[0005]説明される技法は、ポーラコードのためのサイズあいまいさ低減およびフォールスアラームレート低減をサポートする、改善された方法、システム、デバイス、または装置に関する。概して、説明される技法は、送信された制御情報ベクトルを送るために複数のビット長のうちのどれを送信機が使用したかを決定する受信機の能力を改善することと、早期終了決定をサポートすることによってデコーダ性能を改善することと、フォールスアラームレートを低減することとを提供する。基地局が、制御チャネル中でUE固有(専用)またはセル固有(共通)であり得る制御情報を送信し得る。制御情報は、制御チャネル内の異なる専用および共通探索空間中で送信され得る。低いフォールスアラームレートを維持しながら、特定のUEを対象とする制御情報を正常に検出することにおける課題が発生する。
[0006]基地局は、制御情報について複数の異なるビット長のうちの1つを選択し得、従来の技法に関する問題は、UEが、どのビット長が使用されたかを決定することができないことがあるということである。いくつかの場合には、UEは、特定のビット長を有する制御情報から生成されたポーラ符号化コードワードを含む信号を受信し得る。しかしながら、UEは、送信された制御情報のビット長とは異なるビット長仮説(hypothesis)に従って1つまたは複数の復号されたビットシーケンスを生成するためにポーラ符号化コードワードを復号し得る。たとえば、ポーラ符号化コードワードは、ポーラ符号化コードワードを復号するために使用される復号仮説のビット長とは異なる制御情報フォーマットに従って生成され得る。情報ベクトルの一部分(送信されたビット長と復号仮説ビット長との間で異なる部分)が反復巡回冗長検査(CRC)状態(たとえば、すべて0)を生成する場合、UEは、復号仮説が誤り検出をパスすると決定し得る。したがって、フォールスアラームが生じ、UEに不正確な情報をパースさせ得る。代替的に、UEは、複数の復号仮説が、誤り検出をパスする復号されたビットシーケンスを生じることを検出し得る。そのようなシナリオでは、UEは、基地局によって実際に送信された制御情報のビット長を決定することができない。
[0007]本明細書で説明される例によれば、基地局は、UEが、送信された制御情報のためにどのビット長が使用されたかを決定するのを支援するポーラ符号化コードワードを生成し得る。いくつかの例では、基地局は、誤り検出コード(EDC:error detection code)計算アルゴリズムについての可変状態を非全0状態(non-all-zero state)になるように初期化し得る。いくつかの例では、基地局は、ポーラ符号化より前に、またはそれの後にビットをスクランブルし得る。いくつかの追加の例では、基地局は、どのビット長が使用されるかに応じてビットを別様にインターリーブし得る。さらなる例では、基地局は、EDC値を生成することより前に、情報ビットをビット反転させ得る。追加の例では、基地局は、UEが、早期に復号を終了すべきかどうか、およびフォールスアラームレートを低減すべきかどうかに関する決定を行うのを支援するために、複数のEDC値を含むデータブロックをポーラ符号化し得る。
[0008]ワイヤレス通信の方法が説明される。本方法は、信号を、コードワードサイズを有するポーラ符号化コードワードについて監視することと、信号に少なくとも部分的に基づいて復号候補ビットシーケンス(decoding candidate bit sequence)を決定することと、ここにおいて、復号候補ビットシーケンスが、コードワードサイズについての複数の異なるビット長のうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に関連する、EDCアルゴリズムを使用して復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についてのEDC値を計算することと、ここにおいて、計算することが、少なくとも1つの非0ビット値を用いてEDCアルゴリズムについての(for)可変状態を初期化することを備える、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分とに少なくとも部分的に基づいて、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についての復号出力状態を決定することとを含み得る。
[0009]ワイヤレス通信のための装置が説明される。本装置は、信号を、コードワードサイズを有するポーラ符号化コードワードについて監視するための手段と、信号に少なくとも部分的に基づいて復号候補ビットシーケンスを決定するための手段と、ここにおいて、復号候補ビットシーケンスが、コードワードサイズについての複数の異なるビット長のうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に関連する、EDCアルゴリズムを使用して復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についてのEDC値を計算するための手段と、ここにおいて、計算することが、少なくとも1つの非0ビット値を用いてEDCアルゴリズムについての可変状態を初期化することを備える、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分とに少なくとも部分的に基づいて、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についての復号出力状態を決定するための手段とを含み得る。
[0010]ワイヤレス通信のための別の装置が説明される。本装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得る。命令は、プロセッサに、信号を、コードワードサイズを有するポーラ符号化コードワードについて監視することと、信号に少なくとも部分的に基づいて復号候補ビットシーケンスを決定することと、ここにおいて、復号候補ビットシーケンスが、コードワードサイズについての複数の異なるビット長のうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に関連する、EDCアルゴリズムを使用して復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についてのEDC値を計算することと、ここにおいて、計算することが、少なくとも1つの非0ビット値を用いてEDCアルゴリズムについての可変状態を初期化することを備える、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分とに少なくとも部分的に基づいて、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についての復号出力状態を決定することとを行わせるように動作可能であり得る。
[0011]ワイヤレス通信のための非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。本非一時的コンピュータ可読媒体は、プロセッサに、信号を、コードワードサイズを有するポーラ符号化コードワードについて監視することと、信号に少なくとも部分的に基づいて復号候補ビットシーケンスを決定することと、ここにおいて、復号候補ビットシーケンスが、コードワードサイズについての複数の異なるビット長のうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に関連する、EDCアルゴリズムを使用して復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についてのEDC値を計算することと、ここにおいて、計算することが、少なくとも1つの非0ビット値を用いてEDCアルゴリズムについての可変状態を初期化することを備える、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分とに少なくとも部分的に基づいて、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についての復号出力状態を決定することとを行わせるように動作可能な命令を含み得る。
[0012]上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、マスクを用いて復号候補ビットシーケンスのEDC部分をデスクランブルするためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得、ここにおいて、復号出力状態は、デスクランブルされたEDC部分に少なくとも部分的に基づき得る。上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、復号出力状態は、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分との比較に少なくとも部分的に基づき得る。上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、EDC値はペイロード部分のサブセットに対応し、ここにおいて、復号出力状態は、ペイロード部分の少なくとも最後の(last)ビットを復号することより前にペイロード部分の復号を終了することを示す。
[0013]上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、復号候補ビットシーケンスから第2のEDC部分を抽出するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分に少なくとも部分的に基づいて第2のEDC値を計算するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得、ここにおいて、復号出力状態は、第2のEDC部分と第2のEDC値との比較に少なくとも部分的に基づき得る。上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、復号候補ビットシーケンスのEDC部分は、復号候補ビットシーケンスの第2のEDC部分から1つまたは複数のビットだけ分離され得る。
[0014]上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、可変状態は、UEの識別子に少なくとも部分的に基づいて初期化され得る。上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、可変状態は、1に設定された値を各々有する複数のビット(a plurality of bits each having a value set to one)を含むように初期化され得る。上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分は情報ビットおよび/または複数のEDCビットを含み得る。いくつかの場合には、ポーラ符号化コードワードを生成するために使用される複数の凍結ビット(frozen bit)の各凍結ビットは、0に設定された値を有し得、初期化された可変状態の複数のビットの各ビットは、1に設定された値を有し得る。上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、復号出力状態は、復号候補ビットシーケンスから抽出された、復号誤りまたは復号された制御情報を備える。
[0015]ワイヤレス通信の方法が説明される。本方法は、信号を、コードワードサイズを有するポーラ符号化コードワードについて監視すること(monitoring a signal for a polar-encoded codeword having a codeword size)と、信号に少なくとも部分的に基づいて復号候補ビットシーケンスを決定することと、ここにおいて、復号候補ビットシーケンスが、コードワードサイズについての複数の異なるビット長のうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に関連する、EDCアルゴリズムを使用して復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についてのEDC値を計算することと、ここにおいて、計算することが、ペイロード部分のビットに対してビット反転を実行することを備える、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分とに少なくとも部分的に基づいて、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についての復号出力状態を決定することとを含み得る。
[0016]ワイヤレス通信のための装置が説明される。本装置は、信号を、コードワードサイズを有するポーラ符号化コードワードについて監視するための手段と、信号に少なくとも部分的に基づいて復号候補ビットシーケンスを決定するための手段と、ここにおいて、復号候補ビットシーケンスが、コードワードサイズについての複数の異なるビット長のうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に関連する、EDCアルゴリズムを使用して復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についてのEDC値を計算するための手段と、ここにおいて、計算することが、ペイロード部分のビットに対してビット反転を実行することを備える、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分とに少なくとも部分的に基づいて、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についての復号出力状態を決定するための手段とを含み得る。
[0017]ワイヤレス通信のための別の装置が説明される。本装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得る。命令は、プロセッサに、信号を、コードワードサイズを有するポーラ符号化コードワードについて監視することと、信号に少なくとも部分的に基づいて復号候補ビットシーケンスを決定することと、ここにおいて、復号候補ビットシーケンスが、コードワードサイズについての複数の異なるビット長のうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に関連する、EDCアルゴリズムを使用して復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についてのEDC値を計算することと、ここにおいて、計算することが、ペイロード部分のビットに対してビット反転を実行することを備える、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分とに少なくとも部分的に基づいて、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についての復号出力状態を決定することとを行わせるように動作可能であり得る。
[0018]ワイヤレス通信のための非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。本非一時的コンピュータ可読媒体は、プロセッサに、信号を、コードワードサイズを有するポーラ符号化コードワードについて監視することと、信号に少なくとも部分的に基づいて復号候補ビットシーケンスを決定することと、ここにおいて、復号候補ビットシーケンスが、コードワードサイズについての複数の異なるビット長のうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に関連する、EDCアルゴリズムを使用して復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についてのEDC値を計算することと、ここにおいて、計算することが、ペイロード部分のビットに対してビット反転を実行することを備える、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分とに少なくとも部分的に基づいて、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についての復号出力状態を決定することとを行わせるように動作可能な命令を含み得る。
[0019]上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分の長さは、複数の異なるビット長のうちの1つに対応する。上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、復号出力状態は、復号候補ビットシーケンスから抽出された、復号誤りまたは復号された制御情報を備える。上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、復号出力状態は、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分との比較に少なくとも部分的に基づき得る。
[0020]ワイヤレス通信の方法が説明される。本方法は、信号を、コードワードサイズを有するポーラ符号化コードワードについて監視することと、コードワードサイズについての複数の異なるビット長のうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に少なくとも部分的に基づいて、変更された(modified)ポーラ符号化コードワードを生成するために、ポーラ符号化コードワードを変更することと、ここにおいて、変更することが、特定のビット長に少なくとも部分的に基づいてポーラ符号化コードワードを、デスクランブルすること、デインターリーブすること、またはその両方を備える、変更されたポーラ符号化コードワードと復号仮説とに少なくとも部分的に基づいて復号候補ビットシーケンスを決定することと、EDCアルゴリズムを使用して復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についてのEDC値を計算することと、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分とに少なくとも部分的に基づいて、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についての復号出力状態を決定することとを含み得る。
[0021]ワイヤレス通信のための装置が説明される。本装置は、信号を、コードワードサイズを有するポーラ符号化コードワードについて監視するための手段と、コードワードサイズについての複数の異なるビット長のうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に少なくとも部分的に基づいて、変更されたポーラ符号化コードワードを生成するために、ポーラ符号化コードワードを変更するための手段と、ここにおいて、変更することが、特定のビット長に少なくとも部分的に基づいてポーラ符号化コードワードを、デスクランブルすること、デインターリーブすること、またはその両方を備える、変更されたポーラ符号化コードワードと復号仮説とに少なくとも部分的に基づいて復号候補ビットシーケンスを決定するための手段と、EDCアルゴリズムを使用して復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についてのEDC値を計算するための手段と、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分とに少なくとも部分的に基づいて、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についての復号出力状態を決定するための手段とを含み得る。
[0022]ワイヤレス通信のための別の装置が説明される。本装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得る。命令は、プロセッサに、信号を、コードワードサイズを有するポーラ符号化コードワードについて監視することと、コードワードサイズについての複数の異なるビット長のうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に少なくとも部分的に基づいて、変更されたポーラ符号化コードワードを生成するために、ポーラ符号化コードワードを変更することと、ここにおいて、変更することが、特定のビット長に少なくとも部分的に基づいてポーラ符号化コードワードを、デスクランブルすること、デインターリーブすること、またはその両方を備える、変更されたポーラ符号化コードワードと復号仮説とに少なくとも部分的に基づいて復号候補ビットシーケンスを決定することと、EDCアルゴリズムを使用して復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についてのEDC値を計算することと、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分とに少なくとも部分的に基づいて、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についての復号出力状態を決定することとを行わせるように動作可能であり得る。
[0023]ワイヤレス通信のための非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。本非一時的コンピュータ可読媒体は、プロセッサに、信号を、コードワードサイズを有するポーラ符号化コードワードについて監視することと、コードワードサイズについての複数の異なるビット長のうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に少なくとも部分的に基づいて、変更されたポーラ符号化コードワードを生成するために、ポーラ符号化コードワードを変更することと、ここにおいて、変更することが、特定のビット長に少なくとも部分的に基づいてポーラ符号化コードワードを、デスクランブルすること、デインターリーブすること、またはその両方を備える、変更されたポーラ符号化コードワードと復号仮説とに少なくとも部分的に基づいて復号候補ビットシーケンスを決定することと、EDCアルゴリズムを使用して復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についてのEDC値を計算することと、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分とに少なくとも部分的に基づいて、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についての復号出力状態を決定することとを行わせるように動作可能な命令を含み得る。
[0024]上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、復号出力状態は、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分との比較に少なくとも部分的に基づき得る。上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、復号出力状態は、復号候補ビットシーケンスから抽出された、復号誤りまたは復号された制御情報を備える。
[0025]ワイヤレス通信の方法が説明される。本方法は、信号を、コードワードサイズを有するポーラ符号化コードワードについて監視することと、信号に少なくとも部分的に基づいて復号候補ビットシーケンスを決定することと、ここにおいて、復号候補ビットシーケンスが、コードワードサイズについての複数の異なるビット長のうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に関連する、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分をデスクランブルすることと、EDCアルゴリズムを使用して、デスクランブルされたペイロード部分についてのEDC値を計算することと、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分とに少なくとも部分的に基づいて、デスクランブルされたペイロード部分についての復号出力状態を決定することとを含み得る。
[0026]ワイヤレス通信のための装置が説明される。本装置は、信号を、コードワードサイズを有するポーラ符号化コードワードについて監視するための手段と、信号に少なくとも部分的に基づいて復号候補ビットシーケンスを決定するための手段と、ここにおいて、復号候補ビットシーケンスが、コードワードサイズについての複数の異なるビット長のうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に関連する、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分をデスクランブルするための手段と、EDCアルゴリズムを使用して、デスクランブルされたペイロード部分についてのEDC値を計算するための手段と、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分とに少なくとも部分的に基づいて、デスクランブルされたペイロード部分についての復号出力状態を決定するための手段とを含み得る。
[0027]ワイヤレス通信のための別の装置が説明される。本装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得る。命令は、プロセッサに、信号を、コードワードサイズを有するポーラ符号化コードワードについて監視することと、信号に少なくとも部分的に基づいて復号候補ビットシーケンスを決定することと、ここにおいて、復号候補ビットシーケンスが、コードワードサイズについての複数の異なるビット長のうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に関連する、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分をデスクランブルすることと、EDCアルゴリズムを使用して、デスクランブルされたペイロード部分についてのEDC値を計算することと、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分とに少なくとも部分的に基づいて、デスクランブルされたペイロード部分についての復号出力状態を決定することとを行わせるように動作可能であり得る。
[0028]ワイヤレス通信のための非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。本非一時的コンピュータ可読媒体は、プロセッサに、信号を、コードワードサイズを有するポーラ符号化コードワードについて監視することと、信号に少なくとも部分的に基づいて復号候補ビットシーケンスを決定することと、ここにおいて、復号候補ビットシーケンスが、コードワードサイズについての複数の異なるビット長のうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に関連する、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分をデスクランブルすることと、EDCアルゴリズムを使用して、デスクランブルされたペイロード部分についてのEDC値を計算することと、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分とに少なくとも部分的に基づいて、デスクランブルされたペイロード部分についての復号出力状態を決定することとを行わせるように動作可能な命令を含み得る。
[0029]上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、復号出力状態は、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分との比較に少なくとも部分的に基づき得る。上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、復号出力状態は、復号候補ビットシーケンスから抽出された、復号誤りまたは復号された制御情報を備える。上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、復号候補ビットシーケンスのデスクランブルされたペイロード部分は、凍結ビット、情報ビット、またはその両方を備える。
[0030]ワイヤレス通信の方法が説明される。本方法は、信号を、コードワードサイズを有するポーラ符号化コードワードについて監視することと、信号に少なくとも部分的に基づいて復号候補ビットシーケンスを決定することと、ここにおいて、復号候補ビットシーケンスが、コードワードサイズについての複数の異なるビット長のうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に関連する、復号候補ビットシーケンスのマスキングされたEDC部分を抽出し、処理されたEDC値を生成するために、マスクを用いて、マスキングされたEDC部分をデスクランブルすることと、計算されたEDC値を生成するために復号候補ビットシーケンスのペイロード部分のサブセットにEDCアルゴリズムを適用することと、処理されたEDC値と計算されたEDC値とに少なくとも部分的に基づいて早期終了決定を生成することとを含み得る。
