JP2021106302A - Communication device - Google Patents
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Abstract
Description
本開示は、通信装置に関する。 The present disclosure relates to communication devices.
将来の自動運転の実現のため、近年、車載通信(V2X通信)への期待が高まってきている。V2X通信とは、Vehicle to X通信の略であり、車と“何か”が通信を行うシステムである。ここでの“何か”の例として、車両(Vehicle)、設備(Infrastructure)、ネットワーク(Network)、及び歩行者(Pedestrian)等が挙げられる(V2V、V2I、V2N、及びV2P)。例えば、特許文献1には、V2X通信に関する技術の一例が開示されている。
In recent years, expectations for in-vehicle communication (V2X communication) have been increasing for the realization of autonomous driving in the future. V2X communication is an abbreviation for Vehicle to X communication, and is a system in which "something" communicates with a car. Examples of "something" here include vehicles, infrastructure, networks, pedestrians, etc. (V2V, V2I, V2N, and V2P). For example,
また、車用の無線通信としては、これまで主に、802.11pベースのDSRC(Dedicated Short Range Communication)の開発が進められてきたが、近年になり、LTEベースの車載通信である“LTE−based V2X”の標準規格化が行われた。LTEベースのV2X通信では、基本的なセーフティメッセージ等のやり取りなどがサポートされている。 In addition, as wireless communication for automobiles, the development of DSRC (Dedicated Short Range Communication) based on 802.11p has been mainly promoted, but in recent years, LTE-based in-vehicle communication "LTE-" has been promoted. The standardization of "based V2X" has been carried out. In LTE-based V2X communication, the exchange of basic safety messages and the like is supported.
また、さらなるV2X通信の改善を目指し、近年5G技術(NR:New Radio)を用いたNR V2X通信の検討が行われている。NR V2X通信では、これまでLTEベースのV2Xではサポートできなかったような、高信頼性、低遅延、高速通信、ハイキャパシティを必要とする新たなユースケースをサポートする。 Further, with the aim of further improving V2X communication, NR V2X communication using 5G technology (NR: New Radio) has been studied in recent years. NR V2X communication supports new use cases that require high reliability, low latency, high-speed communication, and high capacity, which could not be supported by LTE-based V2X so far.
一方で、ユースケースに応じて要求される仕様が多様化されることで、トラフィックに含まれるジッタ成分に応じたパケットの送信タイミングのばらつきや、伝送されるパケットのサイズの変動等が生じるような状況が想定され得る。 On the other hand, as the required specifications are diversified according to the use case, the transmission timing of the packet may vary depending on the jitter component contained in the traffic, and the size of the transmitted packet may vary. The situation can be assumed.
そこで、本開示では、V2X通信を初めとした装置間通信においてより柔軟なリソースの割り当てを可能とする技術を提案する。 Therefore, the present disclosure proposes a technique that enables more flexible resource allocation in inter-device communication such as V2X communication.
本開示によれば、無線通信を行う通信部と、装置間通信により他の端末装置に周期的にパケットを送信するための条件に関する第1の情報を基地局に通知する通知部と、前記第1の情報の通知後に、前記周期的なパケットの送信に利用可能に割り当てられた送信リソースに関する第2の情報を前記基地局から取得する取得部と、前記第2の情報に基づき、前記周期的なパケットの送信に利用するリソースを選択する制御部と、を備える、通信装置が提供される。 According to the present disclosure, a communication unit that performs wireless communication, a notification unit that notifies a base station of first information regarding conditions for periodically transmitting a packet to another terminal device by inter-device communication, and the above-mentioned first. After the notification of the information of 1, the acquisition unit that acquires the second information about the transmission resource available for transmission of the periodic packet from the base station, and the periodic based on the second information. A communication device is provided that includes a control unit that selects resources to be used for transmitting various packets.
また、本開示によれば、無線通信を行う通信部と、装置間通信による他の端末装置への周期的なパケットの送信に利用するために割り当てられた第1のリソースに関する情報と、送信予定の前記パケットに関する情報と、に応じて、前記第1のリソースとは異なる第2のリソースを取得する制御部と、を備える、通信装置が提供される。 Further, according to the present disclosure, information on a communication unit that performs wireless communication and a first resource allocated to be used for transmitting a periodic packet to another terminal device by inter-device communication, and a transmission schedule. A communication device is provided that includes information about the packet, and a control unit that acquires a second resource different from the first resource according to the information.
以上説明したように本開示によれば、V2X通信を初めとした装置間通信においてより柔軟なリソースの割り当てを可能とする技術が提供される。 As described above, according to the present disclosure, there is provided a technique that enables more flexible resource allocation in inter-device communication such as V2X communication.
なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。 It should be noted that the above effects are not necessarily limited, and either in combination with or in place of the above effects, any of the effects shown herein, or any other effect that can be grasped from this specification. May be played.
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。 Preferred embodiments of the present disclosure will be described in detail below with reference to the accompanying drawings. In the present specification and the drawings, components having substantially the same functional configuration are designated by the same reference numerals, so that duplicate description will be omitted.
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.構成例
1.1.システム構成の一例
1.2.基地局の構成例
1.3.端末装置の構成例
2.V2X通信
3.V2X通信におけるリソース割り当てに関する検討
4.技術的特長
4.1.Proactive型のリソース割り当て
4.2.Reactive型のリソース割り当て
4.3.変形例
5.応用例
5.1.基地局に関する応用例
5.2.端末装置に関する応用例
6.むすび
The explanations will be given in the following order.
1. 1. Configuration example 1.1. An example of system configuration 1.2. Base station configuration example 1.3. Configuration example of
<<1.構成例>>
<1.1.システム構成の一例>
まず、図1を参照して、本開示の一実施形態に係るシステム1の概略的な構成の一例について説明する。図1は、本開示の一実施形態に係るシステム1の概略的な構成の一例について説明するための説明図である。図1に示すように、システム1は、無線通信装置100と、端末装置200とを含む。ここでは、端末装置200は、ユーザとも呼ばれる。当該ユーザは、UEとも呼ばれ得る。無線通信装置100Cは、UE−Relayとも呼ばれる。ここでのUEは、LTE又はLTE−Aにおいて定義されているUEであってもよく、UE−Relayは、3GPPで議論されているProse UE to Network Relayであってもよく、より一般的に通信機器を意味してもよい。
<< 1. Configuration example >>
<1.1. Example of system configuration>
First, with reference to FIG. 1, an example of a schematic configuration of the
(1)無線通信装置100
無線通信装置100は、配下の装置に無線通信サービスを提供する装置である。例えば、無線通信装置100Aは、セルラーシステム(又は移動体通信システム)の基地局である。基地局100Aは、基地局100Aのセル10Aの内部に位置する装置(例えば、端末装置200A)との無線通信を行う。例えば、基地局100Aは、端末装置200Aへのダウンリンク信号を送信し、端末装置200Aからのアップリンク信号を受信する。
(1)
The
基地局100Aは、他の基地局と例えばX2インタフェースにより論理的に接続されており、制御情報等の送受信が可能である。また、基地局100Aは、所謂コアネットワーク(図示を省略する)と例えばS1インタフェースにより論理的に接続されており、制御情報等の送受信が可能である。なお、これらの装置間の通信は、物理的には多様な装置により中継され得る。
The
ここで、図1に示した無線通信装置100Aは、マクロセル基地局であり、セル10Aはマクロセルである。一方で、無線通信装置100B及び100Cは、スモールセル10B及び10Cをそれぞれ運用するマスタデバイスである。一例として、マスタデバイス100Bは、固定的に設置されるスモールセル基地局である。スモールセル基地局100Bは、マクロセル基地局100Aとの間で無線バックホールリンクを、スモールセル10B内の1つ以上の端末装置(例えば、端末装置200B)との間でアクセスリンクをそれぞれ確立する。なお、無線通信装置100Bは、3GPPで定義されるリレーノードであってもよい。マスタデバイス100Cは、ダイナミックAP(アクセスポイント)である。ダイナミックAP100Cは、スモールセル10Cを動的に運用する移動デバイスである。ダイナミックAP100Cは、マクロセル基地局100Aとの間で無線バックホールリンクを、スモールセル10C内の1つ以上の端末装置(例えば、端末装置200C)との間でアクセスリンクをそれぞれ確立する。ダイナミックAP100Cは、例えば、基地局又は無線アクセスポイントとして動作可能なハードウェア又はソフトウェアが搭載された端末装置であってよい。この場合のスモールセル10Cは、動的に形成される局所的なネットワーク(Localized Network/Virtual Cell)である。
Here, the
セル10Aは、例えば、LTE、LTE−A(LTE−Advanced)、LTE−ADVANCED PRO、GSM(登録商標)、UMTS、W−CDMA、CDMA2000、WiMAX、WiMAX2又はIEEE802.16などの任意の無線通信方式に従って運用されてよい。
なお、スモールセルは、マクロセルと重複して又は重複せずに配置される、マクロセルよりも小さい様々な種類のセル(例えば、フェムトセル、ナノセル、ピコセル及びマイクロセルなど)を含み得る概念である。ある例では、スモールセルは、専用の基地局によって運用される。別の例では、スモールセルは、マスタデバイスとなる端末がスモールセル基地局として一時的に動作することにより運用される。いわゆるリレーノードもまた、スモールセル基地局の一形態であると見なすことができる。リレーノードの親局として機能する無線通信装置は、ドナー基地局とも称される。ドナー基地局は、LTEにおけるDeNBを意味してもよく、より一般的にリレーノードの親局を意味してもよい。 The small cell is a concept that can include various types of cells smaller than the macro cell (for example, femtocell, nanocell, picocell, microcell, etc.) that are arranged so as to overlap or do not overlap with the macrocell. In one example, the small cell is operated by a dedicated base station. In another example, the small cell is operated by the terminal serving as a master device temporarily operating as a small cell base station. So-called relay nodes can also be considered as a form of small cell base station. A wireless communication device that functions as a master station of a relay node is also called a donor base station. The donor base station may mean DeNB in LTE, or more generally the master station of the relay node.
(2)端末装置200
端末装置200は、セルラーシステム(又は移動体通信システム)において通信可能である。端末装置200は、セルラーシステムの無線通信装置(例えば、基地局100A、マスタデバイス100B又は100C)との無線通信を行う。例えば、端末装置200Aは、基地局100Aからのダウンリンク信号を受信し、基地局100Aへのアップリンク信号を送信する。
(2)
The
また、端末装置200としては、所謂UEのみに限らず、例えば、MTC端末、eMTC(Enhanced MTC)端末、及びNB−IoT端末等のような所謂ローコスト端末(Low cost UE)が適用されてもよい。また、RSU(Road Side Unit)のようなインフラストラクチャ端末やCPE(Customer Premises Equipment)のような端末が適用されてもよい。
Further, the
(3)補足
以上、システム1の概略的な構成を示したが、本技術は図1に示した例に限定されない。例えば、システム1の構成として、マスタデバイスを含まない構成、SCE(Small Cell Enhancement)、HetNet(Heterogeneous Network)、MTCネットワーク等が採用され得る。またシステム1の構成の、他の一例として、マスタデバイスがスモールセルに接続し、スモールセルの配下でセルを構築してもよい。
(3) Supplement Although the schematic configuration of the
<1.2.基地局の構成例>
次いで、図2を参照して、本開示の一実施形態に係る基地局100の構成を説明する。図2は、本開示の一実施形態に係る基地局100の構成の一例を示すブロック図である。図2を参照すると、基地局100は、アンテナ部110と、無線通信部120と、ネットワーク通信部130と、記憶部140と、制御部150とを含む。
<1.2. Base station configuration example>
Next, the configuration of the
(1)アンテナ部110
アンテナ部110は、無線通信部120により出力される信号を電波として空間に放射する。また、アンテナ部110は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を無線通信部120へ出力する。
(1)
The
(2)無線通信部120
無線通信部120は、信号を送受信する。例えば、無線通信部120は、端末装置へのダウンリンク信号を送信し、端末装置からのアップリンク信号を受信する。
(2)
The
(3)ネットワーク通信部130
ネットワーク通信部130は、情報を送受信する。例えば、ネットワーク通信部130は、他のノードへの情報を送信し、他のノードからの情報を受信する。例えば、上記他のノードは、他の基地局及びコアネットワークノードを含む。
(3)
The
なお、前述したように、本実施形態に係るシステム1においては、端末装置がリレー端末として動作し、リモート端末と基地局との間の通信を中継する場合がある。このような場合には、例えば、当該リレー端末に相当する無線通信装置100Cは、ネットワーク通信部130を備えていなくてもよい。
As described above, in the
(4)記憶部140
記憶部140は、基地局100の動作のためのプログラム及び様々なデータを一時的に又は恒久的に記憶する。
(4)
The
(5)制御部150
制御部150は、基地局100の様々な機能を提供する。制御部150は、通信制御部151と、情報取得部153と、通知部155とを含む。なお、制御部150は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、制御部150は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
(5)
The
通信制御部151は、無線通信部120を介した端末装置200との間の無線通信の制御に係る各種処理を実行する。例えば、通信制御部151は、端末装置200がパケットの送信に利用するリソースを割り当ててもよい。また、このとき通信制御部151は、端末装置200による定期的なパケットの送信を見越して、当該定期的なパケットの送信に利用可能なリソースを予約してもよい。具体的には、通信制御部151は、直近で端末装置200がパケットの送信に利用するリソースに加えて、当該送信以降の他の送信タイミングにおけるパケットの送信に利用可能なリソースをあらかじめ割り当ててもよい。このとき、通信制御部151は、所定の条件に基づき、リソースを予約する範囲を制御してもよい。
The
また、通信制御部151は、ネットワーク通信部130を介した他のノード(例えば、他の基地局やコアネットワークノード等)との間の通信の制御に係る各種処理を実行する。
In addition, the
情報取得部153は、端末装置200や他のノードから各種情報を取得する。具体的な一例として、通信制御部151は、端末装置200から、当該端末装置200による他の端末装置200への定期的なパケットの送信に関する情報(例えば、定期的なパケットの送信条件に関する情報)を取得してもよい。取得された当該情報は、例えば、端末装置200との間の無線通信の制御や、他のノードとの連携に係る制御等に利用されてもよい。
The
通知部155は、端末装置200や他のノードに各種情報を通知する。具体的な一例として、通知部155は、セル内の端末装置が基地局と無線通信を行うための各種情報を当該端末装置に通知してもよい。また、他の一例として、通知部155は、セル内の端末装置から取得した情報を、他のノード(例えば、他の基地局)に通知してもよい。
The
<1.3.端末装置の構成例>
次に、図3を参照して、本開示の実施形態に係る端末装置200の構成の一例を説明する。図3は、本開示の実施形態に係る端末装置200の構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、端末装置200は、アンテナ部210と、無線通信部220と、記憶部230と、制御部240とを含む。
<1.3. Terminal device configuration example>
Next, an example of the configuration of the
(1)アンテナ部210
アンテナ部210は、無線通信部220により出力される信号を電波として空間に放射する。また、アンテナ部210は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を無線通信部220へ出力する。
(1)
The
(2)無線通信部220
無線通信部220は、信号を送受信する。例えば、無線通信部220は、基地局からのダウンリンク信号を受信し、基地局へのアップリンク信号を送信する。
(2)
The
また、本実施形態に係るシステム1においては、端末装置200が、他の端末装置200と基地局100を介さずに直接通信を行う場合がある。この場合には、無線通信部220は、他の端末装置200との間でサイドリンク信号を送受信してもよい。
Further, in the
(3)記憶部230
記憶部230は、端末装置200の動作のためのプログラム及び様々なデータを一時的に又は恒久的に記憶する。
(3)
The
(4)制御部240
制御部240は、端末装置200の様々な機能を提供する。例えば、制御部240は、通信制御部241と、情報取得部243と、判定部245と、通知部247とを含む。なお、制御部240は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、制御部240は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
(4)
The
通信制御部241は、無線通信部220を介した基地局100や他の端末装置200との間の無線通信の制御に係る各種処理を実行する。例えば、通信制御部241は、基地局100により予約されたリソースのうち一部のリソースを選択し、選択した当該リソースを利用してパケットが送信されるように制御してもよい。
The
情報取得部243は、基地局100や他の端末装置200から各種情報を取得する。具体的な一例として、情報取得部243は、他の端末装置200との通信に利用するリソースを選択するための各種情報を、基地局100や他の端末装置200から取得してもよい。より具体的な一例として、情報取得部243は、基地局100により予約されたリソースに関する情報を当該基地局100から取得してもよい。
The
判定部245は、各種判定に係る処理を実行する。例えば、判定部245は、基地局100や他の端末装置200から取得された情報に基づき、所定の判定を行ってもよい。より具体的な一例として、判定部245は、基地局100により予約されたリソースを利用して、送信対象となるパケットを送信可能か否かについて判定を行ってもよい。また、判定部245は、パケットの送信に対して基地局100により予約されたリソースを利用することが困難な場合に、当該パケットの送信に利用するリソースの選択に係る判定を行ってもよい。
The
通知部247は、基地局100や他の端末装置200に各種情報を通知する。具体的な一例として、パケットの送信に利用するために予約したリソースに関する情報を、他の端末装置200に通知してもよい。
The
<<2.V2X通信>>
続いて、V2X通信について概要を説明する。V2X通信とは、Vehicle to X通信の略であり、車と“何か”が通信を行うシステムである。例えば、図4は、V2X通信の概要について示した図である。ここでの“何か”の例としては、例えば、図4に示すように、車両(Vehicle)、設備(Infrastructure)、ネットワーク(Network)、及び歩行者(Pedestrian)等が挙げられる(V2V、V2I、V2N、及びV2P)。
<< 2. V2X communication >>
Subsequently, the outline of V2X communication will be described. V2X communication is an abbreviation for Vehicle to X communication, and is a system in which "something" communicates with a car. For example, FIG. 4 is a diagram showing an outline of V2X communication. Examples of "something" here include vehicles (Vehicle), equipment (Infrastructure), networks (Network), pedestrians (Pedestrian), and the like (V2V, V2I), as shown in FIG. , V2N, and V2P).
