JP2021084259A - 印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】処理液の付与量の変動を抑制する。【解決手段】シート材Pに対して処理液201を付与する処理液付与部200と、処理液201が付与されたシート材Pに対して印刷する印刷手段50と、処理液付与部200の処理液収容部202に収容されている処理液201を加熱するヒータ210と、ヒータ210を制御する温度制御手段701とを備え、温度制御手段701は印刷条件としての印刷速度及び解像度とシート材Pがコート紙であるか普通紙であるかに基づいてヒータ210を制御して、処理液201の温度を制御する。【選択図】図4
Description
本発明は印刷装置に関する。
印刷装置において、印刷対象となるシート材に対して処理液を塗布した後印刷を行うものがある。
従来、常温で固体のワックス成分を含有する前処理剤を融点以上の温度に上げて、記録媒体上に付与するものがある(特許文献1)。また、印刷速度が速くなったときに塗布ローラのニップ圧力を変えて処理液の塗布量を増加させるものがある(特許文献2)。
ところで、印刷速度、解像度、シート材の種類などの印刷条件が変更されると、処理液の付与量(塗布量)が変動するという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、処理液の付与量の変動を抑制することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る印刷装置は、
シート材に対して処理液を付与する手段と、
前記処理液が付与された前記シート材に対して印刷する印刷手段と、
前記処理液を加熱する手段と、
前記加熱する手段を制御する手段と、を備え、
前記制御する手段は、前記シート材に対する印刷条件に基づいて前記加熱する手段を制御する
構成とした。
シート材に対して処理液を付与する手段と、
前記処理液が付与された前記シート材に対して印刷する印刷手段と、
前記処理液を加熱する手段と、
前記加熱する手段を制御する手段と、を備え、
前記制御する手段は、前記シート材に対する印刷条件に基づいて前記加熱する手段を制御する
構成とした。
本発明によれば、処理液の付与量の変動を抑制できる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。まず、本発明の第1実施形態に係る印刷装置について図1及び図2を参照して説明する。図1は同装置の概略説明図、図2は同印刷装置の液体吐出ユニットの平面説明図である。
この印刷装置1は、ウェブであるシート材Pを搬入する搬入手段10と、搬入手段10から搬入されたシート材Pに対して処理液201を付与する前処理手段20と、シート材Pに付与された処理液201を乾燥させる処理液付与後乾燥手段30とを備えている。
そして、処理液付与後乾燥手段30を通過したシート材Pを印刷手段50に案内搬送する案内搬送手段40と、シート材Pに対して色材を含む液体を吐出して画像を形成する印刷を行う印刷手段50と、シート材Pを乾燥する乾燥手段70と、シート材Pを搬出する搬出手段90を備えている。
シート材Pとしては、普通紙や、基体の表面に表面改質処理層を成膜したコート紙などを使用できる。
シート材Pは搬入手段10の元巻きローラ11から送り出され、搬入手段10、前処理手段20、処理液付与後乾燥手段30、案内搬送手段40、乾燥手段70、搬出手段90の各ローラによって案内、搬送されて、搬出手段90の巻取りローラ91にて巻き取られる。
このシート材Pは、前処理手段20の処理液付与部200によって処理液201が塗布によって付与された後、処理液付与後乾燥手段30で処理液201が乾燥されて印刷手段50に搬送される。
そして、シート材Pは、液体吐出ユニット550及び後処理液吐出ユニット555に対向して搬送される。
そして、液体吐出ユニット550から吐出される液体によってシート材P上に所要の画像が印刷される。また、必要に応じて、後処理液吐出ユニット555から吐出される後処理液で後処理が行われる。
ここで、液体吐出ユニット550には、例えば、搬送方向上流側から、4色分のフルライン型ヘッドアレイ551A、551B、551C、551D(以下、色の区別しないときは「ヘッドアレイ551」という。)が配置されている。
各ヘッドアレイ551は、液体吐出手段であり、それぞれ、搬送されるシート材Pに対してブラックK,シアンC、マゼンタM、イエローYの液体を吐出する。なお、色の種類及び数はこれに限るものではない。
