Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP2020525582A - ポリアミドイミド樹脂フィルム - Google Patents

ポリアミドイミド樹脂フィルム Download PDF

Info

Publication number
JP2020525582A
JP2020525582A JP2019571391A JP2019571391A JP2020525582A JP 2020525582 A JP2020525582 A JP 2020525582A JP 2019571391 A JP2019571391 A JP 2019571391A JP 2019571391 A JP2019571391 A JP 2019571391A JP 2020525582 A JP2020525582 A JP 2020525582A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
carbon atoms
independently
repeating unit
organic group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019571391A
Other languages
English (en)
Inventor
キム、ビュングク
オム、ヨウンシク
キム、サンゴン
ユ、ユナ
チョイ、ヒュンサム
Original Assignee
エルジー・ケム・リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エルジー・ケム・リミテッド filed Critical エルジー・ケム・リミテッド
Publication of JP2020525582A publication Critical patent/JP2020525582A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J5/00Manufacture of articles or shaped materials containing macromolecular substances
    • C08J5/18Manufacture of films or sheets
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G69/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain of the macromolecule
    • C08G69/02Polyamides derived from amino-carboxylic acids or from polyamines and polycarboxylic acids
    • C08G69/08Polyamides derived from amino-carboxylic acids or from polyamines and polycarboxylic acids derived from amino-carboxylic acids
    • C08G69/12Polyamides derived from amino-carboxylic acids or from polyamines and polycarboxylic acids derived from amino-carboxylic acids with both amino and carboxylic groups aromatically bound
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G73/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing nitrogen with or without oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule, not provided for in groups C08G12/00 - C08G71/00
    • C08G73/06Polycondensates having nitrogen-containing heterocyclic rings in the main chain of the macromolecule
    • C08G73/10Polyimides; Polyester-imides; Polyamide-imides; Polyamide acids or similar polyimide precursors
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G73/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing nitrogen with or without oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule, not provided for in groups C08G12/00 - C08G71/00
    • C08G73/06Polycondensates having nitrogen-containing heterocyclic rings in the main chain of the macromolecule
    • C08G73/10Polyimides; Polyester-imides; Polyamide-imides; Polyamide acids or similar polyimide precursors
    • C08G73/1039Polyimides; Polyester-imides; Polyamide-imides; Polyamide acids or similar polyimide precursors comprising halogen-containing substituents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G73/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing nitrogen with or without oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule, not provided for in groups C08G12/00 - C08G71/00
    • C08G73/06Polycondensates having nitrogen-containing heterocyclic rings in the main chain of the macromolecule
    • C08G73/10Polyimides; Polyester-imides; Polyamide-imides; Polyamide acids or similar polyimide precursors
    • C08G73/14Polyamide-imides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J2379/00Characterised by the use of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing nitrogen with or without oxygen, or carbon only, not provided for in groups C08J2361/00 - C08J2377/00
    • C08J2379/04Polycondensates having nitrogen-containing heterocyclic rings in the main chain; Polyhydrazides; Polyamide acids or similar polyimide precursors
    • C08J2379/08Polyimides; Polyester-imides; Polyamide-imides; Polyamide acids or similar polyimide precursors

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Abstract

本発明は、イソフタロイル(isophthaloyl)グループと芳香族ジアミンの残基が結合されたアミド繰り返し単位;イミド繰り返し単位;および芳香族トリカルボニル基を含む3価官能基グループ;を含むポリアミドイミドブロック共重合体を含む低い複屈折率を有するポリアミドイミド樹脂フィルムに関するものである。

