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JP2021084647A - 容器体及び複合容器体、並びに前記容器体に装着されるエアレスポンプ - Google Patents

容器体及び複合容器体、並びに前記容器体に装着されるエアレスポンプ Download PDF

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Nobutaka Watanabe
信孝 渡邉
博嗣 佐藤
Hirotsugu Sato
博嗣 佐藤
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Abstract

【課題】内容物の注出残存量を少なくすることが可能であると共に、使用時に残存量を容易に把握することが可能な容器体を提供する。【解決手段】本発明の容器体1は、注出口5と筒状胴部10と底部とを備えた本体に流動状の内容物が収容され、注出口5には、筒状胴部内10に突出する吸上げ筒部23を有するエアレスポンプ20が着脱可能に装着されて内容物の注出が可能となっている。筒状胴部10は、軸方向に伸縮可能でエアレスポンプ20によって内容物が注出されるに従って軸方向に収縮可能な蛇腹状胴部を備えており、底部は、蛇腹状胴部が最も縮んだ状態で吸上げ筒部23の先端が接するように形成されていることを特徴とする。【選択図】 図2

Description

本発明は、内容物を収容する蛇腹状胴部を有する容器体及び複合容器体、並びに前記容器体に着脱自在に装着されるエアレスポンプに関する。
従来、シャンプー、液体洗剤、化粧品、各種の薬剤、塗料など、液状になった流動物(粘性が様々な内容物)を収容する容器としてパウチパック等が知られている。パウチパックは、安価に製造できるため、使い捨て用の容器として利便性が良く、本体容器に対する詰め替え用として用いられている。すなわち、ユーザは、プラスチック製のボトル等の本体容器の中身を使い切った後、詰め替え用の内容物を収容したパウチパックを購入し、内容物の詰め替え作業を行っている。
上記したパウチパックは、柔軟性を有しており、内容物を注出するにしたがってパウチ側面シート同士が接近し、底部も変形して萎むことができるため、内容物を取り出すに際しては、エアレス機能を備えたポンプを用いることが可能である。このため、そのようなパウチパックを詰め替え用ではなく、ポンプを付けて使用する付け替え用として用いることも可能である。この場合、パウチパックには、予めポンプを着脱可能に取り付けるための注出口(スパウトとも称する)を取着しておく必要があり、また、パウチパックは内容物の注出に伴って平たく萎むことから、そのようなパウチパックを安定して保持するためのパウチパック用ホルダが必要となる。
パウチパック用ホルダとしては、例えば、特許文献1及び2に開示されているような構造のものが知られている。これらのホルダは、パウチパックを挟み込んだ状態で自立性を持たせるため、内容物を注出してパウチパックが萎んでも自立状態を維持することができ、パウチパックが倒れることなく注出を行なうことが可能である。
特開2006−306489号 特開2018−87022号
従来のパウチパックは、内層側にシーラント層、外層側に保護層を備えたシート部材を重ね、周囲を溶着することで構成された三方体構造、或いは、底部を溶着した自立体構造となっており、このパウチパックにスパウト(注出口)を溶着してホルダに取り付ける構造である。ユーザは、スパウトにポンプを取り付け、ポンプを押圧することで、付け替えたパウチパックの内容物を注出することが可能である。
ところが、内容物を注出するに従い、パウチパックの側面を構成しているシート部材は、互いに密着するようになる。これは、エアレスポンプを使用することで、内容物を取り出しても、外気が容器内に入らないためパウチパックそのものの側面同士の間隔が狭まるためである。そして、側面を構成しているシート部材が互いに狭まり密着すると、ポンプの吸上げ筒部及び端部開口部にも密着してしまい、途中で内容物が注出できなくなって吸上げ筒部の届かない底部や筒部周辺の隙間部に内容物が残るという問題が生じる。また、内容物が注出されるに従い、パウチパックは筒状から次第に平たく狭まるが長さはそのままであり、内容物をすべて吸い上げるためにはポンプの吸上げ筒部の先端がパウチの底部に届く長さにする必要がある。また、ホルダによってパウチパックを露出するように保持しても、どの程度使用したかを目視で明確に把握することはできない。
本発明は、上記した問題に着目してなされたものであり、内容物の注出が行なえる容器体であって、内容物の注出残存量を少なくすることが可能であると共に、使用時に残存量を容易に把握することが可能な容器体、及び、そのような容器体を保持する筒状ホルダを備えた複合容器体を提供することを目的とする。また、本発明は、上記した容器体や複合容器体に適したエアレスポンプを提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明は、注出口と筒状胴部と底部とを備えた本体に流動状の内容物が収容された容器体であって、前記注出口には、筒状胴部内に突出する吸上げ筒部を有するエアレスポンプが着脱可能に装着されて前記内容物の注出が可能であり、前記筒状胴部は、軸方向に伸縮可能で前記エアレスポンプによって内容物が注出されるに従って軸方向に収縮可能な蛇腹状胴部を備え、前記底部は、前記蛇腹状胴部が最も縮んだ状態で前記吸上げ筒部の先端が接するように形成されていることを特徴とする。
また、本発明は、上記した容器体と、容器体の筒状胴部を、垂直方向に伸縮するように保持する保持部を備えた筒状ホルダと、を有する複合容器体であることを特徴とする。
上記した容器体は、筒状胴部が軸方向に伸縮可能な蛇腹状胴部を備えた形状に形成されているため、エアレスポンプを装着して内容物を注出した際、単に蛇腹部分が軸方向に収縮するだけであり、本体の底部は、蛇腹状胴部が最も縮んだ状態でエアレスポンプの吸上げ筒部の先端が接するように形成されているため、エアレスポンプの吸上げ筒部を短くすることができ、容器の胴部が吸上げ筒部の外周領域に密着することがなく、内容物の残存量を少なくすることができる。また、蛇腹状胴部が十分収縮したときにエアレスポンプの吸上げ筒部の先端開口部が容器本体の底面部に間隙をもち、その状態で吸い上げ機能を保持しつつ接することで、内容物を残存させることなく、注出することが可能となる。
また、上記した容器体を、垂直方向に伸縮するように保持する保持部を備えた筒状ホルダと組み合わせて使用する複合容器体によれば、内容物の注出に伴って、容器体の筒状胴部が垂直方向上方に向かって収縮するようになり、エアレスポンプの吸上げ筒部の先端開口部が容器体底部に確実に接し、内容物を残存させることなく、注出することが可能となる。また、このようなホルダで容器体を保持すると、筒状胴部の収縮状態が目視できるため、その収縮した長さによって使用量を容易に把握することが可能となる。
さらに、本発明は、上記した容器体、及び、複合容器体に適したエアレスポンプを提供することを目的としており、当該エアレスポンプは、注出口と蛇腹状胴部と底部とを備えた本体に流動状の内容物が収容された容器体の前記注出口に着脱可能に装着されて前記内容物を注出する構成であり、前記蛇腹状胴部内に突出する吸上げ筒部を有し、前記吸上げ筒部は、前記蛇腹状胴部が最も縮んだ状態で先端が接する長さに形成されていることを特徴とする。
本発明に係るエアレスポンプは、上記したような蛇腹状胴部を有する容器体に適した構成となっており、そのような容器体に対して装着すると、吸上げ筒部は、蛇腹状胴部が最も縮んだ状態で先端が接する長さに形成されていることから、不必要に長くすることはなく、蛇腹状胴部が最も縮んだ状態になるまで注出が行なえるため、内容物を残存させることなく、注出することが可能となる。
本発明によれば、内容物の注出残存量を少なくすることが可能であると共に、使用時に残存量を容易に把握することが可能な容器体、及び、そのような容器体を保持する筒状ホルダを備えた複合容器体が得られる。また、本発明によれば、容器体の注出残存量を少なくすることが可能なエアレスポンプが得られる。
本発明に係る容器体の実施形態を示す図であり、ホルダに装着された状態を示す(複合容器体を示す)斜視図。 図1に示す容器体(複合容器体)の断面図。 容器体の構成を示す側面図。 図1に示す状態から内容物が注出された状態を示す斜視図。 図4に示す容器体(複合容器体)の断面図。 エアレスポンプの変形例を示す図であり、容器体の内容物が注出された状態を示す断面図。 ホルダの第2の実施形態を示す斜視図。 図7に示すホルダの開閉扉を閉めた状態を示す斜視図。
以下、本発明に係る容器体、及び、容器体を保持するホルダを備えた複合容器体の実施形態について説明する。
図1から図5は、容器体及び容器体を保持するホルダを備えた複合容器体の第1の実施形態を示しており、図1は、ホルダに装着された状態を示す容器体(複合容器体)の斜視図、図2は、図1に示す容器体(複合容器体)の断面図、図3は、容器体の構成を示す側面図、図4は、図1に示す状態から内容物が注出された状態を示す斜視図、そして、図5は、図4に示す容器体(複合容器体)の断面図である。
