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JP2021101812A - 自律走行型掃除機 - Google Patents

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JP2021101812A
JP2021101812A JP2019233709A JP2019233709A JP2021101812A JP 2021101812 A JP2021101812 A JP 2021101812A JP 2019233709 A JP2019233709 A JP 2019233709A JP 2019233709 A JP2019233709 A JP 2019233709A JP 2021101812 A JP2021101812 A JP 2021101812A
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一輝 高木
Kazuteru Takagi
一輝 高木
中村 浩之
Hiroyuki Nakamura
浩之 中村
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Hitachi Global Life Solutions Inc
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Abstract

【課題】清掃場所の地図を事前に作成していなくても、充電台への帰還を効果的に行う自律走行型掃除機を提供する。【解決手段】電動送風機と、駆動輪と、塵埃を筐体に掻き上げるためのメインブラシと、周囲検出センサと、赤外線受光部を備えた自律走行型掃除機であって、帰還ステップとして、帰還動作開始後に前記掃除機本体を360度超信地旋回させて、充電台が発する帰還信号を前記赤外線受光部により検知する検知ステップを実行し、前記検知ステップにより前記帰還信号を検知できなかった場合は、前記周囲検出センサにより取得した地図情報をもとに次の充電台有無未確認エリアへ移動し、再度360度超信地旋回し、充電台が発する帰還信号を前記赤外線受光部により検知するステップを実行し、前記検知するステップにより前記帰還信号を検知できた場合は、前記帰還信号を検知しつつ、前記充電台へと帰還するステップを実行する。【選択図】図11

Description

本発明は、自律走行型掃除機並びに、その動作に関する。
特許文献1には、本体ケースと、この本体ケースを走行可能とする駆動部と、領域の情報を記すマップを作成するマップ生成手段と、自己位置を推定する自己位置推定手段と、前記本体ケースの外部の情報を取得する情報取得手段と、前記マップ生成手段により作成したマップに基づいて前記駆動部の動作を制御することで前記本体ケースを自律走行させる制御手段とを具備し、前記制御手段は、自律走行時に前記情報取得手段により取得した情報を反映させた前記マップに基づいて前記本体ケースの次回の走行経路を設定することを特徴とした自律走行体が記載されている。
特開2017−146742号公報
しかしながら、特許文献1に記載の電気掃除機では、取得した情報をもとに作成した地図を用いて、次回の走行経路を設定することしかできず、例えば、電気掃除機を手で別の場所へ移動した場合には自己位置がわからなくなる恐れがある。自己位置がわからなくなった場合は、一度充電台に帰還し地図情報を再設定することが望ましいと考えられるが、特許文献1に記載の電気掃除機では、自己位置情報がない場合において効率よく充電台へ帰還するための走行をすることはできない恐れがある。
本発明は、前記した従来の課題を解決するものであり、清掃場所の地図を事前に作成していなくても、効率よく充電台に帰還することが可能な自律走行型掃除機を提供することを目的とする。
本発明は、電動送風機と、駆動輪と、塵埃を筐体に掻き上げるためのメインブラシと、周囲検出センサと、赤外線受光部を備えた自律走行型掃除機であって、帰還ステップとして、帰還動作開始後に前記掃除機本体を360度超信地旋回させて、充電台が発する帰還信号を前記赤外線受光部により検知する検知ステップを実行し、前記検知ステップにより前記帰還信号を検知できなかった場合は、前記周囲検出センサにより取得した地図情報をもとに次の充電台有無未確認エリアへ移動し、再度360度超信地旋回し、充電台が発する帰還信号を前記赤外線受光部により検知するステップを実行し、前記検知するステップにより前記帰還信号を検知できた場合は、前記帰還信号を検知しつつ、前記充電台へと帰還するステップを実行する。
本発明によれば、清掃場所の地図を事前に作成していなくても、効率よく充電台に帰還することが可能な自律走行型掃除機を提供できる。