Description

関連出願との相互引用
本出願は2018年1月9日付韓国特許出願第10−2018−0002877号に基づいた優先権の利益を主張し、当該韓国特許出願の文献に開示された全ての内容は本明細書の一部として含まれる。
本発明は、ポリアミドイミド樹脂フィルムに関するものである。
芳香族ポリイミド樹脂は大部分非結晶性構造を有する高分子であって、堅固な鎖構造によって優れた耐熱性、耐化学性、電気的特性、および寸法安定性を示す。このようなポリイミド樹脂は、電気/電子材料として広く使用されている。
しかし、ポリイミド樹脂はイミド鎖内に存在するπ電子のCTC(charge transfer complex)形成によって焦げ茶色を帯びる限界があるため使用上多くの制限が伴う。
前記制限を解消し無色透明なポリイミド樹脂を得るために、トリフルオロメチル(−CF)グループのような強い電子吸引グループを導入してπ電子の移動を制限する方法;主鎖にスルホン(−SO)グループ、エーテル(−O−)グループなどを導入して曲がった構造を作って前記CTCの形成を減らす方法;または脂肪族環化合物を導入してπ電子の共鳴構造形成を阻害する方法などが提案された。
しかし、前記提案によるポリイミド樹脂は曲がった構造または脂肪族環化合物によって十分な耐熱性を示しにくく、これを使用して製造されたフィルムは劣悪な機械的物性を示す限界が依然として存在する。
本発明は、無色透明でありながらも優れた機械的物性を示すポリアミドイミド樹脂フィルムを提供するためのものである。
本明細書では、イソフタロイル(isophthaloyl)グループと芳香族ジアミンの残基が結合されたアミド繰り返し単位;イミド繰り返し単位;および芳香族トリカルボニル基を含む3価官能基グループ;を含むポリアミドイミドブロック共重合体を含み、波長590nmで測定される厚さ方向のリタデーション(Rth)が2000nm以下である、ポリアミドイミド樹脂フィルムが提供される。
以下、発明の具体的な実施形態によるポリアミドイミド樹脂フィルムについてより具体的に説明する。
また、本発明によれば、前記ポリアミドイミドブロック共重合体を含むポリイミド系フィルムが提供される。
本明細書で明示的な言及がない限り、専門用語は単に特定実施例を言及するためのものであり、本発明を限定することを意図しない。
本明細書で使用される単数形態は、文句がこれと明確に反対の意味を示さない限り複数形態も含む。
本明細書で使用される'含む'の意味は特定特性、領域、整数、段階、動作、要素および/または成分を具体化し、他の特定特性、領域、整数、段階、動作、要素、成分および/または群の存在や付加を除外させるのではない。
そして、本明細書で'第1'および'第2'のように序数を含む用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的で使用され、前記序数によって限定されない。例えば、本発明の権利範囲内で第1構成要素は第2構成要素に命名されてもよく、同様に第2構成要素は第1構成要素に命名されてもよい。
発明の一実施形態によれば、イソフタロイル(isophthaloyl)グループと芳香族ジアミンの残基が結合されたアミド繰り返し単位;イミド繰り返し単位;および芳香族トリカルボニル基を含む3価官能基グループ;を含むポリアミドイミドブロック共重合体を含み、波長590nmで測定される厚さ方向のリタデーション(Rth)が2000nm以下である、ポリアミドイミド樹脂フィルムが提供される。
本発明者らの継続的な研究の結果、イソフタロイル(isophthaloyl)グループと芳香族ジアミンの残基が結合されたアミド繰り返し単位;イミド繰り返し単位;および芳香族トリカルボニル基を含む3価官能基グループ;を含むポリアミドイミドブロック共重合体を用いれば、無色透明であり優れた機械的物性を有し低い複屈折率を有するポリアミドイミド樹脂フィルムを提供することができるという点を実験を通じて確認し発明を完成した。
具体的に、前記ポリアミドイミドブロック共重合体がイソフタロイル(isophthaloyl)グループと芳香族ジアミンの残基が結合されたアミド繰り返し単位を含むことによって、主鎖の中間で曲げた構造の繰り返し単位を含んで鎖間のパッキング(Packing)を防止して芳香族グループ(Benzeneなど)間の電荷移動(Charge transfer)を低下させ、鎖の配向(Orientation)を小幅減少させて方向性を減少させる高分子内部構造を有することができ、これにより加工性に優れてフィルムの形成が容易でありながらも、無色透明であり優れた機械的物性を有するフィルムの提供を可能にする。
また、前記ポリアミドイミドブロック共重合体は芳香族トリカルボニル基を含む3価官能基グループを含むことによって、内部に所定の架橋構造またはネットワーク構造を付与することができ、これを含む繰り返し単位のブロック共重合によって共重合体に堅固で安定的な構造のネットワークが形成でき、このように堅固で安定的なネットワーク構造は前記ポリアミドイミドブロック共重合体が無色透明でありながらも向上した機械的物性を示すことができるようにする。
より具体的に、前記ポリアミドイミドブロック共重合体で、前記アミド繰り返し単位を含むブロックとイミド繰り返し単位を含むブロックが前記芳香族トリカルボニル基を含む3価官能基グループを媒介として結合できる。
前記ポリアミドイミド樹脂フィルムの厚さは大きく限定されるのではないが、フィルムの光学特性や機械的物性および複屈折率などを考慮すれば、前記ポリアミドイミド樹脂フィルムは5μm〜100μmの厚さを有することができる。
また、前記ポリアミドイミド樹脂フィルムに対して波長590nmで測定される厚さ方向のリタデーション(Rth)は、2000nm、または200nm〜2000nm、または300nm〜1500nm、または400nm〜1200nm、または500nm〜1000nmであってもよい。
前記ポリアミドイミド樹脂フィルムは等方性を有することができる。前記ポリアミドイミド樹脂フィルムが波長590nmで測定される厚さ方向のリタデーション(Rth)を2000nm以下に有することによって、等方性を有するので光学的特性で全ての方向に関して一定の透明度を有しフィルム製造時に非等方性素材に比べて製造条件および厚さによる再現性に優れた特徴を有することができる。
前記ポリアミドイミド樹脂フィルムは測定される厚さ方向のリタデーション(Rth)は通常知られた測定方法および測定装置を通じて確認することができる。
例えば、厚さ方向のリタデーション(Rth)の測定装置としては、AXOMETRICS社製の商品名「アクソスキャン(AxoScan)、プリズムカプラー(Prism Coupler)、などが挙げられる。
そして、厚さ方向のリタデーション(Rth)の測定条件としては、前記ポリアミドイミド樹脂フィルムに対して、屈折率(589nm)値を前記測定装置にインプットした後、温度:25℃、湿度:40%の条件下、波長590nmの光を使用して、ポリアミドイミド樹脂フィルムの厚さ方向のリタデーションを測定し、求められた厚さ方向のリタデーション測定値(測定装置の自動測定(自動計算)による測定値)に基づいて、フィルムの厚さ10μm当りリタデーション値に換算することによって求めることができる。また、測定試料のポリイミドフィルムのサイズは、測定器のステージの測光部(直径:約1cm)よりも大きければよいため、特に制限されないが、縦:76mm、横52mm、厚さ13μmの大きさにすることができる。
また、厚さ方向のリタデーション(Rth)の測定に用いる「前記ポリアミドイミド樹脂フィルムの屈折率(589nm)」の値は、リタデーションの測定対象になるフィルムを形成するポリアミドイミド樹脂フィルムと同一な種類のポリアミドイミド樹脂フィルムを含む未延伸フィルムを形成した後、このような未延伸フィルムを測定試料として使用し(また、測定対象になるフィルムが未延伸フィルムである場合には、そのフィルムをそのまま測定試料として使用できる)、測定装置として屈折率測定装置(株式会社アタゴ製の商品名「NAR−1T SOLID」)を使用し、589nmの光源を使用し、23℃の温度条件で、測定試料の面内方向(厚さ方向とは垂直の方向)の589nmの光に対する屈折率を測定して求めることができる。
また、測定試料が未延伸であるため、フィルムの面内方向の屈折率は、面内のいずれの方向においても一定になり、このような屈折率の測定によって、そのポリアミドイミド樹脂フィルムの固有の屈折率を測定することができる(また、測定試料が未延伸であるため、面内の遅延軸方向の屈折率をNxとし、遅延軸方向と垂直の面内方向の屈折率をNyとする場合、Nx=Nyとなる)。このように、未延伸フィルムを用いてポリアミドイミド樹脂フィルムの固有の屈折率(589nm)を測定し、得られた測定値を前述の厚さ方向のリタデーション(Rth)の測定に用いる。ここで、測定試料のポリアミドイミド樹脂フィルムのサイズは、前記屈折率測定装置に使用できる大きさであればよく、特に制限されず、一辺が1cmである正四角形(縦横1cm)で厚さ13μmの大きさにしてもよい。
一方、前記ポリアミドイミドブロック共重合体は、下記化学式1で表される第1繰り返し単位;および下記化学式2で表される第2繰り返し単位;を含むことができ、また、選択的に下記化学式3で表される第3繰り返し単位;をさらに含むことができる。
[化学式1]
上記化学式1で、
11は、それぞれの繰り返し単位で同一であるか互いに異なり、それぞれ独立して単一結合、−O−、−S−、−C(=O)−、−CH(OH)−、−S(=O)−、−Si(CH−、−(CH−(ここで、1≦p≦10)、−(CF−(ここで、1≦q≦10)、−C(CH−、−C(CF−、−C(=O)NH−、または炭素数6〜30の2価の芳香族有機基であり;
