JP2021170851A - Method of protecting contents - Google Patents
Method of protecting contents Download PDFInfo
- Publication number
- JP2021170851A JP2021170851A JP2021129234A JP2021129234A JP2021170851A JP 2021170851 A JP2021170851 A JP 2021170851A JP 2021129234 A JP2021129234 A JP 2021129234A JP 2021129234 A JP2021129234 A JP 2021129234A JP 2021170851 A JP2021170851 A JP 2021170851A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- content
- information
- unit
- video
- descriptor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
- Television Signal Processing For Recording (AREA)
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
Abstract
Description
本発明は、コンテンツの保護方法に関する。 The present invention relates to a method for protecting content.
デジタル放送サービスの拡張機能の1つに、放送波でデジタルデータを送信し、天気予報やニュース、おすすめ番組等の各種情報を表示するデータ放送がある。データ放送を受信可能なテレビ受信機は既に多数市販されており、また、データ放送受信に関する技術も下記特許文献1をはじめ多数が公表されている。
One of the extended functions of the digital broadcasting service is data broadcasting, which transmits digital data by broadcasting waves and displays various information such as weather forecasts, news, and recommended programs. Many television receivers capable of receiving data broadcasting are already on the market, and many technologies related to data broadcasting reception have been published including the following
近年のコンテンツ配信に関する環境変化に対して、テレビ受信機も様々な機能拡張を求められている。特にインターネット等のブロードバンドネットワーク環境を利用したコンテンツや連携アプリケーションの配信に対する要求、および、映像コンテンツの高解像度化/高精細化に対する要求、等が多い。しかしながら、現行のテレビ受信機が備えるデータ放送受信機能等のみの流用、或いは、前記データ放送受信機能等の機能拡張のみでは、前記要求に応え得る高付加価値のテレビ受信機を提供することは難しい。 In response to recent changes in the environment related to content distribution, TV receivers are also required to expand various functions. In particular, there are many demands for distribution of contents and linked applications using a broadband network environment such as the Internet, and demands for high resolution / high definition of video contents. However, it is difficult to provide a high-value-added television receiver that can meet the above demand only by diverting only the data broadcasting receiving function or the like provided in the current television receiver or by expanding the function of the data broadcasting receiving function or the like. ..
本発明の目的は、より付加価値の高い機能を実行可能なコンテンツの保護方法を実現することである。 An object of the present invention is to realize a method for protecting contents that can execute higher value-added functions.
前記課題を解決するための手段として、特許請求の範囲に記載の技術を用いる。 As a means for solving the above-mentioned problems, the technique described in the claims is used.
一例を挙げるならば、解像度が水平1920画素×垂直1080画素を超えるコンテンツ(以下、「2K超コンテンツ」とする)の放送番組を放送局側から伝送し、受信装置で前記2K超コンテンツを受信する伝送システムにおけるコンテンツの保護方法であって、
前記伝送システムは、DTCP2のL2−Onlyフラグに対応する制御情報、DTCP2のEIフラグに対応する制御情報、DTCP2のHDRフラグに対応する制御情報、DTCP2のSDOフラグに対応する制御情報のいずれも放送局側から前記受信装置へ伝送しないものであり、前記伝送システムにおいて、前記受信装置は、DTCP2のL2−Onlyフラグに対応する制御情報、DTCP2のEIフラグに対応する制御情報、DTCP2のHDRフラグに対応する制御情報、DTCP2のSDOフラグに対応する制御情報のいずれも取得しない受信装置であり、前記伝送システムにおいて、前記放送局側から前記受信装置へ前記2K超コンテンツを伝送する伝送ステップと、前記伝送ステップで伝送された前記2K超コンテンツを前記受信装置が受信する受信ステップと、前記受信ステップで受信した前記2K超コンテンツを、前記受信装置が有するインタフェースを介して2K超コンテンツのまま出力する出力ステップと、を備え、前記受信ステップで受信した前記2K超コンテンツが、前記伝送システムにおいて制約条件なしにコピー可能のコピー制御状態で伝送されたコンテンツであってもコピー制限があるコピー制御状態で伝送されたコンテンツであっても、当該コンテンツを2K超コンテンツのまま前記インタフェースを介してDTCP2によるコンテンツの保護を行って出力するときにDTCP2のHDRフラグを0として出力するものであり、前記受信ステップで受信した前記2K超コンテンツが、前記伝送システムにおいて制約条件なしにコピー可かつインタフェース出力での暗号化が必要ないことを示す状態で伝送されたコンテンツであるとき、当該コンテンツを2K超コンテンツのまま前記インタフェースを介してDTCP2によるコンテンツの保護を行って出力するときに当該コンテンツがSDRコンテンツであってもDTCP2のHDRフラグを0として出力する、コンテンツの保護方法、を用いる。
For example, a broadcast program having content having a resolution exceeding 1920 pixels horizontally × 1080 pixels vertically (hereinafter referred to as “2K super content”) is transmitted from the broadcasting station side, and the receiving device receives the 2K super content. A method of protecting content in transmission systems
The transmission system broadcasts all of the control information corresponding to the L2-Only flag of DTCP2, the control information corresponding to the EI flag of DTCP2, the control information corresponding to the HDR flag of DTCP2, and the control information corresponding to the SDO flag of DTCP2. It is not transmitted from the station side to the receiving device, and in the transmission system, the receiving device sets the control information corresponding to the L2-Only flag of DTCP2, the control information corresponding to the EI flag of DTCP2, and the HDR flag of DTCP2. It is a receiving device that does not acquire either the corresponding control information or the control information corresponding to the SDO flag of DTCP2, and in the transmission system, the transmission step of transmitting the 2K super-content from the broadcasting station side to the receiving device, and the said. An output in which the receiving device receives the 2K super-content transmitted in the transmission step and the 2K super-content received in the receiving step is output as the 2K super-content as it is via the interface of the receiving device. The 2K or more content received in the reception step is transmitted in a copy control state with copy restrictions even if the content is transmitted in a copy control state that can be copied without restrictions in the transmission system. Even if the content is output, the HDR flag of DTCP2 is output as 0 when the content is protected by DTCP2 via the interface and output as the content exceeding 2K, and in the reception step. When the received 2K super content is content transmitted in a state indicating that the transmission system can copy without restrictions and encryption at the interface output is not required, the content remains as 2K super content. A content protection method is used in which the HDR flag of DTCP2 is output as 0 even if the content is SDR content when the content is protected by DTCP2 and output via the interface.
本発明の技術を用いることにより、より付加価値の高い機能を実行可能なコンテンツの保護方法を実現することができる。 By using the technique of the present invention, it is possible to realize a content protection method capable of executing a function having higher added value.
以下、本発明の実施形態の例を、図面を用いて説明する。
(実施例1)
Hereinafter, examples of embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
(Example 1)
[システム構成]
図1は、本実施例の放送受信装置を含む放送通信システムの一例を示すシステム構成図である。本実施例の放送通信システムは、放送受信装置100とアンテナ100a、インターネット200等のブロードバンドネットワークおよびルータ装置200rとアクセスポイント200a、放送局の電波塔300tと放送衛星(または通信衛星)300s、放送局サーバ300、サービス事業者サーバ400、その他のアプリケーションサーバ500、移動体電話通信サーバ600と移動体電話通信網の基地局600b、携帯情報端末700、で構成される。
[System configuration]
FIG. 1 is a system configuration diagram showing an example of a broadcasting communication system including the broadcasting receiving device of this embodiment. The broadcasting communication system of this embodiment includes a
放送受信装置100は、電波塔300tから送出された放送波を、放送衛星(または通信衛星)300sおよびアンテナ100aを介して受信する。或いは、電波塔300tから送出された放送波を、放送衛星(または通信衛星)300sを介さずに、直接アンテナ100aから受信しても良い。また、放送受信装置100は、ルータ装置200rを介してインターネット200と接続可能であり、インターネット200上の各サーバ装置やその他の通信機器との通信によるデータの送受信が可能である。
The
ルータ装置200rは、インターネット200と有線通信により接続され、また、放送受信装置100とは有線通信または無線通信で、携帯情報端末700とは無線通信で接続される。前記無線通信は、Wi−Fi(登録商標)等の方式が使用されて良い。これにより、インターネット200上の各サーバ装置やその他の通信機器と放送受信装置100と携帯情報端末700とが、ルータ装置200rを介して、データの送受信を相互に行うことが可能となる。なお、放送受信装置100と携帯情報端末700との通信は、ルータ装置200rを介さずに、BlueTooth(登録商標)やNFC(Near Field Communication)等の方式で直接通信を行っても良い。
The
電波塔300tは、放送局の放送設備であり、放送番組の符号化データや字幕情報、その他のアプリケーション、汎用データ、等を含む放送波を送出する。放送衛星(または通信衛星)300sは、放送局の電波塔300tから送信された放送波を受信し、適宜周波数変換等を行った後に、放送受信装置100に接続されたアンテナ100aに対して前記放送波を再送信する中継器である。また、前記放送局は放送局サーバ300を備えるものとする。放送局サーバ300は、放送番組(動画コンテンツ等)および各放送番組の番組タイトル、番組ID、番組概要、出演者情報、放送日時、等のメタデータを記憶し、前記動画コンテンツや各メタデータを、契約に基づいて、サービス事業者に対して提供することが可能であるものとする。なお、サービス事業者に対する前記動画コンテンツおよび各メタデータの提供は、放送局サーバ300が備えるAPI(Application Programming Interface)を通して行われるものであって良い。
The
サービス事業者サーバ400は、サービス事業者が用意するサーバ装置であり、放送局から配信される放送番組に連携した各種サービスを提供することが可能であるものとする。また、サービス事業者サーバ400は、放送局サーバ300から提供された動画コンテンツおよびメタデータや、放送番組に連携する各種コンテンツおよびアプリケーション等の記憶、管理および配信等を行う。また、テレビ受信機等からの問い合わせに対して、提供可能なコンテンツやアプリケーション等の検索や一覧の提供を行う機能も有するものとする。なお、前記コンテンツおよびメタデータの記憶、管理および配信と、前記アプリケーションの記憶、管理および配信は、異なるサーバ装置が行うものであっても良い。前記放送局と前記サービス事業者は同一であっても良いし、異なっていても良い。サービス事業者サーバ400は、異なるサービス毎に複数用意されても良い。また、サービス事業者サーバ400の機能は、放送局サーバ300が兼ね備えるものであっても良い。
The
その他のアプリケーションサーバ500は、その他の一般的なアプリケーションや動作プログラム、コンテンツ、データ、等の記憶、管理および配信等を行う公知のサーバ装置である。その他のアプリケーションサーバ500は、インターネット200上に複数あっても良い。
The
移動体電話通信サーバ600は、インターネット200と接続され、一方、基地局600bを介して携帯情報端末700と接続される。移動体電話通信サーバ600は、携帯情報端末700の移動体電話通信網を介した電話通信(通話)およびデータ送受信を管理し、携帯情報端末700とインターネット200上の各サーバ装置やその他の通信機器との通信によるデータの送受信を可能とする。基地局600bと携帯情報端末700との通信は、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)(登録商標)方式やGSM(Global System for Mobile communications)(登録商標)方式、LTE(Long Term Evolution)方式、或いはその他の通信方式によって行われるものであって良い。
The mobile
携帯情報端末700は、移動体電話通信網を介した電話通信(通話)およびデータ送受信の機能やWi−Fi(登録商標)等による無線通信の機能を有するものとする。携帯情報端末700は、ルータ装置200rやアクセスポイント200aを介して、或いは、移動体電話通信網の基地局600bおよび移動体電話通信サーバ600を介して、インターネット200と接続可能であり、インターネット200上の各サーバ装置やその他の通信機器との通信によるデータの送受信が可能である。アクセスポイント200aは、インターネット200と有線通信により接続され、また、携帯情報端末700とは無線通信で接続される。前記無線通信は、Wi−Fi(登録商標)等の方式が使用されて良い。なお、携帯情報端末700と放送受信装置100との通信は、アクセスポイント200aおよびインターネット200とルータ装置200rを介して、或いは、基地局600bと移動体電話通信サーバ600およびインターネット200とルータ装置200rを介して行われるものであっても良い。
The personal
[MMT方式の概要]
図1に示した放送受信装置100は、映像や音声等のデータを伝送するメディアトランスポート方式として、従来のデジタル放送システムで多く採用されているMPEG(Moving Picture Experts Group)−2システムで規定されたTS(Transport Stream)(以下、MPEG2−TSと記述する。)に代替して、MMT(MPEG Media Transport)に対応可能なテレビ受信機であるものとする。MPEG2−TSとMMTの双方に対応可能なテレビ受信機であっても良い。
[Overview of MMT method]
The
MPEG2−TSは、番組を構成する映像や音声等のコンポーネントを、制御信号やクロックと共に1つのストリームに多重することを特徴とする。クロックも含めて1つのストリームとして扱うため、伝送品質が確保された1つの伝送路で1つのコンテンツを伝送するのに適しており、従来の多くのデジタル放送システムで採用された。一方、近年のコンテンツの多様化、コンテンツを利用する機器の多様化、コンテンツを配信する伝送路の多様化、コンテンツ蓄積環境の多様化、等、コンテンツ配信に関する環境変化に対してMPEG2−TSの機能に限界があることから、新たに策定されたメディアトランスポート方式がMMTである。 MPEG2-TS is characterized in that components such as video and audio that make up a program are multiplexed into one stream together with a control signal and a clock. Since it is treated as one stream including the clock, it is suitable for transmitting one content on one transmission line in which transmission quality is ensured, and has been adopted in many conventional digital broadcasting systems. On the other hand, MPEG2-TS functions in response to changes in the environment related to content distribution, such as the diversification of content in recent years, the diversification of devices that use content, the diversification of transmission lines that distribute content, and the diversification of content storage environments. MMT is a newly formulated media transport system because of its limitations.
図2Aに、本実施例のMMTにおける符号化信号の概要の一例を示す。同図に示したように、本実施例のMMTは、符号化信号を構成する要素として、MFU(Media Fragment Unit)、MPU(Media Processing Unit)、MMTP(MMT Protocol)ペイロード、MMTPパケットを有するものとする。MFUは、映像や音声等の伝送時の形式であり、NAL(Network Abstraction Layer)ユニット単位やアクセスユニット単位で構成されて良い。MPUは、MPU全体の構成に関する情報を含むMPUメタデータと、符号化したメディアデータの情報を含むムービーフラグメントメタデータと、符号化したメディアデータであるサンプルデータと、で構成されて良い。また、サンプルデータからはMFUを取り出すことが可能であるものとする。また、映像コンポーネントや音声コンポーネント等のメディアの場合、MPU単位やアクセスユニット単位で提示時刻や復号時刻が指定されても良い。図2Bに、MPUの構成の一例を示す。 FIG. 2A shows an example of an outline of the coded signal in the MMT of this embodiment. As shown in the figure, the MMT of this embodiment has an MFU (Media Fragment Unit), an MPU (Media Processing Unit), an MMTP (MMT Protocol) payload, and an MMTP packet as elements constituting the coded signal. And. The MFU is a format at the time of transmission of video, audio, etc., and may be configured in units of NAL (Network Operation Layer) units or access units. The MPU may be composed of MPU metadata including information on the configuration of the entire MPU, movie fragment metadata including information on encoded media data, and sample data which is encoded media data. Further, it is assumed that the MFU can be extracted from the sample data. Further, in the case of media such as a video component and an audio component, the presentation time and the decoding time may be specified for each MPU or access unit. FIG. 2B shows an example of the configuration of the MPU.
MMTPパケットは、ヘッダ部とMMTPペイロードで構成され、MFUおよびMMTの制御情報を伝送するものとする。MMTPペイロードは、ペイロード部に格納する内容(データユニット)に応じたペイロードヘッダを備えるものとする。図2Cに、映像/音声信号からMFUを構成し、更にMMTPペイロードに格納して、MMTPパケットを構成するまでの概要の一例を示す。なお、フレーム間予測を用いて符号化を行う映像信号では、MPUをGOP(Group Of Pictures)単位で構成することが望ましい。また、伝送するMFUの大きさが小さい場合、1つのペイロード部に1つのMFUを格納しても良いし、1つのペイロード部に複数のMFUを格納しても良い。また、伝送するMFUの大きさが大きい場合には、1つのMFUを複数のペイロード部に分割して格納しても良い。また、MMTPパケットは、伝送路上におけるパケットロスを回復するために、AL−FEC(Application Layer Forward Error Correction)やARQ(Automatic Repeat Request)等の技術を用いて保護されて良い。 The MMTP packet is composed of a header part and an MMTP payload, and transmits MFU and MMT control information. The MMTP payload shall include a payload header according to the content (data unit) stored in the payload section. FIG. 2C shows an example of an outline of constructing an MFU from a video / audio signal, further storing it in an MMTP payload, and constructing an MMTP packet. In the video signal encoded by using the inter-frame prediction, it is desirable that the MPU is configured in GOP (Group Of Pictures) units. Further, when the size of the MFU to be transmitted is small, one MFU may be stored in one payload section, or a plurality of MFUs may be stored in one payload section. Further, when the size of the MFU to be transmitted is large, one MFU may be divided and stored in a plurality of payload units. Further, the MMTP packet may be protected by using a technique such as AL-FEC (Application Layer Forward Error) or ARQ (Automatic Repeat Request) in order to recover the packet loss on the transmission path.
本実施例の放送システムにおいては、映像符号化方式としてMPEG−H HEVC(High Efficiency Video Coding)が用いられ、音声符号化方式としてMPEG−4 AAC(Advanced Audio Coding)またはMPEG−4 ALS(Audio Lossless Coding)が用いられるものとする。前記各方式により符号化された、放送番組の映像や音声等の符号化データは、MFUやMPUの形式とし、更にMMTPペイロードに乗せてMMTPパケット化して、IP(Internet Protocol)パケットで伝送するものとする。また、放送番組に関連するデータコンテンツに関してもMFUやMPUの形式とし、更にMMTPペイロードに乗せてMMTPパケット化して、IPパケットで伝送して良い。データコンテンツの伝送方式としては、放送に同期したデータのストリーミングに用いる字幕/文字スーパー伝送方式、放送と非同期のデータ伝送に用いるアプリケーション伝送方式、テレビ受信機上で動作するアプリケーションに対する同期/非同期のメッセージ通知に用いるイベントメッセージ伝送方式、その他の汎用データを同期型/非同期型で伝送する汎用データ伝送方式、の四種類が用意されるものとする。 In the broadcasting system of this embodiment, MPEG-H HEVC (High Efficiency Video Coding) is used as the video coding method, and MPEG-4 AAC (Advanced Audio Coding) or MPEG-4 ALS (Audio Lossless) is used as the audio coding method. Coding) shall be used. Encoded data such as video and audio of a broadcast program encoded by each of the above methods is in the form of MFU or MPU, further put on an MMTP payload, converted into an MMTP packet, and transmitted as an IP (Internet Protocol) packet. And. Further, the data content related to the broadcast program may also be in the format of MFU or MPU, further mounted on the MMTP payload to form an MMTP packet, and transmitted as an IP packet. Data content transmission methods include subtitle / character super transmission method used for streaming data synchronized with broadcasting, application transmission method used for data transmission asynchronous with broadcasting, and synchronous / asynchronous message for applications running on TV receivers. Four types are prepared: an event message transmission method used for notification, and a general-purpose data transmission method for transmitting other general-purpose data synchronously / asynchronously.
MMTPパケットの伝送には、放送伝送路ではUDP/IP(User Datagram Protocol/Internet Protocol)が用いられ、通信回線ではUDP/IPまたはTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)が用いられるものとする。また、放送伝送路においては、IPパケットの効率的な伝送のためにTLV(Type Length Value)多重化方式が用いられるものとする。本実施例の放送システムのプロトコルスタックの一例を図3に示す。図中、(A)は放送伝送路におけるプロトコルスタックの一例であり、(B)は通信回線におけるプロトコルスタックの一例である。 For the transmission of MMTP packets, UDP / IP (User Datagram Protocol / Internet Protocol) is used in the broadcast transmission line, and UDP / IP or TCP / IP (Transmission Control Protocol / Internet Protocol) is used in the communication line. .. Further, in the broadcast transmission line, a TLV (Type Length Value) multiplexing method is used for efficient transmission of IP packets. An example of the protocol stack of the broadcasting system of this embodiment is shown in FIG. In the figure, (A) is an example of a protocol stack in a broadcast transmission line, and (B) is an example of a protocol stack in a communication line.
本実施例の放送システムでは、MMT−SI(MMT−Signaling Information)とTLV−SI(TLV−Signaling Information)の二種類の制御情報を伝送する仕組みを用意するものとする。MMT−SIは、放送番組の構成等を示す制御情報である。MMTの制御メッセージの形式とし、MMTPペイロードに乗せてMMTPパケット化して、IPパケットで伝送するものとする。TLV−SIは、IPパケットの多重に関する制御情報であり、選局のための情報やIPアドレスとサービスの対応情報を提供するものとする。 In the broadcasting system of this embodiment, it is assumed that a mechanism for transmitting two types of control information, MMT-SI (MMT-Signaling Information) and TLV-SI (TLV-Signaling Information), is prepared. MMT-SI is control information indicating the structure of a broadcast program and the like. It shall be in the form of an MMT control message, put on the MMTP payload, converted into an MMTP packet, and transmitted as an IP packet. The TLV-SI is control information related to the multiplexing of IP packets, and shall provide information for channel selection and information on the correspondence between the IP address and the service.
また、MMTを用いた放送システムにおいても、絶対時刻を提供するために時刻情報を伝送するものとする。なお、MPEG2−TSがTS毎に異なるクロックをベースとしてコンポーネントの表示時刻を示していたのに対し、MMTでは、協定世界時刻(Coordinated Universal Time:UTC)をベースとしてコンポーネントの表示時刻を示すものとする。これらの仕組みにより、異なる送信点から異なる伝送路で伝送されたコンポーネントを端末機器が同期して表示することが可能となる。UTCを提供するために、NTP(Network Time Protocol)形式のIPパケットを用いるものとする。 Further, even in a broadcasting system using MMT, time information is transmitted in order to provide an absolute time. In addition, while MPEG2-TS shows the display time of the component based on a different clock for each TS, MMT shows the display time of the component based on Coordinated Universal Time (UTC). do. These mechanisms allow terminal devices to synchronously display components transmitted from different transmission points on different transmission lines. In order to provide UTC, it is assumed that an IP packet in NTP (Network Time Protocol) format is used.
[MMTを用いる放送システムの制御情報]
本実施例の放送受信装置100が対応する放送システムでは、前述したように、制御情報として、IPパケットの多重のためのTLV多重化方式に関わるTLV−SIと、メディアトランスポート方式であるMMTに関わるMMT−SIを用意する。TLV−SIは、放送伝送路に多重化されたIPパケットを、放送受信装置100が多重解除するための情報を提供する。TLV−SIは、『テーブル』と『記述子』で構成される。『テーブル』はセクション形式で伝送され、『記述子』は『テーブル』内に配置されるものとする。MMT−SIは、MMTのパッケージの構成や放送サービスに関連する情報を示す伝送制御情報である。MMT−SIは、『テーブル』や『記述子』を格納する『メッセージ』、特定の情報を示す要素や属性を持つ『テーブル』、より詳細な情報を示す『記述子』の三階層で構成されるものとする。本実施例の放送システムで用いる制御情報の階層構成の一例を図4に示す。
[Control information of broadcasting system using MMT]
In the broadcasting system supported by the
<TLV−SIで使用されるテーブル>
図5Aに、本実施例の放送受信装置100が対応する放送システムのTLV−SIで使用される『テーブル』の一覧を示す。本実施例では、TLV−SIの『テーブル』として以下に示すものが用いられるものとする。
<Table used in TLV-SI>
FIG. 5A shows a list of "tables" used in the TLV-SI of the broadcasting system supported by the
(1)TLV−NIT
TLV用ネットワーク情報テーブル(Network Information Table for TLV:TLV−NIT)は、ネットワークにより伝送されるTLVストリームの物理的構成に関する情報およびネットワーク自身の特性を表すものである。
(1) TLV-NIT
The network information table for TLV (Network Information Table for TLV: TLV-NIT) represents information on the physical configuration of the TLV stream transmitted by the network and the characteristics of the network itself.
(2)AMT
アドレスマップテーブル(Address Map Table:AMT)は、ネットワークにおいて伝送される各サービスを構成するIPパケットのマルチキャストグループの一覧を提供する。
(2) AMT
The address map table (Addless Map Table: AMT) provides a list of multicast groups of IP packets that make up each service transmitted in the network.
(3)事業者が設定するテーブル
その他、サービス事業者等が独自に設定したテーブルを用意することが可能である。
(3) Table set by the business operator In addition, it is possible to prepare a table set by the service provider or the like.
<TLV−SIで使用される記述子>
図5Bに、本実施例の放送受信装置100が対応する放送システムのTLV−SIに配置される『記述子』の一覧を示す。本実施例では、TLV−SIの『記述子』として以下に示すものが用いられるものとする。
<Descriptor used in TLV-SI>
FIG. 5B shows a list of "descriptors" arranged in the TLV-SI of the broadcasting system supported by the
(1)サービスリスト記述子
サービスリスト記述子は、サービス識別とサービス形式種別によるサービスの一覧を提供する。
(1) Service list descriptor The service list descriptor provides a list of services according to service identification and service type.
(2)衛星分配システム記述子
衛星分配システム記述子は、衛星伝送路の物理的条件を示す。
(2) Satellite distribution system descriptor The satellite distribution system descriptor indicates the physical conditions of the satellite transmission line.
(3)システム管理記述子
システム管理記述子は、放送と非放送を識別するために使用される。
(3) System management descriptor The system management descriptor is used to distinguish between broadcast and non-broadcast.
(4)ネットワーク名記述子
ネットワーク名記述子は、文字符号によりネットワーク名を記述する。
(4) Network name descriptor The network name descriptor describes the network name in character code.
(5)事業者が設定する記述子
その他、サービス事業者等が独自に設定した記述子を用意することが可能である。
(5) Descriptor set by the business operator In addition, it is possible to prepare a descriptor set by the service provider or the like.
<MMT−SIで使用されるメッセージ>
図6Aに、本実施例の放送受信装置100が対応する放送システムのMMT−SIで使用される『メッセージ』の一覧を示す。本実施例では、MMT−SIの『メッセージ』として以下に示すものが用いられるものとする。
<Message used in MMT-SI>
FIG. 6A shows a list of "messages" used in the MMT-SI of the broadcasting system supported by the
(1)PAメッセージ
Package Access(PA)メッセージは、種々のテーブルを伝送するために用いる。
(1) PA message The Package Access (PA) message is used to transmit various tables.
(2)M2セクションメッセージ
M2セクションメッセージは、MPEG−2 Systemsのセクション拡張形式を伝送するために用いる。
(2) M2 section message The M2 section message is used to transmit the section extension format of MPEG-2 Systems.
(3)CAメッセージ
CAメッセージは、限定受信方式の識別のためのテーブルを伝送するために用いる。
(3) CA message The CA message is used to transmit a table for identifying the limited reception method.
(4)M2短セクションメッセージ
M2短セクションメッセージは、MPEG−2 Systemsのセクション短形式を伝送するために用いる。
(4) M2 short section message The M2 short section message is used to transmit the section short format of MPEG-2 Systems.
(5)データ伝送メッセージ
データ伝送メッセージは、データ伝送に関するテーブルを格納するメッセージである。
(5) Data transmission message A data transmission message is a message that stores a table related to data transmission.
(6)事業者が設定するメッセージ
その他、サービス事業者等が独自に設定したメッセージを用意することが可能である。
(6) Message set by the service provider In addition, it is possible to prepare a message set by the service provider or the like.
<MMT−SIで使用されるテーブル>
図6Bに、本実施例の放送受信装置100が対応する放送システムのMMT−SIで使用される『テーブル』の一覧を示す。テーブルは、特定の情報を示す要素や属性を持つ制御情報であり、メッセージに格納してMMTPパケットで伝送するものとする。なお、テーブルを格納するメッセージはテーブルに応じて決まっていても良い。本実施例では、MMT−SIの『テーブル』として以下に示すものが用いられるものとする。
<Table used in MMT-SI>
FIG. 6B shows a list of "tables" used in the MMT-SI of the broadcasting system supported by the
(1)MPT
MMTパッケージテーブル(MMT Package Table:MPT)は、アセットのリストやアセットのネットワーク上の位置などのパッケージを構成する情報を与える。MPTはPAメッセージに格納されて良い。
(1) MPT
The MMT Package Table (MPT) provides information that constitutes a package, such as a list of assets and the location of assets on the network. The MPT may be stored in a PA message.
(2)PLT
パッケージリストテーブル(Package List Table:PLT)は、放送サービスとして提供されるMMTパッケージのPAメッセージを伝送するIPデータフローおよびパケットID並びにIPサービスを伝送するIPデータフローの一覧を示す。PLTはPAメッセージに格納されて良い。
(2) PLT
The package list table (Package List Table: PLT) shows a list of IP data flows and packet IDs for transmitting PA messages of MMT packages provided as a broadcasting service, and IP data flows for transmitting IP services. The PLT may be stored in a PA message.
(3)LCT
レイアウト設定テーブル(Layout Configuration Table:LCT)は、提示のためのレイアウト情報をレイアウト番号に対応付けるために用いる。LCTはPAメッセージに格納されて良い。
(3) LCT
The layout setting table (Layout Configuration Table: LCT) is used to associate the layout information for presentation with the layout number. The LCT may be stored in the PA message.
(4)ECM
Entitlement Control Message(ECM)は、番組情報および制御情報からなる共通情報であり、スクランブルを解除するための鍵情報などを配送する。ECMはM2セクションメッセージに格納されて良い。
(4) ECM
The Entry Control Message (ECM) is common information consisting of program information and control information, and delivers key information for descrambling and the like. The ECM may be stored in the M2 section message.
(5)EMM
Entitlement Management Message(EMM)は、加入者毎の契約情報やECM(共通情報)の暗号を解くための鍵情報などを含む個別情報を伝送する。EMMはM2セクションメッセージに格納されて良い。
(5) EMM
The Entrance Management Message (EMM) transmits individual information including contract information for each subscriber and key information for decrypting ECM (common information). The EMM may be stored in the M2 section message.
(6)CAT(MH)
CAテーブル(Conditional Access Table:CAT)(MH)は、限定受信方式の識別のための記述子を格納するために用いる。CAT(MH)はCAメッセージに格納されて良い。
(6) CAT (MH)
The CA table (Conditional Access Table: CAT) (MH) is used to store descriptors for identifying the conditional access method. CAT (MH) may be stored in a CA message.
(7)DCM
Download Control Message(DCM)は、ダウンロードのための伝送路暗号を復号するための鍵などからなる鍵関連情報を伝送する。DCMはM2セクションメッセージに格納されて良い。
(7) DCM
The Download Control Message (DCM) transmits key-related information including a key for decrypting a transmission line code for download. The DCM may be stored in the M2 section message.
(8)DMM
Download Management Message(DMM)は、DCMの暗号を解くためのダウンロード鍵などからなる鍵関連情報を伝送する。DMMはM2セクションメッセージに格納されて良い。
(8) DMM
The Download Management Message (DMM) transmits key-related information such as a download key for decrypting the DCM. The DMM may be stored in the M2 section message.
(9)MH−EIT
MH−イベント情報テーブル(MH−Event Information Table:MH−EIT)は、各サービスに含まれるイベントに関する時系列情報である。MH−EITはM2セクションメッセージに格納されて良い。
(9) MH-EIT
The MH-event information table (MH-Event Information Table: MH-EIT) is time-series information regarding events included in each service. The MH-EIT may be stored in the M2 section message.
(10)MH−AIT
MH−アプリケーション情報テーブル(MH−Application Information Table:MH−AIT)は、アプリケーションに関する全ての情報およびアプリケーションに要求される起動状態等を格納する。MH−AITはM2セクションメッセージに格納されて良い。
(10) MH-AIT
The MH-Application Information Table (MH-AIT) stores all information about the application, the startup state required for the application, and the like. The MH-AIT may be stored in the M2 section message.
(11)MH−BIT
MH−ブロードキャスタ情報テーブル(MH−Broadcaster Information Table:MH−BIT)は、ネットワーク上に存在するブロードキャスタの情報を提示するために用いる。MH−BITはM2セクションメッセージに格納されて良い。
(11) MH-BIT
The MH-Broadcaster Information Table (MH-BIT) is used to present information on broadcasters existing on the network. The MH-BIT may be stored in the M2 section message.
(12)MH−SDTT
MH−ソフトウェアダウンロードトリガテーブル(MH−Software Download Trigger Table:MH−SDTT)は、ダウンロードの告知情報のために用いる。MH−SDTTはM2セクションメッセージに格納されて良い。
(12) MH-SDTT
The MH-Software Download Trigger Table (MH-Software Download Trigger Table: MH-SDTT) is used for download notification information. The MH-SDTT may be stored in the M2 section message.
(13)MH−SDT
MH−サービス記述テーブル(MH−Service Description Table:MH−SDT)は、特定のTLVストリームに含まれるサービスを表すサブテーブルを有し、編成チャンネルの名称、放送事業者の名称など、編成チャンネルに関する情報を伝送する。MH−SDTはM2セクションメッセージに格納されて良い。
(13) MH-SDT
The MH-Service Description Table (MH-SDT) has a sub-table representing services included in a specific TLV stream, and information about the organization channel such as the name of the organization channel and the name of the broadcaster. To transmit. The MH-SDT may be stored in the M2 section message.
(14)MH−TOT
MH−タイムオフセットテーブル(MH−Time Offset Table:MH−TOT)は、JST時刻と日付(修正ユリウス日)情報を伝送する。MH−TOTはM2短セクションメッセージに格納されて良い。
(14) MH-TOT
The MH-Time Offset Table (MH-TOT) transmits JST time and date (corrected Julian day) information. The MH-TOT may be stored in the M2 short section message.
(15)MH−CDT
MH−共通データテーブル(MH−Common Data Table:MH−CDT)は、これを受信する全ての受信機を対象として、不揮発性メモリに格納すべき共通データをセクション形式で伝送するために用いる。MH−CDTはM2セクションメッセージに格納されて良い。
(15) MH-CDT
The MH-Common Data Table (MH-CDT) is used to transmit common data to be stored in the non-volatile memory in a section format to all receivers that receive it. The MH-CDT may be stored in the M2 section message.
(16)DDMテーブル
データディレクトリ管理テーブル(Data Directory Management Table:DDMテーブル)は、アプリケーションのファイル構成とファイル伝送のための構成を分離するために、アプリケーションを構成するファイルのディレクトリ構成を提供する。DDMテーブルはデータ伝送メッセージに格納されて良い。
(16) DDM table The data directory management table (Data Directory Management Table: DDM table) provides a directory structure of files constituting an application in order to separate the file structure of the application from the structure for file transmission. The DDM table may be stored in the data transmission message.
(17)DAMテーブル
データアセット管理テーブル(Data Asset Management Table:DAMテーブル)は、アセット内のMPUの構成とMPU毎のバージョン情報を提供する。DAMテーブルはデータ伝送メッセージに格納されて良い。
(17) DAM table The data asset management table (Data Asset Management Table: DAM table) provides the configuration of the MPU in the asset and the version information for each MPU. The DAM table may be stored in the data transmission message.
(18)DCCテーブル
データコンテント管理テーブル(Data Content Configuration Table:DCCテーブル)は、柔軟で有効なキャッシュ制御を実現するため、データコンテンツとしてのファイルの構成情報を提供する。DCCテーブルはデータ伝送メッセージに格納されて良い。
(18) DCC table The data content management table (Data Content Configuration Table) provides configuration information of a file as data content in order to realize flexible and effective cache control. The DCC table may be stored in the data transmission message.
(19)EMT
イベントメッセージテーブル(Event Message Table:EMT)は、イベントメッセージに関する情報を伝送するために用いる。EMTはM2セクションメッセージに格納されて良い。
(19) EMT
The event message table (EMT) is used to transmit information about event messages. The EMT may be stored in the M2 section message.
(20)事業者が設定するテーブル
その他、サービス事業者等が独自に設定したテーブルを用意することが可能である。
(20) Table set by the business operator In addition, it is possible to prepare a table set by the service provider or the like.
<MMT−SIで使用される記述子>
図6Cおよび図6Dに、本実施例の放送受信装置100が対応する放送システムのMMT−SIに配置される『記述子』の一覧を示す。記述子は、より詳細な情報を提供する制御情報であり、テーブルに配置されるものとする。なお、記述子を配置するテーブルは記述子に応じて決まっていても良い。本実施例では、MMT−SIの『記述子』として以下に示すものが用いられるものとする。
<Descriptor used in MMT-SI>
6C and 6D show a list of "descriptors" arranged in the MMT-SI of the broadcasting system supported by the
(1)アセットグループ記述子
アセットグループ記述子は、アセットのグループ関係とグループ内での優先度を提供する。アセットグループ記述子はMPTに配置されて良い。
(1) Asset group descriptor The asset group descriptor provides the group relationship of assets and the priority within the group. The asset group descriptor may be placed in the MPT.
(2)イベントパッケージ記述子
イベントパッケージ記述子は、番組を表すイベントとパッケージの対応を提供する。イベントパッケージ記述子はM2セクションメッセージにて伝送されるMH−EITに配置されて良い。
(2) Event package descriptor The event package descriptor provides a correspondence between an event representing a program and a package. The event package descriptor may be placed in the MH-EIT transmitted in the M2 section message.
(3)背景色指定記述子
背景色指定記述子は、レイアウト指定における最背面の背景色を提供する。背景色指定記述子はLCTに配置されて良い。
(3) Background color designation descriptor The background color designation descriptor provides the backmost background color in the layout designation. The background color specification descriptor may be placed in the LCT.
(4)MPU提示領域指定記述子
MPU提示領域指定記述子は、MPUを提示する位置を提供する。MPU提示領域指定記述子はMPTに配置されて良い。
(4) MPU presentation area designation descriptor The MPU presentation area designation descriptor provides a position for presenting the MPU. The MPU presentation area specification descriptor may be placed in the MPT.
(5)MPUタイムスタンプ記述子
MPUタイムスタンプ記述子は、MPUにおいて提示順序で最初のアクセスユニットの提示時刻を示す。MPUタイムスタンプ記述子はMPTに配置されて良い。
(5) MPU time stamp descriptor The MPU time stamp descriptor indicates the presentation time of the first access unit in the presentation order in the MPU. The MPU timestamp descriptor may be placed in the MPT.
(6)依存関係記述子
依存関係記述子は、依存関係にあるアセットのアセットIDを提供する。依存関係記述子はMPTに配置されて良い。
(6) Dependency Dependency The dependency descriptor provides the asset ID of the asset having the dependency. The dependency descriptor may be placed in the MPT.
(7)アクセス制御記述子
アクセス制御記述子は、限定受信方式を識別するための情報を提供する。アクセス制御記述子はMPTまたはCAT(MH)に配置されて良い。
(7) Access control descriptor The access control descriptor provides information for identifying the limited reception method. The access control descriptor may be located in MPT or CAT (MH).
(8)スクランブル方式記述子
スクランブル方式記述子は、スクランブル時の暗号化対象および暗号アルゴリズムの種別を識別するための情報を提供する。スクランブル方式記述子はMPTまたはCAT(MH)に配置されて良い。
(8) Scramble method descriptor The scramble method descriptor provides information for identifying the encryption target and the type of the encryption algorithm at the time of scrambling. The scrambled descriptor may be located in MPT or CAT (MH).
(9)メッセージ認証方式記述子
メッセージ認証方式記述子は、メッセージ認証を行う場合にメッセージ認証方式を識別するための情報を提供する。メッセージ認証方式記述子はMPTまたはCAT(MH)に配置されて良い。
(9) Message Authentication Method Descriptor The message authentication method descriptor provides information for identifying the message authentication method when performing message authentication. The message authentication method descriptor may be placed in MPT or CAT (MH).
(10)緊急情報記述子(MH)
緊急情報記述子(MH)は、緊急警報放送を行う場合に用いる。緊急情報記述子(MH)はMPTに配置されて良い。
(10) Emergency information descriptor (MH)
The emergency information descriptor (MH) is used when performing an emergency warning broadcast. The emergency information descriptor (MH) may be placed in the MPT.
(11)MH−MPEG−4オーディオ記述子
MH−MPEG−4オーディオ記述子は、ISO/IEC 14496−3(MPEG−4オーディオ)のオーディオストリームの符号化パラメータを特定するための基本情報を記述するために用いる。MH−MPEG−4オーディオ記述子はMPTに配置されて良い。
(11) MH-MPEG-4 Audio Descriptor The MH-MPEG-4 audio descriptor describes basic information for specifying the encoding parameters of the ISO / IEC 14496-3 (MPEG-4 audio) audio stream. Used for. The MH-MPEG-4 audio descriptor may be placed in the MPT.
(12)MH−MPEG−4オーディオ拡張記述子
MH−MPEG−4オーディオ拡張記述子は、MPEG−4オーディオストリームのプロファイルとレベルおよび符号化方式固有の設定を記述するために用いる。MH−MPEG−4オーディオ拡張記述子はMPTに配置されて良い。
(12) MH-MPEG-4 Audio Extension Descriptor The MH-MPEG-4 audio extension descriptor is used to describe the profile and level of the MPEG-4 audio stream and the settings specific to the encoding method. The MH-MPEG-4 audio extension descriptor may be placed in the MPT.
(13)MH−HEVCビデオ記述子
MH−HEVCビデオ記述子は、ITU−T勧告H.265|ISO/IEC 23008−2の映像ストリーム(HEVCストリーム)の基本的な符号化パラメータを記述するために用いる。MH−HEVCビデオ記述子はMPTに配置されて良い。
(13) MH-HEVC Video Descriptor The MH-HEVC video descriptor is described in ITU-T Recommendation H.K. 265 | Used to describe the basic coding parameters of the ISO / IEC 23008-2 video stream (HEVC stream). The MH-HEVC video descriptor may be placed in the MPT.
(14)MH−リンク記述子
MH−リンク記述子は、番組配列情報システムに記載されているある特定のものに関連した追加情報を視聴者が要求した場合に提供されるサービスを識別する。MH−リンク記述子は、MPT、MH−EIT、MH−SDT、等に配置されて良い。
(14) MH-Link Descriptor The MH-link descriptor identifies a service provided when a viewer requests additional information related to a particular one described in a program sequence information system. The MH-link descriptor may be arranged in MPT, MH-EIT, MH-SDT, etc.
(15)MH−イベントグループ記述子
MH−イベントグループ記述子は、複数のイベント間に関係がある場合にそれらのイベント群がグループ化されていることを示すために用いる。MH−イベントグループ記述子はMH−EITに配置されて良い。
(15) MH-event group descriptor The MH-event group descriptor is used to indicate that a group of events is grouped when there is a relationship between a plurality of events. The MH-event group descriptor may be located in the MH-EIT.
(16)MH−サービスリスト記述子
MH−サービスリスト記述子は、サービス識別とサービス形式種別によるサービスの一覧を提供する。MH−サービスリスト記述子はMH−BITに配置されて良い。
(16) MH-Service List Descriptor The MH-Service List Descriptor provides a list of services by service identification and service type. The MH-service list descriptor may be located in the MH-BIT.
(17)MH−短形式イベント記述子
MH−短形式イベント記述子は、イベント名およびそのイベントの短い記述をテキスト形式で表す。MH−短形式イベント記述子はMH−EITに配置されて良い。
(17) MH-Short Event Descriptor The MH-Short Event Descriptor represents an event name and a short description of the event in text format. The MH-short event descriptor may be located in the MH-EIT.
(18)MH−拡張形式イベント記述子
MH−拡張形式イベント記述子は、MH−短形式イベント記述子に付け加えて使用され、イベントの詳細記述を提供する。MH−拡張形式イベント記述子はMH−EITに配置されて良い。
(18) MH-Extended Event Descriptor The MH-Extended Event Descriptor is used in addition to the MH-Short Event Descriptor to provide a detailed description of the event. The MH-extended event descriptor may be located in the MH-EIT.
(19)映像コンポーネント記述子
映像コンポーネント記述子は、映像コンポーネントに関するパラメータや説明を示し、エレメンタリストリームを文字形式で表現するためにも利用される。映像コンポーネント記述子はMPTまたはMH−EITに配置されて良い。
(19) Video Component Descriptor The video component descriptor shows parameters and explanations related to the video component, and is also used to express the elementary stream in a character format. The video component descriptor may be placed in MPT or MH-EIT.
(20)MH−ストリーム識別記述子
MH−ストリーム識別記述子は、サービスのコンポーネントストリームにラベルを付け、このラベルによってMH−EIT内の映像コンポーネント記述子で示される記述内容を参照できるために使用する。MH−ストリーム識別記述子はMPTに配置されて良い。
(20) MH-stream identification descriptor The MH-stream identification descriptor is used because the component stream of the service is labeled and the description content indicated by the video component descriptor in the MH-EIT can be referred to by this label. .. The MH-stream identification descriptor may be placed in the MPT.
(21)MH−コンテント記述子
MH−コンテント記述子は、イベントのジャンルを示す。MH−コンテント記述子はMH−EITに配置されて良い。
(21) MH-content descriptor The MH-content descriptor indicates the genre of the event. The MH-content descriptor may be placed in the MH-EIT.
(22)MH−パレンタルレート記述子
MH−パレンタルレート記述子は、年齢に基づいた視聴制限を表し、また、他の制限条件に基づくよう拡張するために用いる。MH−パレンタルレート記述子はMPTまたはMH−EITに配置されて良い。
(22) MH-Parental Rate Descriptor The MH-Parental Rate Descriptor represents an age-based viewing restriction and is used to extend to be based on other restriction conditions. The MH-parent rate descriptor may be located in the MPT or MH-EIT.
