JP2021124265A - refrigerator - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の実施形態は、冷蔵庫に関する。 Embodiments of the present invention relate to refrigerators.
従来、冷蔵庫の野菜室は、引出し式の収容ケースを備えている。収容ケースは、主に野菜や果物等の生鮮食品を収容するためのものであり、容量の観点から概ね矩形の箱状に構成され、底面はほぼ平面状に形成されている。このため、例えば球状の野菜や果物などの生鮮食品を収容ケースに入れた場合、その球状の生鮮食品と収容ケース底面との接触面積が小さくなりがちとなる。そのため、球状の生鮮食品においては、収容ケース底面との接触部分に自重による荷重が集中し、その結果、その接触部分から痛み易くなる。 Traditionally, the vegetable compartment of a refrigerator is equipped with a drawer-type storage case. The storage case is mainly for storing fresh foods such as vegetables and fruits, and is formed in a substantially rectangular box shape from the viewpoint of capacity, and the bottom surface is formed in a substantially flat shape. Therefore, for example, when a fresh food such as a spherical vegetable or fruit is put in a storage case, the contact area between the spherical fresh food and the bottom surface of the storage case tends to be small. Therefore, in the spherical fresh food, the load due to its own weight is concentrated on the contact portion with the bottom surface of the storage case, and as a result, pain is easily caused from the contact portion.
また、収容ケースの素材としては一般的に樹脂が用いられるが、一般的な樹脂は空気よりも熱伝導率が高いことから、接触部分が必要以上に冷却され易くなる。その結果、従来構成の収容ケースに生鮮食品を収容した場合、その生鮮食品は、収容ケース底面との接触部分において低温障害が引き起こされることがあった。 Further, although resin is generally used as the material of the storage case, since the general resin has a higher thermal conductivity than air, the contact portion is easily cooled more than necessary. As a result, when fresh food is stored in a storage case having a conventional structure, the fresh food may cause chilling injury at a portion in contact with the bottom surface of the storage case.
収容物の自重による痛みや低温障害を抑制し、収容物の保存性能を向上した冷蔵庫を提供する。 Provide a refrigerator that suppresses pain and chilling injury due to the weight of the contents and improves the storage performance of the contents.
実施形態の冷蔵庫は、冷蔵庫本体と、前記冷蔵庫本体に設けられた貯蔵室と、前記貯蔵室に引き出し可能に設けられた収容ケースと、前記収容ケースに着脱可能に設けられ収容物を載置可能な載置部材と、を備える。前記載置部材は、前記載置部材を前記収容ケースに着脱可能に支持する枠部と、柔軟性と通気性とを有する部材で形成され、前記枠部に取り付けられて前記収容ケースの底面から離間して設けられ、前記収容物を受ける受け部と、を有する。 The refrigerator of the embodiment includes a refrigerator main body, a storage chamber provided in the refrigerator main body, a storage case provided in the storage chamber so as to be able to be pulled out, and a storage case detachably provided in the storage case on which a storage object can be placed. It is provided with a mounting member. The above-mentioned placement member is formed of a frame portion that detachably supports the above-mentioned placement member in the storage case, and a member having flexibility and breathability, and is attached to the frame portion from the bottom surface of the storage case. It is provided at a distance and has a receiving portion for receiving the contained object.
以下、一実施形態による冷蔵庫について、図面を参照して説明する。
まず、図1を参照して、冷蔵庫10の概略構成について説明する。図1に示すように、冷蔵庫10は、前面が開口した縦長矩形箱状の冷蔵庫本体としての断熱箱体20内に、複数の貯蔵室を有して構成されている。以下の説明では、断熱箱体20の開口側を、冷蔵庫10の前面側とし、開口とは反対側を、冷蔵庫10の背面側とする。また、冷蔵庫10を図1の姿勢で床面に設置した場合における重力方向に対する上下方向を、冷蔵庫10の上下方向とする。また、図1の冷蔵庫10を前側から見た場合における左右方向を、冷蔵庫10の左右方向とする。
Hereinafter, the refrigerator according to one embodiment will be described with reference to the drawings.