ヘッドアレイ551は、例えば、液体吐出ヘッド(これを、単に「ヘッド」ともいう。)100をベース部材552上に千鳥状に並べて配置したものであるが、これに限らない。
なお、本実施形態では、液体を吐出して印刷を行う印刷装置で説明しているが、電子写真プロセスで印刷を行う印刷装置にも本発明は適用できる。また、シート材Pが連帳紙、ロール紙などの連続体、ウェブである例で説明しているが、カットシート、壁紙などの大判カットシートなどであってもよい。
次に、本発明の第1実施形態における前処理手段について図3も参照して説明する。図3は同前処理手段の処理液付与部の説明図である。
前処理手段20の処理液付与部200は、処理液201を収容した処理液収容部202を有する。処理液収容部202は、処理液付与部200のハウジングとなるケース部材203と一体でもよい。
処理液収容部202には、処理液201を撹拌する撹拌ローラ204が配置されている。そして、処理液収容部202に収容され処理液201を汲み上げる移送ローラ205と、移送ローラ205で処理液201が移送され、シート材Pに処理液201を塗布する塗布ローラ206とを備えている。
また、塗布ローラ206に対向してシート材Pを塗布ローラ206に押し付ける加圧ローラ207と、加圧ローラ207の押し付け圧を調整する圧力調整装置208とを備えている。
この処理液付与部200においては、先ず、撹拌ローラ204及び移送ローラ205によって、処理液201を塗布ローラ206の表面に薄膜状に転写(転移)する。
そして、塗布ローラ206を回転する加圧ローラ207に押し付け、塗布ローラ206を回転する。このとき、処理液付与部200は、塗布ローラ206と加圧ローラ207との間隙にシート材Pが搬送されることで、シート材Pの表面に処理液201が塗布される。
処理液201を塗布するときのニップ圧(塗布ローラ206と加圧ローラ207とが接触する位置に作用する圧力)は圧力調整装置208によって制御する。圧力調整装置208を用いてニップ圧を変えることで、処理液201の付与量(塗布量、膜厚、液量、付着量、乾燥付着量など)を調整することができる。
また、塗布ローラ206及び加圧ローラ207の回転速度を変えることでも、処理液201の付与量を制御できる。
そして、この処理液付与部200は、処理液収容部202内の処理液201を加熱する加熱手段としてのヒータ210と、処理液収容部202内の処理液201の温度を検知する温度検知手段としての温度センサ211とを備えている。
次に、処理液付与後乾燥手段30について前述した図1を参照して説明する。
処理液付与後乾燥手段30は、ヒートローラ31、32を有している。
これにより、処理液201を塗布(付与)されたシート材Pは搬送ローラによってヒートローラ31、32に搬送される。ヒートローラ31、32は50℃〜100℃の高温に熱せられており、処理液201を付与されたシート材Pは、ヒートローラ31、32からの接触伝熱によって水分が蒸発して乾燥される。
次に、処理液付与部の処理液温度の制御に係る部分について図4のブロック図を参照して説明する。
温度制御手段701は、印刷条件に関する印刷条件情報と、処理液付与部200の温度センサ211の検知温度とを入力し、印刷条件と検知温度に応じて処理液付与部200のヒータ210による処理液201の加熱を制御する。
記憶手段702には、印刷条件、例えば、印刷速度、解像度、シート材Pの種類と温度との関係、あるいは、シート材の種類と印刷速度毎の解像度と付与量の関係、粘度と付与量の関係、温度と粘度の関係などの情報が記憶される。
温度制御手段701は、印刷条件に対応する温度情報を取得して、検知温度が取得した温度になるようにヒータ210の加熱(ON/OFF)制御を行う。
次に、本実施形態で使用している処理液の粘度−温度特性について図5を参照して説明する。図5は同説明に供する説明図である。
処理液201は、温度が低くなるに従って粘度が高くなり、温度が高くなるに従って粘度が低くなる。
ここで、塗布ローラ206の回転速度が速くなるに従って移送ローラ205の回転速度も速くなり、単位時間当たりの汲み上げ量が増加し、塗布ローラ206による塗布量が増加することになる。
一方、塗布ローラ206の回転速度が遅くなるに従って移送ローラ205の回転速度が遅くなり、単位時間当たりの汲み上げ量が減少し、塗布ローラ206による塗布量が減少することになる。
また、処理液201の粘度が高くなるに従って、移送ローラ205による単位時間当たりの汲み上げ量が増加し、塗布ローラ206による塗布量が増加することになる。
一方、処理液201の粘度が低くなるに従って、移送ローラ205による単位時間当たりの汲み上げ量が減少し、塗布ローラ206による塗布量が減少することになる。