(23)MH−音声コンポーネント記述子
MH−音声コンポーネント記述子は、音声エレメンタリストリームの各パラメータを示し、エレメンタリストリームを文字形式で表現するためにも利用される。MH−音声コンポーネント記述子はMPTまたはMH−EITに配置されて良い。
(23) MH-Voice Component Descriptor The MH-Voice Component Descriptor indicates each parameter of the audio elemental stream and is also used to express the elementary stream in character format. The MH-voice component descriptor may be located in the MPT or MH-EIT.
(24)MH−対象地域記述子
MH−対象地域記述子は、番組または番組を構成する一部のストリームが対象とする地域を記述するために使用される。MH−対象地域記述子はMPTに配置されて良い。
(24) MH-Target Area Descriptor The MH-Target Area Descriptor is used to describe a program or the area covered by some streams that make up the program. The MH-Target Area Descriptor may be located in the MPT.
(25)MH−シリーズ記述子
MH−シリーズ記述子は、シリーズ番組を識別するために用いる。MH−シリーズ記述子はMH−EITに配置されて良い。
(25) MH-series descriptor The MH-series descriptor is used to identify a series program. The MH-series descriptor may be located in the MH-EIT.
(26)MH−SI伝送パラメータ記述子
MH−SI伝送パラメータ記述子は、SIの伝送パラメータを示すために用いる。MH−SI伝送パラメータ記述子はMH−BITに配置されて良い。
(26) MH-SI transmission parameter descriptor The MH-SI transmission parameter descriptor is used to indicate the transmission parameter of SI. The MH-SI transmission parameter descriptor may be located in the MH-BIT.
(27)MH−ブロードキャスタ名記述子
MH−ブロードキャスタ名記述子は、ブロードキャスタの名称を記述する。MH−ブロードキャスタ名記述子はMH−BITに配置されて良い。
(27) MH-Broadcaster name descriptor The MH-Broadcaster name descriptor describes the name of the broadcaster. The MH-broadcaster name descriptor may be placed in the MH-BIT.
(28)MH−サービス記述子
MH−サービス記述子は、編成チャンネル名とその事業者名をサービス形式種別と共に文字符号で表す。MH−サービス記述子はMH−SDTに配置されて良い。
(28) MH-Service Descriptor The MH-Service Descriptor represents the organization channel name and its operator name in character code together with the service format type. The MH-service descriptor may be located in the MH-SDT.
(29)IPデータフロー記述子
IPデータフロー記述子は、サービスを構成するIPデータフローの情報を提供する。IPデータフロー記述子はMH−SDTに配置されて良い。
(29) IP data flow descriptor The IP data flow descriptor provides information on the IP data flow that constitutes the service. The IP data flow descriptor may be located in the MH-SDT.
(30)MH−CA起動記述子
MH−CA起動記述子は、CAS基盤上のCASプログラムを起動するための起動情報を記載する。MH−CA起動記述子はMPTまたはCAT(CA)に配置されて良い。
(30) MH-CA activation descriptor The MH-CA activation descriptor describes activation information for invoking a CAS program on the CAS platform. The MH-CA activation descriptor may be located in MPT or CAT (CA).
(31)MH−Type記述子
MH−Type記述子は、アプリケーション伝送方式で伝送されるファイルの型を示す。MH−Type記述子はDAMテーブルに配置されて良い。
(31) MH-Type Descriptor The MH-Type descriptor indicates the type of a file transmitted by the application transmission method. The MH-Type descriptor may be placed in the DAM table.
(32)MH−Info記述子
MH−Info記述子は、MPUまたはアイテムに関する情報を記述する。MH−Info記述子はDAMテーブルに配置されて良い。
(32) MH-Info Descriptor The MH-Info descriptor describes information about an MPU or an item. The MH-Info descriptor may be placed in the DAM table.
(33)MH−Expire記述子
MH−Expire記述子は、アイテムの有効期限を記述する。MH−Expire記述子はDAMテーブルに配置されて良い。
(33) MH-Expire Descriptor The MH-Expire descriptor describes the expiration date of an item. The MH-Expire descriptor may be placed in the DAM table.
(34)MH−Compression Type記述子
MH−Compression Type記述子は、伝送するアイテムが圧縮されていることを意味し、その圧縮アルゴリズムと圧縮前のアイテムのバイト数を示す。MH−Compression Type記述子はDAMテーブルに配置されて良い。
(34) MH-Compression Type Descriptor The MH-Compression Type descriptor means that the item to be transmitted is compressed, and indicates the compression algorithm and the number of bytes of the item before compression. The MH-Compression Type descriptor may be placed in the DAM table.
(35)MH−データ符号化方式記述子
MH−データ符号化方式記述子は、データ符号化方式を識別するために使用される。MH−データ符号化方式記述子はMPTに配置されて良い。
(35) MH-Data encoding scheme descriptor The MH-Data encoding scheme descriptor is used to identify the data encoding scheme. The MH-data encoding descriptor may be located in the MPT.
(36)UTC−NPT参照記述子
UTC−NPT参照記述子は、NPT(Normal Play Time)とUTCの関係を伝達するために用いる。UTC−NPT参照記述子はEMTに配置されて良い。
(36) UTC-NPT Reference Descriptor The UTC-NPT reference descriptor is used to convey the relationship between NPT (Normal Play Time) and UTC. The UTC-NPT reference descriptor may be placed in the EMT.
(37)イベントメッセージ記述子
イベントメッセージ記述子は、イベントメッセージ一般に関する情報を伝達する。イベントメッセージ記述子はEMTに配置されて良い。
(37) Event message descriptor The event message descriptor conveys information about event messages in general. The event message descriptor may be placed in the EMT.
(38)MH−ローカル時間オフセット記述子
MH−ローカル時間オフセット記述子は、サマータイム実施時に実際の時刻(例えば、UTC+9時間)と人間系への表示時刻に一定のオフセット値を持たせるときに用いる。MH−ローカル時間オフセット記述子はMH−TOTに配置されて良い。
(38) MH-Local Time Offset Descriptor The MH-local time offset descriptor is used to give a constant offset value to the actual time (for example, UTC + 9 hours) and the display time to the human system when the summer time is executed. The MH-local time offset descriptor may be located in the MH-TOT.
(39)MH−コンポーネントグループ記述子
MH−コンポーネントグループ記述子は、イベント内のコンポーネントの組み合わせを定義して識別する。MH−コンポーネントグループ記述子はMH−EITに配置されて良い。
(39) MH-Component Group Descriptor The MH-Component Group Descriptor defines and identifies a combination of components in an event. The MH-component group descriptor may be located in the MH-EIT.
(40)MH−ロゴ伝送記述子
MH−ロゴ伝送記述子は、簡易ロゴ用文字列、CDT形式のロゴへのポインティングなどを記述するために用いる。MH−ロゴ伝送記述子はMH−SDTに配置されて良い。
(40) MH-Logo Transmission Descriptor The MH-logo transmission descriptor is used to describe a character string for a simple logo, pointing to a logo in CDT format, and the like. The MH-logo transmission descriptor may be located in the MH-SDT.
(41)MPU拡張タイムスタンプ記述子
MPU拡張タイムスタンプ記述子は、MPU内のアクセスユニットの復号時刻を提供する。MPU拡張タイムスタンプ記述子はMPTに配置されて良い。
(41) MPU Extended Timestamp Descriptor The MPU Extended Timestamp Descriptor provides the decryption time of the access unit in the MPU. The MPU extended timestamp descriptor may be placed in the MPT.
(42)MPUダウンロードコンテンツ記述子
MPUダウンロードコンテンツ記述子は、MPUを用いてダウンロードされるコンテンツの属性情報を記述するために用いる。MPUダウンロードコンテンツ記述子はMH−SDTTに配置されて良い。
(42) MPU Download Content Descriptor The MPU download content descriptor is used to describe the attribute information of the content downloaded by using the MPU. The MPU download content descriptor may be located in the MH-SDTT.
(43)MH−ネットワークダウンロードコンテンツ記述子
MH−ネットワークダウンロードコンテンツ記述子は、ネットワークを用いてダウンロードされるコンテンツの属性情報を記述するために用いる。MH−ネットワークダウンロードコンテンツ記述子はMH−SDTTに配置されて良い。
(43) MH-Network Downloadable Content Descriptor The MH-Network Downloadable Content Descriptor is used to describe the attribute information of the content downloaded using the network. The MH-Network Downloadable Content Descriptor may be located in the MH-SDTT.
(44)MH−アプリケーション記述子
MH−アプリケーション記述子は、アプリケーションの情報を記述する。MH−アプリケーション記述子はMH−AITに配置されて良い。
(44) MH-Application Descriptor The MH-Application Descriptor describes application information. The MH-application descriptor may be located in the MH-AIT.
(45)MH−伝送プロトコル記述子
MH−伝送プロトコル記述子は、放送や通信等の伝送プロトコルの指定と伝送プロトコルに依存したアプリケーションのロケーション情報を示すために用いる。MH−伝送プロトコル記述子はMH−AITに配置されて良い。
(45) MH-Transmission Protocol Descriptor The MH-Transmission Protocol Descriptor is used to specify a transmission protocol such as broadcasting or communication and to indicate location information of an application depending on the transmission protocol. The MH-transmission protocol descriptor may be located in the MH-AIT.
(46)MH−簡易アプリケーションロケーション記述子
MH−簡易アプリケーションロケーション記述子は、アプリケーションの取得先の詳細を指示するために記述する。MH−簡易アプリケーションロケーション記述子はMH−AITに配置されて良い。
(46) MH-Simple Application Location Descriptor The MH-Simple Application Location Descriptor is described to indicate the details of the acquisition destination of the application. The MH-Simple Application Location Descriptor may be located in the MH-AIT.
(47)MH−アプリケーション境界権限設定記述子
MH−アプリケーション境界権限設定記述子は、アプリケーションバウンダリを設定し、かつ領域(URL)毎に放送リソースアクセスの権限を設定するために記述する。MH−アプリケーション境界権限設定記述子はMH−AITに配置されて良い。
(47) MH-Application Boundary Authority Setting Descriptor The MH-Application Boundary Authority Setting Descriptor is described in order to set the application boundary and set the broadcasting resource access authority for each area (URL). The MH-application boundary authority setting descriptor may be placed in the MH-AIT.
(48)MH−起動優先情報記述子
MH−起動優先情報記述子は、アプリケーションの起動優先度を指定するために記述する。MH−起動優先情報記述子はMH−AITに配置されて良い。
(48) MH-Startup Priority Information Descriptor The MH-Startup Priority Information Descriptor is described to specify the start-up priority of the application. The MH-boot priority information descriptor may be placed in the MH-AIT.
(49)MH−キャッシュ情報記述子
MH−キャッシュ情報記述子は、アプリケーションの再利用が想定される場合に、アプリケーションを構成するリソースをキャッシュし保持しておく場合のキャッシュ制御に用いるために記述する。MH−キャッシュ情報記述子はMH−AITに配置されて良い。
(49) MH-Cache Information Descriptor The MH-cache information descriptor is described for use in cache control when the resources constituting the application are cached and held when the application is expected to be reused. .. The MH-cache information descriptor may be located in the MH-AIT.
(50)MH−確率的適用遅延記述子
MH−確率的適用遅延記述子は、アプリケーション取得のサーバアクセスの負荷分散を想定して、アプリケーション制御を行うタイミングを確率的に設定した遅延量だけ遅らせるために記述する。MH−確率的適用遅延記述子はMH−AITに配置されて良い。
(50) MH-stochastic application delay descriptor Since the MH-stochastic application delay descriptor delays the timing of application control by a probabilistically set delay amount, assuming load balancing of server access for application acquisition. Describe in. The MH-stochastic application delay descriptor may be placed in the MH-AIT.
(51)リンク先PU記述子
リンク先PU記述子は、当該プレゼンテーションユニット(PU)から遷移する可能性のある他のプレゼンテーションユニットを記述する。リンク先PU記述子はDCCテーブルに配置されて良い。
(51) Link destination PU descriptor The link destination PU descriptor describes another presentation unit that may transition from the presentation unit (PU). The linked PU descriptor may be placed in the DCC table.
(52)ロックキャッシュ指定記述子
ロックキャッシュ指定記述子は、当該プレゼンテーションユニットにおいてキャッシュし、かつロックする対象のファイルの指定を記述する。ロックキャッシュ指定記述子はDCCテーブルに配置されて良い。
(52) Lock cache specification descriptor The lock cache specification descriptor describes the specification of the file to be cached and locked in the presentation unit. The lock cache specification descriptor may be placed in the DCC table.
(53)アンロックキャッシュ指定記述子
アンロックキャッシュ指定記述子は、当該プレゼンテーションユニットにおいてロックされているファイルのうちのアンロックするファイルの指定を記述する。アンロックキャッシュ指定記述子はDCCテーブルに配置されて良い。
(53) Unlock cache specification descriptor The unlock cache specification descriptor describes the specification of the file to be unlocked among the files locked in the presentation unit. The unlock cache specification descriptor may be placed in the DCC table.
(54)事業者が設定する記述子
その他、サービス事業者等が独自に設定した記述子を用意することが可能である。
(54) Descriptor set by the business operator In addition, it is possible to prepare a descriptor set by the service provider or the like.
<MMT方式におけるデータ伝送と各制御情報の関係>
ここで、図6Eを用いて、本実施例の放送受信装置100が対応する放送システムにおけるデータ伝送と代表的なテーブルの関係について説明する。
<Relationship between data transmission and each control information in the MMT method>
Here, with reference to FIG. 6E, the relationship between data transmission and a typical table in the broadcasting system supported by the
本実施例の放送受信装置100が対応する放送システムでは、放送伝送路を介したTLVストリームや通信回線を介したIPデータフロー等、複数の経路でデータ伝送を行うことができる。TLVストリームには、TLV−NITやAMTなどのTLV−SIと、IPパケットのデータフローであるIPデータフローが含まれている。IPデータフロー内には一連の映像MPUを含む映像アセットや一連の音声MPUを含む音声アセットが含まれている。同様に、IPデータフロー内には一連の字幕MPUを含む字幕アセット、一連の文字スーパーMPUを含む文字スーパーアセット、一連のデータMPUを含むデータアセットなどが含まれても良い。これらの各種アセットは、PAメッセージに格納されて伝送されるMPT(MMTパッケージテーブル)により、『パッケージ』という単位で関連付けられる。具体的には、MPTにパッケージID(後述の図17に示す『MMT_package_id_byte』パラメータに対応)と、当該パッケージに含まれる各アセットのアセットID(後述の図17に示す『asset_id_byte』パラメータに対応)とが記載されることにより、前記関連付けが行われる。
In the broadcasting system supported by the
パッケージを構成するアセットはTLVストリーム内のアセットのみとすることもできるが、図6Eに示すように、通信回線のIPデータフローで伝送されるアセットを含めることもできる。これは、当該パッケージに含まれる各アセットのロケーション情報(後述の図17に示す『MMT_general_location_info()』に対応)をMPT内に含めて、本実施例の放送受信装置100が各アセットの参照先を把握可能とすることにより実現できる。具体的には、前記ロケーション情報に配置される『MMT_general_location_infonolocation_type』パラメータの値を変更することにより、
(1)MPTと同一のIPデータフローに多重されているデータ
(location_type=0x00)
(2)IPv4データフローに多重されているデータ
(location_type=0x01)
(3)IPv6データフローに多重されているデータ
(location_type=0x02)
(4)放送のMPEG2−TSに多重されているデータ
(location_type=0x03)
(5)IPデータフロー内にMPEG2−TS形式で多重されているデータ
(location_type=0x04)
(6)指定するURLにあるデータ
(location_type=0x05)
など、様々な伝送経路で伝送される各種データを、放送受信装置100が参照できるように構成することが可能となる。
The assets that make up the package can be only the assets in the TLV stream, but as shown in FIG. 6E, the assets transmitted by the IP data flow of the communication line can also be included. This includes the location information of each asset included in the package (corresponding to "MMT_general_location_info ()" shown in FIG. 17 described later) in the MPT, and the
(1) Data multiplexed in the same IP data flow as MPT (location_type = 0x00)
(2) Data multiplexed in the IPv4 data flow (location_type = 0x01)
(3) Data multiplexed in the IPv6 data flow (location_type = 0x02)
(4) Data multiplexed on the broadcast MPEG2-TS (location_type = 0x03)
(5) Data multiplexed in MPEG2-TS format in the IP data flow (location_type = 0x04)
(6) Data at the specified URL (location_type = 0x05)
It is possible to configure the
前述の参照先のうち、(1)は、例えば、後述する図7Aの放送受信装置100のチューナ/復調部131で受信するデジタル放送信号を経由して受信するIPデータフローである。MPTを通信回線側のIPデータフローにも含めて伝送する場合は、(1)の参照先が後述するLAN通信部121が通信回線を介して受信するIPデータフローになる場合もある。また、前記(2)、(3)、(5)、(6)は後述するLAN通信部121が通信回線を介して受信するIPデータフローである。また、前記(4)は、例えば、後述する図24に示す実施例2の放送受信装置800のように、MMT方式を用いるデジタル放送信号を受信する受信機能と、MPEG2−TS方式を用いるデジタル放送信号を受信する受信機能の両者を有する放送受信装置の場合に、MMT方式を用いるデジタル放送信号に含まれるMPTのロケーション情報(『MMT_general_location_info()』)に基づいて、MPEG2−TS方式を用いるデジタル放送信号を受信する受信機能で受信するMPEG2−TSに多重されているデータを参照する場合に用いることができる。
Among the above-mentioned references, (1) is, for example, an IP data flow received via a digital broadcast signal received by the tuner /
なお、『パッケージ』を構成するデータはこのように指定されるが、本実施例の放送受信装置100が対応する放送システムでは、当該『パッケージ』単位の一連のデータをデジタル放送の『サービス』単位として扱う。
The data constituting the "package" is specified in this way, but in the broadcasting system supported by the
更に、MPTには、MPTが指定する各MPUの提示時刻情報(後述の図13Bに示す『mpu_presentation_time』パラメータに対応)が記載されており、当該提示時刻情報を用いて、MPTが指定する複数のMPUを、UTC表記の時刻情報であるNTPに基づくクロックを基準に、連動して提示(表示、出力など)することが可能となる。当該NTPに基づくクロックを用いた各種データの提示制御については後述する。 Further, the MPT describes the presentation time information of each MPU designated by the MPT (corresponding to the “mpu_presentation_time” parameter shown in FIG. 13B described later), and a plurality of presentation time information designated by the MPT using the presentation time information. The MPU can be presented (displayed, output, etc.) in conjunction with the clock based on NTP, which is the time information in UTC notation. The presentation control of various data using the clock based on the NTP will be described later.
図6Eに示される本実施例のデータ伝送方式では、更に『イベント』という概念がある。『イベント』は、M2セクションメッセージに含められて送られるMH−EITが扱う、いわゆる『番組』を示す概念である。具体的には、MH−EITに格納されたイベントパッケージ記述子が指し示す『パッケージ』において、MH−EITに格納された開示時刻(後述の図21に示す『start_time』パラメータに対応)から、継続時間(後述の図21に示す『duration』パラメータに対応)分の期間に含まれる一連のデータが、当該『イベント』の概念に含まれるデータである。MH−EITは、本実施例の放送受信装置100において当該『イベント』単位での各種処理(例えば、番組表の生成処理や、録画予約や視聴予約の制御、一時蓄積などの著作権管理処理)などに用いることができる。
In the data transmission method of this embodiment shown in FIG. 6E, there is a concept of "event". "Event" is a concept indicating a so-called "program" handled by MH-EIT included in an M2 section message and sent. Specifically, in the "package" indicated by the event package descriptor stored in the MH-EIT, the duration is from the disclosure time stored in the MH-EIT (corresponding to the "start_time" parameter shown in FIG. 21 described later). A series of data included in the period (corresponding to the “duration” parameter shown in FIG. 21 described later) is the data included in the concept of the “event”. MH-EIT performs various processes in the "event" unit in the
[放送受信装置のハードウェア構成]
図7Aは、放送受信装置100の内部構成の一例を示すブロック図である。放送受信装置100は、主制御部101、システムバス102、ROM103、RAM104、ストレージ(蓄積)部110、LAN通信部121、拡張インタフェース部124、デジタルインタフェース部125、チューナ/復調部131、分離部132、映像デコーダ141、映像色域変換部142、音声デコーダ143、文字スーパーデコーダ144、字幕デコーダ145、字幕合成部146、字幕色域変換部147、データデコーダ151、キャッシュ部152、アプリケーション制御部153、ブラウザ部154、アプリケーション色域変換部155、音源部156、映像合成部161、モニタ部162、映像出力部163、音声合成部164、スピーカ部165、音声出力部166、操作入力部170、で構成される。
[Hardware configuration of broadcast receiver]
FIG. 7A is a block diagram showing an example of the internal configuration of the
主制御部101は、所定の動作プログラムに従って放送受信装置100全体を制御するマイクロプロセッサユニットである。システムバス102は主制御部101と放送受信装置100内の各動作ブロックとの間でデータ送受信を行うためのデータ通信路である。
The
ROM(Read Only Memory)103は、オペレーティングシステムなどの基本動作プログラムやその他の動作プログラムが格納された不揮発性メモリであり、例えばEEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)やフラッシュROMのような書き換え可能なROMが用いられる。ROM103には、放送受信装置100の動作に必要な動作設定値が記憶されても良い。RAM(Random Access Memory)104は基本動作プログラムやその他の動作プログラム実行時のワークエリアとなる。ROM103およびRAM104は主制御部101と一体構成であっても良い。また、ROM103は、図7Aに示したような独立構成とはせず、ストレージ(蓄積)部110内の一部記憶領域を使用するようにしても良い。
The ROM (Read Only Memory) 103 is a non-volatile memory in which a basic operation program such as an operating system and other operation programs are stored. For example, a rewritable ROM such as an EEPROM (Electrically Erasable Programmable ROM) or a flash ROM Used. The
ストレージ(蓄積)部110は、放送受信装置100の動作プログラムや動作設定値、放送受信装置100のユーザの個人情報等を記憶する。また、インターネット200を介してダウンロードした動作プログラムや前記動作プログラムで作成した各種データ等を記憶可能である。また、放送波から取得した、或いは、インターネット200を介してダウンロードした、動画、静止画、音声等のコンテンツも記憶可能である。ストレージ(蓄積)部110の一部領域を以ってROM103の機能の全部または一部を代替しても良い。また、ストレージ(蓄積)部110は、放送受信装置100に外部から電源が供給されていない状態であっても記憶している情報を保持する必要がある。従って、例えば、フラッシュROMやSSD(Solid State Drive)などの不揮発性半導体素子メモリ、HDD(Hard Disc Drive)などの磁気ディスクドライブ、等のデバイスが用いられる。
The storage (storage)
なお、ROM103やストレージ(蓄積)部110に記憶された前記各動作プログラムは、インターネット200上の各サーバ装置からのダウンロード処理により、追加、更新および機能拡張することが可能であるものとする。
It is assumed that each of the operation programs stored in the
LAN(Local Area Network)通信部121は、ルータ装置200rを介してインターネット200と接続され、インターネット200上の各サーバ装置やその他の通信機器とデータの送受信を行う。また、通信回線を介して伝送される番組のMMTデータ列(或いは、その一部)の取得も行うものとする。ルータ装置200rとの接続は有線接続であっても良いし、Wi−Fi(登録商標)等の無線接続であっても良い。LAN通信部121は符号回路や復号回路等を備えるものとする。また、放送受信装置100が、BlueTooth(登録商標)通信部やNFC通信部、赤外線通信部等、他の通信部を更に備えていても良い。
The LAN (Local Area Network)
チューナ/復調部131は、アンテナ100aを介して電波塔300tから送信された放送波を受信し、主制御部101の制御に基づいてユーザの所望するサービスのチャンネルに同調(選局)する。更に、チューナ/復調部131は、受信した放送信号を復調してMMTデータ列を取得する。なお、図7Aに示した例では、チューナ/復調部が1つである構成を例示しているが、複数画面同時表示や裏番組録画等を目的として、放送受信装置100がチューナ/復調部を複数搭載する構成としても良い。
The tuner /
分離部132はMMTデコーダであり、入力したMMTデータ列中の制御信号に基づいてリアルタイム提示要素である映像データ列、音声データ列、文字スーパーデータ列、字幕データ列、等を、それぞれ映像デコーダ141、音声デコーダ143、文字スーパーデコーダ144、字幕デコーダ145、等に分配する。分離部132に入力されるデータは、放送伝送路を介して伝送されてチューナ/復調部131で復調されたMMTデータ列や、通信回線を介して伝送されてLAN通信部121で受信したMMTデータ列であって良い。また、分離部132は、マルチメディアアプリケーションやその構成要素であるファイル系データを再生し、キャッシュ部152で一時的に蓄積する。また、分離部132は、映像音声字幕以外のデータの提示を行うプレーヤで利用するデータ若しくはアプリケーションに対するデータのストリーミングに用いるために、汎用データを抽出してデータデコーダ151に出力する。また、分離部132は、主制御部101の制御に基づいて、前記入力したMMTデータ列に対するエラー訂正やアクセス制限の制御等を行っても良い。
The
映像デコーダ141は、分離部132から入力した映像データ列を復号して映像情報を出力する。映像色域変換部142は、映像デコーダ141で復号した映像情報に対して、映像合成部161での映像合成処理のために、必要に応じて色空間変換処理を施す。音声デコーダ143は、分離部132から入力した音声データ列を復号して音声情報を出力する。また、映像デコーダ141および音声デコーダ143には、LAN通信部121を介してインターネット200上から取得した、例えば、MPEG−DASH(MPEG−Dynamic Adaptive Streaming over HTTP)形式等のストリーミングデータが入力されても良い。また、映像デコーダ141、映像色域変換部142、音声デコーダ143、等は、複数種類の映像データ列や音声データ列を同時に復号処理するために、複数備えられても良い。
The
文字スーパーデコーダ144は、分離部132から入力した文字スーパーデータ列を復号して文字スーパー情報を出力する。字幕デコーダ145は、分離部132から入力した字幕データ列を復号して字幕情報を出力する。文字スーパーデコーダ144から出力された文字スーパー情報と字幕デコーダ145から出力された字幕情報は、字幕合成部146において合成処理を施され、更に、字幕色域変換部147において、映像合成部161での映像合成処理のために、必要に応じて色空間変換処理を施される。なお、本実施例においては、放送番組の映像と同時に提示される、文字情報を中心とするサービスのうち、映像の内容と関連するものを字幕と呼称し、それ以外のものを文字スーパーと呼称する。また、それらを区別しない場合は、字幕と総称するものとする。
The character
ブラウザ部154は、キャッシュ部152若しくはLAN通信部121を介してインターネット200上のサーバ装置から取得したマルチメディアアプリケーションファイルやその構成要素であるファイル系データを、MMTデータ列に含まれる制御情報やLAN通信部121を介してインターネット200上のサーバ装置から取得した制御情報を解釈するアプリケーション制御部153の指示に従って提示する。なお、前記マルチメディアアプリケーションファイルは、HTML(Hyper Text Markup Language)文書やBML(Broadcast Markup Language)文書等であって良い。ブラウザ部154から出力されたアプリケーション情報は、更に、アプリケーション色域変換部155において、映像合成部161での映像合成処理のために、必要に応じて色空間変換処理を施される。また、ブラウザ部154は、音源部156に働きかけることにより、アプリケーション音声情報の再生も行うものとする。
The
映像合成部161は、映像色域変換部142から出力された映像情報と字幕色域変換部147から出力された字幕情報とアプリケーション色域変換部155から出力されたアプリケーション情報等を入力し、適宜選択および/または重畳等の処理を行う。映像合成部161は図示を省略したビデオRAMを備え、前記ビデオRAMに入力された映像情報等に基づいてモニタ部162等が駆動される。また、映像合成部161は、主制御部101の制御に基づいて、必要に応じて、スケーリング処理やMMT−SIに含まれるMH−EIT等の情報に基づいて作成されたEPG(Electronic Program Guide)画面情報の重畳処理等を行う。モニタ部162は、例えば液晶パネル等の表示デバイスであり、映像合成部161で選択および/または重畳処理を施された映像情報を放送受信装置100のユーザに提供する。映像出力部163は、映像合成部161で選択および/または重畳処理を施された映像情報を出力する映像出力インタフェースである。
The
なお、本実施例の放送受信装置100の提示機能は、マルチメディアサービスを提供者の意図通りに表示させるために、論理的プレーン構造を備えるものとする。図7Bに、本実施例の放送受信装置100の提示機能が備える論理的プレーン構造の構成の一例を示す。前記論理的プレーン構造では、最前面に文字スーパーの表示を行う文字スーパープレーンを配置し、次層に字幕の表示を行う字幕プレーンを配置する。三層目に放送映像やマルチメディアアプリケーション、またはその合成映像の表示を行うマルチメディアプレーンを配置し、最背面に背景プレーンを配置する。字幕合成部146および映像合成部161において、文字スーパー情報の文字スーパープレーンへの描画、字幕情報の字幕プレーンへの描画、映像情報やアプリケーション情報等のマルチメディアプレーンへの描画が行われる。また、MMT−SIに含まれるLCT等に基づいて背景色が背景プレーンに描画される。なお、三層目のマルチメディアプレーンは、映像デコーダ141の数に応じて複数用意することが可能であるものとする。ただし、マルチメディアプレーンが複数ある場合でも、アプリケーション色域変換部155から出力されたアプリケーション情報等は、最前面のマルチメディアプレーンにのみ出力されるものとする。
The presentation function of the
音声合成部164は、音声デコーダ143から出力された音声情報および音源部156で再生されたアプリケーション音声情報を入力して、適宜選択および/またはミックス等の処理を行う。スピーカ部165は、音声合成部164で選択および/またはミックス処理を施された音声情報を放送受信装置100のユーザに提供する。音声出力部166は、音声合成部164で選択および/またはミックス処理を施された音声情報を出力する音声出力インタフェースである。
The
拡張インタフェース部124は、放送受信装置100の機能を拡張するためのインタフェース群であり、本実施例では、アナログ映像/音声インタフェース、USB(Universal Serial Bus)インタフェース、メモリインタフェース等で構成されるものとする。アナログ映像/音声インタフェースは、外部映像/音声出力機器からのアナログ映像信号/音声信号の入力、外部映像/音声入力機器へのアナログ映像信号/音声信号の出力、等を行う。USBインタフェースは、PC等と接続してデータの送受信を行う。HDDを接続して放送番組やコンテンツの記録を行っても良い。また、キーボードやその他のUSB機器の接続を行っても良い。メモリインタフェースはメモリカードやその他のメモリ媒体を接続してデータの送受信を行う。
The
デジタルインタフェース部125は、符号化されたデジタル映像データおよび/またはデジタル音声データを出力若しくは入力するインタフェースである。デジタルインタフェース部125は、チューナ/復調部131で復調して得たMMTデータ列やLAN通信部121を介して取得したMMTデータ列、或いは、前記各MMTデータ列の混合データをそのまま出力可能であるものとする。また、デジタルインタフェース部125から入力したMMTデータ列を分離部132に入力するように制御しても良い。ストレージ(蓄積)部110に記憶したデジタルコンテンツの出力、或いは、ストレージ(蓄積)部110へのデジタルコンテンツの記憶を、デジタルインタフェース部125を介して行っても良い。
The
デジタルインタフェース部125は、DVI端子やHDMI(登録商標)端子やDisplay Port(登録商標)端子等であって、DVI仕様やHDMI仕様やDisplay Port仕様等に準拠した形式でデータの出力或いは入力がなされるものであって良い。IEEE1394仕様等に準拠したシリアルデータの形式で出力或いは入力されても良い。また、イーサネット(登録商標)や無線LAN等のハードウェアを介してデジタルインタフェース出力を行うIPインタフェースとして構成しても良い。この場合、デジタルインタフェース部125とLAN通信部121とはそのハードウェア構成を共有しても良い。
The
操作入力部170は、放送受信装置100に対する操作指示の入力を行う指示入力部であり、本実施例では、図示を省略したリモコンから送信されるコマンドを受信するリモコン受信部とボタンスイッチを並べた操作キーで構成されるものとする。何れか一方のみであっても良い。また、操作入力部170は、モニタ部162に重ねて配したタッチパネルで代替しても良い。拡張インタフェース部124に接続したキーボード等で代替しても良い。前記図示を省略したリモコンは、リモコンコマンド送信機能を備えた携帯情報端末700で代替しても良い。
The
なお、前述のように、放送受信装置100がテレビ受信機等である場合、映像出力部163および音声出力部166は本発明に必須の構成ではない。また、放送受信装置100は、テレビ受信機の他、DVD(Digital Versatile Disc)レコーダなどの光ディスクドライブレコーダ、HDDレコーダなどの磁気ディスクドライブレコーダ、STB(Set Top Box)等であっても良い。デジタル放送受信機能や放送通信連携機能を備えたPC(Personal Computer)やタブレット端末、ナビゲーション装置、ゲーム機等であっても良い。放送受信装置100がDVDレコーダ、HDDレコーダ、STB等である場合、モニタ部162およびスピーカ部165は備えなくとも良い。映像出力部163および音声出力部166或いはデジタルインタフェース部125に、外部モニタおよび外部スピーカを接続することにより、本実施例の放送受信装置100と同様の動作が可能となる。
As described above, when the
[放送受信装置のクロック同期/提示同期のシステム構成]
図7Cは、本実施例の放送受信装置100が対応する放送システムにおけるクロック同期/提示同期のシステム構成の一例である。本実施例の放送システムでは、UTCを64ビット長のNTPタイムスタンプ形式で、放送送出システムから受信機(本実施例の放送受信装置100等)に伝送する。前記NTPタイムスタンプ形式においては、UTCの『秒以上』を32ビットで表し、また、『秒未満』を32ビットで表すものとする。しかしながら、実際には、1秒を32ビット精度で再現することは困難である。このため、映像システムの同期をとるためのシステムクロックやNTP形式の時計を動作させるためのシステムクロックとしては、例えば同図に示したような、『2の24乗』Hz(約16.8MHz)の周波数を用いるようにしても良い。なお、従来の放送システムにおけるシステムクロックが27MHzであったことおよび受信機のハードウェア構成を簡便に構築できること等を考慮すると、『2の24乗』〜『2の28乗』程度の、2のべき乗の周波数をシステムクロックとして採用することが望ましい。
[System configuration for clock synchronization / presentation synchronization of broadcast receiver]
FIG. 7C is an example of a system configuration of clock synchronization / presentation synchronization in the broadcasting system supported by the
なお、放送送出システム側や受信機側において、システムクロックを前述のように『2の24乗』〜『2の28乗』程度の2のべき乗の周波数に設定した場合、放送送出システム側から受信機側に伝送されるNTPタイムスタンプ形式における、前記システムクロックやNTP形式の時計を再生するためのPLL(Phase Locked Loop)系に参照されない下位の8〜4ビットは、『0』或いは『1』に固定するようにしても良い。即ち、システムクロックが『2のn乗』Hz(図7Cの例では、n=24)であれば、NTPタイムスタンプ形式の下位『32−n』ビットを『0』或いは『1』に固定するようにしても良い。或いは、受信機側において、前記NTPタイムスタンプ形式の下位『32−n』ビットを無視するように処理しても良い。 When the system clock is set to a power frequency of 2 such as "2 to the 24th power" to "2 to the 28th power" as described above on the broadcast transmission system side or the receiver side, it is received from the broadcast transmission system side. In the NTP time stamp format transmitted to the machine side, the lower 8 to 4 bits that are not referred to by the PLL (Phase Locked Loop) system for reproducing the system clock or the NTP format clock are "0" or "1". It may be fixed to. That is, if the system clock is "2 to the nth root" Hz (n = 24 in the example of FIG. 7C), the lower "32-n" bit in the NTP time stamp format is fixed to "0" or "1". You may do so. Alternatively, the receiver may perform processing so as to ignore the lower "32-n" bits of the NTP time stamp format.
放送送出システム側では、NTP形式の時刻情報を外部から得ると、『2のn乗』HzのVCO(Voltage Controlled Oscillator)による32+nビットカウンタでPLL系を構成し、外部から与えられた時刻情報に同期する送出システム時計を実現する。また、『2のn乗』Hzのシステムクロックに同期して全体の信号処理系を動作させる。更に、前記送出システム時計の出力をNTP長形式の時刻情報として放送伝送路を介して受信機側に周期的に伝送する。 On the broadcast transmission system side, when NTP format time information is obtained from the outside, a PLL system is configured with a 32 + n-bit counter by a VCO (Voltage Controlled Oscillator) of "2 to the nth power" Hz, and the time information given from the outside is used. Realize a synchronous sending system clock. In addition, the entire signal processing system is operated in synchronization with the system clock of "2 to the nth root" Hz. Further, the output of the transmission system clock is periodically transmitted to the receiver side via the broadcast transmission line as NTP length format time information.
受信機側では、放送伝送路を介してNTP長形式の時刻情報を受信し、放送送出システム側と同様に、『2のn乗』HzのVCOに基づくPLL系により受信システム時計を再生する。これにより、受信システム時計は、放送送出システム側と同期した時計となる。また、『2のn乗』Hzのシステムクロックに同期して受信機の信号処理系を動作させることにより、放送送出システム側と受信機側のクロック同期が実現され、安定した信号再生が可能となる。また、映像/音声信号の提示単位毎の復号時刻および提示時刻が、放送送出システム側において、前記NTP形式の時刻情報に基づいて設定される。ここで、放送信号で伝送されるPAメッセージに格納されるMPTには後述の図13Bに示すMPUタイムスタンプ記述子が格納されている。図13BのMPUタイムスタンプ記述子における『mpu_sequence_number(MPUシーケンス番号)』パラメータがタイムスタンプを記述するMPUのシーケンス番号を示し、『mpu_presentation_time(MPU提示時刻)』パラメータがMPUの提示時刻を64ビットのNTPタイムスタンプ形式で示している。よって、受信機はMPTに格納されるMPUタイムスタンプ記述子を参照し、映像信号、音声信号、字幕、文字スーパー等のMPU毎の提示(表示、出力など)タイミングを制御することが可能である。 The receiver side receives the time information in the NTP length format via the broadcast transmission line, and reproduces the reception system clock by the PLL system based on the VCO of "2 to the nth power" Hz as in the broadcast transmission system side. As a result, the receiving system clock becomes a clock synchronized with the broadcasting transmitting system side. In addition, by operating the signal processing system of the receiver in synchronization with the system clock of "2 to the nth power" Hz, clock synchronization between the broadcast transmission system side and the receiver side is realized, and stable signal reproduction is possible. Become. Further, the decoding time and the presentation time for each presentation unit of the video / audio signal are set on the broadcast transmission system side based on the time information in the NTP format. Here, the MPT stored in the PA message transmitted by the broadcast signal stores the MPU time stamp descriptor shown in FIG. 13B, which will be described later. The "mpu_sequence_number (MPU sequence number)" parameter in the MPU time stamp descriptor of FIG. 13B indicates the sequence number of the MPU that describes the time stamp, and the "mpu_presentation_time (MPU presentation time)" parameter indicates the MPU presentation time as 64-bit NTP. It is shown in time stamp format. Therefore, the receiver can refer to the MPU time stamp descriptor stored in the MPT and control the presentation (display, output, etc.) timing of each MPU such as video signal, audio signal, subtitle, and character supermarket. ..
なお、前述の映像/音声信号等の提示単位毎の復号タイミングおよび提示タイミングの制御に着目した場合、『2の16乗』Hz(約65.5KHz)程度のクロックによっても映像/音声信号の同期は確保可能であり、この場合は、MPUタイムスタンプ記述子等に記述されるNTPタイムスタンプ形式の下位16ビットは参照しなくとも良い。即ち、復号タイミングおよび提示タイミングの制御にシステムクロックの分周等により生成した『2のm乗』Hzのクロックを用いた場合は、MPUタイムスタンプ記述子等に記述されるNTPタイムスタンプ形式の下位『32−m』ビットは参照しなくとも良い。従って、MPUタイムスタンプ記述子等に記述されるNTPタイムスタンプ形式の下位『32−m』ビットは『0』或いは『1』に固定するようにしても良い。 When focusing on the above-mentioned control of the decoding timing and the presentation timing for each presentation unit of the video / audio signal, the video / audio signal is synchronized even with a clock of about "2 to the 16th power" Hz (about 65.5 KHz). Can be secured, and in this case, the lower 16 bits of the NTP time stamp format described in the MPU time stamp descriptor or the like need not be referred to. That is, when a "2 m power" Hz clock generated by dividing the system clock or the like is used to control the decoding timing and the presentation timing, it is lower than the NTP time stamp format described in the MPU time stamp descriptor or the like. The "32-m" bit does not have to be referenced. Therefore, the lower "32-m" bit of the NTP time stamp format described in the MPU time stamp descriptor or the like may be fixed to "0" or "1".
