Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP2020523270A - リン酸バナジウムの調製方法 - Google Patents

リン酸バナジウムの調製方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020523270A
JP2020523270A JP2019568171A JP2019568171A JP2020523270A JP 2020523270 A JP2020523270 A JP 2020523270A JP 2019568171 A JP2019568171 A JP 2019568171A JP 2019568171 A JP2019568171 A JP 2019568171A JP 2020523270 A JP2020523270 A JP 2020523270A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mixture
phosphate
hpo
reaction
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019568171A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7146821B2 (ja
Inventor
シリル ショメット,
シリル ショメット,
ヴァレリー ビュイセット,
ヴァレリー ビュイセット,
マルク−ダヴィド ブライダ,
マルク−ダヴィド ブライダ,
メルシェ, ティエリー ル
メルシェ, ティエリー ル
Original Assignee
ローディア オペレーションズ
ローディア オペレーションズ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ローディア オペレーションズ, ローディア オペレーションズ filed Critical ローディア オペレーションズ
Publication of JP2020523270A publication Critical patent/JP2020523270A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7146821B2 publication Critical patent/JP7146821B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B25/00Phosphorus; Compounds thereof
    • C01B25/16Oxyacids of phosphorus; Salts thereof
    • C01B25/26Phosphates
    • C01B25/37Phosphates of heavy metals
    • C01B25/372Phosphates of heavy metals of titanium, vanadium, zirconium, niobium, hafnium or tantalum
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B25/00Phosphorus; Compounds thereof
    • C01B25/16Oxyacids of phosphorus; Salts thereof
    • C01B25/26Phosphates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B25/00Phosphorus; Compounds thereof
    • C01B25/16Oxyacids of phosphorus; Salts thereof
    • C01B25/26Phosphates
    • C01B25/37Phosphates of heavy metals
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B25/00Phosphorus; Compounds thereof
    • C01B25/16Oxyacids of phosphorus; Salts thereof
    • C01B25/26Phosphates
    • C01B25/45Phosphates containing plural metal, or metal and ammonium
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B25/00Phosphorus; Compounds thereof
    • C01B25/16Oxyacids of phosphorus; Salts thereof
    • C01B25/26Phosphates
    • C01B25/45Phosphates containing plural metal, or metal and ammonium
    • C01B25/451Phosphates containing plural metal, or metal and ammonium containing metal and ammonium
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B25/00Phosphorus; Compounds thereof
    • C01B25/16Oxyacids of phosphorus; Salts thereof
    • C01B25/26Phosphates
    • C01B25/455Phosphates containing halogen
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01PINDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
    • C01P2002/00Crystal-structural characteristics
    • C01P2002/70Crystal-structural characteristics defined by measured X-ray, neutron or electron diffraction data
    • C01P2002/72Crystal-structural characteristics defined by measured X-ray, neutron or electron diffraction data by d-values or two theta-values, e.g. as X-ray diagram
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01PINDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
    • C01P2004/00Particle morphology
    • C01P2004/01Particle morphology depicted by an image
    • C01P2004/03Particle morphology depicted by an image obtained by SEM
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01PINDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
    • C01P2004/00Particle morphology
    • C01P2004/60Particles characterised by their size
    • C01P2004/61Micrometer sized, i.e. from 1-100 micrometer
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Abstract

本発明は、式(NH4)(VO2)(HPO4)のリン酸バナジウムアンモニウムの調製方法に関する。本発明はまた、オルトリン酸バナジウムVPO4の調製方法に関する。【選択図】なし