本実施形態の自律走行型掃除機を示す外観斜視図である。 本実施形態の自律走行型掃除機を示す底面図である。 図1のIII−III線断面図である。 本実施形態の自律走行型掃除機から上ケースを外した状態を示す斜視図である。 周囲検出センサユニットを示す斜視図である。 前方センサユニットを示す斜視図である。 本実施形態の自律走行型掃除機を示す制御ブロック図である。 LiDARの機能を説明する図を示し、(a)は運転開始時、(b)は運転中である。 本実施形態の自律走行型掃除機の動作を示すフローチャートである。 本実施形態の自律走行型掃除機の充電台帰還の動作を示すフローチャートである。 本実施形態の自律走行型掃除機の充電台帰還動作を説明する図である。
以下、本発明の実施形態について、適宜添付の図面を参照しながら詳細に説明する。なお、自律走行型掃除機S(以下、掃除機Sと略記する)が進行する向きのうち、掃除機Sが主に進行する方向を前方、鉛直上向きを上方、駆動輪3,4が対向する方向であって駆動輪3側を右方、駆動輪4側を左方とする(図2参照)。すなわち、図1などに示すように、前後、上下、左右方向を定義する。
図1は、本実施形態の自律走行型掃除機を示す外観斜視図である。
図1に示すように、掃除機Sは、所定の掃除領域(例えば、部屋の床面Y(図3参照))を自律的に移動しながら自動的に掃除する電気機器である。また、掃除機Sは、掃除機本体1、掃除機本体1の側周を覆うバンパ2、一対の駆動輪3,4(図2参照)、補助輪5(図2参照)、およびサイドブラシ6を備えている。
掃除機本体1は、上面の少なくとも一部を形成する上カバー1uおよび底面の少なくとも一部を形成する下ケース1sを有する。
上カバー1uには、運転の開始や停止などの各種操作を行うことができる操作ボタン7が設けられている。また、上カバー1uには、着脱可能な集塵ケース8が設けられている。この集塵ケース8は、前後方向の中央よりも後側に設けられている。また、集塵ケース8は、ハンドル8aが回動自在に取り付けられている。
バンパ2は、掃除機本体1の側周略全体に設けられている。このようなバンパ2としては、例えば無底の略筒形状として形成することができるが、少なくとも掃除機本体1の前方側の側周が水平方向、特に前後方向に可動な態様で設けられていればよい。また、バンパ2は、掃除機Sが移動するのに伴って障害物等に接触した場合、接触に伴う力で押されることで掃除機Sの内側(掃除機Sの前方側でバンパ2に接触した場合は、後方)に向けて変位することができる。
図2は、本実施形態の自律走行型掃除機を示す底面図である。
図2に示すように、駆動輪3,4は、駆動部の一例としての車輪であり、下ケース1sに取り付けられている。また、駆動輪3,4自体が回転することで掃除機Sを前進、後退、旋回(超信地旋回を含む)させることができる。また、駆動輪3,4は左右両側に配置されており、それぞれ走行モータ3m,4m(図4参照)および減速機で構成される車輪ユニットにより回転駆動される。また、駆動輪3,4は、前後方向において略中央で、左右方向について下ケースの外周寄りに(外側に)設けられている。
また、下ケース1sには、走行モータ3m,4m(図4参照)、アーム3a,4a、および減速機構3b,4bを含んで構成される駆動機構を収容する駆動機構収容部11,11が設けられている。
また、駆動輪3,4および駆動機構収容部11,11よりも後側には、回転ブラシ14を収容した吸口部12、掻取りブラシ15などが設けられている。
回転ブラシ14は、駆動輪3,4の回転中心を通る軸(左右方向)に略並行に配置されている。また、回転ブラシ14は、回転ブラシモータ14a(図4参照)によって駆動される。
掻取りブラシ15は、回転ブラシ14の回転軸と平行に配置されている。また、掻取りブラシ15は、いわゆるリントブラシで構成され、所定の角度範囲内で回動するようになっている。
補助輪5は、従動輪であり、自由回転するキャスタである。また、補助輪5は、前後方向において掃除機Sの前方側、左右方向について略中央に設けられている。また、補助輪5は、駆動輪3,4とともに下ケース1sを床面Y(図3参照)から所定高さに保たせることに寄与する。また、駆動輪3,4および補助輪5によって、掃除機Sを円滑に移動させることができる。補助輪5は、掃除機Sの移動に伴い床面Yとの間で生じる摩擦力によって従動回転し、さらに向きが水平方向に360°公転できるように、下ケース1sに軸支されている。
サイドブラシ6は、一部が掃除機本体1(図1参照)よりも外側にあり、回転ブラシ14を届かせることが容易ではない場所の塵埃を吸口部12に導くブラシである。また、サイドブラシ6は、平面視において120°間隔で放射状に延びる3束のブラシを有し、下ケース1sの前側に配置されている。また、サイドブラシ6は、その根元がサイドブラシホルダ6aに固定されている。また、サイドブラシ6の回転軸は上下方向(図2の紙面垂直方向)であり、サイドブラシ6の一部は平面視で掃除機本体1(図1参照)から外側方に飛び出ている。