[放送受信装置のソフトウェア構成]
図7Dは、本実施例の放送受信装置100のソフトウェア構成図であり、ROM103、RAM104およびストレージ(蓄積)部110におけるソフトウェアの構成を示す。本実施例においては、ROM103に基本動作プログラム1001およびその他の動作プログラムが記憶されており、ストレージ(蓄積)部110に受信機能プログラム1002およびその他の動作プログラムが記憶されている。また、ストレージ(蓄積)部110は、動画や静止画や音声等のコンテンツを記憶するコンテンツ記憶領域1200、外部の携帯端末機器や各サーバ装置にアクセスする際に必要な認証情報等を記憶する認証情報記憶領域1300、その他の各種情報を記憶する各種情報記憶領域を備えるものとする。
[Software configuration of broadcast receiver]
FIG. 7D is a software configuration diagram of the
ROM103に記憶された基本動作プログラム1001はRAM104に展開され、更に主制御部101が前記展開された基本動作プログラムを実行することにより、基本動作実行部1101を構成する。また、ストレージ(蓄積)部110に記憶された受信機能プログラム1002も同様にRAM104に展開され、更に主制御部101が前記展開された受信機能プログラムを実行することにより、受信機能実行部1102を構成する。また、RAM104は、各動作プログラム実行時に作成したデータを、必要に応じて一時的に保持する一時記憶領域を備えるものとする。
The
なお、以下では、説明を簡単にするために、主制御部101がROM103に格納された基本動作プログラム1001をRAM104に展開して実行することにより各動作ブロックの制御を行う処理を、基本動作実行部1101が各動作ブロックの制御を行うものとして記述する。他の動作プログラムに関しても同様の記述を行う。
In the following, for the sake of simplicity, the
受信機能実行部1102は、本実施例の放送システムで伝送される映像や音声等のコンポーネントを再生するために放送受信装置100の各動作ブロックを制御する。特に、トランスポート処理部1102aは、分離部132のMMTデコーダ機能を主として制御し、MMTデータ列から分離した映像データ列や音声データ列等をそれぞれ対応するデコード処理部に分配する。AVデコード処理部1102bは、映像デコーダ141や音声デコーダ143等を主として制御する。アプリケーション処理部1102cは、キャッシュ部152やアプリケーション制御部153やブラウザ部154や音源部156を主として制御する。文字スーパー処理部1102dは、文字スーパーデコーダ144を主として制御する。字幕処理部1102eは、字幕デコーダ145を主として制御する。汎用データ処理部1102fは、データデコーダ151を主として制御する。EPG生成部1102gは、MMT−SIに含まれるMH−EIT等の記述内容を解釈してEPG画面を生成する。提示処理部1102hは、前記論理的プレーン構造に基づいて、映像色域変換部142や字幕合成部146や字幕色域変換部147やアプリケーション色域変換部155や映像合成部161や音声合成部164を主として制御する。
The reception
前記各動作プログラムは、製品出荷の時点で、予めROM103および/またはストレージ(蓄積)部110に格納された状態であっても良い。製品出荷後に、インターネット200上のその他のアプリケーションサーバ500等からLAN通信部121を介して取得するものであっても良い。また、メモリカードや光ディスク等に格納された前記各動作プログラムを、拡張インタフェース部124等を介して取得するものであっても良い。
Each of the operation programs may be stored in the
[放送局サーバの構成]
図8は、放送局サーバ300の内部構成の一例を示すブロック図である。放送局サーバ300は、主制御部301、システムバス302、RAM304、ストレージ部310、LAN通信部321、デジタル放送信号送出部360、で構成される。
[Broadcasting station server configuration]
FIG. 8 is a block diagram showing an example of the internal configuration of the
主制御部301は、所定の動作プログラムに従って放送局サーバ300全体を制御するマイクロプロセッサユニットである。システムバス302は主制御部301と放送局サーバ300内の各動作ブロックとの間でデータ送受信を行うためのデータ通信路である。RAM304は各動作プログラム実行時のワークエリアとなる。
The
ストレージ部310は、基本動作プログラム3001および放送コンテンツ管理/配信プログラム3002と放送コンテンツ送出プログラム3003を記憶し、更に、放送コンテンツ記憶領域3200およびメタデータ記憶領域3300を備える。放送コンテンツ記憶領域3200は放送局が放送する各放送番組の番組コンテンツ等を記憶する。メタデータ記憶領域3300は前記各放送番組の番組タイトル、番組ID、番組概要、出演者、放送日時、各番組コンテンツに係るコピー制御情報、等のメタデータを記憶する。
The
また、ストレージ部310に記憶された基本動作プログラム3001および放送コンテンツ管理/配信プログラム3002と放送コンテンツ送出プログラム3003はそれぞれRAM304に展開され、更に主制御部301が前記展開された各プログラムを実行することにより、基本動作実行部3101、放送コンテンツ管理/配信実行部3102、放送コンテンツ送出実行部3103を構成する。
Further, the
なお、以下では、説明を簡単にするために、主制御部301がストレージ部310に格納された基本動作プログラム3001をRAM304に展開して実行することにより各動作ブロックの制御を行う処理を、基本動作実行部3101が各動作ブロックの制御を行うものとして記述する。他の動作プログラムに関しても同様の記述を行う。
In the following, in order to simplify the explanation, the
放送コンテンツ管理/配信実行部3102は、放送コンテンツ記憶領域3200およびメタデータ記憶領域3300に蓄積された各放送番組の番組コンテンツ等および各メタデータの管理と、前記各放送番組の番組コンテンツ等および各メタデータを契約に基づいてサービス事業者に提供する際の制御を行う。更に、放送コンテンツ管理/配信実行部3102は、前記サービス事業者に対して前記各放送番組の番組コンテンツ等および各メタデータの提供を行う際に、必要に応じて前記契約に基づいたサービス事業者サーバ400の認証処理等を行っても良い。
The broadcast content management /
放送コンテンツ送出実行部3103は、放送コンテンツ記憶領域3200に蓄積された放送番組の番組コンテンツや、メタデータ記憶領域3300に蓄積された放送番組の番組タイトル、番組ID、番組コンテンツのコピー制御情報等を含むMMTデータ列を、デジタル放送信号送出部360を介して電波塔300tから送出する際のタイムスケジュール管理等を行う。
The broadcast content
LAN通信部321は、インターネット200と接続され、インターネット200上のサービス事業者サーバ400等と通信を行う。LAN通信部321は符号回路や復号回路等を備えるものとする。デジタル放送信号送出部360は、放送コンテンツ記憶領域3200に蓄積された各放送番組の番組コンテンツ等の映像データ列や音声データ列、番組情報データ列、等で構成されたMMTデータ列を変調して、電波塔300tを介して、デジタル放送波として送出する。
The
[サービス事業者サーバの構成]
図9は、サービス事業者サーバ400の内部構成の一例を示すブロック図である。サービス事業者サーバ400は、主制御部401、システムバス402、RAM404、ストレージ部410、LAN通信部421、で構成される。
[Service provider server configuration]
FIG. 9 is a block diagram showing an example of the internal configuration of the
主制御部401は、所定の動作プログラムに従ってサービス事業者サーバ400全体を制御するマイクロプロセッサユニットである。システムバス402は主制御部401とサービス事業者サーバ400内の各動作ブロックとの間でデータ送受信を行うためのデータ通信路である。RAM404は各動作プログラム実行時のワークエリアとなる。
The
ストレージ部410は、基本動作プログラム4001および映像コンテンツ管理/配信プログラム4002とアプリケーション管理/配布プログラム4004を記憶し、更に、映像コンテンツ記憶領域4200およびメタデータ記憶領域4300、アプリケーション記憶領域4400、ユーザ情報記憶領域4500を備える。映像コンテンツ記憶領域4200は、放送局サーバ300から提供された放送番組の番組コンテンツを映像コンテンツとして記憶する。また、前記サービス事業者が制作した映像コンテンツ等を記憶する。メタデータ記憶領域4300は、放送局サーバ300から提供された各メタデータや、前記サービス事業者が制作した映像コンテンツに関するメタデータ等を記憶する。アプリケーション記憶領域4400は、各テレビ受信機からの要求に応じて配布するための、放送番組に連携したサービスを実現するための各種アプリケーション等を記憶する。ユーザ情報記憶領域4500は、サービス事業者サーバ400へのアクセスが許可されたユーザに関する情報(個人情報や認証情報等)を記憶する。
The
また、ストレージ部410に記憶された基本動作プログラム4001および映像コンテンツ管理/配信プログラム4002とアプリケーション管理/配布プログラム4004はそれぞれRAM404に展開され、更に主制御部401が前記展開された基本動作プログラムおよび映像コンテンツ管理/配信プログラムとアプリケーション管理/配布プログラムを実行することにより、基本動作実行部4101、映像コンテンツ管理/配信実行部4102、アプリケーション管理/配布実行部4104を構成する。
Further, the
なお、以下では、説明を簡単にするために、主制御部401がストレージ部410に格納された基本動作プログラム4001をRAM404に展開して実行することにより各動作ブロックの制御を行う処理を、基本動作実行部4101が各動作ブロックの制御を行うものとして記述する。他の動作プログラムに関しても同様の記述を行う。
In the following, in order to simplify the explanation, the
映像コンテンツ管理/配信実行部4102は、放送局サーバ300からの放送番組の番組コンテンツ等およびメタデータの取得、映像コンテンツ記憶領域4200およびメタデータ記憶領域4300に蓄積された映像コンテンツ等および各メタデータの管理、および各テレビ受信機に対する前記映像コンテンツ等および各メタデータの配信の制御を行う。更に、映像コンテンツ管理/配信実行部4102は、前記各テレビ受信機に対して前記各映像コンテンツ等および各メタデータの配信を行う際に、必要に応じて前記各テレビ受信機の認証処理等を行っても良い。また、アプリケーション管理/配布実行部4104は、アプリケーション記憶領域4400に蓄積された各アプリケーションの管理と、前記各アプリケーションを各テレビ受信機からの要求に応じて配布する際の制御と、を行う。更に、アプリケーション管理/配布実行部4104は、前記各テレビ受信機に対して前記各アプリケーションの配布を行う際に、必要に応じて前記各テレビ受信機の認証処理等を行っても良い。
The video content management /
LAN通信部421は、インターネット200と接続され、インターネット200上の放送局サーバ300や、ルータ装置200rを介して放送受信装置100と通信を行う。LAN通信部421は符号回路や復号回路等を備えるものとする。
The
[携帯情報端末のハードウェア構成]
図10Aは、携帯情報端末700の内部構成の一例を示すブロック図である。携帯情報端末700は、主制御部701、システムバス702、ROM703、RAM704、ストレージ部710、通信処理部720、拡張インタフェース部724、操作部730、画像処理部740、音声処理部750、センサ部760、で構成される。
[Hardware configuration of mobile information terminal]
FIG. 10A is a block diagram showing an example of the internal configuration of the
主制御部701は、所定の動作プログラムに従って携帯情報端末700全体を制御するマイクロプロセッサユニットである。システムバス702は主制御部701と携帯情報端末700内の各動作ブロックとの間でデータ送受信を行うためのデータ通信路である。
The
ROM703は、オペレーティングシステムなどの基本動作プログラムやその他の動作プログラムが格納されたメモリであり、例えばEEPROMやフラッシュROMのような書き換え可能なROMが用いられる。RAM704は基本動作プログラムやその他の動作プログラム実行時のワークエリアとなる。ROM703およびRAM704は主制御部701と一体構成であっても良い。また、ROM703は、図10Aに示したような独立構成とはせず、ストレージ部710内の一部記憶領域を使用するようにしても良い。
The
ストレージ部710は、携帯情報端末700の動作プログラムや動作設定値、携帯情報端末700のユーザの個人情報等を記憶する。また、インターネット200を介してダウンロードした動作プログラムや前記動作プログラムで作成した各種データ等を記憶可能である。また、インターネット200を介してダウンロードした、動画、静止画、音声等のコンテンツも記憶可能である。ストレージ部710の一部領域を以ってROM703の機能の全部または一部を代替しても良い。また、ストレージ部710は、携帯情報端末700に外部から電源が供給されていない状態であっても記憶している情報を保持する必要がある。従って、例えば、フラッシュROMやSSDなどの不揮発性半導体素子メモリ、HDDなどの磁気ディスクドライブ、等のデバイスが用いられる。
The
なお、ROM703やストレージ部710に記憶された前記各動作プログラムは、インターネット200上の各サーバ装置からのダウンロード処理により、追加、更新および機能拡張することが可能であるものとする。
It is assumed that each of the operation programs stored in the
通信処理部720は、LAN通信部721、移動体電話網通信部722、NFC通信部723、で構成される。LAN通信部721は、ルータ装置200rやアクセスポイント200aを介してインターネット200と接続され、インターネット200上の各サーバ装置やその他の通信機器とデータの送受信を行う。ルータ装置200rやアクセスポイント200aとの接続はWi−Fi(登録商標)等の無線接続で行われるものとする。移動体電話網通信部722は、移動体電話通信網の基地局600bとの無線通信により、電話通信(通話)およびデータの送受信を行う。NFC通信部723は対応するリーダ/ライタとの近接時に無線通信を行う。LAN通信部721、移動体電話網通信部722、NFC通信部723は、それぞれ符号回路や復号回路、アンテナ等を備えるものとする。また、通信処理部720が、BlueTooth(登録商標)通信部や赤外線通信部等、他の通信部を更に備えていても良い。
The
拡張インタフェース部724は、携帯情報端末700の機能を拡張するためのインタフェース群であり、本実施例では、映像/音声インタフェース、USBインタフェース、メモリインタフェース等で構成されるものとする。映像/音声インタフェースは、外部映像/音声出力機器からの映像信号/音声信号の入力、外部映像/音声入力機器への映像信号/音声信号の出力、等を行う。USBインタフェースは、PC等と接続してデータの送受信を行う。また、キーボードやその他のUSB機器の接続を行っても良い。メモリインタフェースはメモリカードやその他のメモリ媒体を接続してデータの送受信を行う。
The
操作部730は、携帯情報端末700に対する操作指示の入力を行う指示入力部であり、本実施例では、表示部741に重ねて配置したタッチパネル730tおよびボタンスイッチを並べた操作キー730kで構成されるものとする。何れか一方のみであっても良い。拡張インタフェース部724に接続したキーボード等を用いて携帯情報端末700の操作を行っても良い。有線通信または無線通信により接続された別体の端末機器を用いて携帯情報端末700の操作を行っても良い。即ち、放送受信装置100から携帯情報端末700の操作を行っても良い。また、前記タッチパネル機能は表示部741が備え持っているものであっても良い。
The
画像処理部740は、表示部741、画像信号処理部742、第一画像入力部743、第二画像入力部744、で構成される。表示部741は、例えば液晶パネル等の表示デバイスであり、画像信号処理部742で処理した画像データを携帯情報端末700のユーザに提供する。画像信号処理部742は図示を省略したビデオRAMを備え、前記ビデオRAMに入力された画像データに基づいて表示部741が駆動される。また、画像信号処理部742は、必要に応じてフォーマット変換、メニューやその他のOSD(On Screen Display)信号の重畳処理等を行う機能を有するものとする。第一画像入力部743および第二画像入力部744は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ等の電子デバイスを用いてレンズから入力した光を電気信号に変換することにより、周囲や対象物の画像データを入力するカメラユニットである。
The
音声処理部750は、音声出力部751、音声信号処理部752、音声入力部753、で構成される。音声出力部751はスピーカであり、音声信号処理部752で処理した音声信号を携帯情報端末700のユーザに提供する。音声入力部753はマイクであり、ユーザの声などを音声データに変換して入力する。
The
センサ部760は、携帯情報端末700の状態を検出するためのセンサ群であり、本実施例では、GPS受信部761、ジャイロセンサ762、地磁気センサ763、加速度センサ764、照度センサ765、近接センサ766、で構成される。これらのセンサ群により、携帯情報端末700の位置、傾き、方角、動き、および周囲の明るさ、周囲物の近接状況、等を検出することが可能となる。また、携帯情報端末700が、気圧センサ等、他のセンサを更に備えていても良い。
The
携帯情報端末700は、携帯電話やスマートホン、タブレット端末等であって良い。PDA(Personal Digital Assistants)やノート型PCであっても良い。また、デジタルスチルカメラや動画撮影可能なビデオカメラ、携帯型ゲーム機やナビゲーション装置等、またはその他の携帯用デジタル機器であっても良い。
The
なお、図10Aに示した携帯情報端末700の構成例は、センサ部760等、本実施例に必須ではない構成も多数含んでいるが、これらが備えられていない構成であっても本実施例の効果を損なうことはない。また、デジタル放送受信機能や電子マネー決済機能等、図示していない構成が更に加えられていても良い。
The configuration example of the
[携帯情報端末のソフトウェア構成]
図10Bは、本実施例の携帯情報端末700のソフトウェア構成図であり、ROM703、RAM704およびストレージ部710におけるソフトウェアの構成を示す。本実施例においては、ROM703に基本動作プログラム7001およびその他の動作プログラムが記憶されており、ストレージ部710に連携制御プログラム7002およびその他の動作プログラムが記憶されている。また、ストレージ部710は、動画、静止画、音声等のコンテンツを記憶するコンテンツ記憶領域7200、テレビ受信機や各サーバ装置にアクセスする際に必要な認証情報等を記憶する認証情報記憶領域7300、その他の各種情報を記憶する各種情報記憶領域を備えるものとする。
[Software configuration of mobile information terminal]
FIG. 10B is a software configuration diagram of the
ROM703に記憶された基本動作プログラム7001はRAM704に展開され、更に主制御部701が前記展開された基本動作プログラムを実行することにより、基本動作実行部7101を構成する。また、ストレージ部710に記憶された連携制御プログラム7002も同様にRAM704に展開され、更に主制御部701が前記展開された連携制御プログラムを実行することにより、連携制御実行部7102を構成する。また、RAM704は、各動作プログラム実行時に作成したデータを、必要に応じて一時的に保持する一時記憶領域を備えるものとする。
The
なお、以下では、説明を簡単にするために、主制御部701がROM703に格納された基本動作プログラム7001をRAM704に展開して実行することにより各動作ブロックの制御を行う処理を、基本動作実行部7101が各動作ブロックの制御を行うものとして記述する。他の動作プログラムに関しても同様の記述を行う。
In the following, for the sake of simplicity, the
連携制御実行部7102は、携帯情報端末700がテレビ受信機との連係動作を行う際の、機器認証および接続、各データの送受信、等の管理を行う。また、連携制御実行部7102は、前記テレビ受信機と連動するアプリケーションを実行するためのブラウザエンジン機能を備えるものとする。
The cooperation
前記各動作プログラムは、製品出荷の時点で、予めROM703および/またはストレージ部710に格納された状態であっても良い。製品出荷後に、インターネット200上のその他のアプリケーションサーバ500等からLAN通信部721または移動体電話網通信部722を介して取得するものであっても良い。また、メモリカードや光ディスク等に格納された前記各動作プログラムを、拡張インタフェース部724等を介して取得するものであっても良い。
Each of the operation programs may be stored in the
[放送受信装置の時刻管理]
本実施例の放送受信装置は2種類の時刻管理機能を備える。1つ目の時刻管理機能は、NTPに基づく時刻管理機能であり、図7Cを用いて既に説明した通りである。二つ目の時刻管理機能は、MH−TOTに基づく時刻管理機能であり、図6Bで説明したMH−TOTにより伝送された時刻情報に基づいて管理される時刻である。
[Time management of broadcast receiver]
The broadcast receiving device of this embodiment has two types of time management functions. The first time management function is an NTP-based time management function, which has already been described with reference to FIG. 7C. The second time management function is a time management function based on MH-TOT, which is a time managed based on the time information transmitted by MH-TOT described with reference to FIG. 6B.
NTPで伝送する時刻情報の構成の一例を図13Aに示す。また、前記MPUタイムスタンプ記述子のデータ構造の一例を図13Bに示す。前記NTP形式における『reference_timestamp』パラメータや『transmit_timestamp』パラメータ等は、64ビット長のNTP長形式の時刻データであり、また、前記MPUタイムスタンプ記述子における『mpu_presentation_time』パラメータも64ビット長のNTPタイムスタンプ形式の時刻データである。前記NTP長形式の時刻データや前記NTPタイムスタンプ形式の時刻データは、UTCの『秒以上』を32ビットで、『秒未満』を32ビットで表したデータである。即ち、NTP形式の時刻情報は、『秒未満』までの時刻情報を伝送可能である。更にNTP形式の時刻情報はUTC表記であるため、従来のデジタル放送におけるクロック管理と異なり、図3(B)に示すように通信回線経路(例えば、図7AのLAN通信部121で受信可能な通信回線)で受信する信号に含まれるNTPとも整合をとることができる。
FIG. 13A shows an example of the configuration of time information transmitted by NTP. Further, an example of the data structure of the MPU time stamp descriptor is shown in FIG. 13B. The "reference_timestamp" parameter, "transmit_timestamp" parameter, etc. in the NTP format are 64-bit length NTP length format time data, and the "mpu_presentation_time" parameter in the MPU time stamp descriptor is also a 64-bit length NTP time stamp. Format time data. The time data in the NTP length format and the time data in the NTP time stamp format are data in which "more than a second" of UTC is represented by 32 bits and "less than a second" is represented by 32 bits. That is, the time information in the NTP format can transmit the time information up to "less than a second". Further, since the time information in the NTP format is expressed in UTC, unlike the clock management in the conventional digital broadcasting, as shown in FIG. 3 (B), the communication that can be received by the communication line path (for example, the
これに対し、MH−TOTで伝送される情報は以下の通りである。放送受信装置100は、MH−TOTにより現在日付と日本標準時刻を取得可能であるものとする。図11Aに、MH−TOTのデータ構造の一例を示す。放送受信装置100は、前記MH−TOTの『JST_time』パラメータから現在日付および現在時刻を取得可能である。『JST_time』パラメータは、図11Bに示すように、修正ユリウス日(Modified Julian Date:MJD)による現在日付の符号化データの下位16ビットと、日本標準時(Japan Standard Time:JST)を6個の4ビット2進化10進数(Binary−Coded Decimal:BCD)で表した24ビットの情報を含むものとする。前記MJDの16ビット符号化データに所定の演算を施すことにより、現在日付を算出することが可能である。6個の4ビット2進化10進数とは、2個の4ビット2進化10進数により10進法2桁で『時』を表し、次の2個の4ビット2進化10進数により10進法2桁で『分』を表し、最後の2個の4ビット2進化10進数により10進法2桁で『秒』を表すものである。
On the other hand, the information transmitted by MH-TOT is as follows. It is assumed that the
よって、NTPに基づく時刻とMH−TOTに基づく時刻との相違点は、前者のNTPが前述のように『秒未満』までの時刻情報を伝送できるUTC表記の情報であるのに対し、MH−TOTで伝送される情報は、JST表記の『秒単位』までの情報であるという点である。 Therefore, the difference between the time based on NTP and the time based on MH-TOT is the information in UTC notation in which the former NTP can transmit time information up to "less than a second" as described above, whereas MH- The point is that the information transmitted by TOT is information up to "seconds" in JST notation.
本実施例の放送受信装置100は、UTC表記の時刻情報であるNTPに基づく時刻管理機能を、放送信号のコンテンツである映像、音声、字幕、文字スーパー、その他提示データのデコードおよび表示の同期処理に用いることにより、より高精度の同期処理を実現できる。更に放送局のクロック表記ではなく、UTC表記の情報を参照することにより、放送信号で受信する放送信号のコンテンツである映像、音声、字幕、文字スーパー、またはその他データと、通信回線経路で取得する映像、音声、字幕、文字スーパー、またはその他データとのデコードおよび表示の同期処理を行うこともできる。
The
更に、本実施例の放送受信装置は、MH−TOTの6個の4ビット2進化10進数で表した24ビットの情報を含む『JST_time』に基づく時刻管理機能を、ユーザへの現在時刻の提示処理または図6Bで説明したMH−イベント情報テーブル(MH−EIT)を扱う各処理に用いれば良い。一般的に、放送受信装置におけるユーザへの現在時刻の提示処理においては、秒未満までの精度が要求されることはほとんどない。また、MH−イベント情報テーブル(MH−EIT)に記述される各時間情報は、MPEG2−TS方式で伝送される従来のデジタル放送のEITと同様に、6個の4ビット2進化10進数で表した24ビットの情報で10進法2桁ずつの『時』、『分』、『秒』で格納されている。このため、本実施例の放送受信装置100におけるMH−TOTに基づく時刻管理機能は、MH−EITを用いる処理と整合し易いためである。MH−EITを用いる処理とは具体的には、番組表の生成処理(後述する)や、録画予約や視聴予約の制御、一時蓄積などの著作権管理処理等である。何れの処理も秒未満までの精度が要求されることは稀であり、1秒単位の精度で十分だからである。
Further, the broadcast receiving device of this embodiment presents the current time to the user by providing a time management function based on "JST_time" including 24-bit information represented by 6 4-bit binary coded decimal numbers of MH-TOT. It may be used for each process or each process for handling the MH-event information table (MH-EIT) described with reference to FIG. 6B. In general, in the process of presenting the current time to the user in the broadcast receiving device, accuracy of less than a second is rarely required. In addition, each time information described in the MH-event information table (MH-EIT) is represented by six 4-bit binary decimal numbers, as in the conventional digital broadcast EIT transmitted by the MPEG2-TS method. The 24-bit information is stored in "hours", "minutes", and "seconds" in two decimal digits. Therefore, the time management function based on MH-TOT in the
また、当該番組表の生成処理や、録画予約や視聴予約の制御、一時蓄積などの著作権管理処理は、従来のMPEG2−TS方式を用いたデジタル放送システムの受信機でも搭載される機能である。すると、本実施例の放送システムにおいても、番組表の生成処理や、録画予約や視聴予約の制御、一時蓄積などの著作権管理処理等の処理において、従来のMPEG2−TS方式のデジタル放送システムと整合性がある時刻管理処理で対応できるように構成しておけば、従来のMPEG2−TS方式のデジタル放送の受信機能とMMT方式のデジタル放送の受信機能との両者を有する放送受信装置を構成する際に、これらの処理(番組表の生成処理や、録画予約や視聴予約の制御、一時蓄積などの著作権管理処理等の処理)において、処理アルゴリズムを別々に設計する必要がなくなり、コストを低くすることができる。 In addition, the generation process of the program guide, the control of recording reservation and viewing reservation, and the copyright management process such as temporary storage are functions that are also installed in the receiver of the digital broadcasting system using the conventional MPEG2-TS method. .. Then, also in the broadcasting system of this embodiment, in the processing such as the generation processing of the program guide, the control of recording reservation and viewing reservation, and the copyright management processing such as temporary storage, the conventional MPEG2-TS system digital broadcasting system is used. If it is configured so that it can be handled by consistent time management processing, it constitutes a broadcast receiving device having both a conventional MPEG2-TS system digital broadcast receiving function and an MMT system digital broadcast receiving function. In these processes (processing such as program guide generation processing, recording reservation and viewing reservation control, copyright management processing such as temporary storage), it is not necessary to design processing algorithms separately, and the cost is low. can do.
また、従来のMPEG2−TS方式のデジタル放送の受信機能を持たずMMT方式のデジタル放送の受信機能のみを有する受信機であっても、番組表の生成処理や、録画予約や視聴予約の制御、一時蓄積などの著作権管理処理等の処理のアルゴリズムを完全に新規に作成しなくとも、従来のMPEG2−TS方式を用いたデジタル放送システムの受信機でも搭載される機能のアルゴリズムを流用できるので、より低コストに開発することができる。 Further, even if the receiver does not have the conventional MPEG2-TS digital broadcast receiving function but only the MMT digital broadcast receiving function, it can generate a program guide, control recording reservation and viewing reservation, and so on. Even if you do not create a completely new algorithm for processing such as copyright management processing such as temporary storage, you can use the algorithm of the function installed in the receiver of the digital broadcasting system using the conventional MPEG2-TS method. It can be developed at a lower cost.
よって、MH−TOTの『JST_time』パラメータに基づく時刻管理機能をこれらの処理(番組表の生成処理や、録画予約や視聴予約の制御、一時蓄積などの著作権管理処理等の処理)に用いる構成にすることにより、MMT方式のデジタル放送の放送受信装置であっても、従来方式の放送システムとの整合性を高めることにより、より低コストに提供することが可能となる。 Therefore, a configuration in which the time management function based on the "JST_time" parameter of MH-TOT is used for these processes (processing such as program guide generation processing, recording reservation and viewing reservation control, copyright management processing such as temporary storage). By doing so, even a broadcast receiving device for MMT type digital broadcasting can be provided at a lower cost by improving the consistency with the conventional type broadcasting system.
以上説明した通り、本実施例の放送受信装置100は、精度の異なる2種類の時刻情報を用いた時刻管理機能を備える。一方の時刻情報は従来のデジタル放送システムと整合性のある表記の時刻情報であり、他方の時刻情報は前記一方の時刻情報よりも分解能の高い時刻情報であり、後者の時刻情報を放送信号の各コンテンツデータの同期処理に用いることにより従来の放送システムよりも高度な情報提示処理を実現し、前者の時刻情報を番組表の生成処理や、録画予約や視聴予約の制御、一時蓄積などの著作権管理処理等に用いることにより放送受信装置を安価に提供することができる。
As described above, the
よって、本実施例の放送受信装置100では、以上説明した2種類の時刻管理機能を備えることにより、より高度な情報提示処理の実現と低コスト化とを両立することが可能である。
Therefore, the
[時刻管理の第1の変形例]
次に、本実施例の放送システムにおける時刻管理の第1の変形例を以下に説明する。
[First modification of time management]
Next, a first modification of time management in the broadcasting system of this embodiment will be described below.
第1の変形例では、図7Cを用いて既に説明したNTPに基づく時刻管理機能の当該管理時刻の精度を高めるために、時刻管理サーバ(図示省略)または放送局サーバ300から放送受信装置100までの時刻情報伝送における想定遅延時間に関する情報を放送信号に含めて送信し、放送受信装置100において、当該想定遅延時間に関する情報をNTPに基づく時刻管理機能のシステム時計の修正に用いるように構成しても良い。
In the first modification, in order to improve the accuracy of the management time of the NTP-based time management function already described with reference to FIG. 7C, the time management server (not shown) or the
この際、当該想定遅延時間に関する情報は図3(A)に示すTLV多重化ストリーム内ではなく、TLV多重化ストリーム外のTMCC(Transmission and Multiplexing Configuration Control)領域内で伝送するように構成しても良い。TMCC領域内で伝送すれば、放送受信装置100において、TLV多重化ストリームの分離処理(デマックス処理)を経ることなしに当該想定遅延時間に関する情報を抽出することが可能となる。即ち、放送受信装置100における前記分離処理による遅延の影響を受けにくい情報取得が可能であり、従って、高精度なシステム時計の修正処理を行うことができる。当該TMCC信号で伝送される時刻情報のデータ構造の一例を、図13Cを用いて説明する。当該時刻情報は例えば、TMCC拡張情報領域に格納して伝送すれば良い。図13CのTMCC拡張情報領域の時刻情報において、『delta』パラメータは、UTCを配信する時刻管理サーバまたはTMCC信号を作成するサーバ装置から一般的な放送受信装置までの伝送遅延の想定値を32ビットの符号付き固定小数点で表す。なお、上位16ビットは整数部を、下位16ビットは小数点以下を記述するものである。『transmit_timestamp』パラメータは、送信タイムスタンプであり、本TMCC信号が前記サーバ装置から送出される時刻をNTPタイムスタンプ長形式で記述するものである。上位32ビットは整数部を、下位32ビットは小数点以下を表す。
At this time, the information regarding the assumed delay time may be transmitted not in the TLV multiplexing stream shown in FIG. 3 (A) but in the TMCC (Transmission and Multiplexing Control) area outside the TLV multiplexing stream. good. If the transmission is performed within the TMCC region, the
当該第1の変形例では、本実施例の放送受信装置100は、TMCC拡張情報領域に格納して伝送された当該時刻情報に記述された前記想定遅延時間に関する情報(例えば、前述の『delta』パラメータおよび/または『transmit_timestamp』パラメータ)を用いて、放送信号の各コンテンツデータの同期処理に用いるNTPに基づく時刻管理機能のシステム時計を、より高精度に修正することができる。
In the first modification, the
[時刻管理の第2の変形例]
次に、本実施例の放送システムにおける時刻管理の第2の変形例を以下に説明する。
[Second variant of time management]
Next, a second modification of time management in the broadcasting system of this embodiment will be described below.
前述の通り、本実施例の放送受信装置100においては、MH−TOTで伝送される情報により現在日付と日本標準時刻を取得して時刻を管理する時刻管理機能を有する。MH−TOTで伝送される情報により取得した現在日付と日本標準時刻は、放送受信装置100の映像合成部161で映像情報やアプリケーション情報等に重畳することにより、モニタ部162や映像出力部163に出力してユーザに提供可能である。前述の通り、MH−TOTは図11Aに示すデータ構造を有しており、放送受信装置100は、前記MH−TOTの『JST_time』パラメータから現在日付および現在時刻を取得可能である。
As described above, the
しかしながら、前述の『JST_time』パラメータでは、MJDの符号化データの下位16ビットのみを使用しているため、『2038年4月22日』を以って桁あふれを生じることとなり、前記所定の演算のみでは『2038年4月23日』以降の日付を表現することができない。そこで、本実施例の第2の変形例では、MJDの値が所定値以上の場合と所定値未満の場合とで演算方法を切り替えることにより、『2038年4月23日』以降の日付を表現できるように制御するものとする。 However, since only the lower 16 bits of the MJD encoded data are used in the above-mentioned "JST_time" parameter, an overflow will occur on "April 22, 2038", and the predetermined calculation will occur. It is not possible to express the date after "April 23, 2038" by itself. Therefore, in the second modification of this embodiment, the date after "April 23, 2038" is expressed by switching the calculation method between the case where the value of MJD is equal to or more than the predetermined value and the case where the value is less than the predetermined value. It shall be controlled so that it can be done.
図12に、MJDの値が所定値以上の場合に使用する第一の演算方法と、MJDの値が所定値未満の場合に使用する第二の演算方法の一例を示す。例えば、前記所定値を『32768(0x8000)』とした場合、MJDが『32768』以上の場合には前記第一の演算方法を用いて現在日付を算出し、MJDが『32768』未満の場合には前記第二の演算方法を用いて現在日付を算出する。なお、MJDが『32768』未満の場合とは、MJDの16ビットデータの最上位ビットが『0』の場合と等価である。これにより、本実施例の放送受信装置100においては、『2038年4月23日』以降の日付を表現することが可能となる。ただし、前記所定値は任意に設定することが可能であり、前記所定値を『16384(0x4000)』や『49152(0xC000)』等と設定しても良い。前記演算方法の切り替え条件は、MJDの16ビットデータの上位2ビットが『00』の場合、MJDの16ビットデータの上位2ビットが『11』ではない場合、としても良い。なお、前記所定値を『32768』として前述の手段を用いた場合、『1948年9月4日』以前の日付を表現できなくなるが、テレビ受信機としての実用上、特に問題となることはない。
FIG. 12 shows an example of a first calculation method used when the value of MJD is equal to or more than a predetermined value and a second calculation method used when the value of MJD is less than a predetermined value. For example, when the predetermined value is "32768 (0x8000)", the current date is calculated using the first calculation method when the MJD is "32768" or more, and when the MJD is less than "32768". Calculates the current date using the second calculation method. The case where the MJD is less than "32768" is equivalent to the case where the most significant bit of the 16-bit data of the MJD is "0". As a result, in the
また、MJDと前記所定値との比較結果に応じて前記第一の演算方法と前記第二の演算方法を切り替えるのではなく、図11Aに示したMH−TOTのデータ構造における『reserved』パラメータの一部または全部を置き換えたフラグ或いは新たに追加したフラグに応じて前記第一の演算方法と前記第二の演算方法を切り替えるようにしても良い。例えば、前記フラグは、MJDの16ビット符号化データの最上位ビットが『0』である場合に、前記MJDが『2038年4月23日』以降を示すものであるならば『1』をセットし、『2038年4月23日』以降を示すものでないならば『0』をセットするようにすれば良い。そして、前記フラグが『1』の場合には図12に示した前記第二の演算方法を用い、前記フラグが『0』の場合には前記第一の演算方法を用いるようにすれば良い。または、前記フラグと同様の意味を有する記述子を新たに用意して、MH−TOT内に配置しても良い。 Further, instead of switching between the first calculation method and the second calculation method according to the comparison result between the MJD and the predetermined value, the "reserved" parameter in the MH-TOT data structure shown in FIG. 11A The first calculation method and the second calculation method may be switched according to a flag in which a part or all is replaced or a newly added flag. For example, the flag is set to "1" if the most significant bit of the 16-bit encoded data of the MJD is "0" and the MJD indicates "April 23, 2038" or later. However, if it does not indicate "April 23, 2038" or later, "0" may be set. Then, when the flag is "1", the second calculation method shown in FIG. 12 may be used, and when the flag is "0", the first calculation method may be used. Alternatively, a new descriptor having the same meaning as the flag may be newly prepared and placed in the MH-TOT.
また、本実施例の放送システムでは、前述の通り、NTP形式の絶対時刻を伝送し、本実施例の放送受信装置100は、当該NTPに基づく時刻管理機能を有する。更に、本実施例の放送受信装置100では、MPU単位に設定されるMPUタイムスタンプ記述子に記載されたNTPタイムスタンプ等を参照することにより、映像/音声信号の提示単位毎の復号タイミングおよび提示タイミングを制御している。前述の通り、前記NTP形式の時刻情報は、図13Aに示す構成を有している。また、前記MPUタイムスタンプ記述子は図13Bに示す構成を有している。
Further, in the broadcasting system of this embodiment, as described above, the absolute time in NTP format is transmitted, and the
このため、本実施例の放送受信装置100においては、前記『reference_timestamp』パラメータや『transmit_timestamp』パラメータ、或いは、『mpu_presentation_time』パラメータ等を参照し、前記参照した時刻データ等の値に応じて、前記第一の演算方法と前記第二の演算方法の何れを使用するかを選択するようにしても良い。即ち、例えば、前記64ビット長のNTP長形式の時刻データの最上位ビットが『0』の場合は前記第二の演算方法を使用し、『0』でない場合は前記第一の演算方法を使用する、等とすれば良い。
Therefore, in the
前記何れの方法によっても、本実施例の放送受信装置100においては、『2038年4月23日』以降の日付を表現することが可能となる。
By any of the above methods, the
[放送受信装置の選局処理(初期スキャン)]
本実施例の放送システムのAMTは、TLV多重化方式で伝送されるIPパケットを通信回線で伝送されるIPパケットと可能な限り区別なく受信するための、IPパケットのマルチキャストグループの一覧を提供するものとする。1つのサービス識別には、複数のIPマルチキャストグループをリストすることが可能である。また、連続するIPアドレスを効率的に記述するために、アドレスマスクを用いることが可能である。
[Tuning process of broadcast receiver (initial scan)]
The AMT of the broadcasting system of this embodiment provides a list of multicast groups of IP packets for receiving IP packets transmitted by the TLV multiplexing method as indistinguishably as possible from IP packets transmitted on a communication line. It shall be. A plurality of IP multicast groups can be listed for one service identification. In addition, an address mask can be used to efficiently describe consecutive IP addresses.
本実施例の放送受信装置100では、初期設定の際のチャンネルスキャン時に、或いは、設定変更のための再スキャン時に、TLV−NITから取得したサービスの一覧をROM103やストレージ部110等の不揮発性メモリに記憶させることが可能であり、更に、前記各サービスに対応するIPマルチキャストグループの一覧を、IP関連情報として、前記各サービスに関連付けて、前記不揮発性メモリに記憶させることが可能であるものとする。前記サービスの一覧およびIP関連情報を不揮発性メモリに記憶させ、常時参照可能とすることにより、チャンネル切り替え時等に、TLV−NITやAMTを取得しなおす必要がなくなり、放送コンテンツの取得を効率よく行うことが可能となる。
In the
図14は、本実施例の放送受信装置100におけるチャンネルスキャン(再スキャン)時の動作シーケンスの一例を示す図である。
FIG. 14 is a diagram showing an example of an operation sequence at the time of channel scan (rescan) in the
チャンネルスキャンが開始されると、受信機能実行部1102は、チューナ/復調部131に対して周波数初期値を設定し、前記周波数値へのチューニングを行うように指示する(S101)。チューナ/復調部131において、前記設定された周波数値へのロックに成功する(S102:Yes)と、次に、受信機能実行部1102は、受信信号からTLV−NITを取得する(S103)。
When the channel scan is started, the reception
S103の処理で取得したTLV−NITが有効なデータである場合(S104:Yes)、受信機能実行部1102は、前記取得したTLV−NITからTLVストリームID、オリジナルネットワークID、等の情報を取得する(S105)。図15Aに、TLV−NITのデータ構造の一例を示す。前記TLVストリームIDの情報は『tlv_stream_id』パラメータから、前記オリジナルネットワークIDの情報は『original_network_id』パラメータから、それぞれ取得可能であるものとする。更に、分配システム記述子から、各TLVストリームID/オリジナルネットワークIDに対応する放送伝送路の物理的条件に関する分配システム情報を取得し(S106)、サービスリスト記述子からサービスIDの一覧を取得する(S107)。図15Bに、衛星分配システム記述子のデータ構造の一例を示す。図15Cに、サービスリスト記述子のデータ構造の一例を示す。なお、TLV−NITが、TLVストリームID、オリジナルネットワークID、分配システム情報、サービスIDの一覧、等の異なるデータを複数有している場合は、S105〜S107の処理を繰り返す。次に、受信機能実行部1102は、S105〜S107の処理で取得したTLVストリームID、オリジナルネットワークID、分配システム情報、サービスIDの一覧、等のデータに基づいてサービスリストを作成し、前記作成したサービスリストをROM103またはストレージ部110等に記憶(再スキャン時は更新)する(S108)。
When the TLV-NIT acquired in the process of S103 is valid data (S104: Yes), the reception
次に、受信機能実行部1102は、受信信号からAMTを取得し(S109)、更に、前記サービスリストに記憶された各サービスIDに関するIPマルチキャストグループの一覧を取得する(S110)。図15Dに、AMTのデータ構造の一例を示す。なお、AMTが複数のサービスIDに関するIPマルチキャストグループの一覧を有している場合は、S110の処理を繰り返す。異なるサービスIDに関するIPマルチキャストグループの一覧を有するAMTが複数ある場合には、S109〜S110の処理を繰り返す。次に、受信機能実行部1102は、S110の処理で取得したIPマルチキャストグループの一覧を、IP関連情報として、前記サービスIDと関連付けて、ROM103またはストレージ部110等に記憶(再スキャン時は更新)する(S111)。
Next, the reception
なお、S102の処理で、チューナ/復調部131が前記設定された周波数値へのロックに成功しなかった場合(S102:No)、および、S103の処理で取得したTLV−NITが有効なデータでない場合(S104:No)、S105〜S111の処理は行わない。
When the tuner /
S111の処理を終えると、受信機能実行部1102は、チューナ/復調部131に設定されている周波数値がチャンネルスキャン範囲の最終周波数値であれば(S112:Yes)、処理を終了する。一方、前記設定されている周波数値がチャンネルスキャン範囲の最終周波数値でなければ(S112:No)、チューナ/復調部131に設定された周波数値をアップさせて(S113)、S102〜S111の処理を繰り返す。なお、1つのTLV−NITで、当該放送ネットワークを構成する全てのサービスに関するサービスIDを取得でき、更に、前記サービスIDに関するIPマルチキャストグループの一覧を有するAMTを取得できる場合には、S112〜S113の処理が不要である。
When the process of S111 is completed, the reception
前述の一連の処理により、本実施例の放送受信装置100は、初期設定の際のチャンネルスキャン時に、或いは、設定変更のための再スキャン時に、放送ネットワークを構成するサービスの一覧(サービスリスト)の作成/更新と同時に、前記各サービスに対応するIPマルチキャストグループの一覧(IP関連情報)の作成/更新を行い、更に、ROM103やストレージ部110等の不揮発性メモリに記憶させることが可能となる。
By the series of processes described above, the
なお、前記設定変更のための再スキャンは、TLV−NITやAMTの『version_number』パラメータを参照することにより、テーブル内の情報に変化があったことを検出した場合に、自動的に行うようにしても良い。TLV−NITとAMTの一方の『version_number』パラメータの変化を検出した場合に、前記パラメータの変化が検出されたテーブルに関する情報のみを自動的に更新するようにしても良い。ただし、前述の自動更新を行った場合、再スキャンを自動的に行った旨をユーザに通知することが望ましい。また、前記テーブル内の情報に変化があったことをユーザに報知し、ユーザに前記再スキャンを行うか否かを選択させるようにしても良い。 The rescan for changing the setting is automatically performed when it is detected that the information in the table has changed by referring to the "version_number" parameter of TLV-NIT or AMT. You may. When a change in one of the "version_number" parameters of TLV-NIT and AMT is detected, only the information about the table in which the change in the parameter is detected may be automatically updated. However, when the above-mentioned automatic update is performed, it is desirable to notify the user that the rescan is automatically performed. Further, the user may be notified that the information in the table has changed, and the user may be allowed to select whether or not to perform the rescan.
[放送受信装置の選局処理(チャンネル切り替え)]
図16は、本実施例の放送受信装置100における選局(チャンネル切り替え)時の動作シーケンスの一例を示す図である。
[Broadcast receiver channel selection process (channel switching)]
FIG. 16 is a diagram showing an example of an operation sequence at the time of channel selection (channel switching) in the
ユーザが図示を省略したリモコン等を操作してチャンネルの切り替えを指示すると、受信機能実行部1102が前記リモコンから送信されたコマンドを解釈して目的のサービスのサービスIDを指定する(S201)。次に、受信機能実行部1102は、チューナ/復調部131の受信信号からのAMTの取得を開始する。所定時間以内にAMTの取得に成功した場合(S202:Yes)、前記取得したAMTから前記サービスIDに対応するIPマルチキャストグループの一覧に関する情報を取得する(S204)。一方、所定時間以内にAMTの取得に成功しなかった場合(S202:No)、ROM103またはストレージ部110等に記憶されたIP関連情報を参照することにより(S203)、前記サービスIDに対応するIPマルチキャストグループの一覧に関する情報を取得する(S204)。なお、S202の判断処理を行わず、常にROM103またはストレージ部110等に記憶されたIP関連情報を参照するようにしても良い。
When the user operates a remote controller or the like (not shown) to instruct channel switching, the reception
次に、受信機能実行部1102は、チューナ/復調部131の受信信号からのTLV−NITの取得を開始する。所定時間以内にTLV−NITの取得に成功した場合(S205:Yes)、前記取得したTLV−NITから前記サービスIDに対応するIPデータフローを取得するための分配システム情報を取得する(S207)。一方、所定時間以内にTLV−NITの取得に成功しなかった場合(S205:No)、ROM103またはストレージ部110等に記憶されたサービスリストを参照することにより(S206)、前記サービスIDに対応するIPデータフローを取得するための分配システム情報を取得する(S207)。なお、S205の判断処理を行わず、常にROM103またはストレージ部110等に記憶されたサービスリストを参照するようにしても良い。S207の処理で分配システム情報を取得すると、次に、受信機能実行部1102は、前記取得した分配システム情報にて指示される周波数値を以ってチューナ/復調部131を制御し、前記サービスIDに対応するIPデータフローを受信し(S208)、前記受信したIPデータフローからMMTデータ列を抽出して、分離部132に出力する。
Next, the reception
分離部132において、トランスポート処理部1102aは、前記入力したMMTデータ列からパケットIDが『0』であるMMTPパケットを取得し(S209)、更に、前記取得したMMTPパケットに含まれるMPTを取得する(S210)。次に、トランスポート処理部1102aは、前記取得したMPTが有する『MMT_package_id_byte』パラメータを参照し、前記『MMT_package_id_byte』パラメータの下位16ビットが前記サービスIDと同一値か否かを確認する。図17に示すMPTのデータ構造の一例において、前記『MMT_package_id_byte』パラメータの下位16ビットが前記サービスIDと同一値である場合(S211:Yes)、前記パケットIDが『0』であるMMTPパケットが前記サービスIDに対応する番組のデータを有するMMTPパケットであるものと判断し、前記取得したMPTの有する情報に基づいてMFUの取得を実行する(S216)。
In the
一方、前記『MMT_package_id_byte』パラメータの下位16ビットが前記サービスIDと同一値でない場合(S211:No)、前記パケットIDが『0』であるMMTPパケットは前記サービスIDに対応する番組のデータを有するMMTPパケットではないと判断する。この場合、トランスポート処理部1102aは、あらためてPLTを取得し(S212)、前記取得したPLTを確認することにより、前記サービスIDに対応する『MMT_package_id_byte』パラメータを有するMPTを伝送するMMTPパケットのパケットID(xとする)を確認する(S213)。更に、トランスポート処理部1102aは、前記入力したMMTデータ列からパケットIDが『x』であるMMTPパケットを取得し(S214)、前記取得したMMTPパケットに含まれるMPTを取得する(S215)。更に、前記取得したMPTの有する情報に基づいて、MFUを取得する(S216)。
On the other hand, when the lower 16 bits of the "MMT_packet_id_byte" parameter are not the same value as the service ID (S211: No), the MMTP packet having the packet ID "0" has the program data corresponding to the service ID. Judge that it is not a packet. In this case, the
なお、S209〜S211の処理を行わず、常にS212〜S215の処理を行うようにしても良い。この場合、前記サービスIDに対応する番組のデータがパケットID『0』以外のMMTPパケットに格納されている際に、処理時間の短縮が可能となる。 It should be noted that the processing of S209 to S211 may not be performed, and the processing of S212 to S215 may always be performed. In this case, when the program data corresponding to the service ID is stored in the MMTP packet other than the packet ID "0", the processing time can be shortened.