次に、印刷条件としての印刷速度、解像度、シート材の種類による処理液温度の制御の概要について説明する。
印刷速度に関しては、印刷速度を速くして印刷する場合には、処理液201の温度を高くなるように制御して(温度を高くするときは、設定温度になるまでヒータを加熱する)、処理液201の粘度を低くする。
これにより、汲み上げローラ204に追従して汲み上げられる処理液201が多くならないようにし、シート材Pに塗布する量(付与量)が多くなることを防ぐことができる。シート材Pに付与する処理液201の量を少なくできるので、処理液付与後乾燥手段30での乾燥強度を高くしなくてよく、無駄な電力の消費を抑えることができる。処理液付与後乾燥手段30での乾燥強度は、付与量が多いほど強くし、付与量が少ないほど弱くする。
一方、印刷速度が遅い場合には、処理液201の温度を低くなるように制御して(温度を低くするときは、設定温度になるまでヒータ210をOFF、又は、後述する冷却手段にて冷却する)、処理液201の粘度を高くする。
これにより、汲み上げローラ204に追従して汲み上げられる処理液201が少なくならないようにし、シート材Pに付与する量が少なくなることを防ぐことができる。
解像度に関しては、印刷の解像度が大きい(ドットが小さい)場合には、シート材Pに付着した液滴が滲みにくいため、処理液201の付与量は少なくてよい。この場合、処理液201の温度を高くなるように制御して、処理液201の粘度を低くする。
これにより、汲み上げローラ204に追従して汲み上げられる処理液201が多くならないようにし、シート材Pに塗布する量(付与量)が多くなることを防ぐことができる。シート材Pに付与する処理液201の量を少なくできるので、処理液付与後乾燥手段30での乾燥強度を高くしなくてよく、無駄な電力の消費を抑えることができる。
一方、印刷の解像度が小さい(ドットが大きい)場合には、シート材Pに付着したインク滴が滲みやすいため、処理液201の付与量を多くする必要がある。この場合、処理液の温度を低くなるように制御して、処理液201の粘度を高くする。
シート材Pの種類に関しては、普通紙を使用する場合、普通紙は原料繊維が表面に現れており、処理液201が吸収されやすくなっており、シート材P表面上の処理液201の量が少なくなりやすい。シート材Pの表面上に処理液201を所定量存在させるために、処理液201の温度を低く制御して、処理液201の粘度を高くする。
これにより、汲み上げローラ204に追従して汲み上げられる処理液201が多くなるので、シート材Pの表面に存在する処理液201の量を確保できる。
一方、コート層を表面に加工したコート紙を用いる場合には、コート紙は処理液201が吸収されにくいため、付与量が少なくてよい。この場合、処理液201の温度を高く制御して、処理液201の粘度を低くする。
これにより、汲み上げローラ204に追従して汲み上げられる処理液201を少なくでき、シート材Pに塗布する量(付与量)が多くなることを防ぐことができる。シート材Pに付与する処理液201の量を少なくできるので、処理液付与後乾燥手段30での乾燥強度を高くしなくてよく、無駄な電力の消費を抑えることができる。
次に、本発明の第1実施形態における処理液の温度制御を含む印刷動作の制御について図6のフロー図を参照して説明する。
画像形成を開始する(ステップS1、以下、単に「S1」というように表記する)と、シート材Pの種類(以下、「媒体種」という。)の設定を行い(S2)、印刷速度、解像度の設定を行う(S3)。
そして、印刷画像データ、制御情報のデータを生成する(S4)。
次いで、印刷速度、解像度、媒体種に対応する処理液付与量データを参照し(S5)、処理液201の温度を決定する(S6)。
その後、処理液付与後乾燥手段30における乾燥強度を算出する(S7)。
次いで、搬入手段10でシート材Pを搬入し(S8)、前処理手段20でシート材Pに処理液201を塗布し(S9)、処理液付与後乾燥手段30で処理液201を乾燥する(S10)。その後、シート材Pに対して印刷手段50で印刷し(S11)、乾燥手段70でシート材Pを乾燥して(S12)、搬出手段90に排出する(S13)。
次に、上記第1実施形態における処理液温度の制御について図7ないし図9も参照して説明する。図7は異なる媒体種における印刷速度及び解像度と付与量の関係の一例を説明する説明図、図8は印刷速度の違いによる処理液の粘度と付与量の関係の一例を説明する説明図である。図9は処理液の粘度と温度との関係の一例を説明する説明図である。