[0031]ワイヤレス通信のための装置が説明される。本装置は、信号を、コードワードサイズを有するポーラ符号化コードワードについて監視するための手段と、信号に少なくとも部分的に基づいて復号候補ビットシーケンスを決定するための手段と、ここにおいて、復号候補ビットシーケンスが、コードワードサイズについての複数の異なるビット長のうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に関連する、復号候補ビットシーケンスのマスキングされたEDC部分を抽出し、処理されたEDC値を生成するために、マスクを用いて、マスキングされたEDC部分をデスクランブルするための手段と、計算されたEDC値を生成するために復号候補ビットシーケンスのペイロード部分のサブセットにEDCアルゴリズムを適用するための手段と、処理されたEDC値と計算されたEDC値とに少なくとも部分的に基づいて早期終了決定を生成するための手段とを含み得る。
[0032]ワイヤレス通信のための別の装置が説明される。本装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得る。命令は、プロセッサに、信号を、コードワードサイズを有するポーラ符号化コードワードについて監視することと、信号に少なくとも部分的に基づいて復号候補ビットシーケンスを決定することと、ここにおいて、復号候補ビットシーケンスが、コードワードサイズについての複数の異なるビット長のうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に関連する、復号候補ビットシーケンスのマスキングされたEDC部分を抽出し、処理されたEDC値を生成するために、マスクを用いて、マスキングされたEDC部分をデスクランブルすることと、計算されたEDC値を生成するために復号候補ビットシーケンスのペイロード部分のサブセットにEDCアルゴリズムを適用することと、処理されたEDC値と計算されたEDC値とに少なくとも部分的に基づいて早期終了決定を生成することとを行わせるように動作可能であり得る。
[0033]ワイヤレス通信のための非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。本非一時的コンピュータ可読媒体は、プロセッサに、信号を、コードワードサイズを有するポーラ符号化コードワードについて監視することと、信号に少なくとも部分的に基づいて復号候補ビットシーケンスを決定することと、ここにおいて、復号候補ビットシーケンスが、コードワードサイズについての複数の異なるビット長のうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に関連する、復号候補ビットシーケンスのマスキングされたEDC部分を抽出し、処理されたEDC値を生成するために、マスクを用いて、マスキングされたEDC部分をデスクランブルすることと、計算されたEDC値を生成するために復号候補ビットシーケンスのペイロード部分のサブセットにEDCアルゴリズムを適用することと、処理されたEDC値と計算されたEDC値とに少なくとも部分的に基づいて早期終了決定を生成することとを行わせるように動作可能な命令を含み得る。
[0034]上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、早期終了決定は、ペイロード部分の少なくとも最後のビットを復号することより前に(prior to)ペイロード部分の復号を終了することであり得る。上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、早期終了決定は、復号候補ビットシーケンスの復号を続ける(continue)ことであり得る。
[0035]上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、復号候補ビットシーケンスから第2のEDC部分を抽出するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第2のEDC値を計算するためにペイロード部分にEDCアルゴリズムを適用するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第2のEDC部分と第2のEDC値とに少なくとも部分的に基づいて復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についての復号出力状態を決定するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
[0036]上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、復号出力状態は、復号候補ビットシーケンスから抽出された、復号誤りまたは復号された制御情報を備える。
[0037]ワイヤレス通信の方法が説明される。本方法は、信号を、コードワードサイズを有するポーラ符号化コードワードについて監視することと、信号に少なくとも部分的に基づいて復号候補ビットシーケンスを決定することと、ここにおいて、復号候補ビットシーケンスが、コードワードサイズについての複数の異なるビット長のうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に関連する、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分からEDC部分とビットセットとを抽出することと、ビットセットがEDCアルゴリズムによって生成される、EDC部分とビットセットとの間の相関状態を決定することと、相関状態に少なくとも部分的に基づいて早期終了決定を生成することとを含み得る。
[0038]ワイヤレス通信のための装置が説明される。本装置は、信号を、コードワードサイズを有するポーラ符号化コードワードについて監視するための手段と、信号に少なくとも部分的に基づいて復号候補ビットシーケンスを決定するための手段と、ここにおいて、復号候補ビットシーケンスが、コードワードサイズについての複数の異なるビット長のうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に関連する、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分からEDC部分とビットセットとを抽出するための手段と、ビットセットがEDCアルゴリズムによって生成される、EDC部分とビットセットとの間の相関状態を決定するための手段と、相関状態に少なくとも部分的に基づいて早期終了決定を生成するための手段とを含み得る。
[0039]ワイヤレス通信のための別の装置が説明される。本装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得る。命令は、プロセッサに、信号を、コードワードサイズを有するポーラ符号化コードワードについて監視することと、信号に少なくとも部分的に基づいて復号候補ビットシーケンスを決定することと、ここにおいて、復号候補ビットシーケンスが、コードワードサイズについての複数の異なるビット長のうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に関連する、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分からEDC部分とビットセットとを抽出することと、ビットセットがEDCアルゴリズムによって生成される、EDC部分とビットセットとの間の相関状態を決定することと、相関状態に少なくとも部分的に基づいて早期終了決定を生成することとを行わせるように動作可能であり得る。
[0040]ワイヤレス通信のための非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。本非一時的コンピュータ可読媒体は、プロセッサに、信号を、コードワードサイズを有するポーラ符号化コードワードについて監視することと、信号に少なくとも部分的に基づいて復号候補ビットシーケンスを決定することと、ここにおいて、復号候補ビットシーケンスが、コードワードサイズについての複数の異なるビット長のうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に関連する、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分からEDC部分とビットセットとを抽出することと、ビットセットがEDCアルゴリズムによって生成される、EDC部分とビットセットとの間の相関状態を決定することと、相関状態に少なくとも部分的に基づいて早期終了決定を生成することとを行わせるように動作可能な命令を含み得る。
[0041]上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、早期終了決定は、ペイロード部分の少なくとも最後のビットを復号することより前にペイロード部分の復号を終了することであり得る。上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、早期終了決定は、ペイロード部分の復号を続けることであり得る。
[0042]上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、復号候補ビットシーケンスの第2のEDC部分を抽出するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第2のEDC値を生成するために復号候補ビットシーケンスのペイロード部分にEDCアルゴリズムを適用するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第2のEDC値と復号候補ビットシーケンスの第2のEDC部分とに少なくとも部分的に基づいて、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についての復号出力状態を決定するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
[0043]上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、EDCアルゴリズムを適用することは、少なくとも1つの非0ビット値を用いてEDCアルゴリズムについての可変状態を初期化することを備える。上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、EDCアルゴリズムを適用することは、第2のEDC値を生成するために、マスクを用いて、EDCアルゴリズムによって出力された定義されたビット数をスクランブルすることを備える。上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、復号出力状態は、復号候補ビットシーケンスから抽出された、復号誤りまたは復号された制御情報を備える。
[0044]上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、復号候補ビットシーケンスからEDC部分を抽出することは、復号候補ビットシーケンス内のEDC部分についての候補ロケーションに対応する、復号候補ビットシーケンスから(from)、定義されたビット数を抽出することを備える。上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、候補ロケーションは、ペイロード部分の復号順序の始まりにあるか、または復号順序の中間にあり得る。
[0045]ワイヤレス通信の方法が説明される。本方法は、信号を、コードワードサイズを有するポーラ符号化コードワードについて監視することと、信号に少なくとも部分的に基づいて復号候補ビットシーケンスを決定することと、ここにおいて、復号候補ビットシーケンスが、コードワードサイズについての複数の異なるビット長のうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に関連する、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分がペイロード部分の復号順序の始まりに位置する分界ビット(demarcation bit)を備えると決定することと、EDCアルゴリズムを使用してペイロード部分についてのEDC値を計算することと、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分とに少なくとも部分的に基づいて、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についての復号出力状態を決定することとを含み得る。
[0046]ワイヤレス通信のための装置が説明される。本装置は、信号を、コードワードサイズを有するポーラ符号化コードワードについて監視するための手段と、信号に少なくとも部分的に基づいて復号候補ビットシーケンスを決定するための手段と、ここにおいて、復号候補ビットシーケンスが、コードワードサイズについての複数の異なるビット長のうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に関連する、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分がペイロード部分の復号順序の始まりに位置する分界ビットを備えると決定するための手段と、EDCアルゴリズムを使用してペイロード部分についてのEDC値を計算するための手段と、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分とに少なくとも部分的に基づいて、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についての復号出力状態を決定するための手段とを含み得る。
[0047]ワイヤレス通信のための別の装置が説明される。本装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得る。命令は、プロセッサに、信号を、コードワードサイズを有するポーラ符号化コードワードについて監視することと、信号に少なくとも部分的に基づいて復号候補ビットシーケンスを決定することと、ここにおいて、復号候補ビットシーケンスが、コードワードサイズについての複数の異なるビット長のうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に関連する、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分がペイロード部分の復号順序の始まりに位置する分界ビットを備えると決定することと、EDCアルゴリズムを使用してペイロード部分についてのEDC値を計算することと、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分とに少なくとも部分的に基づいて、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についての復号出力状態を決定することとを行わせるように動作可能であり得る。
[0048]ワイヤレス通信のための非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。本非一時的コンピュータ可読媒体は、プロセッサに、信号を、コードワードサイズを有するポーラ符号化コードワードについて監視することと、信号に少なくとも部分的に基づいて復号候補ビットシーケンスを決定することと、ここにおいて、復号候補ビットシーケンスが、コードワードサイズについての複数の異なるビット長のうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に関連する、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分がペイロード部分の復号順序の始まりに位置する分界ビットを備えると決定することと、EDCアルゴリズムを使用してペイロード部分についてのEDC値を計算することと、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分とに少なくとも部分的に基づいて、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についての復号出力状態を決定することとを行わせるように動作可能な命令を含み得る。
[0049]上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、復号出力状態は、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分との比較に少なくとも部分的に基づき得る。上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、復号出力状態は、復号候補ビットシーケンスから抽出された、復号誤りまたは復号された制御情報を備える。
[0050]ワイヤレス通信の方法が説明される。本方法は、信号を、コードワードサイズを有するポーラ符号化コードワードについて監視することと、信号に少なくとも部分的に基づいて復号候補ビットシーケンスを決定することと、ここにおいて、決定することが、復号候補ビットシーケンスの凍結ビット部分がUEの識別子を用いてマスキングされることを識別し、ここにおいて、復号候補ビットシーケンスが、コードワードサイズについての複数の異なるビット長のうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に関連する、EDCアルゴリズムを使用してペイロード部分についてのEDC値を計算することと、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分とに少なくとも部分的に基づいて、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についての復号出力状態を決定することとを含み得る。
[0051]ワイヤレス通信のための装置が説明される。本装置は、信号を、コードワードサイズを有するポーラ符号化コードワードについて監視するための手段と、信号に少なくとも部分的に基づいて復号候補ビットシーケンスを決定するための手段と、ここにおいて、決定することが、復号候補ビットシーケンスの凍結ビット部分がUEの識別子を用いてマスキングされることを識別し、ここにおいて、復号候補ビットシーケンスが、コードワードサイズについての複数の異なるビット長のうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に関連する、EDCアルゴリズムを使用してペイロード部分についてのEDC値を計算するための手段と、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分とに少なくとも部分的に基づいて、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についての復号出力状態を決定するための手段とを含み得る。
[0052]ワイヤレス通信のための別の装置が説明される。本装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得る。命令は、プロセッサに、信号を、コードワードサイズを有するポーラ符号化コードワードについて監視することと、信号に少なくとも部分的に基づいて復号候補ビットシーケンスを決定することと、ここにおいて、決定することが、復号候補ビットシーケンスの凍結ビット部分がUEの識別子を用いてマスキングされることを識別し、ここにおいて、復号候補ビットシーケンスが、コードワードサイズについての複数の異なるビット長のうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に関連する、EDCアルゴリズムを使用してペイロード部分についてのEDC値を計算することと、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分とに少なくとも部分的に基づいて、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についての復号出力状態を決定することとを行わせるように動作可能であり得る。
[0053]ワイヤレス通信のための非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。本非一時的コンピュータ可読媒体は、プロセッサに、信号を、コードワードサイズを有するポーラ符号化コードワードについて監視することと、信号に少なくとも部分的に基づいて復号候補ビットシーケンスを決定することと、ここにおいて、決定することが、復号候補ビットシーケンスの凍結ビット部分がUEの識別子を用いてマスキングされることを識別し、ここにおいて、復号候補ビットシーケンスが、コードワードサイズについての複数の異なるビット長のうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に関連する、EDCアルゴリズムを使用してペイロード部分についてのEDC値を計算することと、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分とに少なくとも部分的に基づいて、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についての復号出力状態を決定することとを行わせるように動作可能な命令を含み得る。
[0054]上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、復号出力状態は、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分との比較に少なくとも部分的に基づき得る。
[0055]上記で説明された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、復号出力状態は、復号候補ビットシーケンスから抽出された、復号誤りまたは復号された制御情報を備える。
[0067]説明される技法は、ポーラコードのためのサイズあいまいさ低減およびフォールスアラームレート低減をサポートする、改善された方法、システム、デバイス、または装置に関する。概して、説明される技法は、送信された制御情報ベクトルを送るために複数のビット長のうちのどれを送信機が使用したかを決定する受信機の能力を改善することと、早期終了決定をサポートすることによってデコーダ性能を改善することと、フォールスアラームレートを低減することとを提供する。基地局が、制御チャネル中でUE固有(専用)またはセル固有(共通)であり得る制御情報を送信し得る。制御情報は、制御チャネル内の異なる専用および共通探索空間中で送信され得る。低いフォールスアラームレートを維持しながら、特定のUEを対象とする制御情報を正常に検出することにおける課題が発生する。
[0068]本明細書で説明される例によれば、基地局は、UEが、制御情報のためにどのビット長が使用されたかを決定するのを支援するポーラ符号化コードワードを生成し得る。いくつかの例では、基地局は、誤り検出コード(EDC)計算アルゴリズムについての可変状態を非全0状態になるように初期化し得る。いくつかの他の例では、基地局は、ポーラ符号化より前に、またはそれの後にビットをスクランブルし得る。いくつかの追加の例では、基地局は、どのビット長が使用されるかに応じてビットを別様にインターリーブし得る。さらなる例では、基地局は、EDC値を生成することより前に、情報ビットをビット反転させ得る。追加の例では、基地局は、UEが、早期に復号を終了すべきかどうか、およびフォールスアラームレートを低減すべきかどうかに関する決定を行うのを支援するために、複数のEDC値を含むデータブロックをポーラ符号化し得る。
[0069]いくつかの例では、基地局は、UEにダウンリンク制御情報(DCI)メッセージを搬送する物理ダウンリンク共有チャネル(PDCCH)を送信し得る。DCIメッセージは、UE固有(専用)またはセル固有(共通)であり、DCIのフォーマット(たとえば、フォーマット1/2/3/4/5)に応じてPDCCH内の異なる専用および共通探索空間中に配置され得る。PDCCHは、複数のUEに関連するDCIメッセージを搬送することができる。低いフォールスアラームレートを維持しながら、特定のUEを対象とする制御情報を正常に検出することにおける課題が発生する。従来のシステムでは、UEは、DCI検出を容易にする1つまたは複数の無線ネットワーク識別子(たとえば、セル無線ネットワーク一時識別子(C−RNTI))を割り当てられる。UEが、ブラインド復号として知られているプロセスを実行することによってDCIを復号しようと試み、その間に、DCIが検出されるまで(たとえば、無線ネットワーク識別子のうちの1つによってマスキングされたCRC検査が、復号されたDCIについてパスするとき)、探索空間において複数の復号の試みが行われる。DCIは、固定数の異なる長さのうちの1つを有し得、UEは、異なる長さのうちの1つまたは複数に基づいて探索空間を復号することを試み得る。
[0070]いくつかの例では、基地局が、制御情報について複数の異なるビット長のうちの1つを選択し得、従来の技法に関する問題は、UEが、どのビット長が使用されたかを決定することができないことがあるということである。いくつかの場合には、UEは、特定のビット長を有する制御情報から生成されたポーラ符号化コードワードを含む信号を受信し得る。しかしながら、UEは、送信された制御情報のビット長とは異なるビット長仮説に従って1つまたは複数の復号されたビットシーケンスを生成するためにポーラ符号化コードワードを復号し得る。
[0071]たとえば、ポーラ符号化コードワードは、ポーラ符号化コードワードを復号するために使用される復号仮説のビット長とは異なる制御情報フォーマットに従って生成され得る。情報ベクトルの一部分(送信されたビット長と復号仮説ビット長との間で異なる部分)が反復巡回冗長検査(CRC)状態(たとえば、すべて0)を生成する場合、UEは、復号仮説が誤り検出をパスすると決定し得る。したがって、フォールスアラームが生じ、UEに不正確な情報をパースさせ得る。代替または追加として、UEは、複数の復号仮説が、誤り検出をパスする復号されたビットシーケンスを生じることを検出し得る。そのようなシナリオでは、UEは、基地局によって実際に送信された制御情報のビット長を決定することができない。
[0072]通信システムでは、基地局は、DCIメッセージ中に含まれるDCIの関数として、CRCを生成し得る。UEは、受信されたDCI中で復号誤りを検出するために、含まれるCRCを使用し得る。多くの事例では、CRC算出を実行するために、線形フィードバックシフトレジスタが使用される。CRC算出は、従来、CRC値を計算するために使用される多項式の次数Pに対応する0のシーケンスである初期状態から開始し、ただし、Pは正の整数である(たとえば、線形フィードバックシフトレジスタは、P個の0で最初にロードされる)。基地局が、UEに送信すべきDCIを有するとき、基地局はDCIについてのCRC値を生成し得、UEのC−RNTIに対応するマスクを用いてCRC値をスクランブルし得、スクランブルされたCRC値とDCIとを含むDCIメッセージを送信し得る。UEは、それのC−RNTIを用いてCRCをデスクランブルし、受信されたDCIからCRC値を計算し得る。UEは、(たとえば、ワイヤレス通信チャネルまたは不正確な復号仮説による雑音破損により)復号誤りが生じたかどうかを決定するために、計算されたCRCをデスクランブルされたCRCと比較し得る。
[0073]従来の技法に関する問題は、CRCをパスする同じCRC値が、異なる長さを有するDCIについて生成され得るということである。そのようなシナリオでは、UEは、どの長さDCIが基地局によって実際に送信されたかを決定することができない。したがって、無線ネットワーク識別子を用いてスクランブルされたCRC値は、異なるサイズをもつDCIが送信された場合(where)、フォールスアラームから(against)保護しないことがある。
[0074]少なくともこれらの問題を克服するために、基地局などの送信機は、UEが、コードワード中で符号化された制御情報のためにどのビット長が使用されたかを決定するのを支援するポーラ符号化コードワードを生成し得る。いくつかの例では、基地局は、1つまたは複数のEDC値を生成するために、誤り検出コード(EDC)計算アルゴリズムについての可変状態を非全0状態になるように初期化し、情報ビットに、可変状態を用いて初期化されたEDC計算アルゴリズムを適用し得る。いくつかの例では、1つまたは複数のEDC値のビットは、ポーラ符号化されるべきであるデータブロック全体にわたって(throughout)分散され得(たとえば、1つまたは複数の情報ビットだけ分離され得)、本明細書では分散EDC(たとえば、分散CRC)と呼ばれることがある。データブロックは、凍結ビットと、情報ビットと、分散EDCとを含み得る。いくつかの場合には、ポーラコードの凍結ビットが各々0として設定され得、可変状態のビットシーケンス中の最高(up to)すべてのビットが、1に設定され得、したがって、EDC計算アルゴリズムは、ポーラコードの凍結ビットに関連する値とは異なる少なくとも1つのビット値を有する可変状態を用いて初期化され得る。