Description

本出願は、2017年6月16日にINPI(French National Industrial Property Institute)において出願された先行仏国特許出願第1755505号の優先権を主張するものであり、その出願の内容は、本出願に参照により完全に援用される。用語の明瞭さに影響を与える本出願と先行仏国特許出願との間の矛盾の場合には、本出願が専ら参照される。
本発明は、式(NH)(VO)(HPO)のリン酸バナジウムアンモニウムの調製方法に関する。それはまた、オルトリン酸バナジウムVPOの調製方法に、及びまたNVPFの調製方法に関する。本発明はまた、VPOの独創的な調製方法に関する。VPOは、NVPFの調製のために使用され得る。
[発明が解決しようとする課題]
化合物VIIIPO(本明細書では以下、VPOで示される)は、ナトリウム電池のカソードに使用される式Na(POの化合物であるNVPFの製造における化学中間体として使用されている。Chem. Mater. 2016,28,7683−7692に開示されているように、NVPFの化学量論を注意深く制御することが必要である。良好な効率を有する電池を得るために、それ故、十分な純度を有するNVPFを使用することが好ましい。特に、NVPFを製造するために使用されるVPOは、できるだけ低い量の不純物、例えば特にV(PO及びV及びVOなどを含有しなければならない。
VPOは、式(NH)(VO)(HPO)(本明細書では以下、用語「リン酸バナジウム」で示される)のリン酸塩の還元によって得られる。この還元は、水素の存在下に高温で、或いは米国特許第6,387,56号明細書及びまたSolid State Sciences 2006,8,1215−1221に教示されているようにNHPOから、Vから及び炭素から形成された混合物の高温加熱による炭素還元によって行われ得る。この炭素還元反応は、そのとき下記である:
+2NHPO+Cブラック→2VPO+2NH+HO+CO+C過剰 (I)
NHPO及びVからのリン酸バナジウムの調製方法は公知である。Z.Naturforsch 1975,30b,334−339に記載されている方法は、沸騰しているNHPOの水溶液への固体Vの添加をベースとしている。純度の良好な状態のリン酸バナジウムを得るために、沈澱物を洗浄することが必要であり、それは収率を低下させる(60%)。
Chem. J.Chin. Univ. 2000,21,1177−1179に記載されている別の方法は、水溶液でのNHVOとNHPOとの反応をベースとしている。しかしながら、この反応は、排出時にNHの又はNH の放出をもたらす。
解決されるべき技術的課題は、それ故、良好な収率で、経済的であり、且つ、シンプルな条件を用いる、良好な純度のリン酸バナジウムの調製方法の開発に存した。
十分な純度を有するVPOを得るために、良好な純度を有するリン酸バナジウムを使用することが必要である。特に、リン酸バナジウムは、還元工程中のその分解がVPO中のVの存在をもたらす、残存Vの含有量が最低限でなければならない。同じように、リン酸バナジウムは、リン元素に富む、且つ、より低い結晶化度のVPOをもたらす不純物の形成を防ぐために、残存リン酸アンモニウムの含有量が最低限でなければならない。
J.Power Sources 2014,264,123−127は、クエン酸塩の存在下の水中でのVとNHPOとの混合及び250℃で20hの混合物の加熱によるVPOの調製を記載しており、次に生成物は洗浄される。
Burbaらによる論文「Vibrational Spectroscopic Investigation of Li Extraction from Monoclinic and Rhombohedral Li(PO」において、V及びNHPOが、Li(POをもたらすためにLiCOの存在下にアセトン中で固体状態で撹拌されている。
仏国特許出願第3042313号明細書は、米国特許第6,387,56号明細書に類似した方法で、固体状態のVの及びNHPOの混合、並びに固体混合物の高温(800℃)での加熱を記載している。反応は、VPOをもたらし、リン酸バナジウムをもたらさない。さらに、本発明の方法におけるように水が添加される前駆体混合物については言及されていない。
Naturforshung 1975,vol.30b,334−339における科学論文「polyphosphovanadate」は、沸騰させられる(「zum sieden」)大量の水(49.76gの固形分当たり300g、すなわち、200%超の602.9%の初期水/固形分割合)を使用する方法によるVからのNHHVPOの調製を338ページに記載している。
科学論文J.Power Sources 2013,241,56−60は、Vの及びNHPOの混合物を300℃又は850℃の温度で加熱することによるVPOの製造方法を記載している。
経時的に実施例1の混合物のSEM顕微鏡画像の進化を示す。取り出され、水に入れられた試料もまた示される(以下に記載される視覚的な方法)。 経時的に実施例1の混合物のディフラクトグラム(強度対2θ−2シータ角)の進化を示す。 500%の添加水を含有する混合物から調製されるリン酸バナジウムの空気中800℃でのか焼後の実施例4の混合物のディフラクトグラムを示す。VPOの及びVOの形成が観察される。他のディフラクトグラムは、200%の添加水を含有する混合物から得られたVPOに相当する:この場合に、VOピークは観察されない。
本発明
本発明は、それに水が0.1%〜200.0%の初期割合で添加された固体状態のVから及びNHPOから形成された混合物を撹拌することを含む式(NH)(VO)(HPO)のリン酸塩の調製方法であって、この割合が、混合物の全体に対して計算される方法に関する。
2つの反応物間の反応は、
+2NHPO→2(NH)(VO)(HPO)+HO (II)
と記される。
本明細書では以下、用語「前駆体混合物」で示される出発混合物は、それ故、固体状態での、2つの反応物、V及びNHPO、並びにまた水を含む。これらの2つの反応物は、好ましくは、粉末の形態で存在する。それらの粒子が、最大でも100μmの、又は最大でも50μmの径d50を有する粉末が使用され得、d50は、Beckman Coulter LS I3 320モデルレーザー粒径分析器によって測定される容積サイズ分布から得られる中央径である。2つの出発反応物が均質混合されている前駆体混合物を使用することが好ましい。