S216の処理でMFUを取得すると、トランスポート処理部1102aは、前記取得したMFUから符号化映像データや符号化音声データ等を抽出し、映像デコーダ141や音声デコーダ143等に出力する。以下、AVデコード処理部1102bの制御に基づく映像/音声デコード処理や、提示処理部1102hの制御に基づく提示処理が行われるが、前記各処理に関しては公知であるため、詳細の説明を省略する。
When the MFU is acquired by the processing of S216, the
以上の一連の処理により、本実施例の放送受信装置100は、選局(チャンネル切り替え)動作を実行することが可能である。特に、図14および図16を用いて説明したように、初期設定の際のチャンネルスキャン時に、或いは、設定変更のための再スキャン時に、サービスリストやIP関連情報を作成して、ROM103やストレージ部110等の不揮発性メモリに記憶させて常時参照可能とし、選局(チャンネル切り替え)時に、ROM103やストレージ部110等の不揮発性メモリに記憶させた前記サービスリストやIP関連情報を参照することにより、選局(チャンネル切り替え)時の動作の効率向上を可能とする。即ち、選局(チャンネル切り替え)時にAMTやTLV−NITの再取得を行う場合と比較して、選局(チャンネル切り替え)開始から選局(チャンネル切り替え)終了までの時間を短縮することが可能となる。
Through the above series of processes, the
[放送受信装置の画面レイアウト制御]
本実施例の放送受信装置100では、LCTの記述に基づいた画面レイアウト制御が可能であるものとする。図18にLCTのデータ構造の一例を示す。
[Screen layout control of broadcast receiver]
It is assumed that the
図中、特に、『left_top_pos_x』パラメータと『right_down_pos_x』パラメータは、全画面表示の左側を『0』/右側を『100』とした場合の、領域の左上の水平位置と右下の水平位置を、それぞれ水平方向の全画素数に対する割合で示すものとする。『left_top_pos_y』パラメータと『right_down_pos_y』パラメータは、全画面表示の上側を『0』/下側を『100』とした場合の、領域の左上の垂直位置と右下の垂直位置を、それぞれ垂直方向の全画素数に対する割合で示すものとする。また、『layer_order』パラメータは、領域の奥行き方向の相対位置を示すものとする。 In the figure, in particular, the "left_top_pos_x" parameter and the "right_down_pos_x" parameter set the horizontal position at the upper left and the horizontal position at the lower right of the area when the left side of the full screen display is "0" / the right side is "100". Each is shown as a ratio to the total number of pixels in the horizontal direction. The "left_top_pos_y" parameter and the "right_down_pos_y" parameter are the vertical positions of the upper left and lower right of the area when the upper side of the full screen display is "0" and the lower side is "100". It shall be shown as a ratio to the total number of pixels. Further, the "layer_order" parameter shall indicate the relative position of the region in the depth direction.
前記各パラメータの設定に基づいた、レイアウト番号へのレイアウトの割当の例を、前記各パラメータの設定値と共に、図19A〜Dに示す。 An example of assigning a layout to a layout number based on the setting of each parameter is shown in FIGS. 19A to 19D together with the setting value of each parameter.
図19Aは、本実施例の放送受信装置100のデフォルトのレイアウト設定であり、全画面に1つの領域のみを設定する例である。図19Bは、全画面を三つの領域に分割し、それぞれの領域を『領域0』、『領域1』、『領域2』とした場合の例である。例えば、全画面の画素数を水平7680画素/垂直4320画素とした場合、『領域0』は、『left_top_pos_x』パラメータが『0』、『left_top_pos_y』パラメータが『0』、『right_down_pos_x』パラメータが『80』、『right_down_pos_y』パラメータが『80』であることから、(0,0)−(6143,3455)の範囲に設定される。同様に、『領域1』は、(6144,0)−(7679,4319)の範囲に設定され、『領域2』は、(0,3456)−(6143,4319)の範囲に設定される。
FIG. 19A is a default layout setting of the
図19Cは、図19Bと同様に三つの領域を設定する例であるが、『領域0』は、(0,0)−(7679,4319)の範囲に設定され、『領域1』と『領域2』は前述と同様の範囲で、『layer_order』パラメータの設定に応じて、『領域0』の前面に配置される。図19Dは、デバイス0(デフォルトのデバイス:本実施例では放送受信装置100)に『領域0』が設定され、デバイス1(本実施例においては、携帯情報端末700)に『領域1』が設定される場合の例である。
FIG. 19C is an example of setting three regions as in FIG. 19B, but “
前述のように、本実施例の放送システムにおいては、LCTを用いることにより、マルチメディアサービスを受信機上でサービス提供者の意図通りに表示するための画面レイアウト制御を行うことが可能となる。 As described above, in the broadcasting system of the present embodiment, by using the LCT, it is possible to control the screen layout for displaying the multimedia service on the receiver as intended by the service provider.
なお、前記『left_top_pos_x』等のパラメータの設定値に応じて画面を分割する際に生じた小数点以下の端数は、切り上げ若しくは切り捨て等の処理を行えば良い。四捨五入(或いは、二進数における零捨一入)の処理でも良い。例えば、全画面の画素数が7680画素/垂直4320画素で、『領域0』の『left_top_pos_x』パラメータが『0』、『left_top_pos_y』パラメータが『0』、『right_down_pos_x』パラメータが『51』、『right_down_pos_y』パラメータが『51』の場合、切り上げ処理により(0,0)−(3916,2203)の範囲に『領域0』を設定しても良いし、切り捨て処理により(0,0)−(3915,2202)の範囲に『領域0』を設定しても良い。また、映像圧縮処理の際のマクロブロックを考慮して、8画素単位や16画素単位等での切り上げ/切り捨て処理を行うようにしても良い。前記処理により、LCTに基づく領域設定や、前記領域におけるマルチメディアコンテンツの解像度変換処理を効率的に行うことが可能となる。
In addition, the fraction after the decimal point generated when the screen is divided according to the set value of the parameter such as "left_top_pos_x" may be rounded up or rounded down. It may be rounded (or rounded to zero in binary). For example, the number of pixels of the full screen is 7680 pixels / vertical 4320 pixels, the "left_top_pos_x" parameter of "
[放送受信装置の画面レイアウト制御の例外処理]
本実施例の放送受信装置100においては、前述のLCTにより画面レイアウトの領域制御が行われている場合であっても、ユーザによりEPG画面の表示が指示された場合等には、例外処理として、前記LCTの記述内容を無視した画面レイアウト制御を行うことが可能であるものとする。図20Aに、LCTに基づく画面レイアウト制御の例外処理の動作の一例を示す。
[Exception handling for screen layout control of broadcast receiver]
In the
LCTの記述により図19Bと同様の画面レイアウト制御が行われ、『領域0』に放送番組映像が表示され、『領域1』および『領域2』に前記放送番組に連携する番組連携データ等の放送コンテンツが表示されている状態で、ユーザが図示を省略したリモコンによりEPG画面の表示を指示した場合、本実施例の放送受信装置100では、図20A(A)に示したように、LCTの記述内容に関わらず画面レイアウト設定をデフォルトの設定(即ち、図19Aと同様の画面レイアウト制御が行われている状態)に戻し、EPG画面を画面全体に表示するように制御するものとする。更に、ユーザがEPG画面の表示終了を指示した場合に、LCTの記述内容に従った画面レイアウト制御を再実行するようにする。
The screen layout is controlled in the same manner as in FIG. 19B according to the description of the LCT, the broadcast program image is displayed in the "
前述の制御を行うことにより、図20A(B)に示したような、画面レイアウトの領域制御を維持したままEPG画面の表示を行う場合と比較して、EPG画面を大きく表示することができ、見易さを向上させることが可能である。 By performing the above-mentioned control, the EPG screen can be displayed larger than the case where the EPG screen is displayed while maintaining the area control of the screen layout as shown in FIG. 20A (B). It is possible to improve the visibility.
なお、前記画面レイアウト制御の例外処理は、EPG画面の表示を行う際にのみ適用されるものではなく、図20Bに示すように、放送受信装置100の各種設定画面(図示の例では録画設定画面)の子画面表示時や二画面表示時に適用されても良い。 The exception handling of the screen layout control is not applied only when displaying the EPG screen, and as shown in FIG. 20B, various setting screens of the broadcast receiving device 100 (recording setting screen in the illustrated example). ) May be applied when the child screen is displayed or when the two screens are displayed.
同図(A)に示した録画設定画面の場合、放送コンテンツの表示エリアは画面全体から画面右下の子画面部分のみに変更される。同様に、同図(B)に示した二画面表示の場合、放送コンテンツの表示エリアは画面全体から画面中段左側の分割画面部分のみに変更される。何れの場合も、放送コンテンツを表示するための表示エリアが、画面全体を使用する場合と比較して狭くなるため、前記表示エリア内で画面レイアウトの領域制御を維持したまま(即ち、領域分割を行って複数の放送コンテンツを同時に表示したまま)とすることは視認上好ましくはない。従って、本実施例の放送受信装置100においては、前記状況の際には、前記表示エリアに『領域0』の放送コンテンツのみを選択して表示するようにする。なお、直前の領域選択状況に応じて、『領域1』や『領域2』の放送コンテンツを選択して表示するようにしても良い。
In the case of the recording setting screen shown in FIG. 6A, the display area of the broadcast content is changed from the entire screen to only the sub screen portion at the lower right of the screen. Similarly, in the case of the two-screen display shown in FIG. 3B, the display area of the broadcast content is changed from the entire screen to only the split screen portion on the left side of the middle stage of the screen. In either case, the display area for displaying the broadcast content is narrower than when the entire screen is used, so that the area control of the screen layout is maintained within the display area (that is, the area division is performed). It is not preferable in terms of visual recognition to go and display a plurality of broadcast contents at the same time). Therefore, in the
前述の制御を行うことにより、画面レイアウトの領域制御を維持したまま各種放送コンテンツの表示を行う場合と比較して、前記放送コンテンツの見易さを向上させることが可能となる。録画番組一覧画面における子画面表示やインターネットコンテンツのブラウザ表示時、等においても同様である。 By performing the above-mentioned control, it is possible to improve the visibility of the broadcast content as compared with the case where various broadcast contents are displayed while maintaining the area control of the screen layout. The same applies when the sub-screen is displayed on the recorded program list screen or when the Internet content is displayed on the browser.
[放送受信装置のEPG表示]
本実施例の放送システムでは、放送ネットワークを構成する各サービスに含まれるイベント(いわゆる番組)に関する時系列情報をMH−EITで伝送するものとする。図21に、本実施例のMH−EITのデータ構造の一例を示す。MH−EITは、テーブルID(図中の『talbe_id』パラメータに対応)により二つのクラスに識別され、自TLVストリームの現在/次のイベントの情報と自TLVストリームの各イベントのスケジュール情報を示すことが可能であるものとする。本実施例の放送受信装置100は、前記MH−EIT等を参照してサービスID(図中の『service_id』パラメータに対応)による識別を行うことにより、各イベントの開始時間や放送時間等の情報を取得してEPG画面を作成することが可能であり、前記作成したEPGを映像合成部161で映像情報等に重畳してモニタ部162に表示することが可能であるものとする。
[EPG display of broadcast receiver]
In the broadcasting system of this embodiment, time-series information regarding events (so-called programs) included in each service constituting the broadcasting network is transmitted by MH-EIT. FIG. 21 shows an example of the data structure of the MH-EIT of this embodiment. The MH-EIT is identified into two classes by the table ID (corresponding to the "talbe_id" parameter in the figure), and indicates the current / next event information of the own TLV stream and the schedule information of each event of the own TLV stream. Suppose it is possible. The
図22Aは、本実施例の放送受信装置100におけるEPG画面の一例を示す図である。EPG画面162aは、縦軸を時間表示、横軸をサービスID(チャンネル)表示としたマトリクス形状で、各時間帯に各チャンネルで放送される放送番組の詳細情報を表示するものとする。また、各放送番組の詳細情報162a1は、主としてタイトル領域162a2と詳細説明領域162a3で構成される。
FIG. 22A is a diagram showing an example of an EPG screen in the
タイトル領域162a2には、前記放送番組の番組タイトルおよび前記放送番組の属性を表す記号等を表示する。前記放送番組の属性を表す記号等とは、例えば、新番組であることを示す記号/文字や、再放送番組であることを示す記号/文字、等である。或いは、放送サービスによるデータ放送に対応していることを意味する『data』を記号化した印等でも良い。また、前記放送番組に関連するコンテンツやアプリケーション等をネットワーク上から取得可能であることを意味する『NetWork』を記号化した印162a4等であっても良い。また、詳細情報162a1の背景色を他と差別化することにより、或いは、太枠で詳細情報162a1の表示領域を囲むことにより、前記放送番組の属性を表す記号等を代替しても良い。 In the title area 162a2, a program title of the broadcast program, a symbol representing the attribute of the broadcast program, and the like are displayed. The symbols / characters representing the attributes of the broadcast program are, for example, symbols / characters indicating that the program is a new program, symbols / characters indicating that the program is a rebroadcast program, and the like. Alternatively, it may be a mark or the like symbolizing "data" which means that it corresponds to data broadcasting by a broadcasting service. Further, the mark 162a4 or the like symbolizing "NetWork", which means that the content or application related to the broadcast program can be acquired from the network, may be used. Further, by differentiating the background color of the detailed information 162a1 from others, or by surrounding the display area of the detailed information 162a1 with a thick frame, a symbol or the like representing the attribute of the broadcast program may be substituted.
なお、本実施例の放送システムにおける各制御情報(メッセージ、テーブル、記述子、等)が、前記放送番組に関連するコンテンツやアプリケーション等がネットワーク上から取得可能であることを示している場合であっても、放送受信装置100のLAN通信部121にLANケーブルが接続されていない等、ネットワーク上の各サーバ装置へのアクセスができない状態である場合には、前記『NetWork』を記号化した印162a4等を表示しないように制御しても良い。
It should be noted that each control information (message, table, descriptor, etc.) in the broadcasting system of this embodiment indicates that the content, application, etc. related to the broadcasting program can be acquired from the network. However, if the LAN cable is not connected to the
また、前記放送番組がインターネット200を介して配信される配信番組であり、放送波のみからの取得ができない場合であって、更に、前述と同様に、放送受信装置100がネットワーク上の各サーバ装置へアクセスできない状態である場合等には、図22Bに示すように、EPG画面162b上に表示される詳細情報162b1の部分をグレーアウトするように制御しても良い。即ち、視聴できない配信番組の詳細情報は表示しないように制御する。また、詳細情報162b1の背景色を他と差別化することにより、前記グレーアウト処理の代替としても良い。図示を省略したリモコンの操作により詳細情報162b1を選択した場合に、放送受信装置100がネットワーク上の各サーバ装置へアクセスできない状態である旨を、或いは、詳細情報162b1に関連付けられた配信番組を視聴できない旨を、ポップアップ等によりユーザに報知するようにしても良い。
Further, when the broadcast program is a distribution program distributed via the
前述の各制御により、放送受信装置100は、ネットワーク接続状況に応じて、ユーザに対してより違和感のない形式で各放送番組の番組情報を提供することが可能となる。
By each of the above-mentioned controls, the
図22Cは、本実施例の放送受信装置100におけるEPG画面の別の一例を示す図である。図中、『M1テレビ』、『M2放送』、『M3チャンネル』、『M4TV』、『テレビM5』等は、各チャンネルの放送局名称であり、特に、『M2放送』局は、放送波により配信される放送番組とインターネット200を介して配信される配信番組(図中の『ネット放送』で示される枠の情報162c1)を同時に提供しているものとする。
FIG. 22C is a diagram showing another example of the EPG screen in the
同図に示したように、インターネット200を介して配信する配信番組のみを有するチャンネルがある場合、通常時は同図(A)のEPG画面162cに示すように(情報162c1を含む)全てのチャンネルの情報を表示するように制御する。一方、放送受信装置100がネットワーク上の各サーバ装置へアクセスできない状態である場合等には、同図(B)のEPG画面162dに示すように、インターネット200を介して配信する配信番組のみを有する『M2放送(ネット放送)』のチャンネルの情報(同図(A)における情報162c1)を表示しないように制御しても良い。
As shown in the figure, when there is a channel having only a distribution program distributed via the
前述の各制御により、放送受信装置100のユーザは、自分の視聴できないチャンネルの情報の確認を不要とすることが可能となる。
By each of the above-mentioned controls, the user of the
[放送受信装置の緊急警報放送表示]
本実施例の放送受信装置100は、TLVストリームを含む伝送データに含まれるTMCC信号の緊急警報放送起動制御信号ビットが『0』から『1』になった場合に、緊急警報放送の受信処理を行うことが可能であるものとする。
[Emergency warning broadcast display of broadcast receiver]
The
前記緊急警報放送は、全画面表示のアプリケーションとして提供されても良いし、文字情報として文字スーパーで提供されても良い。前記緊急警報放送が文字情報として文字スーパーで提供されている場合、緊急警報放送の受信直前の放送受信装置100の状態に関わらず、前記文字スーパーの文字情報を表示することが好ましい。即ち、図23に示すように、ユーザが通常の放送番組を視聴し、モニタ部162に前記放送番組の番組画面162eが表示されている状態で緊急警報放送を受信した場合、前記緊急警報放送による文字情報162e1を番組画面162eに重畳して表示するようにする。同様に、ユーザがEPG画面の表示を指示し、モニタ部162にEPG画面162fが表示されている状態で緊急警報放送を受信した場合、前記緊急警報放送による文字情報162f1をEPG画面162fに重畳して表示するように制御する。
The emergency warning broadcast may be provided as a full-screen display application, or may be provided as character information in a character supermarket. When the emergency warning broadcast is provided as character information in the character super, it is preferable to display the character information of the character super regardless of the state of the
前述の制御により、本実施例の放送受信装置100においては、ユーザがEPG画面や各種設定画面、録画番組一覧画面、インターネットブラウザ等を選択して表示させている場合であっても、緊急警報放送を受信した際には、前記緊急警報放送に基づく重要な文字情報の見逃しを回避することが可能となる。なお、この制御は、緊急警報放送によらない通常の文字スーパーの文字情報に対して行われても良い。
By the above-mentioned control, in the
[各種例外処理]
本実施例の放送受信装置100は、同一パッケージ内のTLVストリーム外データが取得できない場合、例えは、下記の様な例外処理を行っても良い。
[Various exception handling]
When the
図6Eで説明した通り、本実施例の放送受信装置100が対応する放送システムにおいては、MPTに格納されるロケーション情報(図17の『MMT_general_location_info()』に対応)に基づいて、TLVストリーム内で取得するデータとTLVストリーム以外の経路で取得するデータとを同一のパッケージに含めることができる。しかしながら、ロケーション情報が指し示す、TLVストリーム以外のデータ伝送経路(例えば、IPv4データフロー、IPv6データフロー、放送のMPEG2−TSなど)は、TLV/MMTストリームの受信機能とは別の受信機能である。よって、放送受信装置100の動作中であっても、これらの伝送経路の受信機能が動作していない状況や、受信機能自体は動作していても中継装置等が動作していない状況や、これらの伝送経路の有線または無線接続がされていない状況や、そもそもこれらの伝送経路の接続できない環境に放送受信装置100が設置されている状況など、これらの伝送経路からデータが取得できない状況もありうる。
As described with reference to FIG. 6E, in the broadcasting system supported by the
このような状況下で、MPTに格納されるロケーション情報が、TLVストリーム内で取得するデータとTLVストリーム以外の経路で取得するデータとを同一のパッケージに含めるように対応付けることを示しているイベントを受信した場合、本実施例の放送受信装置100は、例えば以下のような動作を行っても良い。
Under such circumstances, an event indicating that the location information stored in the MPT associates the data acquired in the TLV stream with the data acquired by a route other than the TLV stream so as to be included in the same package. When received, the
例えば、LCTが、図19Bや図19Cのように、画面内に複数の領域を設定しており、『領域0』にTLVストリーム内に含まれる映像を表示し、『領域1』や『領域2』にTLVストリーム以外の伝送経路で取得したデータが表示されるように対応付けられている場合であって、『領域1』や『領域2』に表示すべきTLVストリーム以外の伝送経路のデータが取得できない場合、LCTが指定する複数領域のレイアウト表示を禁止しても良い。具体的には、当該LCTを受信しても図19Aに示すデフォルトレイアウト表示の『領域0』にTLVストリーム内で受信する当該コンテンツの映像を表示した状態のままとし、図19Bや図19Cのような複数領域のレイアウト表示に移行しないようにすれば良い。また、更にこの状態で、デフォルトレイアウトからLCTの示すレイアウトへの変更指示が図7Aの操作入力部170に入力されたとしても、図19Aに示すデフォルトレイアウト表示のままとしたり、その他のデータ放送画面に切り替えるなどして、図19Bや図19Cのような複数領域のレイアウト表示に移行しないようにしても良い。
For example, as shown in FIGS. 19B and 19C, the LCT sets a plurality of areas in the screen, displays the image included in the TLV stream in "
LCTが、図19Bや図19Cのように、画面内に複数の領域を設定しており、『領域0』にTLVストリーム内に含まれる映像を表示し、『領域1』や『領域2』にTLVストリーム以外の伝送経路で取得したデータが表示されるように対応付けられている場合であって、『領域1』や『領域2』に表示すべきTLVストリーム以外の伝送経路のデータが取得できない場合の別の動作例としては、一旦、LCTが示す図19Bや図19Cの複数領域の表示枠を表示し、『領域1』や『領域2』については背景色や所定の静止画を表示しておき、所定時間を経過してもMPTのロケーション情報が示すTLVストリーム以外の伝送経路のデータが取得できない場合は、図19Aに示すデフォルトレイアウト表示の状態に戻す表示切り替えを行っても良い。この場合は、図19A、図19B、図19Cのレイアウトの変更時も『領域0』にはTLVストリーム内に含まれる番組映像が継続して表示されるように動作すれば、ユーザの番組映像自体は継続するので好ましい。
As shown in FIGS. 19B and 19C, the LCT sets a plurality of areas in the screen, displays the image included in the TLV stream in "
また、『領域1』や『領域2』に表示すべきTLVストリーム以外の伝送経路のデータが取得できないことにより、図19Aに示すデフォルトレイアウト表示の『領域0』にTLVストリーム内で受信する当該コンテンツの映像を表示した状態となっているときに、本実施例の放送受信装置100の各種通信機能や各種受信機能の動作が開始したり、各種通信機能の通信環境、通信状況や各種受信機能の受信環境や受信状況が変化したことにより、『領域1』や『領域2』に表示すべきTLVストリーム以外の伝送経路のデータが取得できる状況になることもありうる。この場合、本実施例の放送受信装置100は、ただちに、図19Aに示すデフォルトレイアウト表示から、LCTが示す図19Bや図19Cに示すような複数領域のレイアウトに切り替えて、『領域0』にTLVストリーム内で受信する当該コンテンツの映像を表示し、『領域1』や『領域2』にTLVストリーム以外の伝送経路から取得したデータを表示するように切り替えても良い。また、当該レイアウト変更をすぐには行わずに、デフォルトレイアウトからLCTの示すレイアウトへの変更指示が操作入力部170から入力されてから当該レイアウト変更を実行しても良い。
Further, since the data of the transmission path other than the TLV stream to be displayed in "
[著作権保護機能]
本実施例の放送受信装置100が対応するデジタル放送システムにおいて、MPTにコピー制御情報を含めて伝送することにより、例えば、当該コピー制御情報により『無制限にコピー可』(『無制限にコピー可かつ蓄積および出力時に暗号化処理要』と『無制限にコピー可かつ蓄積および出力時に暗号化処理不要』の2種類に分けても良い)、『1世代のみコピー可』、『所定複数回数コピー可』(例えば、9回コピー可+ムーブ1回可ならいわゆる『ダビング10』)、『コピー禁止』など、MPTが参照するコンテンツのコピー制御状態を示して伝送するように構成しても良い。この場合、本実施例の放送受信装置100は当該コピー制御情報に応じて、当該コンテンツのストレージ(蓄積)部110への蓄積、リムーバブル記録媒体への記録、外部機器への出力、外部機器へのコピー、外部機器へのムーブ処理などを制御するように構成しても良い。なお、蓄積処理の対象は放送受信装置100内部のストレージ(蓄積)部110のみならず、放送受信装置100のみで再生可能となるように暗号化処理等の保護処理を施した記録を含んでも良い。具体的には、蓄積処理の対象には外付けの記録装置などのうち、放送受信装置100のみで記録再生可能な状態にしたものなどが含まれる。
[Copyright protection function]
In the digital broadcasting system supported by the
当該コピー制御情報に基づく処理の具体例を以下に説明する。 A specific example of processing based on the copy control information will be described below.
まず、MPTに含まれるコピー制御情報が『無制限にコピー可』を示す場合は、本実施例の放送受信装置100は、ストレージ(蓄積)部110への蓄積、リムーバブル記録媒体への記録、外部機器への出力、外部機器へのコピー、外部機器へのムーブ処理を制限なしに行ってかまわない。ただし、『無制限にコピー可かつ蓄積および出力時に暗号化処理要』と『無制限にコピー可かつ蓄積および出力時に暗号化処理不要』とが分かれている場合は、『無制限にコピー可かつ蓄積および出力時に暗号化処理要』の際には、ストレージ(蓄積)部110への蓄積、リムーバブル記録媒体への記録、外部機器への出力、外部機器へのコピー、外部機器へのムーブ処理を回数に制限なく行うことができるが、何れも暗号化処理を施す必要がある。
First, when the copy control information included in the MPT indicates "unlimited copying is possible", the
また、MPTに含まれるコピー制御情報が『1世代のみコピー可』を示す場合は、本実施例の放送受信装置100は、ストレージ(蓄積)部110への暗号化しての蓄積を可能とするが、蓄積後のコンテンツを外部機器へ視聴用に出力する場合には、『コピー禁止』のコピー制御情報とともに暗号化して出力することとする。ただし、外部機器へのいわゆるムーブ処理(外部機器へコンテンツをコピーし、放送受信装置100のストレージ(蓄積)部110内のコンテンツは消去処理などにより再生不能化する処理)は可能とする。
Further, when the copy control information included in the MPT indicates "copying is possible only for one generation", the
また、MPTに含まれるコピー制御情報が『所定複数回数コピー可』を示す場合は、本実施例の放送受信装置100は、ストレージ(蓄積)部110へ暗号化して蓄積することを可能とするが、蓄積後のコンテンツを外部機器へ視聴用に出力する場合には、『コピー禁止』のコピー制御情報とともに暗号化して出力することとする。ただし、外部機器へ予め定められた数のコピーとムーブ処理を可能として良い。いわゆる『ダビング10』規定の場合は、外部機器へ9回のコピーと1回のムーブ処理を行って良い。
Further, when the copy control information included in the MPT indicates "copying is possible a predetermined number of times", the
また、MPTに含まれるコピー制御情報が『コピー禁止』を示す場合は、本実施例の放送受信装置100は、ストレージ(蓄積)部110へのコピーを禁止する。ただし、放送受信装置100は予め定められた所定時間または放送信号に含まれる制御情報(例えば、図6Dに示したMH−Expire記述子等による)により指定される所定時間のみストレージ(蓄積)部110への保持を可能とする『一時蓄積』モードを有するように構成する場合には、MPTに含まれるコピー制御情報が『コピー禁止』を示す場合であっても、ストレージ(蓄積)部110への当該コンテンツの一時的な保持を可能とする。MPTに含まれるコピー制御情報が『コピー禁止』の当該コンテンツを外部機器への視聴用として出力する場合には、『コピー禁止』のコピー制御情報とともに暗号化して出力することとする。
Further, when the copy control information included in the MPT indicates "copy prohibited", the
なお、前述の外部機器への視聴用の出力は、図7Aの映像出力部163と音声出力部166、或いは、デジタルI/F部125やLAN通信部121などを介して行えば良い。前述の外部機器へコピーまたはムーブ処理は、図7AのデジタルI/F部125やLAN通信部121などを介して行えば良い。
The output for viewing to the above-mentioned external device may be performed via the
以上説明した処理によれば、コンテンツと対応付けられたコピー制御情報に応じて、適切なコンテンツ保護を実現することができる。 According to the process described above, appropriate content protection can be realized according to the copy control information associated with the content.
また、コピー制御情報が、『1世代のみコピー可』、『所定複数回数コピー可』、『コピー禁止』などのコピー制限を示しているコンテンツのLAN通信部121を介した外部機器へのコピー処理については、放送受信装置100からの送信パケットの宛先である外部機器のIPアドレスが、放送受信装置100のIPアドレスと同一サブネット内にある場合のみ可能とし、外部機器のIPアドレスが、放送受信装置100のIPアドレスと同一サブネット外にある場合は、禁止しても良い。コピー制御情報が『無制限にコピー可かつ蓄積および出力時に暗号化処理要』のコンテンツも同様に扱っても良い。
Further, the copy control information is a copy process of the content indicating copy restrictions such as "only one generation can be copied", "predetermined multiple times can be copied", and "copy prohibited" to an external device via the
同様に、コピー制御情報が、『1世代のみコピー可』、『所定複数回数コピー可』、『無制限にコピー可かつ蓄積および出力時に暗号化処理要』などのコピー制限を示しているコンテンツを一度ストレージ(蓄積)部110へ蓄積した後、LAN通信部121を介して外部機器へムーブする処理についても、放送受信装置100からの送信パケットの宛先である外部機器のIPアドレスが、放送受信装置100のIPアドレスと同一サブネット内にある場合のみ可能とし、外部機器のIPアドレスが、放送受信装置100のIPアドレスと同一サブネット外にある場合は、禁止しても良い。
Similarly, once the copy control information indicates copy restrictions such as "only one generation can be copied", "predetermined multiple times can be copied", "unlimited copy is possible and encryption processing is required at the time of storage and output". Regarding the process of moving to an external device via the
放送受信装置100のストレージ(蓄積)部110へ蓄積したコンテンツについての視聴用映像出力、音声出力は、原則として、放送受信装置100からの送信パケットの宛先である外部機器のIPアドレスが、放送受信装置100のIPアドレスと同一サブネット内にある場合のみ可能とし、外部機器のIPアドレスが、放送受信装置100のIPアドレスと同一サブネット外にある場合は禁止する。ただし、当該外部機器が所定期間以内に、放送受信装置100のIPアドレスと同一サブネット内で接続されており、かつ、放送受信装置100のIPアドレスと同一サブネット外でも視聴可能な機器としての登録処理(ペアリング)がなされている機器の場合は、外部機器のIPアドレスが、放送受信装置100のIPアドレスと同一サブネット外であっても、当該外部機器への放送受信装置100のストレージ(蓄積)部110へ蓄積したコンテンツについての視聴用映像出力、音声出力を可能とするように構成しても良い。この場合、当該視聴用映像出力、音声出力はコンテンツに暗号化を施して行う。
As for the viewing video output and audio output of the content stored in the storage (storage)
以上説明した処理によれば、外部機器が放送受信装置100のIPアドレスと同一サブネット内にあるか同一サブネット外にあるかに対応して異なる処理を行うことでユーザの利便性とコンテンツ保護の両立を実現できる。
According to the processing described above, both user convenience and content protection are achieved by performing different processing depending on whether the external device is in the same subnet or outside the same subnet as the IP address of the
次に、図6Eで説明したように、本実施例の放送受信装置100が対応するデジタル放送システムでは、MPT内のロケーション情報(図17の『MMT_general_location_info()』)により、放送経路のTLVストリームで取得したデータと違う経路(IPv4、IPv6、MPEG2−TS、URL、等)で取得したデータもTLVストリームで取得したデータと同一パッケージかつ同一イベントに含まれることがありうるが、このときMPTにコピー制御情報が含められている場合のコンテンツ保護について説明する。
Next, as described with reference to FIG. 6E, in the digital broadcasting system supported by the
まず、MPTにコピー制御情報が含まれる場合、ロケーション情報で同一パッケージかつ同一イベントに含まれるデータは、放送経路のTLVストリームで取得したデータと違う経路(IPv4、IPv6、MPEG2−TS、URL、等)で取得したデータであっても、TLVストリームに含まれるコピー制御情報に従って、制御するようにしても良い。これらのコピー制御情報によって、指定されるコンテンツのコピー制御状態としては、前述の通り、『無制限にコピー可』(『無制限にコピー可かつ蓄積および出力時に暗号化処理要』と『無制限にコピー可かつ蓄積および出力時に暗号化処理不要』の2種類に分けても良い)、『1世代のみコピー可』、『所定複数回数コピー可』(例えば、9回コピー可+ムーブ1回可ならいわゆる『ダビング10』)、『コピー禁止』などを指定可能とする。
First, when copy control information is included in the MPT, the data included in the same package and the same event in the location information is a route (IPv4, IPv6, MPEG2-TS, URL, etc.) different from the data acquired in the TLV stream of the broadcast route. ) May be controlled according to the copy control information included in the TLV stream. As described above, the copy control state of the content specified by these copy control information is "unlimited copy possible" ("unlimited copy possible and encryption processing required at storage and output" and "unlimited copy possible". And it may be divided into two types, "encryption processing is not required at the time of storage and output"), "only one generation can be copied", "predetermined multiple times can be copied" (for example, 9 times can be copied + 1 move can be done, so-called "
ここで、ロケーション情報が示すデータの位置が、他のデジタル放送信号で伝送されるMPEG2−TSのデータを含む場合、当該MPEG2−TSのデータは、他のデジタル放送信号でもコピー制御情報と対応付けられて放送されている。すると、当該MPEG2−TSのデータのコピー制御をどの情報に従ってどのように行うか(TLV/MMTストリームに含まれるコピー制御情報に従うのか、MPEG2−TSに含まれるコピー制御情報に従うのか)が問題となる。 Here, when the position of the data indicated by the location information includes the MPEG2-TS data transmitted by another digital broadcast signal, the MPEG2-TS data is associated with the copy control information even in the other digital broadcast signal. It is being broadcast. Then, how to perform copy control of the MPEG2-TS data according to what information (whether to follow the copy control information included in the TLV / MMT stream or the copy control information included in the MPEG2-TS) becomes a problem. ..
本実施例のデジタル放送システムでは、この課題の解決策として、放送受信装置100において、下記複数の解決策の何れかの動作を行うようにすれば良い。
In the digital broadcasting system of this embodiment, as a solution to this problem, the
<動作例1>
第一の動作例では、MPTにコピー制御情報が含まれ、ロケーション情報で同一パッケージかつ同一イベントに含まれるデータに他のデジタル放送信号で伝送されるMPEG2−TSのデータを含む場合に、MPEG2−TSに含まれるコピー制御情報により示されるコピー制御状態よりも、TLVストリームに含まれるコピー制御情報により示されるコピー制御状態を優先して制御する。
<Operation example 1>
In the first operation example, when the MPT contains copy control information and the location information includes MPEG2-TS data transmitted by another digital broadcast signal in the same package and the same event, MPEG2- The copy control state indicated by the copy control information included in the TLV stream is preferentially controlled over the copy control state indicated by the copy control information included in the TS.
例えば、TLVストリームに含まれるコピー制御情報により示されるコピー制御状態が『1世代コピー可』であり、MPEG2−TSに含まれるコピー制御情報により示されるコピー制御状態が『所定複数回コピー可』であれば、TLVストリームで取得したデータと違う経路(MPEG2−TS伝送形式のデジタル放送)で取得したデータであっても、『1世代コピー可』のコンテンツとしてコピー制御を行っても良い。例えば、TLVストリームに含まれるコピー制御情報により示されるコピー制御状態が『無制限にコピー可』であり、MPEG2−TSに含まれるコピー制御情報により示されるコピー制御状態が『所定複数回コピー可』であれば、TLVストリームで取得したデータと違う経路(MPEG2−TS伝送形式のデジタル放送)で取得したデータであっても、『無制限にコピー可』のコンテンツとしてコピー制御を行っても良い。 For example, the copy control state indicated by the copy control information included in the TLV stream is "1st generation copy possible", and the copy control state indicated by the copy control information included in the MPEG2-TS is "predetermined multiple times copy possible". If there is, copy control may be performed as the content of "1st generation copy possible" even if the data is acquired by a route different from the data acquired by the TLV stream (digital broadcasting in MPEG2-TS transmission format). For example, the copy control state indicated by the copy control information included in the TLV stream is "unlimited copy possible", and the copy control state indicated by the copy control information included in the MPEG2-TS is "predetermined multiple times copy possible". If there is, copy control may be performed as "unlimited copy possible" content even if the data is acquired by a route different from the data acquired by the TLV stream (digital broadcasting in MPEG2-TS transmission format).
この動作の場合、TLVストリーム以外の経路で取得したデータについても本実施例の放送受信装置100が対応する放送システムにおいて管理したいコピー状態にすることができる。
In the case of this operation, the data acquired by a route other than the TLV stream can also be put into the copy state to be managed in the broadcasting system supported by the
<動作例2>
第二の動作例では、MPTにコピー制御情報が含まれ、ロケーション情報で同一パッケージかつ同一イベントに含まれるデータに他のデジタル放送信号で伝送されるMPEG2−TSのデータを含む場合に、TLVストリームに含まれるコピー制御情報により示されるコピー制御状態とMPEG2−TSに含まれるコピー制御情報により示されるコピー制御状態とを比較し、MPEG2−TSに含まれるコピー制御情報により示されるコピー制御状態の方がTLVストリームに含まれるコピー制御情報により示されるコピー制御状態よりも厳しい場合は、ストレージ(蓄積)部110などへの蓄積処理、リムーバブル記録媒体への記録処理、またはデジタルインタフェースからの出力処理をする際に、当該MPEG2−TSのデータを処理対象コンテンツから除外するように動作する。
<Operation example 2>
In the second operation example, when the MPT contains copy control information and the location information includes MPEG2-TS data transmitted by another digital broadcast signal in the same package and the same event, the TLV stream. The copy control state indicated by the copy control information included in MPEG2-TS is compared with the copy control state indicated by the copy control information included in MPEG2-TS, and the copy control state indicated by the copy control information included in MPEG2-TS is selected. Is stricter than the copy control state indicated by the copy control information included in the TLV stream, the storage process is performed in the storage (storage)
この動作の場合、TLVストリーム以外の経路で取得したデータについては、当該データを伝送する放送システムで設定されたオリジナルのコピー制御情報を尊重しながら、本実施例の放送受信装置100上でのコピー制御状態の重複を解消することができる。
In the case of this operation, the data acquired by a route other than the TLV stream is copied on the
また、当該比較の結果、MPEG2−TSに含まれるコピー制御情報により示されるコピー制御状態が、TLVストリームに含まれるコピー制御情報により示されるコピー制御状態と同じ状態または、より緩いコピー制御状態の場合は、当該ロケーション情報で同一パッケージかつ同一イベントに含まれるMPEG2−TSのデータについても、TLVストリームに含まれるコピー制御情報により示されるコピー制御状態のコンテンツとしてコピー制御を行えば良い。 Further, as a result of the comparison, when the copy control state indicated by the copy control information included in the MPEG2-TS is the same as the copy control state indicated by the copy control information included in the TLV stream, or a looser copy control state. May perform copy control on the MPEG2-TS data included in the same package and the same event in the location information as the content in the copy control state indicated by the copy control information included in the TLV stream.
この動作の場合、TLVストリーム以外の経路で取得したデータについては、当該データを伝送する放送システムで設定されたオリジナルのコピー制御情報を尊重しながら、本実施例の放送受信装置100上でのコピー制御状態の重複を解消することができる。
In the case of this operation, the data acquired by a route other than the TLV stream is copied on the
以上の説明において、本実施例の放送受信装置100の著作権保護機能は、MPTに含まれるコピー制御情報に基づいて行うこととして説明した。しかし、コピー制御情報を配置するテーブルはMPTに限定されない。MPT以外にも、図6Bで説明したMH−サービス記述テーブル(MH−SDT)やMH−イベント情報テーブル(MH−EIT)、或いはその他のテーブルに配置して伝送し、放送受信装置100はこれらに従って著作権保護処理を行っても良い。
In the above description, the copyright protection function of the
以上説明した本実施例によれば、MMTのデジタル放送に対応した放送受信機を提供することができる。
(実施例2)
According to the present embodiment described above, it is possible to provide a broadcast receiver compatible with MMT digital broadcasting.
(Example 2)
以下では、本発明の実施例2に関して説明する。なお、本実施例における構成、処理および効果等は特に断りのない限り実施例1と同様であるものとする。このため、以下では、本実施例と実施例1との相違点を主に説明し、共通する点については重複を避けるため極力説明を省略する。また、本実施例の放送受信装置は、メディアトランスポート方式として、MMT方式とMPEG2−TS方式の双方に対応するテレビ受信機であるものとして、以下、説明を行う。 Hereinafter, Example 2 of the present invention will be described. The configuration, processing, effects, etc. in this embodiment shall be the same as in Example 1 unless otherwise specified. Therefore, in the following, the differences between the present embodiment and the first embodiment will be mainly described, and the common points will be omitted as much as possible in order to avoid duplication. Further, the broadcast receiving device of this embodiment will be described below assuming that it is a television receiver that supports both the MMT system and the MPEG2-TS system as the media transport system.
[放送受信装置のハードウェア構成]
図24は、放送受信装置800の内部構成の一例を示すブロック図である。放送受信装置800は、主制御部801、システムバス802、ROM803、RAM804、ストレージ部810、LAN通信部821、拡張インタフェース部824、デジタルインタフェース部825、第一チューナ/復調部831、第二チューナ/復調部832、MMTデコード処理部841、MPEG2−TSデコード処理部842、映像合成部861、モニタ部862、映像出力部863、音声合成部864、スピーカ部865、音声出力部866、操作入力部870、で構成される。
[Hardware configuration of broadcast receiver]
FIG. 24 is a block diagram showing an example of the internal configuration of the
主制御部801、システムバス802、ROM803、RAM804、ストレージ部810、拡張インタフェース部824、デジタルインタフェース部825、モニタ部862、映像出力部863、スピーカ部865、音声出力部866、操作入力部870、等は、実施例1の放送受信装置100における主制御部101、システムバス102、ROM103、RAM104、ストレージ(蓄積)部110、拡張インタフェース部124、デジタルインタフェース部125、モニタ部162、映像出力部163、スピーカ部165、音声出力部166、操作入力部170、等とそれぞれ同等の機能を有するものとし、詳細な説明を省略する。
第一チューナ/復調部831は、図示を省略したアンテナを介して、メディアトランスポート方式としてMMTを採用した放送サービスの放送波を受信し、主制御部801の制御に基づいてユーザの所望するサービスのチャンネルに同調(選局)する。更に、第一チューナ/復調部831は、受信した放送信号を復調してMMTデータ列を取得し、MMTデコード処理部841に出力する。第二チューナ/復調部832は、図示を省略したアンテナを介して、メディアトランスポート方式としてMPEG2−TSを採用した放送サービスの放送波を受信し、主制御部801の制御に基づいてユーザの所望するサービスのチャンネルに同調(選局)する。更に、第二チューナ/復調部832は、受信した放送信号を復調してMPEG2−TSデータ列を取得し、MPEG2−TSデコード処理部842に出力する。
The first tuner /
MMTデコード処理部841は、第一チューナ/復調部831から出力されたMMTデータ列を入力し、前記MMTデータ列に含まれる制御信号に基づいてリアルタイム提示要素である映像データ列、音声データ列、文字スーパーデータ列、字幕データ列、等の分離処理、および復号処理等を行う。MMTデコード処理部841は、実施例1の放送受信装置100における、分離部132、映像デコーダ141、映像色域変換部142、音声デコーダ143、文字スーパーデコーダ144、字幕デコーダ145、字幕合成部146、字幕色域変換部147、データデコーダ151、キャッシュ部152、アプリケーション制御部153、ブラウザ部154、アプリケーション色域変換部155、音源部156、等に相当する機能を備えるものとする。MMTデコード処理部841は、実施例1で説明した各種処理を行うことが可能である。なお、前記各種処理の詳細は実施例1で説明した通りであるので、説明を省略する。
The MMT
MPEG2−TSデコード処理部842は、第二チューナ/復調部832から出力されたMPEG2−TSデータ列を入力し、前記MPEG2−TSデータ列に含まれる制御信号に基づいてリアルタイム提示要素である映像データ列、音声データ列、文字スーパーデータ列、字幕データ列、等の分離処理、および復号処理等を行う。MPEG2−TSデコード処理部842は、メディアトランスポート方式としてMPEG2−TSを採用した放送サービスの放送波を受信する従来のテレビ受信機のIRD(Integrated Receiver Decoder)部と同等の機能を備えるものとし、詳細な説明を省略する。
The MPEG2-TS
映像合成部861は、MMTデコード処理部841から出力された映像情報や字幕情報やアプリケーション情報と、MPEG2−TSデコード処理部842から出力された映像情報や字幕情報やアプリケーション情報と、を入力し、適宜選択および/または重畳等の処理を行う。映像合成部861は図示を省略したビデオRAMを備え、前記ビデオRAMに入力された映像情報等に基づいてモニタ部862等が駆動される。また、映像合成部861は、主制御部801の制御に基づいて、必要に応じて、スケーリング処理やEPG画面情報の重畳処理等を行う。音声合成部164は、MMTデコード処理部841から出力された音声情報とMPEG2−TSデコード処理部842から出力された音声情報を入力し、適宜選択および/またはミックス等の処理を行う。
The
LAN通信部821は、ルータ装置200rを介してインターネット200と接続され、インターネット200上の各サーバ装置やその他の通信機器とデータの送受信を行う。また、通信回線を介して伝送される番組のMMTデータ列(或いは、その一部)やMPEG2−TSデータ列(或いは、その一部)を取得し、適宜、MMTデコード処理部841やMPEG2−TSデコード処理部842に出力する。
The
[放送受信装置の時刻表示]
本実施例の放送受信装置800では、EPG画面や各種設定画面等において、現在日付や現在時刻を表示可能であるものとする。前記現在日付や現在時刻に関する情報は、メディアトランスポート方式としてMMTを採用した放送サービスにおいてはMH−TOT等により送信され、また、メディアトランスポート方式としてMPEG2−TSを採用した放送サービスにおいてはMPEG−2システムに規定されたSI(Service Information)が備えるTOT(Time Offset Table)等により送信される。放送受信装置800は、前記MH−TOTや前記TOTを参照することにより、前記現在日付や現在時刻に関する情報を取得可能である。
[Time display of broadcast receiver]
In the
また、一般的には、映像合成部861がMMTデコード処理部841から出力された映像情報等を主として選択している場合には、前記MH−TOTから取得した現在日付や現在時刻に関する情報を前記映像情報等に重畳し、映像合成部861がMPEG2−TSデコード処理部842から出力された映像情報等を主として選択している場合には、前記TOTから取得した現在日付や現在時刻に関する情報を前記映像情報等に重畳するように制御すれば良い。
Further, in general, when the
しかしながら、メディアトランスポート方式としてMMTを採用した放送サービスとメディアトランスポート方式としてMPEG2−TSを採用した放送サービスとでは、符号化処理/復号処理や伝送経路等に差異があるため、特に現在時刻表示において、メディアトランスポート方式としてMMTを採用した放送サービスの選択時とメディアトランスポート方式としてMPEG2−TSを採用した放送サービスの選択時とで、不整合を生じる可能性がある。例えば、図25に示すように、メディアトランスポート方式としてMMTを採用した放送サービスのチャンネル情報を表示するEPG画面162gからメディアトランスポート方式としてMPEG2−TSを採用した放送サービスのチャンネル情報を表示するEPG画面162hに画面表示を切り替えた際に、現在時刻の表示が現在時刻表示162g1から現在時刻表示162h1に切り替わることによる不整合によって、視覚的違和感をユーザに覚えさせる可能性を有するものである。
However, since there are differences in the coding / decoding processing, transmission path, etc. between the broadcasting service that uses MMT as the media transport method and the broadcasting service that uses MPEG2-TS as the media transport method, the current time is displayed in particular. In the above, there is a possibility that inconsistency may occur between the selection of the broadcasting service adopting MMT as the media transport method and the selection of the broadcasting service adopting MPEG2-TS as the media transport method. For example, as shown in FIG. 25, an EPG that displays channel information of a broadcasting service that adopts MPEG2-TS as a media transport method from an
本実施例の放送受信装置800では、前記ユーザの視覚的違和感を防止するために、映像合成部861がMMTデコード処理部841から出力された映像情報等を主として選択している場合であっても、前記TOTから取得した現在日付や現在時刻に関する情報を前記映像情報等に重畳するように制御する。即ち、メディアトランスポート方式としてMMTを採用した放送サービスのコンテンツに、メディアトランスポート方式としてMPEG2−TSを採用した放送サービスで提供される現在時刻情報を重畳するように制御するものである。
In the
前記制御を行うことにより、本実施例の放送受信装置800は、現在時刻を表示する際に、常に前記TOTを参照して取得した現在時刻情報を表示するようになる。従って、メディアトランスポート方式としてMMTを採用した放送サービスとメディアトランスポート方式としてMPEG2−TSを採用した放送サービスとを切り替えた際にも、現在時刻の表示の不整合による視覚的違和感をユーザに覚えさせることを防止することが可能となる。
By performing the above control, the
なお、図26Aに、本実施例の放送受信装置800における、各放送サービスの受信状況に応じた現在時刻情報参照元の選択制御の一例を示す。本実施例の放送受信装置800では、メディアトランスポート方式としてMPEG2−TSを採用した放送サービスの受信が可能な状態にある場合には、常に前記TOTを参照して現在時刻情報を取得するようにし、メディアトランスポート方式としてMPEG2−TSを採用した放送サービスの受信が不可の状態で、かつメディアトランスポート方式としてMMTを採用した放送サービスの受信が可能な状態にある場合にのみ、前記MH−TOTを参照して現在時刻情報を取得するように制御する。
Note that FIG. 26A shows an example of selection control of the current time information reference source according to the reception status of each broadcast service in the
また、前述の制御とは逆に、メディアトランスポート方式としてMPEG2−TSを採用した放送サービスのコンテンツに、メディアトランスポート方式としてMMTを採用した放送サービスで提供される現在時刻情報を重畳するように制御しても、前述と同様の効果が得られる。 Further, contrary to the above-mentioned control, the current time information provided by the broadcasting service adopting MMT as the media transport method is superimposed on the content of the broadcasting service adopting MPEG2-TS as the media transport method. Even if it is controlled, the same effect as described above can be obtained.