また、サイドブラシ6の植毛は、先端に向かうにつれて床面Y(図3参照)に近づくように傾斜しており、その先端付近は床面に接している。また、サイドブラシ6は、矢印α1で示すように、掃除機Sの前方外側の領域を、左右方向外側から内側に向かう方向に掃引するように回転して、床面Y上の塵埃を中央の回転ブラシ14側に集める。なお、サイドブラシ6は、サイドブラシモータ6b(図4参照)によって回転駆動される。
また、下ケース1sには、前後左右の4箇所に床面用測距センサ13a,13b,13c,13dが設けられている。床面用測距センサ13aは、補助輪5の前方に位置している。床面用測距センサ13bは、駆動輪3と右側のサイドブラシ6との間の外周側に位置している。床面用測距センサ13cは、床面用測距センサ13bに対して左右対称に位置している。床面用測距センサ13dは、掻取りブラシ15の後方に位置している。
また、下ケース1sには、充電台と電気的に接続される接続部16,16が設けられている。接続部16は、サイドブラシホルダ6aと床面用測距センサ13aとの間に位置している。
図4は、本実施形態の自律走行型掃除機から上ケースを取り外した状態を示す斜視図、図5は、周囲検出センサユニットを示す斜視図である。
図4に示すように、掃除機Sは、光を用いた測距センサの一例としてのLiDARユニット40、カメラ50、測距センサ60、赤外線受光部70を備えている。これらLiDARユニット40は掃除機Sの上面の中心軸上に配置される。カメラ50および測距センサ60、赤外線受光部70は、図4に示すように、それぞれが正面側を向くように配置されている。
図4および図5に示すように、LiDARユニット40は上側の回転部40aと下側の固定部40bに分けられる。上側には赤外線等の光を用いた測距センサであるLiDAR41とLiDARの水平面上の角度を検出するためのフォトインタラプタで構成される。下側の固定部はLiDAR40aを回転させるための電動機42、電動機42の回転をLiDARユニット40に伝えるベルト43と回転部が回転する際の固定部との摩擦力を軽減するベアリング、フォトインタラプタが水平面上の角度を検出するための突起で構成される。LiDAR41は発光部41aと受光部41bで構成され、発光部41aの発光角度と受光部41bの受光角度に基づいて三角法で物体との距離を測定する。掃除機本体1に対する水平面上の角度は、掃除機本体1に固定された固定部40b上の各突起と回転部のフォトインタラプタで、フォトインタラプタの発光素子と受光素子の間に検出された突起の個数で回転部の水平面上の角度を検出している。掃除機本体1の前面方向の突起1つのみ他の突起を短くし、掃除機本体1の前面の角度を検出して、そこからの突起の検出数で各角度を検出している。LiDARユニット40で測定した掃除機本体1の水平面上の角度と障害物との距離に基づいて、周囲の地図情報を作成しながら、地図上の掃除機本体1の位置、速度ベクトルを特定する。なお、周囲検出センサはLiDAR41に替えて、ミリ波レーダや超音波センサなど1m以上測定できる測距センサ、またはカメラ50で三角法を用いた方法でもよい。LiDARユニットの配置は掃除機本体1の上面に限らず下面でも構わない。また、LiDARユニット40の回転部の回転角度は360°に限らず、ベルトをリンク機構に置き換える等をして、少なくとも60°以上測定できればよい。LiDAR41の距離の測定方法は三角法でなく発光部と受光部の光の位相差を利用したTime of Flight方式でもよい。
また、LiDARユニット40は、LiDAR41の光の強度を変更することで、より遠方の障害物を検出できる。しかし、常に強度を高くしておくのではなく、遠方の障害物を検出する必要がないときには、強度を低くすることで、消費電力を抑えることができる。また電動機42の回転数を上げることで、より詳細に障害物の検出を行うことができる。しかし、電動機42も常に回転数を高くしておくのではなく、障害物を詳細な角度で検出する必要がないときには、回転数を低くすることで、消費電力を抑えることができる。
図6は、前方センサユニットの斜視図である。
図6に示すように、前方センサユニットは、カメラ50、測距センサ60、赤外線受光部70を内部に備えている。
カメラ(撮像部)50は、単眼カメラであり、掃除機本体1の前面の中心軸に位置している。また、カメラ50は、LiDARユニット40に比べて、物の形状や位置を正確に検知することができるので、障害物を避け易くなる。また、カメラ50は、LiDARユニット40に比べて上下方向の画角を広く取ることができるので、床面の障害物を避けることができる。例えば、床面にある衣服を巻き込んだり、コードがブラシに絡まったりするのを防止できる。このように、カメラ50をLiDARユニット40と併用することにより、広範囲の障害物の大まかな配置を検知しながら、近距離の障害物の形状と位置を明確に検知することができ、障害物を判別することが可能になる。
また、カメラ50は、フレームレートを変化させることができるものである。例えば、近くの障害物を検知する際にはフレームレートを上げ、障害物が何もない広い場所を移動する際にはフレームレートを下げる。これにより、カメラ50を、常にフレームレートを上げた状態で作動させる必要がないのでカメラ50の消費電力を抑えることができる。