[0075]いくつかの他の例では、基地局は、ポーラ符号化より前に、またはそれの後にビットをスクランブルし得る。いくつかの追加の例では、基地局は、どのビット長が使用されるかに応じてビットを別様にインターリーブし得る。追加または代替の例では、基地局は、EDC値を生成することより前に、情報ビットをビット反転させ(bit reverse)得る。UEは、ポーラ符号化コードワードを含む受信された信号を復号するとき、逆演算を実行し得る。追加の例では、基地局は、UEが、早期に復号を終了すべきかどうか、およびフォールスアラームレートを低減すべきかどうかに関する決定を行うのを支援するために、複数のEDC値を含むデータブロックをポーラ符号化し得る。
[0076]最初に、本開示の態様がワイヤレス通信システムのコンテキストにおいて説明される。ワイヤレス通信システムは、送信された制御情報ベクトルのビット長を決定する受信機の能力を改善し、早期終了決定(early termination decisions)をサポートすることによってデコーダ性能を改善し、フォールスアラームレートを改善し得る。本開示の態様は、さらに、ポーラコードのためのサイズあいまいさ低減およびフォールスアラームレート低減に関係する装置図、システム図、およびフローチャートによって示され、それらを参照しながら説明される。
[0077]図1は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信システム100の一例を示す。ワイヤレス通信システム100は、基地局105と、UE115と、コアネットワーク130とを含む。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、ロングタームエボリューション(LTE)、LTEアドバンスト(LTE−A)ネットワーク、または新しい無線(NR)ネットワークであり得る。いくつかの場合には、ワイヤレス通信システム100は、拡張ブロードバンド通信と、超高信頼(すなわち、ミッションクリティカル)通信と、低レイテンシ通信と、低コストおよび低複雑度デバイスとの通信とをサポートし得る。
[0078]基地局105は、UE115が、コードワード中で符号化された(encoded)制御情報のためにどのビット長が使用されたかを決定するのを支援する(assists)ポーラ符号化コードワードを生成し得る。いくつかの例では、基地局105は、EDC計算アルゴリズムについての可変状態を非全0状態になるように初期化し得る。いくつかの他の例では、基地局105は、ポーラ符号化より前に、またはそれの後にビットをスクランブルし得る。いくつかの追加の例では、基地局105は、どのビット長が使用されるかに応じてビットを別様にインターリーブし得る。さらなる例では、基地局105は、EDC値を生成することより前に、情報ビットをビット反転させ得る。UE115は、ポーラ符号化コードワードを含む受信された信号を復号するとき、逆演算を実行し得る。追加の例では、基地局105は、UE115が、早期に復号を終了すべきかどうか、およびフォールスアラームレートを低減すべきかどうかに関する決定を行うのを支援するために、複数のEDC値を含むデータブロックをポーラ符号化し得る。
[0079]ポーラコードは、線形ブロック誤り訂正コードの一例であり、コード長が増加するにつれて理論上のチャネル容量に漸近的に近づく(asymptotically approach)ことが示された。ポーラコードは、信頼性の異なるレベルを有する複数のサブチャネルから構成され得る。サブチャネル信頼性は、符号化されたコードワードの一部として情報を搬送するための(to)サブチャネルの容量を表し得る。より高い信頼性を有するポーラコードのサブチャネルは、情報ビットを符号化するために使用され、残りのサブチャネルは、凍結ビットを符号化するために使用される。N個のサブチャネルの場合(For)、k個の情報ビットが、k個の最も信頼できるサブチャネルにロードされ得、N−k個の凍結ビットが、N−k個の最も信頼できない(least reliable)サブチャネルにロードされ得、ただし、k<Nである。凍結ビット(frozen bit)は、デコーダに知られている値を有するビットであり、概して「0」として設定される。しかしながら、凍結ビットの値は、凍結ビットの値がデコーダに知られている限り(as long as)、任意の値であり得る。
[0080]基地局105は、1つまたは複数の基地局アンテナを介してUE115とワイヤレス通信し得る。各基地局105は、それぞれの地理的カバレージエリア110に通信カバレージを与え得る。ワイヤレス通信システム100に示されている通信リンク125は、UE115から基地局105へのアップリンク送信、または基地局105からUE115へのダウンリンク送信を含み得る。制御情報およびデータは、様々な技法に従ってアップリンクチャネルまたはダウンリンク上で多重化され得る。制御情報およびデータは、たとえば、時分割多重化(TDM)技法、周波数分割多重化(FDM)技法、またはハイブリッドTDM−FDM技法を使用して、ダウンリンクチャネル上で多重化され得る。いくつかの例では、ダウンリンクチャネルの送信時間間隔(TTI)中に送信される制御情報は、カスケード様式で異なる制御領域間で(たとえば、共通制御領域と1つまたは複数のUE固有制御領域との間で)分散され得る。
[0081]UE115は、ワイヤレス通信システム100全体にわたって分散され得、各UE115は固定またはモバイルであり得る。UE115は、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることもある。UE115はまた、セルラーフォン、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、パーソナル電子デバイス、ハンドヘルドデバイス、パーソナルコンピュータ、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、モノのインターネット(IoT:Internet of Things)デバイス、あらゆるモノのインターネット(IoE:Internet of Everything)デバイス、マシンタイプ通信(MTC)デバイス、アプライアンス、自動車などであり得る。
[0082]いくつかの場合には、UE115はまた、(たとえば、ピアツーピア(P2P)またはデバイスツーデバイス(D2D)プロトコルを使用して)他のUEと直接通信することが可能であり得る。D2D通信を利用するUE115のグループのうちの1つまたは複数が、セルのカバレージエリア110内にあり得る。そのようなグループ中の他のUE115は、セルのカバレージエリア110外にあるか、またはさもなければ、基地局105からの送信を受信することができないことがある。いくつかの場合には、D2D通信を介して通信するUE115のグループは、各UE115がグループ中のあらゆる他のUE115に送信する1対多(1:M)システムを利用し得る。いくつかの場合には、基地局105が、D2D通信のためのリソースのスケジューリングを促進する。他の場合には、D2D通信は基地局105とは無関係に行われる。
[0083]MTCデバイスまたはIoTデバイスなど、いくつかのUE115は、低コストまたは低複雑度デバイスであり得、マシン間の自動化された通信、すなわち、マシンツーマシン(M2M)通信を与え得る。M2MまたはMTCは、デバイスが人間の介入なしに互いにまたは基地局と通信することを可能にするデータ通信技術を指すことがある。たとえば、M2MまたはMTCは、情報を測定またはキャプチャするためにセンサーまたはメーターを組み込み、情報を活用することができる中央サーバまたはアプリケーションプログラムにその情報を中継するか、あるいはプログラムまたはアプリケーションと対話する人間に情報を提示する、デバイスからの通信を指すことがある。いくつかのUE115は、情報を収集する(collect)か、またはマシンの自動化された挙動を可能にするように設計され得る。MTCデバイスのための適用例の例は、スマートメータリング、インベントリ監視、水位監視、機器監視、ヘルスケア監視、野生生物監視、天候および地質学的事象監視、フリート管理およびトラッキング、リモートセキュリティ検知、物理的アクセス制御、ならびにトランザクションベースのビジネスの課金を含む。
[0084]いくつかの場合には、MTCデバイスは、低減されたピークレートで半二重(一方向)通信を使用して動作し得る。MTCデバイスはまた、アクティブ通信に関与していないとき、電力節約「ディープスリープ」モードに入るように構成され得る。いくつかの場合には、MTCデバイスまたはIoTデバイスは、ミッションクリティカルな機能をサポートするように設計され得、ワイヤレス通信システムは、これらの機能のための超高信頼通信を与えるように構成され得る。
[0085]基地局105は、コアネットワーク130および互いと通信し得る。たとえば、基地局105は、バックホールリンク132(たとえば、S1など)を通してコアネットワーク130とインターフェースし得る。基地局105は、直接または間接的にのいずれかで(たとえば、コアネットワーク130を通して)バックホールリンク134(たとえば、X2など)を介して互いと通信し得る。基地局105は、UE115との通信のための無線構成およびスケジューリングを実行し得るか、または基地局コントローラ(図示せず)の制御下で動作し得る。いくつかの例では、基地局105は、マクロセル、スモールセル、ホットスポットなどであり得る。基地局105は発展型ノードB(eNB)105と呼ばれることもある。
[0086]基地局105はS1インターフェースによってコアネットワーク130に接続され得る。コアネットワークは、少なくとも1つのモビリティ管理エンティティ(MME:mobility management entity)と、少なくとも1つのサービングゲートウェイ(S−GW:serving gateway)と、少なくとも1つのパケットデータネットワーク(PDN:Packet Data Network)ゲートウェイ(P−GW:PDN gateway)とを含み得る発展型パケットコア(EPC:evolved packet core)であり得る。MMEは、UE115とEPCとの間のシグナリングを処理する制御ノードであり得る。すべてのユーザインターネットプロトコル(IP)パケットはS−GWを通して転送され得、S−GW自体はP−GWに接続され得る。P−GWはIPアドレス割振りならびに他の機能を与え得る。P−GWは、ネットワーク事業者のIPサービスに接続され得る。事業者のIPサービスは、インターネットと、イントラネットと、IPマルチメディアサブシステム(IMS:IP Multimedia Subsystem)と、パケット交換(PS:Packet-Switched)ストリーミングサービスとを含み得る。
[0087]コアネットワーク130は、ユーザ認証と、アクセス許可と、トラッキングと、IP接続性と、他のアクセス、ルーティング、またはモビリティ機能とを与え得る。基地局105など、ネットワークデバイスのうちの少なくともいくつかは、アクセスノードコントローラ(ANC)の一例であり得る、アクセスネットワークエンティティなど、副構成要素を含み得る。各アクセスネットワークエンティティは、いくつかの(a number of)他のアクセスネットワーク送信エンティティを通していくつかのUE115と通信し得、その各々が、スマート無線ヘッド、または送信/受信ポイント(TRP)の一例であり得る。いくつかの構成では、各アクセスネットワークエンティティまたは基地局105の様々な機能は、様々なネットワークデバイス(たとえば、無線ヘッドおよびアクセスネットワークコントローラ)にわたって(across)分散されるか、または単一のネットワークデバイス(たとえば、基地局105)にコンソリデートされ得る。
[0088]ワイヤレス通信システム100は、700MHzから2600MHz(2.6GHz)までの周波数帯域を使用して超高周波数(UHF)周波数領域中で動作し得るが、いくつかのネットワーク(たとえば、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN))は、4GHzと同程度に高い周波数を使用し得る。この領域は、波長が長さ約1デシメートルから1メートルに及ぶ(range)ので、デシメートル帯域としても知られ得る。UHF波は、主に見通し線によって(mainly by line of sight)伝搬し得、建築物および環境特徴によって阻止され得る。しかしながら、波は、屋内に位置するUE115にサービスを提供するために壁を十分に透過し得る。UHF波の送信は、スペクトルの高周波(HF)または超短波(VHF)部分のより小さい周波数(およびより長い波)を使用する送信と比較してより小さいアンテナおよびより短い距離(たとえば、100km未満)によって特徴づけられる。いくつかの場合には、ワイヤレス通信システム100は、(たとえば、30GHzから300GHzまでの)スペクトルの極高周波(EHF)部分をも利用し得る。この領域は、波長が長さ約1ミリメートルから1センチメートルに及ぶので、ミリメートル帯域としても知られ得る。したがって、EHFアンテナは、UHFアンテナよりも一層小さく、より近接して離間し(more closely spaced)得る。いくつかの場合には、これは、(たとえば、指向性ビームフォーミングのための)UE115内のアンテナアレイの使用を促進し(facilitate)得る。しかしながら、EHF送信は、UHF送信よりも一層(even)大きい大気減衰および短い距離を受け(be subject to)得る。
[0089]したがって、ワイヤレス通信システム100は、UE115と基地局105との間のミリメートル波(mmW)通信をサポートし得る。mmW帯域またはEHF帯域中で動作するデバイスは、ビームフォーミングを可能にするために複数のアンテナを有し得る。すなわち、基地局105は、UE115との指向性(directional)通信のためのビームフォーミング動作を行う(conduct)ために、複数のアンテナまたはアンテナアレイを使用し得る。(空間フィルタ処理または指向性送信と呼ばれることもある)ビームフォーミングは、ターゲット受信機(たとえば、UE115)の方向において全体的な(overall)アンテナビームを整形(shape)および/またはステアリングするために送信機(たとえば、基地局105)において使用され得る信号処理技法である。これは、特定の角度における送信信号は強め合う(constructive)干渉を経験し、他のものは弱め合う(destructive)干渉を経験するように、アンテナアレイ中の要素を組み合わせることによって達成され得る。
[0090]多入力多出力(MIMO)ワイヤレスシステムは、送信機(たとえば、基地局105)と受信機(たとえば、UE115)の両方が複数のアンテナを装備する、送信機と受信機との間の送信方式を使用する。ワイヤレス通信システム100のいくつかの部分はビームフォーミングを使用し得る。たとえば、基地局105は、基地局105がUE115とのそれの通信におけるビームフォーミングのために使用し得るアンテナポートのいくつかの行および列をもつアンテナアレイを有し得る。信号は、異なる方向において複数回送信され得る(たとえば、各送信は別様に(differently)ビームフォーミングされ得る)。mmW受信機(たとえば、UE115)は、同期信号を受信しながら(while)複数のビーム(たとえば、アンテナサブアレイ)を試み得る。
[0091]いくつかの場合には、基地局105またはUE115のアンテナは、ビームフォーミングまたはMIMO動作をサポートし得る1つまたは複数のアンテナアレイ内に位置し(be located)得る。1つまたは複数の基地局アンテナまたはアンテナアレイは、アンテナ塔など、アンテナアセンブリにおいてコロケートされ得る。いくつかの場合には、基地局105に関連するアンテナまたはアンテナアレイは、多様な地理的ロケーション中に位置し得る。基地局105は、UE115との指向性通信のためのビームフォーミング動作を行うために、複数のアンテナまたはアンテナアレイを使用し得る。
[0092]いくつかの場合には、ワイヤレス通信システム100は、階層化(layered)プロトコルスタックに従って動作するパケットベースネットワークであり得る。ユーザプレーンでは、ベアラまたはパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP:Packet Data Convergence Protocol)レイヤにおける通信はIPベースであり得る。無線リンク制御(RLC:Radio Link Control)レイヤが、いくつかの場合には、論理チャネル上で通信するためにパケットセグメンテーションおよびリアセンブリを実行し得る。媒体アクセス制御(MAC:Medium Access Control)レイヤが、優先度処理と、トランスポートチャネルへの論理チャネルの多重化とを実行し得る。MACレイヤはまた、リンク効率を改善するために、MACレイヤにおける再送信を行うためにハイブリッドARQ(HARQ:Hybrid ARQ)を使用し得る。制御プレーンでは、無線リソース制御(RRC)プロトコルレイヤが、ユーザプレーンデータのための無線ベアラをサポートする、UE115とネットワークデバイス、基地局105、またはコアネットワーク130との間のRRC接続の確立と構成と維持とを行い得る。物理(PHY)レイヤにおいて、トランスポートチャネルは物理チャネルにマッピングされ得る。
[0093]LTEまたはNRにおける時間間隔は、(Ts=1/30,720,000秒のサンプリング期間であり得る)基本時間単位の倍数単位で(in multiples of a basic time unit)表され得る。時間リソースは、0から1023にわたるシステムフレーム番号(SFN)によって識別され得る、10msの長さの無線フレーム(Tf=307200Ts)に従って編成され得る。各フレームは、0から9までの番号を付けられた10個の1msサブフレームを含み得る。サブフレームは、2つの.5msスロットにさらに分割され得、その各々が(各シンボルにプリペンドされたサイクリックプレフィックスの長さに応じて)6つまたは7つの変調シンボル期間を含んでいる。サイクリックプレフィックスを除いて、各シンボルは2048個のサンプル期間を含んでいる。いくつかの場合には、サブフレームは、TTIとしても知られる、最も小さいスケジューリング単位であり得る。他の場合には、TTIは、サブフレームよりも短いことがあるか、または(たとえば、短いTTIバーストにおいて、または短いTTIを使用する選択されたコンポーネントキャリアにおいて)動的に選択され得る。
[0094]リソース要素は、1つのシンボル期間と、1つのサブキャリア(たとえば、15KHz周波数範囲)とからなり得る。リソースブロックは、周波数領域中に12個の連続するサブキャリアを含んでおり、各OFDMシンボル中のノーマルサイクリックプレフィックスについて、時間領域(1つのスロット)中に7つの連続するOFDMシンボルを含んでおり、すなわち84個のリソース要素を含んでいることがある。各リソース要素によって搬送されるビット数は、変調方式(各シンボル期間中に選択され得るシンボルの構成)に依存し得る。したがって、UEが受信するリソースブロックが多いほど、また変調方式が高いほど、データレートは高くなり得る。
[0095]ワイヤレス通信システム100は、複数のセルまたはキャリア上での動作、すなわち、キャリアアグリゲーション(CA)またはマルチキャリア動作と呼ばれることがある特徴をサポートし得る。キャリアは、コンポーネントキャリア(CC)、レイヤ、チャネルなどと呼ばれることもある。「キャリア」、「コンポーネントキャリア」、「セル」、および「チャネル」という用語は、本明細書では互換的に使用され得る。UE115は、キャリアアグリゲーションのために、複数のダウンリンクCCと1つまたは複数のアップリンクCCとで構成され得る。キャリアアグリゲーションは、FDDコンポーネントキャリアとTDDコンポーネントキャリアの両方とともに使用され得る。
[0096]いくつかの場合には、ワイヤレス通信システム100は拡張コンポーネントキャリア(eCC)を利用し得る。eCCは、より広い帯域幅と、より短いシンボル持続時間と、より短いTTIと、変更された制御チャネル構成とを含む、1つまたは複数の特徴によって特徴づけられ得る。いくつかの場合には、eCCは、(たとえば、複数のサービングセルが準最適または理想的でないバックホールリンクを有するとき)キャリアアグリゲーション構成またはデュアル接続性構成に関連し得る。eCCはまた、(2つ以上の事業者が、スペクトルを使用することを許可された場合)無認可スペクトルまたは共有スペクトルにおいて使用するために構成され得る。広帯域幅によって特徴づけられるeCCは、全帯域幅を監視することが可能でないか、または(たとえば、電力を節約するために)限られた帯域幅を使用することを選好するUE115によって利用され得る1つまたは複数のセグメントを含み得る。
[0097]いくつかの場合には、eCCは、他のCCとは異なるシンボル持続時間を利用し得、これは、他のCCのシンボル持続時間と比較して低減されたシンボル持続時間の使用を含み得る。より短いシンボル持続時間は、増加されたサブキャリア間隔に関連する。eCCを利用する、UE115または基地局105などのデバイスは、低減されたシンボル持続時間(たとえば、16.67マイクロ秒)において広帯域信号(たとえば、20、40、60、80MHzなど)を送信し得る。eCC中のTTIは、1つまたは複数のシンボルからなり得る。いくつかの場合には、TTI持続時間(すなわち、TTI中のシンボルの数)は可変であり得る。
[0098]共有無線周波数スペクトル帯域が、NR共有スペクトルシステムにおいて利用され得る。たとえば、NR共有スペクトルは、特に、認可スペクトルと、共有スペクトルと、無認可スペクトルとの任意の組合せを利用し得る。eCCシンボル持続時間とサブキャリア間隔とのフレキシビリティは、複数のスペクトルにわたるeCCの使用を可能にし得る。いくつかの例では、NR共有スペクトルは、詳細には(specifically)リソースの動的垂直(たとえば、周波数にわたる)共有と水平(たとえば、時間にわたる)共有とを通して、スペクトル利用率とスペクトル効率とを増加させ得る。
[0099]いくつかの場合には、ワイヤレス通信システム100は、認可無線周波数スペクトル帯域と無認可無線周波数スペクトル帯域の両方を利用し得る。たとえば、ワイヤレス通信システム100は、5Ghz産業科学医療用(ISM)帯域などの無認可帯域中でLTEライセンス支援型アクセス(LTE−LAA)またはLTE無認可(LTE−U)無線アクセス技術あるいはNR技術を採用し得る。無認可無線周波数スペクトル帯域中で動作するとき、基地局105およびUE115などのワイヤレスデバイスは、データを送信する前にチャネルがクリアであることを保証するために、リッスンビフォアトーク(LBT)プロシージャを採用し得る。いくつかの場合には、無認可帯域中の動作は、認可帯域中で動作するCCとともに(in conjunction with)、CA構成に基づき得る。無認可スペクトルにおける動作は、ダウンリンク送信、アップリンク送信、またはその両方を含み得る。無認可スペクトルにおける複信は、周波数分割複信(FDD)、時分割複信(TDD)、またはその両方の組合せに基づき得る。
[0100]説明される技法は、フォールスアラームレート、早期終了決定をサポートすることによってデコーダ性能、コードワードに符号化された制御情報ベクトルのビット長を決定する受信機の能力を改善する。
[0101]図2は、本開示の様々な態様による、ポーラコードのためのサイズあいまいさ低減およびフォールスアラームレート低減をサポートするワイヤレス通信システム200における送信機の例示的な図を示す。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム200は、ワイヤレス通信システム100の態様を実装し得る。ワイヤレス通信システム200は、(図3に示されている)基地局105−aとUE115−aとを含み得る。基地局105−aは、図1の基地局105の一例であり、ユーザ機器115−aは、図1のユーザ機器115の一例である。
[0102]基地局105−aは、制御情報を生成し、ワイヤレス通信チャネル245を介してUE115−aに、異なる基地局に、または他のデバイスに送信されるコードワードに制御情報をポーラ符号化し得る。他の例では、ユーザ機器115−aは、制御情報を生成し、これらの同じ技法を使用して、基地局105−a、別のUE、または他のデバイスへの送信のために制御情報をポーラ符号化し得る。その上、基地局105−aおよびユーザ機器115−a以外の(other than)デバイスが、本明細書で説明される技法を使用し得る。
[0103]図示された例では、基地局105−aは、データソース205と、第1のEDC生成器210と、第2のEDC生成器215と、スクランブラ220と、ポーラエンコーダ225と、スクランブラ/インターリーバ230と、レートマッチャ235と、変調器240とを含み得る。データソース205は、符号化され、UE115−aに送信されるべき制御情報(たとえば、DCI)を与え得る。制御情報は、k個の情報ビットのシーケンスを含む情報ベクトルであり得、ただし、kは正の整数である。データソース205は、ネットワーク、ストレージデバイスなどに結合され得る。データソース205は、第1のEDC生成器210に制御情報ベクトルを出力し得る。
[0104]第1のEDC生成器210は、EDC値を生成するために情報ベクトルに誤り検出アルゴリズムを適用し得る。EDC値は、UE115−aが、たとえば、ワイヤレス通信チャネル245における雑音によって引き起こされる破損により(due to)、情報ベクトル中の誤りを検出することを可能にするための(to)、1つまたは複数のビットのシーケンスであり得る。いくつかの例では、EDC値を計算するために使用される誤り検出アルゴリズムについての可変状態は、非全0状態に初期化され得る。誤り検出アルゴリズムは、1つまたは複数のEDC値を生成するために制御情報のビットに適用され得る。一例では、誤り検出アルゴリズム(たとえば、EDC計算アルゴリズム)はCRCアルゴリズムであり得、EDC値はCRC値であり得る。いくつかの例では、EDC値のビットは、ポーラ符号化コードワードを生成するためにポーラコードで符号化されるべきであるデータブロック全体にわたって分散され得、本明細書では分散EDC(たとえば、分散CRC)と呼ばれることがある。データブロックは、凍結ビットと、情報ビットと、1つまたは複数のEDC値のビットとを含み得る。いくつかの場合には、ポーラコードの凍結ビットが各々「0」として設定され得、初期化された可変状態のビットシーケンス中の最高すべてのビットが「1」として設定され得、したがって、誤り検出アルゴリズムは、ポーラコードの凍結ビットに関連する値とは異なる少なくとも1つのビット値を有する可変状態を用いて初期化され得る。
[0105]ビット単位の(in bits)EDC値の長さは、UE115−aが、情報ベクトルを含む受信されたメッセージ中の誤りを識別し、フォールスアラームレートを抑圧することを可能にするように選択され得る。いくつかの例では、EDC値の選択されたビット数jは、定義されたフォールスアラームレート、定義された検出レート、またはその両方に少なくとも部分的に基づき得、ただし、jは正の整数である。第1のEDC生成器210は、k+j個のビットを有する第1のペイロードを生成するためにEDC値を情報ベクトルに付加し(append)得、ただし、k+jはN未満(less than)である。別の例では、EDC値は、制御情報ベクトル内の1つまたは複数のビットの関数であり得る1つまたは複数のパリティ検査ビットであり得る。一例では、パリティ検査ビットは、ストリング中の1のビット(1-bits in the string)の総数が偶数または奇数であることを保証するために、バイナリビットのストリングに追加され得る。第1のEDC生成器210は、制御情報ベクトル内の(within)1つまたは複数のロケーションにおいて1つまたは複数のパリティ検査ビットを挿入することによって、第1のペイロードを生成し得る。送信機および受信機は、EDC値のビットロケーションを知り得、受信機は、誤り検出を実行するためにEDC値を処理し得る。第1のEDC生成器210は、第2のEDC生成器215に第1のペイロードを出力し得る。
