なアプリケーションウィンドウに適用可能であり、そのアプリケーションウィンドウを使用することによって複数の不可能な位置のうちのいくつかをフィルタリングして、構成コストを減少させる。
例えば、モードは、半永続的に(Semi persistently)構成されてもよく、ある1つの実施形態において、そのような半永続的な構成は、第2のキャリア/第2のビームに関する継続期間にしたがって実行されてもよい。
ある1つの実施形態において、適用可能な時間範囲を示すシグナリングによって、モードと共に、そのモードが適用可能であるアプリケーションウィンドウを通知してもよい。
ある1つの実施形態において、適用可能な時間範囲を示すシグナリングによって、モードとは別に、モードが適用されるアプリケーションウィンドウを通知してもよい。
S704: ネットワークデバイスは、シグナリングを使用することによって、端末デバイスに構成シグナリングを送信する。
シグナリングは、RRCシグナリング、MACシグナリング、及びPHYシグナリングのうちの少なくとも1つを含む。
S705: 端末デバイスは、構成情報を受信し、その構成情報に基づいて、伝送のために、第1のキャリア/第2のビームから第2のキャリア/第2のビームへとSRSを切り替える。
SRSキャリア遷移を実行する場合に、ネットワークデバイスは、第2のキャリアの構成情報を決定し、端末デバイスは、伝送のために、第1のキャリアから第2のキャリアへとSRSを遷移させる。SRSビーム遷移を実行する場合に、ネットワークデバイスは、第2のビームの構成情報を決定し、端末デバイスは、伝送のために、第1ビームから第2のビームへとSRSを遷移させる。
ステップS704及びS705の具体的な実装プロセスについては、上記の方法の実施形態の中のステップS303及びS304における対応する説明を参照するべきであり、又は、ステップS403及びS404における対応する説明を参照するべきであるということに留意すべきである。本明細書においては、詳細は説明されない。
そのモードは、半永続的なサブフレームモードであってもよく、そのモードは、周期的であってもよく又は非周期的であってもよく、均一であってもよく又は不均一であってもよい。第2のキャリアが比較的高い要件を有するときに、第2のキャリアに関するサブフレームモードを切り替える周波数は、比較的高くてもよい。
ある1つの実施形態において、モードが非周期的である場合について、多入力多出力トラフィック要求(MIMO Traffic Request)によってそのモードをトリガしてもよく、(有効化又は無効化等の)そのようなトリガのために、PHYシグナリング又はRRCシグナリングを使用してもよい。
本発明のこの実施形態においては、ネットワークデバイスは、端末デバイスの無線周波数能力パラメータ及び/又はビームフォーミング能力パラメータを含む無線インターフェイスシグナリングを受信し、そして、端末デバイスの無線周波数能力パラメータ及び/又はビームフォーミング能力パラメータを含む無線インターフェイスシグナリングに基づいて、関連する構成情報を決定してもよく、そして、その次に、シグナリングを使用することによって、端末デバイスに構成情報を送信してもよいということを理解することが可能である。端末デバイスは、その構成情報を受信し、そして、その構成情報に基づいて、伝送のために、第1のキャリア/第1のビームから第2のキャリア/第2のビームへとSRSを切り替える。このことは、決定した構成情報をより精密にすることを可能とし、端末デバイスがSRS切り替えを実行するときに、正しいSRS構成を保証する。
上記の記載は、本発明の複数の実施形態における方法を詳細に説明している。本発明の複数の実施形態における上記の複数の解決方法をより良く実装するために、以下の記載は、対応する装置の実施形態を説明する。詳細は、図8に示されている。図8は、本発明のある1つの実施形態にしたがったネットワークデバイスの概略的な構成図である。そのネットワークデバイスは、
サウンディング参照信号SRSを伝送するのに使用されるとともに第2のキャリア及び/又は第2のビームに関する構成情報を決定するように構成される決定モジュール801であって、第2のキャリアは、SRSを送信するのに使用される切り替え先のキャリアであり、第2のビームは、SRSを送信するのに使用される切り替え先のビームである、決定モジュール801と、
端末デバイスに構成情報を送信するように構成され、それによって、端末デバイスは、構成情報に基づいて、伝送のために第1のキャリア及び/又は第1のビームから第2のキャリア及び/又は第2のビームへとSRSを切り替え、第1のキャリアは、SRSの切り替え元のキャリアであり、第1のビームは、SRSの切り替え元のビームである、送信モジュール802と、を含んでもよい。
構成情報は、シンボル情報、スロット情報、及び/又は周波数帯域情報のうちの少なくとも1つを含む。第1のキャリアのnumerology及び第2のキャリアのnumerologyは、同じであるか又は異なっており、numerologyは、サブキャリア間隔及び/又は波形パラメータを含む。
ある1つの実施形態において、構成情報は、PHYシグナリング、RRCシグナリング、及びMACシグナリングのうちの少なくとも1つを使用することによって端末デバイスに送信される。
PHYシグナリングは、グループ物理ダウンリンク制御チャネルを介して又はグループダウンリンク制御情報を使用することによって送信されるシグナリングである。
ある1つの実施形態において、周波数帯域情報は、部分的な周波数帯域情報又はキャリア情報である。
ある1つの実施形態において、構成情報は、周波数帯域対応関係をさらに含み、
周波数帯域対応関係は、SRSの切り替え先の第2のキャリアの周波数帯域とnumerologyに対応する周波数帯域との間の関係であり、及び/又は、
周波数帯域対応関係は、SRSの切り替え先の第2のビームに関する周波数帯域とnumerologyに対応する周波数帯域との間の関係である。