このように、本実施形態ではLiDARとカメラとの両者を利用することで、障害物までの距離情報と形状情報とを高精度に検知可能である。より具体的には、掃除領域の地図を作成するに際して、検知した障害物等の位置情報を主に又は専らLiDAR41を利用して検知及びマッピングし、形状情報を主に又は専らカメラを利用して検知及びマッピングすることができる。これらの連関を高精度にするため、本実施形態ではLiDAR41とカメラとを互いに隣接させて(離間距離が10cm、5cm又は3cm以内)設けている。
さらに、LiDAR41によって検知した距離情報に基づいてカメラの焦点距離を調整したり掃除機本体1の移動速度を変更(例えば減速)したりしてもよい。
関連技術の自律走行可能な電気掃除機では、家具などの障害物の後方に位置する掃除領域を検出することができず、その領域を認識するには障害物の後方に回り込んでからカメラやLiDAR41で再度検出する必要があるという課題がある。
測距センサ60は、LiDAR41より検知範囲が例えば1/10程度以上短く、比較的近傍の障害物(例えば1m程度、好ましくは50cm又は30cm程度まで以下)までの距離を検出する赤外線センサであり、例えばPSD(Position Sensitive Detector)センサによって構成される。また、測距センサ60は、正面および左右両側の計3箇所に設けられている。また、測距センサ60は、赤外線を発光させる発光部と、赤外線が障害物で反射して戻ってくる反射光を受光する受光部とを有している。受光部によって検出される反射光に基づいて、障害物までの距離が算出される。具体的には反射光を受ける位置、反射光を受けるまでの時間、反射光の量、強さ等に基づいて、障害物までの距離が算出される。なお、測距センサ60は、PSDセンサに限定されるものではなく、超音波センサとしてもよい。このように複数の測距センサ60を設けることにより、壁際に沿った掃除を行うことができる。
なお、バンパ2は光を透過させる樹脂またはガラスで形成されている。バンパ2のうち少なくとも、測距センサ60の近傍は、赤外線の透過率が可視光および紫外線の透過率よりも大きい材料で形成されている。これにより、紫外線や可視光が受光部に入り込んで、障害物までの距離を誤認識する虞を低減できる。なお、使用する光の波長のみ透過する材料を用いてもよい。
掃除機Sは接続部16を介して充電台と電気的に接続され、蓄電池21に給電する。また掃除機Sは、充電台から発信される3種類の赤外線LEDを赤外線受光部70で受信することで、受信した赤外線の種類に応じて掃除機本体に対する充電台の方向を特定する。
図3は、図1のIII−III線断面図である。
図3に示すように、掃除機Sは、蓄電池21、吸引ファン22を内部に備えている。
蓄電池21は、吸引ファン22の前方に配置され、走行モータ3m,4m(図4参照)、回転ブラシモータ14a、吸引ファン22などの各種モータ、バンパセンサ(不図示)、カメラ50、測距センサ60、床面用測距センサ13a〜13d、LiDARユニット40などの各種センサに電力を供給する。
吸引ファン22は、吸引力を発生させて、回転ブラシ14によって掻き取られた塵埃を集塵ケース8内に集塵させるものである。また、吸引ファン22は、前後方向中央において駆動輪3,4間に設けられている。集塵ケース8に塵埃とともに取り込まれた空気は、集塵フィルタ8bを介して吸引ファン22内に取り込まれる。吸引ファン22の排気は主に下ケース1sに形成された排気口1t(図2参照)から掃除機Sの外部に排出されるが、一部掃除機本体1前方方向に排出し、排気を電動機42の冷却に利用する。
図7は、本実施形態の自律走行型掃除機を示す制御ブロック図である。
図7に示すように、制御装置30は、掃除機Sを統括的に制御するものであり、例えばマイコン(Microcomputer)と周辺回路とが基板に実装されることで構成される。マイコンは、ROM(Read Only Memory)に記憶された制御プログラムを読み出してRAM(Random Access Memory)に展開し、CPU(Central Processing Unit)が実行することで各種処理が実現される。周辺回路は、A/D・D/A変換器、各種モータの駆動回路、センサ駆動回路、蓄電池21の充電回路等を有している。
また、制御装置30は、利用者による命令を入力可能な操作ボタン7の操作や、バンパセンサ(不図示)、床面用測距センサ13a〜13d、測距センサ60、カメラ50、LiDARユニット40から入力される信号に応じて演算処理を実行し、演算処理後の信号を出力する。
図8は、掃除機SがS1からS2まで移動する際のLiDAR41によるマッピングを説明する図を示し、(a)は移動前、(b)は移動後である。なお、図8では、部屋Rの中に障害物Tが置かれている状態を示している。
図8(a)に示すように、運転開始から、LiDARユニット40の電動機42を回転させ、ベルト43を通じてLiDARを回転させる。それにより、LiDARは掃除機S1の周囲の障害物T1および部屋Rの壁W1を検知(認識)することができる。掃除機SがS1からS2に移動した図が図8(b)である。S2の位置では部屋Rの障害物T2と壁W2を認識できる。障害物T1とT2及び壁W1とW2の特徴点を抽出し、S1とS2での部屋Rの形状を合わせ、部屋Rでの位置S1及びS2を特定することで自己位置を認識する。このように、電動機42でLiDARを回転させることで、部屋Rの全体をマッピングする(部屋の障害物の配置図を作成する)こととマップ内の自己位置認識が可能になる。掃除を開始前に事前に部屋全体を走行し、マッピングデータを収集しておくことで、掃除時の無駄な経路を削減し、掃除時の消費電力を抑えるとともに掃除可能な範囲を拡大することができる。
事前作成マッピングデータまたは前回の掃除時のマッピングデータを自動清掃終了後も記憶するようにしておき、次回以降は事前作成マッピング処理を省略しても良い。例えば使用者によって事前のマッピングデータ作成が必要か不要かの指定を受けるようにすることができる。使用者は、最新のマッピングより後に模様替え等をした場合は、マップの更新をすべく必要との指定をすることができる。
図9は、本実施形態の自律走行型掃除機の動作を示すフローチャートである。
図9に示すように、ステップS10において、事前のマップ作成走行によるマップまたは以前の清掃時のマップが本体またはネットワークサーバー上に登録されているか確認する。
ステップS20において、制御装置30はLiDARユニット40の電動機42を回転させて、LiDAR41を回転させる。なお、掃除機Sが充電台(不図示)に接続されている場合には、充電台から離れる制御を実行する。また、LiDARを1周回転させることで、掃除機Sが現在位置している部屋の壁の状況と障害物を検出(認識)することができる。また、LiDAR41による検出に加えて、カメラ50を作動させて、壁の手前にある障害物の種類を認識するようにしてもよい。このようにして検出したマップと掃除機Sの現在の位置が登録済みのマップと一致可能か否か確認する。
ステップS30、31において、制御装置30は、清掃ルートを算出する。ステップS30のように、清掃ルートは登録済みのマップが有り、自己位置同定ができた場合は、登録済みの全体のマップから最適な経路を算出する。ステップS31のように、登録済みのマップが無い、または自己位置同定ができない場合は、LiDARで検出した部屋の壁や障害物から、清掃ルートの算出を行う。
ステップS40において、制御装置30はステップS30またはステップS31に基づいて、清掃を開始する。すなわち、駆動輪3,4、サイドブラシ6および回転ブラシ14を回転させるとともに吸引ファン22を駆動して、塵埃を吸口部12から吸込み、集塵ケース8内に取り込む。
ステップS50において、制御装置30は、カメラ50をONにする。このとき、カメラ50のフレームレートを下げた状態にする。フレームレートを下げておくことで、カメラ50の消費電力を抑えることができる。
また、掃除機Sを走行させながら、LiDAR41によって部屋の壁および障害物を検出することで、現在掃除している部屋での掃除機Sの自己位置を認識することができる。このため、清掃開始後に物が置かれたり、ペットが入って来た場合など新しい障害物が登場した場合でも、それらを壁と誤認識することがない。つまり、本実施形態では、常に壁の位置を認識することで、自己の位置を常に認識することができ、ペットなどの新しい障害物を無視して清掃を実行することが可能になる。
ステップS60において、制御装置30は、障害物を認識したか否かを判定する。なお、障害物は、LiDAR41またはカメラ50で検出することで認識することができる。制御装置30は、障害物を検出した場合には(S60、Yes)、ステップS70に進み、障害物を検出していないと判定した場合には(S60、No)、ステップS100に進む。
ステップS70において、制御装置30は、カメラ50のフレームレートを上げる。例えば、フレームレートを10fpsから30fpsにして、物体(障害物)の形状を認識し易くする。
ステップS80において、制御装置30は、障害物を認識したか否かを判定し、障害物を認識した場合には(Yes)、ステップS90に進み、障害物を認識しない場合には(No)、ステップS80の処理を繰り返す。
ステップS90において、制御装置30は、カメラ50のフレームレートを下げる(例えば、フレームレートを30fpsから10fpsにする)。
ステップS100において、制御装置30は、清掃が完了したか否かを判定する。なお、清掃が完了したか否かは、ステップS30において算出した清掃ルートを走行した記録を参照することによって判定できる。制御装置30は、清掃が完了したと判定した場合には(S100、Yes)、終了し、清掃が完了していないと判定した場合には(S100、No)、ステップS60に戻る。
このように、本実施形態では、LiDAR41によって距離を測り、カメラ50によって障害物の形状認識を行う。カメラ50のフレームレートをLiDAR41およびカメラ50の値に応じて変化させることで、低消費電力および高性能距離検出の両立が可能となる。すなわち、通常走行時にLiDAR41またはカメラ50で障害物を検出したら(ステップS60)、カメラ50のフレームレートを上げ(10fps→30fps)、障害物の形状を認識し易くし(ステップS70)、認識した後に元のフレームレートに戻す(ステップS90)。このように、障害物の形状認識が必要なときのみ高消費電力のカメラ50を使用する。
ところで、掃除機Sでカメラ50を単体で使用する場合には、二次電池(蓄電池21)で駆動する自律走行型掃除機においては消費電力が大きく、正確な距離検出が難しい。また、レーザ等の距離センサ単体を掃除機Sに固定して使用する場合には、掃除機Sの周囲の状況を検出するのに駆動輪3,4を制御して掃除機Sの前面を左右に向けなければならず、マップの作成時間が長くなったり、マップの精度が落ちたりする課題があった。
そこで、本実施形態の掃除機Sでは、掃除機本体1と、掃除機本体1を駆動させる駆動輪3,4(駆動部)と、掃除機本体1に設けられるLiDARユニット40と、駆動輪3,4およびLiDARユニット40に供給する電力を蓄積する蓄電池21(蓄電装置)と、を備える。これによれば、走行しながら周囲の距離を測定できるので、清掃場所のマップを効率的に作成することができる。
また、本実施形態では、LiDARユニット40は、掃除機本体1の上面かつ中心軸上に位置している。これによれば、周囲360°の距離の測定が可能になるとともに、掃除機本体1の中心に対して物がどの位置にあるかを容易に認識することができる。
図10は、図9のステップS110の掃除機本体1の充電台帰還の動作の詳細を示すフローチャートである。掃除機Sは充電台から発信される赤外線信号を掃除機本体1の前面に具備された赤外線受光部70で受信することで充電台の位置を特定し、駆動輪3、4を制御して充電台と電気的に接続する。図10に示すように、ステップS210において、事前のマップ作成走行によるマップまたは清掃時のマップが掃除機本体1またはネットワークサーバー上に充電台の位置が登録されているか確認する。マップ上に充電台が登録されている場合は、ステップS220へ移行し自己位置同定を行う。その後、自己位置と地図を利用して充電台までの経路を算出し、ステップS230の通り充電台へ帰還を行う。マップ上に充電台が登録されていない場合は、ステップS211へ移行する。ステップS211では、過去の運転で作成したマップデータとLiDARユニット40で取得したデータを照合し、一致するものがあるかを判定する。一致するものがある場合はその地図を利用して、ステップS220へ移行し自己位置同定を行う。一致するものがない場合は、ステップS240へ移行する。
ステップS240において、掃除機本体1はその場で超信地回転を行うことで、前方に具備した赤外線受光部70のみで充電台からの帰還信号を全方位に対して探索する。充電台の赤外線信号を掃除機本体1は約4m離れた位置からまで受信可能なため、この超信地回転時に充電台の赤外線信号を受信できなかった場合は掃除機本体1の周囲4m以内には充電台が存在しないと判断する。超信地回転を終えた後ステップS250へ移行する。
ステップS250において、充電台の赤外線信号を受信できた場合は充電台帰還動作を開始する。充電台の赤外線信号を受信できなかった場合は、ステップS260へ移行する。ステップS260において、周囲検出センサ40を利用して作成したマップデータをもとに、壁など閉じられた閉空間C(図11参照)と周囲検出センサ40では壁や障害物が検出できなかった開空間OP(図11参照)の識別を行う。開空間OPが存在しない場合は、帰還できる範囲に充電台が存在しないと判断し、ステップS280へ移行してその場で停止し、操作端末等に停止した通知を送信する。操作端末は、例えば使用者それぞれが所有する好ましくは可搬の端末である。操作端末は、広域ネットワークプロトコル及び無線通信プロトコルを利用して掃除機本体1と通信可能な機器である。この通知は掃除機本体1から音声案内等で通知してもよい。停止位置はその場でなくとも、帰還できる範囲に充電台が存在しないと判断した地点から、周囲4m以内であればよい。開空間OPが存在する場合はステップS270へ移行する。ステップS270においては、開空間OPへの移動を行う。開空間OPが複数存在する場合は、開口部が最も広い開空間が充電台の存在する可能性が一番高いエリアであると判断し移動を行う。その後ステップS211へ戻り、過去の運転で作成したマップデータとの照合を行う。一致するマップデータがない場合は、再度ステップS240に戻り、超信地回転を行うことで充電台の赤外線信号を探索する。この動作を繰り返すことで、的確に未知のエリアで充電台の赤外線信号の探索を行い、効率の良い充電台帰還の動作を行う。