First, a schematic configuration of the
図1に示すように、冷蔵庫10は、断熱箱体20を主体として構成されている。断熱箱体20は、前面が開口した断熱性を有する箱体で構成されており、内部に複数の貯蔵室を有している。断熱箱体20は、貯蔵物を貯蔵するための複数の貯蔵室として、例えば冷蔵室11、野菜室12、製氷室13、小冷凍室14、及び冷凍室15を備えている。冷蔵室11、野菜室12は、冷蔵温度帯の貯蔵室である。また、製氷室13、小冷凍室14、及び冷凍室15は、冷凍温度帯の貯蔵室である。
As shown in FIG. 1, the
冷蔵室11は、断熱箱体20の最上部に設けられている。野菜室12は、冷蔵室11の下方に設けられている。製氷室13及び小冷凍室14は、野菜室12の下方にあって、左右に並べて設けられている。冷凍室15は、製氷室13及び小冷凍室14の下方、つまり断熱箱体20の最下部に設けられている。
The refrigerating
冷蔵庫10は、冷蔵室扉111、112、野菜室扉121、製氷室扉131、小冷凍室扉141、及び冷凍室扉151を備えている。冷蔵室扉111、112は、例えば観音開きのヒンジ開閉式の扉であって、冷蔵室11の前側の開口を開閉する。野菜室扉121、製氷室扉131、小冷凍室扉141、及び冷凍室扉151は、いずれも引き出し式であって、それぞれ野菜室12、製氷室13、小冷凍室14、及び冷凍室15の前側の開口を開閉する。
The
断熱箱体20は、背部断熱壁21と、左右の側部断熱壁22と、上部断熱壁23と、底部断熱壁24と、を備える。背部断熱壁21は、断熱箱体20の背面を構成する。左右の側部断熱壁22は、断熱箱体20の左右の側面を構成する。上部断熱壁23は、断熱箱体20の上面を構成する。底部断熱壁24は、断熱箱体20の底面を構成する。断熱箱体20は、更に、図3等に示すように、非断熱仕切り壁25と、断熱仕切り壁26と、を有する。非断熱仕切り壁25は、冷蔵室11と野菜室12とを非断熱的に上下方向に仕切る。断熱仕切り壁26は、野菜室12と製氷室13及び小冷凍室14とを断熱的に上下方向に仕切る。
The heat
図3等に示すように、冷蔵庫本体1は、冷蔵用冷却器27と、送風機28と、冷気ダクト29と、を備える。冷蔵用冷却器27は、冷蔵室11及び野菜室12を冷却するための冷気を生成する機能を有している。送風機28は、野菜室12から取り込んだ空気を冷蔵用冷却器27に送る機能を有する。冷気ダクト29は、断熱箱体20の背面側に設けられ、冷蔵用冷却器27によって生成された冷気を冷蔵室11及び野菜室12に供給するための通路を形成する。具体的には、冷気ダクト29は、冷蔵室11及び野菜室12の背面側に設けられている。そして、冷蔵用冷却器27と、送風機28とは、冷気ダクト29内に設けられている。送風機28は、冷気ダクト29内を流れる空気の流れに関して、冷蔵用冷却器27に対して上流側に設けられている。
As shown in FIG. 3 and the like, the refrigerator main body 1 includes a refrigerating
冷気ダクト29は、戻り口291と、図示しない冷気吹出し口とを備える。戻り口291は、冷気ダクト29の下方の一部を野菜室12に向けて開口して形成され、野菜室12を冷却した空気が図3の矢印Aによって示すように冷気ダクト29に流入する入口となる。冷気ダクト29に流入した空気は、矢印Bによって示すように送風機28によって下流の冷蔵用冷却器27まで運ばれる。冷蔵用冷却器27で冷却された空気は、冷気ダクト29内を通り、図示しない吹出し口から冷蔵室11に流出する。
The
非断熱仕切り壁25は、背面側の左右の両端部に、連通口251を備える。連通口251は、冷蔵室11と野菜室12とを連通して、矢印Cによって示すように冷気が冷蔵室11から野菜室12へと移動することを可能にする。野菜室12に流入した冷気は、野菜室12の内部を冷却し、再び戻り口291から冷気ダクト29へと回収される。
The non-insulated
野菜室12は、図2に示すように、収容ケース30と、載置部材40と、を備える。収容ケース30は、野菜室12に出し入れ可能に構成された引き出し式のケースである。本実施形態の場合、収容ケース30は、野菜室扉121に取り付けられており、野菜室扉121の開閉に連動して出し入れされる。
As shown in FIG. 2, the
図2に示すように、収容ケース30は、上方が開放した容器状に形成され、前面部31と、左右の側面部32と、背面部33と、底面部34と、を備える。前面部31は、収容ケース30の前側の壁部であり、収容ケース30の前面を形成する。側面部32は、収容ケース30の左右の壁部であり、収容ケース30の左右側面を形成する。背面部33は、収容ケース30の後ろ側の壁部であり、収容ケース30の背面を形成する。そして、底面部34は、収容ケース30の底板部であり、収容ケース30の底面を形成する。背面部33は、排気口331を有する。排気口331は、例えば背面部33の上部の一部を切り欠いて形成され、収容ケース30内部と外部とを連通する。収容ケース30は、例えば合成樹脂等で構成されている。
As shown in FIG. 2, the