得られるリン酸バナジウム(NH)(VO)(HPO)は、2つの多形相α及びβにあり得る。反応(II)は、β形をより多くもたらし得る。
良好な品質のリン酸バナジウムを得るために、反応(II)の化学量論に近い前駆体混合物を使用することが好ましい。したがって、例えば、V及びNHPOを0.9〜1.1、又は0.95〜1.05の初期V/Pモル比で含む前駆体混合物が使用され得る。
前駆体混合物は、最大でも200.0%、例えば0.1%〜200.0%、又は1.00%〜200.0%の所与の割合で水を含み、この割合は、2つの反応物(すなわち、V及びNHPO)の全体に対する重量で計算される。水の割合は、それ故、式[水の質量/V+NHPOの質量×100]で与えられる。この割合は、少なくとも0.5%、又は少なくとも0.7%又は少なくとも1.0%さえであってもよい。この割合が、特に反応(II)の進行に応じて及びこの反応が実施される温度に応じて反応の経過中に変わり得るので、これは、添加される水の初期割合であることが指摘されるであろう。
意外にも、添加される水は、2つの出発反応物間の化学反応を加速するという機能を有する。この効果は、小割合の水の使用でさえも観察される。したがって、実施例において見ることができるように、1.0%のオーダーの小割合の添加水の存在下でさえ、水の添加なしの数十時間とは対照的に120分後に良好な純度及び良好な収率のリン酸塩を得ることが可能であることが観察され得る。一定の割合から出発して、添加水はまた出発混合物を流体化することを可能にし、それは、機械的混合操作に有利に働くことを可能にする。液体が混合物を流体化することができる場合でさえも、いかなる液体の使用も好適ではないことが言及されるべきである。したがって、例えば、無水エタノールの又は液体炭化水素の存在下で実施される試験は、同じ効果を得ることを可能にしなかった。
前駆体混合物の調製は、任意の順でのVの、NHPOの及び水の混合をベースとしている。例えば、第1手順によれば、2つの粉末を均質に混合し、2つの粉末の混合物に水を添加し、次に前駆体混合物を得るために全てのものを混合することが可能である。第2手順によれば、先ず第一に水を2つの反応物の1つに添加し、次に前駆体混合物を得るために水が添加された反応物を他の反応物と均質に混合することも可能である。これは、本出願で用いられる用語「添加される」が、水の割合の計算において、2つの反応物中に任意選択的に当初存在した水が考慮に入れられないことを意味すると指摘される理由である(この点において、化合物NHPOは、それが痕跡の水を含有し得るほど吸湿性であることが知られている)。用語「添加された」は、したがって、2つの反応物が水の添加の前に前もって混合される第1手順に本発明が限定されることを意味しない。さらに言い換えれば、本発明はまた、これらの2つの反応物が両方とも固体状態にある、Vから及びNHPOから、並びにまた、その初期割合が0.1%〜200.0%である、水から形成された混合物を撹拌することを含む式(NH)(VO)(HPO)のリン酸塩の調製方法であって、この割合が、2つの反応物V及びNHPOの全体に対して重量で計算され、2つの反応物中に任意選択的に当初存在した水を考慮に入れない方法に関する。
前駆体混合物は、前駆体混合物の物理的形態に好適な混合ツールで得られ得る。例えば、乾燥外観の粉末の場合には、実験室規模で、コーヒーミルが用いられ得る。
前駆体混合物中の水の割合に依存して、前駆体混合物は、幾つかの物理的形態にあり得る。水の割合が低い、一般に0.1%〜10.0%、又は0.5%〜10.0%である場合、前駆体混合物は、粉末の形態にあり得る。この粉末は、水の存在にもかかわらず、乾燥しているように見える。化学反応(II)が次に、反応性ミリング手段を用いて実施される。
機械化学下に入る、反応性ミリングにおいて、化学反応は、機械的エネルギーの吸収によってミリング中に直接誘発される。反応性ミリング手段は、一方では、反応混合物を均質化するという及び、他方では、化学反応を誘発するという役割を演じる。反応性ミリング手段は、例えば、ボールミル、ジャーミル、遊星ミル、振動ミル又は押出機であり得る。回収された粉末は、リン酸バナジウム(NHVOHPO)からなる。所望の粒径の粉末を得るために回収された粉末を選別することが任意選択的に可能である。
前駆体混合物はまた、比較的濃い、粘性のある分散系の形態にあり得る。水の割合は、そのとき、一般に10.0%〜50.0%である。混合物は、そのとき、例えばニーダーなどの、粘性媒体に好適な任意の混合ツールで撹拌された。反応が進行するとき、混合物の粘度が増加し、粘性ペーストをもたらすことが観察される。
水の割合がより高い、一般に50.0%〜200.0%である場合、前駆体混合物は、流体分散系の形態にある。そのとき、プロペラ撹拌機又は傾斜翼攪拌機を用いて混合物を撹拌することが可能である。反応が進行するとき、混合物の粘度が増加し、粘性ペーストをもたらすことが観察される。粘度の増加は、とりわけ反応が周囲温度も近い温度で、例えば20℃〜30℃の温度で実施されるときに、撹拌をより困難にし得る。したがって、混合物の撹拌を容易にするために、水の割合は、好ましくは、少なくとも75.0%、又は少なくとも80.0%である。割合は、75.0%〜150.0%、又は80.0%〜150.0%であり得る。
200.0%の割合超で、リン酸バナジウムは水に再溶解し、NHVO0.640.33及びNHPOタイプの第2相に伴われたリン酸バナジウムを含有する生成物をもたらすことができることが観察された。この混合物は、それのか焼中に及び分解中に、VOタイプのリン酸塩に欠けている不純物を含有するVPOを与えることができる。
反応(II)は、高くなくてもよい温度で実施され得る。したがって、この温度は、最大でも100℃、又は最大でも60℃、又は最大でも30℃さえであり得る。反応時間は、添加される水の量に、開始時に使用される固形分の区分の状態に、及びまた前駆体混合物の物理的形態に依存する。この時間は一般に2h〜60hである。
