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JP2021168703A - 経口組成物 - Google Patents

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貴俊 尾上
Takatoshi Onoue
整一 北村
Seiichi Kitamura
和也 山口
Kazuya Yamaguchi
欣也 高垣
Kinya Takagaki
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Abstract

【課題】 優れた高血圧症の予防及び/又は改善効果を有する組成物を提供すること。【解決手段】 ロングペッパー、グリーンペッパー、ウォーターペッパー、チリペッパー、ブラックペッパー等のペッパー植物と、ビタミン類又はポリフェノールとを含有する経口組成物である。【選択図】図1

Description

本発明は、高血圧症を予防及び/又は改善することができる経口組成物に関する。
高血圧は、わが国で多くみられる疾患であり、高齢化や食生活の欧米化等により、その患者数は増加傾向にある。血圧が上昇するにつれて、脳や心臓に係る疾患が生じやすくなることがわかっている。
このような血圧改善のための組成物として、例えば、特定の方法で得られた乳酸菌発酵物を有効成分とする高血圧抑制剤(特許文献1参照)や、炭素数16以上の長鎖炭化水素を有効成分とする高血圧改善剤(特許文献2参照)が提案されている。
特開2013−32347号公報 特開2010−248078号公報
本発明の課題は、優れた高血圧症の予防及び/又は改善効果を有する組成物を提供することにある。
本発明者らは、ロングペッパー、グリーンペッパー等のペッパー植物のもつ機能について鋭意調査・研究したところ、ペッパー植物が用量依存的なACE(アンジオテンシン変換酵素)活性阻害能を有するという知見を得た。本発明者らは、さらに研究を進めた結果、このペッパー植物にビタミン類やポリフェノールといった特定の成分を加えることにより、ACE活性阻害能を高めることができ、非常に優れた高血圧症の予防及び/又は改善効果を得ることができることを見いだし、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、ペッパー植物と、ビタミン類又はポリフェノールとを含有することを特徴とする経口組成物に関する。
本発明の経口組成物において用いられるペッパー植物は、ウォーターペッパー、ロングペッパー、グリーンペッパー、チリペッパー、及びブラックペッパーから選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。
本発明の経口組成物において用いられるビタミン類は、ビタミンB1塩酸塩、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ニコチン酸、D−パントテン酸ナトリウム、ビオチン、葉酸、ビタミンC、ビタミンA、ビタミンD3、ビタミンE、及びビタミンKから選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。
本発明の経口組成物において用いられるポリフェノールは、没食子酸、クロロゲン酸、及びカテキンから選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。
本発明の経口組成物は、錠状、カプセル状、粉末状、顆粒状、又は液状であることが好ましい。
本発明の経口組成物は、高血圧症の予防及び/又は改善のための高血圧症予防改善用組成物であることが好ましく、例えば、機能性食品である。
本発明の経口組成物は、ペッパー植物を有効成分とする高血圧症予防改善用組成物であって、さらにビタミン類又はポリフェノールを配合することを特徴とする高血圧症予防改善用組成物に関する。ビタミン類又はポリフェノールは、ペッパー植物より少ない配合量であっても、優れた効果を発揮する。
本発明の経口組成物は、ペッパー植物を有効成分として含有することを特徴とするビタミン類又はポリフェノールを配合した高血圧症予防改善促進用組成物に関する。
本発明の経口組成物は、ペッパー植物のアンジオテンシン変換酵素の活性部位への結合を促進するビタミン類又はポリフェノールを配合した高血圧症予防改善用組成物に関する。
本発明は、ペッパー植物を配合した経口組成物において、ビタミン類又はポリフェノールを配合することを特徴とする高血圧症予防改善用組成物の製造方法に関する。
本発明の経口組成物によれば、ACE活性を阻害し、高血圧症の予防及び/又は改善することができる。
本発明の組成物(ロングペッパー+ビタミン類又はポリフェノール)を適用した場合のACE阻害率の結果を示す図である。 本発明の組成物(グリーンペッパー+ビタミン類又はポリフェノール)を適用した場合のACE阻害率の結果を示す図である。 本発明の組成物(ウォーターペッパー+ビタミン類又はポリフェノール)を適用した場合のACE阻害率の結果を示す図である。 本発明の組成物(チリペッパー+ビタミン類又はポリフェノール)を適用した場合のACE阻害率の結果を示す図である。 本発明の組成物(ブラックペッパー+ビタミン類又はポリフェノール)を適用した場合のACE阻害率の結果を示す図である。
本発明の経口組成物は、ペッパー植物と、ビタミン類又はポリフェノールとを含有することを特徴とする。本発明の組成物においては、ビタミン類及びポリフェノールの両者を含有してもよく、ビタミン類及びポリフェノールの各成分は、2種以上組合せて用いてもよい。2種以上組み合せて用いる場合、ペッパー植物との相乗効果の高いビタミン類又はポリフェノール同士を組み合わせることが好ましい。
本発明の組成物は、ペッパー植物及びビタミン類又はポリフェノールの組合せにより、ACE活性阻害能を高め、優れた血圧改善効果を得ることができ、高血圧をより有効に予防、改善することができる。したがって、本発明の組成物は、ACE活性阻害剤として用いることができる。
[ペッパー植物]
本発明の組成物に用いるペッパー植物は、地上部、根部、果実等、植物のいずれの部位であってもよく、植物そのものの他、その乾燥物、乾燥粉砕物、搾汁、抽出物、発酵物等の植物処理物を用いることができる。粉砕物としては、粉末、顆粒等が挙げられる。絞汁や抽出物は、液状であってもよいが、ペースト状や乾燥粉末として用いることもできる。抽出物は、適当な溶媒を用いて抽出することに得ることができ、溶媒としては、例えば、水(温水、熱水)、エタノール、含水エタノールを用いることができる。ペッパー植物は、市販されているものを使用してもよい。
(ロングペッパー:学名Piper longum)
ロングペッパー(long pepper)は、Piperaceae科の植物であって、蔓性の常緑木本である。その果実は、刺激的な風味や辛味を持ち、古くから果実を乾燥させて香辛料や調味料として用いられている。本発明の組成物において用いる部位としては、果実を用いることが好ましい。
(グリーンペッパー:学名Capsicum annuum)
グリーンペッパーは、Solanaceae科の植物であって、多年草(温帯域では一年草)または低木である。チリペッパーの甘味種で果実は独特な風味を持ち、グリーンペッパーの未熟な果実は、主に香辛料や野菜として用いられる。本発明の組成物において用いる部位としては、果実を用いることが好ましく、未熟な果実を用いることが特に好ましい。
(ウォーターペッパー:学名Persicaria hydropiper)
ウォーターペッパーは、Polygonaceae科の植物であって、水辺生、一年生であり、地下茎を引かない特徴を有する。ウォーターペッパーは、特有の香りと辛味を持ち、香辛料として薬味や刺身の添え物などに用いられる。本発明の組成物において用いる部位としては、芽部(スプラウト)を用いることが好ましい。
(チリペッパー:学名Capsicum annuum)
チリペッパーは、Solanaceae科の植物であって、多年草(温帯域では一年草)または低木である。果実は刺激的な辛味を持ち、果実を乾燥させて香辛料として主に用いられている。本発明の組成物において用いる部位としては、果実を用いることが好ましい。
(ブラックペッパー:学名Piper nigrum)
ブラックペッパーは、Piperaceae科の植物であって、蔓性の常緑木本である。その果実は独特の風味をもち、果実を乾燥させて香辛料として主に用いられている。本発明の組成物において用いる部位としては、果実を用いることが好ましく、未熟な果実を用いることが特に好ましい。
[ビタミン類又はポリフェノール]
(ビタミン類)
本発明の経口組成物においては、ペッパー植物と共に、ビタミン類を用いることが好ましい。ビタミン類としては、ビタミンB1塩酸塩、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ニコチン酸、D−パントテン酸ナトリウム、ビオチン、葉酸、ビタミンC(以上、水溶性ビタミン)、ビタミンA、ビタミンD3、ビタミンE、及びビタミンK1(以上、脂溶性ビタミン)から選ばれる少なくとも1種を用いることが好ましい。
(ポリフェノール)
本発明の経口組成物においては、ペッパー植物と共に、ポリフェノールを用いることが好ましい。ポリフェノールとしては、没食子酸、クロロゲン酸、及びカテキンから選ばれる少なくとも1種を用いることが好ましい。
これらビタミン類又はポリフェノールは、ペッパー植物の高血圧症の予防及び/又は改善機能の促進剤として機能する。