図1には、シャンプー、液体洗剤、化粧品、各種の薬剤、塗料など、液状になった流動物(内容物と総称する)を収容する容器体1が示されると共に、この容器体を縦方向(垂直方向)に保持する筒状のホルダ(以下、ホルダとも称する)50を備えた複合容器体が示されている(複合容器体は、容器体1及びホルダ50によって構成される)。
前記容器体1は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリスチレン、PETその他のポリエステル等のプラスチック材をブロー成形することで略円筒状に一体形成されており、その本体は、注出口5、筒状胴部10及び底部15を備えている。
前記注出口5は、容器体1の上面部7の中央部に突出形成された円筒部5a、円筒部5aの上方に形成された口部5b、及び、円筒部5aと口部5bとの間に形成された小径部5cとを具備しており、注出口5には、後述するポンプ20が着脱可能に装着され、筒状胴部10内に収容された内容物は、注出口5に装着されるポンプ20を介して吸引される。なお、注出口5には、別途、キャップ(図示せず)が装着されており、使用時にユーザがキャップを外してポンプ20が装着される。
上記したポンプ20は、本発明では、エアレスフロー型のポンプ(注出時に内部に空気を導入することのないエアレスタイプのポンプであり、以下、エアレスポンプ20とも称する)が用いられている。エアレスポンプ20の基本的構造については、一般的に公知であるため、詳細な構造についての説明は省略するが、付勢力に抗して押圧操作される押圧部21と、注出口5の口部5bに対して固定される固定部22と、容器体の注出口5の流路を介して、容器体1の筒状胴部10内に延出する吸上げ筒部23とを備え、押圧部21を付勢力に抗して押圧することで、容器体内の内容物は、押圧部21に形成された吐出部25から吐出されるようになっている。
本発明のエアレスポンプ20は、上記した基本的な構造を備えたものであり、容器体1の筒状胴部(蛇腹状胴部)との関係で、後述するように、吸上げ筒部23の長さと先端形状に特徴を備えている。なお、図に示すエアレスポンプ20は、内容物を注出する際に、押圧されるタイプ(押圧型)を示したが、押圧型に限定されることはなく、注出時に容器本体内部に空気を導入することのないエアレスタイプのポンプであれば、押圧部分をトリガー型にしたエアレスポンプを用いても良い。
前記固定部22の内周面には、雌螺子部22aが形成されており、ポンプ20と口部5bとの固定は、口部5bの外周面に形成された雄螺子部5dに対して、雌螺子部22aを螺合することで行なわれるようになっている。この場合、両者の固定方式については、螺合以外にも、圧入等によって行っても良い。
前記ポンプ20を口部5bに装着すると、固定部22の下端が口部5bの下端と略一致するようになっており、前記小径部5cが固定部によって覆われることはない。この小径部5cは、ホルダ50の保持部に対して係止される係止部を構成しており、容器体1は、ホルダ50に対して垂直に吊るした状態で保持される。
前記注出口5と底部15との間の筒状胴部10は、軸方向(垂直方向)に伸縮可能となるように蛇腹状に形成されており、蛇腹状胴部を備えた構成となっている。このような筒状胴部10は、上記したプラスチック材を、例えば、蛇腹形状にする金型を用いてブロー成型することで、リング状の襞10aが軸方向に沿って多数連続形成された状態で一体形成することが可能であり、単一素材によるブロー成形が可能なため、環境に配慮した容器体が得られる。なお、本実施形態の容器体1は、底部15を本体とは別体として作成しておき、本体(筒状胴部10)の底部を開口状態とし、内容物を底部から充填した後、別体の底部を用いて密封するように構成しても良い。
上記したように形成されるリング状の襞10aは、軸方向に沿って伸縮することが可能である。この場合、筒状胴部に設けられる蛇腹の襞形状としては、公知の方法、例えば、襞の上面と下面の長さを適切に設定する等により、収縮したときに密に折り重なりやすく、また折り重なった状態が維持されやすい襞形状にすることが望ましい。
上記した構成の筒状胴部10に内容物を充填すると、図1から図3に示すように、各襞10aが軸方向に伸長した状態となる。また、注出口5に装着されるエアレスポンプ20は、吸上げ筒部23の長さが、蛇腹の各襞10aが密着した収縮状態(最も収縮した状態)で、筒状胴部の底部15を押し出すような長さ(吸上げ筒部23の先端開口部23aが底部の内面に接する長さ)に形成されている。そのため、内容物をエアレスポンプ20によって注出するに従い、各襞10aは接近するように縮み、最終的に内容物が全て注出されると、各襞10aが軸方向に密着した状態となり、吸い上げ筒部23の先端開口部23aが底部15の中央部を膨出させた状態、すなわち、先端開口部23aが底部15の内面に接する状態となる(図5参照)。