幾つかの方法に従って反応(II)の進行の状態をフォローすることが可能である。視覚的な第1方法は、反応中に取り出された15mgの試料を5mlの脱イオン水中に超音波分散させることを含む。いくらかの出発反応物が残っている場合、このように形成された混合物は、不透明分散系の形態にあり、一方、進行が十分に前進している場合、このように形成された混合物は、鮮黄色の半透明溶液の形態にある。より定量的には、第2方法によれば、反応中に取り出された試料を、x線回折計(XRD)を用いて、分析することによって化学反応をフォローすることが可能である。出発反応物の特性ピークは徐々に消失する。これらの反応物のピークは、5%のV或いは5%のNHPOが純リン酸バナジウムに添加されるときに依然として目に見えることが観察された。2つの出発反応物の特性ピークが存在しない最終生成物のディフラクトグラムを得ることが可能であることが観察されるので、したがって、最終生成物は5重量%未満のV及び5重量%未満のNHPOを含有すると結論することが可能である。
本発明の方法は、良好な純度のリン酸バナジウムをもたらし得る。このリン酸バナジウムは、5重量%未満、より特に3重量%未満、又は1重量%未満の残存Vを含有する可能性がある。このリン酸バナジウムは、5重量%未満、より特に3重量%未満、又は1重量%未満の残存NHPOを含有する可能性がある。これらの化合物の割合は、これらの濃度範囲内で十分正確にこれらの化合物の含有量を得ることを可能にする任意の分析技術によって測定され得る。これは、例えば、赤外線分光法であり得る。
したがって記載される方法は、それ故、良好な収率でリン酸バナジウムを得ることを可能にする。さらに、この方法は、既に上に概説された以下の利点を有する:
− 反応が、出発反応物の不必要な排出を防ぐことを可能にする;
− 本方法は、反応(II)から生じた生成物を、それを洗浄する又はそれを精製する必要なしに回収するのに十分なものであるので、実施するのが簡単である。この生成物を選別すること及び/又水を排除するためにそれを乾燥させることがまさに必要であり得る。
本発明はまた、本発明の方法によって得ることができる式(NH)(VO)(HPO)のリン酸塩に関する。
リン酸バナジウムNHVOHPOは、リン酸バナジウムを少なくとも800℃の温度で還元環境中で加熱することによってVPO(オルトリン酸バナジウム)へ変換される。還元環境は、アルゴンなどの不活性ガスと二水素との混合物などの、水素をベースとしても、又はカーボンブラックをベースとしてもよい。変換の例は、反応(I)によって与えられ、この場合に還元環境は、反応物に添加されるカーボンブラックによって形成される。
VPOへの変換が行われる温度は、VPOの分解を回避しながら生成物(斜方晶系構造のVPO)の結晶化度を成長させるために、好ましくは800℃〜1000℃である。低含有量の残存不純物を有するリン酸バナジウムを使用することが好ましい。したがって、5重量%未満、より特に3重量%未満、又は1重量%未満の残存Vを含有するリン酸バナジウム、或いは5重量%未満、より特に3重量%未満、又は1重量%未満の残存NHPOを含有するリン酸バナジウムを使用することが可能である。
水素を使用することなくこの変換を実施することが可能であることも観察された。本発明はまた、式(NH)(VO)(HPO)のリン酸塩からの、又はVから及びNHPOから形成された混合物からのVPOの調製方法であって、反応によって放出されるNH又はこのNHの一部が反応混合物と接触したままであるような密閉環境中で、リン酸塩又は混合物を少なくとも800℃の温度に加熱することを含む方法に関する。この変換に使用されるリン酸バナジウム(NH)(VO)(HPO)は、上に記載された、及び水を含有する前駆体混合物を使用する方法に従って調製され得る。
変換反応中に形成されたNHが、反応が行われる環境から漏れるのを防ぐことによって環境が閉じ込められることを確実にすることが可能である。実施例において、変換反応が行われる坩堝は、蓋で覆われる。変換反応がより大きい規模で行われる場合には、放出されるNHを封じ込めるように、閉じられている反応器を使用することが可能である。反応器が密閉密封されることは必要ではなく、放出されたNHが変換反応中に反応器に封じ込められたままであれば十分である。さらに、VPOの酸化を回避するために反応器中の残存酸素の量を最小限にすることが重要である。これを行うための一手段は、閉じた反応器の大容積を反応混合物が満たすことを確実にすることを含む。例えば窒素又はアルゴンなどの不活性ガスでの反応器のフラッシングによって酸素の存在を回避することも可能である。このフラッシングは、変換反応の開始前に及び/又はこの反応中に実施され得る。したがって、反応の前に反応器を不活性ガスで満たし、反応器に反応物を装入し、次に反応器を閉じて酸素の再入を防ぐことが可能である。
VPOをもたらす加熱の継続時間は決定的に重要であるわけではなく、用いられる温度に依存する。それは、一般に30分〜5hである。実施例において、3hの800℃でのか焼が所望のVPOを得ることを可能にした。
カーボンブラックをリン酸バナジウム(NH)(VO)(HPO)と、又はVから及びNHPOから形成された混合物と混合することも可能である。この場合に、公知の炭素還元方法と比べて、この場合に、還元がNHの、及びまた添加されたカーボンブラックの両方の存在下で行われるので、より少ないカーボンブラックを使用することが可能である。
リン酸バナジウムNHVOHPO/カーボンブラック混合物は、上に記載された水の存在下での方法によって特に、さらに既に調製されたリン酸バナジウムから実験施設内で調製され得る。V及びNHPOから混合物をその場調製することも可能である。この場合に、カーボンブラックは、Vから及びNHPOから形成された混合物に直接添加される。
VPOは、NVPFの調製のために使用され得る。これを行うために、有効量のフッ化ナトリウム、NaF、並びに少なくとも1種の炭化水素−及び酸素−含有化合物、元素状炭素源との、VPOから形成された混合物が、不活性雰囲気下で、NVPFを得るのに好適な温度条件に曝される。したがって、本発明はまた、以下の工程:
− 第1工程中に、式(NH)(VO)(HPO)のリン酸塩、又はVから及びNHPOから形成された混合物を、反応によって放出されるNH又はこのNHの一部が反応混合物と接触したままであり、この反応が、反応物と混合されたカーボンブラックの存在下で任意選択的に行われることが可能であるような密閉環境中で少なくとも800℃の温度に加熱することによってVPOを調製する工程;