ある1つの実施形態において、シンボル情報は、第1の時間期間におけるシンボル情報を示すのに使用され、第1の時間期間は、第3のキャリアのnumerology及び第2のキャリアのnumerologyに基づいて決定される時間期間である。
ある1つの実施形態において、当該ネットワークデバイスは、RRCシグナリング又はPHYシグナリングを使用することによって、端末デバイスに第1の時間期間を示すように構成される第1の指示モジュール803をさらに含む。
ある1つの実施形態において、第3のキャリアは、第1のキャリアであるか又は第2のキャリア以外のキャリアである。
ある1つの実施形態において、SRSは、周期的なSRS又は非周期的なSRSである。当該ネットワークデバイスは、第2の指示モジュール803をさらに含み、その第2の指示モジュール803は、SRSが非周期的なSRSである場合に、ネットワークデバイスによって、SRS要求を使用することによって、非周期的なSRSを送信するように端末デバイスをトリガし、そして、端末デバイスに構成情報を示す、ように構成されるか、又は、SRSが周期的なSRSである場合に、ネットワークデバイスによって、端末デバイスに構成情報を送信するように構成される。
ある1つの実施形態において、周波数帯域情報は、グループ物理ダウンリンク制御チャネルを介して端末デバイスに送信され、シンボル情報及び/又はスロット情報は、MACシグナリング又はRRCシグナリングのうちの少なくとも1つを使用することによって、端末デバイスに送信される。
代替的に、シンボル情報及び/又はスロット情報は、グループ物理ダウンリンク制御チャネルを介して端末デバイスに送信され、周波数帯域情報は、MACシグナリング又はRRCシグナリングのうちの少なくとも1つを使用することによって、端末デバイスに送信される。
代替的に、シンボル情報及び/又はスロット情報は、グループ物理ダウンリンク制御チャネルを介して端末デバイスに送信され、周波数帯域情報は、グループ物理ダウンリンク制御チャネルを介して端末デバイスに送信される。
ある1つの実施形態において、当該ネットワークデバイスは、SRS切り替えを実行する必要があるときに、端末デバイスが送信する無線インターフェイスシグナリングを受信するように構成される受信モジュール804をさらに含み、無線インターフェイスシグナリングは、ネットワークデバイスに、端末デバイスのビームフォーミング能力パラメータ及び/又は無線周波数能力パラメータを示すのに使用される。
ある1つの実施形態において、無線周波数能力パラメータは、ターゲットビームに関する1つのキャリアに対応する無線周波数能力パラメータ又はターゲットビームに関するキャリアのグループに対応する無線周波数能力パラメータであり、キャリアは、対応するnumerologyを有するキャリアであり、キャリアのグループは、共通のnumerologyを有するキャリアのグループである。
代替的に、無線周波数能力パラメータは、1つのビームに対応する無線周波数能力パラメータ又はビームのグループに対応する無線周波数能力パラメータである。
ある1つの実施形態において、無線周波数能力パラメータは、対応するキャリアに関する端末デバイスの無線周波数モジュールの較正時間又は調整時間、或いは、対応するビームに関する端末デバイスの無線周波数モジュールの較正時間又は調整時間を含む。
ある1つの実施形態において、端末デバイスのビームフォーミング能力パラメータは、同時にサポートされているビームの数及び/又はキャリアアグリゲーション能力パラメータを含み、同時にサポートされているビームの数は、いずれか1つのキャリア又は複数のキャリアについて同時にサポートされているビームの数であり、キャリアアグリゲーション能力パラメータは、いずれか1つのビーム又は複数のビームについて同時にサポートされているキャリアのアップリンクキャリアアグリゲーション能力パラメータ又は複数の異なるビーム幅について同時にサポートされているキャリアのキャリアアグリゲーション能力パラメータである。
ある1つの実施形態において、同時にサポートされているキャリアは、同じnumerologyを有するキャリアであるか、又は、同時にサポートされているキャリアは、それぞれ対応するnumerologyを有するキャリアである。
ある1つの実施形態において、同時にサポートされているビームの数は、同じnumerologyを有するグループのキャリアの数であるか、又は、同時にサポートされているビームの数は、それぞれ対応するnumerologyを有するキャリアの数であるか、又は、同時にサポートされているビームの数は、対応するnumerologyを有する1つのキャリアについての数である。
図9は、本発明のある1つの実施形態にしたがった端末デバイスの概略的な構成図である。本発明のこの実施形態において説明されている端末デバイスは、
サウンディング参照信号SRSを伝送するのに使用されるとともにネットワークデバイスが送信する第2のキャリア及び/又は第2のビームに関する構成情報を受信するように構成される受信モジュール901であって、構成情報は、シンボル情報、スロット情報、及び/又は周波数帯域情報のうちの少なくとも1つを含む、受信モジュール901と、
構成情報に基づいて、伝送のために第1のキャリア及び/又は第1のビームから第2のキャリア及び/又は第2のビームへとSRSを切り替えるように構成される切り替えモジュール902と、を含んでもよく、第1のキャリアは、SRSの切り替え元のキャリアであり、第1のビームは、SRSの切り替え元のビームである。
第1のキャリアのnumerology及び第2のキャリアのnumerologyは、同じであるか又は異なっており、numerologyは、サブキャリア間隔及び/又は波形パラメータを含む。
ある1つの実施形態において、構成情報は、PHYシグナリング、RRCシグナリング、及びMACシグナリングのうちの少なくとも1つを使用することによって当該端末デバイスに送信される。
PHYシグナリングは、グループ物理ダウンリンク制御チャネルを介して又はグループダウンリンク制御情報を使用することによって送信されるシグナリングである。