上記した容器体1の底部15は、筒状胴部10が縮んだ状態で軸方向に膨出する形状となっていることが好ましいが、特に限定されることはなく、吸い上げ筒部23の先端開口部23aが底部15と接したとき、接触部位が底部の最下端窪みとなり、その部位に内容物が集まるようにすれば、底部は初期段階でフラット、凹入、突出のどのような状態でも良い。
筒状胴部10内の内容物は、重力で底部に向かって落下することから、本実施形態のように、底部15を軸方向に膨出させておく(図3及び図5に示すように、中央領域が最も窪む膨出部15aを形成する)ことで、内容物は底部の膨出部に溜まりやすくなり好ましい。すなわち、最終的に内容物は、エアレスポンプ20の吸い上げ筒部23の先端開口部23aが接する膨出部15aによって形成される溜まり空間Sに溜まるようになるため、ポンプ20の吸上げ筒部23によって、その部分の内容物を注出することができ、内容物の残存量を少なくすることができる。
上記した先端開口部23aは、吸い上げ筒部23の軸長方向に対して直交する方向に切り口を形成したものであっても良いが、先端開口部は、底部に接触したときに底面との間で隙間を有する形状、例えば、図6に示す先端開口部23bのように、凹凸状に形成しておくことが好ましい。このような形状では、底部15と接しても、開口部分が底部によって封鎖されることがなく、内容物を残すことなく吸い上げることができる。
このように、底部15(膨出部15a)は、筒状胴部10が縮んだ状態で、ポンプ20の吸い上げ筒部23の先端と接触する部位が最も窪んだ状態となるように形成し、更には、底部に接触したときに底面との間で隙間を有する形状にすることで、最も効率良く、内容物を残存させることなく注出することが可能となる。
この場合、先端開口部は、収縮した底部の底面との間で隙間を有する形状であれば良く、その形状については特に限定されることはない。例えば、周状の凹凸部、あるいは底面部との間で隙間が生じる傾斜部(傾斜状)とで形成し、底部との間の隙間から内容物を吸い上げ可能にすることで、内容物の残存量を著しく減らすことができる。
前記容器体1を保持するホルダ50は、図1に示すように、筐体50Aが略円筒形状に形成されており、その円周側面51には、容器体1を挿脱可能な開口51aが形成されている。この開口51aは、容器体1をホルダ50に設置して使用した際、筒状胴部10を視認させる機能も備えており、容器体1の収縮状態(縮んだ状態の高さ)によって、内容物の注出量(内容物の残存量)を把握することができる。
また、ホルダ50の筐体50Aには、前記容器体1の筒状胴部10が垂直方向に伸縮するように保持する保持部55が形成されている。保持部55は、上記した容器体1の注出口5の小径部5cを開口側から挿入できるように、中心に向けて延出するU字状の溝55aを備えている。
これにより、内容物が収容された容器体1をホルダ50にセットすると、容器体1は、小径部5cがU字状の溝55aに係止されて垂直状態に吊るされた状態となり、ポンプ20による注出操作に伴って底部15が上昇し、完全に注出が成されると、図4及び図5に示すように収縮した状態となる。この場合、注出量に応じて、容器体1の上昇位置が把握できるため、内容物の残存量を把握することが可能となり、また、エアレスポンプ20の上記した吸上げ筒部23の先端開口部23a(23b)の好適な位置及び形状と、上記した底部15の膨出形状によって、内容物を無駄なく注出することができる。
また、上記した容器体1の構成により、複合容器として使用するホルダ50については、その長さ、断面形状等を、従来のパウチを保持するような形状に合わせる必要がなくなる。すなわち、充填時の断面形状で縦と横の幅が異なるパウチでは、使用するホルダの断面形状をパウチに合わせる必要があり、筒状にスリム化できないという問題があったが、上記したような容器体1を保持する構成(複合容器体)では、容器体1の断面形状が充填時から使用時にわたり、筒状断面形状が変わることがないため、ホルダ50の形状を筒状に形成することができスリム化できる。また、ホルダ50に対し容器体1を比較的容易に着脱できるため、使用済みの容器体1を容易に取り替えることができる。
