JP2021050686A - Exhaust structure - Google Patents
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Abstract
Description
本開示は、排ガスを大気中に排出する排気構造に関する。 The present disclosure relates to an exhaust structure that discharges exhaust gas into the atmosphere.
従来、内燃機関から排出される排ガスが流れる排気管と、その排気管の下流側に設けられた排気ディフューザ(排気クーラともいう)と、を備えた排気構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。 Conventionally, an exhaust structure including an exhaust pipe through which exhaust gas discharged from an internal combustion engine flows and an exhaust diffuser (also referred to as an exhaust cooler) provided on the downstream side of the exhaust pipe is known (for example, Patent Documents). 1).
この排気構造では、例えば、排気管と排気ディフューザとの間の開口部から外気を取り込み、排気ディフューザにおいて外気と排ガスとを混合させる。これにより、大気中へ排出される排ガスの温度を低下させることができる。 In this exhaust structure, for example, the outside air is taken in from the opening between the exhaust pipe and the exhaust diffuser, and the outside air and the exhaust gas are mixed in the exhaust diffuser. As a result, the temperature of the exhaust gas discharged into the atmosphere can be lowered.
特許文献1の排気構造には、排ガスの冷却性能の点で改善の余地があった。
The exhaust structure of
本開示の目的は、排ガスの冷却性能をさらに向上させることができる排気構造を提供することである。 An object of the present disclosure is to provide an exhaust structure capable of further improving the cooling performance of exhaust gas.
本開示の一態様に係る排気構造は、排ガスが流れる排気管と、前記排気管の下流側に設けられた排気ディフューザとを有し、前記排気ディフューザ内において前記排ガスを外気と混合し、大気中へ排出する排気構造であって、前記排気管の下流側端部の開口部分の面積を減少させるように前記排気管内に配置された立体物を有し、前記立体物は、前記立体物の外周面と前記排気管の内周面との間に、前記排ガスが流れる流路が設けられるように配置される。 The exhaust structure according to one aspect of the present disclosure includes an exhaust pipe through which exhaust gas flows and an exhaust diffuser provided on the downstream side of the exhaust pipe, and the exhaust gas is mixed with outside air in the exhaust diffuser and is in the atmosphere. It is an exhaust structure that exhausts air to the exhaust pipe, and has a three-dimensional object arranged in the exhaust pipe so as to reduce the area of the opening portion of the downstream end portion of the exhaust pipe, and the three-dimensional object is the outer periphery of the three-dimensional object. It is arranged so that a flow path through which the exhaust gas flows is provided between the surface and the inner peripheral surface of the exhaust pipe.
本開示によれば、排ガスの冷却性能をさらに向上させることができる。 According to the present disclosure, the cooling performance of the exhaust gas can be further improved.
以下、本開示の実施の形態について、図面を用いて説明する。各図において共通する構成要素には同一符号を付し、それらの説明は適宜省略する。 Hereinafter, embodiments of the present disclosure will be described with reference to the drawings. The components common to each figure are designated by the same reference numerals, and their description will be omitted as appropriate.
本実施の形態に係る排気構造1の構成について、図1、図2を用いて説明する。図1は、本実施の形態の排気構造1の構成例を示す断面模式図である。図2は、図1に示した排気構造1を図1の矢印Aの方向から見た模式図である。
The configuration of the
以下の説明では、図1における左右方向(水平方向)を「軸方向」といい、図1における上下方向(垂直方向)を「径方向」という。また、以下の説明では、図1における左側を「上流側」といい、図1における右側を「下流側」という。 In the following description, the left-right direction (horizontal direction) in FIG. 1 is referred to as "axial direction", and the vertical direction (vertical direction) in FIG. 1 is referred to as "radial direction". Further, in the following description, the left side in FIG. 1 is referred to as "upstream side", and the right side in FIG. 1 is referred to as "downstream side".