なお、前述のように、メディアトランスポート方式としてMMTを採用した放送サービスのコンテンツに、メディアトランスポート方式としてMPEG2−TSを採用した放送サービスで提供される現在時刻情報を重畳するように制御する場合と、メディアトランスポート方式としてMPEG2−TSを採用した放送サービスのコンテンツに、メディアトランスポート方式としてMMTを採用した放送サービスで提供される現在時刻情報を重畳するように制御する場合の、何れの場合においても、実施例1の[放送受信装置の時刻管理]での説明と同様に、前記TMCC拡張情報領域の時刻情報の『delta』パラメータを参照することにより、前記現在時刻情報を補正することが可能である。 As described above, when controlling so as to superimpose the current time information provided by the broadcasting service adopting MPEG2-TS as the media transport method on the contents of the broadcasting service adopting MMT as the media transport method. In any case, when the content of the broadcasting service adopting MPEG2-TS as the media transport method is controlled so as to superimpose the current time information provided by the broadcasting service adopting MMT as the media transport method. Also in the above, the current time information can be corrected by referring to the "delta" parameter of the time information in the TMCC extended information area, as described in [Time management of broadcast receiving device] in the first embodiment. It is possible.
また、メディアトランスポート方式としてMMTを採用した放送サービスとメディアトランスポート方式としてMPEG2−TSを採用した放送サービスの何れの場合においても、ネットワークを構成する各放送サービスが伝送するMH−TOTまたはTOTが送信側システムの不具合や伝送エラー等による誤りを有する可能性が考えられる。本実施例の放送受信装置800では、前記MH−TOTまたはTOTの前記誤りに対する対策として、受信中のサービスから取得したMH−TOTまたはTOTが誤りを有すると判断した場合には、同一ネットワークの他の放送サービスから、或いは、他のネットワークの任意の放送サービスから、MH−TOTまたはTOTを取得して現在時刻情報を参照することにより、内蔵クロックの時刻情報の更新処理を行うよう機能を有するものとする。
Further, in both cases of the broadcasting service adopting MMT as the media transport method and the broadcasting service adopting MPEG2-TS as the media transport method, the MH-TOT or TOT transmitted by each broadcasting service constituting the network is transmitted. It is possible that there is an error due to a malfunction of the transmitting system or a transmission error. In the
図26Bに、本実施例の放送受信装置800における、メディアトランスポート方式としてMPEG2−TSを採用した放送サービスを受信している際の、現在時刻情報の更新処理の一例を示す。なお、メディアトランスポート方式としてMMTを採用した放送サービスを受信している際であっても、同図に示した処理と同様の処理が可能である。
FIG. 26B shows an example of the update process of the current time information in the
本実施例の放送受信装置800において内蔵クロックの時刻情報を更新する場合、まず、受信機能実行部1102が現在受信中の放送サービス(メディアトランスポート方式としてMPEG2−TSを採用した放送サービス)のMPEG2−TSデータ列からTOTを取得し(S301)、更に、前記取得したTOTを参照することにより、現在時刻情報を取得する(S302)。次に、受信機能実行部1102はS302の処理で取得した前記現在時刻情報と内蔵クロックの時刻情報を比較する処理を行う。
When updating the time information of the built-in clock in the
前記比較処理の結果、S302の処理で取得した前記現在時刻情報と内蔵クロックの時刻情報の差が所定値以内(例えば、3分以内)の場合(S303:Yes)、受信機能実行部1102は、S302の処理で取得した前記現在時刻情報を以って、内蔵クロックの時刻情報の更新を行う(S306)。一方、前記比較処理の結果、S302の処理で取得した前記現在時刻情報と内蔵クロックの時刻情報の差が所定値以内ではない場合(S303:No)、或いは、S301で取得したTOTがデータ内にエラーがあることを示すフラグ等を有している場合、受信機能実行部1102は、同一ネットワーク内の他の放送サービスのMPEG2−TSデータ列からTOTを取得し、或いは、他のネットワークの任意の放送サービス(メディアトランスポート方式としてMMTを採用した放送サービス)のMMTデータ列からMH−TOTを取得し(S304)、更に、前記取得したTOTまたはMH−TOTから現在時刻情報を取得する(S305)。受信機能実行部1102は、S305の処理で取得した現在時刻情報を以って、再度S303の比較処理を行うようにすれば良い。
As a result of the comparison processing, when the difference between the current time information acquired in the processing of S302 and the time information of the built-in clock is within a predetermined value (for example, within 3 minutes) (S303: Yes), the reception
以上の処理により、本実施例の放送受信装置800は、受信中のサービスから取得したMH−TOTまたはTOTが誤りを有すると判断した場合には、同一ネットワークの他の放送サービスから、或いは、他のネットワークの任意の放送サービスから、MH−TOTまたはTOTを取得して現在時刻情報を参照することにより、内蔵クロックの時刻情報の更新処理を行うことが可能となる。
By the above processing, when the
なお、工場出荷後の初期設定時等、S304〜S305の処理の繰り返しで内蔵クロックの時刻情報との差が所定範囲内となる現在時刻情報を取得できなかった場合には、S302の処理で取得した現在時刻情報を以って、あらためて内蔵クロックの時刻情報を設定するようにすれば良い。このようにすれば、本実施例の放送受信装置800の内蔵クロックの時刻情報側に誤りがある場合も対応することが可能となる。
If the current time information that the difference from the time information of the built-in clock is within the predetermined range cannot be acquired by repeating the processes of S304 to S305, such as at the time of initial setting after factory shipment, it is acquired by the process of S302. The time information of the built-in clock may be set again based on the current time information. By doing so, it is possible to deal with the case where there is an error in the time information side of the built-in clock of the
[放送受信装置のEPG表示]
メディアトランスポート方式としてMMTを採用した放送サービスのイベントスケジュール情報はMH−EIT等により伝送される。一方、メディアトランスポート方式としてMPEG2−TSを採用した放送サービスのイベントスケジュール情報はMPEG−2システムに規定されたSIが備えるEIT(Event Information Table)等により伝送される。従って、一般的には、メディアトランスポート方式としてMMTを採用した放送サービスで提供される映像情報等の表示を行っている際には、前記MMTを採用した放送サービスのイベントスケジュール情報(MH−EIT)が取得可能であり、メディアトランスポート方式としてMPEG2−TSを採用した放送サービスで提供される映像情報等の表示を行っている際には、前記MPEG2−TSを採用した放送サービスのイベントスケジュール情報(EIT)が取得可能である。
[EPG display of broadcast receiver]
Event schedule information for broadcasting services that employ MMT as the media transport method is transmitted by MH-EIT or the like. On the other hand, the event schedule information of the broadcasting service adopting MPEG2-TS as the media transport method is transmitted by EIT (Event Information Table) or the like provided in SI defined in the MPEG-2 system. Therefore, in general, when displaying video information or the like provided by a broadcasting service that uses MMT as the media transport method, event schedule information (MH-EIT) of the broadcasting service that uses MMT is displayed. ) Is available, and when displaying video information, etc. provided by a broadcasting service that uses MPEG2-TS as the media transport method, event schedule information of the broadcasting service that uses MPEG2-TS. (EIT) can be obtained.
しかしながら、本実施例の放送受信装置800は、メディアトランスポート方式としてMMTを採用した放送サービスで提供される映像情報等の表示を行っている際にも、或いは、メディアトランスポート方式としてMPEG2−TSを採用した放送サービスで提供される映像情報等の表示を行っている際にも、前記MH−EITと前記EITの双方を取得可能とし、ユーザにとっての使い勝手を向上させている。
However, the
図27Aに、本実施例の放送受信装置800におけるEPG画面の一例を示す。図中、EPG画面162iはメディアトランスポート方式としてMMTを採用した放送サービスのMH−EITに基づいて作成されたEPG画面であり、『M1テレビ』、『M2放送』、『M3チャンネル』、『M4TV』、『テレビM5』等は、それぞれメディアトランスポート方式としてMMTを採用した放送サービスの放送局名称であるものとする。また、EPG画面162jはメディアトランスポート方式としてMPEG2−TSを採用した放送サービスのEITに基づいて作成されたEPG画面であり、『T6テレビ』、『T7放送』、『T8チャンネル』、『T9TV』、『テレビTA』等は、それぞれメディアトランスポート方式としてMPEG2−TSを採用した放送サービスの放送局名称であるものとする。
FIG. 27A shows an example of the EPG screen in the
例えば、ユーザがメディアトランスポート方式としてMMTを採用した放送サービスで提供される放送番組を視聴中に、図示を省略したリモコンを操作してEPG画面の表示を指示すると、EPG画面の初期画面(図示省略)が表示される。前記EPG画面の初期画面は、メディアトランスポート方式としてMMTを採用した放送サービスのMH−EITに基づいて作成されたEPG画面であり、『2014年10月7日(今日)』の『17時〜(現在時刻の近隣)』の各チャンネルの放送番組の詳細情報が表示される。次に、ユーザが『2014年10月9日』の『20時〜』の各チャンネルの放送番組の詳細情報を確認したいと所望し、図示を省略したリモコンを操作してEPG画面の更新を指示すると、EPG画面162iが表示される。
For example, when a user is instructing to display an EPG screen by operating a remote controller (not shown) while watching a broadcast program provided by a broadcasting service that employs MMT as a media transport method, the initial screen of the EPG screen (shown). Omitted) is displayed. The initial screen of the EPG screen is an EPG screen created based on the MH-EIT of the broadcasting service that adopts MMT as the media transport method, and is "17:00 ~" of "October 7, 2014 (today)". (Near the current time) ”is displayed with detailed information on the broadcast programs of each channel. Next, the user wants to check the detailed information of the broadcast program of each channel of "20: 00-" of "October 9, 2014", and instructs to update the EPG screen by operating the remote controller (not shown). Then, the
更に、ユーザがメディアトランスポート方式としてMPEG2−TSを採用した放送サービスで提供される放送番組の詳細情報を確認したいと所望し、図示を省略したリモコンを操作してネットワークの切り替えを指示すると、EPG画面162jが表示される。この際、本実施例の放送受信装置800においては、メディアトランスポート方式としてMPEG2−TSを採用した放送サービスのEITに基づいて作成されたEPG画面の初期画面(即ち、『2014年10月7日』の『17時〜』の各チャンネルの放送番組の詳細情報)ではなく、直前に表示されていたEPG画面162iと同日同時間帯(即ち、『2014年10月9日』の『20時〜』)の各チャンネルの放送番組の詳細情報を表示するように制御する。
Furthermore, when the user wants to check the detailed information of the broadcast program provided by the broadcast service that adopts MPEG2-TS as the media transport method and instructs to switch the network by operating the remote controller (not shown), the EPG. The
前述の制御により、ユーザは、メディアトランスポート方式の異なる複数のネットワークの同日同時間帯の放送番組に関する詳細情報を、簡便な操作で、連続的に、確認することが可能となる。即ち、放送受信装置800の使い勝手が向上する。
With the above-mentioned control, the user can continuously confirm detailed information about broadcast programs of the same day and the same time zone of a plurality of networks having different media transport methods by a simple operation. That is, the usability of the
図27Bは、本実施例の放送受信装置800におけるEPG画面の前述とは異なる一例を示す図である。EPG画面162kは、図27Aに示したEPG画面162iが表示された状態から、図示を省略したリモコンの操作により、チャンネル方向(横方向)にスクロールさせた状態を示している。即ち、図27Bに示した例では、EPG画面をチャンネル方向(横方向)にスクロールさせることにより、メディアトランスポート方式としてMMTを採用した放送サービスのMH−EITに基づいて作成されたチャンネル情報とメディアトランスポート方式としてMPEG2−TSを採用した放送サービスのEITに基づいて作成されたチャンネル情報とが、同一時間軸上でシームレスに表示される。
FIG. 27B is a diagram showing an example different from the above on the EPG screen in the
従って、ユーザがメディアトランスポート方式としてMMTを採用した放送サービスのMH−EITに基づいて作成されたチャンネル情報の確認中にメディアトランスポート方式としてMPEG2−TSを採用した放送サービスのEITに基づいて作成されたチャンネル情報を確認したいと所望した場合においても、図示を省略したリモコンの操作によるネットワークの切り替えの指示等を不要とすることができる。更に、ユーザは、メディアトランスポート方式の異なる複数のネットワークの同日同時間帯の放送番組に関する詳細情報を、同時に確認することが可能となる。即ち、放送受信装置800の使い勝手が向上する。
(実施例3)
Therefore, it is created based on the EIT of the broadcasting service that adopts MPEG2-TS as the media transport method while the user is checking the channel information created based on the MH-EIT of the broadcasting service that adopts MMT as the media transport method. Even when it is desired to confirm the channel information, it is possible to eliminate the need for an instruction to switch the network by operating a remote controller (not shown). Further, the user can simultaneously check detailed information about broadcast programs of the same day and the same time zone of a plurality of networks having different media transport methods. That is, the usability of the
(Example 3)
以下では、本発明の実施例3に関して説明する。なお、本実施例における構成および効果等は特に断りのない限り実施例1と同様であるものとする。このため、以下では、本実施例と実施例1との相違点を主に説明し、共通する点については重複を避けるため極力説明を省略する。 Hereinafter, Example 3 of the present invention will be described. Unless otherwise specified, the configuration and effects of this example shall be the same as those of Example 1. Therefore, in the following, the differences between the present embodiment and the first embodiment will be mainly described, and the common points will be omitted as much as possible in order to avoid duplication.
本実施例の放送受信装置100は、映像コンテンツの持つ色の輝度幅を拡大する技術であるHDR(High Dynamic Range)や色域の拡大に対応可能であるものとする。また、本実施例の放送受信装置100が対応するメディアトランスポート方式であるMMTでは、ユーザが使用するモニタ装置(本実施例における放送受信装置100等)においてコンテンツ製作者の意図通りの映像再現を可能とするために、番組コンテンツの符号化データと併せて前記HDRや色域拡大に係るコンテンツ情報を伝送可能であるものとする。
The
[システム構成]
本実施例におけるシステム構成は、基本的に、図1に示したシステム構成と同様であるものとする。なお、電波塔300tから送出される放送波に含まれる番組コンテンツの符号化データは、図28に示すように、撮影機器390cから出力されたコンテンツデータを、放送局サーバ300への一時的な蓄積処理を行わずに、符号化処理および変調処理等を適宜施して送出したものであっても良い。或いは、撮影機器390cから出力されたコンテンツデータを放送局サーバ300へ蓄積処理し、前記蓄積処理を行ったコンテンツデータに編集機器390eで種々の映像/音声の編集加工を施して、更に、符号化処理および変調処理等を適宜施して送出したものであっても良い。
[System configuration]
The system configuration in this embodiment is basically the same as the system configuration shown in FIG. As for the encoded data of the program content included in the broadcast wave transmitted from the
また、前記放送波には、番組コンテンツの符号化データや文字情報、その他のアプリケーション、汎用データ、等の他、前記番組コンテンツの輝度情報や前記番組コンテンツの作成/編集の際に使用した機器(撮影機器390c、編集機器390eのモニタ装置、等)の色再現性能等に関する情報を記載するコンテンツ情報記述子が、前記番組コンテンツに関する制御情報(コンテンツ情報)として、前述のMMT−SIの各メッセージ/テーブル/記述子と併せて送信されるものとする。
Further, the broadcast wave includes coded data and character information of the program content, other applications, general-purpose data, etc., as well as brightness information of the program content and a device used for creating / editing the program content ( The content information descriptor that describes information related to the color reproduction performance of the photographing
[コンテンツ情報記述子のデータ構造]
図29Aに、コンテンツ情報記述子のデータ構造の一例を示す。なお、コンテンツ情報記述子は、MPTまたはMH−EITに配置されて良い。コンテンツ情報記述子のデータ構造における各パラメータは、それぞれ、以下に説明する機能を有するものとする。
[Data structure of content information descriptor]
FIG. 29A shows an example of the data structure of the content information descriptor. The content information descriptor may be arranged in MPT or MH-EIT. Each parameter in the data structure of the content information descriptor shall have the function described below.
・『descriptor_tag(記述子タグ)』
記述子タグは、16ビットのフィールドで各記述子を一意に識別する機能を有するものとする。
・ "Descriptor_tag"
The descriptor tag shall have a function of uniquely identifying each descriptor in a 16-bit field.
・『descriptor_length(記述子長)』
記述子長は、このフィールドより後に続く各パラメータのデータバイトの総数を示すものとする。
・ "Descriptor_length (descriptor length)"
The descriptor length shall indicate the total number of data bytes for each parameter that follows this field.
・『component_tag(コンポーネントタグ)』
コンポーネントタグは、コンポーネントストリームを一意に識別するためのラベルであり、16ビットのフィールドで記述する。MH−ストリーム識別記述子に記述されたコンポーネントタグと同一の値とする。
・ "Component_tag (component tag)"
The component tag is a label for uniquely identifying the component stream, and is described by a 16-bit field. The value shall be the same as the component tag described in the MH-stream identification descriptor.
・『content_type(コンテンツタイプ)』
コンテンツタイプは、コンポーネントストリームに含まれる映像コンテンツのタイプを、図29Bに従って表す。このパラメータが『0』の場合、映像コンテンツは、編集機器390eで映像の編集加工を施されたもの(録画番組等)であることを示すものとする。このパラメータが『1』の場合、映像コンテンツは、編集機器390eで映像の編集加工を施されたもの(録画番組等)であり、かつ、このコンテンツがHDRに対応していることを示すものとする。このパラメータが『2』である場合、映像コンテンツは、撮影機器390cから出力されたコンテンツデータ(生中継番組等)であることを示すものとする。このパラメータが『3』である場合、映像コンテンツは、撮影機器390cから出力されたコンテンツデータ(生中継番組等)であり、かつ、このコンテンツがHDRに対応していることを示すものとする。更に、その他の分類をこのパラメータを用いて行っても良い。
・ "Content_type"
The content type represents the type of video content contained in the component stream according to FIG. 29B. When this parameter is "0", it is assumed that the video content is the one (recorded program or the like) that has been edited by the
・『source_primaries_rx(ソース機器原色色度座標(Rx))』
『source_primaries_ry(ソース機器原色色度座標(Ry))』
『source_primaries_gx(ソース機器原色色度座標(Gx))』
『source_primaries_gy(ソース機器原色色度座標(Gy))』
『source_primaries_bx(ソース機器原色色度座標(Bx))』
『source_primaries_by(ソース機器原色色度座標(By))』
・ "Source_primaries_rx (source device primary color chromaticity coordinates (Rx))"
"Source_primaries_ry (source device primary color chromaticity coordinates (Ry))"
"Source_primaries_gx (source device primary color chromaticity coordinates (Gx))"
"Source_primaries_gy (source device primary color chromaticity coordinates (Gy))"
"Source_primaries_bx (source device primary color chromaticity coordinates (Bx))"
"Source_primaries_by (source device primary color chromaticity coordinates (By))"
ソース機器原色色度座標は、ソース機器の色再現性能等に関する情報を示すパラメータであり、前記ソース機器が対応可能な色域をR(赤)/G(緑)/B(青)の各原色のCIE色度図(CIExy色度図)上における座標値で示すものとする。なお、前記ソース機器は、『content_type』パラメータが『0』または『1』の場合には編集機器390eのモニタ装置である。この場合、ソース機器原色色度座標は、前記編集機器390eのモニタ装置で表示可能な色域の色度座標値を示すものとする。また、『content_type』パラメータが『2』または『3』の場合には、前記ソース機器は撮影機器390cである。この場合、ソース機器原色色度座標は、前記撮影機器390cで出力可能な色域の色度座標値を示すものとする。
The source device primary color chromaticity coordinate is a parameter indicating information on the color reproduction performance of the source device, and the color gamut supported by the source device is the R (red) / G (green) / B (blue) primary colors. It shall be indicated by the coordinate values on the CIE chromaticity diagram (CIExy chromaticity diagram). The source device is a monitor device for the
前記CIE色度図上における各座標値は、それぞれ『0.000』〜『1.000』の範囲の値で示されるものとし、10ビットのフィールドで『0000000000b』〜『1111101000b』の範囲で記述されるものとする。例えば、図29Cに示すように、BT.709規格におけるR(赤)の色度座標値であれば、『x=0.640(1010000000b)』、『y=0.330(0101001010b)』となり、BT.2020規格におけるG(緑)の色度座標値であれば、『x=0.170(0010101010b)』、『y=0.797(1100011101b)』となる。 Each coordinate value on the CIE chromaticity diagram shall be indicated by a value in the range of "0.000" to "1.000", and shall be described in the range of "0000000000b" to "1111101000b" in a 10-bit field. It shall be done. For example, as shown in FIG. 29C, BT. If it is the chromaticity coordinate value of R (red) in the 709 standard, it becomes "x = 0.640 (101000000b)" and "y = 0.330 (0101001010b)", and BT. If it is the chromaticity coordinate value of G (green) in the 2020 standard, it becomes "x = 0.170 (0010101010b)" and "y = 0.797 (1100011101b)".
・『source_white_point_x(ソース機器白色色度座標(x))』
『source_white_point_y(ソース機器白色色度座標(y))』
ソース機器白色色度座標は、ソース機器の色再現性能等に関する情報を示すパラメータであり、前記ソース機器が対応可能な白色基準点のCIE色度図上における座標値を示すものとする。なお、前記ソース機器は、『content_type』パラメータが『0』または『1』の場合には編集機器390eのモニタ装置である。この場合、ソース機器白色色度座標は、前記編集機器390eのモニタ装置の白色基準点の色度座標値を示すものとする。また、『content_type』パラメータが『2』または『3』の場合には、前記ソース機器は撮影機器390cである。この場合、ソース機器白色色度座標は、前記撮影機器390cが出力可能な白色基準点の色度座標値を示すものとする。
・ "Source_white_point_x (source device white chromaticity coordinates (x))"
"Source_white_point_y (source device white chromaticity coordinates (y))"
The source device white chromaticity coordinate is a parameter indicating information on the color reproduction performance of the source device, and indicates the coordinate value on the CIE chromaticity diagram of the white reference point that the source device can handle. The source device is a monitoring device for the
前記CIE色度図上における各座標値は、それぞれ『0.0000』〜『1.0000』の範囲の値で示されるものとし、14ビットのフィールドで『00000000000000b』〜『10011100010000b』の範囲で記述されるものとする。例えば、図29Cに示したように、BT.709規格やBT.2020規格における白色基準点の色度座標値であれば、『x=0.3127(00110000110111b)』、『y=0.3290(00110011011010b)』となる。 Each coordinate value on the CIE chromaticity diagram shall be indicated by a value in the range of "0.00000" to "1.0000", and shall be described in the range of "00000000000000000b" to "100111100010000b" in a 14-bit field. It shall be done. For example, as shown in FIG. 29C, BT. 709 standard and BT. If it is the chromaticity coordinate value of the white reference point in the 2020 standard, it becomes "x = 0.3127 (00110000110111b)" and "y = 0.3290 (00110011011010b)".
・『source_luminance_max(ソース機器最大輝度)』
『source_luminance_min(ソース機器最小輝度)』
ソース機器最大輝度およびソース機器最小輝度は、ソース機器が対応可能な最大輝度および最小輝度に関する情報を示すパラメータである。なお、前記ソース機器は、『content_type』パラメータが『0』または『1』の場合には編集機器390eのモニタ装置である。この場合、ソース機器最大輝度およびソース機器最小輝度は、前記編集機器390eのモニタ装置で表示可能な輝度の最大値および最小値を示すものとする。また、『content_type』パラメータが『2』または『3』の場合には、前記ソース機器は撮影機器390cである。この場合、ソース機器最大輝度およびソース機器最小輝度は、前記撮影機器390cが出力可能な輝度の最大値および最小値を示すものとする。
・ "Source_luminance_max (maximum brightness of source equipment)"
"Source_luminance_min (minimum brightness of source equipment)"
The source device maximum brightness and the source device minimum brightness are parameters indicating information regarding the maximum brightness and the minimum brightness that the source device can support. The source device is a monitoring device for the
ソース機器最大輝度は、『1(cd/m2 :カンデラ/平方メートル)』〜『65535(cd/m2)』の範囲の値で示されるものとし、16ビットのフィールドで『0000h』〜『FFFFh』の範囲で記述されるものとする。ソース機器最小輝度は、『0.0001(cd/m2)』〜『6.5535(cd/m2)』の範囲の値で示されるものとし、16ビットのフィールドで『0000h』〜『FFFFh』の範囲で記述されるものとする。 The maximum brightness of the source device shall be indicated by a value in the range of "1 (cd / m 2 : candela / square meter)" to "65535 (cd / m 2 )", and "0000h" to "FFFFh" in a 16-bit field. It shall be described in the range of. The minimum brightness of the source device shall be indicated by a value in the range of "0.0001 (cd / m 2 )" to "6.5535 (cd / m 2 )", and "0000h" to "FFFFh" in a 16-bit field. It shall be described in the range of.
・『num_of_scene(シーン数)』
シーン数は、コンポーネントストリームに含まれる映像コンテンツを構成するシーン(チャプタ等と称しても良い)の数を示すものとする。シーン数が『1』の場合、このパラメータは記述を省略しても良い。
・ "Num_of_scene (number of scenes)"
The number of scenes indicates the number of scenes (which may be referred to as chapters or the like) constituting the video content included in the component stream. When the number of scenes is "1", the description of this parameter may be omitted.
・『scene_start_time(シーン開始時刻)』
シーン開始時刻は、シーン(チャプタ)の開始時刻を40ビットのフィールドで示すものとする。このフィールドの上位16ビットは修正ユリウス日(MJD)の下位16ビットを示し、下位24ビットは日本標準時(JST)の時分秒を六桁のBCD化符号で示す。シーン数が『1』の場合、このパラメータは記述を省略しても良い。
・ "Scene_start_time (scene start time)"
The scene start time shall indicate the start time of the scene (chapter) in a 40-bit field. The upper 16 bits of this field indicate the lower 16 bits of the modified Julian day (MJD), and the lower 24 bits indicate the hours, minutes, and seconds of Japan Standard Time (JST) in 6-digit BCD code. When the number of scenes is "1", the description of this parameter may be omitted.
・『scene_duration(シーン継続時間)』
シーン継続時間は、シーン(チャプタ)の継続時間を24ビットのフィールドで示すものとする。このフィールドは、継続時間の時分秒を六桁のBCD化符号で示す。シーン数が『1』の場合、このパラメータは記述を省略しても良い。
・ "Scene_duration (scene duration)"
The scene duration indicates the duration of the scene (chapter) in a 24-bit field. This field indicates the duration hour, minute, and second with a six-digit BCD code. When the number of scenes is "1", the description of this parameter may be omitted.
・『max_light_level_of_content(コンテンツ最大輝度)』
コンテンツ最大輝度は、各シーン(チャプタ)内における最大輝度を16ビットのフィールドで示すものとする。シーン数が『1』の場合、このパラメータはコンテンツ全体を通した輝度の最大値を示すものとなる。コンテンツ最大輝度は、『1(cd/m2)』〜『65535(cd/m2)』の範囲の値で示されるものとし、16ビットのフィールドで『0000h』〜『FFFFh』の範囲で記述されるものとする。
・ "Max_light_level_of_content (maximum content brightness)"
The content maximum brightness shall indicate the maximum brightness in each scene (chapter) in a 16-bit field. When the number of scenes is "1", this parameter indicates the maximum value of brightness throughout the content. The maximum content brightness shall be indicated by a value in the range of "1 (cd / m 2 )" to "65535 (cd / m 2 )", and shall be described in the range of "0000h" to "FFFFh" in a 16-bit field. It shall be done.
・『max_frame_ave_light_level(最大フレーム平均輝度)』
最大フレーム平均輝度は、各シーン(チャプタ)内におけるフレーム平均輝度の最大値を16ビットのフィールドで示すものとする。シーン数が『1』の場合、このパラメータはコンテンツ全体を通したフレーム平均輝度の最大値を示すものとなる。最大フレーム平均輝度は、『1(cd/m2)』〜『65535(cd/m2)』の範囲の値で示されるものとし、16ビットのフィールドで『0000h』〜『FFFFh』の範囲で記述されるものとする。
-"Max_frame_ave_light_level (maximum frame average brightness)"
The maximum frame average brightness shall indicate the maximum value of the frame average brightness in each scene (chapter) in a 16-bit field. When the number of scenes is "1", this parameter indicates the maximum value of the average frame brightness throughout the content. The maximum frame average brightness shall be indicated by a value in the range of "1 (cd / m 2 )" to "65535 (cd / m 2 )", and shall be in the range of "0000h" to "FFFFh" in a 16-bit field. It shall be described.
・『max_light_level_of_frame(フレーム内最大輝度)』
フレーム内最大輝度は、各フレーム内における最大輝度を16ビットのフィールドで示すものとする。フレーム内最大輝度は、『1(cd/m2)』〜『65535(cd/m2)』の範囲の値で示されるものとし、16ビットのフィールドで『0000h』〜『FFFFh』の範囲で記述されるものとする。
・ "Max_light_level_of_frame (maximum brightness in frame)"
The maximum in-frame brightness shall indicate the maximum in-frame brightness in a 16-bit field. The maximum brightness in the frame shall be indicated by a value in the range of "1 (cd / m 2 )" to "65535 (cd / m 2 )", and shall be in the range of "0000h" to "FFFFh" in a 16-bit field. It shall be described.
・『frame_average_light_level(フレーム内平均輝度)』
フレーム内平均輝度は、各フレームの平均輝度を16ビットのフィールドで示すものとする。フレーム内平均輝度は、『1(cd/m2)』〜『65535(cd/m2)』の範囲の値で示されるものとし、16ビットのフィールドで『0000h』〜『FFFFh』の範囲で記述されるものとする。
・ "Flame_average_light_level (average brightness in frame)"
The in-frame average brightness shall indicate the average brightness of each frame in a 16-bit field. The average brightness in the frame shall be indicated by a value in the range of "1 (cd / m 2 )" to "65535 (cd / m 2 )", and shall be in the range of "0000h" to "FFFFh" in a 16-bit field. It shall be described.
・『EOTF_identification(EOTF識別)』
EOTF(Electro−Optical Transfer Function)識別は、コンポーネントストリームに含まれる映像コンテンツの映像信号に施されたガンマ補正等の電気信号と光信号との変換特性(伝達特性)の種別を識別するものとする。例えば、図29Dに示す例では、このパラメータが『0』の場合、映像コンテンツは、BT.709準拠のディスプレイ特性のモニタ装置に適したガンマ補正が施されていることを示す。また、このパラメータが『2』の場合、映像コンテンツは、BT.2020準拠のディスプレイ特性のモニタ装置に適した10bit処理のガンマ補正が施されていることを示す。また、このパラメータが『3』の場合、映像コンテンツは、BT.2020準拠のディスプレイ特性のモニタ装置に適した12bit処理のガンマ補正が施されていることを示す。また、このパラメータが『4』の場合、映像コンテンツは、SMPTE2084準拠のディスプレイ特性のモニタ装置に適したガンマ補正が施されていることを示す。更に、その他の分類をこのパラメータを用いて行っても良い。また、前記『EOTF識別』パラメータは、カラリメトリの種別等が識別可能であって良い。なお、図29Dに示した電気信号と光信号の変換特性(伝達特性)の種別は一例であり、映像コンテンツの映像信号にその他の電気信号と光信号の変換特性(伝達特性)の処理を施し、その特性を前記『EOTF識別』パラメータで識別するようにしても良い。
・ "EOTF_identification (EOTF identification)"
EOTF (Electro-Optical Transfer Function) identification shall identify the type of conversion characteristics (transfer characteristics) between electrical and optical signals such as gamma correction applied to the video signal of the video content included in the component stream. .. For example, in the example shown in FIG. 29D, when this parameter is "0", the video content is BT. It shows that gamma correction suitable for a monitor device having 709 compliant display characteristics is applied. When this parameter is "2", the video content is BT. It shows that 10-bit processing gamma correction suitable for a monitor device with 2020-compliant display characteristics is applied. When this parameter is "3", the video content is BT. It shows that the gamma correction of 12-bit processing suitable for the monitor device of the display characteristic of 2020 is applied. Further, when this parameter is "4", it indicates that the video content has been subjected to gamma correction suitable for a monitor device having display characteristics conforming to SMPTE2084. Further, other classifications may be performed using this parameter. Further, the "EOTF identification" parameter may be capable of identifying the type of colorimetry and the like. The type of conversion characteristic (transfer characteristic) between the electric signal and the optical signal shown in FIG. 29D is an example, and the video signal of the video content is processed with other conversion characteristics (transmission characteristic) of the electric signal and the optical signal. , The characteristic may be identified by the above-mentioned "EOTF identification" parameter.
ここで、映像コンテンツと『EOTF識別』パラメータを受信した放送受信装置100は、前記映像コンテンツに関連付けられた『EOTF識別』パラメータを参照し、更に、前記映像コンテンツの表示を行うモニタ装置のディスプレイ特性を参照して、両者に基づいて適切な電気−光変換等の処理を行うことにより、前記モニタ装置に好適な状態で前記各映像コンテンツの表示を行うことが可能となる。例えば、前記映像コンテンツに関連付けられた『EOTF識別』パラメータで識別される伝達特性が、前記映像コンテンツの表示を行うモニタ装置のディスプレイ特性に対応するものである場合、表示処理において『EOTF識別』パラメータで識別される電気−光変換をそのまま行えば良い。また、前記映像コンテンツに関連付けられた『EOTF識別』パラメータで識別される伝達特性が、前記映像コンテンツの表示を行うモニタ装置のディスプレイ特性に対応するものでない場合、『EOTF識別』パラメータで識別される電気−光変換をそのまま行うのではなく、『EOTF識別』パラメータの識別に応じた電気信号と光信号との変換処理が施された映像信号を前記モニタ装置のディスプレイ特性に対応する電気−光変換の処理に適した映像信号に変換する変換処理を行った後に、前記モニタ装置のディスプレイ特性に対応する電気−光変換を行う表示処理を行うようにすれば良い。
Here, the
前述の、『EOTF識別』パラメータの識別に応じた電気信号と光信号との変換処理が施された映像信号を前記モニタ装置のディスプレイ特性に対応する電気−光変換の処理に適した映像信号に変換する変換処理に関して、以下に説明する。なお、以下では、前述の処理を伝達特性変換処理と称する。 The video signal subjected to the conversion processing between the electric signal and the optical signal according to the identification of the "EOTF identification" parameter described above is converted into a video signal suitable for the electric-optical conversion processing corresponding to the display characteristics of the monitor device. The conversion process to be converted will be described below. In the following, the above-mentioned process will be referred to as a transfer characteristic conversion process.
なお、『EOTF識別』パラメータに『2』、『3』、『4』の値を有する映像コンテンツは、表現可能な明暗の範囲や色域等が広いHDR映像コンテンツである。これに対し、『EOTF識別』パラメータに『0』の値を有する映像コンテンツは、表現可能な明暗の範囲や色域等がHDR映像コンテンツよりも狭いSDR(Standard Dynamic Range)映像コンテンツである。 The video content having the values of "2", "3", and "4" in the "EOTF identification" parameter is HDR video content having a wide range of light and darkness and a wide color gamut that can be expressed. On the other hand, the video content having a value of "0" in the "EOTF identification" parameter is an SDR (Standard Dynamic Range) video content in which the range of light and darkness that can be expressed, the color gamut, and the like are narrower than those of the HDR video content.
また、BT.2020準拠のディスプレイ特性の表示装置や、SMPTE2084準拠のディスプレイ特性の表示装置は、HDR対応表示装置と称することができる。これに対し、BT.709準拠のディスプレイ特性の表示装置はSDR対応表示装置と称することができる。更に、BT.709準拠のディスプレイ特性の表示装置であって、BT.2020やSMPTE2084などのHDRのディスプレイ特性に対応していない表示装置は、SDR対応表示装置の下位概念として、SDR対応表示装置(HDR非対応表示装置)と称しても良い。 In addition, BT. A 2020 compliant display characteristic display device and an SMPTE 2084 compliant display characteristic display device can be referred to as an HDR compatible display device. On the other hand, BT. A display device having display characteristics conforming to 709 can be referred to as an SDR-compatible display device. Furthermore, BT. It is a display device having display characteristics conforming to 709, and is a display device of BT. A display device that does not support HDR display characteristics such as 2020 and SMPTE 2084 may be referred to as an SDR compatible display device (HDR non-compatible display device) as a subordinate concept of the SDR compatible display device.
ここで、前記HDR映像コンテンツをBT.709準拠のディスプレイ特性のモニタ装置などのSDR対応表示装置(HDR非対応表示装置)に表示する際に、前記伝達特性変換処理を行わない場合、前記HDR映像コンテンツの有する広い明暗の範囲や色域等を前記モニタ装置で表現しきれず、輝度つぶれや色つぶれを有する見づらい表示画像になってしまう。即ち、この場合、前記伝達特性変換処理において、前記HDR映像コンテンツの有する広い明暗の範囲や色域等を前記モニタ装置で表現可能な明暗の範囲や色域等に収まるように変換する処理を行えば良い。当該処理は、明暗のダイナミックレンジ縮小変換、色域縮小変換と表現しても良い。また、表現可能な明暗の範囲や色域等が広いHDR映像コンテンツを表現可能な明暗の範囲や色域等が狭いSDR映像コンテンツに変換する処理であるので、HDR−SDR変換処理と表現しても良い。 Here, the HDR video content is referred to as BT. When displaying on an SDR compatible display device (non-HDR compatible display device) such as a monitor device having display characteristics conforming to 709, if the transmission characteristic conversion process is not performed, the wide brightness range and color gamut of the HDR video content are present. Etc. cannot be expressed by the monitor device, and the display image becomes difficult to see with brightness crushing and color crushing. That is, in this case, in the transmission characteristic conversion process, a process of converting a wide light-dark range, color gamut, etc. of the HDR video content so as to be within the light-dark range, color gamut, etc. that can be expressed by the monitor device is performed. Just do it. The processing may be expressed as a dynamic range reduction conversion of light and darkness and a color gamut reduction conversion. Further, since it is a process of converting HDR video content having a wide expressable light-dark range and color gamut into SDR video content having a narrow expressable light-dark range and color gamut, it is expressed as HDR-SDR conversion process. Is also good.
一方、『EOTF識別』パラメータに『0』の値を有する映像コンテンツは、表現可能な明暗の範囲や色域等が狭いSDR映像コンテンツである。前記SDR映像コンテンツをBT.2020準拠のディスプレイ特性のモニタ装置等のHDR対応表示装置に表示する際に、前記伝達特性変換処理を行わない場合、前記モニタ装置の有する広い明暗表示性能や色域表示性能等を充分に生かすことができない。即ち、この場合、前記伝達特性変換処理において、前記モニタ装置の有する広い明暗表示性能や色域表示性能等を充分に生かすことができるように前記SDR映像コンテンツに対して変換処理を行えば良い。当該処理は、明暗のダイナミックレンジ拡大変換、色域拡大変換と表現しても良い。また、表現可能な明暗の範囲や色域等が狭いSDR映像コンテンツを表現可能な明暗の範囲や色域等が広いHDR映像コンテンツに変換する処理であるので、SDR−HDR変換処理と表現しても良い。なお、当該SDR−HDR変換処理は必ずしも必要ではなく、前記SDR映像コンテンツをBT.2020準拠のディスプレイ特性のモニタ装置などのHDR対応表示装置に表示する際に、SDR−HDR変換処理を行わなくとも良い。この場合、明暗表示性能や色域表示性能はSDRのディスプレイ特性の範囲のままであるが輝度つぶれや色つぶれを有する見づらい表示画像となることはなく問題はない。 On the other hand, the video content having a value of "0" in the "EOTF identification" parameter is an SDR video content having a narrow expressable light-dark range, color gamut, and the like. The SDR video content is referred to as BT. When displaying on an HDR compatible display device such as a 2020 compliant display characteristic monitor device, if the transmission characteristic conversion process is not performed, the wide brightness / dark display performance, color gamut display performance, etc. of the monitor device should be fully utilized. I can't. That is, in this case, in the transmission characteristic conversion process, the conversion process may be performed on the SDR video content so that the wide light / dark display performance, color gamut display performance, and the like of the monitor device can be fully utilized. The processing may be expressed as a dynamic range expansion conversion of light and darkness and a color gamut expansion conversion. Further, since it is a process of converting SDR video content having a narrow expressable light-dark range and color gamut into HDR video content having a wide expressable light-dark range and color gamut, it is expressed as SDR-HDR conversion process. Is also good. The SDR-HDR conversion process is not always necessary, and the SDR video content is converted into BT. When displaying on an HDR compatible display device such as a monitor device having display characteristics conforming to 2020, it is not necessary to perform the SDR-HDR conversion process. In this case, the light / dark display performance and the color gamut display performance are still within the range of the display characteristics of the SDR, but there is no problem because the display image is not difficult to see with luminance crushing and color crushing.