ある1つの実施形態において、周波数帯域情報は、部分的な周波数帯域情報又はキャリア情報である。
ある1つの実施形態において、構成情報は、周波数帯域対応関係をさらに含み、周波数帯域対応関係は、SRSの切り替え先の第2のキャリアの周波数帯域とnumerologyに対応する周波数帯域との間の関係であり、及び/又は、周波数帯域対応関係は、SRSの切り替え先の第2のビームに関する周波数帯域とnumerologyに対応する周波数帯域との間の関係である。
ある1つの実施形態において、シンボル情報は、第1の時間期間におけるシンボル情報を示すのに使用され、第1の時間期間は、第3のキャリアのnumerology及び第2のキャリアのnumerologyに基づいて決定される時間期間であるか、又は、シンボル情報は、第1のタイミングにおけるシンボル情報を示すのに使用され、第1のタイミングは、第2のキャリアのnumerologyに基づいて決定されるタイミングであるか、又は、シンボル情報は、第2のキャリアのnumerologyに基づいて決定されるシンボル情報を示すのに使用される。
ある1つの実施形態において、当該端末デバイスは、RRCシグナリング又はPHYシグナリングを使用することによって、第1の時間期間又は第1のタイミングを取得するように構成される取得モジュール903をさらに含む。
ある1つの実施形態において、SRSは、周期的なSRS又は非周期的なSRSであり、受信モジュール901は、
SRSが非周期的なSRSである場合に、ネットワークデバイスが送信するSRS要求、及び、非周期的なサウンディング参照信号SRSを伝送するのに使用されるとともにネットワークデバイスが送信する第2のキャリア及び/又は第2のビームに関する構成情報を受信するように構成される第1の受信ユニット9010であって、SRS要求は、非周期的なSRSを送信するように当該端末デバイスをトリガするのに使用される、第1の受信ユニット9010、及び、
SRSが周期的なSRSである場合に、非周期的なサウンディング参照信号SRSを伝送するのに使用されるとともにネットワークデバイスが送信する第2のキャリア及び/又は第2のビームに関する構成情報を受信するように構成される第2の受信ユニット9011、を含む。
ある1つの実施形態において、受信モジュール901は、グループ物理ダウンリンク制御チャネルを介して又はグループダウンリンク制御情報を使用することによって、周波数帯域情報を受信し、MACシグナリング又はRRCシグナリングのうちの少なくとも1つを使用することによって、シンボル情報及び/又はスロット情報を受信する。
代替的に、受信モジュール901は、グループ物理ダウンリンク制御チャネルを介して又はグループダウンリンク制御情報を使用することによって、シンボル情報及び/又はスロット情報を受信し、MACシグナリング又はRRCシグナリングのうちの少なくとも1つを使用することによって、周波数帯域情報を受信する。
代替的に、受信モジュール901は、グループ物理ダウンリンク制御チャネルを介して又はグループダウンリンク制御情報を使用することによって、シンボル情報及び/又はスロット情報を受信し、グループ物理ダウンリンク制御チャネルを介して又はグループダウンリンク制御情報を使用することによって、周波数帯域情報を受信する。
ある1つの実施形態において、ネットワークデバイスは、SRS切り替えを実行する必要があるときに、当該端末デバイスによって、ネットワークデバイスに無線インターフェイスシグナリングを送信するように構成される送信モジュール904をさらに含み、無線インターフェイスシグナリングは、ネットワークデバイスに、端末デバイスのビームフォーミング能力パラメータ及び/又は無線周波数能力パラメータを示すのに使用される。
ある1つの実施形態において、無線周波数能力パラメータは、ターゲットビームに関する1つのキャリアに対応する無線周波数能力パラメータ又はターゲットビームに関するキャリアのグループに対応する無線周波数能力パラメータであり、キャリアは、対応するnumerologyを有するキャリアであり、キャリアのグループは、共通のnumerologyを有するキャリアのグループである。
代替的に、無線周波数能力パラメータは、1つのビームに対応する無線周波数能力パラメータ又はビームのグループに対応する無線周波数能力パラメータである。
ある1つの実施形態において、無線周波数能力パラメータは、対応するキャリアに関する端末デバイスの無線周波数モジュールの較正時間又は調整時間、或いは、対応するビームに関する端末デバイスの無線周波数モジュールの較正時間又は調整時間を含む。
ある1つの実施形態において、端末デバイスのビームフォーミング能力パラメータは、同時にサポートされているビームの数及び/又はキャリアアグリゲーション能力パラメータを含み、同時にサポートされているビームの数は、いずれか1つのキャリア又は複数のキャリアについて同時にサポートされているビームの数であり、キャリアアグリゲーション能力パラメータは、いずれか1つのビーム又は複数のビームについて同時にサポートされているキャリアのアップリンクキャリアアグリゲーション能力パラメータ又は複数の異なるビーム幅について同時にサポートされているキャリアのキャリアアグリゲーション能力パラメータである。
ある1つの実施形態において、同時にサポートされているキャリアは、同じnumerologyを有するキャリアであるか、又は、同時にサポートされているキャリアは、それぞれ対応するnumerologyを有するキャリアである。
ある1つの実施形態において、同時にサポートされているビームの数は、同じnumerologyを有するグループのキャリアの数であるか、又は、同時にサポートされているビームの数は、それぞれ対応するnumerologyを有するキャリアの数であるか、又は、同時にサポートされているビームの数は、対応するnumerologyを有する1つのキャリアについての数である。