− 第2工程中に、有効量のフッ化ナトリウム、NaF、並びに任意選択的に少なくとも1種の炭化水素−及び酸素−含有化合物、元素状炭素源との、工程1からのVPOから形成された混合物を、不活性雰囲気下で、NVPFを得るのに好適な温度条件に曝す工程
を含むNVPFの調製方法に関する。
VPO調製方法について上に見られた全てのものが、NVPF調製方法について正確に同じように適用される。
工程2の終わりに、NVPFは、任意選択的に水で洗浄され、乾燥させられる。
工程2は、ナトリウムイオン源の及びフッ化物イオン源の両方としての、フッ化ナトリウム、並びに任意選択的に元素状炭素を生成することができる少なくとも1種の炭化水素−及び酸素含有化合物から形成された混合物を使用する。この混合物は、好ましくは化学量論的な比でVPO及びNaFを含む。
炭化水素−及び酸素−含有化合物に関しては、それは、特に、例えばグルコース、サッカロース及びフルクトースなどの糖、又は例えばデンプン若しくはセルロース誘導体などの炭水化物であり得る。より優先的には、それは、セルロース誘導体、より特にさらに微結晶セルロースである。工程2中の炭化水素−及び酸素−含有化合物の分解は、一方では、NVPFを導電性炭素の相で覆うことに、及び、他方では、熱処理中のV4+への酸化の現象からのV3+バナジウムイオンの保護の増加を提供することに力を注ぐ。VPO及びNaFをベースとする混合物中の炭化水素−及び酸素−含有化合物の割合は、1.0重量%〜50.0重量%であり得るし、この割合は、VPO、NaF並びに炭化水素−及び酸素含有化合物混合物の全体に対して計算される。例えば、そのような混合物は、160gのVPO、70gのNaF及び23gのセルロースを含み得る。
工程2は、NVPFを得るのに好適な温度条件下で実施される。温度は、少なくとも700℃であり得る。それは、例えば、800℃〜1000℃であり得る。
NVPFは、ナトリウム電池用の又はナトリウムイオン電池用の電極活性材料としての使用に好適である。本発明はまた、たったいま記載された方法によって得ることができるNVPFに関する。
実施例1(比較):反応性ミリングによるリン酸塩の調製
試験は、アルミナ球(5mm及び20mm径)を満たした200ml円筒形ポリエチレン容器を用いて、空気中で、周囲温度で実施した。容器に、
− 28.0gのV
− 35.4gのNHPO
− 66gの5mm径の球+120gの20mm径の球
を満たした。
容器を1回転/秒のスピードでその対称軸の周りに回転させ、それは前駆体混合物を混合すること、及びVとNHPOとの間の反応を促進することを可能にする。ミリングの間に、混合物の試料(1g)を数時点(2h;8h;24h;32h;48h及び56h)で取り出す。ミリングの間に、混合物の色の進化:茶色から強烈な黄色への移行をフォローすることが可能である。溶解試験中に溶解するそれらの能力の進化をフォローすることも可能である。走査電子顕微鏡画像はまた、粉末を形成する粒子のサイズの減少を観察することを可能にする。X線回折はまた、ミリングの間に、ベータ−NHVOHPO相の出現並びに2つの出発反応物(V及びNHPO)の同時消失を観察することを可能にする。
56hのミリング後に得られたリン酸塩を、アルゴン及び二水素(5容積%)からなる雰囲気中で、800℃で3hか焼する。良好な相純度のVPOが得られる。
実施例2(比較):球を含まない撹拌によって生成する混合物の場合
実施例1を再現するが、球なしである。そのとき、一方では、リン酸塩NHVOHPOを得ることができないことが観察される。他方では、球を含まない撹拌の終わりの混合物のか焼は、良好な相純度のVPOをもたらさない。具体的には、リン酸塩のピークのいくつかがVの特性ピークの隣に検出される。さらに、このタイプの状況で得られた坩堝の画像は、得られた生成物の不均一性を明らかに示す。
実施例2(比較):
ミリングによりリン酸バナジウムを得ることが可能ではない試験は、良好な相品質のVPOを得ることを可能にしない。
実施例3(本発明による):水(10%未満)の存在下での反応性ミリングによるリン酸塩の調製
水を最大でも10重量%の割合まで含む前駆体混合物(0.1%;1%;10%での試験)で実施例1を繰り返すことによって、たったの2時間で良好な純度のリン酸塩を得ることが可能であることが観察された。前駆体混合物は、この場合に、乾燥外観の粉末の形態で存在する。
実施例4(本発明による):水(100%超)の存在下での撹拌によるリン酸バナジウムの調製
前駆体混合物が100%超の水を含む場合、それは、Turbulaミキサーで激しく撹拌され、分散系の形態にある。このミキサーは、3次元動作で作動し、その中に反応混合物が入っている容器は、連続的に変化するリズムパルス動作にかけられる。混合物の粘度は反応の経過中に増加することが観察される。
さらに、200%の水の割合超(500%、1000%及び2000%での試験)で、式NHVO0.640.33(準化学量論的な化合物)及びNHPOを有する、及びリン酸塩NHVOHPOの部分溶解から生じるように思われる化合物の存在が、x線ディフラクトグラム上に検出されることが観察された。800℃で加熱した後、VPO及びVOの形成が観察される(図3)。これは、200%以下の水の割合については観察されなかった。
反応は200%超でより遅いように思われることも観察される。
実施例5(比較):無水エタノールでの水の取り換え
水を200%エタノールで取り換えて、実施例4の条件下で実施された試験は、30hの長期ミリング後でさえも、Ar/H雰囲気中の800℃でのか焼後に良好な相純度のVPOを得ることを可能にしなかった。
実施例6(本発明による):リン酸塩VPOの調製中の密閉雰囲気の使用
良好な相純度のVPOを得るために、NHVOHPOを800℃で3h、Ar/H雰囲気中でか焼することが可能である。密閉環境(蓋で密封された坩堝)中でのNHVOHPOの800℃で3hのか焼は自己還元をもたらし得ることも観察された。この場合に、酸化度Vのバナジウムは、生成物の分解中に発せられるアンモニアによって還元される。非密閉環境中では、それどころか、酸化形態に相当する、化合物VOPO及びVOPOが形成されることが観察された。
実施例7(本発明による):密閉環境中の炭素ベースの還元剤(カーボンブラック)の存在下でのNHVOHPOのか焼
実施例6の条件下に、リン酸バナジウム及びカーボンブラックからなる混合物を使用した。この場合に、数%にすぎないオーダーの含有量でのV(Pの最低存在が観察された。

Claims (16)

  1. 水が0.1%〜200.0%の初期割合で添加された固体状態の、Vから及びNHPOから形成された混合物を撹拌することを含む式(NH)(VO)(HPO)のリン酸塩の調製方法であって、この割合が、前記2つの反応物V及びNHPOの全体に対して計算される方法。
  2. これらの2つの反応物が両方とも固体状態にある、Vから及びNHPOから、並びにまた、その初期割合が0.1%〜200.0%である水から形成された混合物を撹拌することを含む式(NH)(VO)(HPO)のリン酸塩の調製方法であって、
    この割合が、前記2つの反応物V及びNHPOの全体に対して重量で計算され、前記2つの反応物中に当初存在し得る水を考慮に入れない方法。
  3. 及びNHPOが粉末の形態にあり、それらの粒子が、最大でも100μmの、又は最大でも50μmの径d50を有し、d50が、レーザー粒径分析器によって測定される容積サイズ分布から得られる中央径である、請求項1又は2に記載の方法。
  4. から及びNHPOから形成された前記混合物が、0.9〜1.1の、又は0.95〜1.05の初期V/P比にある、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. から及びNHPOから形成された前記混合物が、粉末、ペースト又は流体分散系の形態にある、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 形成された前記混合物が反応性ミリングにかけられる、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 式(NH)(VO)(HPO)の前記リン酸塩の調製反応が、最大でも100℃の、又は最大でも60℃の温度で行われる、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 式(NH)(VO)(HPO)の前記リン酸塩が、5重量%未満、より特に3重量%未満、又は1重量%未満の残存Vを含有する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 式(NH)(VO)(HPO)の前記リン酸塩が、5重量%未満、より特に3重量%未満、又は1重量%未満の残存NHPOを含有する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記反応から誘導される前記生成物が、選別される及び/又は水を排除するために乾燥させられる、請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 水の前記初期割合が、
    − 少なくとも0.5%、若しくは少なくとも0.7%、若しくは少なくとも1.0%さえ、又は
    − 少なくとも75.0%、若しくは少なくとも80.0%、又は
    − 0.1%〜10.0%、若しくは0.5%〜10.0%;又は
    − 10.0%〜50.0%;又は
    − 75.0%〜150.0%、若しくは80.0%〜150.0%
    である、請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 式(NH)(VO)(HPO)のリン酸塩からの、又はVから及びNHPOから形成された混合物からのVPOの調製方法であって、反応によって放出されるNHが反応混合物と接触したままであるような密閉環境中で、前記リン酸塩を少なくとも800℃の温度に加熱することを含む方法。
  13. カーボンブラックが、式(NH)(VO)(HPO)の前記リン酸塩と、又はVから及びNHPOから形成された混合物と混合される、請求項12に記載の方法。
  14. 以下の工程:
    − 第1工程中に、式(NH)(VO)(HPO)のリン酸塩、又はVから及びNHPOから形成された混合物を、反応によって放出されるNH又はこのNHの一部が前記反応混合物と接触したままであり、この反応が、反応物と混合されたカーボンブラックの存在下で起き得ることが可能であるような密閉環境中で少なくとも800℃の温度に加熱することによってVPOを調製する工程;
    − 第2工程中に、有効量のフッ化ナトリウム、NaF、並びに任意選択的に少なくとも1種の炭化水素−及び酸素−含有化合物、元素状炭素源との、前記第1工程からのVPOから形成された混合物を、不活性雰囲気下で、NVPFを得るのに好適な温度条件に曝す工程
    を含む式Na(POのNVPFの調製方法。
  15. 式(NH)(VO)(HPO)の前記リン酸塩が、請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法によって調製されることを特徴とする、請求項12〜14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 請求項14又は15に記載の方法によって得ることができる式Na(POの化合物。
JP2019568171A 2017-06-16 2018-06-14 リン酸バナジウムの調製方法 Active JP7146821B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR1755505 2017-06-16
FR1755505A FR3067709B1 (fr) 2017-06-16 2017-06-16 Procede de preparation d'un phosphate de vanadium
PCT/FR2018/051420 WO2018229447A1 (fr) 2017-06-16 2018-06-14 Procede de preparation d'un phosphate de vanadium

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020523270A true JP2020523270A (ja) 2020-08-06
JP7146821B2 JP7146821B2 (ja) 2022-10-04

Family

ID=60955096

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019568171A Active JP7146821B2 (ja) 2017-06-16 2018-06-14 リン酸バナジウムの調製方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US11655151B2 (ja)
EP (1) EP3638621B1 (ja)
JP (1) JP7146821B2 (ja)
KR (1) KR102627090B1 (ja)
CN (1) CN110997562A (ja)
FR (1) FR3067709B1 (ja)
WO (1) WO2018229447A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210034653A (ko) * 2018-07-30 2021-03-30 로디아 오퍼레이션스 양극 조성물
CN111072002A (zh) * 2019-12-20 2020-04-28 大连博融新材料有限公司 一种磷酸钒、其制备方法及其在锂离子电池正极材料中的应用
CN114195114A (zh) * 2021-12-13 2022-03-18 大连博融新材料有限公司 一种焦磷酸氧钒的制备方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004533706A (ja) * 2001-04-06 2004-11-04 ヴァレンス テクノロジー インコーポレーテッド ナトリウムイオンバッテリ
JP2013069456A (ja) * 2011-09-21 2013-04-18 Fuji Heavy Ind Ltd 正極活物質の製造方法、正極、および蓄電デバイス
WO2016209626A1 (en) * 2015-06-26 2016-12-29 A123 Systems, LLC Nanoscale pore structure cathode for high power applications and material synthesis methods
FR3042313A1 (fr) * 2015-10-13 2017-04-14 Commissariat Energie Atomique Procede de preparation d'un materiau particulaire na3v2(po4)2f3

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5905000A (en) 1996-09-03 1999-05-18 Nanomaterials Research Corporation Nanostructured ion conducting solid electrolytes
US6645452B1 (en) * 2000-11-28 2003-11-11 Valence Technology, Inc. Methods of making lithium metal cathode active materials
US20070160519A1 (en) * 2005-03-28 2007-07-12 Jeremy Barker Method Of Making Active Materials For Use In Secondary Electrochemical Cells
CA2559657A1 (en) * 2006-09-13 2008-03-13 Valence Technology, Inc. Method of processing active materials for use in secondary electrochemical cells
CA2747406C (en) * 2008-12-19 2017-03-07 Conocophillips Company Process for making fluorinated lithium vanadium polyanion powders for batteries
CN102376951A (zh) * 2011-09-28 2012-03-14 威泰能源(苏州)有限公司 一种碳热还原法合成金属化合物的方法
CN103594716A (zh) * 2013-11-21 2014-02-19 天津工业大学 一种制备钠离子电池正极材料氟磷酸钒钠的方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004533706A (ja) * 2001-04-06 2004-11-04 ヴァレンス テクノロジー インコーポレーテッド ナトリウムイオンバッテリ
JP2013069456A (ja) * 2011-09-21 2013-04-18 Fuji Heavy Ind Ltd 正極活物質の製造方法、正極、および蓄電デバイス
WO2016209626A1 (en) * 2015-06-26 2016-12-29 A123 Systems, LLC Nanoscale pore structure cathode for high power applications and material synthesis methods
JP2018520462A (ja) * 2015-06-26 2018-07-26 エー123 システムズ エルエルシーA123 Systems LLC 高出力アプリケーション用のナノスケールポア構造のカソードおよび材料合成方法
FR3042313A1 (fr) * 2015-10-13 2017-04-14 Commissariat Energie Atomique Procede de preparation d'un materiau particulaire na3v2(po4)2f3

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
PAULA SERRAS, VERNICA PALOMARES, AINTZANE GOI, PIERRE KUBIAK, TEFILO ROJO: "Electrochemical performance of mixed valence Na3V2O2x(PO4)2F3−2x/C as cathode for sodium-ion batter", JOURNAL OF POWER SOURCES, vol. 241, JPN6022007421, 2013, pages 56 - 60, XP028675776, ISSN: 0004716383, DOI: 10.1016/j.jpowsour.2013.04.094 *

Also Published As

Publication number Publication date
EP3638621A1 (fr) 2020-04-22
KR20200019682A (ko) 2020-02-24
CN110997562A (zh) 2020-04-10
US11655151B2 (en) 2023-05-23
WO2018229447A1 (fr) 2018-12-20
US20210147236A1 (en) 2021-05-20
FR3067709B1 (fr) 2020-06-19
KR102627090B1 (ko) 2024-01-23
EP3638621B1 (fr) 2024-08-07
JP7146821B2 (ja) 2022-10-04
FR3067709A1 (fr) 2018-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101209016B1 (ko) 리튬 금속 포스페이트 및 이의 제작 방법
JP7146821B2 (ja) リン酸バナジウムの調製方法
RU2530126C2 (ru) Получение ортофосфата железа
JP4794620B2 (ja) リチウム金属リン酸塩をウェットケミカル方式にて製造する循環方法
US12080875B2 (en) Processes to fabricate porous silicon and its use as feedstock for secondary battery electrodes
JP2009512622A (ja) 電解液の調製方法
BG62395B1 (bg) Усъвършенстван метод за получаване на литииран шпинел наосновата на литиев и манганов оксид
Zhu et al. Nanostructured titanium phosphates prepared via hydrothermal reaction and their electrochemical Li-and Na-ion intercalation properties
CN105753013B (zh) 一种-clo结构纳米磷酸铝分子筛的制备及分子筛
CN110857222A (zh) 三氧化二钒粉体的制备方法
US20090065161A1 (en) Processes of making monohydrate form of magnesium ammonium phosphate and processes of making paper using same
Kuzmicheva et al. Structural features of phases (Na 0.5 R 0.5) MO 4 and (Na 0.5 R 0.5) MO 4: R′(R= Gd, La; R′= Er, Tm, Yb; M= W, Mo) of the scheelite family
JP6375204B2 (ja) Nes型ゼオライトの製造方法
Echeverría et al. Electrolytic one-pot synthesis of Group II nanohydroxyapatites
Kogo et al. Synthesis of colored calcium carbonate and its color
US3008805A (en) Preparation of metal phosphides
CN104321281B (zh) Pau型沸石的制造方法
EP3385226B1 (en) Beta zeolite and method for producing same
CN105598462B (zh) 微纳米Sn的制备方法和微纳米Sn的应用
Wu et al. β-PbO2 hollow nanostructures from the complex precursor: A self-produced intermediate template route
CN102642855A (zh) 一种绒毛状氟化铝的制备方法
Samarin et al. Low-temperature synthesis, crystal structure, and ionic mobility in KTiOPO4-structured RbVOPO4
CN108975409A (zh) 一种小尺寸高分散性四氧化三锰纳米粒子的制备方法
WO2024029545A1 (ja) イオタアルミナの製造方法及びイオタアルミナ
JP6187976B2 (ja) ポリアニオン系化合物の合成方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210514

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220301

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20220530

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220712

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220823

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220921

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7146821

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350