なお、放送受信装置100が受信した映像コンテンツに『EOTF識別』パラメータが関連付けられておらず取得できない場合(もともと伝送されていない場合)、または放送受信装置100が受信した映像コンテンツに関連付けられた『EOTF識別』パラメータの値が伝送エラー等により取得できず判別できない場合の処理の例としては、以下の処理を行えば良い。
In addition, when the "EOTF identification" parameter is not associated with the video content received by the
第1の処理例としては、前記受信した映像コンテンツの『EOTF識別』パラメータの値を、例えば、『2』または『3』であるものとして扱うようにしても良い。即ち、『EOTF識別』パラメータの値が識別できない場合には、前記映像コンテンツをHDR映像コンテンツとして扱うようにすれば良い。このようにすれば、前記モニタ装置がBT.2020準拠のディスプレイ特性のモニタ装置などのHDR対応表示装置では前記伝達特性変換処理を行わないが、実際のコンテンツがHDR映像コンテンツであれば適切な表示がなされ、実際のコンテンツがSDR映像コンテンツであっても、明暗表示性能や色域表示性能はSDRのディスプレイ特性の範囲のままであるが輝度つぶれや色つぶれを有する見づらい表示画像となることはない。また、前記モニタ装置がBT.709準拠のディスプレイ特性のモニタ装置などのSDR対応表示装置(HDR非対応表示装置)である場合は、前記映像コンテンツをHDR映像コンテンツとして扱うことにより前記伝達特性変換処理を行うことになるが、実際のコンテンツがHDR映像コンテンツであれば適切にHDR−SDR変換処理がなされて表示され、実際のコンテンツがSDR映像コンテンツであっても、明暗表示性能や色域表示性能がSDRのディスプレイ特性の範囲よりも更に制限されてしまうが、少なくとも映像コンテンツの有する明暗の範囲や色域等を表現しきれない輝度つぶれや色つぶれのある見づらい表示映像になることは回避される。(実際のコンテンツがHDR映像コンテンツの場合にSDR−HDR変換処理を行ってしまう場合や、実際のコンテンツがHDR映像コンテンツの場合にSDR対応表示装置(HDR非対応表示装置)にHDR−SDR変換を行わずにそのまま表示する場合に、このような輝度つぶれや色つぶれのある見づらい表示映像が表示される可能性が生じるが、第1の処理例ではこの状況を回避できる。) As a first processing example, the value of the "EOTF identification" parameter of the received video content may be treated as, for example, "2" or "3". That is, when the value of the "EOTF identification" parameter cannot be identified, the video content may be treated as HDR video content. By doing so, the monitoring device can be BT. HDR-compatible display devices such as 2020-compliant display characteristic monitor devices do not perform the transmission characteristic conversion process, but if the actual content is HDR video content, appropriate display is performed, and the actual content is SDR video content. However, the light / dark display performance and the color gamut display performance are still within the range of the SDR display characteristics, but the display image is not difficult to see with brightness crushing or color crushing. In addition, the monitoring device is BT. In the case of an SDR compatible display device (non-HDR compatible display device) such as a monitor device having display characteristics conforming to 709, the transmission characteristic conversion process is actually performed by treating the video content as HDR video content. If the content is HDR video content, HDR-SDR conversion processing is appropriately performed and displayed, and even if the actual content is SDR video content, the light / dark display performance and color gamut display performance are within the range of SDR display characteristics. However, at least it is possible to avoid an unsightly display image having brightness crushing or color crushing that cannot fully express the light / dark range and color gamut of the video content. (When the SDR-HDR conversion process is performed when the actual content is HDR video content, or when the actual content is HDR video content, HDR-SDR conversion is performed on the SDR compatible display device (HDR non-compatible display device). If it is displayed as it is without performing it, there is a possibility that such a display image having brightness crushing or color crushing is displayed, but this situation can be avoided in the first processing example.)
以上説明した第1の処理例によれば、『EOTF識別』パラメータの値が識別できない場合には、前記映像コンテンツをHDR映像コンテンツとして扱うことにより、前記モニタ装置がHDR対応表示装置であってもSDR対応表示装置(HDR非対応表示装置)であっても、実際のコンテンツがHDR映像コンテンツであってもSDR映像コンテンツであっても、ユーザにとって問題の少ない映像表示が可能となる。 According to the first processing example described above, when the value of the "EOTF identification" parameter cannot be identified, the video content is treated as HDR video content, so that the monitor device is an HDR compatible display device. Even if it is an SDR compatible display device (HDR non-compatible display device), whether the actual content is HDR video content or SDR video content, it is possible to display a video with few problems for the user.
また、『EOTF識別』パラメータの値が取得できない場合(伝送されていない場合、伝送エラー等の場合、無効な値の場合を含む)の処理の別の第2の処理例として、映像コンポーネント記述子等が有する映像信号の解像度に関するパラメータを参照して、HDR映像コンテンツとして扱うか、SDR映像コンテンツとして扱うかを決定するようにしても良い。 In addition, as another second processing example of processing when the value of the "EOTF identification" parameter cannot be acquired (including the case of not being transmitted, the case of a transmission error, and the case of an invalid value), the video component descriptor. Etc. may be referred to the parameters related to the resolution of the video signal to determine whether to handle the HDR video content or the SDR video content.
例えば、『EOTF識別』パラメータの値が識別できない場合であっても、前記映像信号の解像度に関するパラメータが前記映像コンテンツの解像度が3840×2160画素或いは7680×4320画素等の高解像度コンテンツであることを示している場合には、HDR映像コンテンツであると判断しても良い。具体的には、『EOTF識別』パラメータの値が『2』または『3』であると解釈すれば良い。3840×2160画素或いは7680×4320画素の高解像度コンテンツは、今後HDR映像コンテンツとして準備される運用が多いと予想されるため、このような処理により確率的に適切な表示が行われやすくなる。 For example, even when the value of the "EOTF identification" parameter cannot be identified, the parameter relating to the resolution of the video signal is that the resolution of the video content is high resolution content such as 3840 × 2160 pixels or 7680 × 4320 pixels. If it is shown, it may be determined that it is HDR video content. Specifically, it may be interpreted that the value of the "EOTF identification" parameter is "2" or "3". Since it is expected that high-resolution contents of 3840 × 2160 pixels or 7680 × 4320 pixels will be prepared as HDR video contents in the future, such processing facilitates probabilistically appropriate display.
また、『EOTF識別』パラメータの値が識別できない場合であっても、前記映像信号の解像度に関するパラメータが前記映像コンテンツの解像度が1920×1080画素以下であることを示している場合には、SDR映像コンテンツであると判断しても良い。具体的には、『EOTF識別』パラメータの値が『0』であると解釈すれば良い。1920×1080画素以下の解像度のコンテンツは、既存のSDRコンテンツが多数存在するため、このような処理により確率的に適切な表示が行われやすくなる。 Even if the value of the "EOTF identification" parameter cannot be identified, if the parameter related to the resolution of the video signal indicates that the resolution of the video content is 1920 × 1080 pixels or less, the SDR video You may judge that it is content. Specifically, it may be interpreted that the value of the "EOTF identification" parameter is "0". Since a large number of existing SDR contents exist in the contents having a resolution of 1920 × 1080 pixels or less, such processing facilitates stochastically appropriate display.
以上説明した第2の処理例によれば、『EOTF識別』パラメータの値が識別できない場合に、前記解像度に関するパラメータを参照して判断することにより、確率的に適切な表示が行われやすくなる。 According to the second processing example described above, when the value of the "EOTF identification" parameter cannot be identified, the probabilistically appropriate display can be easily performed by making a determination with reference to the parameter related to the resolution.
次に、放送受信装置100が受信した映像コンテンツに関連付けられた『EOTF識別』パラメータの値が、図29Dの表においてディスプレイ特性との関係が用意されていない値である場合の処理について説明する。ここで、図29Dの表においてディスプレイ特性との関係が用意されていない値とは、図29Dの表における『EOTF識別』パラメータの値が『1』や『5』〜『15』のような将来のためのリザーブになっている値や想定していない値などが格納されている場合である。これらの値は無効な値と表現しても良い。このような無効の値(ディスプレイ特性との関係が用意されていない値)の場合も、上述の第1の処理例または第2の処理例の何れかを行うようにすれば、それぞれ同様の効果が得られる。
Next, processing when the value of the "EOTF identification" parameter associated with the video content received by the
以上説明した『EOTF識別』パラメータに応じた各種映像処理は、図7Aの構成図では、分離部132で分離したデータに基づく主制御部101の制御により制御された映像色域変換部142が行えば良い。
In the configuration diagram of FIG. 7A, the video color
ここで、番組の変わり目やチャンネル切り替えで、表示すべき映像コンテンツがHDR映像コンテンツとSDR映像コンテンツで切り替わる場合、図7Aの映像デコーダ141からのデコード映像がHDR映像コンテンツとSDR映像コンテンツとで切り替わるタイミングと、映像色域変換部142の映像処理がHDR映像コンテンツ用の処理とSDR映像コンテンツ用の処理とで切り替わるタイミングとが揃うことが理想的である。しかしながら、実際には少なからずタイミングのずれを生じることが考えられる。
Here, when the video content to be displayed is switched between the HDR video content and the SDR video content at the transition of the program or the channel switching, the timing at which the decoded video from the
SDR映像コンテンツに対してSDR−HDR変換処理を行うHDR対応表示装置において、HDR映像コンテンツからSDR映像コンテンツに切り替わる際に、映像色域変換部142の映像処理の切り替わるタイミングが、映像デコーダ141からのデコード映像の切り替わりタイミングよりも早くなってしまうと、HDR映像コンテンツにSDR−HDR変換処理を行ってしまう時間が生じ、輝度つぶれや色つぶれのある見づらい表示映像が表示される可能性が生じてしまう。よって、HDR映像コンテンツからSDR映像コンテンツに切り替わる際には、映像色域変換部142の映像処理の切り替わりタイミングが、映像デコーダ141からのデコード映像の切り替わりタイミングよりも遅くなるように主制御部101が映像デコーダ141と映像色域変換部142の処理タイミングを制御すれば良い。または、両者の切り替えが処理を開始する前に映像を黒表示などの映像ミュート状態とし、両者の切り替えが完了したあとに映像の黒表示などの映像ミュート状態を解除するように制御しても良い。
In an HDR compatible display device that performs SDR-HDR conversion processing on SDR video content, when switching from HDR video content to SDR video content, the timing at which the video processing of the video color
また、SDR映像コンテンツに対してSDR−HDR変換処理を行うHDR対応表示装置において、SDR映像コンテンツからHDR映像コンテンツに切り替わる際に、映像色域変換部142の映像処理の切り替わるタイミングが、映像デコーダ141からのデコード映像の切り替わりタイミングよりも遅くなってしまうと、HDR映像コンテンツにSDR−HDR変換処理を行ってしまう時間が生じ、輝度つぶれや色つぶれのある見づらい表示映像が表示される可能性が生じてしまう。よって、SDR映像コンテンツからHDR映像コンテンツに切り替わる際には、映像色域変換部142の映像処理の切り替わりタイミングが、映像デコーダ141からのデコード映像の切り替わりタイミングよりも早くなるように主制御部101が映像デコーダ141と映像色域変換部142の処理タイミングを制御すれば良い。または、両者の切り替えが処理を開始する前に映像を黒表示などの映像ミュート状態とし、両者の切り替えが完了したあとに映像の黒表示などの映像ミュート状態を解除するように制御しても良い。
Further, in an HDR compatible display device that performs SDR-HDR conversion processing on SDR video content, when switching from SDR video content to HDR video content, the timing at which the video processing of the video color
HDR映像コンテンツに対してHDR−SDR変換処理を行い、SDR映像コンテンツに対しては伝達特性変換処理を行わずに表示するSDR対応表示装置において、HDR映像コンテンツからSDR映像コンテンツに切り替わる際に、映像色域変換部142の映像処理の切り替わるタイミングが、映像デコーダ141からのデコード映像の切り替わりタイミングよりも早くなってしまうと、HDR映像コンテンツを伝達特性変換処理を行わずにそのままSDR対応表示装置に表示してしまう時間が生じ、輝度つぶれや色つぶれのある見づらい表示映像が表示される可能性が生じてしまう。よって、HDR映像コンテンツからSDR映像コンテンツに切り替わる際には、映像色域変換部142の映像処理の切り替わりタイミングが、映像デコーダ141からのデコード映像の切り替わりタイミングよりも遅くなるように主制御部101が映像デコーダ141と映像色域変換部142の処理タイミングを制御すれば良い。または、両者の切り替えが処理を開始する前に映像を黒表示などの映像ミュート状態とし、両者の切り替えが完了したあとに映像の黒表示などの映像ミュート状態を解除するように制御しても良い。
In an SDR compatible display device that performs HDR-SDR conversion processing on HDR video content and displays SDR video content without performing transmission characteristic conversion processing, when switching from HDR video content to SDR video content, the video If the timing of switching the video processing of the
HDR映像コンテンツに対してHDR−SDR変換処理を行い、SDR映像コンテンツに対しては伝達特性変換処理を行わずに表示するSDR対応表示装置において、SDR映像コンテンツからHDR映像コンテンツに切り替わる際に、映像色域変換部142の映像処理の切り替わるタイミングが、映像デコーダ141からのデコード映像の切り替わりタイミングよりも遅くなってしまうと、HDR映像コンテンツを伝達特性変換処理を行わずにそのままSDR対応表示装置に表示してしまう時間が生じ、輝度つぶれや色つぶれのある見づらい表示映像が表示される可能性が生じてしまう。よって、SDR映像コンテンツからHDR映像コンテンツに切り替わる際には、映像色域変換部142の映像処理の切り替わりタイミングが、映像デコーダ141からのデコード映像の切り替わりタイミングよりも早くなるように主制御部101が映像デコーダ141と映像色域変換部142の処理タイミングを制御すれば良い。または、両者の切り替えが処理を開始する前に映像を黒表示などの映像ミュート状態とし、両者の切り替えが完了したあとに映像の黒表示などの映像ミュート状態を解除するように制御しても良い。
In an SDR compatible display device that performs HDR-SDR conversion processing on HDR video content and displays SDR video content without performing transmission characteristic conversion processing, when switching from SDR video content to HDR video content, the video If the switching timing of the video processing of the
以上説明したようにデコード映像の切り替わりタイミングと伝達特性変換処理の切り替えのタイミングに関する処理を行うことにより、ユーザに対して輝度つぶれや色つぶれのある見づらい表示映像を提示することを回避することが可能となる。 As described above, by performing the processing related to the switching timing of the decoded video and the switching timing of the transmission characteristic conversion processing, it is possible to avoid presenting the user with a difficult-to-see display video with luminance or color collapse. It becomes.
以上説明したコンテンツ情報記述子内の『EOTF_identification』パラメータを用いた識別処理と各種映像処理に替えて、またはこれに加えて、符号化映像ストリーム内に前述の『EOTF_identification』パラメータと同様の識別を可能とするフラグを挿入し、前記挿入されたフラグを用いた識別処理と各種映像処理を行うようにしても良い。当該符号化映像ストリーム内フラグとしての『EOTF_identification』フラグを用いた場合の識別処理と各種映像処理は、前述のコンテンツ情報記述子内の『EOTF_identification』パラメータを用いた場合の識別処理と各種映像処理の説明において、コンテンツ情報記述子内の『EOTF_identification』パラメータを参照することに代替して、符号化映像ストリーム内に挿入された『EOTF_identification』フラグを参照することにより行えば良いので、詳細の説明を省略する。 Instead of or in addition to the identification process using the "EOTF_identification" parameter in the content information descriptor described above and various video processes, the same identification as the above-mentioned "EOTF_identification" parameter can be performed in the encoded video stream. It is also possible to insert a flag to be used and perform identification processing and various video processing using the inserted flag. The identification process and various video processes when the "EOTF_identification" flag as the flag in the coded video stream is used are the identification process and various video processes when the "EOTF_identification" parameter in the above-mentioned content information descriptor is used. In the description, instead of referring to the "EOTF_identification" parameter in the content information descriptor, it may be performed by referring to the "EOTF_identification" flag inserted in the encoded video stream, so detailed description is omitted. do.
ただし、符号化映像ストリーム内フラグとしての『EOTF_identification』フラグを、例えば、フレーム単位やGOP単位等で符号化映像ストリーム内に挿入すれば、アセット単位や番組単位で設定されるコンテンツ情報記述子内の『EOTF_identification』パラメータを用いた場合よりも細かい時間単位で、HDR映像コンテンツとSDR映像コンテンツとの切り替えと、各映像コンテンツに対応する各種映像処理の切り替えと、を実現することが可能となる。即ち、映像デコーダ141がフレーム単位やGOP単位等でHDR映像コンテンツとSDR映像コンテンツの切り替えを把握でき、更に、後段の映像色域変換部142がフレーム単位やGOP単位等でHDR映像コンテンツとSDR映像コンテンツの識別情報を参照することが可能となるので、映像色域変換部142における映像処理の切り替えタイミングの同期精度もコンテンツ情報記述子内の『EOTF_identification』パラメータを用いる場合に比べて向上するという効果がある。
However, if the "EOTF_identification" flag as a flag in the coded video stream is inserted into the coded video stream in units of frames, GOP, etc., for example, in the content information descriptor set in units of assets or programs. It is possible to switch between HDR video content and SDR video content and to switch various video processes corresponding to each video content in finer time units than when the "EOTF_information" parameter is used. That is, the
また、符号化映像ストリーム内の『EOTF_identification』フラグの伝送とコンテンツ情報記述子内の『EOTF_identification』パラメータの伝送とを併用する場合は、符号化映像ストリーム内の『EOTF_identification』フラグを用いた識別処理は映像色域変換部142の映像処理の切り替えに用いて、コンテンツ情報記述子内の『EOTF_identification』パラメータは、例えば、番組単位で番組表での表示や番組情報の表示において当該番組がHDR映像コンテンツ番組かSDR映像コンテンツ番組か等をユーザに伝えるための表示用に用いれば、より好適に両者の識別情報を使い分けることができる。
When the transmission of the "EOTF_identification" flag in the coded video stream and the transmission of the "EOTF_identification" parameter in the content information descriptor are used together, the identification process using the "EOTF_identification" flag in the coded video stream is performed. The "EOTF_identification" parameter in the content information descriptor used for switching the video processing of the video color
また、符号化映像ストリーム内の『EOTF_identification』フラグの伝送とコンテンツ情報記述子内の『EOTF_identification』パラメータの伝送とを併用する場合で、前記両者の識別情報に不整合がある場合の処理としては、以下が考えられる。第一の処理例としては、符号化映像ストリーム内の『EOTF_identification』フラグを優先的に使用する例である。この場合は、前述のようなHDR映像コンテンツとSDR映像コンテンツとの切り替えを、対応する映像処理の切り替えタイミングと精度良く同期可能であるという利点がある。第二の処理例としては、コンテンツ情報記述子内の『EOTF_identification』パラメータを優先的に使用する例である。この場合は、符号化映像ストリームを参照することなく迅速に前記伝達特性等の識別が可能であるという利点がある。 Further, in the case where the transmission of the "EOTF_identification" flag in the encoded video stream and the transmission of the "EOTF_identification" parameter in the content information descriptor are used in combination, the processing when the identification information of the two is inconsistent is performed. The following can be considered. As a first processing example, the "EOTF_identification" flag in the coded video stream is preferentially used. In this case, there is an advantage that the switching between the HDR video content and the SDR video content as described above can be accurately synchronized with the switching timing of the corresponding video processing. As a second processing example, the "EOTF_identification" parameter in the content information descriptor is preferentially used. In this case, there is an advantage that the transmission characteristics and the like can be quickly identified without referring to the coded video stream.
なお、前述のコンテンツ情報記述子は、図29Aに示したものと異なるデータ構造を有していても良い。例えば、前記各パラメータと異なる別のパラメータを更に備えていても良いし、前記各パラメータの全てを備えなくとも良い。また、前記各パラメータは、異なる名称を用いていても良い。また、前記各パラメータは、必ずしも1つの記述子に記述される必要はなく、例えば、二つの異なる記述子に分けて記述されても良い。また、前記各パラメータは、記述子に記述されてテーブルに配置されても良いし、テーブルに直接記述されていても良い。 The content information descriptor described above may have a data structure different from that shown in FIG. 29A. For example, another parameter different from each of the above parameters may be further provided, or all of the above-mentioned parameters may not be provided. Moreover, each parameter may use a different name. Further, each of the parameters does not necessarily have to be described in one descriptor, and may be described in two different descriptors, for example. Further, each of the parameters may be described in a descriptor and arranged in a table, or may be described directly in a table.
[放送受信装置のEPG表示]
本実施例の放送受信装置100においても、実施例1と同様に、MH−EIT等を参照してサービスIDによる識別を行うことにより、各イベント(放送番組)の開始時間や放送時間等の情報を取得してEPG画面を作成することが可能であり、前記作成したEPGを映像合成部161で映像情報等に重畳してモニタ部162に表示することが可能であるものとする。
[EPG display of broadcast receiver]
Similarly to the first embodiment, the
更に、本実施例の放送受信装置100においては、前記コンテンツ情報記述子の『content_type』パラメータ等を参照し、各放送番組の映像コンテンツのタイプが『1』または『3』の場合には、図30に示すように、前記放送番組がHDRに対応した番組であることを示す属性を表す記号等を表示するようにしても良い。前記属性を表す記号等とは、例えば、HDRに対応した放送番組であることを示す記号/文字であっても良いし、HDRに対応した放送番組であることを意味する『HDR』を記号化した印162a5であっても良い。前記属性を表す記号等は、詳細情報162a1のタイトル領域162a2に表示されて良い。或いは、詳細情報162a1にカーソルを合わせた場合に、ポップアップで表示されるようにしても良い。その他の方法で表示されても良い。
Further, in the
また、前記コンテンツ情報記述子が、前記放送番組の映像コンテンツがHDRに対応しているか否かを示すパラメータである『HDR_flag』等を別途有している場合には、前記『HDR_flag』パラメータを参照することにより、前記放送番組がHDRに対応した番組であることを示す属性を表す記号等を表示するか否かの制御を行うようにしても良い。なお、前記『HDR_flag』パラメータの名称は一例であり、異なる名称を用いても良い。 If the content information descriptor separately has "HDR_flag" or the like, which is a parameter indicating whether or not the video content of the broadcast program is compatible with HDR, refer to the "HDR_flag" parameter. By doing so, it may be possible to control whether or not to display a symbol or the like indicating an attribute indicating that the broadcast program is a program corresponding to HDR. The name of the "HDR_flag" parameter is an example, and different names may be used.
また、前記コンテンツ情報記述子の『source_luminance_max』パラメータや『max_light_level_of_content』パラメータや『max_light_level_of_frame』パラメータ等の全て或いは何れかが所定値(例えば、『100(cd/m2)』等)を超える場合に、前記放送番組がHDRに対応した番組であることを示す属性を表す記号等を表示するように制御を行っても良い。 Further, when all or any of the "source_luminance_max" parameter, the "max_light_level_of_content" parameter, the "max_light_level_of_frame" parameter, etc. of the content information descriptor exceeds a predetermined value (for example, "100 (cd / m 2 )"). Control may be performed so as to display a symbol or the like indicating an attribute indicating that the broadcast program is a program corresponding to HDR.
なお、前記コンテンツ情報記述子の『content_type』パラメータ等を参照し、各放送番組の映像コンテンツのタイプが『1』または『3』の場合であっても、或いは、前記コンテンツ情報記述子の『source_luminance_max』パラメータや『max_light_level_of_content』パラメータや『max_light_level_of_frame』パラメータ等の全て或いは何れかが所定値(例えば、『100(cd/m2)』等)を超える場合であっても、放送受信装置100のモニタ部162がHDRに対応していなければ、前記HDRに対応した放送番組であることを示す記号/文字や前記HDRに対応した放送番組であることを意味する『HDR』を記号化した印162a5は表示しないように制御を行っても良い。
In addition, even when the type of the video content of each broadcast program is "1" or "3" by referring to the "content_type" parameter of the content information descriptor, or "source_luminance_max" of the content information descriptor. Even if all or any of the parameters such as the "max_light_level_of_content" parameter and the "max_light_level_of_frame" parameter exceeds a predetermined value (for example, "100 (cd / m 2 )"), the monitor unit of the
また、本実施例の放送受信装置100が、前記コンテンツ情報記述子の『EOTF_identification』パラメータを参照し、各放送番組の映像コンテンツに施されたガンマ補正の種別が放送受信装置100のモニタ部162のディスプレイ特性で対応可能な種別である場合には、前記放送番組が正しい輝度表現で表示可能な番組であることを示す属性を表す記号等を表示するようにしても良い。前記属性を表す記号等とは、例えば、正しい輝度表現で表示可能な番組であることを示す記号/文字であっても良いし、正しい輝度表現で表示可能な番組であることを意味する『True Contrast』を記号化した印162a6であっても良い。なお、前述の、各放送番組の映像コンテンツに施されたガンマ補正の種別が放送受信装置100のモニタ部162のディスプレイ特性で対応可能な種別である場合とは、例えば、映像コンテンツに係る『EOTF_identification』パラメータが『0』であり、放送受信装置100のモニタ部162のディスプレイ特性がBT.709に準拠している場合、等である。
Further, the
前述のような属性を表す記号等をEPG画面162aの詳細情報162a1に表示することにより、ユーザはEPG画面162aに表示されている各放送番組が、HDRに対応しているか否か、正しい輝度表現で表示可能な番組であるか否か、等を簡単に把握することが可能となる。
By displaying the symbols and the like representing the attributes as described above on the detailed information 162a1 of the
[放送受信装置の色域変換処理]
本実施例において、録画番組である映像コンテンツは、図28に示したように、編集機器390eで映像/音声の編集加工を施されているものとする。即ち、映像コンテンツの提供者は、編集機器390eのモニタ装置で確認しながら映像コンテンツの編集加工を行っており、従って、前記映像コンテンツは編集機器390eのモニタ装置が有する色再現性能の下において好適な表示が行われるものとなっている可能性が高い。一方、ユーザが前記映像コンテンツの視聴に使用するモニタ装置である放送受信装置100のモニタ部162も、生産メーカや型式毎に異なる色再現性能を有することが一般的である。この場合、前記編集機器390eのモニタ装置が有する色再現性能と放送受信装置100のモニタ部162が有する色再現性能とが大きく異なると、放送受信装置100のモニタ部162上に前記映像コンテンツを表示する際に、映像コンテンツの提供者が意図した映像表現を正しく行えないという問題が発生する可能性が考えられる。
[Color gamut conversion process of broadcast receiver]
In this embodiment, it is assumed that the video content, which is a recorded program, has been edited by the
即ち、本実施例の放送システムでは、前述のように、MMT−SIの記述子としてコンテンツ情報記述子の送信を行っている。このコンテンツ情報記述子には、ソース機器の色再現性能に関する情報を示すパラメータとして、前記ソース機器が対応可能な色域のR/G/Bの各原色および白色基準点のCIE色度図上における座標値が示されている。 That is, in the broadcasting system of this embodiment, as described above, the content information descriptor is transmitted as the descriptor of the MMT-SI. In this content information descriptor, as parameters indicating information on the color reproduction performance of the source device, the R / G / B primary colors of the color gamut that the source device can handle and the white reference point on the CIE chromaticity diagram. Coordinate values are shown.
また、本実施例の放送受信装置100は、ストレージ部110の各種情報記憶領域に、モニタ部162の色再現性能に関する情報を示すパラメータとして、モニタ部162が対応可能な色域のR/G/Bの各原色および白色基準点のCIE色度図上における座標値を記憶しているものとする。前記状況で、前記コンテンツ情報記述子に記述された前記ソース機器が対応可能な色域のR/G/Bの各原色および白色基準点の座標が、それぞれ、図31Aに示すように、R0/G0/B0およびW0であり、ストレージ部110の各種情報記憶領域に記憶されたモニタ部162が対応可能な色域のR/G/Bの各原色および白色基準点の座標が、それぞれ、R1/G1/B1およびW1である場合、特に前記ソース機器が対応可能な色域であるR0/G0/B0で構成される領域のうちの、モニタ部162が対応可能な色域であるR1/G1/B1で構成される領域と重ならない部分が、前記モニタ部162で正しく表示されない可能性を有する領域である。
Further, in the
本実施例の放送受信装置100は、前述の問題を解決するために、前記コンテンツ情報記述子に記述された前記ソース機器が対応可能な色域とストレージ部110の各種情報記憶領域に記憶されたモニタ部162が対応可能な色域との間にずれがある場合に、前記映像コンテンツの映像データをモニタ部162での表示に好適な映像データに変換する色域変換処理機能を備えるものとする。以下では、放送受信装置100が備える前記色域変換機能に関して説明を行う。
In order to solve the above-mentioned problem, the
本実施例の放送受信装置100が備える前記色域変換処理機能は、即ち、前記映像データが有する色域(図31Aに示した前記ソース機器が対応可能な色域であるR0/G0/B0で構成される領域と同等)をモニタ部162の色再現性能に基づく色域(図31Aに示したR1/G1/B1で構成される領域)に対応可能なように変換する機能である。
The color gamut conversion processing function included in the
本実施例の放送受信装置100が備える前記色域変換処理機能は、前記映像データが有する色域を、前記コンテンツ情報記述子に記述された前記ソース機器が対応可能な色域のR/G/Bの各原色の座標値とストレージ部110の各種情報記憶領域に記憶された前記モニタ部162が対応可能な色域のR/G/Bの各原色の座標値とを参照することにより、前記モニタ部162での正しい色再現が可能なように変換するものであって良い。
The color gamut conversion processing function provided in the
なお、線分R0/G0上(若しくはその近傍領域)では、前記ソース機器が対応可能な色域のR/Gの原色座標値と前記モニタ部162が対応可能な色域のR/Gの原色の座標値のみを参照することにより、色域変換処理を行う様にしても良い。線分G0/B0上(若しくはその近傍領域)では、前記ソース機器が対応可能な色域のG/Bの原色の座標値と前記モニタ部162が対応可能な色域のG/Bの原色の座標値のみを参照することにより、色域変換処理を行う様にしても良い。線分R0/B0上(若しくはその近傍領域)では、前記ソース機器が対応可能な色域のR/Bの原色の座標値と前記モニタ部162が対応可能な色域のR/Bの原色の座標値のみを参照することにより、色域変換処理を行う様にしても良い。
On the line segment R0 / G0 (or a region in the vicinity thereof), the R / G primary color coordinate values in the color gamut that the source device can handle and the R / G primary colors in the color gamut that the
或いは、図31Bに示すように、前記映像データが有する色域を三つの領域に分割して、分割領域毎に色域変換処理を異ならせても良い。例えば、前記映像データが有する色域のうちのR0/G0/W0で構成される領域では、前記ソース機器が対応可能な色域のR/Gの各原色および白色基準点の座標値と前記モニタ部162が対応可能な色域のR/Gの各原色および白色基準点の座標値とを参照することにより、色域変換処理を行う。前記映像データが有する色域のうちのG0/B0/W0で構成される領域では、前記ソース機器が対応可能な色域のG/Bの各原色および白色基準点の座標値と前記モニタ部162が対応可能な色域のG/Bの各原色および白色基準点の座標値とを参照することにより、色域変換処理を行う。前記映像データが有する色域のうちのR0/B0/W0で構成される領域では、前記ソース機器が対応可能な色域のR/Bの各原色および白色基準点の座標値と前記モニタ部162が対応可能な色域のR/Bの各原色および白色基準点の座標値とを参照することにより、色域変換処理を行う。
Alternatively, as shown in FIG. 31B, the color gamut of the video data may be divided into three regions, and the color gamut conversion process may be different for each divided region. For example, in the region composed of R0 / G0 / W0 in the color gamut of the video data, the coordinate values of the R / G primary colors and the white reference points in the color gamut that the source device can handle and the monitor. The color gamut conversion process is performed by referring to each primary color of R / G and the coordinate value of the white reference point, which can be handled by
また、前記分割領域毎に色域変換処理を異ならせる場合、更に、線分R0/W0上(若しくはその近傍領域)では、前記ソース機器が対応可能な色域のRの原色および白色基準点の座標値と前記モニタ部162が対応可能な色域のRの原色および白色基準点の座標値のみを参照することにより、色域変換処理を行う様にしても良い。線分G0/W0上(若しくはその近傍領域)では、前記ソース機器が対応可能な色域のGの原色および白色基準点の座標値と前記モニタ部162が対応可能な色域のGの原色および白色基準点の座標値のみを参照することにより、色域変換処理を行う様にしても良い。線分B0/W0上(若しくはその近傍領域)では、前記ソース機器が対応可能な色域のBの原色および白色基準点の座標値と前記モニタ部162が対応可能な色域のBの原色および白色基準点の座標値のみを参照することにより、色域変換処理を行う様にしても良い。
Further, when the color gamut conversion process is different for each divided region, further, on the line segment R0 / W0 (or a region in the vicinity thereof), the primary color of R and the white reference point of the color gamut that the source device can handle. The color gamut conversion process may be performed by referring only to the coordinate values and the coordinate values of the R primary color and the white reference point in the color gamut that the
前記色域変換処理の一例を、図31Cを用いて説明する。同図において、R0、G0、B0は、前記コンテンツ情報記述子に記述された前記ソース機器が対応可能な色域のR/G/Bの各原色の座標であり、それぞれ(R0x,R0y)、(G0x,G0y)、(B0x,B0y)の座標値を有するものとする。また、R1、G1、B1は、ストレージ部110の各種情報記憶領域に記憶された前記モニタ部162が対応可能な色域のR/G/Bの各原色の座標であり、それぞれ(R1x,R1y)、(G1x,G1y)、(B1x,B1y)の座標値を有するものとする。また、P0は、前記映像コンテンツの所定の色域データであり、(P0x,P0y)の座標値を有するものとする。この場合、前記P0の色域データは、前記色域変換処理により、P1に示す色域データに変換される。なお、P1は、(P1x,P1y)の座標値を有するものとし、下記に一例を示す前記色域変換処理の演算式により算出される。
An example of the color gamut conversion process will be described with reference to FIG. 31C. In the figure, R0, G0, and B0 are the coordinates of each primary color of R / G / B in the color gamut that the source device described in the content information descriptor can handle, respectively (R0x, R0y). It is assumed that the coordinate values are (G0x, G0y) and (B0x, B0y). Further, R1, G1 and B1 are coordinates of each primary color of R / G / B in a color gamut that can be handled by the
<色域変換処理の演算式の例>
P1=αR1+βG1+γB1
ただし、
α={(G0y-B0y)(P0x-B0x)+(B0x-G0x)(P0y-B0y)}/{(G0y-B0y)(R0x-B0x)
+(B0x-G0x)(R0y-B0y)}
β={(B0y-R0y)(P0x-B0x)+(R0x-B0x)(P0y-B0y)}/{(G0y-B0y)(R0x-B0x)
+(B0x-G0x)(R0y-B0y)}
γ=1-α-β
<Example of calculation formula for color gamut conversion processing>
P1 = αR1 + βG1 + γB1
However,
α = {(G0y-B0y) (P0x-B0x) + (B0x-G0x) (P0y-B0y)} / {(G0y-B0y) (R0x-B0x)
+ (B0x-G0x) (R0y-B0y)}
β = {(B0y-R0y) (P0x-B0x) + (R0x-B0x) (P0y-B0y)} / {(G0y-B0y) (R0x-B0x)
+ (B0x-G0x) (R0y-B0y)}
γ = 1-α-β
なお、前記演算式は、映像コンテンツが有する色域の領域内の全ての色域データの色域変換処理を、前記コンテンツ情報記述子に記述された前記ソース機器が対応可能な色域のR/G/Bの各原色の座標値とストレージ部110の各種情報記憶領域に記憶された前記モニタ部162が対応可能な色域のR/G/Bの各原色の座標値とを参照することにより行う場合の例である。前記映像データが有する色域を三つの領域に分割して、分割領域毎に色域変換処理を異ならせる場合であっても同様な演算が可能である。(ただし、参照するパラメータは異なる。)また、前記演算式は重心座標系を用いた公知の演算式であるため、前記演算式の導出に係る詳細の説明は省略する。また、前記演算式はあくまでも一例であり、異なる演算式を用いて前記P1の座標値の算出を行っても良い。
In the calculation formula, the color gamut conversion process of all the color gamut data in the color gamut area of the video content can be handled by the source device described in the content information descriptor. By referring to the coordinate values of each primary color of G / B and the coordinate values of each primary color of R / G / B in the color gamut supported by the
また、前記映像コンテンツが有する色域の領域の全てが、モニタ装置(放送受信装置100等)が対応可能な色域の領域内に含まれる場合には、前記色域変換処理を行わなくとも良い。例えば、映像コンテンツが有する色域が、図29Cに示したBT.709系の色域と同等であり、モニタ装置(放送受信装置100等)が対応可能な色域が、同BT.2020系の色域と同等である場合、前記BT.709系の色域の領域の全てが前記BT.2020系の色域の領域内に含まれるため、前記色域変換処理を行う必要はない。即ち、モニタ装置(放送受信装置100等)は、映像コンテンツの有する全ての色域データを表示可能であるからである。
Further, when the entire color gamut area of the video content is included in the color gamut area supported by the monitoring device (broadcast receiving
以上説明したように、本実施例の放送受信装置100の色域変換処理機能によれば、前記ソース機器が有する色再現性能と放送受信装置100のモニタ部162が有する色再現性能とが異なっている場合であっても、放送受信装置100のモニタ部162上に前記映像コンテンツを表示する際に、前記映像コンテンツを好適に表示することが可能となる。
As described above, according to the color gamut conversion processing function of the
[放送受信装置の輝度調整処理]
本実施例の放送受信装置100は、図32に示すような、画質調整項目を備えているものとする。前記各画質調整項目は、それぞれ、ユーザの操作により、ユーザの好みに応じた調整を可能とする。一方、前記画質調整項目のうち輝度調整に関する項目においては、前記コンテンツ情報記述子の記述を参照した自動輝度調整が可能であって良い。以下では、前記自動輝度調整の処理に関して説明を行う。
[Broadcast receiver brightness adjustment process]
It is assumed that the
本実施例の放送受信装置100では、前記コンテンツ情報記述子の、(1)『source_luminance_max』パラメータおよび『source_luminance_min』パラメータを参照して自動輝度調整を行う、(2)『max_light_level_of_content』パラメータおよび『source_luminance_min』パラメータを参照して自動輝度調整を行う、(3)『max_light_level_of_content』パラメータのみを参照して自動調整を行う、ことが可能であるものとする。
In the
本実施例の放送受信装置100は、ストレージ部110の各種情報記憶領域に、モニタ部162の輝度表示性能に関する情報を示すパラメータとして、モニタ部162で表示可能な輝度の最大値および最小値を記憶しているものとする。
The
前記(1)の方式の自動輝度調整は、前記コンテンツ情報記述子に記述された『source_luminance_max』パラメータと『source_luminance_min』パラメータ、および、ストレージ部110の各種情報記憶領域に記憶されたモニタ部162で表示可能な輝度の最大値/最小値を参照して行うものである。
The automatic luminance adjustment of the method (1) is displayed by the "reference_luminance_max" parameter and the "reference_luminance_min" parameter described in the content information descriptor, and the
即ち、図33Aに示すように、前記『source_luminance_max』パラメータに示される輝度レベルが前記モニタ部162で表示可能な輝度の最大値の輝度レベルに概略一致するように、かつ、前記『source_luminance_min』パラメータに示される輝度レベルが前記モニタ部162で表示可能な輝度の最小値の輝度レベルに概略一致するように、映像コンテンツの輝度表現範囲の変換処理を行うものである。前記輝度表現範囲の変換処理を行うことにより、ユーザは、コンテンツ提供者がコンテンツの編集加工に使用した編集機器390eのモニタ装置と同様の輝度表現をなされた映像コンテンツを放送受信装置100のモニタ部162で視聴することが可能となる。
That is, as shown in FIG. 33A, the brightness level indicated by the “source_luminance_max” parameter substantially matches the brightness level of the maximum value of the brightness that can be displayed by the
前記(2)の方式の自動輝度調整は、前記コンテンツ情報記述子に記述された『max_light_level_of_content』パラメータと『source_luminance_min』パラメータ、および、ストレージ部110の各種情報記憶領域に記憶されたモニタ部162で表示可能な輝度の最大値/最小値を参照して行うものである。
The automatic brightness adjustment of the method (2) is displayed by the "max_light_level_of_content" parameter and the "reference_luminance_min" parameter described in the content information descriptor, and the
即ち、図33Bに示すように、前記『max_light_level_of_content』パラメータに示される輝度レベルが前記モニタ部162で表示可能な輝度の最大値の輝度レベルに概略一致するように、かつ、前記『source_luminance_min』パラメータに示される輝度レベルが前記モニタ部162で表示可能な輝度の最小値の輝度レベルに概略一致するように、映像コンテンツの輝度表現範囲の変換処理を行うものである。前記輝度表現範囲の変換処理を行うことにより、ユーザは、放送受信装置100のモニタ部162が有するコントラスト性能を充分に生かして映像コンテンツの視聴を行うことが可能となる。
That is, as shown in FIG. 33B, the brightness level indicated by the "max_light_level_of_content" parameter substantially matches the brightness level of the maximum value of the brightness that can be displayed by the
なお、前記コンテンツ情報記述子が、各シーン(チャプタ)内における最少輝度を示すパラメータ(例えば、『min_light_level_of_content(コンテンツ最小輝度)』等)を更に有している場合、前記『source_luminance_min』パラメータに代替して前記『min_light_level_of_content』パラメータを参照すれば、放送受信装置100のモニタ部162が有するコントラスト性能を更に有効に活用することが可能となる。
If the content information descriptor further has a parameter indicating the minimum brightness in each scene (chapter) (for example, "min_light_level_of_content (content minimum brightness)"), the content information descriptor is replaced with the "source_luminance_min" parameter. By referring to the “min_light_level_of_content” parameter, the contrast performance of the
また、前記(2)の方式における輝度表現範囲の変換処理は、『num_of_scene』パラメータが『1』でない場合、シーン(チャプタ)毎に参照するパラメータを変えて行う様にしても良い。この場合、シーン(チャプタ)毎に放送受信装置100のモニタ部162における好適なコントラスト性能を確保することが可能となる。
Further, when the "num_of_scene" parameter is not "1", the luminance expression range conversion process in the method (2) may be performed by changing the reference parameter for each scene (chapter). In this case, it is possible to secure suitable contrast performance in the
前記(3)の方式の自動輝度調整は、前記コンテンツ情報記述子に記述された『max_light_level_of_content』パラメータおよび、ストレージ部110の各種情報記憶領域に記憶されたモニタ部162で表示可能な輝度の最大値を参照して行うものである。輝度の最小値側は、それぞれ『0(cd/m2)』を基準とする。この場合、前記(2)の方式の自動輝度調整と同様の効果を得ることができ、更に、少ないパラメータの参照による簡易な演算で輝度表現範囲の変換処理を行うことが可能となる。
また、前記輝度表現範囲の変換処理は、それぞれ、前記コンテンツ情報記述子に記述された『source_luminance_max』パラメータや『max_light_level_of_content』パラメータがストレージ部110の各種情報記憶領域に記憶されたモニタ部162で表示可能な輝度の最大値よりも大きい場合にのみ行う様にしても良い。
The automatic brightness adjustment of the method (3) is the maximum value of the brightness that can be displayed by the "max_light_level_of_content" parameter described in the content information descriptor and the
Further, the conversion processing of the luminance expression range can be displayed by the
即ち、前記コンテンツ情報記述子に記述された『source_luminance_max』パラメータや『max_light_level_of_content』パラメータがストレージ部110の各種情報記憶領域に記憶されたモニタ部162で表示可能な輝度の最大値よりも大きい場合には、受信した映像コンテンツをそのまま放送受信装置100のモニタ部に表示した場合に輝度つぶれを生じる可能性があるが、逆の場合には、前記輝度つぶれを生じる可能性がないからである。
That is, when the "source_luminance_max" parameter and the "max_light_level_of_content" parameter described in the content information descriptor are larger than the maximum value of the brightness that can be displayed by the
以上説明したように、本実施例の放送受信装置100の自動輝度調整の処理によれば、前記コンテンツ情報記述子を参照することにより、ユーザは、放送受信装置100のモニタ部162上における好適な輝度表現で映像コンテンツの視聴を行うことが可能となる。
As described above, according to the automatic brightness adjustment process of the
本実施例によれば、放送波に含まれる番組コンテンツに付随するコンテンツ情報を参照することにより、HDRや色域の拡大に対応した前述の各処理が可能な、より有用なMMT対応の放送受信装置を提供することができる。
(実施例4)
According to this embodiment, by referring to the content information associated with the program content included in the broadcast wave, the more useful MMT-compatible broadcast reception capable of performing each of the above-mentioned processes corresponding to HDR and expansion of the color gamut is possible. Equipment can be provided.
(Example 4)
以下では、本発明の実施例4に関して説明する。なお、本実施例における構成および効果等は特に断りのない限り実施例3と同様であるものとする。このため、以下では、本実施例と実施例3との相違点を主に説明し、共通する点については重複を避けるため極力説明を省略する。 Hereinafter, Example 4 of the present invention will be described. The configuration and effects of this example shall be the same as those of Example 3 unless otherwise specified. Therefore, in the following, the differences between the present embodiment and the third embodiment will be mainly described, and the common points will be omitted as much as possible in order to avoid duplication.