図10は、本発明のある1つの実施形態にしたがった他のネットワークデバイスの概略的な構成図である。この実施形態において説明されているネットワークデバイスは、1つ又は複数のプロセッサ1001、メモリ1002、通信インターフェイス1003、送信機1005、受信機1006、結合器1007、及びアンテナ1008を含む。これらの構成要素は、バス1004を使用することによって又は他の方式によって接続されてもよい。図10においては、バスを使用することによってそれらの構成要素を接続するある1つの例を使用する。
通信インターフェイス1003は、例えば、端末デバイス又は他のネットワークデバイス等の他の通信デバイスとネットワークデバイスとの間の通信のために構成されてもよい。具体的には、端末デバイスは、この出願によって示されている第1の端末であってもよい。具体的には、通信インターフェイス1003は、ロングタームエボリューション(LTE)(4G)通信インターフェイスであってもよく、或いは、5G通信インターフェイス又は将来的な新たな無線通信インターフェイスであってもよい。無線通信インターフェイスは、これらには限定されない。ネットワークデバイスに有線通信インターフェイス1003をさらに提供して、有線通信をサポートしてもよい。例えば、一方のネットワークデバイスと他方のネットワークデバイスとの間のバックホール接続は、有線通信接続であってもよい。
送信機1005は、プロセッサ1001が出力する信号に対して、例えば、信号変調等の送信処理を実行するように構成されてもよい。受信機1006は、アンテナ1008が受信するモバイル通信信号に対して、例えば、信号復調等の受信処理を実行するように構成されてもよい。この出願の複数の実施形態のうちのいくつかにおいては、送信機1005及び受信機1006は、無線モデムとして考えられてもよい。ネットワークデバイスの中に、1つ又は複数の送信機1005及び1つ又は複数の受信機1006が存在してもよい。アンテナ1008は、伝送線路の中の電磁エネルギーを自由空間の中の電磁波に変換するか、又は、自由空間の中の電磁波を伝送線路の中の電磁エネルギーに変換するように構成されてもよい。結合器1007は、モバイル通信信号を複数のチャネルの信号に分割し、そして、複数の受信機1006に複数の信号を割り当てるように構成されてもよい。
メモリ1002は、プロセッサ1001に接続され、さまざまなソフトウェアプログラム及び/又は命令の複数のグループを格納するように構成される。具体的には、メモリ1002は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、或いは、例えば、1つ又は複数のディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の不揮発性ソリッドステイト記憶デバイス等の不揮発性メモリを含んでもよい。メモリ1002は、例えば、uCOS、VxWorks、又はRTLinux等の組み込み型オペレーティングシステム等の(以下で、システムと称される)オペレーティングシステムを格納してもよい。メモリ1002は、さらに、プログラムを格納してもよい。プログラムは、1つ又は複数の取り付けられているデバイス、1つ又は複数の端末デバイス、或いは、1つ又は複数のネットワークデバイスと通信するのに使用されてもよい。
プロセッサ1001は、無線チャネル管理を実行し、呼及び通信リンクの確立及び除去を実装し、制御エリアの中の端末に対する電力制御等を実行するように構成されてもよい。具体的には、プロセッサ1001は、(音声チャネル切り替え及び情報交換の中心として構成される)管理/通信モジュール(Administration Module/Communication Module, AM/CM)、(呼処理、シグナリング処理、無線リソース管理、無線リンク管理、及び回路保守の機能を完了するように構成される)基本モジュール(Basic Module, BM)、及び、(多重化/逆多重化及び符号変換の機能を完了するように構成される)トランスコーダ及びサブマルチプレクサ(Transcoder and SubMultiplexer, TCSM)等を含んでもよい。
本発明のこの実施形態においては、プロセッサ1001は、コンピュータ読み取り可能な命令を読み取り、そして、実行するように構成されてもよい。具体的には、プロセッサ1001は、例えば、ネットワークデバイス側においてこの出願の1つ又は複数の実施形態によって提供されるパラメータ調整方法の実装プログラム等のメモリ1002の中に格納されているプログラムを呼び出すように構成されてもよく、
サウンディング参照信号SRSを伝送するのに使用されるとともに第2のキャリア及び/又は第2のビームに関する構成情報を決定するステップであって、第2のキャリアは、SRSを送信するのに使用される切り替え先のキャリアであり、第2のビームは、SRSを送信するのに使用される切り替え先のビームである、ステップと、
端末デバイスに構成情報を送信し、それによって、端末デバイスは、構成情報に基づいて、伝送のために第1のキャリア及び/又は第1のビームから第2のキャリア及び/又は第2のビームへとSRSを切り替え、第1のキャリアは、SRSの切り替え元のキャリアであり、第1のビームは、SRSの切り替え元のビームである、ステップと、を実行するように構成されてもよい。
構成情報は、シンボル情報、スロット情報、及び/又は周波数帯域情報のうちの少なくとも1つを含む。第1のキャリアのnumerology及び第2のキャリアのnumerologyは、同じであるか又は異なっており、numerologyは、サブキャリア間隔及び/又は波形パラメータを含む。
ある1つの実施形態において、構成情報は、PHYシグナリング、RRCシグナリング、及びMACシグナリングのうちの少なくとも1つを使用することによって端末デバイスに送信される。PHYシグナリングは、グループ物理ダウンリンク制御チャネルを介して又はグループダウンリンク制御情報を使用することによって送信されるシグナリングである。
ある1つの実施形態において、周波数帯域情報は、部分的な周波数帯域情報又はキャリア情報である。
ある1つの実施形態において、構成情報は、周波数帯域対応関係をさらに含み、周波数帯域対応関係は、SRSの切り替え先の第2のキャリアの周波数帯域とnumerologyに対応する周波数帯域との間の関係であり、及び/又は、周波数帯域対応関係は、SRSの切り替え先の第2のビームに関する周波数帯域とnumerologyに対応する周波数帯域との間の関係である。
ある1つの実施形態において、シンボル情報は、第1の時間期間におけるシンボル情報を示すのに使用され、第1の時間期間は、第3のキャリアのnumerology及び第2のキャリアのnumerologyに基づいて決定される時間期間である。
代替的に、シンボル情報は、第1のタイミングにおけるシンボル情報を示すのに使用され、第1のタイミングは、第2のキャリアのnumerologyに基づいて決定されるタイミングである。
代替的に、シンボル情報は、第2のキャリアのnumerologyに基づいて決定されるシンボル情報を示すのに使用される。
ある1つの実施形態において、プロセッサ1001は、さらに、RRCシグナリング又はPHYシグナリングを使用することによって、端末デバイスに第1の時間期間又は第1のタイミングを示すように構成される。
ある1つの実施形態において、第3のキャリアは、第1のキャリアであるか又は第2のキャリア以外のキャリアである。
ある1つの実施形態において、SRSは、周期的なSRS又は非周期的なSRSである。
プロセッサ1001は、端末デバイスに構成情報を送信するように構成され、特に、SRSが非周期的なSRSである場合に、SRS要求を使用することによって、非周期的なSRSを送信するように端末デバイスをトリガし、そして、端末デバイスに構成情報を示す、ように構成されるか、又は、SRSが周期的なSRSである場合に、端末デバイスに構成情報を送信するように構成される。
ある1つの実施形態において、周波数帯域情報は、グループ物理ダウンリンク制御チャネル又はグループ制御情報によって、端末デバイスに送信され、シンボル情報及び/又はスロット情報は、MACシグナリング又はRRCシグナリングのうちの少なくとも1つを使用することによって、端末デバイスに送信される。
代替的に、シンボル情報及び/又はスロット情報は、グループ物理ダウンリンク制御チャネル又はグループダウンリンク制御情報によって、端末デバイスに送信され、周波数帯域情報は、MACシグナリング又はRRCシグナリングを使用することによって、端末デバイスに送信される。
代替的に、シンボル情報及び/又はスロット情報は、グループ物理ダウンリンク制御チャネルを介して又はグループダウンリンク制御情報を使用することによって、端末デバイスに送信され、周波数帯域情報は、グループ物理ダウンリンク制御チャネルを介して又はグループダウンリンク制御情報を使用することによって、端末デバイスに送信される。
ある1つの実施形態において、プロセッサ1001は、さらに、SRS切り替えを実行する必要があるときに、端末デバイスが送信する無線インターフェイスシグナリングを受信するように構成され、無線インターフェイスシグナリングは、端末デバイスのビームフォーミング能力パラメータ及び/又は無線周波数能力パラメータを示すのに使用される。
ある1つの実施形態において、無線周波数能力パラメータは、ターゲットビームに関する1つのキャリアに対応する無線周波数能力パラメータ又はターゲットビームに関するキャリアのグループに対応する無線周波数能力パラメータであり、キャリアは、対応するnumerologyを有するキャリアであり、キャリアのグループは、共通のnumerologyを有するキャリアのグループである。代替的に、無線周波数能力パラメータは、1つのビームに対応する無線周波数能力パラメータ又はビームのグループに対応する無線周波数能力パラメータである。
ある1つの実施形態において、無線周波数能力パラメータは、対応するキャリアに関する端末デバイスの無線周波数モジュールの較正時間又は調整時間、或いは、対応するビームに関する端末デバイスの無線周波数モジュールの較正時間又は調整時間を含む。
ある1つの実施形態において、端末デバイスのビームフォーミング能力パラメータは、同時にサポートされているビームの数及び/又はキャリアアグリゲーション能力パラメータを含み、同時にサポートされているビームの数は、いずれか1つのキャリア又は複数のキャリアについて同時にサポートされているビームの数であり、キャリアアグリゲーション能力パラメータは、いずれか1つのビーム又は複数のビームについて同時にサポートされているキャリアのアップリンクキャリアアグリゲーション能力パラメータ又は複数の異なるビーム幅について同時にサポートされているキャリアのキャリアアグリゲーション能力パラメータである。
ある1つの実施形態において、同時にサポートされているキャリアは、同じnumerologyを有するキャリアであるか、又は、同時にサポートされているキャリアは、それぞれ対応するnumerologyを有するキャリアである。
ある1つの実施形態において、同時にサポートされているビームの数は、同じnumerologyを有するグループのキャリアの数であるか、又は、同時にサポートされているビームの数は、それぞれ対応するnumerologyを有するキャリアの数であるか、又は、同時にサポートされているビームの数は、対応するnumerologyを有する1つのキャリアについての数である。
ネットワークデバイスは、図1に示されているシステムの中の基地局であってもよく、基地局装置、無線トランシーバー、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、NodeB、eNodeB、アクセスポイント、又はTRP等として実装されてもよいということを理解することが可能である。
図10に示されているネットワークデバイスは、本発明のこの実施形態のある1つの実装であるにすぎないということに留意すべきである。実際の用途では、ネットワークデバイスは、より多くの構成要素又はより少ない構成要素をさらに含んでもよい。このことは、本明細書においては限定されない。