さらに、上記した容器体では、内容物の注出に伴って、蛇腹状胴部が次第に上昇するため、使用時に内容物残存量を容易に把握することが可能であり、エアレスポンプ20を用いて内容物を注出することから、使用時に容器体1の内部に空気が入ることがなく、内容物の酸化を防止することが可能となる。
図7及び図8は、ホルダの第2の実施形態を示す図であり、図7は、斜視図、図8は、図7に示すホルダの開閉扉を閉めた状態を示す斜視図である。
容器体1を保持するホルダについては、種々変形することが可能である。
これらの図に示すように、ホルダ50の筐体50Aの側面に開閉扉57を開閉可能に支持し、使用時は、図8に示すように、開閉扉57を閉じて使用できるようにしても良い。すなわち、使用時では、円筒形状の筐体50Aが露出しており、蛇腹状の容器体1を露出させることなく保持する。
このような構成によれば、ホルダの意匠性を向上することも可能である。なお、ホルダについては、その形状、大きさ、材質、全体構造については特に限定されることはなく、種々変形することが可能であるが、筒状容器体の形状に対応した筒状ホルダ形状がスリム化できるため適しており、筒状部の断面形状としては、円形、多角形状が適している。
上記したホルダ50については、例えば、プラスチック、金属、木材等で形成することが可能であり、フレーム構造にすることも可能である。また、収容体を露出させる開口等、適宜変形することが可能である。また、本発明の容器体1はホルダ50の内部で収縮するため、ホルダと接触する場合があり、ホルダ材料としては、両者の滑り性が良いことが望ましい。
1 容器体
5 注出口
10 筒状胴部
15 底部
20 ポンプ(エアレスポンプ)
50 ホルダ

Claims (10)

  1. 注出口と筒状胴部と底部とを備えた本体に流動状の内容物が収容された容器体であって、
    前記注出口には、筒状胴部内に突出する吸上げ筒部を有するエアレスポンプが着脱可能に装着されて前記内容物の注出が可能であり、
    前記筒状胴部は、軸方向に伸縮可能で前記エアレスポンプによって内容物が注出されるに従って軸方向に収縮可能な蛇腹状胴部を備え、
    前記底部は、前記蛇腹状胴部が最も縮んだ状態で前記吸上げ筒部の先端が接するように形成されていることを特徴とする容器体。
  2. 前記底部は、前記蛇腹状胴部が最も縮んだ状態で、前記エアレスポンプの吸上げ筒部の先端と接触する部位が最も窪んだ状態となるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の容器体。
  3. 注出口と筒状胴部と底部とを備えた本体に流動状の内容物が収容され、前記注出口にエアレスポンプが装着されて前記内容物の注出が成される容器体であって、
    前記筒状胴部は、軸方向に伸縮可能な蛇腹状胴部を備え、内容物が注出されるに従って軸方向に収縮する構成であり、
    前記エアレスポンプは、前記筒状胴部の蛇腹状胴部が最も縮んだ状態で、容器体の底部に接する長さの吸上げ筒部を備えていることを特徴とする容器体。
  4. 前記吸上げ筒部の先端開口部は、前記容器体の底部に接したとき、底面との間に間隙を有する形状であることを特徴とする請求項3に記載の容器体。
  5. 前記筒状胴部は、プラスチック材で形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の容器体。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載された容器体の筒状胴部を、垂直方向に伸縮するように保持する保持部を備えた筒状ホルダを有することを特徴とする複合容器体。
  7. 前記筒状ホルダには、前記筒状胴部の伸縮状態を視認可能とする開口が形成されていることを特徴とする請求項6に記載の複合容器体。
  8. 注出口と蛇腹状胴部と底部とを備えた本体に流動状の内容物が収容された容器体の前記注出口に着脱可能に装着されて前記内容物を注出するエアレスポンプであって、
    前記蛇腹状胴部内に突出する吸上げ筒部を有し、
    前記吸上げ筒部は、前記蛇腹状胴部が最も縮んだ状態で先端が接する長さに形成されていることを特徴とするエアレスポンプ。
  9. 前記吸上げ筒部の先端開口部は、前記容器体の底部に接したとき、底面との間に間隙を有する形状であることを特徴とする請求項8に記載のエアレスポンプ。
  10. 前記吸上げ筒部の先端開口部は、端面が凹凸状あるいは傾斜状に形成されていることを特徴とする請求項9に記載のエアレスポンプ。
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