[システム構成]
図34は、本実施例の放送受信装置を含む放送通信システムの一例を示すシステム構成図である。本実施例の放送通信システムは、放送受信装置40100とアンテナ40100a、接続ケーブル40200、モニタ装置40300、インターネット200等のブロードバンドネットワークおよびルータ装置200r、放送局の電波塔300tと放送衛星(または通信衛星)300s、放送局サーバ300、サービス事業者サーバ400、その他のアプリケーションサーバ500、で構成される。図示は省略しているが、実施例1の放送通信システムのシステム構成図(図1参照)と同様の接続で、アクセスポイント200a、移動体電話通信サーバ600と移動体電話通信網の基地局600b、携帯情報端末700、を更に有していても良い。また、その場合、携帯情報端末700は、ルータ装置200r等を介さずに、放送受信装置40100と直接通信が可能であっても良い。
[System configuration]
FIG. 34 is a system configuration diagram showing an example of a broadcasting communication system including the broadcasting receiving device of this embodiment. The broadcasting communication system of this embodiment includes a
また、図28に示したように、電波塔300tから送出される放送波に含まれる番組コンテンツの符号化データは、撮影機器390cから出力されたものであって良いし、編集機器390eで種々の映像/音声の編集加工を施されたものであって良い。
Further, as shown in FIG. 28, the encoded data of the program content included in the broadcast wave transmitted from the
放送受信装置40100は、電波塔300tから送出された放送波を、放送衛星(または通信衛星)300sおよびアンテナ40100aを介して受信する。或いは、電波塔300tから送出された放送波を、放送衛星(または通信衛星)300sを介さずに、直接アンテナ40100aから受信しても良い。また、放送受信装置40100は、ルータ装置200rを介してインターネット200と接続可能であり、インターネット200上の各サーバ装置やその他の通信機器との通信によるデータの送受信が可能である。
The
接続ケーブル40200は、放送受信装置40100とモニタ装置40300を接続する通信ケーブルであり、放送受信装置40100から出力された符号化映像/音声データ等が伝送される。モニタ装置40300は、接続ケーブル40200を介して受信した符号化映像/音声データ等に対して所定の信号処理を施すことにより得た映像情報および音声情報を、液晶パネル等の表示デバイスおよびスピーカを介して、ユーザに提供する映像表示装置である。
The
また、モニタ装置40300は、ルータ装置200rを介してインターネット200と接続可能であって、インターネット200上の各サーバ装置やその他の通信機器との通信によるデータの送受信が可能であっても良い。また、モニタ装置40300は、アンテナ40300a(ただし、図示省略)を介して、電波塔300tから送出された放送波を受信可能としても良い。
Further, the
[放送受信装置のハードウェア構成]
図35Aは、放送受信装置40100の内部構成の一例を示すブロック図である。放送受信装置40100は、主制御部101、システムバス102、ROM103、RAM104、ストレージ(蓄積)部110、LAN通信部121、拡張インタフェース部124、デジタルインタフェース部40125、チューナ/復調部131、分離部132、映像デコーダ141、映像色域変換部142、音声デコーダ143、文字スーパーデコーダ144、字幕デコーダ145、字幕合成部146、字幕色域変換部147、データデコーダ151、キャッシュ部152、アプリケーション制御部153、ブラウザ部154、アプリケーション色域変換部155、音源部156、映像合成部161、映像出力部163、音声合成部164、音声出力部166、操作入力部170、トランスコード処理部40181、で構成される。
[Hardware configuration of broadcast receiver]
FIG. 35A is a block diagram showing an example of the internal configuration of the
本実施例の放送受信装置40100は、DVDレコーダやBDレコーダなどの光ディスクドライブレコーダ、HDDレコーダなどの磁気ディスクドライブレコーダ、STB等であるものとする。即ち、実施例1の放送受信装置100と比較して、モニタ部162とスピーカ部165が省略されて良い。
The
デジタルインタフェース部40125は、符号化されたデジタル映像データおよび/またはデジタル音声データを出力若しくは入力するインタフェースである。デジタルインタフェース部40125は、チューナ/復調部131で復調して得たMMTデータ列やLAN通信部121を介して取得したMMTデータ列、或いは、前記各MMTデータ列の混合データをそのまま出力可能であるものとする。また、デジタルインタフェース部40125から入力したMMTデータ列を分離部132に入力するように制御しても良い。
The
ストレージ(蓄積)部110に記憶したデジタルコンテンツの出力、或いは、ストレージ(蓄積)部110へのデジタルコンテンツの記憶を、デジタルインタフェース部40125を介して行っても良い。また、デジタルインタフェース部40125は、DVI端子やHDMI(登録商標)端子やDisplay Port(登録商標)端子等であって、DVI仕様やHDMI仕様やDisplay Port仕様等に準拠した形式で、映像合成部161および音声合成部164から出力された映像データおよび音声データ等を出力するように制御されても良い。
The output of the digital content stored in the storage (storage)
トランスコード処理部40181は、コンテンツを構成する各コンポーネントの符号化形式やビットレート、メディアトランスポート方式等を変換するトランスコード演算処理を行う信号処理部である。例えば、トランスコード処理部40181は、分離部132から出力されたMPEG−H HEVC形式の映像コンポーネントを含む放送番組のコンテンツのMMTデータ列をMPEG−2やMPEG−4 AVC(Advanced Video Coding)形式の映像コンポーネントを含む番組コンテンツのMPEG2−TSデータ列(或いは、MPEG2−PSデータ列)等に変換することが可能であるものとする。
The
また、コンポーネントの符号化形式やメディアトランスポート方式は変更せずにビットレートのみを変更する処理等も可能であるものとする。なお、前記トランスコード演算処理を施された番組コンテンツは、録画コンテンツとしてストレージ(蓄積)部110に記憶させることや、デジタルインタフェース部40125等から出力して外部のモニタ装置等に供給することが可能であるものとする。
In addition, it is possible to change only the bit rate without changing the encoding format and media transport method of the component. The program content subjected to the transcoding calculation process can be stored in the storage (storage)
[放送受信装置のソフトウェア構成]
図35Bは、本実施例の放送受信装置40100のソフトウェア構成図であり、ROM103、RAM104およびストレージ(蓄積)部110におけるソフトウェアの構成を示す。実施例1の放送受信装置100のソフトウェア構成図(図7D参照)と比較して、ストレージ(蓄積)部110にトランスコード処理プログラム41003と記録再生処理プログラム41004が追加されるものとする。
[Software configuration of broadcast receiver]
FIG. 35B is a software configuration diagram of the
ストレージ(蓄積)部110に記憶されたトランスコード処理プログラム41003と記録再生処理プログラム41004は、それぞれRAM104に展開され、更に主制御部101が前記展開されたトランスコード処理プログラムと記録再生処理プログラムを実行することにより、トランスコード処理実行部41103と記録再生処理実行部41104を構成する。トランスコード処理実行部41103は、トランスコード処理部40181におけるトランスコード演算処理を主として制御する。記録再生処理実行部41104は、放送番組のコンテンツのコンテンツ記憶領域1200への録画処理およびコンテンツ記憶領域1200からの記録済みコンテンツの再生処理を主として制御する。
The
また、RAM104に展開された受信機能実行部1102は、出力制御部41102iを更に有するものとする。受信機能実行部1102の出力制御部41102iは、映像出力部163や音声出力部166、デジタルインタフェース部40125からのデータ出力に関連する各処理の制御を行うものとする。
Further, the reception
なお、図35Bに示したソフトウェア構成はあくまでも一例であり、本実施例においては、図示した全てのプログラムおよび実行部を備えなくとも良い。 The software configuration shown in FIG. 35B is merely an example, and in this embodiment, it is not necessary to include all the programs and execution units shown in the figure.
[放送受信装置とモニタ装置のインタフェース構成]
図36は、放送受信装置40100とモニタ装置40300の間のインタフェース構成の一例を示すシステム構成図である。本実施例においては、放送受信装置40100側のデジタルインタフェース部40125の図示を省略した接続端子とモニタ装置40300側の図示を省略したデジタルインタフェース部の接続端子とが接続ケーブル40200で接続される場合に関して説明する。なお、モニタ装置40300は、図7Aに示した放送受信装置100と同様の構成であっても良い。この場合、デジタルインタフェース部125が前述のモニタ装置40300側のデジタルインタフェース部に相当し、その接続端子に接続ケーブル40200が接続される。
[Interface configuration of broadcast receiver and monitor device]
FIG. 36 is a system configuration diagram showing an example of an interface configuration between the
接続ケーブル40200は、図36に示したように、CH1〜CHnのnペアの差動伝送レーンと、VESA(Video Electronics Standard Association)で標準化されたDDC(Display Data Channel)ライン、HPD(Hot Plug Detect)ライン、CEC(Consumer Electronics Control)ライン、等で構成されるものとする。なお、前記差動伝送レーンは、差動伝送ラインと称しても良い。
As shown in FIG. 36, the
前記nペアの差動伝送レーンは、1ペアのクロックレーンと(n−1)ペアのデータレーンであっても良い。例えば、n=4であって、1ペアのクロックレーンと3ペアのデータレーンとしても良いし、n=2であって、1ペアのクロックレーンと1ペアのデータレーンとしても良い。また、前記nペアの差動伝送レーンの全てが、クロックを重畳したデータを送信するデータレーンであっても良い。例えば、n=4であって、4ペアのデータレーンとしても良い。なお、前記クロックレーンおよびデータレーンは、それぞれ、クロックラインおよびデータラインと称しても良い。 The n-pair differential transmission lane may be one pair of clock lanes and (n-1) pair of data lanes. For example, n = 4 may be used as one pair of clock lanes and three pairs of data lanes, or n = 2 may be used as one pair of clock lanes and one pair of data lanes. Further, all of the n pairs of differential transmission lanes may be data lanes for transmitting data on which clocks are superimposed. For example, n = 4, and 4 pairs of data lanes may be used. The clock lane and the data lane may be referred to as a clock line and a data line, respectively.
前記データレーンには、映像合成部161や音声合成部164から、放送受信装置40100側のデジタルインタフェース部40125の送信処理部40125bを介して、デジタル映像(R/G/B/Vsync/Hsync、Y/Pb(Cb)/Pr(Cr)、等)/音声信号やその他の制御信号等が所定の形式で出力されて良い。前記所定の形式はHDMI(登録商標)等の仕様に準拠して良く、詳細の説明を省略する。前記デジタル映像/音声信号やその他の制御信号等は、モニタ装置40300側のデジタルインタフェース部の受信処理部40325bで受信され、図示を省略した映像処理部や音声処理部で画質調整や音量調整等の必要な処理を適宜施されて、モニタ装置40300の表示部およびスピーカから出力される。
Digital video (R / G / B / Vsync / Hsync, Y) is connected to the data lane from the
また、接続ケーブル40200は、図示は省略しているが、電源ラインやGNDラインや予備ラインを更に含んでいても良い。前記nペアの差動伝送レーンや通信ライン等は、GNDラインによりシールドされていても良い。前記予備ラインやDDCラインやHPDラインやCECラインの全部或いは一部は、ネットワーク通信を行う通信ラインの一部として兼用されても良い。例えば、前記予備ラインとHPDラインを以って、前記通信ラインの1本の送信線と1本の受信線、または、1ペアの送受信ラインを構成しても良い。前記CECライン等は省略されても良い。前記DDCラインは、放送受信装置40100の主制御部101とモニタ装置40300の図示を省略した主制御部の間のI2C(I−squared−C)通信ラインとして使用されても良い。
Although not shown, the
放送受信装置40100側のデジタルインタフェース部40125の送信処理部40125bは、前記DDCラインを介してモニタ装置40300側のデジタルインタフェース部の受信処理部40325bと通信し、更に、EDID記憶部40325cからEDID(Extended Display Identification Data)を読み取ることが可能であるものとする。即ち、放送受信装置40100は、EDIDを取得することにより、モニタ装置40300のディスプレイ性能を把握することが可能である。
The
なお、前記ディスプレイ性能とは、本実施例においては、モニタ装置40300で対応可能な入力解像度やフレームレート、ビデオ規格、3D映像表示への対応可否、または、モニタ装置40300がHDRや色域の拡大に対応した処理が可能であるか否か、等の項目であるものとする。
In this embodiment, the display performance refers to the input resolution and frame rate that the
また、本実施例においては、放送受信装置40100がモニタ装置40300のディスプレイ性能を把握するための手段として、前記EDIDを取得する処理を例に、以下の説明を行う。しかしながら、前記取得する情報はEDIDに限られるものではない。例えば、EDIDとは異なる情報であって、モニタ装置40300のディスプレイ性能や機能を識別する性能識別情報を取得するようにしても良い。また、前記性能識別情報を取得する以外の手段でモニタ装置40300のディスプレイ性能を把握するようにしても良い。
Further, in this embodiment, the following description will be given by taking the process of acquiring the EDID as an example as a means for the
また、放送受信装置40100側のデジタルインタフェース部40125の送信制御部40125aは、送信処理部40125bの制御を行うと共に、前記HPDラインを介して、モニタ装置40300が接続されたことやモニタ装置40300の電源がオンされたこと等を検出することが可能であるものとする。また、放送受信装置40100側のデジタルインタフェース部40125の送信制御部40125aは、前記CECライン等を介して、モニタ装置40300の電源をオンする処理等を行うことが可能であるものとする。また、モニタ装置40300側のデジタルインタフェース部の受信制御部40325aは、受信処理部40325bの制御も行うものとする。
Further, the
なお、図36に示した接続ケーブル40200の構成や放送受信装置40100のデジタルインタフェース部40125の内部構成やモニタ装置40300のデジタルインタフェース部の内部構成は、あくまでも一例であり、異なる構成であっても良い。
The configuration of the
[マスタリング情報の各パラメータ]
本実施例においても、実施例3と同様に、図29Aに示したコンテンツ情報記述子が、前記番組コンテンツに関する制御情報として、前述のMMT−SIの各メッセージ/テーブル/記述子と併せて送信されるものとする。一方、本実施例の放送受信装置40100は、ユーザに対して最終的に映像信号や音声信号を提供するモニタ部やスピーカを備えておらず、接続ケーブル40200を介してモニタ装置40300へ符号化映像/音声データ等を送信し、モニタ装置40300からユーザへの映像信号や音声信号の提供を行わせるものである。即ち、実施例3で説明したような色域変換処理や輝度調整処理等の処理は、モニタ装置40300側で、モニタ装置40300の表示部のディスプレイ性能に応じて行われることになる。
[Each parameter of mastering information]
In this embodiment as well, as in the third embodiment, the content information descriptor shown in FIG. 29A is transmitted together with the above-mentioned MMT-SI message / table / descriptor as control information regarding the program content. It shall be. On the other hand, the
本実施例の放送受信装置40100は、モニタ装置40300側における前記各処理を可能とするために、放送波から前記コンテンツ情報記述子を受信し、前記受信したコンテンツ情報記述子に記述された各パラメータを適宜選択して、所定の形式のマスタリング情報として、接続ケーブル40200を介して、モニタ装置40300に送信する機能を有するものとする。なお、例えば、接続ケーブル40200がHDMI(登録商標)ケーブルであり、デジタルインタフェース部40125から出力される映像データや音声データやその他の制御信号等がHDMI(登録商標)仕様に準拠した形式である場合、前記マスタリング情報は、前記その他の制御信号等の一部として出力されて良い。
The
図37に、マスタリング情報として、本実施例の放送受信装置40100がモニタ装置40300に送信する各パラメータの一覧を示す。
FIG. 37 shows a list of each parameter transmitted by the
『source_primaries_R[x,y]』、『source_primaries_G[x,y]』、『source_primaries_B[x,y]』は、ソース機器の色再現性能等に関する情報を示すパラメータであり、前記ソース機器が対応可能な色域をR(赤)/G(緑)/B(青)の各原色のCIE色度図上における座標値で示すものとする。前記コンテンツ情報記述子に記載された『source_primaries_rx』、『source_primaries_ry』、『source_primaries_gx』、『source_primaries_gy』、『source_primaries_bx』、『source_primaries_by』の各パラメータを選択して、前記マスタリング情報の『source_primaries_R[x,y]』、『source_primaries_G[x,y]』、『source_primaries_B[x,y]』パラメータとして出力して良い。 “Source_primaries_R [x, y]”, “source_primaries_G [x, y]”, and “source_primaries_B [x, y]” are parameters indicating information on the color reproduction performance of the source device, and can be supported by the source device. The color gamut shall be indicated by the coordinate values on the CIE chromaticity diagram of each primary color of R (red) / G (green) / B (blue). "Source_primaries_rx", "source_primaries_ry", "source_primaries_gx", "source_primaries_gy", "source_primaries_gy", "source_primaries_gy", "source_primaries_bx", "source_primaries_bx", "source_primaries_bx" ] ”,“ Source_primaries_G [x, y] ”,“ sources_primaries_B [x, y] ”may be output as parameters.
『white_point_x,y』は、ソース機器の色再現性能等に関する情報を示すパラメータであり、前記ソース機器が対応可能な白色基準点のCIE色度図上における座標値を示すものとする。前記コンテンツ情報記述子に記載された『source_white_point_x』および『source_white_point_y』パラメータを選択して、前記マスタリング情報の『white_point_x,y』パラメータとして出力して良い。 “White_point_x, y” is a parameter indicating information on the color reproduction performance of the source device, and indicates the coordinate value on the CIE chromaticity diagram of the white reference point that the source device can handle. The "source_white_point_x" and "source_white_point_y" parameters described in the content information descriptor may be selected and output as the "white_point_x, y" parameter of the mastering information.
『max_source_mastering_luminance』は、ソース機器が対応可能な最大輝度に関する情報を示すパラメータである。『1(cd/m2:カンデラ/平方メートル)』〜『65535(cd/m2)』の範囲の値で示すものとする。前記コンテンツ情報記述子に記載された『source_luminance_max』パラメータを選択して、前記マスタリング情報の『max_source_mastering_luminance』パラメータとして出力して良い。 “Max_source_mastering_luminance” is a parameter indicating information on the maximum brightness that the source device can handle. It shall be indicated by a value in the range of "1 (cd / m 2 : candela / square meter)" to "65535 (cd / m 2)". The "source_luminance_max" parameter described in the content information descriptor may be selected and output as the "max_source_mastering_luminance" parameter of the mastering information.
『min_source_mastering_luminance』は、ソース機器が対応可能な最小輝度に関する情報を示すパラメータである。『0.0001(cd/m2)』〜『6.5535(cd/m2)』の範囲の値で示すものとする。前記コンテンツ情報記述子に記載された『source_luminance_min』パラメータを選択して、前記マスタリング情報の『min_source_mastering_luminance』パラメータとして出力して良い。 “Min_source_mastering_luminance” is a parameter indicating information on the minimum brightness that the source device can handle. It shall be indicated by a value in the range of "0.0001 (cd / m 2 )" to "6.5535 (cd / m 2)". The "source_luminance_min" parameter described in the content information descriptor may be selected and output as the "min_source_mastering_luminance" parameter of the mastering information.
『Maximum_Content_Light_Level』は、コンテンツ内における最大輝度を示すパラメータである。『1(cd/m2)』〜『65535(cd/m2)』の範囲の値で示すものとする。前記コンテンツ情報記述子に記載された『max_light_level_of_content』パラメータを選択して、前記マスタリング情報の『Maximum_Content_Light_Level』パラメータとして出力して良い。 "Maximum_Conent_Light_Level" is a parameter indicating the maximum brightness in the content. It shall be indicated by a value in the range of "1 (cd / m 2 )" to "65535 (cd / m 2)". The "max_light_level_of_content" parameter described in the content information descriptor may be selected and output as the "Maximum_Conent_Light_Level" parameter of the mastering information.
『Maximum_Frame−average_Light_Level』は、コンテンツ内におけるフレーム平均輝度の最大値を示すパラメータである。『1(cd/m2)』〜『65535(cd/m2)』の範囲の値で示すものとする。前記コンテンツ情報記述子に記載された『max_frame_ave_light_level』パラメータを選択して、前記マスタリング情報の『Maximum_Frame−average_Light_Level』パラメータとして出力して良い。 "Maximum_Frame-avege_Light_Level" is a parameter indicating the maximum value of the frame average brightness in the content. It shall be indicated by a value in the range of "1 (cd / m 2 )" to "65535 (cd / m 2)". The "max_frame_ave_light_level" parameter described in the content information descriptor may be selected and output as the "Maximum_Frame-aveage_Light_Level" parameter of the mastering information.
『Light Level Status』は、2ビットのフラグ信号であり、『Maximum_Content_Light_Level』パラメータおよび『Maximum_Frame−average_Light_Level』パラメータの状況を表すものとする。 The "Light Level Status" is a 2-bit flag signal, and represents the status of the "Maximum_Conent_Light_Level" parameter and the "Maximum_Frame-avege_Light_Level" parameter.
このフラグの値が『00b』の場合、前記『Maximum_Content_Light_Level』パラメータおよび前記『Maximum_Frame−average_Light_Level』パラメータは、コンテンツ全体を通しての最大輝度およびフレーム平均輝度の最大値を示す。このフラグの値が『01b』の場合、前記『Maximum_Content_Light_Level』パラメータおよび前記『Maximum_Frame−average_Light_Level』パラメータは、シーン(チャプタ)毎の最大輝度およびフレーム平均輝度の最大値を示す。 When the value of this flag is "00b", the "Maximum_Conent_Light_Lever" parameter and the "Maximum_Frame-avege_Light_Lever" parameter indicate the maximum values of the maximum brightness and the frame average brightness throughout the content. When the value of this flag is "01b", the "Maximum_Conent_Light_Level" parameter and the "Maximum_Frame-avege_Light_Level" parameter indicate the maximum values of the maximum brightness and the frame average brightness for each scene (chapter).
このフラグの値が『10b』の場合、前記『Maximum_Content_Light_Level』パラメータおよび前記『Maximum_Frame−average_Light_Level』パラメータが省略されていることを示す。このフラグの値を『10b』とする代わりに、前記『Maximum_Content_Light_Level』パラメータおよび前記『Maximum_Frame−average_Light_Level』パラメータの値を『0』としても良い。 When the value of this flag is "10b", it indicates that the "Maximum_Conent_Light_Level" parameter and the "Maximum_Frame-avege_Light_Level" parameter are omitted. Instead of setting the value of this flag to "10b", the value of the "Maximum_Conent_Light_Level" parameter and the value of the "Maximum_Frame-avege_Light_Level" parameter may be set to "0".
以上説明した各パラメータを、マスタリング情報として、本実施例の放送受信装置40100がモニタ装置40300に、接続ケーブル40200を介して送信することにより、モニタ装置40300は、放送受信装置40100から送信された符号化映像/音声データ等に対して、モニタ装置40300の表示部が有するディスプレイ性能に応じた色域変換処理や輝度調整処理等の処理を施すことが可能となる。なお、前述のマスタリング情報の各パラメータは、図37に示した各パラメータと異なる別のパラメータを更に備えていても良いし、前記各パラメータの全てを備えなくとも良い。また、前記各パラメータは、異なる名称を用いていても良い。
The
[放送受信装置のマスタリング情報生成処理]
本実施例においては、前記コンテンツ情報記述子の『content_type』パラメータが『2』または『3』である場合、映像コンテンツは撮影機器390cから出力されたコンテンツデータ(生中継番組等)であり、前記コンテンツ情報記述子は、『max_light_level_of_content』パラメータおよび『max_frame_ave_light_level』パラメータを有しない。即ち、生中継番組等においては、番組コンテンツの終端になるまでコンテンツ全体を通した最大輝度および平均輝度の最大値が確定しないからである。
[Mastering information generation process for broadcast receiver]
In this embodiment, when the "content_type" parameter of the content information descriptor is "2" or "3", the video content is content data (live broadcast program or the like) output from the photographing
この場合、本実施例の放送受信装置40100は、前記『Maximum_Content_Light_Level』パラメータおよび前記『Maximum_Frame−average_Light_Level』パラメータの値をそれぞれ『0』として、マスタリング情報の出力を行う。或いは、前記コンテンツ情報記述子の『max_light_level_of_frame』パラメータおよび『frame_average_light_level』パラメータを以って、前記『Maximum_Content_Light_Level』パラメータおよび前記『Maximum_Frame−average_Light_Level』パラメータの代替としても良い。
In this case, the
一方、ストレージ(蓄積)部110のコンテンツ記憶領域1200に前記映像コンテンツの記録を行った場合、前記『Maximum_Content_Light_Level』パラメータおよび前記『Maximum_Frame−average_Light_Level』パラメータを、放送受信装置40100が作成しても良い。即ち、前記映像コンテンツの録画処理を行うことにより、放送受信装置40100は、前記映像コンテンツを始端から終端までスキャンすることが可能であり、従って、コンテンツ全体を通した最大輝度および平均輝度の最大値を確定させることが可能であるからである。
On the other hand, when the video content is recorded in the
また、録画処理によりストレージ(蓄積)部110のコンテンツ記憶領域1200に記録した映像コンテンツを再生処理によりデジタルインタフェース部40125から接続ケーブル40200を介してモニタ装置40300に出力する場合には、放送受信装置40100が前記映像コンテンツを始端から終端までスキャンして作成した、コンテンツ全体を通した最大輝度および平均輝度の最大値を、前記『Maximum_Content_Light_Level』パラメータおよび前記『Maximum_Frame−average_Light_Level』パラメータとして出力するように制御を行っても良い。即ち、一旦録画処理を行った映像コンテンツの場合、前記コンテンツ情報記述子の『content_type』パラメータの値によらず、マスタリング情報の全てのパラメータを、モニタ装置40300に対して出力することが可能となる。
Further, when the video content recorded in the
[放送受信装置のマスタリング情報出力制御]
前述のマスタリング情報の各パラメータは、接続ケーブル40200を介して接続されたモニタ装置40300に対して、常に出力されるものであっても良い。或いは、放送受信装置40100側のデジタルインタフェース部40125の送信処理部40125bがモニタ装置40300のEDID記憶部40325cから取得したEDIDを参照し、モニタ装置40300がHDRや色域の拡大に対応した処理が可能であることを把握した場合にのみ、前記マスタリング情報の各パラメータを、接続ケーブル40200を介してモニタ装置40300に出力するようにしても良い。或いは、前記コンテンツ情報記述子が、前記放送番組の映像コンテンツがHDRに対応している番組であることを示している場合にのみ、前記マスタリング情報の各パラメータを、接続ケーブル40200を介してモニタ装置40300に出力するようにしても良い。
[Mastering information output control of broadcast receiver]
Each parameter of the above-mentioned mastering information may be always output to the
なお、前述の前記コンテンツ情報記述子が、前記放送番組の映像コンテンツがHDRに対応している番組であることを示している場合とは、前記コンテンツ情報記述子の『content_type』パラメータが『1』または『3』の場合、前記コンテンツ情報記述子の『HDR_flag』パラメータが前記放送番組の映像コンテンツのHDR対応を示している場合、前記コンテンツ情報記述子の『source_luminance_max』パラメータや『max_light_level_of_content』パラメータや『max_light_level_of_frame』パラメータ等の全て或いは何れかが所定値(例えば、『100(cd/m2)』等)を超える場合、等である。 When the above-mentioned content information descriptor indicates that the video content of the broadcast program is a program corresponding to HDR, the "content_type" parameter of the content information descriptor is "1". Or, in the case of "3", when the "HDR_flag" parameter of the content information descriptor indicates HDR correspondence of the video content of the broadcast program, the "source_luminance_max" parameter, the "max_light_level_of_content" parameter, and the "max_light_level_of_content" parameter of the content information descriptor. This is the case when all or any of the “max_light_level_of_frame” parameters or the like exceeds a predetermined value (for example, “100 (cd / m 2 )” or the like).
また、デジタルインタフェース部40125のインタフェース種別に応じて、前記マスタリング情報の各パラメータの出力を制御するようにしても良い。例えば、デジタルインタフェース部40125のインタフェース種別がHDMIインタフェースである場合には前記マスタリング情報の各パラメータを出力するように制御を行い、DVIインタフェースである場合には前記マスタリング情報の各パラメータを出力しないように制御を行う、等である。
Further, the output of each parameter of the mastering information may be controlled according to the interface type of the
或いは、放送受信装置40100側のデジタルインタフェース部40125のインタフェース種別とモニタ装置40300側のデジタルインタフェース部のインタフェース種別とに応じて、前記マスタリング情報の各パラメータの出力を制御するようにしても良い。例えば、放送受信装置40100側のデジタルインタフェース部40125のインタフェース種別とモニタ装置40300側のデジタルインタフェース部のインタフェース種別がともにHDMIインタフェースである場合には前記マスタリング情報の各パラメータを出力するように制御を行い、放送受信装置40100側のデジタルインタフェース部40125のインタフェース種別がHDMIインタフェースであってもモニタ装置40300側のデジタルインタフェース部のインタフェース種別がHDMIインタフェースではない場合(例えば、DVIインタフェースやDisplay Portインタフェース等である場合、即ち、接続ケーブル40200がインタフェース変換ケーブルである場合)には前記マスタリング情報の各パラメータを出力しないように制御を行う、等である。
Alternatively, the output of each parameter of the mastering information may be controlled according to the interface type of the
また、デジタルインタフェース部40125が第一のデジタルインタフェース端子と第二のデジタルインタフェース端子で構成されている場合、前記第一のデジタルインタフェース端子と前記第二のデジタルインタフェース端子の何れの端子からデータ出力を行うかにより、出力するデータの形式を異ならせるように制御を行っても良い。なお、この場合、前記それぞれのデジタルインタフェース端子が、図36に示した構成若しくはその他の構成を有するものとする。
When the
例えば、前記第一のデジタルインタフェース端子がHDMIインタフェースであり、前記第二のデジタルインタフェースがHDMIインタフェースではない場合、前記第一のデジタルインタフェース端子からデータ出力を行う際には、映像信号と音声信号と前記マスタリング情報とを含む出力データを生成して前記第一のデジタルインタフェース端子からデータ出力を行い、前記第二のデジタルインタフェース端子からデータ出力を行う際には、映像信号と音声信号とを含み前記マスタリング情報を含まない出力データを生成して前記第二のデジタルインタフェース端子からデータ出力を行う様に、出力データの生成処理およびデータ出力処理を制御すれば良い。 For example, when the first digital interface terminal is an HDMI interface and the second digital interface is not an HDMI interface, when data is output from the first digital interface terminal, a video signal and an audio signal are used. When the output data including the mastering information is generated and the data is output from the first digital interface terminal and the data is output from the second digital interface terminal, the video signal and the audio signal are included. The output data generation process and the data output process may be controlled so that output data that does not include mastering information is generated and data is output from the second digital interface terminal.
以上、本実施例の放送受信装置40100によれば、モニタ装置40300に対して、符号化映像/音声データと共にマスタリング情報を送信することにより、モニタ装置40300側における色域変換処理や輝度調整処理等を好適に実行させることができるようになる。即ち、より付加価値の高い機能を実行可能な放送受信装置を提供することが可能となる。
As described above, according to the
(実施例5)
以下では、本発明の実施例5に関して説明する。なお、本実施例における構成および効果等は特に断りのない限り実施例4と同様であるものとする。このため、以下では、本実施例と実施例4との相違点を主に説明し、共通する点については重複を避けるため極力説明を省略する。
(Example 5)
Hereinafter, Example 5 of the present invention will be described. Unless otherwise specified, the configuration and effects of this example shall be the same as those of Example 4. Therefore, in the following, the differences between the present embodiment and the fourth embodiment will be mainly described, and the common points will be omitted as much as possible in order to avoid duplication.
[システム構成]
図38は、本実施例の放送受信装置を含む放送通信システムの一例を示すシステム構成図である。図38の放送通信システムは、図34の放送通信システムと同じ構成を有しているが、放送受信装置40100がコンテンツを出力する出力先を、モニタ装置40300に替えて外部映像処理装置50300としている。これは、コンテンツの出力先に、表示装置に加えてレコーダなどの映像再生装置も含める意味である。さらに、本実施例の放送受信装置を含む放送通信システムでは、放送局の電波塔300tと放送衛星(または通信衛星)300s、放送局サーバ300を介して放送受信装置40100が受信するコンテンツとともに伝送される制御情報を「受信制御情報」と称している。これは、実施例1で説明した各種制御情報および本実施例において追加で説明する制御情報が含まれる。さらに本実施例の放送受信装置を含む放送通信システムでは、放送受信装置40100がコンテンツをルータ装置200rを介するネットワーク経由で外部映像処理装置50300に出力する場合に、コンテンツとともに伝送する制御情報を「出力制御情報」と称している。
[System configuration]
FIG. 38 is a system configuration diagram showing an example of a broadcasting communication system including the broadcasting receiving device of this embodiment. The broadcasting communication system of FIG. 38 has the same configuration as the broadcasting communication system of FIG. 34, but the output destination from which the
放送受信装置のハードウェア構成、放送受信装置のソフトウェア構成、放送受信装置とモニタ装置のインタフェース構成などについては、実施例4と同様であるため、再度の説明は省略する。 Since the hardware configuration of the broadcast receiving device, the software configuration of the broadcast receiving device, the interface configuration of the broadcast receiving device and the monitoring device, and the like are the same as those in the fourth embodiment, the description thereof will be omitted again.
図35Aにおいて、LAN通信部121のハードウェアを用いてデジタルインタフェース部40125を構成することにより、ネットワーク上の出力先にデジタルインタフェース部40125出力を行うことができる。ここで、デジタルインタフェース部40125出力はMMTデータ列に限らず、トランスコード処理部40181でMMTデータ列からトランスコードしたMPEG2−TSデータ列(或いは、MPEG2−PSデータ列)等でも良い。これは、実施例1で説明した「IPインタフェース」として構成する例である。
In FIG. 35A, by configuring the
ここで、図38の放送通信システムにおいて、放送受信装置40100がコンテンツをルータ装置200rを介するネットワーク経由で外部映像処理装置50300に出力する場合とは、放送受信装置40100が当該IPインタフェースを介してコンテンツを外部映像処理装置50300に出力する場合を意味している。
Here, in the broadcasting communication system of FIG. 38, when the
本発明の実施例3および実施例4で説明したように、本実施例の放送通信システムでは、解像度が1920×1080画素以下のSDR映像コンテンツだけでなく、解像度が1920×1080画素を超えるコンテンツや、HDR映像コンテンツなど、高品位コンテンツを伝送することが可能となる。ここで、放送通信システムで放送したこれらの高品位映像コンテンツを受信機がインタフェースを介して外部機器に再出力する際のコンテンツ保護は、解像度が1920×1080画素以下のSDR映像のコンテンツよりも高いコンテンツ保護が要求されている。 As described in Examples 3 and 4 of the present invention, in the broadcasting communication system of the present embodiment, not only SDR video content having a resolution of 1920 × 1080 pixels or less, but also content having a resolution exceeding 1920 × 1080 pixels and content , HDR video content and other high-definition content can be transmitted. Here, the content protection when the receiver re-outputs these high-definition video contents broadcast by the broadcasting communication system to an external device via the interface is higher than the contents of the SDR video having a resolution of 1920 × 1080 pixels or less. Content protection is required.
これを実現するために、インタフェース伝送技術としてDTCP−IPよりも高度なコンテンツ保護システムであるDTCP2(参考文献1に記載されている)によるコンテンツ保護が開発されている。 In order to realize this, content protection by DTCP2 (described in Reference 1), which is a content protection system more advanced than DTCP-IP, has been developed as an interface transmission technology.
〔参考文献1: Digital Transmission Licensing Administrator DTCP2 Presentation to CPTWG January 27, 2016〕 [Reference 1: Digital Transition Reception Administrator DTCP2 Presentation to CPTWG January 27, 2016]
具体的には、DTCP2には、図39に示す4つのフラグ(“L2-Only” Flag、“EI” Flag、“HDR” Flag、“SDO” Flag)が新たに用意される。例えば、図39の“L2-Only” Flagは、“0”であれば「DTCP-IP(L1レベルコンテンツ保護)でもDTCP2(L2レベルコンテンツ保護)でも何れのコンテンツ保護も適用可能」を示すものであり、“1”であれば「DTCP-IP(L1レベルコンテンツ保護)よりも高いレベルのコンテンツ保護(例えば、DTCP2などの L2レベルコンテンツ保護)が必要である」ことを示す。なお、DTCP-IP(L1レベルコンテンツ保護)については、以下の説明において「DTCP2」と区別するために「DTCP1」と称する。また、“EI” Flagは、“0”であれば、「コンテンツが“Non-Enhanced Image”である」ことを示すものであり、“1”であれば、「コンテンツが“Enhanced Image”である」ことを示す。ここで、“Enhanced Image”とは、画素数が1920×1080を超えている、または、 HDレベルの色空間(BT.709などのSDR)を超える色空間(例えばBT.2020やSMPTE2084などのHDR)の映像を有するコンテンツを意味する。また、“Non-Enhanced Image”とは、HD映像画質以下の映像(例えば、画素数が1920×1080以下、かつ、 HDレベルの色空間(BT.709などのSDR)を有する映像など。)の映像を有するコンテンツ意味する。また、“HDR” Flagは、“0”であれば「HDRからSDRに変換しても良い映像のコンテンツである」ことを示すものであり、“1”であれば「HDRからSDRへの変換が禁止されている映像のコンテンツである」ことを示す。また、“SDO” Flagは、“0”であれば、「“Enhanced Image”の場合は L2レベルコンテンツ保護でなければ再出力できないが、“Enhanced Image”を“Non-Enhanced Image”に変換した場合は、L1レベルコンテンツ保護で再出力が可能である」ことを示すものであり、“1”であれば、「コンテンツが、“Enhanced Image”または“Non-Enhanced Image”の何れの場合でも L2レベルコンテンツ保護でも L1レベルコンテンツ保護でも再出力可能であること」を示す。 Specifically, four flags (“L2-Only” Flag, “EI” Flag, “HDR” Flag, and “SDO” Flag) shown in FIG. 39 are newly prepared in DTCP2. For example, the “L2-Only” Flag in FIG. 39 indicates that “any content protection can be applied to either DTCP-IP (L1 level content protection) or DTCP2 (L2 level content protection)” if it is “0”. Yes, if it is "1", it means that "a higher level of content protection (for example, L2 level content protection such as DTCP2) than DTCP-IP (L1 level content protection) is required". Note that DTCP-IP (L1 level content protection) is referred to as "DTCP1" in the following description to distinguish it from "DTCP2". Further, the "EI" Flag indicates that "the content is" Non-Enhanced Image "" if it is "0", and "the content is" Enhanced Image "" if it is "1". It shows that. Here, "Enhanced Image" means a color space (for example, HDR such as BT.2020 or SMPTE2084) in which the number of pixels exceeds 1920 × 1080 or exceeds the HD level color space (SDR such as BT.709). ) Means the content having the image. The "Non-Enhanced Image" is an image having an HD image quality or less (for example, an image having a pixel count of 1920 x 1080 or less and an HD level color space (SDR such as BT.709)). Means content that has video. The "HDR" Flag indicates that "0" indicates "video content that may be converted from HDR to SDR", and "1" indicates "conversion from HDR to SDR". Is prohibited video content. " Also, if the "SDO" Flag is "0", "In the case of" Enhanced Image ", it cannot be re-output unless it is L2 level content protection, but when" Enhanced Image "is converted to" Non-Enhanced Image ". Indicates that "re-output is possible with L1 level content protection", and if "1", "L2 level regardless of whether the content is" Enhanced Image "or" Non-Enhanced Image "" Both content protection and L1 level content protection can be reprinted. "
以上説明したDTCP2によるコンテンツ保護を、本実施例のIPインタフェース出力に適用しようとする場合、図38の出力制御情報50200として、どのコンテンツにどのフラグを付けるべきかが問題となる。例えば、図39の4つのフラグと実質的に対応するフラグを図38の受信制御情報50100側にも用意するという考え方もあり得る。このようにすれば、実質的に、放送局のサーバをDTCP2のSink装置にすることが可能である。しかしながら、上記4つのフラグは1bitずつあり、これらのフラグを放送局側や制作側の意図で自由に設定可能とした場合、4つのフラグのすべての組み合わせを考慮すれば、2の4乗とおり、すなわち16とおりのコンテンツの保護状態があり、非常に複雑となる。これは、多数の視聴者が同時受信し、さらに、選局されているサービスにおいて番組の開始、終了が繰り返される「放送」技術においては、好適ではないと言わざるを得ない。「放送」技術が対象とする視聴者の数は膨大であり、視聴者が有するモニタ等もさまざまである。例えば、一部の視聴者が有するモニタがHDR非対応であった場合に、フラグによるコンテンツ保護制御により、当該コンテンツをこれらの視聴者に全く視聴できなくするということは、「放送」技術としてはできるだけ避けたい状況である。また、受信機器の普及のためにも「放送」技術で伝送されるコンテンツは、種類の体系がシンプルで多数の視聴者に理解しやすい必要がある。
When the content protection by DTCP2 described above is to be applied to the IP interface output of this embodiment, the problem is which content should be flagged as the
また、受信制御情報50100に新たなフラグを用意するとコンテンツ制作側の設備も複雑化することとなる。
Further, if a new flag is prepared for the
以上を考慮して本実施例の放送通信システムでは、図38の受信制御情報50100にDTCP2の上記4つのフラグに実質的に対応するフラグをそのまま導入しないこととする。そのうえで、放送受信装置40100からのIPインタフェース出力の際に、出力制御情報50200としてDTCP2のフラグを運用してより好適なコンテンツ保護を行うこととする。具体的には、本実施例の放送通信システムでは、受信制御情報50100として、コンテンツの映像の解像度の情報、コンテンツのデジタルコピーに関する制御情報、コンテンツの蓄積や出力に関する制御情報、および実施例3、4で説明したEOTF識別情報(伝達特性識別情報)を用いることとし、放送受信装置40100が、IPインタフェース出力の際に、これらの情報に応じて、DTCP2のフラグの付加を含めてそれぞれのコンテンツの出力保護を決定するものとする。
In consideration of the above, in the broadcasting communication system of the present embodiment, the flags substantially corresponding to the above four flags of DTCP2 are not introduced as they are into the
ここで、受信制御情報50100の一つとして用いるコンテンツの映像の解像度の情報について説明する。コンテンツの映像の解像度の情報は、本実施例の放送通信システムにおいて複数種類の情報が伝送されている。放送受信装置40100はこれら複数種類の情報の何れかを用いてコンテンツの映像の解像度(画素数)を判別すれば良い。例えば、本実施の放送システムのコンテンツの映像符号化方式であるHEVCの符号化ストリーム内に格納されている符号化パラメータを取得して判断しても良い。または、MPTに配置されるMH−HEVCビデオ記述子に記載の符号化パラメータを取得して判断しても良い。または、映像コンポーネント記述子に記載の映像解像度情報を取得して判断しても良い。
Here, information on the resolution of the video of the content used as one of the
次に、受信制御情報50100の一つとして用いるコンテンツのデジタルコピーに関する制御情報とコンテンツの蓄積や出力に関する制御情報について説明する。図40に、本実施例の放送通信システムで伝送するコンテンツのデジタルコピーに関する制御情報とコンテンツの蓄積や出力に関する制御情報に関する記述子を示す。ここで、コンテンツコピー制御記述子には、コンテンツのデジタルコピーに関する制御情報または最大伝送レートを示す情報などが格納されている。また、コンテンツ利用制御記述子には、コンテンツの蓄積や出力に関する制御情報を記述した情報が格納されている。コンテンツコピー制御記述子とコンテンツ利用制御記述子とは例えばMPTに配置されて伝送される。
Next, the control information regarding the digital copy of the content used as one of the
図41Aに、本実施例の放送システムにおけるコンテンツコピー制御記述子のデータ構造の一例を示す。図中の『digital_recording_control_data』パラメータがデジタルコピー制御情報であり、コンテンツのコピー世代を制御する情報を示すものとする。また、図41Bに前記デジタルコピー制御情報のパラメータ値とその意味の一例を示す。例えば、前記パラメータが『00』の場合には『制約条件なしにコピー可能(「無制限にコピー可」と同義)』を示し、前記パラメータが『01』の場合には事業者による定義が可能であり、前記パラメータが『10』の場合には『1世代のみコピー可』を示し、前記パラメータが『11』の場合には『コピー禁止』を示すものとする。前記パラメータが『00』の場合で『制約条件なしにコピー可能』を示す場合のみ、デジタルコピー制御情報による保護が指定されていない状態といえる。前記パラメータが『01』、『10』、『11』の場合は、デジタルコピー制御情報によるなんらかの保護が指定されている状態といえる。 FIG. 41A shows an example of the data structure of the content copy control descriptor in the broadcasting system of this embodiment. It is assumed that the "digital_recording_control_data" parameter in the figure is the digital copy control information and indicates the information for controlling the copy generation of the content. Further, FIG. 41B shows an example of the parameter values of the digital copy control information and their meanings. For example, when the parameter is "00", it indicates "copying is possible without restrictions (synonymous with" unlimited copying ")", and when the parameter is "01", it can be defined by the business operator. Yes, when the parameter is "10", it indicates "copy is possible only for one generation", and when the parameter is "11", it indicates "copy prohibited". Only when the parameter is "00" and "copying is possible without restrictions" is indicated, it can be said that the protection by the digital copy control information is not specified. When the parameters are "01", "10", and "11", it can be said that some protection by the digital copy control information is specified.
また、図42に、本実施例の放送システムにおけるコンテンツ利用制御記述子のデータ構造の一例を示す。図中の『copy_restriction_mode』パラメータがコピー制限モードであり、個数制限コピーが可能(実施例1の『所定複数回数コピー可』に対応する)か否かを示すものとする。図42に示したコンテンツ利用制御記述子の『encryption_mode』パラメータの値はIPインタフェース出力時の保護(暗号化)の制御に用いられる。前記『encryption_mode』パラメータの値が”0”で保護を要する(暗号化要)ことを示している場合にはコンテンツの出力時に暗号化処理を行うこととし、値が”1”で保護を要しない(暗号化不要)ことを示している場合にはコンテンツの出力時に保護(暗号化処理)を行わずに出力を行うこととして良い。 Further, FIG. 42 shows an example of the data structure of the content utilization control descriptor in the broadcasting system of this embodiment. It is assumed that the "copy_restriction_mode" parameter in the figure indicates whether or not the copy restriction mode is used and the number of copies can be limited (corresponding to "predetermined multiple times of copying" in Example 1). The value of the "encryption_mode" parameter of the content utilization control descriptor shown in FIG. 42 is used to control the protection (encryption) at the time of IP interface output. If the value of the "encryption_mode" parameter is "0" indicating that protection is required (encryption required), encryption processing is performed when the content is output, and the value is "1" and protection is not required. If it indicates that (encryption is not required), the content may be output without protection (encryption processing) at the time of output.