本実施形態では、記憶手段702には、図7に示す媒体種毎の印刷速度及び解像度に対する処理液付与量データが格納されている。ここでは、印刷速度V1は高速域、印刷速度V2は中速域、印刷速度V3は低速域であり、速度V1以上、速度V1未満V3以上(これを速度V2)、速度V3未満の3段階に分けている。また、解像度が高くなるほどドット径は小さくなる。
図7(a)はシート材Pが普通紙であるときの印刷速度及び解像度に対する処理液付与量データ、図7(b)はシート材Pがコート紙であるときの印刷速度及び解像度に対する処理液付与量データである。
また、図7(a)と図7(b)とは縦軸と横軸のスケールを合わせており、同じ解像度Aに対応する処理液付与量M1、M2とでは、M1がM2よりも多いことを示している。
ここで、処理液付与量は、印刷速度V1、V2、V3において解像度を変化させたときにブリーディング現象やビーディング現象が発生しない付与量としている。ブリーディング現象とは、隣接して配置されるドットが混ざりあってしまう現象や、ビーディング現象とは、先に着弾した液滴が後に着弾した液滴に引き寄せられてしまう現象である。
シート材Pに付与する付与量は、図7の曲線より多くなる範囲を使用すればよいが、処理液の付与量が多くなると、処理液付与後乾燥手段30による乾燥温度や乾燥時間が多く必要となるため、できるだけ少ない量を選択すると良い。
また、記憶手段702には、図8は示すように、各印刷速度V1、V2、V3について、処理液201の付与量Mと処理液201の粘度との関係データが格納されている。例えば、処理液201の付与量Mで付与するときには、処理液201の粘度を粘度μとなるようにする。なお、図8から同じ粘度の処理液であっても印刷速度が速くなると付与量Mが多くなることが分かる。
さらに、記憶手段702には、図9は示すように処理液201の粘度と処理液201の温度との関係データが格納されている。例えば、処理液201を粘度μとするときには処理液201を温度tになるように制御する。
そこで、前述したように、ユーザーによって、使用するシート材Pの種類(媒体種)、印刷解像度、印刷速度を設定し、印刷装置1は印刷指示された印刷画像データから制御情報データを生成する。
そして、設定された印刷速度、解像度、媒体種に対応する処理液の付与量情報(付与量データ)を参照する。
まず、使用するシート材Pの種類の情報を取得する。そして、取得した媒体種情報に対して、記憶手段702に記憶されている図7(a)又は(b)の処理液付与量データを選択する。そして、選択した図7(a)又は(b)より、設定された印刷速度及び解像度に対応する付与量M(M1又はM2)を取得する。
例えば、シート材Pが普通紙であるときには、図7(a)に示す処理液付与量データから印刷速度V2、解像度Aの場合の付与量M1を取得する。これに対し、シート材Pがコート紙であるときには、図7(b)に示す処理液付与量データから印刷速度V2、解像度Aの場合の付与量M2を取得する。
次いで、取得した付与量Mに対応する処理液粘度を図8に示す情報から取得する。例えば、付与量Mに対応する処理液201の粘度μを取得する。
そこで、取得した処理液201の粘度μに対応する処理液201の温度tを図9から決定し、決定した処理液201の温度tになるように加熱手段であるヒータ210を制御する。
このように、印刷条件に応じて加熱手段を制御して、処理液の温度を制御することによって、処理液の付与量の変動を抑制できる。
次に、本発明の第2実施形態について図10を参照して説明する。図10は同実施形態における処理液の温度制御を含む印刷動作の制御の説明に供するフロー図である。
画像形成を開始する(S21)と、シート材Pの種類(媒体種)の設定を行い(S22)、印刷解像度、印刷速度の設定を行う(S23)。
そして、印刷画像データ、制御情報のデータを生成する(S24)。
次いで、印刷速度、解像度、媒体種の少なくともいずれかに応じて処理液201の温度を決定する(S25)。
その後、処理液付与後乾燥手段30における乾燥強度を算出する(S26)。
次いで、搬入手段10でシート材Pを搬入し(S27)、前処理手段20でシート材Pに処理液201を塗布し(S28)、処理液付与後乾燥手段30で処理液201を乾燥する(S29)。その後、シート材Pに対して印刷手段50で印刷し(S30)、乾燥手段70でシート材Pを乾燥して(S31)、搬出手段90に排出する(S32)。
次に、印刷速度に応じた処理液温度の制御について図11のフロー図を参照して説明する。
まず、設定された印刷速度が所定速度Va以上か否かを判別する(S41)。
このとき、印刷速度が所定速度Va以上であれば、処理液201の温度として所定温度T1を設定する(S42)。