この出願の中で説明されているグループPDCCHを介しては、グループDCIを使用することによってで置き換えられてもよい。
本発明のこの実施形態は、方法の実施形態に対応する物理的な装置の実施形態であり、方法の実施形態の説明は、また、本発明のこの実施形態にも適用可能であるということを理解すべきである。
図11は、本発明のある1つの実施形態にしたがった他の端末デバイスの概略的な構成図である。この実施形態において説明されているネットワークデバイスは、1つ又は複数のプロセッサ111、メモリ112、通信インターフェイス113、受信機115、送信機116、結合器117、アンテナ118、ユーザインターフェイス112、及び(音声入力/出力モジュール1110、キー入力モジュール1111、及びディスプレイ1112等を含む)入力/出力モジュールを含む。これらの構成要素は、バス114を使用することによって又は他の方式によって接続されてもよい。図2においては、バスを使用することによってそれらの構成要素を接続するある1つの例を使用する。
通信インターフェイス113は、例えば、ネットワークデバイス等の他の通信デバイスと端末デバイスとの間の通信のために使用されてもよい。具体的には、ネットワークデバイスは、図3に示されているネットワークデバイス300であってもよい。具体的には、通信インターフェイス113は、ロングタームエボリューション(LTE)(4G)通信インターフェイスであってもよく、或いは、5G通信インターフェイス又は将来的な新たな無線通信インターフェイスであってもよい。無線通信インターフェイスは、これらには限定されない。さらに、例えば、ローカルアクセスネットワーク(Local Access Network, LAN)インターフェイス等の有線通信インターフェイス113を端末デバイスに提供してもよい。
送信機116は、プロセッサ111が出力する信号に対して、例えば、信号変調等の送信処理を実行するように構成されてもよい。受信機115は、アンテナ118が受信するモバイル通信信号に対して、例えば、信号復調等の受信処理を実行するように構成されてもよい。この出願の複数の実施形態のうちのいくつかにおいては、送信機116及び受信機115は、無線モデムとして考えられてもよい。端末デバイスの中に、1つ又は複数の送信機116及び1つ又は複数の受信機115が存在してもよい。アンテナ118は、伝送線路の中の電磁エネルギーを自由空間の中の電磁波に変換するか、又は、自由空間の中の電磁波を伝送線路の中の電磁エネルギーに変換するように構成されてもよい。結合器117は、アンテナ118が受信するモバイル通信信号を複数のチャネルの信号に分割し、そして、複数の受信機115にそれらの複数の信号を割り当てる、ように構成される。
図11に示されている送信機116及び受信機115に加えて、端末デバイスは、例えば、GPSモジュール、ブルートゥース(Bluetooth)モジュール、及び無線フィディリティ(Wireless Fidelity, Wi-Fi)モジュール等の他の通信構成要素をさらに含んでもよい。上記の無線通信信号は、これらには限定されない。端末デバイスは、さらに、例えば、衛星信号又は短波信号等の他の無線通信信号をサポートしてもよい。無線通信は、これらには限定されない。さらに、(例えば、LANインターフェイス等の)有線ネットワークインターフェイスを端末デバイスに提供して、有線通信をサポートしてもよい。
入力/出力モジュールは、端末デバイスとユーザ環境/外部環境との間の対話を実装するように構成されてもよく、主として、音声入力/出力モジュール1110、キー入力モジュール1111、及びディスプレイ1112等を含んでもよい。具体的には、入力/出力モジュールは、カメラ、タッチスクリーン、及びセンサ等をさらに含んでもよい。全ての入力/出力モジュールは、ユーザインターフェイス119を介してプロセッサ111と通信する。
メモリ112は、プロセッサ111に接続され、さまざまなソフトウェアプログラム及び/又は命令の複数のグループを格納するように構成される。具体的には、メモリ112は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、或いは、例えば、1つ又は複数のディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の不揮発性ソリッドステイト記憶デバイス等の不揮発性メモリを含んでもよい。メモリ112は、例えば、ANDROID、IOS、WINDOWS、又はLINUX等の組み込み型オペレーティングシステム等の(以下で、システムと称される)オペレーティングシステムを格納してもよい。メモリ112は、さらに、ネットワーク通信プログラムを格納してもよい。そのネットワーク通信プログラムは、1つ又は複数の取り付けられているデバイス、1つ又は複数の端末デバイス、及び、1つ又は複数のネットワークデバイスとの通信のために使用されてもよい。メモリ112は、さらに、ユーザインターフェイスプログラムを格納してもよい。そのユーザインターフェイスプログラムは、グラフィカルオペレーションインターフェイスによってアプリケーションプログラムのコンテンツを鮮明に表示し、そして、メニュー、ダイアログボックス、又はキー等の入力制御を使用することによって、アプリケーションプログラムに対してユーザが実行する制御オペレーションを受信してもよい。
この出願の複数の実施形態のうちのいくつかにおいて、メモリ112は、端末デバイス側においてこの出願の1つ又は複数の実施形態によって提供される方法の実装プログラムを格納するように構成されてもよい。
本発明のこの実施形態においては、プロセッサ1101は、コンピュータ読み取り可能な命令を読み取り、そして、実行するように構成されてもよい。具体的には、プロセッサ1001は、例えば、ネットワークデバイス側においてこの出願の1つ又は複数の実施形態によって提供されるパラメータ調整方法の実装プログラム等のメモリ1002の中に格納されているプログラムを呼び出すように構成されてもよく、
サウンディング参照信号SRSを伝送するのに使用されるとともにネットワークデバイスが送信する第2のキャリア及び/又は第2のビームに関する構成情報を受信するステップであって、構成情報は、シンボル情報、スロット情報、及び/又は周波数帯域情報のうちの少なくとも1つを含む、ステップと、
構成情報に基づいて、伝送のために第1のキャリア及び/又は第1のビームから第2のキャリア及び/又は第2のビームへとSRSを切り替えるステップと、を実行してもよく、第1のキャリアは、SRSの切り替え元のキャリアであり、第1のビームは、SRSの切り替え元のビームである。
第1のキャリアのnumerology及び第2のキャリアのnumerologyは、同じであるか又は異なっており、numerologyは、サブキャリア間隔及び/又は波形パラメータを含む。
ある1つの実施形態において、構成情報は、PHYシグナリング、RRCシグナリング、及びMACシグナリングのうちの少なくとも1つを使用することによって端末デバイスに送信される。PHYシグナリングは、グループ物理ダウンリンク制御チャネルを介して又はグループダウンリンク制御情報を使用することによって送信されるシグナリングである。
ある1つの実施形態において、周波数帯域情報は、部分的な周波数帯域情報又はキャリア情報である。
ある1つの実施形態において、構成情報は、周波数帯域対応関係をさらに含み、周波数帯域対応関係は、SRSの切り替え先の第2のキャリアの周波数帯域とnumerologyに対応する周波数帯域との間の関係であり、及び/又は、周波数帯域対応関係は、SRSの切り替え先の第2のビームに関する周波数帯域とnumerologyに対応する周波数帯域との間の関係である。
ある1つの実施形態において、シンボル情報は、第1の時間期間におけるシンボル情報を示すのに使用され、第1の時間期間は、第3のキャリアのnumerology及び第2のキャリアのnumerologyに基づいて決定される時間期間である。
代替的に、シンボル情報は、第1のタイミングにおけるシンボル情報を示すのに使用され、第1のタイミングは、第2のキャリアのnumerologyに基づいて決定されるタイミングである。
代替的に、シンボル情報は、第2のキャリアのnumerologyに基づいて決定されるシンボル情報を示すのに使用される。
ある1つの実施形態において、プロセッサ111は、さらに、RRCシグナリング、MACシグナリング、又はPHYシグナリングを使用することによって、第1の時間期間又は第1のタイミングを取得するように構成される。
ある1つの実施形態において、SRSは、周期的なSRS又は非周期的なSRSである。
プロセッサ111は、サウンディング参照信号SRSを伝送するのに使用されるとともにネットワークデバイスが送信する第2のキャリア及び/又は第2のビームに関する構成情報を受信するように構成され、特に、SRSが非周期的なSRSである場合に、ネットワークデバイスが送信するSRS要求、及び、非周期的なサウンディング参照信号SRSを伝送するのに使用されるとともにネットワークデバイスが送信する第2のキャリア及び/又は第2のビームに関する構成情報を受信するように構成され、SRS要求は、非周期的なSRSを送信するように端末デバイスをトリガするのに使用されるか、或いは、SRSが周期的なSRSである場合に、非周期的なサウンディング参照信号SRSを伝送するのに使用されるとともにネットワークデバイスが送信する第2のキャリア及び/又は第2のビームに関する構成情報を受信するように構成される。
ある1つの実施形態において、プロセッサ111は、グループ物理ダウンリンク制御チャネルを介して又はグループダウンリンク制御情報を使用することによって、周波数帯域情報を受信し、MACシグナリング又はRRCシグナリングのうちの少なくとも1つを使用することによって、シンボル情報及び/又はスロット情報を受信する。
代替的に、プロセッサ111は、グループ物理ダウンリンク制御チャネルを介して又はグループダウンリンク制御情報を使用することによって、シンボル情報及び/又はスロット情報を受信し、MACシグナリング又はRRCシグナリングを使用することによって、周波数帯域情報を受信する。
代替的に、プロセッサ111は、グループ物理ダウンリンク制御チャネルを介して又はグループダウンリンク制御情報を使用することによって、シンボル情報及び/又はスロット情報を受信し、グループ物理ダウンリンク制御チャネルを介して又はグループダウンリンク制御情報を使用することによって、周波数帯域情報を受信する。
ある1つの実施形態において、プロセッサ111は、さらに、SRS切り替えを実行する必要があるときに、端末デバイスによってネットワークデバイスに、無線インターフェイスシグナリングを送信するように構成され、無線インターフェイスシグナリングは、ネットワークデバイスに、端末デバイスのビームフォーミング能力パラメータ及び/又は無線周波数能力パラメータを示すのに使用される。
ある1つの実施形態において、無線周波数能力パラメータは、ターゲットビームに関する1つのキャリアに対応する無線周波数能力パラメータ又はターゲットビームに関するキャリアのグループに対応する無線周波数能力パラメータであり、キャリアは、対応するnumerologyを有するキャリアであり、キャリアのグループは、共通のnumerologyを有するキャリアのグループである。
代替的に、無線周波数能力パラメータは、1つのビームに対応する無線周波数能力パラメータ又はビームのグループに対応する無線周波数能力パラメータである。
ある1つの実施形態において、無線周波数能力パラメータは、対応するキャリアに関する端末デバイスの無線周波数モジュールの較正時間又は調整時間、或いは、対応するビームに関する端末デバイスの無線周波数モジュールの較正時間又は調整時間を含む。