(V2X通信の全体像)
また、図5は、V2X通信の全体像の一例について説明するための説明図である。図5に示す例では、クラウドサーバとしてV2Xのアプリケーションサーバ(APPサーバ)が保有され、当該アプリケーションサーバにより、コアネットワーク側でV2X通信の制御が実施される。基地局は、端末装置とのUuリンクの通信を行う一方で、V2V通信やV2P通信等の直接通信の通信制御を実施する。また、基地局の他に、路肩のインフラストラクチャ(Infrastructure)としてRSU(Road Side Unit)が配置される。RSUとしては、基地局型のRSUと、UE型のRSUと、の二つが考えられる。RSUにおいてはV2Xアプリケーション(V2X APP)の提供やデータリレー等のサポートが行われる。
(Overview of V2X communication)
Further, FIG. 5 is an explanatory diagram for explaining an example of the overall image of V2X communication. In the example shown in FIG. 5, a V2X application server (APP server) is held as a cloud server, and the application server controls V2X communication on the core network side. The base station performs Uu-link communication with the terminal device, while performing communication control of direct communication such as V2V communication and V2P communication. In addition to the base station, an RSU (Road Side Unit) is arranged as a roadside infrastructure. There are two possible RSUs, a base station type RSU and a UE type RSU. In RSU, V2X application (V2X APP) is provided and support such as data relay is provided.
(V2X通信のユースケース)
自動車向けの無線通信としては、これまで主に、802.11pベースのDSRC(Dedicated Short Range Communication)の開発が進められてきたが、近年になり、LTEベースの車載通信である“LTE-based V2X(LTEベースのV2X通信)”の標準規格化が行われた。LTEベースのV2X通信では、基本的なセーフティメッセージ等のやり取りなどがサポートされている。一方で、さらなるV2X通信の改善をめざし、近年5G技術(NR:New Radio)を用いたNR V2X通信の検討が行われている。例えば、図6は、V2X通信のユースケースの一例を示した図である。
(V2X communication use case)
As wireless communication for automobiles, the development of DSRC (Dedicated Short Range Communication) based on 802.11p has been mainly promoted, but in recent years, LTE-based in-vehicle communication "LTE-based V2X" has been promoted. (LTE-based V2X communication) ”has been standardized. In LTE-based V2X communication, the exchange of basic safety messages and the like is supported. On the other hand, with the aim of further improving V2X communication, NR V2X communication using 5G technology (NR: New Radio) has been studied in recent years. For example, FIG. 6 is a diagram showing an example of a use case of V2X communication.
NR V2X通信では、これまでLTEベースのV2Xではサポートが困難であったような、高信頼性、低遅延、高速通信、ハイキャパシティを必要とする新たなユースケースがサポートされる。具体的な一例として、図6に示す例のうち、例えば、ダイナミックマップの提供やリモートドライビング等が挙げられる。また、この他にも、車車間や路車間でセンサデータのやり取りを行うようなセンサデータシェアリングや、隊列走行向けのプラトゥーニングユースケースが挙げられる。このようなNR V2X通信のユースケース及び要求事項については、3GPP TR22.886において規定されている。参考として、以下にユースケースの一例について概要を説明する。 NR V2X communication supports new use cases that require high reliability, low latency, high speed communication, and high capacity, which were previously difficult to support with LTE-based V2X. As a specific example, among the examples shown in FIG. 6, for example, provision of a dynamic map, remote driving, and the like can be mentioned. In addition to this, there are sensor data sharing in which sensor data is exchanged between vehicles and road vehicles, and plateoning use cases for platooning. Use cases and requirements for such NR V2X communication are specified in 3GPP TR22.886. For reference, an outline of an example of a use case will be described below.
(1)Vehicles Platoonning
複数の車両が隊列となり、同じ方向に走行する、隊列走行のユースケースであり、隊列走行を主導する車と他の車との間で隊列走行を制御するための情報のやり取りが行われる。これらの情報のやりとりにより、例えば、隊列走行の車間距離をより詰めることが可能となる。
(1) Vehicles Platoonning
This is a use case of platooning in which a plurality of vehicles form a platoon and travel in the same direction, and information is exchanged between the vehicle leading the platooning and another vehicle to control the platooning. By exchanging such information, for example, it becomes possible to further reduce the inter-vehicle distance of platooning.
(2)Extended Sensors
センサ関連の情報(データ処理前のRawデータや、処理後のデータ)を車車間等において交換可能とするユースケースである。センサ情報は、ローカルセンサ、ライブビデオイメージ(例えば、周辺の車両、RSU、及び歩行者との間のライブビデオイメージ)、及びV2Xアプリケーションサーバ等を通して集められる。車両はこれらの情報交換により、自身のセンサ情報では得られない情報を入手することが可能となり、より広範囲の環境を認知/認識することが可能となる。なお、本ユースケースでは、多くの情報を交換する必要があるため、通信には高いデータレートが求められる。
(2) Extended Sensors
This is a use case in which sensor-related information (raw data before data processing and data after processing) can be exchanged between vehicles. Sensor information is collected through local sensors, live video images (eg, live video images between surrounding vehicles, RSUs, and pedestrians), V2X application servers, and the like. By exchanging these information, the vehicle can obtain information that cannot be obtained by its own sensor information, and can recognize / recognize a wider range of environments. In this use case, since it is necessary to exchange a lot of information, a high data rate is required for communication.
(3)Advanced Driving
準自動走行や、完全自動走行を可能とするユースケースである。本ユースケースでは、RSUが自身のセンサ等から得られた認知/認識情報を周辺車両へとシェアすることで、それぞれの車両が、軌道や操作を他の車両と同期、協調しながら調整することができる。また、それぞれの車両は、ドライビングの意図や意思を周辺車両とシェアすることも可能となる。
(3) Advanced Driving
This is a use case that enables semi-automatic driving and fully automatic driving. In this use case, the RSU shares the cognitive / recognition information obtained from its own sensors, etc. with the surrounding vehicles, so that each vehicle adjusts the track and operation in synchronization with and cooperates with other vehicles. Can be done. In addition, each vehicle can share the intention and intention of driving with neighboring vehicles.
(4)Remote Driving
遠隔操縦者やV2Xアプリケーションに遠隔操縦させるユースケースである。遠隔操作は、運転を行うことが困難な人に替わって他者が運転を行う場合や、危険地域での車両の操作等に用いられる。ルートや走行する道がある程度決まっているような公共交通機関に対しては、例えば、クラウドおピューティングベースの操縦を適用することも可能である。本ユースケースでは、高い信頼性と低い伝送遅延が通信に求められる。
(4) Remote Driving
This is a use case for remote control and V2X applications. Remote control is used when another person drives in place of a person who has difficulty driving, or when operating a vehicle in a dangerous area. For public transportation, where the route and the road to travel are fixed to some extent, for example, cloud-puting-based maneuvering can be applied. In this use case, communication is required to have high reliability and low transmission delay.
(物理レイヤエンハンスメント)
上述した要求事項を達成するためには、LTE V2Xから物理レイヤのさらなるエンハンスメントが必要となる。対象となるリンクは、UuリンクやPC5リンク(サイドリンク)が挙げられる。Uuリンクは、基地局やRSU(Road Side Unit)等のインフラストラクチャと、端末装置との間のリンクである。また、PC5リンク(サイドリンク)は、端末装置間のリンクである。主なエンハンスメントのポイントを以下に示す。
(Physical layer enhancement)
Further enhancement of the physical layer from LTE V2X is required to achieve the above requirements. Target links include Uu links and PC5 links (side links). A Uu link is a link between an infrastructure such as a base station or RSU (Road Side Unit) and a terminal device. The PC5 link (side link) is a link between terminal devices. The main points of enhancement are shown below.
エンハンスメントの一例としては、以下が挙げられる。
・チャネルフォーマット
・サイドリンクフィードバック通信
・サイドリンクリソース割り当て方式
・車両位置情報推定技術
・端末間リレー通信
・ユニキャスト通信、マルチキャスト通信のサポート
・マルチキャリア通信、キャリアアグリゲーション
・MIMO/ビームフォーミング
・高周波周波数対応(例:6GHz以上)
…等
Examples of enhancements include:
・ Channel format ・ Side link feedback communication ・ Side link resource allocation method ・ Vehicle position information estimation technology ・ Terminal-to-terminal relay communication ・ Unicast communication, multicast communication support ・ Multicarrier communication, carrier aggregation ・ MIMO / beamforming ・ High frequency frequency support (Example: 6 GHz or higher)
…etc
また、チャネルフォーマットとしては、例えば、Flexible numerology、short TTI(Transmission Time Interval)、マルチアンテナ対応、及びWaveform等が挙げられる。また、サイドリンクフィードバック通信としては、例えば、HARQ、CSI(Channel Status Information)等が挙げられる。 Examples of the channel format include Flexible numerology, short TTI (Transmission Time Interval), multi-antenna support, and Waveform. Further, examples of the side link feedback communication include HARQ, CSI (Channel Status Information) and the like.
(V2Xオペレーションシナリオ)
以下に、V2Xの通信オペレーションシナリオの一例について述べる。V2N通信においては、基地局−端末装置間のDL/UL通信のみでシンプルであった。これに対して、V2V通信では、多様な通信経路が考えられる。以降では、主にV2V通信の例に着目して、各シナリオの説明を行うが、V2PやV2Iについても同様の通信オペレーションを適用可能である。なお、V2PやV2Iにおいては、通信先がPedestrianやRSUとなる。
(V2X operation scenario)
An example of the V2X communication operation scenario will be described below. In V2N communication, only DL / UL communication between the base station and the terminal device was simple. On the other hand, in V2V communication, various communication paths can be considered. In the following, each scenario will be described mainly focusing on the example of V2V communication, but the same communication operation can be applied to V2P and V2I. In V2P and V2I, the communication destination is Pedestrian or RSU.
例えば、図7〜図12は、V2Xオペレーションシナリオの一例について説明するための説明図である。具体的には、図7は、車両同士が基地局(E−UTRAN)を介さずに直接通信を行うシナリオを示している。図8は、車両同士が基地局を介して通信を行うシナリオを示している。図9及び図10は、車両同士が端末装置(UE、ここではRSU)及び基地局を介して通信を行うシナリオを示している。図11及び図12は、車両同士が端末装置(UE、ここではRSUや他の車両)を介して通信を行うシナリオを示している。 For example, FIGS. 7 to 12 are explanatory diagrams for explaining an example of a V2X operation scenario. Specifically, FIG. 7 shows a scenario in which vehicles directly communicate with each other without going through a base station (E-UTRAN). FIG. 8 shows a scenario in which vehicles communicate with each other via a base station. 9 and 10 show a scenario in which vehicles communicate with each other via a terminal device (UE, here RSU) and a base station. 11 and 12 show a scenario in which vehicles communicate with each other via a terminal device (UE, in this case RSU or another vehicle).
なお、図7〜図12において、「サイドリンク」は、端末装置間の通信リンクに相当し、PC5とも称される。サイドリンクの具体的な一例として、V2V、V2P、及びV2Iの通信リンクが挙げられる。「Uuインタフェース」は、端末装置−基地局間の無線インタフェースに相当する。Uuインタフェースの具体的な一例として、V2Nの通信リンクが挙げられる。「PC5インタフェース」は、端末装置間の無線インタフェースに相当する。 In addition, in FIGS. 7 to 12, the "side link" corresponds to a communication link between terminal devices and is also referred to as PC5. Specific examples of side links include V2V, V2P, and V2I communication links. The "Uu interface" corresponds to a wireless interface between a terminal device and a base station. A specific example of the Uu interface is a V2N communication link. The "PC5 interface" corresponds to a wireless interface between terminal devices.
<<3.V2X通信におけるリソース割り当てに関する検討>>
本開示では、NR V2X通信におけるV2V通信リンクのリソース割り当て方式に着目する。従来のサイドリンク通信(特にV2V)においては、周辺車両に定期的に安全に関するメッセージをブロードキャストするような、周期的なトラフィックが基本的に想定されていた。
<< 3. Examination of resource allocation in V2X communication >>
In this disclosure, attention is paid to a resource allocation method of a V2V communication link in NR V2X communication. In conventional side-link communication (particularly V2V), periodic traffic such as periodically broadcasting a safety message to surrounding vehicles has been assumed.
一方で、NR V2Xにおいては、例えば、「Sensor data sharing」や「Advanced driving」といった新たなユースケースへの対応が想定されており、トラフィックの周期性が崩れるような状況も想定され得る。即ち、周期的なトラフィックではあるが、トラフィックにジッタ成分が含まれ、物理レイヤにおけるパケット到来(即ち、上位レイヤから物理レイヤへのパケットの到来)のタイミングが多少ずれることが予想される。 On the other hand, NR V2X is expected to support new use cases such as "Sensor data sharing" and "Advanced driving", and it is possible that the periodicity of traffic will be disrupted. That is, although it is a periodic traffic, it is expected that the traffic contains a jitter component and the timing of the arrival of the packet in the physical layer (that is, the arrival of the packet from the upper layer to the physical layer) is slightly deviated.
また、パケットサイズについても、従来は同一サイズのパケットが主に想定されていたが、新たなユースケースにおいては、パケットごとにサイズが変化するようなトラフィックが想定され得る。このようなパケットサイズの変化は、例えば、送信データが自動車の周辺環境に依存すること等に起因する。 As for the packet size, packets of the same size have been mainly assumed in the past, but in a new use case, traffic whose size changes for each packet can be assumed. Such a change in packet size is caused by, for example, that the transmitted data depends on the surrounding environment of the automobile.
例えば、図13は、NR V2X通信で想定されるパケットの特徴について概要を説明するための説明図であり、NR V2X通信と従来のサイドリンク通信との間のトラフィクの違いを模式的に示している。図13の上側の図は、従来のサイドリンク通信で想定されるトラフィックの一例を示している。即ち、従来のサイドリンク通信では、上位レイヤから物理レイヤへのパケットの到来周期Tや、当該パケットのパケットサイズPが常に一定となることが想定されている。これに対して、図13の下側の図は、NR V2X通信で想定されるトラフィックの一例を示している。即ち、NR V2X通信においては、上位レイヤから物理レイヤへのパケットの到来周期Tのジッタ成分αや、パケットサイズPの変動成分βを考慮する必要がある。このような背景から、NR V2X通信では、パケットの到来周期Tのジッタ成分αや、パケットサイズPの変動成分βの影響が顕在化するような状況下においても、より好適な態様でサイドリンク通信を可能とするようなリソース管理が求められる。 For example, FIG. 13 is an explanatory diagram for explaining an outline of the characteristics of packets assumed in NR V2X communication, and schematically shows the difference in traffic between NR V2X communication and conventional side link communication. There is. The upper diagram of FIG. 13 shows an example of the traffic assumed in the conventional side link communication. That is, in the conventional side link communication, it is assumed that the arrival cycle T of the packet from the upper layer to the physical layer and the packet size P of the packet are always constant. On the other hand, the lower figure of FIG. 13 shows an example of the traffic assumed in NR V2X communication. That is, in the NR V2X communication, it is necessary to consider the jitter component α of the arrival cycle T of the packet from the upper layer to the physical layer and the fluctuation component β of the packet size P. Against this background, in NR V2X communication, side-link communication is performed in a more preferable manner even in a situation where the influence of the jitter component α of the packet arrival cycle T and the fluctuation component β of the packet size P becomes apparent. Resource management is required to enable this.
(既存のサイドリンクリソース割り当て方式)
ここで、サイドリンクへのリソース割り当ての方式について概要を説明する。サイドリンクへのリソース割り当ての方式としては、基地局がサイドリンクのリソースを割り当てる「Mode3リソース割り当て」の方式と、端末装置自身でセンシングを行いサイドリンクのリソース選択を行う「Mode4リソース割り当て」の方式とがある。本開示では、主に、Mode3リソース割り当ての方式に着目する。
(Existing side link resource allocation method)
Here, the outline of the resource allocation method to the side link will be described. As the method of resource allocation to the side link, the method of "
・リソースプール割り当て
Mode3リソース割り当てを行うに当たり、事前にリソースプールの割り当てが行われる。当該リソースプールの割り当ては、例えば、基地局により行われる。また、他の一例として、Preconfigurationにより、当該リソースプールの割り当てが行われていてもよい。
-Resource pool allocation
Mode3 When allocating resources, the resource pool is allocated in advance. The allocation of the resource pool is performed by, for example, a base station. Further, as another example, the resource pool may be allocated by Preconfiguration.
例えば、図14は、サイドリンク通信に割り当てられたリソース(リソースプール)の構成の一例について示した図であり、周波数分割多重(FDM:Frequency Division Multiplexing)が適用される場合の一例について示している。図14に示すように、リソースプールは、SA(Scheduling Assignment)領域とData領域とに分けられ、各領域により、PSCCH(Physical Sidelink Control Channel)及びPSSCH(Physical Sidelink Shared Channel)が送信される。なお、以降では、図14に示すようにFDMが適用される場合に着目して説明するが、必ずしも本開示に係る技術の適用先を限定するものではない。具体的な一例として、時間分割多重(TDM:Time Division Multiplexing)が適用される場合においても、以降で説明する本開示に係る技術を適用することが可能である。なお、TDMが適用される場合には、SA領域とData領域とは時間軸上で直交することとなる。 For example, FIG. 14 is a diagram showing an example of the configuration of resources (resource pools) allocated to side link communication, and shows an example of a case where frequency division multiplexing (FDM) is applied. .. As shown in FIG. 14, the resource pool is divided into an SA (Scheduling Assignment) area and a Data area, and PSCCH (Physical Sidelink Control Channel) and PSCH (Physical Sidelink Shared Channel) are transmitted by each area. In the following, the description will be focused on the case where FDM is applied as shown in FIG. 14, but the application destination of the technology according to the present disclosure is not necessarily limited. As a specific example, even when time division multiplexing (TDM) is applied, it is possible to apply the technique according to the present disclosure described below. When TDM is applied, the SA region and the Data region are orthogonal to each other on the time axis.
・Mode3リソース割り当て
続いて、Mode3リソース割り当ての概要について説明する。まず、図15を参照して、一般的なMode3リソース割り当ての処理の流れの一例について説明する。図15は、Mode3リソース割り当ての処理の流れの一例を示したシーケンス図である。
-Mode3 resource allocation Next, the outline of Mode3 resource allocation will be explained. First, an example of a general Mode3 resource allocation processing flow will be described with reference to FIG. FIG. 15 is a sequence diagram showing an example of the flow of the Mode3 resource allocation process.
図15に示すように、端末装置200は、トラフィックが発生する(即ち、送信対象となるパケットが発生する)と(S101)、上りリンク(PUCCH)を介して送信遅延の要求やパケットのサイズ等の情報を基地局100に提供し、当該基地局100に送信リソースの割り当てを要求する(S103)。端末装置200からの当該要求を受けて、基地局100は、端末装置200に対する送信リソースの割り当て、即ち、送信リソースのスケジューリングを行い(S105)、下りリンク(PDCCH)を介して送信リソースの割り当て結果を端末装置200に通知する(S107)。そして、端末装置200は、基地局100から割り当てられたリソースを用いて、上記パケットの送信を行う(S109)。
As shown in FIG. 15, when traffic is generated (that is, a packet to be transmitted is generated), the
ただし、図15に示す方式を採用した場合には、パケットの送信ごとに、送信リソースの割り当ての要求(S103)、送信リソースのスケジューリング(S105)、及び送信リソースの割り当て結果の通知(S107)が行われるため、スケジューリングに係る処理のオーバーヘッドが大きい。 However, when the method shown in FIG. 15 is adopted, the request for allocation of transmission resources (S103), the scheduling of transmission resources (S105), and the notification of the allocation result of transmission resources (S107) are sent for each packet transmission. Since it is performed, the processing overhead related to scheduling is large.
一方で、V2Xにおいては、主なトラフィックが周期的であるため、例えば、Mode3リソース割り当ての際に、SPS(Semi−persistent scheduling)が実施されることで、上記スケジューリングに係る処理のオーバーヘッドを低減したV2X通信を実現することが可能である。例えば、図16は、Mode3リソース割り当ての処理の流れの他の一例を示したシーケンス図であり、SPSが実施される場合の一例について示している。 On the other hand, in V2X, since the main traffic is periodic, for example, SPS (Semi-persistent scheduling) is executed at the time of Mode3 resource allocation, so that the overhead of the processing related to the above scheduling is reduced. It is possible to realize V2X communication. For example, FIG. 16 is a sequence diagram showing another example of the flow of the Mode3 resource allocation process, and shows an example when SPS is executed.
図16に示すように、端末装置200は、セルに接続する、即ち、基地局100との間の通信を確立すると(S151)、当該基地局100に対してUE assistance informationを提供する(S153)。UE assistance informationは、基地局100がSPSに利用可能な情報(即ち、SPS assistance information)を含む。例えば、図17は、SPS assistance informationの概要について説明するための説明図である。図17に示すように、パケットが周期的に発生する場合には、端末装置200は、SPS assistance informationとして、例えば、トラフィックの周期T、サブフレーム0とのオフセットα、パケットのサイズP、及びパケット優先度等の情報を基地局100に提供する。
As shown in FIG. 16, when the
次いで、基地局100は、端末装置200からUE assistance informationとして提供された情報に基づき、当該端末装置200の送信リソースのサイズと、SPS周期(Semi−persistent scheduling Interval)との設定を行う(S155)。基地局100は、端末装置200に対して上記したSPSの設定(SPS configuration)に関する情報を通知する(S157)。
Next, the
次いで、端末装置200は、トラフィックが発生する(即ち、送信対象となるパケットが発生する)と(S159)、基地局100に送信リソースの割り当てを要求する(S161)。端末装置200からの当該要求を受けて、基地局100は、当該端末装置200に対してSPS activationを指示する(S163)。基地局100からの当該指示を受けて、端末装置200は、SPSでconfigureされたリソースを選択する(S165)。そして、端末装置200は、選択したリソースを用いて、上記パケットの送信を行う(S167)。
Next, when the traffic is generated (that is, the packet to be transmitted is generated), the
また、図18は、SPSが実施される場合の処理の流れの一例を示したタイミングチャートである。具体的には、図18の上段の図は、基地局100によりConfigureされたリソースについて、各リソースが割り当てられたタイミングと、当該リソースのサイズとの関係の一例について示している。図18の中段の図は、端末装置200において、上位レイヤから物理レイヤに周期的に到来するパケット(即ち、送信対象となるパケット)について、各パケットが到来するタイミングと、当該パケットのサイズとの関係の一例について示している。図18の下段の図は、送信対象となるパケットの送信に利用されるリソースについて、各リソースが割り当てられたタイミングと、当該リソースのサイズとの関係の一例について示している。即ち、図18の上段、中段、及び下段の横軸は時間を示している。図18の上段の図の縦軸は、Configureされたリソースのサイズを示している。また、図18の中段の図の縦軸は、上位レイヤから物理レイヤに周期的に到来するパケットのサイズを示している。また、図18の下段の図の縦軸は、送信対象となるパケットの送信に利用されるリソースのサイズを示している。なお、以降の説明では、端末装置200において上位レイヤから物理レイヤに到来するパケットを、「到来パケット」と称する場合がある。即ち、以降では、単に「到来パケット」と記載した場合には、特に説明が無い限りは、端末装置200において上位レイヤから物理レイヤに到来するパケットを示すものとする。
Further, FIG. 18 is a timing chart showing an example of the processing flow when SPS is executed. Specifically, the upper diagram of FIG. 18 shows an example of the relationship between the timing at which each resource is allocated and the size of the resource for the resource configured by the
図18に示すようにSPSが実施される場合には、端末装置200の送信周期P(即ち、端末装置200における上位レイヤから物理レイヤへのパケットの到来周期P)に応じて、リソースがあらかじめconfigureされている。そのため、端末装置200は、トラフィックが発生した場合(即ち、送信対象となるパケットが発生した場合)に、既に設定されたリソースを用いて当該パケットの送信を行うことが可能となる。即ち、端末装置200は、パケットの送信ごとに、当該パケットの送信に利用するリソースの割り当てを基地局100に要求する必要がなくなる。
When SPS is implemented as shown in FIG. 18, resources are configured in advance according to the transmission cycle P of the terminal device 200 (that is, the arrival cycle P of packets from the upper layer to the physical layer in the terminal device 200). Has been done. Therefore, when the traffic is generated (that is, when the packet to be transmitted is generated), the
・Mode4リソース割り当て
続いて、図19を参照して、Mode4リソース割り当ての概要について説明する。図19は、Mode4リソース割り当てに基づき端末装置がパケットを送信する場合の動作タイムラインの一例について説明するための説明図である。図19に示すように、パケットを送信する端末装置200は、まず、当該パケットの送信に利用するリソースをリソースプール内から発見するためにセンシングを行う。次いで、端末装置200は、当該センシングの結果に基づき、当該リソースプール内からのリソースの選択を行う。そして、端末装置200は、選択したリソースを利用してパケットの送信を行う。また、このとき端末装置200は、必要に応じて、以降におけるパケットの送信に利用するリソースの予約を行う。
-Mode4 resource allocation Next, an outline of Mode4 resource allocation will be described with reference to FIG. FIG. 19 is an explanatory diagram for explaining an example of an operation timeline when the terminal device transmits a packet based on the Mode4 resource allocation. As shown in FIG. 19, the
ここで、図20を参照して、上記センシングの動作の一例について説明する。図20は、リソースプール内からリソースを選択するためのセンシングの動作の一例について説明するための説明図である。 Here, an example of the above sensing operation will be described with reference to FIG. FIG. 20 is an explanatory diagram for explaining an example of a sensing operation for selecting a resource from the resource pool.
具体的には、端末装置200は、センシングウィンドウ内における干渉パターンの測定結果や、当該センシングウィンドウ内におけるリソースの予約状況に基づき、リソース選択ウィンドウ内におけるリソースの選択や、将来のリソースの予約を行う。具体的な一例として、図20に示す例では、端末装置200は、送信対象となるパケットDが発生した場合に、センシングの結果に基づき、未来のリソースの使用状況、例えば、将来的に他のパケットA〜Cの送信に利用されるリソースを予測する。端末装置200は、当該予測の結果を利用することで、当該パケットDの送信に利用可能なリソース、即ち、他のパケットの送信に利用されないことが予測されるリソースの選択や予約が可能となる。
Specifically, the
(技術的課題)
上述の通り、従来のサイドリンク通信では、パケットの周期やパケットサイズが固定であったため、周期的なパケットの送信に利用するリソースの予約が行われる際には、ジッタやパケットサイズの変化を考慮する必要がなかった。即ち、従来のサイドリンク通信では、パケットの到来周期Tの経過後に、従前と同じサイズのリソースを送信することを前提として、リソースの予約を行えばよかった。
(Technical issues)
As described above, in the conventional side link communication, the packet cycle and the packet size are fixed, so when the resource used for the periodic packet transmission is reserved, the jitter and the change in the packet size are taken into consideration. I didn't have to. That is, in the conventional side link communication, it is sufficient to reserve the resource on the premise that the resource having the same size as the conventional one is transmitted after the packet arrival cycle T has elapsed.
一方で、NR V2X通信では、パケットの到来周期Tのジッタ成分αや、パケットサイズPの変動成分βの影響を考慮する必要があり、従来のサイドリンク通信と同様のリソース割り当ての方式を適用することが困難となる場合がある。 On the other hand, in NR V2X communication, it is necessary to consider the influence of the jitter component α of the packet arrival cycle T and the fluctuation component β of the packet size P, and the same resource allocation method as in the conventional side link communication is applied. Can be difficult.
例えば、図21は、NR V2X通信に対して、従来のサイドリンク通信と同様のリソース割り当ての方式を適用した場合(即ち、従来のSPSが採用された場合)の一例について説明するための説明図である。図21において、横軸は時間を示している。また、縦軸は到来パケットのサイズ(即ち、パケットの送信に要するリソースのサイズ)を示している。 For example, FIG. 21 is an explanatory diagram for explaining an example of a case where the same resource allocation method as the conventional side link communication is applied to the NR V2X communication (that is, when the conventional SPS is adopted). Is. In FIG. 21, the horizontal axis represents time. The vertical axis indicates the size of the incoming packet (that is, the size of the resource required to transmit the packet).
図21では、参照符号C11〜C15として、到来パケットと、当該パケットを送信するためにスケジューリング(SPS)されたリソース(以下、「SPSリソース」とも称する)と、の間の関係の一例について具体的な例を示している。例えば、参照符号C11で示した例は、SPSリソースを利用して到来パケットを正常に送信することが可能な場合の一例を示している。即ち、参照符号C11で示した例では、到来パケットのサイズとSPSリソースのサイズとが略一致しており、到来パケットの発生タイミングの直後にSPSリソースが割り当てられている。 In FIG. 21, reference numerals C11 to C15 are specific for an example of the relationship between the incoming packet and the resource scheduled (SPS) for transmitting the packet (hereinafter, also referred to as “SPS resource”). An example is shown. For example, the example shown by the reference code C11 shows an example in which the incoming packet can be normally transmitted by using the SPS resource. That is, in the example shown by the reference code C11, the size of the incoming packet and the size of the SPS resource are substantially the same, and the SPS resource is allocated immediately after the generation timing of the incoming packet.
これに対して、参照符号C12、C14、及びC15で示した例は、SPSリソースを利用した到来パケットの送信要求を満たせないか、到来パケットを送信することが困難となる場合の一例を示している。 On the other hand, the examples shown by the reference numerals C12, C14, and C15 show an example in which the transmission request of the arrival packet using the SPS resource cannot be satisfied or it becomes difficult to transmit the arrival packet. There is.
具体的には、参照符号C12で示した例は、ジッタ成分αによりパケットの到来タイミングが遅れた場合の一例を示している。即ち、パケットの到来タイミングの遅れにより、SPSリソースが割り当てられたタイミング以降に当該パケットが到来している。そのため、この場合には、端末装置200は、パケットの送信に利用可能なリソース(SPSリソース)を発見できずに、当該パケットの送信が困難となる場合がある。
Specifically, the example shown by the reference reference numeral C12 shows an example in which the arrival timing of the packet is delayed due to the jitter component α. That is, due to the delay in the arrival timing of the packet, the packet arrives after the timing when the SPS resource is allocated. Therefore, in this case, the
また、参照符号C14で示した例は、パケットのサイズ変動βにより当該パケットのサイズが増大し、当該サイズが当該パケットを送信するためのSPSリソースのサイズを超過した場合の一例を示している。この場合には、端末装置200は、パケットの送信に必要なサイズのリソースを確保できずに、当該パケットの送信が困難となる場合がある。
Further, the example shown by the reference code C14 shows an example in which the size of the packet increases due to the packet size fluctuation β and the size exceeds the size of the SPS resource for transmitting the packet. In this case, the
また、参照符号C15は、ジッタ成分αによりパケットの到来タイミングが予定より早くなった場合の一例を示している。これにより、パケットの到来タイミングと、当該パケットを送信するためのSPSリソースが割り当てられたタイミングと、の間の時間差がより増大し、結果として、パケットの到来から当該パケットが送信されるまでの間の遅延の要求値を満たさなくなっている。即ち、この場合には、端末装置200は、パケットの送信に係る要求のうち、特に、上記遅延に係る要求を満たすことが困難となる場合がある。
Further, reference numeral C15 indicates an example in which the arrival timing of the packet is earlier than planned due to the jitter component α. As a result, the time difference between the arrival timing of the packet and the timing at which the SPS resource for transmitting the packet is allocated increases, and as a result, between the arrival of the packet and the transmission of the packet. Does not meet the delay requirement of. That is, in this case, it may be difficult for the
また、参照符号C13で示した例は、SPSリソースの一部のみがパケットの送信に利用される、所謂、リソースの使用に関して無駄が生じる場合(換言すると、リソースの過剰予約が発生する場合)の一例を示している。具体的には、参照符号C13で示した例は、パケットのサイズ変動βにより当該パケットのサイズが減少し、当該パケットを送信するために確保されたSPSリソースのうち一部が当該パケットの送信に使用されない場合の一例を示している。即ち、この場合には、確保されたSPSリソースのうち一部が使用されないこととなるため、リソースの使用に関して無駄が生じることとなる。 Further, in the example shown by the reference code C13, when only a part of the SPS resource is used for packet transmission, so-called resource usage is wasted (in other words, when resource over-reservation occurs). An example is shown. Specifically, in the example shown by the reference code C13, the size of the packet is reduced due to the packet size fluctuation β, and a part of the SPS resources reserved for transmitting the packet is used for transmitting the packet. An example is shown when it is not used. That is, in this case, a part of the reserved SPS resources is not used, so that the use of the resources is wasted.
以上のような状況を鑑み、本開示では、V2X通信を初めとした装置間通信においてより柔軟なリソースの割り当てを可能とする技術を提案する。具体的には、本開示では、パケットの到来周期TのジッタやパケットサイズPの変化に対して、より柔軟に対応可能なサイドリンクへのリソースの割り当てに係る技術について提案する。 In view of the above circumstances, the present disclosure proposes a technique that enables more flexible resource allocation in inter-device communication such as V2X communication. Specifically, the present disclosure proposes a technique for allocating resources to side links that can more flexibly respond to changes in packet arrival cycle T jitter and packet size P.
<<4.技術的特長>>
続いて、本開示に係るシステムの技術的特徴として、パケットの到来周期TのジッタやパケットサイズPの変化に対して、より柔軟に対応可能な、装置間通信に利用可能なリソースの割り当て(例えば、サイドリンクへのリソースの割り当て)に係る技術の一例について説明する。具体的には、リソースの割り当てを実施するための技術の一例として、以下に示す2つのアプローチでそれぞれ説明する。
・Proactive型のリソース割り当て
・Reactive型のリソース割り当て
<< 4. Technical features >>
Subsequently, as a technical feature of the system according to the present disclosure, allocation of resources that can be used for inter-device communication that can more flexibly respond to jitter in the packet arrival cycle T and changes in the packet size P (for example, , Allocation of resources to side links) An example of the technology will be described. Specifically, as an example of the technology for allocating resources, the following two approaches will be described respectively.
-Proactive type resource allocation-Reactive type resource allocation
<4.1.Proactive型のリソース割り当て>
まず、Proactive型のリソース割り当てとして、パケットの到来周期TのジッタやパケットサイズPの変化を考慮して事前にリソースを割り当てる(予約する)方式の一例について説明する。
<4.1. Proactive type resource allocation>
First, as a Proactive type resource allocation, an example of a method of allocating (reserving) resources in advance in consideration of the jitter of the packet arrival cycle T and the change of the packet size P will be described.
(基本思想)
まず、Proactive型のリソース割り当ての基本思想ついて概要を説明する。例えば、図22は、Proactive型のリソース割り当ての概要について説明するための説明図である。図22に示すように、Proactive型のリソース割り当て(換言すると、リソースリザベーション)では、基地局は、端末装置におけるパケットの到来周期Tのジッタ成分αや、パケットサイズPの変動成分βを考慮して、リソースを予約する範囲(以下、「予約リソースの範囲」とも称する)を制御する。具体的な一例として、基地局は、端末装置においてパケットが到来するタイミングのずれ、即ち、パケットの到来周期Tのジッタ成分α(α_min<α<α_max)が許容されるように、予約リソースの時間軸方向の範囲がより広くなるように制御する。また、基地局は、端末装置における上記変動成分βに応じたパケットサイズPの変化(P_min<P<P_max)が許容されるように、予約リソースのサイズ(換言すると、許容される予約リソースのサイズの範囲)を制御する。そこで、以降の説明では、「予約リソースの範囲」と記載した場合には、特に説明がない限りは、予約リソースの時間軸方向の範囲と、許容される当該予約リソースのサイズの範囲と、の双方を含み得るものとする。
(Basic idea)
First, an overview of the basic concept of Proactive resource allocation will be given. For example, FIG. 22 is an explanatory diagram for explaining an outline of Proactive type resource allocation. As shown in FIG. 22, in the Proactive type resource allocation (in other words, resource reservation), the base station considers the jitter component α of the packet arrival cycle T in the terminal device and the fluctuation component β of the packet size P. , Control the range for reserving resources (hereinafter, also referred to as "reserved resource range"). As a specific example, the base station allows the time of the reserved resource so that the timing shift of the arrival of the packet in the terminal device, that is, the jitter component α (α_min <α <α_max) of the arrival cycle T of the packet is allowed. Control so that the axial range is wider. Further, the base station has a reserved resource size (in other words, an allowed reserved resource size) so that a change in packet size P (P_min <P <P_max) according to the variable component β in the terminal device is allowed. Range) is controlled. Therefore, in the following description, when the term "reserved resource range" is described, unless otherwise specified, the range of the reserved resource in the time axis direction and the allowable range of the reserved resource size are defined. Both may be included.
以上のように、基地局は、端末装置側でのジッタやパケットサイズの変動を事前に考慮して、当該端末装置が周期的なパケットの送信に利用可能なリソースを割り当てる(予約する)。そのため、端末装置は、パケットの送信タイミングずれや当該パケットのサイズの変動が生じた場合においても、基地局により予約されたリソースの少なくとも一部を使用して当該パケットの送信を行うことが可能となる。 As described above, the base station allocates (reserves) resources that can be used by the terminal device for periodic packet transmission in consideration of jitter and packet size fluctuations on the terminal device side in advance. Therefore, the terminal device can transmit the packet by using at least a part of the resources reserved by the base station even if the packet transmission timing shift or the packet size fluctuates. Become.
(処理の流れ)
続いて、図23を参照して、Proactive型のリソース割り当てが行われる場合における、本開示の一実施形態に係るシステムの一連の処理の流れの一例について説明する。図23は、本開示の一実施形態に係るシステムの一連の処理の流れの一例を示したシーケンス図である。
(Processing flow)
Subsequently, with reference to FIG. 23, an example of a series of processing flows of the system according to the embodiment of the present disclosure in the case where the Proactive type resource allocation is performed will be described. FIG. 23 is a sequence diagram showing an example of a series of processing flows of the system according to the embodiment of the present disclosure.
図23に示すように、端末装置200(通知部247)は、セルに接続する、即ち、基地局100との間の通信を確立すると(S201)、当該基地局100に対してUE assistance informationを提供する(S203)。UE assistance informationは、基地局100がSPSに利用可能な情報(即ち、SPS assistance information)を含む。なお。UE assistance informationやSPS assistance informationの詳細については、具体的な利を挙げて別途後述する。なお、上述の通り端末装置200から基地局100に通知される情報、即ち、UE assistance information(特に、SPS assistance information)に含まれる情報が、「第1の情報」の一例に相当する。
As shown in FIG. 23, when the terminal device 200 (notification unit 247) connects to the cell, that is, establishes communication with the base station 100 (S201), it provides UE assistance information to the
基地局100(情報取得部153)は、端末装置200からUE assistance informationを取得する(S203)。基地局100(通信制御部151)は、端末装置200からUE assistance informationとして提供された情報に基づき、当該端末装置200がパケットの送信に利用するリソースに関する設定、即ち、当該リソースのスケジューリング(SPS)を行う。具体的な一例として、基地局100(通信制御部151)は、予約リソースのサイズ、予約リソースの周期(即ち、SPS周期)、及び予約リソースの範囲等の設定を行う。そして、基地局100(通知部155)は、端末装置200に対して上記したSPSの設定(SPS configuration)に関する情報を通知する(S207)。なお、上述の通り基地局100から端末装置200に通知される情報、即ち、SPSの設定(SPS configuration)に関する情報(特に、予約リソースの範囲に関する情報)が、「第2の情報」の一例に相当する。
The base station 100 (information acquisition unit 153) acquires UE assistance information from the terminal device 200 (S203). Based on the information provided as UE assistance information from the
次いで、端末装置200(通知部247)は、トラフィックが発生する(即ち、送信対象となるパケットが発生する)と(S209)、基地局100に送信リソースの割り当てを要求する(S211)。端末装置200からの当該要求を受けて、基地局100(通知部155)は、当該端末装置200に対してSPS activationを指示する(S213)。基地局100からの当該指示を受けて、端末装置200は、SPSでconfigureされたリソースを選択する(S215)。このとき端末装置200は、事前に通知されたSPSの設定に関する情報に基づき、予約リソースの範囲内からパケットの送信に利用するリソースを選択することとなる。そして、端末装置200(通信制御部241)は、選択したリソースを用いて、上記パケットの送信を行う(S217)。
Next, when the traffic is generated (that is, the packet to be transmitted is generated), the terminal device 200 (notification unit 247) requests the
以上、図23を参照して、Proactive型のリソース割り当てが行われる場合における、本開示の一実施形態に係るシステムの一連の処理の流れの一例について説明した。 As described above, with reference to FIG. 23, an example of a series of processing flows of the system according to the embodiment of the present disclosure in the case where the Proactive type resource allocation is performed has been described.
(UE assistance information)
本開示の一実施形態にシステムにおいて、端末装置200が基地局100に対してUE assistance informationとして提供する情報の一例について説明する。
(UE assistance information)
In one embodiment of the present disclosure, an example of information provided by the
端末装置200は、UE assistance informationとして、例えば、パケットの到来周期Tのジッタ成分αに関する情報と、パケットサイズPの変動成分βに関する情報とのうち少なくともいずれかを基地局100に提供する。なお、端末装置200は、上記に加えて、従来のシステムにおいてUE assistance informationとして提供していた情報を、本開示の一実施形態に係るシステムにおいても同様に基地局100に提供してもよい。
The
パケットの到来周期Tのジッタ成分αに関する情報としては、例えば、以下に示す情報が挙げられる。もちろん、以下に示す情報はあくまで一例であり、基地局100が、端末装置200におけるパケットの到来周期のジッタを認識することが可能であれば、当該端末装置200から当該基地局100に提供される情報は必ずしも下記には限定されない。
・ジッタ成分αの最小値α_min
・ジッタ成分αの最大値α_max
・ジッタ成分αの平均
・ジッタ成分αの分散値
Examples of the information regarding the jitter component α of the packet arrival cycle T include the following information. Of course, the information shown below is only an example, and if the
・ Minimum value of jitter component α α_min
-Maximum value α_max of jitter component α
・ Average of jitter component α ・ Dispersion value of jitter component α
パケットサイズPの変動成分βに関する情報としては、例えば、以下に示す情報が挙げられる。もちろん、以下に示す情報はあくまで一例であり、基地局100が、端末装置200におけるパケットサイズの変動を認識することが可能であれば、当該端末装置200から当該基地局100に提供される情報は必ずしも下記には限定されない。
・パケットサイズPの変動成分βの最小値β_min
・パケットサイズPの変動成分βの最大値β_max
・パケットサイズPの変動成分βの平均
・パケットサイズPの変動成分βの分散値
Examples of the information regarding the variable component β of the packet size P include the following information. Of course, the information shown below is only an example, and if the
-Minimum value β_min of the variable component β of the packet size P
-Maximum value β_max of variable component β of packet size P
-Average of the variable component β of the packet size P-Dispersion value of the variable component β of the packet size P
以上、本開示の一実施形態にシステムにおいて、端末装置200が基地局100に対してUE assistance informationとして提供する情報の一例について説明した。
As described above, in one embodiment of the present disclosure, an example of information provided by the
(SPS configuration)
本開示の一実施形態にシステムにおいて、基地局100がUE assistance informationを基に制御するSPSの設定(SPS configuration)の一例について説明する。
(SPS configuration)
In one embodiment of the present disclosure, an example of an SPS configuration in which the
基地局100は、端末装置200から提供されるUE assistance informationに基づき、SPSリソースを当該端末装置に割り当てる(即ち、リソースを予約する)。このとき、基地局100は、例えば、上記ジッタ成分αや上記パケットの変動成分βに基づき、予約リソースの範囲(換言すると、SPSリソースを割り当てる範囲)として、端末装置200が送信を行う可能性がある時間方向及び周波数方向に連続した範囲が確保されるように、リソースの予約を行う。具体的な一例として、予約リソースの範囲については、想定されるジッタ成分αの範囲(α_min<α<α_max)や、想定されるパケットサイズPの範囲(P_min<P<P_max)に応じて制御される。
The
また、基地局100は、上記UE assistance informationに加えて、以下に示す情報のうち少なくともいずれかを考慮して、リソースの割り当て(即ち、リソースの予約)を行ってもよい。
・CBR(Channel Busy Ratio)
・パケットの優先度情報
・オペレーションサービスのタイプ
・パケットの種別情報
・端末装置の位置情報
・端末装置の速度
Further, the
・ CBR (Channel Busy Ratio)
-Packet priority information-Operation service type-Packet type information-Terminal device location information-Terminal device speed
具体的な一例として、基地局100は、使用される周波数帯域において測定されたCBR(帯域の混雑度)に応じて、予約リソースの範囲を決定してもよい。より具体的な一例として、基地局100は、CBRが閾値よりも低い場合(非混雑状況)において、予約リソースの範囲がより広くなるように制御し、CBRが閾値よりも高い場合(混雑状況)においては、予約リソースの範囲がより制限されるように制御してもよい。
As a specific example, the
また、他の一例として、基地局100は、パケットの優先度に応じて、予約リソースの範囲を決定してもよい。より具体的な一例として、基地局100は、優先度の高いパケットについては予約リソースの範囲がより広くなるように制御し、優先度の低いパケットについては予約リソースの範囲がより制限されるように制御してもよい。
Further, as another example, the
また、他の一例として、基地局100は、「Sensor data sharing」や「Automated driving」等のようなオペレーションサービスのタイプに応じて、予約リソースの範囲を決定してもよい。
Further, as another example, the
また、他の一例として、基地局100は、eMBB(enhanced Mobile Broadband)やURLLC(Ultra Reliable Low Latency Communication)等のようなパケットの種別情報に応じて、予約リソースの範囲を決定してもよい。
Further, as another example, the
また、他の一例として、基地局100は、端末装置200の位置情報に応じて、予約リソースの範囲を決定してもよい。より具体的な一例として、自動車(端末装置200に相当)が高速道路上を走っている状況下では、ジッタや送信パケットのサイズの変動がより小さくなる場合があるため、基地局100は、予約リソースの範囲が制限されるように制御してもよい。また、交差点周辺を上記自動車が走行している状況下では、ジッタや送信パケットのサイズの変動がより大きくなる場合があるため、基地局100は、予約リソースの範囲がより広くなるように制御してもよい。
Further, as another example, the
また、他の一例として、基地局100は、端末装置200の速度に応じて、予約リソースの範囲を決定してもよい。より具体的な一例として、自動車(端末装置200に相当)が渋滞中等のように低速走行を行っている状況下では、ジッタや送信パケットのサイズの変動がより小さくなる場合があるため、基地局100は、予約リソースの範囲が制限されるように制御してもよい。一方で、上記自動車が高速走行を行っている状況下では、基地局100は、予約リソースの範囲がより広くなるように制御してもよい。
Further, as another example, the
以上、本開示の一実施形態にシステムにおいて、基地局100がUE assistance informationを基に制御するSPSの設定(SPS configuration)の一例について説明した。
As described above, an example of the SPS configuration (SPS configuration) controlled by the
(Resource selection)
本開示の一実施形態にシステムにおける、端末装置200によるリソースの選択(Resource selection)に係る動作について例を挙げて説明する。
(Resource selection)
In one embodiment of the present disclosure, an operation related to resource selection by the
従来のmode3においては、基地局100は、端末装置200がパケットを送信するために必要なリソースのみを割り当てていた。一方で、本開示の一実施形態に係る基地局100は、上述したように、Proactive型のリソース割り当てを行う場合には、端末装置200に対して従来よりも多くのリソースを割り当てる。即ち、端末装置200が実際にパケットの送信に利用することとなるリソースよりも、より多くのリソースが、当該端末装置200のために予約されることとなる。そのため、端末装置200は、基地局100により予約されたリソースの中から、少なくとも一部のリソースを、パケットの送信に利用するリソースとして選択する。
In the
基地局100は、端末装置200に対して、パケットの送信に利用するリソースの選択方法を指示してもよい。この場合には、基地局100は、例えば、SIB、RRC、PBCH、PDCCH、及びPDSSH等を利用して、リソースの選択方法を端末装置に通知してもよい。また、他の一例として、パケットの送信に利用するリソースの選択方法が、端末装置200にpreconfigureされていてもよい。
The
次いで、パケットの送信に利用するリソースの選択方法について具体的な例を挙げて説明する。 Next, a method of selecting a resource to be used for transmitting a packet will be described with a specific example.
・Random selection
例えば、端末装置200は、パケットの送信に利用するリソースをランダムに選択してもよい。
・ Random selection
For example, the
・Sensing based selection
他の一例として、端末装置200は、他の端末装置200によるリソースの使用状況をセンシングし、当該センシングの結果に基づき、パケットの送信に利用するリソースを選択してもよい。この場合には、例えば、基地局100は、端末装置200に対してセンシングを行うか否かを通知(指示)してもよい。
・ Sensing based selection
As another example, the
また、この場合には、基地局100は、対象となる端末装置200と同様のSPSの設定(SPS configuration)が適用されている端末装置の数(換言すると、リソースが共用される可能性のある端末装置の数)に応じて、当該対象となる端末装置200に対してセンシングの実行を指示するか否かを決定してもよい。より具体的な一例として、基地局100は、対象となる端末装置200と同様のSPSの設定(SPS configuration)が適用されている端末装置の数が閾値以下の場合には、当該対象となる端末装置200に対してセンシングの実行を指示しなくてもよい。
Further, in this case, the
また、基地局100は、端末装置200に対して、当該端末装置200がセンシングの対象とすべき領域を通知してもよい。
Further, the
また、基地局100は、対象となる端末装置200と同様もしくは一部同様のSPSの設定(SPS configuration)が適用されている端末装置の数(換言すると、リソースが共用される可能性のある端末装置の数)を、当該対象となる端末装置200に通知してもよい。この場合には、対象となる端末装置200は、基地局100から通知された上記端末装置の数に応じて、センシングを行うか否かを決定してもよい。なお、この場合には、基地局100は、上記対象となる端末装置200がセンシングを行うか否かを決定するための条件に関する情報を、当該対象となる端末装置200に通知してもよい。より具体的な一例として、基地局100は、上記条件に関する情報として、センシングを行うか否かと、同様もしくは一部同様のSPSの設定が適用されている端末装置の数と、の間の関係を示した情報を、対象となる端末装置200に通知してもよい。また、他の一例として、上記条件に関する情報が、端末装置200にpreconfigureされていてもよい。
Further, the
・パケットを送信可能なタイミングに応じたリソースの選択
他の一例として、端末装置200は、発生したパケットを送信可能なタイミングに応じて、当該パケットの送信に利用するリソースを選択してもよい。具体的な一例として、端末装置200は、発生したパケットを最短で送信可能なリソースを、当該パケットの送信に利用するリソースとして選択してもよい。
-Selection of resources according to the timing at which a packet can be transmitted As another example, the
・各リソースに関連付けられたレベルに応じたリソースの選択
他の一例として、予約リソースの範囲が、複数のレベルのうち互いに異なるレベルが設定された複数の部分的な範囲を含むように設定されてもよい。換言すると、基地局100により予約されたSPSリソースが、複数のリソースブロックに分割され、各リソースブロックに対して、複数のレベルのうち互いに異なるレベルが設定されてもよい。例えば、図24〜図26は、SPSリソースから分割されたリソースブロックに対するレベルの設定方法の一例について説明するための説明図である。
• Selecting resources according to the level associated with each resource As another example, the range of reserved resources is set to include multiple partial ranges with different levels among multiple levels. May be good. In other words, the SPS resource reserved by the
具体的には、図24は、予約されたSPSリソース(換言すると、リソースの予約範囲)を、端末装置200におけるパケットの到来周期Tのジッタ成分αの確率密度関数に応じて複数のリソースブロックに分割した場合の一例について示している。より具体的な一例として、図24に示す例では、上記ジッタ成分αの確率密度関数の平均や分散値に応じてレベルが設定され、予約されたSPSリソースが、当該レベルに応じて複数のリソースブロック(即ち、レベル1〜3それぞれに対応するリソースブロック)に分割された場合の一例を示している。図24に示す例において、レベル1が設定されたリソースブロックは、パケットが送信される可能性が高いリソースブロックに相当する。一方で、レベル3が設定されたリソースブロックは、パケットが送信される可能性が低いリソースブロックに相当する。
Specifically, FIG. 24 shows the reserved SPS resource (in other words, the reserved range of the resource) in a plurality of resource blocks according to the probability density function of the jitter component α of the packet arrival cycle T in the
また、図25は、予約されたSPSリソース(換言すると、リソースの予約範囲)を、端末装置200におけるパケットのパケットサイズPの変動成分βの確率密度関数に応じて複数のリソースブロックに分割した場合の一例について示している。より具体的な一例として、図25に示す例では、上記変動成分βの確率密度関数の平均や分散値に応じてレベルが設定され、予約されたSPSリソースが、当該レベルに応じて複数のリソースブロック(即ち、レベル1〜3それぞれに対応するリソースブロック)に分割された場合の一例を示している。図25に示す例において、レベル1が設定されたリソースブロックは、パケットが送信される可能性が高いリソースブロックに相当する。一方で、レベル3が設定されたリソースブロックは、パケットが送信される可能性が低いリソースブロックに相当する。
Further, FIG. 25 shows a case where the reserved SPS resource (in other words, the reserved range of the resource) is divided into a plurality of resource blocks according to the probability density function of the variable component β of the packet size P of the packet in the
また、図26は、予約されたSPSリソース(換言すると、リソースの予約範囲)を、端末装置200におけるパケットの到来周期Tのジッタ成分αの確率密度関数と、パケットのパケットサイズPの変動成分βの確率密度関数と、に応じて複数のリソースブロックに分割した場合の一例について示している。より具体的な一例として、図26に示す例では、上記ジッタ成分α及び上記変動成分βそれぞれの確率密度関数の平均や分散値に応じてレベルが設定され、予約されたSPSリソースが、当該レベルに応じて複数のリソースブロック(即ち、レベル1〜3それぞれに対応するリソースブロック)に分割された場合の一例を示している。図26に示す例において、レベル1が設定されたリソースブロックは、パケットが送信される可能性が高いリソースブロックに相当する。一方で、レベル3が設定されたリソースブロックは、パケットが送信される可能性が低いリソースブロックに相当する。
Further, FIG. 26 shows the reserved SPS resource (in other words, the reserved range of the resource), the probability density function of the jitter component α of the packet arrival cycle T in the
この場合には、基地局100は、SPSリソースを端末装置200に割り当てる場合(即ち、当該端末装置200が利用可能なリソースを予約する場合)に、当該SPSリソースを複数のリソースブロックに分割し、各リソースブロックに対して上記レベルを関連付ける。なお、SPSリソースを複数のリソースブロックに分割するための条件(例えば、分割数、分割サイズ、分割数の上限、分割サイズの上限等)については、状況に応じて適宜変更されてもよい。そして、基地局100は、上記SPSリソースが分割されたリソースブロックに関する情報(例えば、時間及び周波数の情報)と、各リソースブロックに関連付けられたレベルに関する情報とを、端末装置200に通知してもよい。
In this case, when the
また、端末装置200は、リソースを選択する場合に、所定の条件に応じて、複数のレベルのうちいずれのレベルが関連付けられたリソースブロックからパケットの送信に利用するリソースを選択するかを決定してもよい。具体的な一例として、端末装置200は、複数のリソースブロックのうち、レベルのより高いリソースブロックからリソースを選択してもよい。また、他の一例として、端末装置200は、複数のリソースブロックのうち、レベルのより低いリソースブロックからリソースを選択してもよい。
Further, when selecting a resource, the
また、レベルに応じて、当該レベルに応じたリソースブロックの使用に関する条件(制約)が個別に設定されてもよい。具体的な一例として、レベルに応じて、当該レベルに応じたリソースブロックの使用が、排他的使用(Exclusive)と包括的使用(Inclusive)とに分類されるように条件が設定されてもよい。具体的には、レベルに対して排他的使用が設定された場合には、当該レベルに応じたリソースブロックは、対象となる端末装置200によって排他的に使用されるように、当該リソースブロックの使用条件が制限される。一方で、レベルに対して包括的使用が設定された場合には、当該レベルに応じたリソースブロックは、ある端末装置200のために予約が行われた場合においても、他の端末装置によるリソースの選択が可能なリソースブロックのオーバーラップが許容されるように、当該リソースブロックの使用条件が緩和される。例えば、以下に示す表1は、上記レベルと、当該レベルの分類と、の間の対応関係の一例である。
Further, depending on the level, conditions (constraints) regarding the use of the resource block according to the level may be set individually. As a specific example, depending on the level, the condition may be set so that the use of the resource block according to the level is classified into exclusive use (Exclusive) and inclusive use (Inclusive). Specifically, when exclusive use is set for a level, the resource block corresponding to the level is used exclusively by the
以上、Proactive型のリソース割り当てとして、図22〜図26を参照して、パケットの到来周期TのジッタやパケットサイズPの変化を考慮して事前にリソースを割り当てる(予約する)方式の一例について説明した。 As described above, as the Proactive type resource allocation, an example of a method of allocating (reserving) resources in advance in consideration of the jitter of the packet arrival cycle T and the change of the packet size P will be described with reference to FIGS. 22 to 26. did.
<4.2.Reactive型のリソース割り当て>
続いて、Reactive型のリソース割り当てについて説明する。Reactive型リソース割り当てでは、従来のSPSと同様に、周期及びパケットサイズが一定となるようにリソースの予約を行われたうえで、パケットの送信に際して問題が生じた場合に、別途リソースの割り当てが行われる。
<4.2. Reactive type resource allocation>
Next, the Reactive type resource allocation will be described. In the Reactive type resource allocation, as with the conventional SPS, resources are reserved so that the cycle and packet size are constant, and then resources are allocated separately when a problem occurs during packet transmission. It is said.
(概要)
まず、Reactive型のリソース割り当ての概要について説明する。例えば、図27は、Reactive型のリソース割り当ての概要について説明するための説明図であり、Reactive型のリソース割り当てが行われる場合における端末装置の一連の処理の流れの一例を示している。
(overview)
First, an outline of Reactive type resource allocation will be described. For example, FIG. 27 is an explanatory diagram for explaining the outline of the Reactive type resource allocation, and shows an example of a series of processing flow of the terminal device when the Reactive type resource allocation is performed.
図27に示すように、端末装置200は、トラフィックが発生する(即ち、送信対象となるパケットが発生する)と(S251)、基地局100により予約されたSPSリソースを利用してパケットを送信可能か否かについて確認する(S253)。具体的な一例として、端末装置200は、パケットのサイズがSPSリソースのサイズを超過し、結果として、当該パケットを送信するためのリソースが不足する場合には、当該SPSリソースを利用して当該パケットを送信することが困難であると判断してもよい。また、端末装置200は、パケットの送信にSPSリソースを利用した場合に、送信遅延(Latency)の要求を満たすことが困難な場合には、当該SPSリソースを利用して当該パケットを送信することが困難であると判断してもよい。
As shown in FIG. 27, when the traffic is generated (that is, the packet to be transmitted is generated), the
端末装置200は、SPSリソースを利用してパケットを送信可能な場合には(S253、YES)、当該SPSリソースを利用して、送信対象となるパケットを送信する(S257)。
When the
一方で、端末装置200は、SPSリソースを利用してパケットを送信することが困難な場合には(S253、NO)、当該パケットを送信するために新しいリソースを取得する(S255)。なお、端末装置200がパケットを送信するための新しいリソースを取得する方法としては、主に、「基地局にリソースの割り当て要求する方法」と「端末装置自身がリソースを選択する方法」とが挙げられる。なお、これらの方法の詳細については別途後述する。そして、端末装置200は、新しく取得したリソースを利用して、送信対象となるパケットを送信する(S257)。
On the other hand, when it is difficult to transmit a packet using the SPS resource (S253, NO), the
以上、図27を参照して、Reactive型のリソース割り当ての概要について説明した。 The outline of the Reactive type resource allocation has been described above with reference to FIG. 27.
(基地局にリソースの割り当てを要求する方法)
続いて、端末装置200がパケットを送信するための新しいリソースを取得する方法の一例として、当該端末装置200が基地局100に対してリソースの割り当てを要求する方法について例を挙げて説明する。
(How to request resource allocation from the base station)
Subsequently, as an example of a method in which the
(A−1)要求されたリソースを割り当てる方法
まず、基地局100が、端末装置200からリソースの割り当てを要求された場合に、当該要求されたリソース、即ち、そのとき端末装置200が送信しようとしているパケットを送信するためのリソースを割り当てる場合の一例について説明する。例えば、図28は、Reactive型のリソース割り当てが行われる場合における端末装置200の一連の処理の流れの一例を示したフローチャートである。具体的には、図28は、端末装置200が基地局100に対してリソースの割り当てを要求する場合における、当該端末装置200の一連の処理の流れの一例を示している。
(A-1) Method of Allocating Requested Resources First, when the
図28に示すように、端末装置200は、トラフィックが発生すると(S301)、基地局100により予約されたSPSリソースを利用してパケットを送信可能か否かについて確認する(S303)。端末装置200は、SPSリソースを利用してパケットを送信可能な場合には(S303、YES)、当該SPSリソースを利用して、送信対象となるパケットを送信する(S307)。本動作については、図27を参照して説明した例と同様である。
As shown in FIG. 28, when the traffic is generated (S301), the
一方で、端末装置200は、SPSリソースを利用してパケットを送信することが困難な場合には(S303、NO)、基地局100に対してリソースの割り当てを要求する(S305)。この場合には、端末装置200は、例えば、そのとき送信しようとしているパケットについて、送信遅延の要求値や当該パケットのサイズ等に関する情報を基地局100に提供してもよい。また、端末装置200は、パケットの到来周期Tのジッタ成分αや、パケットサイズPの変動成分β等に関する情報を基地局100に提供してもよい。
On the other hand, when it is difficult to transmit a packet using the SPS resource (S303, NO), the
基地局100は、端末装置200からの上記要求に応じて、当該端末装置200がそのとき送信しようとしているパケットを送信するためのリソースを割り当てる。このとき、基地局100は、既に予約されているSPSリソースにより当該パケットが送信される場合に不足するサイズ分のリソースを追加で割り当ててもよい。具体的には、10リソースブロック分のSPSリソースが予約されている状況下で、端末装置200が15リソースブロック分のパケットを送信しようとしている場合には、基地局100は、不足分である5リソースブロックを当該端末装置200に新たに割り当てる。この場合には、端末装置200は、既に予約されているSPSリソースと、新たに割り当てられたリソースと、を使用して上記パケットを送信する(S307)。
In response to the above request from the
また、他の一例として、基地局100は、既に予約されているSPSリソースとは別に、端末装置200がそのとき送信しようとしているパケットを送信するためのリソースを新たに割り当ててもよい。具体的には、端末装置200が15リソースブロック分のパケットを送信しようとしている場合には、基地局100は、既に予約されているSPSリソースとは別に、15リソースブロックを当該端末装置200に新たに割り当ててもよい。この場合には、端末装置200は、新たに割り当てられたリソースを使用して上記パケットを送信する(S307)。
Further, as another example, the
なお、この場合において、基地局100により予約されたSPSリソースが「第1のリソース」の一例に相当し、端末装置200が基地局100に対してSPSリソースとは別に割り当てを要求するリソースが「第2のリソース」に相当する。
In this case, the SPS resource reserved by the
(A−2)要求されたリソースの割り当てに加えてSPSの設定を再度行う方法
続いて、基地局100が、端末装置200からリソースの割り当てを要求された場合に、当該要求されたリソースの割り当てに加えて、SPSの設定を再度行う(即ち、SPS configurationを設定し直す)場合の一例について説明する。例えば、図29は、Reactive型のリソース割り当てが行われる場合における端末装置200の一連の処理の流れの他の一例を示したフローチャートである。具体的には、図29は、端末装置200が基地局100に対してリソースの割り当てを要求する場合における、当該基地局100の一連の処理の流れの一例を示している。なお、端末装置200の動作については、図28を参照して説明した例と同様のため、詳細な説明は省略する。
(A-2) Method of Reconfiguring SPS in addition to Allocation of Requested Resources Subsequently, when the
図29に示すように、基地局100は、端末装置200からパケットの送信に利用するリソースの割り当ての要求を受けると(S351)、当該端末装置200に対して新たにリソースを割り当てる(S353)。なお、本動作については、図28を参照して説明した例と同様である。即ち、基地局100は、既に予約されているSPSリソースにより上記パケットが送信される場合に不足するサイズ分のリソースを追加で割り当ててもよい。また、基地局100は、SPSリソースとは別に、端末装置200が上記パケットを送信するためのリソースを新たに割り当ててもよい。
As shown in FIG. 29, when the
次いで、基地局100は、端末装置200による定期的なパケットの送信について将来の状況を推測し、SPSの設定を再度行うか否か(即ち、SPS configurationを設定し直すか否か)を判断する(S355)。
Next, the
例えば、基地局100は、端末装置200からの上記要求の内容に応じて、SPSの設定を再度行うか否かを判断してもよい。具体的な一例として、基地局100は、端末装置200がパケットを送信するための送信遅延の要求値やパケットのサイズが、現状のSPSの設定値から一定量以上乖離している場合に、SPSの設定を再度行うと判断してもよい。具体的な一例として、10リソースブロック分のSPSリソースが予約されている状況下で、端末装置200からの要求により30リソースブロックが必要となっているものとする。このとき、基地局100は、不足分である20リソースブロックが閾値を超えている場合には、SPSの設定を再度行うこととなる。
For example, the
また、他の一例として、基地局100は、端末装置200からの要求の回数に応じて、SPSの設定を再度行うか否かを判断してもよい。
Further, as another example, the
また、他の一例として、基地局100は、端末装置200が提供するサービスの種別(即ち、端末装置200に関連付けられたサービスタイプ)に応じて、SPSの設定を再度行うか否かを判断してもよい。具体的な一例として、基地局100は、優先度の高いメッセージを送信する端末装置200からの要求を受けた場合に、将来の状況を推測したうえで、SPSの設定を再度行ってもよい。
Further, as another example, the
次いで、SPSの設定を再度行う場合における、当該設定の方法の一例について説明する。例えば、基地局100は、端末装置200がパケットを送信するための各種設定の要求値に基づき、SPSの設定を更新してもよい。
Next, an example of the setting method when the SPS is set again will be described. For example, the
具体的な一例として、10リソースブロック分のSPSリソースが予約されている状況下で、端末装置200からの要求により15リソースブロックが必要となっているものとする。この場合には、例えば、基地局100は、端末装置200がパケットを送信するために15リソースブロックを割り当て、さらに、その後の定期的なパケットの送信においても同様のサイズが必要となることを見越して、SPSリソースのサイズを15リソースブロックに更新してもよい。
As a specific example, it is assumed that 15 resource blocks are required in response to a request from the
また、基地局100は、端末装置200におけるパケットの到来周期Tのジッタ成分αや、パケットサイズPの変動成分β等を考慮して、SPSの設定を更新してもよい。具体的な一例として、10リソースブロック分のSPSリソースが予約されている状況下で、端末装置200からの要求により15リソースブロックが必要となっており、それまでのパケットのサイズ変動量を見越すと20リソースブロックが必要となっているものとする。この場合には、端末装置200は、例えば、パケットの送信に必要なリソース(15リソースブロック)の割り当てを基地局100に要求し、さらにパケットのサイズ変動量に関する情報を当該基地局100に通知する。基地局100は、例えば、端末装置200がパケットを送信するために15リソースブロックを割り当て、さらに、その後の定期的なパケットの送信における当該パケットのサイズ変動を見越して、SPSリソースのサイズを20リソースブロックに更新してもよい。また、基地局100は、端末装置200からパケットの到来周期のジッタ成分に関する情報を取得した場合には、当該ジッタ成分に応じて、SPSリソースを割り当てるタイミング(時間軸方向の位置)を更新したり、当該SPSリソースを割り当てる時間軸方向の範囲を制御してもよい。即ち、基地局100は、端末装置200からの要求に応じて、「Proactive型のリソース割り当て」として前述した例と同様に、パケットの到来周期のジッタ成分に応じて、SPSリソースを予約してもよい。
Further, the
(端末装置自身がリソースを選択する方法)
続いて、端末装置200がパケットを送信するための新しいリソースを取得する方法の一例として、当該端末装置200自身がパケットの送信に利用するリソースを新たに選択する方法について例を挙げて説明する。
(How the terminal device itself selects the resource)
Subsequently, as an example of a method in which the
まず、図30を参照して、端末装置200自身がパケットの送信に利用するリソースを新たに選択する場合における、当該端末装置200の一連の処理の流れの一例について概要を説明する。図30は、Reactive型のリソース割り当てが行われる場合における端末装置200の一連の処理の流れの他の一例を示したフローチャートである。具体的には、図30は、端末装置200自身がパケットの送信に利用するリソースを新たに選択する場合における、当該端末装置200の一連の処理の流れの一例を示している。
First, with reference to FIG. 30, an outline will be described with reference to an example of a series of processing flows of the
図30に示すように、端末装置200は、送信対象となるパケットが発生すると(S401)、基地局100により予約されたSPSリソースを利用して当該パケットを送信可能か否かについて確認する(S403)。端末装置200は、SPSリソースを利用してパケットを送信可能な場合には(S403、YES)、当該SPSリソースを利用して、送信対象となる上記パケットを送信する(S407)。
As shown in FIG. 30, when a packet to be transmitted is generated (S401), the
一方で、端末装置200は、SPSリソースを利用してパケットを送信することが困難な場合には(S403、NO)、当該パケットを送信するために新たなリソースを選択する(S405)。このとき、端末装置200は、基地局100により事前に確保されたリソースの一部を、パケットの送信に利用するリソースとして選択してもよい。また、他の一例として、端末装置200は、基地局100により事前に確保されたリソース以外の他のリソースを、パケットの送信に利用するリソースとして選択してもよい。なお、端末装置200によるリソースの選択方法については、具体的な例をあげて詳細を別途後述する。そして、端末装置200は、新たに選択したリソースを利用して上記パケットを送信する(S407)。
On the other hand, when it is difficult for the
なお、この場合において、基地局100により予約されたSPSリソースが「第1のリソース」の一例に相当し、端末装置200が上記SPSリソースとは別に新たに選択するリソースが「第2のリソース」に相当する。
In this case, the SPS resource reserved by the
続いて、パケットの送信に利用するリソースの選択方法について具体的な例を挙げて説明する。 Subsequently, a method of selecting a resource to be used for transmitting a packet will be described with a specific example.
(B−1)Random selection
例えば、端末装置200は、パケットの送信に利用するリソースをランダムに選択してもよい。このとき、端末装置200は、他の端末装置200が利用する可能性のあるリソースを選択対象としてもよい。
(B-1) Random selection
For example, the
(B−2)Sensing based selection
他の一例として、端末装置200は、他の端末装置200によるリソースの使用状況をセンシングし、当該センシングの結果に基づき、パケットの送信に利用するリソースを選択してもよい。このとき、端末装置200は、他の端末装置200が利用する可能性のあるリソースを選択対象としてもよい。
(B-2) Sensing based selection
As another example, the
(B−3)パケットを送信可能なタイミングに応じたリソースの選択
他の一例として、端末装置200は、発生したパケットを送信可能なタイミングに応じて、当該パケットの送信に利用するリソースを選択してもよい。具体的な一例として、端末装置200は、発生したパケットを最短で送信可能なリソースを、当該パケットの送信に利用するリソースとして選択してもよい。このとき、端末装置200は、他の端末装置200が利用する可能性のあるリソースを選択対象としてもよい。
(B-3) Selection of Resources According to Timing at which Packets Can Be Transmitted As another example, the
(B−4)バックアップリソースプール(BRP)からのリソースの選択
また、端末装置200は、基地局100がバックアップ用に事前に確保したリソースプールから、パケットの送信に利用するリソースを選択してもよい。なお、以降の説明では、基地局100がバックアップ用に事前に確保したリソースプールを、「バックアップリソースプール(BRP:backup resource pool)」とも称する。
(B-4) Selection of Resources from Backup Resource Pool (BRP) Further, even if the
例えば、図31は、バクアップリソースプール(BRP)の設定に係る処理の流れの一例を示したシーケンス図である。図31に示すように、端末装置200は、セルに接続する、即ち、基地局100との間の通信を確立すると(S451)、当該基地局100に対してUE assistance informationを提供する(S453)。UE assistance informationは、基地局100がSPSに利用可能な情報(即ち、SPS assistance information)を含む。基地局100は、端末装置200からUE assistance informationとして提供された情報に基づき、SPSの設定を行う(S455)。即ち、基地局100は、例えば、SPSリソースのサイやSPS周期を決定し、SPSリソースの割り当てを行う。
For example, FIG. 31 is a sequence diagram showing an example of a processing flow related to the setting of the backup resource pool (BRP). As shown in FIG. 31, when the
また、基地局100は、SPSの設定に加えて、BRPの設定を行う。このとき、基地局100は、例えば、V2X通信等のような装置間通信を行う端末装置200に対してconfigureした共通のリソースプール(common resource pool)の一部をBRPとして設定してもよい。
Further, the
また、例えば、基地局100は、複数の端末装置200(ひいては、全ての端末装置200)に共通のBRPを設定してもよい。また、他の一例として、基地局100は、複数の端末装置200それぞれに対して互いに異なるBRPを設定してもよい。具体的な一例として、基地局100は、複数の端末装置200それぞれにおけるパケットの到来タイミングが異なる場合には、各端末装置200に対して、当該端末装置200における当該到来タイミングに応じて時間軸上の位置が調整されたBRPを設定してもよい。
Further, for example, the
また、基地局100は、BRPの設定(例えば、時間軸上の位置やサイズ等)を状況に応じて変更してもよい。この場合には、例えば、基地局100は、BRPを設定する端末装置200の数、送信メッセージの優先度情報、サービスタイプ、端末装置200の走行環境、端末装置200の走行速度等の情報に応じて、BRPの設定を更新してもよい。もちろん、基地局100は、BRPの設定を変更しなくてもよい。
Further, the
そして、図31に示すように、基地局100は、割り当てたSPSリソース及びBRPそれぞれに関する情報(SPS&BRP resource allocation)を端末装置200に通知する(S457)。
Then, as shown in FIG. 31, the
以上により、端末装置200は、例えば、SPSリソースを利用してパケットを送信することが困難な場合に、当該パケットの送信に利用するリソースをBRPから選択することが可能となる。
As described above, the
具体的な一例として、端末装置200は、パケットの送信にSPSリソースを利用すると送信遅延(Latency)の要求を満たすことが困難な場合には、当該パケットの送信に利用するリソースをBRPから選択してもよい。
As a specific example, when it is difficult for the
また、他の一例として、端末装置200は、パケットのサイズがSPSリソースのサイズを超過し、結果として、当該パケットを送信するためのリソースが不足する場合には、当該パケットの送信に利用するリソースをBRPから選択してもよい。このとき、端末装置200は、SPSリソースにより当該パケットが送信される場合に不足するサイズ分のリソースをBRPから追加で選択してもよい。この場合には、端末装置200は、SPSリソースと、追加でBRPから選択したリソースと、を利用してパケットを送信してもよい。また、他の一例として、端末装置200は、SPSリソースとは別に、パケットを送信するためのリソースをBRPから選択してもよい。この場合には、端末装置200は、SPSリソースに替えて、BRPから選択したリソースを利用してパケットを送信してもよい。
Further, as another example, when the size of the packet exceeds the size of the SPS resource and, as a result, the resource for transmitting the packet is insufficient, the
(B−5)他の端末装置により使用されないリソースの選択
他の一例として、端末装置200は、他の端末装置200によるリソースの選択に関する状況を認識することで、他の端末装置200により使用されないリソースを選択してもよい。
(B-5) Selection of Resources Not Used by Other Terminal Devices As another example, the
例えば、図32は、Reactive型のリソース割り当てが行われる場合における端末装置200の一連の処理の流れの他の一例を示したフローチャートである。具体的には、図32は、端末装置200自身がパケットの送信に利用するリソースを新たに選択する場合における、当該端末装置200の一連の処理の流れの他の一例を示しており、換言すると、端末装置200が他の端末装置200により使用されないリソースを選択する場合の一例について示している。
For example, FIG. 32 is a flowchart showing another example of a series of processing flow of the
図32に示すように、端末装置200は、他の端末装置200に対応するSPSの設定(SPS Configuration)に関する情報を取得する(S501)。これにより、端末装置200は、取得した当該情報に基づき、他の端末装置200により使用されないリソースを認識することが可能となる。なお、この場合には、例えば、端末装置200は、基地局100から送信される(例えば、ブロードキャストされる)上記情報に基づき、他の端末装置200により使用されないリソースを認識してもよい。また、他の一例として、端末装置200は、他の端末装置200との間で、それぞれに対応するSPSの設定に関する情報を相互に共有してもよい。なお、この場合には、基地局100は、上記情報を相互に共有する複数の端末装置200それぞれに対して、共通のSPS Cell RNTIを使用してSPSをconfigureしてもよい。このとき基地局100は、SPS Cell RNTIをscrambleしなくてもよい。また、基地局100は、SPS Cell RNTIをscrambleする場合には、上記情報を相互に共有する複数の端末装置200それぞれについて、共通のscrambling sequenceを使用するとよい。
As shown in FIG. 32, the
次いで、端末装置200は、送信対象となるパケットが発生すると、SPSリソースを利用して当該パケットを送信可能か否かについて確認する(S503)。端末装置200は、SPSリソースを利用してパケットを送信可能な場合には(S403、YES)、当該SPSリソースを選択して(S505)、送信対象となる上記パケットを送信する(S509)。
Next, when a packet to be transmitted is generated, the
一方で、端末装置200は、SPSリソースを利用してパケットを送信することが困難な場合には(S503、NO)、上記情報に基づき認識した他の端末装置200により使用されないリソースを、当該パケットの送信に使用するリソースとして選択してもよい(S507)。そして、端末装置200は、選択したリソース(即ち、他の端末装置200により使用されないリソース)を利用して、上記パケットを送信する(S509)。
On the other hand, when it is difficult for the
なお、SPSの設定に関する情報の共有の対象となる端末装置200については、所定の条件に基づき設定されてもよい。
The
具体的な一例として、上記情報の共有の対象となる端末装置200が、当該端末装置200により送信されるパケットの属性に応じて設定されてもよい。より具体的な一例として、パケットの到来時間の分布が近似する(ひいては、略等しい)複数の端末装置200が、上記情報の共有の対象として設定されてもよい。また、他の一例として、パケットのサイズの分布が近似する(ひいては、略等しい)複数の端末装置200が、上記情報の共有の対象として設定されてもよい。また、他の一例として、パケットの優先度情報が略等しい複数の端末装置200が、上記情報の共有の対象として設定されてもよい。また、他の一例として、提供するサービスの種別(サービスタイプ)が略等しい複数の端末装置200が、上記情報の共有の対象として設定されてもよい。
As a specific example, the
また、上記情報の共有の対象となる端末装置200が、複数の端末装置200間の干渉の度合いに応じて設定されてもよい。より具体的な一例として、互いに干渉が生じにくい複数の端末装置200が、上記情報の共有の対象として設定されてもよい。
Further, the
・補足
なお、上述した選択方法はあくまで一例であり、必ずしも端末装置200自身によるリソースの選択方法を限定するものではない。具体的な一例として、上述した選択方法の例のうち2以上の選択方法が組み合わせることも可能である。より具体的な一例として、端末装置200は、バックアップリソースプールの中から、パケットの送信に利用するリソースをランダムに選択してもよい。
-Supplement The above-mentioned selection method is merely an example, and does not necessarily limit the resource selection method by the
<4.3.変形例>
続いて、本開示に係るシステムの変形例について説明する。
<4.3. Modification example>
Subsequently, a modified example of the system according to the present disclosure will be described.
前述した、Reactive型のリソース割り当てが行われる場合には、事前に担保されていないリソースが使用されるような状況ともなり得るため、定期的なパケットの送信が毎回失敗する等のように、パケットの送信が連続して失敗するような状態となる可能性がある。そのため、このような状況を鑑み、端末装置200は、そのときのSPSの設定ではその後のパケットの送信についても失敗する可能性があることが推測された場合には、その旨を基地局100に報告することで、当該基地局100にSPSの再設定を要求してもよい。また、端末装置200からの要求に限らず、基地局100が自身の判断に基づき、SPSの再設定を行ってもよい。
When the above-mentioned Reactive type resource allocation is performed, it is possible that resources that are not secured in advance are used, so packets such as periodic packet transmission failing every time. There is a possibility that the transmission of will fail continuously. Therefore, in view of such a situation, if it is estimated that the
(端末装置の処理)
ここで、図33及び図34を参照して、変形例に係るシステムにおける端末装置200の一連の処理の流れの一例について説明する。例えば、図33は、変形例に係るシステムにおける端末装置200の一連の処理の流れの一例を示したフローチャートである。
(Processing of terminal equipment)
Here, with reference to FIGS. 33 and 34, an example of a series of processing flows of the
図33に示す例では、端末装置200は、トラフィックが発生する(即ち、送信対象となるパケットが発生する)と(S551)、基地局100により予約されたSPSリソースを利用して当該パケットを送信可能か否かについて確認する(S553)。端末装置200は、SPSリソースを利用してパケットを送信可能な場合には(S553、YES)、当該SPSリソースを利用して、送信対象となる上記パケットを送信する(S561)。
In the example shown in FIG. 33, when the traffic is generated (that is, the packet to be transmitted is generated), the
一方で、端末装置200は、SPSリソースを利用してパケットを送信することが困難な場合には(S553、NO)、「Reactive型のリソース割り当て」の例として前述したように、当該パケットの送信に利用可能なリソースを取得する(S555)。また、端末装置200は、そのときSPSの設定に基づき、その後のパケットの送信が可能か否か(即ち、以降における周期的なパケットの送信が可能か否か)を判定し、当該判定の結果を基地局100に報告するか否かを判断する(S557)。なお、パケットの送信が可能か否かを判定する方法の一例について詳細を別途後述する。
On the other hand, when it is difficult for the
そして、端末装置200は、基地局100への報告を要すると判断した場合には(S557、YES)、その後のパケットの送信が失敗する可能性があることを基地局100に報告し(S559)、新たに取得したリソースを使用して上記パケットを送信する(S561)。一方で、端末装置200は、基地局100への報告が不要と判断した場合には(S559、NO)、上記報告を行わずに、新たに取得したリソースを使用して上記パケットを送信する(S561)。
Then, when the
また、図34は、変形例に係るシステムにおける端末装置200の一連の処理の流れの他の一例を示したフローチャートである。
Further, FIG. 34 is a flowchart showing another example of a series of processing flows of the
図34に示す例では、端末装置200は、トラフィックが発生する(即ち、送信対象となるパケットが発生する)と(S601)、基地局100により予約されたSPSリソースを利用して当該パケットを送信可能か否かについて確認する(S603)。端末装置200は、SPSリソースを利用してパケットを送信可能な場合には(S603、YES)、当該SPSリソースを利用して、送信対象となる上記パケットを送信する(S605)。
In the example shown in FIG. 34, when the traffic is generated (that is, the packet to be transmitted is generated), the
一方で、端末装置200は、SPSリソースを利用してパケットを送信することが困難な場合には(S603、NO)、「Reactive型のリソース割り当て」の例として前述したように、当該パケットの送信に利用可能なリソースを取得する(S607)。そして、端末装置200は、新たに取得したリソースを使用して上記パケットを送信する(S609)。
On the other hand, when it is difficult for the
次いで、端末装置200は、そのときSPSの設定に基づき、その後のパケットの送信が可能か否かを判定し、当該判定の結果を基地局100に報告するか否かを判断する(S611)。なお、パケットの送信が可能か否かを判定する方法の一例について詳細を別途後述する。
Next, the
端末装置200は、基地局100への報告を要すると判断した場合には(S611、YES)、その後のパケットの送信が失敗する可能性があることを基地局100に報告する(S613)。一方で、端末装置200は、基地局100への報告が不要と判断した場合には(S611、NO)、上記報告を行わない。
When the
以上、図33及び図34を参照して、変形例に係るシステムにおける端末装置200の一連の処理の流れの一例について説明した。
As described above, with reference to FIGS. 33 and 34, an example of a series of processing flows of the
(基地局への報告が必要か否かの判断)
続いて、端末装置200が、そのときのSPSの設定に基づき、その後のパケットの送信が可能か否かを判定し、当該判定の結果を基地局100に報告するか否かを判断する方法の一例について説明する。
(Determining whether reporting to the base station is necessary)
Subsequently, the
例えば、端末装置200は、そのときのSPSの設定に基づき、通信のQoS(Quality of Service)を保つことが困難か否かに応じて、その後のパケットの送信が失敗する可能性があることを基地局100に報告してもよい。より具体的な一例として、端末装置200は、連続m回(mは1以上の整数)の送信失敗がj回(jは1以上の整数)連続して発生した場合に、基地局100に対して上記報告を行ってもよい。また、このとき上記変数m及びjについては、端末装置200自身が決定してもよいし、基地局100により設定されてもよい。また、上記変数m及びjとして、複数の端末装置200に対して共通の値が設定されてもよいし、複数の端末装置200それぞれに対して個別に設定されてもよい。
For example, the
また、他の一例として、端末装置200は、パケットの送信に対してNACKを受けた場合に、その後のパケットの送信が失敗する可能性があることを基地局100に報告してもよい。
Further, as another example, the
(端末装置から基地局への報告の内容)
続いて、端末装置200が、その後のパケットの送信が失敗する可能性があることを基地局100に報告する場合における、当該報告の内容の一例について説明する。
(Contents of the report from the terminal device to the base station)
Subsequently, an example of the content of the report when the
例えば、端末装置200は、その後のパケットの送信が失敗する可能性があることを基地局100に報告する場合には、少なくとも送信が失敗する理由に関する情報を当該報告に含めてもよい。具体的な一例として、端末装置200は、送信遅延(latency)の要求を満たすことが困難であることや、SPSリソースのみではパケットを送信するためのリソースが不足することを基地局100に報告してもよい。
For example, when the
また、端末装置200は、パケットの送信に関連する情報を基地局100への報告に含めてもよい。具体的な一例として、端末装置200は、これまでのパケットの送信において、QoSを保つことができなかった回数等の情報を、基地局100への報告に含めてもよい。
In addition, the
(基地局の処理)
続いて、図35を参照して、端末装置200からの上記報告を受けた基地局100の処理の流れの一例について説明する。図35は、変形例に係るシステムにおける基地局100の一連の処理の流れの一例を示したフローチャートであり、特に、端末装置200から上記報告を受けた場合の処理の流れの一例について示している。
(Base station processing)
Subsequently, with reference to FIG. 35, an example of the processing flow of the
図35に示すように、基地局100は、端末装置200から、その後のパケットの送信が失敗する可能性がある旨の報告を受けると(S651)、当該報告の内容に応じて、SPSの設定を再度行うか否か(即ち、SPSをreconfigureするか否か)を判断する(S653)。具体的な一例として、基地局100は、報告を受けた端末装置200が通信のQoSを維持することが困難と判定した場合には、SPSの設定を再度行う必要があるものと判断してもよい。より具体的な一例として、基地局100は、端末装置200からn回(nは1以上の整数)以上報告を受けた場合に、当該端末装置200が通信のQoSを維持することが困難と判定し、SPSの設定を再度行う必要があるものと判断してもよい。なお、上記変数nとして、複数の端末装置200に対して共通の値が設定されてもよいし、複数の端末装置200それぞれに対して個別に設定されてもよい。
As shown in FIG. 35, when the
基地局100は、SPSの設定を再度行うことを決定した場合には(S653、YES)、端末装置200からの上記報告の内容に応じて、SPSリソースをreconfigureする(S655)。なお、このとき基地局100は、「Proactive型のリソース割り当て」として前述した例と同様に、パケットの到来周期のジッタ成分に応じて、SPSリソースをreconfigureしてもよい(即ち、SPSリソースを予約してもよい)。そして、基地局100は、新たなSPSの設定に関する情報(SPS configuration)を端末装置200に通知する(S657)。これにより、端末装置200は、以降におけるパケットの送信タイミングにおいて、新たなSPSの設定に基づき、パケットの送信に利用するSPSリソースを特定することが可能となる。
When the
なお、基地局100は、SPSの設定を再度行う必要がないと判断した場合には(S653、NO)、参照符号S655及びS657で示した処理については実行しなくてもよい。
When the
以上、図33〜図35を参照して、本開示に係るシステムの変形例について説明した。 As described above, a modified example of the system according to the present disclosure has been described with reference to FIGS. 33 to 35.
<<5.応用例>>
続いて、本開示に係る技術の応用例について説明する。本開示に係る技術は、様々な製品へ応用可能である。例えば、基地局100は、マクロeNB又はスモールeNBなどのいずれかの種類のeNB(evolved Node B)として実現されてもよい。スモールeNBは、ピコeNB、マイクロeNB又はホーム(フェムト)eNBなどの、マクロセルよりも小さいセルをカバーするeNBであってよい。その代わりに、基地局100は、NodeB又はBTS(Base Transceiver Station)などの他の種類の基地局として実現されてもよい。基地局100は、無線通信を制御する本体(基地局装置ともいう)と、本体とは別の場所に配置される1つ以上のRRH(Remote Radio Head)とを含んでもよい。また、後述する様々な種類の端末が一時的に又は半永続的に基地局機能を実行することにより、基地局100として動作してもよい。
<< 5. Application example >>
Subsequently, an application example of the technique according to the present disclosure will be described. The technology according to the present disclosure can be applied to various products. For example, the
また、例えば、端末装置200は、スマートフォン、タブレットPC(Personal Computer)、ノートPC、携帯型ゲーム端末、携帯型/ドングル型のモバイルルータ若しくはデジタルカメラなどのモバイル端末、又はカーナビゲーション装置などの車載端末として実現されてもよい。また、端末装置200は、M2M(Machine To Machine)通信を行う端末(MTC(Machine Type Communication)端末ともいう)として実現されてもよい。さらに、端末装置200は、これら端末に搭載される無線通信モジュール(例えば、1つのダイで構成される集積回路モジュール)であってもよい。
Further, for example, the
<5.1.基地局に関する応用例>
(第1の応用例)
図36は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。eNB800は、1つ以上のアンテナ810、及び基地局装置820を有する。各アンテナ810及び基地局装置820は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。
<5.1. Application examples related to base stations>
(First application example)
FIG. 36 is a block diagram showing a first example of a schematic configuration of an eNB to which the techniques according to the present disclosure can be applied. The
アンテナ810の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、基地局装置820による無線信号の送受信のために使用される。eNB800は、図36に示したように複数のアンテナ810を有し、複数のアンテナ810は、例えばeNB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図36にはeNB800が複数のアンテナ810を有する例を示したが、eNB800は単一のアンテナ810を有してもよい。
Each of the
基地局装置820は、コントローラ821、メモリ822、ネットワークインタフェース823及び無線通信インタフェース825を備える。
The
コントローラ821は、例えばCPU又はDSPであってよく、基地局装置820の上位レイヤの様々な機能を動作させる。例えば、コントローラ821は、無線通信インタフェース825により処理された信号内のデータからデータパケットを生成し、生成したパケットをネットワークインタフェース823を介して転送する。コントローラ821は、複数のベースバンドプロセッサからのデータをバンドリングすることによりバンドルドパケットを生成し、生成したバンドルドパケットを転送してもよい。また、コントローラ821は、無線リソース管理(Radio Resource Control)、無線ベアラ制御(Radio Bearer Control)、移動性管理(Mobility Management)、流入制御(Admission Control)又はスケジューリング(Scheduling)などの制御を実行する論理的な機能を有してもよい。また、当該制御は、周辺のeNB又はコアネットワークノードと連携して実行されてもよい。メモリ822は、RAM及びROMを含み、コントローラ821により実行されるプログラム、及び様々な制御データ(例えば、端末リスト、送信電力データ及びスケジューリングデータなど)を記憶する。
The
ネットワークインタフェース823は、基地局装置820をコアネットワーク824に接続するための通信インタフェースである。コントローラ821は、ネットワークインタフェース823を介して、コアネットワークノード又は他のeNBと通信してもよい。その場合に、eNB800と、コアネットワークノード又は他のeNBとは、論理的なインタフェース(例えば、S1インタフェース又はX2インタフェース)により互いに接続されてもよい。ネットワークインタフェース823は、有線通信インタフェースであってもよく、又は無線バックホールのための無線通信インタフェースであってもよい。ネットワークインタフェース823が無線通信インタフェースである場合、ネットワークインタフェース823は、無線通信インタフェース825により使用される周波数帯域よりもより高い周波数帯域を無線通信に使用してもよい。
The
無線通信インタフェース825は、LTE(Long Term Evolution)又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、アンテナ810を介して、eNB800のセル内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース825は、典型的には、ベースバンド(BB)プロセッサ826及びRF回路827などを含み得る。BBプロセッサ826は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、各レイヤ(例えば、L1、MAC(Medium Access Control)、RLC(Radio Link Control)及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol))の様々な信号処理を実行する。BBプロセッサ826は、コントローラ821の代わりに、上述した論理的な機能の一部又は全部を有してもよい。BBプロセッサ826は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を含むモジュールであってもよく、BBプロセッサ826の機能は、上記プログラムのアップデートにより変更可能であってもよい。また、上記モジュールは、基地局装置820のスロットに挿入されるカード若しくはブレードであってもよく、又は上記カード若しくは上記ブレードに搭載されるチップであってもよい。一方、RF回路827は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ810を介して無線信号を送受信する。
The
無線通信インタフェース825は、図36に示したように複数のBBプロセッサ826を含み、複数のBBプロセッサ826は、例えばeNB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。また、無線通信インタフェース825は、図36に示したように複数のRF回路827を含み、複数のRF回路827は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図36には無線通信インタフェース825が複数のBBプロセッサ826及び複数のRF回路827を含む例を示したが、無線通信インタフェース825は単一のBBプロセッサ826又は単一のRF回路827を含んでもよい。
The
図36に示したeNB800において、図2を参照して説明した基地局100に含まれる1つ以上の構成要素(例えば、通信制御部151、情報取得部153、及び通知部155の少なくともいずれか)は、無線通信インタフェース825において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、コントローラ821において実装されてもよい。一例として、eNB800は、無線通信インタフェース825の一部(例えば、BBプロセッサ826)若しくは全部、及び/又はコントローラ821を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがeNB800にインストールされ、無線通信インタフェース825(例えば、BBプロセッサ826)及び/又はコントローラ821が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてeNB800、基地局装置820又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
In the
また、図36に示したeNB800において、図2を参照して説明した無線通信部120は、無線通信インタフェース825(例えば、RF回路827)において実装されてもよい。また、アンテナ部110は、アンテナ810において実装されてもよい。また、ネットワーク通信部130は、コントローラ821及び/又はネットワークインタフェース823において実装されてもよい。また、記憶部140は、メモリ822において実装されてもよい。
Further, in the
(第2の応用例)
図37は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。eNB830は、1つ以上のアンテナ840、基地局装置850、及びRRH860を有する。各アンテナ840及びRRH860は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。また、基地局装置850及びRRH860は、光ファイバケーブルなどの高速回線で互いに接続され得る。
(Second application example)
FIG. 37 is a block diagram showing a second example of a schematic configuration of an eNB to which the techniques according to the present disclosure can be applied. The
アンテナ840の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、RRH860による無線信号の送受信のために使用される。eNB830は、図37に示したように複数のアンテナ840を有し、複数のアンテナ840は、例えばeNB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図37にはeNB830が複数のアンテナ840を有する例を示したが、eNB830は単一のアンテナ840を有してもよい。
Each of the
基地局装置850は、コントローラ851、メモリ852、ネットワークインタフェース853、無線通信インタフェース855及び接続インタフェース857を備える。コントローラ851、メモリ852及びネットワークインタフェース853は、図36を参照して説明したコントローラ821、メモリ822及びネットワークインタフェース823と同様のものである。
The
無線通信インタフェース855は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、RRH860及びアンテナ840を介して、RRH860に対応するセクタ内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース855は、典型的には、BBプロセッサ856などを含み得る。BBプロセッサ856は、接続インタフェース857を介してRRH860のRF回路864と接続されることを除き、図36を参照して説明したBBプロセッサ826と同様のものである。無線通信インタフェース855は、図37に示したように複数のBBプロセッサ856を含み、複数のBBプロセッサ856は、例えばeNB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図37には無線通信インタフェース855が複数のBBプロセッサ856を含む例を示したが、無線通信インタフェース855は単一のBBプロセッサ856を含んでもよい。
The
接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)をRRH860と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)とRRH860とを接続する上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
The
また、RRH860は、接続インタフェース861及び無線通信インタフェース863を備える。
The RRH860 also includes a
接続インタフェース861は、RRH860(無線通信インタフェース863)を基地局装置850と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース861は、上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
The
無線通信インタフェース863は、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、典型的には、RF回路864などを含み得る。RF回路864は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、図37に示したように複数のRF回路864を含み、複数のRF回路864は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図37には無線通信インタフェース863が複数のRF回路864を含む例を示したが、無線通信インタフェース863は単一のRF回路864を含んでもよい。
The
図37に示したeNB830において、図2を参照して説明した基地局100に含まれる1つ以上の構成要素(例えば、通信制御部151、情報取得部153、及び通知部155の少なくともいずれか)は、無線通信インタフェース855及び/又は無線通信インタフェース863において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、コントローラ851において実装されてもよい。一例として、eNB830は、無線通信インタフェース855の一部(例えば、BBプロセッサ856)若しくは全部、及び/又はコントローラ851を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがeNB830にインストールされ、無線通信インタフェース855(例えば、BBプロセッサ856)及び/又はコントローラ851が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてeNB830、基地局装置850又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
In the
また、図37に示したeNB830において、例えば、図2を参照して説明した無線通信部120は、無線通信インタフェース863(例えば、RF回路864)において実装されてもよい。また、アンテナ部110は、アンテナ840において実装されてもよい。また、ネットワーク通信部130は、コントローラ851及び/又はネットワークインタフェース853において実装されてもよい。また、記憶部140は、メモリ852において実装されてもよい。
Further, in the
<5.2.端末装置に関する応用例>
(第1の応用例)
図38は、本開示に係る技術が適用され得るスマートフォン900の概略的な構成の一例を示すブロック図である。スマートフォン900は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912、1つ以上のアンテナスイッチ915、1つ以上のアンテナ916、バス917、バッテリー918及び補助コントローラ919を備える。
<5.2. Application examples related to terminal devices>
(First application example)
FIG. 38 is a block diagram showing an example of a schematic configuration of a
プロセッサ901は、例えばCPU又はSoC(System on Chip)であってよく、スマートフォン900のアプリケーションレイヤ及びその他のレイヤの機能を制御する。メモリ902は、RAM及びROMを含み、プロセッサ901により実行されるプログラム及びデータを記憶する。ストレージ903は、半導体メモリ又はハードディスクなどの記憶媒体を含み得る。外部接続インタフェース904は、メモリーカード又はUSB(Universal Serial Bus)デバイスなどの外付けデバイスをスマートフォン900へ接続するためのインタフェースである。
The
カメラ906は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子を有し、撮像画像を生成する。センサ907は、例えば、測位センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び加速度センサなどのセンサ群を含み得る。マイクロフォン908は、スマートフォン900へ入力される音声を音声信号へ変換する。入力デバイス909は、例えば、表示デバイス910の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、キーパッド、キーボード、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス910は、液晶ディスプレイ(LCD)又は有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイなどの画面を有し、スマートフォン900の出力画像を表示する。スピーカ911は、スマートフォン900から出力される音声信号を音声に変換する。
The
無線通信インタフェース912は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース912は、典型的には、BBプロセッサ913及びRF回路914などを含み得る。BBプロセッサ913は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路914は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ916を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース912は、BBプロセッサ913及びRF回路914を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース912は、図38に示したように複数のBBプロセッサ913及び複数のRF回路914を含んでもよい。なお、図38には無線通信インタフェース912が複数のBBプロセッサ913及び複数のRF回路914を含む例を示したが、無線通信インタフェース912は単一のBBプロセッサ913又は単一のRF回路914を含んでもよい。
The
さらに、無線通信インタフェース912は、セルラー通信方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又は無線LAN(Local Area Network)方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよく、その場合に、無線通信方式ごとのBBプロセッサ913及びRF回路914を含んでもよい。
Further, the
アンテナスイッチ915の各々は、無線通信インタフェース912に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ916の接続先を切り替える。
Each of the
アンテナ916の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース912による無線信号の送受信のために使用される。スマートフォン900は、図38に示したように複数のアンテナ916を有してもよい。なお、図38にはスマートフォン900が複数のアンテナ916を有する例を示したが、スマートフォン900は単一のアンテナ916を有してもよい。
Each of the
さらに、スマートフォン900は、無線通信方式ごとにアンテナ916を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ915は、スマートフォン900の構成から省略されてもよい。
Further, the
バス917は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912及び補助コントローラ919を互いに接続する。バッテリー918は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図38に示したスマートフォン900の各ブロックへ電力を供給する。補助コントローラ919は、例えば、スリープモードにおいて、スマートフォン900の必要最低限の機能を動作させる。
The
図38に示したスマートフォン900において、図3を参照して説明した端末装置200に含まれる1つ以上の構成要素(例えば、通信制御部241、情報取得部243、判定部245、及び通知部247の少なくともいずれか)は、無線通信インタフェース912において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、プロセッサ901又は補助コントローラ919において実装されてもよい。一例として、スマートフォン900は、無線通信インタフェース912の一部(例えば、BBプロセッサ913)若しくは全部、プロセッサ901、及び/又は補助コントローラ919を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがスマートフォン900にインストールされ、無線通信インタフェース912(例えば、BBプロセッサ913)、プロセッサ901、及び/又は補助コントローラ919が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてスマートフォン900又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
In the
また、図38に示したスマートフォン900において、例えば、図3を参照して説明した無線通信部220は、無線通信インタフェース912(例えば、RF回路914)において実装されてもよい。また、アンテナ部210は、アンテナ916において実装されてもよい。また、記憶部230は、メモリ902において実装されてもよい。
Further, in the
(第2の応用例)
図39は、本開示に係る技術が適用され得るカーナビゲーション装置920の概略的な構成の一例を示すブロック図である。カーナビゲーション装置920は、プロセッサ921、メモリ922、GPS(Global Positioning System)モジュール924、センサ925、データインタフェース926、コンテンツプレーヤ927、記憶媒体インタフェース928、入力デバイス929、表示デバイス930、スピーカ931、無線通信インタフェース933、1つ以上のアンテナスイッチ936、1つ以上のアンテナ937及びバッテリー938を備える。
(Second application example)
FIG. 39 is a block diagram showing an example of a schematic configuration of a
プロセッサ921は、例えばCPU又はSoCであってよく、カーナビゲーション装置920のナビゲーション機能及びその他の機能を制御する。メモリ922は、RAM及びROMを含み、プロセッサ921により実行されるプログラム及びデータを記憶する。
The
GPSモジュール924は、GPS衛星から受信されるGPS信号を用いて、カーナビゲーション装置920の位置(例えば、緯度、経度及び高度)を測定する。センサ925は、例えば、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び気圧センサなどのセンサ群を含み得る。データインタフェース926は、例えば、図示しない端子を介して車載ネットワーク941に接続され、車速データなどの車両側で生成されるデータを取得する。
The
コンテンツプレーヤ927は、記憶媒体インタフェース928に挿入される記憶媒体(例えば、CD又はDVD)に記憶されているコンテンツを再生する。入力デバイス929は、例えば、表示デバイス930の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス930は、LCD又はOLEDディスプレイなどの画面を有し、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの画像を表示する。スピーカ931は、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの音声を出力する。
The
無線通信インタフェース933は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース933は、典型的には、BBプロセッサ934及びRF回路935などを含み得る。BBプロセッサ934は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路935は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ937を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース933は、BBプロセッサ934及びRF回路935を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース933は、図39に示したように複数のBBプロセッサ934及び複数のRF回路935を含んでもよい。なお、図39には無線通信インタフェース933が複数のBBプロセッサ934及び複数のRF回路935を含む例を示したが、無線通信インタフェース933は単一のBBプロセッサ934又は単一のRF回路935を含んでもよい。
The
さらに、無線通信インタフェース933は、セルラー通信方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又は無線LAN方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよく、その場合に、無線通信方式ごとのBBプロセッサ934及びRF回路935を含んでもよい。
Further, the
アンテナスイッチ936の各々は、無線通信インタフェース933に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ937の接続先を切り替える。
Each of the
アンテナ937の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース933による無線信号の送受信のために使用される。カーナビゲーション装置920は、図39に示したように複数のアンテナ937を有してもよい。なお、図39にはカーナビゲーション装置920が複数のアンテナ937を有する例を示したが、カーナビゲーション装置920は単一のアンテナ937を有してもよい。
Each of the
さらに、カーナビゲーション装置920は、無線通信方式ごとにアンテナ937を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ936は、カーナビゲーション装置920の構成から省略されてもよい。
Further, the
バッテリー938は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図39に示したカーナビゲーション装置920の各ブロックへ電力を供給する。また、バッテリー938は、車両側から給電される電力を蓄積する。
The
図39に示したカーナビゲーション装置920において、図3を参照して説明した図3を参照して説明した端末装置200に含まれる1つ以上の構成要素(例えば、通信制御部241、情報取得部243、判定部245、及び通知部247の少なくともいずれか)は、無線通信インタフェース933において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、プロセッサ921において実装されてもよい。一例として、カーナビゲーション装置920は、無線通信インタフェース933の一部(例えば、BBプロセッサ934)若しくは全部及び/又はプロセッサ921を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがカーナビゲーション装置920にインストールされ、無線通信インタフェース933(例えば、BBプロセッサ934)及び/又はプロセッサ921が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてカーナビゲーション装置920又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
In the
また、図39に示したカーナビゲーション装置920において、例えば、図3を参照して説明した無線通信部220は、無線通信インタフェース933(例えば、RF回路935)において実装されてもよい。また、アンテナ部210は、アンテナ937において実装されてもよい。また、記憶部230は、メモリ922において実装されてもよい。
Further, in the
また、本開示に係る技術は、上述したカーナビゲーション装置920の1つ以上のブロックと、車載ネットワーク941と、車両側モジュール942とを含む車載システム(又は車両)940として実現されてもよい。車両側モジュール942は、車速、エンジン回転数又は故障情報などの車両側データを生成し、生成したデータを車載ネットワーク941へ出力する。
Further, the technique according to the present disclosure may be realized as an in-vehicle system (or vehicle) 940 including one or more blocks of the
<<6.むすび>>
以上説明したように、本開示の一実施形態に係るシステムにおいて、端末装置は、装置間通信により他の端末装置に周期的にパケットを送信するための条件に関する第1の情報を基地局に通知する。上記第1の情報は、例えば、装置間通信により周期的に送信されるパケットのジッタに関する情報と、当該パケットのサイズ変動に関する情報と、のうち少なくともいずれかを含む。また、当該端末装置は、上記第1の情報の通知後に、上記周期的なパケットの送信に利用可能に割り当てられた送信リソースに関する第2の情報を上記基地局から取得する。そして、当該端末装置は、上記第2の情報に基づき、上記周期的なパケットの送信に利用するリソースを選択する。
<< 6. Conclusion >>
As described above, in the system according to the embodiment of the present disclosure, the terminal device notifies the base station of the first information regarding the conditions for periodically transmitting the packet to the other terminal device by the inter-device communication. do. The first information includes, for example, at least one of information on jitter of a packet periodically transmitted by inter-device communication and information on size variation of the packet. Further, after the notification of the first information, the terminal device acquires the second information regarding the transmission resource available for transmission of the periodic packet from the base station. Then, the terminal device selects a resource to be used for transmitting the periodic packet based on the second information.
以上のような構成により、基地局は、例えば、トラフィックに含まれるジッタ成分に応じたパケットの送信タイミングのばらつきや、伝送されるパケットのサイズの変動等が生じるような状況下においても、より柔軟にリソースを割り当てることが可能となる。即ち、本開示の一実施形態に係るシステムに依れば、V2X通信を初めとした装置間通信においてより柔軟なリソースの割り当てが可能となる。なお、装置間通信を行う複数の端末装置のうち一部の端末装置が「第1の端末装置」の一例に相当し、他の一部の端末装置が「第2の端末装置」の一例に相当する。 With the above configuration, the base station is more flexible even in a situation where, for example, the transmission timing of the packet varies according to the jitter component contained in the traffic, the size of the transmitted packet varies, and the like. Resources can be allocated to. That is, according to the system according to the embodiment of the present disclosure, more flexible resource allocation becomes possible in inter-device communication such as V2X communication. Of the plurality of terminal devices that perform inter-device communication, some terminal devices correspond to an example of the "first terminal device", and some other terminal devices correspond to an example of the "second terminal device". Equivalent to.
また、本開示の一実施形態に係るシステムにおいて、端末装置は、装置間通信におけるパケットの送信に利用するために割り当てられた第1のリソースに関する情報と、送信予定のパケットに関する情報と、に応じて、第1のリソースとは異なる第2のリソースの割り当てに関する要求を基地局に通知する。 Further, in the system according to the embodiment of the present disclosure, the terminal device responds to the information regarding the first resource allocated to be used for transmitting the packet in the inter-device communication and the information regarding the packet to be transmitted. Therefore, the base station is notified of the request regarding the allocation of the second resource different from the first resource.
以上のような構成により、端末装置は、例えば、事前に割り当てられた(予約された)第1のリソースを利用してパケットを送信することが困難な場合においても、上記要求に応じて基地局が新たに割り当てた第2のリソースを利用して、当該パケットを送信することも可能となる。即ち、トラフィックに含まれるジッタ成分に応じたパケットの送信タイミングのばらつきや、伝送されるパケットのサイズの変動等が生じるような状況下においても、端末装置は、状況に応じて基地局にリソースの割り当てを要求することで、安定的にパケットを送信することが可能となる。 With the above configuration, the terminal device can respond to the above request even when it is difficult to transmit a packet using, for example, a pre-allocated (reserved) first resource. It is also possible to transmit the packet by using the second resource newly allocated by. That is, even in a situation where the transmission timing of the packet varies according to the jitter component contained in the traffic, the size of the transmitted packet fluctuates, and the like, the terminal device supplies resources to the base station depending on the situation. By requesting allocation, it is possible to send packets in a stable manner.
また、本開示の一実施形態に係るシステムにおいて、端末装置は、装置間通信におけるパケットの送信に利用するために割り当てられた第1のリソースに関する情報と、送信予定の前記パケットに関する情報と、に応じて、上記第1のリソースとは異なる第2のリソースを選択する。 Further, in the system according to the embodiment of the present disclosure, the terminal device includes information on a first resource allocated to be used for transmitting a packet in inter-device communication, and information on the packet to be transmitted. A second resource different from the first resource is selected accordingly.
以上のような構成により、端末装置は、例えば、事前に割り当てられた(予約された)第1のリソースを利用してパケットを送信することが困難な場合においても、新たに選択した第2のリソースを利用して、当該パケットを送信することも可能となる。即ち、トラフィックに含まれるジッタ成分に応じたパケットの送信タイミングのばらつきや、伝送されるパケットのサイズの変動等が生じるような状況下においても、端末装置は、状況に応じて新たにリソースを選択することで、安定的にパケットを送信することが可能となる。 With the above configuration, the terminal device can transmit the packet by using the pre-allocated (reserved) first resource, for example, even when it is difficult to transmit the packet. It is also possible to send the packet by using the resource. That is, even in a situation where the transmission timing of the packet varies according to the jitter component contained in the traffic, the size of the transmitted packet fluctuates, and the like, the terminal device newly selects a resource according to the situation. By doing so, it becomes possible to transmit packets in a stable manner.
特に、NR V2X通信においては、LTEベースのV2Xではサポートできなかったような、高信頼性、低遅延、高速通信、ハイキャパシティを必要とする新たなユースケースをサポートする。このような場合においても、本開示の一実施形態に係るシステムに依れば、上述した構成に基づき、NR V2X通信でサポートされる多様なユースケースそれぞれに対して、より柔軟に対応することが可能となる。 In particular, in NR V2X communication, it supports new use cases that require high reliability, low delay, high-speed communication, and high capacity, which cannot be supported by LTE-based V2X. Even in such a case, according to the system according to the embodiment of the present disclosure, it is possible to more flexibly deal with each of various use cases supported by NR V2X communication based on the above-described configuration. It will be possible.
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。 Although the preferred embodiments of the present disclosure have been described in detail with reference to the accompanying drawings, the technical scope of the present disclosure is not limited to such examples. It is clear that a person having ordinary knowledge in the technical field of the present disclosure can come up with various modifications or modifications within the scope of the technical ideas described in the claims. Of course, it is understood that the above also belongs to the technical scope of the present disclosure.
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。 In addition, the effects described herein are merely explanatory or exemplary and are not limited. That is, the techniques according to the present disclosure may exhibit other effects apparent to those skilled in the art from the description herein, in addition to or in place of the above effects.
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
無線通信を行う通信部と、
装置間通信により他の端末装置に周期的にパケットを送信するための条件に関する第1の情報を基地局に通知する通知部と、
前記第1の情報の通知後に、前記周期的なパケットの送信に利用可能に割り当てられた送信リソースに関する第2の情報を前記基地局から取得する取得部と、
前記第2の情報に基づき、前記周期的なパケットの送信に利用するリソースを選択する制御部と、
を備える、通信装置。
(2)
前記第1の情報は、前記装置間通信により周期的に送信されるパケットのジッタに関する情報と、当該パケットのサイズ変動に関する情報と、のうち少なくともいずれかを含む、前記(1)に記載の通信装置。
(3)
前記リソースが選択される範囲は、前記第1の情報と、前記装置間通信に関する条件と、に基づき決定される、前記(1)または(2)に記載の通信装置。
(4)
前記装置間通信に関する条件は、
前記装置間通信に利用される周波数帯域の混雑度と、
前記装置間通信を介して送信されるパケットの優先度と、
前記装置間通信が利用されるサービスの種別と、
前記装置間通信を介して送信されるパケットの種別と、
前記装置間通信を利用する端末装置の位置情報と、
前記装置間通信を利用する端末装置の速度と、
のうち少なくともいずれかの条件を含む、
前記(3)に記載の通信装置。
(5)
前記制御部は、前記第2の情報と、リソースの選択に関する条件と、に基づき、前記前記周期的なパケットの送信に利用するリソースを選択する、前記(1)〜(4)のいずれか一項に記載の通信装置。
(6)
前記リソースの選択に関する条件は、前記基地局から通知される、前記(5)に記載の通信装置。
(7)
前記リソースの選択に関する条件は、
ランダムにリソースの選択に関する条件と、
センシングに基づくリソースの選択に関する条件と、
発生したパケットを送信可能なタイミングに応じたリソースの選択に関する条件と、
各リソースに関連付けられたレベルに応じたリソースの選択に関する条件と、
のうち少なくともいずれかの条件を含む、
前記(5)または(6)に記載の通信装置。
(8)
前記レベルは、前記周期的なパケットの送信におけるジッタ成分の確率密度関数と、当該パケットのサイズ変動の成分の確率密度関数と、のうちの少なくともいずれかに応じて設定される、前記(7)に記載の通信装置。
(9)
無線通信を行う通信部と、
装置間通信による他の端末装置への周期的なパケットの送信に利用するために割り当てられた第1のリソースに関する情報と、送信予定の前記パケットに関する情報と、に応じて、前記第1のリソースとは異なる第2のリソースを取得する制御部と、
を備える、通信装置。
(10)
前記制御部は、基地局に前記第2のリソースの割り当てを要求することで、当該第2のリソースを取得する、前記(9)に記載の通信装置。
(11)
前記第1のリソースは、前記装置間通信による他の端末装置への周期的なパケットの送信に利用可能に割り当てられたリソースであり、
前記要求に基づく前記第2のリソースの割り当て結果に応じて、前記第1のリソースの割り当てが制御される、
前記(10)に記載の通信装置。
(12)
前記制御部は、前記第2のリソースを選択することで、当該第2のリソースを取得する、前記(9)に記載の通信装置。
(13)
前記制御部は、前記第2のリソースをランダムに選択する、前記(12)に記載の通信装置。
(14)
前記制御部は、前記装置間通信に利用可能なリソースのセンシング結果に応じて、前記第2のリソースを選択する、前記(12)に記載の通信装置。
(15)
前記制御部は、発生したパケットを送信可能なタイミングに応じて、前記第2のリソースを選択する、前記(12)に記載の通信装置。
(16)
前記制御部は、発生したパケットを最短で送信可能な前記第2のリソースを選択する、前記(15)に記載の通信装置。
(17)
前記制御部は、基地局により前記装置間通信に利用可能に割り当てられたリソースプールから、前記第2のリソースを選択する、前記(12)〜(16)のいずれか一項に記載の通信装置。
(18)
前記リソースプールのうち少なくとも一部のリソースは、1以上の他の端末装置と共通に割り当てられる、前記(17)に記載の通信装置。
(19)
前記リソースプールのうち少なくとも一部のリソースは、他の端末装置とは個別に割り当てられる、前記(17)に記載の通信装置。
(20)
前記制御部は、他の端末装置による前記装置間通信へのリソースの利用状況に応じて、前記第2のリソースを選択する、前記(12)〜(19)のいずれか一項に記載の通信装置。
(21)
前記他の端末装置による前記装置間通信へのリソースの利用状況に関する情報は、基地局から通知される、前記(20)に記載の通信装置。
(22)
前記他の端末装置による前記装置間通信へのリソースの利用状況に関する情報は、当該他の端末装置から通知される、前記(20)に記載の通信装置。
(23)
前記装置間通信へのリソースの利用状況に関する情報の取得対象となる前記他の端末装置は、
当該他の端末装置が送信するパケットの属性と、
当該他の端末装置との間の干渉の度合いと、
の少なくともいずれかに応じて決定される、
前記(20)〜(22)のいずれか一項に記載の通信装置。
(24)
前記第1のリソースを利用した周期的なパケットの送付が可能か否かを判定する判定部と、
前記判定の結果を基地局に通知する通知部と、
を備え、
当該通知に応じて、前記第1のリソースの割り当てが制御される、
前記(12)〜(23)のいずれか一項に記載の通信装置。
(25)
無線通信を行う通信部と、
第1の端末装置が装置間通信により第2の端末装置に周期的にパケットを送信するための条件に関する第1の情報を、当該第1の端末装置から取得する取得部と、
前記第1の情報に基づき、前記周期的なパケットの送信に利用可能なリソースの割り当てを制御する制御部と、
前記周期的なパケットの送信に利用可能なリソースの割り当てに関する第2の情報を前記第1の端末装置に通知する通知部と、
を備える、通信装置。
(26)
コンピュータが、
無線通信を行うことと、
装置間通信により他の端末装置に周期的にパケットを送信するための条件に関する第1の情報を基地局に通知することと、
前記第1の情報の通知後に、前記周期的なパケットの送信に利用可能に割り当てられた送信リソースに関する第2の情報を前記基地局から取得することと、
前記第2の情報に基づき、前記周期的なパケットの送信に利用するリソースを選択することと、
を含む、通信方法。
(27)
コンピュータが、
無線通信を行うことと、
装置間通信による他の端末装置への周期的なパケットの送信に利用するために割り当てられた第1のリソースに関する情報と、送信予定の前記パケットに関する情報と、に応じて、前記第1のリソースとは異なる第2のリソースを取得することと、
を含む、通信方法。
(28)
コンピュータが、
無線通信を行うことと、
第1の端末装置が装置間通信により第2の端末装置に周期的にパケットを送信するための条件に関する第1の情報を、当該第1の端末装置から取得することと、
前記第1の情報に基づき、前記周期的なパケットの送信に利用可能なリソースの割り当てを制御することと、
前記周期的なパケットの送信に利用可能なリソースの割り当てに関する第2の情報を前記第1の端末装置に通知することと、
を含む、通信方法。
The following configurations also belong to the technical scope of the present disclosure.
(1)
With the communication unit that performs wireless communication,
A notification unit that notifies the base station of the first information regarding the conditions for periodically transmitting a packet to another terminal device by inter-device communication, and a notification unit.
After the notification of the first information, an acquisition unit that acquires the second information about the transmission resource available for transmission of the periodic packet from the base station, and the acquisition unit.
Based on the second information, a control unit that selects a resource to be used for transmitting the periodic packet, and a control unit.
A communication device.
(2)
The communication according to (1) above, wherein the first information includes at least one of information on jitter of a packet periodically transmitted by the inter-device communication and information on size variation of the packet. Device.
(3)
The communication device according to (1) or (2), wherein the range in which the resource is selected is determined based on the first information and the conditions for communication between devices.
(4)
The conditions for inter-device communication are as follows:
The degree of congestion in the frequency band used for inter-device communication and
The priority of packets transmitted via the inter-device communication and
The type of service for which inter-device communication is used and
The type of packet transmitted via the inter-device communication and
The location information of the terminal device that uses the inter-device communication and
The speed of the terminal device that uses the inter-device communication and
Including at least one of the conditions,
The communication device according to (3) above.
(5)
The control unit selects a resource to be used for transmitting the periodic packet based on the second information and a condition for selecting the resource, any one of the above (1) to (4). The communication device described in the section.
(6)
The communication device according to (5) above, wherein the conditions for selecting the resource are notified from the base station.
(7)
The conditions for selecting the resource are
Random resource selection conditions and
Conditions for resource selection based on sensing and
Conditions related to resource selection according to the timing at which the generated packet can be sent, and
Conditions for selecting resources according to the level associated with each resource, and
Including at least one of the conditions,
The communication device according to (5) or (6) above.
(8)
The level is set according to at least one of a probability density function of a jitter component in the periodic packet transmission and a probability density function of a component of the size variation of the packet (7). The communication device described in.
(9)
With the communication unit that performs wireless communication,
The first resource, depending on the information about the first resource allocated for use in transmitting periodic packets to other terminal devices by inter-device communication and the information about the packet to be transmitted. A control unit that acquires a second resource different from
A communication device.
(10)
The communication device according to (9) above, wherein the control unit acquires the second resource by requesting the base station to allocate the second resource.
(11)
The first resource is a resource that is available for transmission of a periodic packet to another terminal device by the device-to-device communication.
The allocation of the first resource is controlled according to the allocation result of the second resource based on the request.
The communication device according to (10) above.
(12)
The communication device according to (9) above, wherein the control unit acquires the second resource by selecting the second resource.
(13)
The communication device according to (12) above, wherein the control unit randomly selects the second resource.
(14)
The communication device according to (12) above, wherein the control unit selects the second resource according to the sensing result of the resource available for the communication between the devices.
(15)
The communication device according to (12), wherein the control unit selects the second resource according to the timing at which the generated packet can be transmitted.
(16)
The communication device according to (15), wherein the control unit selects the second resource capable of transmitting the generated packet in the shortest time.
(17)
The communication device according to any one of (12) to (16), wherein the control unit selects the second resource from the resource pool allocated to be used for inter-device communication by the base station. ..
(18)
The communication device according to (17) above, wherein at least a part of the resources in the resource pool is allocated in common with one or more other terminal devices.
(19)
The communication device according to (17) above, wherein at least a part of the resources in the resource pool is allocated separately from other terminal devices.
(20)
The communication according to any one of (12) to (19), wherein the control unit selects the second resource according to the usage status of the resource for the inter-device communication by another terminal device. Device.
(21)
The communication device according to (20) above, wherein the information regarding the usage status of resources for communication between the devices by the other terminal device is notified from the base station.
(22)
The communication device according to (20) above, wherein information on the usage status of resources for communication between the devices by the other terminal device is notified from the other terminal device.
(23)
The other terminal device for which information on the resource usage status for inter-device communication is to be acquired is
The attributes of packets sent by the other terminal device and
The degree of interference with the other terminal device and
Determined according to at least one of
The communication device according to any one of (20) to (22).
(24)
A determination unit that determines whether or not a periodic packet can be sent using the first resource, and a determination unit.
A notification unit that notifies the base station of the result of the determination,
With
In response to the notification, the allocation of the first resource is controlled.
The communication device according to any one of (12) to (23).
(25)
With the communication unit that performs wireless communication,
An acquisition unit that acquires first information regarding conditions for the first terminal device to periodically transmit a packet to the second terminal device by inter-device communication from the first terminal device.
A control unit that controls the allocation of resources available for transmitting the periodic packet based on the first information.
A notification unit that notifies the first terminal device of second information regarding allocation of resources available for transmitting the periodic packet, and a notification unit.
A communication device.
(26)
The computer
To perform wireless communication and
Notifying the base station of the first information regarding the conditions for periodically transmitting packets to other terminal devices by inter-device communication, and
After the notification of the first information, obtaining the second information about the transmission resource available for transmission of the periodic packet from the base station, and
Based on the second information, selecting the resource to be used for transmitting the periodic packet and
Communication methods, including.
(27)
The computer
To perform wireless communication and
The first resource, depending on the information about the first resource allocated for use in transmitting periodic packets to other terminal devices by inter-device communication and the information about the packet to be transmitted. To get a second resource that is different from
Communication methods, including.
(28)
The computer
To perform wireless communication and
Acquiring the first information regarding the conditions for the first terminal device to periodically transmit a packet to the second terminal device by inter-device communication from the first terminal device, and
Controlling the allocation of resources available for the periodic packet transmission based on the first information.
Notifying the first terminal device of second information regarding the allocation of resources available for transmitting the periodic packet, and
Communication methods, including.
1 システム
100 基地局
110 アンテナ部
120 無線通信部
130 ネットワーク通信部
140 記憶部
150 制御部
151 通信制御部
153 情報取得部
155 通知部
200 端末装置
210 アンテナ部
220 無線通信部
230 記憶部
240 制御部
241 通信制御部
243 情報取得部
245 判定部
247 通知部
1
Claims (24)
装置間通信により他の端末装置に周期的にパケットを送信するための条件に関する第1の情報を基地局に通知する通知部と、
前記第1の情報の通知後に、前記周期的なパケットの送信に利用可能に割り当てられた送信リソースに関する第2の情報を前記基地局から取得する取得部と、
前記第2の情報に基づき、前記周期的なパケットの送信に利用するリソースを選択する制御部と、
を備える、通信装置。 With the communication unit that performs wireless communication,
A notification unit that notifies the base station of the first information regarding the conditions for periodically transmitting a packet to another terminal device by inter-device communication, and a notification unit.
After the notification of the first information, an acquisition unit that acquires the second information about the transmission resource available for transmission of the periodic packet from the base station, and the acquisition unit.
Based on the second information, a control unit that selects a resource to be used for transmitting the periodic packet, and a control unit.
A communication device.
前記装置間通信に利用される周波数帯域の混雑度と、
前記装置間通信を介して送信されるパケットの優先度と、
前記装置間通信が利用されるサービスの種別と、
前記装置間通信を介して送信されるパケットの種別と、
前記装置間通信を利用する端末装置の位置情報と、
前記装置間通信を利用する端末装置の速度と、
のうち少なくともいずれかの条件を含む、
請求項3に記載の通信装置。 The conditions for inter-device communication are as follows:
The degree of congestion in the frequency band used for inter-device communication and
The priority of packets transmitted via the inter-device communication and
The type of service for which inter-device communication is used and
The type of packet transmitted via the inter-device communication and
The location information of the terminal device that uses the inter-device communication and
The speed of the terminal device that uses the inter-device communication and
Including at least one of the conditions,
The communication device according to claim 3.
ランダムにリソースの選択に関する条件と、
センシングに基づくリソースの選択に関する条件と、
発生したパケットを送信可能なタイミングに応じたリソースの選択に関する条件と、
各リソースに関連付けられたレベルに応じたリソースの選択に関する条件と、
のうち少なくともいずれかの条件を含む、
請求項5に記載の通信装置。 The conditions for selecting the resource are
Random resource selection conditions and
Conditions for resource selection based on sensing and
Conditions related to resource selection according to the timing at which the generated packet can be sent, and
Conditions for selecting resources according to the level associated with each resource, and
Including at least one of the conditions,
The communication device according to claim 5.
装置間通信による他の端末装置への周期的なパケットの送信に利用するために割り当てられた第1のリソースに関する情報と、送信予定の前記パケットに関する情報と、に応じて、前記第1のリソースとは異なる第2のリソースを取得する制御部と、
を備える、通信装置。 With the communication unit that performs wireless communication,
The first resource, depending on the information about the first resource allocated for use in transmitting periodic packets to other terminal devices by inter-device communication and the information about the packet to be transmitted. A control unit that acquires a second resource different from
A communication device.
前記要求に基づく前記第2のリソースの割り当て結果に応じて、前記第1のリソースの割り当てが制御される、
請求項10に記載の通信装置。 The first resource is a resource that is available for transmission of a periodic packet to another terminal device by the device-to-device communication.
The allocation of the first resource is controlled according to the allocation result of the second resource based on the request.
The communication device according to claim 10.
当該他の端末装置が送信するパケットの属性と、
当該他の端末装置との間の干渉の度合いと、
の少なくともいずれかに応じて決定される、
請求項20に記載の通信装置。 The other terminal device for which information on the resource usage status for inter-device communication is to be acquired is
The attributes of packets sent by the other terminal device and
The degree of interference with the other terminal device and
Determined according to at least one of
The communication device according to claim 20.
前記判定の結果を基地局に通知する通知部と、
を備え、
当該通知に応じて、前記第1のリソースの割り当てが制御される、
請求項12に記載の通信装置。
A determination unit that determines whether or not a periodic packet can be sent using the first resource, and a determination unit.
A notification unit that notifies the base station of the result of the determination,
With
In response to the notification, the allocation of the first resource is controlled.
The communication device according to claim 12.
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