[0106]第2のEDC生成器215は、制御情報ベクトルまたは(第1のEDC生成器210によって生成された(generated)EDC値を含む)第1のペイロードの関数として第2のEDC値を生成し得る。第2のEDC値は、CRC値、1つまたは複数のパリティ検査ビットなどであり得る。第2のEDC生成器215は、それが随意であるので、破線で示されている。基地局105−aはまた、3つ以上の(more than two)EDC値を生成する3つ以上のEDC生成器を含み得る。第2のEDC生成器215は、制御情報ベクトル内の1つまたは複数のロケーションにおいて(at)第2のEDC値を挿入することによって、第2のペイロードを生成し得る。一例では、第2のEDC値はj’個のビットを含み得、第2のペイロードはk+j+j’個のビットを含み得、ただし、k+j+j’はN未満である。送信機および受信機は、第2のEDC値のビットロケーションを知り得、受信機は、誤り検出を実行するためにEDC値を処理し得る。第2のEDC生成器215は、スクランブラ220にペイロードを出力し得る。
[0107]スクランブラ220は、長さNのデータブロックを生成するために第2のペイロードに凍結ビットシーケンスを追加し得、スクランブラ220は、データブロックの一部または全部のビットをスクランブルし得る。上述のように、長さNはポーラコードのサブチャネルの数に対応し得、凍結ビットシーケンスは、長さNのデータブロックを生成するために追加され得る。スクランブラ220は、凍結ビットのうちの1つまたは複数、k個の情報ビット、EDC値のうちの1つまたは複数、またはそれらの任意の組合せをスクランブルするためにマスクを適用し得る。マスクは、たとえば、UE115−aの識別子(たとえば、C−RNTI)であり得る。スクランブラ220は、それが随意であるので、破線で示されている。スクランブラ220は、ポーラエンコーダ225に長さNのデータブロックを出力し得る。
[0108]ポーラエンコーダ225は、ポーラ符号化コードワードを生成するためにデータブロックをポーラ符号化し得る。随意の第2のEDC生成器215および随意のスクランブラ220が含まれない場合、ポーラエンコーダ225は、ポーラ符号化のために長さNのデータブロックを生成するために、第1のペイロードまたは第2のペイロードに凍結ビットシーケンスを追加し得る。凍結ビットシーケンス中の各凍結ビットは、0など、定義された値に設定され(be set to)得る。ポーラエンコーダ225は、長さNのポーラ符号化コードワードをスクランブラ/インターリーバ230に、またはレートマッチャ235に出力し得る。
[0109]スクランブラ/インターリーバ230は、ポーラ符号化コードワードに対して(on)スクランブリング動作またはインターリービング動作の一方または両方を実行し得る。スクランブラ/インターリーバ230は、スクランブルされたポーラ符号化コードワードを生成するために、マスクを用いてポーラ符号化コードワードをスクランブルし得る。マスクは、たとえば、制御情報ベクトルのビット長の関数であり得、各異なるビット長に対して特有(unique)であるか、異なり得る。ポーラ符号化コードワードをスクランブルする代わりに、またはそれに加えて、スクランブラ/インターリーバ230は、ポーラ符号化コードワードに対してインターリービングを実行し得る。インターリービングは、ポーラ符号化コードワードのビットを並べ替えること(rearranging)を伴い(involve)得る。インターリービング技法は、たとえば、制御情報ベクトルのビット長の関数であり得、特有の、または異なるインターリービング技法が、各異なるビット長に適用され得る。スクランブラ/インターリーバ230は、変更されたポーラ符号化コードワードを生成し得る。変更されたポーラ符号化コードワードは、長さNを有し得、スクランブリング、インターリービング、またはその両方の後の(after)ポーラ符号化コードワードであり得る。スクランブラ/インターリーバ230は、それが随意であるので、破線で示されている。スクランブラ/インターリーバ230は、レートマッチャ235に変更されたポーラ符号化コードワードを出力し得る。
[0110]レートマッチャ235は、ポーラエンコーダ225から受信されたポーラ符号化コードワード、またはスクランブラ/インターリーバ230から受信された変更されたポーラ符号化コードワードに対してレートマッチングを実行し得る。レートマッチングは、特定のTTI中の送信のためにコードワードのコード化ビットのうちのいくつかを選択することを伴い得る。たとえば、レートマッチャ235は、ポーラ符号化コードワードまたは変更されたポーラ符号化コードワードのN個のビットのうちのいくつかをパンクチャし、送信のためにN個のビットのうちのM個を出力し得、ただし、Mは、N未満の正の整数である。いくつかの場合には、レートマッチャ235は、送信のためにM個のビットを生成および出力するために、ポーラ符号化コードワードのN個のビットのうちの1つまたは複数のビットを繰り返し得、ただし、MはNよりも大きい。レートマッチャ235は、変調器240にレートマッチングされたポーラ符号化コードワードを出力し得る。変調器240は、ポーラ符号化コードワードを搬送する信号を雑音でひずませ得るワイヤレス通信チャネル245を介してUE115−aへの送信のためにレートマッチングされたポーラ符号化コードワードを変調し得る。
[0111]図3は、本開示の様々な態様による、ポーラコードのためのサイズあいまいさ低減およびフォールスアラームレート低減をサポートするワイヤレス通信システムにおける受信機の例示的な図300を示す。図示された例では、受信機は、図1のUE115の一例であるUE115−aである。UE115−aは、ポーラ符号化コードワードを含む信号を受信し得る。一例では、UE115−aは、復調器305と、デスクランブラ/デインターリーバ310と、リストデコーダ315と、デスクランブラ320と、誤り検出器325と、データシンク330とを含み得る。
[0112]UE115−aがポーラ符号化コードワード中の制御情報ベクトルのビット長に気づいていない(is unaware of)ので、UE115−aは、複数の復号仮説に従って、受信された信号を処理し得る。復号仮説は、制御情報ベクトルのビット長が可能なビット長のうちの特定の長さであるということであり得る。たとえば、DCIが5つの異なるビット長のうちの1つを有し得る場合、UE115−aは、5つの異なる復号仮説、すなわち、5つの異なるビット長の各々について(for)1つの復号仮説を有し得る。UE115−aは、復号仮説のうちの1つまたは複数を除去するように、ポーラ符号化コードワードを含む信号を処理し得る。単一の復号仮説からの単一のビットシーケンスを除く(but)すべてが除去され得る場合、UE115−aは、それが、ポーラ符号化コードワードを含む信号を正常に(successfully)復号することができたと決定する。仮説のすべてが除去され得るか、または2つまたはそれ以上の(two or more)仮説が除去され得ない(cannot)場合、UE115−aは復号誤りを宣言する。
[0113]復調器305は、送信されたポーラ符号化コードワードを含む信号を受信し、復調された信号をデスクランブラ/デインターリーバ310に入力し得る。(1つまたは複数の)復調された信号は、たとえば、受信されたビットの確率値が「0」または「1」であることを表す対数尤度比(LLR:logarithmic-likelihood ratio)値のシーケンスであり得る。デスクランブラ/デインターリーバ310は、スクランブラ/インターリーバ230によって実行される動作に対して(to)逆である動作を実行し得る。デスクランブラ/デインターリーバ310は、異なる復号仮説の各々に従ってLLR値をデスクランブルするか、デインターリーブするか、またはその両方を行い得る。デスクランブラ/デインターリーバ310は、随意であり、スクランブラ/インターリーバ230が基地局105−aによって使用されない場合、省略され得る。デスクランブラ/デインターリーバ310は、各復号仮説について(for)、リストデコーダ315に、デスクランブルされた、デインターリーブされた、またはその両方が行われたLLR値のセットを出力し得る。
[0114]リストデコーダ315は、各復号仮説についてLLR値の各セットに対して(on)リスト復号アルゴリズム(たとえば、逐次消去リスト(SCL:Successive Cancellation List)復号CRC支援SCL復号、など)を実行し得る。いくつかの場合には、SCL復号は、ポーラ符号化コードワードを復号するために使用され得る。SCL復号では、デコーダ315は、コードツリーを通る候補経路を決定し、計算複雑さを制限するために、各復号レベルにおけるコードツリーを通るリストサイズL個の経路を保ち得るにすぎない(only)。候補経路は、本明細書では復号経路と呼ばれることもある。一例では、復号中に、候補経路は、「0」または「1」の硬判定値を通してコードツリーの各サブチャネルにおいて拡張され得る。1つの追加のビットだけ(by)L個の候補経路を拡張することは、2L個の可能な経路を生じる。SCL復号では、デコーダは、各候補経路について経路メトリックを計算し、最良の経路メトリック(best path metrics)を有する、2L個の可能な経路のうちのL個の経路を選択し得る。経路メトリックは、候補経路に沿ってビット値間(from bit value to bit value)を遷移するためのコストの和であり得る。特定の値を有するビットを候補経路に追加することは、そのビット値が正しい確率(a probability of the bit value being correct)を表すコストに関連し得る。各候補経路は、コードツリーを通るビットシーケンスに対応し得、その(that)ビットシーケンスのための経路メトリックに関連し得る。リストデコーダ315は、デスクランブラ320に、各復号仮説についてのリストサイズLの復号候補ビットシーケンスと対応する経路メトリックとを出力し得る。
[0115]デスクランブラ320は、スクランブラ220によって実行される動作に対して逆である動作を実行し得る。各復号仮説についてのビットシーケンスのリストサイズLについて、デスクランブラ320は、マスクを使用してビットシーケンスの各々をデスクランブルし得る。マスクは、たとえば、UE115−aの識別子(たとえば、C−RNTI)であり得る。UE115−aは、各復号仮説について、凍結ビット、k個の情報ビット、EDC値のうちの1つまたは複数、またはそれらの任意の組合せ、のロケーションに気づいていることがあり、各復号仮説について、リストサイズLのデスクランブルされたビットシーケンスを生成するために、凍結ビット、k個の情報ビット、EDC値のうちの1つまたは複数、またはそれらの任意の組合せをデスクランブルし得る。デスクランブラ320は、随意であり、スクランブラ220が基地局105−aによって使用されない場合、省略され得る。デスクランブラ320は、各復号仮説について、誤り検出器325に、リストサイズLのデスクランブルされた復号候補ビットシーケンスを出力し得る。デスクランブラ320が省略された場合、リストデコーダ315は、各復号仮説について、誤り検出器325に、リストサイズLの復号候補ビットシーケンスを出力し得る。
[0116]誤り検出器325は、EDC値の生成のための復号仮説についての復号候補ビットシーケンスのペイロード部分を抽出し得る。ペイロード部分は、情報ビットとEDCビットとを含み得る。誤り検出器325は、復号候補ビットシーケンスから1つまたは複数のEDC値を抽出し得、第1のEDC生成器210と第2の(または追加の)EDC生成器215とによって使用される同じEDCアルゴリズムを使用して復号候補ビットシーケンスから1つまたは複数のEDC値を計算し、抽出された1つまたは複数のEDC値が、計算された1つまたは複数のEDC値に対応するかどうかを決定し(たとえば、それらが一致するかどうかを決定するために比較し)得る。この例では、UE115−aは、各復号仮説についての復号候補ビットシーケンス内の各EDC値のロケーションと、情報ビットのロケーションとに気づいていることがある。いくつかの例では、誤り検出器325は、復号候補ビットシーケンスのいずれかが復号仮説のいずれかについて誤り検出をパスするかどうかを決定し得る。
[0117]誤り検出器325は、各復号仮説について経路メトリック順序で復号候補ビットシーケンスを検査し、最良の経路メトリックを有する復号候補ビットシーケンスが最初に検査され、続いて、次善の(next best)経路メトリックを有する復号候補ビットシーケンスが検査され、以下同様であり得る。特定の復号仮説について、誤り検出器325は、復号候補ビットシーケンスが誤り検出をパスした(passes)とき、またはすべての復号候補ビットシーケンスがその復号仮説について失敗した(fail)とき、停止し得る。1つの復号仮説を除くすべてが除去され得る場合、UE115−aは、それが、ポーラ符号化コードワードを含む信号を正常に復号することができたと決定する。誤り検出器325は、誤り検出をパスした復号仮説について、復号候補ビットシーケンスから制御情報ベクトルを抽出し得る。仮説のすべてが除去されるか、または2つまたはそれ以上の仮説が除去され得ない場合、UE115−aは復号誤りを宣言する。
[0118]誤り検出器325は復号出力状態を出力し得る。復号出力状態は、各復号仮説についての復号候補ビットシーケンスの一部または全部が失敗した場合、復号誤りを識別し得る。復号出力状態は、EDC検査をパスした復号候補ビットシーケンスから抽出された復号された制御情報を含み得る。一例では、ポーラ符号化コードワードを正常に復号することができた場合、誤り検出器325は、使用、記憶、別のデバイスへの通信(たとえば、ワイヤードまたはワイヤレス通信チャネルを介した送信)、ネットワークを介した通信などのために、データシンク330に、誤り検出をパスした復号候補ビットシーケンスから抽出された制御情報(たとえば、DCI)を出力し得る。上述のように、図2の例は、基地局105−aが符号化を実行することについて説明し、図3の例は、ユーザ機器115−aが復号を実行することについて説明するが、その役割は逆転され得る。その上、基地局105−aおよびユーザ機器115−a以外のデバイスが、符号化および復号を実行し得る。
[0119]本明細書で説明される技法は、UE115−aが、どの長さの制御情報ベクトルが基地局105−aによって送信されたかを決定することができないことを防ぐ、一致する(matching)EDC値を有する可能性を低減する。図4は、本開示の様々な態様による、ポーラコードのためのサイズあいまいさ低減およびフォールスアラームレート低減をサポートするデータブロックの例示的な図400を示す。いくつかの例では、基地局105−aは、複数の異なるビット長から制御情報ベクトルのためのビット長を選択し得る。第1の制御情報ベクトル405−aはk個の情報ビットを含み得、第2の制御情報ベクトル405−bはk’個の情報ビットを含み得、ただし、k’<kである。図示された例では、制御情報ベクトル405−a、405−bは左側に示されており、長さNのデータブロック450−a、450−bは右側に示されている。データブロック450−a、450−bは、ポーラエンコーダ225によるポーラ符号化のためにポーラコードのサブチャネル0〜N−1に入力される。データブロック450−a、450−bの下の(underneath)ハッシュマークが、それぞれのサブチャネルにロードされるべきビットを表し、一定の縮尺であることも一定の縮尺でないこともある(may or might not be to scale)。データブロック450−a、450−bは、第1のEDC生成器210のみを含み、第2のEDC生成器215を含まない、図2の基地局105−aに対応する。
[0120]データブロック450−aは、凍結ビット410−aと、制御情報ベクトル405−aのk個の情報ビットと、k個の情報ビットに基づいて第1のEDC生成器210によって生成されたEDC値のEDCビット415−aとのシーケンスを含み得る。データブロック450−bは、凍結ビット410−bと、制御情報ベクトル405−bのk’個の情報ビットと、k’個の情報ビットに基づいて第1のEDC生成器210によって生成されたEDC値のEDCビット415−bとのシーケンスを含み得る。
[0121]従来のシステムでは、制御情報ベクトル405−aが、凍結ビット410−bの値に一致する値を有する情報ビットのサブシーケンスを含み得る事例がある。たとえば、情報ビット420のサブシーケンスは、各々が0のビット値を有するビットシーケンスを含み得、凍結ビット410−bは、各々、0のビット値に設定され得る。そのようなシナリオでは、データブロック450−aのEDCビット415−aと、データブロック450−bのEDCビット415−bとは、同じ値を有し得る。したがって、UE115−aは、基地局105−aがk個の情報ビットを送信したのか、k’個の情報ビットを送信したのかを決定することができないことがある。そのようなシナリオでは、UE115−aは、復号誤りを決定し得るか、またはいくつかの事例では、基地局105−aによって送信された制御情報ビットベクトルのビット長を間違って(incorrectly)決定し得る。
[0122]以下は、UE115−aが、基地局105−aによって送信された制御情報ビットベクトルのどのビット長かを決定することができない可能性を低減するために、ポーラ符号化コードワードを生成するために、基地局105−aによって使用されるいくつかの異なる技法を提供する。例は、個々にまたは任意の組合せで使用され得る。
[0123]一例では、基地局105−aは、EDC値を生成するために第1のEDC生成器210(または他のEDC生成器)によって使用されるEDCアルゴリズムについての可変状態を初期化し得る。いくつかの例では、EDCはCRC算出であり得、線形フィードバックシフトレジスタが、CRC算出を実行するために使用され得る。CRC算出は、従来のシステムにおいて、従来、CRC値を計算するために使用される多項式の次数Pに対応する0のシーケンスである初期状態(たとえば、全0初期状態)から始め得、ただし、Pは正の整数である(たとえば、線形フィードバックシフトレジスタは、P個の0で最初にロードされる)。CRC算出のために全0初期状態を使用することは、それが、情報ビット420の全0サブシーケンスと凍結ビット410の全0シーケンスとについて同じCRC状態(たとえば、全0CRC状態)を生じ得るので(as)問題になる。
[0124]このシナリオを回避するために、基地局105−aは、非全0状態を用いて(with)EDCアルゴリズムについての可変状態を初期化し得る。一例では、可変状態は、そのうちの少なくとも1つが非0値を有するビットのシーケンスであり得る。いくつかの例では、可変状態は、すべて1(all ones)のシーケンスであり得、シーケンスは、UE115−aの識別子(たとえば、C−RNTI)の一部または全部などを含み得る。第1のEDC生成器210は、非全0初期可変状態を使用してEDC値を生成し、したがって、非全0EDC値を有し得る。いくつかの例では、基地局105−aは、1つまたは複数のEDC値を生成するために、制御情報ベクトルの情報ビットに、可変状態を用いて初期化されたEDCアルゴリズムを適用し得る。いくつかの例では、(1つまたは複数の)EDC値のビットは、ポーラ符号化されるべきであるデータブロック全体にわたって分散され得る。いくつかの場合には、ポーラコードの凍結ビットが各々0として設定され得、可変状態のビットシーケンス中の最高すべてのビットが、1に設定され得、したがって、EDC計算アルゴリズムは、ポーラコードの凍結ビットに関連する値とは異なる少なくとも1つのビット値を有する可変状態を用いて初期化され得る。有益には、EDC算出のために非全0初期可変状態を使用することは、第1のEDC生成器210が、異なるビット長を有する制御情報ビットベクトルについて異なるEDC値を生成することを生じ得る。したがって、EDCビット415−aは、情報ビット420のサブシーケンスと凍結ビット410とが、各々同じ長さの全0シーケンスであるときでも(even when)、異なる長さを有する制御情報ベクトル405−a、405−bにより(due to)、EDCビット415−aとは異なり得る。
[0125]UE115−aの誤り検出器325は、誤り検出のために、EDC値を計算するために同じ非全0初期可変状態を使用し得る。そうするために、誤り検出器325は、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分を使用してEDC値を計算し得る。図4では、長さkの復号仮説の場合(for)、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分は、データブロック450−a内の制御情報ベクトル405−aのロケーションに対応し得る。長さk’の復号仮説の場合、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分は、データブロック450−b内の制御情報ベクトル405−bのロケーションに対応し得る。EDCアルゴリズムが非全0初期可変状態を用いて初期化されるので、誤り検出器325は、制御情報ベクトル405−a、405−bの異なるビット長により異なるEDC値を生成し、したがって、誤り検出器325は、異なる長さを有する制御情報ベクトル405−aと制御情報ベクトル405−bとを区別することが可能であり得る。
[0126]いくつかの場合には、第1のEDC生成器210は非全0初期可変状態を使用してEDC値を生成し得、マスキングされたEDC値を生成するためにマスクを用いてEDC値をスクランブルし得、ただし、マスクは、UE115−aの識別子(たとえば、C−RNTI)であり得る。UE115−aの誤り検出器325は、どのマスクが使用されたかに気づいていることがあり、誤り検出中に同じマスクを使用して、マスキングされたEDC値をデスクランブルし得る。
[0127]別の例では、基地局105−aは、制御情報ビットベクトル405の始まりにおいて分界(demarcation)ビットを挿入し得る。分界ビットは、凍結ビット410の終わりと制御情報ビットベクトル405の始まりとを示す(signify)ために、1のビット値に設定され得る。異なるビット長のために、データブロック450の各々内の分界ビットのロケーションは変動し、それにより(resulting in)、第1のEDC生成器210が、制御情報ビットベクトル405のビット長の関数として異なるEDC値を生成することになり得る。誤り検出器325は、EDCアルゴリズムを使用して復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についてのEDC値を計算し得、ただし(where)、ペイロード部分は、データブロック450内の制御情報ベクトル405(たとえば、データブロック450−a内の制御情報ベクトル405−a)のロケーションに対応する。誤り検出器325は、ペイロード部分についての復号出力状態(たとえば、復号誤り、制御情報ベクトル405のビット)を出力し得る。
[0128]別の例では、基地局105−aは、異なる長さを有する制御情報ベクトル405−aと制御情報ベクトル405−bとを区別するために使用され得るEDC値を生成するために情報ビットに対してビット反転を実行し得る。一例では、第1のEDC生成器210は、情報ビットのビット順序を反転させ、次いで、ビット反転された情報ビットを使用してEDC値を生成し得る。たとえば、第1のEDC生成器210は、情報ビットを処理し、情報ビットが全0ビットのサブシーケンス420を含むと決定し、それにより、UE115−aは、k個の情報ビットが送信されたのか、k’個の情報ビットが送信されたのかを区別することができなくなり得る。第1のEDC生成器210は、ビット反転された情報ビットの関数としてEDCを生成し得る。ビット反転のために、k個のビット反転された情報ビットから生成された第1のEDC値は、k’個の情報ビットとサブシーケンス420とを含むビット反転されたビットシーケンスから生成された第2のEDC値とは異なり得る。
[0129]UE115−aの誤り検出器325は、EDCビット415がビット反転された情報ビットを使用して計算されたことに気づいていることがある。誤り検出器325は、復号候補ビットシーケンスから情報ビット部分(たとえば、データブロック450−a内の制御情報ベクトル405−aのロケーションに対応する、データブロック450−b内の制御情報ベクトル405−bのロケーションに対応するなど)を抽出し、情報ビット部分のビットに対してビット反転を実行し、情報ビット部分のビット反転されたビットを使用してEDC値を計算し、計算されたEDC値を、復号候補ビットシーケンスのEDC部分からのビットと比較し得る。比較が一致を生じた(および他のいかなる(no other)ビットシーケンスも、一致する計算および抽出されたEDC値を有しない)場合、誤り検出器325は、制御情報ビットベクトル405として、復号候補ビットシーケンスから情報ビット部分のビットを含む復号出力状態を出力する。他の場合、誤り検出器325は、復号誤りを宣言する復号出力状態を出力する。
[0130]さらなる一例では、基地局105−aは、送信されている制御情報ビットベクトルのビット長の関数である、異なるマスク、インターリービング技法、またはその両方を用いて、ポーラ符号化コードワードをスクランブルするか、インターリーブするか、またはその両方を行い得る。一例では、基地局105−aのスクランブラ/インターリーバ230は、スクランブルされたポーラ符号化コードワードを生成するために、マスクを用いてポーラ符号化コードワードをスクランブルし得る。マスクは、たとえば、制御情報ベクトルのビット長の関数であり得る。たとえば、DCIの各異なるビット長は異なるマスクに割り当てられ得、特有の、または異なるマスクが、各異なるビット長に適用され得る。スクランブラ/インターリーバ230は、符号化されている制御情報ベクトルのビット長に関連するマスクを選択し、変更されたポーラ符号化コードワードを生成するために選択されたマスクを用いてポーラ符号化コードワードをスクランブルし得る。
[0131]ポーラ符号化コードワードをスクランブルする代わりに、またはそれに加えて、スクランブラ/インターリーバ230は、ポーラ符号化コードワードに対してインターリービングを実行すること得る。インターリービングは、ポーラ符号化コードワードのビットを並べ替えることを伴い得る。インターリービング技法は、たとえば、制御情報ベクトルのビット長の関数であり得、特有の、または異なるインターリービング技法が、各異なるビット長に適用され得る。スクランブラ/インターリーバ230は、符号化されている制御情報ベクトルのビット長に関連するインターリービング技法を選択し、変更されたポーラ符号化コードワードを生成するためにポーラ符号化コードワードに選択されたインターリービング技法を適用し得る。変更されたポーラ符号化コードワードは、長さNを有し、スクランブリング、インターリービング、またはその両方の後のポーラ符号化コードワードであり得る。
[0132]スクランブリング、インターリービング、またはその両方が、送信されている制御情報ビットベクトルのビット長の関数であり、UE115−aが、制御情報ビットベクトルのビット長とスクランブリング/インターリービングとの間の関係に気づいていることがあるので、UE115−aは、制御情報ビットベクトルのどのビット長が送信されたかを決定するためにその知られている関係を使用し得る。一例では、デスクランブラ/デインターリーバ310は、スクランブラ/インターリーバ230によって実行される動作に対して逆である動作を実行し得る。UE115−aのデスクランブラ/デインターリーバ310は、異なる復号仮説の各々に従ってLLR値をデスクランブルするか、デインターリーブするか、またはその両方を行い得る。たとえば、デスクランブラ/デインターリーバ310は、異なるマスクを使用してLLR値の複数のデスクランブルされたセットを生成し得、ただし、LLR値の各デスクランブルされたセットは、マスクのうちの特定の1つと、対応する復号仮説とに対応する。
[0133]別の例では、デスクランブラ/デインターリーバ310は、異なるインターリービング技法と対応する復号仮説とに基づいてLLR値の複数のデインターリーブされたセットを生成し得、ただし、LLR値の各デインターリーブされたセットは、インターリービング技法のうちの特定の1つに対応する。いくつかの例では、デスクランブラ/デインターリーバ310は、デスクランブリングとデインターリービングの両方を実行し得る。
[0134]誤り検出器325は、1つまたは複数の復号仮説について、デスクランブラ/デインターリーバ310によって実行されるデスクランブリング、デインターリービング、またはその両方の関数である、1つまたは複数のデスクランブル/デインターリーブされた復号候補ビットシーケンスを受信し得る。誤り検出器325は、または複数のデスクランブル/デインターリーブされたビットシーケンスのペイロード部分(たとえば、情報ビット部分および/またはEDCビット部分)から、1つまたは複数のEDC値を抽出し、デスクランブル/デインターリーブされたビットシーケンスの情報ビット部分から1つまたは複数のEDC値を計算し得る。デスクランブラ/デインターリーバ310によって実行されるデスクランブリング、デインターリービング、またはその両方が、スクランブラ/インターリーバ230によって実行されるスクランブリング、インターリービング、またはその両方とは異なる場合、誤り検出器325は、抽出された1つまたは複数のEDC値が計算された1つまたは複数のEDC値とは異なると決定し、それにより、誤り検出器325が、異なるビット長を有する制御情報ベクトルを区別することを可能にし得る。したがって、UE115−aは、デスクランブル/デインターリーブされたビットシーケンスと、基地局105−aのスクランブラ/インターリーバ230によって実行されるスクランブリング/インターリービングに対して逆である様式(manner)でデスクランブル/デインターリーブしない対応する復号仮説とを廃棄し(discard)得る。
[0135]別の例では、基地局105−aは、UE115−aが異なるビット長を有する制御情報ベクトルを区別することを可能にする(permit)ために、データブロックのポーラ符号化より前に、凍結ビット、情報ビット、EDCビット、またはそれらの任意の組合せをスクランブルし得る。基地局105−aのスクランブラ220は、凍結ビットのうちの1つまたは複数、k個の情報ビット、EDC値のうちの1つまたは複数、またはそれらの任意の組合せをスクランブルするためにマスクを適用し得る。マスクは、たとえば、UE115−aの識別子(たとえば、C−RNTI)であり得る。スクランブラ220は、ポーラ符号化のためにポーラエンコーダ225に長さNのデータブロックを出力し得る。いくつかの例では、スクランブラ220は、情報ビットがUE固有であるのか、UEのグループに共通であるのか否かに基づいて、異なるスクランブリングを実行し得る。一例では、スクランブラ220は、制御チャネル(たとえば、PDCCH)のUE固有探索空間内のUE固有情報ビット中のUE115−aの識別子であるマスクを使用して、凍結ビット、情報ビット、EDCビット、またはそれらの任意の組合せをスクランブルし得る。共通探索空間の場合、スクランブラ220は、UE115−aの識別子であるマスクまたは異なるマスクを使用して、凍結ビット、情報ビット、EDCビット、またはそれらの任意の組合せをスクランブルし得る。
[0136]UE115−aのデスクランブラ320は、スクランブラ220によって実行される動作に対して逆である動作を実行し得る。各復号仮説についてのビットシーケンスのリストサイズLについて、デスクランブラ320は、マスクを使用してビットシーケンスの各々をデスクランブルし得る。マスクは、たとえば、UE115−aの識別子(たとえば、C−RNTI)であり得る。UE115−aは、各復号仮説について、凍結ビットのロケーション、k個の情報ビットのロケーション、EDC値のうちの1つまたは複数のロケーション、またはそれらの任意の組合せに気づいていることがある。UE115−aのリストデコーダ315は、データブロック内の、凍結ビットのロケーション、k個の情報ビットのロケーション、EDC値のうちの1つまたは複数のロケーション、またはそれらの任意の組合せに対応する復号候補ビットシーケンスのペイロード部分を抽出し得る。デスクランブラ320は、各復号仮説についてリストサイズLのデスクランブルされたビットシーケンスを生成するために、凍結ビット、k個の情報ビット、EDC値のうちの1つまたは複数、またはそれらの任意の組合せをデスクランブルし得る。デスクランブラ320によって実行されるデスクランブリングが、スクランブラ220によって実行されるスクランブリングとは異なる場合、誤り検出器325は、抽出された1つまたは複数のEDC値が、デスクランブルされたビットシーケンスから計算された1つまたは複数のEDC値とは異なると決定し、それにより、誤り検出器325が、異なるビット長を有する制御情報ベクトルを区別することを可能にし得る。したがって、UE115−aは、デスクランブルされたビットシーケンスと、基地局105−aのスクランブラ220によって実行されるスクランブリングに対して逆である様式でデスクランブルしない対応する復号仮説とを廃棄し得る。
[0137]凍結ビットのみがスクランブルされた(are scrambled)場合、誤り検出器325は、特定の復号仮説について、マスクを用いて復号候補ビットシーケンスの凍結ビット部分のビットをスクランブルすることが、凍結ビットについての予想される(expected)値に一致するビット長を有するビットシーケンスを生じるかどうかを決定し得る。復号仮説のビット長が長すぎるかまたは短すぎる場合、マスクを用いて復号候補ビットシーケンスの凍結ビット部分をマスキングすることは、凍結ビットについての予想される値に一致しないビットシーケンスを生じることになり(will result in)、したがって、その復号仮説は廃棄され得る。
[0138]本明細書で説明される原理は、2つまたはそれ以上のEDC値を含むデータブロックに適用され得る。EDC値は、CRC値、パリティ検査ビットなどであり得る。図5は、本開示の様々な態様による、ポーラコードのためのサイズあいまいさ低減およびフォールスアラームレート低減をサポートする、複数の誤り検出コードを含むためのデータブロックの例示的な図500を示す。基地局105−bの部分と、制御情報ビットベクトル405−cからデータブロック450−c、450−dを生成する例とが図示されている。基地局105−bは、図1〜図4の基地局105−a、105の一例である。
[0139]基地局105−bは、第1のEDC生成器210−aと、第2のEDC生成器215−aと、ポーラエンコーダ225−aと、レートマッチャ235−aとを含み得る。第1のEDC生成器210−aは、k個の情報ビットを含む制御情報ビットベクトル405−cを受信し得、k個の情報ビットの第1のサブセットの関数であるjビットEDC値を生成し、第2のEDC生成器215−aに、k+j個のビットを有する第1のペイロードを出力し得る。第2のEDC生成器215−aは、k個の情報ビットの第1のサブセットの関数、またはk個の情報ビットの第2のサブセットの関数、またはその両方の関数である第2のEDC値を生成し得る。
[0140]いくつかの例では、第1のEDC生成器210−aと第2のEDC生成器215−aとの各々は、1つまたは複数のEDC値を生成するために、非全0状態になるようにEDC計算アルゴリズムについての可変状態を初期化し、制御情報ベクトルの情報ビットに、可変状態を用いて初期化されたEDC計算アルゴリズムを適用し得る。第2のEDC生成器215−aは、ポーラエンコーダ225−aに、k+j+j’個のビットを有する第2のペイロードを出力し得る。
[0141]ポーラエンコーダ225−aは、長さNのデータブロック450を生成するために、第2のペイロードに、1つまたは複数の凍結ビットを含む凍結ビットシーケンスを追加し得る。いくつかの例では、1つまたは複数のEDC値のビットは、ポーラ符号化されるべきであるデータブロック450全体にわたって分散され得る。データブロックは、たとえば、凍結ビットと、情報ビットと、分散EDCとを含み得る。いくつかの場合には、凍結ビットが各々「0」として設定され得、初期化された可変状態のビットシーケンス中の最高すべてのビットが「1」として設定され得、したがって、EDC計算アルゴリズムは、ポーラコードの凍結ビットに関連する値とは異なる少なくとも1つのビット値を有する可変状態を用いて初期化され得る。
[0142]図示された例では、データブロック450−cは、凍結ビット410−cと、第1の情報ビットサブセット505−aと、第1のEDCビット415−cと、第2の情報ビットサブセット505−dと、第2のEDCビット415−dとを含む。第1のEDCビット415−cは第2のEDCビット415−dに隣接することも、第2のEDCビット415−dに連続することもなく(not adjacent to, nor consecutive with, second EDC bits 415-d)、したがって、EDCのビットはデータブロック450−c中で分散される。第1の情報ビットサブセット505−aは、制御情報ビットベクトル405−cのk個の情報ビットの第1のサブセットであり得、第2の情報ビットサブセット505−bは、制御情報ビットベクトル405−cのk個の情報ビットの異なる第2のサブセットであり得る。第1のEDCビット415−cは、第1のEDC生成器210−aによって生成された第1のEDC値のj個のビットを含み得、第2のEDCビット415−dは、第2のEDC生成器215−aによって生成された第2のEDC値のj’個のビットを含み得る。
[0143]矢印510−aは、EDCビット415がデータブロック450−cの選択された部分の関数であることを表し得る。たとえば、第1の矢印は、第1の情報ビットサブセット505−aにおいて始まり、第1のEDCビット415−cにおいて終わり、第1のEDCビット415−cが第1の情報ビットサブセット505−aの関数であることを表す(representing)。第2の矢印は、第1の情報ビットサブセット505−aにおいて始まり、第2のEDCビット415−dにおいて終わり、第3の矢印は第2の情報ビットサブセット505−bにおいて始まり、第2のEDCビット415−dにおいて終わる。第2および第3の矢印は、第2のEDCビット415−dが第1の情報ビットサブセット505−aと第2の情報ビットサブセット505−bとの関数であることを表す。
[0144]いくつかの例では、データブロック450は、2つまたはそれ以上のEDC値を含み得る。データブロック450−dは、3つ以上のEDC値を含む。データブロック450−dは、凍結ビット410−dと、第1の情報ビットサブセット505−cと、第1のEDCビット415−eと、第2の情報ビットサブセット505−dと、第2のEDCビット415−fと、第3の情報ビットサブセット505−eと、第3のEDCビット415−gとを含む。矢印510−bがデータブロック450−bに対して示され、EDCビット415と情報ビットサブセット505との間の同様の関係を示す。
[0145]本明細書で説明される例は、複数のEDCを有するデータブロックについて早期終了決定を行うための技法を提供し得る。早期終了決定は、UE115−aのリストデコーダ315が、特定の復号候補ビットシーケンスの停止処理を停止すべきであるのか、続けるべきであるのかを決定するためにEDC値の各々を使用する場合のものであり得る(may be where)。図6は、本開示の様々な態様による、ポーラコードのためのサイズあいまいさ低減およびフォールスアラームレート低減をサポートする、例示的な復号および誤り検出フローチャート600を示す。リストデコーダ315および誤り検出器325は、復号および誤り検出フローチャート600の態様を実装し得る。
[0146]各々長さNの復号候補ビットシーケンス(DCBS:decoding candidate bit sequence)に対応するリストサイズ数Lの候補経路を生成するためにポーラ符号化コードワードを復号するのではなく(Rather than)、リストデコーダ315は、各DCBSの部分を生成し得、誤り検出器325は、早期終了決定を行うためにDCBS部分に対して誤り検出を実行し得る。DCBS部分が誤り検出に失敗した場合、誤り検出器325は特定の候補経路の復号を終了する(たとえば、候補経路をプルーニングする)ことを決定し得る。
[0147]ビットがビット反転されないと仮定すると(Assuming that)、リストデコーダ315は、図5のデータブロック450−a、450−bと同じ順序において復号候補ビットシーケンスを有する候補経路を生成し、したがって、図5中のデータブロック450−a、450−bの復号は、左から右に進む(proceeding from left to right)復号順序において行われ得る。矢印510−a、510−bによって反映するように、EDCビットは、復号順序においてより早期に発生する1つまたは複数の情報ビットサブセット505の関数である。UE115−aが、各復号仮説について復号候補ビットシーケンス内のEDCビットのロケーションを知ったとき、リストデコーダ315は、誤り検出を実行するために、誤り検出器325にDCBSの部分を出力し得る。ビット反転された場合、UE115−aは、復号候補ビットシーケンスの1つまたは複数の部分に対してビット反転を実行し、次いで、DCBSのビット反転された部分を出力し得る。
[0148]図6を参照すると、リストデコーダ315は、復号仮説について、L個の候補経路の各々にDCBSの第1の部分605−aを与え得る。誤り検出器325は、誤り検出を実行するためのL個のDCBSの各々の情報ビット部分とEDC部分とから、情報ビットサブセット505とEDCビット415とを抽出し得る。図5では、たとえば、DCBSの第1の部分605−aは、第1の情報ビットサブセット505−aと、第1のEDCビット415−cとを含み得る。誤り検出器325は、情報ビットサブセット505とEDCビット415とを含むDCBSの第1の部分を抽出し得、EDC検査610−aを実行し得る。EDC検査610−aを実行するために、誤り検出器325は、情報ビットサブセット505のビットからEDC値を計算し得る。抽出されたEDCビットからのEDC値が、計算されたEDC値に一致した場合、誤り検出器325は、対応する候補経路を復号し続けることを決定する。別の例では、EDC検査610−aはパリティ検査であり得る。パリティ検査がパスした場合、誤り検出器325は、対応する候補経路を復号し続けることを決定する。誤り検出器325は、L個のDCBSの第1の部分に対してEDC検査を実行し得、EDC検査に失敗した候補経路をプルーニングし得る。すべてのL個のDCBSが特定の復号仮説についてのパリティ検査に失敗した場合、誤り検出器325は、その復号仮説の復号を終了し得る。
[0149]リストデコーダ315および誤り検出器325は、1つまたは複数のEDCビットが特定の復号仮説についてのDCBS内で遭遇される(are encountered within)たびにこのプロセスを続け得る。たとえば、リストデコーダ315は、誤り検出器325に、複数の情報ビットサブセット505と第2のEDCビット415とを含む、DCBSの第2の部分605−bを出力し得る。誤り検出器325は、誤り検出を実行するための復号仮説について、最高L個のDCBSの各々から情報ビットサブセット505−aおよび505−bと第2のEDCビット415−dとを抽出し得る。この例では、第2のEDCビット415−dは、情報ビットサブセット505−aと情報ビットサブセット505−bとの関数であり、誤り検出器325は、情報ビットサブセット505−aおよび505−bが第2のEDC検査610−bをパスするかどうかを決定し得る。誤り検出器325は、EDC検査に失敗した候補経路をプルーニングし得る。すべてのL個のDCBSがEDC検査に失敗した場合、誤り検出器325は、その復号仮説の復号を終了し得る。プロセスは、各EDC値が各復号仮説についての各DCBS内で遭遇されるとき、繰返しであり得る。
[0150]復号および誤り検出フローチャート600は、長さNの1つまたは複数の復号候補ビットシーケンス605−pが識別されるまで続き得、EDC検査610−pが、それらのビットシーケンスに対して実行され得る。復号および誤り検出フローチャート600における段の数は、特定の復号仮説内のEDC値の数に対応し得る。一例では、単一のEDCを有する図4のデータブロック450−a、450−bの場合(for)、復号および誤り検出フローチャート600は、EDC検査が長さNの最高L個のDCBSに対して実行される単一の段を含む。別の例では、2つのEDC値を有する図5のデータブロック450−cの場合、復号および誤り検出フローチャート600は、EDC検査が、第1の段においてEDCビット415−cを使用して実行され、第2の段においてEDCビット415−dを使用して実行される2つの段のみを含む。
[0151]最終段において、誤り検出器325は、DCBSが、複数のEDC検査を満足させる仮説のうちのいずれかにおける唯一のDCBSである場合、そのDCBSの制御情報ベクトルからk個の情報ビットを出力し得る。他の場合、誤り検出器325は、復号誤りを出力し得る。
[0152]有益には、基地局105−aは、複数のビット長のうちのどれが、送信された制御情報ベクトル405のために使用されたかを決定するUE115−aの能力を改善する様式で、ポーラ符号化コードワードを生成し得る。
[0153]さらに、従来のシステムでは、フォールスアラームは、通信システムにとって有害であり、ビットシーケンスが実際に送られなかったまたはUEがそのUEを対象としないビットシーケンスを復号する状況を指すことがある。フォールスアラームは、UE115−aが制御チャネルを間違って検出したが、そのチャネル上の制御メッセージがこのUEを対象としないか、または制御メッセージがそのチャネル上で送られなかったとき、発生し得る。
[0154]本明細書で説明される例は、異なる可能な長さのうちの1つを有し得る制御情報を復号するとき、フォールスアラームレートを低減することを提供し得る。図7は、本開示の様々な態様による、ポーラコードのためのサイズあいまいさ低減およびフォールスアラームレート低減をサポートするデータブロックの例示的な図700を示す。基地局105−aは、複数の異なるビット長から制御情報ベクトル405のためのビット長を選択し得る。第1の制御情報ベクトル405−dはk個の情報ビットを含み得、第2の制御情報ベクトル405−eはk’個の情報ビットを含み得、ただし、k’<kである。図示された例では、制御情報ベクトル405−d、405−eは左側に示されており、長さNのデータブロック450−e、450−f、および450−gは右側に示されている。最上部のデータブロック450−eは、送信された制御情報ベクトル405−dに対応し、中間データブロック450−fは、制御情報ベクトル405−dがk’個の情報ビットを含むという第1の復号仮説に対応し、下部のデータブロック450−gは、制御情報ベクトル405−dがk個の情報ビットを含むという第2の復号仮説に対応する。
[0155]データブロック450−eでは、EDC415−h、415−iのビットは、データブロック450−e中で分散されるものとして示されている。図7の例では、データブロック450−eは、凍結ビット410−eと、第1の情報ビットサブセット505−fと、第1の情報ビットサブセット505−fの関数である第1のEDCビット415−hと、第2の情報ビットサブセット505−gと、第1の情報ビットサブセット505−fおよび第2の情報ビットサブセット505gの関数である第2のEDCビット415−iとのシーケンスを含み得る。データブロック450−fは、凍結ビット410−fと、第1の情報ビットサブセット505−hと、第1の情報ビットサブセット505−hの関数である第1のEDCビット415−jと、第2の情報ビットサブセット505−iと、第1の情報ビットサブセット505−hおよび第2の情報ビットサブセット505iの関数である第2のEDCビット415−kとのシーケンスを含み得る。データブロック450−gは、データブロック450−eと同じ構造を有し得る。
[0156]この例では、基地局105−aは、UE115−aとは異なるUEについての制御情報を含むデータブロック450−eを使用して生成されたポーラ符号化コードワードを含む信号を送信する。基地局105−aは、データブロック450−eを使用して生成されたポーラ符号化コードワードを含む信号がUE115−aを対象としないとUE115−aが決定するのを支援する1つまたは複数のEDC値を生成し得る。図2を参照すると、第1のEDC生成器210は、上記で説明された様式と同様に、初期可変状態中に少なくとも1つの非0ビットを含む(たとえば、可変状態が全非0ビット値、UE115−aのRNTIの一部または全部などを含む)ようにEDC算出についての初期可変状態を初期化し得る。EDC値は、0に設定されたk個の連続するビットをEDCアルゴリズムに入力した後でも(even)、非0値を有し得る。
[0157]初期可変状態が、UE115−aに割り当てられた識別子の関数である場合、誤り検出器325は、それの識別子を使用してEDC検査を実行し得る。図7の例では、基地局105−aは、UE115−a以外のUEの識別子を用いて初期化される可変状態を有する、第1のEDCビット415−hを生成し得る。UE115−aは、データブロック450−eを使用して生成されたポーラ符号化コードワードを含む信号を受信し、それの識別子を使用してEDC値を生成し得る。他のUEとUE115−aとが異なる識別子を割り当てられるので、UE115−aは、第1のEDCビット415−hにおけるEDC値とは異なるEDC値を計算し、したがって、EDC検査は失敗する。その場合、UE115−aは第2の復号仮説を廃棄する。
[0158] UE115−aは、その識別子を使用して凍結ビット410−aのサブシーケンス705から生成されたEDCが、異なるUEの識別子と第1の情報ビットサブセット505−dと関数として生成されたEDC値とは異なるとき(as)、EDC検査は失敗するので、第1の復号仮説を廃棄し得る。UE115−aは、したがって、EDCビット415−hのEDC検査が失敗した後に早期に終了し、第1の復号仮説の後続のビットを復号しないことを決定し得る。送信された制御情報ベクトル405−dのビット長は、第1の復号仮説のビット長よりも大きく、したがって、第1のEDCビット415−jと第2のEDCビット415−kとは両方とも、フォールスアラームから保護している。そのような例では、EDCビットは、CRCビット、パリティ検査ビット、またはその両方であり得る。基地局105−aは、全非0初期可変状態を使用して、データブロック450−eについての、EDC415−iなど、1つまたは複数の他のEDCを生成し得る。したがって、基地局105−aは、UE115−aが、フォールスアラームレートを低減するために1つまたは複数の仮説を廃棄するのを支援するために、EDCアルゴリズムについての可変状態を初期化し得る。
[0159]別の例では、基地局105−aは、フォールスアラームレートを低減するために、マスクを用いて、複数のEDCを含むデータブロックの第1のEDCをスクランブルし得る。一例では、第1のEDC生成器210は、第1の情報ビットサブセット505−fの関数としてEDC値を生成し得る。第1のEDC生成器210は、マスクを用いてEDC値をスクランブルし得る。一例では、マスクは、全ビットが1に設定された(are set)ビットシーケンスであり得る。スクランブルされた値は、非0であるEDC値を生じ得(may result in)、したがって、EDCビット415は、1に設定された1つまたは複数のビットを含み得る。図7の例では、リストデコーダ315は、データブロック450−eの第1のEDCビット415−hのロケーションに対応する復号候補ビットシーケンスのマスキングされたEDC部分を抽出し得る。誤り検出器325は、処理されたEDC値を生成するためにEDC部分のビットをデスクランブルし得る。誤り検出器325は、計算されたEDC値を生成するために、復号ブロック450−e内の第1の情報ビットサブセット505−fのロケーションに対応する、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分のサブセットにEDCアルゴリズムを適用し得る。誤り検出器325は、処理されたEDC値を、計算されたEDC値と比較することによって早期終了決定を行い得る。たとえば、早期終了決定は、処理されたEDCが計算されたEDC値に一致しない場合、復号候補ビットシーケンスの復号を早期に終了し、それらが一致した(match)場合、復号を続けることであり得る(may be to)。早期終了は、復号順序において復号候補ビットシーケンスの最後のビットを復号することより前に、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分の復号を休止させること(halting)を伴い得る。
[0160]第1の復号仮説の場合、UE115−aは、凍結ビット410−aのサブシーケンス705から生成されたEDCが、EDCビット415−hを使用してEDC検査をパスしないことがあるので、第1の復号仮説の復号候補ビットシーケンスを廃棄し、それにより、フォールスアラームレートを低減し得、早期終了のために使用され得る。基地局105−aは、同じまたは同様の様式で、EDC415−iなど、1つまたは複数の他のEDCを生成し得る。
[0161]別の例では、基地局105−aは、フォールスアラームレートを低減し、早期終了をサポートするために、単一のパリティ方式を使用するデータブロックの第1のEDCを生成し得る。第1のEDC生成器210は、奇数パリティを使用するEDC値を生成し得る。奇数パリティの場合、奇数個のビットが1(ones)である場合、パリティビットは0に設定され得る。0が偶数であるので、第1のEDC生成器210は、1に設定された0個、2個、4個、6個などのビットがある場合、1の値に設定されたEDC値を生成し得る。0のシーケンスのために生成されたEDC値は、したがって、1のビット値に設定される。図7の例では、UE115−aは、凍結ビット410−aのサブシーケンス705から生成されたEDCが、EDCビット415−hを使用してEDC検査をパスしないことがあるので、第1の復号仮説を廃棄し、それにより、フォールスアラームレートを低減し得、早期終了のために使用され得る。基地局105−aは、同じまたは同様の様式で、EDC415−iなど、1つまたは複数の他のEDCを生成し得る。
[0162]別の例では、基地局105−aは、フォールスアラームレートを低減するために、マスクを用いて、複数のEDCを含むデータブロックの凍結ビットをスクランブルし得る。図7の例では、第1のEDC生成器210は、マスクを用いて凍結ビット410−eをスクランブルし得る。マスクは、UE115−aの識別子(たとえば、RNTI)であり得る。UE115−aのデスクランブラ320は、マスクを用いてDCBSの凍結ビット部分をデスクランブルし得る。誤り検出器325は、デスクランブルされたビットを、マスクに基づくデスクランブルされたビットについての予想される値と比較し得る。UE115−aは、デスクランブルされたビットが、デスクランブルされたビットについての予想される値とは異なる場合、DCBSを復号すること、復号仮説、またはその両方を早期に終了することを決定し得る。その差異は、たとえば、基地局105−aがUE115−aとは異なるUEの識別子であるマスクを使用してビットをスクランブルした(scrambled)場合、生じ得る。したがって、基地局105−aは、フォールスアラームレートを低減するために、および早期終了決定を行うために、マスクを用いて、複数のEDCを含むデータブロックの凍結ビットをスクランブルし得る。
[0163]本明細書で説明される例は、早期終了およびフォールスアラームレート低減をサポートするさらなる技法を提供し得る。図8は、本開示の様々な態様による、ポーラコードのためのサイズあいまいさ低減およびフォールスアラームレート低減をサポートするデータブロックの例示的な図800を示す。基地局105−aは、複数の異なるビット長から制御情報ベクトル405のためのビット長を選択し得る。第1の制御情報ベクトル405−fはk個の情報ビットを含み得、第2の制御情報ベクトル405−gはk’個の情報ビットを含み得、ただし、k’<kである。図示された例では、制御情報ベクトル405−f、405−gは左側に示されており、長さNのデータブロック450−h、450−i、および450−jは右側に示されている。最上部のデータブロック450−hは、送信された制御情報ベクトル405−fに対応し、中間データブロック450−iは、制御情報ベクトル405−fがk’個の情報ビットを含むという第1の復号仮説に対応し、下部のデータブロック450−jは、制御情報ベクトル405−fがk個の情報ビットを含むという第2の復号仮説に対応する。
[0164]データブロック450−hは、凍結ビット410−gと、EDCビット415−jと、ビットセット805−aと、制御情報ベクトル405−fとのシーケンスを含み得る。EDCビット415−jは、制御情報ベクトル405−fのk個の情報ビットの関数である。データブロック450−iは、凍結ビット410−hと、EDCビット415−kと、ビットセット805−bと、制御情報ベクトル405−gとのシーケンスを含み得る。EDCビット415−kは、制御情報ベクトル405−gのk’個の情報ビットの関数である。データブロック450−jは、データブロック450−hと同じ構造を有し得る。
[0165]この例では、基地局105−aは、UE115−aとは異なるUEについての制御情報を含むデータブロック450−hを使用して生成されたポーラ符号化コードワードを含む信号を送信する。基地局105−aは、データブロック450−hを使用して生成されたポーラ符号化コードワードを含む信号が、UE115−aを対象としないとUE115−aが決定するのを支援するために、EDCビット415とビットセット805とを生成し得る。
[0166]図2を参照すると、第1のEDC生成器210は、上記で説明された様式と同様に、初期可変状態中に少なくとも1つの非0ビットを含む(たとえば、可変状態が全非0ビット値、UE115−a以外のUEの識別子の一部または全部などを含む)ようにEDC算出についての初期可変状態を初期化し得る。EDCを生成した後に、第1のEDC生成器210は、ビットセット805−a中に含まれるべき1つまたは複数の追加のビット値を生成するために、ビットを生成し続け得る(たとえば、線形フィードバックシフトレジスタを動作させ続け得る)。ビットセット805のうちのビットは、EDC値の始まりビット415の対応する数と同じ値を含み得る。図8の例では、基地局105−aの第1のEDC生成器210は、EDCアルゴリズムを使用して第1のEDCビット415−jとビットセット805−aとを生成し、ポーラ符号化されるべきデータブロック450−h中に、第1のEDCビット415−jとビットセット805−aとを含め得る。いくつかの例では、第1のEDC生成器210は、非全0初期可変状態(たとえば、全1状態、UEの識別子の一部または全部を含む可変状態など)を有し得る。いくつかの場合には、第1のEDC生成器210は、マスク(たとえば、非全0マスク、全1状態マスク、UEの識別子の一部または全部を含むマスクなど)を用いてEDC値をスクランブルし得る。同じマスクまたはそれの一部分は、マスキングされたビットセットを生成するために、ビットセット805に適用され得る。