12は、それぞれ独立して−H、−F、−Cl、−Br、−I、−CF、−CCl、−CBr、−CI、−NO、−CN、−COCH、−CO、炭素数1〜10の三個の脂肪族有機基を有するシリル基、炭素数1〜10の脂肪族有機基、または炭素数6〜20の芳香族有機基であり;
n1およびm1は、それぞれ独立して0〜3の整数であり;
10は、それぞれの繰り返し単位で同一であるか互いに異なり、それぞれ独立して炭素数6〜30の2価の芳香族有機基を含み;前記2価の芳香族有機基は単独で存在するか、2個以上の芳香族有機基が互いに接合されて2価の縮合環を形成するか、または2個以上の芳香族有機基が単一結合、フルオレニル基、−O−、−S−、−C(=O)−、−CH(OH)−、−S(=O)−、−Si(CH−、−(CH−(ここで、1≦p≦10)、−(CF−(ここで、1≦q≦10)、−C(CH−、−C(CF−、または−C(=O)NH−によって連結された2価の有機基であり;
11、E12およびE13は、それぞれ独立して単一結合または−NH−であり;
10は、それぞれの繰り返し単位で同一であるか互いに異なり、それぞれトリアシルハライド、トリカルボン酸およびトリカルボキシレートからなる群より選択された1種以上の化合物から誘導された3価の連結基である;
[化学式2]
[化学式3]
上記化学式2および3で、
20およびY30は、それぞれの繰り返し単位で同一であるか互いに異なり、それぞれ独立して炭素数6〜30の2価の芳香族有機基を含み;前記2価の芳香族有機基は単独で存在するか、2個以上の芳香族有機基が互いに接合されて2価の縮合環を形成するか、または2個以上の芳香族有機基が単一結合、フルオレニル基、−O−、−S−、−C(=O)−、−CH(OH)−、−S(=O)−、−Si(CH−、−(CH−(ここで、1≦p≦10)、−(CF−(ここで、1≦q≦10)、−C(CH−、−C(CF−、または−C(=O)NH−によって連結された2価の有機基であり;
21、E22、E23、E31、E32、およびE33は、それぞれ独立して単一結合または−NH−であり;
20およびZ30は、それぞれの繰り返し単位で同一であるか互いに異なり、それぞれジアシルハライド、ジカルボン酸およびジカルボキシレートからなる群より選択された1種以上の化合物から誘導された−C(=O)−A−C(=O)−形態の2価の連結基であり;
20およびZ30で、前記Aは炭素数6〜20の2価の芳香族有機基であるか、炭素数4〜20の2価のヘテロ芳香族有機基であるか、炭素数6〜20の2価の脂環族有機基であるか、または2個以上の前記有機基が単一結合、フルオレニル基、−O−、−S−、−C(=O)−、−CH(OH)−、−S(=O)−、−Si(CH−、−(CH−(ここで、1≦p≦10)、−(CF−(ここで、1≦q≦10)、−C(CH−、−C(CF−、または−C(=O)NH−によって連結された2価の有機基であり;
前記Z20で、前記Aの両側に連結された二つのカルボニルグループは、前記Aに対して互いにメタ位置に結合されており;
前記Z30で、前記Aの両側に連結された二つのカルボニルグループは、前記Aに対して互いにパラ位置に結合されている。
そして、前記ポリアミドイミドブロック共重合体は、前記第2繰り返し単位のZ20と前記第3繰り返し単位のZ30にそれぞれ−C(=O)−A−C(=O)−形態の2価の連結基が導入された構造を有することができる。
特に、前記ポリアミドイミドブロック共重合体は、前記Z20でAの両側に連結された二つのカルボニルグループ(carbonyl group)が前記Aに対して互いにメタ位置に結合され、前記Z30でAの両側に連結された二つのカルボニルグループは前記Aに対してパラ位置に結合された構造を共に有することができる。
これにより、前記ポリアミドイミドブロック共重合体は、前記第2繰り返し単位のメタ位置結合に起因した優れた加工性を示すと同時に、前記第3繰り返し単位のパラ位置結合に起因した優れた機械的物性(特に、硬度およびモジュラス)を示すことができる。
即ち、前記ポリアミドイミドブロック共重合体は、3価のブランチャー(Z10)が導入された前記第1繰り返し単位、二つのカルボニルグループがメタ位置に結合されたグループ(Z20)が導入された前記第2繰り返し単位、および二つのカルボニルグループがパラ位置に結合されたグループ(Z30)が導入された前記第3繰り返し単位を同時に含む。
これにより、前記ポリアミドイミドブロック共重合体は樹脂自体の加工性に優れてこれを用いたフィルムの形成が容易であるだけでなく、無色透明でありながらも向上した機械的物性を有するフィルムの提供を可能にする。
以下、前記ポリアミドイミドブロック共重合体に含まれる各繰り返し単位について説明する。
(i)第1繰り返し単位
[化学式1]
前記ポリアミドイミドブロック共重合体は、上記化学式1で表される第1繰り返し単位を含む。
前記化学式1で、前記R11はそれぞれの繰り返し単位で同一であるか互いに異なり、それぞれ独立して単一結合、−O−、−S−、−C(=O)−、−CH(OH)−、−S(=O)−、−Si(CH−、−(CH−(ここで、1≦p≦10)、−(CF−(ここで、1≦q≦10)、−C(CH−、−C(CF−、−C(=O)NH−、または炭素数6〜30の2価の芳香族有機基である。
ここで、前記単一結合は、前記化学式1でR11が両側のグループを単純に連結する化学結合である場合を意味する。
そして、前記炭素数6〜30の2価の芳香族有機基は、単独で存在するか;2個以上の芳香族有機基が互いに接合されて2価の縮合環を形成するか;または2個以上の芳香族有機基が単一結合、−O−、−S−、−C(=O)−、−CH(OH)−、−S(=O)−、−Si(CH−、−(CH−(ここで、1≦p≦10)、−(CF−(ここで、1≦q≦10)、−C(CH−、−C(CF−、−C(=O)NH−によって連結された2価の有機基である。
具体的に、前記R11は、それぞれの繰り返し単位で同一であるか互いに異なり、それぞれ独立して単一結合、−O−、−S−、−C(=O)−、−CH(OH)−、−S(=O)−、−Si(CH−、−(CH−(ここで、1≦p≦10)、−(CF−(ここで、1≦q≦10)、−C(CH−、−C(CF−、または−C(=O)NH−であってもよい。さらに具体的に、前記R11は単一結合または−C(CF−であってもよい。
前記化学式1で、前記R12は、それぞれ独立して−H、−F、−Cl、−Br、−I、−CF、−CCl、−CBr、−CI、−NO、−CN、−COCH、−CO、炭素数1〜10の三個の脂肪族有機基を有するシリル基、炭素数1〜10の脂肪族有機基、または炭素数6〜20の芳香族有機基である。
前記化学式1で、前記n1およびm1は、それぞれ独立して0〜3の整数である。好ましくは、前記n1およびm1は、それぞれ独立して0または1であってもよい。
前記化学式1で、前記Y10はそれぞれの繰り返し単位で同一であるか互いに異なり、それぞれ独立して炭素数6〜30の2価の芳香族有機基を含む。
ここで、前記2価の芳香族有機基は、単独で存在するか;2個以上の芳香族有機基が互いに接合されて縮合環を形成するか;2個以上の芳香族有機基が単一結合、フルオレニル基、−O−、−S−、−C(=O)−、−CH(OH)−、−S(=O)−、−Si(CH−、−(CH−(ここで、1≦p≦10)、−(CF−(ここで、1≦q≦10)、−C(CH−、−C(CF−、または−C(=O)NH−によって連結されていてもよい。
具体的に、前記Y10は、下記構造式で表される2価の有機基であってもよい:
上記構造式で、
は、単一結合、フルオレニレン基、−O−、−S−、−C(=O)−、−CH(OH)−、−S(=O)−、−Si(CH−、−(CH−(ここで、1≦p≦10)、−(CF−(ここで、1≦q≦10)、−C(CH−、−C(CF−、または−C(=O)NH−であり;
は、それぞれ独立して−H、−F、−Cl、−Br、−I、−CF、−CCl、−CBr、−CI、−NO、−CN、−COCH、−CO、炭素数1〜10の三個の脂肪族有機基を有するシリル基、炭素数1〜10の脂肪族有機基、または炭素数6〜20の芳香族有機基であり;
pおよびqは、それぞれ独立して1〜4の整数である。
前記化学式1で、前記E11、E12およびE13は、それぞれ独立して単一結合または−NH−である。ここで、前記単一結合は、E11、E12およびE13が両側のグループまたは繰り返し単位を単純に連結する化学結合である場合を意味する。
前記化学式1で、前記Z10は、3個の反応性置換基を有するブランチャー(brancher)であって、それぞれの繰り返し単位で同一であるか互いに異なり、それぞれトリアシルハライド、トリカルボン酸およびトリカルボキシレートからなる群より選択された1種以上の化合物から誘導された3価(tri−valent)の連結基である。
具体的に、Z10は、炭素数6〜20の芳香族トリアシルハライド、炭素数6〜20の芳香族トリカルボン酸、炭素数6〜20の芳香族トリカルボキシレート、炭素数4〜20のN含有ヘテロ芳香族トリアシルハライド、炭素数4〜20のN含有ヘテロ芳香族トリカルボン酸、炭素数4〜20のN含有ヘテロ芳香族トリカルボキシレート、炭素数6〜20の脂環族トリアシルハライド、炭素数6〜20の脂環族トリカルボン酸および炭素数6〜20の脂環族トリカルボキシレートからなる群より選択された1種以上の化合物から誘導された3価の連結基であってもよい。
さらに具体的に、Z10は、下記構造式で表される群から選択されたグループであってもよい:
例えば、前記Z10は、1,3,5−ベンゼントリカルボニルトリクロリド(1,3,5−benzenetricarbonyl trichloride)、1,2,4−ベンゼントリカルボニルトリクロリド(1,2,4−benzenetricarbonyl trichloride)、1,3,5−ベンゼントリカルボン酸(1,3,5−benzenetricarboxylic acid)、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸(1,2,4−benzenetricarboxylic acid)、トリメチル1,3,5−ベンゼントリカルボキシレート(trimethyl 1,3,5−benzenetricarboxylate)、およびトリメチル1,2,4−ベンゼントリカルボキシレート(trimethyl 1,2,4−benzenetricarboxylate)からなる群より選択された1種以上の化合物から誘導された3価の連結基であってもよい。
より具体的に、前記第1繰り返し単位は、下記化学式1−aで表される繰り返し単位を含むことができる。
[化学式1−a]
上記化学式1−aで、
11は、それぞれの繰り返し単位で同一であるか互いに異なり、それぞれ独立して単一結合、−O−、−S−、−C(=O)−、−CH(OH)−、−S(=O)−、−Si(CH−、−(CH−(ここで、1≦p≦10)、−(CF−(ここで、1≦q≦10)、−C(CH−、−C(CF−、−C(=O)NH−、または炭素数6〜30の2価の芳香族有機基であり;
12およびR14は、それぞれ独立して−H、−F、−Cl、−Br、−I、−CF、−CCl、−CBr、−CI、−NO、−CN、−COCH、−CO、炭素数1〜10の三個の脂肪族有機基を有するシリル基、炭素数1〜10の脂肪族有機基、または炭素数6〜20の芳香族有機基であり;
13は、それぞれの繰り返し単位で同一であるか互いに異なり、それぞれ独立して単一結合、フルオレニレン基、−O−、−S−、−C(=O)−、−CH(OH)−、−S(=O)−、−Si(CH−、−(CH−(ここで、1≦p≦10)、−(CF−(ここで、1≦q≦10)、−C(CH−、−C(CF−、または−C(=O)NH−であり;
n1およびm1は、それぞれ独立して0〜3の整数であり;
n2およびm2は、それぞれ独立して1〜4の整数であり;
11、E12およびE13は、それぞれ独立して単一結合または−NH−であり;
10は、それぞれの繰り返し単位で同一であるか互いに異なり、それぞれトリアシルハライド、トリカルボン酸およびトリカルボキシレートからなる群より選択された1種以上の化合物から誘導された3価の連結基である。
また、前記化学式1−aで、
前記R11およびR13は、それぞれ繰り返し単位で同一であるか互いに異なり、それぞれ独立して単一結合または−C(CF−であり;
前記Z10は、1,3,5−ベンゼントリカルボニルトリクロリド(1,3,5−benzenetricarbonyl trichloride)、1,2,4−ベンゼントリカルボニルトリクロリド(1,2,4−benzenetricarbonyl trichloride)、1,3,5−ベンゼントリカルボン酸(1,3,5−benzenetricarboxylic acid)、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸(1,2,4−benzenetricarboxylic acid)、トリメチル1,3,5−ベンゼントリカルボキシレート(trimethyl 1,3,5−benzenetricarboxylate)、およびトリメチル1,2,4−ベンゼントリカルボキシレート(trimethyl 1,2,4−benzenetricarboxylate)からなる群より選択された1種以上の化合物から誘導された3価の連結基であってもよい。
好ましくは、前記第1繰り返し単位は、下記化学式1−bおよび1−cで表される繰り返し単位を含むことができる:
[化学式1−b]
[化学式1−c]
上記化学式1−bおよび1−cで、
12およびR14は、それぞれ独立して−H、−F、−Cl、−Br、−I、−CF、−CCl、−CBr、−CI、−NO、−CN、−COCH、−CO、炭素数1〜10の三個の脂肪族有機基を有するシリル基、炭素数1〜10の脂肪族有機基、または炭素数6〜20の芳香族有機基であり;
n1およびm1は、それぞれ独立して0〜3の整数であり;
n2およびm2は、それぞれ独立して1〜4の整数である。
(ii)第2繰り返し単位
[化学式2]
前記ポリアミドイミドブロック共重合体は上記化学式2で表される第2繰り返し単位を含む。
前記化学式2で、前記Y20は、それぞれの繰り返し単位で同一であるか互いに異なり、それぞれ独立して炭素数6〜30の2価の芳香族有機基を含む。
ここで、前記2価の芳香族有機基は、単独で存在するか;2個以上の芳香族有機基が互いに接合されて縮合環を形成するか;2個以上の芳香族有機基が単一結合、フルオレニル基、−O−、−S−、−C(=O)−、−CH(OH)−、−S(=O)−、−Si(CH−、−(CH−(ここで、1≦p≦10)、−(CF−(ここで、1≦q≦10)、−C(CH−、−C(CF−、または−C(=O)NH−によって連結されていてもよい。
好ましくは、前記Y20は、下記構造式で表される2価の有機基であってもよい:
上記構造式で、
a'は、単一結合、フルオレニレン基、−O−、−S−、−C(=O)−、−CH(OH)−、−S(=O)−、−Si(CH−、−(CH−(ここで、1≦p≦10)、−(CF−(ここで、1≦q≦10)、−C(CH−、−C(CF−、または−C(=O)NH−であり;
b'は、それぞれ独立して−H、−F、−Cl、−Br、−I、−CF、−CCl、−CBr、−CI、−NO、−CN、−COCH、−CO、炭素数1〜10の三個の脂肪族有機基を有するシリル基、炭素数1〜10の脂肪族有機基、または炭素数6〜20の芳香族有機基であり;
p'およびq'は、それぞれ独立して1〜4の整数である。
前記化学式2で、前記E21、E22およびE23は、それぞれ独立して単一結合または−NH−である。ここで、前記単一結合は、E21、E22およびE23が両側のグループまたは繰り返し単位を単純に連結する化学結合である場合を意味する。
前記化学式2で、前記Z20は、それぞれの繰り返し単位で同一であるか互いに異なり、それぞれジアシルハライド、ジカルボン酸およびジカルボキシレートからなる群より選択された1種以上の化合物から誘導された−C(=O)−A−C(=O)−形態の2価の連結基である。
前記Aは、炭素数6〜20の2価の芳香族有機基であるか、炭素数4〜20の2価のヘテロ芳香族有機基であるか、炭素数6〜20の2価の脂環族有機基であるか、または2個以上の前記有機基が単一結合、フルオレニル基、−O−、−S−、−C(=O)−、−CH(OH)−、−S(=O)−、−Si(CH−、−(CH−(ここで、1≦p≦10)、−(CF−(ここで、1≦q≦10)、−C(CH−、−C(CF−、または−C(=O)NH−によって連結された2価の有機基である。
特に、前記Z20で、前記Aの両側に連結された二つのカルボニルグループは前記Aに対してメタ位置に結合されている。
具体的に、前記Z20は、下記構造式で表される群から選択されるグループであってもよい:
上記構造式で、
21は、−H、−F、−Cl、−Br、−I、炭素数1〜10の三個の脂肪族有機基を有するシリル基、炭素数1〜10の脂肪族有機基、または炭素数6〜20の芳香族有機基であり、
a1は、0〜3の整数であり、
a2は、0〜2の整数である。
より具体的に、前記Z20は、下記構造式で表される群から選択されるグループであってもよい:
例えば、前記Z20は、イソフタロイルジクロリド(isophthaloyl dichloride、IPC)、イソフタル酸(isophthalic acid)、シクロヘキサン−1,3−ジカルボニルクロリド(cyclohexane−1,3−dicarbonyl chloride)、シクロヘキサン−1,3−ジカルボン酸(cyclohexane−1,3−dicarboxylic acid)、ピリジン−3,5−ジカルボニルクロリド(pyridine−3,5−dicarbonyl chloride)、ピリジン−3,5−ジカルボン酸(pyridine−3,5−dicarboxylic acid)、ピリミジン−2,6−ジカルボニルクロリド(pyrimidine−2,6−dicarbonyl chloride)、およびピリミジン−2,6−ジカルボン酸(pyrimidine−2,6−dicarboxylic acid)からなる群より選択された1種以上の化合物から誘導された2価の連結基であってもよい。
好ましくは、前記第2繰り返し単位は、下記化学式2−aで表される繰り返し単位を含むことができる:
[化学式2−a]
上記化学式2−aで、
22は、それぞれの繰り返し単位で同一であるか互いに異なり、それぞれ独立して単一結合、フルオレニレン基、−O−、−S−、−C(=O)−、−CH(OH)−、−S(=O)−、−Si(CH−、−(CH−(ここで、1≦p≦10)、−(CF−(ここで、1≦q≦10)、−C(CH−、−C(CF−、または−C(=O)NH−であり;
23は、それぞれ独立して−H、−F、−Cl、−Br、−I、−CF、−CCl、−CBr、−CI、−NO、−CN、−COCH、−CO、炭素数1〜10の三個の脂肪族有機基を有するシリル基、炭素数1〜10の脂肪族有機基、または炭素数6〜20の芳香族有機基であり;
n3およびm3は、それぞれ独立して1〜4の整数であり;
21、E22およびE23は、それぞれ独立して単一結合または−NH−であり;
20は、下記構造式で表される群から選択されるグループである:
さらに好ましくは、前記第2繰り返し単位は、下記化学式2−bで表される繰り返し単位を含むことができる:
[化学式2−b]
上記化学式2−bで、
23は、それぞれ独立して−H、−F、−Cl、−Br、−I、−CF、−CCl、−CBr、−CI、−NO、−CN、−COCH、−CO、炭素数1〜10の三個の脂肪族有機基を有するシリル基、炭素数1〜10の脂肪族有機基、または炭素数6〜20の芳香族有機基であり;
n3およびm3は、それぞれ独立して1〜4の整数である。
(iii)第3繰り返し単位
[化学式3]
前記ポリアミドイミドブロック共重合体は、前記化学式2で表される第2繰り返し単位と共に上記化学式3で表される第3繰り返し単位を含む。
上記化学式3で、上記Y30は、それぞれの繰り返し単位で同一であるか互いに異なり、それぞれ独立して炭素数6〜30の2価の芳香族有機基を含む。
ここで、前記2価の芳香族有機基は、単独で存在するか;2個以上の芳香族有機基が互いに接合されて縮合環を形成するか;2個以上の芳香族有機基が単一結合、フルオレニル基、−O−、−S−、−C(=O)−、−CH(OH)−、−S(=O)−、−Si(CH−、−(CH−(ここで、1≦p≦10)、−(CF−(ここで、1≦q≦10)、−C(CH−、−C(CF−、または−C(=O)NH−によって連結されていてもよい。
好ましくは、前記Y30は、下記構造式で表される2価の有機基であってもよい:
上記構造式で、
Ra"は、単一結合、フルオレニレン基、−O−、−S−、−C(=O)−、−CH(OH)−、−S(=O)−、−Si(CH−、−(CH−(ここで、1≦p≦10)、−(CF−(ここで、1≦q≦10)、−C(CH−、−C(CF−、または−C(=O)NH−であり;
Rb"は、それぞれ独立して−H、−F、−Cl、−Br、−I、−CF、−CCl、−CBr、−CI、−NO、−CN、−COCH、−CO、炭素数1〜10の三個の脂肪族有機基を有するシリル基、炭素数1〜10の脂肪族有機基、または炭素数6〜20の芳香族有機基であり;
p"およびq"は、それぞれ独立して1〜4の整数である。
前記化学式3で、前記E31、E32およびE33は、それぞれ独立して単一結合または−NH−である。ここで、前記単一結合は、E31、E32およびE33が両側のグループまたは繰り返し単位を単純に連結する化学結合である場合を意味する。
前記化学式3で、前記Z30は、それぞれの繰り返し単位で同一であるか互いに異なり、それぞれジアシルハライド、ジカルボン酸およびジカルボキシレートからなる群より選択された1種以上の化合物から誘導された−C(=O)−A−C(=O)−形態の2価の連結基である。
前記Aは、炭素数6〜20の2価の芳香族有機基であるか、炭素数4〜20の2価のヘテロ芳香族有機基であるか、炭素数6〜20の2価の脂環族有機基であるか、または2個以上の前記有機基が単一結合、フルオレニル基、−O−、−S−、−C(=O)−、−CH(OH)−、−S(=O)−、−Si(CH−、−(CH−(ここで、1≦p≦10)、−(CF−(ここで、1≦q≦10)、−C(CH−、−C(CF−、または−C(=O)NH−によって連結された2価の有機基である。
特に、前記Z30で、前記Aの両側に連結された二つのカルボニルグループは、前記Aに対してパラ位置に結合されている。
具体的に、前記Z30は、下記構造式で表される群から選択されるグループであってもよい:
上記構造式で、
31およびR32は、それぞれ独立して−H、−F、−Cl、−Br、−I、炭素数1〜10の三個の脂肪族有機基を有するシリル基、炭素数1〜10の脂肪族有機基、または炭素数6〜20の芳香族有機基であり、
b1およびb2は、それぞれ独立して0〜3の整数であり;
b3は、0〜2の整数である。
より具体的に、前記Z30は、下記構造式で表される群から選択されるグループであってもよい:
例えば、前記Z30は、テレフタロイルクロリド(terephthaloyl chloride、TPC)、テレフタル酸(terephthalic acid)、シクロヘキサン−1,4−ジカルボニルクロリド(cyclohexane−1,4−dicarbonyl chloride)、シクロヘキサン−1,4−ジカルボン酸(cyclohexane−1,4−dicarboxylic acid)、ピリジン−2,5−ジカルボニルクロリド(pyridine−2,5−dicarbonyl chloride)、ピリジン−2,5−ジカルボン酸(pyridine−2,5−dicarboxylic acid)、ピリミジン−2,5−ジカルボニルクロリド(pyrimidine−2,5−dicarbonyl chloride)、ピリミジン−2,5−ジカルボン酸(pyrimidine−2,5−dicarboxylic acid)、4,4'−ビフェニルジカルボニルクロリド(4,4'−biphenyldicarbonyl chloride、BPC)および4,4'−ビフェニルジカルボン酸(4,4'−biphenyldicarboxylic acid)からなる群より選択された1種以上の化合物から誘導された2価の連結基であってもよい。
好ましくは、前記第3繰り返し単位は、下記化学式3−aで表される繰り返し単位を含むことができる:
[化学式3−a]
上記化学式3−aで、
33は、それぞれの繰り返し単位で同一であるか互いに異なり、それぞれ独立して単一結合、フルオレニレン基、−O−、−S−、−C(=O)−、−CH(OH)−、−S(=O)−、−Si(CH−、−(CH−(ここで、1≦p≦10)、−(CF−(ここで、1≦q≦10)、−C(CH−、−C(CF−、または−C(=O)NH−であり;
34は、それぞれ独立して−H、−F、−Cl、−Br、−I、−CF、−CCl、−CBr、−CI、−NO、−CN、−COCH、−CO、炭素数1〜10の三個の脂肪族有機基を有するシリル基、炭素数1〜10の脂肪族有機基、または炭素数6〜20の芳香族有機基であり;
n4およびm4は、それぞれ独立して1〜4の整数であり;
31、E32およびE33は、それぞれ独立して単一結合または−NH−であり;
30は、下記構造式で表される群から選択されるグループである:
さらに好ましくは、前記第3繰り返し単位は、下記化学式3−bまたは3−cで表される繰り返し単位を含むことができる:
[化学式3−b]
[化学式3−c]
上記化学式3−bおよび3−cで、
34は、それぞれ独立して−H、−F、−Cl、−Br、−I、−CF、−CCl、−CBr、−CI、−NO、−CN、−COCH、−CO、炭素数1〜10の三個の脂肪族有機基を有するシリル基、炭素数1〜10の脂肪族有機基、または炭素数6〜20の芳香族有機基であり;
n4およびm4は、それぞれ独立して1〜4の整数である。
発明の実施形態によれば、前記ポリアミドイミドブロック共重合体で、前記化学式2で表される第2繰り返し単位と前記化学式3で表される第3繰り返し単位の存在はNMRスペクトルを通じて確認できる。
例えば、前記ポリアミドイミドブロック共重合体は、10.80ppm以上11.00ppm以下のδ範囲内で少なくとも一つのピークと10.60ppm以上10.80ppm未満のδ範囲内で少なくとも一つのピークを有するH NMR(300MHz、DMSO−d6、標準物質TMS)スペクトルを示すことができる。
即ち、前記ポリアミドイミドブロック共重合体に対するH NMRスペクトルで、前記第2繰り返し単位のZ20(メタ位置に結合された二つのカルボニルグループ含む)によるピークは10.80ppm以上11.00ppm以下のδ範囲内で観察され;前記第3繰り返し単位のZ30(パラ位置に結合された二つのカルボニルグループ含む)によるピークは10.60ppm以上10.80ppm未満のδ範囲内で観察できる。
前記ポリアミドイミドブロック共重合体で、前記第2繰り返し単位に対する前記第3繰り返し単位のモル比が0.5〜3であってもよい。
前記第1繰り返し単位、第2繰り返し単位および第3繰り返し単位を前述のモル比で同時に含むポリアミドイミドブロック共重合体は、ブランチャー(Z)が導入された第1繰り返し単位に主に起因したフィルムの透明度向上効果、2個の−C(=O)−がメタ位置に位置するZが導入された第2繰り返し単位に主に起因したフィルムの加工性向上効果、および2個の−C(=O)−がパラ位置に位置するZが導入された第3繰り返し単位に主に起因した機械的物性(硬度およびモジュラス)の向上効果を期待することができる。
そして、前記ポリアミドイミドブロック共重合体は、堅固で安定的なネットワーク構造を有することによって一般的な線状構造のポリイミド樹脂に比べて高い分子量を有することができる。具体的に、前記ポリアミドイミドブロック共重合体は、100,000〜5,000,000g/mol、好ましくは200,000〜1,000,000g/mol、より好ましくは300,000〜750,000g/mol、よりさらに好ましくは500,000〜650,000g/molの重量平均分子量を有することができる。
また、前記ポリアミドイミドブロック共重合体は、30±2μmの厚さを有する試片に対してASTM D1925に基づいて測定された3.0以下、2.90以下、あるいは2.80以下、あるいは2.70以下、あるいは2.60以下、あるいは2.55以下の黄色指数(yellow index、Y.I.)を示すことができる。
前記ポリアミドイミド樹脂フィルムは、無色の透明性と共に高い機械的物性が要求される多様な成形品の材料として使用できる。例えば、前記ポリアミドイミドブロック共重合体を含むポリイミド系フィルムは、ディスプレイ用基板、ディスプレイ用保護フィルム、タッチパネル、フレキシブル(flexible)またはフォルダブル(foldable)機器のカバーフィルムなどとして適用できる。
前記ポリイミド系フィルムは、前記ポリアミドイミドブロック共重合体を使用して乾式法、湿式法のような通常の方法によって製造できる。例えば、前記ポリイミド系フィルムは、前記共重合体を含む溶液を任意の支持体上にコーティングして膜を形成し、前記膜から溶媒を蒸発させて乾燥する方法で得ることができる。必要によって、前記ポリイミド系フィルムに対する延伸および熱処理が行われてもよい。
前記ポリイミド系フィルムは、前記ポリアミドイミドブロック共重合体を使用して製造されることによって無色透明でありながらも優れた機械的物性を示すことができる。
具体的に、前記ポリイミド系フィルムは、ASTM D3363に基づいて測定されたHB等級以上の鉛筆硬度(Pencil Hardness)を示すことができる。
また、前記ポリイミド系フィルムは、50±2μmの厚さでASTM D1925に基づいて測定された3.0以下、2.90以下、あるいは2.80以下、あるいは2.70以下、あるいは2.60以下、あるいは2.55以下の黄色指数(yellow index、Y.I.)を示すことができる。
本発明によれば、無色透明でありながらも優れた機械的物性を示すポリアミドイミド樹脂フィルム提供することができ、このようなポリアミドイミド樹脂フィルムは前述の特性によってディスプレイ用基板、ディスプレイ用保護フィルム、タッチパネル、フレキシブル(flexible)またはフォルダブル(foldable)機器のカバーフィルムなどとして適用することができる。
以下、発明の理解のために好ましい実施例を提示する。しかし、下記の実施例は発明を例示するためのものに過ぎず、発明をこれらのみで限定するのではない。
実施例1
ディーン−スターク(dean−stark)装置とコンデンサが装着された250mLの丸底フラスコに2,2'−ビス(トリフルオロメチル)ベンジジン(2,2'−bis(trifluoromethyl)benzidine)3.203g(1.01eq.、0.0101mol);4,4'−(ヘキサフルオロイソプロピリデン)ジフタリックアンヒドリド(4,4'−(hexafluoroisopropylidene)diphthalic anhydride)4.3647g(0.9825eq.、0.009825mol);1,3,5−ベンゼントリカルボニルトリクロリド(1,3,5−benzenetricarbonyl trichloride)0.0133g(0.005eq.、0.00005mol);およびN,N−ジメチルアセトアミド(N,N−dimethylacetamide)73mlを入れ、窒素雰囲気の0℃下で攪拌して重合反応を行った。
4時間後、前記重合反応の生成物に、2,2'−ビス(トリフルオロメチル)ベンジジン(2,2'−bis(trifluoromethyl)benzidine)9.575g(2.99eq.、0.0299mol);イソフタロイルジクロリド(isophthaloyl dichloride)6.1109g(3.01eq.、0.0301mol);およびN,N−ジメチルアセトアミド(N,N−dimethylacetamide)66mlを入れ、窒素雰囲気の常温下で攪拌して4時間重合反応を行った。
前記重合反応によって得られたポリアミック酸溶液にアセティックアンヒドリド(acetic anhydride)14mlおよびピリジン(pyridine)12mlを添加し、40℃の温度のオイルバス(oil bath)で15時間攪拌して化学的イミド化反応を行った。
反応終了後、水とエタノールを使用して固形分を沈殿させ、沈殿した固形分をろ過した後、100℃で真空で6時間以上乾燥して下記の繰り返し単位を有するポリアミドイミドブロック共重合体を得た(重量平均分子量500,000g/mol)。前記ポリアミドイミドブロック共重合体に対するH NMR(300MHz、DMSO−d6、標準物質TMS)スペクトルを図1に示した。
比較例1
ディーン−スターク(dean−stark)装置とコンデンサが装着された250mLの丸底フラスコに2,2'−ビス(トリフルオロメチル)ベンジジン(2,2'−bis(trifluoromethyl)benzidine)4.851g(1.01eq.、0.01515mol);4,4'−(ヘキサフルオロイソプロピリデン)ジフタリックアンヒドリド(4,4'−(hexafluoroisopropylidene)diphthalic anhydride)6.546g(0.9825eq.、0.01474mol);1,3,5−ベンゼントリカルボニルトリクロリド(1,3,5−benzenetricarbonyl trichloride)0.0199g(0.005eq.、0.000075mol);およびN,N−ジメチルアセトアミド(N,N−dimethylacetamide)58mlを入れ、窒素雰囲気の0℃下で攪拌して重合反応を行った。
4時間後、前記重合反応の生成物に、2,2'−ビス(トリフルオロメチル)ベンジジン(2,2'−bis(trifluoromethyl)benzidine)4.755g(0.99eq.、0.01485mol);テレフタロイルクロリド(terephthaloyl chloride)3.075g(1.01eq.、0.0101mol);およびN,N−ジメチルアセトアミド(N,N−dimethylacetamide)120mlを入れ、窒素雰囲気の常温下で攪拌して4時間重合反応を行った。
前記重合反応によって得られたポリアミック酸溶液にアセティックアンヒドリド(acetic anhydride)14mlおよびピリジン(pyridine)12mlを添加し、40℃の温度のオイルバス(oil bath)で15時間攪拌して化学的イミド化反応を行った。
反応終了後、水とエタノールを使用して固形分を沈殿させ、沈殿した固形分をろ過した後、100℃で真空で6時間以上乾燥して下記の繰り返し単位を有するポリアミドイミドブロック共重合体を得た(重量平均分子量300,000g/mol)。前記ポリイミド系共重合体に対するH NMR(300MHz、DMSO−d6、標準物質TMS)スペクトルを図2に示した。
実施例2
前記実施例1で得られた共重合体をN,N−ジメチルアセトアミド(N,N−dimethylacetamide)に溶かして約10%(w/V)の高分子溶液を製造した。前記高分子溶液を40℃で加熱されたガラス板の上に注ぎ、フィルムアプリケーターを用いて高分子溶液の厚さを1200μmでキャスティングし、60分間乾燥した。ここに窒素を流しながら120℃から200℃まで4時間徐々に加熱(200℃で120分維持)した後、徐々に冷却してガラス板から剥離された厚さ30±2μmのフィルムを得た。
これと別途に、前記高分子溶液を使用して前述の方法で厚さ50±2μmのフィルムを得た。
比較例2
前記実施例1で得られた共重合体の代わりに前記比較例1で得られた共重合体を使用したことを除いて、前記実施例2と同様な方法で厚さ30±2μmのフィルムおよび厚さ50±2μmのフィルムをそれぞれ得た。
試験例
前記実施例および比較例から得られたフィルムに対してそれぞれ下記の特性を評価し、その結果を下記表1に示した。
(1)鉛筆硬度
Pencil Hardness Testerを用いてASTM D3363(750gf)の測定法によって厚さ30±2μmのフィルムに対する鉛筆硬度を測定した。
具体的に、前記テスターに多様な硬度の鉛筆を固定して前記フィルムにかいた後、前記フィルムに傷が発生した程度を肉眼や顕微鏡で観察して、総かいた回数の70%以上かかれなかった時、その鉛筆の硬度に該当する値を前記フィルムの鉛筆硬度と評価した。
(2)機械的物性
Universal testing machineを用いてASTM D882の測定法によって厚さ30±2μmのフィルムに対する弾性モジュラス(elastic modulus、EM、GPa)、最大引張強度(ultimate tensile strength、TS、MPa)および引張伸び(tensile elongation、TE、%)を測定した。
(3)黄色指数(Y.I.)
UV−2600 UV−Vis Spectrometer(SHIMADZU)を用いてASTM D1925の測定法によって厚さ30±2μmのフィルムに対する黄色指数を測定した。
(4)ヘイズ(Hazeness)
COH−400 Spectrophotometer(NIPPON DENSHOKU INDUSTRIES)を用いてASTM D1003の測定法によって厚さ30±2μmのフィルムのヘイズ値を測定した。
(5)耐折強度(Folding)
MITタイプの耐折強度試験器(folding endurance tester)を用いてフィルムの耐折強度を評価した。具体的に、フィルムの試片(1cm*7cm)を耐折強度試験器にローディングし、試片の左側と右側で175rpmの速度で135°の角度、0.8mmの曲率半径および250gの荷重で折り曲げて破断するまで往復折り曲げ回数(cycle)を測定した。
(6)加工性
厚さ30±2μmのフィルムと比較して厚さ50±2μmのフィルムが示す透明さの程度を肉眼で観察した。厚さ30±2μmのフィルムと比較して厚さ50±2μmのフィルムが示す透明さが同等である場合には加工性が良好("O")であると評価し、透明さが低下した場合(例えば、ぼやけるようになる場合)加工性が不良("X")であると評価した。
(7)厚さ方向のリタデーション(Rth)測定
厚さ方向のリタデーション(Rth)は、各実施例および各比較例で製造した高分子フィルム(縦:76mm、幅:52mm、厚さ:13μm)をそのまま測定試料にして、測定装置としてAXOMETRICS社製の商品名「アクソスキャン(AxoScan)」を使用し、それぞれの高分子フィルムの屈折率(前述の屈折率の測定によって求められたフィルムの589nmの光に対する屈折率)の値をインプットした後、温度:25℃、湿度:40%の条件下、波長590nmの光を使用し、厚さ方向のリタデーションを測定した後、求められた厚さ方向のリタデーション測定値(測定装置の自動測定による測定値)を使用し、フィルムの厚さ10μm当りリタデーション値に換算することによって求めた。
上記表1を参照すれば、前記実施例2のポリアミドイミド樹脂フィルムは黄色指数とヘイズが低くて無色透明な光学特性を有しながらも、高い鉛筆硬度と共に低い水準の弾性モジュラスと高い引張伸びなどを示して、優れた機械的物性を有することが確認された。
これに反し、比較例2の高分子フィルムは高い黄色指数とヘイズ値を有して実施例2のフィルムに比べてより有色フィルムに近いながらも、より高い弾性モジュラスおよび低い引張伸びを有し、加工性が不良であることが確認された。

Claims (15)

  1. イソフタロイル(isophthaloyl)グループと芳香族ジアミンの残基が結合されたアミド繰り返し単位;
    イミド繰り返し単位;および
    芳香族トリカルボニル基を含む3価官能基グループ;
    を含む
    ポリアミドイミドブロック共重合体を含み、
    波長590nmで測定される厚さ方向のリタデーション(Rth)が2000nm以下である、
    ポリアミドイミド樹脂フィルム。
  2. 前記アミド繰り返し単位を含むブロックとイミド繰り返し単位を含むブロックが前記芳香族トリカルボニル基を含む3価官能基グループを媒介として結合される、
    請求項1に記載のポリアミドイミド樹脂フィルム。
  3. 前記ポリアミドイミド樹脂フィルムは、等方性を有する、
    請求項1または2に記載のポリアミドイミド樹脂フィルム。
  4. 前記ポリアミドイミド樹脂フィルムは、5μm〜100μmの厚さを有する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のポリアミドイミド樹脂フィルム。
  5. 前記ポリアミドイミドブロック共重合体は、
    下記化学式1で表される第1繰り返し単位;および
    下記化学式2で表される第2繰り返し単位;
    を含む、
    請求項1から4のいずれか1項に記載のポリアミドイミド樹脂フィルム:
    [化学式1]
    上記化学式1で、
    11は、それぞれの繰り返し単位で同一であるか互いに異なり、それぞれ独立して単一結合、−O−、−S−、−C(=O)−、−CH(OH)−、−S(=O)−、−Si(CH−、−(CH−(ここで、1≦p≦10)、−(CF−(ここで、1≦q≦10)、−C(CH−、−C(CF−、−C(=O)NH−、または炭素数6〜30の2価の芳香族有機基であり;
    12は、それぞれ独立して−H、−F、−Cl、−Br、−I、−CF、−CCl、−CBr、−CI、−NO、−CN、−COCH、−CO、炭素数1〜10の三個の脂肪族有機基を有するシリル基、炭素数1〜10の脂肪族有機基、または炭素数6〜20の芳香族有機基であり;
    n1およびm1は、それぞれ独立して0〜3の整数であり;
    10は、それぞれの繰り返し単位で同一であるか互いに異なり、それぞれ独立して炭素数6〜30の2価の芳香族有機基を含み;前記2価の芳香族有機基は単独で存在するか、2個以上の芳香族有機基が互いに接合されて2価の縮合環を形成するか、または2個以上の芳香族有機基が単一結合、フルオレニル基、−O−、−S−、−C(=O)−、−CH(OH)−、−S(=O)−、−Si(CH−、−(CH−(ここで、1≦p≦10)、−(CF−(ここで、1≦q≦10)、−C(CH−、−C(CF−、または−C(=O)NH−によって連結された2価の有機基であり;
    11、E12およびE13は、それぞれ独立して単一結合または−NH−であり;
    10は、それぞれの繰り返し単位で同一であるか互いに異なり、それぞれトリアシルハライド、トリカルボン酸およびトリカルボキシレートからなる群より選択された1種以上の化合物から誘導された3価の連結基である;
    [化学式2]
    上記化学式2で、
    20は、それぞれの繰り返し単位で同一であるか互いに異なり、それぞれ独立して炭素数6〜30の2価の芳香族有機基を含み;前記2価の芳香族有機基は単独で存在するか、2個以上の芳香族有機基が互いに接合されて2価の縮合環を形成するか、または2個以上の芳香族有機基が単一結合、フルオレニル基、−O−、−S−、−C(=O)−、−CH(OH)−、−S(=O)−、−Si(CH−、−(CH−(ここで、1≦p≦10)、−(CF−(ここで、1≦q≦10)、−C(CH−、−C(CF−、または−C(=O)NH−によって連結された2価の有機基であり;
    21、E22、E23は、それぞれ独立して単一結合または−NH−であり;
    20は、それぞれの繰り返し単位で同一であるか互いに異なり、それぞれジアシルハライド、ジカルボン酸およびジカルボキシレートからなる群より選択された1種以上の化合物から誘導された−C(=O)−A−C(=O)−形態の2価の連結基であり;
    20で、前記Aは炭素数6〜20の2価の芳香族有機基であるか、炭素数4〜20の2価のヘテロ芳香族有機基であるか、炭素数6〜20の2価の脂環族有機基であるか、または2個以上の前記有機基が単一結合、フルオレニル基、−O−、−S−、−C(=O)−、−CH(OH)−、−S(=O)−、−Si(CH−、−(CH−(ここで、1≦p≦10)、−(CF−(ここで、1≦q≦10)、−C(CH−、−C(CF−、または−C(=O)NH−によって連結された2価の有機基であり;
    前記Z20で、前記Aの両側に連結された二つのカルボニルグループは、前記Aに対して互いにメタ位置に結合されている。
  6. 前記第1繰り返し単位は、下記化学式1−aで表される繰り返し単位を含む、
    請求項5に記載のポリアミドイミド樹脂フィルム:
    [化学式1−a]
    上記化学式1−aで、
    11は、それぞれの繰り返し単位で同一であるか互いに異なり、それぞれ独立して単一結合、−O−、−S−、−C(=O)−、−CH(OH)−、−S(=O)−、−Si(CH−、−(CH−(ここで、1≦p≦10)、−(CF−(ここで、1≦q≦10)、−C(CH−、−C(CF−、−C(=O)NH−、または炭素数6〜30の2価の芳香族有機基であり;
    12およびR14は、それぞれ独立して−H、−F、−Cl、−Br、−I、−CF、−CCl、−CBr、−CI、−NO、−CN、−COCH、−CO、炭素数1〜10の三個の脂肪族有機基を有するシリル基、炭素数1〜10の脂肪族有機基、または炭素数6〜20の芳香族有機基であり;
    13は、それぞれの繰り返し単位で同一であるか互いに異なり、それぞれ独立して単一結合、フルオレニレン基、−O−、−S−、−C(=O)−、−CH(OH)−、−S(=O)−、−Si(CH−、−(CH−(ここで、1≦p≦10)、−(CF−(ここで、1≦q≦10)、−C(CH−、−C(CF−、または−C(=O)NH−であり;
    n1およびm1は、それぞれ独立して0〜3の整数であり;
    n2およびm2は、それぞれ独立して1〜4の整数であり;
    11、E12およびE13は、それぞれ独立して単一結合または−NH−であり;
    10は、それぞれの繰り返し単位で同一であるか互いに異なり、それぞれトリアシルハライド、トリカルボン酸およびトリカルボキシレートからなる群より選択された1種以上の化合物から誘導された3価の連結基である。
  7. 前記R11およびR13は、それぞれ繰り返し単位で同一であるか互いに異なり、それぞれ独立して単一結合または−C(CF−であり;
    前記Z10は、1,3,5−ベンゼントリカルボニルトリクロリド(1,3,5−benzenetricarbonyl trichloride)、1,2,4−ベンゼントリカルボニルトリクロリド(1,2,4−benzenetricarbonyl trichloride)、1,3,5−ベンゼントリカルボン酸(1,3,5−benzenetricarboxylic acid)、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸(1,2,4−benzenetricarboxylic acid)、トリメチル1,3,5−ベンゼントリカルボキシレート(trimethyl 1,3,5−benzenetricarboxylate)、およびトリメチル1,2,4−ベンゼントリカルボキシレート(trimethyl 1,2,4−benzenetricarboxylate)からなる群より選択された1種以上の化合物から誘導された3価の連結基である、
    請求項6に記載のポリアミドイミド樹脂フィルム。
  8. 前記第1繰り返し単位は、下記化学式1−bおよび1−cで表される繰り返し単位を含む、
    請求項5に記載のポリアミドイミド樹脂フィルム:
    [化学式1−b]
    [化学式1−c]
    上記化学式1−bおよび1−cで、
    12およびR14は、それぞれ独立して−H、−F、−Cl、−Br、−I、−CF、−CCl、−CBr、−CI、−NO、−CN、−COCH、−CO、炭素数1〜10の三個の脂肪族有機基を有するシリル基、炭素数1〜10の脂肪族有機基、または炭素数6〜20の芳香族有機基であり;
    n1およびm1は、それぞれ独立して0〜3の整数であり;
    n2およびm2は、それぞれ独立して1〜4の整数である。
  9. 前記Z20は、下記構造式で表される群から選択されるグループである、
    請求項5から8のいずれか1項に記載のポリアミドイミド樹脂フィルム:
    上記構造式で、
    21は、−H、−F、−Cl、−Br、−I、炭素数1〜10の三個の脂肪族有機基を有するシリル基、炭素数1〜10の脂肪族有機基、または炭素数6〜20の芳香族有機基であり、
    a1は、0〜3の整数であり、
    a2は、0〜2の整数である。
  10. 前記第2繰り返し単位は、下記化学式2−aで表される繰り返し単位を含む、
    請求項5から9のいずれか1項に記載のポリアミドイミド樹脂フィルム:
    [化学式2−a]
    上記化学式2−aで、
    22は、それぞれの繰り返し単位で同一であるか互いに異なり、それぞれ独立して単一結合、フルオレニレン基、−O−、−S−、−C(=O)−、−CH(OH)−、−S(=O)−、−Si(CH−、−(CH−(ここで、1≦p≦10)、−(CF−(ここで、1≦q≦10)、−C(CH−、−C(CF−、または−C(=O)NH−であり;
    23は、それぞれ独立して−H、−F、−Cl、−Br、−I、−CF、−CCl、−CBr、−CI、−NO、−CN、−COCH、−CO、炭素数1〜10の三個の脂肪族有機基を有するシリル基、炭素数1〜10の脂肪族有機基、または炭素数6〜20の芳香族有機基であり;
    n3およびm3は、それぞれ独立して1〜4の整数であり;
    21、E22およびE23は、それぞれ独立して単一結合または−NH−であり;
    20は、下記構造式で表される群から選択されるグループである:
  11. 前記第2繰り返し単位は、下記化学式2−bで表される繰り返し単位を含む、
    請求項5から9のいずれか1項に記載のポリアミドイミド樹脂フィルム:
    [化学式2−b]
    上記化学式2−bで、
    23は、それぞれ独立して−H、−F、−Cl、−Br、−I、−CF、−CCl、−CBr、−CI、−NO、−CN、−COCH、−CO、炭素数1〜10の三個の脂肪族有機基を有するシリル基、炭素数1〜10の脂肪族有機基、または炭素数6〜20の芳香族有機基であり;
    n3およびm3は、それぞれ独立して1〜4の整数である。
  12. 前記ポリアミドイミドブロック共重合体は、下記化学式3で表される第3繰り返し単位;をさらに含む、
    請求項5から11のいずれか1項に記載のポリアミドイミド樹脂フィルム:
    [化学式3]
    上記化学式3で、
    30は、それぞれの繰り返し単位で同一であるか互いに異なり、それぞれ独立して炭素数6〜30の2価の芳香族有機基を含み;前記2価の芳香族有機基は単独で存在するか、2個以上の芳香族有機基が互いに接合されて2価の縮合環を形成するか、または2個以上の芳香族有機基が単一結合、フルオレニル基、−O−、−S−、−C(=O)−、−CH(OH)−、−S(=O)−、−Si(CH−、−(CH−(ここで、1≦p≦10)、−(CF−(ここで、1≦q≦10)、−C(CH−、−C(CF−、または−C(=O)NH−によって連結された2価の有機基であり;
    31、E32、およびE33は、それぞれ独立して単一結合または−NH−であり;
    30は、それぞれの繰り返し単位で同一であるか互いに異なり、それぞれジアシルハライド、ジカルボン酸およびジカルボキシレートからなる群より選択された1種以上の化合物から誘導された−C(=O)−A−C(=O)−形態の2価の連結基であり;
    30で、前記Aは、炭素数6〜20の2価の芳香族有機基であるか、炭素数4〜20の2価のヘテロ芳香族有機基であるか、炭素数6〜20の2価の脂環族有機基であるか、または2個以上の前記有機基が単一結合、フルオレニル基、−O−、−S−、−C(=O)−、−CH(OH)−、−S(=O)−、−Si(CH−、−(CH−(ここで、1≦p≦10)、−(CF−(ここで、1≦q≦10)、−C(CH−、−C(CF−、または−C(=O)NH−によって連結された2価の有機基であり;
    前記Z30で、前記Aの両側に連結された二つのカルボニルグループは、前記Aに対して互いにパラ位置に結合されている。
  13. 前記Z30は、下記構造式で表される群から選択されるグループである、
    請求項12に記載のポリアミドイミド樹脂フィルム:
    上記構造式で、
    31およびR32は、それぞれ独立して−H、−F、−Cl、−Br、−I、炭素数1〜10の三個の脂肪族有機基を有するシリル基、炭素数1〜10の脂肪族有機基、または炭素数6〜20の芳香族有機基であり、
    b1およびb2は、それぞれ独立して0〜3の整数であり;
    b3は、0〜2の整数である。
  14. 前記第3繰り返し単位は、下記化学式3−aで表される繰り返し単位を含む、
    請求項12に記載のポリアミドイミド樹脂フィルム:
    [化学式3−a]
    上記化学式3−aで、
    33は、それぞれの繰り返し単位で同一であるか互いに異なり、それぞれ独立して単一結合、フルオレニレン基、−O−、−S−、−C(=O)−、−CH(OH)−、−S(=O)−、−Si(CH−、−(CH−(ここで、1≦p≦10)、−(CF−(ここで、1≦q≦10)、−C(CH−、−C(CF−、または−C(=O)NH−であり;
    34は、それぞれ独立して−H、−F、−Cl、−Br、−I、−CF、−CCl、−CBr、−CI、−NO、−CN、−COCH、−CO、炭素数1〜10の三個の脂肪族有機基を有するシリル基、炭素数1〜10の脂肪族有機基、または炭素数6〜20の芳香族有機基であり;
    n4およびm4は、それぞれ独立して1〜4の整数であり;
    31、E32およびE33は、それぞれ独立して単一結合または−NH−であり;
    30は、下記構造式で表される群から選択されるグループである:
  15. 前記第3繰り返し単位は、下記化学式3−bまたは3−cで表される繰り返し単位を含む、
    請求項12に記載のポリアミドイミド樹脂フィルム:
    [化学式3−b]
    [化学式3−c]
    上記化学式3−bおよび3−cで、
    34は、それぞれ独立して−H、−F、−Cl、−Br、−I、−CF、−CCl、−CBr、−CI、−NO、−CN、−COCH、−CO、炭素数1〜10の三個の脂肪族有機基を有するシリル基、炭素数1〜10の脂肪族有機基、または炭素数6〜20の芳香族有機基であり;
    n4およびm4は、それぞれ独立して1〜4の整数である。
JP2019571391A 2018-01-09 2018-12-07 ポリアミドイミド樹脂フィルム Pending JP2020525582A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1020180002877A KR102233984B1 (ko) 2018-01-09 2018-01-09 폴리아미드이미드 수지 필름
KR10-2018-0002877 2018-01-09
PCT/KR2018/015463 WO2019139257A1 (ko) 2018-01-09 2018-12-07 폴리아미드이미드 수지 필름