本発明の経口組成物としては、例えば、医薬品(医薬部外品を含む)や、特定保健用食品、栄養機能食品、機能性表示食品等の所定機関より効能の表示が認められた機能性食品などのいわゆる健康食品や、一般的な食品、食品添加剤、飼料等を挙げることができる。本発明の経口組成物は、高血圧の人に限らず、高血圧が気になる人などが、性別や年齢に関係なく摂取することができる。
本発明の経口組成物は、高血圧症の予防及び/又は改善に用いられる高血圧予防改善用組成物として用いることができ、かかる高血圧予防改善用組成物は、ペッパー植物及び所定のビタミン類又はポリフェノールを含有し、高血圧症の予防及び/又は改善に用いられる点において、製品として他の製品と区別することができるものであれば特に制限されるものではない。例えば、本発明に係る製品の本体、包装、説明書、宣伝物のいずれかに高血圧症の予防及び/又は改善機能がある旨を表示したものが本発明の範囲に含まれる。なお、本発明の高血圧予防改善用組成物は、製品の包装等に、本発明における組合せの成分(ペッパー植物及びビタミン類又はポリフェノール)が高血圧症の予防及び/又は改善効果の有効成分として表示されているものに限られない。例えば、有効成分を特定していないものであってもよく、ペッパー植物及びビタミン類又はポリフェノールを有効成分として表示したものであってもよく、ペッパー植物のみを有効成分として表示したものであってもよい。
具体的に高血圧予防改善用組成物としては、医薬品やいわゆる健康食品が挙げられ、いわゆる健康食品においては、「血圧が高めの方に」、「血圧が気になる方に」、「正常な血圧を維持するのを助ける」、「高めの血圧を下げる」、「血圧が高めの方の血圧を改善」、「血圧が高めの方の血圧を下げる」、「血圧が高めの方の血圧を下げるのを助ける」、「血圧が高めの方に適した機能」、「血圧を低下させる機能」、「血圧が高めな方の健康な血圧をサポートする」、「血圧が高めの方の健康に役立つ」等を表示したものを例示することができる。
本発明の経口組成物の形態としては、例えば、錠状、カプセル状、粉末状、顆粒状、液状、粒状、棒状、板状、ブロック状、固形状、丸状、ペースト状、クリーム状、カプレット状、ゲル状、チュアブル状、スティック状等を挙げることができる。これらの中でも、錠状、カプセル状、粉末状、顆粒状、液状の形態が特に好ましい。具体的には、サプリメントや、ペットボトル、缶、瓶等に充填された容器詰飲料や、水(湯)、牛乳、果汁、青汁等に溶解して飲むためのインスタント飲料や、食品添加剤を例示することができる。これらは食事の際などに手軽に飲用しやすく、また嗜好性を高めることができるという点で好ましい。
本発明の経口組成物におけるペッパー植物及びビタミン類又はポリフェノール(本発明の成分)の合計含有量としては、その効果の奏する範囲で適宜含有させればよい。
一般的には、本発明の経口組成物が医薬品やサプリメントの場合には、本発明の成分が全体の0.0001〜100重量%含まれていることが好ましく、0.1〜85重量%含まれていることがより好ましく、0.5〜70重量%含まれていることがさらに好ましい。
本発明の経口組成物が容器詰飲料である場合には、本発明の成分は全体の0.0001〜15重量%含まれていることが好ましく、0.001〜12.5重量%含まれていることがより好ましく、0.01〜10重量%含まれていることがさらに好ましい。
また、本発明の経口組成物がインスタント飲料である場合には、本発明の成分は全体の0.001〜80重量%含まれていることが好ましく、0.005〜70重量%含まれていることがより好ましく、0.1〜60重量%含まれていることがさらに好ましい。
本発明の効果をより有効に発揮させるためには、本発明の成分は本発明の経口組成物全体の80%以上含まれていることが好ましく、90%以上含まれていることがより好ましく、95%以上含まれていることがさらに好ましく、100%であることが特に好ましい。
本発明の経口組成物の摂取量としては特に制限はないが、本発明の効果をより顕著に発揮させる観点から、ペッパー植物が乾燥物、乾燥粉砕物の場合、成人(65kg)の1日当たりの本発明の成分の摂取量が、100mg/日以上となるように摂取することが好ましく、200mg/日以上となるように摂取することがより好ましく、400mg/日以上となるように摂取することがさらに好ましい。その上限は特に制限されないが、例えば、5000mg/日であり、好ましくは4000mg/日である。ペッパー植物が搾汁、抽出物の場合は、乾燥物との重量比に基づいて換算した量とすることが好ましい。
本発明の経口組成物は、1日の摂取量が前記摂取量となるように、1つの容器に、又は例えば2〜3の複数の容器に分けて、1日分として収容することができる。