以上説明した、コンテンツコピー制御記述子の『digital_recording_control_data』パラメータと、コンテンツ利用制御記述子の『encryption_mode』パラメータと、コンテンツ利用制御記述子の『copy_restriction_mode』パラメータの組み合わせが、実施例1で説明した「コピー制御情報」の具体的な構成例である。 The combination of the "digital_recording_control_data" parameter of the content copy control descriptor, the "encitation_mode" parameter of the content usage control descriptor, and the "copy_restriction_mode" parameter of the content usage control descriptor described above is the "copy" described in the first embodiment. This is a specific configuration example of "control information".
本実施例の放送受信装置40100は、上述のコンテンツコピー制御記述子の『digital_recording_control_data』パラメータやコンテンツ利用制御記述子の『copy_restriction_mode』パラメータなどを取得して、IPインタフェース出力のコンテンツの出力保護を決定の判断に用いれば良い。
The
次に、受信制御情報50100の一つとして用いるEOTF識別情報は、実施例3、4で既に詳細を説明したため、再度の説明を省略する。さらに、本実施例の放送受信装置40100は、受信制御情報50100としてのEOTF識別情報だけでなく、放送受信装置40100において、コンテンツの映像の解像度変換処理の有無または結果、または実施例3、4で説明した伝達特性変換処理の有無または結果、またはコンテンツの蓄積処理の有無または蓄積後の状態を用いて、IPインタフェース出力のコンテンツの出力保護の決定を行っても良い。
Next, since the EOTF identification information used as one of the
[放送受信装置におけるIPインタフェース出力のコンテンツの出力保護の決定処理]
図43、図44、図45を用いて、放送受信装置におけるIPインタフェース出力のコンテンツの出力保護の決定処理の一例を示す。
まず、図43は放送受信装置40100が、受信制御情報50100とともにコンテンツを受信し、コンテンツの映像について解像度変換処理や伝達特性変換処理を行わずにIPインタフェース出力を行う場合のコンテンツの出力保護の決定処理を示したものである。
[Determining process of output protection of IP interface output content in broadcast receiver]
FIG. 43, FIG. 44, and FIG. 45 show an example of the output protection determination process of the content of the IP interface output in the broadcast receiving device.
First, FIG. 43 shows a determination of content output protection when the
図43において、本実施例の放送受信装置40100の主制御部101は、受信制御情報50100に含まれる情報に基づいて、IPインタフェース出力を行う場合のコンテンツの出力保護の決定を行う。具体的には、コンテンツコピー制御記述子の『digital_recording_control_data』パラメータと、コンテンツ利用制御記述子の『encryption_mode』パラメータと、受信コンテンツの映像の解像度と、伝達特性(EOTF)識別情報の組み合わせに基づいて、IPインタフェース出力を行う場合のコンテンツの出力保護の決定を行う。以下、それぞれの組合せにおける決定例について説明する。
In FIG. 43, the
[図43組合せ1]
図43の組合せ1の例では、コンテンツコピー制御記述子の『digital_recording_control_data』パラメータが「制約条件なしにコピー可能」を示しており、コンテンツ利用制御記述子の『encryption_mode』パラメータが、IPインタフェース出力時の保護状態が「保護しない」であることを示している。すなわちこの場合、何れのパラメータによっても、コンテンツのコピー制限や出力保護が指定されていない状況と言える。
[Fig. 43 Combination 1]
In the example of
この場合、映像の解像度が水平1920×垂直1080画素を超えるコンテンツ(水平、垂直の何れかが当該画素数を超えるコンテンツ。以下「2K超コンテンツ」と称する)でも、水平1920×垂直1080画素以下のコンテンツ(水平、垂直の何れもが当該画素数以下のコンテンツ。以下「2K以下コンテンツ」と称する)でも、伝達特性識別情報がHDRを示す場合でも、SDRを示す場合でも、IPインタフェース出力を行う場合のコンテンツの出力保護は不要である。出力時のコピー制御も不要(実質的なCopy Free)であり、出力時の暗号化も不要であり、当然DTCP2の出力制御情報を付加する必要はない。ただし、当該コンテンツをDTCP1(上述の「DTCP-IP」)またはDTCP2の保護を行って出力しても構わない。その場合は、出力時のコピー制御状態を「Copy Free」とし、暗号化をなしとすれば良い。さらに、DTCP2の保護を行って出力する場合は、以下のように出力制御情報を決定すれば良い。“L2-Only” Flagを0とする。“EI” Flagは2K以下コンテンツで伝達特性がSDRの場合は0、それ以外のコンテンツの場合は1とする。“HDR” Flagは0とする。“SDO” Flagは1とする。すなわち、IPインタフェース出力のDTCPの保護レベルはL1レベルでもL2レベルでもよく、コピー制御はCopy Freeであり、伝達特性変換は禁止されず、解像度や伝達特性の状態にかかわらず、L1レベルでもL2レベルの何れの保護状態でも再出力が可能な状態で出力されることとなる。これは、本実施例おけるIPインタフェース出力の出力制御状態のうち保護状態が最も低い状態で出力されることを意味する。 In this case, even if the content has a video resolution exceeding horizontal 1920 × vertical 1080 pixels (content in which either horizontal or vertical exceeds the number of pixels; hereinafter referred to as “2K super content”), the content is horizontal 1920 × vertical 1080 pixels or less. When IP interface output is performed regardless of whether the content (horizontal or vertical content has the number of pixels or less; hereinafter referred to as "content of 2K or less"), whether the transmission characteristic identification information indicates HDR or SDR. There is no need to protect the output of the contents of. Copy control at the time of output is not required (substantially Copy Free), encryption at the time of output is not required, and of course it is not necessary to add output control information of DTCP2. However, the content may be output with DTCP1 (“DTCP-IP” described above) or DTCP2 protected. In that case, the copy control state at the time of output may be set to "Copy Free" and no encryption may be performed. Furthermore, when outputting with DTCP2 protection, the output control information may be determined as follows. Set the “L2-Only” Flag to 0. The "EI" Flag is set to 0 for content of 2K or less and the transmission characteristics of SDR, and 1 for other content. The “HDR” Flag is set to 0. The “SDO” Flag is 1. That is, the protection level of DTCP of the IP interface output may be L1 level or L2 level, copy control is Copy Free, transmission characteristic conversion is not prohibited, and L1 level or L2 level is not prohibited regardless of the state of resolution or transmission characteristic. It will be output in a state where it can be re-output in any of the protected states. This means that the IP interface output in this embodiment is output in the lowest protected state among the output control states.
[図43組合せ2から5]
図43の組合せ2から5の例では、コンテンツコピー制御記述子の『digital_recording_control_data』パラメータが「制約条件なしにコピー可能」を示しており、コンテンツ利用制御記述子の『encryption_mode』パラメータが、IPインタフェース出力時の保護状態が「保護する」であることを示している。
[Fig. 43
In the examples of
この場合、コンテンツ利用制御記述子の『encryption_mode』パラメータにより、IPインタフェース出力時に保護を行うことが指定されていることから、何れの組み合わせにおいても、DTCP2またはDTCP1の何れかによる出力保護を行う。その場合のコピー制御状態は何れも、コピー制限はないが暗号化する必要がある状態を示す「EPN」とし、暗号化保護処理を行う。ここで、DTCP2またはDTCP1の何れのレベルの出力保護処理を行うかについては、受信コンテンツの映像の解像度と、伝達特性(EOTF)識別情報の組み合わせに応じて決定する。 In this case, since protection is specified at the time of IP interface output by the "encryption_mode" parameter of the content usage control descriptor, output protection by either DTCP2 or DTCP1 is performed in any combination. In that case, the copy control state is set to "EPN", which indicates a state in which there is no copy restriction but needs to be encrypted, and encryption protection processing is performed. Here, the level of output protection processing of DTCP2 or DTCP1 is determined according to the combination of the video resolution of the received content and the transfer characteristic (EOTF) identification information.
例えば、組合せ5では、受信コンテンツの映像の解像度が2K以下コンテンツであり、伝達特性(EOTF)識別情報がSDRである。これはいわゆるHD画質コンテンツであるので、従来レベルの出力保護で十分であり、DTCP1を用いた出力保護を行う。この場合は、当然DTCP2の出力制御情報は付加しない。
For example, in
また、組合せ2、3、4では、受信コンテンツの映像の解像度が2K超コンテンツであるか、伝達特性(EOTF)識別情報がHDRであるかの何れかの条件を満たす。この場合はHD画質を超える画質のコンテンツであるため、DTCP1よりも高度なレベルの出力保護であるDTCP2を用いてコンテンツ保護を行う。この場合に出力コンテンツに付加するDTCP2の出力制御情報は以下のように決定する。
Further, in the
ここで、“L2-Only” Flagについては、組合せ2、3、4の何れにおいても、“L2-Only” Flagを0とする。ここで、“L2-Only” Flagを1としてしまうと、出力先の機器でたとえ画素数変換や伝達特性変換処理を行ってHD画質に画質を下げた場合でもDTCP2などのL2レベルのコンテンツ保護行わなければ再出力ができないこととなる。視聴者が保有する機器によっては視聴が不可能となる可能性(視聴者が保有する機器がDTCP2非対応の場合など)があり、この状況は多数の視聴者が同時受信する「放送」コンテンツの保護としては望ましくない。以上が“L2-Only” Flagを0とする理由である。本実施例の以降の説明の何れのDTCP2の出力制御情報の決定においても、同様の理由で原則として“L2-Only” Flagを0とする。ただし、変形例として、放送コンテンツまたは放送サービスが「無料放送」と「有料放送」とに分けられており、放送受信装置40100においてこれが識別可能な場合、「無料放送」については“L2-Only” Flagを0とし、「有料放送」については“L2-Only” Flagを1としても良い。「有料放送」の視聴者は限定されるものであり、「有料放送」のコンテンツについては特に高い保護レベルが求められるためである。
Here, regarding the “L2-Only” Flag, the “L2-Only” Flag is set to 0 in any of the
また、“EI” Flagについては、組合せ2、3、4の何れにおいても、“EI” Flagは1とする。受信コンテンツの映像の解像度が2K超コンテンツであるか、伝達特性(EOTF)識別情報がHDRであるかの何れかの条件を満たすためである。
Regarding the "EI" Flag, the "EI" Flag is set to 1 in any of the
また、“HDR” Flagについては、組合せ2、3では、“HDR” Flagは0とする。これらの組合せは伝達特性(EOTF)識別情報がHDRであり、そのまま出力すると、IPインタフェース出力時のコンテンツの伝達特性もHDRである。ここで、“HDR” Flagを1としてしまうと、出力先の機器で伝達特性変換処理を行ってSDRコンテンツに変換することができなくなってしまう。この場合視聴者が保有する機器によっては視聴が不可能となる可能性(視聴者が保有する機器がHDRコンテンツ非対応の場合など)がある。この状況は多数の視聴者が同時受信する「放送」コンテンツの保護としては望ましくない。以上が“HDR” Flagを0とする理由である。本実施例の以降の説明の何れのDTCP2の出力制御情報の決定においても、同様の理由で原則として“HDR” Flagを0とする。ただし、変形例として、放送コンテンツまたは放送サービスが「無料放送」と「有料放送」とに分けられており、放送受信装置40100においてこれが識別可能な場合、「無料放送」については“HDR” Flagを0とし、「有料放送」については“HDR” Flagを1としても良い。「有料放送」の視聴者は限定されるものであり、「有料放送」のコンテンツは、高画質なHDR画質のまま視聴することに価値があると考えるサービス事業者が存在するためである。
Regarding the "HDR" Flag, the "HDR" Flag is set to 0 in
また、“HDR” Flagについては、組合せ4では、伝達特性(EOTF)識別情報がSDRであり、そのまま出力すると、IPインタフェース出力時のコンテンツの伝達特性もSDRである。そのため、HDRコンテンツのSDRへの伝達特性変換処理の可否を示す“HDR” Flagは付加する必要はない。
Regarding the "HDR" Flag, in
また、“SDO” Flagについては、組合せ2、3、4の何れにおいても、“SDO” Flagは0とする。コンテンツ利用制御記述子の『encryption_mode』パラメータにより、IPインタフェース出力時の保護が指定されている以上、解像度が2K超コンテンツや伝達特性がHDRのコンテンツには高い保護レベルで保護されることが望ましい。一方、多数の視聴者が同時受信することを前提とする「放送」技術において、L2レベルのコンテンツ保護に対応しない機器を使用する一部の視聴者がコンテンツを全く視聴できなくなる状況はできるだけ避けたい。ここで、“SDO” Flagを0としておけば、解像度が2K超コンテンツや伝達特性がHDRのコンテンツではL2レベルの高いコンテンツ保護が可能である一方、解像度変換処理や伝達特性変換処理により、コンテンツをHD画質まで下げた場合には、対応機器の多い従来のDTCP-IPレベル(L1レベル)のコンテンツ保護が許容されるので、「放送」技術により受信したコンテンツの出力の保護処理に求められるこの二つの要件と整合性が高い。以上が“SDO” Flagを0とする理由である。本実施例の以降の説明の何れのDTCP2の出力制御情報の決定においても、コンテンツコピー制御記述子の『digital_recording_control_data』パラメータやコンテンツ利用制御記述子の『encryption_mode』パラメータによってコピー制限やコンテンツの出力保護が指定されている場合、またはコンテンツの蓄積処理の状態がコピー制限やコンテンツ出力保護を示している場合は、同様の理由で “SDO” Flagを0とする。
Regarding the "SDO" Flag, the "SDO" Flag is set to 0 in any of the
[図43組合せ6から9]
図43の組合せ6から9の例では、コンテンツコピー制御記述子の『digital_recording_control_data』パラメータが「1世代のみコピー可」を示している。この場合、コピー制限があることが指定されていることから、コンテンツ利用制御記述子の『encryption_mode』パラメータが何れの値を示す場合でも、IPインタフェース出力時にもコンテンツ保護を行うことが望ましい。よって、DTCP2またはDTCP1の何れかによる出力保護を行う。その場合のコピー制御状態は何れも、1世代のみコピー可を示す「Copy One Generation」とし、暗号化保護処理を行う。
[Fig. 43 Combinations 6-9]
In the example of
ここで、(1)DTCP2またはDTCP1の何れのレベルの出力保護処理を行うかの点、と(2)DTCP2で出力保護処理を行う場合の出力制御情報の決定、については、受信コンテンツの映像の解像度と、伝達特性(EOTF)識別情報の組み合わせに応じて決定する。しかし、図43の組合せ6、7、8、9におけるこれらの決定方法は、それぞれ図43の組合せ2、3、4、5と同様であるため、再度の説明は省略する。
Here, (1) which level of output protection processing is performed by DTCP2 or DTCP1 and (2) determination of output control information when performing output protection processing by DTCP2 are described in the video of the received content. It is determined according to the combination of the resolution and the transfer characteristic (EOTF) identification information. However, since these determination methods in the
[図43組合せ10から13]
図43の組合せ10から13の例では、コンテンツコピー制御記述子の『digital_recording_control_data』パラメータが「コピー禁止」を示している。この場合、コピー制限があることが指定されていることから、コンテンツ利用制御記述子の『encryption_mode』パラメータが何れの値を示す場合でも、IPインタフェース出力時にもコンテンツ保護を行うことが望ましい。よって、DTCP2またはDTCP1の何れかによる出力保護を行う。その場合のコピー制御状態は何れも、コピー禁止を示す「Copy Never」とし、暗号化保護処理を行う。
[Fig. 43
In the examples of
ここで、(1)DTCP2またはDTCP1の何れのレベルの出力保護処理を行うかの点、と(2)DTCP2で出力保護処理を行う場合の出力制御情報の決定、については、受信コンテンツの映像の解像度と、伝達特性(EOTF)識別情報の組み合わせに応じて決定する。しかし、図43の組合せ10、11、12、13におけるこれらの決定方法は、それぞれ図43の組合せ2、3、4、5と同様であるため、再度の説明は省略する。
Here, (1) which level of output protection processing is performed by DTCP2 or DTCP1 and (2) determination of output control information when performing output protection processing by DTCP2 are described in the video of the received content. It is determined according to the combination of the resolution and the transfer characteristic (EOTF) identification information. However, since these determination methods in the
以上説明した図43のIPインタフェース出力を行う場合のコンテンツの出力保護の決定処理によれば、受信制御情報50100とともにコンテンツを受信し、コンテンツの映像について解像度変換処理や伝達特性変換処理を行わずにIPインタフェース出力を行う場合に、コンテンツの映像の画質に対する出力保護の観点と放送コンテンツの視聴者の利便性の観点の両者の観点においてバランスの良いコンテンツ出力保護を実現できる。
According to the content output protection determination process when the IP interface output of FIG. 43 is performed described above, the content is received together with the
次に、図44は放送受信装置40100が、受信制御情報50100とともにコンテンツを受信し、コンテンツの映像について解像度変換処理や伝達特性変換処理を行ってIPインタフェース出力を行う場合のコンテンツの出力保護の決定処理を示したものである。
図44の例においては、本実施例の放送受信装置40100が、受信したコンテンツの映像について解像度変換処理および/または伝達特性変換処理を行う。解像度変換処理は、図35Aの放送受信装置40100の映像デコーダ141と映像色域変換部142の間に解像度処理部を設けて、ここで実行すれば良い。伝達特性変換処理は実施例3および4で既に説明したとおり、映像色域変換部142で実行すれば良い。
Next, FIG. 44 shows a determination of content output protection when the
In the example of FIG. 44, the
ここで、図44の例においては、IPインタフェース出力を行う前に、コンテンツの映像の解像度変換処理および/または伝達特性変換処理がなされてしまうため、受信制御情報50100に含まれる情報だけでは、適切なコンテンツの出力保護の決定ができない。
Here, in the example of FIG. 44, since the resolution conversion processing and / or the transmission characteristic conversion processing of the video of the content is performed before the IP interface output is performed, the information included in the
そこで、受信制御情報50100に含まれる情報に加えて、解像度変換処理後の映像の解像度および/または伝達特性変換処理後の伝達特性も考慮してIPインタフェース出力を行う際のコンテンツの出力保護の決定をおこなう。具体的には、図43の「受信制御情報」の「映像解像度」に換えて「出力時状態」の「出力時映像解像度」との項目を設け、「受信制御情報」の「伝達特性識別情報(ETOF)」に換えて「出力時状態」の「出力時伝達特性」の項目を設けている。ここで、受信制御情報50100の主制御部101は、以下の判断により、「出力時状態」の「出力時映像解像度」と「出力時状態」の「出力時伝達特性」を決定する。
Therefore, in addition to the information included in the
まず、本実施例の放送受信装置40100が、受信したコンテンツの映像について解像度変換処理を行って伝達特性変換処理を行わない場合は、解像度変換処理後の映像の解像度を「出力時状態」の「出力時映像解像度」と判断し、「受信制御情報」の「伝達特性識別情報(ETOF)」に示される伝達特性を「出力時状態」の「出力時伝達特性」と判断すれば良い。
First, when the
また、本実施例の放送受信装置40100が、受信したコンテンツの映像について解像度変換処理を行なわずに伝達特性変換処理を行う場合は、「受信制御情報」の「映像解像度」を「出力時状態」の「出力時映像解像度」と判断し、伝達特性変換処理後の伝達特性を「出力時状態」の「出力時伝達特性」と判断すれば良い。
Further, when the
また、本実施例の放送受信装置40100が、受信したコンテンツの映像について解像度変換処理と伝達特性変換処理の両者を行う場合は、解像度変換処理後の映像の解像度を「出力時状態」の「出力時映像解像度」と判断し、伝達特性変換処理後の伝達特性を「出力時状態」の「出力時伝達特性」と判断すれば良い。
Further, when the
図44の例において本実施例の放送受信装置40100は、以上説明した判断により決定した「出力時状態」の「出力時映像解像度」と「出力時状態」の「出力時伝達特性」を用いて、図44に示されるIPインタフェース出力を行う場合のコンテンツの出力保護の決定処理を行う。しかし、既に説明した図43において、「受信制御情報」の「映像解像度」を「出力時状態」の「出力時映像解像度」に読み替え、「受信制御情報」の「伝達特性識別情報(ETOF)」を「出力時状態」の「出力時伝達特性」に読み替えた場合、図44の例と同様の制御となる。よって、図44の「受信制御情報」のコンテンツコピー制御記述子の『digital_recording_control_data』パラメータとコンテンツ利用制御記述子の『encryption_mode』パラメータと、「出力時状態」の「出力時映像解像度」と「出力時伝達特性」の組合せ1から13のそれぞれにおけるIPインタフェース出力制御は、図43の「受信制御情報」のコンテンツコピー制御記述子の『digital_recording_control_data』パラメータとコンテンツ利用制御記述子の『encryption_mode』パラメータと、「映像解像度」と「伝達特性識別情報(ETOF)」の組合せ1から13のそれぞれにおけるIPインタフェース出力制御と同様であるため、再度の説明は省略する。
In the example of FIG. 44, the
以上説明した図44のIPインタフェース出力を行う場合のコンテンツの出力保護の決定処理によれば、受信制御情報50100とともにコンテンツを受信し、コンテンツの映像について解像度変換処理および/または伝達特性変換処理を行ってIPインタフェース出力を行う場合に、コンテンツの映像の画質に対する出力保護の観点と放送コンテンツの視聴者の利便性の観点の両者の観点においてバランスの良いコンテンツ出力保護を実現できる。
According to the content output protection determination process when the IP interface output of FIG. 44 described above is performed, the content is received together with the
次に、図45は放送受信装置40100が、受信制御情報50100とともにコンテンツを受信し、コンテンツについて蓄積処理を行ってその後にIPインタフェース出力を行う場合のコンテンツの出力保護の決定処理を示したものである。蓄積処理の概要については、実施例1で既に説明したため、再度の説明は省略する。
Next, FIG. 45 shows a determination process of content output protection when the
まず、放送受信装置40100は、受信制御情報50100に含まれるコンテンツコピー制御記述子の『digital_recording_control_data』パラメータとコンテンツ利用制御記述子の『encryption_mode』パラメータとコンテンツ利用制御記述子の『copy_restriction_mode』パラメータとを用いて、蓄積対象コンテンツの蓄積制御状態を決定する。
First, the
ここで、コンテンツコピー制御記述子の『digital_recording_control_data』パラメータが「制約条件なしにコピー可能」を示し、コンテンツ利用制御記述子の『encryption_mode』パラメータが「保護しない」を示す場合(図45の組合せ1の例)には、コンテンツ利用制御記述子の『copy_restriction_mode』パラメータの値にかかわらず、「コピーの制限なしに蓄積、かつencryption_mode保護なし」という蓄積制御状態とする。
Here, when the "digital_recording_control_data" parameter of the content copy control descriptor indicates "copying is possible without restrictions" and the "encryption_mode" parameter of the content usage control descriptor indicates "not protected" (in
また、コンテンツコピー制御記述子の『digital_recording_control_data』パラメータが「制約条件なしにコピー可能」を示し、コンテンツ利用制御記述子の『encryption_mode』パラメータが「保護する」を示す場合(図45の組合せ2から5の例)には、コンテンツ利用制御記述子の『copy_restriction_mode』パラメータの値にかかわらず、「コピーの制限なしに蓄積、かつencryption_mode保護あり」という蓄積制御状態とする。
Further, when the "digital_recording_control_data" parameter of the content copy control descriptor indicates "copying is possible without restrictions" and the "encryption_mode" parameter of the content usage control descriptor indicates "protect" (
また、コンテンツコピー制御記述子の『digital_recording_control_data』パラメータが「1世代のみコピー可」を示し、コンテンツ利用制御記述子の『copy_restriction_mode』パラメータが「1世代のみコピー可」を示す場合(図45の組合せ6から9の例)には、コンテンツ利用制御記述子の『encryption_mode』パラメータが何れの値を示す場合にも、「再コピー禁止」という蓄積制御状態とする。
Further, when the "digital_recording_control_data" parameter of the content copy control descriptor indicates "only one generation can be copied" and the "copy_restriction_mode" parameter of the content usage control descriptor indicates "only one generation can be copied" (
また、コンテンツコピー制御記述子の『digital_recording_control_data』パラメータが「1世代のみコピー可」を示し、コンテンツ利用制御記述子の『copy_restriction_mode』パラメータが「個数制限コピー可」が運用できることを示す場合(図45の組合せ10から13の例)には、コンテンツ利用制御記述子の『encryption_mode』パラメータが何れの値を示す場合にも、「個数制限コピー可」の蓄積制御状態を可能とする。
Further, when the "digital_recording_control_data" parameter of the content copy control descriptor indicates "copying is possible only for one generation" and the "copy_restriction_mode" parameter of the content usage control descriptor indicates that "limited number of copies is possible" can be operated (FIG. 45). In the example of
また、コンテンツコピー制御記述子の『digital_recording_control_data』パラメータが「コピー禁止」を示す場合(図45の組合せ14から17の例)の場合においてコンテンツが蓄積可能な状態は、コンテンツコピー制御記述子の『digital_recording_control_data』パラメータとコンテンツ利用制御記述子の『copy_restriction_mode』とが何れの値を示す場合でも、「一時蓄積」の蓄積制御状態に限られる。「一時蓄積」の概要は実施例1で既に説明したため、再度の説明は省略する。
Further, when the "digital_recording_control_data" parameter of the content copy control descriptor indicates "copy prohibited" (examples of
以上説明したとおり、放送受信装置40100は、受信制御情報50100に含まれるコンテンツコピー制御記述子の『digital_recording_control_data』パラメータとコンテンツ利用制御記述子の『encryption_mode』パラメータとコンテンツ利用制御記述子の『copy_restriction_mode』パラメータとを用いて、蓄積対象コンテンツの蓄積制御状態を決定する。
As described above, the
次に、放送受信装置40100は、蓄積されているコンテンツをIPインタフェースから出力する際に、該コンテンツの蓄積制御状態と、該コンテンツを出力する際の「出力時映像解像度」と「出力時伝達特性」とに応じて、IPインタフェース出力のコンテンツの出力保護の決定をおこなう。ここで、図45の例においては、コンテンツの蓄積処理前後にコンテンツの映像について解像度変換処理および/または伝達特性変換処理がなされる可能性がある。これは、放送受信装置40100がコンテンツを受信してIPインタフェースから出力する前に解像度変換処理および/または伝達特性変換処理がなされる可能性がある点で図44の例と共通である。よって、放送受信装置40100における「出力時映像解像度」と「出力時伝達特性」の判断は、図44の例と同様に行えば良いため、再度の説明は省略する。
Next, when the
次に、図45のそれぞれの組合せにおけるIPインタフェース出力を行う場合のコンテンツの出力保護の決定について説明する。 Next, the determination of content output protection when IP interface output is performed in each combination of FIG. 45 will be described.
[図45組合せ1]
図45に示される組合せ1の例、すなわち、「コピーの制限なしに蓄積、かつencryption_mode保護なし」という蓄積制御状態のコンテンツをIPインタフェース出力する場合には、図44の組合せ1と同様のコンテンツの出力制御を行えば良い。繰り返しになるため、再度の説明は省略する。
FIG. 45
In the case of outputting the example of the
[図45組合せ2から5]
図45に示される組合せ2から5の例、すなわち、「コピーの制限なしに蓄積、かつencryption_mode保護あり」という蓄積制御状態のコンテンツをIPインタフェース出力する場合には、図44の組合せ2から5と同様のコンテンツの出力制御を行えば良い。繰り返しになるため、再度の説明は省略する。
[Fig. 45
In the case of the example of
[図45組合せ6から9]
図45に示される組合せ6から9の例、すなわち、「再コピー禁止」という蓄積制御状態のコンテンツをIPインタフェース出力する場合には、該出力処理が出力先の機器で視聴するための視聴用出力であるか、出力先の機器へのコンテンツのムーブであるかにより、出力時のコピー制御状態が異なる。具体的には、当該IPインタフェース出力が視聴用出力である場合には、コピー制御状態を、再コピー禁止を示す「No More Copies」として出力する。当該IPインタフェース出力がムーブである場合には、コピー制御状態を、「Move」として出力する。図45に示される組合せ6、7、8、9のそれぞれにおいて、IPインタフェース出力におけるその他のコンテンツ保護制御については、図44に示される組合せ6、7、8、9のそれぞれと同様であるため、再度の説明を省略する。
[Fig. 45 Combinations 6-9]
An example of
[図45組合せ10から13]
図45の組合せ10、11、12、13のそれぞれの例、すなわち、「個数制限コピー可」という蓄積制御状態のコンテンツをIPインタフェース出力する場合のコンテンツ保護制御は図45の組合せ6、7、8、9のそれぞれの例とほぼ同様である。相違する点は、以下のとおりである。蓄積制御状態が「再コピー禁止」のコンテンツをIPインタフェース出力する場合ムーブ処理を1回行うと放送受信装置40100において当該コンテンツを再生不能化する必要がある(なおコンテンツが再生不能化されるまでは何回でも視聴用出力が可能である)。これに対し、蓄積制御状態が「個数制限コピー可」はIPインタフェース出力を介して出力先の機器に対して複数回のコピー処理と最後にムーブ処理が1回可能である。例えば、一例としてコピー処理を9回行い、最後にムーブ処理が1回可能となる。最後のムーブ処理の際に放送受信装置40100において当該コンテンツを再生不能化する必要がある。ここで、放送受信装置40100としては、数回のコピー処理の一つ一つをコピー処理として扱うが、そのコピー処理の一つ一つのコンテンツは、IPインタフェース出力の保護処理においてはコピー制御状態を「Move」として出力される。
すなわち、蓄積制御状態「個数制限コピー可」のコンテンツのコピー処理は、放送受信装置40100において当該コンテンツを予め複数個蓄積している状態を仮想的に設定し、蓄積した複数個のコンテンツの一つ一つを、IPインタフェース出力を介してムーブする処理として実行されるものである。ここで、実際に同一のコンテンツを予め複数個蓄積するとストレージ部の容量に対して非効率な蓄積状態となる。よって、実際には、当該コンテンツは一つだけ蓄積しておき、その蓄積個数情報を管理情報としてストレージ部やメモリ部に格納して管理するようにすれば良い。これが上記の「仮想的に」という説明の意味である。
[Fig. 45
The examples of
That is, in the copy processing of the content in the storage control state "limited number of copies possible", a state in which a plurality of the contents are stored in advance in the
以上説明した点以外は、図45の組合せ10、11、12、13の例におけるIPインタフェース出力する場合のコンテンツ保護制御は図45の組合せ6、7、8、9のそれぞれの例と同様であるため、再度の説明は省略する。
Except for the points described above, the content protection control in the case of IP interface output in the examples of
[図45組合せ14から17]
図45の組合せ14、15、16、17のそれぞれの例、すなわち、「一時蓄積」という蓄積制御状態のコンテンツをIPインタフェース出力する場合のコンテンツ保護制御は図45の組合せ6、7、8、9のそれぞれの例とほぼ同様である。相違する点は、「一時蓄積」という蓄積制御状態のコンテンツは他の機器にムーブすることができない(ムーブ不可)であるという点である。その他の点についてのIPインタフェース出力する場合のコンテンツ保護制御は図45の組合せ6、7、8、9のそれぞれの例と同様であるため、再度の説明は省略する。
[Fig. 45
The examples of
以上説明した図45のIPインタフェース出力を行う場合のコンテンツの出力保護の決定処理によれば、受信制御情報50100とともにコンテンツを受信し、コンテンツの蓄積を行ってIPインタフェース出力を行う場合に、コンテンツの映像の画質に対する出力保護の観点と放送コンテンツの視聴者の利便性の観点の両者の観点においてバランスの良いコンテンツ出力保護を実現できる。
According to the content output protection determination process of FIG. 45 described above, when the content is received together with the
以上、本実施例の放送通信システムおよび放送受信装置40100によれば、コンテンツのデジタルコピーに関する制御情報およびコンテンツの蓄積や出力に関する制御情報、またはコンテンツの蓄積状態、およびコンテンツの映像の解像度およびコンテンツの映像の伝達特性などに応じて、コンテンツの映像の画質に対する出力保護の観点と放送コンテンツの視聴者の利便性の観点の両者の観点においてバランスの良いコンテンツ出力保護制御をおこなうことが可能となる。すなわち、本実施例の放送通信システムおよび放送受信装置40100によれば、より好適なコンテンツ出力保護制御をおこなうことが可能となる。
As described above, according to the broadcasting communication system and the
以上、本発明の実施形態の例を、実施例1〜5を用いて説明したが、本発明の技術を実現する構成は前記実施例に限られるものではなく、様々な変形例が考えられる。例えば、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成と置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。これらは全て本発明の範疇に属するものである。また、文中や図中に現れる数値やメッセージ等もあくまでも一例であり、異なるものを用いても本発明の効果を損なうことはない。 Although the examples of the embodiments of the present invention have been described above with reference to Examples 1 to 5, the configuration for realizing the technique of the present invention is not limited to the above Examples, and various modified examples can be considered. For example, it is possible to replace a part of the configuration of one embodiment with the configuration of another embodiment, and it is also possible to add the configuration of another embodiment to the configuration of one embodiment. All of these belong to the category of the present invention. In addition, numerical values and messages appearing in sentences and figures are merely examples, and the effects of the present invention may not be impaired even if different ones are used.
前述した本発明の機能等は、それらの一部または全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現しても良い。また、マイクロプロセッサユニット等がそれぞれの機能等を実現する動作プログラムを解釈して実行することによりソフトウェアで実現しても良い。ハードウェアとソフトウェアを併用しても良い。 The above-mentioned functions of the present invention and the like may be realized by hardware, for example, by designing a part or all of them with an integrated circuit. Further, it may be realized by software by interpreting and executing an operation program in which the microprocessor unit or the like realizes each function or the like. Hardware and software may be used together.
なお、放送受信装置100を制御する前記ソフトウェアは、製品出荷の時点で予め放送受信装置100のROM103および/またはストレージ(蓄積)部110等に格納された状態であっても良い。製品出荷後にインターネット200上のその他のアプリケーションサーバ500等からLAN通信部121を介して取得するものであっても良い。また、メモリカードや光ディスク等に格納された前記ソフトウェアを、拡張インタフェース部124等を介して取得しても良い。
The software that controls the
また、図中に示した制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、必ずしも製品上の全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際にはほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えても良い。 In addition, the control lines and information lines shown in the figure indicate those considered necessary for explanation, and do not necessarily indicate all the control lines and information lines on the product. In practice, it can be considered that almost all configurations are interconnected.
100,800,40100…放送受信装置、100a,40100a…アンテナ、101,801…主制御部、102,802…システムバス、103,803…ROM、104,804…RAM、110,810…ストレージ部、121,821…LAN通信部、124,824…拡張インタフェース部、125,825,40125…デジタルインタフェース部、131,831,832…チューナ/復調部、132…分離部、141…映像デコーダ、142…映像色域変換部、143…音声デコーダ、144…文字スーパーデコーダ、145…字幕デコーダ、146…字幕合成部、147…字幕色域変換部、151…データデコーダ、152…キャッシュ部、153…アプリケーション制御部、154…ブラウザ部、155…アプリケーション色域変換部、156…音源部、161,861…映像合成部、162,862…モニタ部、163,863…映像出力部、164,864…音声合成部、165,865…スピーカ部、166,866…音声出力部、170,870…操作入力部、40181…トランスコード処理部、841…MMTデコード処理部、842…MPEG2−TSデコード処理部、200…インターネット、200r…ルータ装置、200a…アクセスポイント、300t…電波塔、300s…放送衛星(または通信衛星)、300…放送局サーバ、390c…撮影機器、390e…編集機器、400…サービス事業者サーバ、500…その他のアプリケーションサーバ、600…移動体電話通信サーバ、600b…基地局、700…携帯情報端末、40200…接続ケーブル、40300…モニタ装置。
100,800,40100 ... Broadcast receiver, 100a, 40100a ... Antenna, 101,801 ... Main control unit, 102,802 ... System bus, 103,803 ... ROM, 104,804 ... RAM, 110,810 ... Storage unit, 121,821 ... LAN communication unit, 124,824 ... Extended interface unit, 125,825,40125 ... Digital interface unit, 131,831,832 ... Tuner / demodulation unit, 132 ... Separation unit, 141 ... Video decoder, 142 ... Video Color range conversion unit, 143 ... Audio decoder, 144 ... Character super decoder, 145 ... Subtitle decoder, 146 ... Subtitle synthesis unit, 147 ... Subtitle color range conversion unit, 151 ... Data decoder, 152 ... Cache unit, 153 ... Application control unit , 154 ... Browser unit, 155 ... Application color range conversion unit, 156 ... Sound source unit, 161,861 ... Video synthesis unit, 162,862 ... Monitor unit, 163,863 ... Video output unit, 164,864 ... Audio synthesis unit, 165,865 ... Speaker unit, 166,866 ... Audio output unit, 170,870 ... Operation input unit, 40181 ... Transcode processing unit, 841 ... MMT decoding processing unit, 842 ... MPEG2-TS decoding processing unit, 200 ... Internet, 200r ... Router device, 200a ... Access point, 300t ... Radio tower, 300s ... Broadcasting satellite (or communication satellite), 300 ... Broadcasting station server, 390c ... Imaging equipment, 390e ... Editing equipment, 400 ... Service provider server, 500 ... Other application servers, 600 ... mobile telephone communication servers, 600b ... base stations, 700 ... mobile information terminals, 40200 ... connection cables, 40300 ... monitor devices.
Claims (1)
前記伝送システムは、DTCP2のL2−Onlyフラグに対応する制御情報、DTCP2のEIフラグに対応する制御情報、DTCP2のHDRフラグに対応する制御情報、DTCP2のSDOフラグに対応する制御情報のいずれも放送局側から前記受信装置へ伝送しないものであり、
前記伝送システムにおいて、前記受信装置は、DTCP2のL2−Onlyフラグに対応する制御情報、DTCP2のEIフラグに対応する制御情報、DTCP2のHDRフラグに対応する制御情報、DTCP2のSDOフラグに対応する制御情報のいずれも取得しない受信装置であり、
前記伝送システムにおいて、前記放送局側から前記受信装置へ前記2K超コンテンツを伝送する伝送ステップと、
前記伝送ステップで伝送された前記2K超コンテンツを前記受信装置が受信する受信ステップと、
前記受信ステップで受信した前記2K超コンテンツを、前記受信装置が有するインタフェースを介して2K超コンテンツのまま出力する出力ステップと、
を備え、
前記受信ステップで受信した前記2K超コンテンツが、前記伝送システムにおいて制約条件なしにコピー可能のコピー制御状態で伝送されたコンテンツであってもコピー制限があるコピー制御状態で伝送されたコンテンツであっても、当該コンテンツを2K超コンテンツのまま前記インタフェースを介してDTCP2によるコンテンツの保護を行って出力するときにDTCP2のHDRフラグを0として出力するものであり、
前記受信ステップで受信した前記2K超コンテンツが、前記伝送システムにおいて制約条件なしにコピー可かつインタフェース出力での暗号化が必要ないことを示す状態で伝送されたコンテンツであるとき、当該コンテンツを2K超コンテンツのまま前記インタフェースを介してDTCP2によるコンテンツの保護を行って出力するときに当該コンテンツがSDRコンテンツであってもDTCP2のHDRフラグを0として出力する、
コンテンツの保護方法。 Protection of content in a transmission system in which a broadcast program of content having a resolution exceeding 1920 pixels horizontal × 1080 pixels vertical (hereinafter referred to as “2K super content”) is transmitted from the broadcasting station side and the receiving device receives the 2K super content. It ’s a method,
The transmission system broadcasts all of the control information corresponding to the L2-Only flag of DTCP2, the control information corresponding to the EI flag of DTCP2, the control information corresponding to the HDR flag of DTCP2, and the control information corresponding to the SDO flag of DTCP2. It is not transmitted from the station side to the receiving device.
In the transmission system, the receiving device receives control information corresponding to the L2-Only flag of DTCP2, control information corresponding to the EI flag of DTCP2, control information corresponding to the HDR flag of DTCP2, and control corresponding to the SDO flag of DTCP2. It is a receiving device that does not acquire any information.
In the transmission system, a transmission step of transmitting the 2K or more content from the broadcasting station side to the receiving device, and
A receiving step in which the receiving device receives the 2K or more content transmitted in the transmission step, and a receiving step.
An output step in which the 2K super-content received in the reception step is output as the 2K super-content as it is via the interface of the receiving device.
With
The 2K or more content received in the reception step is content transmitted in a copy control state with copy restrictions even if the content is transmitted in a copy control state that can be copied without restrictions in the transmission system. Also, when the content is output as it is over 2K content while the content is protected by DTCP2 via the interface, the HDR flag of DTCP2 is output as 0.
When the content over 2K received in the reception step is content transmitted in a state indicating that the transmission system can copy without restrictions and encryption at the interface output is not required, the content is over 2K. When the content is protected by DTCP2 via the interface and output as the content, the HDR flag of DTCP2 is output as 0 even if the content is SDR content.
How to protect your content.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021129234A JP7134314B2 (en) | 2016-09-13 | 2021-08-05 | How to protect your content |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016178241A JP6927680B2 (en) | 2016-09-13 | 2016-09-13 | Receiver |
JP2021129234A JP7134314B2 (en) | 2016-09-13 | 2021-08-05 | How to protect your content |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016178241A Division JP6927680B2 (en) | 2016-09-12 | 2016-09-13 | Receiver |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021170851A true JP2021170851A (en) | 2021-10-28 |
JP7134314B2 JP7134314B2 (en) | 2022-09-09 |
Family
ID=61693327
Family Applications (3)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016178241A Active JP6927680B2 (en) | 2016-09-12 | 2016-09-13 | Receiver |
JP2021129244A Active JP7135178B2 (en) | 2016-09-13 | 2021-08-05 | Content output method |
JP2021129234A Active JP7134314B2 (en) | 2016-09-13 | 2021-08-05 | How to protect your content |
Family Applications Before (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016178241A Active JP6927680B2 (en) | 2016-09-12 | 2016-09-13 | Receiver |
JP2021129244A Active JP7135178B2 (en) | 2016-09-13 | 2021-08-05 | Content output method |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (3) | JP6927680B2 (en) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20210021359A1 (en) * | 2018-03-28 | 2021-01-21 | Sony Corporation | Information processing device, information processing method, and program |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003234999A (en) * | 2002-02-07 | 2003-08-22 | Hitachi Ltd | Digital information receiving apparatus, recording apparatus and transmitting apparatus |
JP2010130600A (en) * | 2008-12-01 | 2010-06-10 | Hitachi Ltd | Receiving apparatus and method |
JP2012029326A (en) * | 2011-10-14 | 2012-02-09 | Hitachi Ltd | Information output method |
WO2015007910A1 (en) * | 2013-07-19 | 2015-01-22 | Koninklijke Philips N.V. | Hdr metadata transport |
WO2015194102A1 (en) * | 2014-06-20 | 2015-12-23 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | Playback method and playback apparatus |
JP2016127304A (en) * | 2014-12-26 | 2016-07-11 | 株式会社東芝 | Content transmitter, content receiver, content transmission method, and content reception method |
-
2016
- 2016-09-13 JP JP2016178241A patent/JP6927680B2/en active Active
-
2021
- 2021-08-05 JP JP2021129244A patent/JP7135178B2/en active Active
- 2021-08-05 JP JP2021129234A patent/JP7134314B2/en active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003234999A (en) * | 2002-02-07 | 2003-08-22 | Hitachi Ltd | Digital information receiving apparatus, recording apparatus and transmitting apparatus |
JP2010130600A (en) * | 2008-12-01 | 2010-06-10 | Hitachi Ltd | Receiving apparatus and method |
JP2012029326A (en) * | 2011-10-14 | 2012-02-09 | Hitachi Ltd | Information output method |
WO2015007910A1 (en) * | 2013-07-19 | 2015-01-22 | Koninklijke Philips N.V. | Hdr metadata transport |
WO2015194102A1 (en) * | 2014-06-20 | 2015-12-23 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | Playback method and playback apparatus |
JP2016127304A (en) * | 2014-12-26 | 2016-07-11 | 株式会社東芝 | Content transmitter, content receiver, content transmission method, and content reception method |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021170852A (en) | 2021-10-28 |
JP6927680B2 (en) | 2021-09-01 |
JP7135178B2 (en) | 2022-09-12 |
JP2018046350A (en) | 2018-03-22 |
JP7134314B2 (en) | 2022-09-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2021180520A (en) | Method for protecting content | |
JP2021166398A (en) | Receiving device | |
JP2021048630A (en) | Reception device | |
JP6905632B2 (en) | How to protect your content | |
JP6905631B2 (en) | How to protect your content | |
JP2021170851A (en) | Method of protecting contents | |
JP2021170800A (en) | Receiving device | |
JP2021168490A (en) | Receiving device | |
JP2021141607A (en) | Content output method | |
JP6909344B2 (en) | How to protect your content | |
JP6913801B2 (en) | How to protect your content | |
JP6895006B2 (en) | How to protect your content | |
JP6912632B2 (en) | How to protect your content | |
JP6912633B2 (en) | How to protect your content | |
JP6912634B2 (en) | How to protect your content | |
JP6836685B2 (en) | Content output method | |
JP6836686B2 (en) | Content output method | |
JP6808879B2 (en) | How to protect your content | |
JP6806945B2 (en) | How to protect your content | |
JP6806944B2 (en) | How to protect your content | |
JP6808881B2 (en) | Content output method | |
JP6854949B2 (en) | How to protect your content | |
JP6854950B2 (en) | How to protect your content | |
JP6885707B2 (en) | Content output method | |
JP6892240B2 (en) | Content output method |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210805 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20211022 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220802 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220830 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7134314 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |