JP2020512861A - カーペットタイル及びシステムとその製造方法 - Google Patents

Abstract

生機、接着層、及び二次裏地素材を有するカーペットタイル。生機は、一次裏地構成要素、及び一次裏地構成要素に付着される複数の繊維を有する。接着層は、接着剤組成物と、接着剤組成物内に少なくとも部分的に埋め込まれた補強材とを有する。接着層は、一次裏地構成要素の裏面に適用する。二次裏地素材が、補強材を流れる接着剤組成物の一部との接触によって一次裏地構成要素に付着する。補強材及び二次裏地素材は、接着剤組成物上に共積層される。【選択図】図１

Description

関連出願の相互参照
本願は、２０１７年３月３０日に出願された米国仮特許出願第６２／４７８，８８５号の優先権及び出願日の利益を主張するものである。本願は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。

本発明は、カーペットタイルに関し、より詳細には、接着剤組成物と、接着剤組成物内に少なくとも部分的に埋め込まれた補強材とを含む接着層を有するカーペットタイルに関する。

カーペットタイルは、典型的には、重い裏地を伴って製造され、これはカーペットタイルを硬くし、切断を困難にする一因となる。このようなカーペットタイルは、通常、幅の狭い（２ｍ以下）裏付け機器で作られている。通常、このようなカーペットタイルの製造中、複数の裏地層を作成するには、裏地用の接着剤を少なくとも２回塗布する必要がある。

既存のカーペットタイルよりも容易かつ低価格で製造できる他のカーペットタイルの構造が必要である。

本発明の目的（複数可）に従って、本明細書に具体化され、広く記載されているように、本発明は、一態様において、生機、接着層、及び二次裏地素材を含むカーペットタイルに関する。生機は、一次裏地構成要素、及び一次裏地構成要素に付着される複数の繊維を有することができる。一次裏地構成要素はフェース面及び裏面を有することができ、複数の繊維が、一次裏地構成要素のフェース面から延びることができる。接着層は、第１の表面と反対側の第２の表面を有することができる。接着層は、接着剤組成物と、接着剤組成物内に少なくとも部分的に埋め込まれた補強材とを有することができる。接着層の第１の表面は、一次裏地構成要素の裏面に適用することができる。二次裏地素材は、接着層の第２の表面との接触によって一次裏地構成要素に付着させることができる。補強材は、垂直軸に関して間隔を空けて対向する第１及び第２の側面を有することができる。補強材及び二次裏地素材は、接着剤組成物上に共積層され得る。補強材は、接着剤組成物の流れが補強材の第１の側面から補強材の第２の側面まで補強材を通るのを可能にする開放構造を有することができ、それによって、接着剤組成物内に補強材の少なくとも一部を埋め込み、接着剤層を画定する。任意選択で、カーペットタイルは、一次裏地構成要素の裏面と接着層との間に配置されたプレコート層をさらに含むことができる。

カーペットタイルを製造する方法がまた、本明細に開示される。方法は、（ａ）生機の一次裏地構成要素の裏面に接着剤組成物を押し出すことを含むことができる。生機はさらに一次裏地構成要素に付着された複数の繊維を含み、一次裏地構成要素のフェース面から延びることができる。この方法はまた、（ｂ）補強材と二次裏地素材を接着剤組成物に共積層することを含むことができる。補強材は、開放構造と、垂直軸に関して間隔を空けて対向する第１及び第２の側面とを有することができる。方法はさらに、（ｃ）補強材の第２の側面の接着剤組成物が二次裏地素材に接触するように、接着剤組成物を補強材の第１の側面から補強材の第２の側面に補強材を通って流動可能とすることを含むことができる。さらに、方法は（ｄ）接着剤組成物を冷却して、補強材が接着剤組成物内に少なくとも部分的に埋め込まれた接着層を画定することを含むことができる。二次裏地素材は、接着層の接着剤組成物との接触によって、一次裏地構成要素に付着できる。

本開示のさらなる利点は、以下の詳細な説明または特許請求の範囲に部分的に示し、その説明から一部が由来するか、本明細書の実践によって習得できる。上述の一般的な説明及び以下の発明を実施するための形態はどちらも例示的かつ説明的であり、開示される本発明を限定しないと理解すべきである。

本明細書に開示及び説明される例示的なカーペットタイルの断面の側面図を示す。 本明細書に開示及び説明されるカーペットタイルを作るための例示的なシステム及び方法の概略的な図解を示す。

本発明は、以下の詳細な説明、実施例、図面、及び特許請求の範囲、ならびにそれらの前述及び後述の説明を参照することで、より容易に理解することができる。しかし、本組成物、物品、デバイス、システム、及び／または方法を開示及び説明する前に、本発明は、別段に指定されていなければ、開示される特定の組成物、物品、デバイス、システム、及び／または方法に限定されず、当然可変であり得ることを理解されたい。本明細書で使用する用語は、特定の態様のみを説明するためのものであり、限定することを意図するものではないことも理解されたい。

本発明の以下の説明は、現在知られている最良の態様での本発明の可能な教示としても提供される。この目的のために、関連分野の当業者は、本発明の有益な結果を依然として得ながら、本明細書に記載の本発明の様々な態様に変更及び修正を加えることができることを認識及び理解する。本発明の所望の利益のいくつかは、他の特徴を利用することなく、本発明の特徴のいくつかを選択することにより得られることも明らかである。したがって、関連分野の当業者は、本発明に対する多くの修正及び適合が可能であり、特定の状況で望ましいことさえあり得、したがって本発明の一部でもあることを認識する。したがって、以下の説明は、本発明の原理の例示として提供されており、本発明を限定するものではない。

本開示の要素の様々な組み合わせが本発明に包含されており、例えば同じ独立請求項に依存する従属請求項の要素の組み合わせが挙げられる。

さらに、特に明記しない限り、本明細書に記載のいずれの方法も、そのステップが特定の順序で実行されることを必要とすると解釈されることを決して意図するものではないことを理解されたい。したがって、方法の請求項がそのステップが従うべき順序を実際に記載していない場合、またはそのステップが特定の順序に限定されるべきであることが請求項または説明で別段に具体的に述べられていない場合に、いかなる点でも順序が推測されることを決して意図していない。これは、ステップの配置または操作の流れに関する論理的な問題、文法構成または句読法から派生する明らかな意味、及び本明細書に記載の態様の数または種類を含めた、任意のあり得る非明示的な解釈の根拠に対して成り立つ。

本明細書で言及するすべての刊行物は、参照することにより本明細書に組み込まれ、該刊行物の引用に関連した方法及び／または材料を開示ならびに説明する。

本明細書で使用する用語は、特定の態様のみを説明するためのものであり、限定することを意図するものではないことも理解されたい。本明細書及び特許請求の範囲で使用される場合、「ｃｏｍｐｒｉｓｉｎｇ（含む）」という用語には、「ｃｏｎｓｉｓｔｉｎｇ ｏｆ（からなる）」及び「ｃｏｎｓｉｓｔｉｎｇ ｅｓｓｅｎｔｉａｌｌｙ ｏｆ（から本質的になる）」という態様が含まれ得る。別段に定義されていない限り、本明細書で使用されるすべての技術用語および科学用語は、本発明が属する技術分野の当業者が共通して理解するものと同じ意味を有する。本明細書及び添付の特許請求の範囲で、本明細書で定義される複数の用語を参照する。

本明細書で使用される場合、単数形「ａ」、「ａｎ」及び「ｔｈｅ」は、文脈が別段であると明確に指示しない限り、複数の指示対象を含む。したがって、例えば、「補強材」への言及は、文脈が別段であると明確に示さない限り、２つ以上の補強材を有する態様を含む。

本明細書では、範囲は、「概数（ａｂｏｕｔ）」である１つの特定の値から、及び／または「概数（ａｂｏｕｔ）」である別の特定の値までのものとして表すことができる。そのような範囲が表現される場合、別の態様は、１つの特定の値から及び／または他の特定の値までを含む。同様に、先行の「約（ａｂｏｕｔ）」を使用して値が近似値として表される場合、特定の値が別の態様を形成することが理解される。範囲のそれぞれの終点が、他の終点と関連していても、他の終点とは無関係でも重要であることが、さらに理解される。また、本明細書に開示されているいくつかの値があり、各々の値は、値自体に加えてその特定の値の「概数（ａｂｏｕｔ）」としても本明細書に開示されているということが理解される。例えば、「１０」という値が開示されている場合、「約１０」も開示される。また、２つの特定のまとまりの間の各々のまとまりも開示されていることが理解される。例えば、１０と１５が開示されている場合、１１、１２、１３、１４も開示されている。

本明細書で使用される場合、「ｏｐｔｉｏｎａｌ（任意選択の）」または「ｏｐｔｉｏｎａｌｌｙ（任意選択に）」という用語は、後に記載される事象または状況が発生する場合と発生しない場合があり、説明には当該の事象または状況が発生する場合と発生しない場合が含まれることを意味する。

組成物または物品中の特定の要素または成分の重量部に対する本明細書及び結論である請求項における参照は、その重量部が表される組成物または物品にある要素または成分と他の任意の要素または成分との間の重量関係を示す。したがって、２重量部の成分Ｘと５重量部の成分Ｙを含む組成物または組成物の選択された部分には、ＸとＹが２：５の重量比で存在し、組成物にさらなる成分が含まれているかどうかに関わらず、そのような比率で存在する。

成分の重量パーセント、または重量％、またはｗｔ％は、特に反対であると明記されていない限り、成分が含まれる製剤または組成物の総重量に基づいている。

「カーペット」は、本明細書では、当業者によって認識されるような様式で使用される。本明細書で使用されるカーペットの定義には、当技術分野で知られている任意のカーペット製品が含まれる。本明細書で使用される場合、「カーペットタイル」という用語は、カーペット製品から形成することができる任意のタイルを含む。例として、限定するものではないが、「カーペットタイル」という用語には、ロール形態でもたらされる広幅の布地の床用製品から形成されたタイルが含まれる。

本明細書で使用される場合、「オリゴマー」という用語は、ポリマーよりも少数のモノマー単位からなる分子を指す。例示的なオリゴマーには、二量体、三量体及び四量体が含まれる。

本明細書で使用される場合、「繊維」という用語は、極端なまたは不定の長さの繊維（すなわち、フィラメント）及び短い長さの繊維（すなわち、ステープルファイバー）を含む。

本明細書で使用される場合、「糸」という用語は、繊維の連続ストランド、長さ、または束を指す。繊維は、本明細書に記載されるような任意のタイプの繊維であり得る。

本明細書で使用される場合、「コポリマー」という用語は、２つ以上の異なる繰り返し単位（モノマー残基）から形成されるポリマーを指す。例として、限定するものではないが、コポリマーは交互コポリマー、ランダムコポリマー、ブロックコポリマー、またはグラフトコポリマーであり得る。

エチレンポリマーを説明するために使用される場合、「線状」という用語は、エチレンポリマーのポリマー骨格が測定可能または実証可能な長鎖分岐を欠く、例えば、ポリマーは平均して０．０１未満の長さの分岐／１０００炭素で置換されることを意味するように本明細書で使用される。

エチレンポリマーを説明するために使用される場合、「均一エチレンポリマー」という用語は、米国特許第３，６４５，９９２号のＥｌｓｔｏｎによる最初の開示に従って、従来の意味で使用される。その開示は参照により本明細書に組み込まれる。本明細書で定義されるように、均一なエチレンポリマーには、実質的に線状のエチレンポリマーと均一分岐線状エチレンの両方が含まれる。

均一分岐エチレンポリマーは、モノマーまたはコモノマーが所与のポリマーまたはインターポリマー分子内にランダムに分布し、実質的にすべてのポリマーまたはインターポリマー分子が、当該のポリマーまたはインターポリマーと、実質的に同じエチレン対コモノマーのモル比を有するエチレンポリマーを指す均一エチレンポリマーである。

あるいは、均一分岐エチレンポリマーは、短鎖分岐を有し、比較的高い短鎖分岐分布指数（ＳＣＢＤＩ）または比較的高い組成分布分岐指数（ＣＤＢＩ）を特徴とする均一エチレンポリマーとして定義することができる。すなわち、エチレンポリマーは、５０パーセント以上、７０パーセント以上、または９０パーセント以上のＳＣＢＤＩまたはＣＤＢＩを有し、測定可能な高密度（結晶性）ポリマー画分を本質的に欠いている。

均一分岐エチレンポリマーが短鎖分岐分布指数または組成分布分岐指数によって特徴付けられる態様では、ＳＣＢＤＩまたはＣＤＢＩは、総モルコモノマー含有量の中央値の５０パーセント以内のコモノマー含有量を有するポリマー分子の重量パーセントとして定義することができ、ポリマー中のコモノマーの分布とベルヌーイ分布で予想されるコモノマーの分布の比較を表す。ポリオレフィンのＳＣＢＤＩまたはＣＤＢＩは、例えばＷｉｌｄ ｅｔ ａｌ．，Ｊｏｕｒｎａｌ ｏｆ Ｐｏｌｙｍｅｒ Ｓｃｉｅｎｃｅ，Ｐｏｌｙ．Ｐｈｙｓ．Ｅｄ．，Ｖｏｌ．２０，ｐ．４４１ （１９８２）、Ｌ．Ｄ．Ｃａｄｙ，“Ｔｈｅ Ｒｏｌｅ ｏｆ Ｃｏｍｏｎｏｍｅｒ Ｔｙｐｅ ａｎｄ Ｄｉｓｔｒｉｂｕｔｉｏｎ ｉｎ ＬＬＤＰＥ Ｐｒｏｄｕｃｔ Ｐｅｒｆｏｒｍａｎｃｅ，” ＳＰＥ Ｒｅｇｉｏｎａｌ Ｔｅｃｈｎｉｃａｌ Ｃｏｎｆｅｒｅｎｃｅ，Ｑｕａｋｅｒ Ｓｑｕａｒｅ Ｈｉｌｔｏｎ，Ａｋｒｏｎ，Ｏｈｉｏ，Ｏｃｔ．１−２，ｐｐ．１０７−１１９ （１９８５）、または米国特許第４，７９８，０８１号及び第５，００８，２０４号に記載されているように、例えば温度上昇溶出分別（本明細書では「ＴＲＥＦ」と略す）などの当技術分野で知られている技術から得られたデータから好都合にも計算することができる。これらすべての開示は、参照により本明細書に組み込まれる。いくつかの態様では、ポリマーのコモノマー分布及びＳＣＢＤＩまたはＣＤＢＩは、例えば、米国特許第５，２９２，８４５号及びＪ．Ｃ Ｒａｎｄａｌｌ ｉｎ Ｒｅｖ．Ｍａｃｒｏｍｏｌ．Ｃｈｅｍ．Ｐｈｙｓ．，Ｃ２９，ｐｐ．２０１−３１７に記載されている技術に従って、¹³ＣＮＭＲ分析を使用して判定され、その開示は参照により本明細書に組み込まれる。

いくつかの態様において、「均一分岐線状エチレンポリマー」及び「均一分岐線状エチレン／α−オレフィンポリマー」という用語は、オレフィンポリマーが均一または狭い短分岐分布を有するが、長鎖分岐を有さないことを意味する。すなわち、線状エチレンポリマーは、長鎖分岐がないことを特徴とする均一なエチレンポリマーである。そのようなポリマーは、均一な短鎖分岐分布（すなわち、均一分岐）を実現する重合プロセス（例えば、Ｅｌｓｔｏｎにより米国特許第３，６４５，９９２号で記述されたもの）を使用して作成することができる。均一分岐線状エチレンポリマーは、典型的には、約３未満、約２．８未満、または約２．３未満の分子量分布Ｍ_w／Ｍ_nを有するとして特徴付けられる。適切な均一分岐線状エチレンポリマーの商業的な例には、Ｍｉｔｓｕｉ Ｐｅｔｒｏｃｈｅｍｉｃａｌ ＩｎｄｕｓｔｒｉｅｓによりＴａｆｍｅｒ（商標） 樹脂として、及びＥｘｘｏｎ Ｃｈｅｍｉｃａｌ ＣｏｍｐａｎｙによりＥｘａｃｔ（商標）樹脂及びＥｘｃｅｅｄ（商標）樹脂として販売されているものが含まれる。あるいは、「均一分岐線状エチレンポリマー」及び「均一分岐線状エチレン／α−オレフィンポリマー」という用語は、オレフィンポリマーが比較的高いＳＣＢＤＩまたはＣＤＢＩを有することを意味する。

「均一直鎖分岐エチレンポリマー」または「均一分岐直鎖エチレン／α−オレフィンポリマー」という用語は、多数の長鎖分岐を有することが当業者に知られている高圧分岐ポリエチレンを意味しない。「均一線状エチレンポリマー」という用語は、線状エチレンホモポリマーと線状エチレン／α−オレフィンインターポリマーの両方を総称的に意味する。線状エチレン／α−オレフィンインターポリマーは短鎖分岐を有し、通常、α−オレフィンは少なくとも１つのＣ₃−Ｃ₂₀ α−オレフィン（例えば、プロピレン、１−ブテン、１−ペンテン、４−メチル−１−ペンテン、１−ヘキセン、及び１−オクテン）である。他の態様では、本発明での使用に適したポリエチレンは、エチレンと少なくとも１つのＣ₃−Ｃ₂₀ α−オレフィン及び／またはＣ₄−Ｃ₁₈ジオレフィンとのインターポリマーである。エチレンとＣ₃−Ｃ₂₀炭素原子のα−オレフィンのコポリマーを使用することができる。

本明細書では、「インターポリマー」という用語は、少なくとも１つの他のコモノマーがエチレンと重合してインターポリマーを形成するコポリマーまたはターポリマーなどを示すために使用される。エチレンとの重合に有用な適切な不飽和コモノマーには、例えば、エチレン性不飽和モノマー、共役または非共役ジエン、ポリエンなどが含まれる。そのようなコモノマーの例には、プロピレン、イソブチレン、１−ブテン、１−ヘキセン、４−メチル−１−ペンテン、１−ヘプテン、１−オクテン、１−ノネン、１−デセン、１，９−デカジエンなどのＣ₃−Ｃ₂₀ α−オレフィンを含む。他の適切なモノマーには、スチレン、ハロまたはアルキル置換スチレン、テトラフルオロエチレン、ビニルベンゾシクロブタン、１，４−ヘキサジエン、１，７−オクタジエン、及びシクロアルケン、例えばシクロペンテン、シクロヘキセン及びシクロオクテンが含まれる。

エチレンホモポリマー（すなわち、いずれのコモノマーをも含まず、したがって短鎖分岐を含まない高密度エチレンポリマー）に関して使用される場合、「均一エチレンポリマー」または「均一線状エチレンポリマー」という用語は、ポリマーが、例えば、ＥｌｓｔｏｎまたはＥｗｅｎにより記載されたもの、またはＣａｎｉｃｈにより米国特許第５，０２６，７９８号および第５，０５５，４３８号に、またはＳｔｅｖｅｎｓ ｅｔ ａｌにより米国特許第５，０６４，８０２号に記載された均一触媒系を使用して製造されたことを意味する。これらの３つすべての開示は参照により本明細書に組み込まれる。

「実質的に線状のエチレンポリマー」または「ＳＬＥＰ」という用語は互換的に使用され、特に長鎖分岐を有する均一に分岐したエチレンポリマーを指す。この用語は、線状ポリマー骨格を有する不均一または均一に分岐したエチレンポリマーを指すものではない。実質的に線状のエチレンポリマーの場合、長鎖分岐はポリマー主鎖と同じコモノマー分布を有し、長鎖分岐はそれらが結合するポリマー主鎖の長さとほぼ同じ長さであり得る。実質的に線状のエチレンポリマーのポリマー骨格は、約０．０１長鎖分岐／１０００炭素〜約３長鎖分岐／１０００炭素、約０．０１長鎖分岐／１０００炭素〜約１長鎖分岐／１０００炭素、及び約０．０５長鎖分岐／１０００炭素〜約１長鎖分岐／１０００炭素で置換される。

本明細書において、長鎖分岐は、少なくとも６個の炭素の鎖長として定義され、それを超えると、¹³Ｃ核磁気共鳴分光法を使用して長さを区別することができない。長鎖分岐の存在は、¹³Ｃ核磁気共鳴（ＮＭＲ）分光法を使用してエチレンホモポリマーで判定でき、Ｒａｎｄａｌｌにより（Ｒｅｖ．Ｍａｃｒｏｍｏｌ．Ｃｈｅｍ．Ｐｈｙｓ．，Ｃ２９，Ｖ．２＆３，ｐ．２８５−２９７）記載されている方法を使用して定量化され、その開示は参照により本明細書に組み込まれる。

実質的に線状のエチレンポリマーは、均一分岐エチレンポリマーであり、米国特許第５，２７２，２３６号及び米国特許第５，２７８，２７２号に開示されており、その開示は参照により本明細書に組み込まれる。均一分岐の実質的に線状のエチレンポリマーは、Ｄｏｗ Ｃｈｅｍｉｃａｌ ＣｏｍｐａｎｙからＡＦＦＩＮＩＴＹ（商標）ポリオレフィンプラストマーとして、Ｄｕｐｏｎｔ Ｄｏｗ Ｅｌａｓｔｏｍｅｒｓ ＪＶからＥＮＧＡＧＥ（商標）ポリオレフィンエラストマーとして入手できる。均一分岐の実質的に線状のエチレンポリマーは、欧州特許出願４１６，８１５−Ａに開示されている方法のような拘束されるジオメトリ触媒の存在下で、エチレンと１つ以上の任意のα−オレフィンコモノマーの溶液、スラリー、または気相重合により調製することができ、その開示は参照により本明細書に組み込まれる。いくつかの態様では、溶液重合プロセスを使用して、本発明で使用される実質的に線状のエチレンポリマーを製造する。

「不均一分枝エチレンポリマー」という用語は、同様の分子量で均一分枝エチレン／α−オレフィンインターポリマーとは異なる、より広い分枝の分布を有するポリマーを指す。さらなる態様において、「不均一な」及び「不均一に分岐した」とは、エチレンポリマーが、様々なエチレン対コモノマーのモル比を有するインターポリマー分子の混合物として特徴付けられることを意味する。あるいは、不均一分岐線状エチレンポリマーは、約５０％未満、より典型的には約３０％未満のＳＣＢＤＩを有すると定義することができる。ＨＢＥＰ及びＳＬＥＰは、不均一に分岐した伝統的なチーグラー重合線状エチレンインターポリマーとして従来知られているポリマーのクラス、例えば、超低密度ポリエチレン（「ＵＬＤＰＥ」）、超低密度ポリエチレン（「ＶＬＤＰＥ」）、線形低密度ポリエチレン（「ＬＬＤＰＥ」）中密度ポリエチレン（「ＭＤＰＥ」）または高密度ポリエチレン（「ＨＤＰＥ」）は、例えば、実質的に線状のエチレンインターポリマーが均一に分岐したインターポリマーであるという点で、Ａｎｄｅｒｓｏｎ ｅｔ ａｌ．によって米国特許第４，０７６，６９８号において開示された技術を使用して作られた。さらに、本発明によれば、ポリマー組成物は、ポリマー組成物の総重量で測定して、２０重量％を超える不均一分枝線状エチレンポリマーを含まない。

不均一分岐エチレンポリマーは、典型的には、約３．５〜約４．１の範囲の分子量分布、Ｍ_w／Ｍ_nを有するものとして特徴付けられ、したがって組成の短い鎖分岐分布と分子量分布の両方に関して、実質的に線状のエチレンポリマー及び均一分岐線状エチレンポリマーとは異なる。

本発明において有用な実質的に線状のエチレンポリマーは、たとえそれらが比較的狭い分子量分布（ＭＷＤ）を有するとしても、優れた加工性を有する。さらに、実質的に線状のエチレンポリマーのメルトフロー比（Ｉ₁₀／Ｉ₂）は、多分散指数（すなわち、分子量分布（Ｍ_w／Ｍ_n））とは本質的に独立して変えることができる。これは、多分散指数が増加するにつれてＩ₁₀／Ｉ₂値も増加するようなレオロジー特性を持つ従来の不均一分岐直鎖ポリエチレン樹脂とは対照的である。実質的に線状のエチレンポリマーのレオロジー特性は、比較的低く、本質的に固定されたＩ₁₀／Ｉ₂比を有する均一分岐線状エチレンポリマーとも異なる。

ＨＢＥＰ及びＳＬＥＰはまた、実質的に線状のエチレンポリマーが同等の長鎖分岐を持たず、フリーラジカル過酸化物触媒系ではなくシングルサイト触媒系を使用して作られているという点で、例えば、エチレン−アクリル酸（ＥＡＡ）コポリマー及びエチレン−酢酸ビニル（ＥＶＡ）コポリマーなどのフリーラジカル開始型の高分岐高圧低密度エチレンホモポリマー及びエチレンインターポリマーとして知られるクラスとは著しく異なる。本発明によれば、ポリマー組成物は、ポリマー組成物の総重量で測定した場合、２０重量％を超えるフリーラジカル開始型高分岐高圧低密度エチレンホモポリマー及びエチレンインターポリマーを含まず、（以下でより詳細に論じるような）いずれかのそのようなホモポリマー及びインターポリマーを含む接着性ポリマーを除く。

本発明のいくつかの態様では、開示されたカーペット及びカーペットタイルの特定の構成部分は、織られた材料または織布を含むものとして特徴付けられる。いくつかの態様において、織布は、布の平面内で互いにほぼ直角に交錯した２組の平行な糸または織り糸の外観を有することを理解されたい。「縦糸」糸または織り糸は布の長さに沿ってあり、「横糸」は横方向、すなわち布の幅を横切っている。織布の製造に使用される糸の種類には、モノフィラメント、マルチフィラメント、モノフィラメントとマルチフィラメントの組み合わせ、紡績糸、テープまたはスリットフィルム糸、またはテープヤーンと紡績糸の組み合わせが含まれ得るが、これらに限定されない。本発明のいくつかの態様では、「テープ・紡績」糸という用語は、縦糸の方向にスリットフィルム糸を有し、横糸の方向に紡績（比較的短いステープル長さ）糸を有する糸を指す。本発明の他の態様において、「テープ・テープ」糸という用語は、縦糸の方向及び横糸の方向の両方にスリットフィルム糸を有する糸を指す。

本発明の態様は、システム法定クラスなどの特定の法定クラスで説明及び請求することができるが、これは単に便宜上のものであり、当業者は、本発明の各態様があらゆる法定クラスで記述及び請求されることが可能であることを理解する。別段に明示的な定めのない限り、本明細書に示されているいずれの方法または態様も、その工程を特定の順序で行う必要があるものとして解釈するようには意図されていない。したがって、工程を特定の順序に限定すべきことが、請求項または説明において、方法クレームによって具体的に定められていない場合には、いかなる点においても、順序を定めるようには意図されていない。これは、ステップの配置または操作の流れに関する論理的な問題、文法構成または句読法から派生する明らかな意味、または本明細書に記載の態様の数または種類を含めた、任意のあり得る非明示的な解釈の根拠に対して成り立つ。

Ａ．カーペットタイル
上で要約したように、本明細書に記載している本発明の態様は、生機、接着層、及び二次裏地素材を含むカーペットタイルを提供する。これらの態様では、生機は一次裏地構成要素を含むことができ、これはフェース面及び裏面を有することができる。生機は、一次裏地構成要素に付着され、一次裏地構成要素のフェース面から延びる複数の繊維をさらに含むことができる。追加の態様では、接着層は、第１の表面と反対側の第２の表面を有することができる。これらの態様では、接着層は、接着剤組成物と、接着剤組成物内に少なくとも部分的に埋め込まれた補強材とを含むことができる。接着層の第１の表面は、一次裏地構成要素の裏面に適用することができる。任意選択で、本明細書でさらに開示されるように、カーペットタイルは、一次裏地構成要素と接着層との間に配置されたプレコート層を含むことができる。さらなる態様では、接着層の第２の表面と接触することにより、二次裏地素材を一次裏地構成要素に接着（結合）することができる。これらの態様では、補強材は、垂直軸に関して間隔を空けて対向する第１及び第２の側面を有することができると企図される。例示的な態様において、補強材及び二次裏地素材は、接着剤組成物上に共積層され得る。これらの態様では、「共積層」という用語は、補強材と二次裏地素材が接着剤組成物上に（単一ステップで）同時に積層されることを示す。さらなる例示的な態様では、補強材は、接着剤組成物の流れが補強材の第１の側面から補強材の第２の側面まで補強材を通るのを可能にする開放構造を有することができる。補強材を通る接着剤組成物のこの流れは、接着剤組成物内に補強材の少なくとも一部を埋め込み、接着層を画定することができる。任意選択で、例示的な態様では、接着剤組成物が補強材を完全にまたは実質的に取り囲むように、補強材全体または実質的に補強材全体を接着剤組成物に埋め込むことができる。これらの態様において、補強材の第２の側面に接着剤組成物が存在すると、補強材と二次裏地素材との間の直接的な接触を防止または制限することができる。しかし、他の態様では、補強材の少なくとも第１部分を接着剤組成物内に埋め込む（接着剤組成物が二次裏地素材と補強材の第１部分との間の直接的な接触を防ぐようにする）が、一方で補強材の少なくとも第２部分は接着剤組成物内に完全に埋め込まれてはいない（二次裏地素材が補強材の第２部分の第２の側面の一部に直接的に接触し、任意選択で二次裏地素材に溶け込むことができる）ようにすることができると企図される。任意選択で、補強材の開放構造は、補強材の第１の側面から補強材の第２の側面への流体連通を実現するために協働する複数の細孔を有する多孔質構造を含むことができる。任意選択で、他の態様では、補強材の開放構造は、補強材の第１の側面から補強材の第２の側面まで延びる複数の貫通開口を含むことができる。例えば、例示的な態様では、補強材の開放構造は、開放メッシュ構造を含むことができると企図されている。さらなる例示的な態様では、補強材は、その構造を維持しながら接着剤組成物の浸透を可能にするのに十分なメルトインデックスを有することができると企図されている。

本明細書でさらに説明するように、開示されたカーペットタイルは単一の押出層を含むことができると企図されている。さらに、開示されたカーペットタイルは、単一の押出層のみが適用されても、カーペットタイルに安定性を付与する開放構造を有する補強材を含むことができると企図される。開示されたカーペットタイルは、名目上の１２フィート広幅タフティング装置で製造され、１２フィート押出機で従来の１２フィートの裏地ラインで裏打ちされることがさらにまた企図される。さらなる例示的な態様において、開示されたカーペットタイルは、従来のカーペットタイルよりも実質的に軽い重量で提供され、それにより材料費を削減し、より競争力のある価格設定を可能にすることができると企図される。

上述のように、生機は、フェース面と裏面を有する一次裏地構成要素、及び一次裏地構成要素に付着され、一次裏地構成要素のフェース面から延びている複数の繊維を含む。この目的のために、生機、ひいては得られた完成したカーペットまたはカーペット製品は、一次裏地構成要素で構築された任意のカーペットであり得、タフテッドカーペット及びニードルパンチカーペットなどの非タフテッドカーペットを含む。タフテッドカーペットを形成するために、より長い長さの各ステッチが一次裏地構成要素のフェース面を通って延び、糸の一部が一次裏地の裏面に露出するように、一次裏地構成要素に糸をタフティングする。

複数の繊維が糸に存在することができる。他の態様では、複数の繊維は別個の繊維として存在し得る。さらなる態様では、複数の繊維は、例えばタフテッドの糸が存在する場合などにタフトを形成する。さらなる態様において、複数の繊維の一部は、一次裏地構成要素の裏面で露出することができる。さらに他の態様では、複数の繊維の一部は、一次裏地構成要素の裏面で、バックステッチの形で露出させることができる。

複数の繊維は、ポリアミド、ポリオレフィン、ポリエステル、またはそれらの組み合わせを含むことができる。本明細書で使用される場合、「ポリアミド」という用語は、結合官能基がアミド（−ＣＯ−ＮＨ−）結合である任意の長鎖ポリマーであると定義される。ポリアミドという用語は、ホモポリマーだけでなくコポリマー、ターポリマーなども含むとさらに定義され、また２つ以上のポリアミドのブレンドも含む。いくつかの態様では、複数のポリアミド繊維は、ナイロン６、ナイロン６６、ナイロン１０、ナイロン６１２、ナイロン１２、ナイロン１１、またはそれらの任意の組み合わせのうちの１つまたは複数を含む。他の態様では、複数のポリアミド繊維はナイロン６またはナイロン６６を含む。さらに他の態様では、複数のポリアミド繊維はナイロン６である。さらに別の態様では、複数のポリアミド繊維はナイロン６６である。

一部の態様では、複数の繊維はポリエステルを含む。本明細書で使用される場合、「ポリエステル繊維」という用語は、繊維形成物質が少なくとも８５重量％の置換芳香族カルボン酸のエステルから構成されるいずれかの長鎖合成ポリマーである製造繊維を含み置換テレフタルユニット、ｐ（−Ｒ−Ｏ−ＣＯ−Ｃ₆Ｈ₄−ＣＯ−Ｏ−）_x及びパラ置換ヒドロキシベンゾエートユニット、ｐ（−Ｒ−Ｏ−ＣＯ−Ｃ₆Ｈ₄−Ｏ−）_xを含むが、これらに限定されない。いくつかの態様では、複数のポリエステル繊維は、ポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）ホモポリマー及びコポリマー、ポリブチレンテレフタレート（ＰＢＴ）ホモポリマー及びコポリマーなどを含み、シクロヘキサンジメタノール、シクロヘキサンジカルボン酸などのコモノマーを含むものを含む。

さらに別の態様では、複数の繊維はポリオレフィンを含むことができる。本明細書で定義されるように、「ポリオレフィン」という用語は、モノマーとして単純なオレフィン（一般式Ｃ_nＨ_2nのアルケンとも呼ばれる）から生成される任意のクラスのポリマーを含む。いくつかの態様では、糸及び繊維の製造に使用できるポリオレフィンには、ポリエチレン、ポリプロピレン、ホモポリマーとコポリマーの両方、ポリ（１−ブテン）、ポリ（３−メチル−１−ブテン）、ポリ（４−メチル−１−ペンテン）など、ならびに前述の２つ以上の組み合わせまたは混合物が含まれるが、これらに限定されない。特定の態様では、複数のポリオレフィン繊維はポリエチレンまたはポリプロピレンを含む。他の態様では、複数のポリオレフィン繊維はポリエチレンを含む。さらに他の態様では、複数のポリオレフィン繊維はポリプロピレンを含む。

さらなる態様では、複数の繊維は、天然繊維、アクリル、ビスコース、レーヨン、酢酸セルロース、リネン、絹、綿、羊毛、またはそれらの任意の組み合わせを含むことができる。

当業者によって理解されるように、複数の繊維は、任意のタイプまたは形態の繊維をさらに含むことができる。例えば、限定せずに、複数の繊維は、ステープルファイバーまたはバルク化された連続フィラメント繊維を含むことができる。

上記のように、また当業者によって理解されるように、生機はさらに一次裏地構成要素を含む。いくつかの態様では、生機は単一の一次裏地層を含む。あるいは、生機は、複数の２つ以上の一次裏地層を含むことができる。一次裏地構成要素が複数の一次裏地層を含む場合、複数の層のそれぞれは、第１の一次裏地の裏面が第２の一次裏地の上面に隣接または接触するなどように、次のものに重ねることができる。得られる複合一次裏地構成要素は、第１の一次裏地層の面または上面によって提供される面または上面と、重ね合わせた一連の一次裏地層の第２または最後の裏面または底面によって提供される裏面または底面を有する。またさらに、複数の一次裏地層が使用される態様では、第１及び第２の一次裏地は、同じまたは異なる一次裏地素材を含むことができる。上記を考慮して、例えば以下に記載される接着剤組成物または任意選択のプレコート層などの開示されたカーペット構造の後続の層は、一次裏地構成要素が単一の一次裏地層で構成されているか複数の一次裏地層で構成されているかに関わらず、一次裏地構成要素の裏面に適用されることを理解されたい。

一次裏地構成要素は、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミド、またはそれらの組み合わせを含むことができる。一次裏地構成要素は、織布または不織布の一次裏地であり得る。特定の態様において、一次裏地構成要素は、不織ウェブ、またはスパンボンド材料を含むことができる。いくつかの態様では、一次裏地構成要素は、織物材料と不織布材料の組み合わせを含むことができる。いくつかの態様では、一次裏地構成要素はポリオレフィンポリマーを含む。他の態様では、ポリオレフィンポリマーはポリプロピレンを含む。さらに他の態様において、一次裏地構成要素は、ＰＲＯＰＥＸまたはＳｙｎｔｈｅｔｉｃ Ｉｎｄｕｓｔｒｉｅｓによって販売されているようなスリットフィルムポリプロピレンシートである。さらに別の態様では、一次裏地構成要素はポリエステルを含むことができる。さらに別の態様では、一次裏地構成要素はポリアミドを含むことができる。さらに別の態様では、一次裏地構成要素は、ポリアミドとポリエステルの組み合わせを含むことができる。この目的のために、特定の態様において、ポリアミドはナイロンであり得る。

特定の態様において、一次裏地構成要素は、スパンボンド一次裏地構成要素であり得る。スパンボンド一次裏地は、押し出された紡績フィラメントを均一なランダムな方法で収集ベルトに堆積させ、その後繊維を接着することにより製造できる。繊維は、ウェブの敷設プロセス中にエアジェットまたは静電荷によって分離される。収集面は通常、気流が制御されない方法で繊維を偏向させて運ぶのを防ぐように穿孔されている。接着は、加熱ロールまたはホットニードルを適用してポリマーを部分的に溶融し、繊維を融合することにより、ウェブに強度と完全性を付与する。分子の配向により融点が上昇するため、特段には引かれていない繊維を熱結合繊維として使用できる。いくつかの態様では、スパンボンド一次裏地構成要素は、シースコア型の二成分フィラメントを含むことができる。いくつかの態様において、ポリマーコア成分は、ポリマーシース成分よりも高い融点を有し得る。いくつかの態様では、ポリマーコア成分は、ポリエステル、脂肪族ポリアミド、ポリフェニレンオキシド、及び／またはコポリマーまたはそれらのブレンドを含むことができる。さらに他の態様において、ポリエステルは、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、またはポリパラフェニレンテレフタルアミドを含むことができる。さらに他の態様では、ポリマーコアはポリエチレンテレフタレートを含む。さらなる態様では、シースポリマーは、ポリアミド、ポリエチレン、またはポリエステルを含むことができる。さらに別の態様では、シースポリマーはナイロンを含むことができる。さらに別の態様では、シースコア一次裏地構成要素は、コア成分としてポリエステルを、シース成分としてナイロンを含む。例示的なシースコア一次裏地構成要素は、Ｌｏｗ ａｎｄ Ｂｏｎａｒから市販されている。

任意選択で、例示的な態様では、生機は、一次裏地構成要素の裏面と接着層との間に配置されたプレコート層を含むことができる。これらの態様において、プレコート層は、生機の複数の繊維を少なくとも部分的に封入することができる。一部の態様では、プレコート層はラテックスを含むことができる。他の態様では、プレコート層はＳＢＲラテックスを含むことができる。さらなる態様では、プレコート層はＶＡＥラテックスを含むことができる。またさらなる態様では、プレコート層はＥＶＡラテックスを含むことができる。任意選択で、他の例示的な態様では、プレコート層はアクリル材料を含むことができる。

様々な態様において、プレコート層は、約１０から約２５オンス／平方ヤードの範囲のコーティング重量で提供され得ることが企図される。任意選択で、プレコート層は、約１２から約２２オンス／平方ヤードの範囲のコーティング重量で提供することができる。さらなる任意の態様では、プレコート層は、約１５から約２０オンス／平方ヤードの範囲のコーティング重量で提供することができる。

任意選択で、所望の場合、生機は、接着剤組成物の塗布前に一次裏地の裏面に適用されたプレコート層をさらに含むことができる。適用される場合、プレコート層は、一次裏地構成要素の裏面と接着剤組成物との間に配置される。あるいは、プレコート層が存在しない場合、接着剤組成物は、一次裏地構成要素の裏面に配置することができる。プレコート層を使用して、複数の繊維またはタフトを所定の位置に固定することができる。いくつかの態様において、プレコート層は、タフトに追加の強度（いわゆるタフト結合強度）を提供できる。さらに他の態様では、プレコート層を使用して、接着剤組成物からの接着剤がカーペット上面の方向で複数の繊維（タフト）間に存在する可能性のあるいずれかの開口を貫通するのを実質的に防止できる。

いくつかの態様では、プレコート層は水性プレコート材料を含む。いくつかの例示的な態様では、水性プレコート材料は、例えば、分散液またはエマルジョンとして添加することができる。プレコートエマルションは、例えば、限定はしないが、エチレンアクリル酸（ＥＡＡ）、エチレン酢酸ビニル（ＥＶＡ）、ポリプロピレンまたはポリエチレン（例えば、低密度ポリエチレン（ＬＤＰＥ）、線状低密度ポリエチレン（ＬＬＤＰＥ）または実質的に線状のエチレンポリマー、またはそれらの混合物）などの様々なポリオレフィン材料から作製することができる。一部の態様では、プレコート層はラテックスを含むことができる。さらに、プレコート層のプレコート材料は、限定するものではないが、ＥＶＡホットメルト、酢酸ビニルエチレン（ＶＡＥ）エマルジョン、カルボキシル化スチレン−ブタジエン（ＸＳＢ）ラテックスコポリマー、スチレン−ブタジエン樹脂（ＳＢＲ）ラテックス、ＢＤＭＭＡラテックス、アクリルラテックス、アクリルコポリマー、スチレンコポリマー、ブタジエンアクリレートコポリマー、ポリオレフィンホットメルト、ポリウレタン、ポリオレフィン分散液及び／またはエマルジョン、及びそれらの任意の組み合わせを含む群から選択できるとさらに企図されている。

特定の態様において、プレコート層は、１つ以上の難燃性成分をさらに含むことができる。プレコート層に組み込むことができる例示的な難燃剤には、有機リン系難燃剤、赤リン、水酸化マグネシウム、二水酸化マグネシウム、ヘキサブロモシクロドデカン、臭素含有難燃剤、臭素化芳香族難燃剤、シアヌル酸メラミン、ポリリン酸メラミン、ホウ酸メラミン、メチロール及びその誘導体、二酸化ケイ素、炭酸カルシウム、レスルシノールビス−（ジフェニルホスフェート）、臭素化ラテックスベース、三酸化アンチモン、ホウ酸ストロンチウム、リン酸ストロンチウム、単量体Ｎ−アルコキシヒンダードアミン（ＮＯＲ ＨＡＳ）、トリアジン及びその誘導体、高アスペクト比タルク、リン酸エステル、有機修飾ナノクレイとナノチューブ、非有機修飾ナノクレイとナノチューブ、ポリリン酸アンモニウム、ポリリン酸、アンモニウム塩、リン酸トリアリール、イソプロピル化トリフェニルリン酸、リン酸エステル、水酸化マグネシウム、ホウ酸亜鉛、ベントナイト（アルカリ活性化ナノクレイとナノチューブ）、有機粘土、アルミナ三水和物（ＡＴＨ）、アゾジカルボンアミド、ジアゼンジカルボキサミド、アゾジカルボン酸ジアミド（ＡＤＣ）、リン酸トリアリール、イソプロピル化トリフェニルリン酸、トリアジン誘導体、アルカリ活性化有機粘土、及び酸化アルミニウムが含まれるが、これらに限定されない。任意の望ましい量の難燃剤をプレコート層に使用でき、そのような量の選択は必要なカーペットの用途に依存する。そのような量は、日常的な実験のみで容易に判定できる。

さらに別の態様では、プレコート層はさらに他の成分を含むことができる。例えば、界面活性剤を含めることができる。適切な界面活性剤には、例えば、非限定的に、非イオン性、陰イオン性、陽イオン性及びフッ素系界面活性剤が含まれ得る。一態様では、界面活性剤は、エマルジョンまたは分散液の総重量に基づいて約０．０１〜約５重量パーセントの量で存在する。別の態様では、界面活性剤はアニオン性である。さらなる態様では、界面活性剤はカチオン性である。またさらなる態様において、界面活性剤は非イオン性である。さらに別の態様では、界面活性剤はフッ素系界面活性剤である。

別の態様では、プレコート層は、増粘剤、消泡剤、及び／または分散促進剤をさらに含むことができる。この態様では、増粘剤は、分散液に適切な粘度を付与するのに役立つ。例えば、増粘剤は、例示的に、ポリアクリル酸のナトリウム塩及びアンモニウム塩を含むことができ、分散液の総重量に基づいて約０．１〜約５重量パーセントの量で最良に存在する。消泡剤は、非シリコーン消泡剤であり得るが、これに限定されず、分散液の総重量に基づいて約０．０１〜約５．０重量パーセントの量で存在する。例示された分散促進剤は、分散液の相溶化剤として作用するヒュームドシリカであり得る。いくつかの態様では、ヒュームドシリカは、分散液の総重量に基づいて約０．１〜約０．２重量パーセントで存在する。

さらに別の態様において、プレコート層は、１つ以上の充填剤を含むことができる。プレコート層に組み込むことができる例示的かつ非限定的な充填剤には、炭酸カルシウム、フライアッシュ、リサイクル炭酸カルシウム、アルミナ三水和物、タルク、ナノクレイ、硫酸バリウム、重晶石、重晶石ガラス繊維、ガラス粉末、ガラスカレット、金属粉末、アルミナ、アルミナ水和物、粘土、炭酸マグネシウム、硫酸カルシウム、シリカ、ガラス、ヒュームドシリカ、カーボンブラック、グラファイト、セメントダスト、長石、霞石、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸カルシウム、二酸化チタン、チタン酸塩、ガラス微小球、チョーク、酸化カルシウム、及びそれらの任意の組み合わせが含まれ得る。いくつかの態様では、充填剤は炭酸カルシウムとアルミナ三水和物の両方を含むことができる。炭酸カルシウム及びアルミナ三水和物は、特定のカーペット用途に適した任意の相対的な比で存在することができ、例えば、限定するのではなく、炭酸カルシウム及びアルミナ三水和物は、約１００：１部、約１００：２部、約１００：３部、約１００：４部、約１００：５部、約１００：６部、約１００：７部、約１００：８部、約１００：９部、または約１００：１０部の炭酸カルシウム対アルミナ三水和物の比で存在することができる。

開示されたカーペット及びカーペット製品は、一次裏地構成要素の裏面に塗布された接着剤組成物から構成される接着層をさらに含む。上記のように、いくつかの態様における一次裏地構成要素の裏面は、プレコート層の適用後に接着剤組成物が塗布されるように、プレコート層を適用させることができる。プレコート層が存在しない他の態様では、接着剤組成物は、一次裏地構成要素の裏面に直接塗布することができる。

例示的な態様では、接着剤組成物は熱可塑性エラストマーを含むことができる。任意選択で、熱可塑性エラストマーは、均一分岐エチレンポリマーであり得る。任意選択で、熱可塑性エラストマーはポリエチレンエラストマーであり得る。任意選択で、熱可塑性エラストマーはポリプロピレンエラストマーであり得る。任意選択で、熱可塑性エラストマーは、エチレンメチルアクリレート（ＥＭＡ）エラストマーであってもよい。例示的な一態様では、熱可塑性エラストマーは、ＥｘｘｏｎＭｏｂｉｌ Ｃｈｅｍｉｃａｌ Ｃｏｍｐａｎｙによって製造されているＶＩＳＴＡＭＡＸＸ（商標）６２０２であり得る。別の例示的な態様では、熱可塑性エラストマーは、Ｄｏｗ Ｃｈｅｍｉｃａｌ Ｃｏｍｐａｎｙによって製造されたＡＦＦＩＮＩＴＹ（商標）ポリオレフィンプラストマーであり得る。さらなる例示的な態様において、熱可塑性エラストマーは、Ｄｕｐｏｎｔ Ｄｏｗ Ｅｌａｓｔｏｍｅｒｓ ＪＶによって製造されたＥＮＧＡＧＥ（商標）ポリオレフィンエラストマーであり得る。

接着剤組成物は、ポリマー接着剤組成物を含む。いくつかの態様では、接着剤組成物は、実質的に線状のエチレンポリマー及び均一分岐線状エチレンポリマー（すなわち、均一分岐エチレンポリマー）を含む。均一分岐エチレンポリマー（特に実質的に線状のエチレンポリマーを含む）は、低固化温度、ポリプロピレンへの良好な接着、及び低密度ポリエチレン（ＬＤＰＥ）、不均一に分岐した線状低密度ポリエチレン（ＬＬＤＰＥ）、高密度ポリエチレン（ＨＤＰＥ）、及び不均一に分岐した超低密度ポリエチレン（ＵＬＤＰＥ）などの従来のエチレンポリマーに比べて低い弾性率を有する。任意選択で、接着剤組成物は、含み得る。

特定の態様において、接着剤組成物がタフテッドカーペットに使用される場合、カーペットのタフト結合強度及び耐摩耗性は、実質的に線状のエチレンポリマー及び均一分岐線状エチレンポリマーにより、糸の封入により増大する。いくつかの態様では、３ポンド（１．４ｋｇ）以上、３．２５ポンド（１．５ｋｇ）以上、５ポンド（２．３ｋｇ）以上、６ポンド（２．７ｋｇ）以上、及び７．５ポンド（３．４ｋｇ）以上のタフト結合（またはタフトロック）強度が達成される。タフトの結合強度は、ポリマーの分子量を増加させることにより増大させることもできる。しかし、改善されたタフト結合強度のために選択されたより高いポリマー分子量は、良好な押出コーティング性に一般的に必要とされる、より低いポリマー分子量の要件に反する。また、化学物質への耐性及びバリアの改善のためには、より高いポリマー密度が望ましいが、より高い密度は常により硬いカーペットをもたらす。したがって、ポリマーの特性は、押出コーティング性と耐摩耗性、及び化学物質への耐性とカーペットの柔軟性のバランスが維持されるように選択できる。

いくつかの態様において、適切に選択された実質的に線状のエチレンポリマーまたは均一分岐線状エチレンポリマーが接着剤組成物として使用される場合、これらのポリマーの低い曲げ弾性率は、カーペットの設置及び一般的なカーペットの取り扱いの容易さにおける利点を提供する。特に、実質的に線状のエチレンポリマーは、接着剤組成物として使用すると、ポリプロピレンに対する機械的接着性の向上を呈し、それは任意選択で適用されるとき、様々なカーペット層及び構成要素、すなわちポリプロピレン繊維、繊維束、一次裏地構成要素、接着剤裏地素材及び二次裏地素材の圧密性及び層間剥離耐性を向上させる。いくつかの態様において、良好な耐摩耗性は一般にカーペットの耐久性を改善するため、良好な耐摩耗性は商業的なカーペット洗浄作業において特に重要である。

特定の態様において、実質的に線状のエチレンポリマーまたは均一分岐線状エチレンポリマーを含む接着剤組成物は、カーペットの衛生特性を高める実質的な流体及び粒子バリアを提供することができる。

いくつかのさらなる態様において、実質的に線状のエチレンポリマーまたは均一分岐線状エチレンポリマーを含む接着剤組成物の使用は、特にカーペットがポリプロピレン繊維を含む場合、完全にリサイクル可能なカーペット製品を可能にし得る。

接着剤組成物は、均一分岐エチレンポリマーを含むことができる。均一分岐エチレンポリマーは、示差走査熱量測定を使用して判定されると、−３０℃〜１５０℃に単一の融解ピークを有する可能性がある。いくつかの態様では、本発明の接着剤組成物に使用される均一分岐エチレンポリマーは、（ａ）メルトフロー比、Ｉ₁₀／Ｉ₂＞５．６３；（ｂ）ゲル浸透クロマトグラフィーによって判定され、式（Ｍ_w／Ｍ_n）＜（Ｉ₁₀／Ｉ₂）により定められる分子量分布、Ｍ_w／Ｍ_nが−４．６３；（ｃ）実質的に線状のエチレンポリマーの表面メルトフラクチャの開始時の臨界せん断速度が、線状エチレンポリマーの表面メルトフラクチャの開始時の臨界せん断速度よりも少なくとも５０パーセント大きいガス押出レオロジー、この場合線状エチレンポリマーは、均一分岐短鎖分岐分布を有し、長鎖分岐を有さず、実質的に線状のエチレンポリマーと線状エチレンポリマーは、同時にエチレンホモポリマーまたはエチレン及び少なくとも１つのＣ₃−Ｃ₂₀α−オレフィンのインターポリマーであり、同じＩ₂及びＭ_W／Ｍ_nであり、この場合実質的に線状のエチレンポリマー及び線状エチレンポリマーのそれぞれの臨界せん断速度が、ガス押出レオメーターを使用して同じ溶融温度で測定される；及び（ｄ）−３０°〜１５０°Ｃの融解ピークの単一の示差走査熱量測定、ＤＳＣを有するものとして特徴づけられる実質的に線状のエチレンポリマーである。

溶融破壊に関する臨界せん断速度の判定、ならびに「レオロジー処理指数」（ＰＩ）などの他のレオロジー特性の判定は、ガス押出レオメーター（ＧＥＲ）を使用して実行される。ガス押出レオメーターは、Ｍ．Ｓｈｉｄａ，Ｒ．Ｎ．Ｓｈｒｏｆｆ ａｎｄ Ｌ．Ｖ．Ｃａｎｃｉｏ ｉｎ Ｐｏｌｙｍｅｒ Ｅｎｇｉｎｅｅｒｉｎｇ Ｓｃｉｅｎｃｅ，Ｖｏｌ．１７，Ｎｏ．１１，ｐ．７７０ （１９７７）、及び“Ｒｈｅｏｍｅｔｅｒｓ ｆｏｒ Ｍｏｌｔｅｎ Ｐｌａｓｔｉｃｓ” ｂｙ Ｊｏｈｎ Ｄｅａｌｙ，ｐｕｂｌｉｓｈｅｄ ｂｙ ＶａｎＮｏｓｔｒａｎｄ Ｒｅｉｎｈｏｌｄ Ｃｏ．（１９８２）、ｐｐ．９７−９９に記載されており、両方の開示は参照により本明細書に組み込まれる。ＧＥＲ実験は、直径０．０７５４ｍｍ、入口角約１８０°、２０：１のＬ／Ｄダイを使用して、約２５０〜約５５００ｐｓｉｇ（約１．７〜約３７．４ＭＰａ）の窒素圧で、１９０℃の温度で実施される。本明細書で使用される実質的に線状のエチレンポリマーの場合、ＰＩは、２．１５×１０⁶ダイン／ｃｍ²（２．１９×１０⁴ｋｇ／ｍ²）の見かけのせん断応力でＧＥＲによって測定された材料の見かけの粘度（キロポアズ）である。特定の態様において、接着剤組成物は、０．０１キロポアズから５０キロポアズ、１５キロポアズ以下の範囲のＰＩを有する実質的に線状のエチレンポリマーを含む。本明細書で使用される実質的に線状のエチレンポリマーはまた、それぞれが実質的に線状のエチレンポリマーの１０パーセント以内のＩ₂及びＭ_w／Ｍ_nを有する、線状エチレンポリマーのＰＩの７０パーセント以下のＰＩを有する（チーグラー重合ポリマーまたは米国特許第３，６４５，９９２号でＥｌｓｔｏｎによって記載された均一分岐線状ポリマーのいずれか）。

いくつかの態様では、本発明で使用される均一分岐エチレンポリマーは、単一のＤＳＣ融解ピークによって特徴付けることができる。単一の融解ピークは、インジウムと脱イオン水で標準化された示差走査熱量計を使用して判定される。この方法には、サンプルサイズ５〜７ｍｇを伴い、４分間保持される約１４０°Ｃへの「第１の加熱」、３分間保持される−３０°Ｃへの１０°／ｍｉｎでの冷却、及び「第２の加熱」のための１０°Ｃ／ｍｉｎでの１５０°Ｃへの加熱を伴う。単一の融解ピークは、「第２の加熱」熱流対温度曲線から取得される。ポリマーの総融解熱は、曲線下の面積から計算される。

さらなる態様では、約０．８７５ｇ／ｃｃから約０．９１０ｇ／ｃｃの密度を有するポリマーの場合、単一の融解ピークは、機器の感度に応じて、低域の「肩」または「こぶ」を示すことがある。溶融側は、ポリマーの総融解熱の約１２パーセント未満、通常は約９パーセント未満、より一般的には約６パーセント未満を構成する。このようなアーティファクトは、Ｅｘａｃｔ（商標）樹脂などの他の均一分岐ポリマーで観察可能であり、アーティファクトの融解領域全体で単調に変化する単一融解ピークの勾配に基づいて識別される。そのようなアーティファクトは、単一の融解ピークの融点から３４℃以内、通常２７℃以内、より典型的には２０℃以内で発生する。アーティファクトに起因する融解熱は、熱流対温度曲線下の関連領域の特定の積分によって個別に判定できる。

特定の態様では、本発明で使用される実質的に線状のエチレンポリマー及び均一線状エチレンポリマーの分子量分布（Ｍ_w／Ｍ_n）は、一般に約１．８〜約２．８である。実質的に線状のエチレンポリマーは、比較的狭い分子量分布を有するにもかかわらず、優れた加工性を有することが知られている。均一及び不均一分岐線状エチレンポリマーとは異なり、実質的に線状のエチレンポリマーのメルトフロー比（Ｉ₁₀／Ｉ₂）は、分子量分布Ｍ_w／Ｍ_nから本質的に独立して変化し得る。

いくつかの態様では、均一分岐エチレンポリマーを含む接着剤組成物は、溶液、気相、またはスラリー重合プロセス、またはそれらの組み合わせによって調製されたエチレンと少なくとも１つのα−オレフィンのインターポリマーを含む。いくつかの態様では、α−オレフィンは以下の式で表される：ＣＨ₂＝ＣＨＲ、式中Ｒはヒドロカルビル基である。さらに、Ｒは、１〜２０個の炭素原子を有するヒドロカルビル基であってもよく、したがって式には、Ｃ₃−Ｃ₂₀α−オレフィンが含まれる。他の態様において、コモノマーとして使用するためのα−オレフィンには、プロピレン、１−ブテン、１−イソブチレン、１−ペンテン、１−ヘキセン、４−メチル−１−ペンテン、１−ヘプテン及び１−オクテン、ならびに他のコモノマータイプ、例えばスチレン、ハロまたはアルキル置換スチレン、テトラフルオロエチレン、ビニルベンゾシクロブテン、１，４−ヘキサジエン、１，７−オクタジエン、及びシクロアルケン、例えばシクロペンテン、シクロヘキセン及びシクロオクテンなどを含む。特定の態様において、コモノマーは、高級α−オレフィンから構成される接着性裏材が特に靭性が向上するので、１−ブテン、１−ペンテン、４−メチル−１−ペンテン、１−ヘキセン、１−ヘプテン、１−オクテン、またはそれらの混合物である。さらに他の態様では、コモノマーは１−オクテンであり、エチレンポリマーは溶液プロセスで調製される。

特定の態様において、ＡＳＴＭＤ−７９２に従って測定される実質的に線状のエチレンポリマーまたは均一分岐線状エチレンポリマーの密度は、約０．９２ｇ／ｃｃを超えず、一般に約０．８５ｇ／ｃｃから約０．９２ｇ／ｃｃ、約０．８６ｇ／ｃｃから約０．９１ｇ／ｃｃ、及び約０．８６ｇ／ｃｃから約０．９０ｇ／ｃｃの範囲である。

さらなる態様において、均一分岐線状エチレンポリマーまたは実質的に線状のエチレンポリマーの分子量は、ＡＳＴＭＤ−１２３８、条件１９０℃／２．１６ｋｇ（以前は「条件（Ｅ）」として知られ、Ｉ₂としても知られていた）によるメルトインデックスの測度を用いて特徴付けできる。メルトインデックスはポリマーの分子量に反比例する。したがって、分子量が大きいほど、メルトインデックスは低くなるが、関係は線形ではない。均一分岐線状エチレンポリマーまたは実質的に線状のエチレンポリマーのメルトインデックスは、一般に約１グラム／１０ｍｉｎ（ｇ／１０ｍｉｎ）から約５００ｇ／１０ｍｉｎ、約２ｇ／１０ｍｉｎから約３００ｇ／１０ｍｉｎ、約５ｇ／１０ｍｉｎから約１００ｇ／１０ｍｉｎ、約１０ｇ／１０ｍｉｎから約５０ｇ／１０ｍｉｎ、及び約２５から約３５ｇ／１０ｍｉｎである。

いくつかの他の態様では、追加の測定は、均一線状エチレンポリマーまたは実質的に線状のエチレンポリマーの分子量を特徴付けるのに有用であり得、ＡＳＴＭＤ−１２３８、条件１９０°Ｃ／１０ｋｇ（以前は「条件（Ｎ）」として知られ、ＩＩ₁₀としても知られていた）によるメルトインデックス測度を使用して実行できる。Ｉ₁₀とＩ₂のメルトインデックス項の比率はメルトフロー比であり、Ｉ₁₀／Ｉ₂として指定される。実質的に線状のエチレンポリマーの場合、Ｉ_10/Ｉ₂比は長鎖分岐の程度を示す、つまり、Ｉ₁₀／Ｉ₂比が高いほど、ポリマーの長鎖分岐が多くなる。実質的に線状のエチレンポリマーのＩ₁₀／Ｉ₂比は、少なくとも約６．５、少なくとも約７、または少なくとも約８である。均一分岐線状エチレンポリマーのＩ₁₀／Ｉ₂比は一般に約６．３未満である。

いくつかの態様において、エチレンポリマーは、比較的低い弾性率を有し得る。すなわち、エチレンポリマーは、ＡＳＴＭＤ７９０により測定されたとき約２４，０００ｐｓｉ（１６３．３ＭＰａ）未満、約１９，０００ｐｓｉ（１２９．３ＭＰａ）未満、及び約１４，０００ｐｓｉ（９５．２ＭＰａ）未満の２％割線弾性率を有するとして特徴付けられる。

特定の態様において、本明細書に記載のエチレンポリマーは、実質的に非晶質または完全に非晶質である。すなわち、エチレンポリマーは、次式を用いた示差走査熱量測定により測定して、約４０パーセント未満、約３０パーセント未満、約２０パーセント未満、約１０パーセント未満のパーセント結晶化度を有すると特徴付けられる。
結晶化度パーセント＝（Ｈ_f／２９２）ｘ１００、式中Ｈ_fはジュール／グラムの融合熱である。

他の態様において、均一分岐エチレンポリマー（ＨＢＥＰ）は、単独で使用することができ、または１つ以上の合成または天然ポリマー材料とブレンドまたは混合することができる。いくつかの態様では、本発明で使用される均一分岐エチレンポリマーとブレンドまたは混合するためのポリマーには、別の均一分岐エチレンポリマー、低密度ポリエチレン、不均一分岐ＬＬＤＰＥ、不均一分岐ＵＬＤＰＥ、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、グラフト化ポリエチレン（例えば、不均一分岐線状低ポリエチレンをグラフト化した無水マレイン酸押出または均一分岐超低密度ポリエチレンをグラフト化した無水マレイン酸押出し）、エチレンアクリル酸コポリマー、エチレン酢酸ビニルコポリマー、エチレンエチルアクリレートコポリマー、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリウレタン、ポリブチレン、ポリアミド、ポリカーボネート、ゴム、エチレンプロピレンポリマー、エチレンスチレンポリマー、スチレンブロックコポリマー、及び加硫物が含まれるが、これらに限定されない。

さらなる態様において、接着剤組成物は、少なくとも２つのポリエチレンのブレンドを含むことができ、ポリエチレンは、均一分岐エチレンポリマー（ＨＢＥＰ）または実質的に線状のエチレンポリマー（ＳＬＥＰ）、またはそれらの混合物を含むことができる。他の態様では、接着剤組成物は、少なくとも３つまたは４つ以上のポリエチレンのブレンドを含むことができ、ポリエチレンは均一分岐エチレンポリマー（ＨＢＥＰ）または実質的に線状のエチレンポリマー（ＳＬＥＰ）、またはそれらの混合物を含む。さらに、接着剤組成物は、ポリエチレンの約８５、９０、９５、９７、９８、または約９９重量％で、必要に応じて任意の値に上限または下限の終点を含めることができる例示的な値を含む、ポリエチレンの重量で測定した少なくとも約８０重量％の少なくとも１つ（または２つ以上）のＨＢＥＰまたはＳＬＥＰを含むポリエチレンを含むことができる。

少なくとも２つ（または３つ以上）のポリエチレンのブレンドが使用される態様では、ブレンド中に存在する各ポリエチレンの量は、例えば、ブレンド全体の少なくとも約０．１、１、５、１０、１５、２０、２５、３０、３５、４０、４５、５０、５５、６０、６５、７０、７５、８０、８５、９０、９５、９７、または約９８重量％の量において異なることができ、任意の値を個々の構成要素に使用でき、ポリエチレンの組み合わせた相対量は合計で１００重量％である。同様に、ブレンド中に存在する各ポリエチレンの量は、例えば、総ブレンドの上限量の約０．１、１、５、１０、１５、２０、２５、３０、３５、４０、４５、５０、５５、６０、６５、７０、７５、８０、８５、９０、９５、９７、または約９８重量％までの量で個別に変わることができる。またさらに、各個々のポリエチレンは、上記の下限及び上限量から導かれた量の任意の範囲で存在し得る。

ブレンド中のポリエチレン成分の密度は、約０．８６０、０．８７０、０．８８０、０．８８５、０．８９０、０．８９５、０．９００、０．９０５、または約０．９１０ｇ／ｃｃであり得、適宜、任意の値は上限または下限の終点を含むことができる。

様々なポリマーの実際のブレンドまたは混合は、バンバリーミキサー及びマルチリアクター重合などの溶融押出コンパウンディング、ドライブレンド、ロールミリング、溶融混合を含むがこれらに限定されない当技術分野で知られている任意の技術によって好都合にも達成することができる。いくつかの態様では、ブレンドまたは混合物は、均一分岐エチレンポリマーと不均一に分岐したエチレンα−オレフィンインターポリマーを含み、α−オレフィンは、各リアクターで使用される、異なる触媒系と並行してまたは直列に動作する２つの反応器を使用して調製された、Ｃ₃−Ｃ₈ α−オレフィンである。複数反応器重合は、例えば、米国特許第５，６７７，３８３号に記載されており、その開示は参照により本明細書に組み込まれる。いくつかの態様において、複数反応器重合は、例えば、国際特許協力条約（ＰＣＴ）出願番号ＰＣＴ／ＵＳ９７／０５４２０及び米国特許第５，９７７，２５１号に記載されている非断熱溶液ループ反応器を含み、その両方とも、開示が参照により本明細書に組み込まれる。

別の態様では、接着剤組成物は、改質された均一分岐エチレンポリマーを含むことができる。特に、本発明の特定の態様において、接着剤組成物内に存在することができる少なくとも１つの均一分岐エチレンポリマーは、少なくとも１つの接着剤ポリマー添加剤の添加により改変することができる。適切な接着性ポリマー添加剤には、例えば、限定するのではなく、（１）１つ以上のエチレン性不飽和カルボン酸、無水物、アルキルエステル及び半エステル、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、イタコン酸、フマル酸、クロトン酸及びシトラコン酸、無水シトラコン酸、コハク酸、無水コハク酸、マレイン酸水素メチル、及びマレイン酸水素エチル；エチレン性不飽和カルボン酸のエステル、例えば、アクリル酸エチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、アクリル酸メチル、アクリル酸イソブチル、及びフマル酸メチル；カルボン酸の不飽和エステル、例えば、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、及び安息香酸ビニル；エチレン性不飽和アミド及びニトリル、例えば、アクリルアミド、アクリロニトリル、メタクリロニトリル及びフマロニトリル；及び（２）１つ以上のエチレン性不飽和炭化水素モノマー、例えば脂肪族α−オレフィンモノマー、例えばエチレン、プロピレン、ブテン−１及びイソブテン；共役ジエン、例えば、ブタジエン及びイソプレン；及びモノビニリデン芳香族炭素環式モノマー、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、トルエン、及びｔ−ブチルスチレンからなるポリマー生成物が含まれる。

接着剤組成物に使用するための改質された均一分岐エチレンポリマーは、例えば、共重合または重合手順とそれに続く化学的または押出グラフト手順などの既知の技術によって都合よく調製することができる。適切なグラフト化技術は、米国特許第４，７６２，８９０号；第４，９２７，８８８号；第４，２３０，８３０号；第３，８７３，６４３号；及び第３，８８２，１９４号に記載され、これらすべての開示は参照により本明細書に組み込まれる。

いくつかの態様では、本発明で使用する接着性ポリマー添加剤は、無水マレイン酸グラフトを含むことができ、無水マレイン酸は、約０．１〜約５．０重量パーセント、約０．５〜約１．５重量パーセントの濃度でエチレンポリマーにグラフトされる。本発明における接着性ポリマー添加剤としてのエチレンポリマー／無水マレイン酸グラフトの存在は、特に、例えば非限定的にナイロンとポリエステルに面したカーペットなどの極性ポリマーに関連して使用される場合、接着剤組成物としての押出コーティング均一分岐エチレンポリマーの性能と操作範囲を改善できる。この改善は、実質的により高い比較耐摩耗性及びタフト結束強度に関係していた。例示的な態様において、無水マレイン酸グラフトを形成するための組成物は、Ｄｏｗ Ｃｈｅｍｉｃａｌｓから入手可能なＡｍｐｌｉｆｙ（登録商標）ＧＲ ２０４である。

さらなる態様において、グラフト化ホストポリマーとして使用するためのエチレンポリマーには、低密度ポリエチレン（ＬＤＰＥ）、高密度ポリエチレン（ＨＤＰＥ）、不均一分岐線状低密度ポリエチレン（ＬＬＤＰＥ）、均一分岐線状エチレンポリマー及び実質的に線状のエチレンポリマーが含まれる。いくつかの態様では、ホストエチレンポリマーは、約０．８６ｇ／ｃｃ以上、０．８７ｇ／ｃｃ、０．８８ｇ／ｃｃ、０．８９ｇ／ｃｃ、０．９０ｇ／ｃｃ、０．９１ｇ／ｃｃ、０．９２ｇ／ｃｃ、０．９３ｇ／ｃｃ、または約０．９４ｇ／ｃｃ以上のポリマー密度を有する。さらに他の態様では、実質的に線状のエチレンポリマー及び高密度ポリエチレンがホストエチレンポリマーとして利用される。

いくつかの態様において、接着剤組成物は押出層として塗布することができ、または当技術分野で知られている任意の他の技術によって一次裏地構成要素の裏面に塗布することができると企図されている。またさらに、ポリマー接着剤組成物はそのまま使用することもできるし、１つ以上の添加剤を含めることもできることを理解されたい。この態様では、本発明の接着剤組成物は、任意選択で、発泡剤、ｐＨ調節剤、難燃剤、充填剤、粘着付与剤、湿潤剤、分散剤、抗菌剤、潤滑剤、染料、酸化防止剤などの例示的な添加剤を含んでもよく、これらは、特性を損なうことのないものであり、当業者に周知のものである。

一態様において、接着剤組成物は、１つ以上の難燃剤をさらに含むことができる。任意選択で、接着剤組成物が商業用途向けに設計されている場合、１つ以上の難燃剤は、カーペットタイル構造がＡＳＴＭ−Ｅ６４８試験手順による放射フラックスフロアカバーテストの要件を確実に満たすのに十分であり得る。特に、特定の態様によれば、開示されたカーペットタイルは、ＡＳＴＭ−Ｅ６４８に従って測定された場合、ｃｍ²当たり０．４５ワットを超えるクラス１の臨界放射束を示すことができる。本発明の他の態様によれば、開示されたカーペットタイルは、ＡＳＴＭ−Ｅ６４８に従って測定した場合、ｃｍ²当たり０．２２〜０．４４ワットの範囲のクラス２臨界放射束を示すことができる。さらに別の態様では、開示されたカーペットタイルは、ＡＳＴＭ−Ｅ６４８に従って測定した場合、ｃｍ²あたり０．２２ワット未満の分類不可能な臨界放射束を示し得る。

本発明の接着剤組成物に組み込むことができる例示的な難燃剤には、有機リン難燃剤、赤リン水酸化マグネシウム、二水酸化マグネシウム、ヘキサブロモシクロドデカン、臭素含有難燃剤、臭素化芳香族難燃剤、メラミンシアヌレート、メラミンポリホスフェート、メラミンボレート、メチロール及びその誘導体、二酸化ケイ素、炭酸カルシウム、レソルシノールビス−（ジフェニルホスフェート）、臭素化ラテックスベース、三酸化アンチモン、ホウ酸ストロンチウム、リン酸ストロンチウム、単量体Ｎ−アルコキシヒンダードアミン（ＮＯＲ ＨＡＳ）、トリアジン及びその誘導体、高アスペクト比タルク、リン酸エステル、有機修飾ナノクレイ及びナノチューブ、非有機修飾ナノクレイ及びナノチューブ、ポリリン酸アンモニウム、ポリリン酸、アンモニウム塩、リン酸トリアリール、イソプロピル化トリフェニルリン酸、リン酸エステル、水酸化マグネシウム、ホウ酸亜鉛、ベントナイト（アルカリ活性化ナノクレイとナノチューブ）、有機粘土、アルミニウム三水和物（ＡＴＨ）、アゾジカルボンアミド、ジアゼンジカルボキサミド、アゾジカルボン酸ジアミド（ＡＤＣ）、リン酸トリアリール、イソプロピル化トリフェニルリン酸、トリアジン誘導体、アルカリ活性化有機粘土、酸化アルミニウムが含まれるが、これらに限定されない。任意の望ましい量の難燃剤を本発明の接着剤組成物に使用することができ、そのような量の選択は、部分的に、使用される特定の難燃剤及び所望のカーペットの用途に依存する。そのような量は、日常的な実験のみで容易に判定できる。

本発明の接着剤組成物に組み込むことができる例示的かつ非限定的な充填剤には、炭酸カルシウム、フライアッシュ、リサイクル炭酸カルシウム、アルミニウム三水和物、タルク、ナノクレイ、硫酸バリウム、重晶石、重晶石グラスファイバ、ガラス粉末、ガラスカレット、金属粉末、アルミナ、水和アルミナ、粘土、炭酸マグネシウム、硫酸カルシウム、シリカ、ガラス、ヒュームドシリカ、カーボンブラック、グラファイト、セメントダスト、長石、ネフェリン、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、アルミニウムケイ酸塩、ケイ酸カルシウム、二酸化チタン、チタン酸塩、ガラスミクロスフェア、チョーク、酸化カルシウム、及びそれらの任意の組み合わせが含まれ得る。一態様では、接着剤組成物は、高熱含量の無機充填剤を含む。いくつかの態様では、充填剤が比較的高い熱量を示す。そのような充填剤の例には、炭酸カルシウム、アルミニウム三水和物、タルク、及び重晶石が含まれるが、これらに限定されない。例示された高熱含量充填剤により、押出物を高温でより長く保持することができ、封入及び浸透が強化されるという有益な結果が得られる。この態様では、高熱量充填剤は、押出コーティング溶融ストリームに都合よく組み込むことができるサイズに粉砕または沈殿させるべきである。無機充填剤材料の例示的な非限定的な粒径は、約１から約５０ミクロンの範囲の粒径を含むことができる。またさらに、充填剤構成要素は任意の所望の量で存在できることも理解されるべきである。しかし、例示的な態様では、充填剤は、接着剤組成物の総重量に基づいて、約０重量％から約８０重量％の範囲の量で存在し、例示的な量の５重量％、１０重量％、１５重量％、２０重量％、２５重量％、３０重量％、３５重量％、４０重量％、４５重量％、５０重量％、５５重量％、６０重量％、６５重量％、７０重量％、７５重量％、及び約８０重量％を含む。なおさらに、存在する充填剤の量は、上記の重量パーセントのうちの任意の２つから導かれる任意の範囲であり得る。

さらに別の態様では、接着剤組成物は、１つ以上の粘着付与添加剤をさらに含むことができる。粘着付与剤は、例えば、トール油またはロジンをベースとすることができ、あるいは、脂肪族または脂肪族芳香族の炭化水素のブレンド樹脂とすることができる。粘着付与剤は任意の成分であるため、粘着付与剤の量は、存在する場合、接着剤組成物の０重量％より大きく、約５０重量％を超えることさえ可能である。例えば、一態様では、粘着付与剤の量は、約５重量％から約４５重量％の範囲であり得る。さらに別の態様では、粘着付与剤の量は、約１０重量％から約２０重量％の範囲であり得る。

いくつかの態様では、本発明の接着剤組成物はラテックスの接着剤材料を含むことができる。さらに他の態様では、接着剤組成物は、非ラテックスの接着剤材料を含むことができる。そのような態様では、接着剤材料は、ポリウレタン、様々な組成物のホットメルト接着剤、ポリ塩化ビニル、及び溶融性粉末を含むことができる。

特定の態様では、接着剤組成物は約８オンス／平方ヤード以上の量で存在し、約９オンス／平方ヤード、約１０オンス／平方ヤード、約１１オンス／平方ヤード、約１２オンス／平方ヤード、約１３オンス／平方ヤード、約１４オンス／平方ヤード、約１５オンス／平方ヤード、約１６オンス／平方ヤード、約１７オンス／平方ヤード、約１８オンス／平方ヤード、約１９オンス／平方ヤード、約２０オンス／平方ヤード、約２１オンス／平方ヤード、約２２オンス／平方ヤード、約２３オンス／平方ヤード、約２４オンス／平方ヤード、約２５オンス／平方ヤード、約２６オンス／平方ヤード、約２７オンス／平方ヤード、約２８オンス／平方ヤード、約２９オンス／平方ヤード、約３０オンス／平方ヤードの例示的な値を含む。他の態様では、接着剤組成物は、上記の値の任意の２つから得られる任意の範囲の量で存在することができる。例えば、限定することなく、接着剤組成物は約８オンス／平方ヤード〜約３０オンス／平方ヤードの量で存在することができ、または約１０オンス／平方ヤード〜約２５オンス／平方ヤード、または約１５オンス／平方ヤード〜約２２オンス／平方ヤード、または約１８オンス／平方ヤード〜約２０オンス／平方ヤードの量で存在することができる。

さらに別の態様では、開示された接着剤組成物は、カーペットに塗布されると接着層を形成する。特定の態様において、本明細書に開示されるカーペットタイルは、１つの接着層を含む。他の態様では、カーペットは２つ以上の接着層を含むことができる。接着層の最終的な数は、所望の用途に応じて当業者によって判定され得る。

補強材の層は、本明細書に開示されるカーペットタイルの寸法の安定性を高めることが見出された。適切な補強材には、不織布または湿式ファイバーグラス素材（例えば、不織布または湿式グラスファイバースクリム）などの寸法的及び熱的に安定な生地、ならびに織布及び不織布熱可塑性生地（例えば、ポリプロピレン、ナイロン、ポリエステル）を含む。任意選択で、１つの例示的な態様では、補強材は、０．７から２．５オンス／平方ヤードの重量範囲のアクリルバインダーを含む高多孔質ガラス繊維マットを含むことができる。別の任意の態様では、補強材は、ＳＢＲラテックス、ＰＶＯＨ、ＰＶＣラテックス、または１平方ヤード当たり０．５〜２．５オンスの重量範囲のＰＶＣプラスチゾルバインダーを含む湿式ガラス繊維スクリムを含むことができると企図されている。

接着剤組成物の塗布に続いて、二次裏地層を適用することができる。二次裏地は、第１の表面及び第２の表面を有し、二次裏地の第１の表面は、接着剤組成物によって一次裏地構成要素の裏面に接着される。

例示的な態様では、二次裏地素材は不織布材料を含むことができる。任意選択で、不織布の二次裏地素材は、例えば、限定ではないが、フリースの二次裏地素材などのフリース材料を含むことができ、それにより、ポリマー不織布は、ステープルファイバーでニードルパンチされ、不織布のフリースポリマー裏地素材を提供する。

任意選択で、二次裏地素材は、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）、ポリエチレン、またはそれらの組み合わせを含むことができる。例えば、ポリプロピレンフリースが二次裏地として使用される場合、二次裏地は３オンス／平方ヤード〜約５オンス／平方ヤードの量、または約４オンス／平方ヤードの量 で提供できると企図される。別の例として、二次裏地は、ＰＥＴまたはポリプロピレンニードルボンドパッド、またはそれらの組み合わせを含むことができ、それはバージン材料、ポストコンシューマ材料、ポスト産業材料、またはそれらの組み合わせを含むことができ、任意選択で約４オンス／平方ヤード〜約３０オンス／平方ヤード、または約１２オンス／平方ヤード〜約１５オンス／平方ヤードの範囲の量で提供され得る。

任意選択で、二次裏地素材はスパンボンド材料を含むことができる。任意選択で、いくつかの態様では、二次裏地素材をニードルパンチすることができる。これらの態様において、二次裏地素材は熱安定化され得る。任意選択で、二次裏地素材は点接着材料を含むことができる。

任意選択で、さらなる例示的な態様では、二次裏地素材は織物材料を含むことができる。

一態様では、二次裏地は、テープ・テープヤーン型の裏地、またはテープ・紡績糸型の裏地を含むことができる。特定の態様において、二次裏地はテープ・テープヤーン織物材料である。いくつかの態様では、二次裏地はポリオレフィンを含む。さらに別の態様では、ポリオレフィンはポリプロピレンを含むことができる。特定の例示的な態様では、二次裏地素材の材料は、従来の材料、例えば、限定するのではなく、Ｐｒｏｐｅｘにより販売されているポリプロピレン織布であり得る。そのような例示的な二次裏地はまた、一方向に亘るポリプロピレンテープ及び他の方向に亘るポリプロピレン紡績糸を有するからみ織りである材料を含むことができる。さらに他の態様では、本発明で使用される二次裏地素材は、両方向に亘るモノフィラメントを有するポリプロピレン織布である。このような材料の適切な例は、Ｓｔｙｌｅ Ｓ８８８０という名称でＳｈａｗ Ｉｎｄｕｓｔｒｉｅｓ，Ｉｎｃ．によって製造されている。

さらなる態様では、二次裏地素材は、繊維ロック織りまたは「ＦＬＷ」として知られる材料であり得る。ＦＬＷは、ニードルパンチされた繊維を含む布である。ＦＬＷタイプの布地は、例えば、比較的低いパイルの高さまたは重量を有するカーペットにおいて、一次裏地構成要素としても使用できると企図される。

いくつかの態様では、二次裏地は、Ｓｈａｗ Ｉｎｄｕｓｔｒｉｅｓ，Ｉｎｃ．によって製造されたＳｏｆｔＢａｃ（登録商標）などのニードルパンチ型ポリプロピレン織物であり得る。この例示的な態様では、この材料はその片側に約１．５オンス／平方ヤードのポリプロピレン繊維またはポリエチレンテレフタレート繊維をニードルパンチすることで強化し、また約３．５オンス／平方ヤードの総坪量を備える。このニードルパンチした生地は、ポリプロピレン繊維が接着性裏地層内に埋め込まれるように積層することができる。またさらなる態様において、他の材料を二次裏地に使用することができ、例えば、限定するのではなく、一体型パッドが望ましい場合、ポリウレタンフォームまたはポリオレフィンクッションまたは他のクッション材料を、カーペットの裏側に積層することができる。このような裏地は、広幅のカーペットまたはカーペットタイルに使用できる。

特定の非限定的な一例では、カーペットタイルは、高度に充填されたポリエチレン化合物を含む接着剤組成物、湿式グラスファイバ材料を含む強化層、及び不織布ポリプロピレンまたはＰＥＴフリース材料を含む二次裏地素材を含むことができると企図される。

別の特定の非限定的な例では、カーペットタイルは、約１５から約２０オンス／平方ヤードの範囲のコーティング重量で提供されるＳＢＲプレコート；及び約１８から約２０オンス／平方ヤードのコーティング重量で提供され少なくとも７０％充填されている熱可塑性エラストマーを含む接着剤組成物を含むことができる。

図１は、本明細書に開示されるカーペットタイルの例示的な態様を概略的に示す。具体的には、図１は、本明細書で開示される例示的なカーペットタイル１００を示す。複数の繊維１０２は、一次裏地構成要素１０４に付着されるか、タフティングされ、一次裏地構成要素のフェース面から延びている。複数の繊維の一部は、バックステッチ１０６の形で一次裏地構成要素の裏面に露出している。任意選択のプレコート層１０８が、一次裏地構成要素の裏面及び裏目に適用される。接着剤組成物１１０がさらにカーペットタイルに適用される。本明細書でさらに開示されるように、補強材１１１及び二次裏地１１２は、一次裏地構成要素に共積層され、接着剤組成物の一部が補強材１１１を通過して、接着剤組成物１１０と二次裏地１１２との接触をできるようにする。

いくつかの態様では、開示されたカーペットタイルを作製するために使用されるカーペット及びカーペット構造は、広幅カーペットとして提供することができる。またさらなる態様において、開示されたカーペットタイルを製造するために使用されるカーペット及びカーペット構造は、ターフとして提供され得る。さらに、例えば、カーペットがターフとして提供される態様では、カーペットは、望ましい特性を達成するために選択される１つまたは複数の追加の成分をさらに含むことができることを理解されたい。例えば、限定するのではなく、いくつかの態様では、そのようなカーペットは、エネルギー反射及び吸着材料、断熱材料などの追加のエネルギー管理材料を含むことができる。

例示的な態様では、開示されたカーペットタイルは、住宅用途での使用に適している可能性があると企図される。さらなる例示的な態様では、開示されたカーペットタイルは、商業用途での使用に適している可能性があると企図される。より一般的には、開示されたカーペットタイルは、カーペットタイルが従来使用されている、または有用であり得るあらゆる環境での使用に適している可能性があると企図されている。

Ｂ．カーペットタイルの製造方法
開示されたカーペットタイルの製造方法も記載されている。例示的な態様では、カーペットタイルの製造方法は、生機の一次裏地構成要素の裏面上に接着剤組成物を押し出すことを含むことができる。さらなる態様では、この方法は、接着剤組成物上に補強材と二次裏地素材を共積層することを含むことができる。これらの態様において、及び本明細書でさらに開示されるように、「共積層」という用語は、補強材及び二次裏地素材が接着剤組成物に（単一工程で）同時に積層されることを示す。本明細書でさらに開示されるように、補強材は、開放構造と、垂直軸に関して間隔を空けて対向する第１及び第２の側面とを有することができる。追加の態様では、方法は、補強材の第２の側面の接着剤組成物が二次裏地素材に接触するように、接着剤組成物が補強材の第１の側面から補強材の第２の側面に補強材を通って流動可能とすることを含むことができる。さらなる態様では、方法は、接着剤組成物を冷却して、補強材が接着剤組成物内に少なくとも部分的に埋め込まれた接着層を画定することを含むことができる。本明細書でさらに開示されるように、補強材と二次裏地素材の共積層の後、二次裏地素材は、接着層の接着剤組成物との接触によって一次裏地構成要素に接着され得る。任意選択で、この方法は、一次裏地構成要素に接着剤組成物を押し出す前に、一次裏地構成要素を延びる繊維を少なくとも部分的に封入するために一次裏地構成要素の裏面に本明細書に開示されるプレコート層を適用することをさらに含むことができる。接着剤組成物の冷却後、この方法は、生機、接着層、及び二次裏地素材を切断してカーペットタイルを形成することをさらに含むことができる。

例示的な態様において、生機は、カーペットタイルの幅よりも大きい第１の幅で提供され得る。これらの態様では、方法は、接着剤組成物の冷却に続いて、生機、接着層、及び二次裏地素材を第１の幅よりも小さい第２の幅に切断することをさらに含むことができる。追加の態様では、方法は、第２の幅を有する材料を受け入れるように構成された切断機内に、第２の幅を有する生機、接着層、及び二次裏地素材の一部を配置することをさらに含むことができる。さらなる態様では、方法は、切断機を作動させて、切断機内の生機の一部、接着層、及び二次裏地素材からカーペットタイルを形成することをさらに含むことができる。例示的な態様では、第１の幅は約１２フィートであり得、第２の幅は約６フィートであり得る。

任意選択で、例示的な態様において、接着剤組成物は、押し出されるカーペットタイルの唯一の部分であり得、この方法は、追加の押し出しステップを含まない。

本明細書に開示されるカーペットタイルを製造するために使用することができるタフテッドカーペットの表面は、一般に３つの方法で作製することができる。まず、ループパイルカーペットの場合、タフティングプロセスで形成された糸のループはそのまま残される。第二に、カットパイルカーペットの場合、タフティング中またはタフティング後のいずれかで糸のループをカットして、ループの代わりに単一の糸の端のパイルを生成する。第三に、一部のカーペットスタイルには、ループパイルとカットパイルの両方が含まれる。このハイブリッドの１つの変異版は、チップシアーズカーペットと呼ばれ、異なる長さのループがタフト状にされ、続いて、カットされていないループ、部分的にカットされたループ、完全にカットされたループが混在する高さでカーペットがせん断される。あるいは、タフティング機は、ループの一部のみをカットするように構成することができ、それにより、カットされたループとカットされていないループのパターンが残る。ループ、カット、またはハイブリッドのいずれであっても、一次裏地構成要素の裏面の糸は、タイトで延びていないループで構成されている。接着裏地素材または二次裏地素材を使用しないタフテッドヤーンと一次裏地構成要素の組み合わせは、カーペット業界では未加工のタフテッドカーペットまたは生機と呼ばれている。生機は、一次裏地構成要素の裏面に接着裏地素材と二次裏地素材が存在する場合、その裏地素材を適用してタフテッドカーペットに完成する。本発明の態様では、生機は、接着裏地素材、補強材、及び二次裏地素材の適用により完成したタフテッドカーペットになる。完成したタフテッドカーペットは、通常６フィートまたは１２フィート幅のロールの広幅カーペットとして準備できる。そのような広幅カーペットのロールは、その後、カーペットタイルに下流で切るために、従来の切断装置に設けることができる。任意選択で、幅１２フィートのロールに広幅カーペットを設ける場合、カーペットを真ん中で切り、名目上６フィートの幅の切断機に送るサイズである、名目上６フィート幅の２つのカーペット構造にカーペットを分割できることが企図されている。したがって、従来のカーペットタイルは６フィート幅のロールを使用して製造されていたが、本明細書に開示されているカーペットタイルは、１２フィート幅の広幅カーペットを製造するために使用される同じ名目上１２フィート幅の広幅機で製造できることが企図されている。さらに、そのような広幅機は、本明細書に開示される接着剤組成物の適用を可能にするために、押出機及び対応する１２フィートのダイを含むように修正できると企図されている。

本発明のカーペットタイルを製造するために使用されるカーペットを作製するために、任意の従来のタフティングまたはニードルパンチング装置及び／またはステッチパターンを使用することができる。同様に、タフテッドヤーンループのカットなしでループパイルを生成するかどうか、カットパイルを作るためにカットするかどうか、チップシヤードと知られる表面のテクスチャを作成するためにカットあり、部分的なカットあり、カットなしにするかどうかは関係ない。糸を一次裏地構成要素にタフティングまたはニードルパンチした後、一次裏地構成要素の裏面を外側に向けて生機を従来通りロールし、裏地のラインに移るまで保持することができる。

例示的な一態様では、生機は、例えばスピン仕上げ化学物質として知られる、糸製造プロセス由来の糸に残る油性またはワックス状の化学物質などの処理材料のすべてまたは実質的にすべてを除去または置換するために、接着剤組成物を塗布する前に精練または洗浄することができる。また、処理材料としてのポリオレフィンワックス（従来の有機油及び鉱油ではない）の使用は、それ自体で接着剤組成物の性能を改善するか、少なくとも精練または洗浄方法の使用を最小限に抑えさせると企図されている。

任意選択で、開示された接着剤組成物を一次裏地構成要素の裏面に塗布して、糸を一次裏地構成要素に固定することができる。一態様において、接着性裏地は、糸の裏縫いの一部を実質的に封入し、糸を貫通し、個々のカーペット繊維を結合する。適切に塗布された接着剤組成物は、一次裏地構成要素を実質的に通過しない。

いくつかの態様において、生機は、一次裏地構成要素の裏面と接着剤組成物との間に配置されたプレコート層をさらに含む。プレコートは様々な方法でカーペットに適用できる。例えば、分散は、ロールオーバーローラーアプリケーターまたはドクターブレードなどを使用して直接適用することができる。あるいは、パンアプリケーターなどを使用して、プレコートを間接的に塗布することもできる。適用されるプレコートの量及びプレコート中の粒子の濃度は、所望の処理及び製品パラメーターに応じて変化させることができると企図されている。例示的な一態様では、適用される分散液の量及び粒子の濃度は、カーペットの約４オンス／平方ヤード（ＯＳＹ）から約１２オンス／平方ヤードの間で適用されるように選択される。したがって、プレコートの所望の塗布重量は、少なくとも部分的に、プレコート中の無機充填剤及び／または難燃剤の存在及び量に依存することを理解されたい。例示的な態様では、ラテックスプレコートはＢＡＳＦのＮＸ４６２８である。

さらなる態様では、プレコートの塗布後、エマルジョンを乾燥、溶融、及び／または硬化させるために、一次裏地構成要素の裏面に熱を加えることができる。結果として、糸のループは、少なくとも部分的に一次裏地構成要素に固定することができる。いくつかの態様では、製品をオーブンに通すことで熱が加えられる。

任意のプレコート層で処理した後、追加の材料層をそれに適用することができる。追加の層は、上記の接着剤組成物の押出シートの使用を含むがこれに限定されない様々な方法によって適用することができ、その上に二次裏地も積層することができる。いくつかの態様では、溶融接着剤組成物は、カーペットと同じ幅のシートを作るためにダイを通して押し出される。溶融押出シートは、存在する場合一次カーペット裏地またはプレコート層の裏面に適用される。シートが溶融しているため、シートは糸のループの形状に適合し、ループを一次裏地構成要素に封入して固定するのにさらに役立つ。一次裏地構成要素の裏面にプレコートが塗布されている態様では、プレコートが接着性裏地組成物と一次裏地構成要素の裏面との間に配置されていることが理解されよう。あるいは、任意選択のプレコート層が適用されない態様によれば、本発明の接着剤組成物は、一次裏地構成要素の裏面に直接適用され、それ自体、一次裏地構成要素のループを固定する働きをし得る。

押出技術が使用される態様では、例示的な押出コーティング構成は、単層Ｔ型ダイ、シングルリップダイ共押出コーティング、デュアルリップダイ共押出コーティング、コートハンガーダイ、及び多段押出コーティングを含むが、これらに限定されない。いくつかの態様では、押出コーティング装置は、約２、３、４、５、７、８、９、１０、１５、２０、２５、３０、３５、４０、４５、５０及び約５５オンス／ｙｄ²（ＯＳＹ）、及びこれらの値から得られるコーティング重量の任意の範囲の例示的な量を含む、約１から約６０オンス／ｙｄ²（ＯＳＹ）の総コーティング重量を塗布するように構成される。そのために、押出コーティング層の所望のコーティング重量は、少なくとも部分的に、押出物中のいずれかの難燃剤または無機充填剤の量に依存することを理解されたい。

押出コーティングの溶融温度は、主に、押出される接着剤の特定の組成に依存する。開示された実質的に線状のポリエチレンを含む上記の接着剤組成物を使用する場合、押出コーティング溶融温度は約３５０°Ｆより高く、いくつかの態様では３５０°Ｆから６５０°Ｆの範囲であり得る。別の態様では、溶融温度は３７５°Ｆから６００°Ｆの範囲であることができる。あるいは、溶融温度は４００°Ｆから５５０°Ｆの範囲であることができる。さらに、本発明の態様では、溶融温度は４２５°Ｆから５００°Ｆの範囲にすることができる。

本明細書に記載されているように、開示されるカーペットタイルは、第１の表面及び第２の表面を有する二次裏地をさらに含むことができ、二次裏地の第１の表面は一次裏地構成要素の裏面に面する。いくつかの態様において、二次裏地は、補強材と同時に設けられ、その後、一次裏地構成要素に共積層され得る。他の態様において、二次裏地は、補強材、生機を接着材料に積層する前に、補強材と接着剤組成物に別々に配置することができる。例示的な態様では、補強材を通過する接着剤組成物の部分によって、二次裏地の第１の表面が一次裏地構成要素の裏面に接着されるように、二次裏地を共積層することができる。

図２は、図１に示されるカーペット１００を製造するための例示的なライン２００を示す。図２に示すように、複数の繊維を一次裏地構成要素に付着させ、一次裏地構成要素のフェース面から延びることで作られるカーペット生機２０４は、一次裏地構成要素１０４の裏面が上を向くロール２０２によって設けられる。いくつかの態様では、一次裏地構成要素１０４には、一次裏地構成要素上に配置されたプレコート層が設けられる。この例示的なラインでは、開示された二次裏地１１２及び補強材１１１はロール２１０から導かれ、二次裏地は補強材の第２の表面１１３に配置される。二次裏地及び補強材は、一緒にまたは別々に設けることができ、二次裏地及び補強材は、当技術分野で知られている任意の技術によって設けることができることを当業者は理解する。開示された接着剤組成物１１０は、一次裏地構成要素の裏面、または存在する場合はプレコート層に塗布され、最終的に補強材１１１の部分及び二次裏地１１２のフェース面に接触して配置される。生機（プレコート層の有無にかかわらず）、接着剤組成物、補強材、及び二次裏地を、一組のニップロール（またはピンチロール）２１８の間に通して、補強材と裏地の二次裏地を一次裏地構成要素の裏面に共積層する。二次裏地と接着剤組成物を一次裏地構成要素の裏面に共積層することを実行すると、接着剤組成物によって補強材の第１の表面が一次裏地構成要素の裏面に接着され、二次裏地素材は、補強材の第２の表面に配置され、接着剤組成物によって一次裏地構成要素の裏面に接着される。したがって、単一の共積層ステップの後、補強材と二次裏地素材の両方が、共積層ステップ中に補強材を通過する接着剤組成物によって一次裏地構成要素に接着される。

接着剤組成物は、分配装置、押出ステーション、液化接着剤組成物用の噴霧器、または液化した接着剤組成物を含むパンを伴う回転するリックロールを含むがこれらに限定されない、当業者に知られている任意の手段によって提供することができる。ニップローラー２１８は、本発明が関係する当業者に知られている任意の手段によって加熱されてもよい。

当業者は、上記の特定の例にもかかわらず、参照により本明細書に組み込まれるＤ．Ｃ．Ｂｌａｃｋｌｙ，Ｌａｔｅｘ ａｎｄ Ｔｅｘｔｉｌｅｓ，ｓｅｃｔｉｏｎ １９．４．２，ｐａｇｅ ３６１に記載されているような、直接コーティング及びロール計量、及びナイフコーティング及びリックロール塗布を含むがこれらに限定されない当業者に知られているプロセスによって、カーペットを製造できることを企図していることを理解する。

Ｃ．例示的な態様
記載された製品、システム、及び方法及びそれらの変形物を考慮して、本明細書では以下で、本発明の特定のより詳細に記載された態様を記載する。ただし、これらの特定の述べられている態様は、本明細書に記載の異なるまたはより一般的な教示を含む任意の異なる請求項に対していずれかの制限する効果を有すると解釈されるべきではなく、または「特定の」態様は文字通りに本明細書で使用される文言の固有の意味以外の何らかの様式で幾分制限されると解釈されるべきではない。

態様１：カーペットタイルであって、（ａ）生機であって、ｉ）フェース面と裏面を有する一次裏地構成要素と、ｉｉ）前記一次裏地構成要素に付着され、前記一次裏地構成要素の前記フェース面から延びる複数の繊維とを含む前記生機、及び（ｂ）第１の表面と、反対側の第２の表面とを有する接着層であって、前記接着層が、接着剤組成物と、少なくとも部分的に前記接着組成物内に埋め込まれた補強材とを含み、前記接着層の前記第１の表面が、前記一次裏地構成要素の前記裏面に適用される前記接着層、及び（ｃ）前記接着層の前記第２の表面と接触して前記一次裏地構成要素に付着させた二次裏地素材を含み、前記補強材は、垂直軸に関して間隔を空けて対向する第１及び第２の側面とを有し、前記補強材は、前記補強材と前記二次裏地素材の前記接着剤組成物への共積層の間、前記接着剤組成物の流れが前記補強材の前記第１の側面から前記補強材の前記第２の側面まで前記補強材を通るのを可能にする開放構造を有し、それによって、前記接着剤組成物内に前記補強材の少なくとも一部を埋め込み、前記接着層を画定する、前記カーペットタイル。

態様２：前記複数の繊維は、ポリアミド、オレフィン、ポリエステル、またはそれらの組み合わせを含む、態様０のカーペットタイル。

態様３：前記複数の繊維が糸に存在する、態様１または０のカーペットタイル。

態様４：複数の繊維の一部は、前記一次裏地構成要素の前記裏面で露出する、態様０〜０のいずれか一項のカーペットタイル。

態様５：前記生機が、前記一次裏地構成要素の前記裏面と前記接着層との間に配置されたプレコート層を含み、前記プレコート層は、少なくとも部分的に、前記生機の前記複数の繊維を封入する、態様０〜０のいずれか一項のカーペットタイル。

態様６：前記プレコート層がラテックスを含む、態様０のカーペットタイル。

態様７：前記プレコート層がＳＢＲラテックスを含む、態様６のカーペットタイル。

態様８：前記プレコート層がＶＡＥラテックスを含む、態様６のカーペットタイル。

態様９：前記プレコート層がＥＶＡラテックスを含む、態様６のカーペットタイル。

態様１０：前記プレコート層がアクリル材料を含む、態様５のカーペットタイル。

態様１１：前記プレコート層は、約１０から約２５オンス／平方ヤードの範囲のコーティング重量で設けられる、態様６〜１０のいずれか一項のカーペットタイル。

態様１２：前記接着剤組成物が熱可塑性エラストマーを含む、態様１〜１１のいずれか一項のカーペットタイル。

態様１３：前記熱可塑性エラストマーが均一分岐エチレンポリマーである、態様１２のカーペットタイル。

態様１４：前記熱可塑性エラストマーはポリエチレンエラストマーである、態様１２のカーペットタイル。

態様１５：前記熱可塑性エラストマーがポリプロピレンエラストマーである、態様１２のカーペットタイル。

態様１６：前記熱可塑性エラストマーがエチレンメチルアクリル酸（ＥＭＡ）エラストマーである、態様１２のカーペットタイル。

態様１７：前記接着剤組成物が約８〜約３０オンス／平方ヤードの範囲のコーティング重量で提供される、態様１２〜１６のいずれか一項のカーペットタイル。

態様１８：前記接着剤組成物が前記接着剤組成物の約０重量％〜約８０重量％の範囲の量の充填剤を含む、態様１２〜１７のいずれか一項のカーペットタイル。

態様１９：前記接着層の前記補強材がグラスファイバースクリムを含む、態様１〜１８のいずれか一項のカーペットタイル。

態様２０：前記二次裏地素材が不織布材料を含む、態様１〜１９のいずれか一項のカーペットタイル。

態様２１：前記不織布材料がフリース材料を含む、態様２０のカーペットタイル。

態様２２：前記二次裏地素材がポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、またはその組み合わせを含む、態様１〜２１のいずれか一項のカーペットタイル。

態様２３：前記二次裏地素材がスパンボンド材料を含む、態様２０〜２２のいずれか一項のカーペットタイル。

態様２４：前記二次裏地素材がニードルパンチされている、態様２０〜２２のいずれか一項のカーペットタイル。

態様２５：前記二次裏地素材が熱安定化される、態様２４のカーペットタイル。

態様２６：前記二次裏地素材がポイントボンド材料を含む、態様２０〜２２のいずれか一項のカーペットタイル。

態様２７：前記二次裏地素材が織布材料を含む、態様１〜１９のいずれか一項のカーペットタイル。

態様２８：生機であって、ｉ）フェース面と裏面を有する一次裏地構成要素と、ｉｉ）前記一次裏地構成要素に付着され、前記一次裏地構成要素の前記フェース面から延びる複数の繊維とを含む前記生機、及び第１の表面と、反対側の第２の表面とを有する接着層であって、前記接着層が、熱可塑性接着剤組成物と、少なくとも部分的に前記接着組成物内に埋め込まれた補強材とを含む、前記接着層、前記一次裏地構成要素の前記裏面と前記接着層の間に配置されたプレコート層、及び前記接着層の前記第２の表面との接触によって前記一次裏地構成要素に付着した二次裏地素材を含み、前記補強材は、垂直軸に関して間隔を空けて対向する第１及び第２の側面を有し、前記補強材は前記補強材と前記二次裏地素材の前記接着剤組成物への共積層の間、前記接着剤組成物の流れが前記補強材の前記第１の側面から前記補強材の前記第２の側面まで前記補強材を通るのを可能にする開放構造を有し、それによって、前記接着剤組成物内に前記補強材の少なくとも一部を埋め込み、前記接着層を画定する、前記カーペットタイル。

態様２９：カーペットタイルを製造する方法であって，（ａ）生機の一次裏地構成要素の裏面に接着剤組成物を押し出すことであって、前記生機がさらに前記一次裏地構成要素に付着された複数の繊維を含み、前記一次裏地構成要素のフェース面から延びる前記押し出すこと、（ｂ）補強材と二次裏地素材を前記接着剤組成物に共積層することであって、前記補強材が、開放構造と、垂直軸に関して間隔を空けて対向する第１及び第２の側面とを有する共積層すること、（ｃ）前記補強材の前記第２の側面の前記接着剤組成物が前記二次裏地素材に接触するように、前記接着剤組成物を前記補強材の前記第１の側面から前記補強材の前記第２の側面に前記補強材を通って流動可能とすること、及び（ｄ）前記接着剤組成物を冷却して、前記補強材が前記接着剤組成物内に少なくとも部分的に埋め込まれた接着層を画定することを含み、前記二次裏地素材が前記接着層の前記接着剤組成物との接触によって前記一次裏地構成要素に付着する前記方法。

態様３０：前記複数の繊維は、ポリアミド、オレフィン、ポリエステル、またはそれらの組み合わせを含む、態様２９の方法。

態様３１：前記複数の繊維が糸に存在する、態様２９または態様３０の方法。

態様３２：前記複数の繊維の一部は、前記一次裏地構成要素の前記裏面で露出する、態様２９〜３１のいずれか一項の方法。

態様３３：前記一次裏地構成要素に前記接着剤組成物を押し出す前に、少なくとも部分的に前記繊維を封入するために前記一次裏地構成要素の前記裏面にプレコート層を適用することをさらに含む、態様２９〜３２のいずれか一項の方法。

態様３４：前記プレコート層がアクリル材料を含む、態様３３の方法。

態様３５：前記プレコート層がラテックスを含む、態様３３の方法。

態様３６：前記プレコート層がＳＢＲラテックスを含む、態様３５の方法。

態様３７：前記プレコート層がＶＡＥラテックスを含む、態様３５の方法。

態様３８：前記プレコート層がＥＶＡラテックスを含む、態様３５の方法。

態様３９：前記ラテックス層が、約１０から約２５オンス／平方ヤードの範囲のコーティング重量で設けられる、態様３５〜３８のいずれか一項の方法。

態様４０：前記接着剤組成物が熱可塑性エラストマーを含む、態様２９〜３９のいずれか一項の方法。

態様４１：前記熱可塑性エラストマーが均一分岐エチレンポリマーである、態様４０の方法。

態様４２：前記熱可塑性エラストマーはポリエチレンエラストマーである、態様４０の方法。

態様４３：前記熱可塑性エラストマーがポリプロピレンエラストマーである、態様４０の方法。

態様４４：前記熱可塑性エラストマーがエチレンメチルアクリル酸（ＥＭＡ）エラストマーである、態様４０の方法。

態様４５：前記接着剤組成物が約８〜約３０オンス／平方ヤードの範囲のコーティング重量で提供される、態様４０〜４４のいずれか一項の方法。

態様４６：前記接着剤組成物が前記接着剤組成物の約０重量％〜約８０重量％の範囲の量の充填剤を含む、態様４０〜４５のいずれか一項の方法。

態様４７：前記二次裏地素材がポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、またはその組み合わせを含む、態様４０〜４６のいずれか一項の方法。

態様４８：前記接着層の前記補強材がグラスファイバースクリムを含む、態様２９〜４７のいずれか一項の方法。

態様４９：前記二次裏地素材が不織布材料を含む、態様２９〜４８のいずれか一項の方法。

態様５０：前記不織布材料がフリース材料を含む、態様４９の方法。

態様５１：前記二次裏地素材がスパンボンド材料を含む、態様４８〜５０のいずれか一項の方法。

態様５２：前記二次裏地素材がニードルパンチされている、態様４８〜５０のいずれか一項の方法。

態様５３：前記二次裏地素材が熱安定化される、態様５２の方法。

態様５４：前記二次裏地素材がポイントボンド材料を含む、態様４８〜５０のいずれか一項の方法。

態様５５：前記二次裏地素材が不織布材料を含む、態様２９〜４８のいずれか一項の方法。

態様５６：前記接着剤組成物の冷却後、前記生機、前記接着層、及び前記二次裏地素材を切断して前記カーペットタイルを形成することをさらに含む、態様２９〜５５のいずれか一項の方法。

態様５７：前記生機が前記カーペットタイルの幅よりも大きい第１の幅で提供され、前記接着組成物の冷却に続いて、前記生機、前記接着層、及び前記二次裏地素材を前記第１の幅よりも小さい第２の幅に切断すること、前記第２の幅を有する材料を受け入れるように構成された切断機内に、前記第２の幅を有する前記生機、前記接着層、及び二次裏地素材の一部を配置することをさらに含むこと、及び前記切断機を作動させて、前記切断機内の前記生機、前記接着層、及び前記二次裏地素材の一部から前記カーペットタイルを形成することをさらに含む、態様２９〜５６のいずれか一項の方法。

態様５８：前記第１の幅は約１２フィートであり、前記第２の幅が約６フィートである、態様５７の方法。

態様５９：前記接着剤組成物は、押し出される前記カーペットタイルの唯一の部分であり、いずれの追加の押し出しステップをも含まない、態様２９〜５８のいずれか一項の方法。

Claims (60)

1. カーペットタイルであって、
   （ａ）生機であって、
   ｉ）フェース面と裏面を有する一次裏地構成要素と、
   ｉｉ）前記一次裏地構成要素に取り付けられ、前記一次裏地構成要素の前記フェース面から延びる複数の繊維と、を含む前記生機、及び
   （ｂ）第１の表面と、反対側の第２の表面とを有する接着層であって、前記接着層が、接着剤組成物と、少なくとも部分的に前記接着組成物内に埋め込まれた補強材とを含み、前記接着層の前記第１の表面が、前記一次裏地構成要素の前記裏面に適用される前記接着層、及び
   （ｃ）前記接着層の前記第２の表面と接触して前記一次裏地構成要素に付着させた二次裏地素材を含み、
   前記補強材は、垂直軸に関して間隔を空けて対向する第１の側面及び第２の側面を有し、前記補強材は、前記補強材と前記二次裏地素材の前記接着剤組成物への共積層の間、前記接着剤組成物の流れが前記補強材の前記第１の側面から前記補強材の前記第２の側面まで前記補強材を通るのを可能にする開放構造を有し、前記接着剤組成物内に前記補強材の少なくとも一部を埋め込み、前記接着層を画定する、前記カーペットタイル。
2. 前記複数の繊維は、ポリアミド、オレフィン、ポリエステル、またはそれらの組み合わせを含む、請求項１に記載のカーペットタイル。
3. 前記複数の繊維が糸に存在する、請求項１または２に記載のカーペットタイル。
4. 前記複数の繊維の一部は、前記一次裏地構成要素の前記裏面で露出する、請求項１〜３のいずれか一項に記載のカーペットタイル。
5. 前記生機が、前記一次裏地構成要素の前記裏面と前記接着層との間に配置されたプレコート層を含み、前記プレコート層は、少なくとも部分的に、前記生機の前記複数の繊維を封入する、請求項１〜４のいずれか一項に記載のカーペットタイル。
6. 前記プレコート層がラテックスを含む、請求項５に記載のカーペットタイル。
7. 前記プレコート層がＳＢＲラテックスを含む、請求項６に記載のカーペットタイル。
8. 前記プレコート層がＶＡＥラテックスを含む、請求項６に記載のカーペットタイル。
9. 前記プレコート層がＥＶＡラテックスを含む、請求項６に記載のカーペットタイル。
10. 前記プレコート層がアクリル材料を含む、請求項５に記載のカーペットタイル。
11. 前記プレコート層は、約１０から約２５オンス／平方ヤードの範囲のコーティング重量で設けられる、請求項６〜１０のいずれか一項に記載のカーペットタイル。
12. 前記接着剤組成物が熱可塑性エラストマーを含む、請求項１〜１１のいずれか一項に記載のカーペットタイル。
13. 前記熱可塑性エラストマーが均一分岐エチレンポリマーである、請求項１２に記載のカーペットタイル。
14. 前記熱可塑性エラストマーはポリエチレンエラストマーである、請求項１２に記載のカーペットタイル。
15. 前記熱可塑性エラストマーがポリプロピレンエラストマーである、請求項１２に記載のカーペットタイル。
16. 前記熱可塑性エラストマーがエチレンメチルアクリル酸（ＥＭＡ）エラストマーである、請求項１２に記載のカーペットタイル。
17. 前記接着剤組成物が約８〜約３０オンス／平方ヤードの範囲のコーティング重量で提供される、請求項１２〜１６のいずれか一項に記載のカーペットタイル。
18. 前記接着剤組成物が前記接着剤組成物の約０重量％〜約８０重量％の範囲の量の充填剤を含む、請求項１２〜１７のいずれか一項に記載のカーペットタイル。
19. 前記接着層の前記補強材がグラスファイバースクリムを含む、請求項１〜１８のいずれか一項に記載のカーペットタイル。
20. 前記二次裏地素材が不織布材料を含む、請求項１〜１９のいずれか一項に記載のカーペットタイル。
21. 前記不織布材料がフリース材料を含む、請求項２０に記載のカーペットタイル。
22. 前記二次裏地素材がポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、またはその組み合わせを含む、請求項１〜２１のいずれか一項に記載のカーペットタイル。
23. 前記二次裏地素材がスパンボンド材料を含む、請求項２０〜２２のいずれか一項に記載のカーペットタイル。
24. 前記二次裏地素材がニードルパンチされている、請求項２０〜２２のいずれか一項に記載のカーペットタイル。
25. 前記二次裏地素材が熱安定化される、請求項２４に記載のカーペットタイル。
26. 前記二次裏地素材がポイントボンド材料を含む、請求項２０〜２２のいずれか一項に記載のカーペットタイル。
27. 前記二次裏地素材が織布材料を含む、請求項１〜１９のいずれか一項に記載のカーペットタイル。
28. カーペットタイルであって、
    （ａ）生機であって、
    ｉ）フェース面と裏面を有する一次裏地構成要素と、
    ｉｉ）前記一次裏地構成要素に取り付けられ、前記一次裏地構成要素の前記フェース面から延びる複数の繊維と
    を含む前記生機、
    （ｂ）第１の表面と、反対側の第２の表面とを有する接着層であって、前記接着層が、熱可塑性接着剤組成物と、少なくとも部分的に前記接着組成物内に埋め込まれた補強材とを含む、前記接着層、
    （ｃ）前記一次裏地構成要素の前記裏面と前記接着層の間に配置されたプレコート層、及び
    （ｄ）前記接着層の前記第２の表面との接触によって前記一次裏地構成要素に付着した二次裏地素材を含み、
    前記補強材は、垂直軸に関して間隔を空けて対向する第１及び第２の側面を有し、前記補強材は、前記補強材と前記二次裏地素材の前記接着剤組成物への共積層の間、前記接着剤組成物の流れが前記補強材の前記第１の側面から前記補強材の前記第２の側面まで前記補強材を通るのを可能にする開放構造を有し、それによって、前記接着剤組成物内に前記補強材の少なくとも一部を埋め込み、前記接着層を画定する、前記カーペットタイル。
29. カーペットタイルを製造する方法であって，
    （ａ）生機の一次裏地構成要素の裏面に接着剤組成物を押し出すことであって、前記生機がさらに前記一次裏地構成要素に付着された複数の繊維を含み、前記一次裏地構成要素のフェース面から延びる前記押し出すこと、
    （ｂ）補強材と二次裏地素材を前記接着剤組成物に共積層することであって、前記補強材が、開放構造と、垂直軸に関して間隔を空けて対向する第１の側面及び第２の側面とを有する共積層すること、
    （ｃ）前記補強材の前記第２の側面の前記接着剤組成物が前記二次裏地素材に接触するように、前記接着剤組成物を前記補強材の前記第１の側面から前記補強材の前記第２の側面に前記補強材を通って流動可能とすること、及び
    （ｄ）前記接着剤組成物を冷却して、前記補強材が前記接着剤組成物内に少なくとも部分的に埋め込まれた接着層を画定すること
    を含み、
    前記二次裏地素材が前記接着層の前記接着剤組成物との接触によって前記一次裏地構成要素に付着する前記方法。
30. 前記複数の繊維は、ポリアミド、オレフィン、ポリエステル、またはそれらの組み合わせを含む、請求項２９に記載の方法。
31. 前記複数の繊維が糸に存在する、請求項２９または請求項３０に記載の方法。
32. 前記複数の繊維の一部は、前記一次裏地構成要素の前記裏面で露出する、請求項２９〜３１のいずれか一項に記載の方法。
33. 前記一次裏地構成要素に前記接着剤組成物を押し出す前に、少なくとも部分的に前記繊維を封入するために前記一次裏地構成要素の前記裏面にプレコート層を適用することをさらに含む、請求項２９〜３２のいずれか一項に記載の方法さ。
34. 前記プレコート層がアクリル材料を含む、請求項３３に記載の方法。
35. 前記プレコート層がラテックスを含む、請求項３３に記載の方法。
36. 前記プレコート層がＳＢＲラテックスを含む、請求項３５に記載の方法。
37. 前記プレコート層がＶＡＥラテックスを含む、請求項３５に記載の方法。
38. 前記プレコート層がＥＶＡラテックスを含む、請求項３５に記載の方法。
39. 前記ラテックス層が、約１０から約２５オンス／平方ヤードの範囲のコーティング重量で設けられる、請求体３５〜３８のいずれか一項に記載の方法。
40. 前記接着剤組成物が熱可塑性エラストマーを含む、請求項２９〜３９のいずれか一項に記載の方法。
41. 前記熱可塑性エラストマーが均一分岐エチレンポリマーである、請求項４０に記載の方法。
42. 前記熱可塑性エラストマーはポリエチレンエラストマーである、請求項４０に記載の方法。
43. 前記熱可塑性エラストマーがポリプロピレンエラストマーである、請求項４０に記載の方法。
44. 前記熱可塑性エラストマーがエチレンメチルアクリル酸（ＥＭＡ）エラストマーである、請求項４０に記載の方法。
45. 前記接着剤組成物が約８〜約３０オンス／平方ヤードの範囲のコーティング重量で提供される、請求項４０〜４４のいずれか一項に記載の方法。
46. 前記接着剤組成物が前記接着剤組成物の約０重量％〜約８０重量％の範囲の量の充填剤を含む、請求項４０〜４５のいずれか一項に記載の方法。
47. 前記二次裏地素材がポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、またはその組み合わせを含む、請求項４０〜４６のいずれか一項に記載の方法。
48. 前記接着層の前記補強材がグラスファイバースクリムを含む、請求項２９〜４７のいずれか一項に記載の方法。
49. 前記二次裏地素材が不織布材料を含む、請求項２９〜４８のいずれか一項に記載の方法。
50. 前記不織布材料がフリース材料を含む、請求項４９に記載の方法。
51. 前記二次裏地素材がスパンボンド材料を含む、請求項４８〜５０のいずれか一項に記載の方法。
52. 前記二次裏地素材がニードルパンチされている、請求項４８〜５０のいずれか一項に記載の方法。
53. 前記二次裏地素材が熱安定化される、請求項５２に記載の方法。
54. 前記二次裏地素材がポイントボンド材料を含む、請求項４８〜５０のいずれか一項に記載の方法。
55. 前記二次裏地素材が不織布材料を含む、請求項２９〜４８のいずれか一項に記載の方法。
56. 前記接着剤組成物の冷却後、前記生機、前記接着層、及び前記二次裏地素材を切断して前記カーペットタイルを形成することをさらに含む、請求項２９〜５５のいずれか一項に記載の方法。
57. 前記生機が前記カーペットタイルの幅よりも大きい第１の幅で提供され、前記接着組成物の冷却に続いて、
    前記生機、前記接着層、及び前記二次裏地素材を前記第１の幅よりも小さい第２の幅に切断すること、
    前記第２の幅を有する材料を受け入れるように構成された切断機内に、前記第２の幅を有する前記生機、前記接着層、及び二次裏地素材の一部を配置することをさらに含むこと、及び
    前記切断機を作動させて、前記切断機内の前記生機、前記接着層、及び前記二次裏地素材の一部から前記カーペットタイルを形成すること
    をさらに含む、請求項２９〜５６のいずれか一項に記載の方法。
58. 前記第１の幅は約１２フィートであり、前記第２の幅が約６フィートである、請求項５７に記載の方法。
59. 前記接着剤組成物は、押し出される前記カーペットタイルの唯一の部分であり、いかなる追加の押し出しステップをも含まない、請求項２９〜５８のいずれか一項に記載の方法。
60. 前記二次裏地がＰＥＴまたはポリプロピレンニードルボンドパッドを含む、請求項２２に記載のカーペットタイル。

Images