載置部材40は、収容ケース30に上方から着脱可能に設けられ、野菜や果物などの収容物を載置可能に構成されている。載置部材40は、収容ケース30の上方に着脱可能に設けられており、収容ケース30に対して相対的にスライド可能に構成されている。載置部材40は、前面部41と、背面部42と、左右の側面部43と、受け部44と、を備える。前面部41は、載置部材40の前側の面を構成する。背面部42は、載置部材40の背面側の面を構成する。左右の側面部43は、載置部材40の左右の両側面を構成する。前面部41と、背面部42と、左右の側面部43とは、ともに枠部45を構成する。枠部45は、受け部44を装着可能であり、受け部44を前後左右から支持する。
The mounting
受け部44は、柔軟性と通気性とを有する部材で構成され、収容物を受ける曲面を形成する。この場合、受け部44は、例えば網目状に形成されている。受け部44は、例えばポリエチレンなどの耐寒性の高い合成樹脂等で構成された紐状又はテープ状の部材441を縦横に編み込んで形成したネットであっても良い。ここでいう耐寒性とは、少なくとも野菜室12における冷蔵温度帯においても柔軟性を失わず破断しない性質を指す。
The receiving
受け部44を構成する紐状又はテープ状の部材441の太さ又は幅は、例えば0.5cmから2cmであっても良い。また、隣接する紐状又はテープ状の部材441間の隙間、つまり網目442の大きさは、は、例えば0.5cmから5cmであっても良い。
The thickness or width of the string-shaped or tape-shaped
受け部44は、網目状に形成されているため、柔軟性及び伸縮性を有する。つまり、紐状又はテープ状の部材441同士が固定されておらず相対的に可動であるため、受け部44は例えば重力方向の荷重によって変形可能である。更に、紐状又はテープ状の部材441同士が重なる結節点では固定されていても、結節点間の部材441の実際の長さが結節点間の距離よりも長いために、受け部44全体として柔軟性と伸縮性とを有するように構成しても良い。更にまた、紐状又はテープ状の部材441を構成する合成樹脂自体が、柔軟性又は伸縮性を有していても良い。
Since the receiving
受け部44が柔軟性と伸縮性とを有するため、図7に示すように、載置部材40に収容物を載置した際に、受け部44は収容物の荷重によって変形する。受け部44は、少なくとも部分的に収容物の下部の形状に沿うように変形するため、受け部44は、収容物を一点で支持するのではなく、複数の点又は面で支持する。また、受け部44は、通気性を有する。この場合、受け部44は、網目状に形成されているため、隣接する紐状又はテープ状の部材441間つまり網目442を、空気が通過することができる。
Since the receiving
更に、受け部44は、網目状に形成されているため、材料の密度と比熱が同程度であって同一の水平方向への投射面積を有すると仮定すると、従来例のケースの板状の底部と比較して質量が小さくなる。そのため、受け部44は、従来例のケースの底部よりも熱容量が小さくなる。
Further, since the receiving
図3等に示すように、収容ケース30は、野菜室12の下方に前後方向に移動可能に設けられ、その前面部31が野菜室扉121に取り付けられている。そのため、野菜室扉121が前方に引き出されると、収容ケース30も一緒に前方に引き出される。なお、野菜室扉121をヒンジ回動式の回転扉としても良い。その場合、収容ケース30に取手を設け、下段ケースを直接引き出すことができるようにしても良い。また、収容ケース30は、例えば図示しないスライドレールを介して野菜室12の左右の側壁に取り付けられており、これにより前後方向にスライド可能に構成されている。
As shown in FIG. 3 and the like, the
野菜室12は、固定レール17を備える。固定レール17は、野菜室12の左右の側壁から内方に向かって突出して設けられており、例えば野菜室12の左右の側壁と一体成型されている。固定レール17は、収容ケース30の上方に設けられており、前後方向に延びている。
The
載置部材40は、図2等に示すように、ガイド部46と、被支持部47と、係合部48と、取手49と、を備える。ガイド部46は、枠部45と一体成型され、側面部43から左右に張り出して設けられている。ガイド部46は、固定レール17の上面に接しながら前後方向に移動し、載置部材40の固定レール17に沿った移動を案内する。また、載置部材40は、野菜室12の内部に完全に収納された状態から、所定の位置まで引き出されるまでの間、ガイド部46において、固定レール17を介して、断熱箱体20に支持されている。
As shown in FIG. 2 and the like, the mounting
本実施形態では、ガイド部46は、左右の側面部43にそれぞれ2つ設けられているが、載置部材40が水平方向のバランスを崩さずに支持される態様であれば、ガイド部46の数は問わない。また、本実施形態では、ガイド部46は固定レール17に沿って摺動するが、このような態様に限られず、例えばローラーによって、載置部材40の固定レール17に沿った移動が実現されていても良い。
In the present embodiment, two
被支持部47は、側面部43に設けられており前後方向に延びている。被支持部47は、載置部材40が収容ケース30と共に手前に引き出された場合、収容ケース30に当接する。そのため、載置部材40は、被支持部47を介して、収容ケース30の後述する支持部35に支持される。
The supported
つまり、載置部材40は、野菜室12内部に完全に収納された状態から所定位置に引き出されるまでの間は、ガイド部46が固定レール17に接触しており、これによりガイド部46及び固定レール17を介して断熱箱体20に支持されている。この場合、載置部材40の被支持部47は、収容ケース30の後述する支持部35に接触していない、つまり支持部35から浮いた状態である。また、載置部材40は、収容ケース30と共に所定位置よりも手前側に引き出された状態では、ガイド部46が固定レール17から離れ、被支持部47が収容ケース30によって支持される。
That is, the
係合部48は、載置部材40の左右の側面部43に設けられており、載置部材40の前側に位置している。本実施形態では、係合部48は、前後方向に延びる被支持部47の前端部に設けられている。また、係合部48は、被支持部47の一端部から下方に突出しており、被支持部47と一体に形成されている。
The engaging
取手49は、前面部41の上端部に設けられている。取手49は、前面部41の上端部から前方に突出して設けられており、ユーザが載置部材40を出し入れする際に手を掛けるなどして使用される。
The
収容ケース30は、支持部35と、被係合部36と、目印321と、を備えている。支持部35は、載置部材40が所定位置よりも手前に引き出された状態において、被支持部47を介して載置部材40を支持する。支持部35は、下段ケースの左右の側面部32に設けられている。本実施形態では、支持部35は、収容ケース30の左右の側面部32の上端部に設けられている。被係合部36は、支持部35の前寄りに設けられており、側面部32の上端部に溝を切り欠いて形成されている。本実施形態では、被係合部36は、支持部35の前端部に設けられている。つまり、被係合部36は、載置部材40を設置した場合において、収容ケース30と載置部材40とが完全に収納された状態で、係合部48と係合する位置に設けられている。被係合部36は、係合部48と係合する形状に形成されている。目印321は、例えば側面部32の内側に設けられており、収容ケース30内部に収容できる収容物の最大高さを示している。目印321の高さ位置は、背面部33に設けられた排気口331の切り欠きの高さ位置よりも上方である。本実施形態では、目印321は、前後方向に延びる線を形成している。
The
次に、収容ケース30及び載置部材40を野菜室12から出し入れする際の動作態様について図3〜図5を参照して説明する。図3に示すように載置部材40が収容ケース30に設置され、野菜室12の奥方に位置して野菜室12内に完全に収納されている場合、載置部材40の係合部48は、収容ケース30の被係合部36の内側に入り込んで係合している。この状態から収容ケース30が手前に引き出されると、載置部材40は、係合部48と被係合部36との係合関係によって収容ケース30に引っ張られる。そのため、載置部材40は収容ケース30に連動して一緒に引き出される。
Next, the operation mode when the
載置部材40は、収容ケース30に対して前後方向に相対的に移動することができる。載置部材40の収容ケース30に対する前後方向の移動は、例えば摺動すること、持ち上げて移動すること、又は車輪状の部品を回転させることによって行われる。例えば図4に示すように収容ケース30及び載置部材40が引き出されている状態から、載置部材40は、後方に押し込まれることにより、図5に示すように収容ケース30から独立して後方に移動することができる。この場合、ユーザは、載置部材40の前面部31に設けられた取手49を持ちながら後方やや上方に押し上げることで、係合部48が被係合部36から外れる。これにより、載置部材40は、収容ケース30に対して自由に前後方向に移動できるようになる。
The mounting
次に、図6及び図7も参照して、受け部44について更に説明する。図6に示すように、載置部材40が収容ケース30に設置された状態において、受け部44は、収容ケース30の底面部34から離間している。本実施形態の場合、受け部44の上下方向の位置は、目印321よりも上方である。つまり、受け部44は、収容ケース30に収容できる収容物の最大高さよりも上方に位置する。
Next, the receiving
図7に示すように、載置部材40に収容物が載置された場合、受け部44は、柔軟性と伸縮性を有するため、収容物の重みで変形し、下方に引っ張られる。そのような状態、つまり、垂直方向下向きの荷重がかかった状態において、受け部44は、収容ケース30の底面部34から離間している。つまり、受け部44の最も低い部分の上下方向の位置は、目印321よりも上方である。また、収容ケース30の背面部33に設けられた排気口331の切り欠きの高さ位置よりも上方である。そのため、載置部材40に収容した収容物の重みで受け部44が変形して下方に垂れ下がっても、収容ケース30に収容されている収容物に当たったり載ったりすることが抑制される。また、収容ケース30から独立して載置部材40を前後に摺動させる際に載置部材40に載置されている収容物が背面部33に突き当たって収容物を傷めたり、収容ケース30の移動を阻害したりすることが抑制される。
As shown in FIG. 7, when the contained object is placed on the placed
図6、図7等に矢印で示すように、連通口251から野菜室12に流入した冷気は、載置部材40に流れ込む。そして、冷気は、載置部材40内を冷却した後、図7の矢印Dで示すように通気性を有する受け部44を通過してすなわち受け部44の紐状又はテープ状の部材441と紐状又はテープ状の部材441との間隙である網目442を通過して、下方の収容ケース30に流入する。冷気は、収容ケース30内を冷却した後、矢印Eで示すように収容ケース30の排気口331から収容ケース30の外部に流出する。つまり、連通口251は受け部44よりも上方に設けられており、排気口331は受け部44よりも下方に設けられているため、冷気は、受け部44の上方から載置部材40に流入し、受け部44の下方から収容ケース30の外部に流出する。収容ケース30の外部に流出した空気は、戻り口291から冷気ダクト29に回収される。
As shown by arrows in FIGS. 6 and 7, the cold air flowing into the
冷蔵庫10は、更に図8に示す上段ケース50を有する。上段ケース50は、上方が開放した容器状に形成され、収容ケース30の上方に配置されている。上段ケース50は、収容ケース30に対して相対的に前後方向に移動可能に構成されている。上段ケース50の収容ケース30に対する前後方向の移動は、例えば摺動すること、持ち上げて移動すること、又は車輪状の部品を回転させることによって行われる。上段ケース50は、一部を除いて、載置部材40と概ね同様の構成となっている。上段ケース50は、載置部材40の受け部44に替えて、底部51を有する。底部51は、概ね水平方向に延びる平面を形成する。底部51は、枠部45と一体成型されていても良い。上段ケース50は、合成樹脂等で構成されているため、大きな荷重に対しても耐えることができる。また、底部51は水平方向に延びる平面を形成し、収容物の荷重によって変形しないため、平面を有する収容物、例えば矩形の収容物を積み重ねて収容する際には、隙間なく収容することができ、容量を確保することができる。
The
上段ケース50と載置部材40とは、選択的に使用することができる。すなわち、好みや必要性に応じて、ユーザは収容ケース30と載置部材40と、又は収容ケース30と上段ケース50と、を選択して野菜室12に収容して使用できる。
The
ここで、合成樹脂で構成された剛性のケース内部に球状の生鮮食品つまり曲面形状を有する生鮮食品を収容する場合、ケースの底部は変形しないため、食品が平面上の底部の上を転がってしまう虞れがある。特に、ケースを野菜室から出し入れする際に前後方向に移動した際、球状の生鮮食品が転がってしまうことがある。また、曲面形状を有する食品と底部との接点は比較的少なくなり、例えば食品と底部とが一点で接触することもある。その場合、食品の荷重が一点に集中してしまうため、とりわけ皮が薄い桃やトマトのような食品の場合、接触点において痛みが加速する虞れがある。更に、合成樹脂は空気よりも密度が大きく、一般的に比熱も大きいものが多いため、底部全体の熱容量は同体積の空気の熱容量よりも大きい。また、一般に合成樹脂の方が空気よりも熱伝導率が高い。合成樹脂で構成された板状の底部が一度冷却されると、食品は、食品と底部との接点において、食品と空気との接点においてよりも冷却されやすくなる。その場合、生鮮食品は、冷たくなった底部との接触点において、低温障害を起こす可能性がある。 Here, when a spherical fresh food, that is, a fresh food having a curved surface shape is stored inside a rigid case made of synthetic resin, the bottom of the case is not deformed, so that the food rolls on the bottom on a flat surface. There is a risk. In particular, when the case is moved in the front-rear direction when it is taken in and out of the vegetable compartment, the spherical fresh food may roll. Further, the contact point between the food having a curved surface shape and the bottom portion is relatively small, and for example, the food product and the bottom portion may come into contact with each other at one point. In that case, since the load of the food is concentrated on one point, the pain may be accelerated at the contact point, especially in the case of foods such as peaches and tomatoes having thin skins. Further, since many synthetic resins have a higher density than air and generally have a large specific heat, the heat capacity of the entire bottom is larger than the heat capacity of the same volume of air. In addition, synthetic resin generally has a higher thermal conductivity than air. Once the plate-shaped bottom made of synthetic resin is cooled, the food is more likely to be cooled at the point of contact between the food and the bottom than at the point of contact between the food and the air. In that case, the fresh food may cause chilling injury at the point of contact with the cold bottom.
これに対し、以上説明した実施形態によれば、冷蔵庫10は、冷蔵庫本体である断熱箱体20と、断熱箱体20に設けられた貯蔵室である野菜室12と、野菜室12に引き出し可能に設けられた収容ケース30と、収容ケース30に着脱可能に設けられ収容物を載置可能な載置部材40と、を備える。また載置部材40は、載置部材40を収容ケース30に着脱可能に支持する枠部45と、柔軟性と通気性とを有する部材で形成され、枠部45に取り付けられて収容ケース30の底面から離間して設けられ、収容物を受ける受け部44と、を有する。
On the other hand, according to the embodiment described above, the
これによれば、受け部44は柔軟性を有するため、収容物の荷重によって変形する。そのため、曲面形状の収容物を収容した際に、複数の点又は面で野菜や果物等の収容物の重みを支えることができ、球状の生鮮食品との接触面積が比較的確保しやすい。したがって、収容物の荷重が一点に集中せず、収容物の自重による痛みを抑制することができる。
According to this, since the receiving
更に、受け部44は、網目状に形成されている。そのため、受け部44は、板状に形成された同面積の従来例のケースの底部よりも熱容量が小さい。したがって、受け部44と収容物との接触点又は接触面において、食品が過度に冷却されることが抑制され、食品の低温障害が低減される。したがって、本実施形態によれば、収容物の保存性能を向上した冷蔵庫が提供される。
Further, the receiving
また、受け部44は柔軟性を有するため、収容物の荷重によって変形する。そのため、本実施形態によれば、曲面形状の収容物を収容した際に、収容物が転がってしまうことを抑制できる。
Further, since the receiving
更にまた、受け部44は通気性を有するため、野菜室に流入した冷気は、載置部材40に流入した後、受け部44を通過して収容ケース30に導かれる。そのため、載置部材40が収容ケース30の上方に設けられていても、冷気の通過が妨げられないので、野菜室内を効率的に冷却することができる。
Furthermore, since the receiving
更に、載置部材40は、収容ケース30に対して相対的に前後方向に移動可能に取り付けられる。つまり、載置部材40は、収容ケース30と共に野菜室12から出し入れすることもできるし、収容ケース30から独立して前後方向に移動することもできる。載置部材40は、収容ケース30が引き出されることに連動して、収容ケース30と一体的に引き出される構成とすることができる。この場合、ユーザは、例えば載置部材40の内部の収容物を取り出したい時には収容ケース30と載置部材40とを共に引き出し、収容ケース30の内部の収容物を取り出したい時には、載置部材40を野菜室12に押し戻したり持ち上げたりする等して移動すればよい。
Further, the mounting
また、載置部材40は、収容ケース30が引き出されることに連動せずに、つまり収容ケース30の移動とは独立して移動する構成とすることができる。この場合、ユーザは、収容ケース30の内部の収容物を取り出したい時には、収容ケース30のみを手前に引き出し、例えば載置部材40の内部の収容物を取り出したい時には収容ケース30を手前に引き出した後に載置部材40を手前に引き出したり持ち上げたりする等して移動すればよい。
Further, the mounting
このように、本実施形態によれば、ユーザは、載置部材40をスライドさせることで収容ケース30の上方を開放させることができる。そのため、ユーザは、収容ケース30に収容物を出し入れする際に、載置部材40を収容ケース30からいちいち着脱する必要がないため、ユーザの利便性を損なうことがない。
As described above, according to the present embodiment, the user can open the upper part of the
また、冷蔵庫10は、上部が開口した容器形状に形成され、収容ケース30に対して着脱可能かつ相対的に前後方向に移動可能な上段ケース50を更に備えている。つまり、ユーザは、載置部材40と上段ケース50とを選択的に使用可能である。ユーザは、好みや必要性に応じて、載置部材40又は上段ケース50を使用することができるため、ユーザの利便性が向上する。
Further, the
更に、収容ケース30は、受け部44の下方に設けられて収容ケース30の内部と外部とを連通する排気口331を更に有する。野菜室12に導入された冷気は、受け部44の上方から受け部44を通って収容ケース30内に流入し、その後排気口331から収容ケース30の外部に流出する。これによれば、載置部材40と収容ケース30との内部で冷気の流れがスムーズになる。そのため、野菜室12内にまんべんなく冷気が行き渡りやすくなり、野菜室12に収容した収容物を効率的に冷却することができる。
Further, the
(その他の実施形態)
なお、上記の実施形態において、載置部材40の上方に、さらに別の小型の食品収容用のケースを設け、野菜室12に設ける食品収容用の容器を、収容ケース30と、載置部材40と、小型の食品収容用のケースとの3段構成としても良い。この場合であっても、上述の効果が奏される。
(Other embodiments)
In the above embodiment, another small food storage case is provided above the mounting
また、載置部材40の前面部41と背面部42との間の距離を可変としても良い。その場合、受け部44の水平方向への投射面積が可変となる。例えば、枠部45の一部を構成する側面部43に替えて、紐状又はテープ状の柔軟性を有する部材等で構成された側部を設け、前面部41を前後に移動させることによって、前面部41と背面部42との間の距離を可変としても良い。又は、側面部43を蛇腹式に構成することによって、前面部41と背面部42との間の距離を可変としても良い。この場合、上述の効果に加えて、受け部44の面積すなわち載置部材40の収容面積を可変にできるという効果がある。
Further, the distance between the
更に、図9に示すように、載置部材60を、冷蔵室11に設けても良い。この場合、冷蔵室11は、複数の棚板18と、複数の保持部材19と、を備える。棚板18は板状に形成され、食品などの収容物を支持する機能を有する。保持部材19は、冷蔵室11の左右の側壁113に設けられ、棚板18を左右から支えて水平方向に維持する。そして、複数の棚板18のうちの一部と載置部材60とを、選択的に使用可能としても良い。載置部材60は、左右1対の枠部61と、受け部62とを備える。枠部61は、保持部材19に保持されて、載置部材60を概ね水平方向に維持する。受け部62は、柔軟性と通気性とを有する部材で形成され、枠部61に取り付けられて、収容物を受ける。受け部62は、冷蔵室11の底面から離間して設けられている。具体的には、受け部62は、載置部材60の下方にある棚板18から離間して設けられている。
Further, as shown in FIG. 9, the mounting
この実施形態によれば、冷蔵庫10は、冷蔵庫本体である断熱箱体20と、断熱箱体20に設けられた貯蔵室である冷蔵室11と、冷蔵室11に着脱可能に設けられ収容物を載置可能な載置部材60と、を備える。載置部材60は、載置部材60を着脱可能に支持する枠部61と、柔軟性と通気性とを有する部材で形成され、枠部61に取り付けられて冷蔵室11の底面から離間して設けられ、収容物を受ける受け部62と、を有する。
According to this embodiment, the
冷蔵室11の背面壁114には、冷気ダクト29から矢印Fで示すように冷気が流入する、吹出し口292が複数設けられている。受け部62は、少なくとも1つの吹出し口292よりも下方に位置する。そのため、吹出し口292から冷蔵室11内に流入した冷気は、受け部62を通過して、下方に移動する。したがって、載置部材60に載置された収容物や、載置部材60の下方に収容された収容物を効率的に冷却することができる。
The
なお、図面は上記の説明と併せて参照したときに分かりやすくなるように描いてあり、そのため必ずしも一定の縮尺や正確な角度によって表されたものではない。 It should be noted that the drawings are drawn so as to be easy to understand when referred to together with the above description, and therefore are not necessarily represented by a constant scale or an accurate angle.
以上、本発明の一実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。 Although one embodiment of the present invention has been described above, this embodiment is presented as an example and is not intended to limit the scope of the invention. This novel embodiment can be implemented in various other embodiments, and various omissions, replacements, and changes can be made without departing from the gist of the invention. These embodiments and modifications thereof are included in the scope and gist of the invention, and are also included in the scope of the invention described in the claims and the equivalent scope thereof.
図面中、10は冷蔵庫、20は断熱箱体、11は冷蔵室(貯蔵室)、12は野菜室(貯蔵室)、13は製氷室、14は小冷凍室、15は冷凍室、30は収容ケース、40は載置部材、44は受け部、45は枠部、50は上段ケース、60は載置部材、61は枠部、62は受け部、を示す。 In the drawing, 10 is a refrigerator, 20 is a heat insulating box, 11 is a refrigerating room (storage room), 12 is a vegetable room (storage room), 13 is an ice making room, 14 is a small freezing room, 15 is a freezing room, and 30 is a storage room. Case, 40 is a mounting member, 44 is a receiving portion, 45 is a frame portion, 50 is an upper case, 60 is a mounting member, 61 is a frame portion, and 62 is a receiving portion.
Claims (5)
前記冷蔵庫本体に設けられた貯蔵室と、
前記貯蔵室に引き出し可能に設けられた収容ケースと、
前記収容ケースに着脱可能に設けられ収容物を載置可能な載置部材と、を備え、
前記載置部材は、
前記載置部材を前記収容ケースに着脱可能に支持する枠部と、
柔軟性と通気性とを有する部材で形成され、前記枠部に取り付けられて前記収容ケースの底面から離間して設けられ、前記収容物を受ける受け部と、を有する
冷蔵庫。 Refrigerator body and
The storage room provided in the refrigerator body and
A storage case provided in the storage room so that it can be pulled out,
A mounting member that is detachably provided in the storage case and on which a stored object can be mounted is provided.
The above-mentioned placing member is
A frame portion that detachably supports the above-mentioned placing member in the storage case, and
A refrigerator which is made of a member having flexibility and breathability, is attached to the frame portion, is provided apart from the bottom surface of the storage case, and has a receiving portion for receiving the stored object.
前記貯蔵室に導入された冷気は、前記受け部の上方から前記受け部を通って前記収容ケース内に流入し、その後前記排気口から前記収容ケースの外部に流出する
請求項1から3のいずれか一項に記載の冷蔵庫。 The accommodating case is further provided below the receiving portion and further has an exhaust port for communicating the inside and the outside of the accommodating case.
Any of claims 1 to 3, wherein the cold air introduced into the storage chamber flows into the storage case from above the receiving portion through the receiving portion, and then flows out from the exhaust port to the outside of the storage case. The refrigerator described in item 1.
前記冷蔵庫本体に設けられた貯蔵室と、
前記貯蔵室に着脱可能に設けられ収容物を載置可能な載置部材と、を備え、
前記載置部材は、
前記載置部材を着脱可能に支持する枠部と、
柔軟性と通気性とを有する部材で形成され、前記枠部に取り付けられて前記貯蔵室の底面から離間して設けられ、前記収容物を受ける受け部と、を有する
冷蔵庫。 Refrigerator body and
The storage room provided in the refrigerator body and
A mounting member that is detachably provided in the storage chamber and on which an contained object can be mounted is provided.
The above-mentioned placing member is
A frame that detachably supports the above-mentioned placing member,
A refrigerator which is made of a member having flexibility and breathability, is attached to the frame portion, is provided apart from the bottom surface of the storage chamber, and has a receiving portion for receiving the container.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020019606A JP2021124265A (en) | 2020-02-07 | 2020-02-07 | refrigerator |
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JP2020019606A JP2021124265A (en) | 2020-02-07 | 2020-02-07 | refrigerator |
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Family Applications (1)
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2020
- 2020-02-07 JP JP2020019606A patent/JP2021124265A/en active Pending
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