図1、図2に示す排気構造1は、例えば、内燃機関を搭載した車両に搭載される。内燃機関は、ディーゼルエンジンでもよいし、ガソリンエンジンでもよい。
The
排気構造1は、排気管2、排気ディフューザ3、および樽型部材5を有する。
The
排気管2は、円筒形状である。図示は省略するが、排気管2の上流側端部は、内燃機関に設けられた排気マニホールドに接続されている。排気管2の下流側端部は、開口しており、排気管2の下流側端部には、排気ディフューザ3が設けられている。図示は省略するが、排気ディフューザ3は、所定の保持部材を介して排気管2に固定されている。
The
排気ディフューザ3は、上流側から下流側にかけて徐々に拡径した円筒形状である。
The
排気ディフューザ3の上流側端部の内周面と、排気管2の下流側端部の外周面との間には、例えば走行風等の外気を排気ディフューザ3内へ導入するための外気導入口4が設けられている。
Between the inner peripheral surface of the upstream end of the
樽型部材5は、樽型の立体物である。樽型部材5は、排気管2の下流側端部の開口部分の面積を減少させるように排気管2内に設けられる。例えば、樽型部材5は、排気管2内、排気管2外、または、排気ディフューザ3内に設けられる保持部材(図示略)によって保持される。
The barrel-
また、樽型部材5は、樽型部材5の外周面と排気管2の内周面との間に、排ガスが流れる流路6が設けられるように配置される。図1では例として、流路6の幅を一定(均一)としている。
Further, the barrel-
樽型部材5は、上流側部5aおよび下流側部5bを有する。
The barrel-
上流側部5aは、上流側から下流側にかけて徐々に径方向の断面積が大きくなる形状である。換言すれば、上流側部5aは、上流側から下流側にかけて徐々に拡径する形状である。よって、図1に示すように、上流側部5aの軸方向の断面形状は、台形となる。
The
下流側部5bは、上流側から下流側にかけて徐々に径方向の断面積が小さくなる形状である。換言すれば、下流側部5bは、上流側から下流側にかけて徐々に縮径する形状である。よって、図1に示すように、下流側部5bの軸方向の断面形状は、台形となる。
The
また、樽型部材5は、下流側部5b(樽型部材5と言ってもよい)の下流側端面が排気管2の下流側端部の開口部分から突出することなく設けられている。
Further, the barrel-
排気管2は、拡径部2aおよび縮径部2bを有する。
The
拡径部2aは、樽型部材5の上流側部5aの外周面に対向する部分である。拡径部2aの内径(図1における上下方向の長さ)は、樽型部材5の上流側部5aの形状に合わせて拡径している。
The enlarged
縮径部2bは、樽型部材5の下流側部5bの外周面に対向する部分である。縮径部2bの内径(図1における上下方向の長さ)は、樽型部材5の下流側部5bの形状に合わせて縮径している。
The reduced
以上、排気構造1の構成について説明した。
The configuration of the
次に、排気構造1における気体の流れについて、図1を参照して説明する。図1において、点線の矢印は、内燃機関から排出された排ガスの流れを示しており、実線の矢印は、外気の流れを示している。
Next, the gas flow in the
排気管2内をその軸方向に沿って流れる排ガスのうち、一部の排ガスは、樽型部材5に衝突することなく、流路6へ流入する。一方、残りの排ガスは、樽型部材5に衝突した後、樽型部材5の径方向に沿って流れ、流路6へ流入する。そして、排ガスは、流路6を流れた後、排気ディフューザ3内へ流入する。
Of the exhaust gas flowing in the
排気ディフューザ3内へ流入した排ガスは、外気導入口4から排気ディフューザ3内へ流入した外気と混合される。その後、排ガスは、排気ディフューザ3の下端部から大気中へ排出される。
The exhaust gas that has flowed into the
以上、排気構造1における気体の流れについて説明した。
The gas flow in the
ここまで詳述したように、本実施の形態では、排ガスが流路6を通過することにより、排ガスの流速を高めることができる。これにより、外気導入口4からの外気は、排気ディフューザ3内に引き込まれやすくなる。そのため、排気ディフューザ3内において、排ガスと外気との混合を促進させることができる。したがって、排気構造1によれば、排ガスの冷却性能をより向上させることができる。
As described in detail so far, in the present embodiment, the flow velocity of the exhaust gas can be increased by passing the exhaust gas through the
また、本実施の形態では、流路6のうちの上流側流路(樽型部材5の上流側部5aの外周面と排気管2の拡径部2aの内周面との間の流路)を排ガスが流れることにより、排圧の増加幅を減少させつつ、排ガスの流速を高めることができる。排圧の増加幅の減少は、他の車載部品に対する負荷の抑制に寄与できる。
Further, in the present embodiment, the upstream side flow path of the flow path 6 (the flow path between the outer peripheral surface of the
また、本実施の形態では、流路6のうちの下流側流路(樽型部材5の下流側部5bの外周面と排気管2の縮径部2bの内周面との間の流路)を排ガスが流れることにより、排ガスを排気ディフューザ3内の中央部分へ導き易くなり、排ガスと外気との混合を促進させることができる。その結果、排ガスの冷却性能が向上する。
Further, in the present embodiment, the downstream flow path of the flow path 6 (the flow path between the outer peripheral surface of the
また、本実施の形態では、排気管2の縮径部2bは、樽型部材5の下流側部5bの形状に合わせて縮径しているので、その縮径部2bに取り付けられる排気ディフューザ3として、より小型のもの(内径が小さいもの)を採用することができる。したがって、車両における省スペース化を実現できる。
Further, in the present embodiment, the reduced
また、本実施の形態では、上流側から下流側にかけて徐々に拡径した排気ディフューザ3を用いているため、排ガスを拡散して大気中に排出することができる。よって、大気中に排出される排ガスの温度をさらに低下させることができるとともに、排ガスの風量を少なくすることができる。
Further, in the present embodiment, since the
本開示は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。以下、変形例について説明する。 The present disclosure is not limited to the above-described embodiment, and can be appropriately modified and implemented without departing from the spirit of the present disclosure. Hereinafter, a modified example will be described.
[変形例1]
実施の形態では、上流側から下流側にかけて徐々に拡径した排気ディフューザ3を用いる場合を例に挙げて説明したが、これに限定されない。
[Modification 1]
In the embodiment, the case where the
本変形例に係る排気構造1の構成について、図3を用いて説明する。図3は、本変形例の排気構造1の構成例を示す断面模式図である。なお、図3において、排ガスおよび外気の流れは、図1に示した排ガスおよび外気の流れと同じであるので、矢印の図示を省略している。
The configuration of the
図3に示すように、本変形例の排気構造1は、図1、図2に示した排気ディフューザ3の代わりに、排気ディフューザ7を備える。
As shown in FIG. 3, the
図3に示すように、排気ディフューザ7は、上流側部7a、中央部7b、および下流側部7cを有する。なお、上流側部7a、中央部7b、および下流側部7cは、それぞれ、円筒形状である。
As shown in FIG. 3, the
上流側部7aおよび下流側部7cそれぞれの内径(図3における上下方向の長さ)は、中央部7bの内径より大きい。すなわち、排気ディフューザ7は、上流側および下流側が拡径した形状である。
The inner diameter of each of the
排気ディフューザ7では、拡径した上流側部7aを備えることにより、排気ディフューザ7内における気体の流速を速めることができるとともに、中央部7bにおいて排ガスと外気との混合をより促進させることができる。また、排気ディフューザ7では、拡径した下流側部7cを備えることにより、排ガスを拡散して大気中に排出することができる。
By providing the
なお、図1、図2に示した排気ディフューザ3および図3に示した排気ディフューザ7の代わりに、軸方向において内径が均一な円筒形状の排気ディフューザを用いてもよい。ただし、排ガスの拡散効果等を得るために、排気ディフューザ3または排気ディフューザ7を用いることが好ましい。
Instead of the
[変形例2]
実施の形態では、流路6の幅(径と言ってもよい。以下同様)が一定である場合を例に挙げて説明したが、これに限定されない。
[Modification 2]
In the embodiment, the case where the width (which may be referred to as the diameter; the same applies hereinafter) of the
例えば、流路6において、上流側の流路の幅は、下流側の流路の幅よりも大きくてもよい。ここでいう上流側の流路とは、例えば、図1に示した流路6のうち、樽型部材5の上流側部5aの外周面と排気管2の拡径部2aの内周面との間の流路である。また、ここでいう下流側の流路とは、例えば、図1に示した流路6のうち、樽型部材5の下流側部5bの外周面と排気管2の縮径部2bの内周面との間の流路である。
For example, in the
[変形例3]
実施の形態では、樽型部材5が、下流側部5b(樽型部材5と言ってもよい)の下流側端面が排気管2の下流側端部の開口部分から突出することなく設けられている場合を例に挙げて説明したが、これに限定されない。
[Modification 3]
In the embodiment, the barrel-shaped
例えば、樽型部材5は、下流側部5bの下流側端面が排気管2の下流側端部の開口部分から突出して設けられてもよい。これにより、排ガスを排気ディフューザ3内の中央部分へさらに導き易くなり、排ガスと外気との混合をより促進させることができる。その結果、さらに排ガスの冷却性能が向上する。
For example, the barrel-shaped
以上、変形例について説明した。なお、各変形例は、適宜組み合わせてもよい。 The modified example has been described above. In addition, each modification may be combined appropriately.
本開示の排気構造は、排ガスを大気中に排出する技術全般に有用である。 The exhaust structure of the present disclosure is useful for all techniques for discharging exhaust gas into the atmosphere.
1 排気構造
2 排気管
2a 拡径部
2b 縮径部
3 排気ディフューザ
4 外気導入口
5 樽型部材
5a 上流側部
5b 下流側部
6 流路
7 排気ディフューザ
7a 上流側部
7b 中央部
7c 下流側部
1
Claims (9)
前記排気管の下流側端部の開口部分の面積を減少させるように前記排気管内に配置された立体物を有し、
前記立体物は、
前記立体物の外周面と前記排気管の内周面との間に、前記排ガスが流れる流路が設けられるように配置される、
排気構造。 It has an exhaust pipe through which exhaust gas flows and an exhaust diffuser provided on the downstream side of the exhaust pipe, and has an exhaust structure in which the exhaust gas is mixed with outside air in the exhaust diffuser and discharged into the atmosphere.
It has a three-dimensional object arranged in the exhaust pipe so as to reduce the area of the opening portion at the downstream end of the exhaust pipe.
The three-dimensional object is
It is arranged so that a flow path through which the exhaust gas flows is provided between the outer peripheral surface of the three-dimensional object and the inner peripheral surface of the exhaust pipe.
Exhaust structure.
上流側から下流側にかけて徐々に拡径した上流側部を有する、
請求項1に記載の排気構造。 The three-dimensional object is
It has an upstream side that gradually expands in diameter from the upstream side to the downstream side.
The exhaust structure according to claim 1.
前記立体物の前記上流側部の外周面に対向する部分であり、前記立体物の前記上流側部の形状に合わせて内径が拡径した拡径部を有する、
請求項1または2に記載の排気構造。 The exhaust pipe
It is a portion facing the outer peripheral surface of the upstream side portion of the three-dimensional object, and has a diameter-expanded portion whose inner diameter is expanded according to the shape of the upstream side portion of the three-dimensional object.
The exhaust structure according to claim 1 or 2.
上流側から下流側にかけて徐々に縮径した下流側部を有する、
請求項1から3のいずれか1項に記載の排気構造。 The three-dimensional object is
It has a downstream part whose diameter is gradually reduced from the upstream side to the downstream side.
The exhaust structure according to any one of claims 1 to 3.
前記立体物の前記下流側部の外周面に対向する部分であり、前記立体物の前記下流側部の形状に合わせて内径が縮径した縮径部を有する、
請求項4に記載の排気構造。 The exhaust pipe
It is a portion facing the outer peripheral surface of the downstream side portion of the three-dimensional object, and has a reduced diameter portion whose inner diameter is reduced according to the shape of the downstream side portion of the three-dimensional object.
The exhaust structure according to claim 4.
請求項1から5のいずれか1項に記載の排気構造。 Of the above-mentioned flow paths, the width of the upstream side flow path is larger than the width of the downstream side flow path.
The exhaust structure according to any one of claims 1 to 5.
前記排気管の下流側端部の開口部分から突出している、
請求項1から6のいずれか1項に記載の排気構造。 The downstream end face of the three-dimensional object is
Protruding from the opening at the downstream end of the exhaust pipe,
The exhaust structure according to any one of claims 1 to 6.
上流側から下流側にかけて徐々に拡径した形状である、
請求項1から7のいずれか1項に記載の排気構造。 The exhaust diffuser is
The shape gradually increases from the upstream side to the downstream side.
The exhaust structure according to any one of claims 1 to 7.
前記排気ディフューザの上流側部および下流側部が中央部よりも拡径した形状である、
請求項1から7のいずれか1項に記載の排気構造。 The exhaust diffuser is
The upstream side portion and the downstream side portion of the exhaust diffuser have a shape in which the diameter is larger than that of the central portion.
The exhaust structure according to any one of claims 1 to 7.
Priority Applications (1)
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JP2019175069A JP2021050686A (en) | 2019-09-26 | 2019-09-26 | Exhaust structure |
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