そして,処理液201の温度が所定温度T1未満であるか否かを判別する(S43)。ここで、処理液201の温度が所定温度T1未満であれば、ヒータ210をON状態(デューティー制御を含む)にして処理液201を加熱する(S44)。
これに対し、処理液201の温度が所定温度T1未満でなければ、即ち、所定温度T1以上であれば、そのまま処理液塗布終了か否かを判別し(S45)、処理液塗布終了になるまではステップS43に戻る。
一方、印刷速度が所定速度Va以上でなければ、つまり、所定速度Va未満であれば、処理液201の温度として所定温度T2を設定する(S46)。ここで、所定温度T2は所定温度T1よりも低い(T2<T1)温度とする。
そして,処理液201の温度が所定温度T2以上であるか否かを判別する(S47)。ここで、処理液201の温度が所定温度T2以上であれば、ヒータ210をOFF状態にして処理液201を加熱しない(S48)。
これに対し、処理液201の温度が所定温度T2以上でなければ、即ち、所定温度T2未満であれば、そのまま処理液塗布終了か否かを判別し(S49)、処理液塗布終了になるまではステップS47に戻る。
そして、いずれの場合も、処理液塗布終了になったときに、この処理を終了する。
このように、印刷速度が所定速度Va以上であるときには、印刷速度が所定速度Va未満であるときよりも、処理液201の温度が高くなるように加熱手段(ヒータ210)を制御する。
次に、解像度に応じた処理液温度の制御について図12のフロー図を参照して説明する。
まず、設定された解像度が所定解像度Da以上か否かを判別する(S51)。
このとき、解像度が所定解像度Da以上であれば、処理液201の温度として所定温度T1を設定する(S52)。
そして,処理液201の温度が所定温度T1未満であるか否かを判別する(S53)。ここで、処理液201の温度が所定温度T1未満であれば、ヒータ210をON状態(デューティー制御を含む)にして処理液201を加熱する(S54)。
これに対し、処理液201の温度が所定温度T1未満でなければ、即ち、所定温度T1以上であれば、そのまま処理液塗布終了か否かを判別し(S55)、処理液塗布終了になるまではステップS53に戻る。
一方、解像度が所定解像度Da以上でなければ、つまり、所定解像度Da未満であれば、処理液201の温度として所定温度T2を設定する(S56)。ここで、所定温度T2は所定温度T1よりも低い(T2<T1)温度とする。
そして,処理液201の温度が所定温度T2以上であるか否かを判別する(S57)。ここで、処理液201の温度が所定温度T2以上であれば、ヒータ210をOFF状態にして処理液201を加熱しない(S58)。
これに対し、処理液201の温度が所定温度T2以上でなければ、即ち、所定温度T2未満であれば、そのまま処理液塗布終了か否かを判別し(S59)、処理液塗布終了になるまではステップS57に戻る。
そして、いずれの場合も、処理液塗布終了になったときに、この処理を終了する。
このように、解像度が所定解像度以上であるときには、解像度が所定解像度Da未満であるときよりも、処理液201の温度が高くなるように加熱手段(ヒータ210)を制御する。
次に、媒体種に応じた処理液温度の制御について図13のフロー図を参照して説明する。
まず、設定されたシート材Pの種類(媒体種)がコート紙か否かを判別する(S61)。
このとき、コート紙であれば、処理液201の温度として所定温度T1を設定する(S62)。
そして,処理液201の温度が所定温度T1未満であるか否かを判別する(S63)。ここで、処理液201の温度が所定温度T1未満であれば、ヒータ210をON状態(デューティー制御を含む)にして処理液201を加熱する(S64)。
これに対し、処理液201の温度が所定温度T1未満でなければ、即ち、所定温度T1以上であれば、そのまま処理液塗布終了か否かを判別し(S65)、処理液塗布終了になるまではステップS63に戻る。
一方、シート材がコート紙でなければ、つまり、シート材Pが普通紙であれば、処理液201の温度として所定温度T2を設定する(S66)。ここで、所定温度T2は所定温度T1よりも低い(T2<T1)温度とする。
そして,処理液201の温度が所定温度T2以上であるか否かを判別する(S67)。ここで、処理液201の温度が所定温度T2以上であれば、ヒータ210をOFF状態にして処理液201を加熱しない(S68)。
これに対し、処理液201の温度が所定温度T2以上でなければ、即ち、所定温度T2未満であれば、そのまま処理液塗布終了か否かを判別し(S69)、処理液塗布終了になるまではステップS67に戻る。