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020525582A true JP2020525582A (ja) 2020-08-27

Family

ID=67218594

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019571391A Pending JP2020525582A (ja) 2018-01-09 2018-12-07 ポリアミドイミド樹脂フィルム

Country Status (7)

Country Link
US (1) US11407858B2 (ja)
EP (1) EP3626766A4 (ja)
JP (1) JP2020525582A (ja)
KR (1) KR102233984B1 (ja)
CN (1) CN110799579B (ja)
TW (1) TWI698464B (ja)
WO (1) WO2019139257A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4036159A4 (en) * 2019-09-27 2023-11-01 Kolon Industries, Inc. POLYIMIDE BASED FILM HAVING EXCELLENT FLATNESS AND METHOD FOR PRODUCING THE SAME
JP7476464B2 (ja) * 2020-09-08 2024-05-01 エルジー・ケム・リミテッド ポリイミド系樹脂フィルムおよびそれを用いたディスプレイ装置用基板、および光学装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018004195A1 (ko) * 2016-06-30 2018-01-04 주식회사 엘지화학 폴리이미드계 블록 공중합체 및 이를 포함하는 폴리이미드계 필름
KR20180001249A (ko) * 2016-06-27 2018-01-04 주식회사 엘지화학 폴리이미드계 랜덤 공중합체 및 이를 포함하는 폴리이미드계 필름
JP2019510091A (ja) * 2016-06-30 2019-04-11 エルジー・ケム・リミテッド ポリイミド系ブロック共重合体およびこれを含むポリイミド系フィルム

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20080124534A1 (en) 2004-09-16 2008-05-29 Fujifilm Corporation Polyamide, Film, and Image Display Device
JP2006111866A (ja) 2004-09-16 2006-04-27 Fuji Photo Film Co Ltd ポリアミドおよび前記ポリアミドからなるフィルム
US9796816B2 (en) 2011-05-18 2017-10-24 Samsung Electronics Co., Ltd. Poly(amide-imide) block copolymer, article including same, and display device including the article
KR101523730B1 (ko) 2011-05-18 2015-05-29 삼성전자 주식회사 폴리(아미드-이미드) 블록 코폴리머, 이를 포함하는 성형품 및 상기 성형품을 포함하는 디스플레이 장치
KR101870341B1 (ko) 2013-12-26 2018-06-22 코오롱인더스트리 주식회사 투명 폴리아마이드―이미드 수지 및 이를 이용한 필름
KR101837946B1 (ko) * 2014-03-31 2018-03-13 코오롱인더스트리 주식회사 폴리이미드 수지 및 이를 이용한 필름
KR102158223B1 (ko) * 2014-11-17 2020-09-22 에스케이이노베이션 주식회사 폴리아믹산 용액, 폴리이미드 필름, 및 그 제조방법
KR102232009B1 (ko) 2014-12-30 2021-03-25 코오롱인더스트리 주식회사 폴리아마이드-이미드 전구체, 폴리아마이드-이미드 필름 및 이를 포함하는 표시소자
KR102227672B1 (ko) 2014-12-31 2021-03-16 코오롱인더스트리 주식회사 폴리아마이드-이미드 전구체, 폴리아마이드-이미드 필름 및 이를 포함하는 표시소자
CN105111433A (zh) 2015-09-30 2015-12-02 中国人民解放军国防科学技术大学 一种低介电常数聚酰胺气凝胶隔热材料及其制备方法
US9902814B2 (en) 2015-11-23 2018-02-27 Samsung Electronics Co., Ltd. Transparent polymer film and electronic device including the same
KR101998866B1 (ko) * 2016-06-01 2019-07-10 주식회사 엘지화학 폴리이미드 수지 및 이를 이용하여 제조된 폴리이미드 필름

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180001249A (ko) * 2016-06-27 2018-01-04 주식회사 엘지화학 폴리이미드계 랜덤 공중합체 및 이를 포함하는 폴리이미드계 필름
WO2018004195A1 (ko) * 2016-06-30 2018-01-04 주식회사 엘지화학 폴리이미드계 블록 공중합체 및 이를 포함하는 폴리이미드계 필름
JP2019510091A (ja) * 2016-06-30 2019-04-11 エルジー・ケム・リミテッド ポリイミド系ブロック共重合体およびこれを含むポリイミド系フィルム

Also Published As

Publication number Publication date
EP3626766A4 (en) 2020-08-12
WO2019139257A1 (ko) 2019-07-18
US20200131315A1 (en) 2020-04-30
EP3626766A1 (en) 2020-03-25
TW201932510A (zh) 2019-08-16
KR102233984B1 (ko) 2021-03-29
TWI698464B (zh) 2020-07-11
US11407858B2 (en) 2022-08-09
CN110799579A (zh) 2020-02-14
CN110799579B (zh) 2022-10-18
KR20190084757A (ko) 2019-07-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108473678B (zh) 基于聚酰亚胺的嵌段共聚物及包含其的基于聚酰亚胺的膜
KR102053932B1 (ko) 폴리이미드계 블록 공중합체 및 이를 포함하는 폴리이미드계 필름
CN109689733B (zh) 基于聚酰亚胺的嵌段共聚物和包含其的基于聚酰亚胺的膜
JP2020525582A (ja) ポリアミドイミド樹脂フィルム
CN109071944B (zh) 基于聚酰亚胺的嵌段共聚物膜
JP7196386B2 (ja) ポリアミド-イミドブロック共重合体、その製造方法およびこれを含むポリアミド-イミドフィルム
CN110799580B (zh) 聚酰胺-酰亚胺树脂膜
JP7053066B2 (ja) ポリアミド-イミド共重合体およびこれを含むポリアミド-イミドフィルム
KR102070943B1 (ko) 폴리이미드계 블록 공중합체 필름
WO2018004195A1 (ko) 폴리이미드계 블록 공중합체 및 이를 포함하는 폴리이미드계 필름
KR102067226B1 (ko) 폴리이미드계 블록 공중합체 및 이를 포함하는 폴리이미드계 필름

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210202

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20210430

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210517

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210914

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211209

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220419