ペッパー植物及びビタミン類又はポリフェノールの配合重量比としては、0.5:1〜70:1の範囲であることが好ましく、0.75:1〜60:1の範囲であることがより好ましく、1:1〜60:1の範囲であることがさらに好ましく、1:1〜50:1の範囲であることが特に好ましい。ペッパー植物及びビタミン類又はポリフェノールの配合比が、上記範囲であることにより、本発明の効果をより有効に発揮することができる。
本発明の経口組成物は、必要に応じて、経口用として許容される本発明の成分以外の成分を添加して、公知の方法によって製造することができる。
本発明の経口組成物を水に溶解した場合のpHは、特に限定されないが、pH2.0〜7.0の範囲が好ましく、pH3.0〜6.5がより好ましく、pH4.5〜6.5であることが最も好ましい。
以下、本発明を実施例に基づき説明する。
[実施例1]
(原料)
ペッパー植物としては、ウォーターペッパーの芽部、ロングペッパーの果実、チリペッパーの果実、グリーンペッパーの果実、及びブラックペッパーの果実の乾燥物を60%エタノールで抽出したエタノール抽出物を用いた。各抽出物を10%DMSOに懸濁し、1時間ボルテックスした後、遠心を行い、上清を採取した。得られた上清を、終濃度1%DMSOとなるようにし所定の濃度に系列希釈したものをサンプル溶液(ペッパー溶液)として試験に使用した。
ビタミン類又はポリフェノールとしては、ビタミンB1塩酸塩、ビタミンB2、ビタミンB6(ピリドキシン塩酸塩)、ビタミンB12、ニコチン酸(ナイアシン)、D−パントテン酸ナトリウム、ビオチン、葉酸、ビタミンC(L(+)−アスコルビン酸ナトリウム)、ビタミンA、ビタミンD3、ビタミンE(DL−αトコフェロール)、ビタミンK1、没食子酸、クロロゲン酸、カテキンについて、いずれも市販の試薬を用いた。各試薬10%DMSO又は100%DMSOに溶解した後、終濃度1%DMSOとなるようにし所定の濃度に希釈したものをサンプル溶液(ビタミン類又はポリフェノール溶液)として試験に使用した。
(試験)
ACE Kit-WST((株)同仁化学研究所製)を用いて、3-Hydroxybutyryl-Gly-Gly-Gly(3HB-GGG) から切り出されてくる3-Hydroxybutyric acid(3HB)を酵素法により検出することにより、ACE活性阻害を求めた。
各ウェルにサンプル溶液10μLを加えた。サンプル溶液としては、本発明の実施例に係る溶液(ペッパー溶液5μL+ビタミン類又はポリフェノール溶液5μL)、比較例1に係る溶液(ペッパー溶液5μL+1%DMSO5μL)、及び比較例2に係る溶液(ビタミン類又はポリフェノール溶液5μL+1%DMSO5μL)を用いた。なお、ブランク及びテストコントロールとしては、1%DMSO10μLを用いた。
全ウェルに、Substrate Bufferを10μLずつ添加した。ブランクのウェルにのみ1%DMSOを10μL加え、実施例、比較例1及び2、テストコントロールのウェルにEnzyme Working Solutionを10μL加えた。37±1℃にて60分間インキュベートした。全ウェルに、Indicator Working Solutionを100μL加え、10分間、室温静置した。光分析装置にて450nmにおける吸光度を測定した。吸光度から、ACE阻害活性(阻害率%)を求めた。なお、サンプルブランクとして、サンプル溶液10μLに、純水120μL加えたものを用いた。
ACE阻害活性(阻害率%)
=[1−(Asample−Asample blank)/(Atest control−Ablank)]×100
test control:阻害剤(本発明の成分)なしの発色
blank:試薬の発色
sample blank:サンプルの発色
これらの結果を図1〜図5に示す。図中、LPはロングペッパーを示し、GPはグリーンペッパーを示し、WPはウォーターペッパーを示し、CPはチリペッパーを示し、BPはブラックペッパーを示す。成分名の後に記載された数値は、濃度(μg/mL)を示す。
図1〜図5に示すように、本発明の植物ペッパーとビタミン類又はポリフェノールとの組み合わせにより、ACE活性阻害が増強されることが明らかとなった。特に、ビタミン類やポリフェノールは、配合量がペッパー植物よりも少ない場合であっても、ペッパー植物と組み合わせることにより、ACE活性阻害作用を高めることができることがわかった。
[実施例2](錠剤の製造)
下記成分からなるタブレット3錠(3600mg)を製造した。
ウォーターペッパー芽部乾燥粉末 20重量%
ビタミンB1塩酸塩 1重量%
葉酸 1重量%
没食子酸 1重量%
セルロース 2重量%
二酸化ケイ素 2重量%
ステアリン酸カルシウム 1重量%
シェラック 1重量%
還元麦芽糖 残部
上記錠剤は一日に1回か、2〜3回に分けて水と共に服用する。
[実施例3](錠剤の製造)
下記成分からなるタブレット3錠(3600mg)を製造した。
ウォーターペッパー芽部抽出物 6重量%
ビタミンB6 2重量%
カテキン 1重量%
セルロース 2重量%
二酸化ケイ素 2重量%
ステアリン酸カルシウム 1重量%
シェラック 1重量%
還元麦芽糖 残部
上記錠剤は一日に1回か、2〜3回に分けて水と共に服用する。
[実施例4](カプセル剤の製造)
下記混合物をソフトカプセルに封入し、カプセル剤を製造した。
ロングペッパー果実乾燥粉末 100mg
ニコチン酸 10mg
クロロゲン酸 5mg
ロイシン 2.5mg
チロシン 2.5mg
バリン 2.5mg
塩化鉄 1mg
麦芽糖 78.5mg
上記カプセル剤は4錠を一日に2〜4回に分けて水と共に服用する。
[実施例5](カプセル剤の製造)
下記混合物をソフトカプセルに封入し、カプセル剤を製造した。
ロングペッパー果実抽出物 50mg
ニコチン酸 10mg
クロロゲン酸 5mg
ロイシン 2.5mg
チロシン 2.5mg
バリン 2.5mg
塩化鉄 1mg
麦芽糖 128.5mg
上記カプセル剤は2錠を一日に1回か、2回に分けて水と共に服用する。
[実施例6](顆粒剤の製造)
下記成分を混合して常法により顆粒剤(3000mg)を製造した。
グリーンペッパー果実抽出物 500mg
還元パラチノース 500mg
二酸化ケイ素 200mg
ショ糖脂肪酸エステル 50mg
イノシトール 25mg
ビタミンA 10mg
グルコン酸亜鉛 10mg
塩化マグネシウム 5mg
トレオニン 5mg
トリプトファン 2.5mg
デンプン 残部
[実施例7](インスタント粉末剤の製造)
下記成分を混合して常法によりインスタント粉末(10g)を製造した。
豆乳粉末 5g
チリペッパー果実抽出物 0.25g
シトルリン 1g
ビタミンE 0.02g
ビタミンK1 0.02g
グルタミン 0.01g
グルコン酸亜鉛 0.001g
塩化鉄 0.001g
還元パラチノース 0.1g
ステアリン酸カルシウム 2g
難消化性デキストリン 残部
[実施例8](液剤の製造)
下記成分からなる液剤(500mL)を製造した。
ブラックペッパー果実抽出物 10mg
トレハロース 500mg
塩化カルシウム 50mg
バリン 25mg
ロイシン 25mg
イソロイシン 25mg
フェニルアラニン 10mg
プロリン 10mg
D−パントテン酸ナトリウム 300mg
ビタミンK1 150mg
ビタミンC 50mg
水 残量
本発明の経口組成物は、高血圧症を予防及び/又は改善する効果を有し、いわゆる健康食品等として用いることができることから、本発明の産業上の有用性は高い。

Claims (9)

  1. ペッパー植物と、ビタミン類又はポリフェノールとを含有することを特徴とする経口組成物。
  2. ペッパー植物が、ウォーターペッパー、ロングペッパー、グリーンペッパー、チリペッパー、及びブラックペッパーから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1記載の経口組成物。
  3. ペッパー植物が、ウォーターペッパー、ロングペッパー、グリーンペッパー、及びチリペッパーから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項2記載の経口組成物。
  4. ビタミン類が、ビタミンB1塩酸塩、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ニコチン酸、D−パントテン酸ナトリウム、ビオチン、葉酸、ビタミンC、ビタミンA、ビタミンD3、ビタミンE、及びビタミンKから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の経口組成物。
  5. ビタミン類が、ビタミンA、ビタミンD3、ビタミンE、及びビタミンKから選ばれる少なくとも1種の脂溶性ビタミンであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の経口組成物。
  6. ポリフェノールが、没食子酸、クロロゲン酸、及びカテキンから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか記載の経口組成物。
  7. 錠状、カプセル状、粉末状、顆粒状、又は液状であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか記載の経口組成物。
  8. 高血圧症の予防及び/又は改善に用いられる高血圧症予防改善用組成物であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか記載の経口組成物。
  9. 機能性食品であること特徴とする請求項1〜8のいずれか記載の経口組成物。
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