充電台帰還動作は使用者が充電台帰還の命令をする場合を除いては、清掃が完了した後、自動で開始されるため、蓄電池21の電池残量が少ない状態から充電台帰還動作は開始される。蓄電池21の電池残量が少ない状態で動作し続けると放電深度が深くなり、蓄電池21の寿命が短くなる。マップデータを利用して充電台帰還動作を効率的に行うことで、蓄電池21の劣化を抑えることが出来る。また、充電台が存在しない場合、または充電台の赤外線信号を受信できない場合に、マップデータを利用しながら部屋内の充電台の赤外線信号の有無を判断して停止することで、蓄電池21の放電深度が深くなるまで掃除機本体1が充電台を探索することを防ぎ、蓄電池21を劣化から保護することができる。また、停止した際に携帯端末等に通知を送信することで、帰還が正常に終了しなかったことをユーザーが把握することができる。
また、本実施形態では、周囲検出センサ40は、駆動機構により周囲検出センサ40自身が回転し、走査する。しかし、駆動輪3,4によって掃除機本体1を駆動させることで、周囲検出センサ40を駆動させる機構を設けずに走査してもよい。
また、本実施形態では、駆動輪3,4は、充電台探索時に掃除機本体1を360度超信地旋回させる。これによれば、一度で周囲に充電台があるかどうかを探索することができる。また、同時にカメラ50により周囲に障害物が存在しているかどうかを確認することができる。また、広範囲に距離を測定できるセンサをカメラ50の代用とすることも可能であるとともに、回転角度は360度に限らなくてもよい。
また、本実施形態では、掃除機本体1は、カメラ50(撮像部)を備える。これによれば、障害物の種類を判別することができ、さらに画角が広いので、掃除機本体1の近傍の床面の障害物を検出することができる。これにより、床面に落ちている服を巻き込んだり、床面のコードが駆動輪3,4や回転ブラシ14にからまったりするのを防止できる。
また、本実施形態では、カメラ50は、単眼カメラである。これによれば、ステレオカメラよりも安価に構成できる。
また、本実施形態では、カメラ50は、掃除機本体1の前面および中心軸上の上方に配置される。カメラ50は、より高い位置から前面下方に向けるように配置することで、正面の物体の陰影が明確になる。
また、本実施形態では、カメラ50のフレームレートを制御する制御装置30を備える。制御装置30は、カメラ50が障害物を検出した場合にフレームレートを上げ、障害物を認識した場合にフレームレートを下げる(元に戻す)。これによれば、障害物を検出したときだけフレームレートを上げるので、カメラ50の消費電力を抑制することができる。
また、本実施形態では、掃除機本体1は、赤外線の反射光の位置で距離を測定する測距センサ60を備える。これによれば、赤外線の反射光の有無で物の判定を行う赤外線センサに比べて、近傍の壁を精度よく検出できる。よって、壁の近くまで寄って、隅の掃除や壁際に沿った掃除が可能になる。なお、測距センサ60に替えて超音波センサにしても、同様の効果を得ることができる。また、バンパまたはカメラを用いても良い。
壁際掃除の動作にはマップデータを利用して移行する。壁際動作時には、まず、LiDAR41で測定したマップ内の自己位置を検出し、壁に対して平行に動作できるような大まかな経路を決定する。次に掃除機本体1の側面の測距センサ60で壁との距離を測定し、駆動輪3、4を制御してサイドブラシ6が回転したときに先端が壁に当たる位置まで移動させる。その後マップデータによる経路に従って移動する。その際には壁との距離を掃除機本体1の側面の測距センサ60で測定しながら移動し、サイドブラシ6が当たらない位置に掃除機本体1がずれてしまった際には壁と反対側の駆動輪3または4の回転速度を上げて、サイドブラシ6が当たる位置に移動する。サイドブラシ6は掃除機本体1の片側に配置されるため、右側に配置されている場合は時計回り、左側に配置されている場合は反時計回りで壁際掃除を行う。また、壁際から塵埃を掻き出す量を向上するために、壁際掃除時にはサイドブラシの回転数を上げる。
隅掃除の動作には壁際掃除中にLiDAR41および測距センサ60を利用して移行する。壁際掃除で壁に対して平行に移動している途中に、掃除機本体1の前面の測距センサ60が正面の壁を検知した際に隅掃除動作に移行する。その際には掃除機本体1の正面および側面の測距センサ60で壁との距離を測定し、駆動輪3、4を制御してサイドブラシ6が回転したときに先端が正面および側面の壁に当たる位置まで移動させて、隅の掃除を行う。その後壁際掃除に再び移行する。
また、本実施形態では、測距センサ60は、掃除機本体1の正面かつ幅方向の中央に位置している。これによれば、掃除機本体1の中心に対して物がどの位置にあるかを容易に認識することができる。また、障害物や壁面の位置をLiDAR41で、形状をカメラで設定し、位置情報や形状を測距センサやバンパによる検知情報を利用して修正しても良い。
なお、本発明の内容は実施形態に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲内において適宜変更することができる。また、電気機器として床面を走行する掃除機Sを例に挙げて説明したが、飛行する移動体へ適用しても同様な効果がある。飛行する移動体に適用することで、床面の塵埃だけではなく、壁面に付着した塵埃も取り除くことが可能になる。
なお、本実施形態では、単眼のカメラ50を搭載した場合を例にして説明したが、単眼のカメラ50に替えて複眼のカメラを搭載する構成でもよい。
なお、帰還信号を検知できた場合は、帰還信号を検知しつつ、センサによって物体を検知するドッキング試行ステップを実行してもよい。
1 掃除機本体
1u 上カバー
1s 下ケース
1t 排気口
2 バンパ
3,4 駆動輪(駆動部)
3a, 4a アーム
3b,4b 減速機構
3m, 4m 走行モータ
5 補助輪
6 サイドブラシ
6a サイドブラシホルダ
6b サイドブラシモータ
7 操作ボタン
8 集塵ケース
8a ハンドル
8b 集塵フィルタ
11 駆動機構収容部
12 吸口部
13a,b,c,d 床面用測距センサ
14 回転ブラシ
14a 回転ブラシモータ
15 掻き取りブラシ
16 充電台接続部
21 蓄電池(蓄電装置)
22 吸引ファン
30 制御装置
40 LiDARユニット
40a LiDAR回転部
40b LiDAR固定部
41 LiDAR
41a LiDAR発光部
41b LiDAR受光部
42 電動機
43 ベルト
50 カメラ(撮像部)
60 測距センサ
70 赤外線受光部
α1 サイドブラシ回転方向
OP 開空間
C 閉空間
S 自律走行型掃除機
S1,S2 掃除機の位置
R 部屋
T,T1,T2 障害物
W,W1,W2 壁
Y 床面
S10 登録済みのマップの有無を確認する項
S20 自己位置の同定ができたか確認する項
S30 清掃最適ルートを算出する項
S31 清掃ルートを算出する項
S40 清掃開始する項
S50 カメラを低フレームレートで起動する項
S60 障害物を検出したか確認する項
S70 カメラのフレームレートを上げる項
S80 障害物を認識したか確認する項
S90 カメラのフレームレートを下げる項
S100 清掃完了したかを確認する項
S110 充電台への帰還を開始する項
S210 充電台までの地図の有無を確認する項
S211 過去に作成した地図と環境情報の一致を確認する項
S220 自己位置同定を行う項
S230 指定経路で帰還する項
S240 掃除機を一周させて充電台を探索する項
S250 充電台を発見できたか確認する項
S260 マップのないエリアの有無を確認する項
S270 マップのないエリアへ移動する項
S280 その場で停止する項

Claims (3)

  1. 電動送風機と、駆動輪と、塵埃を筐体に掻き上げるためのメインブラシと、周囲検出センサと、赤外線受光部を備えた自律走行型掃除機であって、
    帰還ステップとして、
    帰還動作開始後に前記掃除機本体を360度超信地旋回させて、充電台が発する帰還信号を前記赤外線受光部により検知する検知ステップを実行し、
    前記検知ステップにより前記帰還信号を検知できなかった場合は、前記周囲検出センサにより取得した地図情報をもとに次の充電台有無未確認エリアへ移動し、再度360度超信地旋回し、充電台が発する帰還信号を前記赤外線受光部により検知するステップを実行し、
    前記検知するステップにより前記帰還信号を検知できた場合は、前記帰還信号を検知しつつ、前記充電台へと帰還するステップを実行する自律走行型掃除機。
  2. 前記帰還ステップ中に、過去に作成したマップデータと前記周囲検出センサで取得したデータの照合を行う照合ステップを実行し、
    前記照合ステップにより前記過去に作成したマップデータと前記周囲検出センサで取得したデータが一致した場合には、前記マップデータ上で自己位置同定を行い、前記マップデータ上の前記充電台の方向へ移動し、帰還信号を検知するステップを実行し、
    前記検知するステップにより前記帰還信号を検知できた場合は、前記帰還信号を検知しつつ、前記充電台へと帰還するステップを実行する請求項1に記載の自律走行型掃除機。
  3. 前記帰還ステップ中に、作成したマップデータをもとに、壁など閉じられた閉空間と周囲検出センサでは壁や障害物が検出できなかった開空間の識別を行うステップと、開空間が存在しない場合は、帰還できる範囲に充電台が存在しないと判断し、周囲4m以内で停止し、操作端末等に停止した通知を送信するステップと、を実行する請求項1に記載の自律走行型掃除機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023038944A1 (en) * 2021-09-07 2023-03-16 Sharkninja Operating Llc Robotic cleaner

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