[0167]UE115−aは、データブロック450−hを使用して生成されたポーラ符号化コードワードを含む信号を受信し得る。リストデコーダ315は、各仮説について、1つまたは複数の復号候補ビットシーケンスの一部分を取得し得る。リストデコーダ315は、第1のEDCビット415−jに対応する復号候補ビットシーケンスのビットの第1の部分と、ビットセット805−aに対応する復号候補ビットシーケンスのビットの第2の部分とを抽出し、誤り検出器325に抽出されたビットを出力し得る。誤り検出器325は、第1のビット部分と第2のビット部分との間の相関状態を決定し得る。ビットセット805−aのビットが、EDC値の始まりビットの対応する数と同じ値を含み得るので、誤り検出器325は、ビットセット805−aのビットが、EDC値の始まりのビットのビット対応する数に一致するかどうかを示す相関状態を決定し得る。相関状態が、一致が検出されたことを示す場合、リストデコーダ315は、対応する復号候補ビットシーケンスの復号を続け得る。たとえば、リストデコーダ315は、長さNの復号候補ビットシーケンスを生成するために復号を続け得る。リストデコーダ315は復号候補ビットシーケンスのペイロード部分を出力し得、それは、データブロック450−aの制御情報ベクトル405−f、またはEDCビット415−j、またはビットセット805−a、またはそれらの任意の組合せに対応するロケーションを含み得る。誤り検出器325は、EDC部分との比較のために、抽出された情報ビット部分の関数としてEDC値を計算し得る。
[0168]相関状態が、一致が検出されないことを示す場合、リストデコーダ315は、対応する復号候補ビットシーケンスの復号、復号仮説、またはその両方を早期に終了し得る。図8の例では、EDCビット415−jは、EDC算出が非全0初期状態を用いて(with)初期化されるので、少なくとも1つの非0値を含み得る。UE115−aは、ビットセット805−aをもつ(with)EDCビット415−j間の相関状態が、サブシーケンス810のビット間の予想される相関状態と同じでないと決定し得る。したがって、UE115−aは第1の復号仮説を廃棄し、それにより、早期終了およびフォールスアラームレートの低減を行い(providing)得る。
[0169]図8の例では、EDCビット415が復号順序において凍結ビット410の直後に示されることに留意されたい。EDCビット415およびビットセット805は、データブロック450内の他のロケーションにおいて配置され得る。いくつかの例では、情報ビットサブセットは、EDCビット415とビットセット805との両側に(either side)位置し得る。いくつかの例では、EDCビット415は、復号順序において互いに隣接することもしないこともある。
[0170]有利には、本明細書で提供される例は、送信された制御情報ベクトルのビット長を決定する受信機の能力を改善し得、早期終了決定をサポートすることによってデコーダ性能を改善し得、フォールスアラームレートを改善し得る。
[0171]図9は、本開示の態様による、ポーラコードのためのサイズあいまいさ低減およびフォールスアラームレート低減をサポートするワイヤレスデバイス905のブロック図900を示す。ワイヤレスデバイス905は、本明細書で説明されるUE115の態様の一例であり得る。ワイヤレスデバイス905は、受信機910と、通信マネージャ915と、送信機920とを含み得る。ワイヤレスデバイス905はプロセッサをも含み得る。これらの構成要素の各々は(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと通信していることがある。
[0172]受信機910は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルに関連する制御情報(たとえば、制御チャネル、データチャネル、およびポーラコードのためのサイズあいまいさ低減およびフォールスアラームレート低減に関する情報など)などの情報を受信し得る。情報は、デバイスの他の構成要素に受け渡され得る。受信機910は、図12を参照しながら説明されるトランシーバ1235の態様の一例であり得る。受信機910は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
[0173]通信マネージャ915は、図12を参照しながら説明される通信マネージャ1215の態様の一例であり得る。
[0174]通信マネージャ915および/またはそれの様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、通信マネージャ915および/またはそれの様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本開示で説明される機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せによって実行され得る。通信マネージャ915および/またはそれの様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかは、機能の部分が、1つまたは複数の物理デバイスによって異なる物理的ロケーションにおいて実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に位置し得る。いくつかの例では、通信マネージャ915および/またはそれの様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかは、本開示の様々な態様によれば、別個のおよび異なる構成要素であり得る。他の例では、通信マネージャ915および/またはそれの様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかは、本開示の様々な態様によれば、限定はしないが、I/O構成要素、トランシーバ、ネットワークサーバ、別のコンピューティングデバイス、本開示で説明される1つまたは複数の他の構成要素、またはそれらの組合せを含む1つまたは複数の他のハードウェア構成要素と組み合わせられ得る。
[0175]通信マネージャ915は、信号を、コードワードサイズを有するポーラ符号化コードワードについて監視することと、信号に基づいて復号候補ビットシーケンスを決定することと、ここで、復号候補ビットシーケンスが、コードワードサイズについての異なるビット長のセットのうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に関連する、EDCアルゴリズムを使用して復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についてのEDC値を計算することと、ここで、計算することが、少なくとも1つの非0ビット値を用いてEDCアルゴリズムについての可変状態を初期化することを含む、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分とに基づいて、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についての復号出力状態を決定することとを行い得る。
[0176]通信マネージャ915はまた、信号を、コードワードサイズを有するポーラ符号化コードワードについて監視することと、信号に基づいて復号候補ビットシーケンスを決定することと、ここで、復号候補ビットシーケンスが、コードワードサイズについての異なるビット長のセットのうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に関連する、EDCアルゴリズムを使用して復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についてのEDC値を計算することと、ここで、計算することが、ペイロード部分のビットに対してビット反転を実行することを含む、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分とに基づいて、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についての復号出力状態を決定することとを行い得る。
[0177]通信マネージャ915はまた、信号を、コードワードサイズを有するポーラ符号化コードワードについて監視することと、コードワードサイズについての異なるビット長のセットのうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に基づいて、変更されたポーラ符号化コードワードを生成するために、ポーラ符号化コードワードを変更することと、ここで、変更することが、特定のビット長に基づいてポーラ符号化コードワードを、デスクランブルすること、デインターリーブすること、またはその両方を含む、変更されたポーラ符号化コードワードと復号仮説とに基づいて復号候補ビットシーケンスを決定することと、EDCアルゴリズムを使用して復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についてのEDC値を計算することと、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分とに基づいて、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についての復号出力状態を決定することとを行い得る。
[0178]通信マネージャ915はまた、信号を、コードワードサイズを有するポーラ符号化コードワードについて監視することと、信号に基づいて復号候補ビットシーケンスを決定することと、ここで、復号候補ビットシーケンスが、コードワードサイズについての異なるビット長のセットのうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に関連する、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分をデスクランブルすることと、EDCアルゴリズムを使用して、デスクランブルされたペイロード部分についてのEDC値を計算することと、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分とに基づいて、デスクランブルされたペイロード部分についての復号出力状態を決定することとを行い得る。
[0179]通信マネージャ915はまた、信号を、コードワードサイズを有するポーラ符号化コードワードについて監視することと、信号に基づいて復号候補ビットシーケンスを決定することと、ここで、復号候補ビットシーケンスが、コードワードサイズについての異なるビット長のセットのうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に関連する、復号候補ビットシーケンスのマスキングされたEDC部分を抽出し、処理されたEDC値を生成するために、マスクを用いて、マスキングされたEDC部分をデスクランブルすることと、計算されたEDC値を生成するために復号候補ビットシーケンスのペイロード部分のサブセットにEDCアルゴリズムを適用することと、処理されたEDC値と計算されたEDC値とに基づいて早期終了決定を生成することとを行い得る。
[0180]通信マネージャ915はまた、信号を、コードワードサイズを有するポーラ符号化コードワードについて監視することと、信号に基づいて復号候補ビットシーケンスを決定することと、ここで、復号候補ビットシーケンスが、コードワードサイズについての異なるビット長のセットのうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に関連する、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分からEDC部分とビットセットとを抽出することと、ビットセットがEDCアルゴリズムによって生成される、EDC部分とビットセットとの間の相関状態を決定することと、相関状態に基づいて早期終了決定を生成することとを行い得る。
[0181]通信マネージャ915はまた、信号を、コードワードサイズを有するポーラ符号化コードワードについて監視することと、信号に基づいて復号候補ビットシーケンスを決定することと、ここで、復号候補ビットシーケンスが、コードワードサイズについての異なるビット長のセットのうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に関連する、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分がペイロード部分の復号順序の始まりに位置する分界ビットを含むと決定することと、EDCアルゴリズムを使用してペイロード部分についてのEDC値を計算することと、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分とに基づいて、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についての復号出力状態を決定することとを行い得る。
[0182]通信マネージャ915はまた、信号を、コードワードサイズを有するポーラ符号化コードワードについて監視することと、信号に基づいて復号候補ビットシーケンスを決定することと、ここで、決定することが、復号候補ビットシーケンスの凍結ビット部分がUEの識別子を用いてマスキングされることを識別し、ここで、復号候補ビットシーケンスが、コードワードサイズについての異なるビット長のセットのうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に関連する、EDCアルゴリズムを使用してペイロード部分についてのEDC値を計算することと、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分とに基づいて、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についての復号出力状態を決定することとを行い得る。
[0183]送信機920は、デバイスの他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機920は、トランシーバモジュール中で受信機910とコロケートされ得る。たとえば、送信機920は、図12を参照しながら説明されるトランシーバ1235の態様の一例であり得る。送信機920は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
[0184]図10は、本開示の態様による、ポーラコードのためのサイズあいまいさ低減およびフォールスアラームレート低減をサポートするワイヤレスデバイス1005のブロック図1000を示す。ワイヤレスデバイス1005は、図9を参照しながら説明されたワイヤレスデバイス905またはUE115の態様の一例であり得る。ワイヤレスデバイス1005は、受信機1010と、通信マネージャ1015と、送信機1020とを含み得る。ワイヤレスデバイス1005はプロセッサをも含み得る。これらの構成要素の各々は(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと通信していることがある。
[0185]受信機1010はポーラ符号化コードワードを受信し得る。受信機1010は、図12を参照しながら説明されるトランシーバ1235の態様の一例であり得る。受信機1010は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
[0186]通信マネージャ1015は、図12を参照しながら説明される通信マネージャ1215の態様の一例であり得る。
[0187]通信マネージャ1015はまた、監視構成要素1025と、リストデコーダ1030と、誤り検出器1035と、変更器構成要素1040と、デスクランブラ1045と、早期終了器1050と、抽出器1055と、相関器1060と、分界構成要素1065とを含み得る。
[0188]監視構成要素1025は、信号を、コードワードサイズを有するポーラ符号化コードワードについて監視し得る。
[0189]リストデコーダ1030は、信号に基づいて復号候補ビットシーケンスを決定し得、ここで、復号候補ビットシーケンスは、コードワードサイズについての異なるビット長のセットのうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に関連する。リストデコーダ1030は、変更されたポーラ符号化コードワードと復号仮説とに基づいて復号候補ビットシーケンスを決定し得る。リストデコーダ1030は、信号に基づいて復号候補ビットシーケンスを決定し得、ここで、決定することは、復号候補ビットシーケンスの凍結ビット部分がUEの識別子を用いてマスキングされることを識別し、ここで、復号候補ビットシーケンスは、コードワードサイズについての異なるビット長のセットのうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に関連する。
[0190]誤り検出器1035は、EDCアルゴリズムを使用して復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についてのEDC値を計算し得、ここで、計算することは、少なくとも1つの非0ビット値を用いてEDCアルゴリズムについての可変状態を初期化することを含む。誤り検出器1035は、復号候補ビットシーケンスから第2のEDC部分を抽出することと、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分に基づいて第2のEDC値を計算することとを行い得、ここで、復号出力状態は、第2のEDC部分と第2のEDC値との比較に基づく。誤り検出器1035は、EDCアルゴリズムを使用して復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についてのEDC値を計算し得、ここで、計算することは、ペイロード部分のビットに対してビット反転を実行することを含む。誤り検出器1035は、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分とに基づいて、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についての復号出力状態を決定し得る。
[0191]誤り検出器1035は、EDCアルゴリズムを使用して復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についてのEDC値を計算し得る。誤り検出器1035は、EDCアルゴリズムを使用して、デスクランブルされたペイロード部分についてのEDC値を計算することと、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分とに基づいて、デスクランブルされたペイロード部分についての復号出力状態を決定することと、計算されたEDC値を生成するために復号候補ビットシーケンスのペイロード部分のサブセットにEDCアルゴリズムを適用することと、第2のEDC値を計算するためにペイロード部分にEDCアルゴリズムを適用することと、第2のEDC部分と第2のEDC値とに基づいて復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についての復号出力状態を決定することとを行い得る。誤り検出器1035は、第2のEDC値を生成するために復号候補ビットシーケンスのペイロード部分にEDCアルゴリズムを適用することと、第2のEDC値と復号候補ビットシーケンスの第2のEDC部分とに基づいて、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についての復号出力状態を決定することとを行い得る。誤り検出器1035は、EDCアルゴリズムを使用してペイロード部分についてのEDC値を計算することと、EDCアルゴリズムを使用してペイロード部分についてのEDC値を計算することとを行い得る。
[0192]いくつかの場合には、復号出力状態は、復号候補ビットシーケンスから抽出された、復号誤りまたは復号された制御情報を含む。いくつかの場合には、復号出力状態は、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分との比較に基づく。いくつかの場合には、EDC値はペイロード部分のサブセットに対応し、ここで、復号出力状態は、ペイロード部分の少なくとも最後のビットを復号することより前にペイロード部分の復号を終了することを示す。いくつかの場合には、復号出力状態は、復号候補ビットシーケンスから抽出された、復号誤りまたは復号された制御情報を含む。いくつかの場合には、復号出力状態は、復号候補ビットシーケンスから抽出された、復号誤りまたは復号された制御情報を含む。いくつかの場合には、復号出力状態は、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分との比較に基づく。
[0193]いくつかの場合には、復号出力状態は、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分との比較に基づく。いくつかの場合には、復号出力状態は、復号候補ビットシーケンスから抽出された、復号誤りまたは復号された制御情報を含む。いくつかの場合には、復号出力状態は、復号候補ビットシーケンスから抽出された、復号誤りまたは復号された制御情報を含む。いくつかの場合には、復号出力状態は、復号候補ビットシーケンスから抽出された、復号誤りまたは復号された制御情報を含む。いくつかの場合には、復号出力状態は、復号候補ビットシーケンスから抽出された、復号誤りまたは復号された制御情報を含む。
[0194]いくつかの場合には、復号出力状態は、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分との比較に基づく。いくつかの場合には、復号出力状態は、復号候補ビットシーケンスから抽出された、復号誤りまたは復号された制御情報を含む。いくつかの場合には、復号出力状態は、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分との比較に基づく。いくつかの場合には、復号出力状態は、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分との比較に基づく。
[0195]変更器構成要素1040は、コードワードサイズについての異なるビット長のセットのうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に基づいて、変更されたポーラ符号化コードワードを生成するために、ポーラ符号化コードワードを変更し得、ここで、変更することは、特定のビット長に基づいてポーラ符号化コードワードを、デスクランブルすること、デインターリーブすること、またはその両方を含む。
[0196]デスクランブラ1045は、マスクを用いて復号候補ビットシーケンスのEDC部分をデスクランブルし得る。いくつかの場合には、復号出力状態は、デスクランブルされたEDC部分に基づく。デスクランブラ1045は、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分をデスクランブルし得る。デスクランブラ1045は、復号候補ビットシーケンスのマスキングされたEDC部分を抽出し、処理されたEDC値を生成するために、マスクを用いて、マスキングされたEDC部分をデスクランブルし得る。いくつかの場合には、復号候補ビットシーケンスのデスクランブルされたペイロード部分は、凍結ビット、情報ビット、またはその両方を含む。
[0197]早期終了器1050は、処理されたEDC値と計算されたEDC値とに基づいて早期終了決定を生成することと、相関状態に基づいて早期終了決定を生成することとを行い得る。いくつかの場合には、早期終了決定は、ペイロード部分の少なくとも最後のビットを復号することより前にペイロード部分の復号を終了することである。いくつかの場合には、早期終了決定は、復号候補ビットシーケンスの復号を続けることである。いくつかの場合には、早期終了決定は、ペイロード部分の少なくとも最後のビットを復号することより前にペイロード部分の復号を終了することである。いくつかの場合には、早期終了決定は、ペイロード部分の復号を続けることである。
[0198]抽出器1055は、復号候補ビットシーケンスから第2のEDC部分を抽出することと、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分からEDC部分とビットセットとを抽出することと、ビットセットがEDCアルゴリズムによって生成される、復号候補ビットシーケンスの第2のEDC部分を抽出することとを行い得る。いくつかの場合には、復号候補ビットシーケンスからEDC部分を抽出することは、復号候補ビットシーケンス内のEDC部分についての候補ロケーションに対応する、復号候補ビットシーケンスから、定義されたビット数を抽出することを含む。いくつかの場合には、候補ロケーションは、ペイロード部分の復号順序の始まりにあるか、または復号順序の中間にある。
[0199]相関器1060は、EDC部分とビットセットとの間の相関状態を決定し得る。
[0200]分界構成要素1065は、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分がペイロード部分の復号順序の始まりに位置する分界ビットを含むと決定し得る。
[0201]送信機1020は、デバイスの他の構成要素によって生成されたポーラ符号化コードワードを含む信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機1020は、トランシーバモジュール中で受信機1010とコロケートされ得る。たとえば、送信機1020は、図12を参照しながら説明されるトランシーバ1235の態様の一例であり得る。送信機1020は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
[0202]図11は、本開示の態様による、ポーラコードのためのサイズあいまいさ低減およびフォールスアラームレート低減をサポートする通信マネージャ1115のブロック図1100を示す。通信マネージャ1115は、図9、図10、および図12を参照しながら説明される通信マネージャ915、通信マネージャ1015、または通信マネージャ1215の態様の一例であり得る。通信マネージャ1115は、監視構成要素1120と、リストデコーダ1125と、誤り検出器1130と、変更器構成要素1135と、デスクランブラ1140と、早期終了器1145と、抽出器1150と、相関器1155と、分界構成要素1160と、状態イニシャライザ1165と、長さ決定器1170と、スクランブラ1175とを含み得る。これらのモジュールの各々は、直接または間接的に、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと通信し得る。
[0203]監視構成要素1120は、信号を、コードワードサイズを有するポーラ符号化コードワードについて監視し得る。
[0204]リストデコーダ1125は、信号に基づいて復号候補ビットシーケンスを決定し得、ここで、復号候補ビットシーケンスは、コードワードサイズについての異なるビット長のセットのうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に関連する。リストデコーダ1125は、変更されたポーラ符号化コードワードと復号仮説とに基づいて復号候補ビットシーケンスを決定することと、信号に基づいて復号候補ビットシーケンスを決定することとを行い得る。いくつかの場合には、決定することは、復号候補ビットシーケンスの凍結ビット部分がUEの識別子を用いてマスキングされることを識別する。いくつかの場合には、復号候補ビットシーケンスは、コードワードサイズについての異なるビット長のセットのうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に関連する。
[0205]誤り検出器1130は、EDCアルゴリズムを使用して復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についてのEDC値を計算し得、ここで、計算することは、少なくとも1つの非0ビット値を用いてEDCアルゴリズムについての可変状態を初期化することを含む。誤り検出器1130は、復号候補ビットシーケンスから第2のEDC部分を抽出することと、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分に基づいて第2のEDC値を計算することとを行い得る。いくつかの場合には、復号出力状態は、第2のEDC部分と第2のEDC値との比較に基づく。誤り検出器1130は、EDCアルゴリズムを使用して復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についてのEDC値を計算し得、ここで、計算することは、ペイロード部分のビットに対してビット反転を実行することを含む。誤り検出器1130は、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分とに基づいて、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についての復号出力状態を決定し得る。
[0206]誤り検出器1130は、EDCアルゴリズムを使用して復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についてのEDC値を計算し得る。誤り検出器1130は、EDCアルゴリズムを使用して、デスクランブルされたペイロード部分についてのEDC値を計算すること、復号候補ビットシーケンスのEDC部分とEDC値とに基づいて、デスクランブルされたペイロード部分についての復号出力状態を決定することを行い得る。誤り検出器1130は、計算されたEDC値を生成するために復号候補ビットシーケンスのペイロード部分のサブセットにEDCアルゴリズムを適用し得る。いくつかの場合には、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分のビットは、制御情報ビットのセットとEDCビットのセットとを含み得る。いくつかの場合には、ポーラ符号化コードワードを生成するために使用される凍結ビットのセットの各凍結ビットは、0に設定された値を有し、初期化された可変状態のビットのセットの各ビットは、1に設定された値を有する。
[0207]誤り検出器1130は、第2のEDC値を計算するためにペイロード部分にEDCアルゴリズムを適用することと、第2のEDC部分と第2のEDC値とに基づいて復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についての復号出力状態を決定することとを行い得る。誤り検出器1130は、第2のEDC値を生成するために復号候補ビットシーケンスのペイロード部分にEDCアルゴリズムを適用することと、復号候補ビットシーケンスの第2のEDC部分と第2のEDC値とに基づいて、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についての復号出力状態を決定することと、EDCアルゴリズムを使用してペイロード部分についてのEDC値を計算することと、EDCアルゴリズムを使用してペイロード部分についてのEDC値を計算することとを行い得る。
[0208]いくつかの場合には、復号出力状態は、復号候補ビットシーケンスから抽出された、復号誤りまたは復号された制御情報を含む。いくつかの場合には、復号出力状態は、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分との比較に基づく。いくつかの場合には、EDC値はペイロード部分のサブセットに対応し、ここで、復号出力状態は、ペイロード部分の少なくとも最後のビットを復号することより前にペイロード部分の復号を終了することを示す。いくつかの場合には、復号出力状態は、復号候補ビットシーケンスから抽出された、復号誤りまたは復号された制御情報を含む。いくつかの場合には、復号出力状態は、復号候補ビットシーケンスから抽出された、復号誤りまたは復号された制御情報を含む。いくつかの場合には、復号出力状態は、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分との比較に基づく。
[0209]いくつかの場合には、復号出力状態は、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分との比較に基づく。いくつかの場合には、復号出力状態は、復号候補ビットシーケンスから抽出された、復号誤りまたは復号された制御情報を含む。いくつかの場合には、復号出力状態は、復号候補ビットシーケンスから抽出された、復号誤りまたは復号された制御情報を含む。いくつかの場合には、復号出力状態は、復号候補ビットシーケンスから抽出された、復号誤りまたは復号された制御情報を含む。いくつかの場合には、復号出力状態は、復号候補ビットシーケンスから抽出された、復号誤りまたは復号された制御情報を含む。
[0210]いくつかの場合には、復号出力状態は、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分との比較に基づく。いくつかの場合には、復号出力状態は、復号候補ビットシーケンスから抽出された、復号誤りまたは復号された制御情報を含む。いくつかの場合には、復号出力状態は、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分との比較に基づく。いくつかの場合には、復号出力状態は、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分との比較に基づく。
[0211]変更器構成要素1135は、コードワードサイズについての異なるビット長のセットのうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に基づいて、変更されたポーラ符号化コードワードを生成するために、ポーラ符号化コードワードを変更し得、ここで、変更することは、デスクランブルすること、デインターリーブすること、またはその両方を含む。いくつかの例では、特定のビット長に基づくポーラ符号化コードワード。
[0212]デスクランブラ1140は、マスクを用いて復号候補ビットシーケンスのEDC部分をデスクランブルすることと、ここで、復号出力状態が、デスクランブルされたEDC部分に基づく、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分をデスクランブルすることと、復号候補ビットシーケンスのマスキングされたEDC部分を抽出することとを行い、処理されたEDC値を生成するために、マスクを用いて、マスキングされたEDC部分をデスクランブルする。いくつかの場合には、復号候補ビットシーケンスのデスクランブルされたペイロード部分は、凍結ビット、情報ビット、またはその両方を含む。
[0213]早期終了器1145は、処理されたEDC値と計算されたEDC値とに基づいて早期終了決定を生成することと、相関状態に基づいて早期終了決定を生成することとを行い得る。いくつかの場合には、早期終了決定は、ペイロード部分の少なくとも最後のビットを復号することより前にペイロード部分の復号を終了することである。いくつかの場合には、早期終了決定は、復号候補ビットシーケンスの復号を続けることである。いくつかの場合には、早期終了決定は、ペイロード部分の少なくとも最後のビットを復号することより前にペイロード部分の復号を終了することである。いくつかの場合には、早期終了決定は、ペイロード部分の復号を続けることである。
[0214]抽出器1150は、復号候補ビットシーケンスから第2のEDC部分を抽出し得る。抽出器1150は、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分からEDC部分とビットセットとを抽出することと、ビットセットがEDCアルゴリズムによって生成される、復号候補ビットシーケンスの第2のEDC部分を抽出することとを行い得る。いくつかの場合には、復号候補ビットシーケンスからEDC部分を抽出することは、復号候補ビットシーケンスから、復号候補ビットシーケンス内のEDC部分についての候補ロケーションに対応する、定義されたビット数を抽出することを含む。いくつかの場合には、候補ロケーションは、ペイロード部分の復号順序の始まりにあるか、または復号順序の中間にある。いくつかの場合には、復号候補ビットシーケンスのEDC部分は、復号候補ビットシーケンスの第2のEDC部分から1つまたは複数のビットだけ分離される。
[0215]相関器1155は、EDC部分とビットセットとの間の相関状態を決定し得る。
[0216]分界構成要素1160は、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分がペイロード部分の復号順序の始まりに位置する分界ビットを含むと決定し得る。
[0217]状態イニシャライザ1165は、UEの識別子に基づいてEDCアルゴリズムについての可変状態を初期化し得る。いくつかの場合には、可変状態は、1に設定された値を各々有するビットのセットを含むように初期化される。いくつかの場合には、EDCアルゴリズムを適用することは、少なくとも1つの非0ビット値を用いてEDCアルゴリズムについての可変状態を初期化することを含む。
[0218]長さ決定器1170は、異なるビット長のセットのうちの1つに対応する復号候補ビットシーケンスのペイロード部分の長さを決定し得る。
[0219]スクランブラ1175は、第2のEDC値を生成するために、マスクを用いて、EDCアルゴリズムによって出力された(output)定義されたビット数をスクランブルし得る。
[0220]図12は、本開示の態様による、ポーラコードのためのサイズあいまいさ低減およびフォールスアラームレート低減をサポートする、デバイス1205を含むシステム1200の図を示す。デバイス1205は、たとえば、図9および図10を参照しながら上記で説明されたワイヤレスデバイス905、ワイヤレスデバイス1005、またはUE115の構成要素の一例であり得るか、またはそれらを含む。デバイス1205は、通信マネージャ1215と、プロセッサ1220と、メモリ1225と、ソフトウェア1230と、トランシーバ1235と、アンテナ1240と、I/Oコントローラ1245とを含む、通信を送信および受信するための構成要素を含む、双方向ボイスおよびデータ通信のための構成要素を含み得る。これらの構成要素は、1つまたは複数のバス(たとえば、バス1210)を介して電子通信していることがある。デバイス1205は、1つまたは複数の基地局105とワイヤレス通信し得る。
[0221]プロセッサ1220は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、中央処理ユニット(CPU)、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、あるいはそれらの任意の組合せ)を含み得る。いくつかの場合には、プロセッサ1220は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。他の場合には、メモリコントローラはプロセッサ1220に組み込まれ得る。プロセッサ1220は、様々な機能(たとえば、ポーラコードのためのサイズあいまいさ低減およびフォールスアラームレート低減をサポートする、機能またはタスク)を実行するために、メモリに記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。
[0222]メモリ1225は、ランダムアクセスメモリ(RAM)および読取り専用メモリ(ROM)を含み得る。メモリ1225は、実行されたとき、プロセッサに本明細書で説明される様々な機能を実行させる命令を含むコンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェア1230を記憶し得る。いくつかの場合には、メモリ1225は、特に、周辺構成要素またはデバイスとの対話など、基本ハードウェアまたはソフトウェア動作を制御し得る基本入出力システム(BIOS)を含んでいることがある。
[0223]ソフトウェア1230は、ポーラコードのためのサイズあいまいさ低減およびフォールスアラームレート低減をサポートするためのコードを含む、本開示の態様を実装するためのコードを含み得る。ソフトウェア1230は、システムメモリまたは他のメモリなど、非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され得る。いくつかの場合には、ソフトウェア1230は、プロセッサによって直接的に実行可能でないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ実行されたとき)コンピュータに本明細書で説明される機能を実行させ得る。
[0224]トランシーバ1235は、上記で説明されたように、1つまたは複数のアンテナ、ワイヤードリンク、またはワイヤレスリンクを介して双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ1235はワイヤレストランシーバを表し得、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ1235はまた、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナに与えるための、およびアンテナから受信されたパケットを復調するためのモデムを含み得る。
[0225]いくつかの場合には、ワイヤレスデバイスは単一のアンテナ1240を含み得る。しかしながら、いくつかの場合には、デバイスは、複数のワイヤレス送信をコンカレントに送信または受信することが可能であり得る2つ以上のアンテナ1240を有し得る。
[0226]I/Oコントローラ1245は、デバイス1205のための入力および出力信号を管理し得る。I/Oコントローラ1245は、デバイス1205に組み込まれていない周辺機器をも管理し得る。いくつかの場合には、I/Oコントローラ1245は外部周辺機器への物理接続またはポートを表し得る。いくつかの場合には、I/Oコントローラ1245は、iOS(登録商標)、ANDROID(登録商標)、MS−DOS(登録商標)、MS−WINDOWS(登録商標)、OS/2(登録商標)、UNIX(登録商標)、LINUX(登録商標)、または別の知られているオペレーティングシステムなど、オペレーティングシステムを利用し得る。他の場合、I/Oコントローラ1245は、モデム、キーボード、マウス、タッチスクリーン、または同様のデバイスを表すか、またはそれらと対話し得る。いくつかの場合には、I/Oコントローラ1245はプロセッサの一部として実装され得る。いくつかの場合には、ユーザは、I/Oコントローラ1245を介して、またはI/Oコントローラ1245によって制御されるハードウェア構成要素を介してデバイス1205と対話し得る。
[0227]図13は、本開示の態様による、ポーラコードのためのサイズあいまいさ低減およびフォールスアラームレート低減のための方法1300を示すフローチャートを示す。方法1300の動作は、本明細書で説明されたように、UE115またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1300の動作は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、UE115は、以下で説明される機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、UE115は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実行し得る。
[0228]ブロック1305において、UE115は、信号を、コードワードサイズを有するポーラ符号化コードワードについて監視し得る。ブロック1305の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1305の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、監視構成要素によって実行され得る。
[0229]ブロック1310において、UE115は、信号に少なくとも部分的に基づいて復号候補ビットシーケンスを決定し得、ここにおいて、復号候補ビットシーケンスは、コードワードサイズについての複数の異なるビット長のうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に関連する。ブロック1310の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1310の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、リストデコーダによって実行され得る。
[0230]ブロック1315において、UE115は、EDCアルゴリズムを使用して復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についてのEDC値を計算し得、ここにおいて、計算することは、少なくとも1つの非0ビット値を用いてEDCアルゴリズムについての可変状態を初期化することを備える。ブロック1315の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1315の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、誤り検出器によって実行され得る。
[0231]ブロック1320において、UE115は、復号候補ビットシーケンスのEDC部分とEDC値とに少なくとも部分的に基づいて、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についての復号出力状態を決定し得る。ブロック1320の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1320の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、誤り検出器によって実行され得る。
[0232]図14は、本開示の態様による、ポーラコードのためのサイズあいまいさ低減およびフォールスアラームレート低減のための方法1400を示すフローチャートを示す。方法1400の動作は、本明細書で説明されたように、UE115またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1400の動作は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、UE115は、以下で説明される機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、UE115は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実行し得る。
[0233]ブロック1405において、UE115は、信号を、コードワードサイズを有するポーラ符号化コードワードについて監視し得る。ブロック1405の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1405の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、監視構成要素によって実行され得る。
[0234]ブロック1410において、UE115は、信号に少なくとも部分的に基づいて復号候補ビットシーケンスを決定し得、ここにおいて、復号候補ビットシーケンスは、コードワードサイズについての複数の異なるビット長のうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に関連する。ブロック1410の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1410の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、リストデコーダによって実行され得る。
[0235]ブロック1415において、UE115は、EDCアルゴリズムを使用して復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についてのEDC値を計算し得、ここにおいて、計算することは、少なくとも1つの非0ビット値を用いてEDCアルゴリズムについての可変状態を初期化することを備える。ブロック1415の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1415の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、誤り検出器によって実行され得る。
[0236]ブロック1420において、UE115は、復号候補ビットシーケンスから第2のEDC部分を抽出し得る。ブロック1420の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1420の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、誤り検出器によって実行され得る。
[0237]ブロック1425において、UE115は、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分に少なくとも部分的に基づいて第2のEDC値を計算し得る。ブロック1425の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1425の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、誤り検出器によって実行され得る。
[0238]ブロック1430において、UE115は、復号候補ビットシーケンスのEDC部分とEDC値との比較、および復号候補ビットシーケンスの第2のEDC部分と第2のEDC値との比較に少なくとも部分的に基づいて、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についての復号出力状態を決定し得る。ブロック1430の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1430の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、誤り検出器によって実行され得る。
[0239]図15は、本開示の態様による、ポーラコードのためのサイズあいまいさ低減およびフォールスアラームレート低減のための方法1500を示すフローチャートを示す。方法1500の動作は、本明細書で説明されたように、UE115またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1500の動作は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、UE115は、以下で説明される機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、UE115は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実行し得る。
[0240]ブロック1505において、UE115は、信号を、コードワードサイズを有するポーラ符号化コードワードについて監視し得る。ブロック1505の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1505の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、監視構成要素によって実行され得る。
[0241]ブロック1510において、UE115は、信号に少なくとも部分的に基づいて復号候補ビットシーケンスを決定し得、ここにおいて、復号候補ビットシーケンスは、コードワードサイズについての複数の異なるビット長のうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に関連する。ブロック1510の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1510の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、リストデコーダによって実行され得る。
[0242]ブロック1515において、UE115は、EDCアルゴリズムを使用して復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についてのEDC値を計算し得、ここにおいて、計算することは、ペイロード部分のビットに対してビット反転を実行することを備える。ブロック1515の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1515の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、誤り検出器によって実行され得る。
[0243]ブロック1520において、UE115は、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分とに少なくとも部分的に基づいて、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についての復号出力状態を決定し得る。ブロック1520の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1520の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、誤り検出器によって実行され得る。
[0244]図16は、本開示の態様による、ポーラコードのためのサイズあいまいさ低減およびフォールスアラームレート低減のための方法1600を示すフローチャートを示す。方法1600の動作は、本明細書で説明されたように、UE115またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1600の動作は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、UE115は、以下で説明される機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、UE115は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実行し得る。
[0245]ブロック1605において、UE115は、信号を、コードワードサイズを有するポーラ符号化コードワードについて監視し得る。ブロック1605の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1605の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、監視構成要素によって実行され得る。
[0246]ブロック1610において、UE115は、コードワードサイズについての複数の異なるビット長のうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に少なくとも部分的に基づいて、変更されたポーラ符号化コードワードを生成するために、ポーラ符号化コードワードを変更し得、ここにおいて、変更することは、特定のビット長に少なくとも部分的に基づいてポーラ符号化コードワードを、デスクランブルすること、デインターリーブすること、またはその両方を備える。ブロック1610の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1610の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、変更器構成要素によって実行され得る。
[0247]ブロック1615において、UE115は、変更されたポーラ符号化コードワードと復号仮説とに少なくとも部分的に基づいて復号候補ビットシーケンスを決定し得る。ブロック1615の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1615の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、リストデコーダによって実行され得る。
[0248]ブロック1620において、UE115は、EDCアルゴリズムを使用して復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についてのEDC値を計算し得る。ブロック1620の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1620の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、誤り検出器によって実行され得る。
[0249]ブロック1625において、UE115は、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分とに少なくとも部分的に基づいて、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についての復号出力状態を決定し得る。ブロック1625の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1625の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、誤り検出器によって実行され得る。
[0250]図17は、本開示の態様による、ポーラコードのためのサイズあいまいさ低減およびフォールスアラームレート低減のための方法1700を示すフローチャートを示す。方法1700の動作は、本明細書で説明されたように、UE115またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1700の動作は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、UE115は、以下で説明される機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、UE115は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実行し得る。
[0251]ブロック1705、UE115は、信号を、コードワードサイズを有するポーラ符号化コードワードについて監視し得る。ブロック1705の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1705の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、監視構成要素によって実行され得る。
[0252]ブロック1710において、UE115は、信号に少なくとも部分的に基づいて復号候補ビットシーケンスを決定し得、ここにおいて、復号候補ビットシーケンスは、コードワードサイズについての複数の異なるビット長のうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に関連する。ブロック1710の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1710の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、リストデコーダによって実行され得る。
[0253]ブロック1715において、UE115は、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分をデスクランブルし得る。ブロック1715の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1715の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、デスクランブラによって実行され得る。
[0254]ブロック1720において、UE115は、EDCアルゴリズムを使用して、デスクランブルされたペイロード部分についてのEDC値を計算し得る。ブロック1720の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1720の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、誤り検出器によって実行され得る。
[0255]ブロック1725において、UE115は、復号候補ビットシーケンスのEDC部分とEDC値とに少なくとも部分的に基づいて、デスクランブルされたペイロード部分についての復号出力状態を決定し得る。ブロック1725の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1725の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、誤り検出器によって実行され得る。
[0256]図18は、本開示の態様による、ポーラコードのためのサイズあいまいさ低減およびフォールスアラームレート低減のための方法1800を示すフローチャートを示す。方法1800の動作は、本明細書で説明されたように、UE115またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1800の動作は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、UE115は、以下で説明される機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、UE115は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実行し得る。
[0257]ブロック1805において、UE115は、信号を、コードワードサイズを有するポーラ符号化コードワードについて監視し得る。ブロック1805の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1805の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、監視構成要素によって実行され得る。
[0258]ブロック1810において、UE115は、信号に少なくとも部分的に基づいて復号候補ビットシーケンスを決定し得、ここにおいて、復号候補ビットシーケンスは、コードワードサイズについての複数の異なるビット長のうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に関連する。ブロック1810の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1810の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、リストデコーダによって実行され得る。
[0259]ブロック1815において、UE115は、復号候補ビットシーケンスのマスキングされたEDC部分を抽出し、処理されたEDC値を生成するために、マスクを用いて、マスキングされたEDC部分をデスクランブルする。ブロック1815の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1815の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、デスクランブラによって実行され得る。
[0260]ブロック1820において、UE115は、計算されたEDC値を生成するために復号候補ビットシーケンスのペイロード部分のサブセットにEDCアルゴリズムを適用し得る。ブロック1820の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1820の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、誤り検出器によって実行され得る。
[0261]ブロック1825において、UE115は、処理されたEDC値と計算されたEDC値とに少なくとも部分的に基づいて早期終了決定を生成し得る。ブロック1825の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1825の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、早期終了器によって実行され得る。
[0262]図19は、本開示の態様による、ポーラコードのためのサイズあいまいさ低減およびフォールスアラームレート低減のための方法1900を示すフローチャートを示す。方法1900の動作は、本明細書で説明されたように、UE115またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1900の動作は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、UE115は、以下で説明される機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、UE115は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実行し得る。
[0263]ブロック1905において、UE115は、信号を、コードワードサイズを有するポーラ符号化コードワードについて監視し得る。ブロック1905の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1905の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、監視構成要素によって実行され得る。
[0264]ブロック1910において、UE115は、信号に少なくとも部分的に基づいて復号候補ビットシーケンスを決定し得、ここにおいて、復号候補ビットシーケンスは、コードワードサイズについての複数の異なるビット長のうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に関連する。ブロック1910の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1910の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、リストデコーダによって実行され得る。
[0265]ブロック1915において、UE115は、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分からEDC部分とビットセットとを抽出し得、ビットセットはEDCアルゴリズムによって生成される。ブロック1915の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1915の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、抽出器によって実行され得る。
[0266]ブロック1920において、UE115は、EDC部分とビットセットとの間の相関状態を決定し得る。ブロック1920の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1920の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、相関器によって実行され得る。
[0267]ブロック1925において、UE115は、相関状態に少なくとも部分的に基づいて早期終了決定を生成し得る。ブロック1925の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1925の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、早期終了器によって実行され得る。
[0268]図20は、本開示の態様による、ポーラコードのためのサイズあいまいさ低減およびフォールスアラームレート低減のための方法2000を示すフローチャートを示す。方法2000の動作は、本明細書で説明されたように、UE115またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法2000の動作は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、UE115は、以下で説明される機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、UE115は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実行し得る。
[0269]ブロック2005において、UE115は、信号を、コードワードサイズを有するポーラ符号化コードワードについて監視し得る。ブロック2005の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック2005の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、監視構成要素によって実行され得る。
[0270]ブロック2010において、UE115は、信号に少なくとも部分的に基づいて復号候補ビットシーケンスを決定し得、ここにおいて、復号候補ビットシーケンスは、コードワードサイズについての複数の異なるビット長のうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に関連する。ブロック2010の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック2010の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、リストデコーダによって実行され得る。
[0271]ブロック2015において、UE115は、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分がペイロード部分の復号順序の始まりに位置する分界ビットを備えると決定し得る。ブロック2015の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック2015の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、分界構成要素によって実行され得る。
[0272]ブロック2020において、UE115は、EDCアルゴリズムを使用してペイロード部分についてのEDC値を計算し得る。ブロック2020の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック2020の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、誤り検出器によって実行され得る。
[0273]ブロック2025において、UE115は、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分とに少なくとも部分的に基づいて、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についての復号出力状態を決定し得る。ブロック2025の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック2025の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、誤り検出器によって実行され得る。
[0274]図21は、本開示の態様による、ポーラコードのためのサイズあいまいさ低減およびフォールスアラームレート低減のための方法2100を示すフローチャートを示す。方法2100の動作は、本明細書で説明されたように、UE115またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法2100の動作は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、UE115は、以下で説明される機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、UE115は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実行し得る。
[0275]ブロック2105において、UE115は、信号を、コードワードサイズを有するポーラ符号化コードワードについて監視し得る。ブロック2105の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック2105の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、監視構成要素によって実行され得る。
[0276]ブロック2110において、UE115は、信号に少なくとも部分的に基づいて復号候補ビットシーケンスを決定し得、ここにおいて、決定することは、復号候補ビットシーケンスの凍結ビット部分がUEの識別子を用いてマスキングされることを識別し、ここにおいて、復号候補ビットシーケンスは、コードワードサイズについての複数の異なるビット長のうちの特定のビット長を有する制御情報のための復号仮説に関連する。ブロック2110の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック2110の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、リストデコーダによって実行され得る。
[0277]ブロック2115において、UE115は、EDCアルゴリズムを使用してペイロード部分についてのEDC値を計算し得る。ブロック2115の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック2115の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、誤り検出器によって実行され得る。
[0278]ブロック2120において、UE115は、EDC値と復号候補ビットシーケンスのEDC部分とに少なくとも部分的に基づいて、復号候補ビットシーケンスのペイロード部分についての復号出力状態を決定し得る。ブロック2120の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック2120の動作の態様は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、誤り検出器によって実行され得る。
[0279]上記で説明された方法は、可能な実装形態を表すこと、ならびに動作およびステップが並べ替えられるかまたは場合によっては変更され得ること、ならびに、他の実装形態が可能であることに留意されたい。さらに、方法のうちの2つまたはそれ以上からの態様が組み合わせられ得る。
[0280]本明細書で説明される技法は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)、および他のシステムなど、様々なワイヤレス通信システムのために使用され得る。「システム」および「ネットワーク」という用語は、しばしば互換的に使用される。CDMAシステムは、CDMA2000、ユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA)などの無線技術を実装し得る。CDMA2000は、IS−2000、IS−95、およびIS−856規格をカバーする。IS−2000リリースは、一般に、CDMA2000 1X、1Xなどと呼ばれることがある。IS−856(TIA−856)は、一般に、CDMA2000 1xEV−DO、高速パケットデータ(HRPD)などと呼ばれる。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))およびCDMAの他の変形態を含む。TDMAシステムは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))などの無線技術を実装し得る。
[0281]OFDMAシステムは、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、発展型UTRA(E−UTRA)、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11(Wi−Fi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、Flash−OFDMなどの無線技術を実装し得る。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS)の一部である。LTEおよびLTE−Aは、E−UTRAを使用するUMTSのリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、LTE−A、NR、およびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP(登録商標))という名称の組織からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と称する団体からの文書に記載されている。本明細書で説明される技法は、上述のシステムおよび無線技術、ならびに他のシステムおよび無線技術のために使用され得る。LTEまたはNRシステムの態様は例として説明され得、LTEまたはNR用語が説明の大部分において使用され得るが、本明細書で説明される技法は、LTEまたはNR適用例以外に適用可能である。
[0282]本明細書で説明されるようなネットワークを含む、LTE/LTE−Aネットワークでは、発展型ノードB(eNB)という用語は、概して、基地局を表すために使用され得る。本明細書で説明される1つまたは複数のワイヤレス通信システムは、異なるタイプのeNBが様々な地理的領域にカバレージを与える、異種LTE/LTE−AまたはNRネットワークを含み得る。たとえば、各eNB、次世代ノードB(gNB)、または基地局は、マクロセル、スモールセル、または他のタイプのセルに通信カバレージを与え得る。「セル」という用語は、コンテキストに応じて、基地局、基地局に関連するキャリアまたはコンポーネントキャリア、あるいはキャリアまたは基地局のカバレージエリア(たとえば、セクタなど)について説明するために使用され得る。
[0283]基地局は、基地トランシーバ局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、ノードB、eNB、gNB、ホームノードB、ホームeノードB、または何らかの他の好適な用語を含み得るか、あるいはそのように当業者によって呼ばれることがある。基地局のための地理的カバレージエリアは、カバレージエリアの一部分のみを構成するセクタに分割され得る。本明細書で説明される1つまたは複数のワイヤレス通信システムは、異なるタイプの基地局(たとえば、マクロセル基地局またはスモールセル基地局)を含み得る。本明細書で説明されるUEは、マクロeNB、スモールセルeNB、gNB、リレー基地局などを含む、様々なタイプの基地局およびネットワーク機器と通信することが可能であり得る。異なる技術のための重複する地理的カバレージエリアがあり得る。
[0284]マクロセルは、概して、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。スモールセルは、マクロセルと比較して、マクロセルと同じまたは異なる(たとえば、認可、無認可などの)周波数帯域内で動作し得る、低電力基地局である。スモールセルは、様々な例によれば、ピコセルとフェムトセルとマイクロセルとを含み得る。ピコセルは、たとえば、小さい地理的エリアをカバーし得、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。フェムトセルは、小さい地理的エリア(たとえば、自宅)を同じくカバーし得、フェムトセルとの関連を有するUE(たとえば、限定加入者グループ(CSG)中のUE、自宅内のユーザのためのUEなど)による制限付きアクセスを与え得る。マクロセルのためのeNBは、マクロeNBと呼ばれることがある。スモールセルのためのeNBは、スモールセルeNB、ピコeNB、フェムトeNBまたはホームeNBと呼ばれることがある。eNBは、1つまたは複数の(たとえば、2つ、3つ、4つなどの)セル(たとえば、コンポーネントキャリア)をサポートし得る。
[0285]本明細書で説明される1つまたは複数のワイヤレス通信システムは、同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、基地局は同様のフレームタイミングを有し得、異なる基地局からの送信は近似的に時間的に整合され得る。非同期動作の場合、基地局は異なるフレームタイミングを有し得、異なる基地局からの送信は時間的に整合されないことがある。本明細書で説明される技法は、同期動作または非同期動作のいずれかのために使用され得る。
[0286]本明細書で説明されるダウンリンク送信は順方向リンク送信と呼ばれることもあり、アップリンク送信は逆方向リンク送信と呼ばれることもある。たとえば、図1および図2のワイヤレス通信システム100および200を含む、本明細書で説明される各通信リンクは、1つまたは複数のキャリアを含み得、ここで、各キャリアは、複数のサブキャリアからなる信号(たとえば、異なる周波数の波形信号)であり得る。
[0287]添付の図面に関して本明細書に記載される説明は、例示的な構成について説明しており、実装され得るまたは特許請求の範囲内に入るすべての例を表すとは限らない。本明細書で使用される「例示的」という用語は、「例、事例、または例示の働きをすること」を意味し、「好ましい」または「他の例よりも有利な」を意味しない。詳細な説明は、説明される技法の理解を与えるための具体的な詳細を含む。ただし、これらの技法は、これらの具体的な詳細なしに実施され得る。いくつかの事例では、説明される例の概念を不明瞭にすることを回避するために、よく知られている構造およびデバイスがブロック図の形式で示される。
[0288]添付の図では、同様の構成要素または特徴は同じ参照ラベルを有し得る。さらに、同じタイプの様々な構成要素は、参照ラベルの後に、ダッシュと、それらの同様の構成要素同士を区別する第2のラベルとを続けることによって区別され得る。第1の参照ラベルのみが本明細書において使用される場合、その説明は、第2の参照ラベルにかかわらず、同じ第1の参照ラベルを有する同様の構成要素のうちのいずれか1つに適用可能である。
[0289]本明細書で説明される情報および信号は、多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表され得る。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
[0290]本明細書の開示に関して説明される様々な例示的なブロックおよびモジュールは、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAまたは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明される機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ(たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成)としても実装され得る。
[0291]本明細書で説明される機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。他の例および実装形態は、本開示の範囲内および添付の特許請求の範囲内に入る。たとえば、ソフトウェアの性質により、上記で説明された機能は、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのうちのいずれかの組合せを使用して実装され得る。機能を実装する特徴はまた、機能の部分が、異なる物理的ロケーションにおいて実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。また、特許請求の範囲を含めて、本明細書で使用される場合、項目の列挙(たとえば、「のうちの少なくとも1つ」あるいは「のうちの1つまたは複数」などの句で終わる項目の列挙)中で使用される「または」は、たとえば、A、B、またはCのうちの少なくとも1つの列挙が、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような包括的列挙を示す。また、本明細書で使用される「に基づいて」という句は、条件の閉集合への参照として解釈されないものとする。たとえば、「条件Aに基づいて」と記述された例示的なステップは、本開示の範囲から逸脱することなく条件Aと条件Bの両方に基づき得る。言い換えれば、本明細書で使用される「に基づいて」という句は、「に少なくとも部分的に基づいて」という句と同様にして解釈されるものとする。
[0292]コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、非一時的コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。非一時的記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、非一時的コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM(登録商標))、コンパクトディスク(CD)ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータ、または汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の非一時的媒体を備え得る。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、CD、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
[0293]本明細書の説明は、当業者が本開示を作成または使用することができるように与えられた。本開示への様々な変更は当業者には容易に明らかとなり、本明細書で定義された一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明される例および設計に限定されず、本明細書で開示された原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。