ある1つの実施形態において、端末デバイスのビームフォーミング能力パラメータは、同時にサポートされているビームの数及び/又はキャリアアグリゲーション能力パラメータを含み、同時にサポートされているビームの数は、いずれか1つのキャリア又は複数のキャリアについて同時にサポートされているビームの数であり、キャリアアグリゲーション能力パラメータは、いずれか1つのビーム又は複数のビームについて同時にサポートされているキャリアのアップリンクキャリアアグリゲーション能力パラメータ又は複数の異なるビーム幅について同時にサポートされているキャリアのキャリアアグリゲーション能力パラメータである。
ある1つの実施形態において、同時にサポートされているキャリアは、同じnumerologyを有するキャリアであるか、又は、同時にサポートされているキャリアは、それぞれ対応するnumerologyを有するキャリアである。
ある1つの実施形態において、同時にサポートされているビームの数は、同じnumerologyを有するグループのキャリアの数であるか、又は、同時にサポートされているビームの数は、それぞれ対応するnumerologyを有するキャリアの数であるか、又は、同時にサポートされているビームの数は、対応するnumerologyを有する1つのキャリアについての数である。
端末デバイスは、図1に示されているシステムの中の端末デバイス103であってもよく、モバイルデバイス、移動局(mobile station)、モバイルユニット(mobile unit)、無線ユニット、リモートユニット、ユーザエージェント、又はモバイルクライアント等として実装されてもよいということを理解することが可能である。
図11に示されている端末デバイスは、この出願のこの実施形態のある1つの実装であるにすぎないということに留意すべきである。実際の適用においては、端末デバイスは、より多くの構成要素又はより少ない構成要素をさらに含んでもよい。このことは、本明細書においては限定されない。
本発明の他の実施形態は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。そのコンピュータ読み取り可能記憶媒体は、プログラムを格納する。プロセッサによってプログラムを実行するときに、この出願における端末デバイスによって示されている方法又はネットワークデバイスによって示されている方法を実装してもよい。
プロセッサによってコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を実行するある特定のプロセスについては、上記の方法の実施形態の中で説明されている方法を参照するべきであるということに留意すべきである。本明細書においては、詳細は説明されない。
本発明のさらに別の実施形態は、さらに、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。そのコンピュータプログラム製品がコンピュータによって実行されるときに、そのコンピュータが上記の方法の実施形態の中で説明されている方法を実行することを可能とする。
コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、上記の複数の実施形態のうちのいずれか1つの中で説明されている、例えば、端末のハードディスク又はメモリ等のその端末の内部記憶ユニットであってもよい。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、代替的に、例えば、コンピュータに装備されているプラグ着脱可能なハードディスク、スマートメディアカード(Smart Media Card, SMC)、セキュアディジタル(Secure Digital, SD)カード、又はフラッシュメモリカード(Flash Card)等のそのコンピュータの外部記憶デバイスであってもよい。さらに、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、代替的に、端末の内部記憶ユニット及び外部記憶デバイスの双方を含んでもよい。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、端末が必要とするプログラム、他のプログラム、及びデータを格納するように構成される。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、さらに、出力されているデータ又は出力されるデータを一時的に格納するように構成されてもよい。
同じ発明概念に基づいて、本発明のこの実施形態によって提供されるコンピュータによって問題を解決する原理は、本発明の方法の実施形態の原理と同様である。したがって、コンピュータの実装については、方法の実装を参照するべきである。簡潔にするために、本明細書においては、詳細は説明されない。
当業者は、関連するハードウェアに命令するプログラムによって、複数の実施形態における方法の複数のプロセスのうちのすべて又は一部を実装してもよいということを理解するであろう。そのプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体の中に格納されていてもよい。そのプログラムが実行されるときに、それらの複数の実施形態における方法の複数のプロセスが実行される。上記の記憶媒体は、磁気ディスク、光ディスク、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory, ROM)、又は、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory, RAM)等であってもよい。
本発明の複数の実施形態によって提供される信号構成方法及び関連するデバイスは、上記で詳細に説明されている。本発明の原理及び実装は、複数の特定の例を使用することによって本明細書の中で説明されている。それらの複数の実施形態に関する説明は、本発明の構成、方法、及び核心的な概念の理解を助けることを意図しているにすぎない。加えて、当業者は、本発明の概念にしたがって、複数の特定の実装及び適用範囲に変更を行ってもよい。以上をまとめると、本明細書の内容は、本発明を限定するものと解釈されるべきではない。