そして、いずれの場合も、処理液塗布終了になったときに、この処理を終了する。
このように、シート材Pがコート紙であるときには、シート材Pが普通紙であるときよりも、処理液201の温度が高くなるように加熱手段(ヒータ210)を制御する。
次に、本発明の第3実施形態について図14を参照して説明する。図14は同実施形態における処理液付与部の説明図である。
本実施形態では、前記第1実施形態の処理液付与部200において、移送ローラ205をヒートローラで構成し、移送ローラ205も加熱手段としている。なお、本実施形態では、ヒータ210と併用しているが、ヒータ210は備えないでもよい。
次に、本発明の第4実施形態について図15を参照して説明する。図15は同実施形態における処理液付与部の説明図である。
本実施形態では、前記第1実施形態の処理液付与部200において、処理液201を冷却する冷却手段212を備えている。
冷却手段212は、処理液収容部202に接触するプレートの内部に冷媒を通過させる流路を形成し、ファンで冷媒を冷却する方式のものを使用できる。また、冷却手段212は、プレートに放熱フィンを設け、プレートが奪った熱を、放熱フィンを介して放熱するものなどを使用することができる。
これにより、様々な粘度特性をもつ処理液の付与量を制御することができるようになる。また、処理液の温度を環境温度よりも低い温度に制御することができる。
なお、上記実施形態においては、印刷速度について2区分(所定速度以上か否か)、又は3区分(速、中、遅)に分けた例で説明しているが、4区分以上に分けてそれぞれに対応する処理液温度になるように制御することもできる。同様に、解像度、シート材の種類についても3区分或いは3種類以上に分けてそれぞれに対応する処理液温度になるように加熱手段等を制御することもできる。
20 前処理手段
30 処理液付与後乾燥手段
50 印刷手段
200 処理液付与部
201 処理液
205 移送ローラ
206 塗布ローラ
210 ヒータ(加熱手段)
250 液体吐出ユニット
701 温度制御手段
30 処理液付与後乾燥手段
50 印刷手段
200 処理液付与部
201 処理液
205 移送ローラ
206 塗布ローラ
210 ヒータ(加熱手段)
250 液体吐出ユニット
701 温度制御手段
Claims (6)
- シート材に対して処理液を付与する手段と、
前記処理液が付与された前記シート材に対して印刷する印刷手段と、
前記処理液を加熱する手段と、
前記加熱する手段を制御する手段と、を備え、
前記制御する手段は、前記シート材に対する印刷条件に基づいて前記加熱する手段を制御する
ことを特徴とする印刷装置。 - 前記制御する手段は、印刷速度が所定速度以上であるときには、前記印刷速度が前記所定速度未満であるときよりも、前記処理液の温度が高くなるように前記加熱手段を制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。 - 前記制御する手段は、解像度が所定解像度以上であるときには、前記解像度が前記所定解像度未満であるときよりも、前記処理液の温度が高くなるように前記加熱手段を制御する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。 - 前記制御する手段は、前記シート材がコート紙であるときには、前記シート材が普通紙であるときよりも、前記処理液の温度が高くなるように前記加熱手段を制御する
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の印刷装置。 - 前記制御する手段は、
印刷速度及び解像度に対応する前記処理液の付与量を取得し、
前記取得した前記処理液の付与量から前記処理液の粘度を得て、
前記粘度に基づいて定められた前記処理液の温度を決定し、
前記決定した温度になるように前記加熱手段を制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。 - 前記処理液を冷却する手段を備え、
前記制御する手段は、前記冷却する手段を制御する
ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の印刷装置。
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Applications Claiming Priority (1)
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